JP4746444B2 - 照明光学系 - Google Patents

照明光学系 Download PDF

Info

Publication number
JP4746444B2
JP4746444B2 JP2006052646A JP2006052646A JP4746444B2 JP 4746444 B2 JP4746444 B2 JP 4746444B2 JP 2006052646 A JP2006052646 A JP 2006052646A JP 2006052646 A JP2006052646 A JP 2006052646A JP 4746444 B2 JP4746444 B2 JP 4746444B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light beam
cross
shape
integrator
incident
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2006052646A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007234757A5 (ja
JP2007234757A (ja
Inventor
豊 末永
Original Assignee
株式会社目白プレシジョン
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社目白プレシジョン filed Critical 株式会社目白プレシジョン
Priority to JP2006052646A priority Critical patent/JP4746444B2/ja
Publication of JP2007234757A publication Critical patent/JP2007234757A/ja
Publication of JP2007234757A5 publication Critical patent/JP2007234757A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4746444B2 publication Critical patent/JP4746444B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Description

本発明は長尺な領域を照明する照明装置、特に、液晶パネル用の液晶基板、プリント配線基板、半導体素子、撮像素子、薄膜磁気ヘッド等のマイクロデバイスを製造するための露光に好ましい照明装置に関する。
長尺な領域を照明するための従来の照明装置は、シリンドリカルレンズを用いるものであった(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−353090号公報
従来の照明装置は、シリンドリカルレンズを用いて、長尺な領域を照明するものであった。シリンドリカルレンズを用いた場合には、少なくとも2つのシリンドリカルレンズを必要とした。このため、照明する領域を大きくすることが困難であり、また、仮に大きくできたとしても、装置が高価にならざるを得なかった。
本発明は、上述の点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、長尺かつ広い領域を、照度を低下させることなく的確に照明できる照明光学系を提供することにある。
以上のような目的を達成するために、本発明においては、入射面に入射された光束を、その断面の大きさを変更すると共に、射出面に導く断面積変更インテグレータを用いて、断面積変更インテグレータの射出面に対して光学的にほぼ共役な位置に配置された被照射体を照明する。
具体的には、本発明に係る照明光学系は、
光源から発せられた光束を被照射体に照射する照明光学系であって、
前記光源から発せられた光束を集光する集光光学系と、
前記集光光学系から導かれた光束が入射する入射面と、前記入射面に入射された光束を射出する射出面と、を有する断面積変更インテグレータと、を含み、
前記断面積変更インテグレータは、前記入射面に入射された光束を、その断面の大きさを変更すると共に、前記射出面に導き、
前記被照射体は、前記断面積変更インテグレータの前記射出面に対して光学的にほぼ共役な位置に配置され、
前記断面積変更インテグレータの前記射出面から射出された光束を導いて、前記被照射体に照野を形成することを特徴とする。
本発明に係る照明光学系は、光源から発せられた光束を被照射体に照射するものである。この照明光学系は、集光光学系と、断面積変更インテグレータとを含む。集光光学系は、光源から発せられた光束を集光する。断面積変更インテグレータは、入射面と射出面とを有する。入射面には、集光光学系から導かれた光束が入射する。射出面からは、入射面に入射された光束を射出される。断面積変更インテグレータは、入射面に入射された光束を、その断面の大きさを変更する。すなわち、入射面に入射された光束が射出面に向かって進むに従って、その光束の断面の大きさが変更される。ここで断面とは、光束の進行方向に対して略垂直な面における光束の断面である。光束の進行方向は、断面積変更インテグレータ内で光束の全体がおおよそ進行する方向であればよい。断面の大きさが変更された光束は、断面積変更インテグレータの射出面に導かれ射出される。
被照射体は、断面積変更インテグレータの射出面に対して光学的にほぼ共役な位置に配置されている。このように配置することで、照度を高くして光束を被照射体に照射することができる。
上述したように、断面積変更インテグレータは、入射面に入射された光束を、その断面の大きさを変更する。このため、被照射体の照明すべき領域の形状に適合するように、光束の断面を変更して、光束を照射することができる。また、断面積変更インテグレータに入射した光束を射出できるので、照度を下げることなく、被照射体に光束を照射することができる。
本発明に係る照明光学系は、
前記断面積変更インテグレータの前記射出面の面積が、前記断面積変更インテグレータの前記入射面の面積よりも大きいのが好ましい。
断面積変更インテグレータの射出面の面積が、入射面の面積よりも大きいので、被照射体の広い領域を照射することができる。
本発明に係る照明光学系は、
前記断面積変更インテグレータは、前記入射面に入射した光束が前記射出面に向かって進むに従って、その光束の断面を、前記断面積変更インテグレータの光軸に対して垂直な一の方向に沿って伸張変形又は収縮変形させるものが好ましい。
このようにすることで、被照射体に光束を照射すべき長尺な領域の形状に応じて、照射する光束の断面の形状を適合させることができる。
本発明に係る照明光学系は、
前記断面積変更インテグレータの前記入射面と、前記断面積変更インテグレータの前記射出面とは、略長方形状の形状を有し、
前記断面積変更インテグレータの前記入射面の一の向かい合う辺の長さと、前記断面積変更インテグレータの前記射出面の一の向かい合う辺の長さとは、略同じであり、
前記断面積変更インテグレータの前記射出面の一の向かい合う辺と異なる他の向かい合う辺の長さは、前記断面積変更インテグレータの前記入射面の一の向かい合う辺と異なる他の向かい合う辺の長さよりも長いものが好ましい。
このようにすることで、被照射体に光束を照射すべき長尺な領域の形状に応じて、照射する光束の断面の形状を適合させることができる。また、断面積変更インテグレータの入射面の一の向かい合う辺の長さと、射出面の一の向かい合う辺の長さとは、略同じであるので、断面積変更インテグレータの構造を簡素にでき、照明光学系を安価にすることができる。
本発明に係る照明光学系は、
前記集光光学系と前記断面積変更インテグレータとの間に配置された均一化インテグレータを含み、
前記均一化インテグレータは、前記集光光学系によって集光された光束が入射する入射面と、前記均一化インテグレータの前記入射面に入射された光束を射出する射出面と、を有し、前記均一化インテグレータの前記入射面に入射された光束の照度を均一に近づけて前記均一化インテグレータの前記射出面に導き、
前記均一化インテグレータの前記射出面は、前記断面積変更インテグレータの前記入射面に向かい合うように位置づけられたものが好ましい。
このようにすることで、均一化インテグレータから射出された光束を断面積変更インテグレータに入射させることができるので、均一化インテグレータで予め照度を均一に近づけることができ、照度がより均一に近づいた光束を被照射体に照射することができる。
本発明に係る照明光学系は、
前記均一化インテグレータの前記射出面に配置された反射手段を含み、
前記反射手段は、前記均一化インテグレータの前記射出面から射出された光束の一部を通過させる通過部と、残りの光束を反射させる反射部とを有し、
前記反射手段の前記通過部は、前記断面積変更インテグレータの前記入射面に向かい合うように位置づけられ、
前記反射手段の前記通過部を透過した光束は、前記断面積変更インテグレータの前記入射面へ導かれ、
前記反射手段の前記反射部によって反射された光束は、前記均一化インテグレータの前記入射面と、前記集光光学系とを介して前記光源近傍に至るものが好ましい。
このようにしたことで、光源の出力を高めたり、光源を大きくしたりする等の光源に変更を加えることなく、被照射物体の照野に、照度が均一でかつ大きい光束を照射することができる。特に、被照射物体の照野の形状が円形でないような場合、例えば矩形のような場合でも、光源に変更を加えることなく、照射する光束の照度を上げることができる。
本発明に係る照明光学系は、
前記断面積変更インテグレータから射出された光束を、第1の直線偏光成分の第1偏光光束と、前記第1偏光光束に対して直交する第2の直線偏光成分の第2偏光光束と、に分離する偏光手段を含み、かつ、
前記第1偏光光束は、前記被照射体へ導かれ、前記被照射体の前記照野を形成するものが好ましい。
このようにすることで、光源の出力を高めたり、光源を大きくしたりする等の光源に変更を加えることなく、被照射物体の照野に、照度が均一でかつ大きい光束を照射することができる。
「第1偏光光束」がP偏光の光束であり、「第2偏光光束」がS偏光の光束であるものが好ましい。
長尺かつ広い領域を、照度を低下させることなく的確に照明できる。
以下に、本発明の実施例について図面に基づいて説明する。
<<<第1の実施の形態>>>
図1は、本発明に係る第1の実施の形態の照明装置10の概略を示す図である。
照明装置10は、ランプハウス20と、ロッド240と、ロッド250と、レンズ系290とを含む。ランプハウス20は、載置台50に載置され、発光体210から発せられた光束が、被照射体40に照射されるように配置されている。
なお、図1では、後述する発光体210から発せられる光束のうち1つの光線の光路について示した。また、図1では、光学系を明確に示すために、ランプハウス20と、載置台50とは、破線で示した。さらにまた、被照射体40は、図示しない支持台に搭載されて、所望する位置に位置づけられているものとする。
<<光源>>
光源は、発光体210からなる。この発光体210は、所望する波長の光束を発するものを用いる。例えば、水銀ランプ等の短い波長の紫外線を発するものを用いることができる。発光体210のバルブ内には、発光物質である水銀と、陽極(図示せず)と陰極(図示せず)との2つの電極が封入されている。この陰極と陽極とは、対向して配置されている。各電極は金属導体(図示せず)に電気的に接続されており、陰極と陽極との間でアーク放電が形成される。
発光体210の一方の口金212aは、後述する楕円鏡220の外側に設けられた支持部材(図示せず)に固定されている。また、他方の口金212bは、図示しない電源ケーブルに接続されている。発光体210は、これらの口金を介して両電極に所定の電圧が引加されることにより放電する。なお、電源ケーブルは、径が小さく、発光体210から発せられる光束を妨げることはない。
陽極と陰極との間でアーク放電を起こすと、アーク柱と呼ばれる放電部分から強い発光を生じる。このアーク柱から放射される光束は、四方に広がる発散光である。
<<集光光学系>>
集光光学系は、光源から発せられた光束を集光する。具体的には、集光光学系は、発光体210から発せられた光束を集光する。
<楕円鏡220>
集光光学系は、楕円鏡220からなる。図3に示すように、楕円鏡220は、反射面222を有し、楕円鏡220は、反射面222の形状を回転楕円面とした反射鏡である。楕円鏡220は、光を発するための開放端部224を有する。開放端部224の縁に沿った輪郭は、略円形状の形状を有する。楕円鏡220の底部には、貫通孔226が形成されている。貫通孔226には、発光体210の一部が配置される。発光体210の一部を貫通孔226に配置することで、後述するように、発光体210のアーク部分が楕円鏡220の第1の焦点に位置するように、発光体210を位置づけることができる。楕円鏡220は、開放端部224が最も上になるように、かつ、底部の貫通孔226が最も下になるように配置される。楕円鏡220をこのように配置することで、発光体210から発せられた光束を、楕円鏡220で反射して、ランプハウス20の上部に導くことができる。
上述したように、発光体210から発せられる光束は、四方に広がる発散光であるため、発光体210からの発散光を被照射体40に直接照射した場合には、被照射体40上の照野に照射する光束の照度が不足する。このため、発光体210から発せられた光束を一旦集光することによって、被照射体40上の照野に照射する光束の照度を上げることができる。このようにすることで、発光体210から発せられた光束の利用効率を高めることができる。
上述したように、本発明に係る照明装置では、集光光学系に楕円鏡220を使用する。楕円鏡220は、第1の焦点と第2の焦点との2つの焦点を有し、発光体210は、発光体210のアーク部分が楕円鏡220の第1の焦点に位置するように、支持部材(図示せず)によって支持されている。このようにすることで、発光体210から発せられた光束は、楕円鏡220の反射面222で反射して第2の焦点に集光される。
<反射ミラー230>
反射ミラー230は、楕円鏡220の上方に配置されている。反射ミラー230は、発光体210から発せられ、楕円鏡220で反射された光束の進行方向を変更するためのものであり、発光体210から発せられた光束を、後述するオプティカルインテグレータの入射面に導くためのものである。具体的には、反射ミラー230は、楕円鏡220で反射されて、上方に向かった光束を、ランプハウス20の側方(図1又は図3の右方向)に向かうように、進行方向を変更する。発光体210や後述するオプティカルインテグレータの配置に応じて、反射ミラー230を、省略したり、配置する位置や角度を適宜変更したりしてもよい。
<<均一化インテグレータ>>
均一化インテグレータは、入射面と射出面とを有する。入射面には、集光光学系によって集光された光束が入射する。均一化インテグレータは、入射面に入射された光束によって被照射体40に形成される照野を均一に照明するためのものである。均一化インテグレータの射出面からは、被照射体40上に形成される照野を均一に照明するための光束が射出される。均一化インテグレータは、入射面に入射された光束によって照野を均一に照明できるものであればよい。さらに、光源である発光体210に色むらがある場合や、発光体210のアークにちらつきがある場合でも、被照射体40の照野における色むらやちらつきを低下させることができる。
均一化インテグレータには、例えば、後述するように、ロッド240がある。
<ロッド240>
ロッド240は、本実施の形態では、略六角柱状の形状を有するガラスロッドである。ロッド240は、図2に示すように、入射面242と射出面244と、6つの側面248a〜248fとを有する。
ロッド240の入射面242には、発光体210から発せられた光束の全体が入射される。このため、ロッド240の入射面242に入射する光束の形状は、ほぼ円形である。このようなことから、ロッド240の断面形状を円形に近いものにし、かつ、ロッド240の製造を容易にするために、断面形状を六角形にしたロッドを用いるのが望ましい。断面形状が六角形のロッドを用いることで、エネルギーロスを少なくすることができる。
ロッド240は、入射面242から入射した光束の照度を均一に近づけて射出面244から射出する。入射面242から入射した光束は、ロッド240の内部で、6つの側面248a〜248fにおける反射を繰り返し、光束が射出面244に至るまでに角度成分が混合されて照度が均一に近づけられる。さらに、ロッド240は、色むら、ちらつきなどを低減することもできる。
さらに、ロッド240は、ロッド240内を光束が進行するに従って、光束の断面の形状を変換する。例えば、発光体210から発せられる光束の場合には、光束の進行方向に対して垂直な断面における形状は、ほぼ円形状であり、この断面形状を有する光束が、ロッド240の入射面242に入射される。ロッド240の断面が六角形である場合には、ロッド240の射出面244から射出される光束は、その断面の形状はほぼ六角形となる。
なお、本実施の形態では、ロッド240として、略六角柱状の形状を有するものを用いたが、照度を均一に近づることができ、かつ、エネルギーロスを少なくできるものであればよい。例えば、円柱や、四角柱等の断面が多角形の形状を有する柱状体でもよい。
ロッド240は、図1又は図3に示すように、長手方向が水平になるように配置されている。具体的には、入射面242が左側に位置し、射出面244が右側に位置するように、ロッド240を配置する。このようにすることで、入射面242に入射した光を射出面244から水平方向に射出することができる。
ロッド240は、ロッド240の光源像共役面が、光学的に楕円鏡220の第2の焦点に、又は第2の焦点と共役な点に、位置するように配置される。本実施の形態では、上述したように、反射ミラー230を設けた構成としているので、ロッド240は、ロッド240の光源像共役面が、反射ミラー230を介して、光学的に楕円鏡220の第2の焦点に、又は第2の焦点と共役な点に、位置するように配置されている。
なお、楕円鏡220とロッド240との間に、リレー光学系(図示せず)を設けてもよい。このような構成とした場合には、リレー光学系によって、楕円鏡220の第2焦点の位置が、ロッド240の照野共役面にリレーされるようにすればよい。さらに、光源共役の関係に着目した場合には、光源共役面が、ロッド240の入射面になるように、リレー光学系を構成して配置すればよい。
このようにロッド240を配置することで、発光体210から発せられた光束を、楕円鏡220の反射面222によって、均一化インテグレータの光源像共役面に集光させることができる。
<<反射手段246>>
図2は、ロッド240の例(a)と、このロッド240に形成された反射手段246の例(b)とを示す図である。なお、図2(a)は、ロッド240の正面図であり、図2(b)は、ロッド240の右側面図である。
上述したように、ロッド240は、光束の進行方向に沿って長尺な略六角柱状の形状を有する共に、その長手方向に対して垂直な断面は、6つの側面248a〜248fから構成される略六角形状の形状を有する。
ロッド240は、発光体210から発せられた光束が入射する入射面242と、ロッド240の内部で照度が均一に近づけられた光束が射出される射出面244とを有する。
図2(b)に示すように、射出面244には、反射手段246が形成されている。この反射手段246は、反射部246a及び246bと、通過部246cとを有する。なお、図2(b)に示した例では、反射部246a及び246bと、通過部246cとを明確に区別して示すために、反射部246a及び246bに斜線を付して示した。
後述するように、反射部246aと246bとは、射出面244から射出された光束を反射させて、再び、ロッド240に戻す。通過部246cは、射出面244から射出された光束を通過させる。
通過部246cの形状は、扁平な六角形をしており、後述する断面積変更インテグレータであるロッド250の入射面252の形状に適合するように定められた形状である。なお、ロッド250の入射面252の形状が矩形である場合には、通過部246cの形状も矩形にするのが最も好ましいが、この第1の実施の形態では、反射手段246の形成を簡便にするため、通過部246cの形状を扁平な六角形とした。
反射部246aと246bとの形状は、通過部246cの形状によって定められる。反射部246aと246bとを形成する材料は、光束を反射するものであればよく、特に、反射率が高く、かつ、熱によって反射率等が変化しにくいものが好ましい。例えば、クロムやアルミ等の金属を、特に、望ましいのは誘電体を、射出面244に蒸着することによって、反射部246aと246bとを形成することができる。誘電体を用いた場合には、光束の吸収を少なくして熱の発生を抑えることができる。
通過部246cを通過した光束は、後述するロッド250に向かって進む。一方、反射部246a又は246bによって反射された光束は、再びロッド240の内部を通過して、入射面242から集光光学系に向かって射出される。
<反射手段246による光束の経路>
以下では、発光体210から発せられた光束が辿る経路を図3を用いて説明する。なお、図3に示した光路は、発光体210から発せられ光束のうちの代表的な1つの光線について示したものである。上述したように、ロッド240の射出面244には、反射手段246が形成されている。図3では、発光体210から発せられて反射手段246の反射部246aと246bとに至るまでの光路を実線P1〜P5で示し、反射手段246の反射部246a又は246bによって反射されて戻る光路を破線R1〜R6で示した。
この反射手段246を用いるときには、ロッド240は、ロッド240の光源像共役面が、光学的に楕円鏡220の第2の焦点に位置するように配置される。なお、ロッド240の光源像共役面が、光学的に楕円鏡220の第2の焦点と共役な点に位置するように、ロッド240を配置してもよい。本実施の形態では、上述したように、反射ミラー230を設けた構成としているので、ロッド240は、ロッド240の光源像共役面が、反射ミラー230を介して、光学的に楕円鏡220の第2の焦点に位置するように配置されている。
なお、楕円鏡220とロッド240との間に、リレー光学系(図示せず)を設けた構成としてもよい。この場合には、リレー光学系によって、楕円鏡220の第2焦点の位置が、ロッド240の照野共役面にリレーされるようにすればよい。さらに、光源共役の関係に着目した場合には、光源共役面が、ロッド240の入射面になるように、リレー光学系を構成して配置すればよい。このようなリレー光学系は、反射ミラー230によって集光された光束を、ロッド240に入射させるのに、適切な光束に変換する。
まず、発光体210のアーク部分から発せられた光束は、光路P1に示すように、楕円鏡220の反射面222に到達する。光束は、反射面222によって反射されて、光路P2に示すように、反射ミラー230に至る。光束は、反射ミラー230によって反射されて、光路P3に示すように、ロッド240の入射面242に到達し、ロッド240の内部に進入する。ロッド240の内部では、光路P4及びP5に示すように、6つの側面248a〜248fによって反射しながら均一化されてロッド240の射出面244に向かって進む。ロッド240は、ロッド240の内部に進入した光束によって、被照射体40上に形成される照野を均一に照明するためのものである。ロッド240の射出面244に形成された反射手段246の通過部246cからは、このような光束が射出される。
ロッド240の射出面244において、通過部246cに至った光束S1及びS2は、通過して後述するロッド250に向かって進む。一方、反射部246a又は246bに至った光束は、反射部246a又は246bによって反射されて、光路R1及びR2に示すように、6つの側面248a〜248fによって反射しながらロッド240の入射面242に向かってロッド240の内部を進む。入射面242に至った光束は、入射面242から射出されて、反射ミラー230に至る。光束は、反射ミラー230によって反射されて、光路R3に示すように、楕円鏡220の反射面222に向かって進む。反射面222に到達した光束は、反射面222によって反射されて、光路R4に示すように、発光体210のアーク部分(図示せず)に向かって進む。
アーク部分に到達した光束は、光路R4に示すように、アーク部分を通り抜けて、楕円鏡220に反射面222に向かって進み、反射面222によって反射される。上述したように、発光体210のアーク部分は、楕円鏡220の第1の焦点であるため、反射面222によって反射された光束は、光路R5及びR6に示すように、反射ミラー230を介して、楕円鏡220の第2の焦点であるロッド240の光源像共役面(図示せず)に向かって進む。すなわち、アーク部分に到達した光束は、光路R4に示すように、楕円鏡220の反射面222に向かって進み、反射面222によって反射されて、光路R5に示すように、再び、反射ミラー230に向かって進む。反射ミラー230に到達した光束は、反射ミラー230によって反射されて、ロッド240の入射面242に向かって進み、ロッド240に進入する。
このように、反射手段246の反射部246a及び246bによって反射された光束は、ロッド240の入射面242と、集光光学系である楕円鏡220と、を介して光源である発光体210のアーク部分に至る。さらに、その後、光束は、楕円鏡220を介して、再び、ロッド240の入射面242に導かれて、ロッド240の内部を進む。
上述したように、通過部246cの形状は、ロッド250の入射面の形状に適合するように定められた形状である。反射部246aと246bによって反射された光束は、本来、反射部246aと246bがない場合には、ロッド250の入射面に到達しなかった光束であり、ロッド250への入射に寄与し得なかった光束である。この光束を反射部246aと246bとによって反射し、再び、ロッド240に戻すことによって、ロッド250に至らしめることができ、発光体210の出力や数を変更することなく、ロッド250に入射させる光束の量を増やすことができ、被照射体40に形成される照野の照度を上げることができる。
<<断面積変更インテグレータ>>
断面積変更インテグレータは、入射面と射出面とを有する。入射面には、集光光学系から発せられ、均一化インテグレータであるロッド240を通過した光束が入射する。断面積変更インテグレータは、入射面に入射された光束を、その断面の大きさを変更すると共に射出面に導く。射出面からは、入射面から導かれた光束が射出される。
断面積変更インテグレータには、例えば、後述するように、ロッド250がある。
<ロッド250>
図4は、ロッド250を示す正面図(a)、平面図(b)、左側面図(c)及び右側面図(d)である。ロッド250は、入射面252と、射出面254と、2つの側面256a及び256bと、2つの側面258a及び258bとを有する。
入射面252は、図4(c)に示すように、略長方形状の形状を有する。この入射面252が、上述したロッド240の射出面244に形成された反射手段246の通過部246cと隣り合うように、ロッド250は配置されている(図5参照)。なお、ロッド250の入射面252が、ロッド240の射出面244に形成された反射手段246の通過部246cと密着するように、ロッド250を配置するのが好ましい。
射出面254は、図4(d)に示すように、略長方形状の形状を有する。また、図4(a)及び(b)に示すように、射出面254は、入射面252と略平行になるように形成されている。この射出面254が、被照射体40に形成される照野と共役となるように、ロッド250は配置されている。
図4(c)及び(d)に示すように、入射面252の一の向かい合う辺262a及び262bの長さと、射出面254の一の向かい合う辺264a及び264bの長さとは、略同じになるように、入射面252と射出面254とは形成されている。また、射出面254の一の向かい合う辺264a及び264bと異なる他の向かい合う辺264c及び264dの長さが、入射面252の一の向かい合う辺262a及び262bと異なる他の向かい合う辺262c及び262dの長さよりも長くなるように、入射面252と射出面254とは形成されている。
図4(a)に示すように、2つの側面256aと256bとは、略長方形状の形状を有する。また、図4(b)に示すように、2つの側面256aと256bとは、互いに向かい合ってはいるが平行とならないように形成されている。
図4(b)に示すように、2つの側面258aと258bとは、略台形状の形状を有する。また、図4(c)又は(d)に示すように、2つの側面258aと258bとは、互いに平行となるように形成されている。具体的には、図4(b)に示すように、入射面252から射出面254へ向かうに従って、2つの側面256aと256bとの間隔が次第に広がるように、2つの側面256a及び256bと、2つの側面258a及び258bとが形成されている。
この2つの側面256aと256bとの広がり方は、図4(b)に示すように、光軸T1に対して対称となるようにするのが好ましい。光軸T1に対して対称となるように、2つの側面256aと256bとを形成することによって、光軸T1に対して照度に偏りが生じないように、ロッド250内を通過する光束の照度を均一に保つことができる。さらに、入射面252から射出面254へ向かうに従って、2つの側面256aと256bとの間隔が広がるようにすることで、ロッド250内を通過する光束の断面の形状を、光軸T1に対して垂直な一の方向Xに沿って伸張させることができる。本実施の形態では、この「一の方向」は、図3(c)又は(d)に示す線Xの方向であり、入射面252や射出面254の長手方向である。
上述したように、ロッド250内を光束を通過させることで、光束を伸張させることができる。この伸張の度合いは、入射面252の向かい合う辺262c又は262dの長さと、射出面254の向かい合う辺264c又は264dの長さとの比で定まる。具体的には、辺262cの長さと辺264cの長さとの比、又は辺262dの長さと辺264dの長さとの比によって、伸張率が定まる。例えば、辺262cの長さと辺264cの長さとが、2:3であるときには、伸張率は、3/2倍となる。すなわち、入射面252に入射した光束は、その断面が、X方向(図4(c)又は(d)参照)に3/2倍だけ伸張されて、射出面254から射出される。この伸張率は、ロッド250の入射面252の形状と、被照射体40に形成される照野の形状と、に応じて定めればよい。例えば、被照射体40に形成される照野の形状が、縦と横との比が1:4の矩形であり、ロッド250の入射面252の形状が、縦と横の比が1:2.7である場合には、4/2.7≒3/2と求めることができる。すなわち、辺262cの長さと辺264cの長さとの比、又は辺262dの長さと辺264dの長さとの比を2:3と定めることができる。なお、上述した例では、ロッド250の入射面252の形状と、被照射体40に形成される照野の形状と、から伸張率を定める場合を示したが、伸張率と、被照射体40に形成される照野の形状と、からロッド250の入射面252の形状を定めてもよい。
また、本実施の形態では、入射面252の辺262a及び262bの長さと、射出面254の辺264a及び264bの長さとが、略同じになるようにしたが、これらについても辺の比が異なるようにしてもよい。このようにすることで、被照射体40に形成される照野の形状に適合した光束を射出面254から射出することができる。
上述したように、ロッド250の入射面252が、上述したロッド240の射出面244に形成された反射手段246の通過部246cと隣り合うように、ロッド250は配置されている。ロッド250を、上述したような形状とし、かつ、このように配置することで、入射面252に入射したときの光束の断面よりも一の方向(X方向)に伸張した断面の光束を、射出面254から射出することができる。このように一の方向(X方向)に伸張した断面の光束を、射出面254から射出することができるので、NA(開口数)を大きくすることができ、照度を低下させることなく射出面254から光束を射出することができる。また、一の方向(X方向)に対して垂直な方向については、光束の断面を広げずに射出面254から射出するので、照野の輪郭を明確にして被照射体40を照明することができる。このようにすることで、被照射体40の長尺な形状の領域を、照度を下げることなく、照野の輪郭を明確にして照明することができる。
<<導光手段>>
<レンズ系290>
図1に示すように、上述したロッド250の射出面254から発せられた光束の進行方向には、レンズ系290が配置されている。なお、レンズ系290は、少なくとも1枚以上のレンズからなり、図1では、レンズ系290を代表するものとして、2枚のレンズのみを示した。また、図1では、光束の進行方向を変更するための反射ミラー280も配置されている。このレンズ系290は、ロッド250の射出面254の像を、拡大して被照射体40に投影するためのものである。レンズ系290は、リレーレンズであり、被照射体40の近傍で、光束がテレセントリックになるように光束を変換する。なお、レンズ系290は、被照射体40に形成する照野の大きさや照野までの距離等に応じて適宜変更したり省略したりしてもよい。
<<照明装置10の概要>>
上述したように、ロッド250は、入射面252から射出面254へ向かうに従って、2つの側面256aと256bとの間隔が次第に広がるようにして、射出面254が入射面252よりも大きくなるように形成されている。ロッド250をこのようにすることで、射出面254から射出される光束の断面を、入射面252に入射したときの光束の断面よりも一の方向に伸張した断面にすることができる。具体的には、断面が楕円となるような光束を射出面254から射出することができ、ロッド250の射出面254から発せられた光束の全体の形状が楕円錐又は楕円錐台となるようにして、被照射体40を照明することができる。このため、矩形状の形状の照野や、長尺な形状の照野を被照射体40に適切に形成することができる。さらに、上述した一の方向に対して垂直な方向については、照野の輪郭を明確にできる。
また、このように照野を形成する場合に、入射面252に入射した光束の全てを、射出面254から射出することができるので、一の方向(図4(c)又は(d)のX方向)についてのNA(開口数)を大きくすることができ、照度を低下させることなく、射出面254から光束を射出することができ、被照射体40に照野を形成することができる。
さらに、反射手段246が、上述したロッド240の射出面244に形成されている。反射手段246は、通過部246cと反射部246a及び246bとを有する。通過部246cは、集光光学系によって集光された光束の一部を通過させる。通過部246cを通過した光束は、ロッド250の入射面252に入射する。一方、反射部246a及び246bは、通過部246cを通過できなかった残りの光束を反射させる。反射手段によって反射された光束は、楕円鏡220等の集光光学系を介して発光体210近傍に至り、その後、再び、ロッド240に向かう。このようにすることで、反射手段246の通過部246cを通過する光束を増やすことができるので、発光体210の出力や数を変更することなく、ロッド250に入射させる光束の照度を上げることができ、被照射体40に形成する照野の照度を上げることができる。
<<<第2の実施の形態>>>
図6は、本発明に係る第2の実施の形態の照明装置100の概略を示す図である。なお、図6に示した図では、第1の実施の形態と同様の構成には、同一の符号を付して示した。
第2の実施の形態では、発光体210からなる光源と、楕円鏡220からなる集光光学系と、均一化インテグレータであるロッド240と、断面積変更インテグレータであるロッド250と、レンズ系290と、プリズム310と、λ/4波長板320と、偏光フィルター330とを含む。なお、発光体210からなる光源と、楕円鏡220からなる集光光学系と、均一化インテグレータであるロッド240と、断面積変更インテグレータであるロッド250と、レンズ系290とは、第1の実施の形態と同様の構成であるので説明を省略する。
<プリズム310>
レンズ系290から発せられた光束は、プリズム310に入射される。プリズム310は、光束を反射させて斜め下方に導くためのものである。
<λ/4波長板320>
プリズム310によって導かれた光束は、λ/4波長板320に入射する。λ/4波長板320は、通過する光束の位相をπ/2だけ遅らせた光波を射出する。また、本実施の形態では、λ/4波長板320を用いたが、λ/4波長板320に限らず、所定方向の直線偏光の位相を所望する角度ωだけ遅らせる光学リターダーを用いることができる。
<偏光フィルター330>
偏光フィルター330は、入射した光束のうち、P偏光の光束のみを透過させ、S偏光の光束を反射する。ここで、P偏光とは、光の振動面が入射面と平行な直線偏光をいい、S偏光は、光の振動面が入射面と垂直な直線偏光をいう。P偏光の光束が「第1偏光光束」に対応し、S偏光の光束が「第2偏光光束」に対応する。
偏光フィルター330を透過した光束は、被照射体40に向かって射出され、被照射体40に照射される。
<光束の経路>
発光体210のアーク部分から発せられた光束が、プリズム310に至るまでの経路(P11〜P15)は、第1の実施の形態の照明装置10と同様である。
図6の光路P15に示すように、レンズ系290から発せられた光束は、プリズム310に至り、プリズム310によって反射された光束は、光路P16に示すように、λ/4波長板320と偏光フィルター330とを介して、被照射体40に照射される。
偏光フィルター330は、偏光フィルター330に入射した光束のうち、P偏光の光束のみを透過し、S偏光の光束は反射する。したがって、被照射体40には、P偏光の光束のみが照射される。偏光フィルター330によって反射されたS偏光の光束は、光吸収体340に入射されて、光吸収体340の内部で吸収される。
<<照明装置100の概要>>
この第2の実施の形態の照明装置100でも、ロッド250を用いている。このため、射出面254から射出される光束の断面を、入射面252に入射したときの光束の断面よりも一の方向(図4(c)又は(d)のX方向)に伸張した断面にすることができる。したがって、矩形状の形状の照野や、長尺な形状の照野を被照射体40に適切に形成することができる。さらに、上述した一の方向に対して垂直な方向については、照野の輪郭を明確することができる。
また、このように照野を形成する場合に、入射面252に入射した光束の全てを、射出面254から射出することができるので、一の方向(図4(c)又は(d)のX方向)についてのNA(開口数)を大きくすることができ、照度を低下させることなく、射出面254から光束を射出することができ、被照射体40に照野を形成することができる。
また、反射手段246が、上述したロッド240の射出面244に形成されている。この反射手段246によって、通過部246cを通過できなかった残りの光束を反射させる。反射手段246によって反射された光束は、楕円鏡220等の集光光学系を介して発光体210近傍に至り、その後、再び、ロッド240に向かう。このようにすることで、反射手段246の通過部246cを通過する光束を増やすことができるので、発光体210の出力や数を変更することなく、ロッド250に入射させる光束の照度を上げることができ、被照射体40に形成する照野の照度を上げることができる。
さらに、第2の実施の形態では、集光光学系によって集光された光束を、P偏光の光束と、S偏光の光束とに分離する。S偏光の光束は、偏光フィルター330によって反射される成分の光束である。
第1の実施の形態による照明装置10の概要を示す図である。 ロッド240の例を示す正面図(a)と、このロッド240に形成された反射手段246の例を示す右側面図(b)とである。 第1の実施の形態による照明装置10における光路を示す図である。 ロッド250を示す正面図(a)、平面図(b)、左側面図(c)及び右側面図(d)である。 ロッド240とロッド250との配置を示す斜視図である。 第2の実施の形態による照明装置100の概要を示す図である。
符号の説明
10、100 照明装置
40 被照射体
210 発光体(光源)
220 楕円鏡(集光光学系)
240 ロッド(均一化インテグレータ)
242 入射面
244 射出面
246 反射手段(反射手段)
246a及び246b 通過部
246c 反射部
250 ロッド(断面積変更インテグレータ)
252 入射面
254 射出面
320 λ/4波長板

Claims (7)

  1. 光源から発せられた光束を集光する集光光学系と、
    入射光束の形状に近づけられた断面形状で、入射した光束を内部で反射を繰り返すことで角度成分を混合して照度を均一に近づける均一化インテグレータと、
    前記均一化インテグレータから光束を入射し、入射面及び出射面の断面形状が略長方形で、前記入射面の形状と被照射体に形成される照野の形状に応じた伸張率で断面の大きさが変更され、断面の大きさが変更された前記光束を射出する断面積変更インテグレータと、
    を備え、
    前記均一化インテグレータの出射面には、前記断面積変更インテグレータの入射面の形状に適合する形状で前記光束を通過させる通過部と、前記通過部の形状によって定められた形状で前記光束を反射させる反射部とを有する反射手段が形成される
    ことを特徴とする照明光学系。
  2. 前記断面積変更インテグレータから入射した光束のうち、光の振動面が入射面と平行な直線偏光の第1偏光光束のみを透過させて前記被照射体へ出射され、光の振動面が入射面と垂直な直線偏光の第2偏光光束を反射する偏光分離手段を備える
    ことを特徴とする請求項1に記載の照明光学系。
  3. 前記均一化インテグレータにおいて、前記入射光束の形状が略円形状であり、前記断面形状が略六角形の六角柱形状である
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の照明光学系。
  4. 前記通過部は、前記断面積変更インテグレータの入射面の形状に適合するように定められると共に、前記反射手段の形成を簡便にする扁平な六角形の形状である、
    ことを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の照明光学系。
  5. 前記集光光学系は、第1の焦点と第2の焦点を有する楕円鏡を使用し、前記第1の焦点に位置する前記光源から発せられた光束を前記第2の焦点に集光し、
    前記均一化インテグレータは、前記第2の焦点又は第2の焦点と共役な点に光源像共役面が位置するように配置され、
    前記断面積変更インテグレータは、射出面が前記被照射体に形成される照野と共役となるように配置される、
    ことを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の照明光学系。
  6. 前記断面積変更インテグレータは、
    入射面の辺の長さよりも出射面の辺の長さが長くなるように断面の大きさが変更され、入射面から射出面へ向かうに従い間隔が次第に広がる略台形状の形状で向かい合うように形成された2つの側面と、
    入射面辺の長さと射出面の辺の長さとが略同じになるように形成された2つの側面と、
    を有し、
    内部を通過する光束を、断面の形状が光軸に対して垂直な一の方向に沿って伸張させて出射させる
    ことを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の照明光学系。
  7. 前記略台形状の2つの側面は、光軸に対して対称に形成される
    ことを特徴とする請求項6に記載の照明光学系。
JP2006052646A 2006-02-28 2006-02-28 照明光学系 Active JP4746444B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006052646A JP4746444B2 (ja) 2006-02-28 2006-02-28 照明光学系

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006052646A JP4746444B2 (ja) 2006-02-28 2006-02-28 照明光学系

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2007234757A JP2007234757A (ja) 2007-09-13
JP2007234757A5 JP2007234757A5 (ja) 2009-02-26
JP4746444B2 true JP4746444B2 (ja) 2011-08-10

Family

ID=38555057

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006052646A Active JP4746444B2 (ja) 2006-02-28 2006-02-28 照明光学系

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4746444B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2012137842A1 (ja) * 2011-04-04 2014-07-28 株式会社ニコン 照明装置、露光装置、デバイス製造方法、導光光学素子及び導光光学素子の製造方法
JP6951926B2 (ja) * 2017-06-06 2021-10-20 株式会社オーク製作所 露光装置

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3415571B2 (ja) * 1992-11-05 2003-06-09 株式会社ニコン 走査露光装置、露光方法及び半導体製造方法
US5715040A (en) * 1995-10-12 1998-02-03 Kabushiki Kaisha Toshiba Illumination aperture of low intensity loss
JPH11149058A (ja) * 1997-11-14 1999-06-02 Mejiro Precision:Kk 照射光学系
JP2002062588A (ja) * 2000-08-23 2002-02-28 Minolta Co Ltd 平滑化光学素子および照明光学系
JP4659223B2 (ja) * 2001-01-15 2011-03-30 キヤノン株式会社 照明装置及びこれに用いる投影露光装置並びにデバイスの製造方法
JP2003202523A (ja) * 2001-11-02 2003-07-18 Nec Viewtechnology Ltd 偏光ユニット、該偏光ユニットを用いた偏光照明装置及び該偏光照明装置を用いた投写型表示装置
WO2003050857A1 (fr) * 2001-12-12 2003-06-19 Nikon Corporation Element et systeme optiques d'eclairage reflechissant, et dispositif d'exposition duv a euv
JP2004070095A (ja) * 2002-08-08 2004-03-04 Hitachi Ltd 光導波路、光学ユニット及びそれを用いた映像表示装置
JP2006344726A (ja) * 2005-06-08 2006-12-21 Mejiro Precision:Kk 照明装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007234757A (ja) 2007-09-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI291568B (en) LED lighting device and headlamp system
JP2008288215A (ja) フレネルレンズライト用、特にスポットライトあるいはフラッドライト用光学系
JP2007027122A (ja) 複数の光源からの光を統合するための装置
JP5507190B2 (ja) 照明用レンズおよび照明装置
JP4746444B2 (ja) 照明光学系
JP2006344726A (ja) 照明装置
JP6548028B2 (ja) 光源装置
JP2005149996A (ja) 線状照明装置
JP6939854B2 (ja) 照明装置
KR0150999B1 (ko) 평행광 조명장치
WO2020052398A1 (zh) 一种车灯
JP2000268603A (ja) 照明装置及び照明方法
JPH07243988A (ja) 表面検査装置
KR100188698B1 (ko) 프로젝터용 조명장치
JP2014194913A (ja) 照射装置
JP2017195061A (ja) 照明装置及び車両用前照灯
KR970007502A (ko) 조명장치 및 그 장치를 구비한 투영 노광장치
ATE323896T1 (de) Laserbeleuchtungsvorrichtung zur beleuchtung eines streifen- oder linienförmigen bereichs
JP2018147702A (ja) 照明装置
JP2007234757A5 (ja)
TW586018B (en) Multi-lamp illumination system
TW556051B (en) Dual lamp exposure device
JP2010157625A (ja) 露光装置
JP2007005221A (ja) 照明装置
JP6737605B2 (ja) 照射装置と墨出器と照射方法

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090109

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090109

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110411

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110419

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110513

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140520

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4746444

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250