JP4748165B2 - データファイル記録システム及びデータファイル記録方法 - Google Patents

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Description

本願発明は、コンピュータに接続された外部記録装置と、この外部記録装置を制御する制御プログラムとからなるデータファイル記録システム及びデータファイル記録方法に係わり、さらに詳しくは、制御プログラムによって外部記録装置へのデータの記録の可否を切り替えるものである。
コンピュータに着脱自在な外部記録装置(リムーバブルメディア)は、データを記録して持ち運びが可能であり、記録媒体に対応したドライブ(読取装置)やポートを備えているコンピュータであれば、装着して利用することができるため一般に広く普及している。このような外部記録装置としては、磁気ディスク(フレキシブルディスクやHDD等)、磁気テープ、光ディスク、光磁気ディスク、半導体メモリ等の多用な記録方式の媒体が開発されている。
近年、これらの外部記録装置の大容量化が進み、大量のデータを記録媒体に記録することが可能であり、ユーザの利便性が向上された反面、記録媒体を紛失したときには大量のデータが漏洩する可能性が高く取り扱いを注意する必要性があった。
また、HDDや半導体メモリ等の記録容量が高く可搬性に優れた記録媒体を用いた音楽プレーヤやレコーダ等もあり、これらの音楽プレーヤはパーソナルコンピュータに接続し、コンピュータから音楽データ等を記憶させているが、音楽プレーヤが再生不可能な形式の音楽データを記録することも可能であった。
そこで、記録媒体を紛失等したとき第三者にデータが漏洩しないようにするために、記録媒体にデータを記録する前に、ユーザが暗号化プログラムを操作して記録するデータを暗号化し、暗号化したデータを記録媒体に記録していた。このようにすることで記録媒体を紛失したときでも、正しいパスワードが入力されない限り復号化されることがなく、情報の漏洩を防止することが可能であった。
さらに、コンピュータが、自身に接続されている外部記録装置に対するイジェクション要求を検知すると、この外部記録装置に格納されている所定のデータファイルを暗号化することにより、外部記録装置を正常な手順で取り外すだけでデータファイルが暗号化できるようになっている(例えば、特許文献1参照。)。
また、コンピュータからのデータの入出力を監視するプログラムをコンピュータにインストールし、予め出力先毎に出力の可否と、出力するときの暗号化の有無を設定しておくことで、記録媒体への出力データを検知すると、出力データを暗号化した後に記録媒体に記録する出力制御プログラムがある。
特開2004−297358号公報
しかしながら、ユーザが記録媒体にデータを記録する前に暗号化し、暗号化されたデータを記録媒体に記録するときには、ユーザの判断に基づく操作によってデータを暗号化しているため、ユーザのモラルが低下すると、暗号化されていない状態で記録媒体にデータが記録されていた。また、モラルの向上を喚起しても確実に実行されているか否かは不明であり、ユーザのモラルに依存する部分を少なくすることが求められていた。
一方、特許文献1記載の情報処理装置では、イジェクション要求を検知したときに所定のデータファイルを暗号化しているので、ユーザのモラルに依存する部分を少なくすることができたが、外部記録装置を強制的に(正常な取り外し手順を実行しないで)取り外したときには、外部記録装置に記録されているデータファイルを暗号化する前にコンピュータから外部記録装置が取り外されるので、暗号化されない状態で外部記録装置を持ち運ぶことが可能であった。また、外部記録装置を取り外す前に(イジェクション要求を検知する前に)コンピュータを停止させたときには、イジェクション要求が出力されないため暗号化されていないデータファイルを持ち出すことが可能であった。
また、コンピュータからのデータの入出力を監視し、出力データを検知したときにこの出力データを暗号化して記録媒体に記録する場合は、常にコンピュータへのデータの入出力を監視する機能を備えたプログラムをインストールする必要性があった。このプログラムは、特に出力の可否や出力方法等も設定するため管理者権限でインストールや設定を行う必要性があり(出力の可否の設定を間違えると、コンピュータが正常に起動しなくなることや、常に入出力を監視するために、監視用プロセス(監視サービス)をコンピュータの起動時にこのプロセスを起動する必要性があり、管理者権限が必要であり、)、管理者権限を与えられ、且つコンピュータや該プログラムに詳しいユーザでなければプログラムのインストールや設定することができなかった。さらに、異なったコンピュータ間(例えば、職場のコンピュータと自宅のコンピュータ)で記録媒体を介してデータを使用する場合、データを使用するコンピュータ毎に該プログラムをインストールする必要性があり、導入するまでのハードルが高く実施の困難性が少なからずあった。
また、HDDや半導体メモリ等を搭載した音楽プレーヤが再生不可能な形式の音楽データを記録させた場合には、音楽データを記憶させたにもかかわらず再生できないため故障したと思うユーザも少なくなかった。さらに、音楽データ以外のデータ(例えば、文書データ)を記憶することも可能であり、上述したように紛失したときに、記録したデータが漏洩する可能性が高く、取り扱いを注意する必要性があった。
本願発明は、係る問題に鑑み、外部記録装置に記録するデータファイルのデータ形式を変換するだけでなく、コンピュータに詳しくない人でも容易に使用できるデータファイル記録システム及びデータファイル記録方法を提供することを目的とする。
前述の課題解決のために、本願発明に係るデータファイル記録システムは、コンピュータに着脱自在に接続される外部記録装置と、前記外部記録装置へのデータファイルの記録処理を制御する制御プログラムからなるデータファイル記録システムであって、データファイルを記録するデータファイル記録部と、前記データファイル記録部への記録処理を行うデータファイル記録処理手段と、前記データファイル記録部へのデータファイルの記録処理が可能な第1記録モードと、データファイルの記録処理が不可能な第2記録モードとに記録モードを切り替え、前記データファイルの記録処理の可否を制御する切替制御手段とを備えた外部記録装置と、前記外部記録装置が接続されたコンピュータが読み取った第1データファイルを予め設定したデータ形式の第2データファイルに変換するデータファイル変換手段と、前記データファイル変換手段によって変換された第2データファイルを前記外部記録装置に送信するデータファイル送信手段と、前記データファイル送信手段によって第2データファイルの送信を開始するときに、前記第1記録モードに切り替えるための第1切替信号を送信し、かつ、前記データファイル送信手段によるデータ送信が終了したときに前記第2記録モードに切り替えるための第2切替信号を送信する切替信号送信手段としてコンピュータを機能させる制御プログラムとからなり、前記外部記録装置に備えられた前記切替制御手段は、前記切替信号送信手段から送信される切替信号に従って前記記録モードを切り替えることを特徴とするものである。
また、本願発明に係るデータファイル記録方法は、コンピュータに着脱自在に接続される外部記録装置へのデータファイルの記録処理を制御するデータファイル記録方法であって、前記外部記録装置は、データファイルを記録するデータファイル記録部と、前記データファイル記録部へのデータファイルの記録処理を行うデータファイル記録処理手段と、前記データファイル記録部へのデータファイルの記録処理が可能な第1記録モードと、データファイルの記録処理が不可能な第2記録モードとに記録モードを切り替え、前記データファイル記録処理手段を制御する切替制御手段とを備え、前記外部記録装置を着脱自在に接続しているコンピュータが読み取ったデータファイルを予め設定されているファイル形式に変換する工程と、前記切替制御手段の記録モードを、前記第1記録モードに切り替えるための第1切替信号を前記外部記録装置に送信する工程と、前記コンピュータから送信された第1切替信号に従って、記録モードを第1記録モードに切り替える工程と、前記ファイル形式が変換されたデータファイルを前記外部記録装置に送信する工程と、前記コンピュータから送信されたデータファイルを前記データファイル記録部に記録する工程と、前記ファイル形式が変換されたデータファイルの送信が終了したときに、前記切替制御手段の記録モードを、前記第2記録モードに切り替えるための第2切替信号を前記外部記録装置に送信する工程と、前記コンピュータから送信された第2切替信号に従って、記録モードを第2記録モードに切り替える工程からなることを特徴とする。
したがって、記録処理を制御する制御プログラムによって第1データファイルから第2データファイルにデータ形式が変換された後に、記録処理が可能な第1記録モードを変更するので、制御プログラムを使用せずに外部記録装置にデータファイルを記録することができないようになっている。そして、制御プログラムによってデータ形式が変換されたデータのみが外部記録装置に記録することができる。
また、第2データファイルの記録処理が終了した後には、記録処理が不可能な第2記録モードを変換するので、制御プログラムによるデータファイルの記録処理が終了した後にはデータファイルの記録ができないように制御することができる。
また、前記データファイル変換手段は、前記コンピュータが読み取った第1データファイルを暗号化してもよい。
また、前記外部記録装置には、前記制御プログラムを記録する制御プログラム記録手段を備え、前記コンピュータが、前記制御プログラム記録手段に記録されている制御プログラムを実行してもよい。
さらに、前記外部記録装置は、識別データを記憶する識別データ記憶手段を備え、前記制御プログラムは、自身が記録されている外部記録装置の識別データを記憶し、該識別データと前記外部記録装置に記憶されている識別データと比較する識別データ比較手段を備え、前記データファイル送信手段は、制御プログラムに記憶されている識別データと外部記録装置に記憶されている識別データとが一致するときのみ、前記第2データファイルを送信してもよい。
また、前記制御プログラムは、前記データファイル変換手段によって変換された第2データファイルを予め設定された大きさに分割するデータファイル分割手段を備え、前記切替信号送信手段は、前記データファイル分割手段によって分割された第2データファイルを送信するときに前記第1切替信号を送信し、前記分割された第2データファイルの送信が終了したときに前記第2切替信号を送信してもよい。
前記データファイル記録部は半導体メモリであってもよい。
また、前記データファイル変換手段が、読み取った第1データファイルのデータ内容情報又はファイル属性情報のいずれか一方又は双方に基づいて、第1データファイルを第2データファイルに変換してもよい。
また、前記制御プログラムに、該制御プログラムを実行するコンピュータに予め設定されたプログラムが記録されているか否かを検索し、その有無に基づいて前記データファイル記録部へのデータ記録及び読み出しを制御するプログラム検索制御手段を備えさせてもよい。
また、前記外部記録装置に、該外部記録装置がコンピュータに接続したことを検知する接続検知手段を備え、前記接続検知手段が外部記録装置とコンピュータとの接続を検知すると、前記切替制御手段が前記データファイル記録処理手段の記録モードを前記第2記録モードに強制的に切り替えるようにしてもよい。
さらに、前記外部記録装置は、外部記録装置に記録されたデータファイルの読出処理によって作成される一時データファイルを記録する一時ファイル記録部と、前記一時ファイル記録部へのデータの書込及び読み出しを制御する一時ファイル記録制御手段とを備え、前記一時ファイル記録制御手段は、前記一時データファイルのみを前記一時ファイル記録部に記録してもよい。
以上にしてなる本願発明に係るデータファイル記録システム及びデータファイル記録方法は、記録処理を制御する制御プログラムによって第1データファイルから第2データファイルにデータ形式が変換された後に、記録処理が可能な第1記録モードを変更するので、制御プログラムを使用せずに外部記録装置にデータファイルを記録することができないようになっている。そして、制御プログラムによってデータ形式が変換されたデータのみが外部記録装置に記録することができる。また、第2データファイルの記録処理が終了した後には、記録処理が不可能な第2記録モードを変換するので、制御プログラムによるデータファイルの記録処理が終了した後にはデータファイルの記録ができないように制御することができる。
また、外部記録装置に記録させるデータファイルは、制御プログラムによってデータ形式が変換された後のデータファイルを記録しているので、ユーザが強制的に取り外したときや、外部記録装置を接続した状態でコンピュータを停止したときでも、データ形式が変換されていないデータが記録されることはない。
さらに、本願発明に係るデータファイル記録システム及びデータファイル記録方法は、コンピュータ本体から出力されるデータを常に監視することや、データ出力の可否や出力方法を設置する必要性がなく、コンピュータに着脱自在に接続されている外部記録装置の記録モードを切り替えることで、記録処理の可否を制御するので、管理者権限のようなユーザ権限の高くないユーザでも、データ形式を変換したデータファイルのみを記録することができる。また、データ出力の可否や方法についての設定を各コンピュータ本体にする必要性がないことから、コンピュータに詳しくないユーザでも容易に使用することができる。
コンピュータが読み取った第1データファイルを暗号化するので、外部記録装置には暗号化されたデータファイルのみが記録されるので、ユーザのモラルにかかわらず、必ずデータファイルを暗号化して持ち運ぶことができる。したがって、外部記録装置を紛失したときでもデータが漏洩することがない。
また、前記外部記録装置へのデータファイルの記録処理を制御する制御プログラムは、外部記録装置に記録されているので、コンピュータに予め該制御プログラムを記録させておく必要性がないので、外部記録装置を認識可能なコンピュータであれば、データ形式を変換して記録させることができる。
また、外部記録装置に記憶されている識別データと、制御プログラムに記録されている識別データを比較することで、制御プログラムが記録されている外部記録装置か否かを判定することができるので、外部記録装置の制御をより確実にできるだけでなく、他の記録装置に切替信号を送信することがなく、他の記録装置の誤動作を防止することができる。
また、外部記録装置に記録する第2データファイルを所定の大きさに分割し、分割したファイルを外部記録装置に送信するときに第1記録モードに変更し、送信が終了したときに第2記録モードに変更するので、連続して記録処理が可能な時間を区切りながら記録することができる。したがって、大容量の第2データファイルを記録するときでも、制御プログラムによって制御されていないデータファイルを記録することがない。
また、データファイル記録部は、半導体メモリで構成されているので、該半導体メモリへの電気信号を制御するだけで、記録処理の可否を切り替えることが可能となる。したがって、外部記録装置への記録制御を、簡易な手段で構成することが可能となり、外部記録装置を小さくすることが可能となる。
また、第1データファイルの属性情報や内容情報に基づいて第2データファイルへの変換の有無を決定するので、特定のファイル形式のデータのみを変換するように制限できる。例えば、ウイルスプログラムが第1データファイルに含まれているか否かに基づいて、第1データファイルから第2データファイルへの変換の有無を決定することもできるので、データファイル記録部にウイルスプログラムを記録させることを防ぐことができる。加えて、データの内容によって変換の有無を決定することによって、機密情報が流出するのを防止したり、データ形式の変換の可否を決定することもできる。
制御プログラムにプログラム検索制御手段を備えているので、ウイルスチェックプログラムのインストールの有無、ファイル交換プログラム等の特定のプログラムの有無、OSやアプリケーションプログラムのアップデートの有無やそれらの自動更新の設定の有無、検索したプログラム毎に条件を設定し、外部記録装置へのデータの書込や外部記録装置からのデータの読出を制御することができる。したがって、ウイルスプログラムを外部記録装置に記録させることや、ウイルスプログラムを含んだコンピュータに第1データファイルを記録させることを防止することができ、ウイルスプログラムの拡散防止やウイルスプログラムによるデータ流出を防止することができる。
また、外部記録装置に外部記録装置がコンピュータに接続したことを検知する接続検知手段を備え前記接続検知手段が外部記録装置とコンピュータとの接続を検知すると、切替制御手段が前記データファイル記録処理手段の記録モードを前記第2記録モードに強制的に切り替えるので、外部記録装置がコンピュータに接続したときには常に外部記録装置にデータを記録することができないように制御することができる。
記録処理を行っているときのデータファイル記録システムのブロック図である。 制御プログラム記録手段が外部記録装置に備えられているときのブロック図である。 制御プログラム記録手段がコンピュータに備えられているときのブロック図である。 外部記録装置にデータファイルを記録するときの処理を説明したフロー図である。 外部記録装置にデータファイルを記録するときの処理を説明したシーケンス図である。 外部記録装置にデータファイルを記録するときの画面を説明した図である。 外部記録装置の記録状態の可否を説明した図である。 読出処理を行っているときのデータファイル記録システムのブロック図である。 外部記録装置からデータファイルを読み出すときの処理を説明したフロー図である。 外部記録装置に記録されたデータファイルを削除するときのフロー図である。
符号の説明
1 データファイル記録システム
2 外部記録装置
3 制御プログラム
4 第1データファイル
5 データファイル記録部
6 データファイル記録処理手段
7 切替制御手段
8 識別データ記憶手段
9 制御プログラム記録手段
10 データファイル変換手段
11 データファイル分割手段
12 データファイル送信手段
13 切替信号送信手段
14 識別データ比較手段
16 保存先指定画面
17 従来の記録処理の可否状態
17a 記録処理可の状態
18 本願発明の記録処理の可否状態
18a 記録処理可の状態
18b 記録処理不可の状態
19 本願発明の記録処理の可否状態
19a 記録処理可の状態
19b 記録処理不可の状態
20 プログラム検索制御手段
21 接続検知手段
22 一時データ記録部
23 一時データ記録処理手段
C コンピュータ
本願発明に係るデータファイル記録システム1及びデータファイル記録方法は、図1〜4に示すように、コンピュータCで実行される制御プログラム3と外部記録装置2によって構成され、制御プログラム3が実行されているコンピュータCが、第1データファイル4を読み出し、該コンピュータCに着脱自在に接続された外部記録装置2に第1データファイルのデータ形式を変換して記録するものである。
図2は、前記制御プログラム3を記録する制御プログラム記録手段9が前記外部記録装置2に備えられている例を示しており、外部記録装置2を使用するときには、図1に示すように、コンピュータCが前記制御プログラム記録手段9に記録されている制御プログラム3を読み出して実行する。
また、図3に示すように、前記制御プログラム記録手段9がコンピュータCに備えられている例を示しており、外部記録装置2を使用するときには、コンピュータCが自身で記録している制御プログラム3を実行する。
前記外部記録装置2は、データファイル記録部5と、データファイル記録処理手段6と、切替制御手段7と、識別データ記憶手段8と、接続検知手段21とによって少なくとも構成されている。
また、前記制御プログラム3は、少なくともデータファイル変換手段10と、データファイル分割手段11と、データファイル送信手段12と、切替信号送信手段13と、識別データ比較手段14としてコンピュータCを機能させるものである。
前記制御プログラム記録手段9は、図2に示すように外部記録装置2に備えさせてもよいし、図3に示すようにコンピュータCに備えさせてもよい。制御プログラム記録手段9を外部記録装置2に備えさせるときには、制御プログラム3が記録されていないコンピュータCでも制御プログラム記録手段9から制御プログラム3を読み出して実行することができるので、コンピュータCに制御プログラム3を記録させておく必要性がなく、該外部記録装置2のみを持ち運ぶだけで、制御プログラム3が記録されていないコンピュータCでもデータの記録、読出、削除等の作業を実行することができる。
前記データファイル変換手段10は、データ形式を変換する前の第1データファイル4を、予め設定したデータ形式のデータファイルに変換する手段である。変換するデータ形式は、平文の第1データファイルを所定の暗号化方式によって暗号化し、暗号化データに変換してもよいし、音楽データを他のデータ形式(例えば、wav形式のデータファイルからmp3形式のデータファイル)に変換してもよいし、リスト形式のデータをcsv形式のデータに変換してもよいし、第1データファイル4を圧縮ファイルに変換してもよい。
後述するように、データファイル変換手段10によって暗号化されたデータを読み出すときには、データファイル変換手段10が復号化も行う。同様に、データファイル変換手段10が第1データファイルを記録するときに圧縮する場合には、読出処理のときには解凍処理を行う。
また、前記データファイル変換手段10は、前記第1データファイル4のファイル属性情報やデータ内容情報に基づいて、第1データファイル4を第2データファイルへの変換の有無を決定してもよい。前記ファイル属性情報としては、データファイルのファイル形式、ファイル容量、設定されているアクセス権情報、データファイルのタイムスタンプ等のデータである。具体的な一例としては、平文のテキストデータのみを暗号化する場合には、平文のテキストデータはデータファイル変換手段10によって暗号化されるが、音楽データは変換されず、データファイル記録部5に記録されない。また、第1データファイル4にウイルスプログラムが含んでいるときには、コンピュータCにインストールされているウイルスチェックプログラムからの信号に基づいて第2データファイルへの変換の有無を決定する。なお、上述のウイルスプログラムとは、狭義のウイルスだけでなく、ワーム、トロイの木馬、スパイウエア等の不正プログラム(マルウエア(malware))を示す。また、前記データファイル変換手段10が、文書データの中に特定の文字や文字列が含まれるか否かを検索し、その存否に基づいてデータ変換の有無を決定してもよい。
このように、第1データファイル4の属性情報や内容情報に基づいて第2データファイルへの変換の有無を決定することによって、特定のファイル形式のデータのみを変換するように制限できる。また、データファイル記録部5にウイルスプログラムを記録させることを防ぐことができる。加えて、データの内容によって変換の有無を決定することによって、データの流出を防止することもできる。
前記データファイル分割手段11は、前記データファイル変換手段10によって変換された第2データファイルを、予め設定された大きさのデータファイルに分割する手段である。分割するデータのファイルサイズは、一定の大きさのデータファイルになるように分割してもよいが、前記制御プログラムをユーザが操作して分割するサイズを変更できるようにしてもよい。また、データファイルの分割数を設定して、分割前のデータファイルのサイズに関係なく、所定の数のデータファイルに分割してもよい。
後述するように、分割されたデータファイルを読み出すときには、データファイル分割手段11が分割されたデータファイルを結合する。
前記データファイル送信手段12は、前記データファイル分割手段11によって分割されたデータファイルを前記外部記録装置2に送信する手段である。なお、前記第2データファイルを分割しないときには、前記データファイル変換手段10によって変換された第2データファイルを送信する。
また、外部記録装置2からデータを読み出すときには、データファイル送信手段が、送信されたデータを受信する。
前記切替信号送信手段13は、前記データファイル送信手段12によって、前記外部記録装置2にデータファイルの送信を開始する前に第1切替信号を送信し、データファイルの送信が終了したときに第2切替信号を送信する手段である。
なお、前記第1切替信号とは、前記外部記録装置2の記録モードをデータファイルの記録処理が可能な第1記録モードに切り替えるための信号であり、後述するようにこの第1切替信号を受信することによって、外部記録装置2にデータファイルを記録することが可能となる。一方、前記第2切替信号とは、前記外部記録装置2の記録モードをデータファイルの記録処理が不可能な第2記録モードに切り替えるための信号であり、後述するようにこの第2切替信号を受信することによって、外部記録装置2にデータファイルを記録することが不可能となる。
前記データファイル記録部5は、コンピュータCから送信された第2データファイルを記録するものである。このデータファイル記録部5は、磁気や光を用いて記録する記録媒体であってもよいし、半導体メモリのように電気信号を用いて記録する記録媒体であってもよい。データファイル記録部5が半導体メモリからなるときには、入力される電気信号を制御(遮断)することによって容易に記録の可否を制御することができる。したがって、外部記録装置への記録制御を、簡易な手段で構成することが可能となり、外部記録装置2を小さくすることが可能となる。
前記データファイル記録処理手段6は、前記データファイル記録部5への記録処理を行うものであり、第1記録モードのときには、前記データファイル送信手段12から送信されたデータを受信すると、データファイル記録部5に受信したデータファイルを記録し、第2記録モードのときには、コンピュータCからのデータファイルを受信したとしてもそのデータファイルの記録処理を行わない手段である。
なお、後述するように、前記データファイル記録処理手段6は、前記データファイル記録部5に記憶されているデータファイルの読出処理も行う。
前記切替制御手段7は、前記切替信号送信手段13から送信された第1切替信号及び第2切替信号を受信する手段である。第1切替信号を受信したときには、前記データファイル記録処理手段6の記録モードを第1記録モードに強制的に切り替えるものである。また、第2切替信号を受信したときには、前記データファイル記録処理手段6の記録モードを第2記録モードに強制的に切り替えるものである。
つまり、外部記録装置2は、制御プログラム3から第1切替信号を受信したときのみ、データファイルの記録ができるようになり、第2切替信号を受信するとデータファイルが記録できないようになる。
また、前記接続検知手段21は、外部記録装置2がコンピュータC等の機器に接続したことを検知する手段である。例えば、USB(Universal Serial Bus)のポートに接続可能な記録装置のときには、コンピュータと該記録装置とを接続したときには、コンピュータは、新たに接続された装置を認識するために信号の送受信を行うので、この信号を接続検知手段21が検知することによって実現することができる。
また、接続検知手段21によってコンピュータCとの接続を検知されると、前記切替制御手段7は、データファイル記録処理手段6の記録モードを第2記録モードに強制的に切り替える。このように、コンピュータCに接続したときには、必ず記録モードが第2記録モードになり、第1記録モードの状態で外部記録装置2をコンピュータCから強制的に取り外したときでも、コンピュータCと接続したときには第2記録モードに強制的に切り替えられるので、第1データファイル4をそのまま記録することができない。
前記制御プログラム記録手段9は、前記制御プログラム3を記録する手段である。
前記識別データ記憶手段8は、自身の外部記録装置2に設定されている識別情報を記憶する手段である。識別データとしては、シリアル番号であってもよいし、PNPデバイスIDであってもよい。このシリアル番号やPNPデバイスIDは、外部記録装置2毎に異なった識別データを設定してもよいし、製品種類毎に異なった識別データを設定してもよい。
前記制御プログラム3の識別データ比較手段14は、自身の制御プログラム3が記録されている外部記録装置2の識別データと、該制御プログラム3が記録している識別データとを比較し、一致しているか否かを判定する手段である。
なお、識別データとしてPNPデバイスIDを用いた場合、コンピュータCのOS(Operating System)がWindows(登録商標)のときには、ユーザ権限として最も低い「User」レベルでも接続している外部記録装置2のPNPデバイスIDを取得することができるので、ユーザ権限のレベルに関係なく使用することができる。
また、図1〜3に示すように、前記制御プログラム3に、該制御プログラムを実行するコンピュータCに特定のプログラムがインストール(記録)されているか否かを検索し、その有無に基づいて前記データファイル記録部5へのデータ記録とデータ読出の一方又は双方を制御するプログラム検索制御手段20を備えさせてもよい。
このプログラム検索制御手段20は、例えば、ウイルスチェックプログラムのインストールの有無、ファイル交換プログラム等の特定のプログラムの有無、OSやアプリケーションプログラムのアップデートの有無やそれらの自動更新の設定の有無、該制御プログラム3のインストールの有無等を検索し、検索したプログラム毎に条件を設定し、外部記録装置2へのデータの書込や外部記録装置2からのデータの読出を制御する。
具体的には、ウイルスチェックプログラムがインストールされているか否かを検索し、ウイルスチェックプログラムがインストールされているときには、データファイル記録部5へのデータの記録処理(書込処理)やデータの読込処理を実行し、ウイルスチェックプログラムがインストールされていないときには、データファイル記録部5へのデータの記録処理や読込処理を行わないように制御する。また、別の例としては、ファイル交換プログラム等の予め設定した特定のプログラムがインストールされているか否かを検索し、該特定のプログラムがインストールされているときには、データファイル記録部5へのデータの記録処理や読込処理を行わないように制御する。他の例としては、OSや特定のアプリケーションプログラムのアップデートの自動更新がされているか否か(自動更新が行われるように設定されている否か、及びアップデートプログラムの有無の確認を予め設定した期間内に行っているか否か)を検索し、自動更新が行われるように設定され、かつ所定期間内にアップデートプログラムの有無の確認を行っているときにはデータファイル記録部5からのデータの読込を行い、行っていないときにはデータファイル記録部5からのデータの読込を行わないようにする。また、外部記録装置2に記録されている制御プログラム3がコンピュータCにインストールされているときには、コンピュータCにインストールされている制御プログラム3を実行させるようにしてもよい。
以下に、コンピュータCに接続された外部記録装置2に、第1データファイルを暗号化して記録させるときの処理の流れを図1及び図4に基づいて説明する。
まず、外部記録装置2はコンピュータCに接続されている。ユーザはコンピュータCを操作して外部記録装置2に記録されている制御プログラム3を起動する(S1)。なお、ユーザの操作以外にも、外部記録装置2をコンピュータCに接続したときに自動的に制御プログラム3が起動するようにしてもよい。そして、前記識別データ比較手段14は、前記識別データ記憶手段8に記憶されている識別データを取得し(S2)、外部記録装置2の識別データと、制御プログラム3に記憶されている識別データとを比較し、一致するか否かを判定する(S3)。一致しないときには、エラーメッセージを表示し、制御プログラム3の処理を終了する(S4)。前記2つの識別データが一致するときには接続された外部記録装置2が正規の記録装置であるので、以降の処理を実行する。
外部記録装置2が正規の記録装置であったときには、コンピュータCの表示部にパスワード入力画面(図示しない)を表示し、ユーザにパスワードの入力を促す。そして、ユーザが入力したパスワードと、外部記録装置2に備えられたパスワード記憶手段(図示しない)に予め設定されていたパスワードと一致するか否かを判定し、一致しないときにはステップ4(S4)に移行する。パスワードが一致するときには、ステップ6に移行し、以降の処理を実行する(S5)。
なお、パスワードによる認証以外にも、指紋認証、静脈認証、声紋認証、虹彩認証等の生体認証であってもよい。
パスワードが一致したときには、前記プログラム検索制御手段20がコンピュータCにウイルスチェックプログラムがインストールされているか否かを調べ、インストールされていないときには、ステップ4(S4)に移行し、インストールされているときには、ステップ7(S7)に移行する。
なお、ステップ6(S6)では、ウイルスチェックプログラムの有無によって以降の処理を継続するか否かを決定しているが、ファイル交換プログラム等の特定のプログラムの有無や、OSやアプリケーションプログラムのアップデートの有無、それらの事項更新の設定の有無によって以降の処理を継続するか否かを決定してもよい。
ステップ6(S6)で、ウイルスチェックプログラムがインストールされているときは、コンピュータCは表示部に図6に示すような画面15を表示する。そして、ユーザは、外部記録装置2に記録したいデータファイルを選択し、保存先指定画面16を操作してデータファイルの保存先を選択する。
ユーザがデータファイルの保存先を選択すると、コンピュータCはデータ形式を変換する前の第1データファイル4を読み取る(S7)。読み取られた第1データファイル4は、ステップ6でインストールの有無を調べたウイルスチェックプログラムを用いて第1データファイル4にウイルスプログラムが無いことを調べ、ウイルスプログラムが存在したときには、ステップ4(S4)に移行し、ウイルスプログラムが存在しないときには、以降の処理を継続する(S8)。
そして、前記データファイル変換手段10が、読み取った第1データファイルを暗号化し、暗号化ファイル(第2データファイル)を作成する(S9)。そして、前記データファイル分割手段11が、暗号化ファイルを所定の大きさに分割する(S10)。暗号化ファイルの分割が終了すると、前記切替信号送信手段13が第1切替信号を外部記録装置2に送信する(S11)。第1切替信号を受信した外部記録装置2の切替制御手段7は、前記データファイル記録処理手段6の記録モードを第1記録モードに強制的に切り替え(S12)、データファイル送信手段12は、ステップ10(S10)で分割されたデータファイルの1つを外部記録装置2に送信し、データファイル記録部5に記録する(S13)。データファイル記録部5への記録が終了すると前記切替信号送信手段13が第2切替信号を送信し(S14)、前記切替制御手段7は、前記データファイル記録処理手段6の記録モードを第2記録モードに強制的に切り替える(S15)。その後、ステップ10(S10)で分割したデータファイルの全てを外部記録装置2に記録したか否かを判定し、記録していないときには、ステップ11(S11)に移行し、記録していない分割ファイルを記録する(S16)。一方、全ての分割ファイルを記録した場合には、処理を終了する(S16)。
以上のようにしてコンピュータCは、第1データファイル4外部記録装置2に記録する。
つぎに、図4のステップ11(S11)からステップ16(S16)までの処理についてより詳細に説明する。図5は、図4のステップ11(S11)からステップ16(S16)までの処理を、説明したシーケンス図である。
暗号化ファイルの分割が終了すると、1番目の分割ファイルを外部記録装置2に記録するための処理が実行される。具体的には、コンピュータCが第1切替信号を外部記録装置2に送信する(S21)。第1切替信号を受信した外部記録装置2は、前記データファイル記録部5への記録処理が可能な第1記録モードに記録モードを強制的に切り替える(S22)。第1記録モードへの切り替えが完了すると、外部記録装置2は、記録モードの切り替え完了通知信号をコンピュータCに送信する(S23)。そして、コンピュータCが記録モード切替完了通知を受信すると、1番目の分割ファイルを外部記録装置2に送信する(S24)。そして、外部記録装置2は、送信された1番目の分割ファイルを記録する(S25)。1番目の分割ファイルの記録が終了すると(1番目の分割ファイルの送信が終了すると)、コンピュータCは第2切替信号を外部記録装置2に送信する(S26)。第2切替信号を受信した外部記録装置2は、前記データファイル記録部5への記録処理が不可能な第2記録モードに記録モードを強制的に切り替える(S27)。第2記録モードへの切り替えが完了すると、外部記録装置2は、記録モードの切り替え完了通知信号をコンピュータCに送信する(S28)。そして、コンピュータCが記録モード切替完了通知を受信すると、全ての分割ファイルを外部記録装置2に送信したか否かを判定する(S29)。
ステップ21(S21)からステップ29(S29)は、1番目の分割ファイルを記録するときの処理を説明しているが、N番目の分割ファイルを記録するときの処理は、1番目の分割ファイルのときの処理と同様にステップ31(S31)からステップ39(S39)の処理を実行し、全ての分割ファイルをデータファイル記録部5への記録が終了するまで繰り返す。
上述した実施例では、暗号化したファイルを分割して記録しているが、データファイル分割手段11によってデータファイルを分割することなく、第2データファイルを一括して外部記録装置2に送信してもよい。この場合には、図4におけるステップ10(S10)、ステップ16(S16)の処理を実行しない。
また、データファイル変換手段が第1データファイルを暗号化しているが、暗号化に限定するものではなく、他のデータ形式に変換してもよい。
つぎに、上述の実施例のように、コンピュータCから切替信号を送信し、外部記録装置2の記録モードを切り替えたときの、記録の可否状態について説明する。図7の17は、従来の外部記録装置における記録の可否状態を説明したものであり、図7の18は、本願発明において第2データファイルを一括して(分割せずに)記録するときの外部記録装置2の記録の可否状態を説明したものであり、図7の19は、本願発明において第2データファイルを分割して記録するときの外部記録装置2の記録の可否状態を説明したものである。
従来の外部記録装置の記録の可否状態17は、全ての時間で記録の可否状態が「記録処理可」の状態17aとなっており、データファイルの記録を開始する時間t1以前やデータファイルの記録が終了した時間t2以降でも書込が可能であり、常にユーザが指定したファイルを記録することができ、暗号化されていない(データ変換されていない)データファイルを記録することも可能である。
一方、本願発明に係る外部記録装置2の記録の可否状態18は、データファイルの記録を開始する時間t1以前は、記録モードが第2記録モードに設定されているため、記録の可否状態18が「記録処理不可」の状態18bとなっている。そして、データファイルの記録処理を行っている時間t1〜t2までの間は、制御プログラム3によって記録モードが第1記録モードに設定され、「記録処理可能」の状態18aとなっている。記録処理が終了した時間t2以降では、制御プログラムによって記録モードが第2記録モードに設定され、「記録処理不可」の状態18bとなっている。したがって、外部記録装置2にデータファイルを記録するには、図1及び図4で示しているように、前記制御プログラム3によって第2データファイルにデータ形式を変換した後に、記録の可否状態が「記録処理不可」の状態18bから「記録処理可」の状態18aに切り替わり、第2データファイルの記録が終了すると「記録処理可」の状態18aから「記録処理不可」の状態18bに切り替わるので、データ変換(暗号化)されたデータファイルのみが記録され、データ変換(暗号化)されていないデータファイルは記録されない。また、記録されたデータを削除したり変更したりすることもできないようになる。
また、第2データファイルのファイルサイズが大きいため、図7の記録の可否状態18の「記録処理可」の状態18aの時間(t1〜t2)が、長いときには(例えば、1分以上)のときには、t1からt2までの時間の間、外部記録装置2の記録状態は「記録処理可」の状態18aとなっているため、理論的には第2データファイルに比べてファイルサイズが小さいデータファイルを直接記録させることも可能となる。そこで、第2データファイルを複数に分割し、各分割ファイルを記録を開始する度に「記録処理可」の状態19aに切り替え、各分割ファイルの記録が終了する度に「記録処理不可」の状態19bに切り替えることによって、第2データファイル(分割ファイル)以外のデータファイルを記録させようとしても「記録処理不可」の状態19bに切り替わり、第2データファイル以外のファイルを記録することができない。したがって、大容量の第2データファイルを記録するときでも、制御プログラムによって制御されていないデータファイルを記録することがない。
なお、図7は、外部記録装置2の記録処理の可否状態を説明した概略図であり、「記録処理可」の状態18a,19aと「記録処理不可」18b,19bの時間を限定するものではない。
上述したように、制御プログラム3を実行しているコンピュータから送信される信号に基づいて、外部記録装置2の記録モードを切り替えることにより、通常の状態では外部記録装置2への記録処理ができないように制御し、データ形式を変換したデータファイルの記録を開始するときに、記録処理が可能な第1記録モードに切り替え、該データファイルの記録処理が終了したときには、記録処理が不可能な第2記録モードに切り替えるので、データ変換していないデータファイルを記録することができない。したがって、データファイル変換手段10によって、第1データファイルが暗号化されるときには、外部記録装置2へは暗号化されたデータファイルのみが記録されるので、外部記録装置2を紛失したときでも記録されているデータは暗号化されているので、情報の漏洩を防止することができる。
また、外部記録装置2が記録媒体を備えた音楽プレーヤのときには、該音楽プレーヤが再生可能なデータ形式に変換したデータファイルのみを記録するので、再生不可能な音楽データを記録したにもかかわらず音楽データが再生できないことで音楽プレーヤが故障したと勘違いすることを防止することができる。
さらに、第1データファイルのデータ形式を変換して、外部記録装置2の記録モードを自動的に切り替える制御プログラム3を、該外部記録装置2に記録させておくと、コンピュータCに制御プログラム3を記憶させる必要がないので、外部記録装置2を接続したコンピュータ上でデータの記録処理を実行することができる。したがって、自宅のコンピュータと職場のコンピュータとの間でデータファイルを交換するとき等に、双方のコンピュータに制御プログラムを記録させていなくても暗号化した状態でデータファイルを持ち運ぶことができる。
また、外部記録装置2にデータを記録するときには、データ形式を変換した後のデータファイルを記録しているので、外部記録装置2に記録されるデータファイルは、暗号化等の所定のデータ変換が必ず行われたデータファイルである。
さらに、外部記録装置2が接続されたコンピュータ本体から出力されるデータを常時監視したり、出力の可否や出力方法等を制御するのではなく、データファイルを記録するときに外部記録装置2を制御するので、コンピュータCにデータの入出力を監視する必要もなく、起動時に監視用プロセスを稼働させることがなく、コンピュータCの負荷にならない。また、管理者権限のように高レベルのユーザ権限を持ったユーザだけがインストールできる入出力監視用プロセスを実行するためのアプリケーションプログラムを必要としないので、ユーザ権限の低いユーザでも外部記録装置2にデータファイルを記録することができる。また、出力データの出力の可否や、出力方法等をユーザが設定する必要がないので、コンピュータに詳しくない人でも容易に使用することができる。
つぎに、外部記録装置2に記録した暗号化されたデータファイルをコンピュータCで読み出すときについて説明する。
図8は、データファイル記録部5に記録されたデータを外部記録装置2からの読出処理を説明したブロック図であり、図9は、読出処理を行ったときのフロー図である。
データファイル記録システム1は、図8に示すように、外部記録装置2と制御プログラム3とによって構成される。
外部記録装置2は、データファイル記録部5と、データファイル記録処理手段6と、切替制御手段7と、識別データ記憶手段8と、接続検知手段21とによって主に構成される。また、前記制御プログラム3を図2に示すように外部記録装置2に記録させるときには、外部記録装置2に制御プログラム記録手段9が備えられる。なお、後述するように、データファイルの読出処理に、読出制限等を実行するときには、一時データ記録部22と、一時データ記録処理手段23とを備える。
前記データファイル記録部5、データファイル記録処理手段6、切替制御手段7、識別データ記憶手段8、制御プログラム記録手段9、接続検知手段21は、第1データファイル4の記録処理で説明した各手段及び部であり、詳細な説明は省略する。
前記一時データ記録部22は、外部記録装置2に備えられる記録領域であり、前記一時データ記録処理手段23によってデータの記録処理やコンピュータCの認識可能状態や認識不可能状態とに認識状態の制御処理がなされる。
前記一時データ記録処理手段23は、前記一時データ記録部22にデータファイルを記録させたり、記録されたデータファイルを読み出して前記データファイル変換手段10や前記データファイル分割手段11に送信したり、前記一時データ記録部22をコンピュータCから認識可能状態又は認識不可能状態との2つの認識状態の切替処理も行う。つまり、一時データ記録処理手段23は、通常は前記一時データ記録部22を認識不可能状態にしておき、データファイル記録部5に記録されているデータの読出処理を行うときには、該一時データ記録部22を認識可能状態に切り替えて、データファイル分割手段11で結合されたデータファイルを一時データ記録部22に記録させたり、前記データファイル分割手段11によって復号化された第1データファイル4を一時データ記録部22に記録させるものである。また、読出処理が終了したときには、前記一時データ記録部22をコンピュータCから認識不可能状態にすることにより、ユーザがコンピュータCを操作して直接データを記録できないようになっている。
つまり、外部記録装置2に記録されているデータの読出処理を行うときにのみ、一時データ記録部22が認識可能となり、読出処理によって作成される一時的なデータファイルを一時データ記録部22に記録させ、読出処理が終了したときには該一時データ記録部22を認識不可能にする。したがって、読出処理に作成される一時的なデータファイルをコンピュータCに記録させることはなく、読出処理におけるデータの機密性を高めることが可能である。
制御プログラム3は、前記データファイル変換手段10と、前記データファイル分割手段11と、前記データファイル送信手段12と、前記切替信号送信手段13と、前記識別データ比較手段14と、前記プログラム検索制御手段20としてコンピュータCを機能させるプログラムである。
前記データファイル変換手段10、前記データファイル分割手段11、前記データファイル送信手段12、前記切替信号送信手段13、前記識別データ比較手段14、前記プログラム検索制御手段20は、上述した第1データファイル4の記録処理で説明した各手段であり、詳細な説明を省略する。ただし、外部記録装置2が一時データ記録部22及び一時データ記録処理手段23を備えるときには、前記データファイル分割手段11は、結合した一時データを一時データ記録処理手段23に送信し、一時データ記録部22に記録させる。
同様に、外部記録装置2が一時データ記録部22及び一時データ記録処理手段23を備えるときには、データファイル変換手段10は、データファイル分割手段11によって結合されたデータを変換前の第1データファイル4に逆変換し(暗号文のときには復号化し)、一時データ記録部22に記録させ、記録処理時に設定した読出権限に基づいて、コンピュータCの記録媒体に第1データファイル4を記録させたり、一時データ記録部22以外に記録させることなくアプリケーションプログラムを用いて読み出してもよい。
つぎに、データファイル記録部5に記録されている暗号化された文書データを読み出すときの処理を図9に基づいて説明する。
まず、外部記録装置2はコンピュータCに接続されている。ユーザはコンピュータCを操作して外部記録装置2に記録されている制御プログラム3を起動する(S41)。なお、ユーザの操作以外にも、外部記録装置2をコンピュータCに接続したときに自動的に制御プログラム3が起動するようにしてもよい。そして、前記識別データ比較手段14は、前記識別データ記憶手段8に記憶されている識別データを取得し(S42)、外部記録装置2の識別データと、制御プログラム3に記憶されている識別データとを比較し、一致するか否かを判定する(S43)。一致しないときには、エラーメッセージを表示し、制御プログラム3の処理を終了する(S44)。前記2つの識別データが一致するときには接続された外部記録装置2が正規の記録装置であるので、以降の処理を実行する。
外部記録装置2が正規の記録装置であったときには、コンピュータCの表示部にパスワード入力画面(図示しない)を表示し、ユーザにパスワードの入力を促す。そして、ユーザが入力したパスワードと、外部記録装置2に備えられたパスワード記憶手段(図示しない)に予め設定されていたパスワードと一致するか否かを判定し、一致しないときにはステップ44(S44)に移行する。パスワードが一致するときには、ステップ46に移行し、以降の処理を実行する(S45)。
なお、パスワードによる認証以外にも、指紋認証、静脈認証、声紋認証、虹彩認証等の生体認証であってもよい。
パスワードが一致したときには、前記プログラム検索制御手段20がコンピュータCにウイルスチェックプログラムがインストールされているか否かを調べ、インストールされていないときには、ステップ44(S44)に移行し、インストールされているときには、ステップ47(S47)に移行する。
なお、ステップ46(S46)では、ウイルスチェックプログラムの有無によって以降の処理を継続するか否かを決定しているが、ファイル交換プログラム等の特定のプログラムの有無や、OSやアプリケーションプログラムのアップデートの有無、それらの事項更新の設定の有無によって以降の処理を継続するか否かを決定してもよい。
ステップ46(S46)で、ウイルスチェックプログラムがインストールされているときは、コンピュータCは表示部にファイル選択画面を表示し、読み出すデータファイルを選択する(S47)。
ユーザが読み出すデータファイルを選択すると、前記データファイル記録処理手段6が、指定されたデータファイルを読み出す(S48)。読み出されたデータファイルが前記データファイル分割手段11によって分割されているときには、データファイル分割手段11が分割されたデータファイルを結合する(S49)。なお、記録処理のときに、データファイルを分割することなく記録していたときには、ステップ49(S49)の処理は行わずステップ50(S50)の処理を行う。その後、一時データ記録処理手段23は、前記一時データ記録部22をコンピュータCが認識可能となるように状態モードを切り替え(S50)、結合したデータファイルを一時データ記録部21に記録する(S51)。そして、一時データ記録部22に記録されたデータファイルを復号化し(S52)、復号化した第1データファイルを前記一時データ記録部22に記録する(S53)。
そして、「読み出しのみ可能」、「他の記録媒体への記録可能」等の第1データファイルの読み出し制限が、第1データファイル4の記録処理のときに設定されているときには、該読み出し制限に対応した読出モードを設定する(S54)。読出モードが「他の記録媒体への記録可能」となっているときには、一時データ記録部22に記録されている第1データファイルをコンピュータCに保存し(S55)、一時データ記録部を認識不可能状態に切り替え(S76)、読出処理を終了する。
なお、ステップ54(S54)において読出モードが、「読み出しのみ可能」に設定されたときには、一時データ記録部22に記録された第1データファイルに対応したアプリケーションプログラムを起動させ、該アプリケーションプログラムによって第1データファイルを読み出し表示部に表示する。
上述したように、第1データファイルを外部記録装置2に記録した制御プログラム3を使用してデータ変換し記録されたデータファイルを、読み出すときにはこの制御プログラム3を用いて読み出すことができる。特に、第1データファイル4を記録したコンピュータCとは異なったコンピュータCを使用して第1データファイル4の読出処理を行うときには、制御プログラム3も外部記録装置2と共に持ち運ぶので、制御プログラム3のインストールの有無に係わらず読出処理を行うことができる。
さらに、外部記録装置2に記録したデータファイルを読み出すときには、ウイルスチェックプログラムの有無等を確認した後に、予め設定した条件に一致しないときには読出処理を中止するので、セキュリティ面において性能の低いコンピュータでデータファイルを読み出すことができない。したがって、ウイルスプログラムによってデータファイルが流出する等の可能性がなくなる。なお、図9では、ウイルスチェックプログラムの有無を一例としているが、ファイル交換プログラム等のユーザが予め指定したプログラムの有無、OSやアプリケーションプログラムのアップデートの有無やそれらの自動更新の設定の有無等に基づいて読出処理を実行するか否かを決定することもでき、第1データファイル4の流出を防止を高めることができる。
また、読出処理を実行しているときに作成される一時データファイル(作業用データファイル)を、外部記録装置2に備えた一時データ記録部22に記録するので、コンピュータCに一時ファイルを記録することがない。したがって、読出処理においては、コンピュータCに一時データファイルを記録させることがないので、読出処理が終了した後に一時データファイルをユーザが強制的に復元させて、第1データファイル4の内容が漏洩することを防止することができる。
上述した読出処理は、図2に示したように、外部記録装置2に制御プログラム記録手段9を備え、外部記録装置2から制御プログラム3を読み出して実行しているが、図3に示すように、コンピュータCに制御プログラム記録手段9を備え、該制御プログラム記録手段9から制御プログラム3を読み出して実行してもよい。また、コンピュータCと外部記録装置2の双方に制御プログラム記録手段9を備えているときには、コンピュータCに記録された制御プログラム3を優先的に実行させて読出処理速度を速めてもよいし、ユーザが指定した制御プログラム3を優先的に実行させてもよい。
また、上述の実施例では、読出処理に作成された一時データファイルを一時データ記録部22に記録させているが、読出処理を行っているコンピュータCに備えられた記録媒体であってもよい。
つぎに、外部記録装置2に記録したデータファイルを削除するときについて説明する。
通常、外部記録装置2は、第2記録モードに設定されデータを変更(記録)できないようになっている。したがって、外部記録装置2に記録しているデータを削除することもできない。以下に、前記制御プログラム3によって外部記録装置2に記録したデータファイルの削除処理について図1及び図10に基づいて説明する。
まず、ユーザは外部記録装置2をコンピュータCに接続し、外部記録装置2に記録されている制御プログラム3を起動する(S61)。制御プログラム3が起動すると、前記識別データ比較手段14が、外部記録装置2の識別データを取得する(S62)。そして、前記識別データ比較手段14は、取得した識別データと、制御プログラム3に記憶されている識別データとを比較し、一致しているか否かを判定する(S63)。一致しないときにはエラーメッセージを表示し、制御プログラム3の処理を終了し(S64)、一致するときには、図6に示すような画面15を表示し、ユーザは外部記録装置2から削除したいデータファイルを選択する(S65)。削除対象のデータファイルが選択されると、ユーザに確認を求めるための確認メッセージを表示する(S66)。この確認メッセージは、「Yes」(削除する)と「No」(削除しない)の2つのボタンが備えられ、どちらか一方を押下する画面である。確認メッセージ画面でユーザが「No」を押下したときには、ステップ65(S65)の移行し、「Yes」を押下したときには、ステップ68(S68)に移行する(S67)。「Yes」を押下したときには、前記切替信号送信手段13が第1切替信号を送信する(S68)。第1切替信号を受信した切替制御手段7は、記録モードを第1記録モードに変更し(S69)、前記データファイル記録処理手段6がステップ65(S65)で選択されたファイルの削除処理を行う(S70)。ファイルの削除処理が終了すると、前記切替信号送信手段13は第2切替信号を送信する(S71)。第2切替信号を受信した切替制御手段7は、記録モードを第2記録モードに変更する(S72)。
このようにして、外部記録装置2に記録されているデータファイルを削除することで、削除処理が終了したときには制御プログラム3を実行しない限り、データファイルを記録できないようにすることができる。
外部記録装置へはデータ変換した後でしか外部記録装置にデータを記録することができないので、暗号化用記録装置、圧縮用記録装置だけでなく、音楽や画像プレイヤ等の外部記録データ用記録装置とすることもできる。

Claims (10)

  1. コンピュータに着脱自在に接続される外部記録装置と、前記外部記録装置へのデータファイルの記録処理を制御する制御プログラムからなるデータファイル記録システムであって、
    データファイルを記録するデータファイル記録部と、
    前記データファイル記録部への記録処理を行うデータファイル記録処理手段と、
    前記データファイル記録部へのデータファイルの記録処理が可能な第1記録モードと、データファイルの記録処理が不可能な第2記録モードとに記録モードを切り替え、前記データファイルの記録処理の可否を制御する切替制御手段とを備えた外部記録装置と、
    前記外部記録装置が接続されたコンピュータが読み取った第1データファイルを予め設定したデータ形式の第2データファイルに変換するデータファイル変換手段と、
    前記データファイル変換手段によって変換された第2データファイルを前記外部記録装置に送信するデータファイル送信手段と、
    前記データファイル送信手段によって第2データファイルの送信を開始するときに、前記第1記録モードに切り替えるための第1切替信号を送信し、かつ、前記データファイル送信手段によるデータ送信が終了したときに前記第2記録モードに切り替えるための第2切替信号を送信する切替信号送信手段としてコンピュータを機能させる制御プログラムとからなり、
    前記外部記録装置に備えられた前記切替制御手段は、前記切替信号送信手段から送信される切替信号に従って前記記録モードを切り替えることを特徴とするデータファイル記録システム。
  2. 前記データファイル変換手段は、前記コンピュータが読み取った第1データファイルを暗号化してなる請求項1記載のデータファイル記録システム。
  3. 前記外部記録装置には、前記制御プログラムを記録する制御プログラム記録手段を備えてなり、
    前記コンピュータは、前記制御プログラム記録手段に記録されている制御プログラムを実行してなる請求項1又は2記載のデータファイル記録システム。
  4. 前記外部記録装置は、識別データを記憶する識別データ記憶手段を備え、
    前記制御プログラムは、自身が記録されている外部記録装置の識別データを記憶し、該識別データと前記外部記録装置に記憶されている識別データと比較する識別データ比較手段を備えてなり、
    前記データファイル送信手段は、制御プログラムに記憶されている識別データと外部記録装置に記憶されている識別データとが一致するときのみ、前記第2データファイルを送信してなる請求項3記載のデータファイル記録システム。
  5. 前記制御プログラムは、前記データファイル変換手段によって変換された第2データファイルを予め設定された大きさに分割するデータファイル分割手段を備えてなり、
    前記切替信号送信手段は、前記データファイル分割手段によって分割された第2データファイルを送信するときに前記第1切替信号を送信し、前記分割された第2データファイルの送信が終了したときに前記第2切替信号を送信してなる請求項1〜4のいずれかに記載のデータファイル記録システム。
  6. 前記データファイル記録部は半導体メモリからなる請求項1〜5のいずれかに記載のデータファイル記録システム。
  7. 前記データファイル変換手段は、読み取った第1データファイルのデータ内容情報又はファイル属性情報のいずれか一方又は双方に基づいて、第1データファイルを第2データファイルに変換してなる請求項1〜6のいずれかに記載のデータファイル記録システム。
  8. 前記制御プログラムには、該制御プログラムを実行するコンピュータに予め設定されたプログラムが記録されているか否かを検索し、その有無に基づいて前記データファイル記録部へのデータ記録及び読み出しを制御するプログラム検索制御手段を備えてなる請求項1〜7のいずれかに記載のデータファイル記録システム。
  9. 前記外部記録装置には、該外部記録装置がコンピュータに接続したことを検知する接続検知手段を備えてなり、
    前記接続検知手段が外部記録装置とコンピュータとの接続を検知すると、前記切替制御手段は、前記データファイル記録処理手段の記録モードを前記第2記録モードに強制的に切り替えてなる請求項1〜8のいずれかに記載のデータファイル記録システム。
  10. コンピュータに着脱自在に接続される外部記録装置へのデータファイルの記録処理を制御するデータファイル記録方法であって、
    前記外部記録装置は、データファイルを記録するデータファイル記録部と、
    前記データファイル記録部へのデータファイルの記録処理を行うデータファイル記録処理手段と、
    前記データファイル記録部へのデータファイルの記録処理が可能な第1記録モードと、データファイルの記録処理が不可能な第2記録モードとに記録モードを切り替え、前記データファイル記録処理手段を制御する切替制御手段とを備え、
    前記外部記録装置を着脱自在に接続しているコンピュータが読み取ったデータファイルを予め設定されているファイル形式に変換する工程と、
    前記切替制御手段の記録モードを、前記第1記録モードに切り替えるための第1切替信号を前記外部記録装置に送信する工程と、
    前記コンピュータから送信された第1切替信号に従って、記録モードを第1記録モードに切り替える工程と、
    前記ファイル形式が変換されたデータファイルを前記外部記録装置に送信する工程と、
    前記コンピュータから送信されたデータファイルを前記データファイル記録部に記録する工程と、
    前記ファイル形式が変換されたデータファイルの送信が終了したときに、前記切替制御手段の記録モードを、前記第2記録モードに切り替えるための第2切替信号を前記外部記録装置に送信する工程と、
    前記コンピュータから送信された第2切替信号に従って、記録モードを第2記録モードに切り替える工程からなることを特徴とするデータファイル記録方法。
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