JP4755362B2 - ドアオープナー - Google Patents

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  • Mechanical Engineering (AREA)
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Description

【0001】
本発明は、キッチンシンクや冷蔵庫等のドアをタッチスイッチの操作で自動開放する電動式のドアオープナーに関する。
【0002】
【従来の技術】
キッチンシンクや貯蔵庫、例えば冷蔵庫における冷蔵室のドアは、冷蔵庫本体の前面において一端部がヒンジにより回動自在に支持されている回動式が汎用的で、特に一般家庭ではほとんどこのタイプが使用されている。このドアの内面周縁部には、閉じた状態で密封性を向上させるため、冷蔵庫本体の前面に吸着するマグネットを備えたガスケットが設けられている。このため、ドアを手動で開放させるにはある程度の操作力が必要となり、特に力の弱い子供や身体の不自由な人にとっては負担がかかる。
【0003】
こうした負担を軽減するため、モータを駆動源として、ギア機構と、ピニオンと、押出し棒を一体に有するラックを用い、モータの回転をウォームギアからギア機構を介してピニオン、ラックへと伝達し、押出し棒の直進運動に変換してドアを開放するようにしたドア開放ユニット。また、ソレノイドを駆動源とし、ソレノイドと一体になった押出し棒を突出させてドアを開放するようにしたドア開放ユニット等、電動式のドアオープナーが知られており、一部実用化もされている
【0004】
前記のモータを駆動源とした電動式のドアオープナーでは、ピニオンにカムが一体形成され、このカムに転接するレバーの回動によりオンオフされる原点スイッチによってモータが通電と断電を繰り返す。ドアの前面に設置されたタッチスイッチを入れるとモータが通電され、モータ軸に設けられたウォームギアの回転でギア機構を介して回転がピニオンに伝達される。ピニオンに噛合されたラックには押出し棒が一体形成され、所定のストロークで突出しドアが開放される構成となっている。押出し棒には突出方向とは逆方向に付勢された戻しばねが係止されており、押出し棒が最先端位置まで突出された後、ラックの歯部とピニオンとの噛合が外れ、元の退避位置まで瞬時に戻ることができる。
【0005】
また、前記のソレノイドを駆動源とした電動式のドアオープナーでは、ソレノイドのコイルが円筒状のボビン外周に巻回され、ボビンの内周に磁性体製のプランジャが軸方向に移動自在に挿通されている。このプランジャの一端部には非磁性体製の押出し棒が固着されている。ドアの前面に設置されたタッチスイッチを入れるとソレノイドが通電され、プランジャに係止されている戻しばねに抗してプランジャが吸引移動され、これに伴い押出し棒が所定のストロークだけ突出しドアが開放される。ソレノイドが断電されると戻しばねの復元力により押出し棒は元の退避位置まで瞬時に戻ることができる(例えば、特許文献1参照。)。
【0006】
【特許文献1】
特開2001−55863号公報(第3、4頁、第4、5図)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
前述した電動式のドアオープナーにおいて、ギア機構、ピニオン、ラックからなる構成のモータ式は、ユニットの部品点数も多く構造が複雑であり、押出し棒の動作速度を速くすることは難しく、ドア開放までに時間がかかるという問題があった。また、ソレノイド式は、動作速度は速いが、突出ストロークと突出力に制限がある。さらに、冷蔵庫には、ドアと冷蔵庫本体との間に、通常、半ドア防止機構としての自動閉鎖機構が設けられており、押出し棒でドアを開放する際、この自動閉鎖機構でドアが閉じる距離を超えるストロークまで突出させる必要がある。また、冷蔵庫がますます大型化する傾向にある状況において、ドア開放ユニットの突出ストロークと突出力を増大させるには電流容量を大きくする必要があり、小型化が難しいという問題があった。今後、高齢化社会を迎えるに当り、ドアの開放操作に力を必要とせず、また、両手がふさがってドアのノブを握ることができない状況でも、こうしたタッチスイッチを押すだけの操作で簡単に開放できるドアオープナーが望まれている。
【0008】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、冷蔵庫等、大型のドアであっても、ドア開閉ユニットの小型化が図れ、タッチスイッチの操作一つでドアを効率良く開放できるドアオープナーを提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
係る目的を達成すべく、本発明のうち請求項1に記載の発明は、ハウジングと、前記ハウジングに対して進退可能で突出によりドアを突き放すプッシャと、前記プッシャ内に収容されるスプリングと、減速機を介して前記スプリングを圧縮するモータとで構成されたドアオープナーにおいて、前記プッシャに、その突出速度を抑制する抑制手段を設けると共に、前記スプリングに圧縮力を蓄えさせ、このスプリングの復元力によって前記プッシャを突出させて前記ドアを開放する構成とした。
【0010】
このようにスプリングに圧縮力を蓄えさせ、このスプリングの復元力によってプッシャを突出させてドアを開放するようにしたので、プッシャがモータの駆動速度よりも速く突出し、ドアを勢い良く突き放すことができる。
【0011】
また、請求項2に記載の発明は、前記プッシャは環状空間を有し、前記環状空間内に前記スプリングが収容されている。
【0012】
また、請求項3に記載の発明は、前記スプリングは、自然長、あるいは自然長から僅かに圧縮された状態で挟持されていることにより、プッシャ6とドア10は僅かなすきまかゼロすきまに保たれている。
【0013】
また、請求項4に記載の発明のように、前記減速機と前記スプリングの間に、前記減速機により回転されるねじ軸と、このねじ軸に螺合され進退可能で、かつ回転不可なナットとを備え、このナットは前記プッシャに内挿されて、前記ねじ軸の回転で前記ナットが軸方向に移動することにより、前記スプリングを圧縮するようにすれば、モータの回転を滑りねじにより直線運動に変換するため、静寂で軽量コンパクトな上に、大きな突出ストロークのドアオープナーを提供することができる。また、モータ容量に応じてねじ軸のリード角を適宜設定すれば、プッシャの最適な突出力と突出速度を得ることができ、ドアオープナーの取り付け位置に制約を受けない。
【0014】
また、本発明のうち請求項5記載の発明は、一端部をヒンジによって回動可能に支持された回動式のドアを開放するドアオープナーにおいて、有底の円筒状ハウジングと、このハウジングに内挿され、進退可能で、かつ回転不可な有底のプッシャと、モータの駆動力により回転されるねじ軸と、このねじ軸に螺合され、前記プッシャに内挿されて、進退可能で、かつ回転不可なナットと、このナットの一端面と前記プッシャの底部とで形成される環状空間内に収容されたスプリングとを備え、前記プッシャに、その突出速度を抑制する抑制手段を設けると共に、前記ナットの他端面を前記プッシャに係止させることにより、前記モータの正逆回転で前記プッシャを進退させる構成とした。
【0015】
モータの回転を滑りねじにより直線運動に変換するため、静寂で軽量コンパクトな上に、大きな突出ストロークのドアオープナーを提供することができる。また、モータ容量に応じてねじ軸のリード角を適宜設定すれば、プッシャの最適な突出力と突出速度を得ることができ、ドアオープナーの取り付け位置に制約を受けない。
【0016】
また、請求項6に記載の発明は、前記ドアの開閉状態を検出するセンサからの信号により、前記モータの駆動を制御する制御器を設けたので、冷蔵庫内の照明の制御に使用されるプッシュボタンを流用させることができ、冷蔵庫内の照明と同時にモータが逆回転を始めてプッシャは瞬時に後退して、物を取出す際に邪魔になることはない。
【0017】
また、請求項7に記載の発明は、前記モータに流れる電流を検出するセンサからの信号により、前記モータの駆動を制御する制御器を設けても良い。これにより、モータを正回転させて開放動作中にドアが開放できない事態が生じても、直ちにモータを逆回転させ、ナットを後退させてプッシャを戻すことができ、モータに過負荷が生じない。
【0018】
また、請求項8に記載の発明のように、前記センサからの信号をワイヤレス通信により前記制御器に伝送するワイヤレス送受信器を設けたことにより、配線が不要となり、ドアオープナーの取り付けが容易となる。したがって、現行使用中の冷蔵庫等にドアオープナーを後付けすることも可能となる。
【0019】
また、請求項9に記載の発明のように、前記ナットを合成樹脂にて形成すれば、無潤滑であっても回転抵抗が小さく一段と静寂性が増す。
【0021】
また、請求項10に記載の発明のように、前記抑制手段として、ハウジングとプッシャとの摺動部に弾性部材を介在させると、プッシャが突出する際に摩擦力が発生する。こうすることでプッシャの突出速度を簡単な構成で抑制でき、適宜突出速度を調整することもできる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1(a)は、本発明に係る冷蔵庫のドアオープナーの縦断面図を示し、図1(b)は、断面I−I線の横断面図を示す。
【0023】
図1において、キッチンシンクや冷蔵庫等のドアにおけるドアオープナー1は、モータ2と、有底のハウジング3に収容され、モータ2の回転が減速機4を介して伝達されるねじ軸5と、このねじ軸5に螺合され、有底のプッシャ6に内挿されたナット7と、ナット7の一端面7aとプッシャ6の底部6aとで形成される環状空間内に収容されるスプリング8とを備えている。ねじ軸5の外周には螺旋状のねじ溝5aが形成され、ナット7の内周に形成されたねじ溝(図示せず)に摺接し、モータ2の回転がナット7の直線運動に変換される。ねじ軸5はSUS304等のステンレス鋼からなり、ナット7はポリイミド系やPTFE(ポリテトラフロロエチレン)系樹脂で、射出成形にて形成されている。こうした滑りねじ構造により、耐摩耗性、低摩擦性、および耐食性に優れている。
【0024】
ナット7の外周には二面取り7b、7bが形成され、プッシャ6の内周に形成された二面取り6b、6bに内嵌されている。こうしてナット7はプッシャ7に対して進退可能に、かつ回転不可に構成されている。また、プッシャ6の外周には二面取り6c、6cが形成され、ハウジング3の内周に形成された二面取り3a、3aに内嵌されている。こうしてプッシャ6はハウジング3に対して進退可能に、かつ回転不可に構成されている。
【0025】
プッシャ6の内周開口端には止め輪9が装着され、ナット7の他端面7cに係合されている。これによりナット7は軸方向の移動が阻止され、プッシャ6の開口端から脱落することはない。
【0026】
次にドアの開放ユニットとして、冷蔵庫のドアオープナーの動作説明を図1〜図4に基いて行う。図1(a)は冷蔵庫のドア10が閉まっている状態を示している。ナット7の他端面7cは止め輪9に係合し、この時、ナット7はモータ2に最も接近した位置にある。スプリング8はナット7の一端面7aとプッシャ6の底部6a間で、自然長か僅かに圧縮された状態で挟持されている。したがって、プッシャ6とドア10は僅かなすきまかゼロすきまに保たれている。ここで、11はドア10の開放を検出するドアセンサである。
【0027】
図2は図1と同様、冷蔵庫のドア10が閉まっている状態であるが、タッチスイッチ(図示せず)がオンされ、モータ2の通電によりねじ軸5が回転を始めた状態を示している。ねじ軸5の回転によりナット7が軸方向に移動し、ナット7と止め輪9との間にすきまが生じ、スプリング8が少し圧縮された状態である。しかしドア10を開放できる力には達しておらず、プッシャ6がドア10を押圧するだけに止まっている。
【0028】
図3は図2と同様、冷蔵庫のドア10が閉まっている状態であるが、さらにナット7が軸方向に移動し、スプリング8がさらに圧縮され、ドア10を開放できる力に達した状態を示している。これまではナット7の移動によりスプリング8に圧縮力を蓄えていたが、これ以降はナット7が少しでも移動すればスプリング8の復元力によってプッシャ6がナット7の移動速度よりも速く突出し、ドア10を突き放すことができる。
【0029】
図4はドア10が開放された状態を示しており、スプリング8の復元力によりナット7は止め輪9に係合する。ドア10が開放されたことはドアセンサ11で検出される。ドアセンサ11は冷蔵庫内の照明の制御に使用されるプッシュボタンとして兼用されており、冷蔵庫内の照明と同時にモータ2が逆回転を始める。これにより、ナット7はプッシャ6と一体になって逆方向に移動し、図1に示した初期位置に戻る。
【0030】
プッシャ6が最大に突出した状態の時、またドア10を開放するためにモータ2が正回転している最中にドア10が急に閉じられるような時、あるいはドア10が開放できないように外部から力が加わっているような状態の時、このような場合、スプリング8が圧縮されることでナット7には大きな衝撃力はかからず、プッシャ6のみが後退する。前述した状態の時、モータ2を正回転させて開放動作を行ってもドア10が開放できない場合は、一定の時間モータ2を正回転後、逆回転させてナット7を後退させ、プッシャ6を戻す動作を開始する。このようにモータ2の通電時間を管理してモータ2の正逆回転を制御することができるが、これ以外の方法については図5を用いて説明する。
【0031】
制御回路12は、トランジスタブリッジ回路で構成されたモータアンプ13とロジック回路14を備えている。タッチスイッチ15の信号がロジック回路14に入るとモータアンプ13を介してモータ2を正回転させる。ドア10が開放されるとドアセンサ11がそれを検出して信号がロジック回路14に入り、モータ2を逆回転させる。さらにこうした方法以外にハウジング3にはプッシャ6の前進端を検出するリミットセンサ16を設ければ、このリミットセンサ16がプッシャ6の前進端を検出し、その検出信号がロジック回路14に入りモータ2を逆回転させることもできる。また、プッシャ6の後退位置にリミットセンサ17を設ければ、その検出信号がロジック回路14に入りモータ2を停止させることもできる。
【0032】
さらに、ねじ軸5を駆動するモータ2の電流を検出し、その電流値が許容範囲を超えるた場合に、外力Fがドア10に加わっていると判断してモータ2を逆回転させ、ナット7を後退させて初期位置に戻すようにしても良い。ロジック回路14には、モータ2の通電時間の管理以外にドアセンサ11の信号、リミットセンサ16、17の信号、および電流の検出信号を入力することができる。これらの信号に基きモータ2の起動、停止、回転方向、回転時間等を制御することができる。
【0033】
図6は図4同様ドア10が開放された状態を示しているが、プッシャ6の突出速度を抑制する手段がハウジング18に装着されている点のみが異なる。その他の同一部位、同一部品には同一符号を付して詳細な説明を省略する。ハウジング18の開口端部にはOリング等の弾性部材19が装着されている。プッシャ6の突出時に、この弾性部材19によりプッシャ6に摩擦力が発生し、プッシャ6の突出速度が抑制される。ナット7の前進によりスプリング8が圧縮され、その復元力によってプッシャ6が突出してドア10を開放させる訳であるが、ドア10が一旦開放されてもプッシャ6が急激に突出しないようプッシャ6の突出速度をストローク量に合わせて適宜抑制することが安全性の面からも好ましい。また、必要に応じて弾性部材19を複数個装着しても良い。
【0034】
図7の実施の形態は、プッシャとナットの回り止め手段のみが異なる。その他の同一部位、同一部品には同一符号を付して詳細な説明を省略する。前述のプッシャ6の外周に形成された二面取り6c、6cに代え、プッシャ20の外周は円筒状に形成され、ハウジング21の円筒内周面に内嵌されている。その開口端部にはピン22が植設され、ハウジング21に形成されたスリット21aに係合している。このスリット21aの幅はピン22の外径よりも僅かに大きく、長手方向に形成され、プッシャ20が回転するのを防止すると共に、プッシャ20の突出量を規制する。
【0035】
また、ナット23の外周は円筒状に形成され、プッシャ20の円筒内周面に内嵌されている。その外周にはピン24が植設され、プッシャ20に形成されたスリット20aに係合している。このスリット20aの幅はピン24の外径よりも僅かに大きく、長手方向に形成され、ナット23が回転するのを防止すると共に、ナット23の移動量を規制する。
【0036】
図8は、プッシャとナットの回り止め手段の他の実施形態を示す。その他の同一部位、同一部品には同一符号を付して詳細な説明を省略する。ナット25の外周は円筒状に形成され、プッシャ26の円筒内周面に内嵌されている。その外周にはピン27が植設され、プッシャ26に形成されたスリット26a、ハウジング21に形成されたスリット21aに係合している。スリット26a、21aに係合するピン27一本によってナット25とプッシャ26が回転するのを防止すると共に、プッシャ26の突出量を規制する。
【0037】
図9はワイヤレス方式による制御回路を示す。タッチパネルユニット28にはタッチスイッチ15と、タッチスイッチ15からの信号を無線で送信する送信回路29とが内蔵されている。制御回路30にはタッチスイッチ15からの信号を受信する受信回路31と、受信した信号に基きモータ2の起動、停止、回転方向、回転時間等を制御するロジック回路14と、モータアンプ13とが内蔵されている。タッチスイッチ15が入ったことをワイヤレスで通信してモータ2が起動し、ドア開放動作を行う。
【0038】
送信回路29にはテレビ等で用いられている赤外線の発光素子が、受信回路31には赤外線の受光素子が付設されている。この赤外線信号以外には微小電波を用いる方式でも良い。こうしたワイヤレス通信方式を採用すれば、配線が不要となり、ドアオープナー1の取り付けが容易となる。したがって、現行使用中の冷蔵庫等にドアオープナー1を後付けすることも可能になる。
【0039】
以上、本発明の実施の形態について説明を行ったが、本発明はこうした実施の形態に何等限定されるものではなく、あくまで例示であって、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、さらに種々なる形態で実施し得ることは勿論のことであり、本発明の範囲は、特許請求の範囲の記載によって示され、さらに特許請求の範囲に記載の均等の意味、および範囲内のすべての変更を含む。
【0040】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明に係るドアオープナーは、以下に挙げるような格別な効果を奏する。
▲1▼スプリングに圧縮力を蓄えさせ、このスプリングの復元力によってプッシャを突出させてドアを開放するようにしたので、プッシャがモータの駆動速度よりも速く突出し、ドアを勢い良く突き放すことができる。
▲2▼モータの回転を滑りねじ機構により直線運動に変換するため、静寂で軽量コンパクトな上に、簡単な構成で大きな突出ストロークのドアオープナーを提供することができる。
▲3▼また、モータ容量に応じてねじ軸のリード角を適宜設定することにより、プッシャの最適な突出力と突出速度を得ることができる。したがって、冷蔵庫等の本体の前面において一端部がヒンジにより回動自在に支持されている回動式ドアにおいて、ドアのどの位置にこのドアオープナーを取り付けても良く、取り付け位置に制約を受けない。
▲4▼さらに、ドアを開放するためにモータが正回転している最中にドアが急に閉じられるような時、あるいはドアが開放できないように外部から力が加わっているような状態の時においても、スプリングが圧縮されることで直接減速機や滑りねじには大きな衝撃力はかからず耐久性が高いドアオープナーを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明に係るドアオープナーの縦断面図
(b)は(a)のI―I線の横断面図
【図2】本発明に係るドアオープナーの開放動作途中の状態を示す縦断面図
【図3】本発明に係るドア開放寸前のドアオープナーの状態を示す縦断面図
【図4】本発明に係るドア開放時のドアオープナーの状態を示す縦断面図
【図5】本発明に係るドアオープナーに外部から荷重がかかった時の制御に関する説明図
【図6】本発明に係るドアオープナーの他の実施形態を示す縦断面図
【図7】(a)は本発明に係るドアオープナーの他の実施形態を示す縦断面図
(b)は(a)のII―II線の横断面図
【図8】(a)は本発明に係るドアオープナーの他の実施形態を示す縦断面図
(b)は(a)のIII―III線の横断面図
【図9】本発明に係るドアオープナーのワイヤレス通信による制御に関する説明図
【符号の説明】
1・・・・・ドアオープナー
2・・・・・モータ
3・・・・・ハウジング
3a・・・・二面取り
4・・・・・減速機
5・・・・・ねじ軸
5a・・・・ねじ溝
6・・・・・プッシャ
6a・・・・底部
6b・・・・二面取り
6c・・・・二面取り
7・・・・・ナット
7a・・・・一端面
7b・・・・二面取り
7c・・・・他端面
8・・・・・スプリング
9・・・・・止め輪
10・・・・ドア
11・・・・ドアセンサ
12・・・・制御回路
13・・・・モータアンプ
14・・・・ロジック回路
15・・・・タッチスイッチ
16・・・・リミットセンサ
17・・・・リミットセンサ
18・・・・ハウジング
19・・・・弾性部材
20・・・・プッシャ
20a・・・スリット
21・・・・ハウジング
21a・・・スリット
22・・・・ピン
23・・・・ナット
24・・・・ピン
25・・・・ナット
26・・・・プッシャ
26a・・・スリット
27・・・・ピン
28・・・・タッチパネル
29・・・・送信回路
30・・・・制御回路
31・・・・受信回路

Claims (10)

  1. ハウジングと、前記ハウジングに対して進退可能で突出によりドアを突き放すプッシャと、前記プッシャ内に収容されるスプリングと、減速機を介して前記スプリングを圧縮するモータとで構成されたドアオープナーにおいて、
    前記プッシャに、その突出速度を抑制する抑制手段を設けると共に、前記スプリングに圧縮力を蓄えさせ、このスプリングの復元力によって前記プッシャを突出させて前記ドアを開放することを特徴とするドアオープナー。
  2. 前記プッシャは環状空間を有し、前記環状空間内に前記スプリングが収容されている請求項1に記載のドアオープナー。
  3. 前記スプリングは、自然長、あるいは自然長から僅かに圧縮された状態で挟持されている請求項1または2に記載のドアオープナー。
  4. 前記減速機と前記スプリングの間に、前記減速機により回転されるねじ軸と、このねじ軸に螺合され進退可能で、かつ回転不可なナットとを備え、このナットは前記プッシャに内挿されて、前記ねじ軸の回転で前記ナットが軸方向に移動することにより、前記スプリングを圧縮する請求項1乃至3いずれかに記載のドアオープナー。
  5. 一端部をヒンジによって回動可能に支持された回動式のドアを開放するドアオープナーにおいて、有底の円筒状ハウジングと、このハウジングに内挿され、進退可能で、かつ回転不可な有底のプッシャと、モータの駆動力により回転されるねじ軸と、このねじ軸に螺合され、前記プッシャに内挿されて、進退可能で、かつ回転不可なナットと、このナットの一端面と前記プッシャの底部とで形成される環状空間内に収容されたスプリングとを備え、前記プッシャに、その突出速度を抑制する抑制手段を設けると共に、前記ナットの他端面を前記プッシャに係止させることにより、前記モータの正逆回転で前記プッシャを進退させたことを特徴とするドアオープナー。
  6. 前記ドアの開閉状態を検出するセンサからの信号により、前記モータの駆動を制御する制御器を設けた請求項1乃至5いずれかに記載のドアオープナー。
  7. 前記モータに流れる電流を検出するセンサからの信号により、前記モータの駆動を制御する制御器を設けた請求項1乃至6いずれかに記載のドアオープナー。
  8. 前記センサからの信号をワイヤレス通信により前記制御器に伝送するワイヤレス送受信器を設けた請求項6または7に記載のドアオープナー。
  9. 前記ナットを合成樹脂にて形成した請求項5乃至8いずれかに記載のドアオープナー。
  10. 前記抑制手段が、前記ハウジングとプッシャとの摺動部に介在させた弾性部材である請求項1または5に記載のドアオープナー。
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