JP4752708B2 - 電力監視システム - Google Patents

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Description

本発明は、電力監視システムに関するものである。
従来、各家庭等で消費される商用電源の電力量は、電力供給会社から送付される請求書で確認したり、電力供給会社が作成したウェブコンテンツで確認できる。
一方、家庭の分電盤内で主幹電力量を計測し、その計測結果をウェブ画面上でモニタリングできるシステムがあり、さらにこのシステムでは、他の家庭の消費電力量と比較することもできる。(例えば、特許文献1参照)。
特許第3551302号公報
通常、宅内では、分電盤内の分岐ブレーカを介して主幹電路を複数の分岐電路に分岐させて、各分岐電路には様々な電気機器が接続されている。例えば、1つの部屋内に設置した複数の電気機器(複数の照明器具)に1つの分岐電路を割り当てたり、最近では、1台の電気機器(空調機器(エアコン)、床暖房器具、IH機器等)に1つの分岐電路を割り当てている。
しかしながら、上記特許文献1のシステムでは、各家庭内の消費電力量を一括してモニタしているが、上記分岐電路毎の消費電力量までは把握しておらず、分岐電路毎の消費電力量に基づいて各電気機器の電源オン・オフ状態を監視することはできなかった。例えば、外出前や就寝前には電気機器の不要な電源を切るが、外出時や就寝時に電源を切り忘れた電気機器の有無を容易に確認することはできなかった。
本発明は、上記事由に鑑みてなされたものであり、その目的は、宅内の分岐電路毎の電気使用量に基づいて電源を切り忘れた電気機器の有無を確認可能な電力監視システムを提供することにある。
請求項1の発明は、主幹ブレーカと、主幹ブレーカの二次側から分岐して電気機器に電力を供給する分岐電路に各々設けられた複数の分岐ブレーカと、各分岐ブレーカを介して供給される電気使用量を分岐ブレーカ毎に計測する計測手段と、分岐ブレーカ毎の電気使用量に基づいて情報を生成する制御手段と、制御手段との間で情報を授受する端末装置とを備え、制御手段は、各分岐ブレーカに接続している電気機器の電源をオフにしたときに当該分岐ブレーカを介して供給される電気使用量を、分岐ブレーカ毎の定常電気使用量に設定する定常データ設定手段と、分岐ブレーカ毎の電気使用量と定常電気使用量との差に基づいて当該分岐ブレーカに接続されている電気機器の電源のオン・オフ状態を判定する電源状態判定手段とを有し、端末装置は、電源状態判定手段の判定結果を制御手段から取得し、各分岐ブレーカに応じた名称に対応して当該判定結果を報知する報知手段を有することを特徴とする。
この発明によれば、宅内の分岐電路毎の電気使用量に基づいて分岐電路毎の電気機器の電源のオン・オフ状態を判定することで、外出時や就寝時等に、電源を切り忘れた電気機器の有無を確認することができ、ユーザに省エネルギーの意識を喚起して、省エネルギーの目標達成につながる。
請求項2の発明は、請求項1において、前記端末装置は、電源がオン状態であると判定された電気機器が接続する分岐電路に対応した名称を報知することを特徴とする。
この発明によれば、電源を切り忘れた電気機器を特定することができる。
請求項3の発明は、請求項1または2において、前記定常データ設定手段は、分岐ブレーカ毎の電気使用量が最小値を更新する度に、当該最小値を定常電気使用量に設定することを特徴とする。
この発明によれば、定常電気使用量を適切に設定することができる。
以上説明したように、本発明では、宅内の分岐電路毎の電気使用量に基づいて電源を切り忘れた電気機器の有無を確認できるという効果がある。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
(実施形態)
本実施形態の電力監視システムは、図2に示すように、宅内に設置された統合管理盤1と、商用電源を供給する電路Lpおよび情報伝送路Li(エンハンスト・カテゴリ5若しくはカテゴリ6のLANケーブル)を介して統合管理盤1に接続されて、統合管理盤1が電力供給、制御並びに監視を行う照明器具、空調機器(エアコン)、床暖房器具、IH機器等の宅内に設置された複数の電気機器Xmn(m=1,2,…、n=1,2,…)と、統合管理盤1にLANケーブルLiを介して接続される複数(図示例では、2つ)の端末装置(パーソナル・コンピュータPC並びに表示制御装置CV等のウェブブラウザ機能を有する端末装置)とを備え、統合管理盤1と端末装置とが汎用の通信プロトコル(TCP/IP、UDP、HTTPなど)を利用した宅内ネットワークを構成している。この宅内ネットワークは、100BASE-TX(IEEE 802.3u)規格に準拠したローカルエリアネットワーク(LAN)であって、統合管理盤1内においてレイヤ2スイッチやレイヤ3スイッチに相当する後述の統合装置TMに、ネットワーク端末に相当する端末装置(パーソナルコンピュータPC並びに表示制御装置CV)などがスター配線で接続されている。また、統合装置TMは、インターネットに接続するための回線の種類(電話回線、CATV回線、光ファイバ回線など)に応じたインターネット接続機能を有しており、宅内ネットワークが外部ネットワークたるインターネットに接続される。なお、表示制御装置CVとしては、ウェブブラウザ機能を有するネットテレビ等であればよい。
そして、宅内ネットワークには住宅から離れた遠隔地に設置されたセンタ装置(センタサーバ)SVがインターネットを通じて接続されており、後述するようにインターネットに接続可能なノート型のパーソナルコンピュータ、携帯電話機、PDA(Personal Digital Assistance)等からなるウェブブラウザ機能を有する携帯型の端末装置PTとセンタ装置SVとの間でインターネットを介したデータ通信を行うことにより、例えば、携帯端末PTを使って外出先から宅内電気機器の制御や監視を行うことができる。センタ装置SVは、ネットワーク機能を有する汎用のコンピュータ装置で構成されており、携帯端末PTからインターネットを通じて送信される統合管理盤1宛のメッセージや統合管理盤1から宅内ネットワークに属さない端末装置に宛て送信されるメッセージを中継する機能を有している。但し、上述のようなインターネット接続機能を有する携帯端末PTやセンタ装置SVは従来周知であるから、詳細な構成についての図示並びに説明は省略する。
統合管理盤1は、図1に示すように、外部から住宅に供給される商用電源を一次側に受ける主幹ブレーカBsと、主幹ブレーカBsの二次側から分岐した電路に介挿された複数の分岐ブレーカBmnと、エネルギマネージメントユニット2と、統合装置TMと、電気機器コントローラC1とを備える。そして、分岐ブレーカBmnを介して分岐された各電路Lpmnは統合管理盤1外に導出されて、各電気機器Xmnに接続されて動作電源を供給している。
エネルギマネージメントユニット2は、主幹ブレーカBsを流れる主幹電流の値を定期的に計測する主幹電流検出部CTsと、主幹電流の計測値を電力量に変換することで主幹ブレーカBsを介して供給されている主幹電力量を演算する電力演算部2aと、各分岐ブレーカBmnを流れる分岐電流の値を分岐ブレーカ毎に定期的に検出する分岐電流検出部CTmnと、電力演算部2aで演算した主幹電力量、および各分岐電流検出部CTmnで計測した分岐電流を入力されて、各分岐電流に基づいて各分岐ブレーカBmnを介して供給されている分岐電力量を演算する演算部2bと、演算部2bから入力された主幹電力量、分岐電力量に基づいて、主幹電力量を表す画像データ、および各分岐電力量を表す画像データを生成する制御部2cとを備える。なお、上記主幹電流検出部CTsと電力演算部2aとで主幹電力量を計測する第1の計測手段を構成し、上記分岐電流検出部CTmnと演算部2bとで分岐電力量を計測する第2の計測手段を構成している。
上記制御部2cは、電力量検知を行う分岐ブレーカBmnのデータ(分岐ブレーカの名称:分岐1、分岐2、...等)を予め格納しており、主幹電力量および分岐電力量を表示するための画像データとしてウェブコンテンツ(ウェブページ)を作成し、端末装置からの要求に応じて当該ウェブコンテンツを端末装置に提供(配信)する機能(ウェブサーバ機能)を有しており、LANケーブルを介して統合管理盤1内の統合装置TM、電気機器コントローラC1等が接続されている。
そして、宅内にはリビング、寝室、子供部屋等の複数の部屋Rn(n=1,2,…)が設けられており、図1,図2において宅内は3つの部屋R1,R2,R3を備えたものとして、部屋R1内に設けた電気機器をX1n、部屋R2内に設けた電気機器をX2n、部屋R3内に設けた電気機器をX3nと称する(n=1,2,…)。そして、統合管理盤1内の分岐ブレーカB1n(n=1,2,…)は、図3に示すように、電路Lp1n(n=1,2,…)を介して部屋R1内の各電気機器X1nに1:1の対応で個別に電力供給し、分岐ブレーカB3n(n=1,2,…)は、電路Lp3n(n=1,2,…)を介して部屋R3内の各電気機器X3nに1:1の対応で個別に電力供給しているのに対して、分岐ブレーカB20は、電路Lp20を介して部屋R2内の複数の電気機器X2n(n=1,2,…)に1:nの対応で一括して電力供給している。すなわち、分岐ブレーカB1n,B3nは、電気機器毎の電力供給を行い、分岐ブレーカB20は、部屋毎の電力供給を行っている。
また、図1,図2において分岐ブレーカB1n,B3nの各分岐電流を検出する分岐電流検出部をCT1n,CT3n、分岐ブレーカB20の分岐電流を検出する分岐電流検出部をCT20と称す。
図4は、主幹ブレーカBs、分岐ブレーカBmn、分岐電流検出部CTmn周辺の詳細な構成を示し、主幹ブレーカBs、及び主幹電路11から分岐する分岐電路Lp(12a,12b)に設けられる分岐ブレーカBmnを備える統合管理盤1内に、各分岐電流を検出する複数のセンサSmnと、各センサSmnの検出出力に基づいて検出データを生成する複数のセンサユニットAmnと、各センサユニットAmnより分岐電流の検出データを収集し、収集した検出データを検出情報として出力する計測制御ユニットKaと、計測制御ユニットKaにセンサユニットAmnを鎖状に接続する伝送路6とを備えるとともに、統合管理盤1の外部に露出して設けられて使用者に計測制御ユニットKaから出力される検出情報の表示を行う表示ユニットKbを備えている。なお、センサSmn、センサユニットAmn、計測制御ユニットKaで上記分岐電流検出部CTmnを構成している。
そして、複数のセンサユニットAmnは、伝送路6によって鎖状(数珠繋ぎ)に接続され、計測制御ユニットKaは、始端のセンサユニットA11にトリガ信号を出力するように構成され、各センサユニットAmnは、トリガ信号を受信すると検出データを生成して計測制御ユニットKaへ送信し、この後に末端側(次段)のセンサユニットにトリガ信号を出力するように構成されている。尚、分岐ブレーカB1n〜B2n〜B3n、センサS1n〜S2n〜S3nには、この順番に通し番号(No1、No2、No3、......)が付されている。
そして、主幹ブレーカBsの一次側には低圧配電線100が接続され、主幹ブレーカBsの二次側端子には主幹電路11が接続され、上記分岐電路Lpmnは、主幹電路11の電圧極11a,11bの一方に一端が接続された分岐電路12aと、主幹電路11の中性極11cに一端が接続された分岐路12bとで構成される。
主幹ブレーカBsは、低圧配電線100の電圧極101,102に接続される電源側端子(図示せず)及び中性極103に接続される電源側端子(図示せず)と、電圧極101,102に接続される電源側端子に各別に対応して電圧極となる2つの負荷側端子(図示せず)と、中性極103に接続される電源側端子に対応して中性極となる負荷側端子(図示せず)と、電源側端子と負荷側端子とが通電している際にはオン側に位置する操作ハンドルH1を備えている。そして主幹ブレーカBsは、電源側端子と負荷側端子との間に過電流が生じた際にはこれら端子間を遮断するとともに、操作ハンドルH1をオフ側に位置させるように構成されている。
分岐ブレーカBmnは、分岐路12a,12bの他端側をそれぞれ接続可能な分岐路用端子部(図示せず)と、負荷側の電源線(図示せず)を電気的に接続するための電源線用端子部(図示せず)と、通常時はオン側に位置する操作ハンドルH2とを備えている。そして、分岐ブレーカBmnは、分岐路用端子部と電源線用端子部との間に過電流が生じた際にこれら端子部間を遮断するとともに、操作ハンドルH2をオフ側に位置させるように構成されている。尚、主幹ブレーカBs及び分岐ブレーカBmnは、過電流だけではなく、短絡電流の発生に対しても回路を遮断するように構成してもよい。
一方、主幹電路11及び分岐電路12a,12bは、いずれも導電性を有する金属板から形成されており、その幅、厚み等は、主幹ブレーカの最大定格電流に合わせた最大電流容量を有するように設定されている。
次に、センサSmnと、センサユニットAmnと、計測制御ユニットKaと、表示ユニットKbと、伝送路6とについて説明する。ここで、センサSmnと、センサユニットAmnと、伝送路6とは、プリント基板7上に形成されて一体化されており、まずプリント基板7について説明する。
プリント基板7は、複数の絶縁板を積層してなる多層構造のもの(すなわち多層基板)であって、図5に示すように、プリント基板7を表裏に貫通する分岐路12b用の挿通孔7aを複数備えている。また、プリント基板7には、プリント基板7を表裏に貫通するスルーホール7bが、各挿通孔7aの周辺部に挿通孔7aを囲繞するように複数形成されている。さらに、プリント基板7には、各挿通孔7aの周辺部に表面から中層(表面と裏面との間の層)まで貫通するスルーホール7cが複数形成されている。そして、このプリント基板7の表面には、センサSmn及びセンサユニットAmnが実装されるとともに、伝送路6が形成されている。尚、センサユニットAmnは、ディスクリート半導体等の必要な電子部品を個々にプリント基板に実装することで構成してもよいし、必要な電子部品をIC化(集積化)したものであってもよい。また尚、プリント基板7としては、上記のような多層基板に限らず、両面基板を用いてもよい。
センサSmnは、各分岐ブレーカBmnに対応する分岐路12bの電流値、つまりは分岐ブレーカBmnに流れる電流値を検出するための電流センサである。このようなセンサSmnは、いずれも同様の構成を有するものであるから、センサS11についてのみ詳細に説明する。
このセンサS11は、図5に示すように、上記のプリント基板7に形成されたコイル線路20からなるロゴスキコイルを有する電流センサであり、電流の微分形を検出出力として出力するものである。コイル線路20は、プリント基板7の挿通孔7aの周辺部のスルーホール7bを介してプリント基板7の表面に形成されたパターン21a(図5に実線で示す)及びプリント基板7の裏面に形成されたパターン21b(図5に点線で示す)を接続してなるコイル部21を有している。さらに、コイル部21の末端は、スルーホール7cを介して戻し線路22(図5に一点破線で示す)の一端側と接続されており、この戻し線路22は、他端側がコイル部21の末端側からコイル部21内を通ってコイル部21の始端側へ戻るようにプリント基板7の中層に形成されている。つまり、このセンサS11では、コイル部21の始端側と、戻し配線22の他端側とが、それぞれ入力端子として用いられる。
次にセンサユニットAmnは、センサSmnの検出出力に基づいて検出データを生成するものであって、センサSmnより取得した検出出力に基づいて電流値の実効値からなる検出データを生成し、動作開始用のトリガ信号を受信すると検出データを伝送用信号に変調して計測制御ユニットKaへ送信する。さらに、検出データの送信後には、次のセンサユニットAmnへトリガ信号を出力する。
計測制御ユニットKaは、センサユニットAmnが出力する伝送用信号を復調して検出データを取り出し、受信した検出データを順次演算部2bへ出力する機能と、センサユニットから検出データを収集するためのトリガ信号を始端のセンサユニットA11へ出力する機能と、検出データに応じた表示用データを生成して表示ユニットKbへ出力する機能とを備える。
表示ユニットKbは、例えば各分岐ブレーカBmnに対応した複数のLEDを具備し、計測制御ユニットKaから出力される表示用データに基づいて、分岐ブレーカBmnの番号と、その分岐ブレーカBmnに対応する電流値との表示をLEDの消灯、点滅、点灯、あるいは色の変化等で行うようにされており、LEDを統合管理盤1外に露出させた状態で統合管理盤1内に設けている。
伝送路6は、図4に示すように、計測制御ユニットKaにセンサユニットAmnを、トリガ用伝送線60とデータ用伝送線61とグラウンド線62との3線を用いて接続するものである。ここで、トリガ用伝送線60は、計測制御ユニットKaが出力するトリガ信号を始端のセンサユニットA11に1対1で接続する接続線60aと、センサユニットから順次送信されるトリガ信号を末端側(次段)のセンサユニットに1対1で接続する送り用接続線60b〜60pとからなり、計測制御ユニットKaに、センサユニットAmnを鎖状に接続するものである。
また、データ用伝送線61は、計測制御ユニットKaに各センサユニットAmnが出力する検出データを接続するものであり、グラウンド線62は、計測制御ユニットKa及び各センサユニットAmn等においてトリガ用伝送線60及びデータ用伝送線61の電圧基準として用いられるものである。尚、グラウンド線62については図面の簡略化のためにセンサユニットAmnとの接続部分の図示は省略している。
このように、センサSmnとしてプリント基板7に形成したコイル線路20を用いれば、主幹ブレーカBsや、分岐ブレーカBmn、主幹電路11、分岐電路12a,12b等によって利用できるスペースが狭くなっている統合管理盤1の筐体内でも、センサSmnを効率的に配置できるという効果を奏する。また、センサSmnが統合管理盤1の施工時に邪魔にならず、統合管理盤1の施工性を損なうことがないという効果を奏する。さらに、このようなセンサSmnは、空芯のものであるから、鉄芯(磁気コア)がないため小型化、及び軽量化を図れるという効果を奏し、しかも鉄芯による飽和がないという利点があり、これによりダイナミックレンジが広く、大電流を検出できる電流センサを得ることが可能になるという効果を奏する。
また、図6はセンサSmnの別の構造を示しており、プリント基板7に形成されたトロイダルコイル31を備える。トロイダルコイル31は、巻き進み方向の巻き進みコイル32(以下、進みコイルという)と、巻き戻し方向の巻き戻しコイル33(以下、戻しコイルという)とを有し、それらが同じプリント基板7上に二重形成され、直列に連続接続されている。これらの進みコイル32、戻しコイル33は、プリント基板7の表裏両面に挿通孔7aから放射状に形成された放射状ライン34と、この複数の放射状ライン34間を接続する外周上に等ピッチ間隔で表裏面に設けられた接続部35と、表裏の放射状ライン34と接続部35とを電気的に連続接続するスルーホール36とにより形成される。これらの放射状ライン34および接続部35は、図6において、プリント基板7の表面側において濃い実線で示され、裏面側において白抜きの実線で示されている。
接続部35は、表裏両面において、隣接する放射状ラインを避けるように引き回し形成される。また、接続部35は、進みコイル32、戻しコイル33において、接続部35の表面側コイルと裏面側コイルをスルーホール36aによる繋ぎ部で接続するとともに、この繋ぎ部は、繋ぎ部を挟んで両コイルの表面側と裏面側とが略等分の長さになるように配設されている。
スルーホール36は、挿通孔7aの中心7dを略中心とする挿通孔7aに遠い側及び近い側の円周上にスルーホール36a,36bを等間隔に同数配設されるとともに、戻しコイル33における表裏の放射状ライン34及び接続部35(35b)の各端部である境界部分には、表裏の放射状ライン34および接続部35(35b)間を接続するスルーホール36c,36dが設けられている。この36c,36dは、スルーホール36a,36bを結ぶ直線に対して対称に配設されている。また、最外周上に存在するスルーホール36a(半径R1の円周上とする)と接続部35を接続する円周上のスルーホール36c,36d(半径R2の円周上とする)は、外部磁界に対して影響を抑えるため、半径R1,R2の差はできるだけ小さいことが望ましく、この半径R1とR2の差は、プリント基板の製造上の制約(ライン幅、スルーランド径)から、具体的には1mm以下としている。
放射状ライン34は、挿通孔7aの中心7dを略中心として放射状に一定ピッチでプリント基板7上に配列されている。放射状ライン34および接続部35を構成する導体部は、プリント基板7に銅箔で形成され、この銅箔は、例えばガラス入りエポキシ樹脂からなる両面プリント基板をエッチング加工することにより形成することができる。
接続部35は、放射状ライン34の外周側の端部(ここでは、放射状ライン34および接続部35との境界部分となり、例えば、戻しコイル33ではスルーホール36cまたは36dを指し、進みコイル32においては、戻しコイル33のスルーホール36cまたは36dに対応する進みコイル32の放射状ライン34上のラインとなる)から円周方向に延設され、複数の放射状ライン34間を電気的に接続する。そして、スルーホール36(36a〜36d)を介して、プリント基板7の表裏両面に形成された複数の放射状ライン34の端部および接続部35と、反対側の面にある放射状ライン34の端部および接続部35とが電気的に直列に接続されることにより、プリント基板7を導体部で巻回するコイルが形成される。
進みコイル32は、表側および裏側における放射状ライン34および進みコイル32の接続部35aを、接続部35aの中間位置に設けられたスルーホール36aを繋ぎ部として、スルーホール36aで電気的に接続することにより一巻きのコイルを形成する。同様に、戻しコイル33は、表側および裏側における放射状ライン34および戻しコイル33の接続部35bを互いにスルーホール36(36a,36c,36d)で電気的に接続することにより一巻きのコイルを形成する。そして、この進みコイル32および戻しコイル33の一巻きのコイルのピッチは、等しく形成されている。また、接続部35は、隣接する放射状ライン34を避けるように引き回して形成され、両コイル32,33の接続部35と放射状ライン34によるコイルパターンは、プリント基板7の表裏で同一形状として形成されている。以上の構成により、トロイダルコイル31のコイルを形成する導体部(導体膜)は、プリント基板7の挿通孔7aの中心7dの中心軸に関してほぼ対称に、かつ均一に形成される。また、このセンサSmnを用いた電流測定では、挿通孔7aに電流が流れる被測定導体が通され、この電流による磁界の磁束が両コイル32,33の断面領域を通ることにより発生する誘導電流を検出する。
図7は、統合管理盤1内における主幹ブレーカBs、分岐ブレーカBmn、分岐電流検出部CTmn等の配置を示す一部分解斜視図であり、主幹ブレーカBsの横に電流センサブロックSBが配置され、電流センサブロックSBは、上記センサSmn、センサユニットAmn、伝送路6を形成したプリント基板7を、長尺状のブロック本体SB1の短手方向の両側に対向して取り付けて構成される。そして、複数の分岐ブレーカBmnが、電流センサブロックSBの両側に長手方向に沿って並設されており、各分岐ブレーカBmnは、その分岐路用端子部が各センサSmnに対向するように配置されて、分岐ブレーカBmnとセンサSmnとの間の配線作業が容易に行えるようにしている。また、電流センサブロックSBの上方には、スペーサ40を介して設けた矩形枠上のブラケット41に表示ユニットKbを取り付けており、表示ユニットKbの各LEDが統合管理盤1外に露出して、各分岐電流の概略値を表示している。
次に図1における統合装置TMは、LANケーブルを介して、盤内の制御部2cや電気機器コントローラC1、盤外のパソコンPC、表示制御装置CVが接続されるとともに、インターネットを通じてセンタ装置SVや携帯電話機MP、または他の端末装置に接続しており、パケット処理機能、経路切換機能、ネットワークセキュリティ機能、UPnP(ユニバーサル・プラグ・アンド・プレイ)のコントロールポイントの機能等を有して、ネットワークにおけるデータ授受をコントロールしている。
また、図1における電気機器コントローラC1は、統合装置TMと日本電機工業会(JEMA)の統一規格に適合した電気機器Xmnとのインタフェース機能を有し、統合装置TMを介して端末装置から制御要求のメッセージを受け取ったときに制御ケーブルLjを介して各電気機器Xmnを個別に制御して運転(照明器具の場合は点灯)と停止(照明器具の場合は消灯)を切り換え、統合装置TMを介して端末装置から監視要求のメッセージを受け取ったときに制御ケーブルLjを介して各電気機器Xmnの動作状態(運転<点灯>又は停止<消灯>)を個別に取得するとともに、制御要求や監視要求に対する応答(各電気機器Xmnの動作状態)のメッセージを要求メッセージの送信元である端末装置に向けて統合装置TMを介して送信させる機能(制御監視機能)を有する。また電気機器コントローラC1は、自己の配下にある電気機器Xmnの機器名称情報、部屋Rnの名称情報等を予め格納しており、電気機器Xmnの名称並びに動作状態を文字や記号で表示するためのウェブコンテンツ(ウェブページ)を作成し、端末装置からの要求に応じて当該ウェブコンテンツを端末装置に提供(配信)する機能(ウェブサーバ機能)も有している。
上記のように構成された電力監視システムでは、宅内のパソコンPCや表示制御装置CV、またはインターネットに接続された携帯端末PT等の端末装置からエネルギマネージメントユニット2に電力リアルモニタ要求のメッセージを送信し、エネルギマネージメントユニット2の制御部2cが統合装置TMを介して電力リアルモニタ要求を受信すると、制御部2cで生成した電力リアルモニタ用画像データを、統合装置TMを介して、電力リアルモニタ要求を送信してきた端末装置に向けて送信する。
電力リアルモニタ用画像データを受信したパソコンPC、表示制御装置CV、携帯端末PT等の端末装置では、当該画像データが各端末装置のモニタ画面に表示され、主幹電力量および分岐ブレーカBmn毎の分岐電力量の現在値をモニタできる。図8は、端末装置で表示された分岐電力リアルモニタ用画像を示しており、分岐ブレーカBmn毎の分岐電力量の現在値を棒グラフG1で表している。なお、電力量のリアルモニタ画面は、電力量のグラフ表示以外に、日時表示や、メニュー画面に遷移するメニューボタンB1、前ページや後ページに遷移する前ページボタンB2および後ページボタンB3、過去の電力量のデータを表示する履歴ボタンB4等が設けられている。
このように、分岐ブレーカBmn毎に供給している電力量を監視できるので、無駄な電力消費をしている分岐電力系統を特定することができ、ユーザは、特定された分岐電力系統に接続している電気機器Xmnに対して、停止、消灯等の具体的な操作を行うことで、容易に省エネルギー化を図ることができる。
さらに、本実施形態では、パソコンPC、表示制御装置CV、携帯端末PT等の端末装置を用いて、分岐ブレーカBmnに対応する電気機器Xmnまたは部屋Rnの名称を入力することができ、以下、この名称入力機能について説明する。
まず、端末装置において、図8に示す分岐電力量のモニタ画面を表示させた状態で、名称入力を行う分岐ブレーカBmnの表示領域M1を選択した後、機器名称(例えば、エアコン、床暖房、IH機器等)、または部屋名称(例えば、リビング、台所、浴室等)を入力する。
すると、選択した領域M1に対応する分岐ブレーカBmnのデータ(分岐ブレーカの名称:分岐1、分岐2、...等)と、入力した機器名称または部屋名称とが、端末装置からエネルギマネージメントユニット2に送信され、統合装置TMを介して上記データを受信した制御部2cは、各名称を分岐ブレーカBmnに対応させて格納する。その後、制御部2cが分岐電力モニタ用画像データを生成する際には、各分岐ブレーカBmnに対応する機器名称または部屋名称を参照して画像データを生成し、端末装置で表示される分岐電力モニタ用画像は、図9に示すように、機器名称または部屋名称に対応させた分岐電力量を棒グラフG2で表す画像となる。したがって、表示された各分岐電力量が、どの電気機器での消費電力量なのか、またはどの部屋における消費電力量なのかが一目で認識できる。
さらに、エネルギマネージメントユニット2の制御部2cは、定常データ設定部2dおよび電源状態判定部2eを備えており、パソコンPC、表示制御装置CV、携帯端末PT等の端末装置を用いて、各分岐ブレーカBmnに接続した電気機器Xmnまたは部屋Rn内の電気機器の電源のオン・オフ状態をモニタすることができ、以下、この電源オン・オフモニタ機能について説明する。
電気機器Xmnには、照明器具等のように電源オフ時には電力消費がゼロになるものだけでなく、テレビ、エアコン等のように電源オフ時に待機電力が発生するものや、冷蔵庫等のように停止することなく常に動作しているものがある。したがって、電気機器Xmnが電源オフ状態であっても、分岐ブレーカBmnに分岐電流が流れる場合があるので、分岐ブレーカBmn毎に、当該分岐ブレーカに接続された電気機器の電源をオフにした停止状態での分岐電流(以後、定常分岐電流と称す)を設定する。また、部屋Rn内の複数の機器に対する定常分岐電流は、電気機器の電源オフ状態でも消費される待機電流と、通常は停止することのない冷蔵庫等の動作電流との和になる。
そこで、端末装置において、図示しないメニュー画面を操作することで、図10に示す対象の分岐ブレーカBmnの定常状態登録画像を表示させ、対象の分岐ブレーカBmnに接続している電気機器の電源をオフにした状態で(但し、冷蔵庫等のように常に動作しているものは除く)、定常状態登録画像上の了解ボタンB11を選択すると、端末装置からエネルギマネージメントユニット2に、対象の分岐ブレーカBmnの定常状態登録要求のメッセージを送信する。エネルギマネージメントユニット2の制御部2cが統合装置TMを介して定常状態登録要求を受信すると、定常データ設定部2dが、分岐ブレーカBmnの分岐電流の検出値を演算部2bを介して取得し、その分岐電流検出値を当該分岐ブレーカBmnの定常分岐電流値として設定する。この処理を全ての分岐ブレーカBmnに対して行い、分岐ブレーカBmn毎に定常分岐電流値を設定する。
以後、定常データ設定部2dは、図11のフローチャートに示す処理を行うことで、定常分岐電流値を自動で更新する。まず、分岐ブレーカBmnの分岐電流の検出値を演算部2bを介して取得し(ステップS1)、次に、この分岐電流検出値が、現在の定常分岐電流値より小さいか否かを判定する(ステップS3)。そして、分岐電流検出値が、現在の定常分岐電流値より小さければ、この分岐電流検出値を新たな定常分岐電流値として設定する(ステップS3)。分岐電流検出値が、現在の定常分岐電流値以上であれば、ステップS1に戻って上記の同様の処理を行う。したがって、定常分岐電流値を随時、適切に設定することができる。
そして、在宅時、外出前、就寝前には、端末装置において図示しないメニュー画面を操作することで、図12(a)に示すシーン設定画像を端末装置に表示させ、宅内に家人がいるときに設定する在宅設定ボタンB21、家人が外出時に設定するおでかけ設定ボタンB22、家人が就寝時に設定するおやすみ設定ボタンB23から選択して操作すると、端末装置から在宅イベントまたはおでかけイベントまたはおやすみイベントが送信され、機器コントローラC1が統合装置TMを介して在宅イベントまたはおでかけイベントまたはおやすみイベントを受信すると、各シーンに応じて各電気機器Xmnを個別に制御して運転(照明器具の場合は点灯)と停止(照明器具の場合は消灯)を切り換える。例えば、おでかけシーンであれば、セキュリティ機器等の電気機器は動作させるが、照明器具等は一括消灯させる(一括制御)。
さらに、図14のシーケンスに示すように端末装置からおでかけイベント(またはおやすみイベント)が送信され、エネルギマネージメントユニット2の制御部2cが統合装置TMを介しておでかけイベント(またはおやすみイベント)を受信すると、電源状態判定部2eは以下の処理を行うことにより、機器コントローラC1が一括制御しない電気機器から、電源を切り忘れた電気機器の存在をチェックする。なお、シーン設定画像にはメニューボタンB24が設けられており、メニューボタンB24を選択することでメニュー画面に遷移する。
まず電源状態判定部2eは、各分岐ブレーカBmnの分岐電流の検出値を演算部2bを介して取得し、各分岐ブレーカBmnの分岐電流検出値と、当該分岐ブレーカBmnの定常分岐電流値とを比較し、分岐電流検出値から定常分岐電流値を引いた差が一定値以上である場合に、当該分岐ブレーカBmnに接続されている電気機器Xmn、または部屋Rn内の電気機器は電源がオン状態にあると判定し、分岐電流検出値から定常分岐電流値を引いた差が一定値より小さい場合に、当該分岐ブレーカに接続されている電気機器Xmn、または部屋Rn内の電気機器は電源がオフ状態にあると判定する。
そして、電気機器Xmnの電源がオン状態、または部屋Rn内の電気機器の電源がオン状態である場合、制御部2cは、この電源オン状態にある電気機器Xmnまたは部屋Rnの名称を表示するための電源状態表示画像データを切り忘れイベントとして、統合装置TMを介して、おでかけイベント(またはおやすみイベント)を送信してきた端末装置に向けて送信する(図14参照)。このとき、制御部2cは、おでかけイベントに対する応答時には、セキュリティ機器等の外出時であっても使用される電気機器Xmnおよび部屋Rnは対象から除いて電源状態表示画像データを生成する。一方、おやすみイベントに対する応答時には、エアコン等の就寝時であっても使用される電気機器Xmnおよび部屋Rnは対象から除いて電源状態表示画像データを生成する。なお、電源オン・オフモニタを要求するときに端末装置に表示させる画像は上記シーン設定画像に限定されず、例えば電源状態判定要求を送信するための操作領域を1つ備えたトリガ送信用画像であってもよい。
電源状態表示画像データを受信したパソコンPC、表示制御装置CV、携帯端末PT等の端末装置では、当該画像データが図12(b)に示すように各端末装置のモニタ画面に表示され、電源オン状態にある電気機器Xmnまたは部屋Rnの名称をモニタできる。したがって、ユーザは、外出時や就寝時等に、電源を切り忘れた電気機器の有無を確認することができるとともに、ユーザに省エネルギーの意識を喚起して、省エネルギーの目標達成につなげることができる。
そして、電源状態表示画像において、確認ボタンB31を選択すると、電源オン状態にある電気機器Xmnまたは部屋Rnの監視要求のメッセージが、端末装置からエネルギマネージメントユニット2に送信される(図14参照)。エネルギマネージメントユニット2では、統合装置TMを介して監視要求を受け取ると、以下の処理を行う。
まず、電気機器コントローラC1は自己の監視制御機能の配下にある電気機器Xmnの機器名称情報、部屋Rnの名称情報を予め格納しており、制御部2cは、電気機器コントローラC1の上記名称情報中に、監視対象である電気機器Xmnの機器名称、または部屋Rnの機器名称と同一名称があるか否かを判定し、同一名称がある場合、制御部2cは、監視対象の電気機器Xmn、または部屋Rn内の電気機器は既に電気機器コントローラC1の配下にあると認識し、電気機器コントローラC1が電気機器の動作状態に基づいて生成した監視制御用画像データを、統合装置TMを介して監視要求を送信してきた端末装置に向かって送信させる(図14参照)。
電気機器コントローラC1から監視制御用画像データを受け取った端末装置では、図13に示すような電気機器コントローラC1で生成された監視制御用画像を表示する。この監視制御用画像では、監視対象の電気機器Xmn、部屋Rn内の電気機器の動作状態(運転<点灯>又は停止<消灯>)が、状態表示領域M1に表示されている。
さらに、図13の監視制御用画像において、電気機器毎の操作ボタンB41が表示されており、この操作ボタンB41を選択すると、対象電気機器Xmn、または対象部屋Rn内の電気機器の制御要求のメッセージが、端末装置から送信される。そして、統合装置TMを介して電気機器コントローラC1が制御要求を受け取ると、制御対象の電気機器Xmn、または対象部屋Rn内の電気機器を制御して運転(照明器具の場合は点灯)と停止(照明器具の場合は消灯)を切り換える。したがって、外出先または就寝場所から遠隔操作で電気機器Xmnを停止制御することで、電気機器Xmnの傍に行くことなく電源をオフすることができる。
なお、図15(a)は、携帯端末PTとして携帯電話を用いた場合に、携帯電話に表示されるシーン設定画像であり、家人が外出時に設定するおでかけ設定ボタンB51、家人が就寝時に設定するおやすみ設定ボタンB52、メニューボタンB53を設けて、上記図12(a)に示すシーン設定画像と同様に操作することができる。
また、図15(b)は、携帯端末PTとして携帯電話を用いた場合に、携帯電話に表示される電源状態表示画像であり、上記図12(b)に示す電源状態表示画像と同様に電源オン状態にある電気機器Xmnまたは部屋Rnの名称をモニタできる。この電源状態表示画像において、電気機器Xmnまたは部屋Rn毎に設けた確認ボタンB61を選択すると、当該電気機器Xmnまたは部屋Rnの監視要求のメッセージが、端末装置からエネルギマネージメントユニット2に送信され、上記同様に電気機器コントローラC1を介して電気機器Xmnの制御・監視を行うことができる。また、メニューボタンB62も設けられている。
さらに、本実施形態では電源オン・オフの判定結果を画像で表示しているが、音声や、LED等の点灯によって判定結果を報知してもよい。
実施形態の電力監視システムの各構成を示すブロック図である。 同上の構成を示すシステム図である。 同上の宅内における電気機器の配線図である。 同上の統合管理盤内における一部回路を示す構成図である。 同上のセンサを示す平面図である。 同上の別のセンサを示す平面図である。 同上の統合管理盤内を示す一部分解斜視図である。 同上の分岐ブレーカ毎の分岐電力リアルモニタ用画像を示す平面図である。 同上の電気機器名称毎の分岐電力リアルモニタ用画像を示す平面図である。 同上の定常状態登録画像を示す平面図である。 同上の定常分岐電流値の更新処理を示すフローチャート図である。 (a)はシーン設定画像、(b)は電源状態表示画像を示す平面図である。 同上の監視制御用画像を示す平面図である。 同上の電源切り忘れチェック処理を示すシーケンス図である。 携帯電話の表示画像を示す平面図であり(a)はシーン設定画像、(b)は電源状態表示画像を示す。
符号の説明
1 統合管理盤
2 エネルギマネージメントユニット
Bs 主幹ブレーカ
Bm 分岐ブレーカ
CTmn 分岐電流検出部
2b 演算部
2c 制御部
2d 定常データ設定部
2e 電源状態判定部
TM 統合装置
C1 電気機器コントローラ
PC,CV,PT 端末装置
Xmn 電気機器

Claims (3)

  1. 主幹ブレーカと、主幹ブレーカの二次側から分岐して電気機器に電力を供給する分岐電路に各々設けられた複数の分岐ブレーカと、各分岐ブレーカを介して供給される電気使用量を分岐ブレーカ毎に計測する計測手段と、分岐ブレーカ毎の電気使用量に基づいて情報を生成する制御手段と、制御手段との間で情報を授受する端末装置とを備え、
    制御手段は、各分岐ブレーカに接続している電気機器の電源をオフにしたときに当該分岐ブレーカを介して供給される電気使用量を、分岐ブレーカ毎の定常電気使用量に設定する定常データ設定手段と、分岐ブレーカ毎の電気使用量と定常電気使用量との差に基づいて当該分岐ブレーカに接続されている電気機器の電源のオン・オフ状態を判定する電源状態判定手段とを有し、
    端末装置は、電源状態判定手段の判定結果を制御手段から取得し、各分岐ブレーカに応じた名称に対応して当該判定結果を報知する報知手段を有する
    ことを特徴とする電力監視システム。
  2. 前記端末装置は、電源がオン状態であると判定された電気機器が接続する分岐電路に対応した名称を報知することを特徴とする請求項1記載の電力監視システム。
  3. 前記定常データ設定手段は、分岐ブレーカ毎の電気使用量が最小値を更新する度に、当該最小値を定常電気使用量に設定することを特徴とする請求項1または2記載の電力監視システム。
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