JP4751813B2 - 建具 - Google Patents

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Description

本発明は、窓枠内に開閉自在に支持される室内外一対の障子を備えた引違い窓等の建具に関する。
引違い窓等の建具における窓枠の枠材(上枠、下枠、縦枠)として、室内外の金属部材と、これらを連結する樹脂製の断熱部材とを有して形成された断熱枠が利用されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載された断熱枠において、例えば下枠は、室内障子を案内する室内側レール(内レール)が形成された金属製の室内部材と、室外障子を案内する室外側レール(外レール)が形成された金属製の室外部材と、これらの室内部材と室外部材とを連結する樹脂製の断熱部材とを有して構成されている。このような断熱枠によれば、断熱部材よりも室内側に位置する室内部材に室内側レールが設けられているので、冬季における室内外の温度差が大きい場合でも、障子閉鎖時に室内空間に位置する室内部材(室内側レール)での結露の発生が防止でき、窓枠の断熱性能を高めることができるようになっている。
また、特許文献1に記載された建具では、下枠における室内外の障子の召合せ部に気密部材(風止板)が取り付けられており、この気密部材と、室内側レールの室外面、室外側レールの室内面、断熱部材の上面、および室内外のレールの間の凹溝部分とが密接し、かつ気密部材と室内外の障子とが摺接することで、障子閉鎖時における召合せ部の気密性、水密性を高めることができるようになっている。
特開2002−138761号公報
しかしながら、前記特許文献1に記載されたような従来の建具では、室内部材に室内側レールが形成された一種類かつ専用の下枠しか用意されておらず、設計上要求される断熱性能に応じて他の形態の下枠を用いることが困難になってしまう。すなわち、他の形態の下枠を用いる場合には、室内外のレール位置が相違したり、気密部材や障子ストッパの形態が相違したりするため、下枠ごとに障子や取り付け部品等を準備しなければならず、構成部材の点数が増大してしまうという問題がある。また、室内側レールよりも室外側に断熱部材が位置することから、室内外のレール間の凹溝部分に断熱部材が露出することとなるため、従来の下枠では、レール間を覆うカバー部材(断熱性カバー)等が必須となり、さらに部品点数が増加してしまうという問題もある。
本発明の目的は、障子や取り付け部品が共通化できかつ要求される断熱性能に容易に対応可能な建具を提供することにある。
本発明の建具は、上枠、下枠、および左右の縦枠を有する窓枠と、この窓枠内に開閉自在に支持される少なくとも室内外一対の障子とを備えた建具であって、前記下枠には、前記室内側の障子を案内する室内側レールと、前記室外側の障子を案内する室外側レールとが設けられており、前記下枠は、前記室内側レールを有した金属製室内部材と、前記室外側レールを有した金属製室外部材と、これらの室内部材と室外部材とを連結する樹脂製断熱部材とを備えた第1の下枠、および、前記室内側レールおよび室外側レールを有した金属製室外部材と、この室外部材よりも室内側に位置する金属製室内部材と、これらの室内部材と室外部材とを連結する樹脂製断熱部材とを備えた第2の下枠、のいずれか一方で構成され、前記第1の下枠および第2の下枠において、互いの前記室内側レールの上端が略同一高さ位置とされ、かつ互いの室外側レールの上端が略同一高さ位置とされるとともに、当該室内側レールと室外側レールとの間隔寸法が略同一寸法とされ、当該室内側レールと室外側レールとの間隔部分の凹部底面が略同一形態とされ、前記第1の下枠および第2の下枠のうち、少なくとも第1の下枠における室内側レールと室外側レールとの間隔部分には、前記凹部底面を覆う断熱性能を有した中間カバー部材が着脱可能に設けられるとともに、召合せ部に気密部材が設けられ、前記第1の下枠および第2の下枠において、前記室内側レールの基端部には、前記中間カバー部材を係止する略同一形態の中間係止部が屋内側に凹んだ溝状に形成され、前記中間カバー部材は、前記室内側レールと前記室外側レールとの間に渡って前記凹部底面を覆う上面部と、この上面部の室内側端部から下方に延びて前記中間係止部に係止される被係止片部と、前記上面部の室外側端部から下方に延びて前記凹部底面と前記室外側レールとの交差部分に当接される当接片部とを有して形成され、前記気密部材は、前記室内側レールの室外側側面と、前記凹部底面の上面と、前記室外側レールの室内側側面とにそれぞれ密接するとともに、前記中間カバー部材における長手方向の召合せ部側端縁に当接して設けられ、前記第1の下枠および第2の下枠には、それぞれ前記室内側レールの基端部から室内側に延びる段付き状の室内側底面部と、この室内側底面部の室内側端部から前記室内側レールに対向して上下に延びかつ上端側が室内側に延びて内装材と連結される連結片部とが設けられ、前記第1の下枠および第2の下枠において、互いの前記連結片部が略同一形態とされ、かつ当該連結片部と前記室内側レールとの間隔寸法が略同一寸法とされ、前記第1の下枠および第2の下枠のうち、少なくとも一方の下枠における室内側レールと前記連結片部との間隔部分には、断熱性能を有した室内側カバー部材が着脱可能に設けられ、室内側カバー部材は、前記連結片部の上面を覆う第1上面部と、前記室内側レールと前記連結片部との間隔部分上方を覆う第2上面部と、この第2上面部から下方に延びる被係止片部とを有して形成され、前記第1の下枠および第2の下枠において、前記室内側底面部における段付き部上面室外側には、前記室内側カバー部材の被係止片部を係止する略同一形態の室内側係止部が形成されていることを特徴とする。
ここで、本発明の建具において、上枠や縦枠は、下枠と同様に断熱部材を介して室内部材と室外部材とが連結された断熱枠であってもよく、また金属製の一体成形枠であってもよい。また、本発明の建具において、窓枠に支持される障子の框材は、断熱部材で室内部材と室外部材とが連結された框材や、金属製の一体成形された框材、あるいは金属製の室外部材と樹脂製(または木製)の室内部材とが連結された框材のいずれであってもよい。
以上の本発明によれば、室内部材に室内側レールが形成される、つまり室内側レールよりも室外側に樹脂製断熱部材が位置した第1の下枠と、室外部材に室内側レールが形成される、つまり室内側レールよりも室内側に樹脂製断熱部材が位置した第2の下枠とにおいて、室内側および室外側の各レールの高さ位置と、室内外のレールの間隔寸法と、室内外のレールの間隔部分の凹部底面形態とがそれぞれ略同一に設定される。すなわち、第1および第2の下枠において、室内外のレールを含んだ上面部の外形が共通化されるようになっている。従って、第1および第2の下枠のいずれの下枠を用いて窓枠を構成した場合であっても、室内外の障子を案内する高さ位置および見込み位置が共通化できるとともに、室内外のレール間に設けられる気密部材(風止板等)や障子ストッパ等の取り付け部品が共通化できる。さらに、下枠に設ける連通孔や水抜き孔、部品取付用の孔などの位置も同一にすることができ、これらの各孔を加工するための加工工程や加工装置も共通化することができる。すなわち、本発明において、略同一高さ位置、略同一寸法、略同一形態とは、下枠で支持する障子や、下枠に取り付ける各種の取り付け部品、下枠に施す孔加工などが共通化できる程度に同一であることを意味し、調整可能な範囲での位置やサイズの差異、あるいは部材や部品の寸法誤差が含まれていてもよい。
また、室内側レールよりも室外側に樹脂製断熱部材が位置した第1の下枠は、室内側レールが室外部材に形成された第2の下枠よりも断熱性が高い、つまり第1の下枠では、断熱部材によって室内レールへの外気温の伝導が抑制されるため、障子閉鎖時に室内空間に位置する室内レール位置での結露を防止することができる。従って、第1の下枠は、第2の下枠よりも寒冷地での使用に適する、一方、第2の下枠は、第1の下枠ほどの断熱性能が必要とされない場合に適用すればよく、すなわち要求される断熱性能に応じて第1の下枠と第2の下枠とを適宜に使い分けることで、大きな設計変更をしなくても容易に利用者の要求に応じることができ、設計の自由度を高めることができる。
この際、本発明の建具では、前記第1の下枠および第2の下枠のうち、少なくとも第1の下枠における室内側レールと室外側レールとの間隔部分には、前記凹部底面を覆う断熱性能を有した中間カバー部材が着脱可能に設けられ、前記第1の下枠および第2の下枠において、前記室内側レール基端部には、前記中間カバー部材を係止する略同一形態の中間係止部が屋内側に凹んだ溝状に形成されている
このような構成によれば、第1の下枠における室内外のレール間の凹部底面に露出する断熱部材を中間カバー部材で覆うことで、断熱部材の劣化を防ぐとともに、第1の下枠の意匠性を向上させることができる。さらに、中間カバー部材を係止する中間係止部室内側レール基端部に形成することで、第2の下枠に中間カバー部材に取り付けることも可能になり、第1の下枠と第2の下枠との意匠を統一することができる。ここで、略同一形態の中間係止部としては、共通の中間カバー部材が係止できる程度に同一の形態に形成されたものであればよい。
また、本発明の建具では、第1の下枠および第2の下枠に略同一形態の連結片部を形成したことで、床材などの内装材との収まりを共通化することができ、内装材との固定作業の作業手順も共通化することで施工性を向上させることができる。また、第1の下枠および第2の下枠とで連結片部と室内側レールとの間隔寸法を略同一寸法としたことで、この間隔部分に設けられる障子ストッパ等の取り付け部品が共通化できる。ここで、略同一形態の連結片部としては、内装材との収まりが共通化できる程度に同一の形態に形成されたものであればよく、また略同一寸法の間隔寸法としては、連結片部と室内側レールとの間に共通の取り付け部品が取付可能な程度に同一とされていればよい。
さらに、本発明の建具では、第1および第2の下枠における室内側レールと連結片部との間隔を室内側カバー部材で覆うことで、連結片部位置に結露水が生じた場合でも、この結露水を室内側に露出させないようにできるとともに、第2の下枠に室内側カバー部材を取り付けて断熱部材を覆うことで、その意匠性を向上させることができる。さらに、室内側カバー部材を係止する室内側係止部を、第1の下枠と第2の下枠とで略同一形態にしたことで、共通の室内側カバー部材を取り付けることができる。ここで、略同一形態の室内側係止部としては、共通の室内側カバー部材が係止できる程度に同一の形態に形成されたものであればよい。
また、本発明の建具では、前記第1の下枠および第2の下枠の前記室内部材には、それぞれ下方に延びて建物躯体に載置される載置片部が形成され、前記第1の下枠および第2の下枠において、互いの前記載置片部が前記室内側レールに対して略同一見込み位置に形成されていることが好ましい。
このような構成によれば、第1の下枠および第2の下枠における室内部材の略同一見込み位置に載置片部を形成したことで、建物躯体との収まりを共通化することができ、下枠の設置作業の作業手順も共通化することで施工性を向上させることができる。ここで、略同一見込み位置の載置片部としては、建物躯体との収まりが共通化できる程度に同一の見込み位置に形成されたものであればよい。
さらに、本発明の建具では、前記第1の下枠における前記室外部材には、前記断熱部材との連結部から下方に延びるとともに室内側に折れ曲がって当該断熱部材の下方に位置し、建物躯体に固定される固定片部が設けられ、前記第2の下枠における前記室外部材には、前記断熱部材との連結部から下方に延びるとともに室外側に折れ曲がって当該断熱部材よりも室外側下方に位置し、建物躯体に固定される固定片部が設けられ、前記第1の下枠および第2の下枠において、互いの前記固定片部が前記室内側レールに対して略同一見込み位置に形成されていることが好ましい。
このような構成によれば、第1の下枠および第2の下枠における室外部材に室内側レールに対して略同一見込み位置に固定片部を形成したことで、建物躯体との収まりを共通化することができ、下枠の設置作業の作業手順も共通化することで施工性を向上させることができる。また、第1の下枠の固定片部を、室外部材における断熱部材との連結部から下方に延びるとともに室内側に折れ曲がって断熱部材の下方に形成し、第2の下枠の固定片部を、室外部材における断熱部材との連結部から下方に延びるとともに室外側に折れ曲がって断熱部材よりも室外側下方に形成したことで、断熱部材の位置が相違する第1および第2の下枠において、略同一の見込み位置に固定片部を形成することができる。ここで、略同一見込み位置の固定片部としては、建物躯体との収まりが共通化できる程度に同一の見込み位置に形成されたものであればよい。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る建具である第1の引違い窓1を示す縦断面図である。図2は、引違い窓1を示す横断面図である。図3は、引違い窓1の下枠12を拡大して示す縦断面図である。
図1〜図3において、引違い窓1は、戸建て住宅等の建物の外壁開口部に設けられて建物の室内空間と室外空間とを仕切る建具である。
引違い窓1は、上枠11、下枠12、および左右の縦枠13を四周枠組みした窓枠10と、この窓枠10の内側に左右スライド開閉自在に支持された室内外一対の障子14(室内側障子14Aおよび室外側障子14B)と、障子14の室外側に開閉自在に支持された網戸19とを備えて構成されている。上枠11は、それぞれアルミ形材製の室内部材11Aおよび室外部材11Bと、これらを連結する樹脂製の断熱部材11Cと、室内部材11Aの室内側露出面を覆って取り付けられた樹脂製のカバー部材11Dとを有して構成されている。下枠12は、それぞれアルミ形材製の室内部材12Aおよび室外部材12Bと、これらを連結する樹脂製の断熱部材12Cとを有して構成されている。縦枠13は、アルミ形材製の縦枠本体13Aと、この縦枠本体13Aの室内側露出面を覆って取り付けられた樹脂製のカバー材13Bとを有して構成されている。すなわち、窓枠10は、室内外の温度差が伝達されにくく室内面に発生する結露を抑制可能な断熱窓枠である。
障子14は、上框15、下框16、および左右の縦框17(17A,17B,17C,17D)を四周框組みした内部に、ガラスパネル(複層ガラス)18を嵌め込んで構成されている。室内外の障子14A,14Bは、それぞれ戸先框である縦框17A,17Dを縦枠13に当接するとともに、召合せ框である縦框17B,17Cが見込み方向に重なって閉じるようになっている。上框15および下框16は、それぞれアルミ形材製の上框本体および下框本体と、この上框本体および下框本体の室内側露出面を覆って取り付けられた樹脂製の室内部材とを有して構成されている。縦框17A,17C,17Dは、それぞれアルミ形材製の縦框本体と、この縦框本体の室内側露出面を覆って取り付けられた樹脂製の室内部材とを有して構成されている。また、縦框17B,17Cには、互いに係合して障子14を施錠するためのクレセント錠および錠受けが固定されている。
次に、図3に基づいて、第1の下枠である下枠12について詳しく説明する。
下枠12には、室内外の障子14A,14Bの戸車をそれぞれ案内する室内側レール121Aおよび室外側レール121Bが形成されている。室内側レール121Aは、室内部材12Aの室外側端部に位置した断熱部材12Cとの連結部121Aから上方に突出して形成され、室外側レール121Bは、室外部材12Bの室外側端部近傍位置から上方に突出して形成されている。これらの室内側レール121Aおよび室外側レール121Bは、互いの上端が略同一高さ位置に設けられており、つまり上面略フラットな下枠12が構成されるようになっている。また、下枠12には、室内側レール121Aよりも室内側の室内部材12A上面を覆う室内側カバー部材12Dと、室内側レール121Aと室外側レール121Bとの間隔部分(断熱部材12Cおよび中間底面部123Bで構成された凹部底面)の上面を覆う中間カバー部材12Eとが、それぞれ着脱可能に取り付けられている。
下枠12の室内部材12Aには、室内側レール121Aの基端部である連結部122Aから室内側に延びる段付き状の室内側底面部123Aと、この室内側底面部123Aの室内側端部から上方に延びかつ上端側が室内側に延びて床材と連結される連結片部124Aとが設けられている。さらに、室内部材12Aには、連結片部124Aに連続して室内側底面部123Aよりも下方に延びる第1載置片部125Aと、室内側底面部123Aの中間位置から下方に延びる第2載置片部126Aとが形成され、これらの第1および第2載置片部125A,126Aが建物躯体に載置されるようになっている。また、室内部材12Aの室内側底面部123Aにおける段付き部上面室外側には、室内側カバー部材12Dを係止する室内側係止部127Aが形成され、室内側レール121の基端部室外側には、中間カバー部材12Eを係止する中間係止部128Aが形成されている。さらに、室内部材12Aの室内側底面部123Aにおける段付き部下面室内側には、当該下枠12を縦枠13に固定するためのビスホール129Aが形成されている。
下枠12の室外部材12Bには、断熱部材12Cとの連結部122Bから室外側下方に傾斜して延びる中間底面部123Bと、この中間底面部123Bの下方に対向し下枠12の下面を形成する下枠底面部124Bと、連結部122Bから下方に延びるとともに室内側に折れ曲がって断熱部材12Cの下方に位置する固定片部125Bとが形成されている。この固定片部125Bは、図1に示すように、建物躯体である外壁の側面にビス止め固定される部分である。さらに、室外部材12Bには、中間底面部123Bの室外側端部と下枠底面部124Bとを連結する下枠前面部126Bが形成され、この下枠前面部126Bよりも若干室内側に偏心した位置の中間底面部123Bから上方に延びて室外側レール121Bが形成されている。また、室外側レール121Bの途中位置には、室外側に延びるとともに上方に折れ曲がった網戸レール127Bが形成されており、中間底面部123B、下枠底面部124B、固定片部125Bおよび下枠前面部126Bで囲まれた内部には、下枠中空部128Bが形成されている。そして、下枠底面部124Bと固定片部125Bとの交差位置、および中間底面部123Bと下枠前面部126Bとの交差位置には、それぞれ当該下枠12を縦枠13に固定するためのビスホール129Bが形成されている。一方、図1に示すように、下枠底面部124B、下枠前面部126Bおよび網戸レール127Bで三方を囲まれた下枠12の室外側側面には、図1に示すように排水部材(排水弁)12Fが取り付けられている。
また、室内側カバー部材12Dおよび中間カバー部材12Eは、それぞれ樹脂製の取付部材(アタッチメント)であって、下枠12の長手方向に沿った長尺状に形成されている。室内側カバー部材12Dは、室内部材12Aの連結片部124A上面を覆う第1上面部121Dと、室内側底面部123A上方を覆う第2上面部122Dと、第2上面部122Dから下方に延びて室内側係止部127Aに係止される被係止片部123Dとを有して形成されている。一方、中間カバー部材12Eは、室内側レール121Aと室外側レール121Bとの間に渡って断熱部材12Cおよび中間底面部123Bの上面を覆う上面部121Eと、上面部121Eの室内側端部から下方に延びて中間係止部128Aに係止される被係止片部122Eと、上面部121Eの室外側端部から下方に延びて中間底面部123Bと室外側レール121Bとの交差部分に当接される当接片部123Eとを有して形成されている。
以上のような下枠12における召合せ部(障子14A,14Bを閉鎖した際に縦框17B,17Cが見込み方向に重なる位置の下方部分)には、障子14A,14Bの下面に当接して室内外の通気を遮蔽する気密部材としての風止板12Gが取り付けられている。つまり、中間カバー部材12Eは、風止板12Gの位置で左右に分割され、その端面を風止板12Gに当接した状態で取り付けられている。この風止板12Gは、軟質樹脂製の部材であって、下枠12に密接した状態で取り付けられるベースと、このベースから上方に突出して障子14A,14Bの下面に当接する複数の突出片とを有して形成されている。そして、風止板12Gのベースは、室内側レール121Aの室外側側面と、断熱部材12Cの上面と、室外部材12Bの中間底面部123Bと、室外側レール121Bの室内側側面とにそれぞれ密接し、室内側レール121Aおよび室外側レール121B間において、室外空間と室内空間とを気密状態で仕切ることができるようになっている。
次に、図4は、本発明の実施形態に係る建具である第2の引違い窓2を示す縦断面図である。図5は、引違い窓2を示す横断面図である。図6は、引違い窓2の下枠22を拡大して示す縦断面図である。
図4〜図6において、引違い窓2は、前記第1の引違い窓1と同様に、戸建て住宅等の建物の外壁開口部に設けられて建物の室内空間と室外空間とを仕切る建具である。
引違い窓2は、上枠21、下枠22、および左右の縦枠23を四周枠組みした窓枠20と、この窓枠20の内側に左右スライド開閉自在に支持された室内外一対の障子24(室内側障子24Aおよび室外側障子24B)と、障子24の室外側に開閉自在に支持された網戸29とを備えて構成されている。上枠21は、一体のアルミ形材製の上枠本体21Aと、上枠本体21Aの室内側露出面を覆って取り付けられた樹脂製のカバー部材21Bとを有して構成されている。下枠22は、それぞれアルミ形材製の室内部材22Aおよび室外部材22Bと、これらを連結する樹脂製の断熱部材22Cとを有して構成されている。縦枠23は、アルミ形材製の縦枠本体23Aと、この縦枠本体23Aの室内側露出面を覆って取り付けられた樹脂製のカバー材23Bとを有して構成されている。
障子24は、上框25、下框26、および左右の縦框27(27A,27B,27C,27D)を四周框組みした内部に、ガラスパネル(複層ガラス)28を嵌め込んで構成されている。室内外の障子24A,24Bは、それぞれ戸先框である縦框27A,27Dを縦枠23に当接するとともに、召合せ框である縦框27B,27Cが見込み方向に重なって閉じるようになっている。上框25、下框26および縦框27は、それぞれアルミ形材製の一体部材で構成されている。そして、縦框27B,27Cには、互いに係合して障子24を施錠するためのクレセント錠および錠受けが固定されている。
次に、図6に基づいて、第2の下枠である下枠22について詳しく説明する。
下枠22には、室内外の障子24A,24Bの戸車をそれぞれ案内する室内側レール221Bおよび室外側レール222Bが形成されている。室内側レール221Bは、室外部材22Bの室内側端部に位置した断熱部材22Cとの連結部223Bから上方に突出して形成され、室外側レール222Bは、室外部材22Bの室外側端部近傍位置から上方に突出して形成されている。これらの室内側レール221Bおよび室外側レール222Bは、互いの上端が略同一高さ位置に設けられており、つまり上面略フラットな下枠22が構成されるようになっている。また、下枠22には、室内側レール221Bよりも室内側の室内部材22Aおよび断熱部材22C上面を覆う室内側カバー部材22Dが、着脱可能に取り付けられている。また、下枠22の室外側側面には、図4に示すように排水部材(排水弁)22Fが取り付けられ、下枠22における召合せ部には、気密部材としての風止板22Gが取り付けられている。これらの室内側カバー部材22D、排水部材22Fおよび風止板22Gは、それぞれ前記室内側カバー部材12D、排水部材12Fおよび風止板12Gと同一形態の部材である。
下枠22の室内部材22Aには、連結部221Aから立ち上がって室内側に延びる室内側底面部222Aと、この室内側底面部222Aの室内側端部から上方に延びかつ上端側が室内側に延びて床材と連結される連結片部223Aとが設けられている。さらに、室内部材22Aには、連結片部223Aに連続して室内側底面部222Aよりも下方に延びる第1載置片部224Aと、連結部221Aから下方に延びる第2載置片部225Aとが形成され、これらの第1および第2載置片部224A,225Aが建物躯体に載置されるようになっている。また、室内部材22Aの連結部221Aと室内側底面部222Aとの交差部分には、室内側カバー部材22Dを係止する室内側係止部226Aが形成されている。
下枠22の室外部材22Bには、断熱部材22Cとの連結部223Bであり室内側レール221Bの基端部から室外側に延びかつ下方に傾斜した中間底面部224Bと、この中間底面部224Bの下方に対向し下枠22の下面を形成する下枠底面部225Bと、連結部223Bから下方に延びるとともに室外側に折れ曲がって断熱部材22Cよりも室外側下方に位置する固定片部226Bとが形成されている。この固定片部226Bは、図4に示すように、建物躯体である外壁の側面にビス止め固定される部分である。さらに、室外部材22Bには、中間底面部224Bの室外側端部と下枠底面部225Bとを連結する下枠前面部227Bが形成され、この下枠前面部227Bよりも若干室内側に偏心した位置の中間底面部224Bから上方に延びて室外側レール222Bが形成されている。また、室外側レール222Bの途中位置には、室外側に延びるとともに上方に折れ曲がった網戸レール228Bが形成されている。さらに、室外部材22Bにおける室内側レール221Bの基端部室外側には、中間係止部229Bが形成されている。
以上のような第1の引違い窓1と第2の引違い窓2において、第1の下枠12と第2の下枠22とは、以下の各部形態や各部寸法が共通化されている。
先ず、下枠12の室内側レール121Aと室外側レール121Bとの見込み方向間隔寸法L1と、下枠22の室内側レール221Bと室外側レール222Bとの見込み方向間隔寸法L2とは、同一寸法に設定されている。
さらに、下枠12の室内側レール121A上端と、下枠22の室内側レール221B上端とは、床面に対して同一高さ位置に設定されている。また、下枠12の室外側レール121B上端と、下枠22の室外側レール222B上端とは、床面に対して同一高さ位置に設定されている。
以上により、第1の引違い窓1と第2の引違い窓2とにおいて、互いの障子14,24が双方の窓枠10,20に建て込み可能になっている。
さらに、下枠12の室内側レール121Aと室外側レール121Bとの間隔部分の凹部底面である断熱部材12Cおよび中間底面部123Bの上面形態と、下枠22の室内側レール221Bと室外側レール222Bとの間隔部分の凹部底面である中間底面部224Bの上面形態とは、互いに同一形態とされている。
以上により、第1の引違い窓1と第2の引違い窓2とにおいて、下枠12,22の召合せ部に取り付ける風止板12G,22Gが共通化できるようになっている。
また、下枠12の室外部材12Aに形成された網戸レール127Bと、下枠22の室外部材22Bに形成された網戸レール228Bとは、互いの見込み位置および高さ位置が同一に設定されている。
以上により、第1の引違い窓1と第2の引違い窓2とにおいて、互いの網戸19,29が双方の窓枠10,20に建て込み可能になっている。
次に、下枠12の連結片部124Aの形態と、下枠22の連結片部223Aの形態とは、互いに同一形態とされるとともに、下枠12における室内側レール121Aと連結片部124Aとの間隔寸法と、下枠22における室内側レール221Bと連結片部223Aとの間隔寸法とは、同一寸法に設定されている。
また、下枠12の室内部材12Aに形成された第1および第2載置片部125A,126Aと、下枠22の室内部材22Aに形成された第1および第2載置片部224A,225Aとは、各々の先端(下端)高さ位置および見込み位置が同一に設定されている。
また、下枠12の室外部材12Bに形成された固定片部125Bと、下枠22の室外部材22Bに形成された固定片部226Bとは、外壁に対する固定位置における先端高さ位置および見込み位置が同一に設定されている。
以上により、第1の引違い窓1と第2の引違い窓2とにおいて、窓枠10,20を固定する床材や建物躯体、外壁との取り合いが共通化できるようになっている。
また、下枠12の室内部材12Aに形成された室内側係止部127Aと、下枠22の室内部材22Aに形成された室内側係止部226Aとは、互いの形態および見込み位置が同一に設定されている。また、下枠12の室内部材12Aに形成された中間係止部128Aと、下枠22の室外部材22Bに形成された中間係止部229Bとは、互いの形態および見込み位置が同一に設定されている。
以上により、第1の引違い窓1と第2の引違い窓2とにおいて、室内側カバー部材12D,22Dが共通化できるようになっている。さらに、第1の下枠12に取り付けられる中間カバー部材12Eを、第2の下枠22の室内側レール121Aと室外側レール121Bとの間隔部分にも取り付けることができるようになっている。
また、下枠12の室外部材12Bに形成された下枠中空部128Bと略同一形態となるように、下枠22の室外部材22Bにおける中間底面部224B、下枠底面部225B、固定片部226Bおよび下枠前面部227Bで囲まれた内部に下枠中空部(不図示)が形成されている。
次に、下枠12の室内部材12Aに形成されたビスホール129Aと同一高さ位置かつ同一見込み位置となるように、下枠22の室内部材22Aにおける連結部221Aと室内側底面部222Aとの交差部室内側にビスホール(不図示)が形成されている。
さらに、下枠12の室外部材12Bに形成された2箇所のビスホール129Bと同一高さ位置かつ同一見込み位置となるように、下枠22の室外部材22Bにおける下枠底面部225Bと固定片部226Bとの交差位置、および中間底面部224Bと下枠前面部227Bとの交差位置にビスホール(不図示)が形成されている。
以上により、第1の引違い窓1と第2の引違い窓2とにおいて、縦枠13,23と下枠12,22とを相互に組み替えて固定できるようになっている。
このような本実施形態によれば、以下のような効果がある。
(1)すなわち、第1および第2の下枠12,22のいずれの下枠においても、室内側レール121A,221B同士の上端高さ位置および見込み位置と、室外側レール121B,222B同士の上端高さ位置および見込み位置とが同一に設定されているので、窓枠10,20のいずれにも障子14,24が建て込み可能にできる。さらに、室内側レール121A,221Bと室外側レール121B,222Bとの間隔寸法L1,L2が同一に設定され、凹部底面の形態が同一に設定されているので、共通の風止板12G,22Gが利用できて部品点数を削減することができる。そして、下枠12,22に設ける連通孔や水抜き孔、部品取付用の孔などの位置も同一にすることができ、これらの各孔を加工するための加工工程や加工装置も共通化することができる。
(2)また、要求される断熱性能に応じて第1の下枠12と第2の下枠22とを適宜に使い分ける、すなわち寒冷地などの高い断熱性能が要求される設置場所の場合には第1の下枠12を備えた第1の引違い窓1を用い、さほど高い断熱性能が要求されない設置場所の場合には第2の下枠22を備えた第2の引違い窓2を用いことが可能となる。この際、上述したように、障子14,24や取付部材が共通化できるので、大きな設計変更をしなくても、第1および第2の引違い窓1,2のいずれの窓を適用することができ、容易に利用者の要求に応じることができ、設計の自由度を高めることができる。
なお、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる他の構成等を含み、以下に示すような変形等も本発明に含まれる。
例えば、前記実施形態においては、室内外一対の障子14,24として室内側障子14A,24Aと室外側障子14B,24Bとの2枚の障子を有した引違い窓1,2を例示して説明したが、本発明の建具はこのような引違い窓1,2に限られない。すなわち、本発明の建具は、3枚以上の障子を有する3枚建てや4枚建ての引違い窓でもよく、また、前記実施形態における室内外のいずれか一方の障子が窓枠に固定された片引き窓でもよい。
また、前記実施形態における第1の引違い窓1では、障子14の上框15や下框16、縦框17A,17C,17Dがアルミ形材製の本体と樹脂製の室内部材とを有して構成されていたが、障子14の框材としてはアルミ形材製単体で構成されたものでもよく、また上枠や下枠と同様にアルミ形材製の室内部材および室外部材と樹脂製の断熱部材とを有して構成されたものでもよい。これと同様に、第2の引違い窓2における障子24の框材としても、アルミ形材製単体で構成されたもの以外に、アルミ形材製の本体と樹脂製の室内部材とを有して構成されたものや、アルミ形材製の室内部材および室外部材と樹脂製の断熱部材とを有して構成されたものでもよい。
また、前記実施形態の引違い窓1,2では、縦枠13,23がアルミ形材製の本体13A,23Aと樹脂製の室内部材13B,23Bとを有して構成されていたが、これに限らず、上枠や下枠と同様にアルミ形材製の室内部材および室外部材と樹脂製の断熱部材とを有して縦枠が構成されていてもよい。
その他、本発明を実施するための最良の構成、方法などは、以上の記載で開示されているが、本発明は、これに限定されるものではない。すなわち、本発明は、主に特定の実施形態に関して特に図示され、かつ説明されているが、本発明の技術的思想および目的の範囲から逸脱することなく、以上述べた実施形態に対し、形状、材質、数量、その他の詳細な構成において、当業者が様々な変形を加えることができるものである。
従って、上記に開示した形状、材質などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状、材質などの限定の一部もしくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである。
本発明の実施形態に係る第1の建具を示す縦断面図である。 前記第1の建具を示す横断面図である。 前記第1の建具における下枠を拡大して示す縦断面図である。 前記実施形態に係る第2の建具を示す縦断面図である。 前記第2の建具を示す横断面図である。 前記第2の建具における下枠を拡大して示す縦断面図である。
符号の説明
10,20…窓枠、11,21…上枠、12…第1の下枠、22…第2の下枠、12A,22A…室内部材、12B,22B…室外部材、12C,22C…断熱部材、12D,22D…室内側カバー部材、12E…中間カバー部材、13,23…縦枠、14,24…障子、121A,221B…室内側レール、121B,222B…室外側レール、122A,122B,221A,223B…連結部、123B,224B…中間底面部、124A,223A…連結片部、125A,126A,224A,225A…載置片部、125B,226B…固定片部、127A,226A…室内側係止部、128A,229B…中間係止部。

Claims (3)

  1. 上枠、下枠、および左右の縦枠を有する窓枠と、この窓枠内に開閉自在に支持される少なくとも室内外一対の障子とを備えた建具であって、
    前記下枠には、前記室内側の障子を案内する室内側レールと、前記室外側の障子を案内する室外側レールとが設けられており、
    前記下枠は、
    前記室内側レールを有した金属製室内部材と、前記室外側レールを有した金属製室外部材と、これらの室内部材と室外部材とを連結する樹脂製断熱部材とを備えた第1の下枠、および、
    前記室内側レールおよび室外側レールを有した金属製室外部材と、この室外部材よりも室内側に位置する金属製室内部材と、これらの室内部材と室外部材とを連結する樹脂製断熱部材とを備えた第2の下枠、
    のいずれか一方で構成され、
    前記第1の下枠および第2の下枠において、互いの前記室内側レールの上端が略同一高さ位置とされ、かつ互いの室外側レールの上端が略同一高さ位置とされるとともに、当該室内側レールと室外側レールとの間隔寸法が略同一寸法とされ、当該室内側レールと室外側レールとの間隔部分の凹部底面が略同一形態とされ、
    前記第1の下枠および第2の下枠のうち、少なくとも第1の下枠における室内側レールと室外側レールとの間隔部分には、前記凹部底面を覆う断熱性能を有した中間カバー部材が着脱可能に設けられるとともに、召合せ部に気密部材が設けられ、
    前記第1の下枠および第2の下枠において、前記室内側レールの基端部には、前記中間カバー部材を係止する略同一形態の中間係止部が屋内側に凹んだ溝状に形成され、
    前記中間カバー部材は、前記室内側レールと前記室外側レールとの間に渡って前記凹部底面を覆う上面部と、この上面部の室内側端部から下方に延びて前記中間係止部に係止される被係止片部と、前記上面部の室外側端部から下方に延びて前記凹部底面と前記室外側レールとの交差部分に当接される当接片部とを有して形成され、
    前記気密部材は、前記室内側レールの室外側側面と、前記凹部底面の上面と、前記室外側レールの室内側側面とにそれぞれ密接するとともに、前記中間カバー部材における長手方向の召合せ部側端縁に当接して設けられ
    前記第1の下枠および第2の下枠には、それぞれ前記室内側レールの基端部から室内側に延びる段付き状の室内側底面部と、この室内側底面部の室内側端部から前記室内側レールに対向して上下に延びかつ上端側が室内側に延びて内装材と連結される連結片部が設けられ、
    前記第1の下枠および第2の下枠において、互いの前記連結片部が略同一形態とされ、かつ当該連結片部と前記室内側レールとの間隔寸法が略同一寸法とされ、
    前記第1の下枠および第2の下枠のうち、少なくとも一方の下枠における室内側レールと前記連結片部との間隔部分には、断熱性能を有した室内側カバー部材が着脱可能に設けられ
    室内側カバー部材は、前記連結片部の上面を覆う第1上面部と、前記室内側レールと前記連結片部との間隔部分上方を覆う第2上面部と、この第2上面部から下方に延びる被係止片部とを有して形成され、
    前記第1の下枠および第2の下枠において、前記室内側底面部における段付き部上面室外側には、前記室内側カバー部材の被係止片部を係止する略同一形態の室内側係止部が形成されている建具。
  2. 前記第1の下枠および第2の下枠の前記室内部材には、それぞれ下方に延びて建物躯体に載置される載置片部が形成され、
    前記第1の下枠および第2の下枠において、互いの前記載置片部が前記室内側レールに対して略同一見込み位置に形成されている請求項1に記載の建具。
  3. 前記第1の下枠における前記室外部材には、前記断熱部材との連結部から下方に延びるとともに室内側に折れ曲がって当該断熱部材の下方に位置し、建物躯体に固定される固定片部が設けられ、
    前記第2の下枠における前記室外部材には、前記断熱部材との連結部から下方に延びるとともに室外側に折れ曲がって当該断熱部材よりも室外側下方に位置し、建物躯体に固定される固定片部が設けられ、
    前記第1の下枠および第2の下枠において、互いの前記固定片部が前記室内側レールに対して略同一見込み位置に形成されている請求項1または請求項2に記載の建具。
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