JP4763115B2 - 測定装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、郵便物等の物品の、例えば横幅、長さ、及び厚みの各寸法、並びに重量を自動的に測定することができるように、物品どうしの間隔を自動的に適切な間隔に制御することができる測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の測定装置の一例を図7を参照して説明する。この測定装置は、フィーダ32、測定コンベア9、計量コンベア18、及び排出コンベア33を備えている。フィーダ32は、送出しコンベア28と送出しローラ29、29を駆動することにより、例えば封筒等の郵便物1を所定の一定のタイミングで一通ずつ順次測定コンベア9に送り出すことができるものである。測定コンベア9は、厚み測定部3、横幅測定部4、及び長さ測定部5を設けてあり、この測定コンベア9を通過する郵便物1の厚み、横幅、及び長さの各寸法を測定することができるものである。計量コンベア18は、ロードセルから成る荷重検出器25により支持されており、計量コンベア18上を通過する郵便物1の重量をこの荷重検出器25により検出することができるものである。また、計量コンベア18の出口には計量タイミング検出用センサ31を設けてあり、計量コンベア18上の郵便物1が計量タイミング検出用センサ31により検出されたときに郵便物1の重量を検出するようになっている。
フィーダ32が郵便物1を順次送り出している一定の時間間隔は、計量コンベア18上に2通以上の郵便物1が乗り込まないようにすることができる時間間隔であり、予め設定されている。なお、この時間間隔は、郵便物1の各寸法を測定するために必要とする郵便物1どうしの時間間隔よりも長いので、フィーダ32がこの時間間隔で郵便物1を送り出すと、郵便物1の各寸法と重量を正確に測定することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記従来の測定装置によると、郵便物1の各寸法及び重量の測定速度(測定能力)を上昇させるためには、計量コンベア18上に2通以上の郵便物1が乗り込まないようにすることができる範囲内において、フィーダ32が郵便物1を送り出す時間間隔をできるだけ短くする必要がある。
しかし、フィーダ32が郵便物1を送り出す時間間隔を短くすると、送出しコンベア28及び送出しローラ29と郵便物1との間でスリップが生じたことにより、郵便物1の送出しタイミングに遅れ時間が生じた場合に、今回送り出された郵便物1と次回に例えば正常に送り出される郵便物1との実際の送出し時間間隔が、予め設定されている適切な送出し時間間隔よりも短くなり、その結果、計量コンベア18上に2通の郵便物1が乗り込んだ状態となることがある。その場合は、郵便物1の重量を正確に測定することができないという問題がある。
【0004】
そこで、送出しコンベア28及び送出しローラ29と郵便物1との間でスリップが生じて郵便物1の送出しタイミングに遅れ時間が生じた場合でも、計量コンベア18上に2通の郵便物1が乗り込むことがないようにするために、その分を見込んで、フィーダ32に対して予め比較的長い送出し時間間隔を設定することが考えられる。しかし、このようにすると、この測定装置による郵便物1の時間当たりの測定数、つまり、測定能力を低下させるという問題を生じさせることとなる。
【0005】
本発明は、郵便物等の物品の横幅、長さ、厚み、及び重量等の物品の2つ以上の変量を正確に、しかも高速に測定することができる測定装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
第1の発明に係る測定装置は、予め定めた送り出し時間間隔が経過すると、駆動信号を発生する送出し指令手段と、上記駆動信号が供給されると、物品を送り出す送出し手段と、この送出し手段により送り出された物品を搬送する搬送手段と、この搬送手段により搬送される物品の有する第1の変量を測定する第1の測定手段と、第1の測定手段の後段に設けられ、当該物品の有する第2の変量を測定する第2の測定手段と、上記送り出し手段により上記搬送手段に送り出された物品を検出する検出手段と、上記検出手段による当該物品の検出までの平均的な移送時間である通常移送時間が上記駆動信号の供給時から経過した時から、上記検出手段が当該駆動により送り出された物品を検出した時までの遅れ時間を測定する計時手段とを、具備し、上記送り出し指令手段は、上記遅れ時間を上記送り出し時間間隔に加算して、上記送り出し時間間隔を補正し、上記駆動信号が発生した時から上記補正した送り出し時間間隔が経過した時、上記送り出し手段に次の駆動信号を供給するものである。
【0007】
第2の発明に係る測定装置は、予め定めた送り出し時間間隔が経過すると駆動信号を発生する送出し指令手段と、上記駆動信号が供給されると、物品を送り出す送出し手段と、 この送出し手段により送り出された物品を搬送する搬送手段と、この搬送手段により搬送される物品の有する第1の変量を測定する第1の測定手段と、第1の測定手段の後段に設けられ、当該物品の有する第2の変量を測定する第2の測定手段と、上記送出し手段により上記搬送手段に送り出された物品を検出する検出手段と、上記駆動信号の供給時から上記検出手段による上記物品の検出時までの時間を測定する計時手段とを、具備し、上記送り出し指令手段は、上記駆動信号の供給時から上記検出手段による上記物品の検出までの平均的な移送時間である通常移送時間よりも、上記計時手段が測定して得た測定時間が長い分の遅れ時間を算出し、この遅れ時間を上記送り出し時間間隔に加算して、上記送り出し時間間隔を補正し、上記駆動信号の発生時から上記補正した送り出し時間間隔が経過した時、上記送り出し手段に次の駆動信号を供給するものである。
【0009】
第3の発明に係る測定装置は、駆動信号を発生する送出し指令手段と、上記駆動信号が供給されると、物品を送り出す送出し手段と、この送出し手段により送り出された物品を搬送する搬送手段と、この搬送手段により搬送される物品の有する第1の変量を測定する第1の測定手段と、第1の測定手段の後段に設けられ、当該物品の有する第2の変量を測定する第2の測定手段と、上記送出し手段により上記搬送手段に送り出された物品を検出する検出手段と、上記駆動信号の供給時から計時を開始する送り出し時間間隔計時手段とを、具備し、上記送出し指令手段は、上記駆動信号の供給時から上記検出手段による上記物品の検出までの平均的な移送時間である通常移送時間が、上記検出手段による上記物品の検出前に経過した時に、上記送り出し時間間隔計時手段による計時を停止させ、上記検出手段が上記物品を検出した時に上記送り出し時間間隔計時手段による計時を続行させ、上記送り出し時間間隔計時手段による計時値が、予め定めた送り出し時間間隔を経過した時、上記送り出し手段に次の駆動信号を供給するものである。
【0010】
第4の発明に係る測定装置は、第1、第2又は第3の発明において、物品の寸法及び重量のうちのいずれか一方が第1の変量であり、他方が第2の変量であることを特徴とするものである。第5の発明に係る測定装置は、第4の発明において、上記物品の寸法は、物品の縦、横及び高さであることを特徴とするものである。
【0011】
本発明によると、送出し手段により送り出された物品を搬送手段により搬送し、搬送手段により搬送される物品の第1の変量を第1の測定手段により測定し、第2の変量を第2の測定手段により測定することができる。
第1の発明によると、計時手段は、送出し手段が物品を送り出すための駆動を行なった時から所定の通常移送時間が経過して、この通常移送時間が経過した時から検出手段が当該駆動により送り出された物品を検出した時までの遅れ時間を測定することができる。送出し指令手段は、遅れ時間を予め定めた送出し時間間隔に加算して、この加算して得られた補正済み送出し時間間隔が経過した時に送出し手段による次回の駆動を行わせて物品を送り出させることができる。
なお、第1、第2、及び第3の発明において、通常移送時間とは、送出し手段が駆動した時からその駆動により送り出された物品が検出手段により検出されるまでの例えば平均的な移送時間である。そして、物品が所定の送出し時間間隔おきに順次送り出されており、通常移送時間で移送されている状態では、物品の第1及び第2の変量を第1及び第2の測定手段により測定することができるように設定されている。
【0012】
第2の発明によると、送出し手段が駆動した時から検出手段により当該物品を検出した時までの時間を計時手段が測定し、この計時手段により測定して得られた測定時間が予め定めた通常移送時間よりも長い分の遅れ時間を算出し、この遅れ時間を予め定めた送出し時間間隔に加算して、この加算して得られた補正済み送出し時間間隔が経過した時に、送出し手段による次回の駆動を行わせることができる。
【0013】
第3の発明によると、送出し時間間隔計時手段により予め設定されている送出し時間間隔を測定して、この送出し時間間隔が経過したときに送出し手段により物品を送り出させることができる。そして、検出手段が物品を検出する前に予め定めた通常移送時間が経過した時に送出し時間間隔計時手段による送出し時間間隔の測定を停止させ、検出手段が物品を検出した時に送出し時間間隔計時手段による送出し時間間隔の測定を続行させ、そして、予め設定されている送出し時間間隔が経過した時に送出し手段による次回の駆動を行わせて物品を送り出させることができる。
【0014】
第4の発明によると、搬送手段により搬送されている物品の寸法と重量を順次測定することができる。第5の発明によると、物品の縦、横及び高さの各寸法、並びに重量を測定することができる。従って、この測定装置を使用して郵便物の縦、横及び高さの各寸法、並びに重量を測定することにより、多量の郵便物を料金別に高速で判別できるようにすることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明に係る測定装置が設けられている物品の判別装置(以下、単に「判別装置」と言うこともある。)の第1実施形態を各図を参照して説明する。この判別装置は、図1に示すように、郵便物1、例えばはがき、封筒、及び小包を送り出すためのフィーダ2を備えており、このフィーダ2により送り出された郵便物1の厚みH、横幅xW 、長さL、及び重量Wで表される郵便物1の各変量のそれぞれを厚み測定部3、横幅測定部4、長さ測定部5、及び計量部6により測定して、これら測定して得られた郵便物1の厚みH、横幅xW 、長さL、及び重量Wに基づいて、第1〜第10のランクのうちのいずれのランクに属するかを判別手段が判別することができる。そして、振分け装置7が、この判別した郵便物1をそのランクに対応して設置してある第1〜第10の振分け容器81 〜810内に自動的に振り分けることができるものである。これら第1〜第10のランクの内容は、図4に示す通りである。なお、第1〜第10のランクは、郵便料金と対応させて定めてある。郵便物1の厚みH、横幅xW 、長さL、及び重量Wは、郵便物1の変量である。そして、この実施形態では、厚み測定部3が第1の測定手段であり、横幅測定部4及び長さ測定部5が第2の測定手段であって、計量部6が第3の測定手段である。
【0016】
フィーダ2は、図5に示す従来のものと同等のものであり、作業者により所定の向きに揃えて積み重ねた状態で供給された複数の郵便物1を一通ずつその向きの状態で所定のタイミングで後段に設けられている測定コンベア9に順次送り出すことができるものである。このフィーダ2は、送出しコンベア28と送出しローラ29を備えている。送出しコンベア28は、ホルダー30内に積み重ねられている郵便物1を下から1つずつ取り出して送出しローラ29に供給するものである。送出しローラ29は、この供給されてきた郵便物1を上下で挟み込んだ状態で回転して後段の測定コンベア9に送り出すものである。
【0017】
厚み測定部3は、従来公知のものであり、図1に示すように、測定コンベア9の途中に配置されており支持枠10に設けてある。支持枠10には、図5に示す揺動軸11を回動自在に設けてあり、この揺動軸11にアーム12を結合して設けてある。アーム12の下端部には、ローラ13を回動自在に設けてある。そして、揺動軸11は、厚み用エンコーダ14の入力軸14aと連結しており、厚み用エンコーダ14は、支持枠10に取り付けてある。また、揺動軸11は、引っ張りコイルばね15を介して支持枠10と連結している。ローラ13は、揺動軸11を中心にして揺動自在であり、任意の揺動位置にある状態で自重と引っ張りコイルばね15のばね力によって垂下位置に向かう側に付勢されている。図5(a)は、ローラ13が垂下位置で停止しており、この垂下位置にある状態で測定コンベア9により搬送されてくる郵便物1と当接する高さとなっている。揺動軸11は、測定コンベア9の搬送方向に対して直交し、かつ水平に設けてあり、ローラ13の中心軸13aと平行している。
【0018】
厚み用エンコーダ14は、図1に示す演算制御部16と接続しており、図5(b)に示すように、ローラ13が測定コンベア9により搬送されてくる郵便物1と当接して、図5(a)に示す垂下位置から搬送方向17の側に揺動して郵便物1の上面に当接したときに、その揺動角度θH を検出してその検出信号θH を演算制御部16に出力するようになっている。
演算制御部16は、厚み用エンコーダ14からの検出信号θH に基づき、予め記憶部(図示せず)に記憶されているプログラムに従って所定の演算を行い、郵便物1の厚みH、即ち、測定コンベア9の搬送面9aから郵便物1の上面までの高さを演算することができる。なお、ローラ13の半径がDであり、このローラ13の半径Dに基づく誤差がでないように郵便物1の厚みHを演算している。そして、引っ張りコイルばね15は、ローラ13を郵便物1の上面に適切な力で押し付けているので、演算制御部16によって郵便物1の厚みHを正確に演算することができるし、郵便物1がローラ13の下を通過した後に、ローラ13を速やかに元の垂下位置に戻して次の郵便物1の厚みHを測定できるようにすることができる。
【0019】
横幅測定部4は、従来公知のものであり、図1及び図6に示すように、測定コンベア9の出口側端部とこの後段に設けられている計量コンベア18の入口側端部との間に設けてあり、測定コンベア9及び計量コンベア18の下方に設けてある発光ユニット19と、それらよりも上方に設けてある受光ユニット20と、を備えている。この横幅測定部4は、測定コンベア9により搬送されてくる郵便物1の横幅(搬送方向17と直交する水平方向)xW を自動的に検出して、この検出信号xW を演算制御部16に出力するようになっている。
演算制御部16は、横幅測定部4からの検出信号xW に基づき、予め記憶部に記憶されているプログラムに従って所定の演算を行い、郵便物1の横幅xW を演算することができる。
【0020】
長さ測定部5は、図6に示すように、発光素子L5 がONであり、出射した光を受光素子P6 が受光している状態で、郵便物1が測定コンベア9により搬送されてきたときに、郵便物1の搬送方向17の先端部Gが受光素子P6 が受光している光を遮ったと演算制御部16が判定した時から、郵便物1が通り過ぎて受光素子P6 が受光していない状態から受光する状態となったと演算制御部16が判定するまでの間に郵便物1が測定コンベア9によって搬送された距離Lを演算し、この演算して得られた距離Lを郵便物1の長さLとして求めることができるものである。
【0021】
そして、図6に示すように、測定コンベア9のコンベアベルトが掛けられているプーリ23の支持軸23aには、長さ用エンコーダ24の入力軸24aを連結させてあり、長さ用エンコーダ24は、図1に示す演算制御部16と接続している。
演算制御部16は、郵便物1の先端部Gが受光素子P6 が受光している光を遮ったと判定した時から、郵便物1が通り過ぎて受光素子P6 が受光していない状態から受光する状態となったと判定するまでの間に、長さ用エンコーダ24から出力されてくる検出信号θL に基づき、予め記憶部に記憶されているプログラムに従って所定の演算を行い、郵便物1の搬送方向17の長さLを演算することができるものである。
【0022】
計量部6は、図1に示すように、計量コンベア18とこの計量コンベア18を支持する荷重検出器25と、計量タイミング検出用センサ31と、を備えている。荷重検出器25及び計量タイミング検出用センサ31は、演算制御部16と接続している。この計量タイミング検出用センサ31は計量コンベア18の出口側端部に設けてある。
計量コンベア18は、測定コンベア9の後段に設けてあり、測定コンベア9から搬送されてくる郵便物1を受け入れて、この計量コンベア18の後段に設けられている振分け装置7に送り出すものである。計量コンベア18による郵便物1の搬送速度は、測定コンベア9の搬送速度と一致させてある。
荷重検出器25は、郵便物1が計量コンベア18上を通過する際に、この郵便物1が計量タイミング検出用センサ31により検出されたときに、郵便物1の重量Wを測定してその計量信号Wを演算制御部16に出力するものである。
【0023】
次に、判別手段を説明する。判別手段は、演算制御部16と記憶部に記憶されている所定のプログラムから成っており、厚み測定部3、横幅測定部4、長さ測定部5、及び計量部6により測定して得られた郵便物1の厚みH、横幅xW 、長さL、及び重量Wに基づいて、郵便物1が予め記憶部に記憶されている第1〜第10のランクのうちのいずれのランクに属するかを判別する手段である。なお、第1〜第10の各ランクは、郵便料金に対応させて決めてある。
郵便物1を第1〜第10のランクのランク分けするための内容は、図4に示す通りである。
【0024】
振分け装置7は、この判別した郵便物1をそのランクに対応して定めてある第1〜第10の振分け容器81 〜810内に自動的に振り分けることができるものである。振分け装置7は、図1に示すように、第1〜第10の振分けコンベア261 〜2610を備えている。各振分けコンベア261 〜2610は、前段の計量コンベア18から送り込まれてくる郵便物1を対応するランクの第1〜第10の振分け容器81 〜810内に振り分けることができ、第1〜第9の各振分けコンベア261 〜269 は、二点鎖線で示すように、水平位置から所定のタイミングで後端部が所定の角度だけ下降して傾斜し、そして元の水平な位置に戻ることができる構成となっている。
この振分け装置7によると、郵便物1のランクが判別手段により判別されると、その判別されたランクと対応する第1〜第9の振分けコンベア261 〜269 うちのいずれかの位置に郵便物1が搬送されたときに、図1に示すように、その対応する振分けコンベアが下降傾斜してその郵便物1を対応する振分け容器内に振り分けることができる。ただし、第10の振分けコンベア2610は下降傾斜する構成ではなく、第10のランクに判別された郵便物1を排出口から排出して第10の振分け容器810内に振り分ける構成となっている。
【0025】
次に、本発明の特徴とする郵便物1の送出し指令装置を説明する。この送出し指令装置は、フィーダ2が郵便物1を適切なタイミングで送り出すことができるようにするためのものであり、搬送ピッチ検出用センサ34と、計時手段と、送出し指令手段と、を備えている。
搬送ピッチ検出用センサ34は、図1に示すように、測定コンベア9の入口側端部に設けてあり、フィーダ2の送出しローラ29によって送り出されてくる郵便物1を検出することができるようにしてある。この搬送ピッチ検出用センサ34は、演算制御部16と接続しており、郵便物1を検出したときに検出信号を生成して演算制御部16に出力するようになっている。
計時手段は、演算制御部16により構成されており、フィーダ2が郵便物1を送り出すための駆動を行なった時(送出し指令手段がフィーダ2に対して駆動を行わせる駆動信号を生成した時)から所定の通常移送時間が経過して、この通常移送時間が経過した時から搬送ピッチ検出用センサ34が当該駆動により送り出された郵便物1を検出した時までの遅れ時間を測定する手段である。
通常移送時間とは、送出し指令手段がフィーダ2に駆動信号を出力した時からフィーダ2により送り出された郵便物1が測定コンベア9により搬送されて搬送ピッチ検出用センサ34により検出されるまでの平均的な移送時間である。この移送時間は、郵便物1の厚みのばらつきや、送出しコンベア及び送出しローラ29と郵便物1とのスリップ等が原因してばらついているので、スリップが殆ど起こらず、平均的な厚みの郵便物1を送り出したときの移送時間の平均値を通常移送時間として予め記憶部に記憶させてある。この通常移送時間は、演算制御部16により構成されている通常移送時間タイマに設定されている。
遅れ時間とは、郵便物1がフィーダ2により送り出された時から搬送ピッチ検出用センサ34により検出された時までの実際の移送時間が、郵便物1の厚みのばらつきや、送出しコンベア及び送出しローラ29と郵便物1とのスリップ等が原因して通常移送時間よりも長くなったときにおいて、実際の移送時間が通常移送時間よりも長くなっている分の時間であり、この遅れ時間は、計時手段により測定される。
【0026】
送出し指令手段は、演算制御部16により構成されており、上記遅れ時間を予め設定されている送出し時間間隔に加算して、この加算して得られた補正済み送出し時間間隔が経過した時に、フィーダ2に対して次回の駆動を行わせる駆動信号を生成する手段である。
送出し時間間隔とは、送出し指令手段がフィーダ2に駆動信号を出力する時間間隔であり、この駆動信号が生成される時間間隔は、計量コンベア上に2通以上の郵便物1が乗り込まないようにすることができる時間間隔である。なお、この時間間隔は、郵便物1の厚みH、横幅xW 、及び長さLの各寸法を測定するために必要とする郵便物1どうしの時間間隔よりも長いので、フィーダ2がこの時間間隔で郵便物1を送り出すと、郵便物1の各寸法と重量を正確に測定することができる。
なお、この送出し時間間隔及び補正済み送出し時間間隔は、送出しタイマにより計時するようになっており、この送出しタイマに予め送出し時間間隔を設定してあり、遅れ時間に応じて補正済み送出し時間間隔に自動的に設定を変更するようになっている。そして、遅れ時間が生じなかった場合は、所定の送出し時間間隔が設定されるようになっている。
【0027】
図2は、この判別装置の電気回路の主要部を示すブロック図である。フィーダ2、測定コンベア9、計量コンベア18、及び振り分けコンベア26が演算制御部16に接続している。そして、荷重検出器25がA/D変換器35を介して演算制御部16に接続している。更に、搬送ピッチ検出用センサ34、計量タイミング検出用センサ31、厚み測定部3、横幅測定部4、及び長さ測定部5が演算制御部16に接続している。
【0028】
次に、上記のように構成された送出し指令装置により郵便物1を1枚ずつ順次送り出す手順を図3に示すフローチャートを参照して説明する。なお、このフローチャートは、送出しタイマに設定されている送出し時間間隔又は補正済み送出し時間間隔がタイムアップした時にスタートするようになっている。
まず、作業者がこの判別装置のスタートスイッチを操作すると、送出しタイマ、及び通常移送時間タイマがセットされ(ステップ100)、それぞれのタイマに設定されている送出し時間間隔及び通常移送時間の測定が開始される。そして、この時に、演算制御部16が駆動信号を生成してフィーダ2を駆動させ、フィーダ2が一通の郵便物1を送り出す。そして、フィーダ2が郵便物1を送り出すときに、送出しコンベア28及び送出しローラ29と郵便物1との間でスリップが殆ど起こらず、通常の状態で送り出された場合は、送出し指令手段がフィーダ2に駆動信号を出力した時からフィーダ2により送り出された郵便物1が測定コンベア9により搬送されて搬送ピッチ検出用センサ34により検出されるまでの移送時間が、通常移送時間以下となる。この場合は、通常移送時間タイマがタイムアップした丁度その時、又はタイムアップする前にこの送り出された郵便物1が搬送ピッチ検出用センサ34により検出されて(遅れ時間が生じなかった場合)、搬送ピッチ検出用センサ34から生成された検出信号が演算制御部16に出力される。この場合は、ステップS102において、通常移送時間タイマがタイムアップした後に、搬送ピッチ検出用センサ34が郵便物1を検出したか否かを判定するが、NOと判定されて処理が終了する。そして、予め設定されている送出し時間間隔が経過して、送出しタイマがタイムアップした時に、送出しタイマ、及び通常移送時間タイマがセットされて(ステップ100)、次回の郵便物1が送り出され、上記と同様の処理が行われる。
【0029】
ただし、演算制御部16が駆動信号を生成してフィーダ2が郵便物1を送り出すときに、送出しコンベア28及び送出しローラ29と郵便物1との間でスリップが生じ、実際に送り出されたタイミングが駆動した時点から少し遅れた場合は、送出し指令手段がフィーダ2に駆動信号を出力した時からフィーダ2により送り出された郵便物1が測定コンベア9により搬送されて搬送ピッチ検出用センサ34により検出されるまでの移送時間が、通常移送時間よりも長くなる。この場合は、通常移送時間タイマがタイムアップして、しかる後に、この送り出された郵便物1が搬送ピッチ検出用センサ34により検出されて(遅れ時間が生じた場合)、この検出信号が演算制御部16に出力される。この場合は、ステップS102において、YESと判定されて、計時手段が作動して遅れ時間を測定する(ステップ104)。つまり、フィーダ2が郵便物1を送り出すための駆動を行なった時から所定の通常移送時間が経過して、この通常移送時間が経過した時から搬送ピッチ検出用センサ34が当該駆動により送り出された郵便物1を検出した時までの遅れ時間を測定する。次に、送出し指令手段は、この測定して得られた遅れ時間を予め設定されている送出し時間間隔に加算して補正済み送出し時間間隔を求め、この補正済み送出し時間間隔が経過した時に、フィーダ2に対して次回の駆動を行わせる駆動信号を生成する(ステップ106)。
【0030】
このように、フィーダ2が駆動した時から郵便物1が実際に送り出されるまでの時間に遅れ時間が生じた場合は、今回送り出された郵便物1の遅れ時間を所定の送出し時間間隔に加算して、この加算して得られた補正済み送出し時間間隔が経過した時に、フィーダ2による次回の駆動を行わせて郵便物1を送り出させるようにしてあり、これにより、今回と次回の郵便物1どうしの間隔を常に予め設定されている送出し時間間隔に相当する長さにすることができ、その結果、計量コンベア18に2通以上の郵便物1が乗らないようにすることができ、計量部6により各郵便物1の重量を正確に測定できるようにすることができる。そして、フィーダ2が郵便物1を送り出した時に遅れ時間が生じなかった場合には、元の所定の送出し時間間隔が経過した時にフィーダ2を駆動させているので、フィーダ2による時間当たりの郵便物1を送り出す能力の低下を防止することができ、比較的高い測定能力を維持することができる。
【0031】
従って、上記のように構成された物品の判別装置によると、郵便物11を纏めてフィーダ22にセットすることにより、それぞれの郵便物11が測定コンベア9及び計量コンベア18により順次搬送されている間に郵便物11の厚みH、横幅xW 、長さL、及び重量Wを自動的に測定することができるので、それぞれの寸法及び重量を短時間で間違いなく測定することができる。そして、郵便物11のそれぞれの寸法や重量の測定データに基づいて、各郵便物11を、予め定められている郵便料金と対応する各ランクの振分け容器8内に自動的、しかも正確に振り分けることができる。
【0032】
次に、判別装置の第2実施形態を説明する。第1と第2の実施形態の相違するところは、郵便物1の送出し指令装置であり、それ以外は同等であり、同等部分の詳細な説明を省略する。この実施形態の送出し指令装置は、第1実施形態のものと同様に、フィーダ2が郵便物1を適切なタイミングで送り出すことができるようにするためのものであり、搬送ピッチ検出用センサ34と、計時手段と、送出し指令手段と、を備えている。
搬送ピッチ検出用センサ34は、第1実施形態と同等のものであり、詳細な説明を省略する。
計時手段は、演算制御部16により構成されており、送出し指令手段がフィーダ2に対して駆動を行わせる駆動信号を生成した時(送出し手段が駆動した時)から搬送ピッチ検出用センサ34が郵便物1を検出した時までの時間を測定する手段である。
【0033】
送出し指令手段は、演算制御部16により構成されており、計時手段により測定して得られた測定時間が予め定めた通常移送時間よりも長い分の遅れ時間を算出し、この遅れ時間を予め定めた送出し時間間隔に加算して、この加算して得られた補正済み送出し時間間隔が経過した時に、フィーダ2に対して次回の駆動を行わせる駆動信号を生成する手段である。
なお、この送出し時間間隔及び補正済み送出し時間間隔は、第1実施形態と同様に、送出しタイマにより計時するようになっており、この送出しタイマに予め送出し時間間隔を設定してあり、遅れ時間に応じて補正済み送出し時間間隔に自動的に設定を変更するようになっている。
通常移送時間は、第1実施形態で説明したものと同等であり、この通常移送時間は、通常移送時間タイマに設定されている。
遅れ時間は、計時手段により測定されて得られた測定時間から通常移送時間を減算して得られた時間である。
【0034】
上記のように構成された送出し指令装置は、送出しタイマに設定されている送出し時間間隔がタイムアップした時に、送出し指令手段がフィーダ2に対して次回の駆動を行わせる駆動信号を生成するようになっている。
まず、作業者がこの判別装置のスタートスイッチを操作すると、送出しタイマがセットされ、このタイマに設定されている送出し時間間隔の測定が開始される。そして、この時に、演算制御部16が駆動信号を生成してフィーダ2を駆動させ、フィーダ2が一通の郵便物1を送り出す。そして、フィーダ2が郵便物1を送り出すときに、送出しコンベア28及び送出しローラ29と郵便物1との間でスリップが殆ど起こらず、通常の状態で送り出された場合は、送出し指令手段がフィーダ2に駆動信号を出力した時からフィーダ2により送り出された郵便物1が測定コンベア9により搬送されて搬送ピッチ検出用センサ34により検出されるまでの移送時間が通常移送時間以下となる。この移送時間は、計時手段により測定される。この場合は、遅れ時間が生じていないので、送出し指令手段は、補正済み送出し時間間隔を算出せず、予め設定されている送出し時間間隔が経過して、送出しタイマがタイムアップした時に、送出しタイマがセットされると共に、次回の郵便物1が送り出されて上記と同様の処理が行われる。
【0035】
ただし、演算制御部16が駆動信号を生成してフィーダ2が郵便物1を送り出すときに、送出しコンベア28及び送出しローラ29と郵便物1との間でスリップが生じ、実際に送り出されたタイミングが駆動した時点から少し遅れた場合は、送出し指令手段がフィーダ2に駆動信号を出力した時からフィーダ2により送り出された郵便物1が測定コンベア9により搬送されて搬送ピッチ検出用センサ34により検出されるまでの移送時間が、通常移送時間よりも長くなる。この移送時間は計時手段により測定される。この場合は、送出し指令手段が、計時手段により測定して得られた測定時間から予め設定されている通常移送時間を減算して遅れ時間を算出し、この遅れ時間を予め設定されている送出し時間間隔に加算して補正済み送出し時間間隔を求め、この補正済み送出し時間間隔が経過した時に、フィーダ2に対して次回の駆動を行わせる駆動信号を生成する。これにより、今回と次回の郵便物1どうしの間隔を常に第1実施形態で説明した送出し時間間隔に相当する長さにすることができる。この実施形態によると、第1実施形態の通常移送時間タイマを省略することができる。
【0036】
次に、判別装置の第3実施形態を説明する。第1と第2の実施形態の相違するところは、郵便物1の送出し指令装置であり、それ以外は同等であり、同等部分の詳細な説明を省略する。この実施形態の送出し指令装置は、第1実施形態のものと同様に、フィーダ2が郵便物1を適切なタイミングで送り出すことができるようにするためのものであり、搬送ピッチ検出用センサ34と、送出し指令手段と、を備えている。
搬送ピッチ検出用センサ34は、第1実施形態と同等のものであり、詳細な説明を省略する。
送出し指令手段は、演算制御部16により構成されており、搬送ピッチ検出用センサ34が郵便物1を検出した時から予め設定されている所定時間が経過した時に、フィーダ2に対して次回の駆動を行わせる駆動信号を生成する手段である。
【0037】
上記のように構成された送出し指令装置によると、まず、作業者がこの判別装置のスタートスイッチを操作すると、演算制御部16が駆動信号を生成してフィーダ2を駆動させ、フィーダ2が一通の郵便物1を送り出す。そして、フィーダ2により送り出された郵便物1が測定コンベア9により搬送されて搬送ピッチ検出用センサ34により検出されると、送出し指令手段は、その検出された時から予め記憶部に設定されている所定時間が経過した時に、フィーダ2に対して次回の駆動を行わせる駆動信号を生成して次の郵便物1を送り出すことができる。これにより、フィーダ2が郵便物1を送り出すときに、送出しコンベア28及び送出しローラ29と郵便物1との間でスリップが殆ど起こらず、通常の状態で送り出された場合、及びスリップが生じ、実際に送り出されたタイミングが少し遅れた場合のいずれの場合でも、今回と次回の郵便物1どうしの間隔を常に、例えば第1実施形態で説明した送出し時間間隔に相当する長さにすることができ、その結果、計量コンベア18に2通以上の郵便物1が乗らないようにすることができる。そして、フィーダ2が郵便物1を送り出した時に遅れ時間が生じなかった場合には、その郵便物1が搬送ピッチ検出用センサ34により検出させるまでの時間が比較的短くなるので、この測定装置の比較的高い測定能力を維持することができる。
【0038】
次に、判別装置の第4実施形態を説明する。第1と第4の実施形態の相違するところは、郵便物1の送出し指令装置であり、それ以外は同等であり、同等部分の詳細な説明を省略する。この実施形態の送出し指令装置は、第1実施形態のものと同様に、フィーダ2が郵便物1を適切なタイミングで送り出すことができるようにするためのものであり、搬送ピッチ検出用センサ34と、送出しタイマと、通常移送時間タイマと、送出し指令手段と、を備えている。
搬送ピッチ検出用センサ34は、第1実施形態と同等のものであり、詳細な説明を省略する。
送出しタイマは、第1実施形態と同様に、フィーダ2により郵便物1を送り出すための所定の送出し時間間隔を測定するためのタイマであり、この所定の送出し時間間隔を予め設定してある。この送出し時間間隔は、計量コンベア上に2通以上の郵便物1が乗り込まないようにすることができる時間間隔である。
通常移送時間タイマは、第1実施形態と同等のものであり、詳細な説明を省略する。
送出し指令手段は、搬送ピッチ検出用センサ34が郵便物1を検出する前に予め定めた通常移送時間が経過した時に、送出しタイマによる送出し時間間隔の測定を停止させ、そして、搬送ピッチ検出用センサ34が郵便物1を検出した時に、送出しタイマによる送出し時間間隔の測定を続行させ、この送出しタイマに予め設定されている送出し時間間隔が経過した時にフィーダ2による次回の駆動を行わせる手段である。なお、通常移送時間が経過する前に搬送ピッチ検出用センサ34が郵便物1を検出したときは、送出しタイマによる送出し時間間隔の測定を停止させずにこの送出し時間間隔を測定し、この送出し時間間隔が経過したときにフィーダ2による次回の駆動を行わせるようになっている。
【0039】
上記のように構成された送出し指令装置は、送出しタイマに設定されている送出し時間間隔がタイムアップした時に、送出し指令手段がフィーダ2に対して次回の駆動を行わせる駆動信号を生成するようになっている。
まず、作業者がこの判別装置のスタートスイッチを操作すると、送出しタイマがセットされ、このタイマに設定されている送出し時間間隔の測定が開始される。そして、この時に、演算制御部16が駆動信号を生成してフィーダ2を駆動させ、フィーダ2が一通の郵便物1を送り出す。そして、フィーダ2が郵便物1を送り出すときに、送出しコンベア28及び送出しローラ29と郵便物1との間でスリップが殆ど起こらず、通常の状態で送り出された場合は、送出し指令手段がフィーダ2に駆動信号を出力した時からフィーダ2により送り出された郵便物1が測定コンベア9により搬送されて搬送ピッチ検出用センサ34により検出されるまでの移送時間が通常移送時間以下となる。この通常移送時間は、通常移送時間タイマにより測定される。そして、郵便物1が搬送ピッチ検出用センサ34により検出されるまでの移送時間が通常移送時間以下であるか否かは演算制御部16が判定する。この場合は、遅れ時間が生じていないので、送出し指令手段は、送出しタイマを停止させずに予め設定されている送出し時間間隔が経過して、送出しタイマがタイムアップした時に、送出しタイマがセットされると共に、次回の郵便物1が送り出されて上記と同様の処理が行われる。
【0040】
なお、演算制御部16が駆動信号を生成してフィーダ2が郵便物1を送り出すときに、送出しコンベア28及び送出しローラ29と郵便物1との間でスリップが生じ、実際に送り出されたタイミングが駆動した時点から少し遅れた場合は、送出し指令手段がフィーダ2に駆動信号を出力した時からフィーダ2により送り出された郵便物1が測定コンベア9により搬送されて搬送ピッチ検出用センサ34により検出されるまでの移送時間が、通常移送時間よりも長くなる。このように、郵便物1が搬送ピッチ検出用センサ34により検出されるまでの移送時間が通常移送時間よりも長くなっていることは、演算制御部16により判定される。この場合は、通常移送時間が経過した時に、送出しタイマによる送出し時間間隔の測定を停止させ、そして、搬送ピッチ検出用センサ34が郵便物1を検出した時に、送出しタイマによる送出し時間間隔の測定を続行させ、予め設定されている送出し時間間隔が経過した時にフィーダ2に対して次回の駆動を行わせる駆動信号を生成する。これにより、今回と次回の郵便物1どうしの間隔を常に第1実施形態で説明した送出し時間間隔に相当する長さにすることができる。
つまり、送出しタイマを停止させている時間は、フィーダ2が駆動した時から郵便物1が実際に送り出されるまでの遅れ時間であり、この遅れ時間分だけ送出し時間間隔の測定を停止させることができる。これにより、今回の郵便物1が実際に送り出された時から予め設定されている送出し時間間隔が経過した後に、フィーダ2による次回の郵便物1を送り出させることができる。
【0041】
ただし、上記実施形態では、郵便物1の横幅xW 、長さL、厚みH、及び重量Wを測定し、それら郵便物1を第1〜第10の各ランクに振り分けたが、これに代えて、郵便物1以外の物品の夫々の寸法xW 、L、H、及び重量Wを計測して第1〜第10の各ランクに振り分けるようにしてもよい。
そして、上記実施形態では、郵便物1の横幅xW 、長さL、厚みH、及び重量Wで表される4つの変量を測定したが、これに代えて、郵便物1の横幅xW 、長さL、及び厚みHのうちのいずれか1つ又は2つの寸法と重量Wで表される変量を測定してもよい。
勿論、重量を測定せずに、郵便物の例えば横幅xW と厚みHのように、2つ以上の寸法を測定してもよい。この場合も、郵便物1を所定の間隔を隔てた状態で順次フィーダ2により送り出すことが必要であるが、上記各実施形態で説明した送出し指令装置によりこれを達成することができる。なお、計量コンベア18を含む計量部6を省略する。
また、郵便物以外の物品を測定する場合において、これ以外の箇所の寸法、色、又は硬度等で表される変量を測定してもよい。
更に、上記実施形態では、郵便物1を第1〜第10の各ランクに振り分ける構成としたが、これに代えて、10のランク以外の2以上のランクに振り分ける構成としてもよい。
【0042】
【発明の効果】
第1及び第2の各発明によると、送出し手段が駆動した時から物品が実際に送り出されるまでの時間に遅れ時間が生じて、今回送り出された物品と次の所定の送出し時間間隔後に送り出された物品との間隔が或る一定未満の長さとなった場合は、第1又は第2の測定手段により第1又は第2の変量を正確に測定することができないことがある場合でも、今回送り出された物品の遅れ時間を所定の送出し時間間隔に加算して、この加算して得られた補正済み送出し時間間隔が経過した時に、送出し手段による次回の駆動を行わせて物品を送り出させるようにしてある。これにより、物品どうしの間隔を常にこの或る一定以上の長さにすることができ、その結果、第1及び第2の測定手段により物品の第1及び第2の変量を正確に測定できるようにすることができる。そして、送出し手段が物品を送り出した時に遅れ時間が生じなかった場合には、元の所定の送出し時間間隔が経過した時に送出し手段を駆動させることにより、送出し手段による時間当たりの物品を送り出す能力の向上を図ることができる。
【0044】
第3の発明によると、検出手段が物品を検出する前に予め定めた通常移送時間が経過した時に送出し時間間隔計時手段による送出し時間間隔の測定を停止させ、検出手段が物品を検出した時に送出し時間間隔計時手段による送出し時間間隔の測定を続行させるが、この送出し時間間隔の測定を停止させてから測定を続行するまでの時間測定の停止時間は、送出し手段が駆動した時から物品が実際に送り出されるまでの遅れ時間であり、この遅れ時間分だけ送出し時間間隔の測定を停止させることができる。これにより、今回の物品が実際に送り出された時から予め定めた送出し時間間隔が経過した後に、送出し手段による次回の物品を送り出させることができる。その結果、第1の発明と同様に、物品どうしの間隔を常に或る一定以上の長さにすることができ、その結果、第1及び第2の測定手段により物品の第1及び第2の変量を正確に測定できるようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態に係る物品の判別装置の概略を示す正面図である。
【図2】同実施形態に係る同判別装置の電気回路の主要部を示すブロック図である。
【図3】同実施形態に係る同判別装置に設けられている送出し指令装置の動作を示すフローチャートである。
【図4】同実施形態に係る同判別装置により判別される郵便物の各ランクの内容を示す図である。
【図5】同実施形態に係る同判別装置の厚み測定部を示す図であり、(a)は厚みを測定する直前の状態を示す図、(b)は厚みを測定している状態を示す図である。
【図6】同実施形態に係る同判別装置の長さ測定部により郵便物の長さを測定する状態を示す図である。
【図7】従来の測定装置を示す正面図である。
【符号の説明】
1 郵便物
3 厚み測定部
4 横幅測定部
5 長さ測定部
6 計量部
7 振分け装置
9 測定コンベア
16 演算制御部
19 発光ユニット
20 受光ユニット
25 荷重検出器
26 振分けコンベア
28 送出しコンベア
29 送出しローラ
31 計量タイミング検出用センサ
34 搬送ピッチ検出用センサ

Claims (5)

  1. 予め定めた送り出し時間間隔が経過すると、駆動信号を発生する送出し指令手段と、
    上記駆動信号が供給されると、物品を送り出す送出し手段と、
    この送出し手段により送り出された物品を搬送する搬送手段と、
    この搬送手段により搬送される物品の有する第1の変量を測定する第1の測定手段と、
    第1の測定手段の後段に設けられ、当該物品の有する第2の変量を測定する第2の測定手段と、
    上記送り出し手段により上記搬送手段に送り出された物品を検出する検出手段と、
    上記検出手段による当該物品の検出までの平均的な移送時間である通常移送時間が上記駆動信号の供給時から経過した時から、上記検出手段が当該駆動により送り出された物品を検出した時までの遅れ時間を測定する計時手段とを、
    具備し、上記送り出し指令手段は、上記遅れ時間を上記送り出し時間間隔に加算して、上記送り出し時間間隔を補正し、上記駆動信号が発生した時から上記補正した送り出し時間間隔が経過した時、上記送り出し手段に次の駆動信号を供給する
    測定装置。
  2. 予め定めた送り出し時間間隔が経過すると駆動信号を発生する送出し指令手段と、
    上記駆動信号が供給されると、物品を送り出す送出し手段と、
    この送出し手段により送り出された物品を搬送する搬送手段と、
    この搬送手段により搬送される物品の有する第1の変量を測定する第1の測定手段と、
    第1の測定手段の後段に設けられ、当該物品の有する第2の変量を測定する第2の測定手段と、
    上記送出し手段により上記搬送手段に送り出された物品を検出する検出手段と、
    上記駆動信号の供給時から上記検出手段による上記物品の検出時までの時間を測定する計時手段とを、
    具備し、上記送り出し指令手段は、上記駆動信号の供給時から上記検出手段による上記物品の検出までの平均的な移送時間である通常移送時間よりも、上記計時手段が測定して得た測定時間が長い分の遅れ時間を算出し、この遅れ時間を上記送り出し時間間隔に加算して、上記送り出し時間間隔を補正し、上記駆動信号の発生時から上記補正した送り出し時間間隔が経過した時、上記送り出し手段に次の駆動信号を供給する
    測定装置。
  3. 駆動信号を発生する送出し指令手段と、
    上記駆動信号が供給されると、物品を送り出す送出し手段と、
    この送出し手段により送り出された物品を搬送する搬送手段と、
    この搬送手段により搬送される物品の有する第1の変量を測定する第1の測定手段と、
    第1の測定手段の後段に設けられ、当該物品の有する第2の変量を測定する第2の測定手段と、
    上記送出し手段により上記搬送手段に送り出された物品を検出する検出手段と、
    上記駆動信号の供給時から計時を開始する送り出し時間間隔計時手段とを、
    具備し、上記送出し指令手段は、上記駆動信号の供給時から上記検出手段による上記物品の検出までの平均的な移送時間である通常移送時間が、上記検出手段による上記物品の検出前に経過した時に、上記送り出し時間間隔計時手段による計時を停止させ、上記検出手段が上記物品を検出した時に上記送り出し時間間隔計時手段による計時を続行させ、上記送り出し時間間隔計時手段による計時値が、予め定めた送り出し時間間隔を経過した時、上記送り出し手段に次の駆動信号を供給する
    測定装置。
  4. 上記物品の寸法及び重量のうちいずれか一方が上記第1の変量であり、他方が上記第2の変量である請求項1、2または3に記載の測定装置。
  5. 上記物品の寸法は、物品の縦、横及び高さである請求項4に記載の測定装置。
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