JP4783666B2 - 内接噛合型の遊星歯車装置 - Google Patents

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Description

本発明は、内接噛合型の遊星歯車装置及びその製造方法に関する。
特許文献1に、図5、図6に示されるような内接噛合型の遊星歯車装置が開示されている。この遊星歯車装置G0は、出力軸としての内歯歯車12と、該内歯歯車12に内接噛合する2枚の外歯歯車14(14A、14B)と、外歯歯車14を内歯歯車12に対して偏心揺動させる偏心体軸16と、を備える。
入力軸18には、スプライン20を介して偏心体軸16が連結されている。偏心体軸16は、外歯歯車14の枚数(この例では2枚)に対応して、2つの偏心体部16A、16Bを一体に備え、該偏心体部16A、16Bの外周に外歯歯車14A、14Bがそれぞれ装着されている。
内歯歯車12は、枠体22と一体化され、ケーシング24に回転自在に支持されている。外歯歯車14には内ピン28が遊嵌しており、この内ピン28を支持するフランジ23をケーシング24に固定することにより外歯歯車14の自転を拘束している。
入力軸18が回転すると、スプライン20を介して偏心体軸16が回転し、その外周に一体化された偏心体部16A、16Bを介して外歯歯車14が揺動する。しかし、外歯歯車14は、内ピン28によってその自転が拘束されているため、外歯歯車14と内歯歯車12との噛合位置が順次ずれてゆくことになる。その結果、内歯歯車12は、偏心体軸16が1回転する毎に外歯歯車14との歯数差分だけゆっくりと減速回転する。
ここで、偏心体部16A、16Bは、円周方向に180度の位相差をもって偏心体軸16に組み込まれている。そのため、外歯歯車14A、14Bの揺動の位相も互いに180度ずれ、内歯歯車12との噛合位置がそれぞれ180度ずれるように構成されている。これは、揺動によって入力軸18に発生するラジアル方向のモーメントを互いに相殺させるためである。偏心体部16A、16Bは、1個の部材としての偏心体軸16に形成されており、180度の位相差が正確に確保されるように配慮されている。
なお、特許文献2においては、先端がDカットされた入力軸に独立した2個の偏心体が固定された構造が提案されている。
特開昭58−203250号公報 特開2000−32900号公報
複数の外歯歯車を有する内接噛合型の遊星歯車装置あっては、各偏心体部の偏心体軸に対する偏心位相が正確に管理されないと、各外歯歯車と内歯歯車との噛合によって発生するモーメントが円滑に相殺されなくなり、振動や騒音の増大、あるいはエネルギーロスの増大の要因となる。したがって、この偏心位相の管理はこの種の遊星歯車装置において極めて重要な事項である。
しかしながら、特許文献1において開示されているような遊星歯車装置にあっては、1個の偏心体軸に、複数の偏心体部を一体的に備えるものであったため、位相を正確に異ならせた各偏心体部を有する偏心体軸の形成(製造)が難しく、製造コストが高くなり易いという問題があった。
一方、特許文献2において開示されているような、独立した複数個の偏心体を入力軸に組み込む遊星歯車装置にあっては、入力軸に対し、各偏心体が、その偏心位相が正確に管理され得る態様で組み込まれなければならないという問題があった。これは、より具体的に言うならば、各偏心体は、入力軸への係合孔の形状に対して偏心方向の対応が1個1個それぞれ異なるということを意味している。そのため、個々の偏心体の製造自体は確かに上記偏心体部が合体された偏心体軸の製造よりは容易であるものの、全偏心体の設計及び製造には、相応の手間と時間を要した。
本発明は、このような従来の問題を解消するためになされたものであって、製造・組付けが容易で、且つ高い組付け精度を維持することのできる内接噛合型の遊星歯車装置、及びその製造方法を提供することを課題としている。
本発明は、内歯歯車と、該内歯歯車に内接噛合する複数の外歯歯車と、前記内歯歯車または外歯歯車のいずれか一方側を揺動体として偏心揺動させる偏心体と、を備えた内接噛合型の遊星歯車装置において、前記揺動体に対応して、独立した複数の偏心体が設けられると共に、該複数の偏心体が、円周方向に360/N度ずつずれたN個の半径方向にその偏心位相をずらした状態で同一の偏心体軸に装着され、且つ前記各偏心体と偏心体軸とが、それぞれ内外のスプラインを介して連結されると共に、該内外のスプラインが、それぞれNの倍数の歯数を有する構成とすることにより、上記課題を解決したものである。
本発明においては、まず偏心体自体の製造を容易化するために、偏心体部が合体された偏心体軸とせず、独立した複数の偏心体を用いるようにした。この場合、前述したように、偏心体軸とばらばらに分割された偏心体との係合を、それぞれの偏心体での偏心位相が正確に管理された状態で行わなければならない。
本発明では、これを、歯数を管理し得るスプライン結合によって実現するようにした。即ち、例えば、外歯歯車が2枚で、360/2度ずれた方向に偏心させたいときには、内外のスプラインの歯数は2の倍数、外歯歯車が3枚で360/3度ずれた方向に偏心させたいときには、3の倍数にそれぞれ設定される。そのため、組み込みに当たっては、所定の歯数分だけ偏心体を回転させた上で偏心体軸に組み込めば、自動的に位相の正確に管理された組み込みが可能となる。
また、この結果、各偏心体は、それぞれの形状を全く同一とすることができるようになり、1度のチャッキングにより同時形成できる。これは、単に製造が容易になるだけでなく、全偏心体の相対誤差を零とすることができるという点で大きな意義を有する。
製造・組付けが容易で、且つ高い組付け精度を維持することのできる内接噛合型の遊星歯車装置を得ることができる。
以下、図面に基づいて、本発明にかかる実施形態の一例を詳細に説明する。
図2は、本発明の実施形態の一例に係る減速機(内接噛合型の遊星歯車装置)G1とモータ(一部のみ図示)M1とが連結されたギヤドモータGM1の縦断面を示している。
モータM1は、その略中心にモータ軸40を備える。モータ軸40は、軸受41によって支持されると共に、その先端が減速機G1内に臨み、該減速機G1の入力軸(偏心体軸)42を構成している。
減速機G1は、内歯歯車50と、該内歯歯車50に内接噛合する3枚の外歯歯車52(52A〜52C)と、外歯歯車52を内歯歯車50に対して偏心揺動させる3個の偏心体54(54A〜54C)によって構成されている。偏心体54周りの構成については、後に詳述する。
前記内歯歯車50は、本実施形態においては、内歯を構成するピン50Aとピン50Aを保持する内歯歯車本体50Bとで構成されている。ピン50Aの数(内歯歯車の内歯の数)は、外歯歯車52の外歯の数より、僅かだけ(例えば1〜6だけ)多い。内歯歯車本体50Bは、減速機G1のケーシング58と一体形成されこのケーシング58とモータケーシング67とはボルト孔68に挿入される図示しないボルトを介して固定される。
前記3枚の外歯歯車52(52A〜52C)は、各偏心体54A〜54Cの外周に軸受56A〜56Cを介して装着され前記内歯歯車50に内接噛合している。各外歯歯車52A〜52Cには、その軸方向を貫通する内ピン孔60A〜60Cが円周方向の複数位置の形成されており、この内ピン孔60A〜60Cを内ピン62及び内ローラ64が貫通(遊嵌)している。
フランジ66は、モータ側に配置される支持フランジ66Aと、反モータ側に配置される出力フランジ66Bとから構成されている。内ピン62は出力フランジ66Bと一体形成されており、この内ピン62を支持フランジ66Aに挿入し、ボルト70を介して一体化することにより、支持フランジ66A及び出力フランジ66Bが一体化されている。支持フランジ66A及び出力フランジ66Bは、それぞれ軸受72A、72Bを介して減速機G1のケーシング58に回転自在に支持されている。この実施形態では、出力フランジ66Bと駆動対象である相手機械(図示略)とが、ボルト(ボルト孔74のみ図示)を介して連結されている。
ここで、偏心体54に関係する構成について詳述する。
偏心体54は、3枚の外歯歯車52A〜52Cに対応して独立した3個の偏心体54A〜54Cによって構成されている。図1に偏心体54Aを代表して示す。偏心体54B、54Cも単体では全く同一の形状を有している。偏心体54Aは、偏心方向r1において該偏心体54Aの幾何学的中心54Ao1から所定の偏心量eだけずれた位置54Ao2に、入力軸42と係合・連結するための内スプライン80Aが形成されている。
各偏心体54A〜54Cの内スプライン80A〜80Cの歯数は、外歯歯車52A〜52Cの枚数である「3」の倍数(この実施形態では、36)に設定されている。各偏心体54A〜54Cは、内スプライン80A〜80Cの穿設を含め、同一のチャッキングにて同時に同一形状に形成される。あるいは冷間鋳造により、同形のものが製造される。一方、入力軸42側には、この内スプライン80A〜80Cと噛合可能な歯数36の外スプライン82が形成されている。各スプライン80A〜80C、82とも、その歯形は、インボリュート曲線の刃先部分をカットしたものである。なお、偏心体54A〜54Cの製造と、入力軸42の外スプライン82の形成はいずれが先に行われても良い。
各偏心体54A〜54Cは、入力軸42に対して、図3に示されるように、各スプライン80A、80B、80Cと82とのそれぞれの噛合位置を12歯分ずつずらしながら、即ち円周方向に360/3度ずつずれた3個の偏心方向(半径方向)r1〜r3に、各偏心体54A〜54Cの組み込み位相をずらしながら組み込まれる。
この実施形態では、当該内スプライン80A〜80Cと外スプライン82との噛合部分において、偏心部体54A〜54Cが入力軸42に対して半径方向に若干動けることを利用して、前記内歯歯車50と外歯歯車52との噛合における円周方向の隙間を極小(ほぼ零)に設定すると共に、両者50、52の半径方向の動きを許容する構成を採用している。これは、内歯歯車50と外歯歯車52との円周方向のバックラッシを極小化しながら両者50、52の噛合部分に生じている誤差を、外歯歯車52が入力軸42と内歯歯車50との間で半径方向に動けるようにすることで吸収するためである。
次に、ギヤドモータGM1の作用を説明する。
モータ軸40、すなわち入力軸42が回転すると、該入力軸42の外周に形成された外スプライン82と各偏心体54A〜54Cの内周に形成された内スプライン80A〜80Cとの係合により、各偏心体54A〜54Cは、それぞれ360度/3=120度の位相差をもって回転する。この回転により、該偏心体54A〜54Cの外周が偏心回転し、軸受56A〜56Cを介して外歯歯車52が揺動回転を行う。しかしながら、内歯歯車50がケーシング58と一体化して固定されているため、外歯歯車52と内歯歯車50との噛合位置が順次ずれる現象が生じ、外歯歯車52は、偏心体54A〜54Cが1回回転する毎に(入力軸42が1回回転する毎に)、内歯歯車50に対してその歯数差分だけ自転する。この外歯歯車52の自転が、内ピン62を介して支持フランジ66A及び出力フランジ66B側に取り出され、出力フランジ66Bに連結されている相手機械側に伝達される。
ここで、偏心体54A〜54Cは、すべて同一形状であるため、製造が容易である。また、同一のチャッキングで1度に全偏心体54A〜54Cを製造できるため、各偏心体間にいわゆる「相対誤差」が全く生じない製造及び組み込みを行うことができる。相対誤差が生じない組み込みは、例えば、製造上の何らかの原因で偏心の度合いや偏心曲線の不良等が発生したとしても、当該不良は3個の偏心体に共通して発生するため、該3個の偏心体は、内歯歯車50に対して必ず「共通の挙動」を起こすことを意味する。これは、3枚の外歯歯車がバラバラな動きをしないということである。相対誤差は小さいほど良好な運転ができることが経験的に知られており、本発明はこの点で定性的に極めて良好な特性を得ていることになる。
また、偏心体54A〜54Cの形状を同一としながら、3個の偏心体54A〜54Cを所定の方向(この場合120度ずつずれた方向)に偏心させた状態で組み込むのは、外スプライン82の歯数を数えながら、例えば偏心体54Aを組み込んだ位置から、36歯/3=「12歯」だけ回転させた位置に偏心体54Bを組み込み、更に「12歯」だけ回転させた位置に偏心体54Cを組み込むようにすれば良いため、正確な偏心方向の位置決めを、極めて簡単な手法で実現することができる。又、入力軸を120度ずつ回転させながら組み込むように構成すれば自動化も可能である。
本実施形態の場合、内スプライン80A〜80C及び外スプライン82の歯形は、通常のインボリュート曲線を用いているため、製造コストも最小限に抑えることができる。
更に、本実施形態においては、内歯歯車50の内歯(ピン)50Aと外歯歯車52の外歯との隙間を極小として円周方向のバックラッシをほぼ零とし、その上で、該内歯歯車50の内歯50Aと外歯歯車52の外歯との噛合誤差を、偏心体54A〜54Cの内スプライン80A〜80Cと、入力軸42の外スプライン82との噛合を利用して外歯歯車52が半径方向に動くことで吸収できるようにしている。そのため、バックラッシの低減と円滑な回転の両立が可能となっている。これは、偏心体54A〜54Cと入力軸42との連結をスプラインによって実現し、且つそれぞれの外歯歯車52(52A〜52C)が、半径方向に独立した動きの可能な偏心体54A〜54Cの外周にそれぞれ装着されている構造とされていることの相乗効果として得られる効果である。
なお、上記実施形態においては、外歯歯車52が3枚で、且つそれぞれの外歯歯車52A〜52Cの組み込み方向を360/3度ずつずらして組み込む構成の減速機Goが示されていたが、本発明における外歯歯車の枚数は、「3」に限定されるものではない。例えば、2枚でもよく、又4枚以上であってもよい。外歯歯車の枚数が2枚の場合は、360/2度、即ち180度の位相差をもって組み込むのが合理的であるため、前記スプラインの歯数は2の倍数に設定すればよい。同様に、外歯歯車の枚数が4枚の場合は、360/4度、即ち90度ずつの位相差をもって組み込むのが合理的であるため、スプラインの歯数は、4の倍数となるように設定する。要するに、外歯歯車の枚数がN枚の場合は、基本的にNの倍数となるように設定することになる。
但し、組み込みの方法は、常に各外歯歯車が均等に位相差を持つように組み込まれるわけではなく、例えば、外歯歯車の枚数が4の場合には、図4の(A)に模式的に示されるように、偏心体P1〜P4を入力軸(偏心体軸)Igに対して90度ずつ位相をずらして組み込む手法のほかに、同図(B)に示されるように、2枚ずつの偏心部材P1、P4とP2、P3とをペアにして各グループを180度の位相にて組み込む場合もある。すなわち、外歯歯車の枚数がM(図4(B)の場合4)であっても、偏心部材P1〜P4が1個または2個以上のグループ(図4(B)の場合、P1、P4のグループとP2、P3のグループ)ごとに360/N度(図4(B)の場合、N=2)ずつずれたN個の半径方向にその偏心位相をずらした状態で同一の偏心体軸(入力軸)Igに装着される場合がある。この場合には、外歯歯車の枚数Mの倍数ではなく、あくまで偏心方向の数Nの倍数に設定すればよいことになる。
なお、内外のスプラインの歯数は必ずしも同一でなくてもよい。例えば、内スプラインが3の倍数の36で、該内スプラインと係合可能な外スプラインが1歯置きに計18歯形成されているような構成とされていてもよい。
更には、1歯〜数歯程度の外スプラインが、内スプラインと係合可能に間欠的に形成されている構成であってもよい。
本発明の「スプライン」にはこのような構成のスプラインも含むものとする。
上記実施形態では、内歯歯車が固定され外歯歯車が揺動するタイプの例が示されていたが、本発明は、外歯歯車が固定され内歯歯車が揺動するタイプの内接噛合型の遊星歯車装置にも適用可能である。
あらゆる内接噛合型の遊星歯車装置に適用可能である。
本発明の実施形態の一例に係る減速機(内接噛合型の遊星歯車装置)に適用されている偏心部材の正面図 上記減速機とモータとが一体化されたギヤドモータの縦断面図 偏心部材を組み込む様子を示す模式図 偏心方向のバリエーションを示す模式図 従来の内接噛合型の遊星歯車装置が適用されたギヤドモータの縦断面図 図5の矢示VI−VI線に沿う断面図
符号の説明
G1…減速機(内接噛合型の遊星歯車装置)
M1…モータ
40…モータ軸
42…入力軸
54(54A〜54C)…偏心体
50…内歯歯車
52…外歯歯車
58…ケーシング
60A〜60C…内ピン孔
62…内ピン
66…フランジ
66A…支持フランジ
66B…出力フランジ
80A〜80C…内スプライン
82…外スプライン

Claims (5)

  1. 内歯歯車と、該内歯歯車に内接噛合する複数の外歯歯車と、前記内歯歯車または外歯歯車のいずれか一方側を揺動体として偏心揺動させる偏心体と、を備えた内接噛合型の遊星歯車装置において、
    前記揺動体に対応して、独立した複数の偏心体が設けられると共に、該複数の偏心体が、円周方向に360/N度ずつずれたN個の半径方向にその偏心位相をずらした状態で同一の偏心体軸に装着され、且つ
    前記各偏心体と偏心体軸とが、それぞれ内外のスプラインを介して連結されると共に、該内外のスプラインが、それぞれNの倍数の歯数を有する
    ことを特徴とする内接噛合型の遊星歯車装置。
  2. 請求項1において、
    前記揺動体がN枚あり、且つ該N枚の揺動体に対応して独立したN個の偏心体が設けられると共に、該N個の偏心体が360/N度ずつずれたN個の半径方向にその偏心位相をずらした状態で同一の偏心体軸に装着されている
    ことを特徴とする内接噛合型の遊星歯車装置。
  3. 請求項1または2において、
    前記揺動体がM枚あり、且つ該M枚の揺動体に対応して独立したM個の偏心体が設けられると共に、該M個の偏心体が1個又は2個以上のグループ毎に360/N度ずつずれたN個の半径方向にその偏心位相をずらした状態で同一の偏心体軸に装着されている
    ことを特徴とする内接噛合型の遊星歯車装置。
  4. 請求項1〜のいずれかにおいて、
    前記内歯歯車と外歯歯車との噛合誤差を、前記内外のスプラインを介した前記偏心体と偏心体軸との半径方向の相対変位を利用して吸収可能とした
    ことを特徴とする内接噛合型の遊星歯車装置。
  5. 請求項1〜のいずれかにおいて、
    前記各独立した偏心体は、前記内スプラインが、同一チャッキングで同時に形成されたものである
    ことを特徴とする内接噛合型の遊星歯車装置。
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