JP4754683B2 - 無線アクセスシステムおよび無線アクセス方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、基地局(BSE:Base Station Equipment)と複数の加入者局(CPE:Customer Premises Equipment)との間で、基地局が割り当てたタイムスロットを使用してデータ送受信を行う無線アクセスシステムおよび無線アクセス方法に関し、特に、データのサービスクラスに対応させてタイムスロットなどの無線リソースを割り当ててデータ送受信を行う無線アクセスシステムおよび無線アクセス方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図12は、無線アクセスシステムの全体構成を示すブロック図である。図12において、基地局(BSE)103と各加入者局(CPE)102(102a〜102c)との間は、無線回線によって接続される。各端末装置101(101a〜101c)は、それぞれ対応する加入者局102に接続される。一方、基地局103は、公衆網などのネットワーク104に接続される。
【0003】
基地局103は、収容する加入者局102との間に張られる回線リソースを管理し、加入者局102からの回線設定の要求および加入者局102に対する回線設定の要求に基づいて回線の設定を行う。この回線リソースは、時間分割され、複数のタイムスロットによって構成されるフレーム周期で回線設定がなされる。
【0004】
図13は、図12に示した無線アクセスシステムに用いられる無線回線のフレーム構成の一例を示す図である。図13に示したフレーム構成は、文献1(川端、他、“加入者系無線アクセスシステムにおけるスロット割当特性の検討”、信学技報、RCS2000-78)に示されているものである。図13に示したフレームでは、複数のタイムスロットに各種のチャネルが割り当てられている。
【0005】
図13において、加入者局102が基地局103に対して回線の設定または解放などの要求を行う場合には上り制御回線を用い、基地局103が加入者局102に対して回線の設定または解放などの指示を行う場合には、下り制御回線が用いられる。下り通信回線および上り通信回線は、必要に応じて各加入者局102に割り当てられ、基地局103と加入者局102との間でデータ通信を行う際に用いられる。
【0006】
図13では、上り回線と下り回線とが時分割復信方式(TDD:Time Division Duplex)によって多重化されており、下り回線は、時分割多重方式(TDM:Time Division Multiplex)、上り制御回線としてランダムアクセス方式(S-ALOHA:Slotted ALOHA)を用いた要求時割当−時分割多元接続方式(DA-TDMA:Demmand Assign - Time Division Multiple Access)を用いている。
【0007】
上り制御回線/通信回線では、先頭スロット107と後続スロット108とからなる上りバースト105が送信される。下り制御回線/通信回線では、先頭スロット107と後続スロット108とからなる下りバースト106が送信される。先頭スロット107は、バーストの間隔を開けるためのガードタイム、受信および復調のための同期シンボルおよび基地局103と加入者局102と間で制御情報をやりとりするための制御回線からなる。後続スロット108は、スロットの大きさに区切られた送信データがペイロードとして挿入される。基地局103と加入者局102と間には、固定的な制御回線はなく、基本的には、制御回線が通信回線に相乗り(ピギーバック:PiggyBack)する形で確保される。
【0008】
図14は、図12に示した基地局103と加入者局102との間におけるスロット割当機能を示す機能ブロック図である。図14において、基地局103は、下りタイムスロットおよび上りタイムスロットを割り当てる割当処理部111、図示しない保持部に保持され、割当処理部111が割当処理を行う際に用いる予め設定される品質制御情報112、各加入者局102a〜102cに対する下り送信用のバッファおよび上り再組立用のバッファを有したバッファ113(113a〜113c)、割当処理部111の割当結果をもとにバッファ113に蓄積されたデータの入出力制御を行う入出力制御部117を有する。
【0009】
一方、各加入者局102は、各加入者局102a〜102cの上りタイムスロット割当の処理を行う割当処理部121(121a〜121c)、各加入者局102の上り送信用のバッファおよび下り再組立用のバッファを有したバッファ123(123a〜123c)、割当処理部121の割当結果をもとにバッファ123に蓄積されたデータの入出力制御を行う入出力制御部122(122a〜122c)を有する。
【0010】
基地局103の割当処理部111は、バッファ113内の下り送信用のバッファに蓄積されたデータ量(Ad(i),i=0〜CPEの登録数)に基づき、タイムスロットの割当を行い、この割当結果をもとに入出力制御部117を制御して下りのデータ通信を行わせる。一方、加入者局102の割当処理部121は、バッファ123内の上り送信用のバッファに蓄積されたデータ量を基地局103の割当処理部111に通知し、基地局103の割当処理部111は、報告されたデータ量(Au(i),i=0〜CPEの登録数)に基づいてタイムスロットの割当を行い、割当結果を加入者局102の割当処理部121に通知する。加入者局102の割当処理部121は、入出力制御部122を制御することによって上りのデータ通信を行わせる。
【0011】
ここで、図15および図16に示したフローチャートをもとに、下りのタイムスロット割当処理手順および上りのタイムスロット割当処理手順について説明する。
【0012】
図15において、まず、割当処理部111は、バッファ113から各加入者局102向けの下り送信用のバッファに滞留しているデータ量Ad(i)と、フレームあたりの下り割当制限量Xd(i)とを取得する(ステップS801)。その後、各加入者(i番目の加入者局)毎に(ステップS802)、送信すべきデータがあり(Ad(i)>0)、かつ、下り回線に空きスロットがある場合(ステップS803,Yes)、下り割当制限量Xd(i)を上限とし、滞留したデータ量Ad(i)に基づいて割当セル数Dd(i)を計算し(ステップS804)、i番目の加入者局にDd(i)セルからなるバーストを割り当てる処理(ステップS805)を繰り返す。これによって、下りのタイムスロットの割当処理がなされる。
【0013】
また、割当処理部111は、割当処理部121から通知され、バッファ123内の上り送信用のバッファに滞留しているデータ量Au(i)と、フレームあたりの上り割当制限量Xu(i)とを取得する(ステップS901)。その後、各加入者(i番目の加入者)毎に(ステップS902)、送信すべきデータがあり(Au(i)>0)、かつ、上り回線に空きスロットがある場合(ステップS903,Yes)、上り割当制限量Xu(i)を上限とし、上り回線スロット数Mを、滞留したデータ量Au(i)に比例分配することによって割当セル数Du(i)を計算し(ステップS904)、i番目の加入者局にDu(i)セルからなるバーストを割り当てる処理(ステップS905)を繰り返す。これによって、上りタイムスロットの割当処理がなされ、この割当結果が各加入者局102の割当処理部121に通知される。
【0014】
近年、インターネットの通信内容は、ファイル転送、電子メールといった従来のサービスから音声、動画像などのリアルタイム性が要求されるサービスまで多様化している。このようなマルチメディアのトラフィックを伝送する無線通信システムの目標として、場所や移動性の制約なしにシームレスに通信できること、無線リソースの効率的な利用、通信の品質制御などがある。
【0015】
たとえば、文献2(斉藤、他、“優先制御を用いたワイヤレスアクセス通信品質制御方法の検討”、信学技報、RCS2000-10)では、通信品質を、ベストエフォートクラス、エクセレントエフォートクラス、最小帯域幅保証クラス、最大遅延時間保証クラスに分けて、それぞれに適した無線アクセス制御方式を提案している。
【0016】
また、文献3(杉谷、他、“IP対応ミリ波高速無線LANプロトタイプにおけるアクセス制御方式”、信学技報、RCS99-89)では、無線アクセス制御方式として同期転送モードと非同期転送モードを用意することによって、通信品質を制御するとともに、データフローの発生時に無線区間のコネクションを設定することによって、無線リソースの有効利用を図っている。
【0017】
さらに、文献4(井上、他、“メディア統合型無線アクセスにおけるメッセージリソース割当手法”、信学論、B-II Vol.J80-B-II No.8 pp.641-653,1997)では、ベストエフォートクラスの無線リソース割当て方法として、均等に割り当てる方法と、独占的に割り当てる方法とについて比較検討している。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、インターネットで主に使用されるプロトコルとしては、TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)とUDP(User Datagram Protocol)とがある。TCP/IPは、End-to-Endでフロー制御が行われるため、無線アクセスシステムにおいて伝送帯域が不足した場合、伝送レートが落ちる。これに対して、UDPは、フロー制御を行わないため、無線アクセスシステムにおいて、伝送帯域が不足した場合にもデータグラムを送り続け、無線アクセスシステムのバッファを溢れさせる可能性がある。
【0019】
無線アクセスシステムにおいて、TCP/IPとUDPとで使用するバッファを分けていない場合、過大なUDPのトラフィックによってバッファが溢れた場合に、TCP/IPのデータまで溢れてしまうという問題点があった。UDPは、送達の保証を行わないため、バッファが溢れた場合、データが廃棄されるだけで済む場合があるが、TCP/IPではデータが廃棄されると再送が必要となり、バッファ溢れの影響は深刻である。
【0020】
一方、オーディオやビデオ会議用のITU標準であるH.323やIETF(Internet Engineering Task Force)の仕様であるRTP(Real-time Transport Protocol)やRSVP(Resource reSerVation Protocol)を用いて、ネットワークの品質保証する場合には、無線アクセスシステムでも品質を保証する必要がある。この場合、品質保証すべきデータを蓄積するバッファを分けないと、このデータの品質保証ができないという問題点があった。
【0021】
帯域保証を要しないデータについて、他の加入者と比較して優先的な伝送を希望する加入者がいる場合、加入者の希望する優先帯域に応じて、無線リソースを割り当てる方法が必要となる。
【0022】
また、サービスクラスに応じてバッファを分け、全てのバッファの情報を用いて割当を行う場合、割当処理部と各バッファとの間でやりとりする情報が多くなるとともに、割当処理部の処理が複雑になってしまうという問題点があった。
【0023】
さらに、サービスクラスに応じてバッファを分け、全てのサービスクラスに対して個別に無線帯域を割り当てる場合、割当処理を個別に行う必要があるとともに、割当処理手段が入出力制御手段に設定する情報が多くなるという問題点があった。
【0024】
この発明は上記に鑑みてなされたもので、データのサービスクラスに対応して、タイムスロットなどの無線リソースを割当を適切に行うことができる無線アクセスシステムおよび無線アクセス方法を得ることを目的とする。
【0025】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、この発明にかかる無線アクセスシステムは、複数のタイムスロットからなるフレームを周期として、基地局と複数の加入者局との間で基地局が割り当てたタイムスロットを使用してデータ送受信を行う無線アクセスシステムにおいて、前記基地局は、各加入者局宛のデータを複数のデータ種別毎に分類して蓄積する複数の下り送信バッファと、前記複数の下り送信バッファのうちの特定のデータ種別の下り送信バッファを除いた下り送信バッファのそれぞれに蓄積したデータの合計量である下り合計データ量をもとに下りタイムスロットを割り当てる下り回線スロット割当手段と、前記下り回線スロット割当手段による下りタイムスロットの割当結果をもとに前記下り送信バッファに蓄積されたデータの入出力処理を行う基地局入出力制御手段と、前記各加入者局から通知された上り合計データ量をもとに上りタイムスロットを割り当て、該割当結果を各加入者局に通知する上り回線スロット割当手段とを備え、各加入者局は、基地局宛のデータを前記複数のデータ種別毎に分類して蓄積する複数の上り送信バッファと、前記複数の上り送信バッファのうちの特定のデータ種別の上り送信バッファを除いた上り送信バッファのそれぞれに蓄積したデータの合計量である前記上り合計データ量を前記基地局に通知する加入者局スロット割当手段と、前記基地局から通知される割当結果をもとに前記上り送信バッファに蓄積されたデータの入出力処理を行う加入者局入出力制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0026】
この発明によれば、前記基地局において、下り回線スロット割当手段が、各加入者局宛のデータを複数のデータ種別毎に分類して蓄積する複数の下り送信バッファのうちの特定のデータ種別の下り送信バッファを除いた下り送信バッファのそれぞれに蓄積したデータの合計量である下り合計データ量をもとに下りタイムスロットを割り当て、基地局入出力制御手段が、前記下り回線スロット割当手段による下りタイムスロットの割当結果をもとに前記下り送信バッファに蓄積されたデータの入出力処理を行い、各加入者局において、加入者局スロット割当手段が、基地局宛のデータを前記複数のデータ種別毎に分類して蓄積する複数の上り送信バッファのうちの特定のデータ種別の上り送信バッファを除いた上り送信バッファのそれぞれに蓄積したデータの合計量である前記上り合計データ量を前記基地局に通知し、基地局の上り回線スロット割当手段が、前記各加入者局から通知された上り合計データ量をもとに上りタイムスロットを割り当て、該割当結果を各加入者局に通知し、各加入者局の加入者局入出力手段が、前記基地局から通知される割当結果をもとに前記上り送信バッファに蓄積されたデータの入出力処理を行い、複数の下り送信バッファおよび複数の上り送信バッファを有しながら、各複数の下り送信バッファおよび複数の上り送信バッファの合計データ量を用いて下りおよび上りのタイムスロットを割り当てるようにしている。
【0027】
つぎの発明にかかる無線アクセスシステムは、上記の発明において、前記複数の下り送信バッファおよび複数の上り送信バッファは、少なくともデータの送達確認あるいはフロー制御を行わないプロトコルのデータ種別のデータを蓄積する第1の送信バッファと、前記プロトコル以外のデータ種別のデータを蓄積する第2の送信バッファとを備えたことを特徴とする。
【0028】
この発明によれば、前記複数の下り送信バッファおよび複数の上り送信バッファは、第1の送信バッファと第2の送信バッファとを有し、第1の送信バッファは、少なくともデータの送達確認あるいはフロー制御を行わないプロトコルのデータ種別のデータを蓄積し、第2の送信バッファは、前記プロトコル以外のデータ種別のデータを蓄積するようにし、送達確認あるいはフロー制御を行わないプロトコルのデータがトラフィックによって第1の送信バッファが溢れたとしても、第2の送信バッファには影響を与えないようにしている。
【0029】
つぎの発明にかかる無線アクセスシステムは、上記の発明において、前記基地局および前記各加入者局は、加入者毎に設定され、優先的に割り当てられるタイムスロット数量を示す優先割当量と各加入者に割り当てられる上限のタイムスロット数量を示す割当制限量とを保持する保持手段を有し、前記下り回線スロット割当手段および上り回線スロット割当手段は、各加入者毎に、前記優先割当量を上限として前記下り合計データ量あるいは前記上り合計データ量に対応する下りタイムスロット数あるいは上りタイムスロット数を割り当てた後、前記割当制限量を上限として残余の下り合計データ量あるいは残余の上り合計データ量をもとに残余の下りタイムスロット数あるいは残余の上りタイムスロット数を割り当てることを特徴とする。
【0030】
この発明によれば、前記下り回線スロット割当手段および上り回線スロット割当手段は、各加入者毎に、前記優先割当量を上限として前記下り合計データ量あるいは前記上り合計データ量に対応する下りタイムスロット数あるいは上りタイムスロット数を割り当てた後、前記割当制限量を上限として残余の下り合計データ量あるいは残余の上り合計データ量をもとに残余の下りタイムスロット数あるいは残余の上りタイムスロット数を割り当てるようにしている。
【0031】
つぎの発明にかかる無線アクセスシステムは、上記の発明において、前記複数の下り送信バッファおよび前記複数の上り送信バッファは、データの品質保証を要する第1のプロトコルのデータを蓄積する第1の送信バッファと、データの送達確認を行わない第2のプロトコルのデータを蓄積する第2の送信バッファと、前記第1および前記第2のプロトコル以外の第3のプロトコルのデータを蓄積する第3の送信バッファとを備え、送信するデータのデータ種別を分類することを特徴とする。
【0032】
この発明によれば、前記複数の下り送信バッファおよび前記複数の上り送信バッファ内の第1の送信バッファが、データの品質保証を要する第1のプロトコルのデータを蓄積し、第2の送信バッファが、データの送達確認を行わない第2のプロトコルのデータを蓄積し、第3の送信バッファが、前記第1および前記第2のプロトコル以外の第3のプロトコルのデータを蓄積するようにしている。
【0033】
つぎの発明にかかる無線アクセスシステムは、上記の発明において、前記基地局および前記各加入者局は、加入者毎に設定され、品質保証を要するデータに割り当てられるタイムスロット数量を示す保証割当量と優先的に割り当てられるタイムスロット数量を示す優先割当量と各加入者に割り当てられる上限のタイムスロット数量を示す割当制限量とを保持する保持手段を有し、前記下り回線スロット割当手段および上り回線スロット割当手段は、各加入者毎に、前記保証割当量を割り当てた後、前記優先割当量を上限として下り合計データ量あるいは上り合計データ量をもとに残余の下りタイムスロット数あるいは残余の上りタイムスロット数を割り当て、その後、前記割当制限量を上限として残余の下り合計データ量あるいは残余の上り合計データ量をもとに残余の下りタイムスロット数あるいは残余の上りタイムスロット数を割り当てることを特徴とする。
【0034】
この発明によれば、前記下り回線スロット割当手段および上り回線スロット割当手段は、各加入者毎に、前記保証割当量を割り当てた後、前記優先割当量を上限として下り合計データ量あるいは上り合計データ量をもとに残余の下りタイムスロット数あるいは残余の上りタイムスロット数を割り当て、その後、前記割当制限量を上限として残余の下り合計データ量あるいは残余の上り合計データ量をもとに残余の下りタイムスロット数あるいは残余の上りタイムスロット数を割り当てるようにしている。
【0035】
つぎの発明にかかる無線アクセスシステムは、上記の発明において、前記基地局入出力制御手段および前記加入者局入出力制御手段は、品質保証を要するデータ送信用に割り当てた保証用のタイムスロットには前記第1の送信バッファから取り出したデータを出力し、前記保証用のタイムスロット以外のタイムスロットには前記第2の送信バッファから取り出したデータと前記第3の送信バッファから取り出したデータとを交互に出力することを特徴とする。
【0036】
この発明によれば、前記基地局入出力制御手段および前記加入者局入出力制御手段は、品質保証を要するデータ送信用に割り当てた保証用のタイムスロットには前記第1の送信バッファから取り出したデータを出力し、前記保証用のタイムスロット以外のタイムスロットには前記第2の送信バッファから取り出したデータと前記第3の送信バッファから取り出したデータとを交互に出力するようにしている。
【0037】
つぎの発明にかかる無線アクセスシステムは、上記の発明において、前記基地局入出力制御手段および前記加入者局入出力制御手段は、品質保証を要するデータ送信用に割り当てた保証用のタイムスロットには前記第1の送信バッファから取り出したデータを出力し、前記第1の送信バッファにデータが蓄積していない場合、前記保証用のタイムスロットおよび前記保証用のタイムスロット以外のタイムスロットには前記第2の送信バッファから取り出したデータと前記第3の送信バッファから取り出したデータとを交互に出力することを特徴とする。
【0038】
この発明によれば、前記基地局入出力制御手段および前記加入者局入出力制御手段は、品質保証を要するデータ送信用に割り当てた保証用のタイムスロットには前記第1の送信バッファから取り出したデータを出力し、前記第1の送信バッファにデータが蓄積していない場合、前記保証用のタイムスロットおよび前記保証用のタイムスロット以外のタイムスロットには前記第2の送信バッファから取り出したデータと前記第3の送信バッファから取り出したデータとを交互に出力するようにしている。
【0039】
つぎの発明にかかる無線アクセスシステムは、上記の発明において、前記基地局入出力制御手段および前記加入者局入出力制御手段は、前記複数の下り送信バッファおよび前記複数の上り送信バッファが分類するデータ種別の区分を示す区分データを送信データに付加するとともに、受信データに付加された区分データのデータ種別毎にデータの再組立を行うことを特徴とする。
【0040】
この発明によれば、前記基地局入出力制御手段および前記加入者局入出力制御手段が、前記複数の下り送信バッファおよび前記複数の上り送信バッファが分類するデータ種別の区分を示す区分データを送信データに付加するとともに、受信データに付加された区分データのデータ種別毎にデータの再組立を行うようにしている。
【0041】
つぎの発明にかかる無線アクセス方法は、複数のタイムスロットからなるフレームを周期として、基地局と複数の加入者局との間で基地局が割り当てたタイムスロットを使用してデータ送受信を行う無線アクセス方法において、各加入者局宛のデータを複数のデータ種別毎に分類して蓄積する複数の下り送信バッファのうちの特定のデータ種別の下り送信バッファを除いた下り送信バッファのそれぞれに蓄積したデータの合計量である下り合計データ量をもとに下りタイムスロットを割り当てる下り回線スロット割当工程と、前記下り回線スロット割当工程による下りタイムスロットの割当結果をもとに前記下り送信バッファに蓄積されたデータの入出力処理を行う基地局入出力制御工程とを含むことを特徴とする。
【0042】
この発明によれば、下り回線スロット割当工程によって、各加入者局宛のデータを複数のデータ種別毎に分類して蓄積する複数の下り送信バッファのうちの特定のデータ種別の下り送信バッファを除いた下り送信バッファのそれぞれに蓄積したデータの合計量である下り合計データ量をもとに下りタイムスロットを割り当て、基地局入出力制御工程によって、前記下り回線スロット割当工程による下りタイムスロットの割当結果をもとに前記下り送信バッファに蓄積されたデータの入出力処理を行うようにしている。
【0043】
つぎの発明にかかる無線アクセス方法は、複数のタイムスロットからなるフレームを周期として、基地局と複数の加入者局との間で基地局が割り当てたタイムスロットを使用してデータ送受信を行う無線アクセス方法において、基地局宛のデータを前記複数のデータ種別毎に分類して蓄積する複数の上り送信バッファのうちの特定のデータ種別の上り送信バッファを除いた上り送信バッファのそれぞれに蓄積したデータの合計量である前記上り合計データ量を前記基地局に通知する加入者局スロット割当工程と、前記各加入者局から通知された上り合計データ量をもとに上りタイムスロットを割り当て、該割当結果を各加入者局に通知する上り回線スロット割当工程と、前記基地局から通知される割当結果をもとに前記上り送信バッファに蓄積されたデータの入出力処理を行う加入者局入出力制御工程とを含むことを特徴とする。
【0044】
この発明によれば、加入者局スロット割当工程によって、基地局宛のデータを前記複数のデータ種別毎に分類して蓄積する複数の上り送信バッファのうちの特定のデータ種別の上り送信バッファを除いた上り送信バッファのそれぞれに蓄積したデータの合計量である前記上り合計データ量を前記基地局に通知し、上り回線スロット割当工程によって、前記各加入者局から通知された上り合計データ量をもとに上りタイムスロットを割り当て、該割当結果を各加入者局に通知し、加入者局入出力制御工程によって、前記基地局から通知される割当結果をもとに前記上り送信バッファに蓄積されたデータの入出力処理を行うようにしている。
【0045】
つぎの発明にかかる無線アクセス方法は、上記の発明において、前記複数の下り送信バッファおよび複数の上り送信バッファは、前記データ種別は、少なくともデータの送達確認あるいはフロー制御を行わないプロトコルのデータと、該プロトコル以外のデータとに分類されることを特徴とする。
【0046】
この発明によれば、前記複数の下り送信バッファおよび複数の上り送信バッファが蓄積するデータのデータ種別は、少なくともデータの送達確認あるいはフロー制御を行わないプロトコルのデータと、該プロトコル以外のデータとに分類され、送達確認あるいはフロー制御を行わないプロトコルのデータがトラフィックによって第1の送信バッファが溢れたとしても、第2の送信バッファには影響を与えないようにしている。
【0047】
つぎの発明にかかる無線アクセス方法は、上記の発明において、前記下り回線スロット割当工程または前記上り回線スロット割当工程は、各加入者毎に、優先的に割り当てられるタイムスロット数量を示す優先割当量を上限として前記下り合計データ量あるいは前記上り合計データ量に対応する下りタイムスロット数あるいは上りタイムスロット数を割り当てる第1割当工程と、各加入者に割り当てられる上限のタイムスロット数量を示す割当制限量を上限として残余の下り合計データ量あるいは残余の上り合計データ量をもとに残余の下りタイムスロット数あるいは残余の上りタイムスロット数を割り当てる第2割当工程とを含むことを特徴とする。
【0048】
この発明によれば、前記下り回線スロット割当工程または前記上り回線スロット割当工程は、第1割当工程によって、各加入者毎に、優先的に割り当てられるタイムスロット数量を示す優先割当量を上限として前記下り合計データ量あるいは前記上り合計データ量に対応する下りタイムスロット数あるいは上りタイムスロット数を割り当て、第2割当工程によって、各加入者に割り当てられる上限のタイムスロット数量を示す割当制限量を上限として残余の下り合計データ量あるいは残余の上り合計データ量をもとに残余の下りタイムスロット数あるいは残余の上りタイムスロット数を割り当てるようにしている。
【0049】
つぎの発明にかかる無線アクセス方法は、上記の発明において、前記データ種別は、データの品質保証を要する第1のプロトコルのデータと、データの送達確認を行わない第2のプロトコルのデータと、前記第1および前記第2のプロトコル以外の第3のプロトコルのデータとに分類されることを特徴とする。
【0050】
この発明によれば、前記データ種別を、データの品質保証を要する第1のプロトコルのデータと、データの送達確認を行わない第2のプロトコルのデータと、前記第1および前記第2のプロトコル以外の第3のプロトコルのデータとに分類するようにしている。
【0051】
つぎの発明にかかる無線アクセス方法は、上記の発明において、前記下り回線スロット割当工程または前記上り回線スロット割当工程は、各加入者毎に、品質保証を要するデータに割り当てられるタイムスロット数量を示す保証割当量を割り当てる第1割当工程と、優先的に割り当てられるタイムスロット数量を示す優先割当量を上限として下り合計データ量あるいは上り合計データ量をもとに残余の下りタイムスロット数あるいは残余の上りタイムスロット数を割り当てる第2割当工程と、各加入者に割り当てられる上限のタイムスロット数量を示す割当制限量を上限として残余の下り合計データ量あるいは残余の上り合計データ量をもとに残余の下りタイムスロット数あるいは残余の上りタイムスロット数を割り当てる第3割当工程とを含むことを特徴とする。
【0052】
この発明によれば、前記下り回線スロット割当工程または前記上り回線スロット割当工程は、第1割当工程によって、各加入者毎に、品質保証を要するデータに割り当てられるタイムスロット数量を示す保証割当量を割り当て、第2割当工程によって、優先的に割り当てられるタイムスロット数量を示す優先割当量を上限として下り合計データ量あるいは上り合計データ量をもとに残余の下りタイムスロット数あるいは残余の上りタイムスロット数を割り当て、第3割当工程によって、各加入者に割り当てられる上限のタイムスロット数量を示す割当制限量を上限として残余の下り合計データ量あるいは残余の上り合計データ量をもとに残余の下りタイムスロット数あるいは残余の上りタイムスロット数を割り当てるようにしている。
【0053】
つぎの発明にかかる無線アクセス方法は、上記の発明において、基地局入出力制御工程または前記加入者局入出力制御工程は、品質保証を要するデータ送信用に割り当てた保証用のタイムスロットには、データの品質保証を要する第1のプロトコルのデータを蓄積した第1のバッファから取り出したデータを出力する第1出力工程と、前記保証用のタイムスロット以外のタイムスロットには、データの送達確認を行わない第2のプロトコルのデータを蓄積した第2のバッファと前記第1および前記第2のプロトコル以外の第3のプロトコルのデータを蓄積した第3のバッファとから取り出したデータを交互に出力する第2出力工程とを含むことを特徴とする。
【0054】
この発明によれば、基地局入出力制御工程または前記加入者局入出力制御工程は、第1出力工程によって、品質保証を要するデータ送信用に割り当てた保証用のタイムスロットには、データの品質保証を要する第1のプロトコルのデータを蓄積した第1のバッファから取り出したデータを出力し、第2出力工程によって、前記保証用のタイムスロット以外のタイムスロットには、データの送達確認を行わない第2のプロトコルのデータを蓄積した第2のバッファと前記第1および前記第2のプロトコル以外の第3のプロトコルのデータを蓄積した第3のバッファとから取り出したデータを交互に出力するようにしている。
【0055】
つぎの発明にかかる無線アクセス方法は、上記の発明において、前記基地局入出力制御工程または前記加入者局入出力制御工程は、品質保証を要するデータ送信用に割り当てた保証用のタイムスロットには、データの品質保証を要する第1のプロトコルのデータを蓄積した第1のバッファから取り出したデータを出力する第1出力工程と、前記第1の送信バッファにデータが蓄積していない場合、前記保証用のタイムスロットおよび前記保証用のタイムスロット以外のタイムスロットには、データの送達確認を行わない第2プロトコルのデータを蓄積した第2のバッファと前記第1および第2のプロトコル以外の第3のプロトコルのデータを蓄積した第3のバッファとから取り出したデータを交互に出力する第2出力工程とを含むことを特徴とする。
【0056】
この発明によれば、前記基地局入出力制御工程または前記加入者局入出力制御工程は、第1出力工程によって、品質保証を要するデータ送信用に割り当てた保証用のタイムスロットには、データの品質保証を要する第1のプロトコルのデータを蓄積した第1のバッファから取り出したデータを出力し、第2出力工程によって、前記第1の送信バッファにデータが蓄積していない場合、前記保証用のタイムスロットおよび前記保証用のタイムスロット以外のタイムスロットには、データの送達確認を行わない第2プロトコルのデータを蓄積した第2のバッファと前記第1および第2のプロトコル以外の第3のプロトコルのデータを蓄積した第3のバッファとから取り出したデータを交互に出力するようにしている。
【0057】
つぎの発明にかかる無線アクセス方法は、上記の発明において、前記基地局入出力制御工程または前記加入者局入出力制御工程は、前記複数の下り送信バッファおよび前記複数の上り送信バッファが分類するデータ種別の区分を示す区分データを送信データに付加する付加工程と、前記送信データに付加された区分データのデータ種別毎にデータの再組立を行う再組立工程とを含むことを特徴とする。
【0058】
この発明によれば、前記基地局入出力制御工程または前記加入者局入出力制御工程は、付加工程によって、前記複数の下り送信バッファおよび前記複数の上り送信バッファが分類するデータ種別の区分を示す区分データを送信データに付加し、再組立工程によって、前記送信データに付加された区分データのデータ種別毎にデータの再組立を行うようにしている。
【0059】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して、この発明にかかる無線アクセスシステムおよび無線アクセス方法の好適な実施の形態について説明する。
【0060】
実施の形態1.
まず、この発明の実施の形態1について説明する。図1は、この発明の実施の形態1である無線アクセスシステムの機能ブロック図である。図1において、基地局10と複数の加入者局20とは無線回線Nを介してそれぞれ接続される。基地局10は、下りおよび上りのタイムスロットの割当処理を行う割当処理部11、割当処理部11による割当処理時に用いられ、図示しない保持部によって保持される予め設定される品質制御情報12、各加入者局20に対する下り送信用のバッファおよび上り組立用のバッファを有するバッファ13、割当処理部11の割当結果をもとにバッファ13内のデータの入出力制御を行う入出力制御部17を有する。
【0061】
一方、各加入者局20は、バッファ23内に滞留した合計データ量を割当処理部11に通知し、割当処理部11から通知された割当結果をもとに上りタイムスロットの割当処理を指示する割当処理部21、基地局10に対する上り送信用のバッファおよび下り組立用のバッファを有するバッファ23、および割当処理部21の指示のもとにバッファ23内のデータの入出力制御を行う入出力制御部22を有する。
【0062】
バッファ13,23内には、UDP(User Datagram Protocol)のプロトコルのデータを蓄積するバッファ(UDPバッファ)15,25と、TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)やICMP(Internet Control Message Protocol)などの、UDP以外のプロトコルのデータを蓄積するバッファ(TCPバッファ)14,24とを有し、データ種別に応じて分類されている。
【0063】
データ種別の判別は、たとえば、文献3(杉谷、他、“IP対応ミリ波高速無線LANプロトタイプにおけるアクセス制御方式”、信学技報、RCS99-89)や文献2(斉藤、他、“優先制御を用いたワイヤレスアクセス通信品質制御方法の検討”、信学技報、RCS2000-10)に記載されているように、IPヘッダのTOSフィールドを用いたり、TCP/UDPヘッダのポート番号を用いたりして行うことができる。
【0064】
基地局10の割当処理部11は、バッファ13内のTCPバッファ14およびUDPバッファ15のうちの下り送信用のバッファに滞留しているデータ量を合計した合計データ量(Ad(i),i=0〜CPEの登録数)に基づき、タイムスロットの割当を行い、この割当結果をもとに入出力制御部17を制御し、下りデータ通信を行わせる。
【0065】
また、加入者局20の割当処理部21は、バッファ23内のTCPバッファ24おおびUDPバッファ25のうちの上り送信用のバッファに滞留しているデータ量を合計した、フレームあたりのデータ量を割当処理部11に報告する。基地局10の割当処理部11は、報告されたデータ量(Au(i),i=0〜CPEの登録数)に基づいてタイムスロットの割当を行い、この割当結果を加入者局20の割当処理部21に通知する。割当処理部21は、この割当結果をもとに入出力制御部22を制御して、上りデータタイムスロットを制御させ、上りデータ通信を行わせる。
【0066】
ここで、図2に示すフローチャートを参照して、基地局10の割当処理部11が行う下りタイムスロットの割当処理手順について説明する。まず、割当処理部11は、i番目の加入者局20向けの下り送信用のバッファであるTCPバッファ14およびUDPバッファ15に滞留している合計データ量Ad(i)を取得するとともに、図示しない保持部に保持された、フレームあたりの下り割当制限量Xd(i)および下り優先割当量Yd(i)を取得する処理を全ての加入者局20に対して行う(ステップS101)。
【0067】
その後、割当処理部11は、加入者局(i番目の加入者局)の合計データ量Ad(i)および下り優先割当量Yd(i)を取り出し(ステップS102)、送信すべきデータがあり(Ad(i)>0)、かつ、該当加入者局20に優先割当量が設定されている(Yd(i)>0)か否かを判断する(ステップS103)。Ad(i)>0、かつ、Yd(i)>0である場合(ステップS103,Yes)には、合計データ量Ad(i)と優先割当量Yd(i)の小さい方の値(Bd(i)=min(Yd(i),Ad(i)))を優先分割当スロット数Bd(i)として算出する(ステップS104)。
【0068】
さらに、合計データ量Ad(i)から優先分割当スロット数Bd(i)を減算した値(Cd(i)=Ad(i)-Bd(i))を通常分データ量Cd(i)として算出し(ステップS105)、ステップ102に移行する。一方、Ad(i)>0、かつ、Yd(i)>0を満足しない場合(ステップS103,No)には、ステップS102に移行する。このステップS102〜S105の処理では、加入者局の登録数分の各加入者に対して繰り返し処理が行われ、その後ステップS106に移行する。
【0069】
同様にして、その後ステップS106〜S109までの処理も加入者局の登録数分の各加入者に対して繰り返し処理が行われる。ここでは、まずi番目の加入者のフレームあたりの下り割当制限量Xd(i)が取り出され、通常分データ量Cd(i)があり(Cd(i)>0)、かつ、下りタイムスロットに空きがあるか否かを判断する(ステップS107)。Cd(i)>0、かつ、下りタイムスロットに空きがある場合(ステップS107,Yes)には、下り割当制限量Xd(i)を上限として、通常分データ量Cd(i)をもとに、通常分割当スロット数Dd(i)を算出する(ステップS108)。すなわち、下り割当制限量Xd(i)と通常分データ量Cd(i)の小さい方の値(Dd(i)=min(Xd(i), Cd(i)))を通常分割当スロット数Dd(i)として算出する。
【0070】
さらに、i番目の加入者局に優先分割当スロット数Bd(i)と、通常分割当スロット数Dd(i)とからなるバーストの位置を決定し(ステップS109)、ステップS106に移行する。一方、Cd(i)>0、かつ、下りタイムスロットに空きがあることを満足しない場合(ステップS107,No)には、i番目の加入者局に優先分割当スロット数Bd(i)からなるバーストの位置を決定した(ステップS109)後、ステップS106に移行し、つぎの加入者局に対する処理を行う。割当処理部11は、このようにして割り当てられた下りタイムスロットをもとに、入出力制御部17を制御する。
【0071】
ここで、図3に示すフローチャートを参照して、基地局10の割当処理部11が行う上りタイムスロットの割当処理手順について説明する。まず、割当処理部11は、i番目の加入者局20から割当要求された、上り送信用のバッファであるTCPバッファ24およびUDPバッファ25に滞留している合計データ量Au(i)を取得するとともに、図示しない保持部に保持された、フレームあたりの上り割当制限量Xu(i)および上り優先割当量Yu(i)を取得する処理を全ての加入者局20に対して行う(ステップS201)。
【0072】
その後、割当処理部11は、加入者局(i番目の加入者局)の合計データ量Au(i)および上り優先割当量Yu(i)を取り出し(ステップS202)、送信すべきデータがあり(Au(i)>0)、かつ、該当加入者局20に優先割当量が設定されている(Yu(i)>0)か否かを判断する(ステップS203)。Au(i)>0、かつ、Yu(i)>0である場合(ステップS203,Yes)には、合計データ量Au(i)と優先割当量Yu(i)の小さい方の値(Bu(i)=min(Yu(i),Au(i)))を優先分割当スロット数Bu(i)として算出する(ステップS204)。
【0073】
さらに、合計データ量Au(i)から優先分割当スロット数Bu(i)を減算した値(Cu(i)=Au(i)-Bu(i))を通常分データ量Cu(i)として算出し(ステップS205)、ステップ202に移行する。一方、Au(i)>0、かつ、Yu(i)>0を満足しない場合(ステップS203,No)には、ステップS202に移行する。このステップS202〜S205の処理では、加入者局の登録数分の各加入者に対して繰り返し処理が行われ、その後ステップS206に移行する。
【0074】
同様にして、その後ステップS206〜S209までの処理も加入者局の登録数分の各加入者に対して繰り返し処理が行われる。ここでは、まずi番目の加入者のフレームあたりの上り割当制限量Xu(i)が取り出され、通常分データ量Cu(i)があり(Cu(i)>0)、かつ、上りタイムスロットに空きがあるか否かを判断する(ステップS207)。Cu(i)>0、かつ、上りタイムスロットに空きがある場合(ステップS207,Yes)には、上り割当制限量Xu(i)を上限として、上りタイムスロット数Mを、通常分データ量Cu(i)に比例配分することによって、通常分割当スロット数Du(i)を算出する(ステップS208)。すなわち、比例配分された上りタイムスロット数Fu(i)を求め、上り割当制限量Xu(i)と上りタイムスロット数Fu(i)の小さい方の値(Du(i)=min(Xu(i), Fu(i)))を通常分割当スロット数Du(i)として算出する。
【0075】
さらに、i番目の加入者局に優先分割当スロット数Bu(i)と、通常分割当スロット数Du(i)とからなるバーストの位置を決定し(ステップS209)、ステップS206に移行する。一方、Cu(i)>0、かつ、上りタイムスロットに空きがあることを満足しない場合(ステップS207,No)には、i番目の加入者局に優先分割当スロット数Bu(i)からなるバーストの位置を決定した(ステップS209)後、ステップS206に移行し、つぎの加入者局に対する処理を行う。割当処理部11は、このようにして割り当てられた上りタイムスロットを、対応する加入者局20に通知し、割当処理部21は、この割り当てられた上りタイムスロットをもとに入出力制御部22を制御する。
【0076】
この実施の形態1では、UDPプロトコルとそれ以外のプロトコルのデータ種別を分類して蓄積する複数のバッファ、すなわちUDPバッファ15,25およびTCPバッファ14,24を持ちながら、複数のバッファの合計データ量を用いてタイムスロットを割り当てるようにしているので、過大なUDPプロトコルのトラフィックによってUDPバッファが溢れても、それ以外のプロトコルへの影響がなく、割当処理部11と複数のバッファとの間でやりとりする情報を増やすことなく、割当処理部11の処理も複雑にならない。また、他の加入者局に比較して優先的な伝送を希望する加入者局がある場合、加入者局が希望する優先帯域に応じて優先的にタイムスロットを割り当てることができる。
【0077】
実施の形態2.
つぎに、この発明の実施の形態2について説明する。上述した実施の形態1では、通信品質の保証が不要なベストエフォート(最善努力)のサービスクラスのデータに対する品質制御を行う場合におけるタイムスロット割当処理について説明したが、この実施の形態2では、音声や映像のように、通信品質の保証が必要とされるデータに対するタイムスロット割当処理をも行うようにしている。
【0078】
図4は、この発明の実施の形態2である無線アクセスシステムの機能ブロック図である。図4において、基地局30と各加入者局40のバッファ33,43は、図1に示したバッファ13,23に対応し、それぞれ、音声や映像などのデータなどのように、通信品質の保証を必要とするデータを蓄積するバッファ(CBRバッファ)16,26をさらに有する。また、品質制御情報32は、品質制御情報12に対応し、下り保証分割当スロット数Zd(i)および上り保証分割当スロット数Zu(i)をもつ。なお、割当処理部31,41は、割当処理部11,21に対応し、入出力制御部37,47は、入出力制御部17,22に対応する。
【0079】
ここで、図5に示すフローチャートを参照して、基地局30の割当処理部31が行う下りタイムスロットの割当処理手順について説明する。まず、割当処理部31は、i番目の加入者局40向けの下り送信用のバッファのうちのTCPバッファ14およびUDPバッファ15に滞留している合計データ量Ad(i)を取得するとともに、図示しない保持部に保持された、フレームあたりの下り割当制限量Xd(i)、下り優先割当量Yd(i)および下り保証分割当てスロット数Zd(i)を取得する処理を全ての加入者局40に対して行う(ステップS301)。
【0080】
その後、割当処理部31は、各加入者局に対して、下り保証分割当てスロット数Zd(i)からなるバースト位置を決定する(ステップS302)。
【0081】
その後の処理は、図2に示した処理手順と同じである。すなわち、割当処理部31は、加入者局(i番目の加入者局)の残余の合計データ量Ad(i)および下り優先割当量Yd(i)を取り出し(ステップS303)、送信すべきデータがあり(Ad(i)>0)、かつ、該当加入者局40に優先割当量が設定されている(Yd(i)>0)か否かを判断する(ステップS304)。Ad(i)>0、かつ、Yd(i)>0である場合(ステップS304,Yes)には、合計データ量Ad(i)と優先割当量Yd(i)の小さい方の値(Bd(i)=min(Yd(i),Ad(i)))を優先分割当スロット数Bd(i)として算出する(ステップS305)。
【0082】
さらに、合計データ量Ad(i)から優先分割当スロット数Bd(i)を減算した値(Cd(i)=Ad(i)-Bd(i))を通常分データ量Cd(i)として算出し(ステップS306)、ステップ303に移行する。一方、Ad(i)>0、かつ、Yd(i)>0を満足しない場合(ステップS304,No)には、ステップS303に移行する。このステップS303〜S306の処理では、加入者局の登録数分の各加入者に対して繰り返し処理が行われ、その後ステップS307に移行する。
【0083】
同様にして、その後ステップS307〜S310までの処理も加入者局の登録数分の各加入者に対して繰り返し処理が行われる。ここでは、まずi番目の加入者のフレームあたりの下り割当制限量Xd(i)が取り出され、通常分データ量Cd(i)があり(Cd(i)>0)、かつ、下りタイムスロットに空きがあるか否かを判断する(ステップS308)。Cd(i)>0、かつ、下りタイムスロットに空きがある場合(ステップS308,Yes)には、下り割当制限量Xd(i)を上限として、通常分データ量Cd(i)をもとに、通常分割当スロット数Dd(i)を算出する(ステップS309)。すなわち、下り割当制限量Xd(i)と通常分データ量Cd(i)の小さい方の値(Dd(i)=min(Xd(i), Cd(i)))を通常分割当スロット数Dd(i)として算出する。
【0084】
さらに、i番目の加入者局に優先分割当スロット数Bd(i)と、通常分割当スロット数Dd(i)とからなるバーストの位置を決定し(ステップS310)、ステップS307に移行する。一方、Cd(i)>0、かつ、下りタイムスロットに空きがあることを満足しない場合(ステップS308,No)には、i番目の加入者局に優先分割当スロット数Bd(i)とからバーストの位置を決定した(ステップS310)後、ステップS307に移行し、つぎの加入者局に対する処理を行う。割当処理部31は、このようにして割り当てられた下りタイムスロットをもとに、入出力制御部37を制御する。
【0085】
つぎに、図6に示すフローチャートを参照して、基地局30の割当処理部31が行う上りタイムスロットの割当処理手順について説明する。まず、割当処理部31は、i番目の加入者局40から割当要求された、上り送信用のバッファのうちのTCPバッファ24およびUDPバッファ25に滞留している合計データ量Au(i)を取得するとともに、図示しない保持部に保持された、フレームあたりの上り割当制限量Xu(i)および上り優先割当量Yu(i)、および上り保証分割当てスロット数Zu(i)を取得する処理を全ての加入者局40に対して行う(ステップS401)。
【0086】
その後、割当処理部31は、各加入者局に対して、上り保証分割当てスロット数Zu(i)からなるバースト位置を決定する(ステップS402)。
【0087】
その後の処理は、図3に示した処理手順と同じである。すなわち、割当処理部31は、加入者局(i番目の加入者局)の合計データ量Au(i)および上り優先割当量Yu(i)を取り出し(ステップS403)、送信すべきデータがあり(Au(i)>0)、かつ、該当加入者局40に優先割当量が設定されている(Yu(i)>0)か否かを判断する(ステップS404)。Au(i)>0、かつ、Yu(i)>0である場合(ステップS404,Yes)には、合計データ量Au(i)と優先割当量Yu(i)の小さい方の値(Bu(i)=min(Yu(i),Au(i)))を優先分割当スロット数Bu(i)として算出する(ステップS405)。
【0088】
さらに、合計データ量Au(i)から優先分割当スロット数Bu(i)を減算した値(Cu(i)=Au(i)-Bu(i))を通常分データ量Cu(i)として算出し(ステップS406)、ステップ403に移行する。一方、Au(i)>0、かつ、Yu(i)>0を満足しない場合(ステップS404,No)には、ステップS403に移行する。このステップS403〜S406の処理では、加入者局の登録数分の各加入者に対して繰り返し処理が行われ、その後ステップS407に移行する。
【0089】
同様にして、その後ステップS407〜S410までの処理も加入者局の登録数分の各加入者に対して繰り返し処理が行われる。ここでは、まずi番目の加入者のフレームあたりの上り割当制限量Xu(i)が取り出され、通常分データ量Cu(i)があり(Cu(i)>0)、かつ、上りタイムスロットに空きがあるか否かを判断する(ステップS408)。Cu(i)>0、かつ、上りタイムスロットに空きがある場合(ステップS408,Yes)には、上り割当制限量Xu(i)を上限として、上りタイムスロット数Mを、通常分データ量Cu(i)に比例配分することによって、通常分割当スロット数Du(i)を算出する(ステップS409)。すなわち、比例配分された上りタイムスロット数Fu(i)を求め、上り割当制限量Xu(i)と上りタイムスロット数Fu(i)の小さい方の値(Du(i)=min(Xu(i), Fu(i)))を通常分割当スロット数Du(i)として算出する。
【0090】
さらに、i番目の加入者局に優先分割当スロット数Bu(i)と、通常分割当スロット数Du(i)とからなるバーストの位置を決定し(ステップS410)、ステップS407に移行する。一方、Cu(i)>0、かつ、上りタイムスロットに空きがあることを満足しない場合(ステップS408,No)には、i番目の加入者局に優先分割当スロット数Bu(i)からバーストの位置を決定した(ステップS410)後、ステップS407に移行し、つぎの加入者局に対する処理を行う。割当処理部31は、このようにして割り当てられた上りタイムスロットを、対応する加入者局40に通知し、割当処理部41は、この割り当てられた上りタイムスロットをもとに入出力制御部42を制御する。
【0091】
さらに、図7を参照してバッファ13からのデータの取出と再組立とについて説明する。なお、ここでは、下り回線について説明するが、上り回線についても同様の処理が行われる。上述したように、品質保証の必要なデータは、CBRバッファ16に蓄積され、CBRバッファ26に入力される。品質保証が不要のUDPプロトコルのデータは、UDPバッファ15に蓄積され、UDPバッファ26に入力される。これら以外のデータは、TCPバッファ14に蓄積され、TCPバッファ24に入力される。
【0092】
下りバーストD1は、無線回線Nに割り当てられ、保証スロットおよび非保証スロットから構成される。なお、下りバーストD1は、1つの先頭スロットと一連の後続スロットから構成される1つのバーストとして示しているが、複数のバーストに分かれていてもよい。
【0093】
上述したように、基地局30の割当処理部31は、保証分割当てスロット数Zdと優先分割当スロット数Bdと通常割当スロット数Ddを算出するが、保証分割当スロット数Zdを保証スロットとして入出力制御部37に指定し、優先分割当スロット数Bdと通常割当スロット数Ddとの合計スロット数を非保証スロットとして入出力制御部37に指定する。
【0094】
入出力制御部37は、保証スロットに指定されたスロットにはCBRバッファ16からデータを取り出して送信する。非保証スロットに指定されたスロットには、UDPバッファ15とTCPバッファ14とから交互にデータを取り出して送信する。CBRバッファ16、UDPバッファ15、TCPバッファ14のデータ種別は、入出力制御部37が取得でき、このデータ種別に従ってCBRバッファ24、UDPバッファ25、TCPバッファ24に分配され、元のデータを再組立する。
【0095】
ここで、図8に示すフローチャートを参照して、入出力制御部37の入出力制御処理手順について説明する。図8において、まず入出力制御部37は、送信するタイムスロットのスロット種別を判断する(ステップS501)。スロット種別が保証スロットである場合(ステップS501,保証スロット)には、さらにCBRバッファ16にデータが存在するか否かを判断する(ステップS502)。CBRバッファ16にデータが存在する場合(ステップS502,Yes)には、CBRバッファ16からデータを取り出して送信し(ステップS503)、本処理を終了する。
【0096】
一方、CBRバッファ16にデータがない場合(ステップS502,No)には、空のセルをスロットに挿入して送信し(ステップS511)、本処理を終了する。
【0097】
スロット種別が非保証スロットである場合(ステップS501,非保証スロット)には、さらにトグルSWがTCPに設定されているか、UDPに設定されているか否かを判断する(ステップS504)。トグルSWがTCPに設定されている場合(ステップS504,TCP)には、さらに、TCPバッファ14にデータがあるか否かを判断する(ステップS505)。TCPバッファ14にデータがある場合(ステップS505,Yes)には、TCPバッファ14からデータを取り出して送信し(ステップS506)、さらにトグルSWをUDPに切り替えて(ステップS512)、本処理を終了する。
【0098】
TCPバッファ14にデータがない場合(ステップS505,No)には、さらにUDPバッファ15にデータがあるか否かを判断する(ステップS507)。UDPバッファ15にデータがある場合(ステップS507,Yes)には、UDPバッファ15からデータを取り出して送信し(ステップS508)、トグルSWをUDPに切り替えて(ステップS512)、本処理を終了する。UDPバッファ15にデータがない場合(ステップS507,No)には、空のセルをスロットに挿入して送信し(ステップS511)、本処理を終了する。
【0099】
一方、トグルSWがUDPに設定されている場合(ステップS504,UDP)には、さらにUDPバッファ15にデータがあるか否かを判断し(ステップS509)、UDPバッファ15にデータがある場合(ステップS509,Yes)には、UDPバッファ15からデータを取り出して送信し(ステップS508)、トグルSWをTCPに切り替えて(ステップS512)、本処理を終了する。
【0100】
UDPバッファ15にデータがない場合(ステップS509,No)には、さらにTCPバッファ14にデータがあるか否かを判断する(ステップS510)。TCPバッファ14にデータがある場合(ステップS510,Yes)には、TCPバッファ14からデータを取り出して送信し(ステップS506)、トグルSWをTCPに切り替えて(ステップS512)、本処理を終了する。一方、TCPバッファ14にデータがない場合(ステップS510,No)にあ、空のセルをスロットに挿入して送信し(ステップS511)、本処理を終了する。
【0101】
すなわち、保証スロットに指定されたスロットには、CBRバッファ16からデータを取り出して送信し、非保証スロットに指定されたスロットには、UDPバッファ15とTCPバッファ14とから交互にデータを取り出して送信し、どのバッファにもデータがない場合には、空きのセルをスロットに挿入し、空きセルを送信するようにしている。
【0102】
この実施の形態2では、品質保証の必要なデータとそれ以外のプロトコルのデータ種別を分類して蓄積する複数のバッファを持ち、あらかじめ設定された保証割当量(保証分割当スロット数Zd)を用いて固定的に割り当てるようにしているので、通信品質の保証を確実に行うことができる。また、割当処理部31は入出力制御部37に、優先分の割当と通常分の割当とを、区別せずに指定するので、設定情報が少なくて済む。
【0103】
実施の形態3.
つぎに、実施の形態3について説明する。上述した実施の形態2では、保証スロットに指定されたスロットには、CBRバッファ16のデータのみを送信していたが、この実施の形態3では、CBRバッファ16にデータがない場合に、他のバッファのデータを送信できるようにして、割り当てたスロットの効率使用を行うようにしている。
【0104】
図9は、この発明の実施の形態3である無線アクセスシステムの機能ブロック図である。この無線アクセスシステムは、入出力制御部57,62の制御処理内容が、実施の形態2で示した無線アクセスシステムの入出力制御部37,42と異なり、その他の構成は、実施の形態2と同じであり、同一構成部分には、同一符号を付している。
【0105】
まず、図10を参照して、バッファ33からのデータの取出と再組立とについて説明する。なお、ここでは、下り回線について説明するが、上り回線についても同じである。
【0106】
上述したように、品質保証の必要なデータは、CBRバッファ16に蓄積され、CBRバッファ26に入力される。品質保証が不要のUDPプロトコルのデータは、UDPバッファ15に蓄積され、UDPバッファ25に入力される。これら以外のデータは、TCPバッファ14に蓄積され、TCPバッファ24に入力される。
【0107】
下りバーストD2は、無線回線Nに割り当てられ、保証スロットおよび非保証スロットから構成される。なお、下りバーストD2は、1つの先頭スロットと一連の後続スロットから構成される1つのバーストとして示しているが、複数のバーストに分かれていてもよい。
【0108】
上述したように、基地局30の割当処理部31は、保証分割当スロット数Zdと優先分割当スロット数Bdと通常割当スロット数Ddとを算出するが、保証分割当スロット数Zdと優先分割当スロット数Bdとの合計したスロット数を保証スロットとして入出力制御部57に指定し、通常割当スロット数Ddのスロット数を非保証スロットとして入出力制御部57に指定する。入出力制御部57は、保証スロットに指定されたスロットには、CBRバッファ16にデータがあればCBRバッファ16からデータを取り出して送信し、CBRバッファ16にデータがない場合は、UDPバッファ15とTCPバッファ14とから交互にデータを取り出して送信する。
【0109】
非保証スロットに指定されたスロットには、UDPバッファ15とTCPバッファ14とから交互にデータを取り出して送信する。CBRバッファ16、UDPバッファ15、およびTCPバッファ14のデータ種別は、入出力制御部37が取得でき、このデータ種別に従ってCBRバッファ26、UDPバッファ25、およびTCPバッファ24に分配され、元のデータを再組立する。
【0110】
ここで、図11に示すフローチャートを参照して、入出力制御部57の入出力制御処理手順について説明する。図11において、まず入出力制御部57は、送信するタイムスロットのスロット種別を判断する(ステップS601)。スロット種別が保証スロットである場合(ステップS601,保証スロット)には、さらにCBRバッファ16にデータが存在するか否かを判断する(ステップS602)。CBRバッファ16にデータが存在する場合(ステップS602,Yes)には、CBRバッファ16からデータを取り出して送信し(ステップS603)、本処理を終了する。一方、CBRバッファ16にデータがない場合(ステップS602,No)には、ステップS604に移行し、保証スロットを用いて、TCPバッファ14あるいはUDPバッファ15のデータの送信ができるようにしている。
【0111】
スロット種別が非保証スロットである場合(ステップS601,非保証スロット)には、さらにトグルSWがTCPに設定されているか、UDPに設定されているか否かを判断する(ステップS604)。トグルSWがTCPに設定されている場合(ステップS604,TCP)には、さらに、TCPバッファ14にデータがあるか否かを判断する(ステップS605)。TCPバッファ14にデータがある場合(ステップS605,Yes)には、TCPバッファ14からデータを取り出して送信し(ステップS606)、さらにトグルSWをUDPに切り替えて(ステップS612)、本処理を終了する。
【0112】
TCPバッファ14にデータがない場合(ステップS605,No)には、さらにUDPバッファ15にデータがあるか否かを判断する(ステップS607)。UDPバッファ15にデータがある場合(ステップS607,Yes)には、UDPバッファ15からデータを取り出して送信し(ステップS608)、トグルSWをUDPに切り替えて(ステップS612)、本処理を終了する。UDPバッファ15にデータがない場合(ステップS607,No)には、空のセルをスロットに挿入して送信し(ステップS611)、本処理を終了する。
【0113】
一方、トグルSWがUDPに設定されている場合(ステップS604,UDP)には、さらにUDPバッファ15にデータがあるか否かを判断し(ステップS609)、UDPバッファ15にデータがある場合(ステップS609,Yes)には、UDPバッファ15からデータを取り出して送信し(ステップS608)、トグルSWをTCPに切り替えて(ステップS612)、本処理を終了する。
【0114】
UDPバッファ15にデータがない場合(ステップS609,No)には、さらにTCPバッファ14にデータがあるか否かを判断する(ステップS610)。TCPバッファ14にデータがある場合(ステップS610,Yes)には、TCPバッファ14からデータを取り出して送信し(ステップS606)、トグルSWをTCPに切り替えて(ステップS612)、本処理を終了する。一方、TCPバッファ14にデータがない場合(ステップS610,No)にあ、空のセルをスロットに挿入して送信し(ステップS611)、本処理を終了する。
【0115】
すなわち、保証スロットに指定されたスロットには、CBRバッファ16にデータがあれば、CBRバッファ16からデータを取り出して送信し、CBRバッファ16にデータがない場合にはUDPバッファ15とTCPバッファ14とから交互にデータを取り出して送信する。非保証スロットに指定されたスロットには、UDPバッファ15とTCPバッファ14とから交互にデータを取り出して送信し、どのバッファにもデータがない場合には、空きのセルをスロットに挿入し、空きセルを送信するようにしている。
【0116】
この実施の形態3では、割当処理部31が入出力制御部57に、優先分の割当と通常分の割当とを、区別せずに指定するので、設定情報が少なくてすむ。また、保証分に割り当てたスロットを用いて、他のバッファのデータを送信することができるので、割り当てたスロットを効率的に用いることができる。
【0117】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、前記基地局において、下り回線スロット割当手段が、各加入者局宛のデータを複数のデータ種別毎に分類して蓄積する複数の下り送信バッファのうちの特定のデータ種別の下り送信バッファを除いた下り送信バッファのそれぞれに蓄積したデータの合計量である下り合計データ量をもとに下りタイムスロットを割り当て、基地局入出力制御手段が、前記下り回線スロット割当手段による下りタイムスロットの割当結果をもとに前記下り送信バッファに蓄積されたデータの入出力処理を行い、各加入者局において、加入者局スロット割当手段が、基地局宛のデータを前記複数のデータ種別毎に分類して蓄積する複数の上り送信バッファのうちの特定のデータ種別の上り送信バッファを除いた上り送信バッファのそれぞれに蓄積したデータの合計量である前記上り合計データ量を前記基地局に通知し、基地局の上り回線スロット割当手段が、前記各加入者局から通知された上り合計データ量をもとに上りタイムスロットを割り当て、該割当結果を各加入者局に通知し、各加入者局の加入者局入出力手段が、前記基地局から通知される割当結果をもとに前記上り送信バッファに蓄積されたデータの入出力処理を行い、複数の下り送信バッファおよび複数の上り送信バッファを有しながら、各複数の下り送信バッファおよび複数の上り送信バッファの合計データ量を用いて下りおよび上りのタイムスロットを割り当てるようにしているので、基地局および加入者局スロット割当手段と、下りおよび上りの送信バッファとの間の情報交換量が少なくなり、割当処理にかかる負荷が軽減するという効果を奏する。
【0118】
つぎの発明によれば、前記複数の下り送信バッファおよび複数の上り送信バッファは、第1の送信バッファと第2の送信バッファとを有し、第1の送信バッファは、少なくともデータの送達確認あるいはフロー制御を行わないプロトコルのデータ種別のデータを蓄積し、第2の送信バッファは、前記プロトコル以外のデータ種別のデータを蓄積するようにし、送達確認あるいはフロー制御を行わないプロトコルのデータがトラフィックによって第1の送信バッファが溢れたとしても、第2の送信バッファには影響を与えないようにしているので、正常な通信状態を維持することができるという効果を奏する。
【0119】
つぎの発明によれば、前記下り回線スロット割当手段および上り回線スロット割当手段は、各加入者毎に、前記優先割当量を上限として前記下り合計データ量あるいは前記上り合計データ量に対応する下りタイムスロット数あるいは上りタイムスロット数を割り当てた後、前記割当制限量を上限として残余の下り合計データ量あるいは残余の上り合計データ量をもとに残余の下りタイムスロット数あるいは残余の上りタイムスロット数を割り当てるようにしているので、優先されるデータを確実に処理することができるという効果を奏する。
【0120】
つぎの発明によれば、前記複数の下り送信バッファおよび前記複数の上り送信バッファ内の第1の送信バッファが、データの品質保証を要する第1のプロトコルのデータを蓄積し、第2の送信バッファが、データの送達確認を行わない第2のプロトコルのデータを蓄積し、第3の送信バッファが、前記第1および前記第2のプロトコル以外の第3のプロトコルのデータを蓄積するようにしているので、品質保証を確実に保持した通信を行うとともに、データの溢れによる異常なトラフィック状態となることを防止することができるという効果を奏する。
【0121】
つぎの発明によれば、前記下り回線スロット割当手段および上り回線スロット割当手段は、各加入者毎に、前記保証割当量を割り当てた後、前記優先割当量を上限として下り合計データ量あるいは上り合計データ量をもとに残余の下りタイムスロット数あるいは残余の上りタイムスロット数を割り当て、その後、前記割当制限量を上限として残余の下り合計データ量あるいは残余の上り合計データ量をもとに残余の下りタイムスロット数あるいは残余の上りタイムスロット数を割り当てるようにしているので、品質保証を確実に保持した通信を行うとともに、データの溢れによる異常なトラフィック状態となることを防止することができるという効果を奏する。
【0122】
つぎの発明によれば、前記基地局入出力制御手段および前記加入者局入出力制御手段は、品質保証を要するデータ送信用に割り当てた保証用のタイムスロットには前記第1の送信バッファから取り出したデータを出力し、前記保証用のタイムスロット以外のタイムスロットには前記第2の送信バッファから取り出したデータと前記第3の送信バッファから取り出したデータとを交互に出力するようにしているので、効率的なタイムスロットの使用を行うことができるという効果を奏する。
【0123】
つぎの発明によれば、前記基地局入出力制御手段および前記加入者局入出力制御手段は、品質保証を要するデータ送信用に割り当てた保証用のタイムスロットには前記第1の送信バッファから取り出したデータを出力し、前記第1の送信バッファにデータが蓄積していない場合、前記保証用のタイムスロットおよび前記保証用のタイムスロット以外のタイムスロットには前記第2の送信バッファから取り出したデータと前記第3の送信バッファから取り出したデータとを交互に出力するようにしているので、さらに効率的なタイムスロットの使用を実現することができるという効果を奏する。
【0124】
つぎの発明によれば、前記基地局入出力制御手段および前記加入者局入出力制御手段が、前記複数の下り送信バッファおよび前記複数の上り送信バッファが分類するデータ種別の区分を示す区分データを送信データに付加するとともに、受信データに付加された区分データのデータ種別毎にデータの再組立を行うようにしているので、データの分類に伴う混乱をなくし、データの再組立を容易に行うことができるという効果を奏する。
【0125】
つぎの発明によれば、下り回線スロット割当工程によって、各加入者局宛のデータを複数のデータ種別毎に分類して蓄積する複数の下り送信バッファのうちの特定のデータ種別の下り送信バッファを除いた下り送信バッファのそれぞれに蓄積したデータの合計量である下り合計データ量をもとに下りタイムスロットを割り当て、基地局入出力制御工程によって、前記下り回線スロット割当工程による下りタイムスロットの割当結果をもとに前記下り送信バッファに蓄積されたデータの入出力処理を行うようにしているので、基地局および加入者局のスロット割当処理に伴って行う、下りおよび上りの送信バッファとの間の情報交換量が少なくなり、割当処理にかかる負荷が軽減するという効果を奏する。
【0126】
つぎの発明によれば、加入者局スロット割当工程によって、基地局宛のデータを前記複数のデータ種別毎に分類して蓄積する複数の上り送信バッファのうちの特定のデータ種別の上り送信バッファを除いた上り送信バッファのそれぞれに蓄積したデータの合計量である前記上り合計データ量を前記基地局に通知し、上り回線スロット割当工程によって、前記各加入者局から通知された上り合計データ量をもとに上りタイムスロットを割り当て、該割当結果を各加入者局に通知し、加入者局入出力制御工程によって、前記基地局から通知される割当結果をもとに前記上り送信バッファに蓄積されたデータの入出力処理を行うようにしているので、基地局および加入者局のスロット割当処理に伴って行う、下りおよび上りの送信バッファとの間の情報交換量が少なくなり、割当処理にかかる負荷が軽減するという効果を奏する。
【0127】
つぎの発明によれば、前記複数の下り送信バッファおよび複数の上り送信バッファが蓄積するデータのデータ種別は、少なくともデータの送達確認あるいはフロー制御を行わないプロトコルのデータと、該プロトコル以外のデータとに分類され、送達確認あるいはフロー制御を行わないプロトコルのデータがトラフィックによって第1の送信バッファが溢れたとしても、第2の送信バッファには影響を与えないようにしているので、正常な通信状態を維持することができるという効果を奏する。
【0128】
つぎの発明によれば、前記下り回線スロット割当工程または前記上り回線スロット割当工程は、第1割当工程によって、各加入者毎に、優先的に割り当てられるタイムスロット数量を示す優先割当量を上限として前記下り合計データ量あるいは前記上り合計データ量に対応する下りタイムスロット数あるいは上りタイムスロット数を割り当て、第2割当工程によって、各加入者に割り当てられる上限のタイムスロット数量を示す割当制限量を上限として残余の下り合計データ量あるいは残余の上り合計データ量をもとに残余の下りタイムスロット数あるいは残余の上りタイムスロット数を割り当てるようにしているので、優先的なデータのためのタイムスロットを確実に得ることができるという効果を奏する。
【0129】
つぎの発明によれば、前記データ種別を、データの品質保証を要する第1のプロトコルのデータと、データの送達確認を行わない第2のプロトコルのデータと、前記第1および前記第2のプロトコル以外の第3のプロトコルのデータとに分類するようにしているので、品質保証を確実に保持した通信を行うとともに、データの溢れによる異常なトラフィック状態となることを防止することができるという効果を奏する。
【0130】
つぎの発明によれば、前記下り回線スロット割当工程または前記上り回線スロット割当工程は、第1割当工程によって、各加入者毎に、品質保証を要するデータに割り当てられるタイムスロット数量を示す保証割当量を割り当て、第2割当工程によって、優先的に割り当てられるタイムスロット数量を示す優先割当量を上限として下り合計データ量あるいは上り合計データ量をもとに残余の下りタイムスロット数あるいは残余の上りタイムスロット数を割り当て、第3割当工程によって、各加入者に割り当てられる上限のタイムスロット数量を示す割当制限量を上限として残余の下り合計データ量あるいは残余の上り合計データ量をもとに残余の下りタイムスロット数あるいは残余の上りタイムスロット数を割り当てるようにしているので、品質保証を確実に保持した通信を行うとともに、データの溢れによる異常なトラフィック状態となることを防止することができるという効果を奏する。
【0131】
つぎの発明によれば、基地局入出力制御工程または前記加入者局入出力制御工程は、第1出力工程によって、品質保証を要するデータ送信用に割り当てた保証用のタイムスロットには、データの品質保証を要する第1のプロトコルのデータを蓄積した第1のバッファから取り出したデータを出力し、第2出力工程によって、前記保証用のタイムスロット以外のタイムスロットには、データの送達確認を行わない第2のプロトコルのデータを蓄積した第2のバッファと前記第1および前記第2のプロトコル以外の第3のプロトコルのデータを蓄積した第3のバッファとから取り出したデータを交互に出力するようにしているので、効率的なタイムスロットの使用を行うことができるという効果を奏する。
【0132】
つぎの発明によれば、前記基地局入出力制御工程または前記加入者局入出力制御工程は、第1出力工程によって、品質保証を要するデータ送信用に割り当てた保証用のタイムスロットには、データの品質保証を要する第1のプロトコルのデータを蓄積した第1のバッファから取り出したデータを出力し、第2出力工程によって、前記第1の送信バッファにデータが蓄積していない場合、前記保証用のタイムスロットおよび前記保証用のタイムスロット以外のタイムスロットには、データの送達確認を行わない第2プロトコルのデータを蓄積した第2のバッファと前記第1および第2のプロトコル以外の第3のプロトコルのデータを蓄積した第3のバッファとから取り出したデータを交互に出力するようにしているので、一層、効率的なタイムスロットの使用を実現することができるという効果を奏する。
【0133】
つぎの発明によれば、前記基地局入出力制御工程または前記加入者局入出力制御工程は、付加工程によって、前記複数の下り送信バッファおよび前記複数の上り送信バッファが分類するデータ種別の区分を示す区分データを送信データに付加し、再組立工程によって、前記送信データに付加された区分データのデータ種別毎にデータの再組立を行うようにしているので、データの分類に伴う混乱をなくし、データの再組立を容易に行うことができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1である無線アクセスシステムの構成を示すブロック図である。
【図2】 図1に示した基地局の割当処理部による下りタイムスロット割当処理手順を示すフローチャートである。
【図3】 図1に示した基地局の割当処理部による上りタイムスロット割当処理手順を示すフローチャートである。
【図4】 この発明の実施の形態2である無線アクセスシステムの構成を示すブロック図である。
【図5】 図4に示した基地局の割当処理部による下りタイムスロット割当処理手順を示すフローチャートである。
【図6】 図4に示した基地局の割当処理部による上りタイムスロット割当処理手順を示すフローチャートである。
【図7】 図4に示した基地局の入出力制御部によるデータ取出および再組立を示す説明図である。
【図8】 図4に示した基地局の入出力制御部によるデータ出力制御処理手順を示すフローチャートである。
【図9】 この発明の実施の形態3である無線アクセスシステムの構成を示すブロック図である。
【図10】 図9に示した基地局の入出力制御部によるデータ取出および再組立を示す説明図である。
【図11】 図9に示した基地局の入出力制御部によるデータ出力制御処理手順を示すフローチャートである。
【図12】 無線アクセスシステムの全体構成を示すブロック図である。
【図13】 無線回線で用いられるフレームフォーマットを示す図である。
【図14】 従来の無線アクセスシステムの構成を示すブロック図である。
【図15】 図14に示した基地局の割当処理部による下りタイムスロット割当処理手順を示すフローチャートである。
【図16】 図14に示した基地局の割当処理部による上りタイムスロット割当処理手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10,30 基地局、11,21,31,41 割当処理部、12,32 品質制御情報、13,23,33,43 バッファ、14,24 TCPバッファ、15,25 UDPバッファ、16,26 CBR バッファ、17,22,37,42,57,62 入出力制御部、20,40 加入者局、Xd 下り割当制限量、Yd 下り優先割当量、Zd 下り保証割当量、Ad 下り合計データ量、Bd 下り優先分割当スロット数、Dd 下り通常分割当スロット数、Xu 上り割当制限量、Yu 上り優先割当量、Zu 上り保証割当量、Au 上り合計データ量、Bu 上り優先分割当スロット数、Du 上り通常分割当スロット数。

Claims (17)

  1. 複数のタイムスロットからなるフレームを周期として、基地局と複数の加入者局との間で基地局が割り当てたタイムスロットを使用してデータ送受信を行う無線アクセスシステムにおいて、
    前記基地局は、
    各加入者局宛のデータを複数のデータ種別毎に分類して蓄積する複数の下り送信バッファと、
    前記複数の下り送信バッファのうちの特定のデータ種別の下り送信バッファを除いた下り送信バッファのそれぞれに蓄積したデータの加入者局ごとの合計量である下り合計データ量をもとに、加入者ごとに前記特定のデータ種別を除いたデータに対して下りタイムスロットを割り当てる下り回線スロット割当手段と、
    前記下り回線スロット割当手段による下りタイムスロットの割当結果をもとに前記下り送信バッファに蓄積されたデータの入出力処理を行う基地局入出力制御手段と、
    前記各加入者局から通知された上り合計データ量をもとに前記特定のデータ種別を除いたデータに対して上りタイムスロットを割り当て、該割当結果を各加入者局に通知する上り回線スロット割当手段とを備え、
    各加入者局は、
    基地局宛のデータを前記複数のデータ種別毎に分類して蓄積する複数の上り送信バッファと、
    前記複数の上り送信バッファのうちの前記特定のデータ種別の上り送信バッファを除いた上り送信バッファのそれぞれに蓄積したデータの合計量である前記上り合計データ量を前記基地局に通知する加入者局スロット割当手段と、
    前記基地局から通知される割当結果をもとに前記上り送信バッファに蓄積されたデータの入出力処理を行う加入者局入出力制御手段とを備えた
    ことを特徴とする無線アクセスシステム。
  2. 前記複数の下り送信バッファおよび複数の上り送信バッファは、
    少なくともデータの送達確認あるいはフロー制御を行わないプロトコルのデータ種別のデータを蓄積する第1の送信バッファと、
    前記プロトコル以外のデータ種別のデータを蓄積する第2の送信バッファと、
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載の無線アクセスシステム。
  3. 前記基地局および前記各加入者局は、
    加入者毎に設定され、優先的に割り当てられるタイムスロット数量を示す優先割当量と各加入者に割り当てられる上限のタイムスロット数量を示す割当制限量とを保持する保持手段を有し、
    前記下り回線スロット割当手段および上り回線スロット割当手段は、
    各加入者毎に、前記優先割当量を上限として前記下り合計データ量あるいは前記上り合計データ量に対応する下りタイムスロット数あるいは上りタイムスロット数を割り当てた後、前記割当制限量を上限として残余の下り合計データ量あるいは残余の上り合計データ量をもとに残余の下りタイムスロット数あるいは残余の上りタイムスロット数を割り当てる
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の無線アクセスシステム。
  4. 前記複数の下り送信バッファおよび前記複数の上り送信バッファは、
    データの品質保証を要する第1のプロトコルのデータを蓄積する第1の送信バッファと、
    データの送達確認を行わない第2のプロトコルのデータを蓄積する第2の送信バッファと、
    前記第1および前記第2のプロトコル以外の第3のプロトコルのデータを蓄積する第3の送信バッファと、
    を備え、送信するデータのデータ種別を分類する
    ことを特徴とする請求項1に記載の無線アクセスシステム。
  5. 前記基地局および前記各加入者局は、
    加入者毎に設定され、品質保証を要するデータに割り当てられるタイムスロット数量を示す保証割当量と優先的に割り当てられるタイムスロット数量を示す優先割当量と各加入者に割り当てられる上限のタイムスロット数量を示す割当制限量とを保持する保持手段を有し、
    前記下り回線スロット割当手段および上り回線スロット割当手段は、
    各加入者毎に、前記保証割当量を割り当てた後、前記優先割当量を上限として下り合計データ量あるいは上り合計データ量をもとに残余の下りタイムスロット数あるいは残余の上りタイムスロット数を割り当て、その後、前記割当制限量を上限として残余の下り合計データ量あるいは残余の上り合計データ量をもとに残余の下りタイムスロット数あるいは残余の上りタイムスロット数を割り当てる
    ことを特徴とする請求項1または4に記載の無線アクセスシステム。
  6. 前記基地局入出力制御手段および前記加入者局入出力制御手段は、
    品質保証を要するデータ送信用に割り当てた保証用のタイムスロットには前記第1の送信バッファから取り出したデータを出力し、
    前記保証用のタイムスロット以外のタイムスロットには前記第2の送信バッファから取り出したデータと前記第3の送信バッファから取り出したデータとを交互に出力する
    ことを特徴とする請求項4または5に記載の無線アクセスシステム。
  7. 前記基地局入出力制御手段および前記加入者局入出力制御手段は、
    品質保証を要するデータ送信用に割り当てた保証用のタイムスロットには前記第1の送信バッファから取り出したデータを出力し、
    前記第1の送信バッファにデータが蓄積していない場合、前記保証用のタイムスロットおよび前記保証用のタイムスロット以外のタイムスロットには前記第2の送信バッファから取り出したデータと前記第3の送信バッファから取り出したデータとを交互に出力する
    ことを特徴とする請求項4または5に記載の無線アクセスシステム。
  8. 前記基地局入出力制御手段および前記加入者局入出力制御手段は、
    前記複数の下り送信バッファおよび前記複数の上り送信バッファが分類するデータ種別の区分を示す区分データを送信データに付加するとともに、受信データに付加された区分データのデータ種別毎にデータの再組立を行う
    ことを特徴とする請求項1〜7のいずれか一つに記載の無線アクセスシステム。
  9. 複数のタイムスロットからなるフレームを周期として、基地局と複数の加入者局との間で基地局が割り当てたタイムスロットを使用してデータ送受信を行う無線アクセス方法において、
    各加入者局宛のデータを複数のデータ種別毎に分類して蓄積する複数の下り送信バッファのうちの特定のデータ種別の下り送信バッファを除いた下り送信バッファのそれぞれに蓄積したデータの加入者局ごとの合計量である下り合計データ量をもとに、加入者ごとに前記特定のデータ種別を除いたデータに対して下りタイムスロットを割り当てる下り回線スロット割当工程と、
    前記下り回線スロット割当工程による下りタイムスロットの割当結果をもとに前記下り送信バッファに蓄積されたデータの入出力処理を行う基地局入出力制御工程と、
    を含むことを特徴とする無線アクセス方法。
  10. 複数のタイムスロットからなるフレームを周期として、基地局と複数の加入者局との間で基地局が割り当てたタイムスロットを使用してデータ送受信を行う無線アクセス方法において、
    基地局宛のデータを前記複数のデータ種別毎に分類して蓄積する複数の上り送信バッファのうちの特定のデータ種別の上り送信バッファを除いた上り送信バッファのそれぞれに蓄積したデータの合計量である前記上り合計データ量を前記基地局に通知する加入者局スロット割当工程と、
    前記各加入者局から通知された上り合計データ量をもとに、加入者ごとに前記特定のデータ種別を除いたデータに対して上りタイムスロットを割り当て、該割当結果を各加入者局に通知する上り回線スロット割当工程と、
    前記基地局から通知される割当結果をもとに前記上り送信バッファに蓄積されたデータの入出力処理を行う加入者局入出力制御工程と、
    を含むことを特徴とする無線アクセス方法。
  11. 前記複数の下り送信バッファおよび複数の上り送信バッファは、
    前記データ種別は、少なくともデータの送達確認あるいはフロー制御を行わないプロトコルのデータと、該プロトコル以外のデータとに分類される
    ことを特徴とする請求項9または10に記載の無線アクセス方法。
  12. 前記下り回線スロット割当工程または前記上り回線スロット割当工程は、
    各加入者毎に、優先的に割り当てられるタイムスロット数量を示す優先割当量を上限として前記下り合計データ量あるいは前記上り合計データ量に対応する下りタイムスロット数あるいは上りタイムスロット数を割り当てる第1割当工程と、
    各加入者に割り当てられる上限のタイムスロット数量を示す割当制限量を上限として残余の下り合計データ量あるいは残余の上り合計データ量をもとに残余の下りタイムスロット数あるいは残余の上りタイムスロット数を割り当てる第2割当工程と、
    を含むことを特徴とする請求項9〜11のいずれか一つに記載の無線アクセス方法。
  13. 前記データ種別は、
    データの品質保証を要する第1のプロトコルのデータと、
    データの送達確認を行わない第2のプロトコルのデータと、
    前記第1および前記第2のプロトコル以外の第3のプロトコルのデータと、
    に分類される
    ことを特徴とする請求項9または10に記載の無線アクセス方法。
  14. 前記下り回線スロット割当工程または前記上り回線スロット割当工程は、
    各加入者毎に、品質保証を要するデータに割り当てられるタイムスロット数量を示す保証割当量を割り当てる第1割当工程と、
    優先的に割り当てられるタイムスロット数量を示す優先割当量を上限として下り合計データ量あるいは上り合計データ量をもとに残余の下りタイムスロット数あるいは残余の上りタイムスロット数を割り当てる第2割当工程と、
    各加入者に割り当てられる上限のタイムスロット数量を示す割当制限量を上限として残余の下り合計データ量あるいは残余の上り合計データ量をもとに残余の下りタイムスロット数あるいは残余の上りタイムスロット数を割り当てる第3割当工程と、
    を含むことを特徴とする請求項9、10、または13に記載の無線アクセス方法。
  15. 前記基地局入出力制御工程または前記加入者局入出力制御工程は、
    品質保証を要するデータ送信用に割り当てた保証用のタイムスロットには、データの品質保証を要する第1のプロトコルのデータを蓄積した第1のバッファから取り出したデータを出力する第1出力工程と、
    前記保証用のタイムスロット以外のタイムスロットには、データの送達確認を行わない第2のプロトコルのデータを蓄積した第2のバッファと前記第1および前記第2のプロトコル以外の第3のプロトコルのデータを蓄積した第3のバッファとから取り出したデータを交互に出力する第2出力工程と、
    を含むことを特徴とする請求項9、10、13、または14に記載の無線アクセス方法。
  16. 前記基地局入出力制御工程または前記加入者局入出力制御工程は、
    品質保証を要するデータ送信用に割り当てた保証用のタイムスロットには、データの品質保証を要する第1のプロトコルのデータを蓄積した第1のバッファから取り出したデータを出力する第1出力工程と、
    前記第1の送信バッファにデータが蓄積していない場合、前記保証用のタイムスロットおよび前記保証用のタイムスロット以外のタイムスロットには、データの送達確認を行わない第2プロトコルのデータを蓄積した第2のバッファと前記第1および第2のプロトコル以外の第3のプロトコルのデータを蓄積した第3のバッファとから取り出したデータを交互に出力する第2出力工程と、
    を含むことを特徴とする請求項9、10、13、または14に記載の無線アクセス方法。
  17. 前記基地局入出力制御工程または前記加入者局入出力制御工程は、
    前記複数の下り送信バッファおよび前記複数の上り送信バッファが分類するデータ種別の区分を示す区分データを送信データに付加する付加工程と、
    前記送信データに付加された区分データのデータ種別毎にデータの再組立を行う再組立工程と、
    を含むことを特徴とする請求項9〜16のいずれか一つに記載の無線アクセス方法。
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