JP4766239B2 - セラミック電子部品及びその製造方法 - Google Patents

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本発明は、セラミック電子部品及びその製造方法に関する。
セラミック電子部品において、その電極に金属片を接合しなければならない場合があり、そのような場合の接合手段として、はんだによる接続のほか、例えば、特許文献1に記載されているようなレーザ溶接の適用が考えられる。レーザ溶接によれば、セラミック素体が比較的厚い場合には、レーザの出力パワーをあげ、短時間で、効率よく、金属片を電極に溶接することができる。
しかし、セラミック素体が、2〜3mm以下の薄いセラミック電子部品になると、セラミック素体に損傷、破損、破壊などのダメージを与えることなく、金属片を電極にレーザ溶接することが、極めて困難になる。
レーザの出力パワーを低減させれば、セラミック素体に損傷、破損、破壊などのダメージが発生するのを回避することは可能であるが、そうすると、接合が不完全になり、接合の信頼性が低下するとともに、作業効率が低下してしまうなどの問題点を生じる。
特開平9−213230号公報
本発明の課題は、セラミック素体に損傷、破損、破壊などのダメージをあたえることなく、その電極に金属片を強固に接合した高信頼度のセラミック電子部品を提供することである。
本発明の更にもう一つの課題は、上述したセラミック電子部品を製造するのに適した製造方法を提供することである。
上述した課題を解決するため、本発明に係るセラミック電子部品は、セラミック素子と、金属片とを含む。前記セラミック素子は、セラミック素体の少なくとも一面に、電極を有している。前記金属片は、前記セラミック素子の前記電極に、レーザ溶接によって接合されている。
上述したセラミック素子上でのレーザ溶接は、セラミック素体に損傷、破損、破壊などのダメージを与えることなく、金属片を電極にレーザ溶接することが、極めて困難であることは前述したとおりである。
本発明者等は、この問題点を解決すべく、鋭意研究した結果、電極及び金属片の溶融比率が接合の良否に直接的に関与し、溶融比率が大きくなるほどに、セラミック素体に、損傷、破損又は破壊などのダメージを与える危険性が増大することを見出した。
溶融比率は、電極の厚みT1と、金属片の厚みT2との比で定まるから、セラミック素体に、損傷、破損又は破壊などのダメージを与えることなく良好な接合を実現するために、金属片の厚みT2をどのように選択するかが、極めて重要になる。
実験によると、前記金属片の厚みT2は、前記電極の厚みT1の20倍以下であれば、セラミック素体に破壊、損傷をあたえることなく、その電極に金属片を確実に接合できることが分かった。
前記金属片の厚みT2が、前記電極の厚みT1の10倍以下であれば、更に好ましい。この範囲であれば、電極及び金属片の溶融比率が更に近似することになるので、一層、セラミック素体に破壊、損傷を与えにくくなる。
本発明は、セラミック素体の厚みが2mm以下のセラミック電子部品において、セラミック素体の破壊、損傷を防止するのに有効である。このような薄型のセラミック素子では、セラミック素体の機械的強度が極めて低いために、溶融率の違いによる損傷、破損又は破壊などのダメージを受け易いものであるところ、本発明の適用により、そのような薄いセラミック素体の場合でも、上述した問題点を回避し得る。
本発明が適用されるセラミック電子部品の具体例あるいは代表例は、リングバリスタである。リングバリスタには、小型直流モータの整流子に発生するノイズを吸収するノイズ吸収素子としての重要な用途があるが、その場合に、リングバリスタの電極に、金属薄板でなる金属片を接合し、この金属片に、整流子接続片(ライザ)を接続する構造を採用することがある。このような場合に、リングバリスタの電極に対する金属片の接合に当たって、本発明が適用できる。もっとも、本発明は、リングバリスタに限定されるものではない。
本発明は、更に、上述したセラミック電子部品を製造するのに適した製造方法を開示する。
以上述べたように、本発明によれば、セラミック素体に破壊、損傷をあたえることなく、その電極に金属片を強固に接合した高信頼度のセラミック電子部品を提供することができる。
本発明の他の特徴及びそれによる作用効果は、添付図面を参照し、実施例によって更に詳しく説明する。
図1はセラミック電子部品の具体的一例としてのリングバリスタの平面図、図2は図1に示したリングバリスタの拡大部分断面図である。図示のリングバリスタは、バリスタ素子40と、金属片(タブ)51〜53とを含む。バリスタ素子40は、小型直流モータの回転軸を通す中心孔45を有して、円環状などの適当な形状に成形されたバリスタ素体41の一面に、小型直流モータの電機子極数に対応させた複数の電極42〜44を設けた構造となっている。電極42〜44は、相互間に絶縁ギャップG1〜G3が設けられている。図示では、3個の電極42〜44が図示されているだけであるが、その個数は、小型直流モータの電機子極数に応じて選択されるものである。
金属片51〜53は、電気伝導性の良好な金属材料、典型的には、Cuを主成分とする薄板によって構成する。金属片51〜53は、後で、ライザに接続されるので、それに適した構造を付与する。例えば、図の場合は、金属片51〜53の外端部を、バリスタ素子40の外周よりも外側に突出させ、この外端部を、ライザ接続の際に利用するようになっている。
金属片51〜53は、セラミック素子40の電極42〜44に、レーザ溶接21〜23によって接合されている。レーザ溶接21〜23は、金属片51〜53のそれぞれの面内において、間隔をおいて、複数点在させることが好ましい。金属片51〜53は、銅を主成分とするものが、その導電性の観点から望ましい。銅そのものであってもよいし、銅合金であってもよいし、表面にメッキ膜などを有するものであってもよい。金属片51〜53が、銅を主成分とする場合、使用するレーザとしては、YAGレーザ(波長1064
nm)よりは、波長の短い緑色レーザ(波長632nm)が適している。
更に、金属片51〜53と電極42〜44との間に、導電性接着剤層を有していてもよい。レーザ溶接21〜23は、複数点で行っても、スポット状にならざるを得ないので、導電性接着剤層を補助的に用いることにより、レーザ溶接の足らざるところを埋め合わせることができる。
レーザ溶接21〜23に当たっては、図3に図示するように、レーザ装置の照射ヘッド1を、金属片51〜53の表面に向け、所定の波長、エネルギー及び出射径をもって、レーザLAを、金属片51〜53に照射する。
上述したセラミック素子40上でのレーザ溶接21〜23は、電極42〜44及び金属片51〜53の溶融比率が接合の良否に直接的に関与し、溶融比率が異なるほどに、セラミック素体41に、損傷、破損又は破壊などのダメージを与える危険性が増す。溶融比率は、電極42〜44の厚みT1と、金属片51〜53の厚みT2との比で定まる。したがって、セラミック素体41に、損傷、破損又は破壊などのダメージを与えることなく良好な接合を実現するために、金属片51〜53の厚みT2をどのように選択するかは、極めて重要である。
実験によると、金属片51〜53の厚みT2は、電極42〜44の厚みT1の20倍以下であれば、セラミック素体41に破壊、損傷を与えることなく、その電極42〜44に金属片51〜53を確実に接合できることが分かった。
金属片51〜53の厚みT2が、電極42〜44の厚みT1の10倍以下であれば、更に好ましい。この範囲であれば、電極42〜44及び金属片51〜53の溶融比率が更に近似することになるので、セラミック素体41に破壊、損傷を与えにくくなる。電極42〜44の厚みT1が10μm前後の典型的な例では、前記厚みT2は100μm以下、好ましくは70μm以下、更に好ましくは50μm以下である。厚みT2の下限値は、当該金属片51〜53の果たすべき機能によって定まる。一般的には、10μm以上の厚みは必要である。
本発明は、セラミック素体41の厚みT0(図2、図3参照)が2mm以下のセラミック電子部品において、セラミック素体41の破壊、損傷を防止するのに有効である。このような薄型のセラミック素子40では、セラミック素体41の機械的強度が極めて低いために、溶融率の違いによる損傷、破損又は破壊などのダメージを受け易いものであるところ、本発明を適用することにより、そのような薄いセラミック素体41の場合でも、上述した問題点を回避し得る。
次に実施例を挙げて具体的に説明する。
実施例1
リングバリスタの電極42〜44に、金属片51〜53を重ね、レーザ装置を用いて溶接した。レーザ装置、リングバリスタの電極42〜44、及び、金属片51〜53に関する条件は、下記のとおりである。
<レーザ装置>
装置及び光ファイバ:ML−8050A、SIタイプ Φ0.3
出射ユニット:標準出射ユニット f60 f60(結像比1:1)
溶接条件:0.8kW×0.5ms 矩形波
加工点出力エネルギー 0.3J
加工点出力エネルギーは、金属片の厚みに応じて0.3J〜1.0Jの範 囲で適時最適な値に設定した。
<セラミック電子部品>
図1に示したリングバリスタであって、電極42〜44は、厚みT1が10μmの銅パターンである。
<金属片51〜53>
厚みT2が50μmの銅箔で構成した。
実施例2
厚みT2が70μmの銅箔による金属片51〜53を用いたほかは、実施例1と同様にして、金属片51〜53を電極42〜44にレーザ溶接21〜23した。
実施例3
厚みT2が100μmの銅箔による金属片51〜53を用いたほかは、実施例1と同様にして、金属片51〜53を電極42〜44にレーザ溶接21〜23した。
実施例4
厚みT2が200μmの銅箔による金属片51〜53を用いたほかは、実施例1と同様にして、金属片51〜53を電極42〜44にレーザ溶接21〜23した。
比較例1
厚みT2が250μmの銅箔による金属片51〜53を用いたほかは、実施例1と同様にして、金属片51〜53を電極42〜44にレーザ溶接21〜23した。
実施例5
厚みT1が5μmの電極42〜44、厚みT2が50μmの銅箔による金属片51〜53を用いたほかは、実施例1と同様にして、金属片51〜53を電極42〜44にレーザ溶接21〜23した。
実施例6
厚みT2が70μmの銅箔による金属片51〜53を用いたほかは、実施例5と同様にして、金属片51〜53を電極42〜44にレーザ溶接21〜23した。
実施例7
厚みT2が100μmの銅箔による金属片51〜53を用いたほかは、実施例5と同様にして、金属片51〜53を電極42〜44にレーザ溶接21〜23した。
比較例2
厚みT2が150μmの銅箔による金属片51〜53を用いたほかは、実施例5と同様にして、金属片51〜53を電極42〜44にレーザ溶接21〜23した。
実施例8
厚みT1が15μmの電極42〜44、厚みT2が100μmの銅箔による金属片51〜53を用いたほかは、実施例1と同様にして、金属片51〜53を電極42〜44にレーザ溶接21〜23した。
実施例9
厚みT2が150μmの銅箔による金属片51〜53を用いたほかは、実施例8と同様にして、金属片51〜53を電極42〜44にレーザ溶接21〜23した。
実施例10
厚みT2が300μmの銅箔による金属片51〜53を用いたほかは、実施例8と同様にして、金属片51〜53を電極42〜44にレーザ溶接21〜23した。
比較例3
厚みT2が500μmの銅箔による金属片51〜53を用いたほかは、実施例8と同様にして、金属片51〜53を電極42〜44にレーザ溶接21〜23した。
表1は、上述した実施例1〜10及び比較例1〜3によって得られたリングバリスタについて、その外観の良否、接合強度及びセラミック素体41に対するダメージの有無を調べた結果を示している。
外観の良否は、リングバリスタの溶接外観を目視によって評価したもので、非常に綺麗な溶接仕上がりを○印で表示し、一部の溶接点の仕上がりが悪いものを△、全ての溶接点の仕上がりの悪いものを×印で表示してある。
接合強度は、金属片51〜53を引き剥がしたとき、電極42〜44を構成する銅パターンが、金属片51〜53と一緒に引き剥がれた場合を、金属片51〜53が強固に電極42〜44に接合されていると評価し、○印とし、一部の溶接点が金属片と一緒に引き剥がされなかった場合を△として表示してある。電極42〜44を構成する銅パターンが金属片51〜53と一緒に引き剥がされなかった場合は、×印として表示してある。
セラミック素体41に対するダメージは、セラミック素体41にレーザ穴があるか否かを目視によって観察することによって評価した。レーザ穴が確認できなかった場合を○で表示し、確認できた場合を×で表示してある。
表1に示すように、比較例1〜3は、溶接仕上がりが悪く、金属片51〜53を引き剥がしたとき、金属片51〜53が、電極42〜44から分離して引き剥がされた。また、セラミック素体41には、レーザ照射に対応する部分にレーザ穴が観察された。
これに対して、実施例1〜3、5〜9の何れも、非常に綺麗な溶接仕上がりを示した。また、金属片51〜53を引き剥がしたところ、電極42〜44を構成する銅パターンが、金属片51〜53と一緒に引き剥がれ、電極42〜44を構成する銅パターンに対して、金属片51〜53が強固に接合されていることが確認された。更に、セラミック素体41には、レーザ穴が確認できなかった。
更に、実施例4は、実施例1〜3、5〜9との対比において、接着強度は劣るものの、外観、素子ダメージの評価については、遜色ない結果が得られた。又、実施例10は、実施例1〜3、5〜9と比較すると外観、接合強度、素地全ての点で評価は多少劣るものの、比較例1〜3と比較すると外観、接合強度、素地ダメージの全てにおいて良好な評価が得られた。
表1から明らかなように、電極厚みに対し、金属片厚みが20倍以下の場合、実用上問題のない接合が得られ、特に10倍以下であれば接合強度のバラツキもなく好ましい。
また、金属片厚みが100μmを超える厚みにすると溶接の最適条件範囲が狭くなる傾向があり、全ての接合点に均一な溶接を行うためには金属片を100μm以下にすることがより好ましい。
レーザ溶接21〜23に用いられるレーザは、溶接すべき金属片51〜53及び電極42〜44の材質に対応させて選択する必要がある。金属片51〜53及び電極42〜44が、銅を主成分とするものである場合、YAGレーザよりも波長の短い緑色レーザが適している。以下にYAGレーザと緑色レーザ(YAG−SHG)を用いた実験結果を示す。
表2に示すように、波長1064nmのYAGレーザを用いた場合、出力エネルギーを調整しても、もともと、銅はYAGレーザの基本波吸収率が低いために、金属片51〜53を電極42〜44に接合するまでには到らず、無理に出力エネルギーを上げると、セラミック素体41に穴を生じさせてしまうなどの問題点を生じる。
これに対して、波長632nmの緑色(Green)レーザを用いると、この波長に対する銅の吸収率がYAGレーザの吸収率の5倍程度にも達するため、セラミック素体41に穴を発生させることなく、金属片51〜53と電極42〜44とを接合することができる。
次に、本発明の主題ではないが、本発明に係るセラミック電子部品の範疇に入るリングバリスタの使用例である小型直流モータについて、図4を参照して説明する。
図4は本発明に係るリングバリスタをノイズ吸収素子として用いた小型直流モータの一部を示す部分断面図である。小型直流モータ6は、外装体61の内側に、固定子(界磁)62が設けられており、固定子62の内側に電機子63が配置されている。電機子63に取り付けられた回転軸64には、電機子63の極数に応じて分割された複数の整流子片65が、同軸状に配置されている。電機子63は、絶縁物66によって、回転軸64から絶縁されている。
整流子片65のぞれぞれは、電機子63の側の一端において、回転直径の方向に立ち上がるライザ67を有しており、このライザ67に電機子巻線68が、接合材付け69などの手段によって接続されている。
ライザ67の電機子63と対向する面とは反対側の面には、ノイズ吸収素子4が、対面する状態で装着されている。ノイズ吸収素子4は、図1、図2に示したリングバリスタである。整流子片に連なるライザ67は、この金属片51〜53に接続されている。
金属片51〜53と電極42〜44とは、レーザ溶接21〜23によって接合されているから、ノイズ吸収素子4は、ライザ67に対して、傾斜を生じることなく、平行状態で接合されることになる。
以上、好ましい実施例を参照して本発明の内容を具体的に説明したが、本発明の基本的技術思想及び教示に基づいて、当業者であれば、種々の変形態様を採り得ることは自明である。
本発明に係るリングバリスタの平面図である。 図1に示したリングバリスタの拡大部分断面図である。 本発明に係るリングバリスタの製造方法を説明する図である。 本発明に係るリングバリスタをノイズ吸収素子として用いた小型直流モータの一部を示す部分断面図である。
符号の説明
21〜23 レーザ溶接
4 リングバリスタ
42〜44 電極
51〜53 金属片


Claims (4)

  1. セラミック素子と、複数の金属片とを含み、モータのためのノイズ吸収素子として用いられるリングバリスタでなるセラミック電子部品であって、
    前記セラミック素子は、前記モータの回転軸を通す中心孔を有するリング状のバリスタ素子であって、セラミック素体の少なくとも一面に、前記モータの電機子極数に対応させた複数の電極を有しており、
    前記電極のそれぞれは、相互間に絶縁ギャップを有して、前記中心孔の周りに配置されており、
    前記金属片のそれぞれは、銅を主成分とする薄板によって構成され、一面が前記セラミック素子の前記電極のそれぞれにレーザ溶接によって接合されており、
    前記金属片のそれぞれの他面は、前記モータの整流子片から回転直径の方向にのびるライザに対面する状態で接続される面であり、
    前記金属片の厚みT2は、前記電極の厚みT1の10倍以下で、100μm以下であり、
    前記セラミック素体の厚みは、2mm以下である、
    セラミック電子部品。
  2. 請求項1に記載されたセラミック電子部品であって、更に、前記金属片と前記電極との間に、導電性接着剤層を有する、セラミック電子部品。
  3. 請求項1又は2に記載されたセラミック電子部品を製造する方法であって、
    前記セラミック素体の少なくとも一面に電極を有する前記セラミック素子の前記電極面上に、前記金属片を配置し、
    次に、前記金属片に緑色レーザを照射して、前記金属片を前記電極に溶接する、
    工程を含む、製造方法。
  4. ノイズ吸収素子と、整流子片と、電機子とを有するモータであって、
    前記ノイズ吸収素子は、請求項1又は2に記載されたセラミック電子部品でなり、
    前記整流子片は、前記電機子の側の一端において、回転直径の方向にのびるライザを有しており、前記ライザには前記電機子の巻線が接続されており、
    前記セラミック電子部品は、前記金属片の前記他面が、前記ライザの前記電機子と対向する面とは反対側の面に、対面する状態で接合されている、
    モータ。
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