JP4737645B2 - 情報配信システム、情報配信方法および情報配信サーバならびに端末装置 - Google Patents

情報配信システム、情報配信方法および情報配信サーバならびに端末装置

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Description

本発明は、端末装置と情報配信サーバからなる通信型のPOI情報配信システムに関するものであり、特に、ユーザが興味対象場所(Point of Interest:以下単にPOIという)の名称を検索、指定する操作手順なしに、ユーザ本人の移動履歴に基づいてユーザが具体的に思い出すことができない過去に訪れたPOIの情報を端末装置に配信するように構成した情報配信システム、情報配信方法および情報配信サーバならびに端末装置に関するものである。
近年、携帯電話など携帯端末がブラウザを搭載し、インターネットにアクセスして所望の情報の提供を受けることができるようになっている。このようなシステムにおいては、ユーザは携帯端末を操作して、サーバに備えられた検索エンジン等を利用して所望のサイトを見出し、当該サイトのコンテンツをダウンロードして、ブラウザにより当該コンテンツを閲覧している。上記コンテンツには種々のカテゴリに属する情報があり、店舗やイベントの情報提供、鉄道路線の時刻表の提供や、鉄道の乗り換え案内なども含まれる。
店舗やイベントの情報提供にあっては、ユーザが携帯端末を操作して店舗やイベントのカテゴリ、検索したい地域を入力して検索を要求すると、サーバにて指定されたカテゴリに該当し、かつ当該地域に存在する店舗やイベントが検索され、その情報が携帯端末に配信される。時刻表の提供においては、ユーザが携帯端末を操作して、路線を指定すると、当該路線の時刻表が携帯端末の表示装置の画面上に提示される。また、乗り換え案内においては、ユーザが、出発地や目的地を指定することにより、推奨する経路が提示される。
情報配信サーバも機能が充実され、上記のような鉄道路線やバス路線の時刻表の提供や乗り換え案内にとどまらず、従来の車載用ナビゲーションシステムの機能を携帯電話などの携帯端末に提供する情報配信サーバも実現されている。このようなシステムによれば、自動車の運転者のみならず、歩行者に対するナビゲーションサービスを提供することができる。
携帯電話のユーザは上記のようなサービスを利用して種々の所望の情報を得ることができる。例えば、ユーザが興味を持っているPOIに関する地図や営業内容、価格、営業時間などの情報を得ることができる。POIとは、例えば、ホテル、レストラン、デパート、テーマパーク、コンビニ、ガソリンスタンド、運動施設、公園などのあらゆる店舗、施設が対象となり得る。このためPOIは種類(カテゴリ)が膨大であり、当該カテゴリに属する店舗、場所も無数に存在する。情報配信サーバがカバーする範囲が広ければ広いほどその数も増大する。
したがって、これら無数のPOIに関する情報をユーザに提供するため、情報配信サーバはPOI情報データベースを備えている。このPOI情報データベースにおいては、POIはカテゴリ分けされており、また、このPOIカテゴリはその数の多さから大分類、中分類、小分類などと階層化されている。ユーザは携帯端末に表示されたメニュー画面から所望のPOIカテゴリを選択して情報配信サーバにデータを要求することになるが、特定の所望のPOIカテゴリを選択するために、大分類、中分類、小分類とカテゴリの階層をたどり、情報配信を希望するPOIカテゴリを選択することになる。
また、ユーザが特定のPOIに関する情報の配信を希望する場合は、当該POIを利用する意図を持っているのが普通であるから、ユーザが希望する地域や現在地周辺のPOIに関する情報を得ることが目的であることが一般的である。従ってPOIカテゴリを選択するとともに、POIの存在する地域や自身の現在位置情報を指定する操作を伴う。
ユーザが利用する携帯端末が携帯電話である場合、最近の携帯電話はGPS受信機を備え、GPS衛星からの信号を受信して自身の現在位置を算出する測位機能を有しているため、この機能を利用して現在位置を情報配信サーバに送信することができる。また、ナビゲーションサービスを受けることのできる携帯端末であれば、所望の特定のPOI情報を得た後、現在位置または自宅、勤務先など所望の地点を出発地として当該特定のPOIまでの経路探索を受けることもできる。
このようなPOI情報提供システムが種々に提案されている中で、検索条件として様々な情報に基づいて情報を検索することができるサービスも提供されている。
うろ覚えの情報をキー入力として、目的の文字列を曖昧検索できる技術が、例えば、下記の特許文献1(特開平10−21262号公報)に「情報検索装置」として開示されている。この特許文献1には、住所の曖昧検索を地図情報の検索に適用し、例えば、「大みか」と発音などで入力すると、「大みか町」付近の地図を表示するようになっており、カーナビゲーションの操作等に用いて目的地入力に利用できることが開示されている。
また、登録された位置情報をキーワードとして検索する技術が、例えば、下記の特許文献2(特開2004−192367号公報)に「位置情報を使用した情報管理装置」として開示されている。この特許文献2には、操作・表示部から位置情報を指定して検索を行うことにより、景観を示す画像データと、それを説明する文書データを、リンク情報なしに容易に検索することができ、また、現在位置を特定するために地図情報をガイドとして、この位置情報に関連する画像データ、文書データなどを検索、表示を行うナビゲーションシステムが開示されている。
特開平10−21262号公報(図39、段落[0085]) 特開2004−192367号公報(図6、段落[0023]〜[0025])
ところで、目的地を設定する際に、かつて行ったことのある目的地を明確に覚えていない場合がある。例えば、「昨年の夏行った、海沿いのレストラン」にもう一度行こうと思って、ナビゲーション装置に目的地を設定したい場合、上記特許文献1に開示された従来技術では、レストランの名称を全く覚えていない場合には、うろ覚えのキーワードすら無いので曖昧検索もできないという問題があった。
また、上記特許文献2に開示された従来技術では、海の近くにあるという属性をもつレストランの数は非常に多いため、絞り込むことが困難であるという問題があった。
また、ナビゲーション装置の検索履歴を昨年の夏まで遡って検索できたとしても、昨年の夏という条件では検索範囲が広すぎるため、検索の負担を増大させるという問題があった。さらに、「昨年の夏行った、海沿いのレストラン」がその時の目的地ではなくて、目的地に到着する前にたまたま立ち寄ったレストランである場合は、検索履歴にも無いので検索自体ができないという問題点もあった。
本願の発明者は、上記の問題点を解消すべく種々検討を重ねた結果、ユーザが所持する端末装置の位置情報履歴(ログ)を予めサーバに記憶させておき、この位置情報ログに基づいて、ユーザが過去に訪れたことがある場所を効率良く見つけ出すことによって、より使い勝手のよい経路探索や、POIについての情報を知ることができることにより、上記問題点を解消し得ることを想到して本発明を完成するに至ったものである。
すなわち、本発明は上記の問題点を解消することを課題とし、ユーザ本人の移動履歴に基づいてユーザが具体的に思い出すことができない過去に訪れたPOIの情報を端末装置に配信するようにした情報配信システム、情報配信方法および情報配信サーバならびに端末装置を提供することを目的とするものである。
前記課題を解決するために、本願の請求項1にかかる発明は、
ユーザが所望するPOIの情報を配信する情報配信サーバと、ネットワークを介して前記情報配信サーバと接続する端末装置と、を備えた情報配信システムであって、
前記情報配信システムは、
POIの位置情報を含むPOI情報を蓄積したPOI情報データベースと、
前記端末装置の現在位置を取得するための現在位置取得手段と、
前記現在位置取得手段で取得した位置情報と当該位置情報を取得した現在時刻とを含む位置情報ログを蓄積した移動ログデータベースと、
POIの検索条件を入力する入力手段と、
入力された検索条件に含まれる検索条件文字列から時間的要素を含むキーワードと地理的要素を含むキーワードとを抽出するキーワード抽出手段と、
前記キーワード抽出手段で抽出されたキーワードによって前記移動ログデータベースに記憶されている当該端末装置の位置情報ログを絞り込む絞込み手段と
前記POIの周辺領域に存在する、当該絞り込まれた位置情報ログの数を集計する集計手段と、
前記集計手段で集計した前記位置情報ログの数の多い順にソートするPOI情報ソート手段と、を備えことを特徴とする。
本願の請求項2にかかる発明は、請求項1にかかる情報配信システムにおいて、前記情報配信システムは、前記絞り込み手段で絞り込んだ位置情報ログ周辺に存在するPOIを抽出するPOI抽出手段を更に備え、前記集計手段は、当該抽出されたPOIについて位置情報ログの数を集計することを特徴とする。
本願の請求項3にかかる発明は、請求項1にかかる情報配信システムにおいて、前記情報配信システムは、前記キーワード抽出手段によって、入力された検索条件に含まれる検索条件文字列からPOIを特定するキーワードを抽出し、当該抽出されたキーワードによってPOIを検索するPOI検索手段を更に備え、前記集計手段は、前記検索されたPOIについて前記位置情報ログの数を集計することを特徴とする。
本願の請求項4にかかる発明は、請求項1または請求項2にかかる情報配信システムにおいて、常時起動している計時機能を備え、前記現在位置取得手段は、前記計時機能によって定期的に位置情報を取得することを特徴とする。
また、本願の請求項5にかかる発明は、
ユーザが所望するPOIの情報を配信する情報配信サーバと、ネットワークを介して前記情報配信サーバと接続する端末装置と、を備えた情報配信システムにおける情報配信方法において、
前記情報配信システムは、POIの位置情報を含むPOI情報を蓄積したPOI情報データベースと、端末装置の位置情報と当該位置情報を取得した現在時刻とを含む位置情報ログを蓄積した移動ログデータベースと、を備え、
前記端末装置の現在位置を取得する第1のステップと、
前記第1のステップで取得した位置情報と当該位置情報を取得した現在時刻とを含む位置情報ログを前記移動ログデータベースに蓄積する第2のステップと、
POIの検索条件を入力する第3のステップと、
前記第3のステップで入力された検索条件に含まれる検索条件文字列から時間的要素を含むキーワードと地理的要素を含むキーワードとを抽出する第4のステップと、
前記第4のステップで抽出されたキーワードによって前記移動ログデータベースに記憶されている当該端末装置の位置情報ログを絞り込む第5のステップと、
前記第5のステップで位置情報ログが絞り込まれた場合、前記POIの周辺領域に存在する、当該絞り込まれた位置情報ログの数を集計する第6のステップと、
前記第6のステップで集計された前記位置情報ログの数の多い順にPOI情報をソートする第7のステップと、を有することを特徴とする。
本願の請求項6にかかる発明は、請求項5にかかる情報配信方法において、前記情報配信方法は、前記第5のステップで絞り込まれた位置情報ログ周辺に存在するPOIを抽出するPOI抽出ステップを更に有し、前記第6のステップは、前記POI抽出ステップにおいて抽出されたPOIについて位置情報ログの数を集計する処理を含むことを特徴とする。
本願の請求項7にかかる発明は、請求項5にかかる情報配信方法において、前記情報配信方法は、前記第のステップで抽出されたキーワードによって、入力された検索条件に含まれる検索条件文字列からPOIを特定するキーワードを抽出し、当該抽出されたキーワードによってPOIを検索するPOI検索ステップを更に有し、前記第6のステップは、前記POI検索ステップにおいて検索されたPOIについて前記位置情報ログの数を集計することを特徴とする。
本願の請求項8にかかる発明は、請求項5または請求項6にかかる情報配信方法において、前記情報配信システムは、常時起動している計時機能を備え、前記第1のステップは、前記計時機能によって定期的に位置情報を取得することを特徴とする。
さらに、本願の請求項9にかかる発明は、
ネットワークを介して端末装置と接続されユーザが所望するPOIの情報を配信する情報配信サーバにおいて、
前記情報配信サーバは、
POIの位置情報を含むPOI情報を蓄積したPOI情報データベースと、
前記端末装置によって取得された当該端末装置の位置情報と、当該位置情報を取得した現在時刻とを含む位置情報ログを蓄積した移動ログデータベースと、
前記端末装置によって入力されたPOIの検索条件に含まれる検索条件文字列から時間的要素を含むキーワードと地理的要素を含むキーワードとを抽出するキーワード抽出手段と、
前記キーワード抽出手段で抽出されたキーワードによって前記移動ログデータベースに記憶されている当該端末装置の位置情報ログを絞り込む絞込み手段と
前記POIの周辺領域に存在する、当該絞り込まれた位置情報ログの数を集計する集計手段と、
前記集計手段で集計した前記位置情報ログの数の多い順にソートするPOI情報ソート手段と、を備えことを特徴とする。
本願の請求項10にかかる発明は、請求項9にかかる情報配信サーバにおいて、前記情報配信サーバは、前記絞り込み手段で絞り込んだ位置情報ログ周辺に存在するPOIを抽出するPOI抽出手段を更に備え、前記集計手段は、当該抽出されたPOIについて位置情報ログの数を集計することを特徴とする。
本願の請求項11にかかる発明は、請求項9にかかる情報配信サーバにおいて、前記情報配信システムは、前記キーワード抽出手段によって、入力された検索条件に含まれる検索条件文字列からPOIを特定するキーワードを抽出し、当該抽出されたキーワードによってPOIを検索するPOI検索手段を更に備え、前記集計手段は、前記検索されたPOIについて前記位置情報ログの数を集計することを特徴とする。
また、本願の請求項12にかかる発明は、
ユーザが所望するPOIの情報を配信する情報配信サーバにネットワークを介して接続される端末装置であって、
前記情報配信サーバは、POIの位置情報を含むPOI情報を蓄積したPOI情報データベースと、前記端末装置によって取得された当該端末装置の位置情報と当該位置情報を取得した現在時刻とを含む位置情報ログを蓄積した移動ログデータベースと、前記端末装置によって入力されたPOIの検索条件に含まれる検索条件文字列から時間的要素を含むキーワードと地理的要素を含むキーワードとを抽出するキーワード抽出手段と、前記キーワード抽出手段で抽出されたキーワードによって前記移動ログデータベースに記憶されている当該端末装置の位置情報ログを絞り込む絞込み手段と、前記POIの周辺領域に存在する、当該絞り込まれた位置情報ログの数を集計する集計手段と、前記集計手段で集計した前記位置情報ログの数の多い順にソートするPOI情報ソート手段と、を備え、
前記端末装置は、
当該端末装置の現在位置を取得するための現在位置取得手段と、
前記POIの検索条件を入力する入力手段と、
前記情報配信サーバから配信されたPOIの情報を表示する表示手段と、を備え、
前記入力手段により検索条件文字列を含むPOIの検索条件が入力された場合、前記位置情報ログ検索手段により前記検索条件文字列に含まれるキーワードから前記移動ログデータベースに記憶されている当該端末装置の位置情報ログが絞り込まれ、位置情報ログが絞り込まれた場合、絞り込まれた位置情報ログに基づいて、前記POI情報データベースに蓄積された対応するPOIの情報が検索されて当該端末装置に配信され、前記表示手段は、ソートされた当該POIの情報を表示することを特徴とする。
本願の請求項13にかかる発明は、請求項12にかかる端末装置において、常時起動している計時機能を備え、前記現在位置取得手段は、前記計時機能によって定期的に位置情報を取得することを特徴とすることを特徴とする。
本願の請求項14にかかる発明は、請求項12または請求項13にかかる端末装置において、前記現在位置取得手段で取得した位置情報と当該位置情報を取得した現在時刻とを含む位置情報ログを一時的に蓄積する位置情報ログデータ記憶手段と、前記位置情報ログデータ記憶手段に蓄積された位置情報ログを前記情報配信サーバに転送する位置情報ログ転送手段と、を備え、前記位置情報ログ転送手段は、所定のタイミングで前記位置情報ログデータ記憶手段に蓄積された位置情報ログを前記情報配信サーバに転送することを特徴とする。
請求項1にかかる発明においては、POIの位置情報を含むPOI情報を蓄積したPOI情報データベースと、前記端末装置の現在位置を取得するための現在位置取得手段と、前記現在位置取得手段で取得した位置情報と当該位置情報を取得した現在時刻とを含む位置情報ログを蓄積した移動ログデータベースと、POIの検索条件を入力する入力手段と、入力された検索条件に含まれる検索条件文字列から時間的要素を含むキーワードと地理的要素を含むキーワードとを抽出するキーワード抽出手段と、前記キーワード抽出手段で抽出されたキーワードによって前記移動ログデータベースに記憶されている当該端末装置の位置情報ログを絞り込む絞込み手段と前記POIの周辺領域に存在する、当該絞り込まれた位置情報ログの数を集計する集計手段と、前記集計手段で集計した前記位置情報ログの数集計数の多い順にソートするPOI情報ソート手段と、を備えるように構成した。
このような構成によれば、ユーザが所持する端末装置の位置情報履歴(ログ)を予め情報配信サーバに記憶させておき、この位置情報ログに基づいて、ユーザが過去に訪れたことがある場所を効率良く見つけ出すことができるため、再度経路探索の目的地として設定することができ、また、POIの検索という目的で利用することができるようになる。したがって、ユーザはより使い勝手のよい経路探索や、POIについての情報を得ることができるようになる。
請求項2にかかる発明においては、請求項1にかかる情報配信システムにおいて、前記情報配信システムは、前記絞り込み手段で絞り込んだ位置情報ログ周辺に存在するPOIを抽出するPOI抽出手段を更に備え、前記集計手段は、当該抽出されたPOIについて位置情報ログの数を集計するように構成した。
このような構成によれば、ユーザが所持する端末装置の位置情報履歴(ログ)を予め情報配信サーバに記憶させておき、この位置情報ログに基づいて、過去に訪れた可能性が高い場所から順にユーザに出力するので、ユーザが過去に訪れたことがある場所を効率良く見つけ出すことができるため、再度経路探索の目的地として設定することができ、また、POIの検索という目的で利用することができるようになる。したがって、ユーザはより使い勝手のよい経路探索や、POIについての情報を得ることができるようになる。
請求項3にかかる発明においては、請求項1にかかる情報配信システムにおいて、前記情報配信システムは、前記キーワード抽出手段によって、入力された検索条件に含まれる検索条件文字列からPOIを特定するキーワードを抽出し、当該抽出されたキーワードによってPOIを検索するPOI検索手段を更に備え、前記集計手段は、前記検索されたPOIについて前記位置情報ログの数を集計するように構成した。
このような構成によれば、位置情報ログに基づいて、ユーザが過去に訪れたことがある場所を効率良く見つけ出すことができるため、再度経路探索の目的地として設定することができ、また、POIの検索という目的で利用することができるようになる。したがって、ユーザはより使い勝手のよい経路探索や、POIについての情報を得ることができるようになる。
請求項4にかかる発明においては、請求項1または請求項2にかかる情報配信システムにおいて、常時起動している計時機能を備え、前記現在位置取得手段は、前記計時機能によって定期的に位置情報を取得するように構成した。
このような構成によれば、ユーザが所持する端末装置の位置情報履歴(ログ)を常時起動している計時機能により所定のタイミングで受動的に取得することができ、予め移動ログデータベースに反映させることができるようになる。したがって、この位置情報ログに基づいて、ユーザが過去に訪れたことがある場所を効率良く見つけ出すことができるため、再度経路探索の目的地として設定することができ、また、POIの検索という目的で利用することができるようになる。したがって、ユーザはより使い勝手のよい経路探索や、POIについての情報を得ることができるようになる。
また、請求項5ないし請求項8にかかる発明においては、それぞれ請求項1ないし請求項4にかかる情報配信システムを実現するための情報配信方法を提供することができるようになる。また、請求項9または請求項11にかかる発明においては、それぞれ請求項1ないし請求項にかかる情報配信システムを構成する情報配信サーバを提供することができ、請求項12または請求項13にかかる発明においては、請求項1、請求項4にかかる情報配信システムを構成する端末装置を提供することができるようになる。
さらに、請求項14にかかる発明においては、請求項12または請求項13にかかる端末装置において、前記現在位置取得手段で取得した位置情報と当該位置情報を取得した現在時刻とを含む位置情報ログを一時的に蓄積する位置情報ログデータ記憶手段と、前記位置情報ログデータ記憶手段に蓄積された位置情報ログを前記情報配信サーバに転送する位置情報ログ転送手段と、を備え、前記位置情報ログ転送手段は、所定のタイミングで前記位置情報ログデータ記憶手段に蓄積された位置情報ログを前記情報配信サーバに転送するように構成した。


このような構成によれば、ユーザが所持する端末装置において取得された位置情報履歴(ログ)を所定のタイミングで情報配信サーバに転送することができ、予め移動ログデータベースに反映させることができるようになる。したがって、この位置情報ログに基づいて、ユーザが過去に訪れたことがある場所を効率良く見つけ出すことができるため、再度経路探索の目的地として設定することができ、また、POIの検索という目的で利用することができるようになる。したがって、ユーザはより使い勝手のよい経路探索や、POIについての情報を得ることができるようになる。
以下、本発明の具体例を実施例及び図面を用いて詳細に説明する。但し、以下に示す実施例においては本発明の技術思想を具体化するために、携帯電話機を端末装置とし、経路探索および経路案内を行うナビゲーションシステムにPOI情報提供機能を備えた情報配信システムを例示するものであって、本発明をこの情報配信システムに特定することを意図するものではない。例えば、POI情報を提供する機能を単独に有するシステムであってもよく、端末装置はPDAのような携帯型の端末装置でもよく、また、パーソナルコンピュータ等のコンピュータ装置であってもよく、特許請求の範囲に含まれるその他の実施形態の情報配信システムにも等しく適用し得るものである。
図1は、本発明の実施例にかかる情報配信システム10の構成を示すシステム構成図である。図1に示すように情報配信システム10は、ネットワーク12を介して接続される端末装置20と情報配信サーバ30を備えて構成されている。
この情報配信システム10は、各種カテゴリに属するPOI(興味対象場所)の所在地やサービス内容、広告などの詳細情報を提供するPOI情報提供サーバ50、地図データ、交通路線データや運行時刻表データ、音楽や各種画像などのコンテンツ、その他の情報を提供する各種の情報提供サーバ51などを備えて構成されている。
情報配信サーバ30は、POI情報提供サーバ50や他の情報提供サーバ51からネットワーク12を経由して必要なデータを取得して自身のデータベースに追加することができる。また、同様にしてPOI情報提供サーバ50や他の情報提供サーバ51に検索要求を送信して所望の検索結果を取得することもできる。
本発明にかかる情報配信システム10は、上記の構成に限られるものではなく、情報配信サーバ30はナビゲーションサービス機能とともにPOI所在場所の地図を配信する地図配信サーバの機能を有していてもよい。また、端末装置20も携帯電話機である他に、PDAや音楽プレイヤーや携帯ゲーム機などの携帯機器、あるいは、パーソナルコンピュータ(PC)であってもよい。
図1に示す情報配信サーバ30は、地図データベース308、経路探索用ネットワークデータベース309を備え、端末装置20から経路探索要求があると、経路探索用ネットワークデータベース309を参照して経路探索する。そして経路探索の結果として得た案内経路(推奨経路)を端末装置20に送信する一般的なナビゲーション機能を有している。また、情報配信サーバ30は、POIの所在地や電話番号、住所、営業時間などのPOI情報を蓄積したPOI情報データベース310を備えている。
情報配信サーバ30は、端末装置20から所望の地点やPOIを指定して地図データの取得要求があると、地図データベース308を参照して該当する地図データを読み出して端末装置20に配信する。端末装置20が情報配信サーバ30に経路探索を要求し、経路案内のサービスを受ける場合には、端末装置20において所望の出発地や目的地を設定し、情報配信サーバ30に経路探索要求を送信する。出発地と目的地との間に立ち寄りたい経由地がある場合は当該経由地も設定する。
これらの地点を設定する方法としては、経路探索条件入力画面を表示し、地点の名称や住所(所在場所)、電話番号を入力する方法、表示画面に地図を表示して地図上の所望地点をカーソル選択して設定する方法などが採られる。出発地、経由地、目的地は、一般的には特定の施設の場所や興味対象場所(POI)の場所を設定するが、施設やPOIに最も近い道路上のリンクやノードの位置が経路探索上の当該施設やPOIの場所として用いられることもある。
さらに、情報配信サーバ30は、各端末装置20によって取得され、それぞれの端末装置から所定のタイミングで転送された自端末装置の位置情報履歴(移動ログ)を、各端末装置20の識別ID(ユーザID)ごとに位置情報ログとして蓄積した移動ログデータベース311を備えている。
以下、具体例に基づいて本発明の実施例にかかる情報配信システム10を説明するが、その前に本発明にかかる情報配信システム10の詳細な構成を説明する。図2は、図1の情報配信システム10の詳細な構成を示すブロック図である。端末装置20は、POI情報配信サービスを受けることができる端末であり、制御手段201、通信手段21、GPS受信手段22、配信要求編集手段23、受信データ記憶手段24、位置情報ログデータ記憶手段25、位置情報ログ転送手段26、表示手段27、操作入力手段28を備えて構成されている。
端末装置20において、制御手段201は、図示してはいないがRAM、ROM、プロセッサを有するマイクロプロセッサであり、ROMに格納された制御プログラムにより各部の動作を制御する。通信手段21はネットワーク12を介して情報配信サーバ30などと通信データを送受信するための通信インターフェースである。
GPS受信手段22は、GPS衛星からの信号を受信して現在位置を緯度・経度で算出する。算出された位置情報(緯度、経度)は、GPS衛星から信号を受信した時刻(現在位置情報の取得時刻)とともに位置情報ログデータ記憶手段25に記憶される。また、算出された位置情報は、情報配信サーバ30に送信されて、経路探索条件として出発地や目的地を指定する際や、案内経路を表示するとともに現在位置を特定する際に利用することができる。GPS受信手段22は、特許請求の範囲に記載されている現在位置取得手段に相当するものである。
配信要求編集手段23は、操作入力手段28または表示手段27により設定されたPOIの検索条件に基づいてPOI検索(例えば、後述するナビログ検索)要求を作成したり、出発地、目的地などの経路探索条件に基づいて経路探索要求を作成したりするなど、情報配信サーバ30に対する各種要求を編集し、情報配信サーバ30に送信する。
受信データ記憶手段24は、情報配信サーバ30から配信されるPOIの情報や経路探索結果である案内経路データなどを一時記憶するものであり、情報配信サーバ30から端末装置20に送信される案内経路、推奨経路などの案内経路データは地図データとともに受信データ記憶手段24に記憶され、受信データ記憶手段24に記憶されたPOIの情報や案内経路などの案内データや地図データは、必要に応じて読み出され、表示手段27に表示される。
表示手段27に地図を表示する場合、一般的には、GPS受信手段22で測位した端末装置20の現在位置を含む一定の縮尺、一定の範囲の地図に、案内経路と、端末装置20の現在位置を示すマークを重ね合わせて該現在位置マークが表示画面の中心になるように表示する。測位した位置情報には誤差が含まれるため、現在位置が案内経路からずれている場合には現在位置を案内経路上に補正するルートマッチング処理が行われる。また、情報配信サーバ30から配信される案内経路データに音声ガイドのデータが付加されている場合は、例えば、交差点や分岐点(案内ポイント)に端末装置20が近づいた際に、「この先、300m交差点です。左折して下さい」などの音声メッセージをスピーカから再生出力してユーザをガイドする。
端末装置20において、位置情報ログデータ記憶手段25は、本実施例において、GPS受信手段22によって算出された位置情報(緯度、経度)を、GPS受信手段22がGPS衛星から信号を受信した時刻(現在位置情報の取得時刻)とともに位置情報履歴(ログ)として一時記憶するためのものである。
端末装置20は、ナビゲーション機能としてナビゲーションアプリケーション(ナビアプリ)の稼動状態では、経路案内中にGPS受信手段22によって取得された位置情報を取得時刻とともに位置情報ログデータ記憶手段25に記憶する。また、ナビアプリの非稼動状態では、待ち受けアプリケーションなどの常駐アプリケーション(常駐アプリ)が定期的にGPS受信手段22によって取得された位置情報を取得時刻とともに位置情報ログデータ記憶手段25に記憶する。
図3は、位置情報ログデータ記憶手段25に蓄積される位置情報履歴のデータ構成を示す図である。図3に示すように、位置情報ログデータ記憶手段25には、位置情報を取得した日付、時刻、およびGPS位置情報(緯度・経度)が関連付けて時系列順に蓄積されている。
位置情報ログ転送手段26は、本実施例において、位置情報ログデータ記憶手段25に記憶された位置情報履歴(ログ)を情報配信サーバに転送するためのものである。
位置情報ログデータ記憶手段25に記憶された位置情報履歴(ログ)は、位置情報ログ転送手段26によって、ナビアプリの起動時や、常駐アプリの所定のタイピングで情報配信サーバ30に転送される。情報配信サーバ30は、各端末装置20から転送された位置情報履歴(ログ)を各端末装置の識別ID(ユーザID)ごとに記憶する。
表示手段27は、液晶表示パネルなどからなり、情報配信サーバ30から配信(送信)された案内経路やPOI検索結果あるいは地図の表示に使用されるものである。また、表示手段27はメニュー画面を表示し端末装置20を操作するための入力手段としても機能する。
操作入力手段28は、数字やアルファベットキーやその他の機能キー、選択キー、スクロールキー(上下左右の矢印キー)などからなり、端末装置20を操作するための入力を行う入力機能としても用いられる。
また、操作入力手段28は、出発地、目的地などの経路探索条件の入力機能としても用いられるのに加え、本実施例において、POI検索要求時の検索条件文字列の入力機能としても用いられる。
端末装置20は、GPS受信手段22によって取得した自端末装置の位置情報と取得時刻とを位置情報履歴(ログ)として所定のタイミングごとに位置情報ログデータ記憶手段25に記憶するとともに、位置情報ログ転送手段26によって位置情報ログデータ記憶手段25に記憶された位置情報履歴を所定のタイミングで情報配信サーバ30に送信する。また、端末装置20のユーザは、端末装置20において情報配信サーバ30にPOI検索を依頼しようとする場合、操作入力手段28を操作してメニュー画面や所定の入力画面を表示手段27に表示して、検索条件文字列の入力を行う。
次に、本発明の実施例にかかる端末装置20における位置情報ログを記憶・転送するための動作手順を、図4に基づいて説明する。図4は、本発明の実施例にかかる端末装置20の動作手順を示すフローチャートである。
図4に示す動作手順は、端末装置20の制御手段201がROMに記憶された制御プログラムを実行することで実現される。
先ず、ステップS401の処理でナビアプリが起動しているか否か判別する。ステップS401の判別処理において、ナビアプリが起動していると判別されると、ステップS402に進む。また、ナビアプリが起動していないと判別されると、ステップS405に進む。
ステップS402の処理では、ナビアプリによる経路案内中であるか否か判別する。ステップS402の判別処理において、経路案内中であると判別されるとステップS403に進み、経路案内中ではないと判別されるとステップS404に進む。
ステップS403の処理では、GPS受信手段22によって取得した端末装置20の位置情報と取得時刻とを位置情報履歴(ログ)として位置情報ログデータ記憶手段25に記憶し、ステップS404に進む。
ステップS404の処理では、ユーザの指示によってナビアプリが中止されたか否か判別する。ステップS404の判別処理において、ナビアプリが中止していると判別されるとステップS405に進み、ナビアプリが中止していないと判別されるとステップS402に戻る。
次にステップS405の処理おいて、自端末装置の位置情報を取得するタイミングであるか否か判別する。ステップS405の判別処理において、位置情報の取得タイミングであると判別されるとステップS406に進み、位置情報の取得タイミングではないと判別されるとステップS407に進む。
ステップS406の処理では、GPS受信手段22によって取得した端末装置20の位置情報と取得時刻とを位置情報履歴(ログ)として位置情報ログデータ記憶手段25に記憶し、ステップS407に進む。
ステップS407の処理では、ユーザの指示によってナビアプリが起動されたか否か判別する。ステップS407の判別処理において、ナビアプリが起動していると判別されるとステップS409に進み、ナビアプリが起動していないと判別さえるとステップS408に進む。
ステップS408の処理では、位置情報ログデータ記憶手段25に記憶している位置情報履歴を情報配信サーバ30に送信するタイミングであるか否か判別する。ステップS408の判別処理において、位置情報履歴の送信タイミングであると判別されるとステップS409に進み、位置情報履歴の送信タイミングではないと判別されると処理を終了する。
ステップS409の処理では、位置情報ログデータ記憶手段25に記憶している位置情報履歴を情報配信サーバ30に送信して処理を終了する。
なお、本実施例においては、位置情報ログデータ記憶手段25に記憶している位置情報ログをそのまま情報配信サーバ30に転送しているが、これに限られるものではなく、例えば、ナビアプリによる経路案内中に5秒間隔で取得した位置情報ログを1分間隔まで間引きして情報配信サーバ30に転送して記憶させてもよい。
図5は、本発明の実施例にかかる端末装置としての携帯電話の外観を示す図である。端末装置20が携帯電話である場合、図5に示すように、液晶表示パネルなどからなる表示手段27、テンキーやスクロールキーSK(ランチャーキー)を有し、特定の数字キーなどにクリアキー、表示モード切り替えキーが割り当てられた操作入力手段28を備えている。
ユーザが、本実施例において、情報配信サーバ30にPOIの検索を依頼しようとする場合、操作入力手段28を操作して初期メニュー画面を表示手段27の表示画面271に表示し、操作入力手段28から所望のサービスを選択する。
図6は、POI検索を行う場合の検索条件入力処理における表示手段の画面遷移を示す図であり、図6(a)は、表示画面271に表示される初期メニュー画面601の一例を示す図である。
図6(a)に示すように、この初期メニュー画面601には、検索カテゴリの選択項目として「出発/目的地検索」、「地図検索」、「周辺検索」、「ナビログ検索」などがあり、端末装置20を所持したユーザが過去に訪れた場所に関する位置情報に基づいてPOIを検索したい場合には「ナビログ検索」を選択する。本発明において、ナビログ検索とは、情報配信サーバ30に予め記憶させてある端末装置20の位置情報履歴(移動ログ)に基づいて、ユーザが所望するPOIを検索するサービスを意味している。
初期メニュー画面601において「ナビログ検索」が指定されると、表示画面271は検索条件入力処理における条件入力画面に遷移する。図6(b)は、表示画面271に表示される検索条件入力画面602の一例を示す図である。
図6(b)に示すように、この条件入力画面602には、POIの検索条件を操作入力手段28からテキスト入力することができる検索条件入力欄602−1とともに、ナビログ検索を実行させるための検索ボタン602−2、ナビログ検索を中止させるための中止ボタン602−3が設けられている。
検索条件入力欄602−1には、ユーザによって端末装置20の操作入力手段28を用いて入力された検索条件『昨年の夏行った、海沿いのレストラン』が表示されている。
ここで、情報配信サーバ30にPOI検索を要求する場合には、検索ボタン602−2が操作され、検索ボタン602−2が操作されると、端末装置20は、入力された検索条件を情報配信サーバ30に送信してナビログ検索を要求する。また、ナビログ検索を取り消す場合には、中止ボタン602−3が操作される。
一方、情報配信サーバ30は、図2に示すように、制御手段301、通信手段302、経路探索手段303、配信データ編集手段304、POI検索手段305、キーワード抽出手段306、位置情報ログ検索手段307、地図データベース308、経路探索用ネットワークデータベース309、POI情報データベース310、移動ログデータベース311を備えて構成されている。
情報配信サーバ30において、制御手段301は、図示してはいないがRAM、ROM、プロセッサを有するマイクロプロセッサであり、ROMに格納された制御プログラムにより各部の動作を制御する。通信手段302は、ネットワーク12を介して端末装置20やPOI情報提供サーバ50、他の情報提供サーバ51と通信するためのインターフェースである。
地図データベース308は、ベクトル地図データを蓄積している。地図データベース308に蓄積される地図データは所定の緯度・経度範囲で区分されたメッシュ状の単位地図データから構成されている。
端末装置20が移動して地図データが不足する場合は、端末装置20の移動方向を判別して情報配信サーバ30は不足分の単位地図データを配信する。端末装置20が特定の地点やPOI(興味対象場所:Point of Interest)の位置を指定して地図データの配信要求をした場合も同様である。案内経路のデータはこのベクトル地図データとともに端末装置20に配信される。端末装置20は、情報配信サーバ30からこのようにして地図データおよび案内経路のデータを受信して、地図および案内経路を表示手段27に表示する。
経路探索用ネットワークデータベース309は、徒歩や自動車による移動経路を探索するための道路ネットワークデータと公共交通機関を利用した移動経路を探索するための交通ネットワークデータが蓄積されている。具体的には、道路(経路)をその結節点、屈曲点の位置をノードとし、各ノードを結ぶ経路をリンクとし、ノードデータ、リンクデータ、全てのリンクのコスト情報(距離や所要時間)であるリンクコストデータから構成され、データベース化されたものである。交通機関のネットワークデータも駅をノードとし、駅と駅を結ぶリンクと、リンクとなる電車等の各車両の時刻表データ(発車時刻、到着時刻、所要時間)をリンクコストデータとして蓄積したものである。
このようなネットワークデータを利用して情報配信サーバ30は経路探索条件に従って、出発地から目的地までの複数の候補経路を探索し、その結果を案内経路データとして端末装置20に送信する。
POI情報データベース310は、POIの情報を検索するためのPOI情報を蓄積している。POIは、ユーザが検索を所望する種々の興味対象場所であり、例えば、ホテルやテーマパーク、レストラン、コンビニ、デパート、商店などを対象としており、各POI情報は、所在地(場所)や電話番号、住所、案内地図、営業時間、営業内容などを含んでいる。
POI情報データベース310に蓄積されるPOIの情報は、エリアを所定の緯度・経度で区切ったメッシュを単位とし、個々のPOIが存在する場所に基づいて該当するメッシュに各POIの情報が蓄積されている。1つのメッシュは地図を緯度・経度で区切った単位地図の大きさとおなじ大きさであってよい。もちろん異なる大きさにすることもできる。
また、情報配信サーバ30は、ネットワーク12を介して各種のPOI情報提供サーバ50からPOIの情報を収集してPOI情報データベース310に登録し、ユーザに提供できるPOI情報を充実してゆくことができる。
移動ログデータベース311は、各端末装置20から所定のタイミングで転送される位置情報履歴を各端末装置の識別ID(ユーザID)と関連付けて蓄積する。
図7は、移動ログデータベース311に蓄積される位置情報履歴のデータ構成を示す図である。図7に示すように、移動ログデータベース311には、端末装置の識別ID(UID)、各端末装置から転送された位置情報履歴(日付、時刻、およびGPS位置情報)、施設位置情報、およびPOIカテゴリが関連付けて時系列順に蓄積されている。
図7に示されたUIDが1の位置情報履歴のデータは、図3に示された位置情報履歴のデータを蓄積した位置情報ログデータ記憶手段25を備えた端末装置20(UID=1)から転送されたものである。また、移動ログデータベース311に蓄積されている施設位置情報とPOIカテゴリは、GPS位置情報に基づいてPOI情報データベース310を参照して検索された情報である。
経路探索手段303は、端末装置20から送信される出発地、目的地などの経路探索条件や現在位置の情報に基づいて、経路探索用ネットワークデータベース309を参照して、出発地から目的地までの経路探索を行う。このような経路探索の手法としてはラベル確定法あるいはダイクストラ法と言われる手法が用いられる。このような構成は一般のナビゲーションシステムと同様のものである。
さらに、経路探索手段303において、経路探索手段303が探索した最適経路あるいは複数の推奨案内経路のデータに対して、地図データベース308から読み出された出発地、目的地、現在位置を含む地図データに埋め込む等の編集が施されて案内経路データが作成される。作成された案内経路データは、端末装置20に配信される。
また、案内経路データには、経路探索手段303で探索された案内経路上の出発地、経路の屈曲点、交差点、目的地などのガイドポイントが設定され、それらのガイドポイントの位置座標(緯度・経度)、各ガイダンスポイントに関連する案内情報(直進や右左折のガイダンス情報)が含まれる。端末装置20は、配信された地図データと案内経路データを受信し、地図および案内経路を表示し、ガイダンスポイントに到着した時点で所定のガイドを表示または音声で出力する。
配信データ編集手段304は、経路探索の結果、POI検索やナビログ検索の結果を端末装置20に配信するためのデータに編集するためのものである。例えば、検索条件のうち指定されたソート条件などで複数の候補POIをソートする。配信データ編集手段304は、特許請求の範囲に記載されているPOI情報ソート手段に相当するものである。
POI検索手段305は、端末装置20から送信されるPOIカテゴリ、地域などのPOI検索条件や現在位置の情報い基づいて、POI情報データベース310を参照して、POIカテゴリの情報やPOI情報の検索を行う。検索されたPOIカテゴリの情報は、端末装置20に送信される。
キーワード抽出手段306は、本実施例において、端末装置20からのナビログ検索要求として送信された検索条件文字列から時間的要素を含むキーワードおよび地理的要素を含むキーワードを抽出する。
ここで、時間的要素とは、年月日や曜日などの具体的な日付、「一昨年/昨年/今年」、「先々月/先月/今月」、「一昨日/昨日/今日」、「春/夏/秋/冬」、「朝/昼/夜」、あるいは「午前/午後」などの時間的属性の単語が該当する。これらの時間的要素は具体的な時間的範囲が決められているため、移動ログデータベース311に蓄積されている位置情報履歴(移動ログ)を検索するための検索条件(日付と時刻)を決める要素となる。
例えば、端末装置20からPOI検索要求として送信された検索条件文字列が、図6(b)に示すように、『昨年の夏行った、海沿いのレストラン』の場合には、「昨年」と「夏」が時間的要素を含むキーワードであり、この2つのキーワードを結ぶ助詞である「の」がAND条件を意味するため、時間的検索条件の範囲は日本の場合「昨年の6〜8月」となる。なお、人間の記憶は曖昧で不正確な部分もあるため、検索条件の範囲はある程度の幅をもたせて検索が緩く行われるように夏の定義を5〜9月に設定してもよい。
また、地理的要素とは、地図データに含まれている属性、例えば、大きな範囲の属性としては「山/川/海」など、また小さな範囲の属性としては「交差点/橋/学校」などの地理的属性の単語が該当する。これらの地理的要素は具体的な地理的位置(範囲)が決められているため、移動ログデータベース311に蓄積されている位置情報履歴(移動ログ)を検索するための検索条件(GPS位置情報)を決める要素となる。
例えば、端末装置20からPOI検索要求として送信された検索条件文字列が、図6(b)に示すように、『昨年の夏行った、海沿いのレストラン』の場合には、「海」が地理的要素を含むキーワードとなる。ここで、地理的位置を厳密に地図上のエリアで判定してしまうと検索条件が厳しくなるので、大きな範囲の属性に対しては50km程度、小さな範囲の属性に対しては50m程度の周辺までを検索対象の範囲と設定する。
位置情報ログ検索手段307は、本実施例において、キーワード抽出手段306によって抽出された時間的要素を含むキーワードと地理的要素を含むキーワードに基づいて、移動ログデータベース311に蓄積されている位置情報履歴(移動ログ)を絞り込み、絞り込みによって残った位置情報ログ周辺のPOIに対して、検索条件文字列による全文検索を行う。
例えば、端末装置の識別IDが1(UID=1)の端末装置20からPOI検索要求として送信された検索条件文字列が、図6(b)に示すように、『昨年の夏行った、海沿いのレストラン』の場合には、先ず、図7に示したUIDが1の位置情報履歴(移動ログ)データを、時間的要素である「昨年(2006年)の6〜8月」分のデータに絞り込む。
さらに、図7に示したUIDが1の位置情報履歴(移動ログ)データを、地理的要素である「海から50km」のデータに絞り込む。
図8は、検索条件によって絞り込まれた位置情報ログの分布を示す図である。具体的には、『昨年の夏行った、海沿いのレストラン』周辺の位置情報ログの分布を示している。図8において、絞り込まれた位置情報ログを黒点で示している。また、図7において、絞り込まれた位置情報ログの一部を網掛けされたデータ領域で示している。
そして、位置情報ログ検索手段307は、POI情報データベース310を参照して、絞り込みで残った位置情報ログ周辺、例えば2km以内にあるPOIに対して、検索条件文字列に含まれている「レストラン」などのキーワードによる全文検索を行う。
配信データ編集手段304は、絞り込みで残った位置情報ログに対して検索された個々のPOIのヒット数を集計し、集計結果をソートすることにより、長時間立ち寄ったPOIはヒット数が高くなるので、単に近くを通過しただけのレストランより立ち寄ったレストランが上位にソートされて出力結果となる。例えば、図8に示すように、実際に立ち寄ったレストラン801の周辺(一点鎖線で囲まれた領域802−1)では、端末装置20の移動が遅くなるため位置情報ログが数多くある。一方、このレストラン801に向かう前後に通過した道路沿い(破線で囲まれた領域802−2)では、端末装置20の速度は比較的速くかつ一定になるため位置情報ログがほぼ等間隔に点在している。
情報配信サーバ30は、端末装置20からナビログ検索要求があると、キーワード抽出手段306によって検索条件文字列から時間的要素を含むキーワードおよび地理的要素を含むキーワードを抽出し、位置情報ログ検索手段307によって抽出したキーワードに従って移動ログデータベース311を参照して複数のPOI候補を検索する。そして、そのPOI候補をソートして端末装置20に配信する。
次に、本発明の実施例にかかる情報配信サーバ30におけるナビログ検索のための動作手順を、図9に基づいて説明する。図9は、本発明の実施例にかかる情報配信サーバの動作手順を示すフローチャートである。
図9に示す動作手順は、情報配信サーバ30の制御手段301がROMに記憶された制御プログラムを実行することで実現される。
先ず、ステップS901の処理において、キーワード抽出手段306は、ナビログ検索要求として送信された検索条件文字列を受信すると、ステップS902の処理において、この検索条件文字列から時間的要素を含むキーワードを抽出する。さらに、ステップS903の処理において、この検索条件文字列から地理的要素を含むキーワードを抽出する。
ステップS904の処理において、ステップS903またはステップS904の処理でキーワードが抽出されたか否か判別する。ステップS904の判別処理において、キーワードが抽出されていると判別されると、ステップS905に進む。また、キーワードが抽出されていないと判別されるとステップS911に進む。
ステップS905の処理において、位置情報ログ検索手段307は、ステップS902の処理において抽出された時間的要素を含むキーワードに基づいて、移動ログデータベース311に蓄積されている位置情報履歴(移動ログ)を絞り込む。さらに、ステップS906の処理において、位置情報ログ検索手段307は、ステップS903の処理において抽出された地理的要素を含むキーワードに基づいて、移動ログデータベース311に蓄積されている位置情報履歴(移動ログ)を絞り込む。
次にステップS907の処理において、ステップS905およびステップS906の処理による絞り込みの結果、位置情報ログがあるか否か判別する。ステップS907の判別処理において、位置情報ログがあると判別されると、ステップS908に進み、位置情報ログがないと判別されるとステップS911に進む。
ステップS908の処理において、位置情報ログ検索手段307は、絞り込みによって残った位置情報ログ周辺のPOIに対して、POI情報データベース310を参照して検索条件文字列による全文検索を行い、ステップS909に進む。
ステップS909の処理において、配信データ編集手段304は、絞り込みで残った位置情報ログに対して検索された個々のPOIのヒット数を集計し、集計結果をソートして配信データに編集する。そして、ステップS910の処理において、編集されたPOI情報を端末装置20へ送信して処理を終了する。
一方、ステップS904の判別処理においてキーワードが抽出されていないと判別される場合と、ステップS907の判別処理において位置情報ログがないと判別される場合には、ナビログ検索は行えないので、ステップS911の処理において端末装置20に対してエラー表示を送信して処理を終了する。
なお、以上の手順によりユーザが特定のPOIに関する情報を入手し、当該POIまでの経路を知りたい場合、図6(a)の初期メニュー画面から「出発/目的地検索」を選択するように操作入力手段28を操作して情報配信サーバ30に経路探索を要求することができる。この場合、経路探索条件の目的地は当該POI情報から取得した位置情報であり、出発地は現在地や自宅、職場など任意の位置とすることができる。端末装置20から経路探索の要求があると、情報配信サーバ30において経路探索手段303が経路探索用ネットワークデータベース309を参照して指定された出発地から目的地までの経路を探索する。
また、本実施例においては、位置情報ログ検索手段307は、絞り込みによって残った位置情報ログ周辺のPOIに対して、POI情報データベース310を参照して検索条件文字列による全文検索を行っているが、これに限られるものではなく、例えば、図7に示すように、移動ログデータベース311に既に施設位置情報とPOIカテゴリが蓄積されている場合には、この移動ログデータベース311に蓄積されている施設位置情報とPOIカテゴリを参照して検索条件文字列による全文検索を行ってもよい。
以上、詳細に説明したように、本発明にかかる情報配信システムによれば、ユーザが所持する端末装置の位置情報履歴(ログ)を予め情報配信サーバに記憶させておき、この位置情報ログに基づいて、ユーザが過去に訪れたことがある場所を効率良く見つけ出すことができるため、再度経路探索の目的地として設定することができ、また、POIの検索という目的で利用することができるようになる。したがって、ユーザはより使い勝手のよい経路探索や、POIについての情報を得ることができるようにしたナビゲーションシステムを提供することができる。
本実施例においては、端末装置は携帯電話として説明したが、本発明にかかる情報配信システムは上記の構成に限られるものではなく、端末装置は、携帯電話だけではなく、ヘッドフォンステレオ等の音楽プレイヤー、携帯可能な小型ゲーム機、PDA等の携帯端末であってもよい。また、位置情報ログはサーバ側に記憶されているので、端末装置の識別IDを指定して検索結果を表示できる端末装置としてデスクトップ型あるいはノート型のパーソナルコンピュータ(PC)などの様々な端末装置を使用し、PCのブラウザにPOI検索画面を表示して使うPOI情報提供サービスシステムとして構成すれば、このサービスを利用する機会も高まる。
また、ユーザもこのサービスを長く利用すれば、位置情報ログも蓄積されていくため、過去を振り返ったときに有効なデータにヒットするようになり、ユーザにとってより使い勝手のよい経路探索や、POIについての情報を得ることができるようになる。
本発明の実施例にかかる情報配信システムの構成を示すシステム構成図である。 本発明の実施例における情報配信システムの詳細な構成を示すブロック図である。 本発明の実施例にかかる位置情報ログデータ記憶手段に蓄積される位置情報履歴のデータ構成を示す図である。 本発明の実施例にかかる端末装置の動作手順を示すフローチャートである。 本発明の実施例にかかる端末装置としての携帯電話の外観を示す図である。 本発明の実施例にかかる検索条件入力処理における表示画面の遷移を示す図である。 本発明の実施例にかかる移動ログデータベースに蓄積される位置情報履歴のデータ構成を示す図である。 本発明の実施例にかかる検索条件によって絞り込まれた位置情報ログの分布を示す図である。 本発明の実施例にかかる情報配信サーバの動作手順を示すフローチャートである。
符号の説明
10・・・・情報配信システム
12・・・・ネットワーク
20・・・・端末装置
201・・・制御手段
21・・・・通信手段
22・・・・GPS受信手段
23・・・・配信要求編集手段
24・・・・受信データ記憶手段
25・・・・位置情報ログデータ記憶手段
26・・・・位置情報ログ転送手段
27・・・・表示手段
28・・・・操作入力手段
30・・・・情報配信サーバ
301・・・制御手段
302・・・通信手段
303・・・経路探索手段
304・・・配信データ編集手段
305・・・POI検索手段
306・・・キーワード抽出手段
307・・・位置情報ログ検索手段
308・・・地図データベース
309・・・経路探索用ネットワークデータベース
310・・・POI情報データベース
311・・・移動ログデータベース

Claims (14)

  1. ユーザが所望するPOIの情報を配信する情報配信サーバと、ネットワークを介して前記情報配信サーバと接続する端末装置と、を備えた情報配信システムであって、
    前記情報配信システムは、
    POIの位置情報を含むPOI情報を蓄積したPOI情報データベースと、
    前記端末装置の現在位置を取得するための現在位置取得手段と、
    前記現在位置取得手段で取得した位置情報と当該位置情報を取得した現在時刻とを含む位置情報ログを蓄積した移動ログデータベースと、
    POIの検索条件を入力する入力手段と、
    入力された検索条件に含まれる検索条件文字列から時間的要素を含むキーワードと地理的要素を含むキーワードとを抽出するキーワード抽出手段と、
    前記キーワード抽出手段で抽出されたキーワードによって前記移動ログデータベースに記憶されている当該端末装置の位置情報ログを絞り込む絞込み手段と
    前記POIの周辺領域に存在する、当該絞り込まれた位置情報ログの数を集計する集計手段と、
    前記集計手段で集計した前記位置情報ログの数の多い順にソートするPOI情報ソート手段と、を備えことを特徴とする情報配信システム。
  2. 前記情報配信システムは、前記絞り込み手段で絞り込んだ位置情報ログ周辺に存在するPOIを抽出するPOI抽出手段を更に備え、前記集計手段は、当該抽出されたPOIについて位置情報ログの数を集計することを特徴とする請求項1に記載の情報配信システム。
  3. 前記情報配信システムは、前記キーワード抽出手段によって、入力された検索条件に含まれる検索条件文字列からPOIを特定するキーワードを抽出し、当該抽出されたキーワードによってPOIを検索するPOI検索手段を更に備え、前記集計手段は、前記検索されたPOIについて前記位置情報ログの数を集計することを特徴とする請求項1に記載の情報配信システム。
  4. 前記情報配信システムは、常時起動している計時機能を備え、前記現在位置取得手段は、前記計時機能によって定期的に位置情報を取得することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の情報配信システム。
  5. ユーザが所望するPOIの情報を配信する情報配信サーバと、ネットワークを介して前記情報配信サーバと接続する端末装置と、を備えた情報配信システムにおける情報配信方法において、
    前記情報配信システムは、POIの位置情報を含むPOI情報を蓄積したPOI情報データベースと、端末装置の位置情報と当該位置情報を取得した現在時刻とを含む位置情報ログを蓄積した移動ログデータベースと、を備え、
    前記端末装置の現在位置を取得する第1のステップと、
    前記第1のステップで取得した位置情報と当該位置情報を取得した現在時刻とを含む位置情報ログを前記移動ログデータベースに蓄積する第2のステップと、
    POIの検索条件を入力する第3のステップと、
    前記第3のステップで入力された検索条件に含まれる検索条件文字列から時間的要素を含むキーワードと地理的要素を含むキーワードとを抽出する第4のステップと、
    前記第4のステップで抽出されたキーワードによって前記移動ログデータベースに記憶されている当該端末装置の位置情報ログを絞り込む第5のステップと、
    前記第5のステップで位置情報ログが絞り込まれた場合、前記POIの周辺領域に存在する、当該絞り込まれた位置情報ログの数を集計する第6のステップと、
    前記第6のステップで集計された前記位置情報ログの数の多い順にPOI情報をソートする第7のステップと、を有することを特徴とする情報配信方法。
  6. 前記情報配信方法は、前記第5のステップで絞り込まれた位置情報ログ周辺に存在するPOIを抽出するPOI抽出ステップを更に有し、前記第6のステップは、前記POI抽出ステップにおいて抽出されたPOIについて位置情報ログの数を集計する処理を含むことを特徴とする請求項5に記載の情報配信方法。
  7. 前記情報配信方法は、前記第のステップで抽出されたキーワードによって、入力された検索条件に含まれる検索条件文字列からPOIを特定するキーワードを抽出し、当該抽出されたキーワードによってPOIを検索するPOI検索ステップを更に有し、前記第6のステップは、前記POI検索ステップにおいて検索されたPOIについて前記位置情報ログの数を集計することを特徴とする請求項5に記載の情報配信方法。
  8. 前記情報配信システムは、常時起動している計時機能を備え、前記第1のステップは、前記計時機能によって定期的に位置情報を取得することを特徴とする請求項5または請求項6に記載の情報配信方法。
  9. ネットワークを介して端末装置と接続されユーザが所望するPOIの情報を配信する情報配信サーバにおいて、
    前記情報配信サーバは、
    POIの位置情報を含むPOI情報を蓄積したPOI情報データベースと、
    前記端末装置によって取得された当該端末装置の位置情報と、当該位置情報を取得した現在時刻とを含む位置情報ログを蓄積した移動ログデータベースと、
    前記端末装置によって入力されたPOIの検索条件に含まれる検索条件文字列から時間的要素を含むキーワードと地理的要素を含むキーワードとを抽出するキーワード抽出手段と、
    前記キーワード抽出手段で抽出されたキーワードによって前記移動ログデータベースに記憶されている当該端末装置の位置情報ログを絞り込む絞込み手段と
    前記POIの周辺領域に存在する、当該絞り込まれた位置情報ログの数を集計する集計手段と、
    前記集計手段で集計した前記位置情報ログの数の多い順にソートするPOI情報ソート手段と、を備えことを特徴とする情報配信サーバ。
  10. 前記情報配信サーバは、前記絞り込み手段で絞り込んだ位置情報ログ周辺に存在するPOIを抽出するPOI抽出手段を更に備え、前記集計手段は、当該抽出されたPOIについて位置情報ログの数を集計することを特徴とする請求項9に記載の情報配信サーバ。
  11. 前記情報配信システムは、前記キーワード抽出手段によって、入力された検索条件に含まれる検索条件文字列からPOIを特定するキーワードを抽出し、当該抽出されたキーワードによってPOIを検索するPOI検索手段を更に備え、前記集計手段は、前記検索されたPOIについて前記位置情報ログの数を集計することを特徴とする請求項9に記載の情報配信サーバ。
  12. ユーザが所望するPOIの情報を配信する情報配信サーバにネットワークを介して接続される端末装置であって、
    前記情報配信サーバは、POIの位置情報を含むPOI情報を蓄積したPOI情報データベースと、前記端末装置によって取得された当該端末装置の位置情報と当該位置情報を取得した現在時刻とを含む位置情報ログを蓄積した移動ログデータベースと、前記端末装置によって入力されたPOIの検索条件に含まれる検索条件文字列から時間的要素を含むキーワードと地理的要素を含むキーワードとを抽出するキーワード抽出手段と、前記キーワード抽出手段で抽出されたキーワードによって前記移動ログデータベースに記憶されている当該端末装置の位置情報ログを絞り込む絞込み手段と、前記POIの周辺領域に存在する、当該絞り込まれた位置情報ログの数を集計する集計手段と、前記集計手段で集計した前記位置情報ログの数の多い順にソートするPOI情報ソート手段と、を備え、
    前記端末装置は、
    当該端末装置の現在位置を取得するための現在位置取得手段と、
    前記POIの検索条件を入力する入力手段と、
    前記情報配信サーバから配信されたPOIの情報を表示する表示手段と、を備え、
    前記入力手段により検索条件文字列を含むPOIの検索条件が入力された場合、前記位置情報ログ検索手段により前記検索条件文字列に含まれるキーワードから前記移動ログデータベースに記憶されている当該端末装置の位置情報ログが絞り込まれ、位置情報ログが絞り込まれた場合、絞り込まれた位置情報ログに基づいて、前記POI情報データベースに蓄積された対応するPOIの情報が検索されて当該端末装置に配信され、前記表示手段は、ソートされた当該POIの情報を表示することを特徴とする端末装置。
  13. 前記端末装置は、常時起動している計時機能を備え、前記現在位置取得手段は、前記計時機能によって定期的に位置情報を取得することを特徴とする請求項12に記載の端末装置。
  14. 前記端末装置は、
    前記現在位置取得手段で取得した位置情報と当該位置情報を取得した現在時刻とを含む位置情報ログを一時的に蓄積する位置情報ログデータ記憶手段と、
    前記位置情報ログデータ記憶手段に蓄積された位置情報ログを前記情報配信サーバに転送する位置情報ログ転送手段と、を備え、前記位置情報ログ転送手段は、所定のタイミングで前記位置情報ログデータ記憶手段に蓄積された位置情報ログを前記情報配信サーバに転送することを特徴とする請求項12または請求項13に記載の端末装置。
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