JP4757128B2 - 電波吸収体 - Google Patents

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Description

本発明は、電波吸収体に関する。
電子機器の不要電波(電磁波)による誤作動等を防止するために、不要電波を吸収する電波吸収体がある。従来の電波吸収体として、例えば、PET板等に金属酸化物を付着した抵抗層と、アクリル樹脂板等に金属線格子を付着した電波反射層とを、スペーサ部材で所定間隔をもって平行に配設したものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開平6−120689号公報
しかし、抵抗層や電波反射層が膜(フィルム)状でかつ(縦・横が数メートルの)比較的大きいサイズである場合は、抵抗膜と電波反射膜とを所定間隔をもって平行にかつしわがよらないように配設するのは困難であった。
また、大きいサイズの電波吸収体を一旦設置すると、移設・運搬しにくく、保管する場合も広いスペースが必要であった。そして、荷物に付いた電子タグ(RFID)を読取装置で読み取って仕分け作業するようなレイアウト(電波吸収体の設置場所)が流動的な場所では、構造が簡単で移設・運搬のし易い電波吸収体が望まれている。
そこで、本発明は、簡単な構造にて抵抗膜と反射膜とを所定間隔をもってしわがよらないように張設することができ、運搬・保管がし易い電波吸収体を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る電波吸収体は、抵抗膜の上端縁に第1上フレームを付着すると共に該抵抗膜の下端縁に第1下フレームを付着し、かつ、上記第1上フレームと上記第1下フレームの各々の端部に上端下端が当接乃至連結された第1縦フレームを側内方弯曲弓型に弾性変形して上記抵抗膜の左右端縁に取着し、反射膜の上端縁に第2上フレームを付着すると共に該反射膜の下端縁に第2下フレームを付着し、かつ、上記第2上フレームと上記第2下フレームの各々の端部に上端下端が当接乃至連結された第2縦フレームを側内方弯曲弓型に弾性変形して上記反射膜の左右端縁に取着し、上記抵抗膜と上記反射膜とを所定間隔をもって平行状に間隔保持部材にて保持しつつ上記第1上フレーム・第2上フレーム・第1下フレーム・第2下フレームを支持基枠に取り付け、上記第1上フレーム・第2上フレームと上記第1下フレーム・第2下フレームとが相対的に離れる方向に弾発付勢する上下方向の弾発付勢手段を備えたものである。
また、上記第1縦フレームと上記第2縦フレームとに磁性金属テープを貼着し、該磁性金属テープに磁着するマグネット帯状体にて上記抵抗膜・反射膜の左右端縁を押圧しつつ上記第1縦フレーム・第2縦フレームに取着することが好ましい。
また、上記第1縦フレームと上記第2縦フレームとが磁性材であり、該第1縦フレーム・第2縦フレームに磁着するマグネット帯状体にて上記抵抗膜・反射膜の左右端縁を押圧しつつ上記第1縦フレーム・第2縦フレームに取着することが好ましい。
また、上記間隔保持部材が着脱自在に付設されていることが望ましい。
また、2枚の抵抗膜の各々の上端縁に第1上フレームと第3上フレームを付着すると共に該抵抗膜の各々の下端縁に第1下フレームと第3下フレームを付着し、かつ、上記第1上フレーム・第3上フレームと上記第1下フレーム・第3下フレームの各々の端部に上端下端が当接乃至連結された第1縦フレームと第3縦フレームを側内方弯曲弓型に弾性変形して上記抵抗膜の各々の左右端縁に取着し、反射膜の上端縁に第2上フレームを付着すると共に該反射膜の下端縁に第2下フレームを付着し、かつ、上記第2上フレームと上記第2下フレームの各々の端部に上端下端が当接乃至連結された第2縦フレームを側内方弯曲弓型に弾性変形して上記反射膜の左右端縁に取着し、上記抵抗膜を上記反射膜の表裏両側に所定間隔をもって平行状に間隔保持部材にて保持しつつ上記第1上フレーム・第2上フレーム・第3上フレームと上記第1下フレーム・第2下フレーム・第3下フレームとを支持基枠に取り付け、上記第1上フレーム・第2上フレーム・第3上フレームと上記第1下フレーム・第2下フレーム・第3下フレームとが相対的に離れる方向に弾発付勢する上下方向の弾発付勢手段を備えたものである。
本発明は、次のような著大な効果を奏する。
本発明に係る電波吸収体によれば、抵抗膜と反射膜とをしわがよらないように所定間隔dをもって平行状に設置することができる。
即ち、上下方向の弾発付勢手段により、第1上フレーム・第2上フレームと第1下フレーム・第2下フレームとが相対的に離れる方向に弾発付勢されるので、抵抗膜と反射膜は上下方向に張られる。また、側内方弯曲弓型に弾性変形させた左右の第1縦フレーム・第2縦フレームのストレート状に戻ろうとする復元弾発力により抵抗膜と反射膜は左右方向に張られる。このように、抵抗膜と反射膜は上下左右方向に張られるので弛みやしわができず、間隔保持部材にて所定間隔を保ち互いに平行状に設置することができる。
そして、抵抗膜と反射膜とが薄く比較的大きいサイズであっても、所定間隔をもって平行状に設置されるので、良好なかつ安定した電波吸収特性を発揮することができる。
また、抵抗膜・反射膜の左右端縁から第1縦フレーム・第2縦フレームと間隔保持部材とを取り外せば、図14に示すように、第1上下フレーム・第2上下フレームが付着した抵抗膜・反射膜を巻いてコンパクトにすることができる。このように分解してコンパクトかつ軽量にすることで運搬・保管し易く、特に、本発明の電波吸収体を荷物に付いた電子タグ(RFID)を読取装置で読み取って仕分けするようなレイアウト(電波吸収体の設置場所)が流動的な場所に設置する場合であっても、簡単に移設することができる。また、抵抗膜・反射膜を巻き取る際に、第1上フレーム・第2上フレーム又は第1下フレーム・第2下フレームが巻取り軸となるので巻き取り易い。
以下、実施の形態を示す図面に基づき本発明を詳説する。
図1は本発明に係る電波吸収体の第1実施形態の正面図であり、図2はその(左)側面図である。
図1に於て、Aは矩形の抵抗膜であり、抵抗膜Aの上端縁には第1上フレーム1aが付着(接着)され、抵抗膜Aの下端縁には第1下フレーム2aが付着(接着)されている。第1上フレーム1aと第1下フレーム2aの各々の左右端部に、一対の第1縦フレーム3a,3aの上端下端が当接乃至連結されており、これら第1縦フレーム3a,3aを側内方弯曲弓型に弾性変形して抵抗膜Aの左右端縁に取着している。なお、図1に於て、二点鎖線で示すのは、上記弾性変形前の第1縦フレーム3a,3aであり、実線で示す弾性変形後の第1縦フレーム3a,3aは説明のため実際より大きく弯曲させて描いている。
また、抵抗膜Aの後方(裏面側)に抵抗膜Aと同じサイズの矩形の反射膜Bが配設され(図2参照)、この場合、抵抗膜Aの前方から入射する電波を吸収する。反射膜Bの上端縁には 第2上フレーム1bが付着(接着)され、反射膜Bの下端縁には第2下フレーム2bが付着(接着)されている。そして、第2上フレーム1bと第2下フレーム2bの各々の左右端部に、一対の第2縦フレーム3b,3bの上端下端が当接乃至連結されており、これら第2縦フレーム3b,3bを側内方弯曲弓型に弾性変形して反射膜Bの左右端縁に取着している。
複数個の間隔保持部材4にて抵抗膜Aと反射膜Bとを所定間隔d(例えば、λ/4)をもって平行状に保持しつつ、第1上フレーム1a・第2上フレーム1bと第1下フレーム2a・第2下フレーム2bとを支持基枠5に取り付けている。
さらに、本発明の電波吸収体は、第1上フレーム1a・第1上フレーム1bと第1下フレーム2a・第2下フレーム2bとが相対的に離れる方向に弾発付勢する上下方向の弾発付勢手段6を備えている。
抵抗膜Aは、金属酸化物、金属窒化物、又はこれらの混合物をPET製等のフィルムにイオンプレーティング、蒸着、スパッタリング等により作製した透明な膜である。また、上記金属酸化物・金属窒化物としては、ITO(酸化インジウム/酸化錫)や、酸化錫、酸化亜鉛、窒化チタン等が挙げられる。
また、反射膜Bは、銀製又は銅製等の金属線格子や金属薄膜等をPET製等のフィルムに付着させた透明な膜である。
抵抗膜Aと反射膜Bの作製に使用する基材(PET製等のフィルム)の厚さ寸法は、例えば50μmである。
支持基枠5は床面等に設置する基台部9と、弾発性の線材を梯子状に連結して作製した弾性枠体11を有する。弾性枠体11は、反射膜Bの裏面側(後方)に配設され、後方弓型弯曲状に弾性変形して基台部9に立設されている(図2参照)。
また、第1上フレーム1a・第2上フレーム1bは吊り具12,12を介して弾性枠体11の上端に吊下げ保持され、第1下フレーム2a・第2下フレーム2bは連繋部材13,13を介して基台部9に連結されている。
つまり、この弾性枠体11が上記弾発付勢手段6であり、弾性枠体11の復元弾発力にて、第1上フレーム1a・第2上フレーム1bが上方へと引っ張られる(弾発付勢される)ようになっている。
図3は本発明の第1実施形態の要部側面図であり、図5は図3のX−X断面図(要部平面図)である。
図3に示すように、第1上フレーム1a・第2上フレーム1bと第1下フレーム2a・第2下フレーム2bは、横断面コ字型に形成されている。これら上下フレーム1a,1b,2a,2bは、側内方弯曲弓型に弾性変形した第1縦フレーム3a・第2縦フレーム3bの弾発力(図1参照)に耐えうる剛性を有する素材で形成され、軽量化と言う点に於てアルミニウム材が好ましい。
また、図5に示すように、第1縦フレーム3a・第2縦フレーム3bは横断面L字型に形成され、側外片部16と、側外片部16に対し左右内方に直角折曲げ状の内曲げ片部17とを、有している。第1縦フレーム3a・第2縦フレーム3bは、(人の力で)側内方弯曲弓型に弾性変形できる(弾発性を有する)ものであり、この場合アルミニウム製である。
そして、第1縦フレーム3a・第2縦フレーム3bの内曲げ片部17が(図5参照)、第1上フレーム1a・第2上フレーム1bの凹部14と第1下フレーム2a・第2下フレーム2bの各々の凹部15とに、嵌め込まれ(図3参照)、上下フレーム1a,1b,2a,2bの左右端部と、第1縦フレーム3a・第2縦フレーム3bの上下端部とが、互いに当接して係止されている。詳しくは、図3に示すように、内曲げ片部17の上下端面が上下フレーム1a,1b,2a,2bの凹部14,15(の底面)に当接する。また、第1上下フレーム1a,2aの後部左右端面が第1縦フレーム3aの側外片部16に当接し、第2上下フレーム1b,2bの前部左右端面が第2縦フレーム3bの側外片部16に当接している(図5参照)。
なお、図示省略するが、上下フレーム1a,1b,2a,2bの左右端部と第1縦フレーム3a・第2縦フレーム3bの上下端部とをピン等の連結部材にて(取り外し可能に)連結してもよい。
図3に於て、抵抗膜Aの上端縁は第1上フレーム1aの前面に接着され、抵抗膜Aの下端縁は第1下フレーム2aの前面に接着されている。また、反射膜Bの上端縁は第2上フレーム1bの後面に接着され、反射膜Bの下端縁は第2下フレーム2bの後面に接着されている。
これに対し、抵抗膜A・反射膜Bの左右端縁は、第1縦フレーム3a・第2縦フレーム3bに着脱自在に取着されている。
具体的には、図3の要部拡大断面図である図4に於て、第1縦フレーム3aの内曲げ片部17の前面に、(Fe等の)磁性金属テープ7が貼着され、磁性金属テープ7に磁着するマグネット帯状体8にて抵抗膜Aの左右端縁を押圧しつつ第1縦フレーム3aに取着している。
また、第2縦フレーム3bの内曲げ片部17の後面に、(Fe等の)磁性金属テープ7が貼着され、磁性金属テープ7に磁着するマグネット帯状体8にて反射膜Bの左右端縁を押圧しつつ第2縦フレーム3bに取着している。
なお、磁性金属テープ7は第1縦フレーム3a・第2縦フレーム3bに粘着層(粘着剤)を介して接着されているが図4では粘着層を省略している。
また、図3に於て、吊り具12は上方間隔保持部材4aを介して第1上フレーム1a・第2上フレーム1bを吊り下げ保持している。さらに、吊り具12は上記弾発付勢手段6の弾発力を調整する弾発力調整機構18とを有している。具体的には、弾発力調整機構18は、一端に右ネジ他端に左ネジが切ってある操作筒19に上ネジ棒20と下ネジ棒21とが螺着されたターンバックルであり、上ネジ棒20のフック状の上端部は弾性枠体11の上端部に掛止され、下ネジ棒21の下端部は上方間隔保持部材4aに締結されている。
また、連繋部材13は下方間隔保持部材4bを介して第1下フレーム2a・第2下フレーム2bと連結されている。連繋部材13は、下方間隔保持部材4bに締結された上方連結部22と、基台部9に付設された下方連結部23とを、有する。上方連結部22の下端のリング状掛止部に、下方連結部23の上端のフック部が掛止されている。
図6は、本発明の電波吸収体の上部及び下部の要部断面側面図である。
図6に示すように、吊り具12に締結(固着)された上方間隔保持部材4aは、その前端部と後端部とに於て、第1上フレーム1a・第2上フレーム1bと係止されている。間隔保持部材4aの前端部と後端部にはそれぞれ略J字型の係止部27,27を有し、間隔保持部材4aの前端の係止部27と第1上フレーム1a(の後縁部)とが係合し、後端の係止部27と第2上フレーム1b(の前縁部)とが係合している。言い換えれば、上方間隔保持部材4aは、抵抗膜Aと反射膜Bとを所定間隔d(図4参照)に保持すると共に、第1上フレーム1a・第2上フレーム1bを吊り持ちする間隔保持吊り具である。
また、図6に示すように、連繋部材13に締結(固着)された下方間隔保持部材4bは、その前端部と後端部とに於て、第1下フレーム2a・第2下フレーム2bと係止されている。下方間隔保持部材4bの前端部と後端部には略倒立J字型の係止部28,28を有し、間隔保持部材4bの前端の係止部28と第1下フレーム2a(の後縁部)とが係合し、後端の係止部28と第2下フレーム2b(の前縁部)とが係合している。言い換えれば、下方間隔保持部材4bは、抵抗膜Aと反射膜Bとを所定間隔d(図4参照)に保持すると共に、第1下フレーム2a・第2下フレーム2bを基台部9(図3参照)に連繋する間隔保持連繋部材である。
図5に示すように、第1縦フレーム3aの側外片部16と、第2縦フレーム3bの側外片部16とは、互いに接近する方向に配設され、この前後の側外片部16,16は帯状の側方間隔保持部材4cにて連結されている。側方間隔保持部材4cは側外片部16に、ボルトとナット等の連結部材にて着脱自在に付設されている。
このように、上記間隔保持部材4は、抵抗膜A・反射膜Bの各々の上端縁を連結する上方間隔保持部材4aと、各々の下端縁を連結する下方間隔保持部材4bと、各々の左右端縁を連結する側方間隔保持部材4cを、2個ずつ合計6個設けられている。
次に、図7は本発明の第2実施形態の正面図であり、図8はその(左)側面図である。 この第2実施形態では、図8に示すように、2枚の抵抗膜A,Aと1枚の反射膜Bとを有する。抵抗膜A,Aは反射膜Bの表裏(前後)両側に配設されている。つまり、前方と後方から入射する電波を吸収するものである。
2枚の抵抗膜A,Aの上端縁には第1上フレーム1a・第3上フレーム1cが付着(接着)され、抵抗膜A,Aの下端縁には第1下フレーム2a・第3下フレーム2cが付着(接着)されている。第1上フレーム1a・第3上フレーム1cと第1下フレーム2a・第3下フレーム2cの各々の左右端部に、第1縦フレーム3a,3aと第3縦フレーム3c,3cの上端下端が当接乃至連結されており、これら第1縦フレーム3a,3aと第3縦フレーム3c,3cを側内方弯曲弓型に弾性変形して抵抗膜A,Aの左右端縁に取着している。なお、図7に於て、二点鎖線で示すのは、上記弾性変形前の第1縦フレーム3a,3aであり、実線で示す弾性変形後の第1縦フレーム3a,3aは説明のため実際より大きく弯曲させて描いている。
また、反射膜Bの上端縁には第2上フレーム1bが付着(接着)され、反射膜Bの下端縁には第2下フレーム2bが付着(接着)されている。そして、第2上フレーム1bと第2下フレーム2bの各々の左右端部に、一対の第2縦フレーム3b,3bの上端下端が当接乃至連結されており、これら第2縦フレーム3b,3bを側内方弯曲弓型に弾性変形して反射膜Bの左右端縁に取着している。
さらに、複数個の間隔保持部材4にて抵抗膜A,Aと反射膜Bとを所定間隔d1 ,d2 をもって平行状に保持しつつ、3本の各上フレーム1a,1b,1cと3本の各下フレーム2a,2b,2cとを支持基枠5に取り付けている。なお、所定間隔d1 とd2 は、前方と後方から同じ周波数の電波を吸収するように同じ間隔寸法であってもよく、また、前方と後方から異なる周波数の電波を吸収するように相違する間隔寸法であっても構わない。
また、各上フレーム1a,1b,1cと各下フレーム2a,2b,2cとが相対的に離れる方向に弾発付勢する上下方向の弾発付勢手段6を備えている。
支持基枠5は、床面等に設置される基台部24と、基台部24に立設された左右の支柱25,25とを、有する。また、支柱25,25の各上部には水平状の弾性フレーム部材26が橋絡状に付設されている。各上フレーム1a,1b,1cは吊り具12,12を介して弾性フレーム部材26に吊下げ保持され、各下フレーム2a,2b,2cは連繋部材13,13を介して基台部24に連結されている。
弾性フレーム部材26は、吊り持ちする抵抗膜A,Aや反射膜B等の荷重により多少下方へ弯曲弓型に弾性変形する。つまり、この弾性フレーム部材26が上記弾発付勢手段6であり、弾性フレーム部材26の復元弾発力にて、各上フレーム1a,1b,1cが上方へと引っ張られる(弾発付勢される)ようになっている。
また、吊り具12は弾発力調整機構18を有し、そのフック状の上端部が弾性フレーム部材26に掛止されている。吊り具12及び弾発力調整機構18の構成は、上記第1実施形態の場合と同様の構成であるので(図3参照)説明を省略する。
また、図9に示すように、吊り具12は上方間隔保持部材4aを介して各上フレーム1a,1b,1cを吊り持ちしている。上方間隔保持部材4aは、その前端部・中間部・後端部に各上フレーム1a,1b,1cと係合する係止部27,27,27を有している。
連繋部材13は下方間隔保持部材4bを介して各下フレーム2a,2b,2cと吊り持ちしている。下方間隔保持部材4bは、その前端部・中間部・後端部に各下フレーム2a,2b,2cと係合する係止部28,28,28を有する。また、この係止部27,28の構造は上記図6で説明したのと同様であるので説明を省略する。
また、図9と図11に示すように、各縦フレーム3a,3b,3cの各側外片部16には帯状の側方間隔保持部材4cにて連結されている。
この場合、各縦フレーム3a,3b,3cは磁性材であり、図10に示すように、各縦フレーム3a,3b,3cに磁着するマグネット帯状体8にて抵抗膜A・反射膜Bの各々の左右端縁を押圧しつつ各縦フレーム3a,3b,3cに取着している。即ち、縦フレーム3a,3b,3c自体を磁性材で作製しているので、上記第1実施形態で必要だった磁性金属テープ7を省略している。
なお、第2実施形態を示す図7〜図11に於て、上記第1実施形態との相違点以外は、図1〜図6と同一の符号は第1実施形態と同様の構成である。
図12で示すのは抵抗膜Aと反射膜Bの他の実施例であり、抵抗膜Aと反射膜Bのそれぞれに、難燃性を有する透明の保護膜10を被覆している。図例では、抵抗膜Aと反射膜Bを1枚ずつ配設した場合であり(図2又は図3参照)、保護膜10は、抵抗膜Aの前面と反射膜Bの後面に被覆されている。保護膜10の材質としては、ポリフッ化ビニル(PVF)等が挙げられ、その厚さ寸法は例えば50μmである。
また、反射膜Bを特定の周波数の電波を反射する周波数選択表面(FSS)を有するものとしても自由である。周波数選択表面(FSS)とは、誘電体基板上に多数個のアンテナ素子29を、例えば図13の(a)や(b)のように周期的に配列したものである。
本発明の電波吸収体は、抵抗層Aや反射層Bの縦・横の長さ寸法が数メートルの比較的大きいサイズの電波吸収体であり、設置場所としては、例えば、荷物に付いた電子タグ(RFID)を読取装置で読み取って仕分けするようなレイアウト(電波吸収体の設置場所)が流動的な場所が好ましい。
また、本発明の電波吸収体は設計変更自由であり、図1又は図7に於て、吊り具12をスプリング部材として各上フレーム1a,1b(,1c)を吊り持ちし、このスプリング部材の弾発付勢にて各上フレーム1a,1b(,1c)を上方へ引っ張るようにしてもよい。また、図7に於て、同様に吊り具12をスプリング部材にすれば、スプリング部材が弾発付勢手段6となるので、弾性フレーム部材26の代わりに剛性のフレーム部材を使用してもよい。
また、図1に於て、吊り具12を、弾性枠体11に吊り下げられたボルト部材(ネジ棒)と、そのボルトの下端部を上方間隔保持部材4aに締結するナット部材とし、ボルト部材の軸心方向に上方間隔保持部材4aとの締結位置を移動調整することによって弾性枠体11の弾発力を調整するようにしてもよい。
さらに、上記説明したような吊り具12を連繋部材13の代わりに各下フレーム2a,2bに取り付けても自由である。
また、間隔保持部材4が所定間隔dを調整可能な機構を有するものであってもよい。
上述した本発明の電波吸収体の使用方法(作用)について、図1〜図3に示す第1実施形態を例に説明する。
まず、本発明の電波吸収体を組み立てて作製する(図1・図2参照)。そして、抵抗膜Aを不要電波の入射方向に対面させて配置し、かつ、反射膜Bを不要電波から保護する電子機器に対面させて配置する。
この状態で、弾性枠体11が側面視弯曲弓型からストレート状に戻ろうとする復元弾発力により、各上フレーム1a,1bは上方に引っ張られる(弾発付勢される)。そして、各下フレーム2a,2bは連繋部材13を介して基台部9に固定されているので、抵抗膜Aと反射膜Bは上下方向に張られる。
また、側内方弯曲弓型に弾性変形させた左右の各縦フレーム3a,3bのストレート状に戻ろうとする復元弾発力により抵抗膜Aと反射膜Bは左右方向に張られる。
このように、抵抗膜Aと反射膜Bは、上下左右方向に張られることで弛みやしわができず、さらに、間隔保持部材4にて所定間隔dを保ち互いに平行状に設置されている。
各上下フレーム1a,1b,2a,2bに付与される上下方向の弾発力を強くする場合は、図3に示す弾発力調整機構(ターンバックル)18の操作筒19をその軸心周りに回転させ、上ネジ棒20と下ネジ棒21とが接近するように操作する。また、上下方向の弾発力を弱くする場合は、操作筒19を逆に回転させ、上ネジ棒20と下ネジ棒21とが離間するように操作する。
この電波吸収体を移設・運搬する場合について説明する。
まず、図3に示すように、弾性枠体11から吊り具12を取り外し、連繋部材13の下方連結部23から上方連結部22を取り外し、さらに、各上下フレーム1a,1b,2a,2bから上方間隔保持部材4aと下方間隔保持部材4bとを外す(図6参照)。
次に、各縦フレーム3a,3b(の磁性金属テープ7)に磁着しているマグネット帯状体8を取り去って、抵抗膜A・反射膜Bの各々の左右端縁から各縦フレーム3a,3bを取り外す。
そうすると、図14に示すように、抵抗膜Aと反射膜Bにはそれぞれ接着された第1上フレーム1a・第2上フレーム1bと第1下フレーム2a・第2下フレーム2bのみが残った状態となり、これを図のように端から巻いてコンパクトにする。そして、このようにコンパクトに巻いた抵抗膜Aと反射膜Bを、それぞれ運搬して移設し、また、上記取り外した第1縦フレーム3a・第2縦フレーム3bや基台部9等も運搬して移設する。そして、移設先で再度組み立てて電波吸収体を作製する。
以上のように、本発明の電波吸収体は、抵抗膜Aの上端縁に第1上フレーム1aを付着すると共に抵抗膜Aの下端縁に第1下フレーム2aを付着し、かつ、第1上フレーム1aと第1下フレーム2aの各々の端部に上端下端が当接乃至連結された第1縦フレーム3a,3aを側内方弯曲弓型に弾性変形して抵抗膜Aの左右端縁に取着し、反射膜Bの上端縁に第2上フレーム1bを付着すると共に反射膜Bの下端縁に第2下フレーム2bを付着し、かつ、第2上フレーム1bと第2下フレーム2bの各々の端部に上端下端が当接乃至連結された第2縦フレーム3b,3bを側内方弯曲弓型に弾性変形して反射膜Bの左右端縁に取着し、抵抗膜Aと反射膜Bとを所定間隔dをもって平行状に間隔保持部材4にて保持しつつ第1上フレーム1a・第2上フレーム1b・第1下フレーム2a・第2下フレーム2bを支持基枠5に取り付け、第1上フレーム1a・第2上フレーム1bと第1下フレーム2a・第2下フレーム2bとが相対的に離れる方向に弾発付勢する上下方向の弾発付勢手段6を備えたので、簡単な構造にて抵抗膜Aと反射膜Bとをしわがよらないように所定間隔dをもって平行状に設置することができる。
即ち、上下方向の弾発付勢手段6により、第1上フレーム1a・第2上フレーム1bと第1下フレーム2a・第2下フレーム2bとが相対的に離れる方向に弾発付勢されるので、抵抗膜Aと反射膜Bは上下方向に張られる。また、側内方弯曲弓型に弾性変形させた左右の第1縦フレーム3a・第2縦フレーム3bのストレート状に戻ろうとする復元弾発力により抵抗膜Aと反射膜Bは左右方向に張られる。このように、抵抗膜Aと反射膜Bは上下左右方向に張られるので弛みやしわができず、間隔保持部材4にて所定間隔dを保ち互いに平行状に設置することができる。
そして、抵抗膜Aと反射膜Bとが薄く比較的大きいサイズであっても、所定間隔dをもって平行状に設置されるので、良好なかつ安定した電波吸収特性を発揮することができる。
また、抵抗膜A・反射膜Bの左右端縁から第1縦フレーム3a・第2縦フレーム3bと間隔保持部材4とを取り外せば、図14に示すように、各上下フレーム1a,1b,2a,2bが付着した抵抗膜A・反射膜Bを巻いてコンパクトにすることができる。このように分解してコンパクトかつ軽量にすることで運搬・保管し易く、特に、本発明の電波吸収体を荷物に付いた電子タグ(RFID)を読取装置で読み取って仕分けするようなレイアウト(電波吸収体の設置場所)が流動的な場所に設置する場合であっても、簡単に移設することができる。また、抵抗膜A・反射膜Bを巻き取る際に、第1上フレーム1a・第2上フレーム1b又は第1下フレーム2a・第2下フレーム2bが巻取り軸となるので巻き取り易い。
また、第1縦フレーム3aと第2縦フレーム3bとに磁性金属テープ7を貼着し、磁性金属テープ7に磁着するマグネット帯状体8にて抵抗膜A・反射膜Bの左右端縁を押圧しつつ第1縦フレーム3a・第2縦フレーム3bに取着したので、簡易な構造にて抵抗膜A・反射膜Bの各々の左右端縁を第1縦フレーム3a・第2縦フレーム3bに着脱することができ、電波吸収体を簡単に分解・組立てすることができる。具体的には、抵抗膜A・反射膜Bの左右端縁から第1縦フレーム3a・第2縦フレーム3bと間隔保持部材4とを取り外せば、図14に示すように、各上下フレーム1a,1b,2a,2bが付着した抵抗膜A・反射膜Bを巻いてコンパクトにすることができる。このように分解してコンパクトかつ軽量にすることで運搬・保管し易く、特に、本発明の電波吸収体を荷物に付いた電子タグ(RFID)を読取装置で読み取って仕分けするようなレイアウト(電波吸収体の設置場所)が流動的な場所に設置する場合であっても、簡単に移設することができる。
また、第1縦フレーム3aと第2縦フレーム3bとが磁性材であり、第1縦フレーム3a・第2縦フレーム3bに磁着するマグネット帯状体8にて抵抗膜A・反射膜Bの左右端縁を押圧しつつ第1縦フレーム3a・第2縦フレーム3bに取着したので、簡易な構造にて抵抗膜A・反射膜Bの各々の左右端縁を第1縦フレーム3a・第2縦フレーム3bに着脱することができ、電波吸収体を簡単に分解・組立てすることができる。具体的には、抵抗膜A・反射膜Bの左右端縁から第1縦フレーム3a・第2縦フレーム3bと間隔保持部材4とを取り外せば、図14に示すように、各上下フレーム1a,1b,2a,2bが付着した抵抗膜A・反射膜Bを巻いてコンパクトにすることができる。このように分解してコンパクトかつ軽量にすることで運搬・保管し易く、特に、本発明の電波吸収体を荷物に付いた電子タグ(RFID)を読取装置で読み取って仕分けするようなレイアウト(電波吸収体の設置場所)が流動的な場所に設置する場合であっても、簡単に移設することができる。
また、間隔保持部材4が着脱自在に付設されているので、電波吸収体を簡単に分解・組立てすることができる。そして、分解してコンパクトかつ軽量にして運搬・保管し易く、特に、本発明の電波吸収体を荷物に付いた電子タグ(RFID)を読取装置で読み取って仕分けするようなレイアウト(電波吸収体の設置場所)が流動的な場所に設置する場合であっても、簡単に移設することができる。
また、2枚の抵抗膜A,Aの各々の上端縁に第1上フレーム1aと第3上フレーム1cを付着すると共に抵抗膜A,Aの各々の下端縁に第1下フレーム2aと第3下フレーム2cを付着し、かつ、第1上フレーム1a・第3上フレーム1cと第1下フレーム2a・第3下フレーム2cの各々の端部に上端下端が当接乃至連結された第1縦フレーム3a,3aと第3縦フレーム3c,3cを側内方弯曲弓型に弾性変形して抵抗膜A,Aの各々の左右端縁に取着し、反射膜Bの上端縁に第2上フレーム1bを付着すると共に反射膜Bの下端縁に第2下フレーム2bを付着し、かつ、第2上フレーム1bと第2下フレーム2bの各々の端部に上端下端が当接乃至連結された第2縦フレーム3b,3bを側内方弯曲弓型に弾性変形して反射膜Bの左右端縁に取着し、抵抗膜A,Aを反射膜Bの表裏両側に所定間隔d1 ,d2 をもって平行状に間隔保持部材4にて保持しつつ第1上フレーム1a・第2上フレーム1b・第3上フレーム1cと第1下フレーム2a・第2下フレーム2b・第3下フレーム2cとを支持基枠5に取り付け、第1上フレーム1a・第2上フレーム1b・第3上フレーム1cと第1下フレーム2a・第2下フレーム2b・第3下フレーム2cとが相対的に離れる方向に弾発付勢する上下方向の弾発付勢手段6を備えたので、簡単な構造にて抵抗膜A,Aと反射膜Bとをしわがよらないように所定間隔d1 ,d2 をもって平行状に設置することができる。
即ち、上下方向の弾発付勢手段6により、第1上フレーム1a・第2上フレーム1b・第3上フレーム1cと第1下フレーム2a・第2下フレーム2b・第3下フレーム2cとが相対的に離れる方向に弾発付勢されるので、抵抗膜A,Aと反射膜Bは上下方向に張られる。また、側内方弯曲弓型に弾性変形させた左右の各縦フレーム3a,3b,3cのストレート状に戻ろうとする復元弾発力により抵抗膜A,Aと反射膜Bは左右方向に張られる。このように、抵抗膜A,Aと反射膜Bは上下左右方向に張られるので弛みやしわができず、間隔保持部材4にて所定間隔d1 ,d2 を保ち互いに平行状に設置することができる。
そして、抵抗膜A,Aと反射膜Bとが薄く比較的大きいサイズであっても、所定間隔d1 ,d2 をもって平行状に設置されるので、良好なかつ安定した電波吸収特性を発揮することができる。さらに、この場合は、電波吸収体の前方及び後方から入射する不要電波を吸収することができる。
また、抵抗膜A・反射膜Bの左右端縁から各縦フレーム3a,3b,3cと間隔保持部材4とを取り外せば、図14に示すように、各上下フレーム1a,1b,2a,2bが付着した抵抗膜A・反射膜Bを巻いてコンパクトにすることができる。このように分解してコンパクトかつ軽量にすることで運搬・保管し易く、特に、本発明の電波吸収体を荷物に付いた電子タグ(RFID)を読取装置で読み取って仕分けするようなレイアウト(電波吸収体の設置場所)が流動的な場所に設置する場合であっても、簡単に移設することができる。また、抵抗膜A・反射膜Bを巻き取る際に、各上フレーム1a,1b,1c又は各下フレーム2a,2b,2cが巻取り軸となるので巻き取り易い。
本発明の第1実施形態を示す正面図である。 側面図である。 要部側面図である。 要部拡大断面図である。 要部平面図である。 要部断面側面図である。 第2実施形態を示す正面図である。 側面図である。 要部側面図である。 要部拡大断面図である。 要部平面図である。 抵抗膜と反射膜の別の実施例を示す要部拡大断面図である。 反射膜の実施例を示す要部正面図であって、(a)は他の実施例を示す要部正面図、(b)は別の実施例を示す要部正面図である。 本発明の使用方法の説明図である。
符号の説明
1a 第1上フレーム
1b 第2上フレーム
1c 第3上フレーム
2a 第1下フレーム
2b 第2下フレーム
2c 第3下フレーム
3a 第1縦フレーム
3b 第2縦フレーム
3c 第3縦フレーム
4 間隔保持部材
5 支持基枠
6 弾発付勢手段
7 磁性金属テープ
8 マグネット帯状体
A 抵抗膜
B 反射膜
d 所定間隔
1 所定間隔
2 所定間隔

Claims (5)

  1. 抵抗膜(A)の上端縁に第1上フレーム(1a)を付着すると共に該抵抗膜(A)の下端縁に第1下フレーム(2a)を付着し、かつ、上記第1上フレーム(1a)と上記第1下フレーム(2a)の各々の端部に上端下端が当接乃至連結された第1縦フレーム(3a)(3a)を側内方弯曲弓型に弾性変形して上記抵抗膜(A)の左右端縁に取着し、反射膜(B)の上端縁に第2上フレーム(1b)を付着すると共に該反射膜(B)の下端縁に第2下フレーム(2b)を付着し、かつ、上記第2上フレーム(1b)と上記第2下フレーム(2b)の各々の端部に上端下端が当接乃至連結された第2縦フレーム(3b)(3b)を側内方弯曲弓型に弾性変形して上記反射膜(B)の左右端縁に取着し、上記抵抗膜(A)と上記反射膜(B)とを所定間隔(d)をもって平行状に間隔保持部材(4)にて保持しつつ上記第1上フレーム(1a)・第2上フレーム(1b)・第1下フレーム(2a)・第2下フレーム(2b)を支持基枠(5)に取り付け、上記第1上フレーム(1a)・第2上フレーム(1b)と上記第1下フレーム(2a)・第2下フレーム(2b)とが相対的に離れる方向に弾発付勢する上下方向の弾発付勢手段(6)を備えたことを特徴とする電波吸収体。
  2. 上記第1縦フレーム(3a)と上記第2縦フレーム(3b)とに磁性金属テープ(7)を貼着し、該磁性金属テープ(7)に磁着するマグネット帯状体(8)にて上記抵抗膜(A)・反射膜(B)の左右端縁を押圧しつつ上記第1縦フレーム(3a)・第2縦フレーム(3b)に取着した請求項1記載の電波吸収体。
  3. 上記第1縦フレーム(3a)と上記第2縦フレーム(3b)とが磁性材であり、該第1縦フレーム(3a)・第2縦フレーム(3b)に磁着するマグネット帯状体(8)にて上記抵抗膜(A)・反射膜(B)の左右端縁を押圧しつつ上記第1縦フレーム(3a)・第2縦フレーム(3b)に取着した請求項1記載の電波吸収体。
  4. 上記間隔保持部材(4)が着脱自在に付設されている請求項1,2又は3記載の電波吸収体。
  5. 2枚の抵抗膜(A)(A)の各々の上端縁に第1上フレーム(1a)と第3上フレーム(1c)を付着すると共に該抵抗膜(A)(A)の各々の下端縁に第1下フレーム(2a)と第3下フレーム(2c)を付着し、かつ、上記第1上フレーム(1a)・第3上フレーム(1c)と上記第1下フレーム(2a)・第3下フレーム(2c)の各々の端部に上端下端が当接乃至連結された第1縦フレーム(3a)(3a)と第3縦フレーム(3c)(3c)を側内方弯曲弓型に弾性変形して上記抵抗膜(A)(A)の各々の左右端縁に取着し、反射膜(B)の上端縁に第2上フレーム(1b)を付着すると共に該反射膜(B)の下端縁に第2下フレーム(2b)を付着し、かつ、上記第2上フレーム(1b)と上記第2下フレーム(2b)の各々の端部に上端下端が当接乃至連結された第2縦フレーム(3b)(3b)を側内方弯曲弓型に弾性変形して上記反射膜(B)の左右端縁に取着し、上記抵抗膜(A)(A)を上記反射膜(B)の表裏両側に所定間隔(d1)(d2)をもって平行状に間隔保持部材(4)にて保持しつつ上記第1上フレーム(1a)・第2上フレーム(1b)・第3上フレーム(1c)と上記第1下フレーム(2a)・第2下フレーム(2b)・第3下フレーム(2c)とを支持基枠(5)に取り付け、上記第1上フレーム(1a)・第2上フレーム(1b)・第3上フレーム(1c)と上記第1下フレーム(2a)・第2下フレーム(2b)・第3下フレーム(2c)とが相対的に離れる方向に弾発付勢する上下方向の弾発付勢手段(6)を備えたことを特徴とする電波吸収体。
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