JP4741925B2 - 共同研究管理サーバ、共同研究管理サーバの制御方法およびプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、他企業と行う共同研究の管理負担を軽減する共同研究管理サーバ、共同研究管理サーバの制御方法およびプログラムに関する。
今日の技術の進歩は、各企業などで日夜行われている活発な研究開発活動に支えられている。各企業では、限られた資源(人員や資金、設備、時間など)の中で最大限の成果を得るために研究開発活動の効率化を図っている。また研究開発活動を効率良く行うための様々な技術も開発されている(例えば特許文献1参照)。
特開2003−76825号公報
ところで、例えば原子力発電や宇宙開発の分野など、研究課題が多い上研究開発活動を行うためには莫大な資金や人員などの資源を必要とする分野がある。このような分野では、各企業がそれぞれ単独で研究開発活動を行うよりも、各企業が共同で研究開発活動を行い、研究成果を共有する方が効果的である。
この場合、共同研究の個々のテーマ毎に、研究内容や研究費の総額、研究期間、研究を請け負う企業、あるいは研究を外部に委託する場合には委託先となる研究機関、研究費の各企業の分担比率などを詳細に決定した上で契約が取り交わされることになる。そして各企業は、契約に従って、共同研究のテーマ毎に、研究費の支払いや研究成果の管理などを行う。
このような共同研究の管理は、件数が多く、しかも契約時期や研究費の支払い時期がテーマ毎に異なるため、各企業にとって大きな負担となっている。その中でも研究費の管理は、金額が大きい上、間違いがあってはならず、また企業ごとに定められた分担比率に応じて支払う必要があるため、各企業の負担が大きい。
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであり、他企業と行う共同研究の管理負担を軽減する共同研究管理サーバ、共同研究管理サーバの制御方法およびプログラムを提供することを主たる目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、他企業と行う共同研究を管理する共同研究管理サーバであって、共同研究のテーマ毎に研究費の総額を記憶する共同研究管理テーブルと、企業間の取り決めにより定められる研究費の自己負担比率を記憶する自己負担比率記憶テーブルと、共同研究のテーマが指定された研究費の自己負担額の算出要求の入力を受ける自己負担額算出要求入力部と、前記共同研究管理テーブルに記憶されている前記指定されたテーマについての研究費の総額と、前記自己負担比率記憶テーブルに記憶されている前記自己負担比率とに基づいて、前記指定されたテーマについての研究費の自己負担額を算出する自己負担額算出部と、前記算出した自己負担額を表示する自己負担額表示部と、を備えることを特徴とする共同研究管理サーバに関する。
このような態様により、他企業と行う共同研究の管理負担を軽減することができる。特に各社で分担する研究費の自己負担額を算出できることにより、研究費の支払いを過不足なく正確に行うことができる。このような支払い業務は、その性質上支払期限の間際に行われることが多くミスを誘発しやすいが、上記態様により、各企業間の契約により定められた研究費の自己負担率に応じた負担額の算出を誤りなく行うことが可能となる。
また、前記共同研究管理サーバは、共同研究のテーマ毎に、前記各企業から共同研究の実施を委託された研究機関の研究費の負担比率と、前記共同研究を委託した各企業側の研究費の負担比率と、を記憶する委託研究負担比率記憶テーブルと、を備え、前記自己負担額算出部は、前記共同研究管理テーブルに記憶されている前記指定されたテーマについての研究費の総額と、前記委託研究負担比率記憶テーブルに記憶されている前記指定されたテーマについての共同研究を委託した各企業側の研究費の負担比率と、前記自己負担比率記憶テーブルに記憶されている前記自己負担比率とに基づいて、前記指定されたテーマについての研究費の自己負担額を算出するようにすることもできる。
このような態様により、メーカ等の外部の研究機関に共同研究を委託する場合における共同研究の管理負担を軽減することができる。共同研究を外部の研究機関に委託する場合には、研究の内容に応じて、その研究機関にも研究費の一部を負担してもらう場合がある。このような場合には、共同研究を委託した各企業側の費用負担率と、共同研究を委託された研究機関側の費用負担率とをも考慮して、研究費の自己負担率を算出する必要がある。したがって、本態様によれば、研究費の一部を外部の研究機関に負担してもらう場合にも、正確に自己負担額を算出することができるようになる。
また、前記共同研究管理テーブルには、共同研究のテーマ毎に各年度の研究費の総額が記憶され、前記自己負担比率記憶テーブルには、企業間の取り決めにより定められる研究費の各年度の自己負担比率が記憶され、前記共同研究指定情報入力部は、共同研究のテーマ及び年度が指定された研究費の自己負担額の算出要求の入力を受け、前記自己負担額算出部は、前記共同研究管理テーブルに記憶されている前記指定されたテーマについての前記指定された年度の研究費の総額と、前記自己負担比率記憶テーブルに記憶されている前記指定された年度の自己負担比率とに基づいて、前記指定されたテーマについての研究費の前記指定された年度の自己負担額を算出するようにすることもできる。
このような態様により、年度を越えて共同研究が行われる場合であっても、指定した年度の研究費の自己負担額を算出することができる。
また、前記共同研究管理テーブルには、共同研究のテーマ毎に各年度の研究費の総額が記憶され、前記自己負担比率記憶テーブルには、企業間の取り決めにより定められる研究費の各年度の自己負担比率が記憶され、前記自己負担額算出部は、前記共同研究管理テーブルに記憶されている前記指定されたテーマについての各年度の研究費の総額と、前記自己負担比率記憶テーブルに記憶されている各年度の自己負担比率とを年度毎にそれぞれ掛け合わせて得られる値の和を、前記指定されたテーマについての研究費の自己負担額として算出するようにすることもできる。
このような態様により、年度を越えて行われる共同研究の研究費の総額を算出することができる。例えば研究期間が5年間にわたる共同研究の場合には、その共同研究に5年間で総額いくらの研究費を支払ったのかを算出することができる。
また、共同研究の研究費の自己負担比率の算出に必要な条件値を入力することで、企業間の取り決めにより定められる研究費の自己負担比率を予測することができる。
このような態様により、将来の研究費の自己負担比率と、自己負担額を予測することができる。
その他、本願が開示する課題、及びその解決方法は、発明を実施するための最良の形態の欄、及び図面により明らかにされる。
他企業と行う共同研究の管理負担を軽減することができる。
===全体構成例===
本実施の形態にかかる共同研究管理サーバ200を含む共同研究管理システムの全体構成を図1に示す。
本実施の形態に係る共同研究管理システム100は、A社乃至D社がそれぞれ有する各共同研究管理サーバ200がネットワーク500を介して通信可能に接続されてなる。またA社の共同研究管理サーバ200は、経営管理サーバ300と通信可能に接続されている。
ここでA社乃至D社は、それぞれが所有する資金や設備、人員などを分担しながら共同研究を行う企業である。各企業は、それぞれ独自に研究開発活動を行ってもいるが、1社単独では実施が困難な大規模な研究や長期間にわたる研究が必要な基礎的な研究、あるいは研究成果を各社で共有することが望ましい重要研究などについては、共同で行っている。このような、複数の企業体による共同研究は、例えば電力、特に原子力発電の分野や、宇宙開発の分野、防衛関連の分野、医薬品開発の分野などで行われる。
本実施の形態においては、一例として原子力発電の分野で共同研究が行われる場合について説明する。
これらの各企業で共同研究を行う場合には、幹事企業を決めた上で、各企業間で、研究テーマや研究費の総額、研究費の各企業の負担比率、研究期間、研究を実施する企業、あるいは研究を外部の研究機関に委託する場合にはどこの研究機関に委託するかなど様々な項目に関する取り決めが行われる。このような共同研究は、新規案件や継続案件を含め、毎年数百件程度のテーマについて行われている。
そして各企業では取り決めに従って、立案、契約、予算管理、検収、成果物の管理等を実施する。
本実施の形態に係る共同研究管理サーバ200は、各企業において、上記共同研究を効率良く管理するための情報処理装置である。例えば、上記企業間の取り決めにより定められた研究費の自己負担比率を記憶しており、取り決めに応じて、支払わなければならない研究費の自己負担額の算出を行う。
また経営管理サーバ300は、企業の会計処理を行う情報処理装置である。本実施の形態においては、A社の共同研究管理サーバ200は、経営管理サーバ300と通信可能に接続されており、A社の共同研究管理サーバ200により、ある共同研究についてA社が支払うべき研究費が算出された場合に、その支払い処理を経営管理サーバ300に実行させることができる。
なお本実施の形態においては、A社の立場に立ってA社の共同研究管理サーバ200について説明する。また幹事企業はC社であるとする。
===共同研究管理サーバ===
次に、共同研究管理サーバ200について説明する。
共同研究管理サーバ200のハードウェア構成を図2に示す。また共同研究管理サーバ200の各機能を実現するための制御プログラム等やテーブル等について、図3ないし図6に示す。
共同研究管理サーバ200は、CPU(Central Processing Unit)210、メモリ220、ポート230、記録媒体読取装置240、入力装置250、出力装置260、記憶装置280を備えた情報処理装置である。
CPU210は共同研究管理サーバ200の全体の制御を司るもので、記憶装置280に記憶される本実施の形態に係る各種の動作を行うためのコードから構成される共同研究管理サーバ制御プログラム(特許請求の範囲に記載のプログラムに相当する)700をメモリ220に読み出して実行することにより、共同研究管理サーバ200としての各種機能を実現する。例えばCPU210により共同研究管理サーバ制御プログラム700が実行され、メモリ220やポート230、入力装置250、出力装置260、記憶装置280等のハードウェア機器と協働することにより、特許請求の範囲に記載の共同研究管理テーブル、自己負担比率記憶テーブル、委託研究負担比率記憶テーブル、自己負担額算出要求入力部、自己負担額算出部、自己負担額表示部が実現される。メモリ220は例えば半導体記憶装置により構成することができる。
記録媒体読取装置240は、記録媒体270に記録されているプログラムやデータを読み取るための装置である。読み取られたプログラムやデータはメモリ220や記憶装置280に格納される。従って、例えば記録媒体270に記録された共同研究管理サーバ制御プログラム700を、記録媒体読取装置240を用いて上記記録媒体270から読み取って、メモリ220や記憶装置280に記憶するようにすることができる。
記録媒体270としてはフレキシブルディスクや磁気テープ、コンパクトディスク等を用いることができる。記録媒体読取装置240は共同研究管理サーバ200に内蔵されている形態とすることもできるし、外付されている形態とすることもできる。
記憶装置280は、例えばハードディスク装置や半導体記憶装置等とすることができる。記憶装置280には、共同研究管理サーバ制御プログラム700や共同研究管理テーブル600、自己負担比率記憶テーブル610、委託研究負担比率記憶テーブル620が記憶される。
共同研究管理テーブル600は、共同研究のテーマ毎に、研究期間や研究内容、幹事企業、研究費の総額、各年度の研究費の総額などが記憶されるテーブルである。共同研究管理テーブル600を図4に示す。図4において、研究番号0001で特定される共同研究は、C会社を幹事会社として、2004年4月から2006年3月までの2年間にわたって、E会社に委託して行われる。そしてその研究費の2年間の総額は6000万円であり、前半1年間(2004年度)の研究費は3000万円であり、後半1年間(2005年度)の研究費は3000万円である。なお共同研究管理テーブル600には、現在実施中の共同研究に関する情報のほか、過去に行われた共同研究に関する情報も蓄積して記憶される。
自己負担比率記憶テーブル610は、各企業間の取り決めにより定められる、共同研究の研究費の各年度の各社の負担比率が記憶されるテーブルである。自己負担比率記憶テーブル610を図5に示す。図5に示す例では、A社の研究費の自己負担比率は2003年度から2005年度にわたって、20%、30%、40%と定められていることが示される。各社の自己負担比率は各企業間の話し合いで決められるが、例えば前年度の各社の発電量や売上高などの割合に応じて決めることも可能である。
委託研究負担比率記憶テーブル620は、共同研究をメーカ等の外部の研究機関に委託して行う場合に、その研究機関が負担する研究費の比率と、研究を委託した各企業が負担する研究費の比率とを、共同研究のテーマ毎に記憶するテーブルである。委託研究負担比率記憶テーブル620を図6に示す。図6において、甲側が共同研究を委託した各企業を示し、乙側が共同研究を委託された研究機関を示す。図6に示す例では、研究番号0001で示される共同研究は、甲側が100%研究費を負担し、乙側の負担は無いことが示される。
図2に戻って、入力装置250は共同研究管理サーバ200へのデータ入力等のために用いられる装置でありユーザインタフェースとして機能する。入力装置250としては例えばキーボードやマウス等を用いることができる。
出力装置260は情報を外部に出力するための装置でありユーザインタフェースとして機能する。出力装置260としては例えばディスプレイやプリンタ等を用いることができる。
ポート230は通信を行うための装置である。例えばネットワーク500を介して行われる、他社の共同研究管理サーバ200等の他の情報処理装置との通信は、ポート230を介して行われるようにすることができる。また例えば、共同研究管理サーバ制御プログラム700をポート230を通じて他の情報処理装置からネットワーク500を介して受信して、メモリ220や記憶装置280に記憶するようにすることもできる。
===処理の説明===
次に、本実施の形態に係る共同研究管理サーバ200において行われる処理について具体例に沿って説明する。ここでは、図4ないし図6に示した各テーブルに基づいて、研究番号0001で示される共同研究についてA社が支払うべき研究費を算出する場合を例に説明する。
まずA社の共同研究管理サーバ200が備える出力装置260としてのディスプレイには、図7に示すような画面が表示されている。この画面は、A社の共同研究管理サーバ200において共同研究管理サーバ制御プログラム700が実行されることにより、共同研究管理テーブル600に記憶されている各共同研究の研究番号と研究テーマとが一覧表示されたものである。
次にA社の担当者は、マウス等の入力装置250を用いて上記一覧表示されている研究テーマの中から所定の研究テーマを選択する。具体的には、研究費の算出を行いたい研究テーマの文字にマウスのカーソルを重ねてクリックする。ここでは研究番号0001の「○○の開発」を選択したものとする。
次に担当者は、研究費を総額で算出するか、年度別に算出するかを選択する。総額で算出する場合には、共同研究の全期間にわたってA社が支払うべき負担額が算出される。また年度別に算出する場合には、指定した年度にA社が支払うべき負担額が算出される。具体的には、図7において、「総額」欄、あるいは「年度別」欄のいずれかをマウスでクリックすることにより選択する。「年度別」欄をマウスでクリックした場合には、さらに年度を選択する。図7に示す例では2004年度あるいは2005年度が選択できる。ここでは「総額」が選択されたものとする。
そして担当者は「計算」欄をクリックする。そうすると、共同研究のテーマが指定された研究費の自己負担額の算出要求が共同研究管理サーバ200に入力され、研究番号0001の「○○の開発」で示される共同研究に対して、A社が支払うべき研究費の総額が算出される。そして算出された研究費の支払額が画面に表示される。図7に示す例では0.21億円(2100万円)と表示されている。
この支払額の算出は以下のようにして行われる。つまりまず共同研究管理サーバ200は、図4に示す共同研究管理テーブル600において研究番号0001で示される共同研究の研究期間の欄に記憶される情報から、まず、この研究が2004年度及び2005年度に行われることを把握する。そして共同研究管理サーバ200は、年度別内訳欄に記載されている情報から、2004年度の研究費が0.3億円であり、2005年度の研究費が0.3億円であることを把握する。
次に共同研究管理サーバ200は、図6に示す委託研究負担比率記憶テーブル620を参照して、研究番号0001で示される共同研究の甲側負担率が100%であることを把握する。
そして共同研究管理サーバ200は、図5に示す自己負担比率記憶テーブル610において、2004年度におけるA社の自己負担率が30%であり、2005年度におけるA社の自己負担率が40%であることを把握する。
そして共同研究管理サーバ200は、以上の情報に基づいて、A社が支払うべき研究費の総額を算出する。具体的には、2004年度分については、0.3億円×100%×30%=0.09億円と算出し、2005年度分については、0.3億円×100%×40%=0.12億円と算出し、合計0.21億円と算出する。そして共同研究管理サーバ200は、算出した金額を図7に示すように表示する。
一方、図7において、「年度別」欄が選択された場合には以下のようになる。ここでは例えば2004年度が選択されたものとする。
この場合、担当者により「計算」欄がクリックされると、共同研究のテーマ及び年度が指定された研究費の自己負担額の算出要求が共同研究管理サーバ200に入力され、研究番号0001の「○○の開発」で示される共同研究に対して、2004年度にA社が支払うべき研究費の総額が算出される。そして算出された研究費の支払額が画面に表示される。
この支払額の算出は以下のようにして行われる。つまりまず共同研究管理サーバ200は、図4に示す共同研究管理テーブル600において研究番号0001で示される共同研究の研究期間の欄に記憶される情報から、まず、この研究が2004年度及び2005年度に行われることを把握する。そして共同研究管理サーバ200は、年度別内訳欄に記載されている情報から、2004年度の研究費が0.3億円であることを把握する。
次に共同研究管理サーバ200は、図6に示す委託研究負担比率記憶テーブル620を参照して、研究番号0001で示される共同研究の甲側負担率が100%であることを把握する。
そして共同研究管理サーバ200は、図5に示す自己負担比率記憶テーブル610において、2004年度におけるA社の自己負担率が30%であることを把握する。
そして共同研究管理サーバ200は、以上の情報に基づいて、2004年度にA社が支払うべき研究費の総額を算出する。具体的には、0.3億円×100%×30%=0.09億円と算出する。そして共同研究管理サーバ200は、算出した金額を表示する。
なお、本実施の形態において、例えば図7に示す画面において担当者が研究番号0001の「○○の開発」の文字にマウスのカーソルを重ねてダブルクリックすることにより、共同研究管理サーバ200が、図4ないし図6に示した各テーブルに記載されている情報に基づいて、例えば図8に示す画面を表示するようにすることもできる。これによりその共同研究に関するより詳細な情報を担当者に閲覧させることも可能となる。
以上本実施の形態に係る共同研究管理サーバ200について説明したが、本実施の形態に係る共同研究管理サーバ200によれば、他企業と行う共同研究の管理負担を軽減することができる。特に各社で分担する研究費の自己負担額を算出できることにより、研究費の支払いを過不足なく正確に行うことができる。このような支払い業務は、その性質上支払期限の間際に行われることが多くミスを誘発しやすいが、各企業間の契約により定められた研究費の自己負担率に応じた負担額の算出を誤りなく行うことが可能となる。
またメーカ等の外部の研究機関に共同研究を委託する場合における共同研究の管理負担を軽減することもできる。共同研究を外部の研究機関に委託する場合には、共同研究を委託した各企業側の費用負担率と、共同研究を委託された研究機関側の費用負担率とをも考慮して、研究費の自己負担率を算出する必要がある。したがって、本実施の形態によれば、研究費の一部を外部の研究機関に負担してもらう場合にも、正確に自己負担額を算出することができるようになる。
また年度を越えて共同研究が行われる場合であっても、指定した年度の研究費の自己負担額を算出することができる。さらに年度を越えて行われる共同研究の研究費の総額を算出することもできる。
また共同研究管理テーブル600には長期研究についてのデータも積算して記憶されているため、いつでも研究費の再算出が可能である。また費用や担当、受注メーカ等の過去の実績データも記憶されているため、これらの研究についても積算が可能である。また、期中の契約変更等により研究費に変動があった場合であっても、共同研究管理テーブル600の内容を更新することにより、途中時点での支払い見込み額の算定をいつでも容易に行うことが可能である。
また共同研究管理サーバ200が経営管理サーバ300と通信可能に接続されている場合には、共同研究管理サーバ200によりある共同研究について支払うべき研究費が算出された場合に、その支払い処理を経営管理サーバ300に実行させるようにすることもできる。これにより、さらに効率良く共同研究の管理を行うことが可能となる。
その他、本実施の形態に係る共同研究管理サーバ200において、過去履歴データの自動記帳機能や、電事連等の他所への定例報告資料を自動作成させる機能も付加させることもできる。このような態様により、共同研究の管理負担をさらに軽減することが可能となる。
以上、本発明を実施するための最良の形態について説明したが、上記実施の形態は本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明はその趣旨を逸脱することなく変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物も含まれる。
本実施の形態に係る共同研究管理システムの全体構成を示す図である。 本実施の形態に係る共同研究管理サーバの構成を示す図である。 本実施の形態に係る記憶装置の構成を示す図である。 本実施の形態に係る共同研究管理テーブルを示す図である。 本実施の形態に係る自己負担比率記憶テーブルを示す図である。 本実施の形態に係る委託研究負担比率記憶テーブルを示す図である。 本実施の形態に係る画面構成例を示す図である。 本実施の形態に係る共同研究の内容が詳細に画面に表示されている様子を示す図である。
符号の説明
100 共同研究管理システム
200 共同研究管理サーバ
300 経営管理サーバ
500 ネットワーク
600 共同研究管理テーブル
610 自己負担比率記憶テーブル
620 委託研究負担比率記憶テーブル
700 共同研究管理サーバ制御プログラム

Claims (6)

  1. 他企業と行う共同研究を管理する共同研究管理サーバであって、
    共同研究のテーマ毎に研究費の総額を記憶する共同研究管理テーブルと、
    企業間の取り決めにより定められる研究費の自己負担比率を記憶する自己負担比率記憶テーブルと、
    共同研究のテーマが指定された研究費の自己負担額の算出要求の入力を受ける自己負担額算出要求入力部と、
    前記共同研究管理テーブルに記憶されている前記指定されたテーマについての研究費の総額と、前記自己負担比率記憶テーブルに記憶されている前記自己負担比率とに基づいて、前記指定されたテーマについての研究費の自己負担額を算出する自己負担額算出部と、
    前記算出した自己負担額を表示する自己負担額表示部と、
    を備えることを特徴とする共同研究管理サーバ。
  2. 前記共同研究管理サーバは、
    共同研究のテーマ毎に、前記各企業から共同研究の実施を委託された研究機関の研究費の負担比率と、前記共同研究を委託した各企業側の研究費の負担比率と、を記憶する委託研究負担比率記憶テーブルと、
    を備え、
    前記自己負担額算出部は、
    前記共同研究管理テーブルに記憶されている前記指定されたテーマについての研究費の総額と、前記委託研究負担比率記憶テーブルに記憶されている前記指定されたテーマについての共同研究を委託した各企業側の研究費の負担比率と、前記自己負担比率記憶テーブルに記憶されている前記自己負担比率とに基づいて、前記指定されたテーマについての研究費の自己負担額を算出する
    ことを特徴とする請求項1に記載の共同研究管理サーバ。
  3. 前記共同研究管理テーブルには、共同研究のテーマ毎に各年度の研究費の総額が記憶され、
    前記自己負担比率記憶テーブルには、企業間の取り決めにより定められる研究費の各年度の自己負担比率が記憶され、
    前記共同研究指定情報入力部は、
    共同研究のテーマ及び年度が指定された研究費の自己負担額の算出要求の入力を受け、
    前記自己負担額算出部は、
    前記共同研究管理テーブルに記憶されている前記指定されたテーマについての前記指定された年度の研究費の総額と、前記自己負担比率記憶テーブルに記憶されている前記指定された年度の自己負担比率とに基づいて、前記指定されたテーマについての研究費の前記指定された年度の自己負担額を算出する
    ことを特徴とする請求項1に記載の共同研究管理サーバ。
  4. 前記共同研究管理テーブルには、共同研究のテーマ毎に各年度の研究費の総額が記憶され、
    前記自己負担比率記憶テーブルには、企業間の取り決めにより定められる研究費の各年度の自己負担比率が記憶され、
    前記自己負担額算出部は、
    前記共同研究管理テーブルに記憶されている前記指定されたテーマについての各年度の研究費の総額と、前記自己負担比率記憶テーブルに記憶されている各年度の自己負担比率とを年度毎にそれぞれ掛け合わせて得られる値の和を、前記指定されたテーマについての研究費の自己負担額として算出する
    ことを特徴とする請求項1に記載の共同研究管理サーバ。
  5. 他企業と行う共同研究のテーマ毎に研究費の総額を記憶する共同研究管理テーブルと、企業間の取り決めにより定められる研究費の自己負担比率を記憶する自己負担比率記憶テーブルと、を備える共同研究管理サーバの制御方法であって、
    共同研究管理サーバが、共同研究のテーマが指定された研究費の自己負担額の算出要求の入力を受け、
    共同研究管理サーバが、前記共同研究管理テーブルに記憶されている前記指定されたテーマについての研究費の総額と、前記自己負担比率記憶テーブルに記憶されている前記自己負担比率とに基づいて、前記指定されたテーマについての研究費の自己負担額を算出し、
    共同研究管理サーバが、前記算出した自己負担額を表示する、
    ことを特徴とする共同研究管理サーバの制御方法。
  6. 他企業と行う共同研究のテーマ毎に研究費の総額を記憶する共同研究管理テーブルと、企業間の取り決めにより定められる研究費の自己負担比率を記憶する自己負担比率記憶テーブルと、を備える共同研究管理サーバに、
    共同研究のテーマが指定された研究費の自己負担額の算出要求の入力を受ける手順と、
    前記共同研究管理テーブルに記憶されている前記指定されたテーマについての研究費の総額と、前記自己負担比率記憶テーブルに記憶されている前記自己負担比率とに基づいて、前記指定されたテーマについての研究費の自己負担額を算出する手順と、
    前記算出した自己負担額を表示する手順と、
    を実行させるためのプログラム。
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