JP4747830B2 - オーディオ装置及び出力切替え方法 - Google Patents

オーディオ装置及び出力切替え方法 Download PDF

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Description

本発明は、第1の音声信号の出力及びこれより通常のレベルが高い第2の音声信号の出力用に兼用される出力端子を備えたオーディオ装置、及びこれに適した出力切替え方法に関する。
図7は映像機能及びその映像の出力機能を備えた従来のオーディオシステムの構成例を示すブロック図である。各音声や映像のソース11〜14から音声信号や映像信号が出力されると、音声信号は音声セレクタ15に対し、入力1〜4を介して入力され、映像信号は映像セレクタ16に対し、入力1〜4を介して入力される。音声セレクタ15に入力される音声信号は、入力1〜4及び出力1〜4の接続関係に従い、出力1〜4を経て出力される。映像セレクタ16に入力される映像信号は、入力1〜4並びに出力1及び2の接続関係に従い、出力1及び2を経て出力される。
音声セレクタ15の出力1〜3から出力される音声信号は、それぞれ電子ボリューム17〜19によってレベル調整が行われる。このレベル調整は、システムの本体に設けられたボリュームの調整値に基づいて行われる。電子ボリューム17の出力は、アンプ20を経てフロントスピーカ22に供給されるとともに、フロントプリアウト24を介して外部に出力される。電子ボリューム18の出力は、アンプ21を経てリアスピーカ23に供給されるとともに、リアプリアウト25を介して外部に供給される。電子ボリューム19の出力は、サブウーファプリアウト26を介して外部に供給される。
音声セレクタ15の出力4から出力される音声信号はAV出力端子27を経て外部に供給される。映像セレクタ16の出力1及び2から出力される映像信号はそれぞれAV出力端子28及び29を経て外部に供給される。このとき、AV出力端子27〜29の音声信号部分については、ボリュームに連動することなく、音声セレクタ15の出力4からの出力がそのままAV出力端子27を介して外部に供給されることになる。なお、音声セレクタ15、映像セレクタ16、及び電子ボリューム17〜19の制御はマイクロコンピュータ30により行われる。
音声セレクタ15及び映像セレクタ16はそれぞれ、出力を複数系統備えており、各出力に対し、独立して入力1〜4を選択し、接続することができるようになっている。したがって、たとえば、フロントスピーカ22、リアスピーカ23、及び出力端子26に接続されたサブウーファによってチューナ11からの音声信号に基づく再生を行い、AV出力端子27〜29を介してDVDプレーヤ12からの音声信号及び映像信号に基く再生を行うといったように、複数のソース11〜14に基づく同時再生を行うことができる。
なお、このようなオーディオシステムに関連する技術として、特許文献1には、以前に接続された受像機からのデータについては、そのときに設定したフォーマットで映像データと音声データを出力し、以前に接続されたことのない受像機からのデータについては、フォーマット設定画面を介して設定されたフォーマットで映像データと音声データを出力するようにした映像音声出力装置が記載されている。
また、特許文献2には、アフレコモード時に、音声入出力兼用端子から入力した音声信号を映像入出力兼用端子より出力することができるようにして、音声入出力兼用端子より入力した音声信号を記録する場合に、音声信号を外部モニタにより忠実にモニタすることができるようにした記録装置が記載されている。
また、特許文献3には、ナビゲーション装置及び他の外部装置を接続する複数の接続手段を備えるとともに、ナビゲーション装置及び他の外部装置から送られた映像信号及び音声信号を出力する車載用AVモニタ装置において、他の外部装置の映像信号を、その外部装置の音声信号の出力状態を維持しつつ、ナビゲーション装置の映像信号に切り換えることができるようにした車載用AVモニタ装置が記載されている。
特開2005−175570号公報 特開2000−92432号公報 特開平8−331467号公報
しかしながら、上述の図7の従来技術によれば、出力系統が多く、多数のプリアウト出力端子やセレクタを有するICや回路を搭載する必要があるので、コストの面において、価格帯の下位に位置するモデルに対応するのは困難である。つまり、現行システムの機能を低コストで実現することは困難であり、低コストのモデルを実現するためには、AV出力機能やプリアウト機能の削除を余儀なくされている。
本発明の目的は、このような従来技術の問題点に鑑み、オーディオシステムにおいて、現行システムの機能を維持しつつ、コストの削減を図ることにある。
上記目的を達成するため、第1の発明に係るオーディオ装置は、第1の音声信号の出力及びこれより通常のレベルが高い第2の音声信号の出力用に兼用される出力端子と、指示に応じて出力端子を第1音声信号の出力用又は第2音声信号の出力用のいずれの用途に使用するかを設定する用途設定手段と、出力端子の用途の設定が第1音声信号の出力用から第2音声信号の出力用に変更されるとき、変更後の初期の出力端子からの出力レベルを所定の低レベルに設定する初期レベル設定手段とを具備することを特徴とする。初期レベル設定手段としては、たとえば、第2音声信号のレベルを調整するための電子ボリューム、及びこの電子ボリュームを制御する手段によって構成したものが該当する。
この構成において、指示に応じて出力端子の用途の設定が第1音声信号の出力用から第2音声信号の出力用に変更されるとき、切替え後の初期の出力端子からの出力レベルは所定の低レベルに設定される。したがって、この切替え時に、出力端子に対し第1音声信号の出力に対応したスピーカが接続されていたとしても、第1音声信号より通常のレベルが高い第2の音声信号により爆音が発生するのを防止することができる。したがって、何ら支障なく接続端子を第1音声信号及び第2音声信号の出力用として兼用することができる。よって、支障なく、現行の機能を維持しつつ、コストの削減を図ることができる。
第2の発明に係るオーディオ装置は、第1発明において、前記所定の低レベルは、前記出力端子からの第2音声信号の出力に基づく前記第1音声信号用の装置による再生音が耳障りとならないようなレベル、又は設定可能な最低のレベルであることを特徴とする。
第3の発明に係るオーディオ装置は、第1又は第2発明において、出力端子の用途が第2音声信号の出力用に設定されているとき、出力端子から出力される第2音声信号の出力レベルを、指示に基づいて調整するためのレベル調整手段を備え、初期レベル設定手段はレベル調整手段を制御することにより前記初期の出力レベルの設定を行うものであることを特徴とする。レベル調整手段としては、たとえば電子ボリュームが該当する。
第4の発明に係るオーディオ装置は、第1又は第2発明において、第1音声信号及び第2音声信号に共通の経路上に設けられ、双方の出力レベルを調整するレベル調整手段と、第1のボリューム調整値及び第2のボリューム調整値を指示するためにそれぞれ操作される第1のボリューム操作手段及び第2のボリューム操作手段と、出力端子の用途が第1音声信号の出力用に設定されている場合には第1ボリューム調整値に基づいてレベル調整手段を制御するとともに、出力端子の用途が第2音声信号の出力用に設定されているときには第2ボリューム調整値に基づいてレベル調整手段を制御する手段とを備え、初期レベル設定手段はレベル調整手段を制御することにより前記初期の出力レベルの設定を行うものであることを特徴とする。
第5の発明に係るオーディオ装置は、第1〜第4のいずれかの発明において、第1音声信号はサブウーファ用の音声信号であり、第2音声信号はAV出力における音声信号であることを特徴とする。
第6の発明に係るオーディオ装置は、第1〜第4のいずれかの発明において、第1音声信号はリアスピーカ用の音声信号及びサブウーファ用の音声信号であり、第2音声信号はAV出力における音声信号であり、用途設定手段は、指示に応じて出力端子をリアスピーカ用の音声信号の出力用、サブウーファ用の音声信号の出力用、及び第2音声信号の出力用のいずれの用途に使用するかを設定するものであることを特徴とする。
第7の発明に係る出力切替え方法は、第1の音声信号の出力及びこれより通常のレベルが高い第2の音声信号の出力用に兼用される出力端子を備えたオーディオ装置における出力切替え方法であって、オーディオ装置が、指示に応じて出力端子を第1音声信号の出力用又は第2音声信号の出力用のいずれの用途に使用するかを設定する工程と、オーディオ装置が、出力端子の用途の設定が第1音声信号の出力用から第2音声信号の出力用に変更されるとき、変更後の初期の前記出力端子からの出力レベルを所定の低レベルに設定する工程とを具備することを特徴とする。
本発明によれば、出力端子の用途の設定が第1音声信号の出力用から第2音声信号の出力用に変更されるとき、変更後の初期の出力端子からの出力レベルを所定の低レベルに設定するようにしたので、この用途変更時に、出力端子に対し第1音声信号の出力に対応したスピーカが接続されていたとしても、第1音声信号より通常のレベルが高い第2音声信号により爆音が発生するのを防止することができる。したがって、何ら支障なく接続端子を第1音声信号及び第2音声信号の出力用として兼用することができ、現行の機能を維持しつつ、コストの削減を図ることができる。
図1は本発明の一実施形態に係るオーディオシステムの構成を示すブロック図である。このシステムでは、1つの出力端子により、プリアウト出力機能及びAV出力機能を実現している。同図において、11〜14は音声や映像のソースとなるチューナ、DVDプレーヤ、テレビ、及びAV入力、15はソース11〜14からの音声信号がそれぞれ4つの入力端子(入力1〜4)に接続され、3つの出力端子(出力1〜3)を有する音声セレクタ、16はソース11〜14からの映像信号がそれぞれ4つの入力端子(入力1〜4)に接続され、2つの出力端子(出力1及び2)を有する映像セレクタである。音声セレクタ15はその出力1〜3に対し、独立して入力1〜4を選択し、接続することができるようになっている。映像セレクタ16はその出力1及び2に対し、独立して入力1〜4を割り当てることができるようになっている。
17〜19はそれぞれ音声セレクタ15の出力1〜3に接続された電子ボリューム、20及び21はそれぞれ電子ボリューム17及び18に接続されたアンプ、22はアンプ20に接続されたフロントスピーカ、23はアンプ21に接続されたリアスピーカ、24は電子ボリューム17の出力側に接続されたフロントプリアウト端子、25は電子ボリューム18の出力側に接続されたリアプリアウト端子、31は電子ボリューム19に接続されたサブウーファプリアウト兼AV出力端子、28及び29はそれぞれ映像セレクタ16の出力1及び2に接続されたAV出力端子、そして30はユーザの指示に基づいて音声セレクタ15、映像セレクタ16、及び電子ボリューム17〜19を制御するマイクロコンピュータである。サブウーファプリアウト兼AV出力端子31は、AV出力用の音声ラインと、サブウーファ用の出力ラインとによって共用される。
図2は図1のオーディオシステムの本体の正面図である。図中の32は通常のボリュームコントロール用のロータリエンコーダ、33は出力端子31からAV出力を行う場合にその出力レベルを設定するためのロータリエンコーダ、34は音声セレクタ15(図1)の出力3をサブウーファ用の出力として使用するモード(以下、「サブウーファプリアウトモード」という。)とするか又はAV出力として使用するモード(以下、「AV出力モード」という。)とするかを切り替えるための切替えボタン、35は操作に必要な情報等を表示するための表示器である。
この構成において、各ソース11〜14から音声信号や映像信号が出力されると、各音声信号は音声セレクタ15に対し入力1〜4を介して入力され、各映像信号は映像セレクタ16に対し入力1〜4を介して入力される。音声セレクタ15に入力される音声信号は選択されたものが出力1〜3から出力される。映像セレクタ16に入力される映像信号は選択されたものが出力1及び2から出力される。音声セレクタ15の出力1〜3から出力される音声信号は、それぞれ電子ボリューム17〜19によってレベル調整が行われる。
サブウーファプリアウトモードにおいては、電子ボリューム17〜19によるレベル調整は、ロータリエンコーダ32におけるボリューム調整値に応じてマイクロコンピュータ30から与えられるボリューム設定値に基づいて行われる。一方、AV出力モードにおいては、電子ボリューム17及び18によるレベル調整は、ロータリエンコーダ32におけるボリューム調整値に応じてマイクロコンピュータ30から与えられるボリューム設定値に基づいて行われる。電子ボリューム19によるレベル調整は、ロータリエンコーダ33におけるボリューム調整値に応じてマイクロコンピュータ30から与えられるボリューム設定値に基づいて行われる。
電子ボリューム17の出力は、アンプ20により増幅されてフロントスピーカ22に供給されるとともに、フロントプリアウト24を介して外部に出力される。電子ボリューム18の出力は、アンプ21により増幅されてリアスピーカ23に供給されるとともに、リアプリアウト25を介して外部に供給される。電子ボリューム19の出力は、サブウーファプリアウト兼AV出力端子31を介して外部に供給される。映像セレクタ16の出力1及び2からの映像信号はそれぞれAV出力端子28及び29を経て外部に供給される。
これによれば、音声セレクタ15及び映像セレクタ16はそれぞれ複数の出力系統を備えており、その各出力に対し、独立して入力1〜4を選択し、接続することができるようになっているので、たとえば、AV出力モードにおいては、フロントスピーカ22、リアスピーカ23によってチューナ11からの音声信号に基づく再生を行い、出力端子31、28及び29によりDVDプレーヤ12からの音声信号及び映像信号を出力するといったように、複数のソースに基づく同時再生を行うことができる。
この間、マイクロコンピュータ30は、切替えボタン34によりサブウーファプリアウトモード又はAV出力モードのいずれが選択されているかに応じて、電子ボリューム19についての異なる制御を行う。
図3は切替えボタン34によりサブウーファプリアウトモードが選択されている場合のマイクロコンピュータ30の処理を示す。サブウーファプリアウトモードにおいては、出力端子31に対してサブウーファが接続されていることが想定されている。したがって、マイクロコンピュータ30は、ロータリエンコーダ33については、ボリューム調整値は無効とし、それによる設定値はデフォルトの−20[dB]とする。この場合、たとえばロータリエンコーダ32のボリューム調整値に対応する電子ボリュームの設定値が−25[dB]であるとすれば、マイクロコンピュータ30はロータリエンコーダ33による設定値は無視し、ロータリエンコーダ32による設定値である−25[dB]を電子ボリューム19に設定する。
図4は切替えボタン34によりAV出力モードが選択されている場合のマイクロコンピュータ30の処理を示す。AV出力モードにおいては、出力端子31はAV出力における音声信号の出力に用いられることが想定されている。したがってたとえば、ロータリエンコーダ32による電子ボリュームの設定値が−25[dB]であり、ロータリエンコーダ33による設定値が−10[dB]となっているとすれば、マイクロコンピュータ30はロータリエンコーダ32による設定値は無視し、ロータリエンコーダ33による設定値である−10[dB]を電子ボリューム19に設定する。
すなわち、切替えボタン34によりサブウーファプリアウトモードからAV出力モードに切り替えられる際には、マイクロコンピュータ30はロータリエンコーダ32によるボリューム調整値に関係なく、まず、ロータリエンコーダ33によるデフォルト設定値−20[dB]を電子ボリューム19に設定し、音声セレクタ15の出力3からの出力レベルを低い値とする。その後、ロータリエンコーダ33が操作されると、マイクロコンピュータ30はその操作量に応じたボリューム調整値に対応する設定値を電子ボリューム19に設定する。つまり、マイクロコンピュータ30は、電子ボリューム19への設定値を、ロータリエンコーダ32の操作には連動させることなく、ロータリエンコーダ33によるボリューム調整値により決定する。したがって、ユーザは、出力端子31に接続した機器によってモニタしながらロータリエンコーダ33を操作することによって、その機器に出力される音声信号のレベルを任意に調整することができる。
これによれば、誤操作による爆音を生じさせることなく、出力端子31をサブウーファへの出力用及びAV出力用の端子として兼用することができる。すなわち、音声セレクタ15の出力3からの出力については、切替えボタン34によりAV出力モードが選択されているとき、従来例に従えば、AV出力の音声信号のレベルは、ボリュームとは非連動であり、ロータリエンコーダ32の操作とは関係なく、一定とされることになる。しかし単にそのようにしてしまうと、たとえばユーザがサブウーファを出力端子31に接続している場合に、切替えボタン34により誤ってサブウーファプリアウトモードからAV出力モードに切り替えてしまうと、サブウーファから爆音が出力されるおそれがある。AV出力の音声信号のレベルは通常、ボリューム設定値におけるかなり大きい方の値に相当するからである。
この点、本実施形態によれば、切替えボタン34によりAV出力モードに切り替えたときのみAV出力における音量レベルのみの調整を行うことができるロータリエンコーダ33を設けるとともに、電子ボリューム19の設定値を、AV出力モードへの切替えと同時に、AV出力における音量レベルを聴感上耳障りとならないレベル以下となるようにし、その後、ロータリエンコーダ33によって、出力端子31に接続されている機器にとって最適な音量となるように音量の調整を行うことができるようにしたので、サブウーファを出力端子31に接続している場合に切替えボタン34により誤ってサブウーファプリアウトモードからAV出力モードに切り替えられたとしても、サブウーファからの爆音の発生を防止することができる。
図5は、本発明の別の実施形態に係るオーディオシステムの構成を示すブロック図である。図中の51はDVDプレーヤ、52はDVDプレーヤ51及びチューナやディスクチェンジャからの音声信号が入力されるオーディオIC、53及び54はそれぞれオーディオIC52の出力側に接続されたアンプ、55はアンプ53に接続されたフロントスピーカ、56はアンプ54に接続されたリアスピーカ、57はアンプ53の入力側に接続されたフロントプリアウト、58はアンプ54の入力側に接続されたリアプリアウト、59はサブウーファプリアウト兼AV出力端子、60はDVDプレーヤ51のAV出力における映像出力に接続されたAV出力端子である。オーディオIC52はこのように出力を複数系統備えており、入力音声信号の出力先を、ユーザの指示に応じて設定するセレクタの機能や、各音声信号の音量レベルを調整するボリュームの機能を備えている。サブウーファプリアウト兼AV出力端子59は、サブウーファへの出力用及びAV出力における音声信号の出力用として兼用される。
このシステムにおいては、出力端子59をサブウーファへの出力用に使用するモード(以下、「サブウーファプリアウトモード」という。)又はAV出力に使用するモード(以下、「AV出力モード」という。)の選択を、メニューを介して行うようになっている。すなわち、所定のメニュー表示における「SW PRE」(プリアウトへの切替え)の項目を選択することによりサブウーファプリアウトモード又はAV出力モードを選択するメニューモードに移行し、このメニューモードにおいて、「SubWoofer」及び「AV−OUT」の項目のうち、「SubWoofer」を選択することによりサブウーファプリアウトモードに移行し、「AV−OUT」を選択することによりAV出力モードに移行することができるようになっている。
また、AV出力モードにおいては、所定のオーディオセットアップメニューにおいて、「AV−OUT出力レベル設定」の項目を選択することにより、出力端子59の出力レベルを設定することができるようになっている。ただし、AV出力モードに切り替えられた場合のデフォルト値は最も低い値に設定されている。つまり、サブウーファプリアウトモードへ移行し、AV出力モードが解除されたとき、AV出力モードにおける出力端子59の出力レベルの設定値はデフォルト値に戻されることになる。なお、AV出力モードにおいては、オーディオセットアップメニューにおけるサブウーファのローパスフィルタに関する設定を行うための項目は選択不能とされる。また、AV出力モードにおいては、2ゾーンに関す選択項目は選択不能とされる。
この構成において、AV出力モード時には、オーディオIC52は、現ソースの状態に関係なく、DVDプレーヤ51からの音声信号を出力端子59から出力し、DVDプレーヤ51からの映像信号を出力端子60から出力する。ソースがスタンバイ状態にあるときも同様である。AV出力モード時には、サブウーファプリアウト出力を行うことはできない。この場合、オーディオIC52は、オーディオセットアップメニューにおいて、「AV−OUT出力レベル設定」の項目の選択、及びこれに引き続き、AV出力における音声信号の出力レベルの設定を受け入れ、受け入れた設定値に基づいて、出力端子59からの出力レベルを設定する。
サブウーファプリアウトモード時には、出力端子59にはサブウーファが接続されることが想定されており、オーディオIC52は、ロータリエンコーダにより設定された設定値に基づき、出力端子59からの出力レベルを設定する。この後、AV出力モードが選択されると、出力端子59からの出力レベルを、AV出力モードにおける出力端子59からの出力レベルのデフォルト値に設定する。
本実施形態によれば、AV出力モードへ切り替えられたとき、出力端子59からの出力レベルが最も低い値に設定されるので、図1の実施形態の場合と同様に、誤操作によりサブウーファから爆音を発生させるおそれなく、出力端子59をサブウーファへの出力用、及びAV出力における音声信号の出力用に兼用することができる。
図6は、本発明のさらに別の実施形態に係るオーディオシステムの構成を示すブロック図である。同図において、図5におけるものと同一の符号は図5の場合と同様の要素を示す。61はオーディオIC52の出力側に接続された出力端子であり、リアプリアウト、サブウーファプリアウト、及びAV出力における音声出力用に共用される。62はDVDプレーヤ51のAV出力における映像出力に接続された、もうひとつのAV出力端子である。
このシステムにおいては、出力端子61をリアスピーカのプリアウト出力用に使用するモード(以下、「リアプリアウトモード」という。)、サブウーファへの出力用に使用するモード(以下、「サブウーファプリアウトモード」という。)又はAV出力に使用するモード(以下、「AV出力モード」という。)の選択を、メニューを介して行うようになっている。すなわち、所定のメニュー表示における「SW PRE」(プリアウトへの切替え)の項目を選択することによりリアプリアウトモード、サブウーファプリアウトモード又はAV出力モードを選択するメニューモードに移行し、このメニューモードにおいて「Rear」、「SubWoofer」及び「AV−OUT」の項目のうち、「Rear」を選択することによりリアプリアウトモードに移行し、「SubWoofer」を選択することによりサブウーファプリアウトモードに移行し、「AV−OUT」を選択することによりAV出力モードに移行することができるようになっている。
また、AV出力モードにおいては、所定のオーディオセットアップメニューにおいて、「AV−OUT出力レベル設定」の項目を選択することにより、出力端子61の出力レベルを設定することができるようになっている。ただし、AV出力モードに切り替えられた場合のデフォルト値は最も低い値に設定されている。つまり、リアプリアウトモード又はサブウーファプリアウトモードへ移行し、AV出力モードが解除されたとき、AV出力モードにおける出力端子61の出力レベルの設定値はデフォルト値に戻されることになる。なお、AV出力モードにおいては、オーディオセットアップメニューにおけるサブウーファのローパスフィルタに関する設定を行うための項目は選択不能とされる。
この構成において、AV出力モード時には、オーディオIC52は、現ソースの状態に関係なく、DVDプレーヤ51からの音声信号を出力端子61から出力し、DVDプレーヤ51からの映像信号を出力端子60及び62から出力する。ソースがスタンバイ状態にあるときも同様である。AV出力モード時には、サブウーファプリアウト出力を行うことはできない。この場合、オーディオIC52は、オーディオセットアップメニューにおいて、「AV−OUT出力レベル設定」の項目の選択及び設定を受け入れ、受け入れた設定値に基づいて、出力端子61の出力レベルを設定する。
リアプリアウトモード時及びサブウーファプリアウトモード時には、出力端子61にはそれぞれリアスピーカ及びサブウーファが接続されることが想定されており、オーディオIC52は、ロータリエンコーダにより設定された設定値に基づき、出力端子61からの出力レベルを設定する。AV出力モードが選択されると、出力端子61の出力レベルを、AV出力モードにおける出力端子61の出力レベルのデフォルト値に設定する。
本実施形態によれば、AV出力モードへ切り替えられたとき、出力端子61からの出力レベルが最も低い値に設定されるので、誤操作によりサブウーファから爆音を発生させるおそれなく、出力端子61をリアスピーカへの出力用、サブウーファへの出力用、及びAV出力における音声信号の出力用に兼用することができる。
本発明の一実施形態に係るオーディオシステムの構成を示すブロック図である。 図1のオーディオシステムの本体の正面図である。 図1のシステムにおけるサブウーファプリアウトモードが選択されている場合のマイコンの処理を示す図である。 図1のシステムにおけるAV出力モードが選択されている場合のマイコンの処理を示す図である。 本発明の別の実施形態に係るオーディオシステムの構成を示すブロック図である。 本発明のさらに別の実施形態に係るオーディオシステムの構成を示すブロック図である。 従来のオーディオシステムの構成例を示すブロック図である。
符号の説明
11:チューナ、12,51:DVDプレーヤ、13:テレビ、14:AV入力、15:音声セレクタ、16:映像セレクタ、17〜19:電子ボリューム、20,21,53,54:アンプ、22,55:フロントスピーカ、23,56:リアスピーカ、24,57:フロントプリアウト、25,58:リアプリアウト、26:サブウーファプリアウト、27〜29,60,62:AV出力端子、30:マイクロコンピュータ、31,59:サブウーファプリアウト兼AV出力端子、32,33:ロータリエンコーダ、34:切替えボタン、35:表示器、52:オーディオIC、61:出力端子。

Claims (6)

  1. 第1音声信号の出力用及び第2音声信号の出力用に兼用される出力端子と、
    指示に応じて前記出力端子を前記第1音声信号の出力用又は第2音声信号の出力用のいずれの用途に使用するかを設定する用途設定手段と、
    前記出力端子の用途の設定が前記第1音声信号の出力用から第2音声信号の出力用に変更されるとき、変更後の初期の前記出力端子からの出力レベルを、第1音声信号についての前記第1範囲を、所定値を境に大ボリューム側範囲部分と小ボリューム側範囲部分とに区切ったときの該小ボリューム側範囲部分に含まれる所定レベルを第2音声信号のデフォルトレベルに設定する初期レベル設定手段と、
    前記第1音声信号及び第2音声信号に共通の経路上に設けられ、双方の出力レベルを調整するレベル調整器と、
    第1のボリューム調整値及び第2のボリューム調整値を指示するためにそれぞれ操作される第1のボリューム操作部材及び第2のボリューム操作部材と、
    前記出力端子の用途が前記第1音声信号の出力用に設定されている場合には前記第1ボリューム調整値に基づいて前記レベル調整手段を制御するとともに、前記出力端子の用途が前記第2音声信号の出力用に設定されているときには前記第2ボリューム調整値に基づいて前記レベル調整手段を制御する手段とを備え、
    前記初期レベル設定手段は前記レベル調整器を制御することにより前記出力端子からの出力レベルを前記デフォルトレベルにするものであることを特徴とするオーディオ装置。
  2. 前記デフォルトレベルは、前記出力端子からの第2音声信号再生音が設定可能な最低のレベルであることを特徴とする請求項1に記載のオーディオ装置。
  3. 前記出力端子の用途が前記第2音声信号の出力用に設定されているとき、前記出力端子から出力される前記第2音声信号の出力レベルを、指示に基づいて調整するためのレベル調整手段を備え、前記初期レベル設定手段は前記レベル調整手段を制御することにより前記初期の出力レベルの設定を行うものであることを特徴とする請求項1又は2に記載のオーディオ装置。
  4. 前記第1音声信号はサブウーファ用の音声信号であり、前記第2音声信号はAV出力における音声信号であることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載のオーディオ装置。
  5. 前記第1音声信号はリアスピーカ用の音声信号及びサブウーファ用の音声信号であり、前記第2音声信号はAV出力における音声信号であり、前記用途設定手段は、指示に応じて前記出力端子を前記リアスピーカ用の音声信号の出力用、前記サブウーファ用の音声信号の出力用、及び前記第2音声信号の出力用のいずれの用途に使用するかを設定するものであることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載のオーディオ装置。
  6. 第1音声信号の出力用及び第2音声信号の出力用に兼用される出力端子と、
    第1のボリューム調整値及び第2のボリューム調整値を指示するためにそれぞれ操作される第1のボリューム操作部材及び第2のボリューム操作部材と、
    前記第1音声信号及び第2音声信号に共通の経路上に設けられ、双方の出力レベルを調整するレベル調整器と、
    を備えたオーディオ装置における出力切替え方法であって、
    オーディオ装置が、指示に応じて前記出力端子を前記第1音声信号の出力用又は第2音声信号の出力用のいずれの用途に使用するかを設定する用途設定工程と、
    オーディオ装置が、前記出力端子の用途の設定が前記第1音声信号の出力用から第2音声信号の出力用に変更されるとき、変更後の初期の前記出力端子からの出力レベルを、第1音声信号についての前記第1範囲を、所定値を境に大ボリューム側範囲部分と小ボリューム側範囲部分とに区切ったときの該小ボリューム側範囲部分に含まれる所定レベルを第2音声信号のデフォルトレベルに設定する初期レベル設定工程と、
    オーディオ装置が、前記出力端子の用途が前記第1音声信号の出力用に設定されている場合には前記第1ボリューム調整値に基づいて前記レベル調整器を制御するとともに、前記出力端子の用途が前記第2音声信号の出力用に設定されているときには前記第2ボリューム調整値に基づいて前記レベル調整器を制御する工程とを備え、
    前記初期レベル設定工程では、前記レベル調整器を制御することにより前記出力端子からの出力レベルを前記デフォルトレベルにすることを特徴とする出力切替え方法。
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