JP4769143B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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Description
また、従来の画像形成装置の二つ目の例(以後、単に第二従来例という)として、図13に示すように、読取ガイド4bが、両端部に各別に備えられた付勢手段11を介してカバー手段4に対して全体的に遠近移動自在な状態に取り付けてあるものがあった(例えば、特許文献1、2参照)。
しかし、枢支軸やその周りを構成する各部品の寸法精度等を考慮すると、現実的には装置本体(プラテンガラス)とカバー手段(読取ガイド)とをどの部分も同じ間隔を保持するように取り付けることは困難である。従って、読取ガイドの一部(特に枢支軸側)が、プラテンガラスから浮いた状態となり易い問題点がある。
また、読取ガイドの第2端部側をカバー手段に対して遠近移動不能に取り付けている。このため、カバー手段を閉状態にしても、読取ガイドの第2端部側から自動読取領域に対する付勢力は積極的に働かない。よって、第2端部側には実質的に付勢抗力モーメントは発生しない。
従って、プラテンガラス面上に静止状態に位置させた原稿を読み取る場合(静止原稿読取モード)では、前記重力モーメントが前記付勢抗力モーメントを大きく上回っているため、カバー手段はプラテンガラス面に沿う状態を維持することができる。
一方、自動原稿送り機構を使用して自動読取領域上で原稿の読み取りを行う場合(自動原稿読取モード)においても、上述のように読取ガイドが原稿を確実にガイドしているので、紙詰まり等の読取上の不具合が生じることはない。
また、本構成の画像形成装置では、カバー手段の浮き上がりを防止するための微調整が不要となる。原稿の読み取りを常に適切に行うためには、「カバー手段の重心からプラテンガラス面に作用する重力モーメントが、読取ガイドに作用する付勢抗力モーメントより大きいこと(第1条件)」、および「原稿搬送時に読取ガイドに作用する上向きの力が、読取ガイドの第1端部側の付勢手段によって読取ガイドを自動読取領域に付勢する付勢力より小さいこと(第2条件)」の2つの条件を満たす必要がある。第1条件は静止原稿読取モードにおいて求められる条件であり、第2条件は自動原稿読取モードにおいて求められる条件である。上記第1条件における付勢抗力モーメントは、カバー手段の枢支軸から近い位置に発生する。このため、読取ガイドの第1端部側の付勢手段の付勢力を十分に大きくしても、第1端部側の付勢抗力モーメントはそれ程大きくならない。従って、第1端部側の付勢手段の付勢力を精密に設定する必要はなく、単純に十分に大きな付勢力に設定すればよいのである。そして、第1端部側の付勢手段の付勢力を十分に大きくすることにより、上記第2条件を満たすことができる。このように、本構成では、上記第2条件を満たすのに十分に大きな付勢力を設定することが可能であるから、微調整をすることなくカバー手段の浮き上がりを確実に防止することができる。また、読取ガイドに作用する付勢力が十分に大きいことから、原稿が通過する空間の高さ(すなわち、読取ガイドとプラテンガラス面上の自動読取領域との隙間間隔)も変動しない。従って、原稿の自動読み取りをスムーズ、確実、且つ鮮明に行うことができる。
例えば、付勢手段をコイルスプリングとし、このコイルスプリングは解放機構を構成する圧縮部材によって通常圧縮されているものとする。さらに、圧縮部材は搬送カバーと連動するものとする。
自動原稿送り機構内で紙詰まりが発生した場合、搬送カバーを開けると、この開操作と連動して圧縮部材がコイルスプリングの圧縮を略同時に解除する。これにより、読取ガイドから自動読取領域に働く付勢力が解放され、自動原稿送り機構内に詰まった用紙を容易に取り除くことができる。
このように設定すれば、静止原稿読取モードではカバー手段はプラテンガラス面に沿う状態を維持することができ、自動原稿読取モードでは読取ガイドは自動読取領域を付勢する状態を維持して原稿を確実にガイドすることができる。
なお、自動原稿読取モードでは、用紙の搬送速度や厚みに起因して動作中に読取ガイドに上向きの力がかかることがある。しかし、そのような上向きの力が、付勢手段が読取ガイドを自動読取領域に向けて付勢する付勢力を超えない限り、読取ガイドが自動読取領域から浮き上がることはない。本構成の場合では、その構造上、読取ガイドの第1端部側に発生する付勢抗力モーメントが大きくなり難く、これにより第1端部側の付勢手段の付勢力を十分に大きくすることができるため、前記付勢力が前記上向きの力を十分に上回るように設定することができる。このため、原稿が通過する空間の高さ(すなわち、読取ガイドとプラテンガラス面上の自動読取領域との隙間間隔)は変動しない。
このように、本構成の画像形成装置では、静止原稿読取モードおよび自動原稿読取モードのいずれのモードにおいても、読取上の不具合が生じることがなく、原稿の読み取りをスムーズ、確実、且つ鮮明に行うことができる。
例えば、第1付勢手段および第2付勢手段をコイルスプリングとし、このコイルスプリングは解放機構を構成する圧縮部材によって通常圧縮されているものとする。さらに、圧縮部材は搬送カバーと連動するものとする。
自動原稿送り機構内で紙詰まりが発生した場合、搬送カバーを開けると、この開操作と連動して圧縮部材がコイルスプリングの圧縮を略同時に解除する。これにより、読取ガイドから自動読取領域に働く付勢力が解放され、自動原稿送り機構内に詰まった用紙を容易に取り除くことができる。
また、読取ガイドをカバー手段から取り外す場合は、上記係合爪を指等で引っ張って係合穴から抜いた状態で読取ガイドをスライドさせるだけでよい。
このように、ジョイント部材を介して、読取ガイドをカバー手段に取り付ける構成であれば、読取ガイドの着脱作業において専用の工具や熟練した技術等は不要であり、簡単且つ確実に組み立てやメンテナンス等を行うことができる。
また、ジョイント部材は、カバー手段に対して着脱可能なカバー側取付部を有しているので、ジョイント部材自体を別のものに交換することもできる。これにより、画像形成装置で使用する紙の厚みや材質等に応じて、最適な弾性率を有する付勢手段をジョイント部材に組み込んだり、ジョイント部材そのものの材質を適宜選択したりすることもできる。
尚、図には示さないが、プラテンガラス3の下方には、前記原稿1を読み込んで転写紙に定着させる各種機構が納められている。
また、前記読取領域3Aの一辺に隣接させて細長形状に確保された部分は、前記自動読取領域3Bとして構成されており、前記自動原稿送り機構5によって誘導された原稿1が通過できるように形成されている。
尚、枢支軸6の軸芯方向は、前記読取領域3Aと前記自動読取領域3Bとの隣接方向に沿って設定されている。今、図2の平面図における下方が装置の「正面」となり、平面図における上方が装置の「裏面」となり、平面図における右側・左側は、それぞれ「右面」「左面」となる。以後、それぞれを単に「正面」「裏面」「右面」「左面」と言う。
従って、カバー手段4は、前記裏面側の辺部分が、前記枢支軸6によって装置本体2に取り付けられており、前記正面側の辺部分を手で持って上下に移動させることで、前記枢支軸6周りに上下揺動する。そして、カバー手段4は、前記プラテンガラス3より若干大きな平面積に構成してあるから、カバー手段4を下方へ揺動させることで、前記プラテンガラス3の全域を覆うことができ、閉状態にすることができる。
また、カバー手段4の下面は、前記読取領域3Aを覆う状態に形成された覆い部4aと、前記自動読取領域3B上に対向する状態に設けられた読取ガイド4bとを備えて構成されている(図1参照)。読取ガイド4bは、カバー手段4に対して出退可能に取り付けられる。ここで、「出退可能」とは、読取ガイド4bの少なくとも一部をカバー手段4の下面位置より突出させたり、カバー手段4の下面位置まで退行させたりできる状態をいう。
そして、前記原稿送り経路Rの一部に、前記読取ガイド4bが位置する状態に取り付けられている。
この読取ガイド4bは、図に示すように、横断面形状が略「U」字形状に形成した薄板材で構成してあり、前記自動原稿送り機構5によって前記原稿送り経路Rを移動する原稿1を、その下面でガイドすることで、前記プラテンガラス3の自動読取領域3Bの表面から浮き上がらないようにして画像読取時の読取精度を確保する役割を担っている。
一方、自動原稿送り機構5を使用して自動読取領域3B上で原稿1の読み取りを行う場合(自動原稿読取モード)においても、カバー手段4を閉状態にした場合、上述の付勢力により読取ガイド4bが自動読取領域3Bに対して付勢した状態(押圧状態)となっている。このため、読取ガイド4bから自動読取領域3Bに対して必要十分な付勢力が働くことにより原稿1を確実にガイドすることができる。
なお、自動原稿読取モードでは、用紙の搬送速度や厚みに起因して動作中に読取ガイド4bに上向きの力がかかることがある。しかし、そのような上向きの力が、前記付勢力を超えない限り、読取ガイド4bが自動読取領域3Bから浮き上がることはない。本実施形態では、その構造上、読取ガイド4bの第1端部4ba側に発生する付勢抗力モーメントが大きくなり難く、これにより読取ガイド4bの第1端部4ba側の付勢力を十分に大きくすることができるため、前記付勢力が前記上向きの力を十分に上回るように設定することができる。このため、原稿が通過する空間の高さ(すなわち、読取ガイド4bとプラテンガラス3面上の自動読取領域3Bとの隙間間隔)は変動しない。前記隙間間隔を形成するためには、例えば、読取ガイド4bの下面両端付近に間隔形成用凸部4eを設けておくのが有効である。
従って、このような押圧状態で連続的に原稿1の自動読み取りを行えば、紙詰まり等の読取上の不具合が生じることはなく、原稿1の自動読み取りをスムーズ、確実、且つ鮮明に行うことができるのである。
以下、カバー手段4に対する読取ガイド4bの取付状態についての実施形態を具体的に説明する。
図5は、第1実施形態によるカバー手段4のフレームFに対する読取ガイド4bの取付状態を示す要部斜視図である。図6および図7は、読取ガイド4bの第1端部4ba側および第2端部4bb側の詳細図である。
この第1実施形態では、読取ガイド4bの第1端部4ba側は、カバー手段4に対して遠近移動自在に取り付けられ、且つ第1端部4baを自動読取領域3Bに対して近接する方向に付勢する付勢手段が設けられる。第2端部4bb側は、カバー手段4に対して遠近移動不能に取り付けられる。
一方、図7に示されるように、読取ガイド4bの第2端部4bbには、読取ガイド4bの長手方向に沿って突出した第二係合爪8が形成してあると共に、カバー手段4bのフレームFの対向部には、前記第二係合爪8が突出方向に沿って嵌入自在な第二係止穴7が形成してある。そして読取ガイド4bは、前記第二係合爪8をこの第二係止穴7に嵌入させることで、カバー手段4に対して遠近移動不能に固定することができる。なお、第二係止穴7のサイズを第二係合爪8のサイズより若干大きくし、読取ガイド4bの第2端部4bb側をカバー手段4に対して多少の揺動動作を許容することは可能である。このように、第二係合爪8と第二係止穴7との間に多少の遊びがある場合も、本明細書でいう「固定」に含まれる。
以上のように第2端部4bb側を固定した状態では、カバー手段4bを閉状態にしても第2端部4bb側から自動読取領域3Bに対して積極的な付勢力は働かない。従って、第2端部4bb側には実質的に付勢抗力モーメントは発生しない。
また、本実施形態の画像形成装置では、カバー手段4の浮き上がりを防止するための微調整が不要となる。原稿1の読み取りを常に適切に行うためには、「カバー手段4の重心からプラテンガラス3面に作用する重力モーメントが、読取ガイド4bに作用する付勢抗力モーメントより大きいこと(第1条件)」、および「原稿搬送時に読取ガイド4bに作用する上向きの力が、読取ガイド4bの第1端部4ba側のコイルスプリング11によって読取ガイド4bを自動読取領域3Bに付勢する付勢力より小さいこと(第2条件)」の2つの条件を満たす必要がある。第1条件は静止原稿読取モードにおいて求められる条件であり、第2条件は自動原稿読取モードにおいて求められる条件である。上記第1条件における付勢抗力モーメントは、カバー手段4の枢支軸6から近い位置に発生する。このため、読取ガイド4bの第1端部4ba側のコイルスプリング11の付勢力を十分に大きくしても、第1端部4ba側の付勢抗力モーメントはそれ程大きくならない。従って、第1端部4ba側のコイルスプリング11の付勢力を精密に設定する必要はなく、単純に十分に大きな付勢力に設定すればよいのである。そして、第1端部4ba側のコイルスプリング11の付勢力を十分に大きくすることにより、上記第2条件を満たすことができる。このように、本実施形態では、上記第2条件を満たすのに十分に大きな付勢力を設定することが可能であるから、微調整をすることなくカバー手段4の浮き上がりを確実に防止することができる。また、読取ガイド4bに作用する付勢力が十分に大きくなることから、原稿1が通過する空間の高さ(すなわち、読取ガイド4bとプラテンガラス3面上の自動読取領域3Bとの隙間間隔)も変動しない。従って、原稿1の自動読み取りをスムーズ、確実、且つ鮮明に行うことができる。
なお、前記隙間間隔を形成するためには、読取ガイド4bの底部に間隔形成用凸部4eを設けておく。これにより、読取ガイド4bと自動読取領域3Bとの間に用紙を自動搬送するための空間が形成される。
このように、第1実施形態の画像形成装置によれば、静止原稿読取モードおよび自動原稿読取モードのいずれのモードにおいても、読取上の不具合が生じることもなく、原稿1の読み取りをスムーズ、確実、且つ鮮明に行うことができる。
図8は、第2実施形態によるカバー手段4のフレームFに対する読取ガイド4bの取付状態を示す要部斜視図である。
この第2実施形態では、読取ガイド4bの第1端部4ba側および第2端部4bb側が、カバー手段4に対して遠近移動自在にそれぞれ取り付けられ、且つ第1端部4ba側および第2端部4bb側を自動読取領域3Bに対して近接する方向に付勢する第1コイルスプリング(第1付勢手段に相当)11aおよび第2コイルスプリング(第2付勢手段に相当)11bをそれぞれ設けている。読取ガイド4bの第1端部4baおよび第2端部4bbを、カバー手段4のフレームFに取り付けるための具体的構成は、上記第1実施形態で説明した第1端部4ba側の構成と同様である。
このように、第2実施形態の画像形成装置によれば、静止原稿読取モードおよび自動原稿読取モードのいずれのモードにおいても、読取上の不具合が生じることもなく、原稿1の読み取りをスムーズ、確実、且つ鮮明に行うことができる。
図9は、第3実施形態によるカバー手段4のフレームFに対する読取ガイド4bの取付状態を示す要部斜視図である。
この第3実施形態では、読取ガイド4bの第1端部4ba側をカバー手段4に対して遠近移動自在に取り付け、第2端部4bb側をカバー手段4に対して遠近移動不能に取り付けている。ただし、読取ガイド4bに付勢手段を設けていない。つまり、この第3実施形態による読取ガイド4bは、図5に示した第1実施形態の読取ガイド4bにおいて、第1端部4ba側のコイルスプリング11を省略したものに等しい。
また、カバー手段4とプラテンガラス3との間には、カバー手段4の自重による力以外の力は作用しないので、カバー手段4はプラテンガラス3面に沿う状態を維持する。
また、本実施形態においては、付勢手段自体を設けていないことから、カバー手段4の浮き上がりを防止するための微調整等を行う必要がない。このため、原稿1の自動読み取り作業を容易に行うことができるとともに、メンテナンス作業等も簡略化することができる。さらに、装置構成が簡単になり、製造コストも低減する。
カバー手段4に対して読取ガイド4bを取り付けるに際し、上記第1実施形態〜第3実施形態における読取ガイド4bの第1端部4ba側を、あるいは上記第2実施形態における読取ガイド4bの第2端部4bb側を、ジョイント部材20を介して取り付けるように構成することも可能である。すなわち、ジョイント部材20を別途構成し、カバー手段4および読取ガイド4bに対して着脱可能にする。
図10に示すように、読取ガイド4bに対して着脱可能なガイド側取付部としてのガイド側係合爪20bと、カバー手段4に対して着脱可能なカバー側取付部としてのカバー側係合爪20aとを有するジョイント部材20を設け、このジョイント部材20を介して読取ガイド4bをカバー手段4に取り付ける。
一方、読取ガイド4bをカバー手段4から取り外す場合は、上記と逆の手順を実行すればよい。具体的には、上記ガイド側係合爪20bを指等で引っ張って取付用係止穴30bから抜いた状態で読取ガイド4bを下方にスライドさせる。これにより、読取ガイド4bはジョイント部材20から離脱する。ジョイント部材20をカバー手段4から取り外す場合も、同様の作業を行う。
なお、ジョイント部材20は、読取ガイド4bの第1端部4ba側および第2端部4bb側の双方に採用できるが、第1端部側4baまたは第2端部4bb側の一方にのみジョイント部材20を採用し、他方をジョイント部材20を使用しない通常の構成としても構わない。
付勢手段を有する上記第1実施形態および第2実施形態において、カバー手段4に自動原稿送り機構5の搬送カバー40aを開閉可能に設け、この搬送カバー40aの開閉操作に連動して、付勢手段による付勢力を解放する解放機構40を設けることもできる。この解放機構40は、紙詰まりの処理に使用する。
搬送カバー40aが閉まっている通常の使用状態では、圧縮部材40cはコイルスプリング11を圧縮している。ここで、自動原稿送り機構5内で紙詰まりが発生し、作業者が搬送カバー40aを開けると、連動機構40bのワイヤが上方に引っ張られて圧縮部材40cを上方に移動させる。これにより、コイルスプリング11の圧縮が解除される。そして、この状態では、読取ガイド4bから自動読取領域3Bに作用する付勢力が解放されるので、自動原稿送り機構5内に詰まった用紙を容易に取り除くことができる。
以下に他の実施の形態を説明する。
〈2〉 前記読取ガイド4bは、先の実施形態で説明した形状や材質のものに限るものではなく、他の形状や材質で構成してあってもよい。
〈3〉 前記画像形成装置は、先の実施形態で説明した装置本体2やカバー手段4による構成に限るものではなく、形状や材質等の変更は可能である。
2 装置本体
3 プラテンガラス
3A 読取領域
3B 自動読取領域
4 カバー手段
4b 読取ガイド
4ba 第1端部
4bb 第2端部
5 自動原稿送り機構
6 枢支軸
11 コイルスプリング(付勢手段)
11a 第1コイルスプリング(第1付勢手段)
11b 第2コイルスプリング(第2付勢手段)
20 ジョイント部材
20a カバー側係合爪(カバー側取付部)
20b ガイド側係合爪(ガイド側取付部)
40 解放機構
40a 搬送カバー
Claims (5)
- 静止状態に位置させた原稿を読み取る読取領域と自動原稿送り機構によって誘導される原稿を通過させながら読み取る自動読取領域とを有するプラテンガラス面を装置本体に設け、
前記自動原稿送り機構を搭載してあるカバー手段を、揺動操作によって前記プラテンガラス面を開閉切替できる状態に枢支軸を介して前記装置本体に取り付けてあり、
前記カバー手段を閉状態にしたときに、前記自動読取領域に対向して原稿をガイドする読取ガイドを前記カバー手段に取り付けてあり、
前記読取ガイドは、前記枢支軸に近い方の第1端部側を前記カバー手段に対して遠近移動自在に取り付けてあり、前記枢支軸から遠い方の第2端部側を前記カバー手段に対して遠近移動不能に取り付けてあり、且つ前記第1端部側を前記自動読取領域に対して近接する方向に付勢する付勢手段を備えている画像形成装置。 - 前記カバー手段に前記自動原稿送り機構の搬送カバーを開閉可能に設け、この搬送カバーの開閉操作に連動して、前記付勢手段による付勢力を解放する解放機構を設けてある請求項1に記載の画像形成装置。
- 静止状態に位置させた原稿を読み取る読取領域と自動原稿送り機構によって誘導される原稿を通過させながら読み取る自動読取領域とを有するプラテンガラス面を装置本体に設け、
前記自動原稿送り機構を搭載してあるカバー手段を、揺動操作によって前記プラテンガラス面を開閉切替できる状態に枢支軸を介して前記装置本体に取り付けてあり、
前記カバー手段を閉状態にしたときに、前記自動読取領域に対向して原稿をガイドする読取ガイドを前記カバー手段に取り付けてあり、
前記読取ガイドは、前記枢支軸に近い方の第1端部側および遠い方の第2端部を前記カバー手段に対して遠近移動自在にそれぞれ取り付けてあり、且つ前記第1端部側および前記第2端部側を前記自動読取領域に対して近接する方向に付勢する第1付勢手段および第2付勢手段を備えており、
前記カバー手段を閉状態にしたときに、前記読取ガイドの全体に作用する付勢抗力モーメントが前記カバー手段の重心から前記プラテンガラス面に作用する重力モーメントより小さく、且つ前記第2端部側に作用する付勢抗力モーメントが前記第1端部側に作用する付勢抗力モーメントより小さくなるように、前記第1付勢手段および前記第2付勢手段の付勢力を設定してある画像形成装置。 - 前記カバー手段に前記自動原稿送り機構の搬送カバーを開閉可能に設け、この搬送カバーの開閉操作に連動して、前記第1付勢手段および前記第2付勢手段による付勢力を解放する解放機構を設けてある請求項3に記載の画像形成装置。
- 前記読取ガイドに対して着脱可能なガイド側取付部と前記カバー手段に対して着脱可能なカバー側取付部とを有するジョイント部材を介して、前記読取ガイドを前記カバー手段に取り付けてある請求項1〜4の何れか1項に記載の画像形成装置。
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