JP4777676B2 - 接合型半導体装置および接合型半導体装置の製造方法 - Google Patents

接合型半導体装置および接合型半導体装置の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、接合型半導体装置および接合型半導体装置の製造方法に関し、特に、ソース領域からの電子とゲート領域からの正孔との再結合を抑制させるのに好適な静電誘導トランジスタ(SIT)等の接合型半導体装置および接合型半導体装置の製造方法に関するものである。
半導体炭化硅素(シリコン・カーバイド、SiC)は、広くデバイスに応用されているシリコンと比べてバンドギャップエネルギーが大きいことなどから、高電圧・大電力・高温動作に適しており、パワーデバイスなどへの適用が期待されている。現在、研究開発が活発になされているSiCパワーデバイスの構造は、主にMOS型デバイスと接合型デバイスに分類される。本発明は、静電誘導トランジスタ(Static Induction Transistor:SIT)や接合型電界効果トランジスタ(Junction Field Effect Transistor:JFET)などの接合型トランジスタの性能向上に関するものである。
これまでに報告されているSiCを用いたSIT、JFETには下記の例がある。
SITとしては、例えば、非特許文献1と非特許文献2に開示されたものが代表的である。図12に非特許文献1に開示されたSITの断面模式図を示す。このSIT100は、n型低抵抗層であるドレイン領域101とn型高抵抗層であるドリフト領域102とn型低抵抗領域のソース領域103とそれらソース領域を囲むように形成されたp型低抵抗領域のゲート領域104とドレイン電極105とソース電極106とゲート電極107からなっている。そして、ゲート領域104に挟まれたチャネル領域108が形成されている。このSIT100は、ドリフト領域102内にチャネルドープ層を持たず、ゲート電極107に電圧を印加しないときにも導通状態であるノーマリ・オン特性を示す静電誘導トランジスタである。そして、ゲート領域104からチャネル領域108に少数キャリアである正孔を注入しないFET(電界効果トランジスタ)動作を前提としている。そのため、ゲート・ソース間表面での電子と正孔の再結合を抑制するための特別の工夫はなされていない。
JFETとしては、例えば、非特許文献3に開示されたものがある。図13にその文献に開示されたJFETの断面構造図を示す。このJFET110は、n型低抵抗層であるドレイン領域111とn型高抵抗層であるドリフト領域112とn型低抵抗層のソース領域113とp型低抵抗領域とp型低抵抗のゲート領域114とパシベーション膜115とドレイン電極116とソース電極117とゲート電極118とトレンチ部119とソース金属層120からなっている。このJFETのソースの幅dは、1.45μmから1.95μmのものであり、非常に狭いものであり、また、チャネル領域の深さDも2.1μmと深いものであり、ゲート電極118に電圧を印加しないときに非導通状態であるノーマリ・オフ特性にするには、ソースの幅を1.95μmよりも狭くする必要があり、非常に作製が難しいものであった。また、ゲート領域114は低抵抗にするために、不純物濃度は高いものにしている。
図14で典型的な接合型トランジスタの動作を説明する。図14では、符号200がドレイン電極、符号201がドレイン領域、符号202がドリフト領域、符号203がソース領域、符号204がゲート領域、符号205がソース電極、符号206がゲート電極、符号207が表面保護膜である。接合型トランジスタでは、基板の両面に設けられたソース電極205とドレイン電極200に電圧を印加し、ソース・ドレイン間に流れる主電流を、ソース領域203を囲むようにして設けられたゲート電極206に加える信号によって制御する。
ゲートにオフ信号が印加された状態では、主電流は流れない。例えば、前述したノーマリオン型のデバイスでは、デバイスをオフさせるためにゲートにオフ信号として負の電圧を印加する必要がある。図14(a)で示すように、ゲート電極204にオフ信号を与えたとき、ドリフト領域202内で空乏領域drが広がり、ドリフト領域202内をソース領域203からの電子(矢印e)が走行することができなくなる。このような状態(ピンチオフ)にするには、ノーマリ・オン型のトランジスタでは、負の電圧を印加する。また、ノーマリ・オフ型では、通常0Vでこの状態になる。図14(b)は、ゲート電極206にピンチオフ状態での電圧より高い電圧を印加した状態を示す。ゲート電圧をピンチオフ電圧よりも高い電圧印加すると、空乏領域drが小さくなり、トランジスタはオン状態となりソースからドレインに電子電流(矢印e)が流れる。また、さらにゲートに印加する電圧を増加させると、図14(c)で示すように、ゲート領域204からドリフト領域202に正孔の注入(矢印h)が起こる。その正孔の注入により、n型のドリフト領域に正孔の注入により生じた正電荷を中性化するように、ソース領域203からの電子の注入が起こり、ドリフト領域の電気伝導率がより高くなる。それにより、オン抵抗がより低くなる。
このように、より低いオン電圧(抵抗)を得るためには、ゲートに正の電圧を印加してソースからドレインに注入させる電子を増加させることが有効である。この時、ゲート・ソース間に形成されているpn接合が順バイアスされ、ゲートからソースに正孔電流が流れる。SITを高効率で動作させるためには、より少ないゲート電流でより多くドレイン電流を制御することが望ましい。そのため、電流増幅率(=ドレイン電流/ゲート電流)が重要なパラメータとなる。
次に、ゲート・ソース間表面準位が特性に及ぼす影響について考察する。半導体の表面には、未結合手に起因する表面準位が多数存在する。シリコンでは、熱酸化することでデバイス特性に悪影響を及ぼさない界面準位の少ないシリコン・酸化膜界面を作ることができる。一方、SiCでは、熱酸化やその後の熱処理(POA:Post Oxidation Anneal)などでは、十分に界面準位を下げることができないのが現状である。そのため、図14(c)のような接合型トランジスタをゲートに順バイアスを印加して動作させる場合、ゲートから注入される正孔(矢印h2)とソースから注入される電子(矢印e2)がゲート・ソース間のSiC表面の表面準位(図中x印で表す)を介して再結合して、電流増幅率が低下することになる。
次に、ノーマリオフ特性について説明する。パワーデバイスでは、何らかの異常が発生してゲートへの制御信号が途絶えた場合に、デバイスがオフ状態になることが望まれる。そのため、パワーデバイスでは、ノーマリオフ特性を有することが重要な条件となる。前述の図12の構造で、ノーマリオフ特性を得るためには、隣り合うゲート間距離やソース幅を極めて短くしなければならない。図15は、ソース幅が狭い従来のデバイスとソース幅の広いデバイスの比較を示す図である。図15(a)は、ソース幅が狭い場合、図15(b)は、ソース幅が広い場合を示す。符号200がドレイン電極、符号201がドレイン領域、符号202がドリフト領域、符号203がソース領域、符号204がゲート領域、符号205がソース電極、符号206がゲート電極、符号207が表面保護膜である。
図15(a)で示すデバイスのようにソース幅を狭くし、ゲート間距離を短くすると、製造が難しくなるとともに、図に示すようにデバイス全面積に占める有効領域(図中符号ERで示す)が減り、結果としてオン電圧(抵抗)が上昇することになる。
図12で示したSITの場合には、ゲート・ソース間のSiC表面での電子と正孔の再結合を抑制する手段が施されていないために、ゲートから少数キャリアを注入した場合にSiC表面での再結合が大きく、ドレイン・ソース間の高抵抗層に導電率変調を起こすバイポーラモード動作での特性が向上しない。また、チャネルドープ構造を取り入れていない構造であるために、ノーマリオフ特性を得るのが極めて困難である。
図13で示したJFETの場合には、ノーマリオフ特性を得るためには、幅1.5μm、深さ2μm程の極めて微細なトレンチ構造を作り、さらにその側壁にまでゲート層を設けなければならず、製造が難しい。また、デバイスに占めるソース領域の比率が低くならざるえ得ず、オン電圧(抵抗)の向上の妨げとなる。
四戸孝 他著「600V5A 4H-SiC SIT with Low RonS of 13mΩcm2」Silicon Carbide and Related Materials 2003, Part II, pp.1217-1220. (財)新機能素子開発協会著「平成14年度新エネルギー・産業技術総合開発機構委託成果報告書、超低損失電力素子技術開発、素子化技術」 J. H. Zhao et al. 「6A, 1kV 4H-SiC Normally-off Trenched-and-Implanted Vertical JFETs」Materials Science Forum Vols. 457-460 (2004) pp. 1213-1216.
従来の接合型トランジスタをゲートに順バイアスを印加して動作させる場合、ゲートから注入される正孔とソースから注入される電子がゲート・ソース間のSiC表面の表面準位を介して再結合して、電流増幅率が低下することになるという問題点がある。
また、従来の接合型トランジスタでは、ノーマリオフ特性を得るためには、隣り合うゲート間距離やソース幅を極めて短くしなければならない。ソース幅を狭くし、ゲート間距離を短くすると、製造が難しくなるとともに、デバイス全面積に占める有効領域が減り、結果としてオン電圧(抵抗)が上昇することになるという問題点がある。
本発明の目的は、上記の課題を鑑み、自動車のモータ制御用などで求められるノーマリオフ特性を有する高性能の接合型デバイスを容易な製造工程で実現できるデバイス構造の
接合型半導体装置および接合型半導体装置の製造方法を提供することにある。
本発明に係る接合型半導体装置および接合型半導体装置の製造方法は、上記の目的を達成するために、次のように構成される。
第1の接合型半導体装置(請求項1に対応)は、半導体結晶の一方の面に形成された第1の導電型の低抵抗層からなるドレイン領域と、半導体結晶のもう一方の面に形成された第1の導電型の低抵抗層からなるソース領域と、ソース領域の周囲に形成された第2の導電型のゲート領域と、ソース領域とドレイン領域の間の第1の導電型の高抵抗層とを有する接合型半導体装置において、ゲート領域とソース領域の間の半導体結晶の表面に、不純物濃度がゲート領域の不純物濃度よりも低い第2の導電型の再結合抑制半導体層を設け、高抵抗層内にあって、再結合抑制半導体層の半導体結晶の表面からの深さより深い位置に、ゲート領域と接続される第2の導電型のチャネルドープ層を設けたことで特徴付けられる。
第2の接合型半導体装置(請求項2に対応)は、半導体結晶の一方の面に形成された第1の導電型の低抵抗層からなるドレイン領域と、半導体結晶のもう一方の面に形成された第1の導電型の低抵抗層からなるソース領域と、ソース領域の周囲に形成された第2の導電型のゲート領域と、ソース領域とドレイン領域の間の第1の導電型の高抵抗層とを有する接合型半導体装置において、ゲート領域とソース領域の間の半導体結晶の表面に第1の導電型の再結合抑制半導体層を設け、この再結合抑制半導体層の不純物濃度は、ゲート領域の不純物濃度よりも低いことで特徴づけられる。
第3の接合型半導体装置(請求項3に対応)は、上記の構成において、好ましくはゲート領域とソース領域の間の半導体結晶の表面上に熱酸化膜を形成し、この熱酸化膜上に酸化膜あるいは窒化膜を形成して再結合抑制膜を設けることで特徴づけられる。
の接合型半導体装置(請求項に対応)は、上記の構成において、半導体結晶が炭化硅素であることで特徴付けられる。
第1の接合型半導体装置の製造方法(請求項に対応)は、第1の導電型の半導体基板に第1導電型の高抵抗層を形成する高抵抗層形成工程と、高抵抗層形成工程の途中に第2の導電型のチャネルドープ層を形成するチャネルドープ層形成工程と、ソース領域となる第1導電型の低抵抗層を形成する低抵抗層形成工程と、第2導電型のゲート領域を形成するゲート領域形成工程と、ゲート領域とソース領域の間の高抵抗層の表面に第2の導電型の再結合抑制半導体層を形成する再結合抑制半導体層形成工程と、ゲート領域とソース領域の間の半導体結晶表面上に熱酸化膜を形成し、この熱酸化膜上に酸化膜あるいは窒化膜を形成して再結合抑制膜を形成する再結合抑制膜形成工程と、ソース電極とゲート電極とドレイン電極を形成する電極形成工程と、ソース電極とゲート電極側に上層電極を形成する上層電極形成工程と、を有し、再結合抑制半導体層の不純物濃度は、ゲート領域の不純物濃度よりも低く、チャンネルドープ層は、高抵抗層内にあって、再結合抑制半導体層の半導体結晶の表面からの深さより深い位置に形成されることで特徴付けられる。
第2の接合型半導体装置の製造方法(請求項に対応)は、第1の導電型の半導体基板に第1導電型の高抵抗層を形成する高抵抗層形成工程と、ソース領域となる第1導電型の低抵抗層を形成する低抵抗層形成工程と、第2導電型のゲート領域を形成するゲート領域形成工程と、ゲート領域とソース領域の間の高抵抗層の表面に第1の導電型の再結合抑制半導体層を形成する再結合抑制半導体層形成工程と、ゲート領域とソース領域の間の半導体結晶表面上に熱酸化膜を形成し、この熱酸化膜上に酸化膜あるいは窒化膜を形成して再結合抑制膜を形成する再結合抑制膜形成工程と、ソース電極とゲート電極とドレイン電極を形成する電極形成工程と、ソース電極とゲート電極側に上層電極を形成する上層電極形成工程と、を有し、再結合抑制半導体層の不純物濃度は、ゲート領域の不純物濃度よりも低いことで特徴付けられる。
第3の接合型半導体装置の製造方法(請求項に対応)は、上記の方法において、好ましくは、高抵抗層形成工程の途中に第2の導電型のチャネルドープ層を形成するチャネルドープ層形成工程を設けたことで特徴付けられる。
本発明によれば、ゲート・ソース間半導体表面にゲートと同じ導電型の領域(再結合抑制半導体層)を設ける。再結合抑制半導体層を設けることで、この領域の電子に対する電位が高くなるので、ソースから注入される電子が表面準位が多数存在するゲート・ソース間半導体表面から遠ざけられる。また、ゲート領域に対して、再結合抑制半導体層の厚さを薄く不純物濃度を低くすることで、必要以上に正孔濃度を高くせずにすむために、表面準位での再結合確率を低減することができる。また、本発明では、ゲート・ソース間半導体表面に再結合を低減する再結合抑制膜を設ける。再結合抑制半導体層と組み合わせることで、デバイスの特性をより向上させることができる。さらに、本発明では、チャネルドープ層を設ける。チャネルドープ層を設けることでノーマリオフ特性を保ちつつソース幅を広げることができるため、デバイスの有効領域を拡大でき、オン電圧(抵抗)を低減できる。また、本発明によれば、ゲート・ソース間半導体表面にソースと同じ導電型の領域(再結合抑制半導体層)を設ける。再結合抑制半導体層を設けることで、この領域の正孔に対する電位が高くなるので、ゲートから注入される正孔が、表面準位が多数存在するゲート・ソース間半導体表面から遠ざけられる。そのため、表面準位での再結合確率を低減することができる。
以下、本発明の好適な実施形態(実施例)を添付図面に基づいて説明する。
図1と図2は、本発明の第1の実施形態である接合型半導体装置(例として静電誘導トランジスタ(SIT))の一部の構造断面図と平面構造図である。図2にはソースを5本有する静電誘導トランジスタの例を示し、図1は、図2のA−A断面でのソース1本分の構造を拡大して示してある。静電誘導トランジスタ10は、炭化硅素(SiC)結晶の一方の面に形成されたn型(第1の導電型)の低抵抗層(n層)からなるドレイン領域11と、SiC結晶のもう一方の面に形成されたn型の低抵抗層(n層)からなるソース領域12と、ソース領域12の周囲に形成されたp型(第2の導電型)のゲート領域13と、ソース領域12とドレイン領域13の間のn型の高抵抗層(n層)14と、n型の高抵抗層14内にゲート領域13と接続されるようにp型のチャネルドープ層15を設けている。また、この静電誘導トランジスタ10は、ゲート領域13とソース領域12の間のSiC結晶の表面付近にp型の再結合抑制半導体層16を設けている。さらに、ゲート領域13とソース領域12の間のSiC結晶の表面上に再結合抑制膜17を設けている。また、ドレイン領域11に接合するドレイン電極18とソース領域12に接合するソース電極19とゲート領域13に接合するゲート電極20が設けられている。さらに、図2には、ソース電極19とゲート電極20の上部に設けられた上層電極21が示されている。
また、この静電誘導トランジスタ10では、再結合抑制半導体層16のSiC結晶の表面Sからの深さがゲート領域13の表面Sからの深さよりも浅くなるように形成されている。また、再結合抑制半導体層16の不純物濃度がゲート領域13の不純物濃度よりも低くなるように形成されている。
図3は、本実施形態に係る静電誘導トランジスタの動作を説明する図である。図3(a)では、この静電誘導トランジスタ10に、ソース電極19とドレイン電極18間にドレイン電圧VDが印加され、ゲート電極20にピンチオフ電圧以下の電圧が印加されている状態を示す。このとき、ゲート領域13のドリフト領域内で空乏領域drが広がり、また、チャネルドープ層15の電位が高いために、ソース領域12からの電子(矢印e)は、空乏層drとチャネルドープ層15の障壁に阻まれて、電子は、ドリフト領域14bを流れない。一方、図3(b)に示すように、ゲート電極20にピンチオフ電圧以上の電圧が印加されたとき、空乏層が狭まり、また、チャネルドープ層15の電位がさがり、ソース電極19とドレイン電極20間に電子(矢印e2)が流れ、電流が流れる。また、さらにゲートに電圧を印加すると、ゲート領域からドリフト領域への正孔(矢印h1)の注入が起こる。それにより、電荷中性化条件を満たすようように、ソース領域12から電子(矢印e1)の注入がおこり、高抵抗層の伝導度変調が起こる。それにより、高抵抗層の伝導度変調が生じ、オン抵抗も低下する。そこを電子、正孔が流れると考えられる。
図13で示した従来の構造では、電圧が印加された場合、ソース領域からの電子とゲート領域からの正孔が再結合して、ゲートからより多くの正孔電流を流さないとオン状態を維持できない。そのため、電流増幅率が低下してしまう。しかしながら、このとき、本発明の構造では図1に示すように、再結合抑制半導体層16と再結合抑制膜17が設けられているため、その層によりゲートからの正孔とソースからの電子が近づきにくくなり再結合が抑制される。その結果、再結合する正孔が減り、電流増幅率が増加する。
再結合抑制半導体層を設けることで、この領域の電子に対する電位が高くなるので、ソースから注入される電子が表面準位が多数存在するゲート・ソース間半導体表面から遠ざけられる。また、ゲート領域に対して、再結合抑制半導体層の厚さを薄く不純物濃度を低くすることで正孔の密度を下げ、その結果、表面準位での再結合確率を低減することができる。また、本発明では、ゲート・ソース間半導体表面に再結合を低減する再結合抑制保護層を設け、再結合抑制半導体層と組み合わせることで、デバイスの特性をより向上させることができる。さらに、本発明では、チャネルドープ層を設けることでノーマリオフ特性を保ちつつ隣り合うゲート間距離やソース幅を広げることができる。そのため、製造が容易になり、デバイス全面積に占める有効領域を拡大でき、その結果、オン電圧(抵抗)の抑制が実現できる。
次に、図1を用いて本発明の第1実施形態に係る接合型半導体装置(例として静電誘導トランジスタ(SIT))の構造を説明する。実施例として、阻止電圧600Vを目標に設計されたSITを示す。基板には、(0001)面から8度オフさせた低抵抗のn型4H−SiC基板を使用しており、本SITでは、この基板がドレイン領域11となる。基板上のn型高抵抗層14は、ソース・ドレイン間に加わる高電圧を阻止するための層であり、本実施例では600V以上の電圧を阻止するように、厚み10μm、不純物濃度1×1016cm−3に設定されている。高抵抗層上のp型チャネルドープ層は、ソース・ドレイン間に高電圧が印加されたときに、ゲート・ソース間電圧VGS=0Vにおいてもトランジスタがオンしないようにその厚みと不純物濃度が設計される。本実施例では、厚み0.1μm〜0.5μm、不純物濃度2×1017〜4×1019cm−3とした。チャネルドープ層上には、厚さ0.2〜0.4μm、不純物濃度1×1016cm−3の高抵抗層を挟んで、厚さ0.2〜0.4μm、不純物濃度1〜5×1019cm−3の低抵抗のn型ソース層が設けられている。さらに、ソースの周囲には、厚み2μm、不純物濃度1×1019cm−3程度の低抵抗p型ゲート層が設けられている。図2に示すように、ソースは細長い島状の形状であり、ひとつのデバイスに複数のソースを備えている。ひとつのソースの寸法は、幅3〜10μm、長さ100〜1000μm程度である。ゲート領域とソース領域を含めた単位デバイスの周期は、約10〜30μmである。
図4に、第1の実施形態での実施例でのSITの電流電圧特性と本発明を用いないで製作したSITの特性を示す。また、両者の特性値を図5の表にまとめる。両者の違いは再結合抑制層の有無だけで、それ以外はデバイス構造、製作工程とも同一である。図4(a)は、再結合抑制層のないSITでの電流電圧特性であり、図4(b)は、再結合抑制を設けた上記条件で作製した本発明でのトランジスタの電流電圧特性である。横軸は、ドレイン電圧を示し、縦軸はドレイン電流密度を示す。曲線C10,C11,C12,C13,C14,C15は、それぞれ、ゲート電流が0,1.6,3.2,4.8,6.3,7.9(A/cm)の電流電圧特性であり、曲線C20,C21,C22,C23,C24,C25は、それぞれ、ゲート電流が0,1.6,3.2,4.8,6.3,7.9(A/cm)の電流電圧特性である。これらの電流電圧特性から、図5の表に示すように、再結合抑制層の無い場合は、電流増幅率とオン電圧は、それぞれ、14と1.3である。また、再結合抑制増がある場合は、電流増幅率とオン電圧は、それぞれ51と0.7であった。明らかに、再結合抑制層を導入することで電流増幅率、オン電圧ともに大きく向上している。また、様々な構造のSITで比較したが、平均で約3倍程度の電流増幅率が確認できている。
図6は、製作したSITのなかで、特にオン電圧特性が優れているデバイスの電流電圧特性である。横軸は、ドレイン電圧を示し、縦軸はドレイン電流密度を示す。曲線C30,C31,C32,C33,C34,C35は、それぞれ、ゲート電流が0,1.9,3.7,5.6,7.4,9.3(A/cm)の電流電圧特性である。電流電圧特性から、このトランジスタでは、ドレイン電流密度200A/cmでのオン抵抗は2.8mΩcm、ドレイン電流密度300A/cmでのオン抵抗は2.6mΩcmとなり、これまで発表されている600V以上の耐圧のSiCデバイスとしては最高の値を得ている。
次に、本発明の第1実施形態に係る接合型半導体(例としてSIT)の製造方法を説明する。図7は、本発明の第1実施形態に係る接合型半導体装置の製造方法により静電誘導トランジスタ(SIT)を製造する工程を示すフローチャートである。また、図8と図9は、各工程での構造断面図である。接合型半導体装置の製造方法は、第1の導電型の半導体基板に第1導電型の高抵抗層を形成する高抵抗層形成工程(ステップS11)と、第2の導電型のチャネルドープ層を形成するチャネルドープ層形成工程(ステップS12)と、第1導電型の高抵抗層を形成する高抵抗層形成工程(ステップS13)と、ソース領域となる第1導電型の低抵抗層を形成する低抵抗層形成工程(ステップS14)と、第2導電型のゲート領域を形成するゲート領域形成工程(ステップS15)と、ゲート領域とソース領域の間の高抵抗層の表面付近に第2の導電型の再結合抑制半導体層を形成する再結合抑制半導体層形成工程(ステップS16)と、ゲート領域とソース領域の間の半導体結晶表面上に再結合抑制膜を形成する再結合抑制膜形成工程(ステップS17)と、ソース電極とゲート電極とドレイン電極を形成する電極形成工程(ステップS18)と、ソース電極とゲート電極側に上層電極を形成する上層電極形成工程(ステップS19)と、から成る。
高抵抗層形成工程(ステップS11)では、エピタキシャル成長法によりSiC高濃度n型基板30上に、厚さ10μmで濃度1×1016cm−3の窒素を不純物としてドープしたSiC層31をエピタキシャル成長させる。次に、チャネルドープ層形成工程(ステップS12)では、エピタキシャル成長法により、アルミニウムを不純物として1×1017〜1×1019cm−3の濃度で0.1〜0.5μmのSiC32を成長させる。高抵抗層形成工程(ステップS13)では、その後、厚さ0.2〜0.5μmで濃度1×1016cm−3の窒素を不純物としてドープしたSiC層33をエピタキシャル成長させる。そして、低抵抗層形成工程(ステップS14)では、その上に厚さ0.2〜0.4μmで濃度1〜5×1019cm−3の窒素を不純物としてドープしたSiC層34をエピタキシャル成長させる。(図8(a))。
ゲート領域形成工程(ステップS15)では、p型ゲート領域Gは、選択イオン注入によって形成する。図8(b)において、まず、表面にゲートを形成しない領域を保護するためのイオン注入マスク35を形成する。
マスク材料としては、CVD(化学気相堆積法)シリコン酸化膜や金属が利用できる。
フォトリソグラフィー工程で、レジスト塗布後、イオン注入をする領域のレジストを取り除く。その後、フォトレジストにより、ゲート電極を形成する以外の領域を開口とするマスクを形成し、イオン注入をする領域のマスク材料を、反応性イオンエッチング(RIE)などでエッチングして取り除く。このようにして、イオン注入マスクを形成した後、ゲート領域を形成するためのイオン注入を行う(図中矢印A)。
例えば、表面からイオン注入法によりイオン種としてアルミニウムを用いる。約2μm程度のゲート深さを得るために、最大注入エネルギー2MeV以上で複数のエネルギーを用いる多段注入を行う。注入量は、不純物濃度が約1×1018〜1×1019cm−3となるように設計している。注入後、イオン注入マスク35を除去する。
次に、ソース領域を分離するためのエッチング工程を行う(図8(c))。エッチングマスクにはCVDシリコン酸化膜を用い、フォトリソグラフィー工程でレジストパターンを形成した後、CVDシリコン酸化膜をRIEなどでエッチングし、さらにCVDシリコン酸化膜をマスク36として、SiCをエッチングする。SiCエッチングにはSFなどを用いたRIEなどが利用できる。エッチング深さは、約0.3〜0.6μmである。
再結合抑制半導体層形成する工程(S16)では、ソース領域を分離した後、再結合抑制半導体層37を形成するためのイオン注入を行う(図8(d))。ここでは、ソース領域を分離するためのエッチングに用いたエッチングマスクのCVDシリコン酸化膜をイオン注入マスクとして利用できるため、新たなフォトリソグラフィー工程を必要としない。イオン種にはアルミニウムを用い、注入エネルギーは数十KeV、注入量は不純物濃度が1×1016〜1×1017cm−3となるように設計する。このp型領域は、ゲートとしての機能は持たず、ソースからの電子を遠ざけることが目的であり、更に、ホールの濃度は低いことが望ましいため、ゲートイオン注入と比較して、注入量・注入エネルギーともに小さく設定されている。そのため、イオン注入による結晶の損傷を低く抑えることができるので、プロセスのデバイス特性への悪影響を抑えることができる。
イオン注入後に、注入イオンを半導体中で電気的に活性化するとともにイオン注入で発生した結晶欠陥を消すための活性化熱処理を行う(図9(a))。本実施例では、ゲートイオン注入と再結合抑制半導体層イオン注入の両方の活性化を同時に行っている。高周波熱処理炉などを用い、1700〜1800℃程度の高温下で約10分程度の熱処理を行う。雰囲気ガスにはアルゴンを用いる。
再結合抑制膜38を形成する工程(S17)では、図9(b)で示すように、はじめに、イオン注入と活性化熱処理の工程でできた表面層を取り除くために、熱酸化後に酸化膜を取り除く犠牲酸化を行う。酸化条件は、例えばドライ酸素中で1100℃、20時間などである。酸化膜の除去にはフッ化水素を用いる。犠牲酸化後に再び熱酸化を行い酸化膜を形成する。その後に、SiC酸化膜界面の不純物準位を低減するための熱処理(POA:Post Oxidation Anneal)を行う。POAは、水素や酸化窒素(NO、N2O)またはアルゴン雰囲気中で、800〜1300℃程度の高温下で行う。POA後、CVD酸化膜やCVD窒化膜を形成する。
その後、ソース、ゲート、ドレインに電極SC,GC,DCを形成する(図9(c))。ソース、ドレインにはニッケルやチタンを用い、ゲートにはチタン・アルミニウムなどを用いる。各電極は、蒸着やスパッタリングなどで形成し、パターン形成には、フォトリソグラフィー工程とドライエッチング、ウェットエッチング、リフトオフ法などが利用できる。また、電極形成後には、金属と半導体の接触抵抗を低減するために熱処理を行う。条件は、800〜1000℃、10〜30分程度である。
最後に、分離されているソースをひとつの電極に取り出すための上層配線工程を行う(図9(d))。CVD酸化膜などを層間膜として形成した後、フォトリソグラフィー工程とエッチングによりソース電極部分のCVD酸化膜などを取り除きソース電極を露出させたあと上層電極OCを堆積させる。電極材料にはアルミニウムを用いる。
このようにして、図1と図2で示したノーマリオフ特性を有する高性能のSITを作製することができる。
なお、上述の実施例では、図1に示す再結合抑制半導体層16がp型である場合を説明したが、これをn型層としても良い。この場合、正孔が上述の実施例と同様の原理で遠ざけられ、再結合が抑制される。
図10は、本発明の第2実施形態に係る半導体装置の断面図を示す。この接合型半導体装置は、炭化硅素(SiC)結晶の一方の面に形成されたn型(第1の導電型)の低抵抗層(n層)からなるドレイン領域41と、SiC結晶のもう一方の面に形成されたn型の低抵抗層(n層)からなるソース領域42と、ソース領域42の周囲に形成されたp型(第2の導電型)のゲート領域43と、ソース領域42とドレイン領域43の間のn型の高抵抗層(n層)44と、n型の高抵抗層44内にゲート領域43と接続されるようにp型のチャネルドープ層45を設けている。また、この静電誘導トランジスタ40は、ゲート領域43とソース領域42の間のSiC結晶の表面付近にp型の再結合抑制半導体層46を設けている。さらに、ゲート領域43とソース領域42の間のSiC結晶の表面上に再結合抑制膜47を設けている。また、ドレイン領域41に接合するドレイン電極48とソース領域42に接合するソース電極49とゲート領域43に接合するゲート電極50が設けられている。
また、このトランジスタ40では、再結合抑制半導体層46のSiC結晶の表面Sからの深さがゲート領域43の表面Sからの深さよりも浅くなるように形成されている。また、再結合抑制半導体層46の不純物濃度がゲート領域43の不純物濃度よりも低くなるように形成されている。
第1の実施形態との違いは、ソース・ゲート間の一部にのみ再結合抑制半導体領域が形成されていることである。ソース・ゲート間に形成される段差形状には、エッチングマスクの形状やエッチングの手法によって違いがでる。第1の実施形態では、エッチングマスクの断面形状に傾斜があったり、SiCのエッチングが等方性を持つ場合の例を示した。第2の実施形態は、エッチングマスクの断面形状が垂直で、SiCのエッチングも異方性を有する場合の例である。この場合、ソース・ゲート間の段差形状は垂直に近くなる。このような状態で基板に垂直にイオン注入をした場合には、基板に垂直な面にはイオンは注入されない。再結合抑制半導体領域も基板と平行な面にのみ形成される。しかし、再結合抑制半導体領域は、ゲート・ソース間の一部にのみ形成されていても有効に機能する。
なお、上述の実施形態では、図10に示す再結合抑制半導体層46がp型層である場合を説明したが、これをn型層としても良い。
図11は、本発明の第3の実施形態を示す。接合型半導体装置は、炭化硅素(SiC)結晶の一方の面に形成されたn型(第1の導電型)の低抵抗層(n層)からなるドレイン領域61と、SiC結晶のもう一方の面に形成されたn型の低抵抗層(n層)からなるソース領域62と、ソース領域62の周囲に形成されたp型(第2の導電型)のゲート領域63と、ソース領域62とドレイン領域63の間のn型の高抵抗層(n層)64と、n型の高抵抗層64内にゲート領域63と接続されるようにp型のチャネルドープ層65を設けている。また、この静電誘導トランジスタ60は、ゲート領域63とソース領域62の間のSiC結晶の表面付近にp型の再結合抑制半導体層66を設けている。さらに、ゲート領域63とソース領域62の間のSiC結晶の表面上に再結合抑制膜67を設けている。また、ドレイン領域61に接合するドレイン電極68とソース領域62に接合するソース電極69とゲート領域63に接合するゲート電極70が設けられている。さらに
また、このトランジスタ60では、再結合抑制半導体層66のSiC結晶の表面Sからの深さがゲート領域63の表面Sからの深さよりも浅くなるように形成されている。また、再結合抑制半導体層66の不純物濃度がゲート領域63の不純物濃度よりも低くなるように形成されている。
第3の実施形態は、ソース領域がエッチングにより分離されているのではなく、選択的イオン注入により形成されている例である。この場合には、ゲートとソースは同一の高さの面に形成される。本構造では、エッチング工程がないことから、エッチングによって半導体表面が損傷を受けないことや、ソース電極間に電界が集中する部分ななくなることから、電子と正孔の再結合をより抑えることが可能になる。ソース領域のイオン種にはリンや窒素が利用できる。
なお、上述の実施形態では、図11に示す再結合抑制半導体層66がp型層である場合を説明したが、これをn型層としても良い。
以上、説明したように本発明は従来の接合型トランジスタと異なり、ゲート・ソース間半導体表面にゲートと同じ導電型の半導体領域で形成される再結合抑制半導体層が設けられているために、ゲートから注入される少数キャリアとソースから注入される多数キャリアの再結合が抑制され、電流増幅率を向上できオン電圧(抵抗)を小さくできる。また、本発明では、上記再結合抑制半導体層に加えてゲート・ソース間半導体表面に再結合抑制膜が設けられているために、より電流増幅率を向上させることができる。さらに、本発明では、チャネルドープ層を設けているために、ノーマリオフ特性を保ちつつ、低いオン電圧(抵抗)を比較的容易な製造方法で得ることができる。なお、各層の厚みやイオン注入エネルギー量など本実施例で示した具体的な数値はあくまでも一例であり、本発明を実現する範囲で適宜変更可能である。また、本発明において、再結合抑制膜17およびチャネルドープ層15は必須の構成要件ではなく、例えば何れか一方のみが再結合抑制半導体層16と共に形成された構成としても良い。
なお、本実施形態においては、工程説明中のpとnの極性を逆にした逆極性タイプのものでも良い。また、本実施例では、SiCの例について説明したが、本発明は表面再結合が問題となる他の半導体にも適用できる。
本発明は、高性能の接合型半導体装置とそれを製造するために利用することができる。
本発明の第1実施形態に係る接合型半導体装置(例として静電誘導トランジスタ(SIT))の一部の断面図である。 本発明の第1実施形態に係る接合型半導体装置(例として静電誘導トランジスタ(SIT))の平面図である。 第1実施形態に係る接合型半導体装置の動作を説明する図であり、(a)ゲート電極にピンチオフ電圧以下の電圧が印加されている状態、(b)ゲート電極にピンチオフ電圧以上の電圧が印加されている状態、(c)ゲート電極にさらに高い電圧を印加した状態を示す図である。 第1実施形態での実施例のSITの電流電圧特性を示し、(a)再結合抑制層のない場合、(b)再結合抑制層のある場合である。 第1実施形態での実施例のSITの特性値を示す表である。 本発明で製作したSITのなかで、特にオン電圧特性が優れている接合型半導体装置の電流電圧特性である。 本発明の第1実施形態に係る接合型半導体装置の製造方法により静電誘導トランジスタを製造する工程を示すフローチャートである。 本発明の第1実施形態に係る接合型半導体装置の製造方法により静電誘導トランジスタを製造する各工程での半導体基板の断面図である。 本発明の第1実施形態に係る接合型半導体装置の製造方法により静電誘導トランジスタを製造する各工程での半導体基板の断面図である。 本発明の第2実施形態に係る接合型半導体装置の断面図である。 本発明の第3実施形態に係る接合型半導体装置の断面図である。 従来のSITの断面模式図である。 従来のJFETの断面模式図である。 従来の典型的な接合型トランジスタの動作を説明する図である。 ソース幅が狭いデバイスとソース幅が広いデバイスの比較を示す図である。
符号の説明
10 静電誘導トランジスタ
11 ドレイン領域
12 ソース領域
13 ゲート領域
14 n型高抵抗層
15 チャネルドープ層
16 再結合抑制半導体層
17 再結合抑制膜
18 ドレイン電極
19 ソース電極
20 ゲート電極
21 上層電極

Claims (7)

  1. 半導体結晶の一方の面に形成された第1の導電型の低抵抗層からなるドレイン領域と、前記半導体結晶のもう一方の面に形成された第1の導電型の低抵抗層からなるソース領域と、前記ソース領域の周囲に形成された第2の導電型のゲート領域と、前記ソース領域と前記ドレイン領域の間の第1の導電型の高抵抗層とを有する接合型半導体装置において、
    前記ゲート領域と前記ソース領域の間の前記半導体結晶の表面に、不純物濃度が前記ゲート領域の不純物濃度よりも低い第2の導電型の再結合抑制半導体層を設け、
    前記高抵抗層内にあって、前記再結合抑制半導体層の前記半導体結晶の表面からの深さより深い位置に、前記ゲート領域と接続される第2の導電型のチャネルドープ層を設けたことを特徴とする接合型半導体装置。
  2. 半導体結晶の一方の面に形成された第1の導電型の低抵抗層からなるドレイン領域と、前記半導体結晶のもう一方の面に形成された第1の導電型の低抵抗層からなるソース領域と、前記ソース領域の周囲に形成された第2の導電型のゲート領域と、前記ソース領域と前記ドレイン領域の間の第1の導電型の高抵抗層とを有する接合型半導体装置において、
    前記ゲート領域と前記ソース領域の間の前記半導体結晶の表面に第1の導電型の再結合抑制半導体層を設け、
    この再結合抑制半導体層の不純物濃度は、前記ゲート領域の不純物濃度よりも低いことを特徴とする接合型半導体装置。
  3. 前記ゲート領域と前記ソース領域の間の前記半導体結晶の表面上に熱酸化膜を形成し、この熱酸化膜上に酸化膜あるいは窒化膜を形成して再結合抑制膜を設けることを特徴とする請求項1または2記載の接合型半導体装置。
  4. 前記半導体結晶が炭化硅素であることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の接合型半導体装置。
  5. 第1の導電型の半導体基板に第1導電型の高抵抗層を形成する高抵抗層形成工程と、
    前記高抵抗層形成工程の途中に第2の導電型のチャネルドープ層を形成するチャネルドープ層形成工程と、
    ソース領域となる第1導電型の低抵抗層を形成する低抵抗層形成工程と、
    第2導電型のゲート領域を形成するゲート領域形成工程と、
    前記ゲート領域と前記ソース領域の間の高抵抗層の表面に第2の導電型の再結合抑制半導体層を形成する再結合抑制半導体層形成工程と、
    前記ゲート領域と前記ソース領域の間の半導体結晶表面上に熱酸化膜を形成し、この熱酸化膜上に酸化膜あるいは窒化膜を形成して再結合抑制膜を形成する再結合抑制膜形成工程と、
    ソース電極とゲート電極とドレイン電極を形成する電極形成工程と、
    ソース電極とゲート電極側に上層電極を形成する上層電極形成工程と、
    を有し、
    前記再結合抑制半導体層の不純物濃度は、前記ゲート領域の不純物濃度よりも低く、
    前記チャンネルドープ層は、前記高抵抗層内にあって前記再結合抑制半導体層の前記半導体結晶の表面からの深さより深い位置に形成されることを特徴とする接合型半導体装置の製造方法。
  6. 第1の導電型の半導体基板に第1導電型の高抵抗層を形成する高抵抗層形成工程と、
    ソース領域となる第1導電型の低抵抗層を形成する低抵抗層形成工程と、
    第2導電型のゲート領域を形成するゲート領域形成工程と、
    前記ゲート領域と前記ソース領域の間の高抵抗層の表面に第1の導電型の再結合抑制半導体層を形成する再結合抑制半導体層形成工程と、
    前記ゲート領域と前記ソース領域の間の半導体結晶表面上に熱酸化膜を形成し、この熱酸化膜上に酸化膜あるいは窒化膜を形成して再結合抑制膜を形成する再結合抑制膜形成工程と、
    ソース電極とゲート電極とドレイン電極を形成する電極形成工程と、
    ソース電極とゲート電極側に上層電極を形成する上層電極形成工程と、
    を有し、
    前記再結合抑制半導体層の不純物濃度は、前記ゲート領域の不純物濃度よりも低いことを特徴とする接合型半導体装置の製造方法。
  7. 前記高抵抗層形成工程の途中に第2の導電型のチャネルドープ層を形成するチャネルドープ層形成工程を設けたことを特徴とする請求項記載の接合型半導体装置の製造方法。
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