JP4749564B2 - チルトロック機構、同機構を備える液晶パネルおよびラックマウント用液晶パネル - Google Patents

チルトロック機構、同機構を備える液晶パネルおよびラックマウント用液晶パネル Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、液晶パネル等のチルトロック機構、同機構を備える液晶パネルおよびラックマウント用液晶パネルに関し、ラックに搭載される液晶パネルの視野角の調整が容易なチルトロック機構とその機構を備えたラックマウント用等の液晶パネルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図5は、従来の液晶表示装置の一例を示している。従来の液晶表示装置では、枠体2に設けられた液晶パネル1が、基台4に立設されたブラケット5にチルト機構3によって、回動自在に取り付けられている。チルト機構3は、ブラケット5に突出する軸に、枠体2にネジ止めされた回動ブラケット6を挿通し、かつ中間部材7とバネ8と挿通して、ワッシャ10を介挿してナット9で固定し、バネ力によって中間部材7を押圧して、回動ブラケット6に適度な摩擦力を与えることによって、液晶パネル1の傾斜角を任意に設定し得るようになされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
図5の液晶表示装置は、無段階チルト機構を示している。この液晶表示装置では、液晶パネル1を任意の傾斜角にロックする場合、ブラケット5と回動ブラケット6とをさらに拘束する機構を設ける必要があり、このようなチルト機構では、簡便な構造であって、しかも前面からロック機構を操作し得るロック機構とするのは困難である。例えば、液晶パネルは、種々の用途に利用されており、中継車等の車両に液晶パネルを搭載する場合、ラックの上部から下部の任意の位置に装着される。仮に、ラックの上部に液晶パネルを搭載する場合、操作者は、上方から見上げるようにして液晶パネルの表示を視認することになり、液晶パネルの最適な視野角を得るために傾斜角を調整して、その傾斜角を安易に変動しないようにロックする必要がある。
【0004】
本発明は、上記のような課題に鑑みなされたものであり、液晶パネルを任意の傾斜角でロックし得るチルトロック機構、同機構を備える液晶パネルおよびラック搭載用に適したラックマウント用液晶パネルを提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであり、請求項1の発明は、液晶パネルを任意に傾斜させるチルトロック機構において、
前記液晶パネルを収納するための箱体の該箱体両側壁に設けられ、複数の該液晶パネルを実装した枠体を支持し、該液晶パネルの実装位置より手前に設けたシャフトを軸中心として回動するブラケットと、
前記ブラケットに設けられて前記シャフトの軸中心と同心円に配置され、かつ、前記箱体の前面パネルの裏面に近接して配置される長孔を形成した円弧状摺動片と、
前記ブラケットを回動自在とし、前記液晶パネルを任意の傾斜角とする前記シャフトに設けられたチルト機構と、
前記前面パネル面より突出した摘み部を有し、前記長孔に挿通されて前記チルト機構をロックして前記ブラケットを固定するとともに該液晶パネルの傾斜角を設定するためのチルトロックネジを備え、前記前面パネルから前記長孔を貫通してストッパー片に設けたネジ孔に該チルトロックネジの先端を螺合させて、該前面パネルと該ストッパー片との摩擦力により、前記円弧状摺動片を緊合して前記液晶パネルを任意の傾斜角にロックし、かつ該チルトロックネジを緩めることによって、前記チルト機構のロック状態を解除し得るロック機構とを備えることを特徴とするチルトロック機構である。
【0006】
請求項1の発明では、液晶パネルを実装した枠体の両側にブラケットを固定し、これらのブラケットが箱体の側壁に固定され、ブラケットは箱体側壁に取り付けられたシャフトに回動自在に設けられており液晶パネルの実装位置より手前に配置されたシャフトに設けられたチルト機構によって、液晶パネルを任意の傾斜角に設定できる。かつ、ブラケットに設けられた円弧状摺動片に長孔が設けられ、チルトロックネジを箱体の前面パネルに設けた貫通孔に挿通して長孔に挿通し、ストッパー片に設けたネジ孔に螺合させて、前面パネルとストッパー片とで、円弧状摺動片に摩擦力を与えてロックし、かつチルトロックネジを緩めることによって、ロックを解除するようにしたチルトロック機構である。因みに、本発明では、円弧状摺動片が前面パネルに緩慢に当接させることで、円弧状摺動片の弾力性による摩擦力によって、チルト機構を構成してもよい。なお、請求項1の液晶パネルは、平坦な表示装置の代表として例示するものであり、他の平坦な表示装置を含むものと解釈する。
【0007】
また、請求項2の発明は、前記液晶パネルの傾斜角を前記円弧状摺動片に形成された前記長孔に沿って規制し、該液晶パネルの垂直位置から前方方向への傾斜角を15〜20度とし、かつ後方方向への傾斜角を10〜15度とすることを特徴とする請求項1に記載のチルトロック機構である。
【0008】
請求項2の発明では、円弧状摺動片がシャフトの回動軸中心に対して、同心円上に形成されており、液晶パネルの回動を円弧状摺動片に形成された長孔にチルトロックネジが挿通されて、円弧状摺動片の回動を規制しており、液晶パネルの視野角を考慮し、前方へ15〜20度とし、後方へ10〜15度、回動するようにしたものであり、チルト機構とロック機構とを一体とした簡便な構造のチルトロック機構である。
【0009】
また、請求項3の発明は、前記枠体に実装した前記液晶パネルを支持し、その傾斜角度を任意に設定し、かつ所定の傾斜角にロックする請求項1または2に記載のチルトロック機構を備えることを特徴とする液晶パネルである。
【0010】
請求項3の発明では、液晶パネルをチルトロック機構で箱体に装着した液晶パネルであり、枠体に実装された液晶パネルが箱体内に収納され、操作者が任意に液晶パネルを前後に回動して、操作者から見て液晶パネルの視野角を最適な角度に設定することができ、かつ任意の傾斜角でロックすることができる液晶パネルであり、枠体には電源スイッチ等の操作部が設けられている。
【0011】
また、請求項4の発明は、請求項3に記載の液晶パネルの前記箱体の両側壁にラック装着用の取付耳部を設け、かつ操作者の上方または下方視野に対応して、前記シャフトの位置を、前記液晶パネルの長手方向中心から下方または上方に選択的に設けて前記液晶パネルを前後に回動可能としたことを特徴とするラックマウント用液晶パネルである。
【0012】
請求項4の発明では、請求項3に記載の液晶パネルを収納している箱体の両側壁にラック装着用の取付耳部を設けることによって、ラックマウント用液晶パネルとすることができ、さらにチルトロック機構のシャフトの位置を液晶パネルの長手方向中心線から下方または上方に選択的にずらした位置に設定することによって、操作者から見た上方または下方視野に対応して、最適な液晶パネルの視認角を維持し得るラックマウント用の液晶パネルとすることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る液晶パネル等のチルトロック機構、同機構を備える液晶パネルおよびラックマウント用液晶パネルの実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、本発明は、液晶パネルに適したチルトロック機構に関し、このチルトロック機構に液晶パネルを装着したもの、かつラックマウント用に適した液晶パネルとしたものであり、以下、その詳細を説明する。
【0014】
また、本発明では、平坦な表示装置として、液晶パネルを代表として説明するが、他の平坦な表示装置を含むものとし、液晶パネルの用語は、表示部のみを表す場合と、チルトロック機構を含む液晶装置の意味として使用されている。また、チルトロック機構とは、チルト機構とロック機構とを備えたものである。
【0015】
図1は、本発明に係るラックマウント用の液晶パネルの実施形態を示しており、同図(a)は、その正面図であり、同図(b)は、その側面図である。同図において、ラックマウント用液晶パネル11は、液晶パネル12を実装した枠体(フレーム)13が箱体14に装着されている。枠体13には、各液晶パネル12に対応して、電源スイッチ、輝度調整、画像範囲等の調整を行う操作部15が設けられている。なお、図1では、三個の液晶パネル12が枠体13に装着されているが、液晶パネル12の個数は、この実施形態に限定するものではない。さらに、枠体13には、枠体13を手動で所定の傾斜角度に調整する際に使用されるU字状の把持部16が設けられている。なお、把持部16は、U字形状である必要はなく、突起状であってもよい。
【0016】
液晶パネル12を実装した枠体13は、液晶パネル12を任意の傾斜角度に設定し得るように、チルトロック機構(図1には図示なし)を介在させて、箱体14内に装着されている。箱体14の前面の両側部には、前面パネル14aが設けられ、前面パネル14aの後部にチルト機構が収納されている。チルトロック機構のチルトロックネジの摘み部18aが前面パネル14aから突出している。なお、同図では、摘み部18aが両側の前面パネル14aに設けられているが、チルトロック機構を一方のみとすることで、摘み部18aを片側のみとしてもよい。また、この箱体14内に設けられた液晶パネル12は、箱体14の両側壁外側に貫通孔17aを形成した取付耳部17を設けることによって、容易にラックに搭載することができる。
【0017】
上記ラックマウント用液晶パネルのチルトロック機構は、図2に示したように、前面パネル14aの裏側であって、箱体14の両側内壁に設けられている。チルトロック機構のブラケット21は、箱体14の側壁にシャフト22の軸中心に回動するように固定され、液晶パネル12を実装した枠体13の両側がブラケット21に固定されている。ブラケット21の前方には、円弧状摺動片21cが設けられ、円弧状摺動片21cには、長孔21bが形成されている。円弧状摺動片21bは、箱体4の前面パネル14aの裏面に近接し、ブラケット21を回動させると、ブラッケト21に回動につれて回動する。チルトロックネジ18は、その先端部が前面パネル14aに設けた貫通孔に挿通され、かつ長孔21bを貫通して、そのネジ部がストッパー片19のネジ孔に螺合している。チルトロックネジ18の先端部は、ダブルナット20によって掛止部を形成している。なお、長孔21bには、チルトロックネジ18が挿通されているので、液晶パネルの傾斜角の最大傾斜範囲を規制するのに利用することができる。なお、傾斜角Qaは、15〜20度であり、傾斜角Qbは10〜15度である。
【0018】
続いて、図3,図4を参照して、本実施形態の液晶パネル用のチルトロック機構について詳細に説明する。なお、図3は、液晶パネル用のチルトロック機構の詳細を示す分解斜視図であり、図4(a),(b)はチルトロック機構の原理を説明するための説明図である。
【0019】
本実施形態の液晶パネル用のチルトロック機構は、チルト機構とロック機構とを一体としたものであり、図3に示したように、ブラケット21は、貫通孔21dが形成された側板部21aと、側板部21aの前方に側板部21aの面に対して直角方向に折り曲げられた円弧状摺動片21cと、液晶パネルを実装した枠体を固定する取付部21eとで構成されている。取付部21eには、液晶パネルの枠体の位置決めに用いる突起27が形成されている。また、ブラケット21の側板部21aは、液晶パネルを前後に傾斜させた際に、前面パネル14aに当接しないように切り込まれている。
【0020】
ブラケット21には、鍔付シャフト22に二つのウェーブワッシャ24とスペーサ25とが挿通されて、貫通孔21dに挿通され、かつ鍔付シャフト22の他端部に鍔付リング23が設けられている。ブラケット21は、箱体14の側壁部に三カ所の貫通孔14cが設けられて、それらの貫通孔14cにネジ26を挿通して、鍔付シャフト22に設けたネジ孔22aに螺合して、箱体14の側壁部に固定されている。ブラケット21は、鍔付シャフト22の軸中心を中心として回動し、ウェーブワッシャ24のバネ力によって、任意の傾斜角を維持し得る。ブラケット21の側板部21aの前方には、円弧状摺動片21cが設けられている。円弧状摺動片21cは、鍔付シャフト22の軸中心と同心円の部材であり、円弧状摺動片21cには、長孔21bが形成されている。円弧状摺動片21cは、箱体4の前面パネル14aの裏面に近接して、ブラケット21の回動に連動して、円弧状摺動片21cが、前面パネル14aの裏面に摺動するように、鍔付シャフト22を軸中心として回動する。なお、鍔付シャフト22は、中空構造とし、その軸径は、太くすることが可能であり、比較的重量の重い液晶パネルを回動自在に装着することができる。
【0021】
また、チルトロック機構は、任意の傾斜角に固定するためのロック機構が備えられている。このロック機構は、チルトロックネジ18の先端部がワッシャ18dを介挿させて、前面パネル14aに設けた貫通孔14bに挿通され、さらに長孔21bに挿通されて、そのネジ部18bをストッパー片19のネジ孔19aに螺合されている。チルトロックネジ18の先端のネジ部18cは、ダブルナット20を互いに逆方向に螺合して掛止部を形成している。チルトロックネジ18は、ダブルナット20による掛止部によって、抜け落ちることはない。
【0022】
続いて、本実施形態のチルトロック機構のロック動作について、図4を参照して説明する。同図(a)は、チルトロック機構をロックした状態を示す図であり、同図(b)はロックを解除して、液晶パネルを任意の傾斜角度に設定し得る状態とした図を示している。
【0023】
先ず、同図(a)において、液晶パネルを任意の傾斜角とし、チルトロックネジ18の摘み部18aを回転させる。ストッパー片19の一端は、側板部21aに当接しており、チルトロックネジ18のネジ部18bがストッパー片19のネジ孔に螺合して、ストッパー片19が回転することなく、手前に移動する。ストッパー片19は、円弧状摺動片21cを押圧する。円弧状摺動片21cは、前面パネル14aの裏面に接触して、前面パネル14aとの摩擦力が増大し、前面パネル14aとストッパー片19とで円弧状摺動片21cが緊合され、チルトロック機構はロックされる。一方、チルトロックネジ18を緩めることによって、ストッパー片19は、後退して、前面パネル14aとストッパー片19とによる円弧状摺動片21cとの摩擦力が緩和され、チルトロック機構のロックが解除される。
【0024】
なお、液晶パネルは、前面パネル14aと略面一となるように、箱体に装着されており、液晶パネルを前方または後方に傾斜させると、シャフト22を軸中心として回動して、任意の傾斜角Qa,Qbに設定できるとともに、任意の傾斜角に設定することができる。
【0025】
また、図4では、ストッパー片19が円弧状摺動片21cに円弧面で接触しているが、この実施形態に限定するものではない。ストッパー片19は、図4の実施形態のように湾曲面を有しないもので、その両面が平坦な長四角形状の平板状部材にネジ孔を形成したものであればよい。このストッパー片19では、チルト機構をロックする場合、ストッパー片19の平面部分が円弧状摺動片21cの円弧面を押圧し、円弧状摺動片21cの円弧形状を押し広げるようにして、前面パネル14aとの摩擦力を増大させて、チルト機構をロックすることができる。チルトロックネジ8は、円弧状摺動片21cの弾力性を利用して、チルト機構をロックしており、チルトロックネジ8の緩み防止することができる。
【0026】
なお、図1のラックマウント用液晶パネルの実施形態では、本実施形態のブラッケットによるチルトロック機構が、液晶パネル12の長手方向中心線Cに対して、チルトロック機構の軸中心線Bを下方に設けられている。この実施形態では、操作者がラックの上部に設置した液晶パネル12を下方から視認し易いものとすることができる。
【0027】
一方、液晶パネルがラックの下方に実装される場合、チルトロック機構は、その軸中心線Bが長手方向中心線Cより上方となるように、箱体の側部に設けるとよい。図1の実施形態を参照して説明すると、左右のチルトロック機構のみを逆に箱体の側壁に取り付け、枠体に実装された液晶パネルを装着することで、液晶パネルの下側の傾斜角を、より大きく設定することができるので、ラックの下方に設置された液晶パネルの視野角を最適なものとすることができる。すなわち、本実施形態のチルトロック機構では、高い位置や低い位置に液晶パネルを設置する場合に対応することができ、視認性を良なものとすることができる。
【0028】
また、図1の実施形態では、液晶パネルの傾斜角が、液晶パネルの垂直位置から前方方向への傾斜角Qaを15〜20度とすることができ、かつ液晶パネルの垂直位置から後方方向への傾斜角Qbを10〜15度とすることができる。この傾斜角は、円弧状摺動片に形成された長孔の長手方向の長さを調整することで、容易に最大傾斜角を規制することができる。無論、液晶パネルの最大傾斜角は、箱体14の内側に突起部を形成して、ブラケット21を上下方向に傾斜させた際に、ブラケット21の側板部21aの上下がこの突起部に当接するようにして、最大傾斜角を規制するようにしてもよい。
【0029】
なお、上記実施形態において、円弧状摺動片は、ブラケットと一体に打ち抜き形成してもよいし、円弧状摺動片をブラケットに溶接して一体としてもよい。また、後者の場合、円弧状摺動片をより可撓性のよく、バネ力の強い材質を利用して、その部材をブラケットに溶接またはビス止めしてもよい。
【0030】
【発明の効果】
上記のように、本発明によれば、液晶パネルを支持し、かつチルト機構とロック機構を兼ね備えるチルトロック機構を簡便な機構で構成できる利点があり、しかもチルト機構のシャフトの軸径を大きくすることが可能であり、比較的重量の重い大型の液晶パネルにも対応することができる利点がある。さらに、この構造のチルトロック機構は、液晶パネルの前後の傾斜角度が比較的大きく設定できる利点があり、液晶パネルの最適な視野角に容易に調整し得る利点がある。また、このロック機構では、ロック時の拘束力が強い利点があり、振動に強い利点が車両搭載用適している。
【0031】
また、本発明によれば、液晶パネルをラックの高い位置に搭載したとしてもチルトロック機構の回動軸を液晶パネルの長手方向中心より下方とすることで、液晶パネルの上部を前方に回動させて液晶パネルを最適な視野角に容易に設定することができる利点がある。また、ラックの低い位置に液晶パネルを搭載した場合でも同様である。
【0032】
また、本発明によれば、箱体内に固定されたチルトロック機構によって、液晶パネルが収納された構造であり、ラックマウント用以外の他の用途の液晶パネルにも対応することができる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るラックマウント用の液晶パネルの実施形態を示し、同図(a)はその正面図であり、同図(b)はその側面図である。
【図2】本実施形態の液晶パネルに備えられたチルトロック機構の概略を示す一部切欠斜視図である。
【図3】本実施形態の液晶パネル用のチルトロック機構の詳細を示す分解斜視図である。
【図4】(a),(b)は、チルトロック機構の動作機構を説明するための説明図である。
【図5】従来例の液晶装置の一部切欠斜視図である。
【符号の説明】
11 ラックマウント用の液晶パネル
12 液晶パネル
13 枠体
14 箱体
14a 前面パネル
15 操作部
16 把持部
17 取付耳部
18 チルトロックネジ
18a 摘み部
19 ストッパー片
20 ダブルナット
21 ブラケット
21a 側板部
21b 長孔
21c 円弧状摺動片
21d 貫通孔
21e 取付部
22 鍔付シャフト
23 鍔付リング
24 ウェーブワッシャ
25 スペーサ

Claims (4)

  1. 液晶パネルを任意に傾斜させるチルトロック機構において、
    前記液晶パネルを収納するための箱体の該箱体両側壁に設けられ、複数の該液晶パネルを実装した枠体を支持し、該液晶パネルの実装位置より手前に設けたシャフトを軸中心として回動するブラケットと、
    前記ブラケットに設けられて前記シャフトの軸中心と同心円に配置され、かつ、前記箱体の前面パネルの裏面に近接して配置される長孔を形成した円弧状摺動片と、
    前記ブラケットを回動自在とし、前記液晶パネルを任意の傾斜角とする前記シャフトに設けられたチルト機構と、
    前記前面パネル面より突出した摘み部を有し、前記長孔に挿通されて前記チルト機構をロックして前記ブラケットを固定するとともに該液晶パネルの傾斜角を設定するためのチルトロックネジを備え、前記前面パネルから前記長孔を貫通してストッパー片に設けたネジ孔に該チルトロックネジの先端を螺合させて、該前面パネルと該ストッパー片との摩擦力により、前記円弧状摺動片を緊合して前記液晶パネルを任意の傾斜角にロックし、かつ該チルトロックネジを緩めることによって、前記チルト機構のロック状態を解除し得るロック機構と
    を備えることを特徴とするチルトロック機構。
  2. 前記液晶パネルの傾斜角を前記円弧状摺動片に形成された前記長孔に沿って規制し、該液晶パネルの垂直位置から前方方向への傾斜角を15〜20度とし、かつ後方方向への傾斜角を10〜15度とすることを特徴とする請求項1に記載のチルトロック機構。
  3. 前記枠体に実装した前記液晶パネルを支持し、その傾斜角度を任意に設定し、かつ所定の傾斜角にロックする請求項1または2に記載のチルトロック機構を備えることを特徴とする液晶パネル。
  4. 請求項3に記載の液晶パネルの前記箱体の両側壁にラック装着用の取付耳部を設け、かつ操作者の上方または下方視野に対応して、前記シャフトの位置を、前記液晶パネルの長手方向中心から下方または上方に選択的に設けて前記液晶パネルを前後に回動可能としたことを特徴とするラックマウント用液晶パネル。
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