JP4779429B2 - 現像剤処理装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電子写真方式の、複写機、プリンタ(レーザプリンタ、LEDプリンタ等)、フアクシミリ機、ワードプロセッサ、これらを2以上組み合わせた複合機等の画像形成装置に搭載して用いることができる現像剤処理装置及び該現像剤処理装置を搭載した画像形成装置に関する。
電子写真方式のモノカラー画像形成装置では、例えば、感光体のような像担持体の表面を所定電位に帯電させ、その帯電域に原稿画像に応じて画像露光を施して静電潜像を形成し、該静電潜像を現像剤を収容した現像装置で現像して可視トナー像とし、該可視トナー像を記録紙等の記録媒体に転写し、加熱加圧して定着させる。転写後像担持体に残留する転写残トナー等はクリーニング装置により除去される。
カラー画像形成装置では、例えば、感光体のような像担持体上に形成される各色のトナー像が中間転写ベルト等の中間転写体に重ねて1次転写され、該中間転写体上の多重トナー像が記録紙等の記録媒体に2次転写され、加熱加圧下に定着される。1次転写後像担持体に残留する転写残トナー等は像担持体用のクリーニング装置により除去され、2次転写後中間転写体上に残留する転写残トナー等は中間転写体用のクリーニング装置により除去される。
このように、電子写真方式の画像形成装置では、現像剤を扱う部分として、現像装置、クリーニング装置等がある。現像装置は、現像剤収容容器を有し、該容器内に、例えば、現像剤(特にそのトナー)を像担持体上の静電潜像へ供給付着させるための現像ローラ、現像ローラへ現像剤を供給する現像剤供給ローラ、現像剤を攪拌し、現像剤供給ローラへ供給する攪拌部材等の回転部材が回転可能に配置されている。
クリーニング装置は、例えば、像担持体や中間転写体から現像剤を除去するクリーニングブレード、或いはクリーニングローラを有するとともに、除去した現像剤を回収する容器部分及び該容器部分の現像剤を廃棄ボトルへ搬送したり、再使用のために搬送する搬送用の回転部材(例えば搬送スクリュー)を有している。
かかる現像装置、クリーニング装置等における各種回転部材は、様々の態様で現像剤収容容器に回転可能に支持され得るが、一般的には、回転部材の回転軸端部が現像剤収容容器の壁に設けた軸受け部に支持されることで、容器内に回転可能に配置される。
また、容器内の、微粒子からなる現像剤が軸受け部へ侵入してその部分に融着して回転部材の円滑な回転を妨げたり、容器外へ漏れ出て周囲を汚染したりすることを防止するために、現像剤が軸受け部へ侵入することを防止するシール手段が採用されている。
かかるシール手段としては、ニトリルゴム(NBR)、エチレン−プロピレンゴム(3元共重合体)(EPDM)、フッソゴム、シリコンゴム、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)等の材料からなる、シール用リップを有する弾性シール部材が採用されることが多い。
かかるリップ部を有する弾性シール部材を採用する場合の、シール構造のコンパクトな例として、図8に示すシール手段を示すことができる。図8に示す例では、回転部材(図示例では螺旋羽根を有する回転部材)RMの回転軸shの端部sh’が、現像剤収容容器の壁Wに設けられた軸受け部Bに回転可能に支持されており、該軸端部における、軸径を異ならせることで形成した段差部S’の軸受け側の小径部分の周面S1’に、弾性シール部材40のリップ部401が接触している。
このタイプのシール手段は、例えば、特開平8−190268号公報にも示されている。
かかるシール手段を採用する場合には、弾性シール部材のリップ部の先端部を一定の当接圧と当接角をもって回転軸端部の周面に接触させ、また、該回転軸端部周面の平滑性の精度を上げたり、回転軸の偏芯を抑えたりして、現像剤が漏れないように工夫される。
特開平8−190268号公報
しかしながら、例えば回転部材を長期間高速回転させたりすると、回転軸端部周面に圧接されたシール部材がめくれて回転軸端部とシール部材との問に隙間が生じ、その隙間から現像剤が軸受け部へ侵入して融着したり、軸受け部を通って外部へ漏れ出たりすることがある。
この問題を解決しようとしてシール部材の回転軸への圧接力を強めてシール性を確保することが試みられることもあるが、そうすると、回転軸とシール部材との接触抵抗が増え、それだけ大きい回転トルクが必要になってくる。
今日では、画質の向上要請につれてトナー粒径がさらに小さくなる傾向にあり、トナーの漏れを防止するのはますます難しくなってきている。
そこで本発明は、現像剤を収容する容器と、該容器内に配置され、回転軸端部が容器壁に設けられた軸受け部で回転可能に支持されることで該容器内に回転可能に配置された少なくとも一本の現像剤処理用の回転部材と、該回転部材のうち少なくとも一本の回転軸端部に接触して該軸受け部への現像剤侵入を防止するための弾性シール部材とを含むタイプの現像剤処理装置であって、このタイプの従来の現像剤処理装置と比べると、軸受け部への現像剤の侵入をより確実に防止することができ、それだけ該回転部材を円滑に回転させることができるとともに、該軸受け部からの現像剤の外部漏れをより確実に抑制できる現像剤処理装置を提供することを課題とする。
また本発明は、現像剤を収容する容器と、該容器内に配置され、回転軸端部が容器壁に設けられた軸受け部で回転可能に支持されることで該容器内に回転可能に配置された少なくとも一本の現像剤処理用の回転部材と、該回転部材のうち少なくとも一本の回転軸端部に接触して該軸受け部への現像剤侵入を防止するための弾性シール部材とを含むタイプの現像剤処理装置を搭載した画像形成装置であって、該現像剤処理装置が、同タイプの従来の現像剤処理装置と比べると、軸受け部への現像剤の侵入をより確実に防止することができ、それだけ該回転部材を円滑に回転させることができるとともに、該軸受け部からの現像剤の外部漏れをより確実に抑制でき、ひいては、それだけ円滑に良好な画像を形成できるとともに現像剤漏れによる汚染を抑制できる画像形成装置を提供することを課題とする。
前記課題を解決するため本発明は、
現像剤を収容する容器と、該容器内に配置され、回転軸端部が容器壁に設けられた軸受け部で回転可能に支持されることで該容器内に回転可能に配置された少なくとも一本の現像剤処理用の回転部材と、該回転部材のうち少なくとも一本の回転軸端部に接触して該軸受け部への現像剤侵入を防止するための弾性シール部材とを含む現像剤処理装置であり、前記回転軸端部に該シール部材が接触する回転部材のうち少なくとも一本は、その回転軸端部における前記軸受け部より容器内側よりの部分に、軸径を前記軸受け部より遠い側で大、近い側で小とすることで形成された段差部を有しており、前記弾性シール部材として、該段差部を形成している該小径側部位周面と該小径側部位から大径側部位へ立ち上がる立ち上がり面の双方に接触するリップ部を有する弾性シール部材を採用した現像剤処理装置を提供する。
また、本発明は前記課題を解決するため、かかる現像剤処理装置を搭載した画像形成装置を提供する。
前記課題の説明及びここで言う「現像剤処理装置」とは、現像装置或いはその一部や、クリーニング装置或いはその一部等のような、現像剤を扱う装置を指す。
また「回転部材」とは、例えば現像装置であれば、現像ローラ、現像ローラへ現像剤を供給する現像剤供給ローラ、現像剤を攪拌する攪拌回転部材等をであり、例えばクリーニング装置であれば、クリーニングローラ、回収した現像剤を搬送する現像剤搬送スクリュー等である。
本発明に係る現像剤処理装置によると、現像剤収容容器内に配置され、回転軸端部が容器壁に設けられた軸受け部で回転可能に支持されることで該容器内に回転可能に配置された少なくとも一本の現像剤処理用の回転部材は、その回転軸端部における、軸受け部より容器内側よりの部分に、軸径を前記軸受け部より遠い側で大、近い側で小とすることで形成された段差部を有しており、該段差部を形成している該小径側部位周面と該小径側部位から大径側部位へ立ち上がる立ち上がり面の双方に弾性シール部材のリップ部を接触させてあるから、いわば、該リップ部によるシールが2重になされた恰好となっている。
従って、現像剤を収容する容器と、該容器内に配置され、回転軸端部が容器壁に設けられた軸受け部で回転可能に支持されることで該容器内に回転可能に配置された少なくとも一本の現像剤処理用の回転部材と、該回転部材のうち少なくとも一本の回転軸端部に接触して該軸受け部への現像剤侵入を防止するためのシール部材とを含む従来タイプの現像剤処理装置と比べると、軸受け部への現像剤の侵入をより確実に防止することができ、それだけ該回転部材を円滑に回転させることができるとともに、該軸受け部からの現像剤の外部漏れをより確実に抑制できる。
また、かかる現像剤処理装置を搭載した本発明にかかる画像形成装置では、該現像剤処理装置が、同タイプの従来の現像剤処理装置と比べると、軸受け部への現像剤の侵入をより確実に防止することができ、それだけ該回転部材を円滑に回転させることができるとともに、該軸受け部からの現像剤の外部漏れをより確実に抑制でき、ひいては、それだけ円滑に良好な画像を形成できるとともに現像剤漏れによる装置内等の汚染を抑制できる。
かかる弾性シール部材は、例えば、直接又は他の部材を介して間接的に、容器(例えば前記軸受け部を設けた容器壁に形成したシール部材保持凹所)又は前記軸受け部に形成したシール部材保持凹所等に保持させることができる。
また、本発明に係る現像処理装置では、現像剤の軸受け部への侵入をより確実に防止するために、前記段差部を形成している前記大径側部位に前記シール部材のリップ部へ向け突出する円筒形状部を設け、該円筒形状部の自由端を該リップ部に接触させてある
本発明に係る現像剤処理装置が扱う現像剤は、トナーを主体とする所謂1成分現像剤であっても、トナーとキャリアを主体とする所謂2成分現像剤であってもよい。従ってまた、本発明に係る現像剤処理装置が現像装置である場合、それは1成分現像剤を用いる1成分現像装置であっても、2成分現像剤を用いる2成分現像装置であってもよい。
また、本発明に係る画像形成装置は、複写機、プリンタ、ファクシミリ機、これらの2以上を組み合わせた複合機等のいずれであってもよく、モノカラー画像形成装置でも、カラー画像形成装置でもよい。
以上説明したように本発明によると、現像剤を収容する容器と、該容器内に配置され、回転軸端部が容器壁に設けられた軸受け部で回転可能に支持されることで該容器内に回転可能に配置された少なくとも一本の現像剤処理用の回転部材と、該回転部材のうち少なくとも一本の回転軸端部に接触して該軸受け部への現像剤侵入を防止するための弾性シール部材とを含むタイプの現像剤処理装置であって、このタイプの従来の現像剤処理装置と比べると、軸受け部への現像剤の侵入をより確実に防止することができ、それだけ該回転部材を円滑に回転させることができるとともに、該軸受け部からの現像剤の外部漏れをより確実に抑制できる現像剤処理装置を提供することができる。
また本発明によると、現像剤を収容する容器と、該容器内に配置され、回転軸端部が容器壁に設けられた軸受け部で回転可能に支持されることで該容器内に回転可能に配置された少なくとも一本の現像剤処理用の回転部材と、該回転部材のうち少なくとも一本の回転軸端部に接触して該軸受け部への現像剤侵入を防止するための弾性シール部材とを含むタイプの現像剤処理装置を搭載した画像形成装置であって、該現像剤処理装置が、同タイプの従来の現像剤処理装置と比べると、軸受け部への現像剤の侵入をより確実に防止することができ、それだけ該回転部材を円滑に回転させることができるとともに、該軸受け部からの現像剤の外部漏れをより確実に抑制でき、ひいては、それだけ円滑に良好な画像を形成できるとともに現像剤漏れによる汚染を抑制できる画像形成装置を提供することができる。
以下本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は本発明に係る現像剤処理装置の1例のもとになる現像処理装置例である現像装置D1を備えた画像形成装置例を示している。
この画像形成装置は静電潜像担持体として、図中反時計方向回りに回転駆動される感光体ドラムPCを有している。この感光体ドラムPCの周囲に帯電装置CH、現像装置D1、転写ローラTR、クリーニング装置CL及びイレーサIRがこの順序で配置されている。感光体ドラムPCの上方には、原稿画像に対応する画像露光を感光体ドラムPCに施す画像露光装置IEが設けられている。
この画像形成装置によると、回転駆動される感光体ドラムPC表面が帯電装置CHにより一様に帯電され、その帯電域に画像露光装置IEから画像露光が施され、それにより感光体ドラムPC上に静電潜像が形成される。この静電潜像は現像装置D1により現像され、可視トナー像となる。
一方、図示省略の記録媒体(転写紙等)供給部から、感光体ドラムPC上の静電潜像と同期をとって記録媒体RSが供給され、この記録媒体RS上に、感光体ドラムPC上のトナー像が、転写電圧を印加された転写ローラTRにより転写される。転写されたトナー像は図示省略の定着装置により記録媒体RSに定着される。
転写後、感光体ドラムPC上に残留する現像剤はクリーニング装置CLにより清掃され、残留電荷はイレーサIRにより消去される。
クリーニング装置CLは、感光体1表面に当接するクリーニングブレードBLを有するとともに、これにより感光体から除去される転写残現像剤を回収する容器CL’と該容器CL’に回収された現像剤を容器外へ搬出する現像剤搬送スクリュー(スクリューコンベア)SCを有している。スクリューSCは、その軸端部において、容器CL’壁に設けた図示省略の軸受け部に回転可能に支持されている。
現像装置D1は、磁性又は非磁性トナーと磁性キャリアを主成分とする2成分現像剤Dpを用いて感光体1上の静電潜像を現像するものである。現像装置D1は、図2にも示すように、現像部1の上にバッファ部2を連設し、このバッファ部にトナー補給部6を接続したものである。なお、図2は図3におけるX−X線に沿う断面図である。
現像部1は、現像剤Dpを収容する容器(現像槽)100を含んでおり、さらに、その内部に配置された第1スクリューコンベア11、その前方の現像剤供給回転部材12、さらにその前方の断面円筒形状の非磁性現像スリーブ130及び該現像スリーブに臨む穂高規制部材140を備えている。現像スリーブ130には磁極を配列した磁石ロールMgが内蔵されている。
スクリューコンベア11、回転部材12及び現像スリーブ130の回転軸は平行であり、それらの回転軸両端部がそれぞれ現像剤収容容器100の左右の側壁W11、W12(図3参照)に設けた軸受け部により回転可能に支持されている。これらは図示省略の回転駆動部により図2に矢印で示す方向に回転駆動される。例えば、スクリューコンベア11は、図3に示すように、その軸10の端部で、容器100の左右の側壁W11、W12に設けた軸受け部B11、B12に回転可能に支持されており、片方の軸受け部B12から容器外へ突出した軸端部に設けられた歯車G1を介して回転駆動される。
図3に示すように、スクリューコンベア11の回転によりコンベア軸方向に搬送される現像剤Dpは、その搬送途中でコンベア各部から現像スリーブ側へ供給され、現像剤供給回転部材12により現像スリーブ130の表面へ供給される。現像スリーブ130表面に供給された現像剤Dpは、内蔵された磁石ロールMgとの相互作用で現像スリーブ130表面に磁気ブラシ状に保持され、現像スリーブ130の回転に伴って感光体1に臨む現像領域へ向け搬送され、その途中で、穂高規制部材140により現像剤量が規制される。
また、この現像スリーブ130による現像剤搬送に伴い、トナーはキャリアと接触することで摩擦帯電する。現像領域に到来した磁気ブラシ(現像剤穂)の状態の現像剤Dpは図示省略のバイアス電源から現像スリーブ130に印加される現像バイアスのもとに感光体ドラム1上の静電潜像を摺擦し、トナーで該潜像を現像する。
バッファ部2には、前記第1スクリューコンベア11と平行に第2スクリューコンベア21が設けられている。このコンベア21も、図3に示すように、その軸20の端部で、現像剤を保持するバッファ部容器200の左右の側壁W21、W22に設けた軸受け部B21、B22に回転可能に支持されており、片方の軸受け部B22から容器外へ突出した軸端部に設けられた歯車G2を介して、図示省略の駆動部にて回転駆動される。
第1、第2のスクリューコンベア11、21の間には隔壁3が設けられており、この隔壁3により現像部1とバッファ部2とが仕切られている。
図3に示すように、隔壁3には第1開口部31と第2開口部32が形成されている。第1スクリューコンベア11は現像部1における現像剤Dpを第2開口部32側から第1開口部31側へ搬送し、第1開口部31から第2スクリューコンベア21へ送り込む。第2スクリューコンベア21は、現像剤Dpを第1開口部31側から第2開口部32側へ、さらに、第2開口部32から下方の現像部1へ循環させることができる。第1スクリューコンベア11はこのように循環する現像剤Dpを再び現像に供することができる。
トナー補給部6は、補給トナーTを収容するホッパ60、ホッパ内のトナー攪拌回転部材61及び補給トナーをホッパ60の出口601へ搬送するスクリューコンベア62を含んでいる。さらに、補給トナーTを、図3に示すように、バッファ部2の前記第2開口部32側の端部に導くダクト63及び該ダクトの下方に設けられたスクリューコンベア64を含んでいる。
回転部材61及びスクリューコンベア62は、その回転軸端部がホッパ壁に設けた図示省略の軸受け部に回転可能に支持されており、図示省略の駆動部により図2に矢印で示す方向に回転駆動される。
スクリューコンベア64は、バッファ部2における第2スクリューコンベア21の回転軸20を延長し、この延長軸にスクリューを設けたもので、コンベア21とは反対側に補給トナーを搬送し、第2スクリューコンベア21で搬送される循環現像剤Dpに補給トナーTを衝突、混合させる。
ここで、現像部1のスクリューコンベア11及びバッファ部2のスクリューコンベア21の支持についてさらに説明すると、図4に示すように、コンベア11、21の、例えば金属等からなる回転軸10、20の片側の端部(図3において左側の端部)には、段差部Sが形成されている。この段差部Sは、容器壁W11、W21に設けた前記軸受け部B11、B21より内側にあり、該軸受け部より遠い側の軸径d1に対し、該軸受け部に近い側を小径d2とすることで形成されている。そして該小径部分101(201)が軸受け部B11、B21に回転可能に支持されている。
ここで重要なことは、軸受け部B11、B21に形成された凹所にそれぞれゴム等からなる環状の弾性シール部材4が嵌着されており、そのリップ部41が、自身の弾力で、小径軸部101、201の周面S1に相対的に摺動可能に圧接されているとともに小径軸部101、201から大径軸部(軸10、20の本体部分)へ立ち上がる立ち上がり面S2にも相対的に摺動可能に圧接されており、いわば2重シール構造が提供されている点である。
図示を省略しているが、図3に示す右側の容器壁W12、W22に関しても、同様の2重シール構造が採用されている。
かかる2重シール構造により、容器内の現像剤Dp或いはそれを構成している微粒子トナーの、左側の軸受け部B11、B21及び右側の軸受け部B12、B22への侵入が、図8に示すような従来のシール構造に比べると確実に防止され、それだけ、スクリューコンベア11、21を長期にわたり円滑に回転させることができるとともに、軸受け部を通って現像剤Dp或いはそれを構成しているトナーが外部に漏れ出ることもより確実に防止することができる。
ひいては、それだけ円滑に良好な画像を形成することができるとともに、現像剤漏れによる画像形成装置内の汚染及びそれにより発生することがあり得る副作用を防ぐことができる。
かかる2重シール構造を可能にする弾性シール部材は前記のシール部材4に限定されるものではない。例えば、図5に示すシール部材4’を採用することも可能である。シール部材4’は、リップ部41’が屈曲形成されており、より広い面積で小径軸部101、201の周面S1に接触して、それだけシール効果を向上させている。リップ部41’は、勿論、小径軸部101、201から大径軸部(軸10、20の本体部分)へ立ち上がる立ち上がり面S2にも相対的に摺動可能に圧接されている。
本発明に係る現像剤処理装置(ここでは現像装置)例では、シール効果を上げるために、図6に示すシール構造を採用する。すなわち、図4に示す2重シール構造において、スクリューコンベア11、21の回転軸10、20の端部の大径軸部(軸10、20の本体部分)の端に、軸径を該大径軸部本体より小とし、しかし、小径軸部101、201よりは大径とした中間軸径部101’、201’を設け、そこに円筒形状部材5を片持ち支持させ、その自由端を弾性シール部材4のリップ部41に摺動可能に接触させるのである。これによると、部材5とリップ部41が相互に接触する部位においてもシール効果があり、いわば、3重シール構造を達成できる。このシール構造は、図5に示す弾性シール部材4’を採用する場合も適用可能である。
以上説明した、スクリューコンベア11、21に関する、回転軸の軸受け部に対する2重シール構造或いは3重シール構造は、現像装置D1における他の回転部材、既述のクリーニング装置CLにおける現像剤搬送スクリューSC、さらには、現像剤を扱う装置部分における回転部材についても適用することができる。
図7に現像装置の他の例を示す。図7に示す現像装置D2は、図2に示す現像装置D1において、現像スリーブ130、マグネットロールMg及び穂高規制部材140に代えて、現像ローラ13及びこれに当接するブレード状の現像剤規制部材14を採用したものであり、トナーTを主体とする現像剤で感光体ドラムPC上の潜像を現像するものである。その他の点は、現像装置D1とじ実質上同構成であり、現像装置D1と実質上同じ部品、部分には現像装置D1と同じ参照符号を付してある。
この現像装置D1によると、現像ローラ13に供給されるトナーTは規制部材14により所定厚さのトナー薄層とされ、且つ、規制部材14との接触により摩擦帯電される。このように帯電した薄層トナーTは現像領域において、現像ローラ13への現像バイアス印加のもとに感光体PC上の静電潜像へ移行し、該潜像を現像する。
かかる現像装置D2においても、スクリューコンベア11、21等の回転部材のうち1又は2以上について、前記の2重シール構造、或いは3重シール構造を採用して、該回転部材の回転の円滑化、トナーの現像装置外への漏れを従来よりよく防止することができる。
なお、以上説明した画像形成装置はモノカラー画像形成装置であったが、本発明はカラー画像形成装置にも適用可能である。
本発明は、画像形成装置における現像装置等の現像剤処理装置における回転部材の回転の円滑化を図るとともに現像剤処理装置からの現像剤漏れを防止して、それだけ円滑に良好な画像を形成することができるとともに、現像剤漏れによる画像形成装置内の汚染を抑制することに利用できる。
画像形成装置の1例の概略構成を示す図である。 図1の画像形成装置における現像装置例の断面図である。 図2に示す現像装置における現像剤循環状態等を示す図である。 図2、図3に示す現像装置におけるスクリューコンベアの軸受け部に対する現像剤シール構造例を示す図である。 現像剤シール構造の他の例を示す図である。 現像剤シール構造のさらに他の例を示す図である。 現像装置の他の例の断面図である。 現像剤処理装置における回転部材の軸受け部に対する従来の現像剤シール構造を示す図である。
符号の説明
PC 感光体ドラム
CH 帯電装置
TR 転写ローラ
CL クリーニング装置
CL’ 現像剤回収容器
BL クリーニングブレード
SC 現像剤搬送スクリュー
IR イレーサ
IE 画像露光装置
RS 記録媒体
D1 現像装置
1 現像部
100 現像収容容器(現像槽)
W11、W12 容器壁
B11、B12 軸受け部
11 第1スクリューコンベア
10 コンベア11の回転軸
G1 ギア
101 回転軸10端部の小径軸部
101’ 中間軸径部
S 軸10端部の段差部
S1 小径軸部の周面
S2 段差部の立ち上がり面
12 現像剤供給回転部材
130 現像スリーブ
140 穂高規制部材
Mg 磁石ロール
2 バッファ部
21 第2スクリューコンベア
10 コンベア21の回転軸
G2 ギア
201 回転軸20端部の小径軸部
201’ 中間軸径部
3 隔壁
31 第1開口部
32 第2開口部
4、4’ 環状弾性シール部材
41、41’ リップ部
5 円筒形状部材
6 トナー補給部
60 ホッパ
601 ホッパ出口
61 トナー攪拌回転部材
62 スクリューコンベア
63 ダクト
64 ダクト63下方のスクリューコンベア
Dp 2成分現像剤
T トナー
D2 現像装置
13 現像ローラ
14 現像剤規制部材

Claims (2)

  1. 現像剤を収容する容器と、該容器内に配置され、回転軸端部が容器壁に設けられた軸受け部で回転可能に支持されることで該容器内に回転可能に配置された少なくとも一本の現像剤処理用の回転部材と、該回転部材のうち少なくとも一本の回転軸端部に接触して該軸受け部への現像剤侵入を防止するための弾性シール部材とを含む現像剤処理装置であり、前記回転軸端部に該シール部材が接触する回転部材のうち少なくとも一本は、その回転軸端部における前記軸受け部より容器内側よりの部分に、軸径を前記軸受け部より遠い側で大、近い側で小とすることで形成された段差部を有しており、前記弾性シール部材として、該段差部を形成している該小径側部位周面と該小径側部位から大径側部位へ立ち上がる立ち上がり面の双方に接触するリップ部を有する弾性シール部材が採用されており、前記段差部を形成している前記大径側部位に前記弾性シール部材のリップ部へ向け突出する円筒形状部が設けられ、該円筒形状部の自由端が該リップ部に接触していることを特徴とする現像剤処理装置。
  2. 請求項1記載の現像剤処理装置を搭載した画像形成装置。
JP2005136934A 2005-05-10 2005-05-10 現像剤処理装置及び画像形成装置 Expired - Fee Related JP4779429B2 (ja)

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