JP4752740B2 - ロータリスイッチ - Google Patents

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Description

本発明は、ロータリスイッチに関するものである。
従来から、図10に示すように、JIS C 8375に規定された取付枠に取付可能なロータリスイッチが提供されている(例えば、特許文献1参照)。
このロータリスイッチは、取付枠9の器具取付用開口に保持されるハウジング(図示せず)と、一部がハウジングの前面に露出する形でハウジングに保持されハウジングに対して前方から見た面内で回動可能なハンドル3と、ハウジングに収納されハンドル3の回動に伴って接点が切り替わる接点部(図示せず)とを備える。図10において、ハウジングの前側には、ハンドル3を露出させてハウジング及び取付枠9の一部を覆う化粧プレート24が取り付けられている。
この種のロータリスイッチは、取付枠9を用いることにより、壁面等の施工面に設けられた埋込穴(図示せず)への埋込配設が可能である。
特開2000−243170号公報
従来のロータリスイッチでは、接点部やハンドル3がそれぞれ1回路分しか設けられておらず、つまり1個の取付枠9につき1回路の負荷しか制御することができなかった。従って、ロータリスイッチによって制御したい負荷が例えば2回路である場合には、取付枠9を2個設けたり、器具取付用開口を左右に並べて2個有して上記ロータリスイッチを2個取付可能な2連形の取付枠を用いる必要があり、いずれにしても取付に必要な面積が大きくなっていた。
本発明は、上記事由に鑑みて為されたものであり、その目的は、取付に必要な面積を縮小することができるロータリスイッチを提供することにある。
請求項1の発明は、埋込配設用の規格化された取付枠の器具取付用開口に3個並べて取付可能な単位寸法の配線器具の3個分の寸法形状に形成されたハウジングと、ハウジングの前方から見た長手方向に並べてそれぞれハウジングに保持された2個のスイッチ部とを備え、各スイッチ部は、それぞれ、ハウジングの前側に露出する形でハウジングに対し前方から見た面内で回動可能に保持されたハンドルと、それぞれハウジングに収納されて電線が電気的且つ機械的に接続される少なくとも2個の端子部と、ハウジングに収納されハンドルの回動に伴って端子部間の電気的接続を切り替える接点部とを有し、ハウジングの後面には、それぞれ端子部に接続される電線が挿入される電線挿入口が、端子部毎に少なくとも1個ずつ設けられ、各スイッチ部において、それぞれ、ハンドルの回動軸は、各端子部に対し、ハウジングの前方から見た長手方向の一方側に位置していて、且つ、ハンドルの回動軸が各端子部に対して位置する方向は一方のスイッチ部と他方のスイッチ部とで互いに共通であることを特徴とする。
この発明によれば、取付枠の器具取付用開口1個につき2回路のロータリスイッチを用いることができるから、1回路のロータリスイッチしか設けられていない場合に比べて取付に必要な面積を縮小することができる。また、各端子部をそれぞれ前方から見て2個のハンドルの回動軸間に配置する場合に比べ、互いに異なるスイッチ部に属する端子部間の距離が大きくなることにより、電線挿入口間の距離も大きくなるから、各一方のスイッチ部において端子部への電線の接続時に他方のスイッチ部の端子部に接続された電線が邪魔になりにくいことにより、端子部への電線の接続が容易となって施工性が向上する。
請求項2の発明は、埋込配設用の規格化された取付枠の器具取付用開口に3個並べて取付可能な単位寸法の配線器具の3個分の寸法形状に形成されたハウジングと、ハウジングの前方から見た長手方向に並べてそれぞれハウジングに保持された2個のスイッチ部とを備え、各スイッチ部は、それぞれ、ハウジングの前側に露出する形でハウジングに対し前方から見た面内で回動可能に保持されたハンドルと、それぞれハウジングに収納されて電線が電気的且つ機械的に接続される少なくとも2個の端子部と、ハウジングに収納されハンドルの回動に伴って端子部間の電気的接続を切り替える接点部とを有し、ハウジングの後面には、それぞれ端子部に接続される電線が挿入される電線挿入口が、端子部毎に少なくとも1個ずつ設けられ、前方から見て各ハンドルの回動軸はそれぞれ各端子部に対しハウジングの長手方向での外側に位置していることを特徴とする。
この発明によれば、取付枠の器具取付用開口1個につき2回路のロータリスイッチを用いることができるから、1回路のロータリスイッチしか設けられていない場合に比べて取付に必要な面積を縮小することができる。また、請求項1の発明に比べ、ハンドル間の距離が大きくなるから、操作性が向上する。
請求項3の発明は、埋込配設用の規格化された取付枠の器具取付用開口に3個並べて取付可能な単位寸法の配線器具の3個分の寸法形状に形成されたハウジングと、ハウジングの前方から見た長手方向に並べてそれぞれハウジングに保持された2個のスイッチ部とを備え、各スイッチ部は、それぞれ、ハウジングの前側に露出する形でハウジングに対し前方から見た面内で回動可能に保持されたハンドルと、それぞれハウジングに収納されて電線が電気的且つ機械的に接続される少なくとも2個の端子部と、ハウジングに収納されハンドルの回動に伴って端子部間の電気的接続を切り替える接点部と、ハウジングに対し前方から見た面内で回動可能に保持されるとともにハンドルに連結された第1のシャフトと、ハウジングに対し前方から見た面内で回動可能に保持され後端が第1のシャフトの後端よりも後側に位置する第2のシャフトと、第1のシャフトと第2のシャフトとにそれぞれ設けられて互いに噛合し第2のシャフトを第1のシャフトに連動させる歯車とを有し、各接点部はそれぞれ第2のシャフトから力を受けて動作するものであって、ハウジングの後面には、それぞれ端子部に接続される電線が挿入される電線挿入口が、端子部毎に少なくとも1個ずつ設けられ、前方から見て第1のシャフトの回動軸と端子部とはそれぞれ第2のシャフトの回動軸に対しハウジングの長手方向での外側に位置することを特徴とする。
この発明によれば、取付枠の器具取付用開口1個につき2回路のロータリスイッチを用いることができるから、1回路のロータリスイッチしか設けられていない場合に比べて取付に必要な面積を縮小することができる。また、請求項1の発明に比べ、ハンドル間の距離が大きくなるから、操作性が向上する。さらに、請求項2の発明に比べ、互いに異なるスイッチ部に属する端子部間の距離が大きくなることにより、電線挿入口間の距離も大きくなるから、各一方のスイッチ部において端子部への電線の接続時に他方のスイッチ部の端子部に接続された電線が邪魔になりにくいことにより、端子部への電線の接続が容易となって施工性が向上する。
本願の請求項1〜3の発明は、それぞれ、埋込配設用の規格化された取付枠の器具取付用開口に3個並べて取付可能な単位寸法の配線器具の3個分の寸法形状に形成されたハウジングと、ハウジングの前方から見た長手方向に並べてそれぞれハウジングに保持された2個のスイッチ部とを備えるので、取付枠の器具取付用開口1個につき2回路のロータリスイッチを用いることができるから、1回路のロータリスイッチしか設けられていない場合に比べて取付に必要な面積を縮小することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照しながら説明する。
(実施形態1)
本実施形態は、図2に示すように、埋込配設用の規格化された取付枠9の器具取付用開口に3個並べて取付可能な単位寸法の配線器具の3個分の寸法形状に形成されたハウジング2と、図2における上下に並べてそれぞれハウジング2の前面に露出する形でハウジング2に対し前方から見た面内で回動可能に保持された2個のハンドル3とを備える。ここで、本明細書における「前方」とは、壁面等の施工面(図示せず)に取り付けられた状態で施工面に交差する方向であって施工面から離れる方向(図2における左下方向)を指す。また、以下では、上下方向は図2を基準とし、図2の左上―右下方向を左右方向と呼ぶ。
図3に示すように、ハウジング2は、それぞれ1回路分のスイッチ部に対応する充電部を収納する2個の収納凹部20が前面に上下に並べて設けられたボディ21と、ボディ21の前面に機械的に結合してハンドル3とともに収納凹部20を覆うカバー22とを備える。ボディ21とカバー22とはそれぞれ例えば合成樹脂成型品からなる。
ボディ21は全体として上下に長い直方体形状であって、ボディ21の上下両面において左右方向の中央部には位置決め突起21aが上下方向の外向きに突設され、各位置決め突起21aの左右両側にはそれぞれ結合突起21bが上下方向の外向きに突設されている。各結合突起21bの前面はそれぞれ上下方向の外側へ向かって後方へ傾斜している。
カバー22は後面が開口した直方体形状であって、それぞれハンドル3が挿通される円形状の2個のハンドル挿通穴2aが上下に並べて前後に貫設されている。ハンドル3は、軸方向を前後方向に向けた円柱形状の本体部31と、本体部31の後端部から径方向に突設された円環形状の鍔部32とを有する。ハンドル3の本体部31の外径はハンドル挿通穴2aの内径よりも僅かに小さく、且つハンドル3の鍔部32の外径はハンドル挿通穴2aの内径よりも大きくなっている。ハンドル3は本体部31がハンドル挿通穴2aを通じてハウジング2の前面よりも前方に突出するとともに、鍔部32においてカバー22の前方への脱落を防止されている。また、ハンドル3の本体部31の外周面には、ハンドル3を操作しやすいようにそれぞれ前後に長い滑り止め凹部31bが周方向に並べて多数設けられている。
また、カバー22において上下に対向する壁には、それぞれ、左右方向の中央部において上下両側と後方とにそれぞれ解放された位置決め切り欠き22aが設けられ、位置決め切り欠き22aの左右両側には、それぞれ、結合穴22bが上下に貫設されている。ボディ21とカバー22とを結合させるに当たっては、ボディ21の各位置決め突起21aをそれぞれカバー22の位置決め切り欠き22aに導入するようにしてカバー22をボディ21に対して後方へ押し込む。すると、カバー22の上下の壁がそれぞれ結合突起21bの前面にガイドされることにより後端部を上下方向の外向きに変位させるように弾性変形する。そして、ボディ21の各結合突起21bがそれぞれ結合穴22bに至ると、カバー22の上下の壁がそれぞれ復帰して各結合突起21bがそれぞれ結合穴22bに係入し、ここにおいてボディ21とカバー22とが互いに結合する。
取付枠9は、例えば金属板に打ち抜き加工と曲げ加工とが施されてなり、上下に長い長方形状の器具取付用開口90が前後に貫設された本体部91と、本体部91の左右両端部からそれぞれ後方に突設されて左右に対向する取付部92とを有する。本体部91において器具取付用開口90の上下両側には、それぞれ左右に長い長穴であって埋込配設用のボックス(図示せず)が使用されるときに該ボックスへの取付枠9のねじ止めに用いられるボックス穴91aと、ボックス穴91aの左右にそれぞれ配置されてL字形状であって取付枠9の固定にはさみ金具(図示せず)が用いられるときにはさみ金具が引っ掛けられるはさみ穴91bと、ボックス穴91aに対して上下方向の外側に配置されて取付枠9へのプレート枠(図示せず)の取付に用いられる円形状のプレート穴91cと、プレート穴91cの左右両側にそれぞれ配置されて取付枠9を施工面に直接ねじ止めする場合に用いられる円形状の直付け穴91dとが、それぞれ前後に貫設されている。
また、取付枠9の各取付部92には、それぞれ6個ずつの取付穴92aが上下に並べて左右に貫設されている。取付穴92aは上下に並ぶ2個ずつが単位寸法の配線器具に対応しており、この取付枠9には単位寸法の配線器具を上下に並べて3個まで取付可能となっている。
カバー22の前方から見た寸法形状は取付枠9の器具取付用開口90よりも僅かに小さい程度となっており、カバー22の右面において上側の2個の取付穴92aに対応する2箇所と下側の2個の取付穴92aに対応する2箇所との計4箇所と、カバー22の左面において中央の2個の取付穴92aに対応する2箇所とには、それぞれ取付突起2bが左右方向の外向きに突設されている。各取付突起2bはそれぞれ前面が左右方向の外側へ向かって後方へ傾斜している。ハウジング2を取付枠9に取り付けるに当たっては、右側の各取付突起2bをそれぞれ取付穴92aに係入させた状態で、ハウジング2を後方から器具取付用開口90に押し込む。すると、左側の各取付突起2bのそれぞれ前面が取付部92の後端にガイドされてカバー22の左側の壁の取付突起2b近傍が後端部を左右方向の内向きに変位させるように弾性変形し、やがて各取付突起2bがそれぞれ取付穴92aに至ると、カバー22が復帰して各取付突起2bがそれぞれ取付穴92aに係入し、ここにおいてハウジングは取付枠9に保持される。
さらに、ハウジング2及び取付枠9の前側には、前方から見てハウジング2及び取付枠9の一部を覆う化粧カバー24が取り付けられる。化粧カバー24は、例えば合成樹脂成型品からなり、前方から見て長方形状であって前後に扁平な形状となっており、それぞれハンドル3の本体部31が挿通される2個の円形状のハンドル挿通穴24aが上下に並べて前後に貫設されている。
また、図4に示すように、各収納凹部20には、それぞれ、接点部を構成する2個の可動接点41及び2個の固定接点42と、各可動接点41に電気的に接続される可動側端子板51と、それぞれ1個ずつの固定接点42が設けられた2個の固定側端子板52とが収納されている。可動側端子板51及び固定側端子板52はそれぞれ例えば金属板に打ち抜き加工と曲げ加工とが施されてなる。可動側端子板51及び各固定側端子板52はそれぞれ収納凹部20の上端部に収納され、2個の固定側端子板52はそれぞれ可動側端子板51の右側において左右に並べて配置されている。また、各収納凹部20において、それぞれ上側の内面には、可動側端子板51と固定側端子板52とを仕切る仕切り壁20aが下方へ突設されている。
図5に示すように、各固定側端子板52は、それぞれ、厚さ方向を左右方向に向けた本体部52aと、本体部52aの上下(図5における左上−右下方向)両端からそれぞれ左右方向であって同じ収納凹部20に収納された他方の固定側端子板52に近づく方向に突設されて上下に対向する端子凸部52bと、下側の端子凸部52bの先端から延長されて下に固定接点42が設けられた接点保持部52cとを有する。接点保持部52cは同じ収納凹部20に収納された固定側端子板52間で前後に位置をずらして設けられており、左側の固定側端子板52に設けられた固定接点42は右側の固定側端子板52に設けられた固定接点42の前側に位置する。
可動側端子板51は、左右方向から見てコ字形状の本体部51aと、本体部51aの左端部から下方に突設された連結部51bとを有する。各可動接点41は、接触ばね43を介して可動側端子板51に機械的且つ電気的に接続され、1個ずつの固定接点52の下側に保持されている。接触ばね43は、例えば端子板51,52の材料よりも薄い金属板に打ち抜き加工と曲げ加工とが施されてなり、図6に示すように、厚さ方向を左右方向に向けて例えばビス止めによって可動側端子板51の連結部51bに固着される固定部43aと、それぞれ固定部43aの上端部から右方に突設されて前後に並び厚さ方向を上下方向に向けて右端部の上面に可動接点41が設けられた2個のばね部43bとを有する。ばね部43bは右端部を左端部に対して上下に変位させるように、すなわち可動接点41を固定接点42に離接させるように弾性変形可能となっている。
また、可動側端子板51の本体部51aに囲まれた位置と、各固定側端子板52の端子凸部52b間とには、それぞれ端子板51,52とともに周知の速結端子を構成する鎖錠ばね53が配置されている。ボディ21の収納凹部20の底面において鎖錠ばね53の後側となる位置には、それぞれ電線挿入口2cが前後に貫設されており、電線挿入口2cから挿入された電線(図示せず)は、鎖錠ばね53により、電線挿入口2cに応じたいずれかの端子板51,52に接触した状態に鎖錠され、電線挿入口2cからの脱落が防止される。さらに、鎖錠ばね53の後側には例えば合成樹脂成型品からなる解除釦54が配置され、ボディ21の収納凹部20の底面において解除釦54の後側には解除穴2dが前後に貫設されている。電線が鎖錠ばね53に鎖錠された状態では、解除穴2dから例えばマイナスドライバのような治具(図示せず)を挿入して解除釦54を押し込めば、解除釦54によって鎖錠ばね53を押圧して撓ませ、鎖錠を解除して電線を電線挿入口2cから抜くことができる。それぞれ固定側端子板52の端子凸部52b間に配置された2個の鎖錠ばね53は、1個の解除釦54によって同時に押圧される。
さらに、各収納凹部20の内底面においていずれの端子板51,52よりも下側であって左右方向の中央には軸受け凹部(図示せず)が設けられ、軸受け凹部には例えば合成樹脂成型品からなり前後に長いシャフト6の後端部が軸支されており、これによってシャフト6は前方から見た面内でハウジング2に対して回動可能となっている。
また、各ハンドル3の後面の中央にはそれぞれシャフト6の後端部が挿入される連結凹部(図示せず)が設けられている。各シャフト6の前端部は、それぞれ軸方向に直交する断面が円の一部を切り欠かれた形状となっており、各ハンドル3の連結凹部の深さ方向に直交する断面もそれぞれ同様に円の一部が切り欠かれた形状となっていて、切り欠かれた部位同士が合わさることによりハンドルとシャフトとは一体となって回動する。ここで、シャフト6の回動軸すなわちハンドル3の回動軸は、いずれの端子板51,52よりも下側に位置している。
さらに、ボディ21とカバー22との間には、例えば合成樹脂成型品からなり各端子板51,52の前側に位置して各端子板51,52の前方への位置ずれを防止する中枠23が保持されている。中枠23は、それぞれ前端部が中枠23の他の部位よりも前方へ突出する円筒形状であってシャフト6が挿通される2個の軸受け部23aを有する。
また、各シャフト6において、上下方向から見て接触ばね43のばね部43bに重なる2箇所には、それぞれカム突起6が径方向に突設されている。前方から見た各カム突起6の突出方向はカム突起6毎に互いにずらしてある。具体的には、前側のカム突起6の突出方向は後側のカム突起6の突出方向に対して前方から見て時計回り方向に例えば約45度ずれている。
ここで、ハンドル3の本体部31の前面には操作位置を示す印31aが設けられるとともに、化粧カバー24の前面においてハンドル挿通穴24aの周囲には「切」「自動」「連続入」の表示が付されており、ハンドル3に設けられた印31aを上記の表示のいずれかに合わせたときに、印31aが合わせられた表示に応じて端子板51,52間の電気的接続が切り替わるようになっている。具体的に説明すると、ハンドル3の印31aが「切」に合わせられているときには、シャフト6のいずれのカム突起6も接触ばね43を押圧せず、従っていずれの可動接点41も固定接点42に接触しない。この状態では、可動側端子板51はいずれの固定接点板52にも電気的に接続されない。ハンドル3の印31aが「自動」または「連続入」に合わせられているときには、ハンドル3の位置に応じた一方のカム突起6が接触ばね43の対応するばね部43bを下方から押圧して弾性変形させることにより、ハンドル3の位置に応じた一方の可動接点41が固定接点42に接触導通する。この状態では、可動側端子板51はハンドル3の位置に応じた一方の固定側端子板52に電気的に接続される。ボディ22の後面において、可動側端子板51に対応する各電線挿入穴2cの近傍にはそれぞれ「C」の表示が付されるとともに、固定側端子板52に対応する各電線挿入穴2cの近傍には、それぞれ、その電線挿入穴2cから挿入された電線が接続される固定側端子板52が、ハンドル3の印31aがいずれの位置にあるときに可動側端子板51に電気的に接続されるかを示す表示が付されている。
本実施形態は、例えば、人体から放射される熱線を感知することにより人体の存在を検出する熱線センサ(図示せず)に接続されて熱線センサの出力に応じたオンオフが可能な照明器具のような負荷(図示せず)の動作の設定に用いられる。具体的に説明すると、負荷又は負荷を制御する制御装置(図示せず)は、電線挿入穴2cに接続された電線を介していずれかの収納凹部20に収納された(つまり、いずれかのスイッチ部に属する)各端子板51,52にそれぞれ電気的に接続され、端子板51,52間の電気的接続に基づいてハンドル3の位置を読み取る。そして、ハンドル3が「切」に合わせられているときには熱線センサの出力に関わらず負荷をオフし、「自動」に合わせられているときには熱線センサの出力に応じた制御を行い、「連続入」に合わせられているときには熱線センサの出力に関わらず継続して負荷をオンする。
上記構成によれば、2個の収納凹部20に、互いに独立して動作可能なロータリスイッチ(スイッチ部)が1回路ずつ計2回路形成され、これらを1個の器具取付穴90を有する1個の取付枠9で用いることができるから、1回路のロータリスイッチしか設けられていない場合に比べて取付に必要な面積を縮小することができる。
また、各スイッチ部においてそれぞれ全ての端子板51,52がハンドル3の回動軸に対してスイッチ部間で共通の一方側(上側)に位置していることにより、例えば各ハンドル3の回動軸を各端子板51,52に対し上下方向の外側に配置する場合に比べ、互いに異なるスイッチ部に属する端子板51,52間の距離が大きくなることにより、電線挿入口2c間の距離も大きくなる。従って、各一方のスイッチ部において端子板51,52への電線の接続時に他方のスイッチ部の端子板51,52に接続された電線が邪魔になりにくいことにより、端子板51,52への電線の接続が容易となって施工性が向上する。
(実施形態2)
本実施形態は部品の配置のみが実施形態1と異なり、その他の点においては実施形態1と共通であるので、共通する部分については同じ符号を付して図示並びに説明を省略する。
実施形態1では端子板51,52などの部品同士の位置関係が各スイッチ部で互いに共通していたのに対し、本実施形態では、図7(c)に示すように、上側のスイッチ部の部品の配置が上下逆転している。これにより、前方から見て各ハンドル3の回動軸(すなわち各シャフト6の回動軸)はそれぞれ各端子部51,52に対しハウジング2の長手方向での外側に位置している
上記構成によれば、実施形態1と同様に、互いに独立して動作可能なロータリスイッチ(スイッチ部)が1回路ずつ計2回路形成され、これらを1個の器具取付穴90を有する1個の取付枠9で用いることができるから、1回路のロータリスイッチしか設けられていない場合に比べて取付に必要な面積を縮小することができる。
また、実施形態1に比べ、図7(b)に示すようにスイッチ部間で電線挿入口2c同士の距離が小さくなる代わりに、図7(a)に示すようにハンドル3間の距離が大きくなっていることにより、一方のハンドル3を操作する際に他方のハンドルが邪魔になりにくいから操作性が向上している。
(実施形態3)
本実施形態の基本構成は実施形態1と共通であるので、共通する部分については同じ符号を付して図示並びに説明を省略する。
本実施形態は、図8に示すように、ハウジング2に対し前方から見た面内で回動可能に保持されるとともにハンドル3に連結された第1のシャフト61と、ハウジング2に対し前方から見た面内で回動可能に保持され後端が第1のシャフト61の後端よりも後側に位置する第2のシャフト62とを備える。中枠23には、第1のシャフト61の前端部が軸支される第1の軸受け穴23bと、第2のシャフト62の後端部が軸支される第2の軸受け穴23cとが設けられている。また、端子板51,52は第1のシャフト61の後側に配置されている。
具体的に説明すると、第1のシャフト61の前端部は、実施形態1におけるシャフト6の前端部と同様の形状であって、ハンドル3の後面に設けられた連結凹部30に挿入されている。
第2のシャフト62の後端部は実施形態1におけるシャフト6の後端部と同様の形状であって、第2のシャフト62は、収納凹部20の内底面に設けられた軸受け凹部20bに後端部を軸支されることにより、ハウジング2に対して前方から見て回動可能に保持されている。
また、図9(a)(c)に示すように、第1のシャフト61の前端部と、第2のシャフト62の後端部とには、互いに噛合して第2のシャフト62を第1のシャフト61に連動させる歯車61a,62aがそれぞれ設けられている。歯車61a,62a間のギア比は例えば1:1である。
さらに、第2のシャフト62には、実施形態1のシャフト6のカム突起6aと同様に、第2のシャフト62の回動に伴って接触ばね43のばね部43bを押圧して弾性変形させるカム突起(図示せず)が設けられている。すなわち、可動接点41は、第1のシャフト61と、歯車61a,62aと、第2のシャフト62と、接触ばね43とを介してハンドル3から力を受けて動作する。
ここで、各スイッチ部において、それぞれ第1のシャフト61と第2のシャフト62とは前方から見て上下に並んでおり、上側のスイッチ部においては第1のシャフト61が第2のシャフト62の上側に位置し、下側のスイッチ部においては第1のシャフト61が第2のシャフト62の下側に位置している。すなわち、第1のシャフト61及びハンドル3の回動軸は、前方から見て、ハウジング2の長手方向(上下方向)の外側に位置している。
上記構成によれば、実施形態1及び実施形態2と同様に、互いに独立して動作可能なロータリスイッチ(スイッチ部)が1回路ずつ計2回路形成され、これらを1個の器具取付穴90を有する1個の取付枠9で用いることができるから、1回路のロータリスイッチしか設けられていない場合に比べて取付に必要な面積を縮小することができる。
また、各端子板51,52がそれぞれハンドル3の後側に配置されているから、ハンドル3間の距離を大きくとって実施形態1よりも操作性を向上しながらも、スイッチ部間で端子板51,52同士を上下に離し、図9(b)に示すようにスイッチ部間で電線挿入穴2b同士の距離を大きくして各端子板51,52への電線の接続を容易として施工性を向上することが可能となっている。
本発明の実施形態1を示す図であり、(a)は取付枠と化粧プレートとを取り付けた状態を示す正面図、(b)は背面図、(c)は収納凹部内の部品の位置関係を示す説明図である。 同上に取付枠と化粧プレートとを取り付けた状態を示す斜視図である。 同上を示す分解斜視図である。 同上においてハンドルとカバーとをそれぞれ取り外した状態を示す正面図である。 同上の要部を示す分解斜視図である。 同上の接触ばね及び可動接点を示す斜視図である。 本発明の実施形態2を示す図であり、(a)は取付枠と化粧プレートとを取り付けた状態を示す正面図、(b)は背面図、(c)は収納凹部内の部品の位置関係を示す説明図である。 本発明の実施形態3を示す図であり、(a)は取付枠と化粧プレートとを取り付けた状態を示す正面図、(b)は(a)のA−A断面図である。 同上を示す図であり、(a)はカバーと中枠とを取り外した状態を示す右側面図、(b)は背面図、(c)は第1のシャフトと第2のシャフトと各歯車との正面から見た位置関係を示す説明図である。 従来のロータリスイッチに取付枠と化粧プレートとを取り付けた状態を示す正面図である。
符号の説明
2 ハウジング
3 ハンドル
9 取付枠
20 収納凹部
21 ボディ
22 カバー
41 可動接点
42 固定接点
51 可動接点板
52 固定接点板
61 第1のシャフト
62 第2のシャフト
61a,62a 歯車
90 器具取付用開口

Claims (3)

  1. 埋込配設用の規格化された取付枠の器具取付用開口に3個並べて取付可能な単位寸法の配線器具の3個分の寸法形状に形成されたハウジングと、
    ハウジングの前方から見た長手方向に並べてそれぞれハウジングに保持された2個のスイッチ部とを備え、
    各スイッチ部は、それぞれ、
    ハウジングの前側に露出する形でハウジングに対し前方から見た面内で回動可能に保持されたハンドルと、
    それぞれハウジングに収納されて電線が電気的且つ機械的に接続される少なくとも2個の端子部と、
    ハウジングに収納されハンドルの回動に伴って端子部間の電気的接続を切り替える接点部とを有し、
    ハウジングの後面には、それぞれ端子部に接続される電線が挿入される電線挿入口が、端子部毎に少なくとも1個ずつ設けられ、
    各スイッチ部において、それぞれ、ハンドルの回動軸は、各端子部に対し、ハウジングの前方から見た長手方向の一方側に位置していて、且つ、ハンドルの回動軸が各端子部に対して位置する方向は一方のスイッチ部と他方のスイッチ部とで互いに共通であることを特徴とするロータリスイッチ。
  2. 埋込配設用の規格化された取付枠の器具取付用開口に3個並べて取付可能な単位寸法の配線器具の3個分の寸法形状に形成されたハウジングと、
    ハウジングの前方から見た長手方向に並べてそれぞれハウジングに保持された2個のスイッチ部とを備え、
    各スイッチ部は、それぞれ、
    ハウジングの前側に露出する形でハウジングに対し前方から見た面内で回動可能に保持されたハンドルと、
    それぞれハウジングに収納されて電線が電気的且つ機械的に接続される少なくとも2個の端子部と、
    ハウジングに収納されハンドルの回動に伴って端子部間の電気的接続を切り替える接点部とを有し、
    ハウジングの後面には、それぞれ端子部に接続される電線が挿入される電線挿入口が、端子部毎に少なくとも1個ずつ設けられ、
    前方から見て各ハンドルの回動軸はそれぞれ各端子部に対しハウジングの長手方向での外側に位置していることを特徴とするロータリスイッチ。
  3. 埋込配設用の規格化された取付枠の器具取付用開口に3個並べて取付可能な単位寸法の配線器具の3個分の寸法形状に形成されたハウジングと、
    ハウジングの前方から見た長手方向に並べてそれぞれハウジングに保持された2個のスイッチ部とを備え、
    各スイッチ部は、それぞれ、
    ハウジングの前側に露出する形でハウジングに対し前方から見た面内で回動可能に保持されたハンドルと、
    それぞれハウジングに収納されて電線が電気的且つ機械的に接続される少なくとも2個の端子部と、
    ハウジングに収納されハンドルの回動に伴って端子部間の電気的接続を切り替える接点部と、
    ハウジングに対し前方から見た面内で回動可能に保持されるとともにハンドルに連結された第1のシャフトと、ハウジングに対し前方から見た面内で回動可能に保持され後端が第1のシャフトの後端よりも後側に位置する第2のシャフトと、第1のシャフトと第2のシャフトとにそれぞれ設けられて互いに噛合し第2のシャフトを第1のシャフトに連動させる歯車とを有し、
    各接点部はそれぞれ第2のシャフトから力を受けて動作するものであって、
    ハウジングの後面には、それぞれ端子部に接続される電線が挿入される電線挿入口が、端子部毎に少なくとも1個ずつ設けられ、
    前方から見て第1のシャフトの回動軸と端子部とはそれぞれ第2のシャフトの回動軸に対しハウジングの長手方向での外側に位置することを特徴とするロータリスイッチ。
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