JP4736712B2 - オーディオシステム、音響再生装置および音響再生制御方法 - Google Patents

オーディオシステム、音響再生装置および音響再生制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、オーディオシステムおよび音響再生制御方法に関する。
レコード、CD(コンパクトディスク)などの媒体に記録された音楽、ラジオ放送などから録音した音楽、またはインターネットを経由してダウンロードした音楽を、ミニディスクプレーヤ(以下、MDという)またはハードディスクなどの磁気ディスク装置やフラッシュメモリなどを備えたポータブルメモリプレーヤなどに録音して、個人的にいろいろな場所で聴くことが行われている。
ポータブルメモリプレーヤなどの録音装置に、CDプレーヤなどの音響再生装置から録音する場合、音響再生装置のヘッドホン端子に通信ケーブルを接続して、音響信号を録音装置に入力する場合がある。最近は、音響再生装置が小型になり、専用の外部出力端子(LINE OUTやAUX端子)が設けられないことが多い(例えば、特許文献1参照)。また、パソコンなどでは、音響出力がヘッドホン端子しかない場合が多い。
通常、音響再生装置では、ヘッドホン端子にヘッドホンジャックを挿入すると、スピーカリレーが切れてしまう(例えば、特許文献2または特許文献3参照)。スピーカリレーが切れてしまうと、音響再生装置に接続されたスピーカからは音が出なくなってしまい、ポータブルメモリプレーヤなどに録音中では、録音している音響をモニタできない場合がある。また、録音中のモニタはできても、録音していないときに音響再生装置から音声が出力されない場合は、どの時点から録音を開始するか判断できない。音響再生装置のヘッドホン端子から音響信号を取り出して、別の録音機器で録音するときに、再生音をモニタすることができない場合が多い。
特開2001−332076号公報 特開2005−045477号公報 特開平6−113393号公報
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、音響再生装置のヘッドホン端子から録音装置に音響信号データを出力する場合でも、再生音をモニタできるオーディオシステム、音響再生装置および音響再生制御方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の第1の観点に係るオーディオシステムは、
音響再生装置と録音装置とが着脱自在の通信ケーブルを介して接続され、前記音響再生装置から前記通信ケーブルを経由して音響信号を前記録音装置に送信、前記録音装置にて所定の記録媒体に記録するオーディオシステムであって、
前記録音装置は、前記録音装置が前記音響再生装置に接続されていることを示す接続信号を前記通信ケーブルを介して前記音響再生装置に供給する接続信号供給手段を備え、
前記音響再生装置は、
前記通信ケーブルが接続されるヘッドホン端子と、
ピーカ接続されるスピーカ端子と、
前記接続信号を検出する接続信号検出手段と、
前記接続信号検出手段によって接続信号が検出された場合に、前記音響信号を前記ヘッドホン端子と前記スピーカ端子との両方に出力するスピーカ接続制御手段と、
を備えることを特徴とする。
好ましくは、前記音響再生装置は、前記音響信号の出力音量を調節する音量調節手段を備え、
前記接続信号検出手段によって接続信号が検出された場合に、前記音量調節手段は、前記ヘッドホン端子と前記スピーカ端子との両方に出力される前記音響信号のうち、前記スピーカ端子に出力される前記音響信号の音量のみを調節することを特徴とする。
さらに、前記接続信号供給手段は、前記通信ケーブルの前記音響信号を伝送する線とは異なる信号線を用いて、前記接続信号を前記音響再生装置に供給する。
または、前記接続信号供給手段は、前記通信ケーブルの前記音響信号を伝送する線の少なくともいずれか1つを用いて、前記接続信号を前記音響再生装置に供給する。
本発明の第2の観点に係る音響再生装置は、
ヘッドホン端子およびスピーカ端子と、
音響再生装置から通信ケーブルを介して入来する音響信号を録音すると共に、前記音響再生装置に接続していることを示す接続信号を前記通信ケーブルに出力する録音装置が、前記ヘッドホン端子に前記通信ケーブルを介して接続された際に、前記接続信号を検出する接続信号検出手段と、
前記接続信号検出手段によって前記接続信号が検出された際に、前記音響信号を前記ヘッドホン端子と前記スピーカ端子との両方に出力するスピーカ接続制御手段と、
を備える。
好ましくは、前記音響信号の出力音量を調節する音量調節手段を備え、
前記接続信号検出手段によって前記接続信号が検出された場合に、前記音量調節手段は、前記ヘッドホン端子と前記スピーカ端子との両方に出力される前記音響信号のうち、前記スピーカ端子に出力される前記音響信号の音量のみを調節することを特徴とする。
本発明の第の観点に係る音響再生制御方法は、ヘッドホン端子およびスピーカ端子を有する音響再生装置と録音装置とが通信ケーブルを介して接続され、前記音響再生装置から前記通信ケーブルを経由して前記録音装置に送信された音響信号を、前記録音装置にて所定の記録媒体に記録するオーディオシステムにおける音響再生制御方法であって、
前記ヘッドホン端子に前記録音装置が接続される場合に、
前記録音装置は、該録音装置が前記音響再生装置に接続されていることを示す接続信号を前記音響再生装置に供給するステップを備え、
前記音響再生装置は、
前記接続信号を検出するステップと、
前記接続信号を検出した場合に前記音響信号を前記ヘッドホン端子と前記スピーカ端子との両方に出力するステップと、
を備える、
ことを特徴とする。
本発明のオーディオシステムによれば、音響再生装置のヘッドホン端子から音響信号を録音装置に出力する場合でも、再生音をモニタすることができる。その結果、録音する音響信号を間違えることがなく、適切に録音することができる。
(実施の形態1)
本発明に係るオーディオシステムの実施の形態1について、図1および図2により説明する。図1は、本発明の実施の形態1に係るオーディオシステム1を示すブロック図である。
実施の形態1に係るオーディオシステム1は、図1に示すように、音響再生装置2と録音装置3が、通信ケーブル4を介して接続される。
音響再生装置2は、外部入力部21と、再生制御部22と、接続信号受信部23と、セレクタ24と、ヘッドホンアンプ25と、スピーカアンプ26とを含んで構成される。外部入力部21は、キースイッチまたはタッチパネルなどを備え、利用者がキースイッチなどを操作することによって、再生する楽曲の選択、選択された楽曲の音響信号の再生などの指令を再生制御部22に伝える。また、後述するスピーカの音量調節を行う。
再生制御部22は、外部入力部21から入力された指令に従って、音響信号の再生および停止などをセレクタ24に指令する。再生制御部22は、後述する接続信号の有無とヘッドホンジャックが挿入されているか否かによって、音響信号をヘッドホンアンプ25および/またはスピーカアンプ26に出力するよう、セレクタ24に指令する。
接続信号受信部23は、通信ケーブル4を経由して送られる後述する接続信号を受信して、再生制御部22に通知する。
セレクタ24は、音響データを記録した媒体、例えばコンパクトディスク(CD)、DVD(Digital Versatile Disc)、ミニディスク(MD)または磁気ディスク(HDD)などと、その再生装置を含んで構成される。セレクタ24は、再生制御部22の指令に従って、それらの媒体に記録された音響信号を再生して、音響信号をヘッドホンアンプ25またはスピーカアンプ26、あるいはヘッドホンアンプ25およびスピーカアンプ26両方同時に出力する。セレクタ24はまた、外部音源の音響信号を選択してスピーカまたはヘッドホンに出力する場合もある。
ヘッドホンアンプ25は、セレクタ24から入力した音響信号を、ヘッドホン(図示せず)を駆動できる電力に増幅して、ヘッドホン端子25Tに出力する。そして、ヘッドホン端子25Tに接続された通信ケーブル4を経由して、音響信号は録音装置3に送信される。音響再生装置2からヘッドホンで音楽を聴く場合は、ヘッドホンがヘッドホン端子25Tに接続される。
スピーカアンプ26は、セレクタ24から入力した音響信号を、スピーカ(図示せず)を駆動できる電力に増幅して、スピーカ端子26Tに出力する。音響再生装置2は、スピーカ(図示せず)を備える場合がある。スピーカは別体の装置で、音響再生装置2とスピーカケーブルで接続されてもよい。スピーカが音響再生装置2に内蔵される場合は、スピーカ端子26Tは内蔵スピーカとスピーカアンプ26との接続点であり、音響再生装置2の内部にある。スピーカ端子26Tは図1では1つに記載しているが、ステレオ再生の場合は左右のチャネルに分けて出力される。また、サラウンド効果を実現するために多数のスピーカに音響信号を分離して出力する場合もある。
再生制御部22は、例えばCPU(Central Processing Unit)、メモリおよび入出力部を備えたマイクロコンピュータで構成することができる。また、再生制御部22、接続信号受信部23およびセレクタ24を併せてDSP(Digital Signal Processor)で構成することができる。
録音装置3は、接続信号送信部31、録音制御部32、符号化部33、音響信号保存部34および外部入力部36を含んで構成される。
接続信号送信部31は、例えば、後述するGND7に対する一定の電圧で表される接続信号を、接続信号線6に送出する。
録音制御部32は、外部入力部36で入力された制御信号に従って、録音の開始、録音の停止、トラックマークの記録またはファイルの作成、およびフォルダの作成などを、符号化部33および音響信号保存部34に指令して実行する。
符号化部33は、音響再生装置2から送信される音響信号を受信する。また、受信した音響信号を音響信号保存部34に記録する形式に符号化する。音響信号がアナログのオーディオ信号で送信される場合は、符号化部33は音響信号をA/D変換し、さらに符号化する。音響信号がディジタル信号で送信される場合、サンプリング周波数とビット数が録音装置3の録音データ形式に合っていればそのまま符号化して、音響信号保存部34に記録する。サンプリング周波数またはビット数が録音装置3の録音データ形式に合っていない場合は、音響信号を記録形式のサンプリング周波数およびビット数に変換して、符号化する。そして、符号化部33は、録音制御部32の指令に従って、符号化したデータの音響信号保存部34への記録、トラックマークの記録またはファイルの作成などを行う。音響再生装置2のヘッドホン端子25Tから通信される音響信号は、通常、アナログのオーディオ信号である。
音響信号保存部34は、HDD、フラッシュメモリまたはMDなどの記録媒体と、それらの記録媒体にデータを書き込む駆動装置を含んで構成される。音響信号保存部34は、符号化部33で符号化された音響信号を、ファイルまたはトラックのデータとして、記録媒体の記録形式に従って記録する。
外部入力部36は、キースイッチまたはタッチパネルなどを備え、利用者がキースイッチなどを操作することによって、録音の開始、録音の停止、トラックマークの記録またはファイルの作成などの指令を録音制御部32に伝える。
録音制御部32は、例えばCPU(Central Processing Unit)、メモリおよび入出力部を備えたマイクロコンピュータで構成することができる。また、録音制御部32、接続信号送信部31および符号化部33を併せてDSP(Digital Signal Processor)で構成することができる。
通信ケーブル4は、音響信号線5L、5Rと、接続信号線6と、GND7を含んで1本のケーブルとして構成される。音響信号線5L、5Rはそれぞれ左チャネルの音響信号および右チャネルの音響信号を伝達する。接続信号線6は、接続信号送信部31と接続信号受信部23に接続し、例えば直流レベルに変換された接続信号を伝達する。GND7は、音響再生装置2から録音装置3に送信される信号(音響信号および接続信号)の電位の基準を定める。通信ケーブル4は、音響再生装置2および録音装置3にそれぞれ、ピンプラグまたはピンジャックとソケット、あるいはコネクタなどで着脱自在に接続される。
本実施の形態の例では、接続信号は、接続信号線6のGND7に対する電位で表される。ヘッドホン端子25Tにヘッドホンが接続された場合は、ヘッドホンを接続するケーブルに接続信号線6がなく、開放された状態になり、接続信号がないと判断される。
本実施の形態の例では、接続信号を例えばGND7に対する正の電圧レベルとする。しかし、接続信号は正の直流電圧に限定されない。例えば、接続信号を負の電圧としてもよいし、また交流電圧としてもよい。
接続信号は、通信ケーブル4が抜けた状態と区別できれば、制御信号線6の電位レベルでなくてもよい。例えば、ある周波数または複数の周波数の組み合わせのトーン信号を用いることができる。あるいは、録音装置3側で制御信号線6とGND7を抵抗を介して接続し、制御信号線6とGND7のループ回路が形成されることを接続信号としてもよい。ループ回路が形成されることは、音響再生装置2側で電流が流れることで検出することができる。
次に、実施の形態1に係るオーディオシステム1の動作について説明する。図2は、実施の形態1に係るオーディオシステム1の動作の一例を示すフローチャートである。図2の左側、録音制御は録音装置3の動作を示す。図3の右側、再生制御は音響再生装置2の動作を示す。
録音制御部32は、録音装置3の電源が投入されたときから、または通信ケーブル4が接続されたのを検知して、接続信号を接続信号送信部31から通信ケーブル4の接続信号線6に送出する(ステップR1)。そして、外部入力部36から入力されたユーザの操作に従って、録音処理を行う(ステップR2)。
一方、音響再生装置2では、再生制御部22は、通信ケーブル4がヘッドホン端子25Tに接続されていることを検知する(ステップP1)。例えば、ヘッドホン端子25Tに備えられたスイッチ(図示せず)が通信ケーブルのジャックで作動することによって、通信ケーブル4(またはヘッドホンのケーブル)が接続されたことを検出できる。通信ケーブル4またはヘッドホンケーブルがヘッドホン端子25Tに接続されている場合は(ステップP2;Yes)、接続信号があるか否かを検出する(ステップP3)。
接続信号が接続信号受信部23で検出されず、再生制御部22に接続信号なしが通知された場合は(ステップP4;No)、再生制御部22は、セレクタ24に音響信号をヘッドホンアンプ25に出力し、スピーカアンプ26には出力しないように指令する(ステップP5)。その結果、音響信号はスピーカ端子26Tには出力されず、スピーカからは音楽が再生されない。音響信号はヘッドホン端子25Tに出力され、ヘッドホンで音楽を聴くことができる。
接続信号が接続信号受信部23で検出され、再生制御部22に接続信号ありが通知された場合は(ステップP4;Yes)、再生制御部22は、セレクタ24に音響信号をヘッドホンアンプ25とスピーカアンプ26の両方に出力するよう指令する(ステップP6)。音響信号はヘッドホン端子25Tおよびスピーカ端子26Tの両方に出力される。その結果、スピーカで音楽を聴きながら、その音響信号を録音装置3で録音することができる。
また、ヘッドホン端子25Tに通信ケーブル4もヘッドホンも接続されていない場合は(ステップP2;No)、再生制御部22は、セレクタ24に音響信号をスピーカアンプ26に出力し、ヘッドホンアンプ25には出力しないように指令する(ステップP7)。音響信号はスピーカ端子26Tに出力され、スピーカで再生される音楽を聴くことができる。
ここで、ステップP7はステップP6と同じ動作であってもよい。すなわち、ヘッドホン端子25Tに通信ケーブルまたはヘッドホンが接続されていない場合でも、ヘッドホンアンプ25に音響信号を出力してもよい。単に、ヘッドホン端子25Tの出力が使用されないだけである。
ヘッドホンアンプ25とスピーカアンプ26が1つの回路である場合、またはヘッドホンアンプ25とスピーカアンプ26が最終出力段のみが異なる場合などに、スピーカ端子26Tへの出力をリレー(スピーカリレー)でオン/オフすることによって、同様の作用を行うことができる。すなわち、ステップP5では、スピーカリレーをオフにして、音響信号がスピーカ端子26Tに出力されないようにする。ステップP6(およびステップP7)では、スピーカリレーをオンにして、音響信号がスピーカ端子26Tに出力されるようにする。
以上述べたように、本発明のオーディオシステム1によれば、音響再生装置2のヘッドホン端子25Tから音響信号を録音装置3にダビングする場合でも、再生音をモニタすることができる。その結果、録音する音響信号を間違えることがなく、適切に録音することができる。
(実施の形態2)
次に、ヘッドホンアンプ25およびスピーカアンプ26にそれぞれ音量調節部25Vおよび26Vが備えられる場合について、図3を参照して説明する。図3に示すように、音響再生装置2のヘッドホンアンプ25に音量調節部25Vが、スピーカアンプ26に音量調節部26Vが備えられる。音量調節部25V、26Vは、例えばアンプのゲインを指令電圧で変化させることによって、それぞれの音量を調節することができる。音量調節は、外部入力部21のスイッチを操作することによって行われる。
ヘッドホン端子25Tに通信ケーブル4もヘッドホンも接続されていない場合(図2のステップP2;No)、再生制御部22は、音量調節の操作によって、スピーカ端子26Tに出力される音響信号の音量が調節されるようセレクタ24に指令する(ステップP7)。同時に、ヘッドホン端子25Tに出力される音響信号の音量が調節されてもよい。その結果、スピーカから再生される音楽はユーザの操作によって調節される。
ヘッドホン端子25Tにヘッドホンが接続され(図2のステップP2;Yes)、接続信号が検出されない場合は(図2のステップP4;No)、再生制御部22は、音量調節の操作によって、ヘッドホン端子25Tに出力される音響信号の音量が調節されるようセレクタ24に指令する(ステップP5)。その結果、ヘッドホンから再生される音楽はユーザの操作によって調節される。
ヘッドホン端子25Tに通信ケーブル4が接続され(図2のステップP2;Yes)、接続信号が検出される場合は(図2のステップP4;Yes)、再生制御部22は、音量調節の操作によって、スピーカ端子26Tに出力される音響信号の音量が調節されるが、ヘッドホン端子25Tに出力される音響信号の音量が変更されないようにセレクタ24に指令する。ヘッドホンアンプ25の増幅度は、録音に最適な標準レベルに固定される。スピーカから再生されるモニタ音は、ユーザの操作によって調節されるが、録音レベルは変動しない。その結果、モニタ音がユーザの好みに合わせて調節されても、録音レベルが一定に保たれて均質な録音を得ることができる。
(実施の形態3)
次に、録音制御信号を音響信号に重畳して送信する場合の実施の形態3について、図4および図5を参照して説明する。
図4は、実施の形態3に係るオーディオシステム1の構成の例を示すブロック図である。図4に示すオーディオシステム1は、図1の構成に比較して、通信ケーブル4に制御信号線6がない。その代わり、音響再生装置2には信号分離部27が設けられ、録音装置3には信号重畳部35が設けられている。
録音装置3では、接続信号送信部31から送信される信号は、信号重畳部35で音響信号の1つに重畳される。図4の例では、右チャネルの音響信号線5Rに接続信号が重畳されて送信される。音響再生装置2では、接続信号は信号分離部27で音響信号から分離されて接続信号受信部23に入力される。
音響信号がアナログのオーディオ信号の場合、可聴帯域の下限は十数Hzであって、それ以下の周波数成分はないから、直流成分の接続信号を重畳しても音響信号に影響はない。また、信号分離部27では、直流成分を分離して接続信号として取り出すことができる。
音響信号がディジタル信号で送信される場合でも、例えばAMI(Alternative Mark Inversion)符号のように直流成分のない符号を用いて、直流成分の接続信号を重畳することができる。
図5は、実施の形態3に係るオーディオシステム1の接続信号の例を示す図である。図5では、接続信号Cに音響信号Aが重畳されている様子を模式的に表している。音響信号Aが接続信号Cなどに重畳されても分離することは可能であり、音響信号Aと接続信号Cは独立である。
実施の形態3は、録音制御信号が音響信号に重畳されていることが異なるだけで、動作については、実施の形態1または実施の形態2と同様である。
実施の形態3では、音響信号に重畳して録音制御信号を送信するので、通信ケーブル4の心線が少なくてすむ。例えば、現在市販されている通常のステレオ用ケーブルの構成を用いることができる。
また、図4のオーディオシステム1の構成では、接続信号を右チャネルの音響信号線5Rに重畳しているが、接続信号を左チャネルの音響信号線5Lに重畳してもよい。
その他、前記のハードウエア構成やフローチャートは一例であり、任意に変更及び修正が可能である。
オーディオシステム1は、専用のシステムによらず、通常のコンピュータシステムを用いて実現可能である。例えば、前記の動作を実行するためのコンピュータプログラムを、コンピュータが読みとり可能な記録媒体(フレキシブルディスク、CD-ROM、DVD-ROM等)に格納して配布し、当該コンピュータプログラムをコンピュータにインストールすることにより、前記の処理を実行する音響再生装置2を構成してもよい。また、インターネット等の通信ネットワーク上のサーバ装置が有する記憶装置に当該コンピュータプログラムを格納しておき、通常のコンピュータシステムがダウンロード等することで本発明のオーディオシステム1を構成してもよい。
また、前記の各機能を、OS(オペレーティングシステム)とアプリケーションプログラムの分担、またはOSとアプリケーションプログラムとの協働により実現する場合などには、アプリケーションプログラム部分のみを記録媒体や記憶装置に格納してもよい。
また、搬送波に上述のコンピュータプログラムを重畳し、通信ネットワークを介して配信することも可能である。
本発明の実施の形態1に係るオーディオシステムの構成の例を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1に係るオーディオシステム動作の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態2に係るオーディオシステムの構成の例を示すブロック図である。 本発明の実施の形態3に係るオーディオシステムの構成の例を示すブロック図である。 本発明の実施の形態3に係るオーディオシステムの接続信号の例を示す図である。
符号の説明
1 オーディオシステム
2 音響再生装置
3 録音装置
4 通信ケーブル
5L、5R 音響信号線
6 接続信号線
7 GND
21 外部入力部
22 再生制御部
23 接続信号受信部
24 セレクタ
25 ヘッドホンアンプ
25V 音量調節部
25T ヘッドホン端子
26 スピーカアンプ
26V 音量調節部
26T スピーカ端子
27 信号分離部
31 接続信号送信部
32 録音制御部
33 符号化部
34 音響信号保存部
35 信号重畳部
36 外部入力部
C 接続信号

Claims (7)

  1. 音響再生装置と録音装置とが着脱自在の通信ケーブルを介して接続され、前記音響再生装置から前記通信ケーブルを経由して音響信号を前記録音装置に送信、前記録音装置にて所定の記録媒体に記録するオーディオシステムであって、
    前記録音装置は、前記録音装置が前記音響再生装置に接続されていることを示す接続信号を前記通信ケーブルを介して前記音響再生装置に供給する接続信号供給手段を備え、
    前記音響再生装置は、
    前記通信ケーブルが接続されるヘッドホン端子と、
    ピーカ接続されるスピーカ端子と、
    前記接続信号を検出する接続信号検出手段と、
    前記接続信号検出手段によって接続信号が検出された場合に、前記音響信号を前記ヘッドホン端子と前記スピーカ端子との両方に出力するスピーカ接続制御手段と、
    を備えることを特徴とするオーディオシステム。
  2. 前記音響再生装置は、前記音響信号の出力音量を調節する音量調節手段を備え、
    前記接続信号検出手段によって接続信号が検出された場合に、前記音量調節手段は、前記ヘッドホン端子と前記スピーカ端子との両方に出力される前記音響信号のうち、前記スピーカ端子に出力される前記音響信号の音量のみを調節することを特徴とする請求項1に記載のオーディオシステム。
  3. 前記接続信号供給手段は、前記通信ケーブルの前記音響信号を伝送する線とは異なる信号線を用いて、前記接続信号を前記音響再生装置に供給する請求項1に記載のオーディオシステム。
  4. 前記接続信号供給手段は、前記通信ケーブルの前記音響信号を伝送する線の少なくともいずれか1つを用いて、前記接続信号を前記音響再生装置に供給する請求項1に記載のオーディオシステム。
  5. ヘッドホン端子およびスピーカ端子と、
    音響再生装置から通信ケーブルを介して入来する音響信号を録音すると共に、前記音響再生装置に接続していることを示す接続信号を前記通信ケーブルに出力する録音装置が、前記ヘッドホン端子に前記通信ケーブルを介して接続された際に、前記接続信号を検出する接続信号検出手段と、
    前記接続信号検出手段によって前記接続信号が検出された際に、前記音響信号を前記ヘッドホン端子と前記スピーカ端子との両方に出力するスピーカ接続制御手段と、
    を備える音響再生装置。
  6. 前記音響信号の出力音量を調節する音量調節手段を備え、
    前記接続信号検出手段によって前記接続信号が検出された場合に、前記音量調節手段は、前記ヘッドホン端子と前記スピーカ端子との両方に出力される前記音響信号のうち、前記スピーカ端子に出力される前記音響信号の音量のみを調節することを特徴とする請求項5に記載の音響再生装置。
  7. ヘッドホン端子およびスピーカ端子を有する音響再生装置と録音装置とが通信ケーブルを介して接続され、前記音響再生装置から前記通信ケーブルを経由して前記録音装置に送信された音響信号を、前記録音装置にて所定の記録媒体に記録するオーディオシステムにおける音響再生制御方法であって、
    前記ヘッドホン端子に前記録音装置が接続される場合に、
    前記録音装置は、該録音装置が前記音響再生装置に接続されていることを示す接続信号を前記音響再生装置に供給するステップを備え、
    前記音響再生装置は、
    前記接続信号を検出するステップと、
    前記接続信号を検出した場合に前記音響信号を前記ヘッドホン端子と前記スピーカ端子との両方に出力するステップと、
    を備える
    ことを特徴とする音響再生制御方法。
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