JP4765598B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は半導体装置の製造方法に関し、特に、電界効果トランジスタを有する半導体装置の製造方法に関するものである。
半導体装置の基本的な素子であるMOSFET(金属―酸化膜―半導体電界効果トランジスタ)は、半導体装置の小型化及び高集積化を進めるにつれてますます微細化されてきている。
しかし、微細化が進むにつれてMOSFETの能力向上が従来のスケーリングだけで達成するのが難しいため、特許文献1などに記載されているように、引っ張りまたは圧縮の応力膜を使用することにより、キャリアの移動度を上昇させてMOSFETの能力向上を図る技術が90nm世代以降注目されている。
上記においては、ソース・ドレインの形成後にNチャネルMOSFET(以降NMOSとも称する)とPチャネルMOSFET(以降PMOSとも称する)で膜応力の異なる絶縁膜を形成しており、NMOSにおいては引っ張り応力を、PMOSには圧縮応力を与えて能力向上を図っている。
第1従来例として、例えばNMOSとPMOSについて各々に異なる応力を付与する応力膜を形成する製造方法について、図9(a)及び図9(b)により説明する。図面上、左からロジック領域(LA)とメモリ領域(MA)に分けており、それぞれの領域にNMOSとPMOSが形成されている構成である。
図9(a)に示すように、例えば、半導体基板50の素子分離絶縁膜51で分離された活性領域において、ロジック領域LAではNMOS用のPウェル52とPMOS用のNウェル53が形成され、メモリ領域MAではNMOS用のPウェル54とPMOS用のNウェル55が形成されている。
ロジック領域LAにおいて、図面上素子分離絶縁膜51上に形成されているゲート電極60が、Pウェル52とNウェル53上にゲート絶縁膜を介して形成されており、このゲート電極60の両側部におけるPウェル52の表層部にN型ソース・ドレイン56が形成され、一方、ゲート電極60の両側部におけるNウェル53の表層部にP型ソース・ドレイン57が形成され、NMOSとPMOSがそれぞれ構成されている。
メモリ領域MAにおいても同様に、図面上素子分離絶縁膜51上に形成されているゲート電極61が、Pウェル54とNウェル55上にゲート絶縁膜を介して形成されており、このゲート電極61の両側部におけるPウェル54の表層部にN型ソース・ドレイン58が形成され、一方、ゲート電極61の両側部におけるNウェル55の表層部にP型ソース・ドレイン59が形成され、NMOSとPMOSがそれぞれ構成されている。
ロジック領域LAにおいて、NMOSを被覆して引っ張り応力を付与する第1応力膜62が形成されており、一方でPMOSを被覆して圧縮応力を付与する第2応力膜64が形成されている。
NMOSとPMOSの境界では、合わせマージンを確保するため、第1応力膜62と第2応力膜64がストッパ膜63を介して積層されており、例えばゲート電極60の上層において第1応力膜62、ストッパ膜63及び第2応力膜64が積層している。
上記の構成の第1応力膜62、ストッパ膜63及び第2応力膜64は以下のようにして形成する。
即ち、NMOSとPMOSを被覆して全面に第1応力膜62を形成し、さらにストッパ膜63を積層する。
次に、フォトリソグラフィ工程によりPMOS領域を開口するレジスト膜をパターン形成し、RIE(反応性イオンエッチング)などのエッチングを施してPMOS領域のストッパ膜63及び第1応力膜62を除去する。
次に、NMOSとPMOSを被覆して全面に第2応力膜64を形成する。
次に、フォトリソグラフィ工程によりNMOS領域を開口するレジスト膜をパターン形成し、RIEなどのエッチングを施してNMOS領域の第2応力膜64を除去し、さらにストッパ膜63を除去する。
一方、メモリ領域MAにおいては、NMOSとPMOSで共通の応力膜として第1応力膜62が形成されている。メモリ用のトランジスタでは、MOSFETの能力向上よりも第1応力膜除去によるダメージの導入の回避やプロセスの簡略化の方が求められているためである。
上記のロジック領域LAとメモリ領域MAのそれぞれのNMOSとPMOSを被覆して、酸化シリコンの層間絶縁膜65が形成されている。
上記のような構成において、ロジック領域LAのNMOSのソース・ドレイン56に達するコンタクトホールC56、PMOSのソース・ドレイン57に達するコンタクトホールC57、メモリ領域MAのNMOSのソース・ドレイン58に達するコンタクトホールC58、NMOSのソース・ドレイン59に達するコンタクトホールC59、ロジック領域LAのNMOS及びPMOSのゲート電極60に達するコンタクトホールC60、メモリ領域MAのNMOS及びPMOSのゲート電極61に達するコンタクトホールC61を開口する場合、図9(b)に示すように、フォトリソグラフィ工程により上記の全てのコンタクトホールを開口するパターンのレジスト膜66をパターン形成し、RIEなどの異方性エッチングを施して、各コンタクトホールを開口する。
また、第2従来例として、例えばNMOSとPMOSについて各々に異なる応力を付与する応力膜を形成する製造方法について、図10(a)及び図10(b)により説明する。第1従来例と同様、図面上、左からロジック領域(LA)とメモリ領域(MA)に分けており、それぞれに領域にNMOSとPMOSが形成されている構成である。
図10(a)に示す構成は、第1従来例の図9(a)の構成とほぼ同様である。
但し、メモリ領域MAにおいて、NMOSとPMOSで共通の応力膜として第1応力膜62、ストッパ膜63、第2応力膜64が積層して形成されていることが異なる。
上記のような構成において、ロジック領域LAのNMOSのソース・ドレイン56に達するコンタクトホールC56、PMOSのソース・ドレイン57に達するコンタクトホールC57、メモリ領域MAのNMOSのソース・ドレイン58に達するコンタクトホールC58、NMOSのソース・ドレイン59に達するコンタクトホールC59、ロジック領域LAのNMOS及びPMOSのゲート電極60に達するコンタクトホールC60、メモリ領域MAのNMOS及びPMOSのゲート電極61に達するコンタクトホールC61を開口する場合、図10(b)に示すように、フォトリソグラフィ工程により上記の全てのコンタクトホールを開口するパターンのレジスト膜67をパターン形成し、RIE(反応性イオンエッチング)などの異方性エッチングを施して、各コンタクトホールを開口する。
上記の第1従来例では、ロジック領域LAにおいては、NMOSを被覆して第1応力膜62が形成されており、PMOSを被覆して第2応力膜64が形成され、ゲート電極60の上層において第1応力膜62、ストッパ膜63及び第2応力膜64が積層している。一方、メモリ領域MAにおいては、NMOS、PMOS及びこれらのゲート電極の上層において共通の応力膜として第1応力膜62が形成されている。
上記の構成において各コンタクトホールを開口する場合、ロジック領域LAのNMOS及びPMOSのゲート電極60に達するコンタクトホールC60の開口においては第1応力膜62、ストッパ膜63及び第2応力膜64が積層しているので、これらの積層体を貫通するようにエッチングする条件が必要であるが、一方でコンタクトホールC60以外のコンタクトホール(C56,C57,C58,C59,C61)の開口は単層の応力膜を貫通すればよく、半導体基板の表面にダメージを与えないようにしてエッチング加工することが非常に難しい。
さらに、能力向上のために引っ張りまたは圧縮の応力膜の膜厚を厚くしたり、プロセス条件を変えてストレス強度を高めたりする場合には、ますます上記のコンタクトホール加工は難しくなり、歩留低下を引き起こす原因となる。
上記の第2従来例では、ロジック領域LAにおいては、NMOSを被覆して第1応力膜62が形成されており、PMOSを被覆して第2応力膜64が形成され、ゲート電極60の上層において第1応力膜62、ストッパ膜63及び第2応力膜64が積層している。一方、メモリ領域MAにおいては、NMOS、PMOS及びこれらのゲート電極の上層において、第1応力膜62、ストッパ膜63及び第2応力膜64が積層している。
上記の構成において各コンタクトホールを開口する場合、コンタクトホール(C58,59,C60,C61)の開口においては第1応力膜62、ストッパ膜63及び第2応力膜64が積層しているので、これらの積層体を貫通するようにエッチングする条件が必要であるが、一方でコンタクトホール(C56,C57)の開口は単層の応力膜を貫通すればよく、半導体基板の表面にダメージを与えないようにしてエッチング加工することが非常に難しい。
また、第1従来例同様に、応力膜の膜厚を厚くしたり、プロセス条件を変えてストレス強度を高めたりする場合には、ますます上記のコンタクトホール加工は難しくなり、歩留低下を引き起こす原因となる。
特開2005−57301号公報
本発明の目的は、層数や膜質の異なる応力膜を有する構造においてコンタクトホールを開口する場合、基板にダメージを与えることなく各応力膜について最適な条件でコンタクトホールを開口することができる半導体装置の製造方法を提供することである。
上記の課題を解決するため、本発明の半導体装置の製造方法は、半導体基板に共通の第1ゲート電極を有する第1トランジスタ及び第2トランジスタを形成する工程と、前記第1トランジスタの上層及び前記第1トランジスタ及び前記第2トランジスタの境界部分における前記第1ゲート電極の上層に第1応力膜を形成する工程と、前記第2トランジスタの上層及び前記第1トランジスタ及び前記第2トランジスタの境界部分における前記第1ゲート電極上の前記第1応力膜の上層に第2応力膜を形成する工程と、前記第1応力膜と前記第2応力膜の上層に絶縁膜を形成する工程と、前記絶縁膜、前記第1応力膜及び前記第2応力膜を貫通して、前記第1トランジスタ及び前記第2トランジスタのソース・ドレインに達するコンタクトホールを開口する工程と、前記絶縁膜、前記第1応力膜及び前記第2応力膜を貫通して、前記第1トランジスタ及び前記第2トランジスタの境界部分における前記第1ゲート電極に達するコンタクトホールを開口する工程とを有する。
上記の本発明の半導体装置の製造方法は、まず、半導体基板に共通の第1ゲート電極を有する第1トランジスタ及び第2トランジスタを形成する。
次に、第1トランジスタの上層及び第1トランジスタ及び第2トランジスタの境界部分における第1ゲート電極の上層に第1応力膜を形成し、さらに、第2トランジスタの上層及び第1トランジスタ及び第2トランジスタの境界部分における第1ゲート電極上の第1応力膜の上層に第2応力膜を形成する。
次に、第1応力膜と第2応力膜の上層に絶縁膜を形成する。
次に、絶縁膜、第1応力膜及び第2応力膜を貫通して、第1トランジスタ及び第2トランジスタのソース・ドレインに達するコンタクトホールを開口する。さらに別の工程において、絶縁膜、第1応力膜及び第2応力膜を貫通して、第1トランジスタ及び第2トランジスタの境界部分における第1ゲート電極に達するコンタクトホールを開口する。
本発明の半導体装置の製造方法は、第1トランジスタ及び第2トランジスタのソース・ドレインに達するコンタクトホールを開口する工程と、第1トランジスタ及び第2トランジスタの境界部分における第1ゲート電極に達するコンタクトホールを開口する工程とを分けて行うことにより、基板にダメージを与えることなく、各コンタクトホールが貫通すべき応力膜の層数や膜質に応じて各応力膜について最適な条件でコンタクトホールを開口することができる。
以下に、本発明の半導体装置の製造方法の実施の形態について、図面を参照して説明する。
第1実施形態
図1(a)は、本実施形態に係る半導体装置の平面図であり、図1(b)は図1(a)中のX−X’における模式断面図である。
図面上、左からロジック領域(LA)とメモリ領域(MA)に分けており、それぞれの領域にNMOSとPMOSが形成されている構成である。
例えば、半導体基板10の素子分離絶縁膜11で分離された活性領域において、ロジック領域LAではNMOS用のPウェル12とPMOS用のNウェル13が形成され、メモリ領域MAではNMOS用のPウェル14とPMOS用のNウェル15が形成されている。
ロジック領域LAにおいて、Pウェル12とNウェル13上にゲート絶縁膜を介して第1ゲート電極20が形成されている。図1(b)の断面図においては、図面上素子分離絶縁膜11上に形成されている部分を示している。
上記の第1ゲート電極20の両側部におけるPウェル12の表層部にN型ソース・ドレイン16が形成され、一方、ゲート電極20の両側部におけるNウェル13の表層部にP型ソース・ドレイン17が形成され、NMOS(第1トランジスタ)とPMOS(第2トランジスタ)がそれぞれ構成されている。
メモリ領域MAにおいても同様に、Pウェル14とNウェル15上にゲート絶縁膜を介して第2ゲート電極21が形成されている。図1(b)の断面図においては、図面上素子分離絶縁膜11上に形成されている部分を示している。
上記の第2ゲート電極21の両側部におけるPウェル14の表層部にN型ソース・ドレイン18が形成され、一方、第2ゲート電極21の両側部におけるNウェル15の表層部にP型ソース・ドレイン19が形成され、NMOSとPMOS(メモリ領域MAにおいてはNMOSとPMOSを合わせて第3トランジスタと称する)がそれぞれ構成されている。
ロジック領域LAにおいて、NMOSを被覆して引っ張り応力を付与する第1応力膜22が形成されており、一方でPMOSを被覆して圧縮応力を付与する第2応力膜24が形成されている。NMOSとPMOSの境界では、合わせマージンを確保するため、第1応力膜22と第2応力膜24がストッパ膜23を介して積層されており、例えば第1ゲート電極20の上層において第1応力膜22、ストッパ膜23及び第2応力膜24が積層している。
一方、メモリ領域MAにおいては、NMOSとPMOSで共通の応力膜として第1応力膜22のみが形成されている。
上記のロジック領域LAとメモリ領域MAのそれぞれのNMOSとPMOSを被覆して、酸化シリコンの層間絶縁膜25が形成されている。
上記の層間絶縁膜25、第1応力膜22及び第2応力膜24を貫通して、NMOSのソース・ドレイン16に達するコンタクトホールC16、PMOSのソース・ドレイン17に達するコンタクトホールC17、メモリ領域MAのNMOSのソース・ドレイン18に達するコンタクトホールC18、NMOSのソース・ドレイン19に達するコンタクトホールC19、ロジック領域LAのNMOS及びPMOSの第1ゲート電極20に達するコンタクトホールC20、メモリ領域MAのNMOS及びPMOSの第2ゲート電極21に達するコンタクトホールC21が開口されている。
さらに、上記の各コンタクトホール(C16,C17,C18,C19,C20,C21)内に埋め込まれて、コンタクトプラグを含む上層配線(P16,P17,P18,P19,P20,P21)が形成されている。
次に、上記の本実施形態の半導体装置の製造方法について説明する。
まず、図2(a)に示す構造に至る工程について説明する。
例えば、LOCOS法あるいはSTI法などにより半導体基板10の活性領域を区分するように素子分離絶縁膜11を形成し、イオン注入などによりロジック領域LAにはNMOS用のPウェル12とPMOS用のNウェル13を形成し、メモリ領域MAにはNMOS用のPウェル14とPMOS用のNウェル15を形成する。
次に、ロジック領域LAにおいて、Pウェル12とNウェル13上にゲート絶縁膜を形成し、その上層にポリシリコンなどの導電層を堆積し、ゲート電極のパターンに加工して第1ゲート電極20とする。
一方、メモリ領域MAにおいても同様に、Pウェル14とNウェル15上にゲート絶縁膜を形成し、その上層に第2ゲート電極21を形成する。
次に、ロジック領域LAにおいて、第1ゲート電極20の両側部におけるPウェル12の表層部にN型ソース・ドレイン16を形成してNMOSを構成する。
また、第1ゲート電極20の両側部におけるNウェル13の表層部にP型ソース・ドレイン17を形成してPMOSを構成する。
メモリ領域MAにおいても同様に、第2ゲート電極21の両側部におけるPウェル14の表層部にN型ソース・ドレイン18を形成してNMOSを構成する。
また、第2ゲート電極21の両側部におけるNウェル15の表層部にP型ソース・ドレイン19を形成してPMOSを構成する。
上記のようにして、半導体基板10のロジック領域LAに、共通の第1ゲート電極20を有するNMOS(第1トランジスタ)及びPMOS(第2トランジスタ)を形成し、一方で、半導体基板10のメモリ領域MAに、共通の第2ゲート電極21を有するNMOSとPMOS(第3トランジスタ)を形成する。
次に、ロジック領域LAにおいて、NMOSとPMOSを被覆して全面に第1応力膜22を形成する。例えばプラズマCVD法などにより引っ張りの応力を付与する窒化シリコン膜を50nmの膜厚で堆積して第1応力膜22とする。
次に、第1応力膜22の上層にストッパ膜23を積層する。例えば、CVD法により酸化シリコンを30nmの膜厚で堆積させ、ストッパ膜23とする。これは、後工程で上層窒化シリコン膜をエッチングするときのエッチングストッパとなる。
次に、フォトリソグラフィ工程によりPMOS領域を開口するレジスト膜をパターン形成し、RIEなどのエッチングを施して、NMOSの上層及びNMOS及びPMOSの境界部分における第1ゲート電極20の上層の部分を残して、PMOS領域のストッパ膜23及び第1応力膜22を除去する。
以上のようにして、ロジック領域LAのNMOS(第1トランジスタ)の上層及びNMOS(第1トランジスタ)及びPMOS(第2トランジスタ)の境界部分における第1ゲート電極20の上層に第1応力膜22を形成する。
次に、NMOSとPMOSを被覆して全面に第2応力膜24を形成する。例えばプラズマCVD法などにより圧縮の応力を付与する窒化シリコン膜を50nmの膜厚で堆積して第2応力膜24とする。
次に、フォトリソグラフィ工程によりNMOS領域を開口するレジスト膜をパターン形成し、RIEなどのエッチングを施して、PMOSの上層及びNMOS及びPMOSの境界部分における第1ゲート電極20上の第1応力膜22とストッパ膜23の上層の部分を残して、NMOS領域の第2応力膜24を除去し、さらにストッパ膜23を除去する。
以上のようにして、ロジック領域LAのPMOS(第2トランジスタ)の上層及びNMOS(第1トランジスタ)及びPMOS(第2トランジスタ)の境界部分における第1ゲート電極20上の第1応力膜22及びストッパ膜23の上層に第2応力膜24を形成する。
上記のようにして、NMOSを被覆して第1応力膜22を形成し、PMOSを被覆して第2応力膜24を形成し、NMOSとPMOSの境界における第1ゲート電極20の上層において第1応力膜22、ストッパ膜23及び第2応力膜24を積層させる。
一方、メモリ領域MAにおいては、NMOSとPMOS(第3トランジスタ)を被覆して、NMOSとPMOSの境界における第2ゲート電極21の上層まで含めて、全面に第1応力膜22のみを形成する。ストッパ膜23及び第2応力膜24については形成しないようにする。
上記のロジック領域LAとメモリ領域MAのそれぞれのNMOSとPMOSを被覆して、第1応力膜22及び第2応力膜24の上層に、CVD法などにより酸化シリコンを堆積させ、層間絶縁膜25を形成する。
以上で、図2(a)に示す構成となる。
次に、各コンタクトホール(C16,C17,C18,C19,C20,C21)を複数にグループ分けして独立した工程により開口する。
まず、図2(b)に示すように、スピンコート法などによりフォトレジスト膜26を成膜し、フォトリソグラフィ工程により、NMOSのソース・ドレイン16に達するコンタクトホールC16、PMOSのソース・ドレイン17に達するコンタクトホールC17、メモリ領域MAのNMOSのソース・ドレイン18に達するコンタクトホールC18、NMOSのソース・ドレイン19に達するコンタクトホールC19、メモリ領域MAのNMOS及びPMOSの第2ゲート電極21に達するコンタクトホールC21を開口するパターンを形成して、これをマスクとしてRIE(反応性イオンエッチング)などの異方性エッチングを施すことにより、層間絶縁膜25、第1応力膜22及び第2応力膜24を貫通して、上記のコンタクトホール(C16,C17,C18,C19,C21)を開口する。
次に、図3に示すように、スピンコート法などによりフォトレジスト膜27を成膜し、フォトリソグラフィ工程により、ロジック領域LAのNMOS及びPMOSの第1ゲート電極20に達するコンタクトホールC20を開口するパターンを形成して、これをマスクとしてRIE(反応性イオンエッチング)などの異方性エッチングを施すことにより、層間絶縁膜25、第1応力膜22、ストッパ膜23及び第2応力膜24を貫通して、上記のコンタクトホールC20を開口する。
以降の工程としては、例えば各コンタクトホール(C16,C17,C18,C19,C20,C21)内を埋め込んでコンタクトプラグなどの上層配線(P16,P17,P18,P19,P20,P21)を形成し、図1(a)及び図1(b)に示す構成の半導体装置とする。
上記のロジック領域LAにおいて、コンタクトホールC20のみにおいて開口領域内に第1応力膜22と応力膜24が積層して形成されており、他のコンタクトホール(C16,C17)においては第1応力膜22と第2応力膜24のいずれかが形成されている構成である。
従って、本実施形態に係る半導体装置の製造方法においては、ロジック領域のNMOS(第1トランジスタ)及びPMOS(第2トランジスタ)のソース・ドレインに達するコンタクトホール(C16,C17)を開口する工程と、NMOS(第1トランジスタ)及びPMOS(第2トランジスタ)の境界部分における第1ゲート電極20に達するコンタクトホールC20を開口する工程とを分けて行うことにより、基板にダメージを与えることなく、各コンタクトホールが貫通すべき応力膜の層数に応じて各応力膜について最適な条件でコンタクトホールを開口することができる。
さらに、メモリ領域MAのNMOSとPMOS(第3トランジスタ)に対するコンタクトホール(C18,C19,C21)はいずれも開口領域内に第1応力膜22のみが形成されている構成である。
従って、上記のロジック領域のNMOS(第1トランジスタ)及びPMOS(第2トランジスタ)のソース・ドレインに達するコンタクトホール(C16,C17)を開口する工程と同時に開口することができる。
第2実施形態
本実施形態は、第1実施形態に係る半導体装置の製造方法において、図2(b)に示すコンタクトホール(C16,C17,C18,C19,C21)の開口工程をさらに2回の開口工程に分けて行うものである。
即ち、まず、図4(a)に示すように、スピンコート法などによりフォトレジスト膜28を成膜し、フォトリソグラフィ工程により、NMOSのソース・ドレイン16に達するコンタクトホールC16、メモリ領域MAのNMOSのソース・ドレイン18に達するコンタクトホールC18、NMOSのソース・ドレイン19に達するコンタクトホールC19、メモリ領域MAのNMOS及びPMOSの第2ゲート電極21に達するコンタクトホールC21を開口するパターンを形成して、これをマスクとしてRIE(反応性イオンエッチング)などの異方性エッチングを施すことにより、層間絶縁膜25及び第1応力膜22を貫通して、上記のコンタクトホール(C16,C18,C19,C21)を開口する。
次に、図4(b)に示すように、スピンコート法などによりフォトレジスト膜29を成膜し、フォトリソグラフィ工程により、NMOSのソース・ドレイン17に達するコンタクトホールC17を開口するパターンを形成して、これをマスクとしてRIE(反応性イオンエッチング)などの異方性エッチングを施すことにより、層間絶縁膜25及び第2応力膜24を貫通して、上記のコンタクトホールC17を開口する。
上記以外の工程は、実質的に第1実施形態と同様に行うことができる。
上記のロジック領域LAにおいて、コンタクトホールC16の開口領域に第1応力膜22が形成されており、コンタクトホールC17の開口領域には第2応力膜24が形成されている。
従って、本実施形態に係る半導体装置の製造方法においては、ロジック領域のNMOS(第1トランジスタ)のソース・ドレインに達するコンタクトホールC16を開口する工程と、PMOS(第2トランジスタ)のソース・ドレインに達するコンタクトホールC17を開口する工程とを分けて行うことにより、基板にダメージを与えることなく、各コンタクトホールが貫通すべき応力膜の層数だけでなく、膜質にも応じて、各応力膜について最適な条件でコンタクトホールを開口することができる。
さらに、メモリ領域MAのNMOSとPMOS(第3トランジスタ)に対するコンタクトホール(C18,C19,C21)はいずれも開口領域内に第1応力膜22のみが形成されている構成である。
従って、上記のロジック領域のNMOS(第1トランジスタ)のソース・ドレインに達するコンタクトホールC16を開口する工程と同時に開口することができる。
第3実施形態
図5は、本実施形態に係る半導体装置の模式断面図である。
図面上、左からロジック領域(LA)とメモリ領域(MA)に分けており、それぞれの領域にNMOSとPMOSが形成されている構成である。
第1実施形態の半導体装置と実質的に同様であるが、メモリ領域MAの応力膜として、NMOSとPMOSで共通の第1応力膜22、ストッパ膜23、第2応力膜24が積層されており、メモリ領域MAのNMOSのソース・ドレイン18に達するコンタクトホールC18、NMOSのソース・ドレイン19に達するコンタクトホールC19、メモリ領域MAのNMOS及びPMOSの第2ゲート電極21に達するコンタクトホールC21は、それぞれ第1応力膜22、ストッパ膜23、第2応力膜24を貫通して形成されていることが異なる。
次に、上記の本実施形態の半導体装置の製造方法について説明する。
まず、図6(a)に示す構造に至る工程について説明する。
第1実施形態の半導体装置の製造方法と同様にして、例えば、LOCOS法あるいはSTI法などにより半導体基板10の活性領域を区分するように素子分離絶縁膜11を形成し、さらにPウェル12、Nウェル13、Pウェル14及びNウェル15を形成する。
次に、ロジック領域LAにおいてゲート絶縁膜を介して第1ゲート電極20を形成し、メモリ領域MAにおいてもゲート絶縁膜を介して第2ゲート電極21を形成する。
次に、ロジック領域LAにおいて、N型ソース・ドレイン16を形成してNMOSを構成し、P型ソース・ドレイン17を形成してPMOSを構成する。
また、メモリ領域MAにおいても同様に、N型ソース・ドレイン18を形成してNMOSを構成し、P型ソース・ドレイン19を形成してPMOSを構成する。
上記のようにして、半導体基板10のロジック領域LAに、共通の第1ゲート電極20を有するNMOS(第1トランジスタ)及びPMOS(第2トランジスタ)を形成し、一方で、半導体基板10のメモリ領域MAに、共通の第2ゲート電極21を有するNMOSとPMOS(第3トランジスタ)を形成する。
次に、第1実施形態と同様にして、ロジック領域LAにおいて、NMOSを被覆して第1応力膜22を形成し、PMOSを被覆して第2応力膜24を形成し、NMOSとPMOSの境界における第1ゲート電極20の上層において第1応力膜22、ストッパ膜23及び第2応力膜24を積層させる。
一方、メモリ領域MAにおいては、NMOSとPMOS(第3トランジスタ)を被覆して、NMOSとPMOSの境界における第2ゲート電極21の上層まで含めて、全面に第1応力膜22、ストッパ膜23及び第2応力膜24を順に積層させる。
上記のロジック領域LAとメモリ領域MAのそれぞれのNMOSとPMOSを被覆して、第1応力膜22及び第2応力膜24の上層に、CVD法などにより酸化シリコンを堆積させ、層間絶縁膜25を形成する。
以上で、図6(a)に示す構成となる。
次に、各コンタクトホール(C16,C17,C18,C19,C20,C21)を複数にグループ分けして独立した工程により開口する。
まず、図6(b)に示すように、スピンコート法などによりフォトレジスト膜30を成膜し、フォトリソグラフィ工程により、NMOSのソース・ドレイン16に達するコンタクトホールC16と、PMOSのソース・ドレイン17に達するコンタクトホールC17を開口するパターンを形成して、これをマスクとしてRIE(反応性イオンエッチング)などの異方性エッチングを施すことにより、層間絶縁膜25、第1応力膜22及び第2応力膜24を貫通して、上記のコンタクトホール(C16,C17)を開口する。
次に、図7に示すように、スピンコート法などによりフォトレジスト膜31を成膜し、フォトリソグラフィ工程により、メモリ領域MAのNMOSのソース・ドレイン18に達するコンタクトホールC18、NMOSのソース・ドレイン19に達するコンタクトホールC19、ロジック領域LAのNMOS及びPMOSの第1ゲート電極20に達するコンタクトホールC20、メモリ領域MAのNMOS及びPMOSの第2ゲート電極21に達するコンタクトホールC21を開口するパターンを形成して、これをマスクとしてRIE(反応性イオンエッチング)などの異方性エッチングを施すことにより、層間絶縁膜25、第1応力膜22及び第2応力膜24を貫通して、上記のコンタクトホール(C18,C19,C20,C21)を開口する。
以降の工程としては、第1実施形態と同様にして、例えば各コンタクトホール(C16,C17,C18,C19,C20,C21)内を埋め込んでコンタクトプラグなどの上層配線(P16,P17,P18,P19,P20,P21)を形成し、図5に示す構成の半導体装置とする。
上記のロジック領域LAにおいて、コンタクトホールC20のみにおいて開口領域内に第1応力膜22と応力膜24が積層して形成されており、他のコンタクトホール(C16,C17)においては第1応力膜22と第2応力膜24のいずれかが形成されている構成である。
従って、本実施形態に係る半導体装置の製造方法においては、ロジック領域のNMOS(第1トランジスタ)及びPMOS(第2トランジスタ)のソース・ドレインに達するコンタクトホール(C16,C17)を開口する工程と、NMOS(第1トランジスタ)及びPMOS(第2トランジスタ)の境界部分における第1ゲート電極20に達するコンタクトホールC20を開口する工程とを分けて行うことにより、基板にダメージを与えることなく、各コンタクトホールが貫通すべき応力膜の層数に応じて各応力膜について最適な条件でコンタクトホールを開口することができる。
さらに、メモリ領域MAにおけるコンタクトホール(C18,C19,C21)はいずれも開口領域内に第1応力膜22、ストッパ膜23及び第2応力膜24が積層して形成されている構成である。
従って、上記のNMOS(第1トランジスタ)及びPMOS(第2トランジスタ)の境界部分における第1ゲート電極20に達するコンタクトホールC20を開口する工程と同時に開口することができる。
第4実施形態
本実施形態は、第3実施形態に係る半導体装置の製造方法において、図6(b)に示すコンタクトホール(C16,C17)の開口工程をさらに2回の開口工程に分けて行うものである。
即ち、まず、図8(a)に示すように、スピンコート法などによりフォトレジスト膜32を成膜し、フォトリソグラフィ工程により、NMOSのソース・ドレイン16に達するコンタクトホールC16を開口するパターンを形成して、これをマスクとしてRIE(反応性イオンエッチング)などの異方性エッチングを施すことにより、層間絶縁膜25及び第1応力膜22を貫通して、上記のコンタクトホールC16を開口する。
次に、図8(b)に示すように、スピンコート法などによりフォトレジスト膜33を成膜し、フォトリソグラフィ工程により、NMOSのソース・ドレイン17に達するコンタクトホールC17を開口するパターンを形成して、これをマスクとしてRIE(反応性イオンエッチング)などの異方性エッチングを施すことにより、層間絶縁膜25及び第2応力膜24を貫通して、上記のコンタクトホールC17を開口する。
上記以外の工程は、実質的に第3実施形態と同様に行うことができる。
上記のロジック領域LAにおいて、コンタクトホールC16の開口領域に第1応力膜22が形成されており、コンタクトホールC17の開口領域には第2応力膜24が形成されている。
従って、本実施形態に係る半導体装置の製造方法においては、ロジック領域のNMOS(第1トランジスタ)のソース・ドレインに達するコンタクトホールC16を開口する工程と、PMOS(第2トランジスタ)のソース・ドレインに達するコンタクトホールC17を開口する工程とを分けて行うことにより、基板にダメージを与えることなく、各コンタクトホールが貫通すべき応力膜の層数だけでなく、膜質にも応じて、各応力膜について最適な条件でコンタクトホールを開口することができる。
さらに、メモリ領域MAにおけるコンタクトホール(C18,C19,C21)はいずれも開口領域内に第1応力膜22、ストッパ膜23及び第2応力膜24が積層して形成されている構成である。
従って、上記のNMOS(第1トランジスタ)及びPMOS(第2トランジスタ)の境界部分における第1ゲート電極20に達するコンタクトホールC20を開口する工程と同時に開口することができる。
上記の本実施形態の半導体装置の製造方法によれば、応力膜を単層構造と積層構造、または、引っ張りの応力膜の単層と圧縮の応力膜の単層と積層構造とれ、コンタクトホール開口を分けることで、それぞれにコンタクトホール開口工程の最適化が可能となり、加工歩留が上げられる。
また、単層の応力膜が形成された部分において余計なダメージを回避できるため、特にメモリの保持特性が上げられる。
MOSFETの能力をさらにあげる目的で応力膜の厚膜化や応力強度の強化を行った場合にも、加工マージンを狭めることがなく、最適化がしやすい構造である。
メモリ領域のコンタクトホールは集積度向上のために特別に小さいデザインとする場合が多いが、その場合にもプロセスとして適合しやすい。
本実施形態に係る半導体装置の製造方法によれば、第1トランジスタ及び第2トランジスタのソース・ドレインに達するコンタクトホールを開口する工程と、第1トランジスタ及び第2トランジスタの境界部分における第1ゲート電極に達するコンタクトホールを開口する工程とを分けて行うことにより、基板にダメージを与えることなく、各コンタクトホールが貫通すべき応力膜の層数や膜質に応じて各応力膜について最適な条件でコンタクトホールを開口することができる。
本発明は上記の説明に限定されない。
例えば、各NMOS及びPMOSのソース・ドレインの表層及びゲート電極の表層に、Tiなどの高融点金属のシリサイド層が形成されていてもよい。これらは、各NMOS及びPMOSを形成した後、ソース・ドレインの表層及びゲート電極の表層を自己整合的にシリサイド化する、いわゆるサリサイドプロセスなどで形成することができる。
ロジック領域とメモリ領域をともに有する半導体装置について説明しているが、ロジック領域のみ、あるいはメモリ領域のみの半導体装置にも適用できる。
メモリ領域については本実施形態ではコンタクトホール開口工程を複数に分けていないが、NMOSとPMOSで応力膜などを変えて形成する場合に応力膜の層数や膜質に応じて複数の工程に分けて行ってもよい。特に、メモリ領域のみを有する半導体装置に本発明を適用する場合には、応力膜の層数や膜質に応じて複数の工程に分けて行うものとする。
その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の変更が可能である。
本発明の半導体装置は、特にロジック回路とメモリ回路をそれぞれCMOSトランジスタで構成する半導体装置を製造する方法に適用できる。
図1(a)は本発明の第1実施形態に係る半導体装置の平面図であり、図1(b)は図1(a)中のX−X’における模式断面図である。 図2(a)及び図2(b)は、本発明の第1実施形態に係る半導体装置の製造方法の製造工程を示す断面図である。 図3は、本発明の第1実施形態に係る半導体装置の製造方法の製造工程を示す断面図である。 図4(a)及び図4(b)は、本発明の第2実施形態に係る半導体装置の製造方法の製造工程を示す断面図である。 図5は本発明の第3実施形態に係る半導体装置の模式断面図である。 図6(a)及び図6(b)は、本発明の第3実施形態に係る半導体装置の製造方法の製造工程を示す断面図である。 図7は、本発明の第3実施形態に係る半導体装置の製造方法の製造工程を示す断面図である。 図8(a)及び図8(b)は、本発明の第4実施形態に係る半導体装置の製造方法の製造工程を示す断面図である。 図9(a)及び図9(b)は、第1従来例に係る半導体装置の製造方法の製造工程を示す断面図である。 図10(a)及び図10(b)は、第2従来例に係る半導体装置の製造方法の製造工程を示す断面図である。
符号の説明
10…半導体基板、11…素子分離絶縁膜、12…Pウェル、13…Nウェル、14…Pウェル、15…Nウェル、16…N型ソース・ドレイン、17…P型ソース・ドレイン、18…N型ソース・ドレイン、19…P型ソース・ドレイン、20…第1ゲート電極、21…第2ゲート電極、22…第1応力膜、23…ストッパ膜、24…第2応力膜、25…層間絶縁膜、26〜33…フォトレジスト膜、50…半導体基板、51…素子分離絶縁膜、52…Pウェル、53…Nウェル、54…Pウェル、55…Nウェル、56…N型ソース・ドレイン、57…P型ソース・ドレイン、58…N型ソース・ドレイン、59…P型ソース・ドレイン、60…第1ゲート電極、61…第2ゲート電極、62…第1応力膜、63…ストッパ膜、64…第2応力膜、65…層間絶縁膜、66,67…フォトレジスト膜、LA…ロジック領域、MA…メモリ領域、C16,C17,C18,C19,C20,C21,C56,C57,C58,C59,C60,C61…コンタクトホール、P16,P17,P18,P19,P20,P21…上層配線

Claims (8)

  1. 半導体基板に、共通の第1ゲート電極を有する、第1導電型の第1トランジスタと、前記第1導電型と異なる第2導電型の第2トランジスタを形成する、トランジスタ形成工程と、
    前記第1トランジスタの上層と、前記第1ゲート電極において前記第1トランジスタ前記第2トランジスタとの間に位置する部分の上層第1応力膜を形成する、第1応力膜形成工程と、
    前記第2トランジスタの上層と、前記第1ゲート電極において前記第1トランジスタ前記第2トランジスタとの間に位置する部分の前記第1応力膜の上層に、第2応力膜を形成する、第2応力膜形成工程と、
    前記第1応力膜と前記第2応力膜とを介して、前記第1トランジスタ前記第2トランジスタとを被覆するように、絶縁膜を形成する、絶縁膜形成工程と、
    前記絶縁膜前記第1応力膜を貫通して前記第1トランジスタのソース・ドレインに達する第1のコンタクトホールを形成し、前記絶縁膜と前記第2応力膜とを貫通して前記第2トランジスタのソース・ドレインに達する第2のコンタクトホールを形成する、第1コンタクトホール形成工程と、
    前記第1コンタクトホール形成工程の実施とは別に、前記絶縁膜前記第1応力膜前記第2応力膜を貫通して、前記第1ゲート電極において前記第1トランジスタと前記第2トランジスタとの間に位置する部分に達する第3のコンタクトホール形成する、第2コンタクトホール形成工程と
    を有する、
    半導体装置の製造方法。
  2. 前記トランジスタ形成工程では、前記半導体基板において前記第1トランジスタと前記第2トランジスタとが形成されたロジック領域とは異なるメモリ領域に、第2ゲート電極を有する第3トランジスタを形成し、
    前記第1応力膜形成工程では、前記第3トランジスタの上層にも前記第1応力膜を形成し、
    前記絶縁膜形成工程では、前記第3トランジスタ上の前記第1応力膜の上層にも前記絶縁膜を形成し、
    前記第1コンタクトホール形成工程では、前記第1のコンタクトホールと、前記第2のコンタクトホールとの形成と同時に、前記第3トランジスタのソース・ドレインに達する第4のコンタクトホールと、前記第3トランジスタの前記第2ゲート電極に達する第5のコンタクトホールとのそれぞれを形成する、
    請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  3. 前記第1コンタクトホール形成工程では、前記第1のコンタクトホールと、前記第2のコンタクトホールとのそれぞれを別の工程で形成する、
    請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  4. 前記トランジスタ形成工程では、前記半導体基板において前記第1トランジスタと前記第2トランジスタとが形成されたロジック領域とは異なるメモリ領域に、第2ゲート電極を有する第3トランジスタを形成し、
    前記第1応力膜形成工程では、前記第3トランジスタの上層にも前記第1応力膜を形成し、
    前記絶縁膜形成工程では、前記第3トランジスタ上の前記第1応力膜の上層にも前記絶縁膜を形成し、
    前記第1コンタクトホール形成工程では、前記第1のコンタクトホールの形成と同時に、前記第3トランジスタのソース・ドレインに達する第4のコンタクトホールと、前記第3トランジスタの前記第2ゲート電極に達する第5のコンタクトホールとのそれぞれを形成する、
    請求項3に記載の半導体装置の製造方法。
  5. 前記トランジスタ形成工程では、前記半導体基板において前記第1トランジスタと前記第2トランジスタとが形成されたロジック領域とは異なるメモリ領域に、第2ゲート電極を有する第3トランジスタを形成し、
    前記第1応力膜形成工程では、前記第3トランジスタの上層にも前記第1応力膜を形成し、
    前記第2応力膜形成工程では、前記第3トランジスタ上の前記第1応力膜の上層にも前記第2応力膜を形成し、
    前記絶縁膜形成工程では、前記第3トランジスタ上の前記第2応力膜の上層にも前記絶縁膜を形成し、
    前記第2コンタクトホール形成工程では、前記第3のコンタクトホールの形成と同時に、前記第3トランジスタのソース・ドレインに達する第4のコンタクトホールと、前記第3トランジスタの前記第2ゲート電極に達する第5のコンタクトホールとのそれぞれを形成する、
    請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  6. 前記トランジスタ形成工程では、前記半導体基板において前記第1トランジスタと前記第2トランジスタとが形成されたロジック領域とは異なるメモリ領域に、第2ゲート電極を有する第3トランジスタを形成し、
    前記第1応力膜形成工程では、前記第3トランジスタの上層にも前記第1応力膜を形成し、
    前記第2応力膜形成工程では、前記第3トランジスタ上の前記第1応力膜の上層にも前記第2応力膜を形成し、
    前記絶縁膜形成工程では、前記第3トランジスタ上の前記第2応力膜の上層にも前記絶縁膜を形成し、
    前記第2コンタクトホール形成工程では、、前記第3のコンタクトホールの形成と同時に、前記第3トランジスタのソース・ドレインに達する第4のコンタクトホールと、前記第3トランジスタの前記第2ゲート電極に達する第5のコンタクトホールとのそれぞれを形成する、
    請求項3に記載の半導体装置の製造方法。
  7. 前記トランジスタ形成工程では、前記第1トランジスタとしてNチャネルMOSFETを形成し、前記第2トランジスタとしてPチャネルMOSFETを形成し、
    前記第1応力膜形成工程においては、前記第1トランジスタに引っ張り応力を付与するように、前記第1応力膜を形成し、
    前記第2応力膜形成工程においては、前記第2トランジスタに圧縮応力を付与するように、前記第2応力膜を形成する、
    請求項1から6のいずれかに記載の半導体装置の製造方法。
  8. 前記第1応力膜形成工程と、前記第2応力膜形成工程との間に、エッチングストッパ膜を形成する工程をさらに有する、
    請求項1から7のいずれかに記載の半導体装置の製造方法。
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