JP4748000B2 - 無線信号送信制御方法及び無線基地局 - Google Patents

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Description

本発明は、同一の周波数帯域の無線信号を送信する無線基地局において用いられる無線信号送信制御方法、及び同一の周波数帯域の無線信号を送信する無線基地局に関する。
移動体通信システムなどの無線通信システムでは、無線基地局が無線通信端末との無線通信を実行することができるカバレッジを適切に設定することが重要である。
そこで、無線基地局のアンテナに設けられる移相調整器を用いてアンテナに供給される高周波信号の位相を変化させることによって、アンテナのチルト角を電気的に遠隔制御する方法が提案されている(例えば、特許文献1)。
このようなアンテナのチルト角を電気的に遠隔制御する方法を用いれば、遠隔制御によって、カバレッジを適切に設定することができる。
特開平5−37222号公報(第2頁、第1図)
ところで、隣接する無線基地局が同一の周波数帯域を用いて無線信号を送信する場合、カバレッジが重なることによって、それぞれの無線基地局が送信する無線信号が干渉する干渉エリアが発生する。干渉エリアは、一般的に隣接するカバレッジの境界付近において発生する。干渉エリア、つまり、カバレッジの境界付近に位置する無線通信端末は、無線基地局と正常に無線通信を実行することができない。
このような問題を解決するため、アンテナのチルト角を動的に制御することによって、干渉エリアの発生を回避することが考えられるが、上述した特許文献には、干渉エリアの発生を回避することに関して、何ら記載や示唆はない。
そこで、本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、隣接する無線基地局が同一の周波数帯域を用いて無線信号を送信する場合において、アンテナのチルト角を動的に制御することによって、カバレッジの境界付近に位置する無線通信端末がより確実に無線通信を実行することができる無線信号送信制御方法及び無線基地局を提供することを目的とする。
上述した問題を解決するため、本発明は、次のような特徴を有している。まず、本発明の第1の特徴は、所定の周波数帯域の無線信号を送信する第1アンテナ(アレイアンテナ110A)を有する第1無線基地局(無線基地局100A)と、前記第1無線基地局に隣接し、前記周波数帯域と同一の周波数帯域の無線信号を送信する第2アンテナ(アレイアンテナ110B)を有する第2無線基地局(無線基地局100B)とにおける無線信号送信制御方法であって、前記第1無線基地局が、所定の周期で、前記第1アンテナのチルト角(チルト角θ)を広げることと、狭めることとを繰り返し、前記第2無線基地局が、前記所定の周期で、前記第1アンテナのチルト角が広がるタイミングでは、前記第2アンテナのチルト角を狭め、前記第2アンテナのチルト角が狭まるタイミングでは、前記第2アンテナのチルト角を広げ、前記第1無線基地局が、無線通信端末との無線通信を実行することができるエリアである第1カバレッジ(カバレッジC1)と、前記第2無線基地局が、無線通信端末との無線通信を実行することができるエリアである第2カバレッジ(カバレッジC2)とが重なるエリアである干渉エリアを移動させることを要旨とする。
このような無線信号送信制御方法によれば、第1無線基地局が送信する無線信号のカバレッジと、第1無線基地局に隣接する第2無線基地局が送信する無線信号のカバレッジとを変化させることができる。
このため、第1無線基地局が送信する無線信号のカバレッジと、第1無線基地局に隣接する第2無線基地局が送信する無線信号のカバレッジとが重なるエリアである干渉エリアの位置を移動させること、或いは干渉エリアの発生を回避することができる。すなわち、このような無線信号送信制御方法によれば、隣接する無線基地局が同一の周波数帯域を用いて無線信号を送信する場合において、カバレッジの境界付近に位置する無線通信端末がより確実に無線基地局と無線通信を実行することができる。
本発明の第2の特徴は、本発明の第1の特徴に係り、前記第1無線基地局及び前記第2無線基地局は、指向性を有して、或いは水平方向に対して無指向性にて前記無線信号を送信するアレイアンテナ(アレイアンテナ110A,110B)を備え、前記無指向性にて前記無線信号を送信する場合、前記第1アンテナ及び/または前記第2アンテナのチルト角を変化させることを要旨とする。
本発明の第3の特徴は、本発明の第1または第2の特徴に係り、前記第1アンテナ及び/または前記第2アンテナのチルト角を変化させることによって、前記第1カバレッジと、前記第2カバレッジとが、同時期に異なる広さを有することを要旨とする。
本発明の第の特徴は、本発明の第1乃至第の特徴に係り、無線通信端末(無線通信端末200)が無線通信を実行する際に必要となる下り方向割当情報(例えば、マップ1)が前記無線信号に含まる場合に、前記第1アンテナ及び/または前記第2アンテナのチルト角を変化させることを要旨とする。
本発明の第の特徴は、本発明の第1乃至第の特徴に係り、前記下り方向割当情報は、所定の周期で繰り返されるフレーム(フレーム#1〜フレーム#3)に含まれ、前記フレームを時間単位として、前記第1アンテナ及び/または前記第2アンテナのチルト角を変更することを要旨とする。
本発明の第の特徴は、無線信号を送信する無線基地局(例えば、無線基地局100A)であって、送信アンテナ(例えば、アレイアンテナ110A)のチルト角(チルト角θ)を変化させることによって、前記無線基地局が送信する前記無線信号のカバレッジを制御するチルト角制御部(チルト角制御部150)を備え、前記チルト角制御部は、所定の周期で、隣接する他の無線基地局の他の送信アンテナのチルト角が広がるタイミングでは、前記送信アンテナのチルト角を狭め、前記他の送信アンテナのチルト角が狭まるタイミングでは、前記送信アンテナのチルト角を広げ、無線通信端末が無線通信を実行する際に必要となる下り方向割当情報(例えば、マップ1)が前記無線信号に含まれる場合、前記送信アンテナのチルト角を変化させることを要旨とする。
本発明の第の特徴は、本発明の第の特徴に係り、前記送信アンテナは、アレイアンテナであり、前記アレイアンテナの指向性を制御するアレイアンテナ制御部(アレイアンテナ制御部160)をさらに備え、前記チルト角制御部は、前記アレイアンテナ制御部の制御によって前記アレイアンテナが水平方向に対して無指向性にて前記無線信号を送信する場合、前記送信アンテナのチルト角を変化させることを要旨とする。
本発明の特徴によれば、隣接する無線基地局が同一の周波数帯域を用いて無線信号を送信する場合において、アンテナのチルト角を動的に制御することによって、カバレッジの境界付近に位置する無線通信端末がより確実に無線通信を実行することができる無線信号送信制御方法及び無線基地局を提供することができる。
次に、本発明の実施形態について説明する。なお、以下の図面の記載において、同一または類似の部分には、同一または類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、各寸法の比率などは現実のものとは異なることに留意すべきである。
したがって、具体的な寸法などは以下の説明を参酌して判断すべきものである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることは勿論である。
(無線通信システムの全体概略構成)
図1は、本実施形態に係る無線通信システム10の全体概略構成図である。図1に示すように、無線通信システム10は、無線基地局100A〜100C及び無線通信端末200によって構成される。なお、無線通信システム10に含まれる無線基地局及び無線通信端末の数量は、図1に示す数量に限定されるものではない。
本実施形態では、無線通信システム10は、IEEE802.16e規格(いわゆるモバイルWiMAX)に準拠している。
無線基地局100A(第1無線基地局)は、所定の周波数帯域(例えば、2,5GHz帯)の無線信号を送信するアレイアンテナ110A(第1アンテナ)を有する。アレイアンテナ110Aは、複数の素子アンテナを有し、無線信号を構成する希望波の利得を高くするビーム・フォーミングを実行することができる。つまり、無線基地局100Aは、指向性を有して、或いは無指向性にて無線信号を送信することができる。
無線基地局100B(第2無線基地局)は、無線基地局100A,100Cに隣接して設置されている。無線基地局100Bは、無線基地局100Aが送信する無線信号の周波数帯域と同一の周波数帯域の無線信号を送信するアレイアンテナ110B(第2アンテナ)を有する。アレイアンテナ110Bは、アレイアンテナ110Aと同様に複数の素子アンテナを有し、ビーム・フォーミングを実行することができる。つまり、無線基地局100Bも、指向性を有して、或いは無指向性にて無線信号を送信することができる。無線基地局100Cは、アレイアンテナ110Cを有する。無線基地局100Cは、無線基地局100A,100Bと同様の構成を有する。
無線通信端末200は、無線基地局100A〜100Cの何れかと、所定の周波数帯域の無線信号を送受信する。
無線基地局100Aは、カバレッジC1を形成する。カバレッジC1は、無線基地局100Aが無線通信端末200との無線通信を実行することができるエリアである。
無線基地局100Bは、カバレッジC2を形成する。カバレッジC2は、無線基地局100Bが無線通信端末200との無線通信を実行することができるエリアである。また、無線基地局100Cは、カバレッジC3を形成する。カバレッジC3は、無線基地局100Cが無線通信端末200との無線通信を実行することができるエリアである。
また、本実施形態では、無線基地局100A〜100Cが同一の周波数帯域の無線信号を送信するため、カバレッジC1とカバレッジC2とが重なるエリア、具体的には、干渉エリアA1が存在する。干渉エリアA1では、無線基地局100Aが送信する無線信号と、無線基地局100Bが送信する無線信号とが干渉するため、無線通信端末200は、無線基地局100A,100Bと正常に無線通信を実行することができない。
本実施形態では、アレイアンテナ110A〜110Cは、電気的な制御によってチルト角θ(図1において不図示、図5参照)を変化させることができる。アレイアンテナ110A〜110Cのチルト角θが変化することによって、カバレッジC1〜C3を拡大させたり、縮小させたりすることができる。
(無線基地局の機能ブロック構成)
図2は、無線基地局100Aの機能ブロック構成図である。図2に示すように、無線基地局100Aは、アレイアンテナ110A、無線信号処理部120、デジタル変復調部130、ネットワーク接続部140、チルト角制御部150及びアレイアンテナ制御部160を備える。なお、無線基地局100B,100Cの無線基地局100Aと同様の機能ブロック構成を有する。また、以下、本発明との関連がある部分について主に説明する。したがって、無線基地局100Aは、無線基地局100Aとしての機能を実現する上で必須な、図示しない或いは説明を省略したブロック(電源部など)を備える場合があることに留意されたい。
アレイアンテナ110Aは、複数の素子アンテナによって構成される。アレイアンテナ110Aは、無線信号処理部120から出力された高周波信号を所定数の素子アンテナを用いて送信する。
また、アレイアンテナ110Aは、チルト角制御部150と接続され、チルト角制御部150の制御に基づいて、アレイアンテナ110Aのチルト角θ(図5参照)を電気的に変化させることができる。具体的には、アレイアンテナ110Aは、素子アンテナに供給される高周波信号の位相を変化させる移相調整器(不図示)を備える。
無線信号処理部120は、無線通信端末200と、所定の周波数帯域の無線信号を送受信する。具体的には、図4に示すように、無線信号処理部120は、OFDM方式にしたがったOFDMフレームFを含む無線信号を送受信する。
OFDMフレームFは、時間方向(シンボル方向)と、周波数方向(キャリア方向)とによって構成されている。また、各フレーム(フレーム#1〜フレーム#3)には、下り方向の情報が格納される下り方向領域と、上り方向の情報が格納される上り方向領域とが含まれる。
下り方向領域には、プリアンブル部分に続いて、無線通信端末200が無線基地局100Aと無線通信を実行する際に必要となるTDMバーストのスケジュール、プロファイル及び長さなどの下り方向割当情報を含むマップ1〜マップ3(DL−MAP)領域が設けられる。無線信号処理部120は、受信したOFDMフレームFの上り方向領域に含まれているOFDM変調データをデジタル変復調部130に送信するとともに、送信するOFDMフレームFの下り方向領域に含まれるOFDM変調データをデジタル変復調部130から受信する。
デジタル変復調部130は、パケットなどを含むベースバンドデータからOFDM変調データへの変調、及びOFDM変調データからベースバンドデータへの復調を実行する。ネットワーク接続部140は、無線基地局100A〜100Cのバックボーンネットワーク(不図示)と接続するための通信インタフェースなどを提供する。
チルト角制御部150は、アレイアンテナ110Aのチルト角θを電気的に制御する。チルト角制御部150は、アレイアンテナ110Aのチルト角θを変化させることによって、送信する無線信号のカバレッジC1を制御する。具体的には、チルト角制御部150は、アレイアンテナ110Aに備えられる移相調整器を制御し、アレイアンテナ110Aに供給される高周波信号の位相を変化させることによって、アレイアンテナ110Aのチルト角θを電気的に制御する。
また、本実施形態では、チルト角制御部150は、デジタル変復調部130から供給される基準タイミング信号に基づいて、アレイアンテナ110Aのチルト角θを変化させる。基準タイミング信号は、各無線基地局に供給される。このため、無線基地局100Aのチルト角制御部150は、隣接する無線基地局のカバレッジの拡大または縮小の動作に同期してカバレッジC1を拡大または縮小することができる。
チルト角制御部150は、アレイアンテナ110Aのチルト角θを変化させることによって、無線基地局100Aが送信する無線信号のカバレッジであるカバレッジC1(図1参照)を拡大または縮小する。
具体的には、チルト角制御部150は、無線基地局100Bが送信する無線信号のカバレッジC2(図1参照)を縮小する動作と同時期に、カバレッジC1を拡大する。また、チルト角制御部150は、無線基地局100BがカバレッジC2を拡大する動作と同時期にカバレッジC1を縮小する。さらに、チルト角制御部150は、カバレッジC1がカバレッジC2と重ならないようにカバレッジC1を縮小することができる。
また、チルト角制御部150は、カバレッジC1の拡大と縮小とを所定の周期で繰り返すことができる。本実施形態では、チルト角制御部150は、マップ1〜マップ3(図4参照)が送信される際にカバレッジC1を拡大または縮小する。さらに、チルト角制御部150は、OFDMフレームFに含まれる各フレーム(フレーム#1〜フレーム#3)を時間単位として、カバレッジC1を拡大または縮小することができる。
また、チルト角制御部150は、アレイアンテナ制御部160の制御によってアレイアンテナ110Aが無指向性にて無線信号を送信する場合、アレイアンテナ110Aのチルト角を変化させることもできる。
なお、チルト角制御部150によるアレイアンテナ110Aのチルト角θのさらに具体的な制御方法については、後述する。
アレイアンテナ制御部160は、複数の素子アンテナによって構成されるアレイアンテナ110Aの指向性を制御する。具体的には、アレイアンテナ制御部160は、アレイアンテナ110Aから送信される無線信号のアダプティブアレイ制御を実行する。アレイアンテナ制御部160は、当該無線信号を構成する希望波の利得を高くするビーム・フォーミングや、不要波の利得を下げるヌル・ステアリングを実行し、無線通信端末200や他の無線通信端末(不図示)の位置に応じた適切なビームを形成する。
(無線通信システムの動作)
次に、無線通信システム10の動作について説明する。具体的には、無線基地局100A〜100Cが、カバレッジC1〜C3を拡大または縮小させる動作について説明する。
(1)基本動作
まず、無線基地局100Aと無線基地局100Bとを例として、カバレッジ(カバレッジC1,C2)を拡大または縮小させる基本的な動作について説明する。
図3は、無線基地局100Aと無線基地局100Bとが、カバレッジ(カバレッジC1,C2)を拡大または縮小させるため、アレイアンテナ(アレイアンテナ110A,110B)のチルト角θを変化させる動作フローを示す。また、図5は、カバレッジC1,C2を拡大または縮小する様子を説明する説明図である。
図3に示すように、ステップS10Aにおいて、無線基地局100Aは、無線通信端末200が無線基地局100Aと無線通信を実行する際に必要となるTDMバーストのスケジュール、プロファイル及び長さなどの下り方向割当情報を含むマップ(DL−MAP)を生成する。同様に、ステップS10Bにおいて、無線基地局100Bは、無線通信端末200が無線基地局100Bと無線通信を実行する際に必要となるマップ(DL−MAP)を生成する。
ステップS20Aにおいて、無線基地局100Aは、OFDMフレームFを構成するフレーム#1(図4参照)を含む無線信号をカバレッジC1に向けて送信する。また、ステップS20Aの処理と同時に、無線基地局100Aは、ステップS21Aにおいて、アレイアンテナ110Aのチルト角θを広げる。
具体的には、図5に示すように、アレイアンテナ110Aのチルト角θを広げ、カバレッジC1を拡大する(図中のパターン1)。つまり、カバレッジC1とカバレッジC2とは、同時期に異なる広さを有する。
また、ステップS20A及びS21の処理と同時に、無線基地局100Bは、ステップS20Bにおいて、OFDMフレームFを構成するフレーム#1を含む無線信号をカバレッジC2に向けて送信する。また、ステップS20Bの処理と同時に、無線基地局100Bは、ステップS21Bにおいて、アレイアンテナ110Bのチルト角θを狭める。
具体的には、図5に示すように、アレイアンテナ110Bのチルト角θを狭め、カバレッジC2を縮小する(図中のパターン1)。なお、上述したように、本実施形態では、無線基地局100Aと無線基地局100Bとは、同一の周波数帯域の無線信号を送信する。
次いで、ステップS30Aにおいて、無線基地局100Aは、OFDMフレームFを構成するフレーム#2を含む無線信号をカバレッジC1に向けて送信する。また、ステップS30Aの処理と同時に、無線基地局100Aは、ステップS31Aにおいて、アレイアンテナ110Aのチルト角θを狭める。
具体的には、図5に示すように、アレイアンテナ110Aのチルト角θを狭め、カバレッジC1を縮小する(図中のパターン2)。
また、ステップS30A及びS31の処理と同時に、無線基地局100Bは、ステップS30Bにおいて、OFDMフレームFを構成するフレーム#2を含む無線信号をカバレッジC2に向けて送信する。また、ステップS30Bの処理と同時に、無線基地局100Bは、ステップS31Bにおいて、アレイアンテナ110Bのチルト角θを広げる。
具体的には、図5に示すように、アレイアンテナ110Bのチルト角θを広げ、カバレッジC2を拡大する(図中のパターン2)。
以下、無線基地局100Aは、ステップS20A,S21A,S30A,S31Aと同様の処理を繰り返し、フレーム#3〜フレーム#nを送信する(ステップS40A,S41A,S50A,S51A)
同様に、無線基地局100Bは、ステップS20B,S21B,S30B,S31Bと同様の処理を繰り返し、フレーム#3〜フレーム#nを送信する(ステップS40B,S41B,S50B,S51B)。なお、無線基地局100Bが送信するフレームの番号は、必ずしも無線基地局100Aが送信するフレームの番号と一致していなくても構わない。
無線基地局100A及び無線基地局100Bが上述したように動作することによって、図5に示したように、カバレッジC1及びカバレッジC2が拡大したり、縮小したりする。つまり、無線基地局100A及び無線基地局100Bが連動してアレイアンテナ(アレイアンテナ110A,110B)のチルト角θを変化させることによって、カバレッジC1とカバレッジC2との境界が、位置P1〜P2の間において周期的に移動する。このため、カバレッジC1とカバレッジC2とが重なるエリアである干渉エリアA1の位置を移動させること、或いは干渉エリアA1の発生を回避することができる。
干渉エリアA1の位置が移動する、或いは干渉エリアA1の発生が回避されると、無線通信端末200がカバレッジC1とカバレッジC2との境界付近に位置する場合でも、無線通信端末200は、干渉を受けることなく何れかの無線基地局が送信する無線信号を受信することができる。このため、無線通信端末200は、カバレッジC1とカバレッジC2との境界付近に位置する場合でも、何れかの無線基地局と正常に無線通信を実行することができる。
なお、本実施形態では、カバレッジC1とカバレッジC2との境界を位置P1〜P2の間において周期的に移動させるようにしたが、カバレッジC1とカバレッジC2との境界付近に位置する無線通信端末200との無線通信を開始した場合、無線基地局は、アレイアンテナのチルト角θを変化させることを中止してもよい。この場合、無線基地局は、無線通信端末200に対するビーム・フォーミングを実行することができる。
(2)動作例
次に、図6(a)〜(c)を参照して、無線基地局100A〜100Cが、カバレッジC1〜C3を拡大または縮小させる動作について説明する。
図6(a)は、無線基地局100AがカバレッジC1を拡大し、無線基地局100B,100CがカバレッジC2,C3をそれぞれ縮小した状態を示す。図6(b)は、無線基地局100BがカバレッジC2を拡大し、無線基地局100A,100CがカバレッジC1,C3をそれぞれ縮小した状態を示す。図6(c)は、無線基地局100CがカバレッジC3を拡大し、無線基地局100A,100BがカバレッジC1,C2をそれぞれ縮小した状態を示す。
(2.1)動作例1
動作例1では、図4に示したOFDMフレームFに含まれるマップ1を送信するタイミングにおいて、図6(a)のような状態となるように各無線基地局のアレイアンテナのチルト角θを制御する。上述したように、各無線基地局は、基準タイミング信号を受信しているため、隣接する無線基地局のカバレッジの拡大または縮小の動作に同期してカバレッジC1を拡大または縮小することができる。
また、OFDMフレームFに含まれるマップ2を送信するタイミングにおいて、図6(b)のような状態となるように各無線基地局のアレイアンテナのチルト角θを制御する。さらに、OFDMフレームFに含まれるマップ3を送信するタイミングにおいて、図6(c)のような状態となるように各無線基地局のアレイアンテナのチルト角θを制御する。なお、動作例1では、マップ1〜マップ3には、同一の下り方向割当情報が含まれているものとする。
このように各無線基地局を制御することによって、カバレッジの境界付近に無線通信端末200が位置する場合でも、無線通信端末200は、より確実に下り方向割当情報を取得して、何れかの無線基地局と無線通信を開始することができる。
(2.2)動作例2
動作例2では、図4に示したOFDMフレームFに含まれるフレーム#1を送信するタイミングにおいて、図6(a)のような状態となるように各無線基地局のアレイアンテナのチルト角θを制御する。
また、OFDMフレームFに含まれるフレーム#2を送信するタイミングにおいて、図6(b)のような状態となるように各無線基地局のアレイアンテナのチルト角θを制御する。さらに、OFDMフレームFに含まれるフレーム#3を送信するタイミングにおいて、図6(c)のような状態となるように各無線基地局のアレイアンテナのチルト角θを制御する。なお、動作例2では、マップ1〜マップ3には、各無線基地局固有の下り方向割当情報が含まれているものとする。
このように各無線基地局を制御することによって、カバレッジの境界付近に無線通信端末200が位置する場合でも、無線通信端末200は、より確実に特定の無線通信端末200に対応する下り方向割当情報を取得して、当該無線基地局と無線通信を開始することができる。
(作用・効果)
無線通信システム10によれば、例えば、無線基地局100Aが送信する無線信号のカバレッジC1を拡大する動作と、無線基地局100Aに隣接する無線基地局100Bが送信する無線信号のカバレッジC2を縮小する動作とが、同時期に実行される。
このため、カバレッジC1とカバレッジC2とが重なるエリアである干渉エリアA1の位置を移動させることができる。すなわち、無線通信システム10によれば、隣接する無線基地局が同一の周波数帯域を用いて無線信号を送信する場合において、カバレッジの境界付近に位置する無線通信端末200がより確実に無線基地局と無線通信を実行することができる。
本実施形態では、例えば、無線基地局100Aは、カバレッジC2の拡大と連動してカバレッジC1を縮小する際、カバレッジC1がカバレッジC2と重ならないようにカバレッジC1を縮小することができる。このため、当該動作中における干渉エリアA1の発生を回避することができる。
本実施形態では、例えば、無線基地局100Aは、カバレッジC1の拡大と縮小とを所定の周期で繰り返すことができる。このため、カバレッジC1の境界付近に無線通信端末200が位置する場合でも、さらに確実に無線通信端末200に無線通信を実行させることができる。
本実施形態では、例えば、無線基地局100Aは、マップ(DL−MAP)が送信される際、またはフレーム(フレーム#1〜フレーム#3)が送信される際に、カバレッジC1を拡大または縮小することができる。このため、カバレッジC1の境界付近に無線通信端末200が位置する場合でも、確実に無線通信端末200にマップ(DL−MAP)を受信させることができる。
(その他の実施形態)
上述したように、本発明の一実施形態を通じて本発明の内容を開示したが、この開示の一部をなす論述及び図面は、本発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態が明らかとなろう。
例えば、上述した実施形態では、フレーム(フレーム#1〜フレーム#3)の送信タイミングに同期してカバレッジを拡大または縮小させたが、フレームの送信タイミングではなく、単純に所定の周期(例えば、1秒毎)でカバレッジを拡大または縮小させても構わない。
このように、本発明は、ここでは記載していない様々な実施の形態などを含むことは勿論である。したがって、本発明の技術的範囲は、上述の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められるものである。
本発明の実施形態に係る無線通信システムの全体概略構成図である。 本発明の実施形態に係る無線基地局の機能ブロック構成図である。 本発明の実施形態に係る無線基地局がアレイアンテナのチルト角を変化させる動作フローを示す。 本発明の実施形態に係る無線基地局が送受信するフレームの構成図である。 本発明の実施形態に係る無線基地局がカバレッジを拡大または縮小する様子を説明する説明図である。 本発明の実施形態に係る無線基地局がカバレッジを拡大または縮小させる動作例を示す図である。
符号の説明
10…無線通信システム、100A〜100C…無線基地局、110A〜110C…アレイアンテナ、120…無線信号処理部、130…デジタル変復調部、140…ネットワーク接続部、150…チルト角制御部、160…アレイアンテナ制御部、200…無線通信端末、A1…干渉エリア、C1〜C3…カバレッジ、F…OFDMフレーム

Claims (7)

  1. 所定の周波数帯域の無線信号を送信する第1アンテナを有する第1無線基地局と、前記第1無線基地局に隣接し、前記周波数帯域と同一の周波数帯域の無線信号を送信する第2アンテナを有する第2無線基地局とにおける無線信号送信制御方法であって、
    前記第1無線基地局が、所定の周期で、前記第1アンテナのチルト角を広げることと、狭めることとを繰り返し、
    前記第2無線基地局が、前記所定の周期で、前記第1アンテナのチルト角が広がるタイミングでは、前記第2アンテナのチルト角を狭め、前記第2アンテナのチルト角が狭まるタイミングでは、前記第2アンテナのチルト角を広げ、
    前記第1無線基地局が、無線通信端末との無線通信を実行することができるエリアである第1カバレッジと、前記第2無線基地局が、無線通信端末との無線通信を実行することができるエリアである第2カバレッジとが重なるエリアである干渉エリアを移動させることを特徴とする無線信号送信制御方法。
  2. 前記第1無線基地局及び前記第2無線基地局は、指向性を有して、或いは水平方向に対して無指向性にて前記無線信号を送信するアレイアンテナを備え、
    前記無指向性にて前記無線信号を送信する場合、前記第1アンテナ及び/または前記第2アンテナのチルト角を変化させる請求項1に記載の無線信号送信制御方法。
  3. 前記第1アンテナ及び/または前記第2アンテナのチルト角を変化させることによって、前記第1カバレッジと、前記第2カバレッジとが、同時期に異なる広さを有する請求項1または2に記載の無線信号送信制御方法。
  4. 無線通信端末が無線通信を実行する際に必要となる下り方向割当情報が前記無線信号に含まる場合に、前記第1アンテナ及び/または前記第2アンテナのチルト角を変化させる請求項1乃至の何れか一項に記載の無線信号送信制御方法。
  5. 前記下り方向割当情報は、所定の周期で繰り返されるフレームに含まれ、
    前記フレームを時間単位として、前記第1アンテナ及び/または前記第2アンテナのチルト角を変更する請求項1乃至の何れか一項に記載の無線信号送信制御方法。
  6. 無線信号を送信する無線基地局であって、
    送信アンテナのチルト角を変化させることによって、前記無線基地局が送信する前記無線信号のカバレッジを制御するチルト角制御部を備え、
    前記チルト角制御部は、
    所定の周期で、隣接する他の無線基地局の他の送信アンテナのチルト角が広がるタイミングでは、前記送信アンテナのチルト角を狭め、前記他の送信アンテナのチルト角が狭まるタイミングでは、前記送信アンテナのチルト角を広げ、
    無線通信端末が無線通信を実行する際に必要となる下り方向割当情報が前記無線信号に含まれる場合、前記送信アンテナのチルト角を変化させる無線基地局。
  7. 前記送信アンテナは、アレイアンテナであり、
    前記アレイアンテナの指向性を制御するアレイアンテナ制御部をさらに備え、
    前記チルト角制御部は、前記アレイアンテナ制御部の制御によって前記アレイアンテナが水平方向に対して無指向性にて前記無線信号を送信する場合、前記送信アンテナのチルト角を変化させる請求項に記載の無線基地局。
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