JP4746828B2 - ポインタ位置制御システムと該システムを備えた携帯端末 - Google Patents

ポインタ位置制御システムと該システムを備えた携帯端末 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はポインタ位置制御システムに関し、特に小型化されたコントローラ部で水平方向移動と押下とでポインタ位置制御と確定動作を行うポインタ位置制御システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
ポインティングデバイスはマウス、トラックボール、ジョイスティック、タブレットなどの種類があり、コンピュータなどの画面のスクロールやポインタの移動に用いられている。パソコンなどの比較的大型の機器に実装されているポインティングデバイスはマウスに見られるように移動量の絶対値が十分大きい量を確保できる構成になっており、また、十分大きなソフトウェアの処理能力およびメモリ量などを有している。このような場合には、ポインティングデバイスのコントローラ部が水平方向の移動操作機能とともに押下状態の検出機能を持っていたとしても、押下動作に伴う意図しない平面上の移動量は、移動操作のための移動量と比較した場合十分小さいので、その値を静止状態での値の変動値と見なすことで、構造のばらつきや、ユーザ毎の細かな使用方法の違いによる押下動作に伴う意図しない平面上の移動量もある程度は吸収できるものであった。
【0003】
しかしながら、携帯電話等の小型端末においてもインターネットを通じた通信ができるようになって小型の画面に大きな映像を表示する必要が生じ、画面のスクロールやポインタの移動のためにポインティングデバイスを備える必要性が生じてきた。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−285947号公報
【特許文献2】
特開2003−5903号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、携帯電話機の筐体の中でボタン操作に使用できる面積は少ないので上下左右の指示ボタンを組み合わせた4方向スイッチや4方向スイッチに決定スイッチを組み合わせたポインティングデバイスが多く用いられていた。特開2001−285947号公報には上下左右の移動に対応する4個の移動ボタンを押下することによってポインタの移動と画面のスクロールを行うが、所定時間押下を続けると押下を解除しても所定時間隔で繰り返し移動を継続し、さらに所定のボタンの押下で移動速度を変化させることができる携帯電話機が開示されている。また、小型化に対する要望も強く、それに対応するために特開2003−5903号公報には、携帯電話における表示画面のハイライトバーの位置制御装置としてその上に置かれた指の移動方向を内蔵の光源の反射像で検知してハイライトバーを指の移動方向に移動させる運動検知装置を有する位置制御装置が開示されている。
【0006】
また、最近は小型化に対応して、操作用突起を有する1個のコントローラ部の水平方向360°への移動によって移動方向へのポインタの移動や画面のスクロールを行い、操作用突起を介したコントローラ部の押圧によって決定動作を行わせるポインティングデバイスが開発され実用化されている。しかし、携帯電話機などの小型携帯端末のユーザはソフトの知識が豊富な人だけでなく、いろいろなユーザ層が使用するのでユーザ自身が調整できるパラメータに関しては複雑な調整値は持てず、また、小型端末のため、コントローラ部の水平方向の移動量も十分にとれないので、コントローラ部の水平方向の移動には組立公差、ユーザの使用方法の影響を非常に受けやすくなるため、決定動作の場合コントローラ部に水平方向の動きをさせずに押下することが非常に困難であり、所望の位置でポインタに決定動作を行わせられないことがあるという問題がある。
【0007】
本発明の目的は、小型端末に実装されるポインティングデバイスにおいて、ユーザが最小限の調整作業により、押下時における誤動作を低減させることができ、かつ最適な操作性をもつポインタ位置制御システムを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明のポインタ位置制御システムは、
水平方向および垂直方向へ移動可能な1個のコントローラ部の水平方向の移動を検出して表示画面のポインタ位置の制御を行い、コントローラ部の垂直方向の移動を押下動作として検出して確定動作を行うとともに、押下動作時におけるコントローラ部の意図せざる水平方向の移動により発生する確定動作位置の誤差を防止するポインタ位置制御システムである。予め設定された調整パラメータであって、押下動作時におけるコントローラ部の意図せざる水平方向の移動か否かの判断基準となる閾移動量、および押下動作が開始されてから確定信号が入力されるまでの押下時入力前遊び時間を含む調整パラメータと、コントローラ部の水平方向移動開始からの時系列としてのポインタ表示位置の移動履歴とが格納された記憶部と確定信号が入力された際に、ユーザが押下動作を開始してから該確定信号が入力されるまでの間にコントローラ部が実際に水平方向に移動したときのポインタの移動量と、閾移動量とを比較し、その結果、ポインタの移動量が閾移動量以下の場合は、ポインタ表示位置の移動履歴中の、現在時刻のポインタ表示位置で確定動作が行われたものとして確定信号を出力し、また、比較の結果、ポインタの移動量が閾移動量を超える場合は、ポインタ表示位置の移動履歴中の、現在時刻から押下時入力前遊び時間だけ遡った時刻のポインタ表示位置で確定動作が行われたものとして確定信号を出力する確定信号出力部と、を有する。
【0009】
さらに記憶部にはコントローラ部の最少移動量が調整パラメータとして設定されており、コントローラ部の水平方向移動の量および時間はコントローラ部の最少移動量を超えた位置と時刻から計算されてもよい。
【0010】
ポインタは非表示状態において、コントローラ部の移動開始からの連続移動時間が、予め設定された調整パラメータのうちの押下時入力前遊び時間を超えるか、コントローラ部の移動開始から移動されることになるポインタの連続移動量が予め設定された調整パラメータのうちの閾移動量を超えた場合に表示され、コントローラ部の水平方向の移動が、所定時間の間に行われなかった場合に非表示になってもよい。
【0011】
記憶部に予め設定されている押下時入力前遊び時間閾移動量を含む調整パラメータは、予め表示画面に表示されたパラメータ調整値決定画面からの指示に従ってユーザがコントローラ部を押下することによって計測される、コントローラ部の押下開始より確定信号入力までの時間とコントローラ部の押下開始より確定信号入力までのポインタの水平方向移動量とを含む調整パラメータによって自動的に設定されことが望ましい。
【0012】
本発明のポインタ位置制御システムを有する携帯端末は、
上述のポインタ位置制御システムと、ポインタ位置制御システムにより位置制御されたポインタ、および確定信号出力部により出力された確定動作の結果を表示する表示装置と、を備える。この携帯端末が携帯電話機であってもよい。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明は、コントローラ部押下検出機能付きポインティングデバイスをもつ携帯電話機等の小型携帯端末において、ポインティングデバイスの操作性向上の方法として、ポインティングデバイスのコントローラ部の押下動作と平面方向移動動作との間の調整を行うソフトウェアであるポインタ位置制御システムを有することを特徴としている。
【0014】
このポインタ位置制御システムは、ユーザがポインティングデバイスのコントローラ部の押下動作を行ったときに、コントローラ部の平面方向の移動量と移動開始から確定信号入力までの時間を計測し、その時間が所定の時間以内のときはポインタの移動がなかったもの見なして確定動作のみを行うことで、ユーザがコントローラ部押下時に誤ってコントローラ部を平面方向に移動させたとしても、ユーザの意図した平面方向のポインタの位置で確定動作を実行することを特徴としている。
【0015】
また、記憶部にはポインタ表示位置移動履歴格納部を有し、ポインタ位置制御システムはコントローラの押下操作により確定信号入力が行われたとき、記憶部に予め調整パラメータとして設定されている遊び時間分遡った時刻のポインタ表示位置を押下位置として確定動作を実行することを特徴としている。
【0016】
このような動作をさせることにより、コントローラ部の確定動作のための押下時におけるユーザの意図しないポインタの動きの影響を低減し、意図しないポインタの位置にて押下による確定動作をするような誤動作の低減を可能としている。
【0017】
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1は本発明の第1の実施の形態のポインタ位置制御システムを備えた携帯端末の模式的ブロック構成図である。本発明における携帯端末1は、入力部10、ポインティングデバイス11、中央処理装置21を有するデータ処理部20、記憶部30、出力部40、表示装置50を備える。
【0018】
ポインタ位置制御システム2としては、入力部10に接続するポインティングデバイス11、データ処理装置20内のポインタ位置制御部22、記憶部30内の調整パラメータ格納部31、ポインタ表示位置移動履歴格納部32を備え、ポインティングデバイス11はコントローラ部111と水平移動検出部112と押圧検出部113を有し、ポインタ位置制御部22は調整パラメータ設定部221、コントローラ部水平移動距離算出部222、確定信号検出部223、コントローラ部移動開始時刻検知部224、押圧遊び時間算出部225、遊び時間比較部226、ポインタ表示指示部227、ポインタ位置制御部228、および確定信号出力部229を有する。
【0019】
本発明では携帯端末1のポインティングデバイス11における押下動作と水平平面方向の動作との間で調整を行うことに特徴があるが、その調整のために予め調整パラメータを設定する必要がある。表示装置50の立ち上げ時にポインタ位置制御システム2の調整パラメータ設定部221は、表示装置50にユーザにポインティングデバイス11を操作してパラメータ調整動作を行うように促す表示を行う。
【0020】
ポインタ一位置制御システム2として記憶部30の調整パラメータ格納部31に格納するポインティングデバイス11の調整パラメータとしては、水平方向最大移動量(Lmax )、水平方向静止状態許容移動量(Lmin )、押下時水平方向移動量(Lpush)、押下時入力前遊び時間(Tfree)が設けられている。水平方向最大移動量(Lmax )はポインティングデバイス11のコントローラ部111の水平方向の移動とポインタ55の移動量を比例させる領域の最大移動量であり、通常は予め設定されており、これを超えて移動したときは例えばコントローラ部111がその方向に移動を継続しているものと見なしてポインタ55の移動を継続させたり、所定の条件を設定してポインタ55の移動速度を変化させたりしてもよい。水平方向静止状態許容移動量(Lmin )は、無操作時に許容できる水平方向の移動量であり、通常デバイスごとのばらつきに対応させて予め設定される。押下時水平方向移動量(Lpush)は、確定入力のために押下したときの意図しない水平方向の移動量であり、後述の方法で設定される。押下時入力前遊び時間(Tfree)は、確定入力のために押下したときに押下動作開始から実際に入力が行われるまでの時間であり、これも後述の方法で設定される。
【0021】
押下時水平方向移動量(Lpush)、および押下時入力前遊び時間(Tfree)のパラメータは表示画面51の表示を利用してユーザの実際の押下動作によって設定が可能であり、ポインタ位置制御システム2はユーザがポインティングデバイス11を操作して押下するのを監視し、調整パラメータ設定部221がユーザが押下する際の、ポインティングデバイス11のコントローラ部111の水平方向移動量をコントローラ部水平移動距離算出部222より取得し、移動量が予め調整パラメータ格納部31に格納されている水平方向静止状態許容移動量(Lmin )を超えたタイミングから確定入力が行われるタイミングまでの時間を調整パラメータ設定部221で測定するとともに、確定入力が行われるタイミングにおける水平移動距離を取得し、この時間と移動量とを押下時入力前遊び時間(Tfree)および押下時水平方向移動量(Lpush)の調整パラメータとして予め設定されている水平方向最大移動量(Lmax )および水平方向静止状態許容移動量(Lmin )とともに図2に示すようなパラメータ調整値決定画面52として表示画面51に表示し、ユーザがパラメータ調整値決定画面52のOK枠53にポインタ55を合わせてコントローラ部111を押下して確定動作を行うことで確定されて、調整パラメータ格納部31に格納される。図2は本発明の実施の形態における調整パラメータ設定時のポインティングデバイスのパラメータ調整画面の模式図である。
【0022】
その後、ユーザはポインティングデバイス11を用いて表示画面51上のポインタ55を移動させて画面のスクロールや画面内の位置の指定を行い、押下動作を行うことで指定位置の内容を確定させる。
【0023】
本発明の実施の形態では、ポイント位置制御システム2のポインタ位置制御部22は、ポインティングデバイス11のコントローラ部111の移動量が一定時間水平方向静止状態許容移動量(Lmin )以下の場合は、ポインタ55を非表示にしており、ポインティングデバイス11を使用しない場合の動作を行う。
【0024】
また、ポインティングデバイス11のコントローラ部111の移動量が水平方向静止状態許容移動量(Lmin )以上となった場合は、ポインタ55の表示を行って、コントローラ部111の移動量に応じてポインタ55を移動させ、コントローラ部111の押下によって表示画面51上でポインタ55の指し示すの位置に表示されている機能を確定して選択する。
【0025】
また、ポインタ位置制御システム2は記憶部30にポインタの表示位置移動履歴を一定時間格納しておくためのポインタ表示位置移動履歴格納部32を持ち、一定時間の間のポインタの位置の移動履歴を格納している。
【0026】
以下、本実施の実施の形態のポインタ位置制御システム2の動作について説明する。本実施の形態の特徴である調整パラメータ格納部31に格納される調整パラメータの設定は、例えば表示画面51にメニュー画面を表示させ調整パラメータ設定の項目を選択することで表示画面51にパラメータ調整値設定画面52を表示させることによって行われる。ポインティングデバイス11の調整パラメータとしては、上述のように水平方向最大移動量(Lmax )、水平方向静止状態許容移動量(Lmin )、押下時水平方向移動量(Lpush)、および押下時入力前遊び時間(Tfree)を有し、押下時水平方向移動量(Lpush)、および押下時入力前遊び時間(Tfree)のパラメータは表示画面51の表示を利用してユーザの実際の押下動作によって設定が可能である。水平方向最大移動量(Lmax )および水平方向静止状態許容移動量(Lmin )は設計値やデバイスごとのばらつきもあるので予め設定されているが、この画面を使用して所定の方法で更新することもできる。
【0027】
先ず押下時水平方向移動量(Lpush)、および押下時入力前遊び時間(Tfree)の調整パラメータの取得動作につき、図3のフローチャートを用いて説明する。図3は本実施の形態における押下時水平方向移動量(Lpush)、および押下時入力前遊び時間(Tfree)の調整パラメータの取得動作を示すフローチャートである。
【0028】
パラメータ調整モードが開始されると(S301)、ポインタ位置制御部22の調整パラメータ設定部221が表示画面51にパラメータ調整値決定画面52を表示し(S302)、OK枠53にポインタ55を表示するとともにユーザに対するコントローラ部111の押下動作指示のメッセージを表示する(S303)。ポインタ位置制御部22の調整パラメータ設定部221はポインティングデバイス11が操作されるのを待ち(S304N、S305N)、所定時間水平方向の移動がないと(S305Y)、ステップS317に進みパラメータ決定画面を終了させる。コントローラ部111の水平方向の移動が始まったことをコントローラ部移動開始時刻検知部224で検知すると(S304Y)、押下遊び時間算出部225で押下遊び時間計測のためカウント動作を開始し(S306)、コントローラ部水平移動距離算出部222でコントローラ部111の移動量を取得してその最大値の更新記録を続けながら(S307)、確定信号検出部223による確定信号の入力を待機し(S308N、S309N)、所定の時間が経過したら(S309Y)、ステップ302に戻って処理をやり直す。確定信号が入力すると(S308Y)、押下遊び時間算出部225の遊び時間のカウントを中止し、カウントされた時間を押下時入力前遊び時間(Tfree)として取得し(S310)、これまでの最大移動量を押下時水平方向移動量(Lpush)として取得し(S311)、水平方向最大移動量(Lmax )、水平方向静止状態許容移動量(Lmin )とともにパラメータ調整値決定画面52に表示し(S312)、ユーザによるOK枠53のポインタ55のクリックを待機し(S313N、314N)、所定時間が経過すれば(S314Y)、調整値の表示を消去して(S315)、ステップS302に戻って処理をやり直す。確認があれば(313Y)、押下時入力前遊び時間(Tfree)、押下時水平方向移動量(Lpush)、水平方向最大移動量(Lmax )、水平方向静止状態許容移動量(Lmin )を調整パラメータ格納部31に格納し(S316)、パラメータ調整値決定画面52を終了し(S317)、ポインタ55を不表示として(S318)、処理を終了する(S319)。
【0029】
次に本実施の形態のポインタ位置制御部22による押下動作を含むポインタ位置制御を図4を参照して具体的に説明する。図4は本実施の形態におけるコントローラ押下時のポインタ位置設定動作を示すフローチャートである。処理が開始されると(S401)、ポインタ表示指示部227によりポインタ55が表示されているかが確認され(S402)、ポインタ55が表示されていると(S402Y)、ステップ411に進む。ポインタ55が表示されていないと(S402N)、コントローラ部111の水平方向の移動をコントローラ部水平移動距離算出部222で監視し(S403N)、同時に確定信号の入力を監視し(S431N)、確定信号が入力すると(S431Y)、確定処理を実行し(S432)、ステップ403に戻る。コントローラ部111が水平方向に移動すると(S403Y)、移動量を監視し(S404N)、ポインティングデバイス11を操作していない状態でもコントローラ部111が移動する可能性がある移動量であり誤動作防止のために設けられている水平方向静止状態許容移動量(Lmin )を調整パラメータ格納部31から呼び出して移動量と比較し、移動量が水平方向静止状態許容移動量(Lmin )以下の場合は(S404N)、同時に確定信号の入力を監視し(S431N)、確定信号が入力すると(S431Y)、確定処理を実行し(S432)、ステップ404に戻る。移動量が許容移動量を超えると(S404Y)、押下遊び時間算出部225で押下遊び時間のカウントを開始し(S405)、タイマカウント値が調整パラメータ格納部31から呼び出した押下時入力前遊び時間(Tfree)を超える場合は(S406Y)、ステップ410に進み、タイマカウント値が押下時入力前遊び時間(Tfree)以下の場合は(S406N)、移動量と調整パラメータ格納部31から呼び出した押下時水平方向移動量(Lpush)とを比較し(S407)、移動量が押下時水平方向移動量(Lpush)を超える場合は(S407Y)、ステップ410に進み、移動量が押下時水平方向移動量(Lpush)以下の場合は(S407N)、確定信号検出部223で確定信号の入力を監視し(S408)、確定信号の入力がない場合は(S408N)、ステップ406に戻り、確定信号の入力がある場合は(S408Y)、確定信号出力部229により所定の確定処理を実行して(S409)、ステップ406に戻る。ステップ410ではポインタ55を表示画面51に表示して、ステップ411に進む。
【0030】
ステップ411ではコントローラ部水平移動距離算出部222でコントローラ部111の水平方向移動量を取得して移動量を監視し(S412)、移動量が調整パラメータ格納部31から呼び出した水平方向静止状態許容移動量(Lmin )以下の場合は(S412N)、ポインタ55の移動は行わずに所定の時間監視を継続し(S413N)、所定の時間が経過すると(S413Y)、ポインタ55を非表示としてステップ403に戻る(S414)。移動量が水平方向静止状態許容移動量(Lmin )を超えると(S412Y)、ポインタ位置制御部228がポインタの現在位置を取得し(S415)、コントローラ部111の水平移動に対応させてポインタ55を移動させ(S416)、ポインタ表示位置の移動履歴を取得してポインタ表示位置移動履歴格納部32に格納し(S417)、確定信号の入力のない場合は(418N)、ステップ415に戻り、確定信号検出部224が確定信号を検出すると(418Y)、確定信号出力部229は移動量が調整パラメータ格納部31から呼び出した押下時水平方向移動量(Lpush)以下の場合は(S419Y)、ステップ415で取得した現在位置にポインタ55があるものとして確定動作を行い(S420)、移動量が押下時水平方向移動量(Lpush)を超える場合は(S419N)、記憶部30のポインタ表示位置移動履歴格納部32からポインタ表示位置移動履歴を呼び出して、現在時刻より調整パラメータ格納部31から呼び出した押下時入力前遊び時間(Tfree)前のポインタ55の表示位置を取得し(S421)、取得位置にポインタ55があるものとして確定動作を行い(S422)、処理終了でなければ(S423N)、ステップ411に戻って処理を繰り返し、処理終了であれば(S423Y)、処理を終了する(S424)。
【0031】
なお、上述の実施の形態では、押下時水平方向移動量(Lpush)としてこれまでの最大移動量を用い、押下時入力前遊び時間(Tfree)として遊び時間のカウント時間を用いているが、押下時水平方向移動量(Lpush)の上限を設けておいて実際の押下時水平方向移動量(Lpush)が上限値を超える場合は押下時水平方向移動量(Lpush)を上限値に置き換えてもよい。更には押下時水平方向移動量(Lpush)を基準として水平方向静止状態許容移動量(Lmin )を決めてもよい。
【0032】
また、上述の実施の形態では押下時水平方向移動量(Lpush)および押下時入力前遊び時間(Tfree)の設定に関して専用の画面を表示して設定していたが、専用の調整画面を設けることなく、通常の処理状態においてポインタ動作がメニュー上でポインティングデバイス11を使用しない無効状態にて、ポインティングデバイス11の押下動作をさせる際にパラメータを随時取得することとしてもよい。
【0033】
【発明の効果】
以上説明したように本発明は、このように、コントローラ部の移動量の絶対値が少なく、コントローラ部に水平方向の動きをさせずに押下することが非常に困難な小型携帯端末においても、ユーザが細かいパラメータ調整を行うことなしに、ユーザに最適なポインティングデバイスの操作ができるという効果がある。これはポインティングデバイスのコントローラの押下に関して押下時におけるコントローラ部の水平方向動作が考慮されることによる。
【0034】
また、経年変化等の影響により出荷時の状態から変動があった場合においても簡単なパラメータ調整により、再度最適状態に戻すことが可能である。
【0035】
また、学習機能等の複雑なソフト制御を行う必要がないため、ソフト規模を大きくすることなく安定したポインティングデバイス動作を行わせることが可能となる。
【0036】
さらには、本発明は、押下移動量、押下時間のパラメータに関してはユーザが意識することなく、ユーザ個別に最適なポインティングデバイス動作を提供できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態のポインタ位置制御システムを備えた携帯端末の模式的ブロック構成図である。
【図2】本発明の実施の形態における調整パラメータ設定時のポインティングデバイスのパラメータ調整画面の模式図である。
【図3】本実施の形態における押下時水平方向移動量(Lpush)、および押下時入力前遊び時間(Tfree)の調整パラメータの取得動作を示すフローチャートである。
【図4】本実施の形態におけるコントローラ押下時のポインタ位置設定動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 携帯端末
2 ポインタ位置制御システム
10 入力部
11 ポインティングデバイス
20 データ処理装置
21 中央処理装置
22 ポインタ位置制御部
30 記憶部
31 調整パラメータ格納部
32 ポインタ表示位置移動履歴格納部
40 出力部
50 表示部
51 表示画面
52 パラメータ調整値設定画面
53 OK枠
55 ポインタ
111 コントローラ部
112 水平移動検出部
113 押圧検出部
221 調整パラメータ設定部
222 コントローラ部水平移動距離算出部
223 確定信号検出部
224 コントローラ部移動開始時刻検知部
225 押圧遊び時間算出部
226 遊び時間比較部
227 ポインタ表示指示部
228 ポインタ位置制御部
229 確定信号出力部
S301〜S319、S401〜S424、S431、S432 ステップ

Claims (6)

  1. 水平方向および垂直方向へ移動可能な1個のコントローラ部の水平方向の移動を検出して表示画面のポインタ位置の制御を行い、前記コントローラ部の垂直方向の移動を押下動作として検出して確定動作を行うとともに、前記押下動作時における前記コントローラ部の意図せざる水平方向の移動により発生する確定動作位置の誤差を防止するポインタ位置制御システムであって、
    予め設定された調整パラメータであって、前記押下動作時における前記コントローラ部の意図せざる水平方向の移動か否かの判断基準となる閾移動量、および前記押下動作が開始されてから確定信号が入力されるまでの押下時入力前遊び時間を含む調整パラメータと、前記コントローラ部の水平方向移動開始からの時系列としてのポインタ表示位置の移動履歴とが格納された記憶部と
    前記確定信号が入力された際に、ユーザが前記押下動作を開始してから該確定信号が入力されるまでの間に前記コントローラ部が実際に水平方向に移動したときのポインタの移動量と、前記閾移動量とを比較し、その結果、前記ポインタの移動量が前記閾移動量以下の場合は、前記ポインタ表示位置の移動履歴中の、現在時刻のポインタ表示位置で前記確定動作が行われたものとして確定信号を出力し、また、前記比較の結果、前記ポインタの移動量が前記閾移動量を超える場合は、前記ポインタ表示位置の移動履歴中の、現在時刻から前記押下時入力前遊び時間だけ遡った時刻のポインタ表示位置で前記確定動作が行われたものとして確定信号を出力する確定信号出力部と、を有する、ポインタ位置制御ステム。
  2. さらに前記記憶部には前記コントローラ部の最少移動量が調整パラメータとして設定されており、前記コントローラ部の水平方向移動の量および時間は前記コントローラ部の前記最少移動量を超えた位置と時刻から計算される、請求項1に記載のポインタ位置制御システム。
  3. 前記ポインタは非表示状態において、前記コントローラ部の移動開始からの連続移動時間が、前記調整パラメータのうちの前記押下時入力前遊び時間を超えるか、前記コントローラ部の移動開始から移動されることになるポインタの連続移動量が前記調整パラメータのうちの前記閾移動量を超えた場合に表示され、前記コントローラ部の水平方向の移動が、所定時間の間に行われなかった場合に非表示になる、請求項1または請求項2に記載のポインタ位置制御システム。
  4. 前記記憶部に予め設定されている前記押下時入力前遊び時間前記閾移動量とを含む前記調整パラメータは、予め表示画面に表示されたパラメータ調整値決定画面からの指示に従ってユーザが前記コントローラ部を押下することによって計測される、前記コントローラ部の押下開始より確定信号入力までの時間と前記コントローラ部の押下開始より確定信号入力までの前記ポインタの移動量とを含む前記調整パラメータによって自動的に設定される、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のポインタ位置制御システム。
  5. 求項1から請求項4のいずれか1項に記載のポインタ位置制御システムと、
    前記ポインタ位置制御システムにより位置制御されたポインタ、および前記確定信号出力部により出力された確定動作の結果を表示する表示装置と、を備えた、携帯端末。
  6. 前記携帯端末が携帯電話機である、請求項5に記載の携帯端末。
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