JP4740435B2 - ガラス用清掃具 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、窓ガラス等に付着した汚れや水滴等を除去するためのガラス用清掃具に関するものであり、さらに詳しくは、水を使用したガラス面の払拭と水滴の除去とを一時的に行なうことができるガラス用清掃具に関するものである。
なお、本発明において「水」とは、水道水のような通常の水だけでなく、洗剤溶液等の洗浄液をもその概念に含むものとする。
【0002】
【従来の技術】
一般に、窓ガラスの清掃を行なう場合には、先ず、水をスプレーによってガラス面に吹き付けるか、雑巾やスポンジ体などの吸水部材に含浸させて供給し、その後で、へら部材を備えたT字形の水滴ワイパーでガラス面に付着した水や汚れ等を除去するのが通常である。
【0003】
しかしながら、上記従来の方法は、ガラス面に対する水の供給とその除去とを異なる2種類の清掃用具を使用して別々に行わなければならないため、それらの用具の取扱いや使い分けが面倒で非常に手間がかかり、場所によっては更に手間がかかったり清掃が困難になるといったケースもあった。例えば、高窓や吹き抜け部分の窓のような高所にある窓ガラス等を清掃するような場合には、水をスプレーで吹き付けるのはほぼ不可能であり、吸水部材に含浸させて供給したあとワイパーを使用する方法も、長い柄を取付けた吸水部材とワイパーとを、差し上げたりたぐり寄せたりしながら頻繁に使い分けなければならないため、作業に非常に手間がかかって面倒であり、大きな力も必要として重労働である。
【0004】
一方、実公昭58−16373号公報には、外広がり状に傾斜する左右の溝壁を備えた溝形ホルダを柄の先端にT字形に取付け、この溝形ホルダの一方の溝壁にゴム製のワイパーブレードを取付けると共に、他方の溝壁にスポンジ製の研磨部材を取付けた構成を持つ清掃具が開示されていて、研磨部材に洗浄液を含浸させてガラス面を研磨したあと、ワイパーブレードでガラス面に付着した洗浄液を除去するといった使い方ができるということが示されている。この清掃具によれば、2種類の清掃具を別々に用意して使い分ける必要がないため、清掃作業は比較的簡単である。
【0005】
しかしながら、上記清掃具は、上記ワイパーブレードと研磨部材とが、溝形ホルダの左右の溝壁の互いに離れた位置に異なる方向を向くように取付けられているため、例えば、研磨部材とワイパーブレードとをガラス面に同時に接触させて研磨と洗浄液の除去とを同時に行うといったような使い方はできず、研磨部材でガラス面を一旦研磨したあと、ワイパーブレードで洗浄液を除去するといった具合に、必ずそれらの作業を別々に行わなければならない。しかも、研磨部材を使用するときとワイパーブレードを使用するときとで、清掃具の向きを前後に180反転させなければならないため、操作が非常に面倒で手間がかかる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の技術的課題は、1つの清掃具で水によるガラス面の摺擦と付着した水滴の除去とを簡単に行うことができる、作業性に優れたガラス用清掃具を提供することにある。
【0007】
本発明の他の技術的課題は、低所にある通常の窓だけでなく、高窓や吹き抜け部分の窓のような高所に形成された窓の清掃にも適したガラス用清掃具を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明のガラス用清掃具は、ガラス面を清掃するためのヘッドと、該ヘッドに先端部材を介して角度変更可能なるように連結された操作用の柄とからなり、上記ヘッドが、左右に細長い形をした基台の前面に、ガラス面の水滴を除去するためのエッジを有するへら部材と、ガラス面を摺擦するための摺擦面を有するスポンジ体とを、それらのエッジ及び摺擦面をともに基台の前方に向けた状態で相互に近接させて取付けることにより形成され、上記柄は、第1及び第2の2つの連結部を介して上記基台に連結されていて、第1の連結部は、上記先端部材と基台とを、該基台の長手方向に平行な連結軸を中心に回動自在なるように連結し、第2の連結部は、上記先端部材と柄とを、上記基台の長手方向と直交する連結軸を中心に回動自在なるように連結し、上記へら部材が基台の前面上端辺に沿って取付けられると共に、上記スポンジ体が該へら部材より下方位置で上記基台に取付けられ、上記第1の連結部が、上記基台の背面中央位置よりへら部材側に偏寄した位置に設けられ、上記基台は、上記柄が取付けられた第1部材と、第1及び第2の2つのプレートを折曲自在に連結することにより形成された第2部材とからなっていて、該第2部材の2つのプレートに上記スポンジ体が該2つのプレートを跨いだ状態に接着され、上記第1プレートは上記第1部材に取付けられ、上記第2プレートは上記第1プレート側に折り返して該第1プレートとの間にスポンジ体を挟圧して搾水可能であることを特徴とするものである。
【0009】
上記構成を有するガラス用清掃具は、予め水を含ませたスポンジ体をガラス面に押付けて該ガラス面を摺擦する作業と、ガラス面に付着した水滴をへら部材のエッジで除去する作業とを、ヘッドの前面に並べて設けた上記スポンジ体とへら部材とを使用し、従来品のようにヘッドの向きを180度変更するといったような面倒な操作を行うことなく、同時に行うことができる。従って、従来は雑巾等と水滴ワイパーとの2種類の清掃具を使用して行なっていた清掃作業を、1つの清掃具で行なうことができるため、複数の清掃具をいちいち交換する手間が省けて清掃作業が非常に簡単で楽である。
【0010】
しかも、上記へら部材で擦り取られてガラス面を流下する水滴をスポンジ体に吸収させて再使用するといった使い方もできるため、該スポンジ体を常に水を含んだ状態に維持することが可能となり、あらためて水を含ませる作業を大幅に少なくすることができるから、上記のように2種類の用具を使い分ける必要がないことと相俟って、高窓や吹き抜け部分の窓のような、高所に形成された窓ガラス等を清掃する場合であっても、清掃具の上げ下げを行なう回数を抑えることができて極めて効率的である。
【0012】
このように、上記柄が基台上部のへら部材側に偏寄した位置に連結されることにより、柄による操作力をへら部材に確実かつ有効に伝えることができ、水切り効果が高まる。
【0013】
本発明においては、上記スポンジ体の摺擦面に払拭布を取付けておくことができる。これにより、払拭布でガラス面の汚れを拭取ることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
図1乃至図5は本発明に係るガラス用清掃具の第1実施例を示すもので、この清掃具1Aは、操作用の柄2と、該柄2の先端に略T字形をなすように連結されたヘッド3とからなっている。
【0018】
上記ヘッド3は、左右に細長い形をした基台4の前面に、ガラス面の水滴を擦り取るためのエッジ5aを有するへら部材5と、ガラス面を摺擦するための摺擦面6aを有するスポンジ体6とを、それらのエッジ5a及び摺擦面6aをともに基台4の前方に向けた状態で相互に近接させて取付けたものである。この場合、上記へら部材5は基台4の前面上端縁に沿って取付けられ、スポンジ体6は、該へら部材5よりも下方位置に形成された取付面に取付けられている。また、へら部材5のエッジ5aがスポンジ体6の摺擦面6aより前方に突出しているが、エッジ5aの位置は摺擦面6aと同じであっても良い。
【0019】
上記柄2は、第1及び第2の2つの回動自在の連結部8,9によって上記ヘッド3に角度変更可能なるように連結されている。第1の連結部8は、ヘッド3の背面の長手方向中央部における上端部寄りの位置に設けられていて、該ヘッド3と柄2の先端部材2aとを、ヘッド3の軸線と平行する連結軸8aにより回動自在に連結するもので、図3に鎖線で示すように、この連結軸8aを中心にして柄2を、ヘッド3の軸線と直交する面内で回動させ得るようになっている。また、第2の連結部9は、上記先端部材2aと柄2とをヘッド3の軸線と直交する連結軸9aにより回動自在に連結するもので、図1に鎖線で示すように、この連結軸9aを中心にして柄2を、ヘッド3の軸線と平行する面内で回動させ得るようになっている。
【0020】
このように柄2を、ヘッド3の軸線と直交する方向と平行する方向のうち少なくとも一方向に角度調整自在とすることにより、ガラス面の高さや向き、角度等に応じて柄2の角度を変えることにより、上記へら部材5及びスポンジ体6を該ガラス面に適正な角度で確実に押し当てることができる。また、窓ガラスの外面を横位置から清掃することも可能となる。
【0021】
また、上記柄2は中空パイプ状をなしていて、図示しない延長用の補助柄を差し込んで接続可能なるように構成されており、手の届く位置にあるガラス面を清掃する場合は該柄2を直接握持して清掃を行い、手の届かない位置にあるガラス面を清掃する場合は補助柄を差し込んで延長し、長尺化した状態で清掃を行うことができるようになっている。図中2bは、補助柄に設けられている抜止用の突起を係止させるための係止孔である。
なお、上記柄2は、接続式以外にも、伸縮により長さ調節自在なるように構成することもできる。
【0022】
また、上記基台4は、図4及び図5から良く分かるように、相互に分離自在に結合された第1部材11及び第2部材12からなっていて、第1部材11に上記へら部材5と柄2とが取付けられ、第2部材12に上記スポンジ体6が取付けられており、それらの具体的構成は以下の通りである。
【0023】
即ち、上記第1部材11は、その前面上端部に、斜め上方に向けて傾斜するへら部材用取付溝13を有し、この取付溝13にゴムや軟質合成樹脂などからなる帯状の上記へら部材5が、先端のエッジ5aをスポンジ体6の摺擦面6aより若干前方に突出させると共に、長さ方向の両端部を第1部材11の長手方向両端部から若干突出させた状態で、斜め上方に傾斜させて取付けられている。また、上記取付溝13の下側の位置には、上記第2部材12を取付けるための取付面が形成され、この取付面に、第2部材12の固定用突起15を係止させるための係止孔16が2つ設けられている。これらの係止孔16は、孔幅の大きい大径部16aと孔幅の小さい小径部16bとを有する長孔状に形成されている。
【0024】
この第1部材11の背面上端部には、上記第1の連結部8を介して柄2が取付けられている。このように、柄2をヘッド3におけるへら部材5の取付位置側に偏寄させて連結することにより、該柄2による操作力をへら部材5に確実かつ有効に伝えることができ、水切り効果が高まる。
【0025】
一方、上記第2部材12は、第1及び第2の2つの細長いプレート12a,12bを長側辺においてヒンジ手段18で折曲自在に連結することにより形成されたもので、両プレート12a,12bの前面の取付面にそれらを跨いだ状態に上記スポンジ体6が、接着剤により直接接着するか又は両面接着テープ等により剥離自在なるように取付けられている。そして、図5に鎖線で示すように、これら両プレート12a,12bを折曲して相互間にスポンジ体6を挟圧することにより、含水した該スポンジ体6を搾水可能なるように構成されている。
【0026】
なお、上記スポンジ体6を取付面に両面接着テープ等で剥離自在なるように取付ける場合、該スポンジ体6の交換時における剥離を容易にするため、上記プレート12aの上端部か又はプレート12bの下端部におけるスポンジ体6の接着端の位置に、両面接着テープを摘持できるような窪みを幾つか形成しておくことが望ましい。
【0027】
上記スポンジ体6の表面には、必要に応じて不織布製の払拭布19を、接着や巻付け等の適宜手段で被着することができる。この払拭布19は、それを構成する繊維の一部又は全部に、繊維径が1〜9μmの超極細繊維及び10〜30μmの極細繊維のうち少なくとも一方を含むもので、このような払拭布19をスポンジ体6の表面に被着することにより、ガラス面の汚れをこの払拭布19で確実に拭き取ることができる。
【0028】
上記第1プレート12aには、係止頭部15aを備えた上記柱状突起15が2つ形成されていて、これらの突起15,15を上記第1部材11の係止孔16,16内に大径部16aにおいて嵌合させ、その状態で該第1プレート12aを軸方向(長手方向)に横移動させて該突起15,15を係止孔16、16の小径部16b側に移動させて係止頭部15aをこの小径部16bの外縁に係止させることにより、該第1プレート12aを上記第1部材11に固定できるようになっている。
【0029】
また、上記第2プレート12bは、上記第1プレート12aを第1部材11に取付けた状態のまま折曲操作してスポンジ体6の搾水を行うことができるようになっており、その場合に、搾水操作するとき以外は該第2プレート12bを第1部材11に係止させておくことができるように、該第2プレート12bの長側辺の先端部中間位置に、上記第1部材11の下端部端縁に弾力的に係脱自在のフック20が形成されている。
【0030】
上記構成を有するガラス用清掃具は、スポンジ体6を水に浸して十分含水させあと、該スポンジ体6を搾水して水が滴り落ちない程度の含水率となるように調整する。その搾水は、第2プレート12bの弾性フック20を第1部材11の端部への係止状態から外したあと、該第2プレート12bを回動させて第1プレート12aとの間にスポンジ体6を挟圧することにより行い、搾水が終わったあと上記フックを再度第1部材11に係止させておく。
【0031】
そして、上記スポンジ体6をガラス面に押付けて該ガラス面を摺擦しながら、ガラス面に付着した水滴をへら部材5で除去するようにする。これにより、スポンジ体6によるガラス面への水の供給と汚れの拭取りとを行うことができると同時に、へら部材53でガラス面上に残っている水滴や拭き残した汚れ等を擦り取ることができる。この場合、柄2の角度を2方向に調節自在とした場合には、例えばガラス面を上から下に向けて摺擦する場合に、ヘッド3の高さや向きが次第に変化していっても、ヘッド3に対する柄2の角度が変わることによってその変化を吸収し、常にへら部材5とスポンジ体6とをガラス面に適正に押し付けることができる。また、柄2の角度を変えることで、例えばへら部材5をスポンジ体6よりもガラス面に強く押付けるといったように、両者の押付力を調整することもできる。
【0032】
かくして上記清掃具は、従来雑巾等と水滴ワイパーとの2種類の清掃用具で行なっていた清掃作業を1つの清掃具で、しかも同時に行なうことができるため、清掃用具をいちいち交換する手間が省け、清掃作業が非常に簡単で楽である。
【0033】
しかも、上記へら部材5で擦り取られてガラス面を流下する水滴をスポンジ体6に再吸収させることができるため、該スポンジ体6を常に水を含んだ状態に維持することができ、あらためて水を含ませる作業を大幅に少なくすることができる。このため、高窓や吹き抜け部分の窓のような、高所に形成された窓ガラス等を清掃する場合であっても、清掃具1Aの上げ下げを行なう回数を減らすことができ、作業が簡単で効率的である。
【0034】
清掃作業が終了したあとや、汚れたスポンジ体6を清浄化する場合は、該スポンジ体6が取付けられている第2部材12を第1部材11から一旦取外し、スポンジ体6を水洗いしたあと上述した方法で搾水し、再度装着する。
【0035】
また、上記スポンジ体6や払拭布19等が破損したり摩耗あるいは劣化したような場合には、それらを新しいものと交換すれば良い。この場合、スポンジ体6や払拭布19だけを交換するようにしても、第2部材12ごと交換するようにしても良い。
【0036】
図6は本発明の第2実施例を示すもので、この第2実施例の清掃具1Bが上記第1実施例の清掃具1Aと相違する点は、第1実施例では、柄2を基台4に連結するための第1連結部8を該基台4の上端部のへら部材5の背後に位置させているのに対し、この第2実施例では、へら部材5の下端部よりもやや下方の位置において、基台4の内部に埋設した状態に形成していることである。それ以外の構成は第1実施例と実質的に同じであるから、主要な同一構成部分に第1実施例と同じ符号を付してその説明は省略する。
【0037】
図7及び図8は本発明の第3実施例を示すもので、この第3実施例の清掃具1Cは、基台4がヒンジ手段18で相互に折曲自在に結合された第1部分21及び第2部分22からなっていて、第1部分21に上記へら部材5と柄2とが取付けられ、第1部分21と第2部分22とを跨ぐように形成された取付面23にスポンジ体6が取付けられている。
【0038】
なお、上記以外の構成と作用及び好ましい変形例等については実質的に第1実施例と同じであるから、主要な同一構成部分に第1実施例と同じ符号を付してそれらの説明は省略する。
また、第2実施例の清掃具1Bと同様に柄2を基台4の背面中間部に連結しても良い。
【0039】
図9は本発明の第4実施例を示すもので、上記第1及び第2実施例ではそれぞれ、基台4が分離自在の第1部材11と第2部材12とに分かれていて、第1部材11にへら部材5が取り付けられ、第2部材12にスポンジ体6が取り付けられているのに対し、この第4実施例の清掃具1Dは、上記基台4が1つの部材からなっていて、この基台4にへら部材5とスポンジ体6の両方が取り付けられている点で、上記各実施例と相違している。
【0040】
第4実施例の上記以外の構成については実質的に第1及び第2実施例と同じであるから、主要な同一構成部分に各実施例と同じ符号を付してその説明は省略する。
【0041】
【発明の効果】
以上に詳述したように、本発明のガラス用清掃具によれば、1つの清掃具を使用して、含水スポンジ体によるガラス面の摺擦と、へら部材による水滴の除去とを、同時にしかもヘッドの向きを前後に180反転させるといった面倒な操作を行うことなく簡単に行うことができ、作業性に優れる。
また、上記へら部材で擦り取られてガラス面を流下する水滴をスポンジ体に吸収させて再使用するといった使い方もできるため、該スポンジ体を常に水を含んだ状態に維持することが可能となり、あらためて水を含ませる作業を大幅に少なくすることができるから、上記のように2種類の用具を使い分ける必要がないことと相俟って、高窓や吹き抜け部分の窓のような、高所に形成された窓ガラス等を清掃する場合であっても、清掃具の上げ下げを行なう回数を抑えることができて極めて効率的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る清掃具の第1実施例を示す正面図である。
【図2】同背面図である。
【図3】同側面図である。
【図4】図2におけるA−A線での断面図である。
【図5】図4を分解して示す断面図である。
【図6】本発明に係る清掃具の第2実施例を示す断面図である。
【図7】本発明に係る清掃具の第3施例を示す断面図である。
【図8】第3施例の清掃具の搾水状態の要部断面図である。
【図9】本発明に係る清掃具の第4施例を示す断面図である。
【符号の説明】
1A,1B 清掃具
2 柄
3 ヘッド
4 基台
5 へら部材
5a エッジ
6 スポンジ体
6a 摺擦面
11 第1部材
12 第2部材
12a 第1プレート
12b 第2プレート
19 払拭布
21 第1部分
22 第2部分
23 取付面
Claims (2)
- ガラス面を清掃するためのヘッドと、該ヘッドに先端部材を介して角度変更可能なるように連結された操作用の柄とからなり、
上記ヘッドが、左右に細長い形をした基台の前面に、ガラス面の水滴を除去するためのエッジを有するへら部材と、ガラス面を摺擦するための摺擦面を有するスポンジ体とを、それらのエッジ及び摺擦面をともに基台の前方に向けた状態で相互に近接させて取付けることにより形成され、
上記柄は、第1及び第2の2つの連結部を介して上記基台に連結されていて、第1の連結部は、上記先端部材と基台とを、該基台の長手方向に平行な連結軸を中心に回動自在なるように連結し、第2の連結部は、上記先端部材と柄とを、上記基台の長手方向と直交する連結軸を中心に回動自在なるように連結し、
上記へら部材が基台の前面上端辺に沿って取付けられると共に、上記スポンジ体が該へら部材より下方位置で上記基台に取付けられ、上記第1の連結部が、上記基台の背面中央位置よりへら部材側に偏寄した位置に設けられ、
上記基台は、上記柄が取付けられた第1部材と、第1及び第2の2つのプレートを折曲自在に連結することにより形成された第2部材とからなっていて、該第2部材の2つのプレートに上記スポンジ体が該2つのプレートを跨いだ状態に接着され、上記第1プレートは上記第1部材に取付けられ、上記第2プレートは上記第1プレート側に折り返して該第1プレートとの間にスポンジ体を挟圧して搾水可能であることを特徴とするガラス用清掃具。 - 上記スポンジ体の摺擦面に払拭布が取付けられていることを特徴とする請求項1に記載の清掃具。
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