JP4748296B2 - ガス発生量測定方法及びガス発生量測定装置 - Google Patents

ガス発生量測定方法及びガス発生量測定装置 Download PDF

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Description

本発明は、生物学的又は化学的反応に伴って発生するガスの発生量や該発生ガス中に含まれる特定のガス成分量を連続的に又は任意間隔で煩雑な作業を要することなく自動測定することができるガス発生量測定方法及びガス発生量測定装置に関し、例えば牛などの動物から採取した消化液による飼料の消化反応に伴って発生するガスの発生量や該発生ガス中に含まれるメタンガスやCO2などのガス成分量を連続的又は任意間隔で自動測定することができ、これら環境に悪影響を及ぼすガスの発生を抑制するための飼料や添加物の開発研究などに好適に使用されるガス発生量測定方法及びガス発生量測定装置に関する。
近年、大気中の温室効果ガスの濃度は人類がこれまで経験したことのない急速な速度で上昇している。二酸化炭素に次ぐ重要な温室効果ガスであるメタンは現在最も注目されているガスである。世界中で観察された最近の評価結果から、大気中メタン濃度が1.7〜1.8ppmvの範囲で年率0.8〜1.0%増加していることが明らかになっている。家畜から放出されるメタンを低減させるべく、種々の研究開発が行なわれている(非特許文献1参照)。
ここで、家畜由来の温室効果ガスの排出抑制技術を開発するにあたっては、家畜飼料の配合や家畜への飼料の与え方といった「家畜からの排出ガス抑制技術」そのものの確立が重要であると共に、それがどの程度の効果を有するのか、即ち「排出ガス抑制技術を評価する技術」の確立が重要である。しかも、そのような評価技術としては、実験室内で簡便に行なえるものであることが好適である。
従来、家畜の消化管内発酵に起因するメタンガス等を評価する方法としては、例えば、牛の第一胃に装着したフィステルから放出したガスを脱水して流量を測定し、サンプルバッグに回収してメタンガス濃度を測定するといった方法や、所定の容器内に牛の胃から採取した消化液と家畜飼料とを投入混合して牛の胃のモデルを作製し、その容器内で一定時間消化反応を行って発生したガス成分を容器から回収し、メタンガス等の濃度を測定する方法等が用いられてきた。
しかしながら、前者の場合、家畜からのメタンガス発生量を直接評価することはできるが、実際に牛等の家畜に直接給餌して、その家畜の胃に装着したフィステルから放出されるガスを測定検査するため、実験室内での研究には非常に不向きな方法であり、また家畜の個体差や体調などによってデータのバラツキが生じ易い上、動物愛護の観点からも好ましくない方法である。
一方、後者の方法は、実験室内での研究には好適な方法ではあるが、一定時間後に容器内のガス成分を全て回収する所謂バッチ法であることから、例えばメタンガス発生量の経時的な変化を追跡することが困難であり、経時的変化を調査するには消化反応時間を変えて数回の実験を行うか、又は容器に胃液と飼料とを投入したモデルを複数用意し、それぞれ消化反応時間を変えてガス発生量を測定するなどの作業を必要とし、実験効率に劣るという欠点がある。
高橋潤一、「反芻動物からのメタン放出の栄養学的マニピュレーション」、畜産における温室効果ガスの制御と利用に関する国際会議要旨集、2001年11月7日〜11日、I−10。
本発明は、上記事情に鑑みなされたもので、生物学的又は化学的反応に伴って発生するガスの発生量や該発生ガス中に含まれる特定のガス成分量を連続的に又は任意間隔で煩雑な作業を要することなく自動測定することができ、例えば牛などの動物から採取した消化液による飼料の消化反応に伴って発生するガスの発生量や該発生ガス中に含まれるメタンガスやCO2などのガス成分量を連続的又は任意間隔で自動測定することができ、これら環境に悪影響を及ぼすガスの発生を抑制するための飼料や添加物の開発研究などに好適に使用されるガス発生量測定方法及びガス発生量測定装置を提供することを目的とする。
本発明は、上記目的を達成するため、以下のガス発生量測定方法を提供する。
即ち、生物学的又は化学的反応に伴って発生する複数種のガスからなる発生量未知の発生ガス中に含まれる目的ガスの割合を測定するガス発生量測定方法であり、上記ガス発生を伴う反応が行われている反応槽内にキャリアガスとして不活性ガスを所定流量で連続的に送入して反応槽内の発生ガスを該キャリアガスと共に反応槽から連続的に排出し、その排出ガスの流量を連続的に測定してその測定値と上記反応槽に送入した上記キャリアガス量との差から反応に伴って発生したガス発生量を算出すると共に、該排出ガス中に含まれる目的ガスのみの濃度を測定し、得られた目的ガス濃度と上記排出ガス流量とから目的ガスのみの発生量を算出して、上記反応に伴う発生ガス中に含まれる複数種のガスの中から目的ガスのみの発生量を測定し、更にこの目的ガスのみの発生量と上記ガス発生量とから上記反応に伴う発生ガス中に含まれる上記目的ガスの割合を算出することを特徴とするガス発生量測定方法を提供する。
また本発明は、上記ガス発生量測定方法を実施するための装置として、複数種のガスの発生を伴う生物学的又は化学的反応を行う反応槽と、
該反応槽にキャリアガスとして不活性ガスを所定流量で連続的に送入するキャリアガス送入手段と、
上記反応槽から連続的に排出される複数種のガスからなる発生量未知の発生ガスを含む排出ガスの流量を測定するガス流量測定手段と、
上記排出ガス中に含まれる目的ガスの濃度を測定するガス濃度測定手段と、
上記排出ガスの流量、上記キャリアガス流量及び上記目的ガス濃度から、目的ガス発生量及び発生ガス中の目的ガスの割合を算出する演算手段(コンピュータ)とを具備してなり、
上記キャリアガスと共に上記反応槽から排出された複数種の成分を含む排出ガスの流量を上記ガス流量測定手段で測定して反応槽に送入したキャリアガス量との差から反応槽内での反応に伴うガス発生量を上記演算手段で算出すると共に、上記排出ガス中に含まれる目的ガスの濃度を上記ガス濃度測定手段で測定し、その目的ガス濃度と上記ガス流量測定手段で測定した排出ガス流量とから目的ガスのみの発生量を上記演算手段で算出し、更に上記ガス発生量と上記目的ガスのみの発生量とから、上記反応に伴って発生する複数種のガスからなる発生ガス中に含まれる目的ガスの割合を上記演算手段で算出するように構成したことを特徴とするガス発生量測定装置を提供する。
即ち、本発明のガス発生量測定方法及びガス発生量測定装置では、複数種のガスの発生を伴う生物学的又は化学的反応が行われる反応槽内に、キャリアガスとして不活性ガスを所定流量で連続的に送入して反応槽内の発生ガスをこのキャリアガスと共に反応槽から連続的に排出させ、その排出ガス量を測定して送入したキャリアガス量と排出ガス量との差から反応に伴うガス発生量を算出するようにし、更に複数種のガスからなる発生ガスを含む排出ガス中に含まれる目的ガスのみの濃度を測定することにより、この目的ガス濃度と上記排出ガス量とから目的ガスのみの発生量を算出するようにし、また必要に応じて上記ガス発生量と上記目的ガスの発生量とから上記反応に伴う発生ガス中に含まれる目的ガスのみの割合を算出するようにしたものである。
このように、本発明のガス発生量測定方法及びガス発生量測定装置では、反応が行われる反応槽内から複数種のガスからなる発生ガスをキャリアガスと共に連続的に排出し、排出ガス量を測定して送入したキャリアガスに対しての排出ガスの増加量を測定すると共に、該排出ガス中に含まれる目的ガスのみの濃度を測定するようにしたことにより、発生ガスの総量、目的ガスのみの発生量や発生ガス中に含まれる目的ガスのみの割合を連続的に又は任意間隔で簡便に測定することができるものである。
即ち、例えば反応槽内に牛の胃液と飼料とを投入して、適宜な手段で温度調節及び攪拌操作を施すことにより牛の胃のモデルを構成し、その消化反応に伴うメタンガスやCO2などの発生量を調査する場合に、窒素ガス、ヘリウムガス等の不活性ガスを上記キャリアガスとして用い、このキャリアガスと共に反応槽内での発生ガスを連続的に排出し、この排出ガスのキャリアガスに対する増加量を測定して総発生ガス量を算出すると共に、赤外線式濃度センサーなどによりこの排出ガス中に含まれるメタンガスやCO2などの目的ガス成分濃度を測定して、この目的ガス濃度と上記排出ガス量とから目的ガスの発生量を算出し、且つこの目的ガス発生量と上記総発生ガス量とから上記反応に伴う発生ガス中に含まれる目的ガスの割合を算出することができる。つまり、上記発生ガスの総量、目的ガスの発生量、或いは発生ガス中に含まれる目的ガスの割合を連続的又は任意間隔で簡便に測定することができる。
従って、複数回の実験を行ったり複数の実験装置を要することなく、牛の消化反応に伴って発生するメタンガスやCO2などの発生ガスの総量、目的ガスの発生量や発生ガス中に含まれる目的ガスの割合を簡便に測定することができ、更にその測定を自動的に行うことが可能である。
また、牛には第1胃から第4胃までの4つの胃があるが、4つの反応槽を用意してそれぞれ第1胃から第4胃に対応した条件で消化反応を行い、4つの反応槽にそれぞれ所定流量でキャリアガスを連続的に送入して、上述のように発生ガス量や該発生ガス中に含まれるメタンガスやCO2などの目的ガス発生量を測定することにより、牛1頭と同等の消化モデルを構成して発生ガスの総量、目的ガスの発生量や発生ガス中に含まれる目的ガスの割合を簡便に測定することができる。
このように、牛1頭分のモデルを構成して発生ガスの総量、目的ガスの発生量や発生ガス中に含まれる目的ガスの割合を測定する場合、上述した従来のバッチ法では、それぞれの胃に相当する反応槽を用意し、且つ個々の胃に対応する反応槽について反応時間を変えた複数の反応槽を用意しなければならない上、反応条件のばらつきによるデータの変化を防止するため個々の反応槽で反応条件を厳格に管理しなければならず、非常に煩雑な作業を要すると共に、実験効率が非常に劣るものとなる。
これに対し、本発明のガス発生量測定方法及びガス発生量測定装置によれば、後述する実施例のように、ガス流路を構成する配管を工夫することにより、4つの反応槽を用意して牛の4つの胃に対応した消化反応を行うことにより、容易かつ効率的に発生ガスの総量、目的ガスの発生量、並びに発生ガス中に含まれる目的ガスの割合を測定することができるものである。
以上のように、本発明のガス発生量測定方法及びガス発生量測定装置によれば、生物学的又は化学的反応に伴って発生する発生ガスの総量、発生ガス中に含まれる特定のガス成分の発生量、発生ガス中に含まれる目的ガスの割合を連続的に又は任意間隔で煩雑な作業を要することなく自動測定することができる。例えば、牛などの動物から採取した消化液による飼料の消化反応に伴って発生する発生ガスの総量、及び、発生ガス中に含まれるメタンガスやCO2などの特定ガス成分の発生量、発生ガス中に含まれる目的ガスの割合を連続的又は任意間隔で自動測定することができ、従って、本発明のガス発生量測定方法及びガス発生量測定装置は、これら環境に悪影響を及ぼすガスの発生を抑制するための飼料や添加物の開発研究などに好適に使用されるものである。
発明を実施するための最良の形態及び実施例
以下、実施例を示し、本発明をより具体的に説明する。
図1は、本発明のガス発生量測定方法に従ってガスの発生量を測定する、本発明の一実施例にかかるガス発生量測定装置を示すもので、牛の4つの胃袋のモデルを構成し、各胃袋での消化反応に伴って発生するメタンガスの発生量を経時的に測定するものである。
図中1a〜1dは、それぞれ牛の第1胃〜第4胃の4つの胃に相当する第1反応槽1a、第2反応槽1b、第3反応槽1c及び第4反応槽1dであり、各反応槽にはそれぞれコントロール部2により制御される加温装置11及び攪拌装置12が取り付けられており、牛の第1胃〜第4胃に相当する条件で反応条件を設定保持することができるようになっている。
図中3は、キャリアガスを上記各反応槽1a〜1dに供給するキャリアガス送入手段であり、通常は適宜なガスが充填されたガスボンベを用いることができ、ここでは窒素ガスを充填したガスボンベが用いられ、窒素ガスがキャリアガスとして用いられるようになっている。ここで、キャリアガスは各反応槽1a〜1d内での反応に影響しないものであればいずれのガスでもよいが、通常は窒素ガス等の不活性ガスが好適に用いられる。
このキャリアガス送入手段3は、上記各反応槽1a〜1dに並列に接続され、各反応槽1a〜1dにキャリアガス(N2)を送入するようになっている。このキャリアガス送入手段3と各反応槽1a〜1dとを連結する各ガス供給管4a〜4dには、それぞれ開度を調節し得る流量調節弁V1a〜V1dと開閉動作を行うガス供給弁V2a〜V2dが取り付けられており、流量調節弁V1a〜V1dにより各反応槽1a〜1dに送入するキャリアガスの流量を調整し得ると共に、ガス供給弁V2a〜V2dを開閉することにより、各反応槽1a〜1dへのキャリアガスの送入を停止/開始できるようになっている。
キャリアガス送入手段3と各反応槽1a〜1dとを連結する上記各ガス供給管4a〜4dには、上記流量調節弁V1a〜V1dとガス供給弁V2a〜V2dとの間に存して排出ガス送流管5a〜5dの一端が接続されており、この排出ガス送流管5a〜5dの一端接続端部には開閉動作を行うキャリブレーションバルブV3a〜V3dが取り付けられている。
また、この各排出ガス送流管5a〜5dには、一端が上記各反応槽1a〜1dに接続されたガス排出管6a〜6dの他端部が接続されており、このガス排出管6a〜6dを通して各反応槽1a〜1dから排出されたガスを各排出ガス送流管5a〜5dに導送するようになっている。この各ガス排出管6a〜6dには、それぞれ水分凝縮器7、除湿器8が反応槽側から順次取り付けられており、各反応槽1a〜1dから排出されたガスから水分を除去して乾燥させ、上記各排出ガス送流管5a〜5dに送るようになっている。更に、この各ガス排出管6a〜6dには、それぞれ上記除湿器8と各排出ガス送流管5a〜5dとの間に存して開閉動作を行うガス排出弁V4a〜V4dが取り付けられている。
図中9a〜9dはマスフローセンサー(ガス流量測定手段)であり、各マスフローセンサー9a〜9dはそれぞれ上記各排出ガス送流管5a〜5dの他端に接続されており、各マスフローセンサー9a〜9dで各反応槽1a〜1dから排出された排出ガスの流量を測定するようになっている。なお、図中91は各マスフローセンサー9a〜9dを保護するためのフィルターである。
上記各マスフローセンサー9a〜9dのガス排出側は、それぞれ三方弁V5a〜V5dを介してガス濃度センサー10に接続されており、各マスフローセンサー9a〜9dを通過した排出ガス中に含まれるメタンガスの濃度をこのガス濃度センサー10(ガス濃度測定手段)で測定するようになっている。また、上記三方弁V5a〜V5dはコントロール部2からの信号により自動的に流路を切り替えることができる電磁弁であり、この三方弁V5a〜V5dには別流路として排出ガスを屋外の大気中へと放出する排気管13が接続されており、この三方弁V5a〜V5dを切り替えることにより、各マスフローセンサー9a〜9dからの排出ガスをガス濃度センサー10に送るか、排気管13を通して屋外に排気するかを切り替えることができるようになっている。なお、上記ガス濃度センサー10に送られ濃度測定を行った後の排出ガスは、排気管14を通して屋外の大気中へと放出されるようになっている。
ここで、上記ガス濃度センサー10は、目的とするガス種に応じて適宜選択すればよい。本例では、メタンガスの濃度を測定するために非分散型赤外線式メタンガス濃度測定センサを用いている。
図中S1は、圧力センサーであり、この圧力センサーS1によりガスボンベ(キャリアガス送入手段)3からの窒素ガス供給圧力を測定し、圧力低下を監視するようになっている。また、S2は反応槽内の状態を監視するセンサーであり、このセンサーS2により各反応槽1a〜1d内の環境を監視し、コントロール部2からの信号により加温装置11や攪拌装置12を制御して各反応槽1a〜1d内を一定又は所定の環境に保持するようになっている。更に、15は上記コントロール部2に接続されたコンピュータであり、このコンピュータ15により各種の設定をコントロール部2に入力し、また測定結果を算出する演算を行い、その結果を表示し、記録し、集計し、処理するようになっている。なお、図中V6はガスボンベ(キャリアガス送入手段)3の元栓バルブである。
このガス発生量測定装置は、上記4つの反応槽1a〜1dが牛の4つの胃袋に相当する牛の消化反応モデルであり、牛の食餌による消化反応により発生するメタンガスの発生量を測定し、メタンガス発生を低減化することができる飼料や添加物などの研究を行うためのものである。
消化反応によるメタンガスの発生を測定する場合は、まず上記各反応槽1a〜1d内に牛の第1〜第4胃から採取した胃液をそれぞれ適量ずつ収容すると共に、牛の第1〜第4胃の各胃内に送られる実際の飼料と同等の処理を施した飼料をそれぞれ投入し、各反応槽1a〜1d内を牛の第1〜第4胃内の環境に応じて温度及び攪拌度合いを調整して、各反応槽1a〜1d内でそれぞれ消化反応を行う準備を行う。
一方、上記元栓バルブV6及び各キャリブレーションバルブV3a〜V3dを開くと共に、各ガス供給弁V2a〜V2d及び各ガス排出弁V4a〜V4dを閉じ、かつ上記各三方弁V5a〜V5dを排気管13方向へと流路を切り替えた状態で、キャリアガス送入手段3からキャリアガス(窒素ガス)を供給し、このキャリアガスを各ガス供給管4a〜4dから各流量調節弁V1a〜V1d及び各キャリブレーションバルブV3a〜V3dを通して、各反応槽1a〜1dを通さずに直接各排出ガス送流管5a〜5dに連続的に流通させ、各マスフローセンサー9a〜9dで各排出ガス送流管5a〜5d内を流れるキャリアガスの流量を測定して排気管13から排気する。
この状態で、上記各流量調節弁V1a〜V1dを操作して、各ガス供給管4a〜4dを通して供給されるキャリアガスの流量を調節し、そのガス流量をガス供給管4a〜4d、ガス排出管6a〜6d及び排出ガス送流管5a〜5dからなる各流路ごとに0点として設定し、キャリブレーションを行う。この場合、各流路に供給するキャリアガスの流量は、各反応槽1a〜1d内で予想される凡そのガス発生量に応じて設定すればよく、例えば反応槽内でのガス発生量の少ないことが予想される流路はキャリアガスの流量を少なくして、ガス発生による排出ガスの流量増加を検出し易くすることが好ましい。
この状態で、上記各ガス供給弁V2a〜V2d及び各ガス排出弁V4a〜V4dを開くと共に、各キャリブレーションバルブV3a〜V3dを閉じて、上記キャリブレーション操作で0点設定した流量のキャリアガスを各ガス供給管4a〜4dから各反応槽1a〜1dに送入し、各反応槽1a〜1dから各ガス排出管6a〜6dを通して各排出ガス送流管5a〜5dへと排出し、上記各マスフローセンサー9a〜9dで排出ガスの流量を連続的に測定し、排気管13から屋外の大気中へと放出する。このとき、上記各反応槽1a〜1dから排出される排出ガスは、各ガス排出管6a〜6dに取り付けられた上記水分凝縮器7及び除湿器8で水分が除去され、乾燥ガスとして上記各マスフローセンサー9a〜9dを通過してその流量が測定されるようになっており、配管内での結露が防止されると共に、水蒸気による流量増加が防止されるようになっている。
この状態で、各反応槽1a〜1d内で胃液による飼料の消化反応を行わせる。これにより、各反応槽1a〜1d内で消化反応により発生した発生ガスが、上記キャリアガスと共に排出ガスとして各ガス排出管6a〜6d及び各排出ガス送流管5a〜5dを通ってマスフローセンサー9a〜9d内を流通し、その流量が測定されて、上述の0点設定した流量からの増加分が各反応槽1a〜1d内で消化反応により発生したガスの発生ガス量として算出され、コンピュータ15によりそのガス発生量が連続的にモニターされる。
この状態で、コントロール部2からの信号により上記各三方弁V5a〜V5dが切り替え操作され、各流路を流通する排出ガスが順次、若しくは予め設定された順序又は間隔でガス濃度センサー10に送られ、排出ガス中のメタンガス濃度が測定されてメタンガスのみの発生量が算出され、更に必要に応じて、発生ガス中に占めるメタンガスの割合が算出され、排気管14を通して屋外の大気中に放出される。
即ち、第1反応槽1a内でのメタンガス発生量を測定する場合は、三方弁V5aが流路の切り替え動作を行い、第1反応槽1aからの排出ガスのみがガス排出管6a、排出ガス送流管5a、マスフローセンサー9a及び三方弁V5aを順次通ってガス濃度センサー10に送られ、他の流路では排出ガスが従前の通り各三方弁V5b〜V5dから排気管13を通って排気される。そして、ガス濃度センサー10でこの排出ガス中のメタンガス濃度が測定されると、このメタンガス濃度と上記マスフローセンサー9aで測定された排出ガス流量とから瞬時にメタンガスのみの発生量が算出されて第1反応槽1a内で発生したメタンガスの量が求められ、コンピュータ15に記録される。更に、必要に応じて上記メタンガス濃度とマスフローセンサー9aで測定され算出された上記ガス発生量とから発生ガス中に占めるメタンガスの割合が計算され、同様にコンピュータ15に記録される。
次いで、第2反応槽1b内でのメタンガス発生量を測定する場合は、上記三方弁V5aが再び流路の切り替え動作を行い、第1反応槽1aからの排出ガスを排気管13から屋外へと排気する流路に切り替えると共に、三方弁V5bが流路の切り替え動作を行って、第2反応槽1bからの排出ガスのみがガス排出管6b、排出ガス送流管5b、マスフローセンサー9b及び三方弁V5bを順次通ってガス濃度センサー10に送られ、上記と同様に第2反応槽1b内でのメタンガス発生量(及び発生ガス中におけるその割合)が求められ、コンピュータ15に記録される。また、第3反応槽1c、第4反応槽1dでのメタン発生量の測定も同様に、上記三方弁V5a〜V5dの流路切り替え操作によって、個々の流路からの排出ガスのみがガス濃度センサー10に送られ、同様に第3反応槽1c又は第4反応槽1d内でのメタンガス発生量(及び発生ガス中におけるその割合)が求められ、コンピュータ15に記録される。
そして、コンピュータ15を操作することにより、又はコンピュータ15により予め設定したプログラムに従って、順次又は所定の間隔及び順序で上記三方弁V5a〜V5dの切り替え動作が行われ、各反応槽1a〜1d内で消化反応に伴って発生したメタンガスの発生量が測定され、その総発生量や発生量の経時変化が記録される。
このように、本例のガス発生量測定方法及び装置は、消化反応が行われる反応槽1a〜1dに、キャリアガスを所定流量で連続的に送入して反応槽1a〜1d内のガスをこのキャリアガスと共に反応槽1a〜1dから排出させ、その排出ガス量を測定して送入したキャリアガス量と排出ガス量との差から反応に伴うガス発生量を算出すると共に、排出ガス中に含まれるメタンガス(目的ガス)の濃度を測定することによりメタンガスの発生量を算出し、更に必要に応じて、このメタンガス発生量と上記ガス発生量とから消化反応に伴って発生した発生ガス中に含まれる目的ガスの割合を算出するようにしたものである。
そして、このガス発生量測定方法及びガス発生量測定装置では、反応が行われる反応槽1a〜1d内から発生ガスをキャリアガスと共に連続的に排出し、送入したキャリアガスに対しての排出ガスの増加量を測定すると共に、該排出ガス中に含まれるメタンガスの濃度を測定するようにしたことにより、消化反応に伴うガス発生量を連続的かつ簡便に測定することができると共に、その発生ガス中に含まれるメタンガス(目的ガス)の発生量、及び発生ガス中に含まれる目的ガスの割合を、煩雑な作業や操作を要することなく、連続的又は任意間隔で簡便に測定することができるものである。
従って、このガス発生量測定方法及びガス発生量測定装置によれば、牛の胃液により飼料が消化される際に発生するメタンガス(目的ガス)の発生量を連続的又は任意間隔で簡便に測定することができる。つまり、複数回の実験を行ったり複数の実験装置を要することなく、牛の消化反応に伴って発生するメタンガスの発生量及びその経時的変化等を簡便に測定することができ、更にその測定を自動的に行うことができるものである。
また、本実施例では、第1〜第4の4つの反応槽1a〜1dを用意してそれぞれ牛の第1胃から第4胃に対応した条件で消化反応を行い、4つの反応槽1a〜1dにそれぞれ所定流量でキャリアガスを連続的に送入して、上述のようにメタンガスの発生量を測定するようにしたことにより、牛1頭と同等の消化モデルを構成して目的ガス発生量及びその経時的変化を簡便に測定することができる。
このように、牛1頭分のモデルを構成して目的ガス(メタンガス)の発生量の経時的変化を測定する場合には、上述した従来のバッチ法では、4つの胃それぞれに相当する反応槽を用意し、且つ個々の胃に対応する反応槽について反応時間を変えた複数の反応槽を用意しなければならない上、反応条件のばらつきによるデータの変化を防止するため個々の反応槽で反応条件を厳格に管理しなければならず、非常に煩雑な作業を要すると共に、実験効率が非常に劣るものとなる。
これに対し、本実施例のガス発生量測定方法及びガス発生量測定装置では、一のキャリアガス送入手段3から並列に分岐した配管を通して4つの反応槽1a〜1dにキャリアガスを送入し、更に各反応槽1a〜1dからの排出流路をそれぞれ三方弁V5a〜V5dを介して1つのガス濃度センサー(ガス濃度測定手段)10に接続し、上記三方弁V5a〜V5dの切り替え操作により、各反応槽1a〜1dからの排出ガスを個々にガス濃度センサー10に送るようにしたことによって、比較的簡便な設備で牛1頭に相当する消化反応モデルを構成し、容易かつ効率的にメタンガス発生量及びその経時的変化等を測定することができるものである。
なお、本発明のガス発生量測定方法及びガス発生量測定装置は、上記実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない限り適宜変更して差し支えない。例えば、上記実施例では、牛の胃液と飼料との消化反応に伴って発生するメタンガス発生量を測定するようにしたが、ガス濃度測定手段10を適宜選定することにより、CO2やその他のガス発生量を測定することができ、複数種のガス成分の発生量を同時に測定することも可能であり、更に上記消化反応以外の生物学的又は化学的反応に伴うガスの発生量を測定するようにしてもよい。また、上記実施例では、ガス供給管4a、第1反応槽1a、ガス排出管6a及び排出ガス送流管5aからなる第1反応槽系流路、同様に4b、1b、6b及び5bからなる第2反応槽系流路、4c、1c、6c及び5cからなる第3反応槽系流路、4d、1d、6d及び5dからなる第4反応槽系流路の4つの流路を設け、各流路を流通するガスを三方弁V5a〜V5dを介して1つのガス濃度測定手段10に流通させ、三方弁V5a〜V5dの切り替えにより個々の反応槽1a〜1d内で発生した目的ガス量を測定するようにしたが、ガス濃度測定手段10は各流路にそれぞれ設けても良く、この場合には各ガス濃度測定手段は各ガス流量測定手段9a〜9dの上流側に設けることもできる。更に、反応槽の数及びその流路の数は、3系統以下でも5系統以上でもよく、行う実験に応じて適宜設定すればよい。例えば、羊や豚、その他の家畜について消化反応モデルを構成する場合には、適宜それらの家畜の有する胃の数だけ反応槽を設置すれば良い。
また、上記実施例では、マスフローセンサー9a〜9dについてのキャリブレーションを行なっているが、これに加えて、ガス濃度センサー10についてもキャリブレーション操作を行なうこともできる。
即ち、上述した手順により、各マスフローセンサー9a〜9dについてのキャリブレーションを行なった後、各ガス供給弁V2a〜V2d及び各ガス排出弁V4a〜V4dを開きかつ各キャリブレーションバルブV3a〜V3dを閉じる前(各反応槽における発生ガス量の測定を開始する前)に、例えば三方弁V5aをガス濃度センサー10方向へと流路を切り替え、上記第1反応槽系流路から第1反応槽1aのみを除いたバイパス流路を通過するキャリアガスのガス濃度を測定することにより、当該測定値を第1反応槽系流路についての0点として設定し、キャリブレーションを行なえばよい。この場合、通常は第2〜第4反応槽系流路についてはガス濃度センサー10のキャリブレーションを行なう必要はないが、特にその必要があれば第2〜第4反応槽系流路についても同様にすればよい。
ここで、上記実施例ではキャリブレーションバルブV3a〜V3dを設けてキャリアガスを各反応槽1a〜1dを通さずに各流路に流通させてキャリブレーションを行い0点設定を行うようにしたが、このキャリブレーションバルブV3a〜V3d及びこれらを通るバイパス流路を省略し、キャリアガスを実際の測定時と同様に各反応槽1a〜1dを通して流通させ、キャリブレーションによる0点設定を行うようにすることもできる。
更に、必要に応じて適宜なバルブ類や流路を追加したり、水分凝縮器7や除湿器8を省略したり、逆に適宜な装置や機構を追加してもよく、その他の構成についても本発明の要旨を逸脱しない限り、適宜変更して差し支えない。
本発明の一実施例にかかる検査装置を示す該略図である。
符号の説明
1a〜1d 反応槽
11 加温装置
12 攪拌装置
2 コントロール部
3 キャリアガス送入手段
4a〜4d ガス供給管
5a〜5d 排出ガス送流管
6a〜6d ガス排出管
7 水分凝縮器
8 除湿器
9a〜9d マスフローセンサー(ガス流量測定手段)
91 フィルター
10 ガス濃度センサー(ガス濃度測定手段)
13,14 排気管
15 コンピュータ
S1 圧力センサー
S2 センサー
V1a〜V1d 流量調節弁
V2a〜V2d ガス供給弁
V3a〜V3d キャリブレーションバルブ(流路切替手段)
V4a〜V4d ガス排出弁
V5a〜V5d 三方弁(開閉弁)
V6 元栓バルブ

Claims (5)

  1. 生物学的又は化学的反応に伴って発生する複数種のガスからなる発生量未知の発生ガス中に含まれる目的ガスの割合を測定するガス発生量測定方法であり、上記ガス発生を伴う反応が行われている反応槽内にキャリアガスとして不活性ガスを所定流量で連続的に送入して反応槽内の発生ガスを該キャリアガスと共に反応槽から連続的に排出し、その排出ガスの流量を連続的に測定してその測定値と上記反応槽に送入した上記キャリアガス量との差から反応に伴って発生したガス発生量を算出すると共に、該排出ガス中に含まれる目的ガスのみの濃度を測定し、得られた目的ガス濃度と上記排出ガス流量とから目的ガスのみの発生量を算出して、上記反応に伴う発生ガス中に含まれる複数種のガスの中から目的ガスのみの発生量を測定し、更にこの目的ガスのみの発生量と上記ガス発生量とから上記反応に伴う発生ガス中に含まれる上記目的ガスの割合を算出することを特徴とするガス発生量測定方法。
  2. 反応槽内で動物の消化液と飼料とを混合させて消化反応を生じせしめ、該消化反応に伴って発生する複数種のガスからなる発生ガス中の目的ガスの発生量又は割合を連続的又は任意間隔で間歇的に測定する請求項1記載のガス発生量測定方法。
  3. 複数種のガスの発生を伴う生物学的又は化学的反応を行う反応槽と、
    該反応槽にキャリアガスとして不活性ガスを所定流量で連続的に送入するキャリアガス送入手段と、
    上記反応槽から連続的に排出される複数種のガスからなる発生量未知の発生ガスを含む排出ガスの流量を測定するガス流量測定手段と、
    上記排出ガス中に含まれる目的ガスの濃度を測定するガス濃度測定手段と、
    上記排出ガスの流量、上記キャリアガス流量及び上記目的ガス濃度から、目的ガス発生量及び発生ガス中の目的ガスの割合を算出する演算手段(コンピュータ)とを具備してなり、
    上記キャリアガスと共に上記反応槽から排出された複数種の成分を含む排出ガスの流量を上記ガス流量測定手段で測定して反応槽に送入したキャリアガス量との差から反応槽内での反応に伴うガス発生量を上記演算手段で算出すると共に、上記排出ガス中に含まれる目的ガスの濃度を上記ガス濃度測定手段で測定し、その目的ガス濃度と上記ガス流量測定手段で測定した排出ガス流量とから目的ガスのみの発生量を上記演算手段で算出し、更に上記ガス発生量と上記目的ガスのみの発生量とから、上記反応に伴って発生する複数種のガスからなる発生ガス中に含まれる目的ガスの割合を上記演算手段で算出するように構成したことを特徴とするガス発生量測定装置。
  4. 上記反応槽を複数設けると共に、各反応槽に対応して複数のガス流量測定手段を設け、かつ各ガス流量測定手段のガス排出側を1つのガス濃度測定手段に接続すると共に、各ガス流量測定手段とガス濃度測定手段とを接続する各流路にそれぞれ開閉弁を設けてなり、
    一の開閉弁を開くと共に他の開閉弁を閉じて、一の反応槽からの排出ガスのみを上記ガス流量測定手段から上記ガス濃度測定手段へと流通させ、その排出ガス流量を上記ガス流量測定手段で測定して一の反応槽内での反応に伴うガス発生量を算出すると共に、この排出ガス中に含まれる目的ガスの濃度を上記ガス濃度測定手段で測定してその目的ガスの発生量を算出し、上記各開閉弁を開閉操作して同様の動作を各反応槽からの排出ガスについて行うことにより、各反応槽で発生する目的ガスにつき、その発生量を順次又は随意に測定するように構成した請求項記載のガス発生量測定装置。
  5. 上記キャリアガス送入手段から上記反応槽を通さずに直接上記ガス流量測定手段にキャリアガスを流通させるバイパス流路を設けると共に、キャリアガスの流路を上記バイパス流路と反応槽を通る流路とに切り替える流路切替手段を具備し、
    キャリアガスを上記バイパス流路を通して直接上記ガス流量測定手段に流通させて、キャリアガスのみの流量を測定し、その流量測定値を上記ガス発生量測定時の0点とするように構成した請求項3又は4記載のガス発生量測定装置。
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