JP4755327B2 - オフセット輪転機の切替作業の半自動化装置 - Google Patents

オフセット輪転機の切替作業の半自動化装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、オフセット輪転機の切替作業の半自動化装置に関する。詳しくは、オペレータがスイッチを押すだけで各装置が自動的に順に動作するようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、オフセット輪転機においては、前のジョブから次のジョブに切換える場合、オペレータが各装置を操作して順に動作させていた為、時間がかかると共にオペレータに負担がかかるという問題があった。
即ち、前のジョブが終了した後、印刷ユニットを停止し、ゴム胴に対しブランケット洗浄を行い、その後、刷版の交換を行い、更に、旧ウェブ・ロールから新ウェブ・ロールの入替を行い、そして、次のジョブに備えるために、印刷の各種プリセット(例えば、新版の絵柄に応じた値にインキツボキーの開度、インキツボローラの回転量、湿し水の供給量の設定、折機の設定等)を順に行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来技術では、前のジョブから次のジョブに切換える場合、オペレータが各装置を操作して順に動作させていた為、時間がかかると共にオペレータに負担がかかるという問題があった。
本発明は、オペレータがイッチを3回押すだけで各装置が自動的に順に動作するようにすることにより、上記問題するを解決することを目的とする。
更に、オペレータの2回目のスイッチ操作前にオペレータがマニュアルで折機内の紙の搬送経路を変更し、オペレータの3回目のスイッチ操作前にオペレータが版交換ミス及び紙切れが無いことを目視で確認できるようにすることにより、少ない費用で出来るようにすることも目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
斯かる目的を達成する本発明のオフセット輪転機の切替作業の半自動化装置は、新ウェブ・ロールの帯状体を旧ウェブ・ロールの帯状体に貼付け、連続して帯状体を供給する帯状体連続供給手段と、版胴上に支持された刷版を交換する刷版交換手段と、次の印刷の折仕様に応じて折機の状態を切換える折機の折仕様切変え手段と、基準インキ膜厚分布までインキ量を減らすことができ、且つ、基準インキ膜厚分布に次の印刷に応じたインキ膜厚分布を重畳できるインキ供給手段とを備えたオフセット輪転機において、前の印刷より次の印刷に切換える為のスイッチを備え、オペレータの1回目のスイッチ操作による前記スイッチからの第1の信号に応じて前記インキ供給手段によりインキ量を基準インキ膜厚分布まで減少させると共に前記帯状体連続供給手段により前記ウェブ・ロールの紙継ぎを行った後、前記帯状体における前記紙継ぎされた継ぎ目を前記折機より排出し、その後、前記帯状体の送りを停止し、オペレータの2回目のスイッチ操作による前記スイッチからの第2の信号に応じて前記刷版交換手段と前記折機の折仕様切変え手段を動作させ、オペレータの3回目のスイッチ操作による前記スイッチからの第3の信号に応じて基準インキ膜厚分布に次の印刷に応じたインキ膜厚分布を重畳させるよう前記インキ供給装置を動作させることを特徴とする。
【0005】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施例に係るオフセット輪転機を図1に示す。
図1に示すオフセット輪転機は、3つのスイッチを押すことにより、前のジョブから次のジョブヘの切替えが自動的に行えるように、各装置を連続的に動作させるものであり、給紙装置100、複数の印刷ユニット200、乾燥機300、冷却装置400、ウェブ・パス装置500、ドラッグ装置600及び折機700等を備えるものである。
【0006】
給紙装置100は、図2に示すように、ロール状に巻かれた2つのウェブ・ロール101,102をターレットアーム104の両端に装着し、このターレットアーム104を中心軸103に旋回自在に取付け、一方のウェブ・ロール101からウェブ(印刷用紙)10が巻出されて終わりに近づくと、次のウェブ・ロール102からのウェブを連続して繋ぎ、次の印刷ユニット200へ送るものである。
各印刷ユニット200は、図3に示すように、水平に走行するウェブ10に対して、ゴム胴201,202、版胴203,204を上下対称に配置すると共に各ゴム胴201,202にブランケット洗浄装置205,206を設ける一方、版胴203,204に自動版交換装置(APC)207,208を設けたものである。
【0007】
上部の自動版交換装置207は、支持軸209を中心にしてガイドフレーム211を旋回自在に設けると共にアクチュエータ213により、待機位置から版交換位置まで図中破線で示すように移動させることができ、ガイドフレーム211には旧版又は新版を保持するホルダ215を設けたものである。
従って、ガイドフレーム211を版交換位置に移動した後、版胴203から旧版の係合を解除し、版胴203を逆回転させることにより、旧版をガイドフレーム211に沿って案内し、図示しないアクチュエータを伸縮して旧版を引き上げることができる。
その後、ガイドフレーム211にそって新版を版胴203に供給し、版胴203を正転させることにより、新版を版胴203に装着する。
【0008】
同様に、下部の自動版交換装置208は、支持軸210を中心にしてガイドフレーム212を旋回自在に設けると共にアクチュエータ214により、待機位置から版交換位置まで図中破線で示すように移動させることができ、ガイドフレーム212には旧版又は新版を保持するホルダ216を設けたものである。
従って、ガイドフレーム212を版交換位置に移動した後、版胴204から旧版の係合を解除し、版胴204を逆回転させることにより、旧版をガイドフレーム211に沿って降下させることができる。
その後、ガイドフレーム212にそって新版を版胴204に供給し、版胴204を正転させることにより、新版を版胴204に装着する。
更に、版胴203,204上の刷版に対しては、図4に示すようなインキ供給装置800が設けられている。
【0009】
このインキ供給装置800は、インキツボキー804−1〜804−nの開度調整によってインキツボ801内のインキ802をインキツボローラ803に供給し、このインキツボローラ803に供給されたインキをインキ移しローラ805の呼び出し動作によりインキローラ群806を介して刷版807へ供給する。また、このインキ供給と併行して、湿し水808を給水ローラ群809を介して刷版807へ供給するものである。
このインキ供給装置800において、刷版807を旧版から新版に交換する場合、この新版の絵柄に応じた値にインキツボキー804−1〜804−nの開度やインキツボローラ803の回転量、湿し水808の供給量などの本刷データが後述するようにプリセットされる。
ブランケット洗浄装置205,206は、ゴム胴201,202にブラシ又は布を接触させて、インキかす等の異物を除去する装置である。
【0010】
乾燥機300は、印刷ユニット200を通過して印刷されたウェブ10を加熱して乾燥させる装置である。
冷却装置400は、乾燥機300を通過した後のウェブ10を冷却させる装置である。
ウェブ・パス装置500は、ウェブ10の位置やテンションを制御するため、その方向を変更する装置である。
折機700は、乾燥冷却後のウェブ10を断裁し、折る装置である。
例えば、フォーマで幅方向に半折するフォーマ折りしたり、断裁胴で所定の長さに断裁したり、断裁された折丁を折胴で幅方向又は長さ方向に平行に折る平行折りをしたり、平行折された折丁をチョッパで直交方向へ半折する装置であり、断裁や折りの組み合わせに応じて種々の構造のものがある。
【0011】
また、給紙装置100と印刷ユニット200との間にはインフィードダンサー装置150が配置されると共に印刷ユニット200と乾燥機300との間には最終ユニットダンサー装置250が配置されている。
ダンサー装置150,250は、3つのロール間にウェブを巻き付けると共に中心のロールを上下させることにより、印刷ユニット200が正逆転した場合のウェブの弛みを取る装置である。
これらの装置200〜700は、図示していないが、駆動軸により連結されると共に印刷ユニット200に設けたメインモータにより駆動されるようになっており、また、印刷ユニット200と最終ユニットダンサー250の間に設けた原動クラッチのON/OFFにより切り離せられるようになっている。
【0012】
上記構成を有するオフセット輪転機において、ジョブの切替に際して、インキ膜厚調整、ウェブロールの入替、版替え、折仕様切替等を、図5、図6及び図9に示すフローチャートに従って、次のように動作させる半自動化装置が備えられている。また、そのときの、ウェブの速度のタイムチャートを図7に示す。
【0013】
(1)減速洗浄スイッチON
減速洗浄スイッチをONとすることにより、図5中に示す複数工程Aが連続かつ平行して自動的に処理される。
即ち、前のジョブが完了したら、ジョブの切替を行うため、図7に示すt1の時点でオペレータが減速洗浄スイッチをONとすることにより、先ず、ウェブの減速を開始する(ステップS1)。
次に、版胴203,204の回転速度がS1となる図7中のt2の時点でインキ移しローラ805の呼び出し動作を停止させ、インキローラ群6へのインキの供給を遮断する(ステップS2)。
このままの状態で減速しながら印刷を続行することによりインクリムービングを行い、インキローラ群806上のインキを消費し、そのインキ膜厚を徐々に薄くする。
【0014】
そして、版胴203,204の回転量がS2に達するt3点では、インキ着けローラが脱とされる(ステップS3)と同時に印刷胴であるゴム胴201,202、版胴203,204をOFFとし(ステップS4)、t2点から開始されたインキリムービングをt3点で終了する。
このインクリムービングでは、図8に示すように、t2点においてインキローラ群806に形成されている旧版の絵柄に応じたインキ膜厚分布Mbが除去され、t3点において上流から下流になるに従って薄くなる印刷中に必要とされる最低限のインキ膜厚分布Ma’が残される。
なお、図8において、Maは印刷中に必要とされる最低限のインキ膜厚であり、Mbはこのインキ膜厚Maに重畳された形となっている。
【0015】
その後、図7中のt4の時点で、給水ローラ群809中の給水着けローラを脱とする(ステップS5)。
そのため、t3点からの回転によってインキローラ群806上のインキ膜厚分布が平坦とされ、図8(a)に示されるような印刷中に必要とされる最低限のインキ膜厚Maとなる。
このように、インキローラ群806上のインキ膜厚分布が最低限のMaとなる結果、前のジョブにおける印刷の絵柄に影響を受けることなく、後述するように次のジョブにおける印刷の絵柄をプリセットすれば、次のジョブにおける印刷の絵柄の対応したインキ膜厚分布に速やかに到達することになる。
【0016】
そして、ウェブの速度が200rpmにまで減速したら、図7中のt5の時点で、ブランケット洗浄装置205,206により、ゴム胴201,202を洗浄する(ステップS6)。
その後、ブランケット洗浄が終了したら(ステップS7)、図7中のt6の時点でウェブの速度が8rpm程度の緩動回転を開始する(ステップS8)。
一方、ブランケット洗浄を開始すると同時に、給紙装置100におけるターレットアーム104を旋回させ(ステップT1)、次いで、新ウェブ・ロール102を所定の紙継位置へ待機させ(ステップT2)、更に、上記緩動回転開始後に旧ウェブ・ロール101から新ウェブ・ロール102への紙継ぎ(ペースト)を行う(ステップT3)。
このように、印刷ユニット200においてブランケット洗浄を実行している時間を活用して、給紙装置100における紙継ぎ動作を行うために、全体的な処理時間の短縮が可能となる。
【0017】
引き続き、紙継ぎが完了したのち、図7中のt7の時点でウェブの速度が200rpm程度の低速回転を開始する(ステップS9)。
低速回転では、緩動回転に比較し高速であるため、紙の継ぎ目を速やかに紙送りして、折機700より排出することができる。
その後、図7中のt8の時点で機械(印刷ユニット200のみ)を停止する(ステップS10)。
そして、オペレータが手動でドラッグ600装置及び折機700内の紙の経路、いわゆる紙パスを変更する(ステップS11)。
紙パス変更後、紙送りを行い、折機700内の断裁胴まで通過することを確認し(ステップS12)、機械を停止する(ステップS13)。
機械停止後、オペレータが紙の状態(断紙、破れ)を確認する。
【0018】
尚、ブランケット洗浄終了(ステップS7)〜機械停止(ステップS13)の間において、平行して本刷データプリセットを開始する(ステップU1)。
即ち、図示しないコンピュータのデータベースから、新刷版の絵柄に応じたインキツボキー804−1〜804−nの開度やインキツボローラ803の回転量、湿し水808の供給量などの本刷データを読み出し(ステップU2)、この読み出した本刷りデータをインキ供給装置800へ送信し(ステップU3)、インキ供給装置800の制御装置に開度等の本刷りデータをプリセットする(ステップU4)。
【0019】
この本刷データプリセットは、上下のインキ供給装置800毎に、また、各色毎に行うため、両面多色刷りの場合、合計8回行う必要がある。
このように、各種装置100〜700についてハードウェア的処理を実行する間に、本刷データプリセットというソフトウェア的処理を平行して行うため、全体的な処理作業が短縮する。
尚、本刷データプリセットは、ブランケット洗浄後(ステップS7)に開始し、次に述べる自動版交換が完了するまでに完了するのであれば、特に、機械停止(ステップS13)までの間に終了しなくても構わない。
【0020】
(2)版替え・折仕様切替えスイッチON
オペレータが版替え・折仕様切替えスイッチONとすると、図5中に示す複数工程Bが連続かつ平行して自動的に処理される。
この複数工程Bは、図9に示すように、自動版交換と折仕様切替とを平行して行うものである。
即ち、版替え・折仕様切替えスイッチをONとすると、輪転機を運転させ(ステップV1)、折機700の折胴が特定位置に来たら原動クラッチをOFFとする(ステップV2)。
原動クラッチをOFFとするのは、折機700では逆回転により不具合が生じるためである。
【0021】
即ち、次に述べるように印刷ユニット200で自動版交換を行うためにウェブを逆方向に送ると、断裁や折りを行う折機700では、咥胴や折胴から折丁が脱落するためである。
次に、最終ユニットダンサー250をONとして(ステップV3)、印刷ユニット200から乾燥機300へ送り出されるウェブを上下するロールに巻きかけて弛まないようにする。
その後、版胴203,204が版交換可能な特定位置に来たら、機械(印刷ユニット200のみ)を停止させる(ステップV4)。
そして、版胴203,204を逆回転するとともに、自動版交換装置207,208により版胴203,204から旧版を抜き取る(ステップV5)。
【0022】
版胴203,204の逆回転により、最終ユニットダンサー250のロールがもとの位置に復帰すると同時に(ステップV6)、インフィードダンサー装置150をONとして(ステップV7)、印刷ユニット200から給紙装置100へ逆送されるウェブが弛まないようにする。
引き続き、旧版の抜き取りが完了したら、機械(印刷ユニット200のみ)を停止させる(ステップV8)。
そして、機械(印刷ユニット200のみ)を正回転させ、版胴203,204に自動版交換装置207,208から新版を供給しセットする(ステップV9)。
更に、最終ユニットダンサー250をONとし(ステップV10)、印刷ユニット200から乾燥機300へ送り出されるウェブが弛まないようにすると共に、インフィードダンサー装置150のロールをもとの位置に復帰させる(ステップV11)。
【0023】
版胴203,204に対する新版のセットが完了したら、機械(印刷ユニット200のみ)を停止させる(ステップV12)。
一方、原動クラッチOFFした後に、折機ブレーキをONとし(ステップV13)、折仕様切替を平行して行う。
ここで、折仕様切替は、折胴・咥胴位相変更(ステップV14)とカム・ガイド切替(ステップV15)とからなる。
折胴・咥胴位相変更とは、平行1回折又は平行2回折に対応して、折胴の針とナイフに対する咥え胴の咥え板の位相を変更することを言い、例えば、特開昭63−282053号に示すように、歯車伝達機構により変更する例がある。
カム・ガイド切替とは、断裁胴、折胴、咥胴に設けられた咥え爪やナイフや針等の作動具の動作タイミングを切り換えるカム機構の位相を切り換えるカム切替と、平行1回折と平行2回折、デルタ折を切り換えるための案内機構のガイド切替との総称である。
【0024】
カム切替としては、図10に示すように、回動可能に支持されて外周面に突出部3a,3bを有するカムホルダ3と、カムホルダ3に取り付けられて所定形状の外周面を有する環状のカム4と、カム4の外周面上を転勤するカムフォロア15と、カムホルダ3の突出部3bに連結されて伸縮することにより当該カムホルダ3を回動させるリンクプレート8、レバー10、エアシリンダ13等と、エアシリンダ13の伸長に伴うカム4の一方側への回動を規制する第一ストッパ6と、エアシリンダ13の収縮に伴うカム4の他方側への回動を規制する第二ストッパ14と、第二ストッパ14で前記他方側への回動を規制されているカムホルダ3の突出部3aを第二ストッパ14で規制されている回動方向へ向けて付勢する第三ストッパ5とを備えてなるものがある(特願平10−301983号)。。
【0025】
ガイド切替としては、図11に示すように第1くわえ胴23と第2くわえ胴24とを、互いに周面を対接させて配列した折機の平行折装置において、前記第1くわえ胴23とこれと平行なローラ20a〜20d間にベルト21を掛けまわし、所定のローラ20dを移動させて前記ベルト21を平行一回折り時には第1くわえ胴23から第2くわえ胴24へくわえ替えするときに折丁先端を第1くわえ胴23から第2くわえ胴24へ案内する案内位置へと切り換え、逆に平行二回折りやデルタ折り時には第1くわえ胴23と第2くわえ胴24で平行折りするときに第2くわえ胴24から退避する退避位置に切り換えるようにしたものがある(特願平10−266166号)。
上記版替え及び折仕様切替が完了したら、原動クラッチをONとし(ステップV16)、ダンサー装置150,250を復帰させる(ステップV17)。
これにより、自動版交換及び折仕様切替が完了する。
【0026】
(3)自動運転スタートスイッチON
上述したように、自動版交換、折仕様切替及び本刷データプリセットが完了した後、オペレータが紙の状態を確認したのち、自動運転スタートスイッチONとすると、次のジョブに対する準備を行うべく、図6に示す複数工程Cが連続かつ平行して自動的に実行される。
即ち、図7に示すt9の時点で、自動運転スタートスイッチONとすることにより、本機速度を8rpm程度の緩動回転とし、乾燥機300の待機運転を開始する(ステップX1)と同時に折プリセットを開始する(ステップY1)。
【0027】
折プリセットとは、次のジョブに対応して、折機700における各制御軸の位置を調整することをいい、紙の折や紙の幅・質・厚みに応じて、フォーマ、チョッパ等の位置決めを行う事などを含む。
本実施例のように、折プリセットは、乾燥機300の待機運転と平行して行うが、前述した紙パス変更時において平行して実行してもよい。
引き続き、乾燥機700の昇温完了信号及び折機プリセット完了信号の両方が入力されると(ステップX2)、図7中のt10の時点で、ウェブの送り速度を昇速する(ステップX3)。
【0028】
その後、一定の回転数まで増速したら、給水ローラ809を着とし湿し水808を供給し(ステップX4)、印刷胴であるゴム胴201,202、版胴203,204を着とし(ステップX5)、インキ移しローラ805の呼出し動作を開始し(ステップX6)、プレインキングを開始する。
このプレインキングでは、新たなジョブに対応してインキ供給装置800にプリセットされた本刷データに従って、新版の絵柄に応じたインキツボキー804−1〜804−nの開度やインキツボローラ803の回転量、湿し水808の供給量が調整され、インキローラ群806に残されている印刷中に必要とされる最低限のインキ膜厚Maに対し(図8(a))、新版の絵柄に応じたインキ膜厚分布Mbが重畳されるものとなる(図8(b))。
そして、プレインキングが終了するとインキローラ群806を着とし(ステップX7)、所定の印刷速度に達すると増速を完了する。
【0029】
上述したように、本実施例においては、前のジョブから次のジョブに切換える場合、オペレータが3つのスイッチを順に押すだけで各装置100〜800が自動的に順に動作するため、総合的な作業時間の短縮が図れると共にオペレータの負担軽減となる。
即ち、1つめの減速洗浄スイッチを操作することにより、インキリムービング、ブランケット洗浄、ウェブ・ロールの入替・紙継ぎ、本刷データプリセットを行うことができ、しかも、ブランケット洗浄、ウェブ・ロールの入替・紙継ぎ、本刷データプリセットを平行して実行するために総合的な作業時間の短縮となる。
【0030】
また、2つめのAPC及び折仕様切替スイッチを操作することにより、自動版交換装置と折仕様自動切替を行うことができ、しかも、これら自動版交換装置と折仕様自動切替を平行して実行するために総合的な作業時間の短縮となる。
更に、3つめの自動運転スタートスイッチを操作することにより、乾燥機300の待機運転と折プリセットを行うことができ、しかも、これら乾燥機300の待機運転と折プリセットを平行して実行するために総合的な作業時間の短縮となる。
【0031】
特に、1つめの減速洗浄スイッチを操作してインキリムービング、ブランケット洗浄、本刷データプリセットが終了した後、2つめのAPC及び折仕様切替スイッチを操作する前にオペレータがマニュアルで折機700内の紙の搬送経路を変更することができ、また、2つめのAPC及び折仕様切替スイッチを操作して自動版交換装置と折仕様自動切替が終了した後、3つめの自動運転スタートスイッチを操作する前にオペレータが版交換ミス及び紙切れが無いことを目視で確認できるため、費用の削減にも大きく寄与するものである。
尚、上記実施例では、3つのスイッチを設け、順に押すことにより各装置を動作させるようにしているが、1つのスイッチのみを設け、そのスイッチを3回押すことにより、各装置を順に動作させるようにしてもよいことは、言うまでもない。
【0032】
【発明の効果】
以上、実施例に基づいて具体的に説明したように、本発明のオフセット輪転機の切替作業の半自動化装置では、前のジョブから次のジョブに切換える場合、オペレータがイッチを3回押すだけで各装置が自動的に順に動作するため、総合的な作業時間の短縮が図れると共にオペレータの負担軽減となる。
更に、オペレータの1回目のスイッチ操作により実行される複数の処理が終了した後、オペレータの2回目のスイッチ操作前にオペレータがマニュアルで折機内の紙の搬送経路を変更することができ、また、オペレータの2回目のスイッチ操作により実行される複数の処理が終了した後、オペレータの3回目のスイッチ操作前にオペレータが版交換ミス及び紙切れが無いことを目視で確認でき、費用の削減にも寄与するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るオフセット輪転機の全体外観図である。
【図2】給紙装置の説明図である。
【図3】印刷ユニットの断面図である。
【図4】インキ供給装置の説明図である。
【図5】減速洗浄スイッチONにより実行される複数の工程Aを示すフローチャートである。
【図6】自動運転スタートスイッチONにより実行される複数の工程Cを示すフローチャートである。
【図7】ウェブの送り速度を示すタイムチャートである。
【図8】インキ膜厚の説明図である。
【図9】版替え・折仕様切替えスイッチONにより実行される複数の工程Bを示すフローチャートである。
【図10】カム切替の説明図である。
【図11】ガイド切替の説明図である。
【符号の説明】
100 給紙装置
150 インフィードダンサー装置
200 印刷ユニット
207,208 自動版交換装置
250 最終ユニットダンサー装置
300 乾燥機
400 冷却装置
500 ウェブ・パス装置
600 ドラッグ装置
700 折機
800 インキ供給装置

Claims (1)

  1. 新ウェブ・ロールの帯状体を旧ウェブ・ロールの帯状体に貼付け、連続して帯状体を供給する帯状体連続供給手段と、版胴上に支持された刷版を交換する刷版交換手段と、次の印刷の折仕様に応じて折機の状態を切換える折機の折仕様切変え手段と、基準インキ膜厚分布までインキ量を減らすことができ、且つ、基準インキ膜厚分布に次の印刷に応じたインキ膜厚分布を重畳できるインキ供給手段とを備えたオフセット輪転機において、前の印刷より次の印刷に切換える為のスイッチを備え、オペレータの1回目のスイッチ操作による前記スイッチからの第1の信号に応じて前記インキ供給手段によりインキ量を基準インキ膜厚分布まで減少させると共に前記帯状体連続供給手段により前記ウェブ・ロールの紙継ぎを行った後、前記帯状体における前記紙継ぎされた継ぎ目を前記折機より排出し、その後、前記帯状体の送りを停止し、オペレータの2回目のスイッチ操作による前記スイッチからの第2の信号に応じて前記刷版交換手段と前記折機の折仕様切変え手段を動作させ、オペレータの3回目のスイッチ操作による前記スイッチからの第3の信号に応じて基準インキ膜厚分布に次の印刷に応じたインキ膜厚分布を重畳させるよう前記インキ供給装置を動作させることを特徴とするオフセット輪転機の切替作業の半自動化装置。
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