JP4757646B2 - 通信機能付き電子機器、処理制御方法、及び、処理制御プログラム - Google Patents

通信機能付き電子機器、処理制御方法、及び、処理制御プログラム Download PDF

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Description

この発明は、複数の処理を並列実行する電子機器に関し、特に、複数の処理に通信処理が含まれる場合に好適な通信機能付き電子機器、処理制御方法、及び、処理制御プログラムに関する。
近年、携帯電話機に代表される通信機能を備えた電子機器が広く普及している。このような機器では、ユーザの多種多様なニーズに応えるために、また、多種多様なサービスをユーザに提供するために、複数のアプリケーションソフトウェア(以下、「アプリケーション」と呼ぶ)を実装していることが多い。例えば、携帯電話機の場合、通信用アプリケーション、待ち受け画面用アプリケーションのほか、カメラ撮影用アプリケーション、音楽再生用アプリケーション、テレビリモコン用アプリケーション、などである。そして、電子機器は、これらのアプリケーションを用いた複数の機能を並列処理することができる。
例えば、特許文献1には、赤外線通信機能を用いて外部のプリンタに画像などのデータを送信すると同時に、無線通信による着信に応答することができる携帯電話機が開示されている。
特開2005−102122号公報
ところで、上述のようなアプリケーションを起動して処理を行うためには正常に動作するために必要な消費電力を確保する必要があるが、消費電力はアプリケーションを実行中に一定とは限らず、状況によって電力源の正常時の最大放電電流を一時的に超えてしまう場合がある。例えば、正常時の最大放電電流に近い消費電力を必要としている状況で、通信エリアの変更に伴う登録処理や着信等、ユーザが予期しない通信処理を動作させると一時的に電圧が不安定になり、アプリケーションの誤動作あるいは携帯電話機能の停止という事態が発生してしまう恐れがある。
この発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、複数の処理を並列に実行しているとき、予期しない通信処理による他の処理への影響を抑えることが可能な通信機能付き電子機器、処理制御方法、及び、処理制御プログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の第1の観点に係る通信機能付き電子機器は、外部機器との通信処理と、音声データを再生する再生処理と、を含む複数の処理を並列実行する通信機能付き電子機器において
当該電子機器が実行する処理、当該処理に必要な消費電力の所定の設定値、及び、当該処理の優先度を対応づけて記憶する記憶手段と、
当該電子機器が実行する処理によって消費される消費電力の合計値を取得する取得手段と、
前記通信処理が実行されるときに、前記取得手段により取得された合計値と前記通信処理によって消費される消費電力との和と、所定のしきい値とを比較する第1の比較手段と、
前記第1の比較手段による比較の結果と前記記憶手段に記憶された優先度とに基づいて、前記並列実行されている複数の処理のうちの特定の処理による消費電力を小さくするよう制御する処理制御手段と、
前記再生処理が行われている場合に、前記再生される音声データを先読みし、当該先読みした音声データから、前記再生処理による所定期間経過後の消費電力の予測値を求める予測値取得手段と、
前記予測値取得手段によって取得された予測値と前記しきい値とを比較する第2の比較手段と、
を備え、
前記処理制御手段は、前記予測値が前記しきい値より大きくなると前記第2の比較手段により判定された場合、前記並列実行されている複数の処理のうち、前記記憶されている優先度が最も低い処理による消費電力を小さくするように制御する。
この結果、通信機能付き電子機器は、並列実行された通信処理を含む処理によって消費される消費電力の総和と所定のしきい値とを、例えば通信処理の開始前に比較し、このしきい値の方が小さい場合に、優先度に基づいて特定の処理により消費される消費電力を小さく制御することができる。すなわち、予期しない着信などの通信処理が発生した場合でも、優先度に基づいて特定の処理の消費電力を抑えることにより機器全体の消費電力を確保することができ、正常に通信処理を行うことができる。
また、前記予測値取得手段は、前記先読みした音声データを解析して音圧値を求め、当該求めた音圧値から、前記再生処理において予測される消費電力を取得してもよい。
また、前記処理制御手段は、前記第1の比較手段により、前記取得手段により取得された合計値と前記通信処理によって消費される消費電力との和前記所定のしきい値より大きいと判定された場合に、前記記憶手段に記憶された優先度に基づいて、前記並列実行されている複数の処理のうち特定の処理を一時停止させ、その後、前記第1の比較手段により前記所定のしきい値が、前記取得手段により取得された合計値と前記通信処理によって消費される消費電力との和より大きいと判定された場合に、前記一時停止された前記特定の処理を再開してもよい。
この結果、通信機能付き電子機器は、並列実行された通信処理を含む処理によって消費される消費電力の総和と所定のしきい値とを通信処理の開始前に比較し、しきい値の方が小さい場合に優先度に基づいて特定の処理を一時停止させることができる。そして、並列実行された処理によって消費される消費電力の総和の方が小さくなったときに、一時停止された特定の処理を再開することができる。すなわち、予期しない着信などの通信処理が発生した場合でも、優先度に基づいて特定の処理を一時停止することにより機器全体の消費電力を確保することができ、正常に通信処理を行うことができる。そして、一時停止された特定の処理を再開するために十分な電力を確保できたときに、この処理を再開することができる。
上記目的を達成するため、本発明の第2の観点に係る処理制御方法は、外部機器との通信処理と、音声データを再生する再生処理と、を含む複数の処理を並列実行する通信機能付き電子機器の処理制御方法であって
当該電子機器が実行する処理によって消費される消費電力の合計値を取得する取得ステップと、
前記通信処理が実行されるときに、前記取得ステップにて取得された合計値と前記通信処理によって消費される消費電力との和と、所定のしきい値とを比較する第1の比較ステップと、
前記第1の比較ステップによる比較の結果と、当該電子機器が実行する処理に対応付けられる優先度とに基づいて、前記並列実行されている複数の処理のうちの特定の処理による消費電力を小さくするよう制御する処理制御ステップと、
前記再生処理が行われている場合に、前記再生される音声データを先読みし、当該先読みした音声データから、前記再生処理による所定期間経過後の消費電力の予測値を求める予測値取得ステップと、
前記予測値取得ステップにおいて取得された予測値と前記しきい値とを比較する第2の比較ステップと、
を備え、
前記処理制御ステップでは、前記予測値が前記しきい値より大きくなると前記第2の比較ステップにおいて判定された場合、前記並列実行されている複数の処理のうち前記優先度が最も低い処理による消費電力を小さくするように制御する。
この結果、並列実行される通信処理を含むすべての処理によって消費される消費電力の総和と所定のしきい値とを比較し、前記総和の方が大きくなる場合は、当該電子機器が実行する処理に必要な消費電力の所定の設定値と、当該処理の優先度とに基づいて、特定の処理により消費される消費電力を小さく制御することができる情報処理方法を提供することができる。すなわち、この動作制御方法により制御される通信機能付き電子機器は、予期しない着信などの通信処理が発生した場合でも、特定の処理の消費電力を抑えることにより機器全体の消費電力を確保することができ、正常に通信処理を行うことができる。
上記目的を達成するため、本発明の第3の観点に係るプログラムは、外部機器との通信処理と、音声データを再生する再生処理と、を含む複数の処理を並列実行するコンピュータを
当該コンピュータにより実行される処理によって消費される消費電力の合計値を取得する取得手段、
当該コンピュータが通信処理を実行するときに、前記取得手段によって取得された合計値と前記通信処理によって消費される消費電力との和と、所定のしきい値とを比較する第1の比較手段、
前記第1の比較手段による比較の結果と、当該コンピュータが実行する処理に必要な消費電力の所定の設定値と、当該処理の優先度とに基づいて、前記並列実行されている複数の処理のうちの特定の処理による消費電力を小さくするよう制御する処理制御手段、
前記再生処理が行われている場合に、前記再生される音声データを先読みし、当該先読みした音声データから、前記再生処理による所定期間経過後の消費電力の予測値を求める予測値取得手段、
前記予測値取得手段によって取得された予測値と前記しきい値とを比較する第2の比較手段、
として機能させ、
前記処理制御手段は、前記予測値が前記しきい値より大きくなると前記第2の比較手段により判定された場合、前記並列実行されている複数の処理のうち前記優先度が最も低い処理による消費電力を小さくするように制御する。
この結果、プログラムは、コンピュータを上記の通信機能付き電子機器として機能させることができる。
また、本発明のプログラムは、コンパクトディスク、フレキシブルディスク、ハードディスク、光磁気ディスク、ディジタルビデオディスク、磁気テープ、半導体メモリ等のコンピュータ読取可能な情報記憶媒体に記録することができる。
上記プログラムは、プログラムが実行されるコンピュータとは独立して、コンピュータ通信網を介して配布・販売することができる。また、上記情報記憶媒体は、コンピュータとは独立して配布・販売することができる。
この発明によれば、並列実行される複数処理のうち1つの処理の消費電力の変化が他の処理に及ぼす影響を抑えるために好適な通信機能付き電子機器、処理制御方法及び処理制御プログラムを提供することができる。
(実施形態1)
以下、本発明を携帯電話機に適用させた場合についての実施形態を詳述する。
図1は、本実施形態に係る通信機能付き電子機器として、携帯電話機100の構成を示す図である。本図のように、携帯電話機100は、無線処理部101、表示部102、入力部103、I/O(Input/Output)104、音声処理部105、赤外線通信部106、制御部107、ROM(Read Only Memory)108、RAM(Random Access Memory)109、電源部110、及び、システムバス111を備える。
無線処理部101は、携帯電話機100が携帯電話の送信機となる場合、マイクロフォン125により入力され音声処理部105が備えるA/D(Analog/Digital)コンバータ(図示せず)により変換された音声信号を変調し、無線処理部101が備えるアンテナ121を用いて相手(受信側)に送信する。また、携帯電話機100が受信機となる場合、無線処理部101が備えるアンテナ121を用いて音声信号等を受信し、入力された音声信号を復調する。復調された音声信号は音声処理部105に入力される。
表示部102は、制御部107や表示部102が備える画像演算プロセッサ(図示せず)によって画像データを加工処理した後、表示部102が備える出力バッファ(図示せず)に記録する。出力バッファに記録された画像情報は、所定の同期タイミングで画像信号に変換され、表示部102に接続されるディスプレイ122に出力される。これにより、各種の画像表示が可能となる。例えば、ディスプレイ122は、LCD(Liquid Crystal Display)から構成される。
操作部103は、操作キー123からの操作信号が入力され、操作信号に対応するキーコード信号を制御部107に出力する。制御部107は、キーコード信号に基づき、操作内容を決定する。
I/O104は、メモリカード等の外部記録媒体との接続を行いデータの入出力を行う。また、例えば、USB(Universal Serial Bus)接続により携帯電話機100と外部機器とを接続して、外部機器との間でデータの入出力を行う。
音声処理部105は、携帯電話機100が携帯電話の送信機となる場合、ユーザの発声音等を音声処理部105に接続されるマイクロフォン125によって集音し、音声処理部105が備えるA/D(Analog/Digital)コンバータ(図示せず)により音声信号に変換し音声信号を出力する。また、音声処理部105は、携帯電話機100が受信機となる場合、音声処理部105に接続されるスピーカ124に、音声処理部105が備えるD/A(Digital/Analog)コンバータ(図示せず)により復調された通話音を出力する。
赤外線通信部106は、赤外線ポート126を用いて赤外線によるデータ通信などを行う。例えば、赤外線データ通信は、IrDA(Infrared Data Association)規格に基づいて行われる。
制御部107は、ROM108に記憶された制御プログラムに従って、携帯電話機100の全体の制御を行う。制御部107は、制御の必要に応じて、各部に制御信号およびデータを送信、または、各部から応答信号およびデータを受信する。例えば、制御部107は、CPU(Central Processing Unit)から構成される。また、制御部107は、ディスプレイ122を制御するためのドライバ1221と、操作キー123を制御するためのドライバ1231に接続されたドライバ127を用いて、ディスプレイ122や操作キー123を必要に応じて制御することができる。
ROM108は、携帯電話機100の全体の制御に必要なオペレーティングシステムやプログラム等を記憶する不揮発性メモリである。
RAM109は、制御部107が行う処理に必要なデータやプログラム等を一時的に記憶する。また、RAM109の記憶領域の一部はフラッシュメモリから構成され、電話やメールに使用するアドレス帳、通話の履歴、各種機能の設定値等を記憶する。
電源部110は、携帯電話機100を駆動させるための電源である。
システムバス111は無線処理部101、表示部102、入力部103、I/O104、音声処理部105、赤外線通信部106、制御部107、ROM108、RAM109、電源部110との間で命令やデータを転送するための伝送経路である。
次に、本実施形態の携帯電話機100の制御部107等が実行する処理について図2を用いて説明する。
携帯電話機100は、無線通信部201と、記憶部202と、取得部203と、比較部204と、動作制御部205と、を備える。
無線通信部201は、動作制御部205からの指示により携帯電話機100に携帯電話の通話機能を実現させるための処理を行う。無線通信部201は、携帯電話機100が携帯電話の送信機となる場合、マイクロフォン125により入力された音声信号を音声処理部105が備えるA/Dコンバータによりディジタル変換する。そして、無線通信部201は、変換された音声信号を変調し、無線処理部101に接続されたアンテナ121を用いて相手(受信側)に送信する。また、携帯電話機100が受信機能を動作させる場合、無線通信部201は、無線処理部101に接続されたアンテナ121を用いて音声信号を相手(送信側)から受信し、受信した音声信号を復調して、音声処理部105が備えるD/Aコンバータによりアナログ変換する。変換された音声信号は、音声処理部105に接続されたスピーカ124に出力される。
なお、無線処理部101と音声処理部105と制御部107とが協働して動作することにより、無線通信部201として機能する。
記憶部202は、携帯電話機100が実行する処理を示す情報と、この処理に必要な消費電力の所定の設定値と、優先度とを対応づけた情報を記憶するタスク管理テーブル301を格納する。携帯電話機100が行う処理は、1つのアプリケーションが行なっている作業(以下、「タスク」と呼ぶ)を1つの単位として管理される。ここで、タスクには、例えば、上述の無線通信部101により実行される通話処理のほか、受信待機(待ち受け)処理、表示部102に接続されるディスプレイ122のバックライト点灯処理、赤外線通信部106による赤外線通信処理、音楽再生処理、テレビリモコン処理などがある。記憶部202は、動作制御部205によりタスクが実行されると、動作制御部205からの指示によりそのタスクの内容を示す情報とその優先度とをタスク管理テーブル301に記憶する。なお、本実施形態では、無線通信部201により実行される処理(例えば、通話処理、待ち受け処理、位置登録処理等)の優先度を最も高く設定している。
図3(a)は、記憶部202が格納するタスク管理テーブル301が記憶する情報の例を示す図である。例えば本図では、タスク管理テーブル301は、携帯電話機100の受信待機処理を示す「待ち受け」処理の必要消費電流が150ミリアンペアであり、この処理の優先度が第1位であることが記憶されている。すなわち、この状態では、携帯電話機100は動作制御部205により待ち受け処理が実行中である。同様に、ディスプレイ122の「バックライト点灯」処理の必要消費電力が250ミリアンペア、優先度が第2位で実行中である。また、赤外線通信部106による「テレビリモコン用アプリケーション起動」処理の必要消費電力が100ミリアンペア、優先度が第3位で実行中である。さらに、操作キー123の「キーバックライト点灯」処理の必要消費電力が60ミリアンペア、優先度が最も低い順位で実行中である。このように、タスク管理テーブル301は、携帯電話機100が実行しているタスクを管理するテーブルである。
ここで、タスク管理テーブル301に記憶される必要消費電力は、対応するタスクを実行するために必要な消費電力であり、予め測定されて得られている値である。例えば、ROM108に記憶されているプログラムは、タスクの種類と必要消費電力とを対応づけるデータを予め備えている。あるいは、携帯電話機100は、タスクの種類と必要消費電力とを対応づけるテーブルやデータベースを備えていてもよい。
例えば、ユーザによる操作によりテレビリモコン用アプリケーションを用いてテレビリモコン処理が実行されたとする。このとき、動作制御部205は、携帯電話機100がテレビジョン受像機のチャンネルを制御するリモートコントローラとして機能するように携帯電話機100の全体を制御する。すなわち、入力部103は操作キー123により入力された入力信号を制御部107に送信し、制御部107は対応する動作を赤外線通信部106に実行させ、赤外線ポート126により所定の赤外線信号が発信される。
また、後述するように、動作制御部205は、携帯電話機100で実行されるタスクの状態が変化するとタスク管理テーブル301に記憶する情報を更新し、例えば図3(b)に示すような内容に書き換える。例えば本図では、携帯電話機100は、図3(a)の状態と比べて新たに「赤外線通信」処理が優先度第4位で実行中であることになる。なお、この例では、「キーバックライト点灯」処理は最も優先度を低くして実行するように設定されているため、「キーバックライト点灯」処理の優先度は第4位から第5位に更新されている。
なお、RAM109と制御部107とが協働して動作することにより、記憶部202として機能する。
取得部203は、携帯電話機100全体の消費電力を取得する。
例えば、図4は、取得部203が取得する消費電力(本図では電流値を採用)の時系列変化の例を示す図である。本図では、時刻T1に通常の待ち受け処理に加えて操作キー123のキーバックライト点灯処理が実行されて消費電流値がC1からC2に変化している。また、時刻T2にディスプレイ122のバックライト点灯処理が実行されて、消費電流値がC2からC3に変化している。同様に、時刻T3に更にテレビリモコン用アプリケーションが起動されて消費電流値がC3からC4へ、時刻T4に更に赤外線通信が実行されて消費電流値がC4からC5へ、それぞれ変化している。取得部203は、取得した消費電力の値を比較部204に入力する。
なお、電源部110と制御部107とが協働して動作することにより取得部203として機能する。
比較部204は、動作制御部205により入力された新規に起動するタスクの必要消費電力と取得部203により入力された現在の消費電力の和と、所定のしきい値とを比較し、消費電力がしきい値よりも大きくなるか否かを判定する。比較部204は、比較結果を動作制御部205に入力する。本実施形態では、比較部204は、携帯電話機100で実行されるタスクに変化があり動作制御部205から通知があったタイミングでこの比較を行う。ただし、この比較を行うタイミングはこれに限られず、例えば携帯電話機100の電源が入っているときには起動される可能性のあるタスクについて常に行うようにしてもよい。
なお、制御部107が比較部204として機能する。
動作制御部205は、携帯電話機100を携帯電話の送信機及び受信機として機能させるように無線通信部201を制御する。また、動作制御部205は、携帯電話機100が実行する他の処理(例えば、バックライト点灯処理、キーバックライト点灯処理、音楽再生処理、テレビリモコン処理、画像処理など)を並行して動作させる制御を行う。
特に、動作制御部205は、上述したように、携帯電話機100で実行されるタスクを管理し、実行するタスクに変化があるとタスク管理テーブル301を適宜更新する。また、動作制御部205は、新たにタスクを起動する際に、タスクを起動する旨を予め取得部203及び比較部204に通知する。そして、動作制御部205は、比較部204により入力された比較結果に基づいて、携帯電話機100が正常に機能するために、予め設定された消費電力のしきい値を超えないようにタスクを制御する処理(以下、「動作制御処理」と呼ぶ)を行う。
なお、制御部107が動作制御部205として機能する。
例えば、比較部204は、実行されるタスクが変化する通知を動作制御部205から受け取ると、その時点における携帯電話機100全体の消費電力と、新たに起動されるタスクの必要消費電力との和を求めて、タスクを実行したときに予測される消費電力が所定のしきい値Cthとを比較し、この比較の結果、所定のしきい値Cthより大きいか否かを判定する。図4の場合、比較部204は、時刻T1、T2、T3、T4のいずれのタイミングにおいてもしきい値Cthの方が大きいと判定する。
一方、図5は、比較部204による比較の結果、予測される消費電力がしきい値Cthよりも大きくなった例を示す図である。
例えば、動作制御部205は、時刻T1に操作キー123の「キーバックライト点灯」処理の開始を比較部204に通知する。比較部204は、新たに起動されるタスク(キーバックライト点灯処理)の必要消費電力を含めた携帯電話機100の消費電力と、所定のしきい値Cthとを比較し、所定のしきい値Cthの方が大きいと判定する。その結果、動作制御部205は時刻T1に「キーバックライト点灯」処理を開始する。取得部203は、時刻T1に携帯電話機100の消費電力がC1からC2に変化したことを検出する。
同様に、時刻T2にディスプレイ122の「バックライト点灯」処理の開始を比較部204に通知する。比較部204は、新たに起動されるタスク(バックライト点灯処理)の必要消費電力を含めた携帯電話機100の消費電力と、所定のしきい値Cthとを比較し、所定のしきい値Cthの方が大きいと判定する。その結果、動作制御部205は時刻T2に通常の明るさで「バックライト点灯」処理を開始する。取得部203は、時刻T2に携帯電話機100の消費電力がC2からC3に変化したことを検出する。このとき、タスク管理テーブル301には例えば図3(b)に示すような情報が動作制御部205の制御により記憶されている。
次に、ユーザが携帯電話機100を持ち歩くなどして携帯電話機100の所属する無線基地局が変更されると、動作制御部205は、変更された無線基地局へ新たに位置登録要求処理を行うことを比較部204に通知する。動作制御部205は、タスク管理テーブル301を、例えば図6(a)のように更新する。比較部204は、新たに起動されるタスク(待ち受け+位置登録)の必要消費電力を含めた携帯電話機100の消費電力を求めて予測値C5を取得し、この例では所定のしきい値Cthの方が小さいと判定する。動作制御部205は、タスク管理テーブル301に記憶される情報に基づいて、最も優先度の高いタスク「待ち受け+位置登録」が正常に実行できるようにタスク全体を制御する。
すなわち、動作制御部205は、最も優先度の低いタスク「キーバックライト点灯」処理に供給する電力を抑えることができるかを判定する。例えば、キーバックライトの点灯レベルがオン・オフの2段階しかなくアプリケーションの都合等によりキーバックライトをオフにできない場合、動作制御部205は次に優先度の低い「バックライト点灯」処理に供給する電力を抑えることができるかを判定する。例えば、バックライトの点灯レベルが図6(c)に示すように必要消費電力が異なる複数のレベルが予め用意されているとすると、「バックライト点灯」処理に供給する電力を抑えてタスク「待ち受け+位置登録」処理の実行に必要な電力を確保するように、通常よりバックライトの強さを弱める(バックライトを暗くする)。動作制御部205は、消費電流値が所定のしきい値Cthより小さい値C4になるように、バックライトの点灯レベルを制御する。そして、動作制御部205は、例えば図6(b)のようにタスク管理テーブル301を更新する。なお、消費電力の制御を行わなくても電力が足りる場合には、このような処理は行わない。また、キーバックライトの点灯レベルがバックライトと同様に必要消費電力が異なる複数のレベルを予め用意しておいてもよい。この場合、動作制御部205は、まず「キーバックライト点灯」処理に供給する電力を抑え、それでもしきい値Cthの方が小さいときには「バックライト点灯」処理に供給する電力を抑えるようにすればよい。
さらに、動作制御部205は、最も優先度の高いタスク「待ち受け+位置登録」処理が時刻T4に正常に終了すると、バックライト点灯処理のレベルを通常時に戻す(バックライトを明るくする)。
このように、携帯電話機100は、新たにタスクを起動する前に予測される消費電力を求めて、並行して実行されている処理の優先度に基づいて、優先度の高い他のタスクへの影響を抑えることができる。
次に、動作制御処理について、図7のフローチャートを用いて説明する。
まず、動作制御部205は、実行するタスクの状態に変更があるか否かを判定する(ステップS11)。例えば、新たにタスクを起動する場合や、実行中のタスクの消費電力に変化があった場合に、タスクの状態に変更があったと判定する。
実行するタスクに変更がない場合(ステップS11;NO)、ステップS11に戻り動作制御処理を続行する。なお、動作制御処理は、携帯電話機100の電源を落とす指示(例えば、ユーザによる操作キー123の電源ボタン押下、など)があると終了する。
一方、実行するタスクに変更がある場合(ステップS11;YES)、動作制御部205は、変更があったタスクの内容を反映するようにタスク管理テーブル301を更新する(ステップS12)。
次に、動作制御部205は、実行するタスクに変更があったことを比較部204に通知する(ステップS13)。
比較部204は、この通知を受け取ると、取得部203から携帯電話機100の現在の消費電力を取得する。そして、比較部204は、タスク管理テーブル301に記憶された必要消費電力の総和と所定のしきい値とを比較し、比較結果を動作制御部205に入力する。動作制御部205は、比較結果を受け取る(ステップS14)。なお、取得部203は、動作制御部205からの通知に関わらず常にあるいは定期的に消費電力を取得するようにしてもよい。そして、比較部204は、最新に取得した消費電力を用いて、タスク管理テーブル301に記憶された必要消費電力の総和と所定のしきい値との比較をするように構成してもよい。
比較の結果、必要消費電力の方が小さい場合(ステップS15;NO)、動作制御部205はタスクを変更又は続行する(ステップS16)。例えば、動作制御部205は新たにタスクを起動する。
比較の結果、必要消費電力の方が大きい場合(ステップS15;YES)、動作制御部205は、タスク管理テーブル301に記憶された優先度に基づいて変更するタスクを決定し、タスク管理テーブル301を更新する(ステップS17)。すなわち、動作制御部205は、優先度の高い処理が正常に行われるために必要な電力を確保するために、消費電力を小さくできる優先度の低いタスクとその変更内容を決定する。例えば、タスク管理テーブル301が図6(a)に示す内容であるとすると、動作制御部205は、優先度の最も高い「待ち受け+位置登録」処理を正常に行うのに必要な電力を確保するために、優先度の低い「バックライト点灯」処理の消費電力を低くする(バックライトを暗くする)ことを決定し、タスク管理テーブル301を図6(b)に示す内容に更新する。なお、上述のように本実施形態では優先度の最も低いタスクは「キーバックライト点灯」処理であるが、消費電力を抑えることが可能なもののうち、最も優先度が低いタスクは「バックライト点灯」処理であるとする。
そして、動作制御部205は、消費電力がしきい値を超えないようにタスクを変更する(ステップS18)。例えば、動作制御部205は、「待ち受け+位置登録」処理より優先度の低い「バックライト点灯」処理の消費電力を低くする(バックライトを暗くする)処理を実行する。
このように、本実施形態によれば、携帯電話機100は、タスクの状態に変更があるときに予め変更後の消費電力を求めて、優先度の高い処理が正常に行われるように消費電力を制御することができる。そして、携帯電話機100は、1つのタスクの消費電力の変化が他のタスクに及ぼす影響を抑えることができる。
なお、本実施形態では、1つのアプリケーションが行なっている作業を1つのタスクとして管理するが、これに限られるものではなく、1つのアプリケーションであっても実行する処理内容が異なればその種類に応じて別に管理するようにしてもよい。
(実施形態2)
次に、本発明の他の実施形態について、図8及び図9のフローチャートを用いて説明する。本実施形態では、携帯電話機100は、管理されているタスクが実行する処理の中に消費電力の変化が予め分かっている場合に、タスクが実行している処理内容を変更することにより、並行して行っている他の処理への影響を事前に抑えることができる。なお、本実施形態では、発明の理解を容易にするために、上述した「キーバックライト点灯」を省略して説明する。すなわち、優先度の最も低いタスクは「バックライト点灯」処理であるとする。以下、詳述する。
まず、動作制御部205は、実行するタスクの状態に変更があるか否かを判定する(ステップS21)。例えば、新たにタスクを起動する場合や、実行中のタスクの消費電力に変化があった場合に、タスクの状態に変更があったと判定する。
実行するタスクに変更がない場合(ステップS21;NO)、ステップS21に戻り動作制御処理を続行する。
一方、実行するタスクに変更がある場合(ステップS21;YES)、動作制御部205は、現在実行し管理しているタスクの中に、消費電力の予測が可能なタスクがあるかを判定する(ステップS22)。例えば、予測が可能なタスクとしては、音楽再生処理がある。音楽再生処理の場合、次に再生する音声データを予め取得することが可能であるため、次の音声データを解析して、例えば音量や曲調が変化するのに伴って消費電力が変化することを予測することが可能である。
消費電力の予測可能なタスクがない場合(ステップS22;NO)、ステップS24の処理に進む。一方、消費電力の予測が可能なタスクがある場合(ステップS22;YES)、動作制御部205は予測処理を行う(ステップS23)。
ここで、予測処理について説明する。本実施形態では音楽再生アプリケーションにより音声データを再生する場面を例に説明する。
まず、動作制御部205は、現在デコード中のパケットの次のパケットを読み出す(図9、ステップS31)。すなわち、動作制御部205は次の音声データを先読みする。なお、先読みするデータ量は本発明によって限定されない。
次に、動作制御部205は、次に再生するパケットを解析する(ステップS32)。例えば、動作制御部205は、先読みした音声データの音量や曲調を解析して、音圧値などを求める。
そして、動作制御部205は、予測される消費電力を求める(ステップS33)。このように、動作制御部205は、現在実行しているタスクの消費電力を予測する。
動作制御処理の説明に戻り、動作制御部205は、変更があったタスクの内容を反映するようにタスク管理テーブル301を更新する(ステップS24)。ここでタスク管理テーブル301に記憶される消費電力は、上述の予測処理によって求められた値である。
次に、動作制御部205は、予測処理に基づいて、実行するタスクに変更があることを比較部204に通知する(ステップS25)。
比較部204は、この通知を受け取ると、取得部203から携帯電話機100の現在の消費電力を取得する。そして、比較部204は、タスク管理テーブル301に記憶された必要消費電力の総和と所定のしきい値とを比較し、この比較結果を動作制御部205に入力する。動作制御部205は、比較結果を受け取る(ステップS26)。
必要消費電力の方が小さい場合(ステップS27;NO)、動作制御部205はタスクを変更又は続行する(ステップS28)。例えば、動作制御部205は、音楽再生処理の必要消費電力を予測値に設定して、音楽再生処理などを続行する。
一方、必要消費電力の方が大きい場合(ステップS27;YES)、動作制御部205は、タスク管理テーブル301に記憶された優先度に基づいて変更するタスクを決定し、タスク管理テーブル301を更新する(ステップS29)。すなわち、動作制御部205は、優先度の高い処理が正常に行われるために必要な電力を確保するために、消費電力を小さくできる優先度の低いタスクとその変更内容を決定する。
そして、動作制御部205は、消費電力がしきい値を超えないようにタスクを変更する(ステップS30)。例えば、動作制御部205は、優先度の最も低いバックライト点灯処理の消費電力を低くする(バックライトを暗くする)処理を実行する。
このように、本実施形態によれば、携帯電話機100は、実行中のタスクの消費電力を予測して、優先度の高い処理が正常に行われるように消費電力を制御することができる。そして、携帯電話機100は、1つのタスクの消費電力の変化が他のタスクに及ぼす影響を抑えることができる。
例えば、消費電力のしきい値Cthが1100ミリアンペアであり、予測処理の前にタスク管理テーブル301が図10(a)に示すデータを記憶しているとする。動作制御部205は、上述の予測処理により音楽再生処理の消費電力が150ミリアンペアから200ミリアンペアに変化することを事前に予測し、タスク管理テーブル301を図10(b)のように変更する。すなわち、音楽再生処理の必要消費電力が150ミリアンペアに設定されていたものを、音声データの先読みによる予測処理で得られた予測値200ミリアンペアに変更して処理を続行する。さらに、動作制御部205は、実行するタスクを変更する旨を比較部204に通知し、消費電力としきい値Cthとの比較結果を受け取る。そして、動作制御部205は、優先度の最も低いバックライト点灯処理の消費電力を抑えることを決定する。
ここで、上述の予測処理を行わない場合、バックライトの点灯レベルをレベル1からレベル3に落とせば消費電力の総和は1070ミリアンペアとなり、しきい値Cthの1100ミリアンペアを超えないと判断する。しかし、音楽再生処理を続行すると、音量や曲調の変化により再生途中に消費電力が150ミリアンペアから200ミリアンペアになってしきい値Cthを超えてしまう。すると、音楽再生の途中で一時的に消費電力のしきい値Cthを超えてしまい、最も優先度の高い無線通信部201による「待ち受け+位置登録」処理を含めた他の処理が正常に行われない事態となる可能性がでてきてしまう。
一方、本実施形態のように上述の予測処理を行うことによって、音声データの先読みにより音声再生処理の消費電力が150ミリアンペアから200ミリアンペアに変化することが事前に分かっているため、レベル3ではなくレベル4まで落とすのが最適であると判断できる。すなわち、音楽再生の途中で一時的に消費電力のしきい値Cthを超えてしまう問題を回避することができ、最も優先度の高い無線通信部201による「待ち受け+位置登録」処理を含めた他の処理が正常に行われることになる。このように、予測処理によって近い将来の消費電力が予測できる場合に特に有効である。
(実施形態3)
次に、本発明の他の実施形態について、図11のフローチャートを用いて説明する。本実施形態では、動作制御部205は、優先度の低いタスクの実行タイミングを制御することによって、消費電力の変化が及ぼす並行処理への影響を抑える。以下、詳述する。
動作制御部205は、記憶部202に停止カウンタを記憶する。この停止カウンタには、後述するように実行中のタスクを一時的に停止する際に停止する時間が設定される。なお、停止カウンタには、時間の代わりに、定期的な割り込み処理(例えば、ディスプレイ122の垂直同期割り込みなど)の回数を記憶してもよい。
まず、動作制御部205は、この停止カウンタに設定された時間が経過したか否かを判定する(ステップS41)。なお、一時的に停止されたタスクがない場合には、停止カウンタには停止されたタスクがないことを示す所定値が設定されており、ステップS41では設定時間を経過していないと判断される。
停止カウンタの設定時間が経過している場合(ステップS41;YES)、動作制御部205は、停止したタスクを再開できなかった旨の通知をディスプレイ122に表示するエラー処理を行う(ステップS42)。なお、エラー処理はこれに限られず、ユーザに対してタスクを再開できないことを通知するものであればよい。
停止カウンタの設定時間が経過していない場合(ステップS41;NO)、動作制御部205は、実行するタスクの状態に変更があるか否かを判定する(ステップS43)。例えば、新たにタスクを起動する場合や、実行中のタスクの消費電力に変化があった場合に、タスクの状態に変更があったと判定する。
実行するタスクに変更がない場合(ステップS43;NO)、ステップS41に戻り動作制御処理を続行する。
一方、実行するタスクに変更がある場合(ステップS43;YES)、動作制御部205は、変更があったタスクの内容を反映するようにタスク管理テーブル301を更新する(ステップS44)。
次に、動作制御部205は、実行するタスクに変更があったことを比較部204に通知する(ステップS45)。
比較部204は、この通知を受け取ると、取得部203から携帯電話機100の現在の消費電力を取得する。そして、比較部204は、タスク管理テーブル301に記憶された必要消費電力の総和と所定のしきい値Cthとを比較し、比較結果を動作制御部205に入力する。動作制御部205は、比較結果を受け取る(ステップS46)。
必要消費電力の方が大きい場合(ステップS47;YES)、動作制御部205は、優先度が最も低い実行中のタスクを停止する設定時間を決定して停止カウンタに設定し、このタスクを設定時間だけ停止する(ステップS48)。
一方、必要消費電力の方が小さい場合(ステップS47;NO)、動作制御部205は、ステップS48で既に停止しているタスクがあるか否かを判定する(ステップS49)。
停止したタスクがある場合(ステップS49;YES)、動作制御部205は、停止したタスクを再開する(ステップS50)。また、動作制御部205は、タスク管理テーブル301に再開したタスクの消費電力を設定して、ステップS47に戻る。
一方、停止したタスクがない場合(ステップS49;NO)、動作制御部205はタスクを変更又は続行する(ステップS51)。例えば、動作制御部205は新たにタスクを起動する。
このように、本実施形態によれば、携帯電話機100は、優先度の低いタスクの実行タイミングを制御することによって、消費電力の変化が及ぼす並行処理への影響を抑えることができる。例えば、優先度の低いタスクに供給する消費電力量を抑えすぎることにより、実質的にこのタスクが機能停止してしまう事態を避けることができる。特に、必要消費電力がしきい値Cthを瞬間的に(短期間に)超えるような場合には有効である。ただし、停止カウンタに設定される停止時間は、携帯電話機100のユーザにストレスを感じさせない程度の時間であることが望ましい。
(実施形態4)
次に、本発明の他の実施形態について説明する。なお、本実施形態は、実施形態3に更に上述の予測処理を加えたものである。
動作制御部205は、ステップS43でタスクの状態が変化したか否かの判定を行って、実行するタスクに変更がある場合(ステップS43;YES)、図9のフローチャートに示す予測処理を行う。
そして、動作制御部205は、変更があったタスクの内容を反映するようにタスク管理テーブル301を更新する(ステップS44)。ここでタスク管理テーブル301に記憶される消費電力は、上述の予測処理によって求められた値である。
なお、この他の処理については、実施形態3と同様であるため、説明を省略する。
このように、本実施形態によれば、携帯電話機100は、実行中のタスクの消費電力を予測して、優先度の高い処理が正常に行われるように、優先度の低いタスクの実行タイミングを制御することによって、消費電力の変化が及ぼす並行処理への影響を抑えることができる。特に、音楽再生処理のように消費電力の予測が可能なタスクがある場合に有効である。
(実施形態5)
次に、本発明の他の実施形態について、図12を用いて説明する。本実施形態は、上述の実施形態を組み合わせ、状況によって使い分けるようにしたものである。すなわち、携帯電話機100の消費電力がしきい値よりも大きいときに、優先度の低いタスクに供給する電力を抑える制御(以下、「消費電力制御」と呼ぶ)と、優先度の低いタスクを一時停止する制御(以下、「タイミング制御」と呼ぶ)とを、状況により使い分ける。以下、詳述する。
まず、動作制御部205は、実行するタスクの状態に変更があるか否かを判定する(ステップS61)。例えば、新たにタスクを起動する場合や、実行中のタスクの消費電力に変化があった場合に、タスクの状態に変更があったと判定する。
実行するタスクに変更がない場合(ステップS61;NO)、ステップS51に戻り動作制御処理を続行する。なお、動作制御処理は、携帯電話機100の電源を落とす指示(例えば、ユーザによる操作キー123の電源ボタン押下、など)があると終了する。
一方、実行するタスクに変更がある場合(ステップS61;YES)、動作制御部205は、変更があったタスクの消費電力が増加する時間を推定する(ステップS62)。例えば、予め実行時間が測定可能なタスク(例えば、アプリケーション起動処理など)の標準処理時間を記憶部202に記憶しておき、動作制御部205は記憶された標準処理時間に基づいて消費電力が増加する時間を推定する。あるいは、例えば、動作制御部205は、音楽再生アプリケーションにより音声データを再生するときのように現在実行し管理しているタスクの中に消費電力の予測が可能なタスクがあると、現在デコード中のパケットの次のパケットを先読みして音量や曲調を解析することにより、消費電力が増加する時間を予測する。
次に、動作制御部205は、消費電力が増加すると推定された時間が、所定の設定値を超えるか否かを判定する(ステップS63)。例えば、この設定値は、具体的な時間(例えば、1秒、0.1秒など)や、ディスプレイ122の垂直同期などの定期的な割り込みの回数が予め設定される。なお、設定される値は、携帯電話機100のユーザにストレスを感じさせない程度の時間であることが望ましい。
推定された時間が所定の設定値を超える場合(ステップS63;YES)、動作制御部205は、上述した消費電力制御を行う(ステップS64)。すなわち、動作制御部205は、図7のフローチャートのステップS12乃至S18を行って、必要消費電力が所定のしきい値より大きい場合でも、優先度の低いタスクに供給する電力を抑えて、優先度の高いタスクが正常に行われるようにする。
一方、推定された時間が所定の設定値を超えない場合(ステップS63;NO)、動作制御部205は、上述したタイミング制御を行う(ステップS65)。すなわち、動作制御部205は、図8及び図9のフローチャートのステップS21乃至S33を行って、必要消費電力が所定のしきい値Cthより大きくなると予測される場合でも、優先度の低いタスクに供給する電力を抑えて、優先度の高いタスクが正常に行われるようにする。
このように、本実施形態によれば、携帯電話機100は、必要消費電力が所定のしきい値Cthを超える時間に基づいて、消費電力制御とタイミング制御のうちの最適なものを選択して実行することができる。例えば、テレビリモコン用アプリケーションの起動時のように起動完了まで数秒かかる場合には消費電力制御を、実際に赤外線通信のパルス波を送信するときのように短時間で終了する場合にはタイミング制御を、それぞれ選択して実行することができる。
上記実施形態では、プログラムがROM108に予め記憶されているものとして説明した。しかし、携帯電話機100を、装置の全部又は一部として動作させ、あるいは、上述の処理を実行させるためのプログラムを、メモリカード、CD−ROM(Compact Disc Read-Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disk)、MO(Magneto Optical Disk)などのコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納して配布し、これを別のコンピュータにインストールし、上述の手段として動作させ、あるいは、上述の工程を実行させてもよい。また、携帯電話機を使用したものとして説明したが、PDA(Personal Digital Assistance)などの他の携帯端末に適用することも可能である。
さらに、インターネット上のサーバ装置が有するディスク装置等にプログラムを格納しておき、例えば、搬送波に重畳させて、コンピュータにダウンロード等するものとしてもよい。
以上説明したように、本発明によれば、並列実行される複数処理のうち1つの処理の消費電力の変化が他の処理に及ぼす影響を抑えるために好適な携帯電話機、及び、情報処理方法を提供することができる。
携帯電話機の構成を説明する図である。 携帯電話機が行う動作を説明する図である。 (a)(b)は共にタスク管理テーブルに記憶される情報の例を示す図である。 取得部が取得する消費電力の時系列変化の例を示す図である。 取得部が取得する消費電力の時系列変化のその他の例を示す図である。 (a)動作制御処理前のタスク管理テーブルに記憶される情報の例を示す図である。(b)動作制御処理後のタスク管理テーブルに記憶される情報の例を示す図である。(c)バックライトの点灯レベルと必要消費電力との関係の例を示す図である。 実施形態1の動作制御処理を説明するフローチャートである。 実施形態2の動作制御処理を説明するフローチャートである。 予測処理を説明するフローチャートである。 (a)〜(c)はタスク管理テーブルに記憶される情報の例を示す図である。 実施形態3の動作制御処理を説明するフローチャートである。 実施形態5の動作制御処理を説明するフローチャートである。
符号の説明
100・・・携帯電話機、101・・・無線処理部、102・・・表示部、103・・・操作部、104・・・I/O、105・・・音声処理部、106・・・赤外線通信部、107・・・制御部、108・・・ROM、109・・・RAM、110・・・電源部、111・・・システムバス、121・・・アンテナ、122・・・ディスプレイ、123・・・操作キー、124・・・スピーカ、125・・・マイクロフォン、201・・・無線通信部、202・・・記憶部、203・・・取得部、204・・・比較部、205・・・動作制御部、301・・・タスク管理テーブル

Claims (5)

  1. 外部機器との通信処理と、音声データを再生する再生処理と、を含む複数の処理を並列実行する通信機能付き電子機器において、
    当該電子機器が実行する処理、当該処理に必要な消費電力の所定の設定値、及び、当該処理の優先度を対応づけて記憶する記憶手段と、
    当該電子機器が実行する処理によって消費される消費電力の合計値を取得する取得手段と、
    前記通信処理が実行されるときに、前記取得手段により取得された合計値と前記通信処理によって消費される消費電力との和と、所定のしきい値とを比較する第1の比較手段と、
    前記第1の比較手段による比較の結果と前記記憶手段に記憶された優先度とに基づいて、前記並列実行されている複数の処理のうちの特定の処理による消費電力を小さくするよう制御する処理制御手段と
    前記再生処理が行われている場合に、前記再生される音声データを先読みし、当該先読みした音声データから、前記再生処理による所定期間経過後の消費電力の予測値を求める予測値取得手段と、
    前記予測値取得手段によって取得された予測値と前記しきい値とを比較する第2の比較手段と、
    を備え
    前記処理制御手段は、前記予測値が前記しきい値より大きくなると前記第2の比較手段により判定された場合、前記並列実行されている複数の処理のうち、前記記憶されている優先度が最も低い処理による消費電力を小さくするように制御する、
    とを特徴とする通信機能付き電子機器。
  2. 前記予測値取得手段は、前記先読みした音声データを解析して音圧値を求め、当該求めた音圧値から、前記再生処理において予測される消費電力を取得する、
    ことを特徴とする、請求項1に記載の通信機能付き電子機器。
  3. 前記処理制御手段は、前記第1の比較手段により、前記取得手段により取得された合計値と前記通信処理によって消費される消費電力との和が前記所定のしきい値より大きいと判定された場合に、前記記憶手段に記憶された優先度に基づいて、前記並列実行されている複数の処理のうち特定の処理を一時停止させ、その後、前記第1の比較手段により前記所定のしきい値が前記取得手段により取得された合計値と前記通信処理によって消費される消費電力との和より大きいと判定された場合に、前記一時停止された前記特定の処理を再開する
    とを特徴とする、請求項1又は2に記載の通信機能付き電子機器。
  4. 外部機器との通信処理と、音声データを再生する再生処理と、を含む複数の処理を並列実行する通信機能付き電子機器の処理制御方法であって、
    当該電子機器が実行する処理によって消費される消費電力の合計値を取得する取得ステップと、
    前記通信処理が実行されるときに、前記取得ステップにて取得された合計値と前記通信処理によって消費される消費電力との和と、所定のしきい値とを比較する第1の比較ステップと、
    前記第1の比較ステップによる比較の結果と、当該電子機器が実行する処理に対応付けられる優先度とに基づいて、前記並列実行されている複数の処理のうちの特定の処理による消費電力を小さくするよう制御する処理制御ステップと
    前記再生処理が行われている場合に、前記再生される音声データを先読みし、当該先読みした音声データから、前記再生処理による所定期間経過後の消費電力の予測値を求める予測値取得ステップと、
    前記予測値取得ステップにおいて取得された予測値と前記しきい値とを比較する第2の比較ステップと、
    を備え
    前記処理制御ステップでは、前記予測値が前記しきい値より大きくなると前記第2の比較ステップにおいて判定された場合、前記並列実行されている複数の処理のうち前記優先度が最も低い処理による消費電力を小さくするように制御する、
    とを特徴とする処理制御方法。
  5. 外部機器との通信処理と、音声データを再生する再生処理と、を含む複数の処理を並列実行するコンピュータを、
    当該コンピュータにより実行される処理によって消費される消費電力の合計値を取得する取得手段、
    当該コンピュータが通信処理を実行するときに、前記取得手段によって取得された合計値と前記通信処理によって消費される消費電力との和と、所定のしきい値とを比較する第1の比較手段、
    前記第1の比較手段による比較の結果と、当該コンピュータが実行する処理に必要な消費電力の所定の設定値と、当該処理の優先度とに基づいて、前記並列実行されている複数の処理のうちの特定の処理による消費電力を小さくするよう制御する処理制御手段
    前記再生処理が行われている場合に、前記再生される音声データを先読みし、当該先読みした音声データから、前記再生処理による所定期間経過後の消費電力の予測値を求める予測値取得手段、
    前記予測値取得手段によって取得された予測値と前記しきい値とを比較する第2の比較手段、
    として機能させ
    前記処理制御手段は、前記予測値が前記しきい値より大きくなると前記第2の比較手段により判定された場合、前記並列実行されている複数の処理のうち前記優先度が最も低い処理による消費電力を小さくするように制御する、
    とを特徴とするプログラム。
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