JP4782556B2 - クリアランス指定ガイドセット - Google Patents

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Description

本発明は、金型を構成するガイドポストとガイドブッシュの精度(クリアランス)に係り、特に、最適で均一な精度(クリアランス)のガイドポストとダイブッシュとのガイドセットを提供するクリアランス指定ガイドセットに関する。
ガイドポストとガイドブッシュは、金型を開く(または閉じる)際に上型と下型とがずれなくスムーズに移動するようにガイドするもので、上型にガイドブッシュ(又は、ガイドポスト)を取り付け、下型にガイドポスト(又は、ガイドブッシュ)を取り付けて使用する。金型は、上型と下型とにずれが生じると、成型品の出来上がりに影響するため、金型の開閉をスムーズに行うと共に、金型を開く際に上型と下型とにずれが生じることのないようにすることが重要となる。このため、金型を構成するガイドポストとガイドブッシュの精度(クリアランス)は、最小限に抑える必要がある。
ガイドポストとガイドブッシュの精度(クリアランス)は、ガイドポストの寸法にとガイドブッシュが誤差無く、正確な寸法に製造されたときのガイドポストとガイドブッシュとの隙間の距離である。ガイドポストとダイブッシュのクリアランスは、金型によって成形される成型品の出来上がりに影響するため、金型に取り付けるガイドポストとガイドブッシュのクリアランスは、業者が2μm、3μm、4μmというように、成型品の精度に応じて予め指定している。このようにクリアランスを指定する場合は、ガイドポストとガイドブッシュとの隙間の距離を指定しており、ガイドポストとガイドブッシュの製造に寸法誤差が無く、正確な寸法に製造されたときのガイドポストとガイドブッシュとの隙間の距離を指定している。
このガイドポストとダイブッシュのクリアランスについては、第1及び第2金型が熱的に膨張及び収縮し、第1及び第2金型における熱的な膨張及び収縮の変位が異なるものとなっても、第1及び第2金型における熱的な膨張及び収縮の変位の差を吸収しながら、第1及び第2金型の位置決めの精度を適切に確保することができるようなガイドポストとガイドブッシュが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
しかし、この特許文献1においては、ガイドポストとガイドブッシュのクリアランスのバラツキを防止する方法は講じられていない。
特開2004−42269
このようなガイドポストとガイドブッシュのクリアランスは、金型によって成形される成型品の出来上がりに影響するため、金型に取り付けるガイドポストとガイドブッシュのクリアランスは、業者が2μm、3μm、4μmというように、成型品の精度に応じて予め指定している。このように金型を開閉する際の金型の開閉ガタつきを無くしてスムーズに開閉できるようにするため、クリアランスを指定する場合は、ガイドポストとガイドブッシュとの隙間の距離を指定しており、ガイドポストとガイドブッシュが誤差無く、正確な寸法に製造されたときのガイドポストとガイドブッシュとの隙間の距離を指定している。そこで、従来は、ガイドポストとガイドブッシュの製造時の寸法精度を向上させて、指定クリアランスに適合させるようにしてバラツキの範囲を狭めることで対応している。
ところで、ガイドポストの製造に当たって、ガイドポストの外形寸法には、公差(例えば、±0.005)が認められている。また、ガイドブッシュの製造に当たっても、ガイドブッシュの内径寸法には、公差(例えば、±0.005)が認められている。
このため、ガイドポストとガイドブッシュのクリアランスが指定され、ガイドポストとガイドブッシュが寸法誤差無く正確に製造されれば問題はないが、ガイドポスト、ガイドブッシュのそれぞれに公差が許容され、その公差の範囲内で有ればガイドセット製品として適格性が認められている。そこで、ガイドポストとガイドブッシュのクリアランスを指定しても、ガイドポストの外形寸法の公差が例えば、−0.005で、ガイドブッシュの内径寸法の公差が例えば、+0.005とすると、製品としての適格性が認められてもガイドポストとガイドブッシュのクリアランスが予定したクリアランスにならないという問題点を有している。
そこで、顧客の要求するクリアランスに合わせるには、使用されるガイドブッシュの内径を測定し、この内径から、指定するクリアランスになるようにガイドポストを製造するという方法が採られている。このため、製造コストが高くなるという問題点を有している。
本発明の目的は、顧客の要求するクリアランスに合ったガイドポストとガイドブッシュを製造コストが高くなるのを抑制して提供することのできるクリアランス指定ガイドセットを提供することにある。
上記課題を解決するためになされた請求項1記載の本発明クリアランス指定ガイドセットは、金型の固定側と可動側の開閉をガイドするもので、ガイドポストとガイドブッシュとで構成するガイドセットであって,
外形寸法が予め許容された公差の範囲内で、許容される異なる公差のガイドポストを予め複数種類製造して備えておくとともに、許容される異なる公差のガイドブッシュを予め複数種類製造して備えておき
金型の設計に当たって任意に設定したガイドポストとガイドブッシュのクリアランスに対し,
前記予め製造され備えられている異なる公差の複数のガイドポスト中から任意に選定したガイドポストと前記予め製造され備えられている異なる公差の複数のガイドブッシュの中から任意に選定したガイドブッシュとを組み合わせて前記金型の設計に当たって任意に設定したガイドポストとガイドブッシュとのクリアランスの許容される範囲内に収まるようにガイドセットを構成するすることを特徴としている。
上記課題を解決するためになされた請求項2記載の本発明のクリアランス指定ガイドセットは、請求項1に記載のクリアランス指定ガイドセットにおいて、
前記ガイドセットは、1個のガイドポストに対して2個のガイドブッシュを備え、前記2個のガイドブッシュは、内径寸法の公差がそれぞれ同一の公差のガイドブッシュであることを特徴としている。
本発明によれば、顧客の要求するクリアランスに合ったガイドポストとガイドブッシュを製造コストが高くなるのを抑制することができる。
本発明は、許容された公差の範囲内で製造された複数のガイドポストと、許容された公差の範囲内で製造された複数のガイドブッシュとを予め備えておき,ユーザーによって任意に設定されたガイドポストとガイドブッシュとのクリアランスの範囲内に収まるように任意に選定し、ガイドポストとガイドブッシュとを組み合わせてガイドセットを構成することによって達成される。
図1には、本発明に係るクリアランス指定ガイドセットが適用されるプレス金型の全体を示す基本図が示されている。この本発明に係るクリアランス指定ガイドセットは、本実施例においては、プレス金型に用いられる例で説明する。
図1において、1はプレス金型で、上型2と下型3とによって構成されている。4はパンチホルダで、プレス機に取り付けるためのプレートである。5はパンチバッキングプレートで、パンチ底面の面圧が高い場合に、その力が直接パンチホルダ4に掛かるのを防ぐために取り付けるプレートである。6はパンチプレートで、パンチを取り付けるためのプレートである。7はストリッパープレートで、材料をポンチの周囲から取り除いたり、ポンチ強度の保護や、ポンチを抜くとき材料が変形を防ぐためのものである。8はダイホルダで、プレス機に取り付けるためのプレートである。
9はダイバッキングプレート、10はダイプレートである。このダイプレート10は製品を載置し製品の加圧を行うためのプレート、ダイバッキングプレート9は、ダイプレート10をインサートタイプとした場合で、ダイ入れ子の面圧が高くなるときに使用するものである。11はシャンクで、上型2のパンチホルダ4に取り付けられ、プレス機の動力を上型2に伝えるものである。12はフックで、上型2のパンチホルダ4に取り付けられており、プレス金型1を吊り上げたり、プレス金型1を動かしたり、上型2と下型3を開くとき又は閉じるときに使用する取っ手である。
13はブッシュで、上型2のパンチホルダ4に位置決めされておりパンチホルダ4に取り付けられている。14は、ブッシュ13に嵌合するボールリテーナで、15はダイセットガイドポストで、このダイセットガイドポスト15の先端にボールリテーナ14が嵌合した状態になっている。16はスプリングで、上型2と下型3を合わせるときにボールリテーナ14を適正な位置に保持するためのものである。
17は下型3のダイホルダ8に嵌合されている座金で、18はダイセットガイドポスト15を座金17を用いてダイホルダ8に固定するための締付けボルトである。そして、このブッシュ13、ボールリテーナ14、ダイセットガイドポスト15、スプリング16、座金17によってダイセットガイドポストセットが構成されている。19はストロークエンドブロックで、上型2のパンチホルダに固定し、プレス下死点時に下型のストロークエンドブロック36と胴付きさせて下死点位置を安定させるものである。20はストロークエンドブロック19を上型2のパンチホルダ4に固定するための締付けボルトである。
21は、パンチプレート6及びストリッパープレート7を貫通し、パンチバッキングプレート5に固定されるサブガイドポストで、パンチプレート6に位置決めされていて、ストリッパープレート7、ダイプレート10を位置決めするためのものである。22は、サブガイドポスト21をパンチバッキングプレート5に固定するための締付けボルトである。23は、ストリッパープレート7に形成されるサブガイドポスト21を挿入する穴に嵌め込まれたストリッパーブッシュで、サブガイドポスト21によりストリッパープレート7の位置を規制するためのものである。24は、ストリッパーブッシュ23同様、ダイプレート10及びダイバッキングプレート9に形成されるサブガイドポスト21を挿入する穴に嵌め込まれたダイブッシュで、サブガイドポスト21によりダイプレート10の位置を規制するためのものである。このサブガイドポスト21が本発明のガイドポストに相当するものである。また、ストリッパーブッシュ23とダイブッシュ24が本発明のガイドブッシュに相当するものである。このサブガイドポスト21(ガイドポスト)とストリッパーブッシュ23(ガイドブッシュ)とダイブッシュ24(ガイドブッシュ)とによってガイドセットが構成されている。
このガイドポストとガイドブッシュは、図2〜図4に示す如き構成となっている。すなわち、図2に示すガイドポスト100(サブガイドポスト21)は、ツバ付ガイドポストの構成となっている。このガイドポスト100には、ガイドブッシュ110(ストリッパーブッシュ23)が摺動自在に嵌合されている。このガイドポスト100の外周面と、ガイドブッシュ110の内周面との隙間がクリアランスCとなっている。このガイドポスト100とガイドブッシュ110とによってガイドセット200が構成されている。
図3には、ガイドポスト100に2個のガイドブッシュ110、120が摺動自在に嵌合されているガイドセット200が示されている。図3中、Cは、ガイドポスト100の外周面と、ガイドブッシュ110、120の内周面との設定し得るクリアランスである。ガイドポスト100は、図2に示されるガイドポスト100と同様の構成を有している。また、ガイドブッシュ110、120は、図4に示す如く、円筒状に形成され、円筒内側にリング状に固体潤滑剤(例えば、グラファイト)が装着されている。本実施例においては、ガイドブッシュ110、120の内周面側に、固体潤滑剤(例えば、グラファイト)をリング状に設けたものが示されているが、ガイドブッシュ110、120の内周面にボールベアリングを装着しても、摺動させるということの目的は達成できる。しかし、ボールベアリングを装着する場合は、ガイドブッシュ110、120が大きくなるという点で、固体潤滑剤(例えば、グラファイト)をリング状に設けたものよりも劣る。また、このガイドセット200を構成するガイドポスト100と、ガイドブッシュ110、120の円筒度と表面粗さ同軸度は、向上されており、このガイドセット200を構成するガイドポスト100と、ガイドブッシュ110、120は、最低限必要な精度としての円筒度、表面粗さ同軸度をもって製造されている。
本実施例においては、許容された公差の範囲内で製造された複数のガイドポスト100と、許容された公差の範囲内で製造された複数のガイドブッシュ110,120とを予め備えておき,任意に設定されたガイドポスト100とガイドブッシュ110,120とのクリアランスCの範囲内に収まるように任意に選定し、ガイドポスト100とガイドブッシュ110,120とを組み合わせてガイドセット200を構成することによって、クリアランスCのバラツキをなくすことで、ガイドセット200本来の目的である精度向上を図っている。ガイドポスト100が1個に対し、ガイドブッシュ110,120と2個を組み合わせが可能で、それが図3に示してある。この場合、ストリッパープレート7に取り付けるガイドブッシュ110とダイプレート10に取り付けるガイドブッシュ120とを同一にする。
プレス金型においては、通常ガイドセット200は2本もしくは4本で使用し、ガイドセット200間の寸法を定めることで図5に示されるAの位置が決定される。しかしながら、ガイドポスト100とガイドブッシュ110,120の隙間(クリアランス)Cがバラつくことにより、ガイドポスト100、ガイドブッシュ110,120の片当りが生じAの位置がずれる。また、ガイドポスト100、ガイドブッシュ110,120の片当りは、ガイドポスト100、ガイドブッシュ110,120の摩耗、焼き付けを発生させる要因となる。本実施例においては、ガイドポスト100と、ガイドブッシュ110,120の隙間(クリアランス)Cを均一にできることによって、これを解消している。
したがって、本実施例によると、NCコントロールされた加工を実施しても実際にはクリアランスCが影響し上型と下型の位置精度のずれを防止している。また、本実施例によると、上型と下型の位置精度を向上することができ、ガイドポスト100と、ガイドブッシュ110,120の各々の精度を高める従来方法よりも安価に製造できる。
また、ダイホルダ8にもダイプレート10及びダイバッキングプレート9に形成される穴に連通する貫通孔が形成されており、プレス機が作動したときには、この貫通孔にサブガイドポスト21が挿入されるようになっている。
25はノックピンで、パンチホルダ4とパンチプレート6の位置決めをするもので、メンテナンス等で各プレートをばらしたときの再現性・メンテナンス性を向上させる。26はミスフィードピン、27はスプリング、43はスクリュープラグ、28はマイクロスイッチ、29はリレーションピンである。ミスフィードピン26はパンチプレート6に嵌め込まれており、マイクロスイッチ28はパンチホルダ4に固定されている。スプリング27は、ミスフィードピン26の先端が加工する製品に形成された穴に嵌合しない、すなわち送りミスが生じている場合に、プレス機が作動して上型が下がりプレス加工が行われる際に、ミスフィードピン26が加工する製品に当接し、上型の下がりと共に移動できない場合に縮小するようにするためのものであり、スクリュープラグ43は、パンチホルダ4に形成される穴内に嵌め込まれているスプリング27がパンチホルダ4の穴から飛び出さないように押さえるものである。また、このマイクロスイッチ28は、リレーションピン29の移動によってスイッチングするようになっている。このリレーションピン29の先端は、ミスフィードピン26の周面適宜箇所に形成された凹みに嵌合された状態になっており、このミスフィードピン26の凹みからリレーションピン29の先端が外れると、リレーションピン29が移動することになる。このリレーションピン29が移動すると、マイクロスイッチ28がスイッチングするようになっている。したがって、加工する製品に形成された穴にミスフィードピン26の先端が嵌合すると送りミスが生じていないことを示すようになっており、加工する製品の送りミスがあった場合には、プレス機が作動して上型が下がりプレス加工が行われる際に、ミスフィードピン26の先端が加工する製品の面に当たり、マイクロスイッチ28、リレーションピン29は上型の下降と共に移動するが、ミスフィードピン26の下降が製品によって規制され、リレーションピン29の先端がミスフィードピン26の凹みから外れ、リレーションピン29が移動し、マイクロスイッチ28を作動することになる。
30はストリッパーボルトで、31はストリッパーボルト30に嵌合するスプリングで、スプリング31とパンチバッキングプレート5との間は、図7に示す如くスペーサリング39が介在されている。このストリッパーボルト30は、ストリッパープレート7がスプリング力によって飛び出さないようにすると共に、パンチプレート6とストリッパープレート7との隙間を一定に保持するためのものである。また、スプリング31は、必要ストリッパー力を発生させるものである。32は、リフターピンで、ダイプレート10に形成される貫通穴に摺動自在に嵌合されており、加工する製品をプレス後に押し上げるためのピンである。このリフターピン32は、ダイバッキングプレート9及びダイホルダ8に貫通する貫通孔に嵌合するスプリング33によって支持されている。このスプリング33は、スクリュープラグ34によって止められている。
35は逃げ穴で、プレス加工時に、ミスフィードピン26の先端が加工する製品に予め形成されている穴を貫通したときに受ける穴である。36はストロークエンドブロックで、下型3のダイホルダ8に固定し、プレス下死点時に上型のストロークエンドブロック19と胴付きさせて下死点位置を安定させるものである。37はストロークエンドブロック36を下型3のダイホルダ8に固定するための締付けボルトである。38はフックで、下型3のダイホルダ8に取り付けられており、プレス金型1を吊り上げたり、プレス金型1を動かしたりする取っ手である。42はノックピンで、ダイホルダ8とダイプレート10の位置決めをするものである。
この本発明に係るクリアランス指定ガイドセットは、プレス金型の他に、樹脂モールド金型、ダイカスト金型にも適用でき、ここでは、樹脂モールド金型に用いられる例を説明する。
図6において、51は樹脂モールド金型及びダイカスト用金型のザグリ方式のモールドベースで、固定側52と可動側53とによって構成されている。このザグリ方式の主型は、エジェクタピン(図示していない)を取り付けるときに押しピンのヘッドを埋め込むザグリを形成する方式である。54は固定側52と可動側53が分離するパーティングラインである。
55はロケートリングで、56はロケートリングを取り付ける締付ボルト、57はスプールブッシュ、58はスプールブッシュ57を取り付ける締付ボルトである。59はフック取付用タップ穴、60は締付ボルト、61はガイドブッシュ、62はガイドピンである。また、63はリターンピン、64はリターンピン用スプリング、65はエジェクタープレート締付ボルト、66はエジェクタロッド、67は締付ボルト、68はショルダボルトである。
図7は、可動側53のエジェクタープレートにスペーサーリング70を設けたスペーサ方式のモールドベースで、このスペーサ方式のモールドベースは、エジェクタピン(図示していない)を取り付けるときにエジェクタピンのヘッドをスペース69に収納し、エジェクタピンのヘッドを埋め込むためのザグリを形成する加工をしないで済む方式である。71はエジェクタープレート、72はエジェクタープレートである。
このガイドピン62が本発明のガイドポストに相当するものである。また、ガイドブッシュ61が本発明のガイドブッシュに相当するものである。このガイドピン62とガイドブッシュ61とによってガイドセットが構成されている。
このガイドポストとガイドブッシュは、図2に示す如き構成となっている。すなわち、図2に示すガイドポスト100(ガイドピン62)は、ツバ付ガイドポストの構成となっている。このガイドポスト100には、ガイドブッシュ110(ガイドブッシュ61)が摺動自在に嵌合されている。このガイドポスト100の外周面と、ガイドブッシュ110の内周面との隙間がクリアランスCとなっている。このガイドポスト100とガイドブッシュ110とによってガイドセット200が構成されている。
本実施例においては、許容された公差の範囲内で製造された複数のガイドポスト100と、許容された公差の範囲内で製造された複数のガイドブッシュ110とを予め備えておき,任意に設定されたガイドポスト100とガイドブッシュ110とのクリアランスCの範囲内に収まるように任意に選定し、ガイドポスト100とガイドブッシュ110とを組み合わせてガイドセット200を構成することによって、クリアランスCのバラツキをなくすことで、ガイドセット200の本来の目的である精度向上を図っている。
したがって、本実施例によると、NCコントロールされた加工を実施しても実際にはクリアランスCが影響し上型と下型の位置精度のずれを防止している。また、本実施例によると、上型と下型の位置精度を向上することができ、ガイドポスト100と、ガイドブッシュ110の各々の精度を高める従来方法よりも安価に製造できる。
本発明に係るクリアランス指定ガイドセットが適用されるプレス金型の全体を示す基本図。 図1に図示のプレス金型に用いられるガイドセットの一部断面全体構成図。 ガイドポストに2個のガイドブッシュが摺動自在に嵌合されているガイドセットを示す一部断面全体構成図。 図3に図示のガイドブッシュの半断面全体構成図。 ガイドセットの設置位置と中心位置との関係を示す図。 本発明に係るクリアランス指定ガイドセットが適用される樹脂モールド金型のザグリ方式のモールドベースの正面図。 本発明に係るクリアランス指定ガイドセットが適用されるスペーサ方式のモールドベースの側面図。
符号の説明
21………………サブガイドポスト
23………………ストリッパーブッシュ
24………………ダイブッシュ
61………………ガイドブッシュ
62………………ガイドピン
100……………ガイドポスト
110……………ガイドブッシュ
120……………ガイドブッシュ
200……………ガイドセット
C…………………クリアランス

Claims (2)

  1. 金型の固定側と可動側の開閉をガイドするもので、ガイドポストとガイドブッシュとで構成するガイドセットであって,
    外形寸法が予め許容された公差の範囲内で、許容される異なる公差のガイドポストを予め複数種類製造して備えておくとともに、許容される異なる公差のガイドブッシュを予め複数種類製造して備えておき
    金型の設計に当たって任意に設定したガイドポストとガイドブッシュのクリアランスに対し,
    前記予め製造され備えられている異なる公差の複数のガイドポスト中から任意に選定したガイドポストと前記予め製造され備えられている異なる公差の複数のガイドブッシュの中から任意に選定したガイドブッシュとを組み合わせて前記金型の設計に当たって任意に設定したガイドポストとガイドブッシュとのクリアランスの許容される範囲内に収まるようにガイドセットを構成する
    ことを特徴とするクリアランス指定ガイドセット。
  2. 請求項1に記載のクリアランス指定ガイドセットにおいて、
    記ガイドセットは、1個のガイドポストに対して2個のガイドブッシュを備え、前記2個のガイドブッシュは、内径寸法の公差がそれぞれ同一の公差のガイドブッシュである
    ことを特徴とするクリアランス指定ガイドセット。
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