JP4737878B2

JP4737878B2 - Cutting method of hot air mains when diverting hot air

Info

Publication number: JP4737878B2
Application number: JP2001224353A
Authority: JP
Inventors: 光憲松村; 実浜田; 智憲坂本
Original assignee: 山九株式会社
Priority date: 2001-07-25
Filing date: 2001-07-25
Publication date: 2011-08-03
Anticipated expiration: 2021-07-25
Also published as: JP2003034811A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、改修高炉の火入れに合わせ、直前まで稼働中の他の高炉用の熱風炉及び熱風本管を部分流用する際、既設の熱風本管を切断して新設の熱風本管に切替え接続するために行う熱風炉流用時の熱風本管の切断方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来、図１を参照して示すように、改修された高炉１０の火入れに合わせ、直前まで稼働中の高炉１１用の４基の熱風炉１２及び熱風本管１３を部分流用する高炉改修工事においては、稼働中であった既設の熱風本管の一部である切断短管１４（図中斜線で示す）を途中切断し、ルート替え済みの新設の熱風本管１５に接合短管１６（エルボ）を介して接合する切替工事を行う必要がある。即ち、流用する熱風本管１３の切断短管１４の両端部の鉄皮を切断し、鉄皮の内面に内張りされた内張耐火物（キャスタブル、断熱レンガ及び耐火レンガ）を熱間で短時間に効率よく切断し、新設の接合短管１６を熱風本管１５に溶接接続した後、築炉工事を行う必要がある。
この熱風炉流用時の熱風本管の切断方法においては、流用する熱風炉１２に使用している熱風炉上部レンガ（珪石レンガ）の温度変態による材質劣化防止のため、熱風炉上部レンガが８００℃以上の熱間で短期間（一例として、切替工事期間は約１０日間、既設の熱風本管１３の切断短管１４の切断、及び新設の熱風本管１５への接合短管１６の接合期間は４日間）に行う必要がある。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来の熱風炉流用時の熱風本管の切断方法においては、未だ解決すべき以下のような問題があった。
鉄皮の切断後の内張耐火物を一挙に切断する方法はなく、手動コールピックハンマー等による煉瓦解体方法で行っているので、上記の短期間の工程に全く適合できず、しかも高温下での解体作業のため危険な作業となるので、実施が不可能であった。
【０００４】
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、短期間でルート変更工事と熱風炉上部レンガの維持対策（築炉工事業者で実施する熱風本管切断部の空気侵入防止対策や追い焚き燃焼作業等）の実施により、熱風炉上部レンガの熱間温度を維持することにより、既設の熱風本管の切断が短期間にでき、これによって、切替工事期間の短縮が可能となる熱風炉流用時の熱風本管の切断方法を提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
前記目的に沿う本発明に係る熱風炉流用時の熱風本管の切断方法は、直前まで稼働していた高温の熱風炉に接続され、鉄皮及び該鉄皮の内面に内張りされた内張耐火物を備えた高温の熱風本管の切断方法であって、
前記熱風炉の上部レンガの熱間温度を維持しながら、前記鉄皮の全周を所定の幅で切断した後、切断された前記鉄皮の内側の前記内張耐火物の露出面に、無端で回転可能に形成されたワイヤーソーを前記熱風本管の軸方向に直交する方向に押圧して引っ張りながら、しかも前記ワイヤーソーを冷却しながら前記内張耐火物を切断する。これによって、鉄皮と内張耐火物の切断を別個に行い、しかも、ワイヤーソーを冷却しながら高温の内張耐火物を切断することができる。なお、ワイヤーソーにより鉄皮を切断する場合、ワイヤーソーが鉄皮表面を滑るので、切断が困難であり、従って、切断が容易な別の切断方法で行う。
本発明に係る熱風炉流用時の熱風本管の切断方法において、ワイヤーソーの駆動プーリーを牽引台車に搭載し、牽引台車を浮き上がり防止可能な台車ガイドに沿って牽引手段により引っ張ることもできる。これによって、ワイヤーソーに内張耐火物を切断するために必要なテンション（張力）を確実に付与することができ、かつ切断方向を一定にできる。
【０００６】
本発明に係る熱風炉流用時の熱風本管の切断方法において、鉄皮の切断はアークカッター又はガス切断機により行うこともできる。これによって、鉄皮の切断を短時間で、かつ充分な切断精度で行うことができる。
本発明に係る熱風炉流用時の熱風本管の切断方法において、ワイヤーソーを散水により冷却することもできる。これによって、冷却のためのランニングコスト及び設備費が低減される。
本発明に係る熱風炉流用時の熱風本管の切断方法において、すべての操作を遠隔により行うこともできる。これによって、高温の作業環境から作業者の安全を確保することができる。
本発明に係る熱風炉流用時の熱風本管の切断方法において、ワイヤーソーの切刃にはダイヤモンドを装着することもできる。これによって、内張耐火物の切断性が向上する。
【０００７】
【発明の実施の形態】
続いて、添付した図面を参照しつつ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発明の理解に供する。
ここに、図１は本発明の一実施の形態に係る熱風炉流用時の熱風本管の切断方法を説明する全体配置図、図２は同熱風炉流用時の熱風本管の切断方法における鉄皮の切断状態を示す説明図、図３は同熱風炉流用時の熱風本管の切断方法における内張耐火物の切断要領を示す説明図である。
【０００８】
図１に示すように、本発明の一実施の形態に係る熱風炉流用時の熱風本管の切断方法に用いる耐火物切断装置２０は、改修された高炉１０の火入れに合わせ、直前まで稼働していた他の高炉１１用の高温の熱風炉１２（実施の形態においては４基）に接続された高温の熱風本管１３の一部である切断短管１４（図１で斜線で示す部分）を切断して、高炉１０用の新設された熱風本管１５に接合短管１６（エルボ）を介して接続するために使用する装置である。なお、高炉１０、１１の炉腹部近傍にはそれぞれ、熱風本管１５、１３に接続された熱風環状管１７、１８が配置されている。以下、これらについて詳しく説明する。なお、熱風本管１３又は切断短管１４の軸方向をＹ方向、Ｙ方向に直交する方向をＸ方向、高さ方向をＺ方向と定義する。
【０００９】
図２及び図３に示すように、熱風本管１３は、鉄皮２１及び鉄皮２１の内面２２に内張りされた内張耐火物２３を備えており、稼働直後の高温（例えば、熱風炉上部レンガの温度が８００℃以上）の４基の熱風炉１２に熱風炉出口管２４を介して接続されている。内張耐火物２３は、鉄皮２１側から順に、キャスタブル、断熱レンガ及び耐火レンガが積層されて構成されている。
図１及び図２に示すように、熱風本管１３の切断短管１４の両端部の切断部位ａ、ｂは、耐火物切断装置２０を使用する前に、鉄皮切断手段の一例であるアークカッターにより鉄皮２１の全周を所定の幅Ｗで切断しておく。なお、熱風本管１５及び接合短管１６の構造も熱風本管１３と同様の構造である。
切断短管１４を含む熱風本管１３は、図３に示すように、架台１９上に所定の間隔を開けて配置された複数の管台１９ａに取付けられている。熱風本管１５及び接合短管１６も、熱風本管１３と同様、架台１９上に所定の間隔を開けて配置された複数の管台に取付けられている。
【００１０】
図１〜図３に示すように、耐火物切断装置２０は、切断された鉄皮２１の内側の内張耐火物２３（温度は８００〜９００℃）の露出面２５に巻回された無端のワイヤーソー２６と、ワイヤーソー２６を回転駆動する駆動プーリー２７と、駆動プーリー２７を搭載した牽引台車２８と、牽引台車２８を熱風本管１３の軸方向２９に直交する方向に押圧しながら引っ張って移動可能な牽引手段の一例であるチェーンブロック３０とを有している。
【００１１】
ワイヤーソー２６は、切刃にはダイヤモンドが装着されており、チェーンソーの構造と同様、リンク及びリンクピンによる連結構造である。高温の内張耐火物２３を切断するため、ワイヤーソー２６は非常に高温になるので、牽引台車２８上にはワイヤーソー２６に散水してワイヤーソー２６を冷却する散水手段（図示せず）が搭載されている。
牽引台車２８上には、駆動プーリー２７を回転する減速機付電動機３１が設けられている。牽引台車２８は、台車本体の前後（Ｘ）、左右（Ｙ）方向に４つの車輪（図示せず）が設けられており、４つの車輪は浮き上がり防止可能で、架台１９上に着脱可能に設けられた台車ガイド３２によりガイドされてＸ方向に進退可能に構成されている。
【００１２】
次いで、本発明の一実施の形態に係る熱風炉流用時の熱風本管の切断方法を用いた施工手順について、図を参照しながら説明する。
（１）図１に示すように、新設する熱風本管１５及び接合短管１６、切断短管１４の重量及びこの吊り上げ手段（例えば、天井クレーン）の容量、耐火物切断装置２０の設置場所及び切断ストローク等を考慮して、既設の熱風本管１３の切断管端１４の位置及びサイズ（切断部位ａ、ｂ）を決定する。
（２）図１及び図３に示すように、まず、切断部位ａに合わせて台車ガイド３２を架台１９上に固定し、台車ガイド３２に牽引台車２８をセットし、さらに、牽引台車２８にチェーンブロック３０を連結する。
（３）図２に示すように、切断部位ａ、ｂにおいて、切断幅Ｗ（１００ｍｍ）の罫書き線をマーキングする。
【００１３】
（４）図２に示すように、切断部位ａ、ｂにおいて、切断による熱風本管１３の変形を防止するため、１点鎖線で示すコ字状の仮受治具３３を、計４箇所仮溶接する。
（５）図２に示すように、アークカッターを用いて、鉄皮２１の切断幅Ｗの部分を切断する。
（６）図３に示すように、リンクピンを脱着して無端のワイヤーソー２６を鉄皮２１の内面２２に内張りされた内張耐火物２３の露出面２５及び駆動プーリー２７に巻回する。
【００１４】
（７）減速機付電動機３１を駆動して駆動プーリー２７を介してワイヤーソー２６を回転させながら、散水手段によりワイヤーソー２６に散水してワイヤーソー２６を冷却すると共に、チェーンブロック３０を引張操作して、ワイヤーソー２６に一定の張力を付加しながら、徐々に切断部位ａの内張耐火物２３を切断する。
（８）次いで、切断部位ｂについて、上記（２）、（５）〜（７）と同様に行い、徐々に切断部位ｂの内張耐火物２３を切断する。
（９）吊り上げ手段により切断短管１４を搬送、撤去する。
（１０）切断部位ａの熱風本管１３側の切り口をグラインダーにより手入れを行い、接合短管１６を介して、熱風本管１５と熱風炉１２側の熱風本管１３との鉄皮の溶接をする。
（１１）接合短管１６の内張耐火物２３の施工を行う。
【００１５】
前記実施の形態においては、ワイヤーソー２６の切刃にはダイヤモンドを装着したものが、ベストと考えられるが、これに限定されず、その他の材質のものであっても構わない。
耐火物切断装置２０の操作方法及び操作位置については、説明しなかったが、必要に応じて、すべての操作を作業者が遠隔により行うように構成することもできる。
散水手段を牽引台車２８に設けたが、これに限定されず、作業者が水ホースを手で持って、ワイヤーソー２６に散水することもできる。ワイヤーソーの冷却を散水により行ったが、これに限定されず、状況に応じて、その他の冷却媒体（液体、気体を含む）により冷却することもできる。
鉄皮切断手段としてアークカッターを用いたが、これに限定されず、その他の方法（例えば、ガス切断法）を用いることもできる。
【００１６】
鉄皮２１の切断の幅Ｗは、ワイヤーソー２６のサイズや材質、熱風本管径、本管板厚等を考慮して決定される。
ワイヤーソー２６を牽引台車２８及び台車ガイド３２を介して、略水平方向に引っ張ったが、これに限定されず、状況に応じて、例えば、垂直又は斜め方向に引っ張ることもできる。
牽引手段としてチェーンブロック３０を用いたが、これに限定されず、油圧又は電動シリンダー等を使用することもできる。
耐火物切断装置２０を１台使用して切断部位ａ、ｂを２回に分けて切断したが、これに限定されず、耐火物切断装置２０を２台使用して切断部位ａ、ｂを同時に又は別々に切断することもできる。
【００１７】
【発明の効果】
請求項１〜６記載の熱風炉流用時の熱風本管の切断方法においては、鉄皮と内張耐火物の切断を別個に行い、しかも、ワイヤーソーを冷却しながら高温の内張耐火物を切断することができるので、熱間で内張耐火物を精度良く、かつ短時間で切断でき、これによって、切替工事期間の短縮が可能となる。
特に、請求項２記載の熱風炉流用時の熱風本管の切断方法においては、ワイヤーソーに内張耐火物を切断するために必要な張力を確実に付与することができ、かつ切断方向を一定にできるので、切断精度が向上し、かつ切断時間が短縮される。
【００１８】
請求項３記載の熱風炉流用時の熱風本管の切断方法においては、鉄皮の切断を短時間で、かつ充分な切断精度で行うことができるので、全体の切替工事期間の短縮が図られる。
請求項４記載の熱風炉流用時の熱風本管の切断方法においては、冷却のためのランニングコスト及び設備費が低減されるので、経済的である。
請求項５記載の熱風炉流用時の熱風本管の切断方法においては、高温の作業環境から作業者の安全を確保することができるので、安全性が向上する。
請求項６記載の熱風炉流用時の熱風本管の切断方法においては、内張耐火物の切断性が向上するので、熱間で内張耐火物を精度良く、かつ短時間で切断でき、これによって、切替工事期間をさらに短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施の形態に係る熱風炉流用時の熱風本管の切断方法を説明する全体配置図である。
【図２】同熱風炉流用時の熱風本管の切断方法における鉄皮の切断状態を示す説明図である。
【図３】同熱風炉流用時の熱風本管の切断方法における内張耐火物の切断要領を示す説明図である。
【符号の説明】
１０、１１：高炉、１２：熱風炉、１３：熱風本管、１４：切断短管、１５：熱風本管、１６：接合短管（エルボ）、１７、１８：熱風環状管、１９：架台、１９ａ：管台、２０：耐火物切断装置、２１：鉄皮、２２：内面、２３：内張耐火物、２４：熱風炉出口管、２５：露出面、２６：ワイヤーソー、２７：駆動プーリー、２８：牽引台車、２９：軸方向、３０：チェーンブロック（牽引手段）、３１：減速機付電動機、３２：台車ガイド、３３：仮受治具[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention cuts the existing hot air main and switches to the newly installed hot air main when partially diverting the hot blast furnace and hot air main for other blast furnaces that are operating until just before the renovation blast furnace. The present invention relates to a hot air main cutting method for diverting a hot air furnace.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, as shown with reference to FIG. 1, in the blast furnace renovation work in which the four hot blast furnaces 12 for the blast furnace 11 and the hot blast main pipe 13 that are operating until just before are partially diverted to the fire of the modified blast furnace 10. Cut the short cutting pipe 14 (indicated by the slanted line in the figure), which is a part of the existing hot air main pipe that has been in operation, to the new hot air main pipe 15 that has been rerouted. It is necessary to perform the switching work to join through That is, the iron shells at both ends of the cutting short pipe 14 of the hot air main pipe 13 to be diverted are cut, and the lining refractories (castable, heat insulating bricks and refractory bricks) lined on the inner surface of the iron skin are heated for a short time. It is necessary to perform the construction of the furnace after cutting it efficiently and welding the newly joined short pipe 16 to the hot air main pipe 15.
In the hot air main cutting method at the time of diverting the hot stove, in order to prevent material deterioration due to temperature transformation of the hot stove upper brick (silica brick) used in the diverted hot stove 12, the hot stove upper brick is 800 ° C. A short period between the above-mentioned hots (for example, the switching work period is about 10 days, the cutting of the cutting short pipe 14 of the existing hot air main pipe 13 and the joining period of the joining short pipe 16 to the new hot air main pipe 15 are 4 days).
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
However, Oite the cutting method of the hot air main pipe when the conventional hot air oven diverted, there are the following problems to be solved yet.
There is no method to cut the refractory lining after cutting the iron shell at once, and it is done by brick demolition method with manual call pick hammer etc., so it can not be adapted to the above short-term process at all and at high temperature It was impossible to carry out the work because it was dangerous because of the dismantling work.
[0004]
The present invention has been made in view of such circumstances, and in a short period of time, the route change work and the maintenance measures for the hot-blast furnace upper bricks (the measures to prevent air intrusion and the renewal of the hot-air main cutting section implemented by the furnace construction contractor) By maintaining the hot temperature of the upper brick of the hot stove by carrying out the combustion work, etc., the existing hot air main can be cut in a short period of time, which makes it possible to shorten the switching work period. It aims at providing the cutting method of the hot-air main pipe at the time.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
The method for cutting a hot air main pipe at hot air oven diverted according to the present invention is connected to a high-temperature hot air furnace which was running immediately before, lined the refractory lining on the inner surface of the steel shell and the steel shell along the object A method for cutting hot hot air mains with objects,
While maintaining the hot temperature of the upper bricks of the hot air oven, after cutting the entire circumference of the furnace shell at a predetermined width, the exposed surface of the refractory lining on the inside of the furnace shell cut, endless in while rotatably formed wire saw tension to press in a direction perpendicular to the axial direction of the hot air main, yet cutting the refractory lining while cooling the wire saw. Thereby, the cutting of the iron skin and the lining refractory can be performed separately, and the high-temperature lining refractory can be cut while cooling the wire saw. In addition, when cutting an iron skin with a wire saw, since the wire saw slides on the surface of the iron skin, the cutting is difficult, and therefore, it is performed by another cutting method that is easy to cut.
In the hot air main cutting method when diverting a hot stove furnace according to the present invention, the driving pulley of the wire saw can be mounted on the towing cart, and the towing cart can be pulled by the towing means along the cart guide that can prevent the lifting cart from being lifted. Thereby, the tension (tension) necessary for cutting the lining refractory can be reliably applied to the wire saw, and the cutting direction can be made constant.
[0006]
In the hot air main cutting method for diverting a hot blast furnace according to the present invention, the iron skin can be cut by an arc cutter or a gas cutter. As a result, the iron skin can be cut in a short time and with sufficient cutting accuracy.
In the hot air main cutting method when diverting the hot stove according to the present invention, the wire saw can be cooled by watering. This reduces running costs and equipment costs for cooling.
In the hot air main cutting method for diverting a hot stove according to the present invention, all operations can be performed remotely. Thereby, it is possible to ensure the safety of the worker from the high temperature work environment.
In the hot air main cutting method for diverting a hot air furnace according to the present invention, diamond can be attached to the cutting edge of the wire saw. Thereby, the cutting property of the lining refractory is improved.
[0007]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Next, embodiments of the present invention will be described with reference to the accompanying drawings for understanding of the present invention.
Here, FIG. 1 is an overall layout diagram for explaining a hot air main cutting method when diverting a hot air furnace according to an embodiment of the present invention, and FIG. 2 is an iron in the hot air main cutting method when diverting the hot air furnace. FIG. 3 is an explanatory view showing the cutting procedure of the lined refractory in the hot air main cutting method when diverting the hot air furnace.
[0008]
As shown in FIG. 1, the refractory cutting device 20 used in the hot air main cutting method for diverting a hot blast furnace according to an embodiment of the present invention operates until just before the blast furnace 10 is fired. Cutting short pipe 14 (part shown by hatching in FIG. 1) which is a part of the hot hot air main pipe 13 connected to the hot blast furnace 12 (four in the embodiment) for the other blast furnace 11 Is used to connect to a newly installed hot air main pipe 15 for the blast furnace 10 via a joining short pipe 16 (elbow). In addition, hot-air annular pipes 17 and 18 connected to hot-air main pipes 15 and 13 are disposed in the vicinity of the hoods of the blast furnaces 10 and 11, respectively. These will be described in detail below. In addition, the axial direction of the hot air main pipe 13 or the cutting short pipe 14 is defined as the Y direction, the direction orthogonal to the Y direction is defined as the X direction, and the height direction is defined as the Z direction.
[0009]
As shown in FIGS. 2 and 3, the hot air main pipe 13 includes an iron shell 21 and a lined refractory material 23 lined on the inner surface 22 of the iron skin 21, and has a high temperature immediately after operation (for example, the upper part of the hot air furnace). The bricks are connected to four hot stoves 12 having a temperature of 800 ° C. or higher via hot stove outlet tubes 24. The lining refractory 23 is configured by laminating castable, heat insulating bricks, and refractory bricks in order from the iron skin 21 side.
As shown in FIGS. 1 and 2, the cutting sites a and b at both ends of the cutting short pipe 14 of the hot air main pipe 13 are arcs that are an example of an iron skin cutting means before using the refractory cutting apparatus 20. The entire circumference of the iron skin 21 is cut with a predetermined width W by a cutter. The structure of the hot air main pipe 15 and the junction short pipe 16 is the same as that of the hot air main pipe 13.
As shown in FIG. 3, the hot air main pipe 13 including the cut short pipe 14 is attached to a plurality of pipe bases 19 a arranged at predetermined intervals on the gantry 19. Similarly to the hot air main pipe 13, the hot air main pipe 15 and the joining short pipe 16 are also attached to a plurality of pipe bases arranged at a predetermined interval on the mount 19.
[0010]
As shown in FIGS. 1 to 3, the refractory cutting device 20 is an endless wound around an exposed surface 25 of a lining refractory 23 (temperature is 800 to 900 ° C.) inside the cut iron skin 21. Pulling while pulling the wire saw 26, the drive pulley 27 that rotationally drives the wire saw 26, the traction carriage 28 that carries the drive pulley 27, and the traction carriage 28 in a direction orthogonal to the axial direction 29 of the hot air main pipe 13. The chain block 30 is an example of a movable pulling means.
[0011]
The wire saw 26 has diamonds attached to the cutting edge, and has a connection structure using links and link pins, similar to the structure of a chain saw. Since the wire saw 26 becomes very hot to cut the high-temperature lining refractory 23, watering means (not shown) for sprinkling the wire saw 26 and cooling the wire saw 26 on the traction carriage 28 is provided. It is installed.
An electric motor 31 with a speed reducer that rotates the drive pulley 27 is provided on the traction carriage 28. The traction carriage 28 is provided with four wheels (not shown) in the front and rear (X) and left and right (Y) directions of the carriage body, and the four wheels can be prevented from being lifted and are detachably provided on the gantry 19. It is configured to be able to advance and retreat in the X direction by being guided by the cart guide 32.
[0012]
Next, a construction procedure using the hot air main cutting method for diverting a hot stove according to an embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings.
(1) As shown in FIG. 1, the weight of the hot air main pipe 15 and the joining short pipe 16 and the cutting short pipe 14 to be newly installed, the capacity of the lifting means (for example, an overhead crane), the installation place of the refractory cutting apparatus 20 and Considering the cutting stroke and the like, the position and size (cutting parts a and b) of the cutting pipe end 14 of the existing hot air main pipe 13 are determined.
(2) As shown in FIGS. 1 and 3, first, the carriage guide 32 is fixed on the gantry 19 in accordance with the cutting part a, the traction carriage 28 is set on the trolley guide 32, and the chain is attached to the traction carriage 28. The blocks 30 are connected.
(3) As shown in FIG. 2, marking lines with a cutting width W (100 mm) are marked at the cutting sites a and b.
[0013]
(4) As shown in FIG. 2, in order to prevent the hot air main pipe 13 from being deformed by cutting at the cutting sites a and b, a U-shaped temporary receiving jig 33 indicated by a one-dot chain line is temporarily installed at a total of four locations. Weld.
(5) As shown in FIG. 2, the part of the cutting width W of the iron skin 21 is cut using an arc cutter.
(6) As shown in FIG. 3, the link pin is removed and the endless wire saw 26 is wound around the exposed surface 25 of the lining refractory 23 lined on the inner surface 22 of the iron skin 21 and the drive pulley 27.
[0014]
(7) While driving the motor 31 with speed reducer and rotating the wire saw 26 via the drive pulley 27, the water saw 26 is sprinkled by the water spray means to cool the wire saw 26 and the chain block 30 is pulled. Then, while applying a certain tension to the wire saw 26, the lining refractory 23 at the cutting site a is gradually cut.
(8) Next, the cutting part b is performed in the same manner as the above (2) and (5) to (7), and the lining refractory 23 at the cutting part b is gradually cut.
(9) The cutting short tube 14 is transported and removed by the lifting means.
(10) The cutting portion a of the hot air main pipe 13 side of the cutting part a is cared for by a grinder, and the welding of the iron skin between the hot air main pipe 15 and the hot air main pipe 13 on the hot air furnace 12 side is performed through the joining short pipe 16. To do.
(11) Construction of the lining refractory 23 of the joining short pipe 16 is performed.
[0015]
In the above-described embodiment, it is considered that the cutting blade of the wire saw 26 is equipped with diamond, but the best is not limited to this, but may be made of other materials.
Although the operation method and the operation position of the refractory cutting device 20 have not been described, it is possible to configure the operator so that all operations can be performed remotely if necessary.
Although the sprinkling means is provided in the traction cart 28, the present invention is not limited to this, and the operator can also sprinkle the wire saw 26 with the water hose by hand. Although cooling of the wire saw was performed by watering, it is not limited to this, and it can be cooled by other cooling media (including liquid and gas) depending on the situation.
Although the arc cutter is used as the iron skin cutting means, the method is not limited to this, and other methods (for example, a gas cutting method) can also be used.
[0016]
The cutting width W of the iron skin 21 is determined in consideration of the size and material of the wire saw 26, the hot air main pipe diameter, the main pipe plate thickness, and the like.
Although the wire saw 26 is pulled in a substantially horizontal direction via the traction carriage 28 and the carriage guide 32, the wire saw 26 is not limited to this, and can be pulled in a vertical or oblique direction, for example, depending on the situation.
Although the chain block 30 is used as the traction means, the present invention is not limited to this, and a hydraulic or electric cylinder can be used.
Although the cutting site | part a and b was cut into 2 times using one refractory cutting device 20, it is not limited to this, The cutting site | parts a and b are used simultaneously using two refractory cutting devices 20 Or they can be cut separately.
[0017]
【The invention's effect】
In the hot air main cutting method for diverting a hot blast furnace according to claims 1 to 6, cutting of the iron shell and the lining refractory is performed separately, and a high-temperature lining refractory is cooled while cooling the wire saw. Since it can cut | disconnect, a lining refractory can be cut | disconnected accurately in a short time with hot, and, thereby, shortening of a switching construction period is attained.
In particular, in the hot air main cutting method for diverting a hot blast furnace according to claim 2, it is possible to reliably apply the tension necessary for cutting the lining refractory to the wire saw and to keep the cutting direction constant. Therefore, the cutting accuracy is improved and the cutting time is shortened.
[0018]
In the hot air main cutting method for diverting a hot stove according to claim 3, the cutting of the iron skin can be performed in a short time and with sufficient cutting accuracy, so that the entire switching work period can be shortened. .
In the hot air main cutting method for diverting a hot stove according to claim 4, the running cost and equipment cost for cooling are reduced, which is economical.
In the hot air main cutting method for diverting a hot stove according to claim 5, the safety of the worker can be ensured from a high temperature work environment, and thus the safety is improved.
In the method for cutting a hot air main pipe when diverting a hot blast furnace according to claim 6, since the cutting property of the lining refractory is improved, the lining refractory can be cut with high accuracy and in a short time. Therefore, the switching construction period can be further shortened.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an overall layout diagram illustrating a method for cutting a hot air main pipe when diverting a hot stove furnace according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is an explanatory view showing a cutting state of an iron skin in a method for cutting a hot air main pipe when diverting the same hot air furnace.
FIG. 3 is an explanatory view showing the cutting procedure of the lining refractory in the hot air main cutting method when diverting the hot air furnace.
[Explanation of symbols]
10, 11: Blast furnace, 12: Hot air furnace, 13: Hot air main pipe, 14: Cutting short pipe, 15: Hot air main pipe, 16: Bonded short pipe (elbow), 17, 18: Hot air annular pipe, 19: Mounting frame, 19a: nozzle, 20: refractory cutting device, 21: iron skin, 22: inner surface, 23: lining refractory, 24: hot-blast furnace outlet pipe, 25: exposed surface, 26: wire saw, 27: drive pulley, 28: Tow truck, 29: Axial direction, 30: Chain block (traction means), 31: Electric motor with reduction gear, 32: Truck guide, 33: Temporary receiving jig

Claims

直前まで稼働していた高温の熱風炉に接続され、鉄皮及び該鉄皮の内面に内張りされた内張耐火物を備えた高温の熱風本管の切断方法であって、
前記熱風炉の上部レンガの熱間温度を維持しながら、前記鉄皮の全周を所定の幅で切断した後、切断された前記鉄皮の内側の前記内張耐火物の露出面に、無端で回転可能に形成されたワイヤーソーを前記熱風本管の軸方向に直交する方向に押圧して引っ張りながら、しかも前記ワイヤーソーを冷却しながら前記内張耐火物を切断することを特徴とする熱風炉流用時の熱風本管の切断方法。 A method for cutting a hot hot air main pipe, which is connected to a high temperature hot air furnace that has been operating until just before, and has an iron lining and a refractory lining on the inner surface of the iron skin,
While maintaining the hot temperature of the upper brick of the hot stove, after cutting the entire circumference of the iron skin with a predetermined width, on the exposed surface of the lining refractory inside the cut iron skin, endless The hot blast is characterized in that the lining refractory is cut while the wire saw is cooled while being pressed and pulled in a direction perpendicular to the axial direction of the hot air main pipe. How to cut hot air mains when diverting furnaces.

請求項１記載の熱風炉流用時の熱風本管の切断方法において、前記ワイヤーソーの駆動プーリーを牽引台車に搭載し、該牽引台車を浮き上がり防止可能な台車ガイドに沿って牽引手段により引っ張ることを特徴とする熱風炉流用時の熱風本管の切断方法。 The hot air main cutting method for diverting a hot blast furnace according to claim 1, wherein the driving pulley of the wire saw is mounted on a traction carriage, and the traction carriage is pulled by a traction means along a trolley guide that can be prevented from being lifted. A method for cutting a hot air main pipe when the hot air furnace is used.

請求項１又は２記載の熱風炉流用時の熱風本管の切断方法において、前記鉄皮の切断はアークカッター又はガス切断機により行うことを特徴とする熱風炉流用時の熱風本管の切断方法。 The method for cutting a hot air main pipe for diverting a hot air furnace according to claim 1 or 2, wherein the cutting of the iron skin is performed by an arc cutter or a gas cutting machine. .

請求項１〜３のいずれか１項に記載の熱風炉流用時の熱風本管の切断方法において、前記ワイヤーソーを散水により冷却することを特徴とする熱風炉流用時の熱風本管の切断方法。 The cutting method of the hot air main pipe | tube at the time of hot-blast furnace diversion characterized by the above-mentioned. .

請求項１〜４のいずれか１項に記載の熱風炉流用時の熱風本管の切断方法において、すべての操作を遠隔により行うことを特徴とする熱風炉流用時の熱風本管の切断方法。 The method for cutting a hot air main pipe for diverting a hot air furnace according to any one of claims 1 to 4, wherein all operations are performed remotely.

請求項１〜５のいずれか１項に記載の熱風炉流用時の熱風本管の切断方法において、前記ワイヤーソーの切刃にはダイヤモンドが装着されていることを特徴とする熱風炉流用時の熱風本管の切断方法。 The hot air main cutting method according to any one of claims 1 to 5, wherein a diamond is attached to a cutting edge of the wire saw. Hot air main cutting method.