JP4736041B2 - 留置針 - Google Patents

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Description

本発明は留置針に関し、具体的には収納状態において針を保護カバー内に収納する留置針に関する。
今日、点滴や透析等のため、患者に留置針を穿刺することが行われており、その際患者から抜いた留置針が医療従事者に誤って刺さる事故を防止する必要がある。
このため、先端に刃先が形成された針と、該針の後端を保持する円筒状のハブと、上記針に沿って進退動可能に設けられた円筒状の保護カバーとを備えた留置針が知られている。(特許文献1〜3)
特許文献1の留置針は、カヌラの後端を保持するハブと、該ハブをその内部に収納して保持する保持筒とから構成され、保持筒を進退動させることで該保持筒内にカヌラを収納するようになっている。
特許文献2の留置針は、針カニューレの後端に設けられたハブと、該ハブを摺動可能に収納する安全シールドとから構成され、使用状態からアクチュエータを操作すると、ハブと安全シールドとの間に弾装されたばねが進展し、安全シールドが針カニューレを収納するようになっている。
特許文献3の留置針は、針カニューレおよび針ハブによって構成された針アセンブリと、該針アセンブリを進退動可能に収納する胴部とから構成され、医療処置が終了したら作動ボタンを操作することにより、ばねの弾性力により突き刺し要素を胴部に入れるようになっている。
このように、特許文献1〜3の留置針によれば、使用後には針を保護カバー内に収納する収納状態とすることで、上記事故を防止するようになっている。
特開平10−85333号公報 特開2002−330945号公報 特開2003−180829号公報
しかしながら、上記特許文献1〜3の留置針の場合、上記保護カバーの長さを針が保護カバーから突出している長さよりも長く設定する必要があり、使用状態において患者に固定される部材の長さを長くせざるを得なかった。
その場合、たとえば透析治療を受けている患者の場合、何度も針を穿刺することで穿刺された部分の組織が硬化し、こぶ状の***ができてしまうが、使用状態において患者に固定される部材の長さが長いと、留置針を患者に固定した際に留置針が***に触れてしまい、血管に挿入される針の角度がぶれて患者が痛みを訴える場合があった。
このような問題に鑑み、本発明は使用状態において被装着体に固定される部材の長さの短い留置針を提供するものである。
すなわち請求項1における留置針は、先端に刃先の形成された針と、該針を保持する筒状のハブと、上記針を囲繞するとともに該針に沿って摺動可能に設けられた筒状の保護カバーとを備え、
上記保護カバーを針の後端側に相対移動させて針の刃先を保護カバーより突出させる使用状態と、上記保護カバーを針の先端側に相対移動させて針の刃先を保護カバー内に収納する収納状態とに切替え可能な留置針において、
上記ハブおよび保護カバーを摺動可能に保持するとともに被装着体に固定される筒状の本体部と、上記ハブおよび保護カバーの間に弾装したばねと、上記ばねを圧縮して上記ハブおよび保護カバーを接近させ、上記使用状態を維持する作動レバーとを備え、
上記ハブは上記保護カバーを収納するとともに貫通孔の形成された円筒部と、該円筒部内に位置して上記ばねの弾接するばね受け部とを備え、また上記保護カバーは上記円筒部に向けて突出する第1突起を備え、さらに上記作動レバーは上記本体部に一端が固定された可撓性の腕部と、該腕部の他端部より内周側に突出する第1係合部とから構成され、
上記本体部はその内部に上記保護カバーを摺動可能に保持し、上記保護カバーの外周には上記第1突起と異なる位置に第2突起を突出させ、上記本体部内周面には上記保護カバーの第1突起と当接する第2係合部と、上記第2突起に係合する第3係合部を設けて、
上記使用状態とする際には、
上記ハブの貫通孔に上記作動レバーの第1係合部を挿入して、該第1係合部の先端側の端面と貫通孔の先端側の端面とを係合させ、さらに上記保護カバーの第1突起を上記ハブの貫通孔の先端側の端面よりも後端側に位置させて、該第1突起の先端側の端面を上記第1係合部の後端側の端面に係合させ、
上記収納状態とする際には、
上記使用状態から上記作動レバーを操作することにより、上記ばねの弾性力により上記ハブおよび保護カバーを離隔する方向に相対移動させ、針の刃先を保護カバー内に収納し、
さらに、上記保護カバーにおける第1突起の先端側の端面と、本体部における第2係合部の後端側の端面とを当接させて保護カバーが本体部より脱落しないように保持するとともに、
上記保護カバーにおける第2突起の後端側の端面と、本体部における第3係合部の先端側の端面とを当接させて、上記保護カバーが使用状態に戻らないように保持することを特徴としている。
上記請求項1の発明によれば、使用状態においては保護カバーとハブとを接近させているので、使用状態において被装着体に固定される部材の長さを短くすることができ、患者への負担を軽減することができる。
具体的に説明すると、上記保護カバーおよびハブは本体部によって摺動可能に保持されており、使用状態において上記ハブは本体部に対して保護カバー側に接近した位置に保持されている。
この状態から作動レバーを操作して留置針を収納状態とすると、ばねの弾性力によって上記ハブは本体部から離隔する方向に相対移動し、このハブと本体部とが相対移動した距離だけ、患者に接触する部材の長さが長くなる。
換言すれば、針を突出させて患者に穿刺を行う使用状態においては、上記ハブと本体部との相対移動の距離だけ患者に接触する部材の長さを短くすることができ、皮膚にできた***を避けて留置針を固定することが可能となるので、患者への負担を軽減することができる。
以下本実施例について説明すると、図1、図2は本発明に係る留置針1を示し、このうち図1は留置針1の使用状態の断面図を、図2は収納状態の断面図を表すとともに、図1(a)、図2(a)は側面方向からの断面図を、図1(b)、図2(b)は平面方向からの断面図を表している。なお、以下の説明において、下記針4の刃先4a側を先端側とする。
本実施例の留置針1は、被装着体としての患者に固定される翼状部材2と、該翼状部材2を介して患者に固定される円筒状の本体部3と、先端に刃先4aの形成された中空の針4と、該針4の後端部を保持するとともに上記本体部3の後端側で摺動する筒状のハブ5と、上記本体部3の先端側で摺動する筒状の保護カバー6と、上記ハブ5および保護カバー6の間に弾装されたばね7とから構成されている。
上記留置針1の使用状態とは、上記針4が本体部3の先端より突出し、かつ保護カバー6が本体部3内に収容されている状態のことをいい、この使用状態では、針4の刃先4aを患者に穿刺し、粘着テープ等により上記翼状部材2ごと本体部3を患者に固定するようになっている。
一方、留置針1の収納状態とは、上記保護カバー6を本体部3より突出させて、該保護カバー6に針4を収納している状態のことをいい、患者への輸液等が終了したら保護カバー6に針4を収納することで、刃先4aが医療従事者に刺さってしまう事故を防止するようになっている。
そして本実施例の留置針1には、上記本体部3、ハブ5、保護カバー6を上記使用状態に維持する第1保持機構Aと、上記本体部3と保護カバー6とを収納状態に維持する第2保持機構Bと、本体部3とハブ5とを収納状態に維持する第3保持機構Cとが備えられている。
上記翼状部材2は、本体部3を囲繞する筒状部2aと、該筒状部2aの両側に広がる翼部2bとから構成され、筒状部2aの上方(図1(a)の上方)には回転防止のための溝2cが形成されている。
そして上記翼部2bを患者の皮膚に沿って変形させ、翼状部材2の表面から粘着テープ等によって固定することで、留置針1を患者に固定するようになっている。
上記本体部3は略円筒形を有し、その外周面には上記翼状部材2の筒状部2aが嵌合する連結部3aと、該連結部3aの後端側に位置する大径部3bと、大径部3bの後端側に位置して上記ハブ5の嵌合する小径部3cとが形成され、上記大径部3bには作動レバー11が設けられている。
上記連結部3aは上記翼状部材2の筒状部2aの内径に合わせて製造され、該連結部3aの上方には上記筒状部2aの溝2cに嵌合する凸形状3dを形成して、翼状部材2と本体部3とが相対的に回転するのを防止している。
次に、上記大径部3bと小径部3cとの境界には段差3eが形成され、さらに大径部3bの上方には図示左右方向にキー溝12(図2(a)参照)が形成されている。
小径部3cはハブ5の内周面に沿って摺動可能な径で製造され、上部には所定位置には第1貫通孔13が、両側部には図示左右方向には第1ガイド孔14がそれぞれ穿設されている。そして該第1ガイド孔14の後端には第4係合部15が形成されている。
また本体部3の内周面3fの上部には、先端から後端にかけて第1ガイド溝16が形成され、該第1ガイド溝16の先端部には内周方向に突出する第2係合部16aが形成されている。
さらに、内周面3fの下部には先端から後端にかけて第2ガイド溝17が形成され、該第2ガイド溝17には上記第2係合部16aよりも後端側の位置に第3係合部17aが形成されている。この第3係合部17aの後端部には傾斜面が形成されている。
上記作動レバー11は、上記大径部3bに先端が固定された腕部11aと、該腕部11aの後端側に設けられるとともに上記第1貫通孔13を貫通するように設けられた第1係合部11bと、第1係合部11bよりも後端側に設けられたつまみ11cとから構成されている。
上記腕部11aは弾性変形し、通常は上記第1係合部11bが上記第1貫通孔13内に収納される状態を維持している。そして上記つまみ11cを上方に持ち上げて腕部11aを弾性変形させると、上記第1係合部11bを第1貫通孔13より離脱させることが可能となっている
上記ハブ5は上記針4の後端部を保持する保持部5aと、上記本体部3を収納する円筒部5bと、図示しない輸液チューブの連結される連結部5cとから構成され、保持部5aと円筒部5bとの間には環状溝5dが形成されている。
上記保持部5aは針4の後端部を嵌着保持し、該針4を囲繞するように設けられたばね7の後端と当接するばね受け部を形成している。
さらに、保持部5aと連結部5cとの間には液体通路5eが形成され、輸液チューブを介して流入する輸液は該液体通路5eより針4に供給される。
上記円筒部5bの上部には、上記本体部3のキー溝12に係合するキー形状21が先端側に向けて突出し、該キー形状21の後端側には第2貫通孔22が穿設されている。
上記図1(a)に示す使用状態において、上記第2貫通孔22は上記本体部3の第1貫通孔13と重合し、作動レバー11の第1係合部11bが挿入されるようになっている。
円筒部5bの両側には、その先端部に内周に向けて突出する第3突起23が形成され、該第3突起23は上記本体部3の第1ガイド孔14に沿って移動するとともに、ハブ5と本体部3とが相対的に回転するのを防止している。
次に、上記保護カバー6は、その先端が使用状態において本体部3の先端と同じ位置となるよう、本体部3の内周面3f内に摺動可能に収納されている。
保護カバー6の上部には上記本体部3の第1ガイド溝16に沿って移動する第1突起6aが形成され、また保護カバー6の下部には上記本体部3の第2ガイド溝17に沿って移動する第2突起6bが形成されている。
上記第2突起6bは先端側から後端側に向けて傾斜した形状を有し、上記第2ガイド溝17に形成された第3係合部17aの傾斜面に接触すると、保護カバー6の内周に向けて弾性変形し、第3係合部17aを乗り越えると復帰して、再び保護カバー6の外周に向けて突出するようになっている。
そして第1、第2突起6a、6bをそれぞれ第1、第2ガイド溝16、17に係合させることで、保護カバー6と本体部3とが相対的に回転するのを防止している。
上記留置針1を使用状態に維持する第1保持機構Aについて説明すると、図1において、ハブ5および保護カバー6は上記ばね7の弾性力に抗して接近した状態に保持されている。
この状態において、上記ハブ5は本体部3に対して最も先端側に位置しており、円筒部5bの先端は上記本体部3の段差3eに当接し、また上記本体部3の後端はハブ5の環状溝5dに収納されている。
上記ハブ5に穿設された第2貫通孔22には、上記作動レバー11の第1係合部11bが挿入され、該第1係合部11bの先端側の端面と、第2貫通孔22の先端側の端面とが係合することにより、ばね7の弾性力に抗してハブ5が後端側へ移動するのを規制している。
一方、保護カバー6は本体部に対して最も後端側に位置しており、このとき保護カバー6の先端と本体部3の先端との位置は略一致し、さらに上記第1突起6aは作動レバー11の第1係合部11bよりも後端側に位置している。
そして、第1突起6aの先端側の端面と第1係合部11bの後端側の端面とが係合することにより、ばね7の弾性力に抗して保護カバー6が先端側へ移動するのを規制している。
このように、作動レバー11の第1係合部11bに上記ハブ5の第2貫通孔22と、保護カバー6の第1突起6aとを係合させることで、留置針1を使用状態に維持することができる。
次に、図2を用いて上記本体部3と保護カバー6とを収納状態に維持する第2保持機構Bについて説明すると、図1の使用状態から上記第1保持機構Aを解除すると、上記ハブ5および保護カバー6はばね7の弾性力によって離隔する方向に付勢される。
保護カバー6は本体部3に対して先端側に相対移動し、上記第1突起6aは本体部3の内周面3fに形成された第1ガイド溝16に沿って移動する。
そして該第1突起6aの先端側の端面と第1ガイド溝16の第2係合部16aの後端側の端面とが係合することにより、保護カバー6が先端側に移動するのを規制し、本体部3より脱落しないようにしている。
一方、保護カバー6が本体部3に対して先端側に相対移動すると、上記第2突起6bも本体部3の第2ガイド溝17に沿って移動し、この第2突起6bが上記第3係合部17aの傾斜面に接触すると、保護カバー6の内側に弾性変形し、その後第3係合部17aを超えると元の形状に復帰する。
これにより、第2突起6bの後端側の端面と第3係合部17aの先端側の端面とが係合することになり、保護カバー6が後端側に相対移動するのを規制し、使用状態に戻らないようにしている。
このように、保護カバー6に形成された第1突起6aおよび第2突起6bを、本体部3に形成された第2、第3係合部16a、17aに係合させることで、保護カバー6と本体部3との収納状態を維持することができる。
そして本体部3とハブ5とを収納状態に維持する第3保持機構Cについて説明すると、図1の使用状態から上記第1保持機構Aを解除すると、上記ハブ5および保護カバー6はばね7の弾性力によって離隔する方向に付勢される。
ハブ5は本体部3に対して後端側に相対移動し、円筒部3bの第3突起23は本体部3の第1ガイド孔14に沿って移動する。そして第3突起23の後端側の端面と第1ガイド孔14の後端に位置する第4係合部15の先端側の端面とが係合することにより、ハブ5が後端側に移動するのを規制して、ハブ5が本体部3より脱落しないようにしている。
一方、上記ハブ5がばね7によって後端側に相対移動すると、上記作動レバー11の第1係合部11bは再び本体部3の第1貫通孔13内に収納されるようになっている。
このとき、第1係合部11bの後端側の端面と、ハブ5のキー形状21の先端側の端面とが係合することにより、ハブ5が先端側に移動するのが規制され、使用状態に戻らないようにしている。
このように、ハブ5の第3突起23を本体部3の第4係合部15に係合させ、かつ作動レバー11の第1係合部11bにハブ5のキー形状21の先端を当接させることで、ハブ5と本体部3との収納状態を維持することができる。
以上の構成を有する本実施例の留置針1の使用方法について説明する。
最初に、留置針1は上記使用状態で使用されるようになっており、ハブ5の連結部5cにはあらかじめ輸液チューブが接続され、また針4を患者に穿刺するまでは、針4の外周を図示しないカバーによって覆うようになっている。
次に、上記カバーを取り外して上記針4を患者の血管に穿刺し、翼状部材2を患者の皮膚に沿って変形させたら、該翼状部材2をテープ等によって患者に固定し、留置針1が患者に固定される。
その後、輸液チューブからの輸液はハブ5に形成された液体通路5eおよび針4を介して患者に送液され、輸液が終了したら、最初に翼状部材2を固定していたテープをはずし、針を患者から抜かずに、上記作動レバー11のつまみ11cを持ち上げる。
すると、上記作動レバー11の腕部11aが弾性変形して、第1係合部11bが本体部3の第1貫通孔13およびハブ5の第2貫通孔22より離脱し、上記使用状態を維持する第1保持機構Aが解除される。
上記第1保持機構Aが解除されると、ばね7の弾性力によってハブ5と保護カバー6とはそれぞれ離隔する方向に相対移動し、上記作動レバー11の腕部11aは弾性変形したまま、上記第1係合部11bは上記ハブ5のキー形状21の表面を摺動する。
ハブ5はばね7の弾性力によって本体部3に対して後端側に相対移動し、これにより針4も本体部3に対して後端側に相対移動するので、針4が患者の血管より引き抜かれる。なお、このとき必ずしも針4が完全に血管より引き抜かれる必要はない。
そしてハブ5が本体部3に対して最も後端に相対移動すると、上記腕部11aが弾性変形より復帰し、第1係合部11bが第1貫通孔13内に収納される。
その結果、第1係合部11bとハブ5のキー形状21とが係合し、同時に第3突起23と本体部3の第4係合部15とが係合するので、ハブ5及び本体部3は上記第3保持機構Cによって収納状態に維持される。
一方、保護カバー6はばね7の弾性力によって本体部3に対して先端側に相対移動し、本体部3に対して最も先端に相対移動すると、保護カバー6の第1突起6aと本体部3の第1ガイド溝16に形成された第2係合部16aとが係合し、同時に第2突起6bと第2ガイド溝17に形成された第3係合部17aとが係合する。
これにより、保護カバー6内に針4の刃先4aが収納され、保護カ保護カバー6及び本体部3は上記第2保持機構Bによって収納状態に維持される。
このような構成を有する本実施例の留置針1によれば、留置針1を使用状態から収納状態とすることで、針4が保護カバー6内に収納されるので、針4が誤って医療従事者に刺さる事故を防止することができる。
次に本実施例の留置針1によれば、使用状態において患者に接触する部材の長さを短くすることができる。
具体的には、使用状態においては本体部3に対してハブ5を先端側に位置させておくことにより、針4が本体部3の先端より突出する長さを長くすることができ、患者に接触する部分を本体部3及びハブ5の連結部5cだけとすることができる。
そして収納状態とすると、本体部3に対してハブ5が後端側に相対移動し、ハブの円筒部5bが本体部より露出するので、患者に接触する部分が長くなるが、この収納状態は留置針1を患者から取り除く短期間だけであり、患者に負担を与えることはない。
さらに本実施例の留置針1によれば、使用状態から収納状態とする際に、患者の血管を傷めてしまうのを防止することができ、また血液の飛散を防止することができる。
具体的には、使用状態から収納状態とすると、本体部3に対してハブ5が後端側に位置し、保護カバー6は本体部3に対して後端側に相対移動した針4を収納するように先端側に相対移動する。これにより本体部3より突出していた針4の一部が血管から引き抜かれ、その状態で保護カバー6内に針4が収納されるので、血管に負担を与えず、また血液を飛散しにくくすることができる。
これを従来の特許文献1〜3の留置針と比較すると、従来の留置針は保護カバーから突出していた針を一気に保護カバー内に収納していたため、血管が傷んでしまう場合があり、また針内の血液が飛散してしまう恐れがあった。
次に、以下図3、図4を用いて、本発明に係る第2実施例について説明する。本実施例は上記第1実施例とほぼ同様の構成を有しており、共通する機能を有する部材には第1実施例と同じ部材の名称を用いて説明する。
本実施例の留置針1は、患者に固定される翼状部材2と、該翼状部材2によって保持される円筒状の本体部3と、先端に刃先4aの形成された中空の針4と、該針4の後端部を保持するとともに上記本体部3に沿って進退動する円筒状のハブ5と、上記本体部3に沿って進退動し本体部3より図示左方に突出可能に設けられた保護カバー6と、上記ハブ5および保護カバー6との間に弾装されたばね7とから構成されている。
そして留置針1は、上記本体部3、ハブ5、保護カバー6を使用状態に維持する第1保持機構Aと、上記本体部3と保護カバー6とを収納状態に維持する第2保持機構Bと、本体部3とハブ5とを収納状態に維持する第3保持機構Cとを備えている。
上記本体部3は、その使用状態では、その内部に上記ハブ5および保護カバー6を摺動可能に保持するようになっており、その外周面は上記翼状部材2の連結される連結部5cと、その後端側に形成された大径部3bとから構成され、大径部3bの上部には作動レバー11が設けられている。
大径部3bの上部には、所定位置に第1貫通孔13が穿設され、また大径部3bの後端側には、その一側部(図3(b)下部)には内側に向けて第3突起23が突出している。
本体部3の内周面には、先端側に形成されて上記保護カバー6を摺動可能に保持する小径部3gと、該小径部3gの後端側に形成されてハブ5を摺動可能に保持する大径部3hとが形成され、小径部3gと大径部3hとの境界には段差3eが形成されている。
また本体部3の内周面3fにおける一側部(図3(b)上部)には、先端から後端にかけて第2係合部16aの形成された第1ガイド溝16が形成され、また内周面3fの下部には先端から後端にかけて第3係合部17aの形成された第2ガイド溝17が形成されている。
そして作動レバー11は腕部11a、第1係合部11b、つまみ11cを備えており、上記第1係合部11bは上記第1貫通孔13を貫通するようになっている。
ハブ5は、針4を保持する保持部5aと、上記本体部3の大径部3b内を進退動する円筒部5bと、輸液チューブの連結される連結部5cとから構成され、円筒部5bの内周にばね受けが形成され、円筒部5bの外周には上記本体部3の後端部の当接する段差5fが形成されている。
上記円筒部5bの上部には第2貫通孔22が形成され、一側部(図3(b)下方)には図示左右方向に上記本体部3の第3突起23の係合する第1ガイド孔14が形成されている。
また、円筒部5bの内周面の下部には、使用状態において上記本体部3の第2ガイド溝17と同じ位置に第4ガイド溝24が形成され、さらに上記第1ガイド孔14の他側部には、使用状態において上記本体部3の第1ガイド溝16と同じ位置に第5ガイド溝25が形成されている。
上記保護カバー6は上記使用状態において上記本体部3の小径部3c内を摺動する大径部6cと、上記ハブ5の円筒部5b内を摺動する小径部6dとから構成され、該小径部6dの後端部と上記ハブ5の円筒部5bとの間に、上記ばね7が弾装されるようになっている。
また保護カバー6の側部には、その後端部に上記本体部3の第1ガイド溝16およびハブ5の第5ガイド溝25に沿って移動し、収納状態においては上記第5ガイド溝25より離脱する第1突起6aが形成されている。
さらに、保護カバー6の下部には、その後端部に上記本体部3の第2ガイド溝17およびハブ5の第4ガイド溝24に沿って移動し、収納状態においては上記第4ガイド溝24より離脱する第2突起6bが形成されている。
そして小径部6dの上部には、第3貫通孔31が穿設されており、該第3貫通孔31は使用状態において上記本体部3の第1貫通孔13と同じ位置に設けられている。
そして上記留置針1を使用状態に維持する第1保持機構Aについて説明すると、図3(a)において、上記ばね7の弾性力に抗してハブ5および保護カバー6とを接近させると、上記ハブ5における円筒部5bの先端が上記本体部3の段差3eに当接するとともに、上記本体部3の後端がハブ5の段差5fに当接する。
このとき、本体部3の第1貫通孔13、ハブ5の第2貫通孔22、保護カバー6の第3貫通孔31の位置が一致し、これら貫通孔13,22,31に上記作動レバー11の第1突起6aが挿入される。
すると、該第1係合部11bの先端側の端面と、ハブ5の第2貫通孔22の先端側の端面とが係合し、ハブ5が後端側へ移動するのを規制する。
同時に、第3貫通孔31に第1突起6aが挿入されることで、該第1係合部11bの後端側の端面と、第3貫通孔31の後端側の端面とが係合し、ハブ5が先端側へ移動するのを規制する。
このように、作動レバー11の第1係合部11bを上記ハブ5の第2貫通孔22と、保護カバー6の第3貫通孔31に挿入することで留置針1を使用状態に維持することが可能となっている。
次に、図4を用いて上記本体部3と保護カバー6とを収納状態に維持する第2保持機構Bについて説明すると、図1の使用状態から上記第1保持機構Aを解除すると、上記ハブ5および保護カバー6はばね7の弾性力によって離隔する方向に付勢される。
保護カバー6は本体部3に対して先端側に相対移動し、上記第1突起6aは本体部3の内周面3fに形成された第1ガイド溝16に沿って移動する。
そして該第1突起6aの先端側の端面と第1ガイド溝16の第2係合部16aの後端側の端面とが係合し、これ以上保護カバー6は先端側に移動するのが規制され、本体部3より脱落しないようになる。
一方、保護カバー6が本体部3に対して先端側に相対移動すると、上記第2突起6bも本体部3の第2ガイド溝17に沿って移動し、この第2突起6bは、上記第3係合部17aの傾斜面に接触すると、保護カバー6の内側方向に弾性変形し、その後第3係合部17aを超えると元の形状に復帰する。
これにより、第2突起6bの後端側の端面と第3係合部17aの先端側の端面とが係合し、保護カバー6が後端側に相対移動するのを規制し、使用状態に戻らなくなる。
このように、保護カバー6に形成された第1突起6aおよび第2突起6bを本体部3に形成された第2、第3係合部16a、17aに係合させることで、保護カバー6および本体部3の収納状態を維持することができる。
そして本体部3とハブ5とを収納状態に維持する第3保持機構Cについて説明すると、図1の使用状態から上記第1保持機構Aを解除すると、上記ハブ5および保護カバー6はばね7の弾性力によって離隔する方向に付勢される。
ハブ5は本体部3に対して後端側に相対移動し、円筒部3bの第3突起23は本体部3の第1ガイド孔14に沿って移動する。そして第3突起23の後端側の端面と第1ガイド孔14の後端に位置する第4係合部15の先端側の端面とが係合し、これ以上ハブ5が後端側に移動するのが規制され、本体部3より脱落しなくなる。
一方、上記ハブ5がばね7によって後端側に相対移動すると、上記作動レバー11の第1係合部11bは再び本体部3の第1貫通孔13内に収納されるようになっている。このとき、第1係合部11bの後端側の端面と、ハブ5の円筒部5bの先端側の端面とが係合し、ハブ5が先端側に移動するのが規制され、使用状態に戻らなくなる。
このように、ハブ5の第3突起23を本体部3の第4係合部15に係合させ、かつ作動レバー11の第1係合部11bにハブ5の円筒部5bの先端を当接させることで、ハブ5及び本体部3の収納状態を維持することができる。
そしてこの第2実施例における留置針1においても、上記第1実施例の留置針1と同様、上記作動レバー11を操作することにより、留置針1を使用状態から収納状態とすることができる。
つまり使用状態においては患者に接触する部材の長さを短くすることができ、収納状態においては保護カバー6によって針4を収納するとともに、血管をいためるのを防止し、血液が飛散するのを防止することができる。
第1実施例に係る留置針の使用状態を示す図であり、(a)は側面方向から見た断面図を、(b)は平面方向から見た断面図を示す。 第1実施例に係る留置針の収納状態を示す図であり、(a)は側面方向から見た断面図を、(b)は平面方向から見た断面図を示す。 第2実施例に係る留置針の使用状態を示す図であり、(a)は側面方向から見た断面図を、(b)は平面方向から見た断面図を示す。 第2実施例に係る留置針の収納状態を示す図であり、(a)は側面方向から見た断面図を、(b)は平面方向から見た断面図を示す。
符号の説明
1 留置針 3 本体部
4 針 5 ハブ
6 保護カバー 6a 第1突起
6b 第2突起 7 ばね
11 作動レバー 11b 第1係合部
13a 第1ガイド孔 13b 第4係合部
16 第1ガイド溝 16a 第2係合部
17 第2ガイド溝 17a 第3係合部
22b 第2貫通孔 22c 第3突起
31 第3貫通孔 A〜C 第1〜第3保持機構

Claims (3)

  1. 先端に刃先の形成された針と、該針を保持する筒状のハブと、上記針を囲繞するとともに該針に沿って摺動可能に設けられた筒状の保護カバーとを備え、
    上記保護カバーを針の後端側に相対移動させて針の刃先を保護カバーより突出させる使用状態と、上記保護カバーを針の先端側に相対移動させて針の刃先を保護カバー内に収納する収納状態とに切替え可能な留置針において、
    上記ハブおよび保護カバーを摺動可能に保持するとともに被装着体に固定される筒状の本体部と、上記ハブおよび保護カバーの間に弾装したばねと、上記ばねを圧縮して上記ハブおよび保護カバーを接近させ、上記使用状態を維持する作動レバーとを備え、
    上記ハブは上記保護カバーを収納するとともに貫通孔の形成された円筒部と、該円筒部内に位置して上記ばねの弾接するばね受け部とを備え、また上記保護カバーは上記円筒部に向けて突出する第1突起を備え、さらに上記作動レバーは上記本体部に一端が固定された可撓性の腕部と、該腕部の他端部より内周側に突出する第1係合部とから構成され、
    上記本体部はその内部に上記保護カバーを摺動可能に保持し、上記保護カバーの外周には上記第1突起と異なる位置に第2突起を突出させ、上記本体部内周面には上記保護カバーの第1突起と当接する第2係合部と、上記第2突起に係合する第3係合部を設けて、
    上記使用状態とする際には、
    上記ハブの貫通孔に上記作動レバーの第1係合部を挿入して、該第1係合部の先端側の端面と貫通孔の先端側の端面とを係合させ、さらに上記保護カバーの第1突起を上記ハブの貫通孔の先端側の端面よりも後端側に位置させて、該第1突起の先端側の端面を上記第1係合部の後端側の端面に係合させ、
    上記収納状態とする際には、
    上記使用状態から上記作動レバーを操作することにより、上記ばねの弾性力により上記ハブおよび保護カバーを離隔する方向に相対移動させ、針の刃先を保護カバー内に収納し、
    さらに、上記保護カバーにおける第1突起の先端側の端面と、本体部における第2係合部の後端側の端面とを当接させて保護カバーが本体部より脱落しないように保持するとともに、
    上記保護カバーにおける第2突起の後端側の端面と、本体部における第3係合部の先端側の端面とを当接させて、上記保護カバーが使用状態に戻らないように保持することを特徴とする留置針。
  2. 上記ハブは上記円筒部内で本体部を摺動可能に保持し、上記ハブもしくは本体部のいずれか一方に、他方に向けて突出する第3突起を設け、ハブもしくは本体部のいずれか他方に上記第3突起の係合する第4係合部を設けて、
    上記収納状態とする際には、
    上記ハブの先端側の端面を作動レバーにおける係合部の後端側の端面に当接させてハブが使用状態に戻らないように保持するとともに、
    上記第3突起および第4係合部とを係合させてハブが本体部より脱落しないように保持することを特徴とする請求項1に記載の留置針。
  3. 上記本体部に、該本体部を被装着体に固定するための翼状部材を設けることを特徴とする請求項1または請求項2のいずれかに記載の留置針。
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