JP4760348B2 - 楽曲選択装置および楽曲選択用コンピュータプログラム - Google Patents

楽曲選択装置および楽曲選択用コンピュータプログラム Download PDF

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Description

本発明は、楽曲データベースにグループ分けして記憶されている複数の楽曲データの中からいずれかの楽曲データを選択する楽曲選択装置および楽曲選択用コンピュータプログラムに関する。
従来から、楽曲データベース内に複数の楽曲データを記憶しておき、ユーザによって入力された楽曲の一部(例えば、フレーズ)を表す情報(音声信号、音響信号または演奏データ)と、楽曲データベース内の複数の楽曲データとのマッチングを取ることにより、楽曲データベースに記憶されている複数の楽曲データの中から、ユーザが所望とする楽曲データを選択することは知られている(下記特許文献1参照)。
特開2002−268632号公報
しかし、上記従来の装置においては、入力された楽曲の一部を表す情報と、楽曲データベース中の全ての楽曲データとのマッチングを取るために、多くの処理時間が必要となる。また、楽曲データベース中に類似した複数の楽曲データが記憶されている場合には、ユーザが意図しない楽曲データが選択されることもある。
本発明は、上記問題に対処するためになされたもので、その目的は、ユーザが所望とする楽曲データを短時間の処理で的確に選択できるようにした楽曲選択装置および楽曲選択用コンピュータプログラムを提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の特徴は、楽曲データベースに複数のグループにグループ分けして記憶されている複数の楽曲データの中からいずれかの楽曲データを選択する楽曲選択装置において、楽曲の属する複数のグループのうちのいずれ一つのグループ又は複数のグループを優先順位を付けて指定するグループ指定手段と、楽曲の一部または全部を表す情報を入力する楽曲情報入力手段と、グループ指定手段によって一つのグループが指定されたとき、前記選択されたグループ内の楽曲データの中から楽曲情報入力手段によって入力された情報にマッチングした楽曲データを選択し、かつグループ指定手段によって複数のグループが指定されたとき、楽曲情報入力手段によって入力された情報とのマッチングの程度を表す値に前記優先順位に従ったグループごとの係数を加味して、前記係数を加味した後のマッチングの程度が高い1つまたは複数の楽曲データを選択する選択手段とを備えたことにある。
この場合、楽曲の一部または全部を表す情報は、例えば人間の声を表す音声信号、楽器の演奏音を表す音響信号、および楽器の演奏を表す演奏データのうちの少なくとも一つである。そして、音声信号または音響信号の場合には、これらの信号を演奏データに変換して、楽曲データを構成する演奏データとマッチングするようにするとよい
前記のように構成した本発明の特徴においては、選択手段は、一つのグループが指定されたときには、選択されたグループ内の楽曲データの中から楽曲情報入力手段によって入力された情報にマッチングした楽曲データを選択し、かつ複数のグループが指定されたときには、楽曲情報入力手段によって入力された情報とのマッチングの程度を表す値に優先順位に従ったグループごとの係数を加味して、前記係数を加味した後のマッチングの程度が高い1つまたは複数の楽曲データを選択する。したがって、比較の対象とする楽曲データを少なくすることができ、ユーザの意図通りの楽曲が選択され易くなるとともに、マッチングのために要する時間を短くできる。
さらに、本発明の実施にあたっては、楽曲選択装置の発明に限定されることなく、同装置に適用されるコンピュータプログラムおよび方法の発明としても実施し得るものである。
a.基本構成
本発明に係る楽曲選択装置の具体的な実施形態について説明する前に、楽曲選択装置の基本構成について、図1の機能ブロック図を用いて説明しておく。この楽曲選択装置は、楽曲データベースDB、グループ選択部BL1およびマッチング選択部BL2を備えている。
楽曲データベースDBは、複数のグループ(例えば、ロック集、60年代ポップス集、バラード集、…、演歌集)ごとに、複数の楽曲データを記憶している。各楽曲データは、楽曲を特定するための楽曲識別データ(例えば、楽曲名データ、楽曲IDなど)、基準テンポデータ、MIDIデータにより構成されて楽音の音高および符長(または発音タイミング)を表す一連の演奏データからなる。グループ選択部BL1は、ユーザによって指定されたグループ名を表す信号をグループ指定部BL3から入力して、入力したグループに属する楽曲データを楽曲データベースDBから読み出してマッチング選択部BL2に供給する。
マッチング選択部BL2は、音声/音響信号入力部BL4または演奏データ入力部BL5から供給されて楽曲の一部または全部を表す情報と、前記グループ選択部BL1によって選択された楽曲データとを比較する。そして、マッチング選択部BL2は、前記グループ選択部BL1によって選択された楽曲データの中から、前記楽曲の一部または全部を表す情報に最もマッチングした1つの楽曲データを楽曲データ利用部BL6に供給する。なお、マッチング選択部BL2は、前記グループ選択部BL1によって選択された楽曲データの中から、前記楽曲の一部または全部を表す情報にマッチングする程度が予め決められた所定程度以上の複数の楽曲データを楽曲データ利用部BL6に供給するようにしてもよい。この場合、所定程度以上にマッチングした複数の楽曲を、マッチングの程度が大きい順に楽曲データ利用部BL6に供給するようにするとよい。
音声/音響信号入力部BL4は、人間の声を表す音声信号または楽器の演奏音を表す音響信号を入力するマイクロフォン、同入力した信号をA/D変換するA/D変換器などからなる。そして、音声/音響信号入力部BL4は、A/D変換された音声信号または音響信号を演奏データ変換部BL7に供給する。演奏データ変換部BL7は、前記入力した音声信号または音響信号のピッチおよび持続時間を検出して、前記信号を音符列を表すMIDIデータからなる演奏データに変換してマッチング選択部BL2に供給する。演奏データ入力部BL5は、楽器の演奏データ(すなわち、MIDIデータ)を入力して、マッチング選択部BL2に供給する。この場合、演奏データ入力部BL5は、演奏データ入力端子(MIDI入力端子)を介して他の楽器から供給される演奏データを入力してもよいし、この楽曲選択装置が適用されている楽器の演奏操作子による演奏データを入力してもよい。
マッチング選択部BL2は、前述のように、グループ選択部BL1によって選択された楽曲データと、演奏データ変換部BL7または演奏データ入力部BL5から供給された演奏データとのマッチングを判定する。このマッチングに関しては従来から種々の方法が提案されているが、この方法に関して簡単に一例を上げて説明しておく。すなわち、演奏データ変換部BL7または演奏データ入力部BL5から供給された演奏データを、同演奏データが表す音高を保ったまま所定の短い音符単位(例えば、8分音符)の音符列を表す演奏データに分割し、この分割した演奏データと楽曲データを構成する一連の演奏データとを比較する。この比較に関しては、分割した複数の演奏データによって表された各音符の音高と、楽曲データ中の一連の演奏データによって表された各音符の音高との一致度が比較される。また、分割した複数の演奏データによって表された隣合う音符の音高の変化(音程)と、楽曲データ中の一連の演奏データによって表された隣合う音符の音高の変化(音程)との一致度も比較される。また、前記分割前の演奏データにより表された音符列と、楽曲データ中の一連の演奏データによって表された音符列とのタイミングの一致度も比較される。これらの比較による一致度に応じて、前記入力した演奏データと、グループ選択部BL1から供給される各楽曲データとのマッチングの程度が計算される。
また、このマッチング選択部BL2においては、前記単なるマッチングの程度だけでなく、前記入力した演奏データによるフレーズ(または曲)と、グループ選択部BL1から供給される各楽曲データによる曲との間におけるテンポの比(または差)および移調量(音高差)を検出するようにしてもよい。さらには、グループ選択部BL1から供給される楽曲データによって表された楽曲内において、前記入力した演奏データによるフレーズが存在する進行位置(例えば、拍位置または小節位置)などを検出するようにしてもよい。
楽曲データ利用部BL6は、マッチング選択部BL2によって選択された楽曲データを利用する。具体的には、選択された楽曲データを単に再生したり、同楽曲データを購入してその後の利用に供したり、同楽曲データに対応した楽譜を表示をしたり、同楽曲データに対応した楽音を伴奏音として再生したり、同楽曲データをマニュアル演奏する際の音色、効果などの設定のために利用したりする。さらには、前述のように、マッチング選択部BL2にて、テンポの比(または差)、移調量(音高差)、進行位置(例えば、拍位置または小節位置)などを検出した場合には、楽曲データ利用部BL6は、楽曲データの再生、楽譜表示および伴奏音としての再生における、テンポ制御、移調制御および進行位置制御にも利用できる。
なお、マッチング選択部BL2にて、1つの楽曲データが選択された場合には、同選択された楽曲データをそのまま利用できるが、複数の楽曲データが選択されている場合には、マッチング選択部BL2は、マッチングによる一致度が高い順に楽曲データを楽曲データ利用部BL6に供給し、供給された1つまたは複数の楽曲データが楽曲データ利用部BL6にてユーザの意志により選択的に利用されるようにすればよい。また、マッチング選択部BL2が複数の楽曲データをユーザに提示し、ユーザによって選択された1つまたは複数の楽曲データがマッチング選択部BL2から楽曲データ利用部BL6に供給されて、ユーザの利用に供するようにしてもよい。
また、前記例では、グループ指定部BL3にて1つのグループが指定される場合についてのみ説明した。しかし、ユーザによって複数のグループが同時に指定された場合には、マッチング選択部BL2は次のような方法で楽曲データを楽曲データ利用部BL6に供給することができる。この場合、図1に破線で示すように、マッチング選択部BL2は、グループ指定部BL3から指定されたグループに関する情報も入力する。まず、第1の方法は、マッチング選択部BL2が、指定された全てのグループに対し、各グループ内でマッチングの程度が所定程度以上であり、かつマッチングの程度が一番高いものから1つまたは複数の楽曲データをそれぞれ楽曲データ利用部BL6に供給する。
第2の方法は、ユーザによって指定された複数のグループに対して優先順位を付け、この優先順位とマッチングの程度の両方を考慮して、楽曲データを楽曲データ利用部BL6に供給する。この場合、優先順位付けの方法としては、指定グループに対する優先順位を、ユーザによるグループの指定順とするとよい。また、複数のグループの指定後に、指定されたグループに対してユーザに優先順位を指定させるようにしてもよい。優先順位とマッチングの程度の両方を考慮する方法としては、次の(1)〜(3)の方法を採用できる。
(1)最初に、優先順位の最も高いグループにおいてマッチングの程度が高い1つまたは複数の楽曲データを楽曲データ利用部BL6に供給する。次に、優先順位が次のグループにおいてマッチングの程度が高い1つまたは複数の楽曲データを楽曲データ利用部BL6に供給する。以下、優先順位に従ったグループごとに、前記と同様に、マッチングの程度が高い1つまたは複数の楽曲データを楽曲データ利用部BL6に供給する。
(2)グループの優先順位に応じた係数を予め決めておき、各グループごとにマッチングの程度を表す値に前記グループに対応した係数を加味し(乗算または加算し)、係数を加味した後のマッチングの程度が高い1つまたは複数の楽曲データを楽曲データ利用部BL6に供給する。例えば、優先順位が最も高いグループに属する楽曲データのマッチング程度を表す値に係数「1.0」を乗算し、優先順位が2番目に高いグループに属する楽曲データのマッチング程度を表す値に係数「0.9」を乗算し、優先順位が3番目に高いグループに属する楽曲データのマッチング程度を表す値に係数「0.8」を乗算することができる。
(3)優先順位の最も高いグループにおいて、マッチング程度が所定程度以上の楽曲データが存在すれば、該当する1つまたは複数の楽曲データを楽曲データ利用部BL6に供給し、優先順位が2番目以降のグループに属する楽曲データに関しては楽曲データ利用部BL6に供給しない。優先順位の最も高いグループにおいて、マッチング程度が所定程度以上の楽曲データが存在しなければ、次に優先順位が高いグループに関して、前記と同様にする。なお、この場合でも、楽曲データ利用部BL6に供給された楽曲データが、ユーザが所望するものではなかった場合は、以降の優先順位のグループに属する楽曲データを楽曲データ利用部BL6に供給するようにするとよい。
上記のような構成によれば、マッチング選択部BL2は、ユーザによって指定されてグループ選択部BL1によって選択された楽曲データと、ユーザによって入力された楽曲の一部または全部を表す情報とを比較することにより、前記入力された情報にマッチングした楽曲データを選択する。したがって、マッチング選択部BL2が比較の対象とする楽曲データを少なくすることができ、ユーザの意図通りの楽曲が選択され易くなるとともに、マッチングのための比較処理に要する時間を短くできる。
b.具体的な実施形態
次に、本発明に係る楽曲選択装置の具体的な実施形態について、楽曲選択装置を電子楽器に適用した例を用いて説明する。図2は、この電子楽器の全体ブロック図である。この電子楽器は、マイクロフォン11、演奏操作子群12、設定操作子群13、ディスプレイ14および音源回路15を備えている。
マイクロフォン11は、人間の声を表す音声信号または楽器の演奏音を表す音響信号を入力するもので、同入力した信号はA/D変換器11aにてA/D変換されて、バス20に供給される。演奏操作子群12は、例えば複数の鍵を備えた鍵盤で構成され、発生楽音の音高を指定する。演奏操作子群12の各操作はバス20に接続された検出回路12aによって検出される。設定操作子群13は、この電子楽器の操作パネル上に設けられて電子楽器の各部の動作を指示するものであり、それらの操作はバス20に接続された検出回路13aによって検出される。特に、本実施形態では、楽曲データのグループを指定するために利用される操作子を含む。
ディスプレイ14は、操作パネル上に設けられた液晶ディスプレイ、CRTなどで構成され、文字、数字、図形、楽譜などを表示する。このディスプレイ14の表示内容は、バス20に接続された表示回路14aによって制御される。音源回路15は、バス20に接続されていて、後述するコンピュータ部30の制御のもとに供給される演奏データおよび各種楽音制御パラメータに基づいてディジタル楽音信号を生成して効果回路16に出力する。効果回路16は、バス20に接続されていて、後述するコンピュータ部30の制御のもとに供給される効果制御データに基づいて、音源回路15から出力されたディジタル楽音信号にコーラス、リバーブなどの各種音楽的効果を付与してサウンドシステム17に出力する。サウンドシステム17は、D/A変換器、アンプ、スピーカなどを含んでいて、供給されるディジタル楽音信号をアナログ楽音信号に変換するとともに、同アナログ楽音信号に対応した楽音を放音する。
また、この電子楽器は、バス20に接続されたコンピュータ部30、外部記憶装置41、MIDIインターフェース回路42および通信インターフェース回路43も備えている。コンピュータ部30は、CPU31、タイマ32、ROM33およびRAM34からなる。
外部記憶装置41は、HDD、FDD、CD−ROM、MO、DVD、半導体メモリなどの不揮発性の記録媒体と、同各記録媒体に対するドライブユニットを含むものであり、図3の楽曲選択プログラムを含む各種プログラムおよび楽曲データを含む各種データを記憶している。特に、楽曲データを記憶したエリアは、前述した図1の楽曲データベースDBに対応するもので、複数のグループごとに、複数の楽曲データを記憶している。これらのデータおよびプログラムは予め外部記憶装置41に記憶されていてもよいし、MIDIインターフェース回路42または通信インターフェース回路43を介して外部から取り込んでもよい。
MIDIインターフェース回路42は、他の電子音楽装置、パーソナルコンピュータなどのMIDI対応の外部機器51に接続可能となっていて、この電子楽器が外部機器51と各種プログラム及びデータを交信可能としている。通信インターフェース回路43は、通信ネットワーク52に接続可能となっていて、この電子楽器が各種プログラム及びデータをサーバコンピュータ53から受信し、またはサーバコンピュータ53に送信できるようになっている。
次に、上記のように構成した実施形態の動作を説明する。ユーザが設定操作子群13のうちのいずれかの操作子を操作することにより、図3の楽曲選択プログラムの実行を指示すると、CPU31は、図3のステップS10にて楽曲選択プログラムの実行を開始する。このプログラムの実行開始後、CPU31は、ステップS11にて、ユーザに対して所望のグループの指定を促すための指示をディスプレイ14に表示し、ユーザに設定操作子群13を用いてグループ名を入力させる。ユーザが設定操作子群13を用いて所望のグループ名を入力すると、CPU31は、同ステップS11にて入力されたグループ名を表すデータを取り込んでRAM34に書き込む。なお、このステップS11の処理が、図1のグループ指定部BL3に対応する。
次に、CPU31は、ステップS12にて、ユーザに対して楽曲の一部(フレーズ)または全部を表す情報を入力することを、ディスプレイ14を用いて指示する。この楽曲の一部または全部を表す情報の入力については、ユーザは、音声(歌声)をマイクロフォン11に入力してもよいし、他の楽器演奏音をマイクロフォン11に入力してもよいし、演奏操作子群12を用いた演奏を表す演奏データ(本実施形態では、MIDIデータ)を入力してもよい。さらには、MIDIインターフェース回路42に外部機器51として他の楽器または演奏装置を接続して、外部機器51から演奏データを入力するようにしてもよい。音声または楽器演奏音がマイクロフォン11に入力された場合には、音声または楽器演奏音を表す信号はA/D変換器11aにてディジタル信号に変換されて、CPU31が、同ステップS12にてこのディジタル信号を取り込んでRAM34に書き込む。一方、演奏操作子群12または外部機器51を用いた演奏が入力された場合には、CPU31は、演奏を表す演奏データを取り込んでRAM34に書き込む。なお、これらのマイクロフォン11、A/D変換器11aおよびステップS12の処理が、前記図1の音声/音響信号入力部BL4に対応する。また、演奏操作子群12、外部機器51およびステップS12の処理が、前記図1の演奏データ入力部BL5に対応する。
前記ステップS12の処理後、前記取り込んだデータが音声または楽器演奏音を表す信号に関するものであれば、CPU31は、ステップS13にて「No」すなわち演奏データ(MIDIデータ)でないと判定して、ステップS14に進む。ステップS14においては、前記RAM34に書き込んだ音声または楽器演奏音を表すデータを、演奏データ(MIDIデータ)に変換する。このステップS14の処理が、前記図1の演奏データ変換部BL7に対応する。一方、前記取り込んだデータが演奏データ(MIDIデータ)であれば、CPU31は、ステップS13にて「Yes」と判定して、ステップS15に進む。
ステップS15においては、CPU31は、前記RAM34に書き込んだグループ名を表すデータに基づいて、外部記憶装置41内に記憶された複数の楽曲データの中から、前記グループ名に属する楽曲データを1つずつ選択して、RAM34に書き込む。なお、このステップS15の処理が、前記図1のグループ選択部BL1に対応する。前記ステップS15の処理後、CPU34は、ステップS16にて、前記ステップS15の処理によって選択した一つの楽曲データと、前記RAM34に書き込んだ音声若しくは楽器演奏音に関係した演奏データ、または演奏操作子群12または外部機器51による演奏を表す演奏データとのマッチングの程度を計算する。なお、このステップS16の処理が前記図1のマッチング選択部BL2に対応するもので、このステップS16においても前記マッチング選択部BL2の機能に関して説明した処理と同様な処理が実行される。
このステップS16のマッチング処理の実行後、CPU31は、ステップS17にて指定グループに属する全ての楽曲データのマッチング処理を終了したかを判定する。指定グループに属する全ての楽曲データのマッチング処理が終了していなければ、CPU31は、ステップS17にて「No」と判定してステップS15に戻り、ステップS15にて指定グループに属する新たな楽曲データを外部記憶装置41から取り込んでRAM34に書き込む。そして、新たにRAM34に書き込んだ楽曲データに関して、前述したステップS16のマッチング処理を実行する。指定グループに属する全ての楽曲データのマッチング処理が終了すると、CPU31は、ステップS17にて「Yes」と判定して、ステップS18にてマッチング結果の利用処理を実行して、ステップS19にてこの楽曲選択プログラムの実行を終了する。
このステップS18のマッチング結果の利用処理は、前記図1の楽曲データ利用部BL6に対応したもので、CPU31は、このステップS18にて、前記ステップS16のマッチング処理によって選択された楽曲データを利用する。具体的には、前述したように、選択された楽曲データは、再生、購入、楽譜表示、伴奏音再生、マニアル演奏音のための音色、効果などの設定に利用される。なお、前記ステップS16のマッチング処理により複数の楽曲データが選択された場合、および前記ステップS11の処理によって複数のグループが指定された場合にも、前記図1のマッチング選択部BL2および楽曲データ利用部BL6について説明した前記処理が実行される。したがって、この具体的な実施形態においても、前述した図1の機能ブロック図を用いて説明した効果が期待される。
さらに、本発明の実施にあたっては、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。
例えば、上記実施形態においては、楽曲データベースDBは、複数のグループごとに複数の楽曲データを記憶するようにした。しかし、これに代えて、図4に示すように、楽曲データベース内に異なるグループの楽曲データを混在させておいて、各楽曲データが同データの属するグループを表す情報を保有するように構成してもよい。また、この変形例の場合も、前記実施形態の場合も、1つの楽曲が複数のグループに帰属するようにしてもよい。
また、このようなグループ分けに関しては、音楽ジャンル以外、例えば、ピアノ、ギターなどの楽器の種類別、アーチスト別、アーチストの国名別、作曲者別、作曲者の国名別、作曲者の性別、楽曲のレベル別など種々の態様のグループ分けを採用できる。
また、上記実施形態では、楽曲データをMIDIデータで構成するようにしたが、MIDIデータ以外の演奏データで構成するようにしてもよい。この場合、入力された音声信号、音響信号および演奏データ(MIDIデータ)を、楽曲データベース内の楽曲データと同一形式のデータに変換した後にマッチングを行うようにすればよい。
また、上記実施形態においては、演奏操作子群12として鍵盤を採用した電子楽器に本発明を適用したが、鍵に代えて、単なる押圧スイッチ、タッチスイッチなどを音高を指定する演奏操作子を採用した電子楽器に本発明を適用してもよい。また、本発明は、電子楽器を含むシーケンサ、カラオケ装置などの電子音楽装置にも広く適用され得る。
さらに、上記実施形態においては、図1に示した各機能部を一つの装置(電子楽器)内に組み込むようにした。しかし、これに代えて、図1に示した各機能部を複数の装置に振り分けておくようにしてもよい。例えば、グループ指定部BL3、音声/音響信号入力部BL4、演奏データ入力部BL5、演奏データ変換部BL7および楽曲データ利用部BL6をクライアント装置(電子音楽装置、パーソナルコンピュータなど)に設け、楽曲データベースDB、グループ選択部BL1およびマッチング選択部BL2をサーバコンピュータ53に設けるようにしてもよい。これによれば、ユーザは、クライアント端末を介してサーバコンピュータ53に対して選択曲に関する情報を供給するとともに選択曲の要求を行い、サーバコンピュータ53からクライアント端末を介して所望とする楽曲データを取得することができる。
本発明に係る楽曲選択装置の基本構成を示す機能ブロック図である。 本発明の楽曲選択装置を適用した具体的な実施形態に係る電子楽器の全体ブロック図である。 図2の電子楽器にて実行される楽曲選択プログラムを示すフローチャートである。 楽曲データベースの変形例を説明するための説明図である。
符号の説明
DB…楽曲データベース、BL1…グループ選択部、BL2…マッチング選択部、BL3…グループ指定部、BL4…音声/音響信号入力部、BL5…演奏データ入力部、BL6…楽曲データ利用部、BL7…演奏データ変換部、11…マイクロフォン、12…演奏操作子群、13…設定操作子群、14…ディスプレイ、15…音源回路、30…コンピュータ部、41…外部記憶装置

Claims (2)

  1. 楽曲データベースに複数のグループにグループ分けして記憶されている複数の楽曲データの中からいずれかの楽曲データを選択する楽曲選択装置において、
    楽曲の属する複数のグループのうちのいずれ一つのグループ又は複数のグループを優先順位を付けて指定するグループ指定手段と、
    楽曲の一部または全部を表す情報を入力する楽曲情報入力手段と、
    前記グループ指定手段によって一つのグループが指定されたとき、前記選択されたグループ内の楽曲データの中から前記楽曲情報入力手段によって入力された情報にマッチングした楽曲データを選択し、かつ前記グループ指定手段によって複数のグループが指定されたとき、前記楽曲情報入力手段によって入力された情報とのマッチングの程度を表す値に前記優先順位に従ったグループごとの係数を加味して、前記係数を加味した後のマッチングの程度が高い1つまたは複数の楽曲データを選択する選択手段とを備えたことを特徴とする楽曲データ選択装置。
  2. 楽曲データベースに複数のグループにグループ分けして記憶されている複数の楽曲データの中からいずれかの楽曲データを選択する楽曲選択装置に適用され、
    楽曲の属する複数のグループのうちのいずれ一つのグループ又は複数のグループを優先順位を付けて指定させるグループ指定機能と、
    楽曲の一部または全部を表す情報をユーザに入力させる楽曲情報入力機能と、
    前記グループ指定機能によって一つのグループが指定されたとき、前記選択されたグループ内の楽曲データの中から前記楽曲情報入力機能によって入力された情報にマッチングした楽曲データを選択し、かつ前記グループ指定機能によって複数のグループが指定されたとき、前記楽曲情報入力機能によって入力された情報とのマッチングの程度を表す値に前記優先順位に従ったグループごとの係数を加味して、前記係数を加味した後のマッチングの程度が高い1つまたは複数の楽曲データを選択する選択機能とを、
    前記楽曲選択装置内に設けたコンピュータに、実現させるようにしたことを特徴とする楽曲選択用コンピュータプログラム。
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