以下、本発明の一実施の形態を図面を参照して説明する。まず、図1を参照して、本発明の「表示装置」に該当する閲覧端末1、「印刷装置」に該当する複合機2について説明する。図1は、閲覧端末1及び複合機2の電気的構成を示す模式図である。
図1に示すように、複合機2は、印刷装置、通信装置、電話機、ファクシミリ、スキャナ、コピー機の機能を備えた装置である。本発明では、印刷を行う印刷装置としての機能が最低限必要な機能である。複合機2には、複合機2の制御を司るCPUを備えた複合機コントローラ20が設けられ、複合機コントローラ20には、複合機2を動作させるためのプログラム等を記憶したROM21と、各種のデータを一時的に記憶するRAM22と、表示画面である液晶ディスプレイ(LCD)25と、ユーザによる入力を受け付ける操作キー26と、印刷部28で印刷する印刷データを記憶するための印刷バッファ29と、複合機2を駆動するための電源を供給する電源供給部27とがバスを介して接続されている。
さらに、印刷装置として機能するために、印刷を行う印刷部28が備えられており、複合機コントローラ20に接続している。本実施の形態では、複合機2はインクジェット式の印刷を行うものとする。よって、印刷部28にはインクジェットヘッドの各チャンネルに設けられた圧電アクチュエータを駆動させるためのヘッド駆動部、印刷用紙を搬送するための搬送ローラを駆動するためのローラ駆動部等が設けられている。
そして、複合機2にはさらにスキャナ部24及びモデム41が設けられており、複合機コントローラ20に接続している。なお、モデム41には公衆回線4に接続するための回線制御部42が接続されており、回線制御部42には音声を入出力するハンドセット43が接続されている。
そして、複合機2には閲覧端末1と接続するための通信用コネクタ48及び充電用コネクタ49とが設けられている。通信用コネクタ48は印刷バッファ29に接続しており、閲覧端末1から送信された印刷データを受信する際の接続に用いられる。そして、充電用コネクタ49は電源供給部27に接続しており、閲覧端末1へ電源を供給する際の接続に用いられる。
次に、図1乃至図3を参照して、閲覧端末1について説明する。閲覧端末1は、メモリカード30に記憶されているコンテンツを表示部15に表示させる。まず、図2を参照して、閲覧端末1の外観について説明する。閲覧端末1の正面は平面視略長方形であり、その大部分の領域に表示部15が設けられている。そして、表示部15の右には、操作キー16として、印刷ボタン161,決定ボタン162,十字キー163が設けられている。印刷ボタン161は、コンテンツの印刷を指示する際に操作され、決定ボタン162は、各種メニューやコンテンツの選択等を決定する際に操作される。そして、十字キー163は、各種メニューやコンテンツを選択させるために、カーソルを移動させる際になどに操作される。十字キー163は図2に示すように十字形状をしており、上に凸になった部分を押下するとカーソルが上に移動し、下に凸になった部分を押下するとカーソルが下に移動し、左に凸になった部分を押下するとカーソルが左に移動し、右に凸になった部分を押下するとカーソルが右に移動する。さらに、閲覧端末1の正面の下端には複合機2に接続するための通信用コネクタ38及び充電用コネクタ39が設けられている。
図1に示すように、閲覧端末1には、閲覧端末1の制御を司るCPUを備えた閲覧端末コントローラ10が設けられ、閲覧端末コントローラ10には、閲覧端末1を動作させるための閲覧プログラム等を記憶したROM11と、各種のデータを一時的に記憶するRAM12と、表示部15の制御を行う表示コントローラ14と、ユーザによる入力を受け付ける操作キー16と、メモリカード30を接続するためのメモリカードコントローラ13と、複合機2へ送信するデータや複合機2から受信するデータが記憶される送受信バッファ18とがバスを介して接続されている。さらに、閲覧端末1には、閲覧端末1を駆動するためのバッテリー19が設けられている。そして、充電コントローラ17が閲覧端末コントローラ10に接続している。充電コントローラ17は、周知の充電をコントロールするICチップであり、バッテリー19の電圧を計測したり、充電の開始/終了の管理を行ったりする。なお、本実施の形態では、電圧が3.8V以上となれば、充電は終了される。
さらに、閲覧端末1には、複合機2と接続するための通信用コネクタ38及び充電用コネクタ39とが設けられている。通信用コネクタ38は、送受信バッファ18に接続しており、送受信バッファ18に記憶されているデータを複合機2へ送信したり、複合機2から送信されたデータを受信したりする際の接続に用いられる。そして、充電用コネクタ39はバッテリー19に接続しており、バッテリー19への充電を行うための複合機2との接続に用いられる。
このような構成の閲覧端末1及び複合機2は、通信用コネクタ38と通信用コネクタ48とを接続することにより、データの授受を行うことができる。そして、充電用コネクタ39と充電用コネクタ49とを接続することにより、閲覧端末1のバッテリー19の充電を行うことができる。なお、本実施の形態では、閲覧端末1の通信用コネクタ38及び充電用コネクタ39は一体で形成され、複合機2の通信用コネクタ48及び充電用コネクタ49も一体で形成されており、通信用コネクタ38と通信用コネクタ48とが接続すると、充電用コネクタ39と充電用コネクタ49とも接続するように構成されている。なお、充電用コネクタ39と充電用コネクタ49とが接続されても、すぐに充電が行われるのではなく、充電コントローラ17にて充電の開始が管理され、充電コントローラ17は閲覧端末コントローラ10から充電開始の指示が行われた際に、充電を開始させるように制御されている。
次に、図3を参照して、閲覧端末1のRAM12に設けられている記憶エリアについて説明する。図3は、閲覧端末1のRAM12に設けられている記憶エリアの構成を示す模式図である。図3に示すように、RAM12には、マークコンテンツ記憶エリア121,表示中コンテンツ記憶エリア122,選択コンテンツID記憶エリア123,表示コンテンツID記憶エリア124,表示ページ番号記憶エリア125,選択メニュー記憶エリア126が設けられている。なお、RAM12には、その他の記憶エリアも設けられている。
マークコンテンツ記憶エリア121には、閲覧端末1において表示可能なコンテンツの一覧(図2:コンテンツリスト画面101参照)から、印刷するコンテンツが指示された際に、印刷指示の行われたコンテンツを示す情報(コンテンツID)や、閲覧端末1において表示中のコンテンツ(図4:閲覧画面102参照)の印刷が指示された際に、印刷指示の行われたコンテンツのコンテンツID及び印刷するページが記憶される。そして、表示中コンテンツ記憶エリア122には、複合機2に接続された時に表示されていたコンテンツ(図4:閲覧画面102参照)のコンテンツID及びページを示すページ番号が記憶される。選択コンテンツID記憶エリア123には、コンテンツリスト画面101で選択されているコンテンツのコンテンツIDが記憶され、表示コンテンツID記憶エリア124には、閲覧画面102に表示されているコンテンツのコンテンツIDが記憶され、表示ページ番号記憶エリア125には、閲覧画面102に表示されているコンテンツのページを示すページ番号が記憶される。選択メニュー記憶エリア126には、複合機接続メニュー画面110(図5乃至図7:複合機接続メニュー画面111,112,113参照)で選択されているメニューを示す値が記憶される。
次に、図2、図4乃至図9を参照して、閲覧端末1に表示される各種画面について説明する。図2は、コンテンツリスト画面101を表示部15に表示した状態の閲覧端末1の正面図であり、図4は、閲覧画面102を表示部15に表示した状態の閲覧端末1の正面図である。そして、図5は、全メニューを選択可能な複合機接続メニュー画面111を表示部15に表示した状態の閲覧端末1の正面図であり、図6は、充電しないメニューのみが選択可能な複合機接続メニュー画面112を表示部15に表示した状態の閲覧端末1の正面図であり、図7は、充電するメニューのみが選択可能な複合機接続メニュー画面113を表示部15に表示した状態の閲覧端末1の正面図である。そして、図8は、印刷状態表示画面131を表示部15に表示した状態の閲覧端末1の正面図であり、図9は、充電画面132を表示部15に表示した状態の閲覧端末1の正面図である。
次に、図2を参照して、コンテンツリスト画面101について説明する。コンテンツリスト画面101には、メモリカード30に記憶されており、表示部15に表示させることのできるコンテンツの一覧が表示される。図2に示す例では、「株式投資の基礎」,「街のケーキ屋さん」,「アントワネットの生涯」,「おいしい紅茶の淹れ方」,「ツボ押しで健康!」,「空飛ぶきりんの話」,「織田信長」というコンテンツ名が表示されている。このコンテンツリスト画面では、十字キー163を操作することにより、カーソルを上下に移動させてコンテンツ名を選択することができる。選択されているコンテンツは反転表示される。図2に示す例では、「おいしい紅茶の淹れ方」というコンテンツが選択されている。そして、このコンテンツリスト画面において、決定ボタン162が押下されると、選択されているコンテンツの内容が表示される(図4:閲覧画面102参照)。そして、印刷ボタン161が押下されると、選択されているコンテンツのすべてのページを印刷する指示がなされたものとして、マークコンテンツ記憶エリア121に選択されているコンテンツのコンテンツIDが記憶される。
次に、図4を参照して、閲覧画面102について説明する。図4に示すように、閲覧画面102には、コンテンツの内容が表示されている。図4に示す例では、「おいしい紅茶の淹れ方」というコンテンツの内容が「第1章 紅茶の種類 紅茶にはたくさんの種類があります。ダージリン、ウバ、・・・・(以下、省略)」と表示されている。このコンテンツ表示画面では十字キー163の右に凸になった部分を押下すると次頁が表示され、左に凸になった部分を押下すると前頁が表示される。なお、表示部左下の「1」はページ番号である。また、印刷ボタン161を押下すると、表示されているページを印刷する指示がなされたものとして、表示中コンテンツ記憶エリア122に記憶されているコンテンツID及び表示ページ番号記憶エリア125に記憶されているページ番号がマークコンテンツ記憶エリア121に記憶される。
次に、図5乃至図7を参照して、全メニューを選択可能な複合機接続メニュー画面111,充電しないメニューのみが選択可能な複合機接続メニュー画面112,充電するメニューのみが選択可能な複合機接続メニュー画面113について説明する。なお、図5乃至図7に示す複合機接続メニュー画面111〜113をまとめて、複合機接続メニュー画面110ということとする。複合機接続メニュー画面110は、閲覧端末1を複合機2に接続した際に表示される画面である。
図5乃至図7に示すように、複合機接続メニュー画面110には、1〜5のメニューが表示される。1番目のメニュー(第一メニュー)は、「表示中コンテンツを印刷(充電しない)」メニューであり、複合機2と接続する際に表示部15に表示されていたコンテンツのページ(表示中コンテンツ記憶エリア122に記憶されているコンテンツの、表示ページ番号記憶エリア125に記憶されているページ)が印刷され、同時に閲覧端末1の充電は行われない。2番目のメニュー(第二メニュー)は、「マークコンテンツを印刷(充電しない)」メニューであり、マークコンテンツ記憶エリア121に記憶されているコンテンツIDの指定ページが印刷され、同時に閲覧端末1の充電は行われない。3番目のメニュー(第三メニュー)は、「表示中コンテンツを印刷(充電する)」メニューであり、複合機2と接続する際に表示部15に表示されていたコンテンツのページ(表示中コンテンツ記憶エリア122に記憶されているコンテンツの、表示ページ番号記憶エリア125に記憶されているページ)が印刷され、同時に閲覧端末1の充電が行われる。4番目のメニュー(第四メニュー)は、「マークコンテンツを印刷(充電する)」メニューであり、マークコンテンツ記憶エリア121に記憶されているコンテンツIDの指定ページが印刷され、同時に閲覧端末1の充電が行われる。5番目のメニュー(第五メニュー)は、「充電する」メニューであり、印刷は行われず、閲覧端末1の充電のみが行われる。
これらの複合機接続メニュー画面110では、十字キー163を操作することにより、カーソルを上下に移動させメニューを選択することができる。そして、選択されているメニューは、コンテンツリスト画面101と同様に反転表示される。なお、図5乃至図7では、見易さのため、反転表示せず、どのメニューが選択されているかは記載しない。
さらに、複合機接続メニュー画面110では、表示部15の右下にバッテリー19の電池残量を示す電池残量グラフ190が表示されている。この電池残量グラフ190は、5つのブロックで構成されており、電池残量が多いほど多くのブロックが塗り潰されて表示される。本実施の形態では、3V以下で要充電とし、3.8V以上でフル充電としているので、例えば、3V以下で一番右のブロックのみ塗り潰し表示させ、3V超3.3V未満で右から2つのブロックを塗り潰し表示させ、3.3V以上3.6V未満で右から3つのブロックを塗り潰し表示させ、3.6V以上3.8V未満で右から4つのブロックを塗り潰し表示させ、3.8V以上ですべてのブロックを塗り潰し表示させる。
そして、図5に示す全メニューを選択可能な複合機接続メニュー画面111では、電池残量グラフ190は、5個中2個のブロックが塗り潰されており、フル充電されてもいないが、電池残量が少なすぎる状態でもないことを示している。そこで、充電しても充電しなくてもよいので、「1」〜「5」のすべてのメニューが選択可能となっている。そして、図6に示す充電しないメニューのみが選択可能な複合機接続メニュー画面112では、電池残量グラフ190は、5個すべてのブロックが塗り潰されており、フル充電の状態であることを示している。よって、「1」,「2」のメニューは選択可能であるが、「3」〜「5」のメニューは選択不可能となっており、「3」〜「5」のメニューは文字色がグレーとされている。つまり、複合機接続メニュー画面112では、充電の必要がないので、充電しないメニューしか選択できない。そして、図7に示す充電するメニューのみが選択可能な複合機接続メニュー画面113では、電池残量グラフ190は、1つのブロックも塗り潰されていない。そこで、「3」〜「5」のメニューは選択可能であるが、「1」,「2」のメニューが選択不可能となっており、「1」,「2」のメニューは文字色がグレーとされている。つまり、複合機接続メニュー画面113では、充電の必要があるので、充電するメニューしか選択できない。なお、これらの複合機接続メニュー画面110は、閲覧端末1のバッテリー19の電池残量に基づいてどの画面が表示されるのか決定される。詳細については、図13に示すフローチャートを参照して後述する。
次に、図8を参照して、印刷状態表示画面131について説明する。この印刷状態表示画面131は、複合機2で印刷を実行している最中に閲覧端末1の表示部15に表示される画面であり、印刷がどの程度進行したかを示す進行帯グラフ280が表示されている。進行帯グラフ280は、左から右に向かって0%〜100%を示しており、印刷が進行した割合だけ塗り潰して表示される。図8に示す例では、40%の印刷が完了していることを示している。さらに、進行帯グラフ280の上には「4/10ページ目印刷中」というメッセージも表示されており、全部で10ページ印刷する中の4ページ目を印刷していることがわかる。なお、印刷状態表示画面131にも電池残量グラフ190が表示されている。
次に、図9を参照して、充電画面132について説明する。この充電画面132は、複合機2に接続して充電が行われている際中に閲覧端末1の表示部15に表示される画面である。充電画面132には「充電中です!!」のメッセージ及び電池残量グラフ190が表示されている。この電池残量グラフ190は充電が進むと共に更新されるので、どのくらい充電が行われたかを知ることができる。なお、「充電中です!!」のメッセージは、充電が完了すると「充電が完了しました」とのメッセージに変更される。
次に、図10乃至17のフローチャートを参照して、閲覧端末1で行われる処理について説明する。図10は、閲覧端末1のメイン処理のフローチャートであり、図11は、メイン処理の中で行われる印刷指示処理のフローチャートであり、図12は、メイン処理の中で行われる表示処理のフローチャートであり、図13は、メイン処理の中で行われる接続処理のフローチャートである。そして、図14は、接続処理の中で行われる第一メニュー処理のフローチャートであり、図15は、接続処理の中で行われる第二メニュー処理のフローチャートであり、図16は、接続処理の中で行われる第三メニュー処理のフローチャートであり、図17は、接続処理の中で行われる第四メニュー処理のフローチャートであり、図18は、接続処理の中で行われる第五メニュー処理のフローチャートである。
図10に示すメイン処理は、閲覧端末1の電源が投入され、動作確認等の初期処理が行われた後に、閲覧端末コントローラ10が閲覧端末プログラムを実行することにより開始される。ここでは、メイン処理のうち、本発明に関わる部分についてのみ詳述し、他の処理については省略する。まず、電源OFFの指示が行われたか否かの判断が行われる(S1)。電源OFFの指示が行われていない場合には(S1:NO)、通信用コネクタ38及び充電用コネクタ39が共に複合機2に接続しているか否かの判断が行われる(S2)。通信用コネクタ38を介して複合機2と通信確認のデータの授受ができた場合には、通信用コネクタ38が複合機2の通信用コネクタ48と接続していると判断され、充電コントローラ17が充電用コネクタ39から電圧を検出できた場合には、充電用コネクタ39が複合機2の充電用コネクタ49と接続していると判断される(S2:YES)。そして、接続処理が行われる(S5、図13乃至図18参照)。そして、接続処理が終了したらS1へ戻る。なお、接続処理については、図13乃至図18を参照して、後に詳述する。
また、複合機2と接続していないと判断された場合には(S2:NO)、印刷ボタン161が押下されたか否かの判断が行われる(S3)。印刷ボタン161が押下されていれば(S3:YES)、印刷指示処理が行われる(S6、図11参照)。この印刷指示処理については、図11を参照して、後に詳述する。また、印刷ボタン161も押下されていない場合には(S3:NO)、決定ボタン162が押下されたか否かの判断が行われる(S4)。決定ボタンが押下された場合には(S4:YES)、決定処理が行われる(S7、図12参照)。この決定処理については、図12を参照して、後に詳述する。また、決定ボタン162も押下されていない場合には(S4:NO)、その他の処理が行われる(S8)。そして、S1へ戻る。
なお、その他の処理とは、閲覧端末1で行われる他の動作を行うための処理である。その他の処理とは、例えば、コンテンツリスト画面101において十字キー163の操作を受け付け、選択されているコンテンツのコンテンツIDを選択コンテンツID記憶エリア123に記憶し、カーソルを移動させて表示を更新する処理である。他には、閲覧画面102において十字キー163の操作を受け付け、表示ページ番号記憶エリア125のページ番号を変更し、表示部15に変更後のページ番号のページの内容を表示させる処理などである。
そして、S1〜S6の処理が繰り返し実施され、電源OFFの指示が行われたら(S1:YES)、本処理は終了し、電源OFFのための処理が行われた後、閲覧端末1は電源OFFされる。
次に、図11のフローチャートを参照して、印刷指示処理について説明する。前述したように、この印刷指示処理は、印刷ボタン161が押下された際に実行される(図10、S3:YES)。まず、表示部15に表示されているのが閲覧画面102であるか否かにより、表示中コンテンツの印刷指示であるか否かの判断が行われる(S11)。表示中コンテンツの印刷指示である場合には(S11:YES)、表示コンテンツID記憶エリア124に記憶されているコンテンツID及び表示ページ番号記憶エリア125に記憶されているページ番号がマークコンテンツ記憶エリア121に記憶される(S14)。そして、印刷指示処理は終了し、メイン処理へ戻る。
一方、表示中コンテンツの印刷指示でない場合には(S11:NO)、コンテンツリスト画面101が表示されているか否かにより、一覧からの印刷指示であるか否かの判断が行われる(S12)。一覧からの印刷指示である場合には(S12:YES)、選択コンテンツID記憶エリア123に記憶されているコンテンツIDがマークコンテンツ記憶エリア121に記憶される(S13)。そして、印刷指示処理は終了し、メイン処理へ戻る。なお、一覧からの印刷指示でもない場合には(S12:NO)、閲覧画面102,コンテンツリスト画面101のいずれでもない画面で印刷ボタン161が押下されたことになるので、誤操作と判断して、何も行わずに、本処理は終了してメイン処理へ戻る。
次に、図12のフローチャートを参照して、決定処理について説明する。前述したように、この決定処理は、決定ボタン162が押下された際に実行される(図10、S4:YES)。まず、表示部15に表示されているのがコンテンツリスト画面101であるか否かの判断が行われる(S16)。コンテンツリスト画面101であれば(S16:YES)、カーソルで選択されているコンテンツのコンテンツID、つまり、選択コンテンツID記憶エリア123に記憶されているコンテンツIDが表示中コンテンツ記憶エリア122に記憶され、表示ページ番号記憶エリア125には「1」が記憶される(S17)。そして、表示部15に表示中コンテンツ記憶エリア122に記憶されているIDのコンテンツの1ページ目が表示される(S18)。そして、メイン処理へ戻る。
一方、コンテンツリスト画面101が表示されていない場合には(S16:NO)、その他の処理が行われ(S19)、メイン処理へ戻る。その他の処理としては、その他の画面(例えば、設定画面)などで、入力項目を決定させ、所定の記憶エリアに設定値を記憶させる処理など、その画面、選択項目に応じた処理である。
次に、図13乃至図18のフローチャートを参照して、接続処理について説明する。前述したように、この接続処理は、複合機2との接続が検知された際に実行される(S10、S2:YES)。まず、バッテリー19の充電状態が取得される(S21)。これは、充電コントローラ17において、バッテリー19の電圧が計測され、出力される。バッテリー19の電圧が3V以下であれば(S22:YES)、バッテリー19の電圧が低下しており、充電の必要がある。そこで、充電するメニューのみが選択可能な複合機接続メニュー画面113(図7参照)が表示される(S26)。また、バッテリー19の電圧が3V以下でなければ(S22:NO)、3.8V以上であるか否かの判断が行われる(S23)。3.8V以上である場合には(S23:YES)、充電は充分に行われているので、充電をする必要はない。そこで、充電しないメニューのみが選択可能な複合機接続メニュー画面112(図6参照)が表示される(S25)。また、3.8V以上でない場合には(S23:NO)、バッテリーは3Vより大きく3.8Vよりも小さいので、充電しても充電しなくてもどちらでもよい。そこで、全メニューを選択可能な複合機接続メニュー画面111が表示される(S24)。
複合機接続メニュー画面110が表示されたら(S24,S25,S26)、 複合機接続メニュー画面110でのメニュー受け付け処理が行われる(S27)。ここでは、十字キー163の押下に応じて、選択メニュー記憶エリア126へ選択されているメニューの番号を記憶し、カーソルを移動させる処理が行われる。そして、決定ボタン162が押下されたらS31へ進む。なお、この選択メニューの受け付け処理が行われている間にも、複合機2との接続が定期的に確認され、複合機2との接続が断たれた場合には、接続処理は終了し、メイン処理へ戻る。
まず、S31では、第一メニューが選択されたか否かの判断が行われる(S31)。選択メニュー記憶エリア126に記憶されている値が第一メニューを示すものであれば(S31:YES)、第一メニュー処理が行われる(S36、図14参照)。そして、S41へ進む。また、選択メニュー記憶エリア126に記憶されている値が第二メニューを示すものであり、第一メニューが選択されておらず(S31:NO)、第二メニューが選択されていれば(S32:YES)、第二メニュー処理が行われる(S37、図15参照)。そして、S41へ進む。また、選択メニュー記憶エリア126に記憶されている値が第三メニューを示すものであり、第二メニューが選択されておらず(S32:NO)、第三メニューが選択されていれば(S33:YES)、第三メニュー処理が行われる(S38、図16参照)。そして、S41へ進む。また、選択メニュー記憶エリア126に記憶されている値が第四メニューを示すものであり、第三メニューが選択されておらず(S33:NO)、第四メニューが選択されていれば(S34:YES)、第四メニュー処理が行われる(S39、図17参照)。そして、S41へ進む。
そして、選択メニュー記憶エリア126に記憶されている値が第五メニューを示すものであり、第四メニューが選択されておらず(S34:NO)、第五メニューが選択されていれば(S35:YES)、第五メニュー処理が行われる(S40、図18参照)。そして、S41へ進む。また、選択メニュー記憶エリア126に記憶されている値が第五メニューを示すものでもなければ(S35:NO)、S41へ進む。
S41では、複合機2に接続しているか否かの判断が行われる(S41)。複合機2に接続していれば、S21へ戻り、再びバッテリー19の充電状態が取得される(S21)。そして、S22〜S41の処理が行われる。そして、複合機2に接続していないと判断された場合には(S41:NO)、メイン処理へ戻る。
次に、図14を参照して、第一メニュー処理について説明する。第一メニュー処理は、第一メニュー「表示中コンテンツを印刷(充電しない)」が選択された際に行われる処理である。そこで、まず、表示中コンテンツ記憶エリア122に記憶されているコンテンツIDのコンテンツの、表示ページ番号記憶エリア125に記憶されているページを複合機2で印刷するための印刷データが作成され、送受信バッファ18に記憶され、複合機2へ送信される(S111)。送信が完了したら、「転送完了通知」が作成されて、送受信バッファ18に記憶されて、複合機2へ送信される(S112)。
複合機2では、「転送完了通知」を受信すると、印刷を実行し、所定のタイミングで「印刷状態通知」を閲覧端末1へ送信し、印刷が完了した際には「印刷完了通知」を送信する(図19参照)。そこで、複合機2から送信される「印刷状態通知」を受信したら(S113:YES)、送受信バッファ18に記憶された「印刷状態通知」に基づいて、印刷状態表示画面131(図8参照)が表示される(S114)。なお、「印刷状態通知」には、全印刷ページ数及び印刷完了ページ数が記載されている。そこで、これらのページ数に基づいて印刷状態表示画面131のメッセージ及び進行帯グラフ280が作成される。そして、S113へ戻り、再び「印刷状態通知」の受信の判断が行われる(S113)。「印刷状態通知」を受信していなければ(S113;NO)、「印刷完了通知」を受信したか否かの判断が行われる(S115)。「印刷完了通知」を受信していなければ(S115:NO)、S113へ戻り、再び「印刷状態通知」の受信の判断が行われる(S113)。
繰り返し、S113、S115の処理が行われ、「印刷状態通知」を受信したら(S114)、印刷状態表示画面131が更新される(S114)。そして、さらに繰り返してS113〜S115の処理が行われて、「印刷完了通知」を受信したら(S115:YES)、本処理は終了し、接続処理へ戻り、メイン処理へ戻る。なお、途中、複合機2へデータ送信(S111,S112)が行えない場合や、印刷状態通知や印刷完了通知の受信を待機する間(S113:NO,S115:NO)に複合機2との接続が断たれた場合には、本第一メニュー処理は終了して、接続処理へ戻る。
以上のようにして、第一メニューが選択された場合には、複合機2に対して表示中コンテンツの印刷指示が行われるが、充電は行われない。
次に、図15を参照して、第二メニュー処理について説明する。第二メニュー処理は、第二メニュー「マークコンテンツを印刷(充電しない)」が選択された際に行われる処理である。そこで、まず、マークコンテンツ記憶エリア121に記憶されているコンテンツIDのコンテンツの指定ページを複合機2で印刷するための印刷データが作成され、送受信バッファ18に記憶され、複合機2へ送信される(S121)。送信が完了したら、「転送完了通知」が作成されて、送受信バッファ18に記憶されて、複合機2へ送信される(S122)。
複合機2では、「転送完了通知」を受信すると、印刷を実行し、所定のタイミングで「印刷状態通知」を閲覧端末1へ送信し、印刷が完了した際には「印刷完了通知」を送信する(図19参照)。そこで、複合機2から送信される「印刷状態通知」を受信したら(S123:YES)、送受信バッファ18に記憶された「印刷状態通知」に基づいて、印刷状態表示画面131(図8参照)が表示される(S124)。そして、S123へ戻り、再び「印刷状態通知」の受信の判断が行われる(S123)。「印刷状態通知」を受信していなければ(S123;NO)、「印刷完了通知」を受信したか否かの判断が行われる(S125)。「印刷完了通知」を受信していなければ(S125:NO)、S123へ戻り、再び「印刷状態通知」の受信の判断が行われる(S123)。
繰り返し、S123、S125の処理が行われ、「印刷状態通知」を受信したら(S124)、印刷状態表示画面131が更新される(S124)。そして、さらに繰り返してS123〜S125の処理が行われて、「印刷完了通知」を受信したら(S125:YES)、本処理は終了し、接続処理へ戻り、メイン処理へ戻る。なお、途中、複合機2へデータ送信(S121,S122)が行えない場合や、印刷状態通知や印刷完了通知の受信を待機する間(S123:NO,S125:NO)に複合機2との接続が断たれた場合には、本第二メニュー処理は終了して、接続処理へ戻る。
以上のようにして、第二メニューが選択された場合には、複合機2に対してマークコンテンツの印刷指示が行われるが、充電は行われない。
次に、図16を参照して、第三メニュー処理について説明する。第三メニュー処理は、第三メニュー「表示中コンテンツを印刷(充電する)」が選択された際に行われる処理である。そこで、まず、充電コントローラ17にバッテリー19の充電開始の指示が行われ、充電が開始される(S130)。そして、表示中コンテンツ記憶エリア122に記憶されているコンテンツIDのコンテンツの、表示ページ番号記憶エリア125に記憶されているページを複合機2で印刷するための印刷データが作成され、送受信バッファ18に記憶され、複合機2へ送信される(S131)。送信が完了したら、「転送完了通知」が作成されて、送受信バッファ18に記憶されて、複合機2へ送信される(S132)。
複合機2では、「転送完了通知」を受信すると、印刷を実行し、所定のタイミングで「印刷状態通知」を閲覧端末1へ送信し、印刷が完了した際には「印刷完了通知」を送信する(図19参照)。そこで、複合機2から送信される「印刷状態通知」を受信したら(S133:YES)、送受信バッファ18に記憶された「印刷状態通知」に基づいて、印刷状態表示画面131(図8参照)が表示される(S134)。そして、S133へ戻り、再び「印刷状態通知」の受信の判断が行われる(S133)。「印刷状態通知」を受信していなければ(S133;NO)、「印刷完了通知」を受信したか否かの判断が行われる(S135)。「印刷完了通知」を受信していなければ(S135:NO)、S133へ戻り、再び「印刷状態通知」の受信の判断が行われる(S133)。
繰り返し、S133、S135の処理が行われ、「印刷状態通知」を受信したら(S134)、印刷状態表示画面131が更新される(S134)。そして、さらに繰り返してS133〜S135の処理が行われて、「印刷完了通知」を受信したら(S135:YES)、バッテリー19の充電状態が取得され(S136)、充電画面132(図9参照)が表示される(S137)。そして、充電コントローラ17に問合せを行い、充電が完了したか否かの判断が行われる(S138)。充電が完了してなければ(S138:NO)、S136へ戻り、再びバッテリー19の充電状態が取得され(S136)、充電画面132の更新が行われる(S137)。そして、繰り返しS136〜S138の処理が行われ、充電が完了したら(S138:YES)、本処理は終了し、接続処理へ戻り、メイン処理へ戻る。なお、途中、複合機2へデータ送信(S131,S132)が行えない場合や、印刷状態通知や印刷完了通知の受信を待機する間(S133:NO,S135:NO)に複合機2との接続が断たれた場合や、バッテリー19への電源の供給が断たれた場合には、本第三メニュー処理は終了して、接続処理へ戻る。
以上のようにして、第三メニューが選択された場合には、複合機2に対して表示中コンテンツの印刷指示が行われる。さらに、閲覧端末1の充電も行われる。
次に、図17を参照して、第四メニュー処理について説明する。第四メニュー処理は、第四メニュー「マークコンテンツを印刷(充電する)」が選択された際に行われる処理である。そこで、まず、充電コントローラ17にバッテリー19の充電開始の指示が行われ、充電が開始される(S140)。そして、マークコンテンツ記憶エリア121に記憶されているコンテンツIDのコンテンツの指定ページを複合機2で印刷するための印刷データが作成され、送受信バッファ18に記憶され、複合機2へ送信される(S141)。送信が完了したら、「転送完了通知」が作成されて、送受信バッファ18に記憶されて、複合機2へ送信される(S142)。
複合機2では、「転送完了通知」を受信すると、印刷を実行し、所定のタイミングで「印刷状態通知」を閲覧端末1へ送信し、印刷が完了した際には「印刷完了通知」を送信する(図19参照)。そこで、複合機2から送信される「印刷状態通知」を受信したら(S143:YES)、送受信バッファ18に記憶された「印刷状態通知」に基づいて、印刷状態表示画面131(図8参照)が表示される(S144)。そして、S143へ戻り、再び「印刷状態通知」の受信の判断が行われる(S143)。「印刷状態通知」を受信していなければ(S143;NO)、「印刷完了通知」を受信したか否かの判断が行われる(S145)。「印刷完了通知」を受信していなければ(S145:NO)、S143へ戻り、再び「印刷状態通知」の受信の判断が行われる(S143)。
繰り返し、S143、S145の処理が行われ、「印刷状態通知」を受信したら(S144)、印刷状態表示画面131が更新される(S144)。そして、さらに繰り返してS143〜S145の処理が行われて、「印刷完了通知」を受信したら(S145:YES)、バッテリー19の充電状態が取得され(S146)、充電画面132(図9参照)が表示される(S147)。そして、充電コントローラ17に問合せを行い、充電が完了したか否かの判断が行われる(S148)。充電が完了してなければ(S148:NO)、S146へ戻り、再びバッテリー19の充電状態が取得され(S146)、充電画面132の更新が行われる(S147)。そして、繰り返しS146〜S148の処理が行われ、充電が完了したら(S148:YES)、本処理は終了し、接続処理へ戻り、メイン処理へ戻る。なお、途中、複合機2へデータ送信(S141,S142)が行えない場合や、印刷状態通知や印刷完了通知の受信を待機する間(S143:NO,S145:NO)に複合機2との接続が断たれた場合や、バッテリー19への電源の供給が断たれた場合には、本第四メニュー処理は終了して、接続処理へ戻る。
以上のようにして、第四メニューが選択された場合には、複合機2に対してマークコンテンツの印刷指示が行われる。さらに、閲覧端末1の充電も行われる。
次に、図18を参照して、第五メニュー処理について説明する。第五メニュー処理は、第五メニュー「充電する」が選択された際に行われる処理である。そこで、まず、充電コントローラ17にバッテリー19の充電開始の指示が行われ、充電が開始される(S150)。そして、バッテリー19の充電状態が取得され(S151)、充電画面132(図9参照)が表示される(S152)。そして、充電コントローラ17に問合せを行い、充電が完了したか否かの判断が行われる(S153)。充電が完了してなければ(S153:NO)、S151へ戻り、再びバッテリー19の充電状態が取得され(S151)、充電画面132の更新が行われる(S152)。そして、繰り返しS151〜S153の処理が行われ、充電が完了したら(S153:YES)、本処理は終了し、接続処理へ戻り、メイン処理へ戻る。なお、バッテリー19への電源の供給が断たれた場合には、本第一メニュー処理は終了して、接続処理へ戻る。
以上のようにして、第五メニューが選択された場合には、閲覧端末1の充電のみが行われる。
次に、図19のフローチャートを参照して、複合機2で行われる複合機処理について説明する。図19は、複合機2で行われる複合機処理のフローチャートである。この複合機処理は、閲覧端末1の接続を検知すると開始される処理である。閲覧端末1は、複合機2に接続すると複合機接続メニュー画面110を表示し、第一メニュー〜第五メニューのいずれかの選択を受け付け、メニューに応じた処理が行われる(図13参照)。第一メニュー〜第四メニューでは通信用コネクタ38から印刷データを送信する。第五メニューでは、充電を行うだけであるので、通信用コネクタ38からのデータ送信は行われない。
そこで、印刷データを通信用コネクタ48から受信したか否かの判断が行われる(S201)。通信用コネクタ48から印刷データを受信すると、印刷バッファ29へ受信した印刷データが記憶される。そこで、印刷バッファ29に印刷データが記憶されているか否かにより印刷データを受信したか否かの判断が行われる(S201)。印刷データを受信していなければ(S201:NO)、繰り返し印刷データ受信の判断が行われる(S202)。そして、印刷データを受信したら(S201:YES)、次に送信されてくる「転送完了通知」を受信したか否かの判断が行われる(S202)。「転送完了通知」を受信していなければ(S202:NO)、繰り返し「転送完了通知」の受信の判断が行われ(S202)、「転送完了通知」を受信したら(S202:YES)、印刷バッファ29に記憶されている印刷データの印刷が印刷部28で実施される(S203)。そして、閲覧端末1へ「印刷状態通知」が送信される(S204)。ここでは、印刷データから全印刷ページ数が取得され、印刷部28から印刷完了ページ数が取得される。そして、「印刷状態通知」に、全印刷ページ数及び印刷完了ページ数を記載して、通信用コネクタ48から送信される。
そして、印刷が完了したか否かの判断が行われる(S205)。全印刷ページ数と印刷完了ページ数とが同じである場合には全ページの印刷が完了していると判断される(S205:YES)。全印刷ページ数と印刷完了ページ数とが同じでなく、印刷が完了していない場合には(S205:NO)、S204へ戻り、再度「印刷状態通知」が閲覧端末1へ送信される(S204)。そして、繰り返しS204,S205の処理が実行され、印刷が完了したら(S205:YES)、閲覧端末1へ「印刷完了通知」が送信される(S206)。そして、S201へ戻り、再び、印刷データの受信の判断が行われる(S201)。
なお、印刷データの受信を待機したり(S201:NO、S201)、転送完了通知の受信を待機したり(S202:NO、S202)している間には、定期的に閲覧端末1との接続が検知され、接続が断たれた場合には、複合機処理は終了する。また、S204やS206において閲覧端末1へ印刷状態通知や印刷完了通知が送信できない場合にも、閲覧端末1との接続が断たれたとして、複合機処理は終了する。なお、第五メニューが選択された際にこの処理が実施され端末場合には、印刷データの受信を待機し続ける(S201:NO、S201)。そして、充電が完了してユーザが閲覧端末1の接続を解除した時点で、閲覧端末1との接続が断たれたとして、本複合機処理は終了されることとなる。
以上のようにして、閲覧端末1を複合機2に接続した際に、印刷を指示するだけでなく、充電の指示も行うことができる。その際に用いられる複合機接続メニュー画面110では、バッテリー19の電池残量に基づいて選択できるメニューを決定している。バッテリー19の電圧が3V以下であり、電池残量が少ない場合には、充電する必要があるので、充電するメニューのみが選択可能となっている(図7の複合機接続メニュー画面113参照)。また、バッテリー19の電圧が3.8V以上であり、フル充電の状態では、充電することにより過充電となり、バッテリー19に負担をかけてしまわないように、充電するメニューが選択できないようになっている(図6の複合機接続メニュー画面112参照)。また、バッテリー19の電圧が3V以下でも3.8以上でもない場合には、充電するメニューも充電しないメニューも選択可能となっている(図5の複合機接続メニュー画面111参照)。
よって、充電の必要がある場合には必ず充電が行われるので、閲覧端末1がうっかり電池切れとしてしまうことを防ぐことができる。さらに、充電をしない方がよい場合には充電は行えないので、バッテリー19を過充電から保護できる。さらに、充電してもしなくてもよい場合には、充電するかしないかをユーザが選択できる。したがって、印刷装置に接続して充電を行うことができ、充電のためだけに他の機器に接続しなくてよいので便利である。また、充電のみ行うメニュー(第五メニュー)もあるので、印刷の必要がない場合であっても、複合機2に接続することで充電できる。よって、充電のためだけに使用する機器が必要ない。
また、上記実施の形態では、表示しているコンテンツの印刷を指示したり、一覧からコンテンツを選んで印刷指示したりできるので、柔軟に印刷の指示を行うことができる。
なお、上記実施の形態における閲覧端末1が「表示装置」に該当し、複合機2が「印刷装置」に該当する。そして、閲覧端末1から複合機2へ送信される「印刷データ」及び「転送完了通知」が「印刷指示」に該当し、閲覧端末1の通信用コネクタ38が「印刷指示接続手段」に該当し、閲覧端末1の充電用コネクタ39が「受電接続手段」に該当する。そして、複合機2の通信用コネクタ48が「表示装置接続手段」に該当し、複合機2の充電用コネクタ49が「電源供給手段」に該当する。そして、バッテリー19の電圧を計測する充電コントローラ17が「電池残量検出手段」に該当する。そして、3.8Vが「第一の所定の値」、3Vが「第二の所定の値」に該当する。
そして、第一メニューである「表示中コンテンツを印刷(充電しない)」メニュー、及び、第二メニューである「マークコンテンツを印刷(充電しない)」メニューが「印刷のみを実行させる指示のメニュー」に該当する。そして、第一メニューである「表示中コンテンツを印刷(充電しない)」メニューが「前記接続判断手段により接続されたと判断された際に前記表示手段に表示されていたコンテンツの印刷指示のメニュー」に該当し、第二メニューである「マークコンテンツを印刷(充電しない)」メニューが「前記印刷予約指示受付手段により前記印刷予定コンテンツとしてユーザに予め指定されたコンテンツの印刷指示のメニュー」に該当する。
そして、第三メニューである「表示中コンテンツを印刷(充電する)」メニュー、及び、第四メニューである「マークコンテンツを印刷(充電する)」メニューが「印刷並びに充電の両方を実行させる指示のメニュー」に該当する。そして、第三メニューである「表示中コンテンツを印刷(充電する)」メニューが「前記接続判断手段により接続されたと判断された際に前記表示手段に表示されていたコンテンツの印刷指示並びに充電の両方を実行させる指示のメニュー」に該当し、第四メニューである「マークコンテンツを印刷(充電する)」メニューが「前記印刷予約指示受付手段により前記印刷予定コンテンツとしてユーザに予め指定されたコンテンツの印刷指示並びに充電の両方を実行させる指示のメニュー」に該当する。
そして、図10に示すメイン処理のS2において、通信用コネクタ38及び充電用コネクタ39が共に複合機2に接続しているか否かの判断を行う閲覧端末コントローラ10が「接続判断手段」に相当する。そして、図13に示す接続処理のS24,S25,S26において、複合機接続メニュー画面110を表示部15に表示させる処理を行う閲覧端末コントローラ10が「メニュー表示制御手段」に相当し、S27において複合機接続メニュー画面110におけるメニューの選択を受け付ける処理を行う閲覧端末コントローラ10が「選択受付手段」に相当する。そして、S31〜S34,S36〜S39において選択されたメニューに応じて、印刷の指示のみ、又は、印刷の指示及び充電を行う閲覧端末コントローラ10が「印刷充電制御手段」に相当する。そして、コンテンツリスト画面101や閲覧画面102において印刷ボタン161が押下されたことを検出し(メイン処理S3:YES)、印刷指示処理(S6、図11)において、マークコンテンツ記憶エリア121にコンテンツIDを記憶する処理を行う閲覧端末コントローラ10が「印刷指示手段」に相当する。
なお、本発明の表示装置、充電制御システム及び表示装置プログラムは、上記した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。上記実施の形態では、「印刷装置」として複合機2を使用したが、「印刷装置」は複合機のように印刷以外の機能を備えていなくともよい。また、表示装置を接続させるのは、印刷手段を備えた印刷装置でなく、印刷装置に印刷の指示を行うことのできる装置(「外部装置」に該当する)であってもよい。例えば、プリンターを接続(直接接続、又は、ネットワークを介して接続)したパーソナルコンピュータに表示装置を接続させる。
また、上記実施の形態では、「第一の所定の値」を3.8V、「第二の所定の値」を3Vとしたが、「第一の所定の値」及び「第二の所定の値」はこれらの値に限らないことは言うまでもない。「第一の所定の値」は、バッテリー19が十分に充電された状態での電圧値又はその電圧値よりも微量に少ない電圧値、つまり充電を行うとバッテリー19を過充電してしまう可能性のある電圧値であればよい。「第二の所定の値」は、閲覧端末1を駆動させるのに最低限充電な電圧値又はそれよりも微量に多い電圧値、つまり充電を行う必要が生じる電圧値であればよい。
また、複合機2の印刷部28をインクジェット式の印刷を行うものとしたが、印刷方法はこれに限らず、他の印刷方法であってもよい。例えば、レーザー方式、熱転写方式などの印刷方法であってもよい。また、上記実施の形態では、印刷の指示を行うために複合機2に閲覧端末1を接続した際に、充電を行ったり、充電を行うことを選択可能としたりしたが、閲覧端末1のバッテリー19に電源を供給する装置は印刷装置でなくともよい。例えば、閲覧端末1で使用するデータ(例えば、コンテンツのデータや、プログラムで使用するデータ)を取得するために接続する外部装置であってもよい。そして、その外部装置に対して処理の指示(データの受信、データの送信など)を与える際に表示されるメニュー画面にて、バッテリー19の電池残量に基づいて、処理の指示に併せて充電も行うメニューや処理の指示のみ行うメニューを表示させるようにしてもよい。例えば、「コンテンツの取得(充電あり)」メニューや「コンテンツの取得(充電なし)」メニューなどである。
また、上述の実施形態では、バッテリー19の充電状態を取得し(S21)、この充電状態に応じて選択可能なメニューを変えた複合機接続メニュー画面111を表示する(S24〜S26)ものとして説明したが、本発明はこれに限るものではない。例えば、バッテリー19の充電状態は取得せずに、充電の有無を選択可能なメニュー画面(図5のような複合機接続メニュー画面111)を常に表示させるようにしてもよい。また、上述の実施形態では、印刷の指定が行われてコンテンツの印刷データを閲覧端末1で作成し、それを印刷装置へ送信するものとして説明したが、本発明はこれに限るものではない。例えば、閲覧端末からコンテンツの印刷指示を受けた複合機2が、印刷指示されたコンテンツの印刷データをネットワーク上のコンテンツサーバから取得するようにしてもよい。
また、上記実施の形態の閲覧端末1では、電源をOFF/ONする電源スイッチが設けられているが、必ずしも電源スイッチを設けていなくともよい。この場合には、図10に示すメイン処理のS1の処理は行われない。