JP4785272B2 - 多機能型ガスカウンタおよび多機能型ガスメータ - Google Patents

多機能型ガスカウンタおよび多機能型ガスメータ Download PDF

Info

Publication number
JP4785272B2
JP4785272B2 JP2001154733A JP2001154733A JP4785272B2 JP 4785272 B2 JP4785272 B2 JP 4785272B2 JP 2001154733 A JP2001154733 A JP 2001154733A JP 2001154733 A JP2001154733 A JP 2001154733A JP 4785272 B2 JP4785272 B2 JP 4785272B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
integrated value
gas
counter
flow rate
gas meter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2001154733A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002310772A (ja
Inventor
泰秀 土田
純一 西田
亮 矢野
裕之 古厩
Original Assignee
東洋計器株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 東洋計器株式会社 filed Critical 東洋計器株式会社
Priority to JP2001154733A priority Critical patent/JP4785272B2/ja
Publication of JP2002310772A publication Critical patent/JP2002310772A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4785272B2 publication Critical patent/JP4785272B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Measuring Volume Flow (AREA)
  • Details Of Flowmeters (AREA)
  • Arrangements For Transmission Of Measured Signals (AREA)
  • Indication And Recording Devices For Special Purposes And Tariff Metering Devices (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ガスメータから供給されるガス流量に基づき各種の積算値を算出可能な多機能型ガスカウンタに関するものである。また、本発明は、このような多機能型ガスカウンタを備えた多機能型ガスメータ、表示装置、および伝送装置に関するものである。さらに、本発明は、このような多機能型ガスカウンタを備えたセンタ局が通信回線を介してガスメータに接続された構成の多機能型ガスメータシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般的なガスメータは、住宅等のガス供給管を流れるガス流量を検出する流量検出部と、この流量検出部の検出出力に基づきガス流量を計量する計量部と、計量されたガス流量の積算値をカウントする機械式および電子式の積算値カウンタと、ガス流量積算値を表示する表示部を備えている。ガス使用料は、定期的に、ガス流量積算値に、単位ガス流量当たりの料金を掛け合わせることにより算出され、各消費者に請求される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ここで、ガス会社にとっては、ガスの売上を伸ばしたり、あるいは、特定のガス器具の拡販を図る方法として、ガス使用料として特別な料金設定システムを採用することが考えられる。
【0004】
例えば、ガス使用量の多い消費者には割引料金を適用して、ガス消費の促進を図ったり、拡販対象のガス器具、例えばガスファンヒータが使用されている場合には、使用ガス料金を値引く等の方法が考えられる。
【0005】
また、床暖房装置やGHP(ガスヒートポンプ)等が使用される場合のガス料金を値引きして、その普及を図ることにより、年間を通じてガス使用量の均一化を図り、全体としてのガス使用量を多くすることにより、配送コスト等の低減化も実現できるものと考えられる。
【0006】
本発明の課題は、このような点に鑑みて、ガス料金の設定を多様化できるようにするために、通常のガス流量の積算値以外のガス流量の積算値、特に、床暖房装置やガスファンヒータ等のように、使用開始時にはガス流量が多く、その後はガス流量が低下するようなガス器具によるガス使用量の積算値をカウント可能な多機能型ガスカウンタを提案することにある。
【0007】
また、本発明の課題は、このような多機能型ガスカウンタを備えた多機能型ガスメータ、表示装置および伝送装置を提案することにある。
【0008】
さらに、本発明の課題は、このような多機能型ガスカウンタを備えたセンタ局と、通信回線を介して当該センタ局に接続されたガスメータとを有する多機能型ガスメータシステムを提案することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、本発明は、ガスメータから供給されるガス流量に基づき、カウント動作を行う複数の電子式の積算値カウンタを有する多機能型ガスカウンタであって、前記積算値カウンタの一つとして特定器具積算値カウンタを備えており、この特定器具積算値カウンタは、ガス流量が第1の流量以上の状態で第1の時間幅以上に亘り、しかる後に、前記第1の流量よりも少ない第2の流量以上の状態で前記第1の時間幅よりも長い第2の時間幅以上に亘った場合において、前記第1の流量に達した時点から前記第2の流量を下回った時点までのガス流量の積算値である特定器具積算値をカウントすることを特徴としている。
【0010】
ここで、前記積算値カウンタには、長時間積算値カウンタと、大流量積算値カウンタと、指定時間積算値カウンタと、指定温度時積算値カウンタのうちの少なくとも一つが含まれていることが望ましい。
【0011】
前記長時間積算値カウンタは、ガス流量が所定流量以上で、所定時間以上にわたる場合における当該ガス流量の積算値である長時間積算値をカウントするためのものである。また、前記大流量積算値カウンタは、ガス流量が所定流量以上の場合における当該ガス流量の積算値である大流量積算値をカウントするためのものである。さらに、前記指定時間積算値カウンタは、指定された時間におけるガス流量の積算値である指定時間積算値をカウントするためのものである。前記指定温度時積算値カウンタは、指定された外気温度におけるガス流量の積算値である指定温度時積算値をカウントするためのものである。
【0012】
本発明の多機能型ガスカウンタは、更に、前記積算値カウンタによる積算値を表示するための積算値表示部と、この積算値表示部に表示される積算値の種類を切り換える表示切り換え用ボタンとを備えていることが望ましい。
【0013】
また、前記積算値カウンタによる積算値を、通信回線を介して送信するための通信部を有していることが望ましい。通信回線として配線工事などが不要な無線通信回線を利用することができる。
【0014】
本発明の多機能型ガスカウンタをガスメータに内蔵することにより、多機能型ガスメータを構成することができる。この多機能型ガスメータは、ガス流量を計量する計量部と、計量されたガス流量の積算値をカウントする通常積算値カウンタと、上記構成の多機能型ガスカウンタとを有する構成とされる。
【0015】
この場合においても、前記積算値カウンタによる積算値を表示するための表示器を有し、この表示器が、積算値表示部と、この積算値表示部に表示される積算値の種類を切り換える表示切り換え用ボタンとを備えた構成とすることが望ましい。
【0016】
また、前記積算値カウンタによる積算値を通信回線を介して送信するための通信部を有していることが望ましい。この通信部を、無線通信回線を介して積算値を送信する無線通信部とすることができる。
【0017】
また、本発明の多機能型ガスカウンタを、ガスメータの計測値を表示するための表示装置に内蔵することもできる。
【0018】
さらに、本発明の多機能型ガスカウンタを、ガスメータによって計量されたガス流量を通信回線を介して送信するために用いる伝送装置に内蔵することもできる。
【0019】
この場合、ガスメータとの間の通信を無線通信により行うように構成することができる。すなわち、ガスの消費場所に設置される多機能型ガスメータシステムとして、ガス流量を計量する計量部および計量されたガス流量の積算値をカウントする通常積算値カウンタを備えたガスメータと、このガスメータで計量されたガス流量などを通信回線を介してセンタ装置に送信する伝送装置とを有し、前記ガスメータおよび前記伝送装置のうちの一方を、上記構成の多機能型ガスカウンタを備えた構成のものを採用した場合において、前記ガスメータと前記伝送装置の間の通信を無線通信により行うことができる。
【0020】
この場合において、前記ガスメータに接続されていると共に前記多機能型ガスカウンタを内蔵した無線機と、前記伝送装置に接続されている無線機とを備え、これらの無線機の間で無線通信を行うように構成することができる。
【0021】
逆に、前記伝送装置に接続されていると共に前記多機能型ガスカウンタを内蔵した無線機と、前記ガスメータに接続されている無線機とを備え、これらの無線機の間で無線通信を行うように構成することもできる。
【0022】
また、かかる多機能型ガスメータシステムに用いられる無線機であって、多機能型ガスカウンタ内蔵無線機は、前記積算値カウンタによる積算値を表示するための表示器を有し、この表示器は、積算値表示部と、この積算値表示部に表示される積算値の種類を切り換える表示切り換え用ボタンとを備えた構成とすることが望ましい。
【0023】
一方、本発明の多機能型ガスカウンタを、ガス流量を計量する計量部および計量されたガス流量の積算値をカウントする通常積算値カウンタを備えたガスメータと、このガスメータに対して通信回線を介して接続されているセンタ装置とを有する構成のガスメータシステムにおけるセンタ局の側に配置することもできる。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下に、図面を参照して、本発明を適用した多機能型ガスカウンタを備えた多機能型ガスメータを詳細に説明する。
【0025】
(多機能型ガスメータ)
図1は、本発明を適用した多機能型ガスメータのシステム構成図である。本例の多機能型ガスメータシステム1は、多機能型ガスメータ本体2と、ここに接続されている外付けの表示器3から構成されており、これらの間で電文通信が行われる。多機能型ガスメータ本体2には、複数の電子式の積算値カウンタが内蔵されている。表示器3は、必要に応じて多機能型ガスメータ本体2の各積算値カウンタによる積算値を呼び出して、表示可能となっている。
【0026】
表示器3の取り付け場所は、図2(a)に示すように、多機能型ガスメータ本体2から離れた場所、例えば、住宅の壁等とすることができる。あるいは、図2(b)に示すように、表示器3を多機能型ガスメータ本体2の前面に直接取り付けることもできる。
【0027】
図3は、本例の多機能型ガスメータシステム1における多機能型ガスメータ本体2および表示器3の内部構成を示す概略ブロック図である。この図に示すように、多機能型ガスメータ本体2は、通常のガスメータと同様に、ガス流通部(図示せず)を流れるガス流量を計量する機械式計量部21と、この機械式計量部21に機械的に連結され、計量結果に基づきガス流量の通常の積算値をカウントする機械式カウンタ22と、機械式計量部21の計量結果に基づき、ガス流量の通常の積算値をカウントする電子式の通常積算値カウンタ23と、マイクロコンピュータから構成される制御部24とを有している。
【0028】
さらに、多機能型ガスメータ本体2には多機能型ガスカウンタが内蔵されており、本例の多機能型ガスカウンタは、制御部24の制御の下に動作する電子式の長時間積算値カウンタ25と、大流量積算値カウンタ26と、指定時間積算値カウンタ27と、指定温度時積算値カウンタ28と、特定器具積算値カウンタ20とを備えている。
【0029】
これらの電子式の積算値カウンタ20、23、25〜28の積算値は、制御部24の制御の下に、通信部29を介して、表示器3の側に伝送可能となっている。
【0030】
表示器3は、マイクロコンピュータから構成される制御部31と、液晶表示部32と、多機能型ガスメータ本体2の側から各種の積算値を受信する通信部33と、液晶表示部32の表示切り換えを行うための表示切り換えボタン34を備えている。例えば、表示切り換えボタン34の操作に応じて、液晶表示部32に表示される積算値が、通常積算値、長時間積算値、大流量積算値、指定時間積算値、指定温度時積算値、特定器具積算値の順にサイクリックに切り換わるように構成されている。
【0031】
次に、図4〜図7を参照して、5つの積算値カウンタ20、25〜28について詳細に説明する。
【0032】
(長時間積算値カウンタ25)
まず、図4には長時間積算値をカウントするための長時間積算値カウンタ25の動作を示してある。この長時間積算値カウンタ25は、GHP等の特定ガス器具を使用している時のガスの従量単価を別料金とするために、一定流量以上のガス流量で、一定時間以上にわたりガスが使用された場合のガス流量の積算値をカウントするためのものである。
【0033】
例えば、図4(a)に示すように、ガス流量がQ以上である使用状態が、一定時間T以上に亘る場合に、長時間積算値カウンタ25が積算値をカウントするものとする。図においては、流量Q以上の時間が一定時間Tよりも長い時間tにわたっており、この場合には、網掛け部分が長時間積算値となり、この面積分に相当するガス量が長時間積算値カウンタ25に加算される。
【0034】
図4(b)のフローチャートに従って積算動作を説明する。まず、ガス流量が設定値Qを超えた時に、その時点の積算値Csを記憶する(ステップST1)。次に、ガス流量が設定値Qを下回った時、その時点の積算値Ceを記憶する(ステップST2)。次に、継続時間tが設定時間T以上の場合には、t時間内の積算値(Ce−Cs)を長時間積算カウンタ25に加算する(ステップST3)。しかるに、継続時間tが設定時間T未満の場合には、長時間積算値カウンタ25への加算は行わない。
【0035】
このようなカウント動作を行う長時間積算値カウンタ25を用いることにより、使用ガス器具を特定することができる。例えば、図4(c)の表の左欄および中欄に示すようにQ、Tの値を設定すれば、該当ガス器具として、右欄に示すようなガス器具を該当ガス器具として特定できる。
【0036】
(大流量積算値カウンタ26)
図5には大流量積算値をカウントするための大流量積算値カウンタ26の動作を示してある。この大流量積算値カウンタ26は、ガス給湯器等の特定ガス器具を使用している時のガスの従量単価を別料金とするために、一定流量以上のガス流量の積算値をカウントするためのものである。
【0037】
例えば、図5(a)に示すように、ガス流量がQ以上の場合に、網掛け部分の面積に相当するガス流量の積算値が、大流量積算値カウンタ26によりカウントされる。
【0038】
図5(b)のフローチャートに従って積算動作を説明する。まず、ガス流量が設定値Qを超えた時に、その時点の積算値Csを記憶する(ステップST11)。次に、ガス流量が設定値Qを下回った時、その時点の積算値Ceを記憶する(ステップST12)。次に、積算値(Ce−Cs)を大流量積算値カウンタ26に加算する(ステップST13)。
【0039】
このようなカウント動作を行う大流量積算値カウンタ26を用いることにより、使用ガス器具を特定することができる。例えば、図5(c)の表の左欄に示すようにQの値を設定すれば、該当ガス器具として、右欄に示すようなガス器具を該当ガス器具として特定できる。
【0040】
(指定時間積算値カウンタ27)
図6には指定時間積算値をカウントするための指定時間積算値カウンタ27の動作を示してある。この指定時間積算値カウンタ27は、夜間、土日休日、指定の季節のガスの従量単価を別料金とするために、指定時間の積算値をカウントするためのものである。
【0041】
例えば、図6(a)に示すように、時刻t1およびt2で規定される指定時間帯(網掛け部分)のガス流量の積算値が、指定時間積算値カウンタ27によってカウントされる。
【0042】
図6(b)のフローチャートに従って説明すると、まず、指定時間t1になった時に、その時点の積算値Csを記憶する(ステップST21)。次に、指定時間t2になった時、その時点の積算値Ceを記憶する(ステップST22)。次に、指定時間帯である時間t1からt2までの積算値(Ce−Cs)を指定時間積算値カウンタ27に加算する(ステップST23)。
【0043】
図6(c)には、時間幅の設定例を表にしてある。この表の左欄には特別料金が開始される指定時間t1の例を示してあり、中欄には特別料金の指定が解除される指定時間t2の例を示してある。これらの指定時間は、内蔵タイマ、内蔵カレンダにより設定できる。また、後述(図10参照)のように通信機能を備えており、センタ側と通信可能な場合には、センタ側からの指示により、都度、時間帯を設定することも可能である。表の右欄には、該当時間帯の料金と、指定時間の設定方法を示してある。
【0044】
(指定温度時積算値カウンタ28)
図7には指定温度時積算値をカウントするための指定温度時積算値カウンタ28の動作を示してある。この指定温度時積算値カウンタ28は、低温時(GHP、ストーブ使用時)、高温時(GHP使用時)に、ガスの従量単価を別料金とするために、特定温度時の積算値をカウントするためのものである。
【0045】
例えば、図7(a)に示すように、夏等のように冷房が使用されることが想定される場合、外気温が指定温度T以上の場合に、使用されるガス流量の積算値(図の網掛け部分)が、積算値カウンタ28によってカウントされる。
【0046】
図7(b)のフローチャートに従って説明すると、まず、指定温度Tを超えた時、その時点の積算値Csを記憶する(ステップST31)。次に、指定温度Tを下回った時、その時点の積算値Ceを記憶する(ステップST32)。次に、積算値(Ce−Cs)を指定温度時積算値カウンタ28に加算する(ステップST33)。
【0047】
図7(c)には、指定温度の設定例を表にしてある。外気温度が10度以下の場合には、一般に暖房用ガス器具が使用され、これが特別料金とされる。また、外気温が23度以上の場合は一般に冷房用ガス器具が使用され、これも特別料金とされる。
【0048】
(特定器具積算値カウンタ20)
上記のように、給湯器などの大型ガス器具を使用した場合には、一定流量以上のガスが使用されるので、その時のガス使用量は大流量積算値カウンタ26によりカウントされる。また、ガスストーブ等のように長時間に亘り利用されるガス器具を使用した場合には、一定流量以上で一定時間以上に亘りガスが使用されるので、その時のガス使用量は長時間積算値カウンタ25によりカウントされる。しかしながら、床暖房装置やガスファンヒータ等のガス器具によるガス使用量を、上記の各カウンタ25ないし29によりカウントすることができない。
【0049】
例えば、図8に示すように、床暖房装置を使用した場合のガスの使われ方は、最初は部屋が冷えているので大流量(流量Q1以上の流量)のガスが使用される(使用開始時点t1から時点t2までの第1の時間幅T1)。しかし、その後、部屋が暖まると、小流量(流量Q1未満であって、流量Q2以上の流量)のガスが長時間使用される(時点t2から使用終了時点t3までの第2の時間幅T2)。
【0050】
本例では、このようなガス使用パターンのガス器具を特定器具と呼び、この特定器具によるガス使用量をカウントするために、特定器具積算値カウンタ20が備わっている。このカウンタ20を用いれば、床暖房装置やガスファンヒータ等の特定器具を使用している時のガスの従量単価を別料金として課金、清算することが可能になる。
【0051】
ここで、特定器具の一つであるガスファンヒータを例に挙げて、本例の特定器具積算値カウンタ20による具体的なカウント動作を説明する。一例として取り上げる市販のガスファンヒータは、木造住宅6畳まで、鉄筋コンクリート住宅9畳までの暖房に適したものであり、ガス消費量が2100ないし600kcal/hであり、急速暖房時のガス消費量が2800kcal/hとされている。ガスファンヒータの機能としては、急速暖房モードとセーブ運転モードがあり、急速暖房モードは、スイッチがオンされると、30分間急速暖房を行なうことにより、室温を一気に設定温度まで暖めるためのモードである。セーブ運転モードは、室温が設定温度に到達して30分後に、サーモ設定温度を1℃低めに切換えて運転制御を行い、1時間後には更に1℃低めに切換えて運転制御を行なうという制御動作を繰り返し、体に感じない程度にパワーを段階的に下げながら省電力運転を行なうモードである。
【0052】
図9(a)にはこのように駆動制御されるガスファンヒータの典型的なガス使用流量パターンを示してある。この図に示すように、ガスファンヒータが使用されていることを判別するために、第1のガス流量Q1、第2のガス流量Q2、第1の時間幅T1および第2の時間幅T2を採用し、第1のガス流量Q1以上で第1の時間幅T1以上に亘ってガスが使用され、しかる後に、第1のガス流量Q1よりも少なく第2のガス流量Q2以上で第2の時間幅T2以上に亘ってガスが使用された場合に、ガスファンヒータが使用されていると判断して、ガス流量が第1のガス流量Q1を越えた時点から第2のガス流量Q2を下回った時点までのガス流量の積算値を特定器具積算値カウンタ20でカウントするようにしている。
【0053】
本例では、第1のガス流量Q1を2000kcal/hとし、第2のガス流量Q2を500kcal/hとし、第1の時間幅T1を30分間とし、第2の時間幅T2を90分間としている。なお、これらの値は一例であり、本発明をこれらの値に限定することを意図するものではない。また、特定器具のガス使用パターンを判別するために、複数組の上記Q1、Q2、T1、T2を予め記憶しておき、これらに基づき複数種類の特定器具を判別することも可能である。
【0054】
図9(b)のフローチャートに従って説明すると、まず、ガス流量が第1のガス流量Q1を超えた時(時点t1)に、その時点の積算値C1を記憶する(ステップST41)。次に、ガス流量が値Q1を下回った時(時点t2)、時点t1から時点t2までの時間幅が第1の時間幅T1(=30分間)未満の場合には、積算処理を中止し、以上の場合には処理を継続する(ステップST2)。図9(a)の例では時間幅が60分間であるので処理を継続する。
【0055】
次に、ガス流量が第2のガス流量Q2を下回った時点(時点t3)における積算値C3を記憶する(ステップST43)。ここで、時点t2から時点t3までの時間幅が第2の時間幅T2(=90分間)以上の場合には、積算値(C3−C1)を算出し、この値を、特定器具積算値カウンタ20に加算する(ステップST44)。時間幅が第2の時間幅T2未満の場合には特定器具積算値カウンタ20によるカウントは行なわない。図9(a)の例では時間幅が90分間であるのでカウント動作が行われる。このようにして、ガスファンヒータによるガス使用量の積算値が特定器具積算値カウンタ20によってカウントされる。
【0056】
ここで、本例では特定器具によるガス使用状態を判別するために、値Q1、Q2、T1、T2を採用している。すなわち、ガス使用パターンが二段階で変化するガス器具を特定器具として判別している。より精度良く、特定器具を判別するために、判別用のガス流量としてQ1、Q2よりも多い数のガス流量を規定し、T1、T2よりも多い数の時間幅を規定してもよい。このようにすれば、多段階、あるいはガス使用量が使用開始時から漸減するようなパターンの特定器具を精度良く判別でき、各特定器具毎のガス使用量の積算値をカウントすることが可能になる。
【0057】
なお、一般的には、図10に示すように、上記構成の多機能型ガスメータ1には、その多機能型ガスメータ本体2に通信用の伝送装置(NCU)5が接続され、公衆回線6を介して、センタ7の側の管理コンピュータシステム8との間で通信が可能な多機能型ガスメータシステム4とされる。ここで、公衆回線6は、NTTの電話回線網、携帯電話回線網、PHS回線網、コンピュータ通信網などの回線を意味している。
【0058】
(多機能型ガスカウンタ内蔵型表示装置)
次に、図11には、本発明を適用した多機能型ガスカウンタ内蔵型表示装置を備えた多機能型ガスメータシステムのシステム構成例を示してある。この多機能型ガスメータシステム10では、一般的に使用されているガスメータ12に接続されている表示装置13に多機能型ガスカウンタ14が内蔵されている。ガスメータ12と表示装置13の間は電文通信が行われる。
【0059】
図12には、本例のシステム10におけるガスメータ12と表示装置13の内部構成を示す概略ブロックを示してある。この図に示すように、ガスメータ12は従来から使用されている一般的なものであり、ガス流通部(図示せず)を流れるガス流量を計量する機械式計量部21と、この機械式計量部21に機械的に連結され、計量結果に基づきガス流量の通常の積算値をカウントする機械式カウンタ22と、機械式計量部21の計量結果に基づき、ガス流量の通常の積算値をカウントする電子式の通常積算値カウンタ23と、マイクロコンピュータから構成される制御部124とを有している。また、表示装置13との間で通信を行うための通信部29を有している。
【0060】
表示装置13は、マイクロコンピュータから構成される制御部131と、液晶表示部132と、ガスメータ12の側から各種の積算値を受信する通信部133と、液晶表示部132の表示切り換えを行うための表示切り換えボタン134を備えている。例えば、表示切り換えボタン134の操作に応じて、液晶表示部132に表示される積算値が、通常積算値、長時間積算値、大流量積算値、指定時間積算値、指定温度時積算値、特定器具積算値の順にサイクリックに切り換わるように構成されている。
【0061】
これに加えて、表示装置13は多機能型ガスカウンタ14を内蔵しており、この多機能型ガスカウンタ14は、制御部131の制御の下に動作する電子式の通常積算値カウンタ23Aと、長時間積算値カウンタ25と、大流量積算値カウンタ26と、指定時間積算値カウンタ27と、指定温度時積算値カウンタ28と、特定器具積算値カウンタ20を備えている。
【0062】
これらの電子式の積算値カウンタ23A、25、26、27、28、20は、通信部133を介してガスメータ12の側から供給されるガス流量の計量情報に基づき、各積算値のカウントを行う。通常積算値カウンタ23Aは通常積算値カウンタ23と同一構成であり、また、各積算値カウンタ25、26、27、28および20は、図4〜図9を参照して説明したものと同一であるので、それらの説明は省略する。
【0063】
表示装置13は更に、伝送装置(NCU)136、センタ(図示せず)等の上位に向けて、通常積算値、長時間積算値、大流量積算値、指定時間積算値、指定温度時積算値等のデータを通信により供給するための通信部135を備えている。この通信部135は、制御部131の制御の下で、上位から多機能型ガスカウンタ14への通信を受け、ガスメータ12から受信した情報を上位に向けて転送する。さらには、この通信部135は、上位からガスメータ12に対する通信も受けるようになっている。
【0064】
ここで、この通信部135と伝送装置136との間の通信は、PHSなどの無線通信網を利用して行うことができる。この場合には、通信部135を無線通信部として構成し、伝送装置136の側にも無線通信部を組み込めばよい。
【0065】
この構成の多機能型ガスカウンタ14が内蔵された表示装置13を用いる場合には、既存のガスメータに接続して使用できるので、便利である。
【0066】
図13には多機能型ガスメータシステムの構成例を示してあり、このシステムでは、上記の多機能型ガスカウンタ内蔵型表示装置13が備わっている。この図に示すシステム100は、ガスメータ12に接続されている多機能型ガスカウンタ14が内蔵された表示装置13に通信用の伝送装置(NCU)5が接続され、公衆回線6を介して、センタ7側の管理コンピュータシステム8との間で通信が可能となっている。
【0067】
(多機能型ガスカウンタ内蔵型伝送装置)
図14には、本発明を適用した多機能型ガスカウンタを内蔵した伝送装置を備えた多機能型ガスメータシステムの構成例を示してある。この多機能型ガスメータシステム120は、一般的に使用されているガスメータ12と、多機能型ガスカウンタ内蔵型伝送装置121を有している。
【0068】
図15には、本例の多機能型ガスメータシステム120におけるガスメータ12と多機能型ガスカウンタ内蔵型伝送装置121の内部構成を示す概略ブロックを示してある。この図に示すように、ガスメータ12は従来から使用されている一般的なものであり、図12に示すガスメータと同一であるので、対応する部分には同一の番号を付し、それらの説明は省略する。
【0069】
伝送装置121は、マイクロコンピュータから構成される制御部122と、液晶表示部123と、ガスメータ12の側との間で送受信を行うための通信部125と、公衆回線等を介して不図示のセンタ側との間で送受信を行うための通信部127と、液晶表示部123の表示切り換えを行うための表示切り換えボタン126を備えている。例えば、表示切り換えボタン126の操作に応じて、液晶表示部123に表示される積算値が、通常積算値、長時間積算値、大流量積算値、指定時間積算値、指定温度時積算値、特定器具積算値の順にサイクリックに切り換わるように構成されている。
【0070】
これに加えて、伝送装置121は多機能型ガスカウンタ14を内蔵しており、この多機能型ガスカウンタ14は、制御部122の制御の下に動作する電子式の長時間積算値カウンタ25と、大流量積算値カウンタ26と、指定時間積算値カウンタ27と、指定温度時積算値カウンタ28と、特定器具積算値カウンタ20を備えている。
【0071】
これらの電子式の積算値カウンタ25、26、27、28および20は、通信部125を介してガスメータ12の側から供給されるガス流量の計量情報に基づき、各積算値のカウントを行う。各積算値カウンタ25、26、27、28および20は、図4〜図9を参照して説明したものと同一であるので、それらの説明は省略する。
【0072】
なお、通信部127は、制御部122の制御の下で、上位から多機能型ガスカウンタ14への通信を受け、ガスメータ12から受信した情報を上位に向けて転送する。さらには、この通信部127は、上位からガスメータ12に対する通信も受けるようになっている。
【0073】
この構成の多機能型ガスカウンタ14が内蔵された伝送装置121を用いた場合には、既存のガスメータに接続して使用できるので、便利である。
【0074】
図16には上記の多機能型ガスカウンタ内蔵型伝送装置121を備えた多機能型ガスメータシステムの構成例を示してある。この図に示す多機能型ガスメータシステム140は、ガスメータ12に接続されている多機能型ガスカウンタ14が内蔵された伝送装置121に公衆回線6を介してセンタ7側の管理コンピュータシステム8との間で通信が可能となっている。
【0075】
(多機能型ガスカウンタ内蔵型センタ装置)
図17(a)には、本発明を適用した多機能型ガスカウンタ内蔵型センタ装置を備えた多機能型ガスメータシステムの構成例を示してある。この多機能型ガスメータシステム150は、一般的に使用されているガスメータ12と、このガスメータ12に接続されている一般的な伝送装置151と、公衆回線6を介して当該伝送装置151に接続されているセンタ装置152とを有している。
【0076】
図18には、本例の多機能型ガスメータシステム150におけるセンタ装置152と伝送装置151の内部構成を示す概略ブロックを示してある。この図に示すように、伝送装置151は従来から使用されている一般的なものであり、マイクロコンピュータから構成される通信制御部153と、公衆回線6を介してセンタ装置152との間でデータの送受信を行うための通信部154と、ガスメータ12との間で電文通信を行うための通信部155を備えている。
【0077】
これに対して、センタ装置152は、マイクロコンピュータあるいはパーソナルコンピュータ/ワークステーションから構成される制御部156と、液晶表示部157と、公衆回線6を介して伝送装置151の側との間で送受信を行うための通信部158と、上位機器(図示せず)との間で通信を行うための通信部159と、液晶表示部157の表示切り換えを行うための表示切り換えボタン160を備えている。表示切り換えボタン160の操作に応じて、液晶表示部157に表示される積算値が、通常積算値、長時間積算値、大流量積算値、指定時間積算値、指定温度時積算値、特定器具積算値の順にサイクリックに切り換わるように構成されている。
【0078】
これに加えて、センタ装置152は多機能型ガスカウンタ14を内蔵しており、この多機能型ガスカウンタ14は、制御部156の制御の下に動作する電子式の長時間積算値カウンタ25と、大流量積算値カウンタ26と、指定時間積算値カウンタ27と、指定温度時積算値カウンタ28と、特定器具積算値カウンタ20を備えている。
【0079】
これらの電子式の積算値カウンタ25、26、27、28および20は、ガスメータ12の側から伝送装置151および公衆回線6を経由して供給されるガス流量の計量情報に基づき、各積算値のカウントを行う。各積算値カウンタ25、26、27、28および20は、図4〜図9を参照して説明したものと同一であるので、それらの説明は省略する。
【0080】
この構成の多機能型ガスカウンタ内蔵型のセンタ装置152を用いる場合には、既存の伝送装置およびガスメータに接続して使用できるので便利である。
【0081】
なお、センタ装置152においては、図17(b)に示すように、多機能型ガスカウンタ14の機能をソフトウエアにより実現するようにしてもよい。このような多機能型ガスカウンタ機能を備えたセンタ側ソフトウエアがインストールされたセンタ165を用いる場合にも同様な作用効果が得られる。
【0082】
次に、図19(a)、(b)には、図17(a)、(b)に示すシステムに、更に上位の機器が接続された構成のシステム構成例を示してある。これらのシステム171、172においては、センタ装置152およびセンタ装置165の上位に、それぞれ上位センタあるいは管理用コンピュータ173が接続された構成となっている。
【0083】
(多機能型ガスカウンタ内蔵無線機)
図20には、本発明を適用した多機能型ガスカウンタを内蔵した無線機を備えた多機能型ガスメータシステムの構成例を示してある。この多機能型ガスメータシステム180は、ガス消費場所に設置されるものであり、一般的に使用されているガスメータ181と、ここに接続された多機能型ガスカウンタ内蔵無線機182と、一般的に使用されている伝送装置183と、この伝送装置183に接続された無線機184とを有しており、ガスメータ181と伝送装置183の間の通信が、多機能型ガスカウンタ内蔵無線機182と無線機184との間の無線通信により行われるようになっている。
【0084】
これら無線機182および184は、例えば、PHSを用いることができる。この場合、伝送装置1台に対して複数箇所のガスメータから計量値などが供給されるので、PHSの無線親機を伝送装置の側に接続し、無線子機をガスメータの側に接続することができる。
【0085】
図21には、本例の多機能型ガスメータシステム180におけるガスメータ181および多機能型ガスカウンタ内蔵無線機182の内部構成を示す概略ブロックを示してある。この図に示すように、ガスメータ181は従来から使用されている一般的なものであり、図12に示すガスメータと同一であるので、対応する部分には同一の番号を付し、それらの説明は省略する。
【0086】
多機能型ガスカウンタ内蔵無線機182は、マイクロコンピュータから構成される制御部122Aと、液晶表示部123Aと、ガスメータ181の側との間で送受信を行うための通信部125Aと、伝送装置183の側の無線機184との間で無線により通信を行うための無線通信部127Aと、液晶表示部123Aの表示切り換えを行うための表示切り換えボタン126Aを備えている。例えば、表示切り換えボタン126Aの操作に応じて、液晶表示部123Aに表示される積算値が、通常積算値、長時間積算値、大流量積算値、指定時間積算値、指定温度時積算値、特定器具積算値の順にサイクリックに切り換わるように構成されている。
【0087】
また、多機能型ガスカウンタ14Aを内蔵しており、この多機能型ガスカウンタ14Aは、制御部122Aの制御の下に動作する電子式の長時間積算値カウンタ25Aと、大流量積算値カウンタ26Aと、指定時間積算値カウンタ27Aと、指定温度時積算値カウンタ28Aと、特定器具積算値カウンタ20Aを備えている。
【0088】
これらの電子式の積算値カウンタ25A、26A、27A、28Aおよび20Aは、通信部125Aを介してガスメータ181の側から供給されるガス流量の計量情報に基づき、各積算値のカウントを行う。各積算値カウンタ25A、26A、27A、28Aおよび20Aは、図4〜図9を参照して説明した積算値カウンタ25ないし28、および20と同一であるので、それらの説明は省略する。
【0089】
なお、無線通信部127Aは、制御部122Aの制御の下で、ガスメータ181から受信した情報および積算値を、無線機184を介して伝送装置183に供給する。また、この無線通信部127Aは、伝送装置183からのガスメータ181に対する通信も受けるようになっている。
【0090】
図22には上記の多機能型ガスメータシステム180を備えた多機能型ガスメータ集中監視システムの構成例を示してある。この図に示す多機能型ガスメータ集中監視システム190では、多機能型ガスメータシステム180の伝送装置183が公衆回線6Aを介してセンタ7A側の管理コンピュータシステム8Aに接続され、管理コンピュータシステム8Aによって集中監視が可能となっている。
【0091】
次に、図23には、多機能型ガスカウンタ内蔵無線機が伝送装置の側に接続されている多機能型ガスメータシステムの例を示してある。この多機能型ガスメータシステム200は、一般的に使用されているガスメータ201と、ここに接続された無線機202と、伝送装置203と、この伝送装置に接続された多機能型ガスカウンタ内蔵無線機204とを有しており、無線機202および多機能型ガスカウンタ内蔵無線機204の間の無線通信を介して、ガスメータ201と伝送装置203との間で情報の送受が行われるようになっている。
【0092】
この場合、伝送装置の側に接続されている多機能型ガスカウンタ内蔵無線機をPHS無線親機とし、ガスメータの側に接続されている無線機をPHS無線子機とすることができる。
【0093】
図24には、本例の多機能型ガスメータシステム200における伝送装置203と、多機能型ガスカウンタ内蔵無線機204の内部構成を示す概略ブロックを示してある。この図に示すように、伝送装置203は従来から使用されている一般的なものであり、制御部205と、多機能型ガスカウンタ内蔵無線機204との間で通信を行うための通信部206と、公衆回線などを介してセンタ(図示せず)との間で通信を行うための通信部207を備えている。
【0094】
多機能ガスカウンタ内蔵無線機204は、マイクロコンピュータから構成される制御部122Bと、液晶表示部123Bと、伝送装置203の側との間で送受信を行うための通信部125Bと、ガスメータの側の無線機202との間で無線通信を行うための無線通信部127Bと、液晶表示部123Bの表示切り換えを行うための表示切り換えボタン126Bを備えている。例えば、表示切り換えボタン126Bの操作に応じて、液晶表示部123Bに表示される積算値が、通常積算値、長時間積算値、大流量積算値、指定時間積算値、指定温度時積算値、特定器具積算値の順にサイクリックに切り換わるように構成されている。
【0095】
また、多機能型ガスカウンタ14Bを内蔵しており、この多機能型ガスカウンタ14Bは、制御部122Bの制御の下に動作する電子式の長時間積算値カウンタ25Bと、大流量積算値カウンタ26Bと、指定時間積算値カウンタ27Bと、指定温度時積算値カウンタ28Bと、特定器具積算値カウンタ20Bを備えている。
【0096】
これらの電子式の積算値カウンタ25B、26B、27B、28Bおよび20Bは、通信部125Bを介してガスメータ201の側から供給されるガス流量の計量情報に基づき、各積算値のカウントを行う。各積算値カウンタ25B、26B、27B、28Bおよび20Bは、図4〜図9を参照して説明した積算値カウンタ25ないし28、および20と同一であるので、それらの説明は省略する。
【0097】
図25には上記の多機能型ガスメータシステム200を備えた多機能型ガスメータ集中監視システムの構成例を示してある。この図に示す多機能型ガスメータ集中監視システム210では、多機能型ガスメータシステム200の伝送装置203が公衆回線6Bを介してセンタ7B側の管理コンピュータシステム8Bに接続され、管理コンピュータシステム8Bよって集中監視が可能となっている。
【0098】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の多機能型ガスカウンタ、並びに、多機能型ガスカウンタを内蔵した多機能型ガスメータ、表示装置、伝送装置および多機能型ガスメータシステムは、異なる条件でのガス流量の積算値をカウント可能な電子式の積算値カウンタを有している。特に、ガス使用量が時間経過に応じて少なくとも二段階に変化するパターンの特定器具によるガス使用量積算値をカウント可能な特定器具積算値カウンタを有している。
【0099】
従って、当該積算値カウンタによる積算値に基づき、床暖房装置、ガスファンヒータ等のような特定器具の使用に対して、多様なガス料金の課金システムを採用することができる。この結果、特定のガス器具の拡販や、一日、年間におけるガス使用量の平均化、ガス使用量の多い顧客に対する優遇等を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した多機能型ガスメータの概略構成例を示す概略構成図である。
【図2】(a)および(b)は、図1のシステムにおける表示器の取り付け位置の例を示す説明図である。
【図3】図1の多機能型ガスメータの内部構成を示す概略ブロック図である。
【図4】図1の多機能型ガスメータにおける長時間積算値カウンタの動作を示すための説明図である。
【図5】図1の多機能型ガスメータにおける大流量積算値カウンタの動作を示すための説明図である。
【図6】図1の多機能型ガスメータにおける指定時間積算値カウンタの動作を示すための説明図である。
【図7】図1の多機能型ガスメータにおける指定温度時積算値カウンタの動作を示すための説明図である。
【図8】図1の多機能型ガスメータにおける特定器具積算値カウンタによりガス使用量の積算値がカウントされる床暖房装置のガス使用パターン例を示す説明図である。
【図9】図1の多機能型ガスメータにおける特定器具積算値カウンタによりガス使用量の積算値がカウントされるガスファンヒータのガス使用パターン例を示す説明図、および特定器具積算値カウンタの動作を示す概略フローチャートである。
【図10】図1の多機能型ガスメータを備えた多機能型ガスメータシステムの一例を示すシステム構成図である。
【図11】本発明を適用した多機能型ガスカウンタ内蔵型表示装置を備えた多機能型ガスメータシステムを示す概略構成図である。
【図12】図11の多機能型ガスメータシステムの内部構成を示す概略ブロック図である。
【図13】図11の多機能型ガスカウンタ内蔵型表示装置を備えた多機能型ガスメータシステムの変形例を示すシステム構成図である。
【図14】本発明を適用した多機能型ガスカウンタ内蔵型伝送装置を備えた多機能型ガスメータシステムを示す概略構成図である。
【図15】図14の多機能型ガスメータシステムの内部構成を示す概略ブロック図である。
【図16】図14の多機能型ガスカウンタ内蔵型伝送装置を備えた多機能型ガスメータシステムの変形例を示すシステム構成図である。
【図17】(a)および(b)は、それぞれ、本発明を適用した多機能型ガスカウンタ内蔵型センタ装置および多機能型ガウカウンタソフトを備えたセンタ装置を備えた多機能型ガスメータシステムのシステム構成図である。
【図18】図17(a)のセンタ装置の内部構成を示す概略ブロック図である。
【図19】図15の多機能型ガスメータシステムの変形例を示すシステム構成図である。
【図20】本発明により構成された多機能型ガスカウンタ内蔵無線機を備えた多機能型ガスメータシステムの一例を示す構成図である。
【図21】図20のシステムにおけるガスメータと多機能型ガスカウンタ内蔵無線機の概略ブロック図である。
【図22】図20のシステムを備えた多機能型ガスメータ集中監視システムの例を示す概略構成図である。
【図23】本発明により構成された多機能型ガスカウンタ内蔵無線機を備えた多機能型ガスメータシステムの一例を示す構成図である。
【図24】図23のシステムにおける伝送装置と多機能型ガスカウンタ内蔵無線機の概略ブロック図である。
【図25】図23のシステムを備えた多機能型ガスメータ集中監視システムの例を示す概略構成図である。
【符号の説明】
1 多機能型ガスメータ
2 多機能型ガスメータ本体
3 表示器
4、100、120、140、150、171、172、180、190
多機能型ガスメータシステム
5、136、151 伝送装置(NCU)
6、6A、6B 公衆回線
7、7A、7B センタ
8、8A、8B 管理コンピュータシステム
10 ガスメータシステム
12 ガスメータ
13 多機能型ガスカウンタ内蔵型の表示装置
14、14A、14B 多機能型ガスカウンタ
20、20A、20B 特定器具積算値カウンタ
21 機械式計量部
22 機械式カウンタ
23、23A 通常積算値カウンタ
24、31、122、124、131、153、156 制御部
25、25A、25B 長時間積算値カウンタ
26、26A、26B 大流量積算値カウンタ
27、27A、27B 指定時間積算値カウンタ
28、28A、28B 指定温度時積算値カウンタ
29、33、125、127、133、135、154、155、158、159 通信部
32、123、、123A、123B、132、157 液晶表示部
34、126、126A、126B、134、160 表示切り換えボタン
121 多機能型ガスカウンタ内蔵型の伝送装置
152 多機能型ガスカウンタ内蔵型のセンタ装置
165 多機能型ガスカウンタ機能ソフトを備えたセンタ装置
173 上位センタ管理用コンピュータ等
182、184 多機能型ガスカウンタ内蔵無線機

Claims (22)

  1. ガスメータから供給されるガス流量に基づき、カウント動作を行う複数の電子式の積算値カウンタを有する多機能型ガスカウンタであって、
    前記積算値カウンタのうちの一つは特定器具積算値カウンタであり、
    この特定器具積算値カウンタは、ガス流量が第1の流量以上の状態で第1の時間幅以上に亘り、しかる後に、前記第1の流量よりも少ない第2の流量以上の状態で前記第1の時間幅よりも長い第2の時間幅以上に亘った場合において、前記第1の流量に達した時点から前記第2の流量を下回った時点までのガス流量の積算値である特定器具積算値をカウントすることを特徴とする多機能型ガスカウンタ。
  2. 請求項1において、
    前記積算値カウンタは、長時間積算値カウンタと、大流量積算値カウンタと、指定時間積算値カウンタと、指定温度時積算値カウンタのうちの少なくとも一つを含み、
    前記長時間積算値カウンタは、ガス流量が所定流量以上で、所定時間以上にわたる場合における当該ガス流量の積算値である長時間積算値をカウントするためのものであり、
    前記大流量積算値カウンタは、ガス流量が所定流量以上の場合における当該ガス流量の積算値である大流量積算値をカウントするためのものであり、
    前記指定時間積算値カウンタは、指定された時間におけるガス流量の積算値である指定時間積算値をカウントするためのものであり、
    前記指定温度時積算値カウンタは、指定された外気温度におけるガス流量の積算値である指定温度時積算値をカウントするためのものであることを特徴とする多機能型ガスカウンタ。
  3. 請求項1または2において、
    前記積算値カウンタによる積算値を表示するための積算値表示部と、この積算値表示部に表示される積算値の種類を切り換える表示切り換え用ボタンとを備えていることを特徴とする多機能型ガスカウンタ。
  4. 請求項1、2または3において、
    前記積算値カウンタによる積算値を、通信回線を介して送信するための通信部を有していることを特徴とする多機能型ガスカウンタ。
  5. 請求項4において、
    前記通信部は無線通信回線を介して積算値を送信する無線通信部であることを特徴とする多機能型ガスカウンタ。
  6. ガス流量を計量する計量部と、計量されたガス流量の積算値をカウントする通常積算値カウンタと、請求項1または2に記載の多機能型ガスカウンタとを有することを特徴とする多機能型ガスメータ。
  7. 請求項6において、
    前記積算値カウンタによる積算値を表示するための表示器を有し、
    この表示器は、積算値表示部と、この積算値表示部に表示される積算値の種類を切り換える表示切り換え用ボタンとを備えていることを特徴とする多機能型ガスメータ。
  8. 請求項6または7において、
    前記積算値カウンタによる積算値を通信回線を介して送信するための通信部を有していることを特徴とする多機能型ガスメータ。
  9. 請求項8において、
    前記通信部は無線通信回線を介して積算値を送信する無線通信部であることを特徴とする多機能型ガスメータ。
  10. 請求項1または2に記載の多機能型ガスカウンタと、前記積算値カウンタによる積算値を表示するための積算値表示部と、この積算値表示部に表示される積算値の種類を切り換える切り換え用ボタンとを有していることを特徴とする表示装置。
  11. 請求項10において、
    前記積算値カウンタによる積算値を通信回線を介して送信するための通信部を有していることを特徴とする表示装置。
  12. 請求項11において、
    前記通信部は無線通信回線を介して積算値を送信する無線通信部であることを特徴とする表示装置。
  13. ガスメータによって計量されたガス流量を通信回線を介して送信するために用いる伝送装置であって、請求項1または2に記載の多機能型ガスカウンタを有していることを特徴とする伝送装置。
  14. 請求項13において、
    前記積算値カウンタによる積算値を表示するための表示器を有し、
    この表示器は、積算値表示部と、この積算値表示部に表示される積算値の種類を切り換える表示切り換え用ボタンとを備えていることを特徴とする伝送装置。
  15. 請求項13において、
    前記ガスメータとの間で無線通信を行う無線機を有していることを特徴とする伝送装置。
  16. ガス流量を計量する計量部および計量されたガス流量の積算値をカウントする通常積算値カウンタを備えたガスメータと、このガスメータで計量されたガス流量などを通信回線を介してセンタ装置に送信する伝送装置とを有し、
    前記ガスメータおよび前記伝送装置のうちの一方は、請求項1または2に記載の多機能型ガスカウンタを備えており、
    前記ガスメータと前記伝送装置の間の通信が無線通信により行われることを特徴とする多機能型ガスメータシステム。
  17. 請求項16において、
    前記ガスメータに接続されていると共に前記多機能型ガスカウンタを内蔵した無線機と、前記伝送装置に接続されている無線機とを備え、これらの無線機の間で無線通信が行われることを特徴とする多機能型ガスメータシステム。
  18. 請求項16において、
    前記伝送装置に接続されていると共に前記多機能型ガスカウンタを内蔵した無線機と、前記ガスメータに接続されている無線機とを備え、これらの無線機の間で無線通信が行われることを特徴とする多機能型ガスメータシステム。
  19. 請求項17または18に記載の多機能型ガスメータシステムに用いられる無線機であって、前記多機能型ガスカウンタが内蔵されている無線機。
  20. 請求項19において、
    前記積算値カウンタによる積算値を表示するための表示器を有し、
    この表示器は、積算値表示部と、この積算値表示部に表示される積算値の種類を切り換える表示切り換え用ボタンとを備えていることを特徴とする無線機。
  21. ガス流量を計量する計量部および計量されたガス流量の積算値をカウントする通常積算値カウンタを備えたガスメータと、このガスメータに対して通信回線を介して接続されているセンタ装置とを有し、
    前記センタ装置は、請求項1または2に記載の多機能型ガスカウンタを備えていることを特徴とする多機能型ガスメータシステム。
  22. 請求項21において、
    前記センタ装置は前記積算値カウンタによる積算値を表示するための表示器を有し、
    この表示器は、積算値表示部と、この積算値表示部に表示される積算値の種類を切り換える表示切り換え用ボタンとを備えていることを特徴とする多機能型ガスメータシステム。
JP2001154733A 2001-02-09 2001-05-24 多機能型ガスカウンタおよび多機能型ガスメータ Expired - Lifetime JP4785272B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001154733A JP4785272B2 (ja) 2001-02-09 2001-05-24 多機能型ガスカウンタおよび多機能型ガスメータ

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001-33237 2001-02-09
JP2001033237 2001-02-09
JP2001033237 2001-02-09
JP2001154733A JP4785272B2 (ja) 2001-02-09 2001-05-24 多機能型ガスカウンタおよび多機能型ガスメータ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002310772A JP2002310772A (ja) 2002-10-23
JP4785272B2 true JP4785272B2 (ja) 2011-10-05

Family

ID=26609178

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001154733A Expired - Lifetime JP4785272B2 (ja) 2001-02-09 2001-05-24 多機能型ガスカウンタおよび多機能型ガスメータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4785272B2 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003035576A (ja) * 2001-07-23 2003-02-07 Tokyo Gas Co Ltd 光熱材使用量計測装置および光熱材使用量情報収集システム
ITPC20030010A1 (it) * 2003-03-06 2004-09-07 A E M Gas Spa Dispositivo per la misurazione e il controllo
JP4748636B2 (ja) * 2003-11-12 2011-08-17 東洋計器株式会社 流体使用量表示システム
JP4759309B2 (ja) * 2005-04-22 2011-08-31 東洋計器株式会社 ガス使用状況表示装置
JP4844005B2 (ja) * 2005-05-11 2011-12-21 パナソニック株式会社 流量計測装置
JP4853092B2 (ja) * 2006-04-19 2012-01-11 パナソニック株式会社 ガス使用状態識別装置
KR100681490B1 (ko) 2006-09-07 2007-02-09 (주)대진네트웍스 엘피지 저장탱크의 원격검침용 발신시스템
JP2016212104A (ja) * 2015-05-13 2016-12-15 一般財団法人電力中央研究所 ガス消費量の用途分解方法、用途分解装置、及び用途分解プログラム、並びに、居住者の在宅不在の判定方法、判定装置、及び判定プログラム

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05209769A (ja) * 1992-01-31 1993-08-20 Matsushita Electric Ind Co Ltd 流体遮断装置
JP2927626B2 (ja) * 1992-10-12 1999-07-28 リコーエレメックス株式会社 ガスメータ
JPH08172491A (ja) * 1994-12-20 1996-07-02 Tokyo Gas Co Ltd 自動検針システム
JP3412947B2 (ja) * 1995-02-23 2003-06-03 大阪瓦斯株式会社 特定時間帯のガス使用量積算表示装置
JP3215079B2 (ja) * 1997-11-10 2001-10-02 大阪瓦斯株式会社 ガスメータ用表示装置
JP2000194980A (ja) * 1998-12-28 2000-07-14 Energy Conservation Center Japan ガス、電気などの使用状態監視方法及びその装置
JP3592117B2 (ja) * 1999-01-18 2004-11-24 東洋計器株式会社 複数電子カウンタ搭載型ガスメータ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2002310772A (ja) 2002-10-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2914646C (en) Thermostat load reduction based on percentage change in energy price
US7317404B2 (en) Method and apparatus for collecting and displaying consumption data from a meter reading system
CA2763984C (en) Apparatus and method for determining load of energy consuming appliances within a premises
JP3882278B2 (ja) 機器制御システム
JP4785272B2 (ja) 多機能型ガスカウンタおよび多機能型ガスメータ
JP2008135922A (ja) ガス遮断装置
JP2003315134A (ja) ガスメータ情報システムおよび資源使用量情報システムならびにそれらに用いられる付加機能ユニット
JP5084163B2 (ja) 指定時間帯設定機能付きガス使用状況表示装置
EP2653796B1 (en) System and method for controlling a plurality of points, each having an air conditioner, an illumination device and an electric device
CN112330885A (zh) 中央空调计费方法、***、计费管理设备及存储介质
CN101619988B (zh) 变风量中央空调末端箱计费***及计费方法
WO2009119488A1 (ja) 空気調和機
CN1959263B (zh) 空调***及其运作方法
JP4177618B2 (ja) ガス使用量の分計装置およびガス料金算出システム
KR20070005829A (ko) 공기조화 시스템 및 그 동작방법
JP4986353B2 (ja) 多機能型ガス検針システム
JP2000310438A (ja) 空気調和システム
JP2002259509A (ja) オンラインメータ監視方法
JP2003248773A (ja) エネルギー料金の課金方法およびエネルギー料金の課金システム
JP3953271B2 (ja) 情報通信システム及び用途別ガス消費量算出方法
JP4378219B2 (ja) 特定ガス料金適用時間帯の設定装置およびガス使用量算出システム
JP5105519B2 (ja) 自動検針用無線機
WO2019052397A1 (zh) 一种空调用电量的获取方法和***
CN217520027U (zh) 一种盘管风机控制***
JP2001116606A (ja) マルチガスカウンタおよびマルチガスメータ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080201

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110314

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110329

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110524

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110614

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110712

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4785272

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140722

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term