JP4746064B2 - ジョークラッシャおよびこれを備えた自走式破砕機 - Google Patents
ジョークラッシャおよびこれを備えた自走式破砕機 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4746064B2 JP4746064B2 JP2008056229A JP2008056229A JP4746064B2 JP 4746064 B2 JP4746064 B2 JP 4746064B2 JP 2008056229 A JP2008056229 A JP 2008056229A JP 2008056229 A JP2008056229 A JP 2008056229A JP 4746064 B2 JP4746064 B2 JP 4746064B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- jaw
- tension
- toggle plate
- link
- swing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Crushing And Grinding (AREA)
- Disintegrating Or Milling (AREA)
Description
そして、テンションロッドの端部が排出空間に突出するのを防止するためには、ジョークラッシャの全高を高くしなければならない。しかしながら、例えばこのジョークラッシャを自走式破砕機に搭載する場合などでは、輸送時の高さ制限があるために車高を無制限に高くすることができない。
この際、トグルプレート保持機構の付勢手段がトグルプレート支持部材に取り付けられているので、出口隙間調整機構によってトグルプレート支持部材が移動すると、これに伴ってトグルプレート保持機構の付勢手段も移動する。従って、付勢手段のトグルプレートへの付勢力がほとんど変化せず、出口隙間の大小にかかわらずほぼ一定に保たれるので、出口隙間調整の際にこの付勢力を調整する必要がなく、出口隙間調整作業が簡単になる。
トグルプレートは、通常スイングジョーの全幅にわたって設けられているので、テンションリンク両側の揺動中心をトグルプレートの揺動中心近傍あるいは側面視で同位置に配置するとトグルプレートに干渉する可能性がある。これに対して本発明のジョークラッシャでは、テンションリンクが凹部を有する形状に形成され、かつトグルプレートにおいてテンションリンク両側の揺動中心に対応する位置に切欠部が設けられているので、テンションリンクおよびトグルプレートが干渉せず、テンションリンクの揺動中心がトグルプレートの揺動中心近傍あるいは側面視で同位置に確実かつ容易な構造で配置されるようになる。
この構成のジョークラッシャでも、テンションリンクが配置される位置においてトグルプレートが分割されているので、テンションリンクの揺動中心がトグルプレートと干渉することなくトグルプレートの揺動中心近傍あるいは側面視で同位置に確実に配置されるようになる。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1〜図5は、本実施形態に係る自走式破砕機1を示す正面図、背面図、右側面図、左側面図、および平面図である。なお、本実施形態では説明の便宜上、図3中の右側を前方側、左側を後方側とする。
自走式破砕機1は、ビルの解体現場等に配置されてコンクリート塊やアスファルト塊の破砕に供される場合もあるが、本実施形態では専ら、鉱山や砕石場に配置され、大きな岩石や自然石を所定粒径に粗破砕するために用いられる。このため、全長、全幅、全高の各寸法が大きく、大型の自走式破砕機に属する。
以下に、ジョークラッシャ30の詳細について説明する。
図6において、ジョークラッシャ30は、前述のように背壁プレート32に固定された固定ジョー35と、この固定ジョー35に対して揺動するスイングジョー36とを備えている。スイングジョー36の背面には、スイングジョー36の反力を受ける反力受リンク機構60と、スイングジョー36を反力受リンク機構60側に所定の付勢力で付勢するテンションリンク機構70とを備えている。
トグルプレート61は、図7および図8に示されるように、スイングジョー36背面のほぼ全幅にわたって当接される板状部材で、反力受リンク機構60がアップスラストタイプとなるように、スイングジョー36に対して斜め下方から上方に向けて当接されている。このトグルプレート61の一端は、スイングジョー36背面に設けられた当接部361に当接されている。また、トグルプレート61の他端は、トグルリンク64に設けられた当接部641に当接されている。これにより、トグルプレート61は、スイングジョー36およびトグルリンク64間に挟持されている。ここで、当接部361,641には、半径R(図7中の矢印)の断面略円弧凹状の凹状部362,642が形成されており、トグルプレート61は、凹状部362,642の円弧中心をそれぞれの揺動中心S2として揺動可能となっている。また、トグルプレート61の幅方向中央には、トグルリンク64に近い側に切欠部611が形成されている。
トグルリンク64には、前述の当接部641がそれぞれ取り付けられており、切欠部611両側のトグルプレート61端部がそれぞれ当接されている。
このようなベアロックシリンダ65では、ロッド66あるいはロッド66端部のピストンがシリンダ本体67との間で締まり嵌めとなっており、通常両者がロックされている。ロッド66を通してこの締まり嵌めの部分に油圧を導入すると、シリンダ本体67の周壁が外側に膨出し、これにより両者の抵抗が低減してロックが解除され、ロッド66をシリンダ本体67に対して進退可能となる。従って、ロッド66をシリンダ本体67内部の任意の位置でロックできるようになっている。
ここで、揺動中心S1は、トグルプレート61の揺動中心S2近傍に設けられており、テンションリンク71がトグルプレート61の揺動動作に近似した揺動動作を行う。
以下に、ジョークラッシャ30の動作について説明する。
まず、油圧モータ39の駆動によってプーリ38をVベルトを介して回転させて、メインシャフト37を回転させると、メインシャフト37の偏心部分に軸支されたスイングジョー36が揺動する。この時、スイングジョー36下部側は、アップスラストタイプの反力受リンク機構60によって支持されているので、トグルプレート61がトグルリンク64側の揺動中心S2を中心として揺動することにより、スイングジョー36が固定ジョーに対して近接離間するように揺動する。この揺動運動により、スイングジョー36および固定ジョー35は、これらの間に投入された原材料を破砕して、破砕物を下端間の出口隙間Wから排出コンベア50に排出する。
(1)テンションリンク機構70が、テンションリンク71、テンションレバー72、テンションロッド73およびテンションスプリング74を備えたリンクを構成しているため、テンションレバー72においてテンションリンク71およびテンションロッド73の配置角度を変更でき、高さ方向の配置の自由度を向上させることができる。従って、テンションロッド73を前方に向かって斜め上方に配置でき、従来とは異なりテンションロッド73やテンションスプリング74がスイングジョー36下方の排出コンベア50側に突出せず、破砕物を良好に排出できる。
また、反対にアップスラストタイプの反力受リンク機構60を備えたジョークラッシャ30でも、全高を高くすることなくテンションリンク機構70を配置でき、このジョークラッシャ30を自走式破砕機1に搭載しても車高制限を確実にクリアできる。
例えば、テンションリンク71の揺動中心S1は、トグルプレート61両側の揺動中心S2近傍に配置されていたが、これに限らず例えば図9および図10に示されるように、揺動中心S1がトグルプレート61両側の揺動中心S2に側面視で同位置に配置されていてもよい。図9および図10において、テンションリンク71は長手方向に直線状に形成されてスイングジョー36の幅方向略中央に配置されている。トグルプレート61はテンションリンク71が配置された略中央で二つに分割され、それぞれが当接部361,641に挟持されている。
このような構成によれば、テンションリンク71の揺動中心S1をトグルプレート61の揺動中心S2と側面視で同位置に配置できるので、スイングジョー36の揺動時にテンションリンク71がトグルプレート61の揺動動作と一致する。従ってスイングジョー36の揺動時にはテンションリンク71がテンションレバー72側の揺動中心S1を中心に揺動し、テンションレバー72が全く回動せず、テンションスプリング74の付勢力が全く変動しないので、より一層安定した付勢力を得ることができる。
なお、トグルプレート61の分割数は二つに限られず、テンションリンク機構70が配置される数に応じて複数に分割されればよい。
テンションレバー72は、回動リンクピン69に対して個別に回動自在に支持され、またテンションロッド73はトグルリンク64から突出して設けられた取付部644にテンションスプリング74を介して支持されている。
また、ベアロックシリンダ65は、シリンダ本体67のロッド66から遠い側、つまりボトム側においてクロスメンバ33から上方へ突出した取付部334に回動可能に支持されている。
したがって、上記に開示した形状、材質などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状、材質などの限定の一部もしくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである。
Claims (2)
- ジョークラッシャ(30)において、
固定ジョー(35)と、
この固定ジョー(35)に対して揺動するスイングジョー(36)と、
このスイングジョー(36)に一端が当接されるトグルプレート(61)、およびこのトグルプレート(61)の他端が当接されるトグルプレート支持部材(64)を含んで構成されたアップスラストタイプの反力受機構(60)と、
前記トグルプレート(61)を前記スイングジョー(36)と前記反力受機構(60)との間で保持するトグルプレート保持機構(70)とを備え、
前記反力受機構(60)は、前記トグルプレート支持部材(64)および前記トグルプレート(61)を介して前記スイングジョー(36)を前記固定ジョー(35)に近接離間させる出口隙間調整機構(62)を備え、
前記トグルプレート保持機構(70)は、一端が前記スイングジョー(36)に取り付けられるテンションリンク(71)と、
このテンションリンク(71)の他端を支持するテンションレバー(72)と、
一端が前記テンションレバー(72)に取り付けられるテンションロッド(73)と、
前記テンションロッド(73)を付勢することにより前記スイングジョー(36)および前記トグルプレート支持部材(64)を前記トグルプレート(61)に対して付勢する付勢手段(74)を備え、
この付勢手段(74)は、前記トグルプレート支持部材(64)に取り付けられ、前記出口隙間調整機構(62)によってトグルプレート支持部材(64)が移動すると、これに伴って前記付勢手段(74)も移動する
ことを特徴とするジョークラッシャ(30)。 - 請求項1に記載のジョークラッシャ(30)が搭載されている
ことを特徴とする自走式破砕機(1)。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008056229A JP4746064B2 (ja) | 2008-03-06 | 2008-03-06 | ジョークラッシャおよびこれを備えた自走式破砕機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008056229A JP4746064B2 (ja) | 2008-03-06 | 2008-03-06 | ジョークラッシャおよびこれを備えた自走式破砕機 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002346464A Division JP4109539B2 (ja) | 2002-11-28 | 2002-11-28 | ジョークラッシャおよびこれを備えた自走式破砕機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008132499A JP2008132499A (ja) | 2008-06-12 |
JP4746064B2 true JP4746064B2 (ja) | 2011-08-10 |
Family
ID=39557709
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008056229A Expired - Fee Related JP4746064B2 (ja) | 2008-03-06 | 2008-03-06 | ジョークラッシャおよびこれを備えた自走式破砕機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4746064B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101202286B1 (ko) | 2010-08-03 | 2012-11-16 | 최종혜 | 굴삭기 유압 파쇄 장치 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57110342A (en) * | 1980-12-29 | 1982-07-09 | Tateishi Kensetsu Kogyo Kk | Tooth for jaw crusher |
JPH0545300B2 (ja) * | 1986-11-04 | 1993-07-08 | Go Tetsukosho Kk |
-
2008
- 2008-03-06 JP JP2008056229A patent/JP4746064B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57110342A (en) * | 1980-12-29 | 1982-07-09 | Tateishi Kensetsu Kogyo Kk | Tooth for jaw crusher |
JPH0545300B2 (ja) * | 1986-11-04 | 1993-07-08 | Go Tetsukosho Kk |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2008132499A (ja) | 2008-06-12 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4109539B2 (ja) | ジョークラッシャおよびこれを備えた自走式破砕機 | |
JP4750121B2 (ja) | ジョークラッシャおよび自走式破砕機 | |
JP4879903B2 (ja) | ジョークラッシャおよび自走式破砕機 | |
US6752339B2 (en) | Mobile crushing apparatus | |
JP4119231B2 (ja) | ジョークラッシャ | |
JP4746064B2 (ja) | ジョークラッシャおよびこれを備えた自走式破砕機 | |
JP4098605B2 (ja) | ジョークラッシャ | |
JP4031357B2 (ja) | 自走式破砕機 | |
JP2004174449A (ja) | ジョークラッシャ | |
JP2004174441A (ja) | 破砕装置 | |
JP2005296893A (ja) | 自走式スクリーン | |
JP4109538B2 (ja) | 自走式破砕機 | |
JP4071608B2 (ja) | 自走式破砕機 | |
JP2004176871A (ja) | リンク機構およびこのリンク機構を備えたジョークラッシャ | |
JP2004174457A (ja) | 自走式破砕機 | |
JP2006110420A (ja) | 破砕機 | |
JP2004174454A (ja) | 自走式破砕機 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080306 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20110207 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110215 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110413 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20110510 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20110512 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140520 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4746064 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |