JP4745507B2

JP4745507B2 - Traveling unit

Info

Publication number: JP4745507B2
Application number: JP2001022759A
Authority: JP
Inventors: 正博常深; 秀和奥藤
Original assignee: Nabtesco Corp
Current assignee: Nabtesco Corp
Priority date: 2000-11-16
Filing date: 2001-01-31
Publication date: 2011-08-10
Anticipated expiration: 2021-01-31
Also published as: JP2002213568A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、油圧モータの回転を減速して出力する走行ユニットに関し、特に径方向に小型化されたものに関する。
【０００２】
【従来の技術】
建設機械の中でも、特に油圧ショベルの走行装置に代表されるクローラによって走行する建設機械の駆動装置として、走行ユニットが使用される。この走行ユニットは、本体車両に固定される固定ケーシングの内部に油圧モータを配置し、この出力回転を前記固定ケーシングに同心的に回転自在に嵌めた回転ケーシングに遊星歯車機構を介して伝達し、回転ケーシングの外周に設けたスプロケットによりクローラを駆動するようになっている。この走行ユニットは、クローラ内配置という制限から、その全体にスペース的な制限があり、小型で高出力の形態であることが求められる。
【０００３】
このような走行ユニットとして、特開平６−２４９２９７号公報に開示のものが知られている。図１３に示されるように、この減速装置１０１は、円筒状の固定ケーシング１０２の内部に油圧モータ１０３を配置し、油圧モータ１０３の出力軸１０４の先端に太陽歯車１０５を取り付け、固定ケーシング１０２の外周に軸受１０６を介して回転自在に回転ケーシング１０７を支持し、この回転ケーシング１０７の内周に内歯１０８を形成し、第１太陽歯車１０５の回転を、第１遊星歯車１０９、第１遊星歯車１０９の保持枠１１０に係合する第２太陽歯車１１１、第２遊星歯車１１２、第２遊星歯車１１２の保持枠１１３に係合する第３太陽歯車１１４、固定ケーシング１０２に螺合されるキャリア１１６に回転自在に保持される第３遊星歯車１１５を介して内歯１０８に伝達し、回転ケーシング１０７を減速して回転させるものである。
【０００４】
固定ケーシング１０２のフランジ１１７が図示されない本体部にボルト締めされ、回転ケーシング１０７のフランジ１１８がクローラ用スプロケット１１９にボルト締めされる。
【０００５】
固定ケーシング１０２内に固設された油圧モータ１０３の回転駆動力は、第１太陽歯車１０５と第１遊星歯車１０９の第一段遊星歯車機構、第２太陽歯車１１１と第２遊星歯車１１３の第二段遊星歯車機構、第３太陽歯車１１４と第３遊星歯車１１５の第三段遊星歯車機構を介して減速され、回転ケーシング１０７の回転に伝達される。
【０００６】
回転ケーシング１０７は、固定ケーシング１０２に対して、軸受１０６を介して回転自在に支持されている。この軸受１０６には、円錐ころ軸受が使用されるため、ナット１２１を適正トルクで締め込むことにより、軸受１０６に所定の予圧を付与する構造になっている。軸受１０６に一定の予圧を付与した状態を保持するため、ナット１２１の回り止めを行う必要がある。そこで、図１４及び図１５に示すように、固定ケーシング１０２のキー溝１０２ａに嵌合するキー片１２２ａを有するキープレート１２２とナット１２１とをボルト１２３で止める構造を採用している。ナット１２１の側面には所定間隔で多数のネジ孔１２１ａが設けられているため、適正な締め込み状態となったナット１２１を僅かに回してボルト１２３をねじ込むことができる。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、固定ケーシング１０２にキー溝１０２ａを設け、軸受１０６とキャリア１１６との間にナット１２１以外に、キープレート１２２とボルト１２３の頭が介在する構造であるため、ナット１２１と固定ケーシング１０２の端迄の距離ｔが長くなるという問題点があった。
【０００８】
本発明は、このような従来技術の問題を解決し、固定ケーシングから太陽歯車を保持するトラニオンボスを一体に突設する走行ユニットについて、固定ケーシングと回転ケーシングとの間の軸受を止めるナットの回り止めを適正に行うことにより、軸方向に小型化できる走行ユニットを提供することを課題とするものである。
【０００９】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決する第１の発明の走行ユニットは、内部に油圧モータを配設する固定ケーシングと、前記固定ケーシングの外周にその一端側から挿入された軸受を介して回転自在に支持され、内周側に内歯を有する回転ケーシングと、前記油圧モータから前記一端側に突出する出力軸に取り付けられる太陽歯車と、前記太陽歯車と前記内歯との間に配設され、複数段で減速する遊星歯車機構と、前記固定ケーシングの前記一端側に配置され、前記内歯に噛み合う最終段の遊星歯車を回転自在に支持するトラニオンボスと、前記トラニオンボスの先端が挿入され、前記固定ケーシングに取り付けられるホルダとを備え、前記軸受を前記固定ケーシングの外周に螺合されるナットによって軸方向に位置決めし、このナットの回転止めをおこなうキープレートが設けられた走行ユニットにおいて、前記キープレートは、前記トラニオンボスが突設された固定ケーシングの端面に相当する位置に固定されることを特徴とするものである。
【００１０】
この第１の発明の構成によると、最終段の遊星歯車とキープレートとが軸方向で部分的に重なるように配置できるから、この重なる部分だけ走行ユニットを軸方向に短くできる。
【００１１】
第２の発明の走行ユニットは、第１の発明において、前記固定ケーシングから突出される支柱と、前記ホルダから突出される支柱とが突き合わせ状になって固定され、前記キープレートは、固定ケーシング側の前記支柱に設けられた切り欠き部に部分的に入り込んだ状態で前記端面に固定されるものである。この第２の発明の構成によると、トラニオンボスの先端を保持するホルダと固定ケーシングの間の支柱に切り欠き部を設けて、キープレートを配置するため、遊星歯車と干渉しないようにキープレートを配置することができる。
【００１２】
第３の発明の走行ユニットは、第１又は第２の発明において、前記トラニオンボスは前記固定ケーシングの外周に沿って設けられているものである。この第３の発明の構成によると、固定ケーシングの外周をトラニオンボスの外接円に沿うように小径化することができるため、軸方向の短縮化のみならず、径方向の短縮化も可能になる。
【００１３】
第４の発明の走行ユニットは、内部に油圧モータを配設する固定ケーシングと、前記固定ケーシングの外周にその一端側から挿入された軸受を介して回転自在に支持され、内周側に内歯を有する回転ケーシングと、前記油圧モータから前記一端側に突出する出力軸に取り付けられる太陽歯車と、前記太陽歯車と前記内歯との間に配設され、複数段で減速する遊星歯車機構と、前記固定ケーシングの前記一端側に配置され、前記内歯に噛み合う最終段の遊星歯車を回転自在に支持するトラニオンボスと、前記トラニオンボスの先端が挿入され、前記固定ケーシングに取り付けられるホルダとを備え、前記軸受を前記固定ケーシングの外周に螺合されるナットによって軸方向に位置決めする走行ユニットにおいて、前記ナットと前記ホルダとの間に、前記ナットの回転止めを行うピンが設けられたことを特徴とするものである。
【００１４】
この第４の発明の構成によると、キープレートを使用せず、ナットとホルダをピンで連結するため、固定ケーシングを軸方向の延ばすことなく、ナットの回り止めができる。
【００１５】
第５の発明の走行ユニットは、第４の発明において、前記固定ケーシングから突出される支柱と、前記ホルダから突出される支柱とが突き合わせ状になって固定され、前記ホルダから固定ケーシング側の前記支柱の外周に沿って突出する突出部が設けられ、この突出部と前記ナットとの間に前記ピンが配設されている。この第５の発明の構成によると、ホルダを固定ケーシングに向かって支柱先端面同志が当たる様に挿入すると同時に、ピンを介してのナットの回り止めが行われる。
【００１６】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の第１実施の形態を図面に従って説明する。図１は、本発明の第１実施形態の油圧駆動減速装置の断面図である。
【００１７】
図１において、減速装置１は、固定ケーシング１１内に油圧モータ３を内蔵し、回転ケーシング１２に対して固定ケーシング１１を回転自在に嵌め、回転ケーシング１２に二段遊星歯車式の減速機構２を内蔵して構成される。
【００１８】
回転ケーシング１２は、固定ケーシング１１の外側に軸受１３で回転自在で且つ軸方向に移動しないように取り付けてあり、この回転ケーシング１２と前記油圧モータ３とが軸心方向で部分的に重なっており、回転ケーシング１２と油圧モータ３とを組み上げた軸心方向のほぼ中央に図示されないスプロケットを取り付けるフランジ１４が設けてある。軸受１３及びフローティングシール３２は、固定ケーシング１１の油圧モータ３と反対側の一端側から嵌められる。そのため、特に減速機構２の側の外周の径を小さくしないと、軸受１３及びフローティングシール３２の外径が大きくなる。
【００１９】
固定ケーシング１１の前記一端側であって回転ケーシング１２の内部には、できるだけ少ない歯車で大きな減速比を得る様にしてある二段遊星歯車式の減速機機構２が収められている。回転ケーシング１２の内周には内歯１５が形成され、油圧モータ３の出力軸１６の先端に第１太陽歯車１７がスプライン１８を介して嵌入されている。第１太陽歯車１７と内歯１５の間に、キャリア１９に回転自在に支持された３個の第１遊星歯車２０が噛み合っている。第１遊星歯車２０の第１太陽歯車１７回りの公転を伝えるキャリア１９の内周と第２太陽歯車２２の外周とがスプライン２１で係合している。一個の第１太陽歯車１７、三個の第１遊星歯車２０、内歯１５および出力軸としても機能するキャリア１９が第１段目の遊星歯車機構を構成する。
【００２０】
固定ケーシング１１の一端側から三本のトラニオンボス２５が一体に突設されている。このトラニオンボス２５に、第２太陽歯車２２と内歯１５に噛み合う三個の第２遊星歯車２６が回転自在に支持されている。トラニオンボス２５の先端に嵌合する孔３７を有するホルダ２４が設けられ、このホルダ２４からの支柱２７と固定ケーシング１１側からの支柱２８とが合わせ面２９で当接し、ボルト３０及び位置決め用のピン３１により支柱２７、２８同志が固定されている。第２太陽歯車２２と三個の第２遊星歯車２６と出力軸として機能する内歯１５が第２段目の遊星歯車機構を構成する。
【００２１】
以上の構成であるから、この減速機構２は、油圧モータ３の駆動によって第１太陽歯車１７が回転されると、この第１太陽歯車１７と内歯１５の両方に噛み合う第１遊星歯車２０がキャリア１９と共に第１太陽歯車１７の間回りを公転により減速回転し、その回転が第２太陽歯車２２に伝達され、更に第２遊星歯車２６を経て、内歯１５を有する回転ケーシング１２が減速回転するので、フランジ１４に取り付けられる図示されないスプロケットが回転駆動される。
【００２２】
最終段即ち二段目の遊星歯車機構の第２遊星歯車２６の支持構造を図２乃至図５により説明する。図２は固定ケーシング１１の一端側の正面図であり、図３は図２の３−３線断面図である。固定ケーシング１１の一端側に、円周上１２０°の等間隔で三本のトラニオンボス２５が突設されている。トラニオンボス２５の根元部にはアール部３４が形成されている。ただし、三本のトラニオンボス２５の外接円３５の径は、軸受１３（図１参照）が挿入される固定ケーシング１１の外周３６の径に略等しくなっている。そのため、アール部３４のうち、外接円３５と干渉する部分のアール部は存在しない。
【００２３】
トラニオンボス２５の間であって、固定ケーシング１１の一端側に、三個の略三角形状の支柱２８が固定ケーシング１１から一体となって突設されている。この支柱２８の高さＨは、トラニオンボス２５に支持される第２遊星歯車２５（図１参照）の幅方向の中央付近となっている。
【００２４】
図４はホルダ２４の正面図であり、図５は図４の５−５線断面図である。ホルダ２４は、円板状であって、固定ケーシング１１の一端側に向かって三個の略三角形状の支柱２７が一体に突設されている。支柱２７の間に、トラニオンボス２５（図３参照）の先端が嵌まる三個の孔３７が設けられている。
【００２５】
図３のトラニオンボス２５に第２遊星歯車２６（図１参照）がニードル軸受等を介して自転自在に支持され、図５のホルダ２４の孔３７にトラニオンボス２５の先端が嵌入される。この状態では、支柱２７、２８の間の孔３８にピン３１（図１参照）が嵌められており、更に支柱２７のボルト孔３９と支柱２８のネジ孔４０にボルト３０（図１参照）がねじ込まれ、支柱２７、２８は合わせ面２９で当接した状態で固定される。ボルト３０及びピン３１が支柱２７、２８の締結手段を構成する。
【００２６】
トラニオンボス２５の最外周部分は固定ケーシング１１の外周３６と殆ど接しており、トラニオンボス２５の根元部にアール部３４が形成されている。このようなトラニオンボス２５の突出構造により、その根元部の応力集中が少なくなるとともに、軸受１３（図１参照）が挿入される固定ケーシング１１の外周３６の径を小さくすることができる。また、固定ケーシング１１から一体に突設された支柱２８と、ホルダ２４から一体に突設された支柱２７とが合わせ面２９で当接し、支柱２７、２８同志がピン３１を介してボルト３０で強固に固定される。そのため、トラニオンボス２５の先端がホルダ２４の孔３７に嵌まり、両端支持の状態になる。
【００２７】
図１に示されるように、支柱２７、２８の適切な構成により、トラニオンボス２５の根元部の曲げ応力を低減し、トラニオンボス２５の小径化が可能になる。また、トラニオンボス２５の最外周部と固定ケーシング１１の外周３６とを略同じ径とすることにより、固定ケーシング１１の一端側から挿入される軸受１３及びフローティングシール３２の外径を抑え、回転ケーシング１２の外径を小さくして、減速装置１の径方向の最小化が可能になる。
【００２８】
図１において、固定ケーシング１１に対して回転ケーシング１２を回転自在に支持する軸受１３には、円錐ころ軸受が使用されている。この軸受１３は、固定ケーシング１１の端面４１から軸受１３に向かって形成されたネジ部１１ｂに螺合されるナット６１によって、適正な締め込み力を保ったまま保持される。
【００２９】
このナット６１の回り止め構造を図６及び図７により説明する。図６は、ナット６１がネジ込まれ、キープレート６２が取り付けられた固定ケーシング１１の正面図であり、図７は、図６の７−７線断面図である。
【００３０】
図６に示すように、ナット６１の側面には所定間隔でピン孔６１ａが多数設けられている。図６及び図７に示すように、固定ケーシング１１の支柱２８の外周に、円弧状に切り欠かれ、端面４１から側方に延在する切り欠き部６５が形成されている。キープレート６２は、その側面が切り欠き部６５の側面６５ａに当接し、２本のボルト６４により側面６５ａに固定されている。２本のボルト６４は、中心線１１ｃに対して左右の振り分け距離を変えて設けられている。また、キープレート６２には、ナット６１のピン孔６１ａに対応する２個のピン孔６２ａが、中心線１１ｃの左右振り分け距離を同じにして設けられている。ナット６１を僅かに回転させ、２個のピン孔６２ａのいずれか一方と、ナット６１のピン孔６１ａとを合わせることが可能になっている。
【００３１】
図７に示すように、一致するピン孔６１ａ，６２ａには、ピン６３が嵌入されているため、ナット６１は、キープレート６２により回り止めされる。
【００３２】
固定ケーシング１１の側の一つの支柱２８の外周側面の中央付近に円弧状の切り欠き部６５が設けられている。支柱２８の外周側面の端部を除いた部分での応力分布が少ないため、切り欠き部６５の存在は支柱２８の応力緩和の役割を損なわない。また、キープレート６２が固定ケーシング１１の一端側の端面４１の外側に位置しているため、キープレート６２によって固定ケーシング１１は軸方向に長くなることがない。
【００３３】
図１において、油圧モータ３は、固定ケーシング１１の内部にその一端側に底部５０を有し、他端側が蓋体５１で閉鎖された内孔５２を備えている。この内孔５２の軸心に沿って出力軸１６が配置してあり、この出力軸１６はその一端を蓋体５１に設けた軸受５３で回転自在に保持すると共に、他端側の途中を底部５０に設けた軸受５４で回転自在に保持する構成である。この出力軸１６には、複数のピストン５５を摺動自在に挿入したシリンダブロック５６が回転不能で摺動自在にスプライン結合されている。底部５０の側には、鋼球５７で揺動可能に支持された斜板５８が設けてあり、この斜板５８の一端には、斜板５８を傾転させるシリンダ５９が設けてある。この斜板５８には、ピストン５５の先端が摺動自在に当接しており、シリンダブロック５６に圧油が供給されるとピストン５５が押し出されその反力で出力軸１６が回転する。シリンダブロック５６への圧油の給排は、蓋体５１に設けた図示されないカウタバランス弁を介して給排される。
【００３４】
なお、本実施形態は以下のように変更して実施することができる。
（１）減速機構２は、二段の遊星歯車機構であったが、三段の遊星歯車機構であっても、最終段の遊星歯車に対して本実施形態の保持構造を採用することができる。
（２）また、遊星歯車機構の太陽歯車回りを公転する遊星歯車の数は３個に限らず４個であっても、トラニオンボス及び支柱の数を４個にして、本実施形態の保持構造を採用することができる。
（３）トラニオンボスと支柱とを固定ケーシングに一体に形成したが、トラニオンボスまたは支柱を別体に形成してもよい。
（４）支柱を別体に形成した場合には、ホルダーと支柱とを一体に形成してもよい。
【００３５】
つぎに、本発明の第２実施の形態を図面に従って説明する。図８は、本発明の第２実施形態の油圧駆動減速装置の断面図である。
【００３６】
図８において、図１と異なる点は、ホルダ２４の支柱２７の端面の外周側に、固定ケーシング１１の支柱２８の外周に沿って突出する突出部７７が設けられ、この突出部７７と軸受１３を押圧するナット６１との間に回り止め用のピン７８が配設された点である。
【００３７】
なお、トラニオンボス７５は、本体７５ａの両側に軸７５ｂを有する単品となっている。固定ケーシング１１の底部５０に孔７６が設けられ、ホルダ２４に孔３７が設けられている。トラニオンボス７５の一方の軸７５ｂが孔７６に嵌入され、トラニオンボス７５の他方の軸７５ｂが孔３７に嵌入されることにより、トラニオンボス７５が両端支持されている。その他の構造は、図１で説明したものと同様であり、その詳細説明を省略する。
【００３８】
図９及び図１０に示す様に、ホルダ２４から突出される突出部７７は、ホルダ２４の支柱２７の外周側に一体的に突出されている。突出部７７の軸方向にピン７８を嵌める孔７７ａが設けられている。また、孔７７ａにピン７８の抜け止め用のスプリングピン７８ａが嵌められている。図１１に示す様に、ナット６１の側面にはピン７８を嵌めるピン孔６１ａが図６の場合より密に設けられている。
【００３９】
図１２に示す様に、ナット６１を固定ケーシング１１のネジ部１１ｂにねじ込み、軸受１３を所定位置まで押圧する。このとき、図１１の如く、ピン孔６１ａが真上に位置する様にしてナット６１の回転を止める。次に、ホルダ２４を位置決めピン３１を基準にして押し込む。このとき、ピン７８を孔７７ａ，６１ａのいずれかに予め嵌めておくと、ピン７８は、図示の状態に嵌められ、ナット６１の回り止めがなされる。
【００４０】
固定ケーシング１１側の支柱２８に切り欠きが設けられることがないため、支柱２８の強度が保たれる。また、図１のキープレート６２を用いないため、部品点数が少なくなるとともに、固定ケーシング１１は軸方向に長くなることがない。
【００４１】
【発明の効果】
以上、説明したように、本発明の走行ユニットは、外径寸法を大きくすることなく、軸方向の寸法を短くかくして、全体を小型軽量化できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の第１実施形態の油圧駆動減速装置の断面図である。
【図２】固定ケーシングの一端側の正面図である。
【図３】図２の３−３線断面図である。
【図４】ホルダの正面図である。
【図５】図４の５−５線断面図である。
【図６】ナットがネジ込まれ、キープレートが取り付けられた固定ケーシングの正面図である。
【図７】図６の７−７線断面図である。
【図８】本発明の第２実施形態の油圧駆動減速装置の断面図である。
【図９】ホルダの正面図である。
【図１０】図９の１０−１０線断面図である。
【図１１】固定ケーシングの一端側の正面図である。
【図１２】図１１の１２−１２線断面図である。
【図１３】従来例の走行ユニットの断面図である。
【図１４】図１５の１４−１４線断面図である。
【図１５】図１３のキープレートの側面の拡大図である。
【符号の説明】
１走行ユニット
２減速機構
３油圧モータ
１１固定ケーシング
１１ａ端面
１２回転ケーシング
１３軸受
１５内歯
１６出力軸
１７第１太陽歯車
２０第１遊星歯車
２２第２太陽歯車
２４ホルダ
２５トラニオンボス
２６第２遊星歯車
２７支柱
２８支柱
６１ナット
６２キープレート
６３ピン
６４ボルト
６５切り欠き部
７７突出部
７８ピン[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a traveling unit that decelerates and outputs a rotation of a hydraulic motor, and particularly relates to a traveling unit that is reduced in the radial direction.
[0002]
[Prior art]
Among construction machines, a traveling unit is particularly used as a driving device for a construction machine that travels by a crawler represented by a traveling device of a hydraulic excavator. This traveling unit has a hydraulic motor arranged in a fixed casing fixed to the main body vehicle, and this output rotation is transmitted via a planetary gear mechanism to a rotating casing concentrically fitted to the fixed casing. The crawler is driven by a sprocket provided on the outer periphery of the rotating casing. This traveling unit has a space limitation in its entirety due to the restriction of the arrangement in the crawler, and is required to be small and have a high output form.
[0003]
As such a traveling unit, one disclosed in JP-A-6-249297 is known. As shown in FIG. 13, the reduction gear 101 has a hydraulic motor 103 disposed inside a cylindrical fixed casing 102, a sun gear 105 is attached to the tip of the output shaft 104 of the hydraulic motor 103, and the fixed casing 102 A rotating casing 107 is rotatably supported on the outer periphery via a bearing 106, an inner tooth 108 is formed on the inner periphery of the rotating casing 107, and the first planetary gear 109 and the first planetary gear 105 are rotated. A second sun gear 111 that engages with the holding frame 110 of the gear 109, a second planetary gear 112, a third sun gear 114 that engages with the holding frame 113 of the second planetary gear 112, and a carrier that is screwed into the fixed casing 102. It is transmitted to the internal teeth 108 via a third planetary gear 115 that is rotatably held by 116, and the rotary casing 107 is rotated at a reduced speed.
[0004]
The flange 117 of the fixed casing 102 is bolted to the main body (not shown), and the flange 118 of the rotating casing 107 is bolted to the crawler sprocket 119.
[0005]
The rotational driving force of the hydraulic motor 103 fixed in the fixed casing 102 is the first stage planetary gear mechanism of the first sun gear 105 and the first planetary gear 109, and the second sun gear 111 and the second planetary gear 113. The speed is reduced through the second stage planetary gear mechanism, the third stage planetary gear mechanism of the third sun gear 114 and the third planetary gear 115, and transmitted to the rotation of the rotary casing 107.
[0006]
The rotating casing 107 is rotatably supported with respect to the fixed casing 102 via a bearing 106. Since a tapered roller bearing is used as the bearing 106, a predetermined preload is applied to the bearing 106 by tightening the nut 121 with an appropriate torque. In order to maintain a state in which a certain preload is applied to the bearing 106, it is necessary to prevent the nut 121 from rotating. Therefore, as shown in FIGS. 14 and 15, a structure is adopted in which a key plate 122 having a key piece 122 a fitted in the key groove 102 a of the fixed casing 102 and a nut 121 are fastened by a bolt 123. Since a large number of screw holes 121a are provided at predetermined intervals on the side surface of the nut 121, the bolt 123 can be screwed by slightly turning the nut 121 in an appropriate tightened state.
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
However, since the key casing 102a is provided in the fixed casing 102 and the head of the key plate 122 and the bolt 123 is interposed between the bearing 106 and the carrier 116 in addition to the nut 121, the end of the nut 121 and the fixed casing 102 is provided. There has been a problem that the distance t is increased.
[0008]
The present invention solves such a problem of the prior art, and in a traveling unit in which a trunnion boss that holds a sun gear from a fixed casing is integrally projected, a nut around a nut that stops a bearing between the fixed casing and the rotating casing is provided. It is an object of the present invention to provide a traveling unit that can be reduced in size in the axial direction by appropriately stopping.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
A traveling unit according to a first aspect of the present invention for solving the above problems is rotatably supported via a fixed casing in which a hydraulic motor is disposed, and a bearing inserted from one end of the fixed casing on the outer periphery thereof. A rotating casing having internal teeth on the peripheral side, a sun gear attached to an output shaft protruding from the hydraulic motor to the one end side, and disposed between the sun gear and the internal teeth and decelerating in multiple stages. A planetary gear mechanism, a trunnion boss disposed on the one end side of the fixed casing and rotatably supporting the final stage planetary gear meshing with the internal teeth, and a tip end of the trunnion boss are inserted and attached to the fixed casing A holder for positioning the bearing in the axial direction by a nut screwed onto the outer periphery of the fixed casing, and for preventing rotation of the nut. The traveling unit plate is provided, wherein the key plate is characterized in that fixed to a position where the Toranionbosu corresponds to the end surface of the stationary casing which project.
[0010]
According to the configuration of the first aspect of the invention , since the final stage planetary gear and the key plate can be arranged so as to partially overlap in the axial direction, the traveling unit can be shortened in the axial direction only by the overlapping portion.
[0011]
The traveling unit of the second invention is the traveling unit according to the first invention , wherein the support column protruding from the fixed casing and the support column protruding from the holder are fixed in a butted manner, and the key plate is fixed to the fixed casing side. And fixed to the end face in a state of partially entering a notch provided in the support column. According to the configuration of the second aspect of the present invention , the key plate is disposed so as not to interfere with the planetary gear because the key plate is disposed by providing the notch in the column between the holder that holds the tip of the trunnion boss and the fixed casing. Can be arranged.
[0012]
Propulsion unit of the third invention, in the first or second invention, the Toranionbosu are those provided along the outer periphery of the fixed casing. According to the third aspect of the invention , the outer diameter of the fixed casing can be reduced along the circumscribed circle of the trunnion boss, so that not only the axial direction but also the radial direction can be shortened. .
[0013]
A traveling unit according to a fourth aspect of the present invention is rotatably supported via a fixed casing in which a hydraulic motor is disposed, and a bearing inserted from one end of the fixed casing on the outer periphery thereof, and an inner tooth on the inner peripheral side. A rotating gear casing, a sun gear attached to an output shaft protruding from the hydraulic motor to the one end side, a planetary gear mechanism disposed between the sun gear and the internal teeth, and decelerated in multiple stages, A trunnion boss disposed on the one end side of the fixed casing and rotatably supporting the last stage planetary gear meshing with the internal teeth; and a holder into which a tip of the trunnion boss is inserted and attached to the fixed casing. A traveling unit for positioning the bearing in an axial direction by a nut screwed onto an outer periphery of the fixed casing, and between the nut and the holder. , It is characterized in that the pin for rotating locking of the nut is provided.
[0014]
According to the configuration of the fourth aspect of the invention , since the nut and the holder are connected by the pin without using the key plate, the rotation of the nut can be prevented without extending the fixed casing in the axial direction.
[0015]
According to a fifth aspect of the present invention, there is provided the traveling unit according to the fourth aspect , wherein the support column protruding from the fixed casing and the support column protruding from the holder are fixed in abutting manner, and the holder on the fixed casing side is fixed. A protrusion that protrudes along the outer periphery of the column is provided, and the pin is disposed between the protrusion and the nut. According to the configuration of the fifth aspect of the invention , the holder is inserted toward the fixed casing so that the front end surfaces of the support columns come into contact with each other, and at the same time, the nut is prevented from rotating through the pin.
[0016]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, a first embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings. FIG. 1 is a cross-sectional view of a hydraulic drive speed reduction device according to a first embodiment of the present invention.
[0017]
In FIG. 1, a reduction gear 1 includes a hydraulic motor 3 built in a fixed casing 11, the fixed casing 11 is rotatably fitted to a rotating casing 12, and a two-stage planetary gear type speed reducing mechanism 2 is attached to the rotating casing 12. Built-in.
[0018]
The rotary casing 12 is attached to the outside of the fixed casing 11 so as to be rotatable by a bearing 13 and not to move in the axial direction. The rotary casing 12 and the hydraulic motor 3 partially overlap in the axial direction. A flange 14 for attaching a sprocket (not shown) is provided at substantially the center in the axial direction where the rotary casing 12 and the hydraulic motor 3 are assembled. The bearing 13 and the floating seal 32 are fitted from one end side of the fixed casing 11 opposite to the hydraulic motor 3. Therefore, unless the diameter of the outer periphery on the speed reduction mechanism 2 side is reduced, the outer diameters of the bearing 13 and the floating seal 32 are increased.
[0019]
On the one end side of the fixed casing 11 and inside the rotary casing 12 is housed a two-stage planetary gear type speed reducer mechanism 2 configured to obtain a large reduction ratio with as few gears as possible. Inner teeth 15 are formed on the inner periphery of the rotary casing 12, and a first sun gear 17 is fitted to the tip of the output shaft 16 of the hydraulic motor 3 via a spline 18. Three first planetary gears 20 rotatably supported by the carrier 19 are meshed between the first sun gear 17 and the internal teeth 15. The inner periphery of the carrier 19 that transmits the revolution of the first planetary gear 20 around the first sun gear 17 and the outer periphery of the second sun gear 22 are engaged by a spline 21. One first sun gear 17, three first planetary gears 20, internal teeth 15 and a carrier 19 that also functions as an output shaft constitute a first stage planetary gear mechanism.
[0020]
Three trunnion bosses 25 are integrally projected from one end side of the fixed casing 11. On the trunnion boss 25, three second planetary gears 26 meshing with the second sun gear 22 and the internal teeth 15 are rotatably supported. A holder 24 having a hole 37 to be fitted to the tip of the trunnion boss 25 is provided, and a column 27 from the holder 24 and a column 28 from the fixed casing 11 come into contact with each other at a mating surface 29, and the bolt 30 and positioning are provided. The columns 27 and 28 are fixed to each other by the pin 31. The second sun gear 22, the three second planetary gears 26, and the internal teeth 15 functioning as an output shaft constitute a second stage planetary gear mechanism.
[0021]
With this configuration, when the first sun gear 17 is rotated by driving the hydraulic motor 3, the speed reduction mechanism 2 includes the first planetary gear 20 that meshes with both the first sun gear 17 and the internal teeth 15. The rotation around the first sun gear 17 together with the carrier 19 is reduced and revolved, and the rotation is transmitted to the second sun gear 22, and further through the second planetary gear 26, the rotary casing 12 having the internal teeth 15 is reduced and rotated. Therefore, a sprocket (not shown) attached to the flange 14 is rotationally driven.
[0022]
The support structure of the second planetary gear 26 of the final stage, that is, the second stage planetary gear mechanism will be described with reference to FIGS. 2 is a front view of one end side of the fixed casing 11, and FIG. 3 is a sectional view taken along line 3-3 of FIG. Three trunnion bosses 25 project from one end of the fixed casing 11 at equal intervals of 120 ° on the circumference. A rounded portion 34 is formed at the root of the trunnion boss 25. However, the diameter of the circumscribed circle 35 of the three trunnion bosses 25 is substantially equal to the diameter of the outer periphery 36 of the fixed casing 11 into which the bearing 13 (see FIG. 1) is inserted. Therefore, there is no round portion of the round portion 34 that interferes with the circumscribed circle 35.
[0023]
Between the trunnion bosses 25 and on one end side of the fixed casing 11, three substantially triangular pillars 28 are integrally projected from the fixed casing 11. The height H of the column 28 is near the center in the width direction of the second planetary gear 25 (see FIG. 1) supported by the trunnion boss 25.
[0024]
4 is a front view of the holder 24, and FIG. 5 is a sectional view taken along line 5-5 of FIG. The holder 24 has a disk shape, and three substantially triangular pillars 27 project integrally from one end side of the fixed casing 11. Between the support columns 27, three holes 37 into which the ends of the trunnion bosses 25 (see FIG. 3) are fitted are provided.
[0025]
A second planetary gear 26 (see FIG. 1) is rotatably supported on the trunnion boss 25 of FIG. 3 via a needle bearing or the like, and the tip of the trunnion boss 25 is fitted into the hole 37 of the holder 24 of FIG. In this state, the pin 31 (see FIG. 1) is fitted into the hole 38 between the columns 27 and 28, and the bolt 30 (see FIG. 1) is inserted into the bolt hole 39 of the column 27 and the screw hole 40 of the column 28. It is screwed in and the columns 27 and 28 are fixed in contact with the mating surface 29. The bolt 30 and the pin 31 constitute fastening means for the columns 27 and 28.
[0026]
The outermost peripheral portion of the trunnion boss 25 is almost in contact with the outer periphery 36 of the fixed casing 11, and a rounded portion 34 is formed at the root portion of the trunnion boss 25. Such a protruding structure of the trunnion boss 25 reduces the concentration of stress at the base portion and reduces the diameter of the outer periphery 36 of the fixed casing 11 into which the bearing 13 (see FIG. 1) is inserted. Further, the support column 28 protruding integrally from the fixed casing 11 and the support column 27 protruding integrally from the holder 24 abut on the mating surface 29, and the columns 27 and 28 are connected to each other by the bolt 30 via the pin 31. It is firmly fixed. Therefore, the tip end of the trunnion boss 25 is fitted into the hole 37 of the holder 24, and both ends are supported.
[0027]
As shown in FIG. 1, with the appropriate configuration of the support columns 27 and 28, the bending stress at the root portion of the trunnion boss 25 is reduced, and the trunnion boss 25 can be reduced in diameter. Further, by setting the outermost peripheral portion of the trunnion boss 25 and the outer periphery 36 of the fixed casing 11 to have substantially the same diameter, the outer diameters of the bearing 13 and the floating seal 32 inserted from one end side of the fixed casing 11 are suppressed, and the rotary casing. The outer diameter of 12 can be reduced to minimize the reduction gear 1 in the radial direction.
[0028]
In FIG. 1, a tapered roller bearing is used as a bearing 13 that rotatably supports a rotating casing 12 with respect to a fixed casing 11. The bearing 13 is held while maintaining an appropriate tightening force by a nut 61 screwed into a threaded portion 11 b formed from the end surface 41 of the fixed casing 11 toward the bearing 13.
[0029]
The structure for preventing the rotation of the nut 61 will be described with reference to FIGS. 6 is a front view of the fixed casing 11 to which the nut 61 is screwed and the key plate 62 is attached, and FIG. 7 is a sectional view taken along line 7-7 of FIG.
[0030]
As shown in FIG. 6, a number of pin holes 61 a are provided on the side surface of the nut 61 at predetermined intervals. As shown in FIGS. 6 and 7, a cutout portion 65 that is cut out in an arc shape and extends laterally from the end surface 41 is formed on the outer periphery of the support column 28 of the fixed casing 11. The side surface of the key plate 62 abuts on the side surface 65 a of the notch 65 and is fixed to the side surface 65 a by two bolts 64. The two bolts 64 are provided by changing the left and right sorting distance with respect to the center line 11c. Further, the key plate 62 is provided with two pin holes 62a corresponding to the pin holes 61a of the nut 61 with the same left / right sorting distance of the center line 11c. The nut 61 is slightly rotated so that one of the two pin holes 62 a can be aligned with the pin hole 61 a of the nut 61.
[0031]
As shown in FIG. 7, since the pin 63 is fitted in the matching pin holes 61 a and 62 a, the nut 61 is prevented from rotating by the key plate 62.
[0032]
An arc-shaped notch 65 is provided near the center of the outer peripheral side surface of one support column 28 on the fixed casing 11 side. Since the stress distribution in the portion excluding the end portion on the outer peripheral side surface of the support 28 is small, the presence of the notch 65 does not impair the role of stress relaxation of the support 28. Further, since the key plate 62 is located outside the end face 41 on the one end side of the fixed casing 11, the key casing 62 does not lengthen the fixed casing 11 in the axial direction.
[0033]
In FIG. 1, the hydraulic motor 3 includes an inner hole 52 that has a bottom 50 on one end side inside the fixed casing 11 and is closed with a lid 51 on the other end side. An output shaft 16 is disposed along the axial center of the inner hole 52. The output shaft 16 is rotatably supported at one end by a bearing 53 provided on the lid 51, and the middle of the other end side is a bottom portion. 50 is configured to be rotatably held by a bearing 54 provided at 50. A cylinder block 56 into which a plurality of pistons 55 are slidably inserted is spline-coupled to the output shaft 16 so as not to rotate. A swash plate 58 that is swingably supported by a steel ball 57 is provided on the bottom 50 side, and a cylinder 59 that tilts the swash plate 58 is provided at one end of the swash plate 58. The tip of the piston 55 is slidably in contact with the swash plate 58. When pressure oil is supplied to the cylinder block 56, the piston 55 is pushed out and the output shaft 16 is rotated by the reaction force. Supply and discharge of pressure oil to and from the cylinder block 56 is supplied and discharged via a counterbalance valve (not shown) provided on the lid 51.
[0034]
In addition, this embodiment can be implemented by changing as follows.
(1) Although the speed reduction mechanism 2 is a two-stage planetary gear mechanism, even if it is a three-stage planetary gear mechanism, the holding structure of the present embodiment can be adopted for the last-stage planetary gear. .
(2) Further, the number of planetary gears revolving around the sun gear of the planetary gear mechanism is not limited to three, and even if the number is four, the number of trunnion bosses and supports is four, and the holding structure of this embodiment Can be adopted.
(3) Although the trunnion boss and the support column are integrally formed on the fixed casing, the trunnion boss or the support column may be formed separately.
(4) When the support column is formed separately, the holder and the support column may be formed integrally.
[0035]
Next, a second embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings. FIG. 8 is a cross-sectional view of a hydraulic drive speed reduction device according to a second embodiment of the present invention.
[0036]
8 differs from FIG. 1 in that a protrusion 77 protruding along the outer periphery of the column 28 of the fixed casing 11 is provided on the outer peripheral side of the end surface of the column 27 of the holder 24. This is that a pin 78 for preventing rotation is disposed between the nut 61 and the nut 61 that presses the nut.
[0037]
The trunnion boss 75 is a single product having shafts 75b on both sides of the main body 75a. A hole 76 is provided in the bottom 50 of the fixed casing 11, and a hole 37 is provided in the holder 24. One shaft 75b of the trunnion boss 75 is fitted into the hole 76, and the other shaft 75b of the trunnion boss 75 is fitted into the hole 37, whereby the trunnion boss 75 is supported at both ends. Other structures are the same as those described with reference to FIG. 1, and a detailed description thereof is omitted.
[0038]
As shown in FIGS. 9 and 10, the protruding portion 77 protruding from the holder 24 is integrally protruded to the outer peripheral side of the support column 27 of the holder 24. A hole 77 a for fitting the pin 78 is provided in the axial direction of the protruding portion 77. Further, a spring pin 78a for preventing the pin 78 from coming off is fitted in the hole 77a. As shown in FIG. 11, pin holes 61 a into which the pins 78 are fitted are provided closer to the side surface of the nut 61 than in the case of FIG. 6.
[0039]
As shown in FIG. 12, the nut 61 is screwed into the screw portion 11 b of the fixed casing 11 to press the bearing 13 to a predetermined position. At this time, as shown in FIG. 11, the rotation of the nut 61 is stopped so that the pin hole 61a is located right above. Next, the holder 24 is pushed in with the positioning pin 31 as a reference. At this time, if the pin 78 is fitted in either of the holes 77a and 61a in advance, the pin 78 is fitted in the state shown in the figure and the nut 61 is prevented from rotating.
[0040]
Since the notch is not provided in the support column 28 on the fixed casing 11 side, the strength of the support column 28 is maintained. Further, since the key plate 62 of FIG. 1 is not used, the number of parts is reduced and the fixed casing 11 is not elongated in the axial direction.
[0041]
【The invention's effect】
As described above, the traveling unit of the present invention has the effect of reducing the overall size by reducing the axial dimension without increasing the outer diameter.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a cross-sectional view of a hydraulic drive speed reducer according to a first embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a front view of one end side of a fixed casing.
3 is a cross-sectional view taken along line 3-3 of FIG.
FIG. 4 is a front view of the holder.
5 is a cross-sectional view taken along line 5-5 of FIG.
FIG. 6 is a front view of a fixed casing to which a nut is screwed and a key plate is attached.
7 is a cross-sectional view taken along line 7-7 of FIG.
FIG. 8 is a cross-sectional view of a hydraulic drive speed reducer according to a second embodiment of the present invention.
FIG. 9 is a front view of the holder.
10 is a cross-sectional view taken along line 10-10 of FIG.
FIG. 11 is a front view of one end side of the fixed casing.
12 is a sectional view taken along line 12-12 of FIG.
FIG. 13 is a cross-sectional view of a conventional traveling unit.
14 is a cross-sectional view taken along line 14-14 of FIG.
15 is an enlarged view of a side surface of the key plate of FIG.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Traveling unit 2 Deceleration mechanism 3 Hydraulic motor 11 Fixed casing 11a End surface 12 Rotating casing 13 Bearing 15 Internal tooth 16 Output shaft 17 First sun gear 20 First planetary gear 22 Second sun gear 24 Holder 25 Trunnion boss 26 Second planetary gear 27 Prop 28 Prop 61 Nut 62 Key plate 63 Pin 64 Bolt 65 Notch 77 Projection 78 Pin

Claims

内部に油圧モータを配設する固定ケーシングと、前記固定ケーシングの外周にその一端側から挿入された軸受を介して回転自在に支持され、内周側に内歯を有する回転ケーシングと、前記油圧モータから前記一端側に突出する出力軸に取り付けられる太陽歯車と、前記太陽歯車と前記内歯との間に配設され、複数段で減速する遊星歯車機構と、前記固定ケーシングの前記一端側に配置され、前記内歯に噛み合う最終段の遊星歯車を回転自在に支持するトラニオンボスと、前記トラニオンボスの先端が挿入され、前記固定ケーシングに取り付けられるホルダとを備え、前記軸受を前記固定ケーシングの外周に螺合されるナットによって軸方向に位置決めし、このナットの回転止めをおこなうキープレートが設けられた走行ユニットにおいて、
前記キープレートは、前記最終段の遊星歯車と軸方向で部分的に重なるように、前記トラニオンボスが突設された固定ケーシングの端面に相当する位置に固定されることを特徴とする走行ユニット。A fixed casing in which a hydraulic motor is disposed; a rotary casing that is rotatably supported on the outer periphery of the fixed casing through a bearing inserted from one end thereof; and an inner tooth on the inner peripheral side; and the hydraulic motor A sun gear attached to the output shaft protruding from the one end side, a planetary gear mechanism disposed between the sun gear and the internal teeth and decelerating in multiple stages, and arranged on the one end side of the fixed casing A trunnion boss that rotatably supports the last stage planetary gear meshing with the inner teeth, and a holder that is inserted into the front end of the trunnion boss and attached to the fixed casing. In a traveling unit provided with a key plate that is positioned in the axial direction by a nut that is screwed to the nut and that prevents rotation of the nut.
The travel unit, wherein the key plate is fixed at a position corresponding to an end face of the fixed casing from which the trunnion boss protrudes so as to partially overlap the planetary gear in the final stage in the axial direction .

前記固定ケーシングから突出される支柱と、前記ホルダから突出される支柱とが突き合わせ状になって固定され、前記キープレートは、固定ケーシング側の前記支柱に設けられた切り欠き部に部分的に入り込んだ状態で前記端面に固定される請求項１に記載の走行ユニット。 The support column protruding from the fixed casing and the support column protruding from the holder are fixed in abutment, and the key plate partially enters a notch portion provided in the support column on the fixed casing side. The traveling unit according to claim 1, wherein the traveling unit is fixed to the end face in a bent state.

内部に油圧モータを配設する固定ケーシングと、前記固定ケーシングの外周にその一端側から挿入された軸受を介して回転自在に支持され、内周側に内歯を有する回転ケーシングと、前記油圧モータから前記一端側に突出する出力軸に取り付けられる太陽歯車と、前記太陽歯車と前記内歯との間に配設され、複数段で減速する遊星歯車機構と、前記固定ケーシングの前記一端側に配置され、前記内歯に噛み合う最終段の遊星歯車を回転自在に支持するトラニオンボスと、前記トラニオンボスの先端が挿入され、前記固定ケーシングに取り付けられるホルダとを備え、前記軸受を前記固定ケーシングの外周に螺合されるナットによって軸方向に位置決めする走行ユニットにおいて、
前記ナットと前記ホルダとの間に、前記ナットの回転止めを行うピンが設けられたことを特徴とする走行ユニット。A fixed casing in which a hydraulic motor is disposed; a rotary casing that is rotatably supported on the outer periphery of the fixed casing through a bearing inserted from one end thereof; and an inner tooth on the inner peripheral side; and the hydraulic motor A sun gear attached to the output shaft protruding from the one end side, a planetary gear mechanism disposed between the sun gear and the internal teeth and decelerating in multiple stages, and arranged on the one end side of the fixed casing A trunnion boss that rotatably supports the last stage planetary gear meshing with the inner teeth, and a holder that is inserted into the front end of the trunnion boss and attached to the fixed casing. In a traveling unit that is positioned in the axial direction by a nut screwed to
A travel unit comprising a pin for preventing rotation of the nut between the nut and the holder.

前記固定ケーシングから突出される支柱と、前記ホルダから突出される支柱とが突き合わせ状になって固定され、前記ホルダから固定ケーシング側の前記支柱の外周に沿って突出する突出部が設けられ、この突出部と前記ナットとの間に前記ピンが配設されている請求項３に記載の走行ユニット。The support column protruding from the fixed casing and the support column protruding from the holder are fixed in abutting manner, and a protrusion protruding from the holder along the outer periphery of the support column on the fixed casing side is provided. The traveling unit according to claim 3 , wherein the pin is disposed between the protruding portion and the nut.