JP4735236B2 - ノズルチェックパターン及び液滴吐出装置 - Google Patents

ノズルチェックパターン及び液滴吐出装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4735236B2
JP4735236B2 JP2005366580A JP2005366580A JP4735236B2 JP 4735236 B2 JP4735236 B2 JP 4735236B2 JP 2005366580 A JP2005366580 A JP 2005366580A JP 2005366580 A JP2005366580 A JP 2005366580A JP 4735236 B2 JP4735236 B2 JP 4735236B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
nozzle
pattern
nozzles
numbers
group
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005366580A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007168173A (ja
Inventor
雅俊 荒木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Fujifilm Business Innovation Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd, Fujifilm Business Innovation Corp filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP2005366580A priority Critical patent/JP4735236B2/ja
Priority to US11/471,860 priority patent/US7571976B2/en
Priority to KR1020060123674A priority patent/KR100907734B1/ko
Publication of JP2007168173A publication Critical patent/JP2007168173A/ja
Priority to KR1020080121850A priority patent/KR20090015010A/ko
Application granted granted Critical
Publication of JP4735236B2 publication Critical patent/JP4735236B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J29/00Details of, or accessories for, typewriters or selective printing mechanisms not otherwise provided for
    • B41J29/38Drives, motors, controls or automatic cut-off devices for the entire printing mechanism
    • B41J29/393Devices for controlling or analysing the entire machine ; Controlling or analysing mechanical parameters involving printing of test patterns
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/135Nozzles
    • B41J2/14Structure thereof only for on-demand ink jet heads
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/135Nozzles
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/135Nozzles
    • B41J2/145Arrangement thereof
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/21Ink jet for multi-colour printing
    • B41J2/2132Print quality control characterised by dot disposition, e.g. for reducing white stripes or banding
    • B41J2/2142Detection of malfunctioning nozzles
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J11/00Devices or arrangements  of selective printing mechanisms, e.g. ink-jet printers or thermal printers, for supporting or handling copy material in sheet or web form
    • B41J11/007Conveyor belts or like feeding devices

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Quality & Reliability (AREA)
  • Ink Jet (AREA)

Description

本発明は、ノズルチェックパターン及び液滴を吐出してノズルチェックパターンを形成する液滴吐出装置に関する。
液滴吐出装置としては、ノズルからインクを吐出して画像を記録するインクジェット記録装置が周知である。インクジェット記録装置においては、ノズルチェックパターンを記録することにより、各ノズルの吐出状態を検査する機能を備えたものがある(例えば、特許文献1、2、3)。
ところで、インクジェット記録装置においては、近年の記録装置の高速化、高画質化に伴い、インクジェット記録ヘッドの高密度化、多ノズル化が進んでいる。
また、ページ幅分を一括で記録可能なFWA方式よるインクジェット記録装置も多数提案されており、このようなインクジェット記録装置の場合には、インクジェット記録ヘッドに搭載されるノズルが数千になるものも存在する。
インクジェット記録方式によるノズルの不良は、ゴミ、気泡の混入、インクの固化、電気的な故障、アクチュエータの寿命等、原因はさまざまであるが、個々のノズルの不良の発生率が同一であれば、ノズル数の増大に伴い、インクジェット記録装置としての、ノズルの不良発生率は増大する傾向にある。
特開昭61−261079号公報 特開平9−94950号公報 特開2005−246649号公報
これに対して、ノズルの不良発生率の増大に対応して、不良ノズルを特定し、画像処理により、ノズルの吐出不良が発生した場合においても画像品質の劣化を最小限にとどめる方法が多数提案されている。仮に、数ノズルの吐出不良を許容したとすると、インクジェット記録ヘッドの得率の上昇によるコストダウンやインクジェット記録ヘッドの長寿命化等メリットは大きい。
このような画像処理を行う場合においては、吐出不良を生じたノズルの特定が極めて重要であり、簡単かつ、正確に、吐出不良を生じたノズルの特定方法が求められている。
本発明は、上記事実を考慮し、吐出不良を生じたノズルの有無を容易に認識でき、かつ、そのノズルの特定が容易にできるノズルチェックパターン及び液滴吐出装置を提供することを目的とする。
本発明の請求項1に係るノズルチェックパターンは、ノズル列が形成された液滴吐出ヘッドに対して記録媒体を相対的に移動させ、前記ノズル列から液滴を前記記録媒体上へ吐出して形成するノズルチェックパターンであって、前記ノズル列のノズルへ順に連続番号を付し、該ノズル列から当該連続番号順に第1ノズル数のノズルで構成される複数の第1ノズルグループを設定して、各第1ノズルグループで番号が一番小さいノズルから吐出されるドットどうしが前記移動の方向と直交する方向に前記第1ノズル数分の間隔をあけて並び、かつ各第1ノズルグループで番号の一番小さいノズルから番号の一番大きいノズルまで、前記記録媒体上に所定ドットを順に吐出して形成された第1パターンと、該ノズル列から当該連続番号順に、前記第1ノズル数よりも少ない第2ノズル数のノズルで構成される複数の第2ノズルグループを設定して、各第2ノズルグループで番号が一番小さいノズルから吐出されるドットどうしが前記移動の方向と直交する方向に前記第2ノズル数分の間隔をあけて並び、かつ各第2ノズルグループで番号の一番小さいノズルから番号の一番大きいノズルまで、前記記録媒体上に所定ドットを順に吐出して形成された第2パターンと、を備え、前記第1ノズル数は、前記第2ノズル数の2倍以上の倍数であり、前記第1パターンを、前記第2ノズル数に相当するノズルが所定数のドットを吐出するごとに区切る第1区切り線が形成されたことを特徴とする。
この構成によれば、第1パターンは、記録媒体上へ、ノズル列を分けて構成された各第1ノズルグループの番号が一番小さいノズルから液滴を所定ドット吐出し、番号が一番大きいノズルまで液滴を吐出することで形成される。
これにより、記録媒体が相対的に移動する移動方向に沿って延びる所定長さの線が、その移動方向と直交する方向へノズルの数だけ形成されて、階段状の斜め線が形成される。この階段状の斜め線は、第1ノズルグループを構成するノズルの数だけ間隔を置いて、第1ノズルグループのグループ数だけ形成される。
ここで、ノズル詰まりがあれば、階段状の斜め線の一部が欠損するので、その欠損した部分のノズル番号を数えることで、詰ったノズルを特定できる。また、ノズルに液滴を吐出する吐出方向の不良があれば、斜め線が不規則な階段状となるため、その不規則な部分のノズル番号を数えることで、吐出方向の不良を起こしたノズルを特定できる。
しかし、ノズル数が多くなると、階段状の斜め線が細長くなるため、目視にて、欠損した部分や、不規則に吐出された部分があるか否かの特定がしにくくなる。
そこで、本発明の請求項1では、第1ノズルグループよりもグループ数の多い第2ノズルグループで第2パターンを形成する。第2パターンは、第1パターンと同様に、搬送される記録媒体上へ、ノズル列を分けて構成された各第2ノズルグループの番号が一番小さいノズルから液滴を所定ドット吐出し、番号が一番大きいノズルまで液滴を吐出することで形成される。
これにより、記録媒体が相対的に移動する移動方向に沿って延びる所定長さの線が、その移動方向と直交する方向へノズルの数だけ形成されて、階段状の斜め線が形成される。この階段状の斜め線は、第2ノズルグループを構成するノズルの数だけ間隔を置いて、第2ノズルグループのグループ数だけ形成される。
第2ノズルグループは、第1ノズルグループよりグループ数が多いため、第2ノズルグループを構成するグループ内のノズルの数が少なく、第2ノズルグループが形成する第2パターンでは、階段状の斜め線の間隔が詰まって形成される。このため、第2パターンは所定の濃度を持ち、ノズル詰まりや吐出方向の不良が生じた箇所は、白抜けとして識別することが可能となり、不良ノズルの有無を目視にて認識できる。
これにより、第2パターンで、ノズル詰まりや吐出方向の不良が生じたノズル番号に当りを付け、第1パターンによりノズル番号を特定することができるので、目視による確認が容易となる。従って、本発明の請求項1によれば、吐出方向の不良を含めた吐出不良を生じたノズルの有無を容易に認識でき、かつ、そのノズルの特定が容易にできる
本発明の請求項4に係るノズルチェックパターンは、前記第2パターンを、前記記録媒体の移動方向と直交する方向に所定の間隔で区切る第2区切り線が形成されたことを特徴とする。
本発明の請求項5に係るノズルチェックパターンは、前記第2区切り線は、1ノズルが所定ドットを吐出するごとに形成されることを特徴とする。
本発明の請求項6に係るノズルチェックパターンは、各前記第1ノズルグループで番号の一番小さいノズル番号が、前記記録媒体の移動方向と直交する方向に沿って記録されたことを特徴とする。
本発明の請求項7に係るノズルチェックパターンは、前記第1パターンにおいて吐出される所定ドット数は、前記第2パターンにおいて吐出される所定ドット数よりも、少ないことを特徴とする。
本発明の請求項8に係る液滴吐出装置は、液滴を吐出して、請求項1〜7のいずれか1項に記載のノズルチェックパターンを形成することを特徴とする。
本発明は、上記構成としたので、吐出不良を生じたノズルの有無を容易に認識でき、かつ、そのノズルの特定が容易にできる。
以下に、本発明のノズルチェックパターン及び、液滴を吐出してそのノズルチェックパターンを形成する液滴吐出装置に係る実施形態の一例を図面に基づき説明する。
まず、液滴吐出装置としてのインクジェット記録装置の全体構成を説明する。図1には、本実施形態のインクジェット記録装置12が示されている。
インクジェット記録装置12の筐体14内の下部には、給紙トレイ16が備えられており、給紙トレイ16内に積層された用紙Pをピックアップロール18で1枚ずつ取り出すことができる。取り出された用紙Pは、所定の搬送経路22を構成する複数の搬送ローラ対20で搬送される。
給紙トレイ16の上方には、駆動ロール24及び従動ロール26に張架された無端状の搬送ベルト28が配置されている。搬送ベルト28の上方には記録ヘッドアレイ30が配置されており、搬送ベルト28の平坦部分28Fに対向している。この対向した領域が、記録ヘッドアレイ30からインク滴が吐出される吐出領域SEとなっている。搬送経路22を搬送された用紙Pは、搬送ベルト28で保持されてこの吐出領域SEに至り、記録ヘッドアレイ30に対向した状態で、記録ヘッドアレイ30から画像情報に応じたインク滴が付着される。
記録ヘッドアレイ30は、本実施形態では、有効な記録領域が用紙Pの幅(搬送方向と直交する方向の長さ)以上とされた長尺状とされ、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、サイアン(S)、及びブラック(K)の4色それぞれに対応した4つのインクジェット記録ヘッド32が搬送方向(用紙Pの移動方向)に沿って配置されており、フルカラーの画像を記録可能になっている。
記録ヘッドアレイ30の上流側には、電源が接続された帯電ロール36が配置されている。帯電ロール36は、従動ロール26との間で搬送ベルト28及び用紙Pを挟みつつ従動し、用紙Pを搬送ベルト28に押圧する押圧位置と、搬送ベルト28から離間した離間位置との間を移動可能とされている。押圧位置では、接地された従動ロール26との間に所定の電位差が生じるため、用紙Pに電荷を与えて搬送ベルト28に静電吸着させることができる。
なお、帯電ロール36よりもさらに上流側には、図示しないレジロールが設けられており、用紙Pが搬送ベルト28と帯電ロール36との間に至る前に位置合わせされる。
記録ヘッドアレイ30の下流側には、剥離プレート(図示省略)が配置されており、用紙Pを搬送ベルト28から剥離することができる。剥離された用紙Pは、剥離プレートの下流側で排出経路44を構成する複数の排出ローラ対42で搬送され、筐体14の上部に設けられた排紙トレイ46に排出される。
給紙トレイ16と搬送ベルト28の間には、複数の反転用ローラ対50で構成された反転経路17が設けられており、片面に画像記録された用紙Pを反転させて搬送ベルト28に保持させることで、用紙Pの両面への画像記録を容易に行えるようになっている。
搬送ベルト28と排紙トレイ46の間には、4色の各インクをそれぞれ貯留するインクタンク54が設けられている。インクタンク54のインクは、図示しないインク供給配管によって、記録ヘッドアレイ30に供給される。インクとしては、水性インク、油性インク、溶剤系インク等、公知の各種インクを使用できる。
記録ヘッドアレイ30の両側には、それぞれのインクジェット記録ヘッド32に対応した4つのメンテナンスユニット34が配置されている。インクジェット記録ヘッド32に対してメンテナンスを行う場合には、図2に示すように、記録ヘッドアレイ30が上方へ移動し、搬送ベルト28との間に構成された間隙にメンテナンスユニット34が移動して入り込む。そして、ノズル面に対向した状態で、所定のメンテナンス動作(バキューム、ダミージェット、ワイピング、キャッピング等)を行う。
各インクジェット記録ヘッド32は、図3に示すように、例えば、600npi(1/600inch)の間隔で、6880のノズル32Aが主走査方向(搬送方向と直交する方向)Cに沿って配列されている。主走査方向Cと垂直な方向(搬送方向)Aに、用紙Pを副走査(搬送)することにより、主走査方向Cに600dpiの画像が記録できる構成となっている。
各インクジェット記録ヘッド32のノズル列のノズル32Aへ、主走査方向(搬送方向と直交する方向)Cに沿って、順に、ノズル番号を付すと、主走査方向C一端(図3において上端)に配置されたノズル32Aが、ノズル番号1となり、主走査方向C他端(図3において下方)にいくに従って、順番に、ノズル番号2、3…(中略)…6879となり、主走査方向C他端(図3において下端)に配置されたノズル32Aが、ノズル番号6880となる。
なお、本実施形態では、用紙P側を副走査することにより、用紙Pに画像を記録する構成であるが、各インクジェット記録ヘッド32側を、図3におけるB方向に副走査をすることにより、用紙Pに画像を記録する構成であってもよい。
また、各インクジェット記録ヘッド32は、図4に示すように、ノズル32Aが二次元に配置されたものを用いてもよい。図4に示すインクジェット記録ヘッド32では、1列32ノズルで構成されており、215行並んでいる(32×215=6880ノズル)。各列は、搬送方向Aに1ノズル進むごとに主走査方向Cに1/600inchシフトしており、主走査方向Cと垂直な方向(搬送方向)Aに用紙Pを副走査(搬送)することにより、主走査方向Cに600dpiの記録が行える構成となっている。
各インクジェット記録ヘッド32のノズル列のノズル32Aへ、主走査方向(搬送方向と直交する方向)Cに沿って、順に、ノズル番号を付すと、主走査方向C一端(図4において上端)に配置されたノズル32Aが、ノズル番号1となり、主走査方向C他端(図4において下方)にいくに従って、順番に、ノズル番号2、3…(中略)…6879となる。各列32ノズルの為、折り返した2列目の最初のノズル32Aは、ノズル番号33となり、主走査方向C他端(図4において下端)に配置されたノズル32Aが、ノズル番号6880となる。
この場合においても、用紙P側ではなく、各インクジェット記録ヘッド32側を図4におけるB方向に副走査をすることにより、用紙Pに画像を記録する構成であってもよい。
なお、二次元に配置されたインクジェット記録ヘッド32においては、隣接するノズル32Aが、図4におけるA方向(ヘッド走査方向B)に沿って、16/600inchずれているので、後述するヘッドドライブ回路47にて(図5参照)、吐出タイミングを調整することにより、もしくは、後述する不揮発性メモリ48にあらかじめ各ノズル32Aのズレ分を考慮した画像データを記憶しておき、記憶されたパターンを使用すること等により、上記のずれを解消する必要がある。
本実施形態に係るインクジェット記録装置12は、図5に示すように、パーソナルコンピュータ(PC)等のホスト装置51と、それぞれのインターフェース52、53を介して、LAN等の通信回線により接続されている。
ホスト装置51は、オペレーティングシステム56を備え、オペレーティングシステム56には、アプリケーションプログラム57及びプリンタドライバプログラム55がインストールされている。
ユーザによって画像記録が指示されると、画像記録が指示されたアプリケーションのデータ及び指定された印刷条件がプリンタドライバ55へ送られ、画像変換処理を経て、インターフェース52、53を通じてインクジェット記録装置12に画像記録の指令及び画像記録データを伝達するようになっている。
インクジェット記録装置12は、コントローラ40を備え、コントローラ40は、ハブに接続されたCPU44、ROM45、RAM46、インクジェット記録ヘッド32を駆動するためのヘッドドライブ回路47、不揮発性メモリ48、インクジェット記録ヘッド32のアクチュエータを駆動させる駆動波形を生成する波形発生回路(回路1〜3)41、42、43を有している。インクジェット記録装置12では、画像記録の指令及び画像記録データ等の画像信号が伝達されると、コントローラ40によって、インクジェット記録ヘッド32の液滴を吐出するタイミング及び使用するノズル32Aを決定し、そのノズル32Aに駆動信号を印加する。また、コントローラ40によって、ピックアップロール18、搬送ローラ対22、搬送ベルト28等で構成される用紙搬送装置33が、用紙Pを搬送するタイミング等を決定し、用紙搬送装置33を駆動制御する。
これにより、インクジェット記録ヘッド32で用紙Pに画像を記録する構成である。
ここで、本実施形態に係るインクジェット記録装置におけるノズルチェックパターンの画像記録について、図6に示す制御フローに基づき説明する。
テスト印刷スタートの指令を受けると、ステップ100で、10個のノズルで構成される複数のノズルグループAにノズル列を分ける。ステップ100では、ノズル列のノズルへ、主走査方向(用紙Pの搬送方向と直交する方向)に沿って順に連続番号(ノズル番号1〜6880)を付し、ノズル番号の小さい順に、10個単位でノズルをひとまとまりに分ける。このひとまとまりのノズル群が、ノズルグループAとなる。本実施形態に係るノズル列は、ノズルが6880個あるので、ノズル番号1〜10、ノズル番号11〜20、…(中略)…ノズル番号6871〜6880の688個のノズルグループAに分けられる(図3、図4参照)。
なお、このノズルグループAが、請求項1に記載の第2ノズルグループに相当し、後述のノズルグループBが、請求項1に記載の第1ノズルグループに相当する。また、ノズルグループAは、後述のノズルグループBよりグループ数が多い構成となっている。
次に、ステップ102で、各ノズルグループAにおいて、ノズル番号の一番小さいノズルからノズル番号の一番大きいノズルまで、順に、70ドットずつのラインを形成して、第一の駆動パターンを生成する。
ステップ102では、まず、各ノズルグループAの各ノズルに、1〜10のグループ内番号を、ノズル番号が小さい順に付す。ノズル番号1〜10のノズルで構成されるノズルグループAでは、ノズル番号1〜10の順にグループ内番号1〜10が付される。ノズル番号11〜20のノズルで構成されるノズルグループAでは、ノズル番号11〜20の順にグループ内番号1〜10が付される。ノズル番号6871〜6880のノズルで構成されるノズルグループAでは、ノズル番号6871〜6880の順にグループ内番号1〜10が付される。他のノズルグループAのノズルも同様にグループ内番号が付される。
各ノズルグループAにおいて、グループ内番号の一番小さいノズルからグループ内番号の一番大きいノズルまで、順に、70ドットのラインを形成する。グループ内番号が同じノズルについては、同時に70ドットのラインを形成する。グループ内番号1、すなわち、ノズル番号1、11…(中略)…6871のノズルで、最初に70ドットのラインを形成し、次に、グループ内番号2、すなわち、ノズル番号2、12…(中略)…6872のノズルで70ドットのラインを形成する。そして、グループ内番号3〜9に対応するノズル番号のノズルで、70ドットのラインを順次形成し、最後に、グループ内番号10、すなわち、ノズル番号10、20…(中略)…6880のノズルで70ドットのラインを形成する。
これにより、各ノズルグループAにおいて、ノズル番号の一番小さいノズルからノズル番号の一番大きいノズルまで、順に、70ドットずつのラインが階段状に形成される。これにより、階段状(段数が10段)に形成された斜め線60Aが688行形成され、これが第一の駆動パターン60となる(図7、図8参照)。
なお、この第一の駆動パターン60が、請求項1に記載の第2パターンに相当し、後述の第二の駆動パターン62が、請求項1に記載の第1パターンに相当する。また、図7、図8では、ノズル列の一部(ノズル番号1〜300まで)のノズルで形成された第一の駆動パターン60を図示している。
次に、ステップ104で、100個のノズルで構成される複数のノズルグループBにノズル列を分ける。ステップ104では、ステップ100でノズル列に付された連続番号に基づき、ノズル番号の小さい順に、100個単位でノズルをひとまとまりに分ける。このひとまとまりのノズル群が、ノズルグループBとなる。本実施形態に係るノズル列は、ノズルが6880個あるので、ノズル番号1〜100、ノズル番号101〜200、…(中略)…ノズル番号6701〜6800、ノズル番号6801〜6880の69個のノズルグループBに分けられる。なお、ノズル番号6801〜6880のノズルからなるノズルグループBは、端数となる80個のノズルで構成される。
次に、ステップ106で、各ノズルグループBにおいて、ノズル番号の一番小さいノズルからノズル番号の一番大きいノズルまで、順に、40ドットずつのラインを形成して、第二の駆動パターンを生成する。
ステップ106では、まず、各ノズルグループBの各ノズルに、1〜100のグループ内番号を、ノズル番号が小さい順に付す。ノズル番号1〜100のノズルで構成されるノズルグループBでは、ノズル番号1〜100の順にグループ内番号1〜100が付される。ノズル番号101〜200のノズルで構成されるノズルグループBでは、ノズル番号101〜200の順にグループ内番号1〜100が付される。ノズル番号6801〜6880のノズルで構成されるノズルグループBでは、ノズル番号6801〜6880の順にグループ内番号1〜80が付される。他のノズルグループBのノズルも同様にグループ内番号が付される。
各ノズルグループBにおいて、グループ内番号の一番小さいノズルからノズル番号の一番大きいノズルまで、順に、40ドットのラインを形成する。グループ内番号が同じノズルについては、同時に40ドットのラインを形成する。グループ内番号1、すなわち、ノズル番号1、101…(中略)…6801のノズルで、最初に40ドットのラインを形成し、次に、グループ内番号2、すなわち、ノズル番号2、102…(中略)…6802のノズルで40ドットのラインを形成する。そして、グループ内番号3〜9に対応するノズル番号のノズルで、40ドットのラインを順次形成し、最後に、グループ内番号100、すなわち、ノズル番号100、200…(中略)…6800のノズルで40ドットのラインを形成する。
これにより、各ノズルグループBにおいて、ノズル番号の一番小さいノズルからノズル番号の一番大きいノズルまで、順に、40ドットずつのラインが階段状に形成される。これにより、階段状(段数が100段、最終行は80段)に形成された斜め線62Aが69行形成され、これが第二の駆動パターン62となる(図7、図9(A)参照)。なお、図7、図9(A)では、ノズル列の一部(ノズル番号1〜300まで)のノズルで形成された第二の駆動パターン62を図示している。
次に、ステップ108で、インクジェット記録ヘッド(記録ヘッド)32と用紙(記録媒体)を相対的に移動させながら、インクジェット記録ヘッド32を、第一の駆動パターン60及び第二の駆動パターン62に応じて、順次駆動する。上記の第一の駆動パターン60及び第二の駆動パターン62は、コントローラ40で生成される。この生成された第一の駆動パターン60及び第二の駆動パターン62の基づき、コントローラ40がインクジェット記録ヘッド32の駆動を制御して、図7に示すように、第一の駆動パターン60及び第二の駆動パターン62で構成されるノズルチェックパターン10を同一の記録走査にて、同一の用紙Pに記録して、テスト印刷が終了する。
本実施形態では、主走査方向にノズルが600npiの間隔で配列されており、この構成においては、第一の駆動パターン60は、図7に示すように、副走査方向(搬送方向)の幅が、約30mmとなっている。また、第一の駆動パターン60では、図8に示すように、階段状の斜め線60Aの行間が約0.4mmと狭くなっている。
このため、第一の駆動パターン60は所定の濃度を持ち、ノズル詰まりや吐出方向の不良が生じた箇所は、白抜けとして識別することが可能となる。これにより、不良ノズルの有無が一目で認識できる。
一方、第二の駆動パターン62は、図7に示すように、副走査方向(搬送方向)に沿った幅が、約169mmとなっている。また、第二の駆動パターン62では、図9(B)に示すように、階段状の斜め線の行間が約4.2mmと広くなっている。
第一の駆動パターン60では、行間が0.4mmと狭いため、不良ノズルの位置(ノズル番号)の特定は難しいが、第二の駆動パターン62では、行間が4.2mmと広いため、目視にて、不良ノズルの位置(ノズル番号)の特定が容易となる。すなわち、第一の駆動パターン60で、ノズル詰まりや吐出方向の不良が生じたノズル番号に当りを付け、第二の駆動パターン62により、ノズル番号を特定することができるので、目視による確認が容易となる。
なお、図7、図8、図9(A)、(B)に示す第一の駆動パターン60及び第二の駆動パターン62では、ノズル番号98のノズルが吐出方向不良を生じ、ノズル番号199のノズルがノズル詰まりを生じた場合の例を示しているが、第二の駆動パターン62の上から1行目の斜め線62Aが、ノズル番号1〜100に対応しており、1行目の右端のライン(段)は、ノズル番号100に対応するので、目視にて数えることにより、吐出方向不良を生じたノズルがノズル番号98であることがわかる。また、第二の駆動パターン62の上から2行目の斜め線62Aが、ノズル番号101〜200に対応しており、2行目の右端のライン(段)は、ノズル番号200に対応するので、目視にて数えることにより、ノズル詰まりを生じたノズルがノズル番号199であることがわかる(図8、図9(B)において、点線で囲んだ部分、参照)。
以上のように、ノズルチェックパターンを第一の駆動パターン60と、第二の駆動パターン62にわけ、それぞれのグループ分け数を異なるようにした為、主走査方向に間隔が狭く、一目で不良ノズルを把握可能なパターン(第一の駆動パターン60)と、主走査方向の間隔が広く、不良ノズルの位置の把握のしやすいパターン(第二の駆動パターン62)の記録が可能となる。
また、不良ノズルの数を把握しやすいパターン(第一の駆動パターン60)にて不良ノズルの数を認識し、認識された不良ノズルに対して副走査方向(主走査方向に直交する方向)に視線を移動させ、不良ノズル番号が特定可能なパターン(第二の駆動パターン62)にてノズル番号を特定する作業を繰り返すことにより、不良ノズルを見落としてしまう可能性を低減させながら、不良ノズル番号の特定が可能となる。
特に、符号(数字)をつけたり、区切り記号を適宜挿入したりして、ノズル番号を数えやすくすることも可能である。各ノズル形成するラインの近傍に、ノズル番号を特定可能な数字を配置すれば、数えることなくノズル番号を把握することも可能である。
また、第二の駆動パターン62を挟むように、第一の駆動パターン60を第二の駆動パターン62両側に形成する構成であってもよい。これにより、不良ノズルの有無が確実に認識でき、また、不良ノズルのノズル番号の位置も把握しやすくなる。
〔第2実施形態〕
次に、本発明の第2実施形態について説明する。なお、第1実施形態と同一の部分には同一の符号を付し、説明を省略する。また、インクジェット記録装置の全体構成は、第1実施形態と同一であるので、説明を省略する。
まず、本実施形態に係るインクジェット記録装置におけるノズルチェックパターンの画像記録について、図10に示す制御フローに基づき説明する。
なお、第1実施形態では、ノズルが6880個配列されたインクジェット記録ヘッド32を用いていたが、第2実施形態では、ノズルが400個配列された300npiのインクジェット記録ヘッドにより、300×300dpiにて記録を行うものとする。
テスト印刷スタートの指令を受けると、ステップ200で、m(mは任意の自然数)個のノズルで構成される複数のノズルグループAにノズル列を分ける。本実施形態では、m=8とした。
ステップ200では、ノズル列のノズルへ、主走査方向(用紙Pの搬送方向と直交する方向)に沿って順に連続番号(ノズル番号0〜399)を付し、ノズル番号の小さい順に、m個単位でノズルをひとまとまりに分ける。このひとまとまりのノズル群が、ノズルグループAとなる。本実施形態に係るノズル列は、ノズルが400個あるので、ノズル番号0〜7、ノズル番号8〜15、…(中略)…ノズル番号392〜399の50個のノズルグループAに分けられる。
なお、このノズルグループAが、請求項1に記載の第2ノズルグループに相当し、後述のノズルグループBが、請求項1に記載の第1ノズルグループに相当する。また、ノズルグループAは、後述のノズルグループBよりグループ数が多い構成となっている。
次に、ステップ202で、各ノズルグループAにおいて、ノズル番号の一番小さいノズルからノズル番号の一番大きいノズルまで、順に、Yドットずつのラインを形成して、第一の駆動パターンを生成する。本実施形態では、Y=40とした。300dpiの記録においては、Yドットのラインは、3.4mmとなる。
ステップ202では、まず、各ノズルグループAの各ノズルに、0〜7のグループ内番号を、ノズル番号が小さい順に付す。ノズル番号0〜7のノズルで構成されるノズルグループAでは、ノズル番号0〜7の順にグループ内番号0〜7が付される。ノズル番号8〜15のノズルで構成されるノズルグループAでは、ノズル番号8〜15の順にグループ内番号0〜7が付される。ノズル番号392〜399のノズルで構成されるノズルグループAでは、ノズル番号392〜399の順にグループ内番号0〜7が付される。他のノズルグループAのノズルも同様にグループ内番号が付される。
各ノズルグループAにおいて、グループ内番号の一番小さいノズルからグループ内番号の一番大きいノズルまで、順に、40ドットのラインを形成する。グループ内番号が同じノズルについては、同時に40ドットのラインを形成する。グループ内番号0、すなわち、ノズル番号0、8…(中略)…392のノズルで、最初に40ドットのラインを形成し、次に、グループ内番号1、すなわち、ノズル番号1、9…(中略)…393のノズルで40ドットのラインを形成する。そして、グループ内番号2〜6に対応するノズル番号のノズルで、40ドットのラインを順次形成し、最後に、グループ内番号7、すなわち、ノズル番号7、15…(中略)…399のノズルで40ドットのラインを形成する。
これにより、各ノズルグループAにおいて、ノズル番号の一番小さいノズルからノズル番号の一番大きいノズルまで、順に、40ドットずつのラインが階段状に形成される。これにより、階段状(段数が8段)に形成された斜め線70Aが50行形成され、これが第一の駆動パターン70となる(図11、図12参照)。
なお、この第一の駆動パターン70が、請求項1に記載の第2パターンに相当し、後述の第二の駆動パターン72が、請求項1に記載の第1パターンに相当する。
次に、ステップ204で、m×n(nは任意の自然数)個のノズルで構成される複数のノズルグループBにノズル列を分ける。m×nは、後述の第二の駆動パターン72における各斜め線72Aの行間の距離の基準となる。各行が目視で数えられる必要があるため、ある程度の距離が必要となる。本実施形態では、n=10とした。よって、m×n=80となり、インクジェット記録ヘッドが300npiであることから約6.8mmの行間距離が確保される。また、自然数m、nは、不良ノズルのノズル番号を特定するために、それぞれ数えなくてはならない数の最大値となる為、m×nによる行間距離が許す範囲で小さく、かつ、m=nに近い数が好ましい。また、ノズルグループBは、80個のノズルで構成されることとなる。
ステップ204では、ステップ200でノズル列に付された連続番号に基づき、ノズル番号の小さい順に、80個単位でノズルをひとまとまりに分ける。このひとまとまりのノズル群が、ノズルグループBとなる。本実施形態に係るノズル列は、ノズルが400個あるので、ノズル番号0〜79、ノズル番号80〜159、…(中略)…ノズル番号320〜399の5個のノズルグループBに分けられる。
次に、ステップ206で、各ノズルグループBの各ノズルに、0〜79(m×n−1)のグループ内番号を、ノズル番号が小さい順に付す。ノズル番号0〜79のノズルで構成されるノズルグループBでは、ノズル番号0〜79の順にグループ内番号0〜79が付される。ノズル番号80〜159のノズルで構成されるノズルグループBでは、ノズル番号80〜159の順にグループ内番号0〜79が付される。ノズル番号320〜399のノズルで構成されるノズルグループBでは、ノズル番号320〜399の順にグループ内番号0〜79が付される。他のノズルグループBのノズルも同様にグループ内番号が付される。
次に、ステップ208で、変数G=0をセットして、第二の駆動パターンの生成をスタートする。
次に、ステップ210で、変数Gがmの倍数か判定する。変数Gがmの倍数でない場合は、ステップ214に移行する。変数Gがmの倍数である場合は、ステップ212で、400個の全ノズルで1ドットの区切りパターン74(請求項6に記載の第1区切り線に相当)を形成する。
次に、ステップ214で、各ノズルグループBにおいて、グループ内番号GのノズルでZドットのラインを形成する。Zドットのラインは、第二の駆動パターン72の斜め線72Aの各段の長さに相当する。ここにおける段は数える必要はなく、目視にて抜けが存在するかを確認できればよい。よって、数ミリ程度の長さは必要なく、0.3mm程度以上あればよい。本実施形態では、第二の駆動パターン72における区切り間隔と、第一の駆動パターン70における段の長さを等しくする為、Y÷m=40÷8=5ドットをZとした。Z=5ドットは300dpiにて約0.42mmとなる。なお、グループ内番号が同じノズルについては、同時に5ドットのラインを形成する。
次に、ステップ216で、変数Gに1を加えて、ステップ218で、変数Gがm×nであるか判定する。変数Gがm×nでない場合は、ステップ210に戻って、上記のステップ210〜216をくり返し、変数Gがm×nであると判定されると、ステップ220で、第二の駆動パターン72の生成が完了する。
これにより、各ノズルグループBにおいて、ノズル番号の一番小さいノズルからノズル番号の一番大きいノズルまで、順に、5ドットずつのラインが階段状に形成される。これにより、階段状(段数が80段)に形成された斜め線72Aが5行形成され、これが第二の駆動パターン72となる(図11、図12参照)。
次に、ステップ222で、400個の全ノズルで5ドットの区切りパターンを形成して、第三の駆動パターン(請求項5に記載のパターン区切り線に相当)78を生成する。
次に、ステップ224で、インクジェット記録ヘッド(記録ヘッド)と用紙(記録媒体)を相対的に移動させながら、インクジェット記録ヘッドを、第二の駆動パターン72、第三駆動パターン78、第一の駆動パターン70の順で、順次駆動する。上記の第二の駆動パターン72、第三の駆動パターン78及び第一の駆動パターン70は、コントローラ40で生成される。この生成された第二の駆動パターン72、第三の駆動パターン78及び第一の駆動パターン70の基づき、コントローラ40がインクジェット記録ヘッドの駆動を制御して、図11に示すように、第二の駆動パターン72、第三の駆動パターン及び第一の駆動パターン70で構成されるノズルチェックパターン11を、同一の記録走査にて、同一の用紙Pに記録して、テスト印刷が終了する。
本実施形態では、図11に示すように、第二の駆動パターン72、第三の駆動パターン、第一の駆動パターン70をあわせた副走査方向(搬送方向)の幅が、約62.2mmとなっている。主走査方向(搬送方向に直交する方向)の長さが、約33.9mmとなっている。第一の駆動パターン70の斜め線70Aの各段のラインの長さ及び、第二の駆動パターン72の区切りパターン74の間隔は、約3.4mmとなっている。第二の駆動パターン72の各斜め線72Aの間隔は6.8mmとなっている。
次に、本実施形態に係るインクジェット記録ヘッドに、不良ノズルが存在する場合のそのノズル番号の特定の方法を説明する。図12は、ノズル番号109が不吐出となった例である。なお、図12における符号A0〜C7は説明用であり、ノズルチェックパターンに記録する必要は本実施形態においてはない。
まず、第一の駆動パターン70を用いて、ラインの欠損がないかを確認する。第一の駆動パターン70の階段状の斜め線70Aの行間が狭いため、第一の駆動パターン60は所定の濃度を持ち、ノズル詰まりや吐出方向の不良が生じた箇所は、白抜けとして識別することが可能となる。これにより、不良ノズルの有無が一目で認識できる。図12において、C5列のラインに欠損があることがわかる。すなわち、第一の駆動パターン70においては0から数えて5番目の位置に欠けがあることがわかる。
次に、第一の駆動パターン70の欠損した位置から、副走査方向に視線を移動し、第二の駆動パターン72の欠損した位置を確認する。第二の駆動パターン72においてはB3の位置にて、欠損が発生しているのがわかる。ここで必要な位置は欠損が発生している段が何個目かではなく、欠損が発生しているのが0から数えて何番目の区切り内にあるかである。B3は0から数えて左から3番目と数えられる。
次に、第二の駆動パターン72にて不良ノズルが発生している行を数える。図12においては0から数えて上から1行目であることがわかる。以上の情報を用いて、ノズル番号の演算を行う。
演算は、ノズル番号=(第二の駆動パターンの行目×m×n)+(第二の駆動パターンの番目×m)+(第一の駆動パターンの番目)にておこなう。図12の例では、ノズル番号=1×8×10+3×8+5=109で、ノズル番号109にて欠損が発生していると求めることが可能となる。
次に、従来のノズルチェックパターンと本実施形態に係るノズルチェックパターンとの比較を行う。
図13に示す従来のノズルチェックパターンは、400個のノズルを、80個のノズルで構成される5つのノズルグループにわけ、各ノズルグループにおいて、ノズル番号の一番小さいノズルからノズル番号の一番大きいノズルまで、順に、40ドットずつのラインを形成した例である。このノズルチェックパターン90では、斜め線90Aの行間が6.8mmであり、各ラインの長さが、3.4mmであり、本実施形態と同様の条件である。
図13に示されるように、ノズルチェックパターン90の幅は135.5mmであり、本実施形態における図12のノズルチェックパターンの幅62.2mmの倍以上の値となる。
以上のように、本実施形態によれば、ノズルチェックパターンを第一の駆動パターン70と、第二の駆動パターン72にわけ、それぞれのグループ分け数を異なるようにした為、主走査方向に間隔が狭く、一目で不良ノズルを把握可能なパターン(第一の駆動パターン70)と、主走査方向の間隔が広く、不良ノズルの位置の把握のしやすいパターン(第二の駆動パターン72)の記録が可能となる。
これにより、第一の駆動パターン70で、ノズル詰まりや吐出方向の不良が生じたノズル番号に当りを付け、第二の駆動パターン72により、ノズル番号を特定することができるので、目視による確認が容易となる。
また、不良ノズルの数を把握しやすいパターン(第一の駆動パターン70)にて不良ノズルの数を認識し、認識された不良ノズルに対して副走査方向(主走査方向に直交する方向)に視線を移動させ、不良ノズル番号が特定可能なパターン(第二の駆動パターン72)にてノズル番号を特定する作業を繰り返すことにより、不良ノズルを見落としてしまう可能性を低減させながら、不良ノズル番号の特定が可能となる。
また、本実施形態では、第一の駆動パターン70を構成するノズルのノズル数(本実施形態では、8ノズル)に相当するノズルが所定ドット吐出してラインを形成するごとに、第二の駆動パターン72において、区切りパターン74が形成される。これにより、区切りパターン74で仕切られた領域のどこに、不良ノズルがあるかを把握できれば、第一の駆動パターン70を形成するノズルグループAのどのグループに、不良ノズルがあるかの特定が容易となる。
さらに、第一の駆動パターン70を不良ノズルの有無だけを見るのではなく、上記のように、不良ノズルのノズル番号の特定に使用することにより、ノズルグループA内のどこに不良ノズルがあるか把握できる。
以上のように、本実施形態では、第一の駆動パターン70を構成するノズルのノズル数(本実施形態では、8ノズル)に相当するノズルが所定ドット吐出してラインを形成するごとに、第二の駆動パターン72において、区切りパターン74が形成することにより、第一の駆動パターン70及び第二の駆動パターン72を相互に不良ノズルのノズル番号の特定に利用できるようにした。
これにより、第二の駆動パターン72において、区切りパターン74で仕切られた領域のどこに、不良ノズルがあるかを把握できれば、第二の駆動パターン72の斜め線72Aのどこの段数に不良ノズルがあるかまで特定することなく、不良ノズルのノズル番号の特定ができる。このため、不良ノズルのノズル番号の特定が容易になる。また、第二の駆動パターン72の形成する際に、各ノズルが吐出するドット数が少なくてもすむため、ノズル番号の特定可能なノズルチェックパターンがより小さな面積にて記録可能となる。
〔第3実施形態〕
次に、本発明の第3実施形態について説明する。なお、第1実施形態と同一の部分には同一の符号を付し、説明を省略する。また、インクジェット記録装置の全体構成は、第1実施形態と同一であるので、説明を省略する。
まず、本実施形態に係るインクジェット記録装置におけるノズルチェックパターンの画像記録について、図14に示す制御フローに基づき説明する。
なお、本実施形態では、ノズルが6880個配列された600npiのインクジェット記録ヘッドにより、600×600dpiにて記録を行うものとする。
テスト印刷スタートの指令を受けると、ステップ300で、10個のノズルで構成される複数のノズルグループAにノズル列を分ける。
ステップ300では、ノズル列のノズルへ、主走査方向(用紙Pの搬送方向と直交する方向)に沿って順に連続番号(ノズル番号0〜6879)を付し、ノズル番号の小さい順に、10個単位でノズルをひとまとまりに分ける。このひとまとまりのノズル群が、ノズルグループAとなる。本実施形態に係るノズル列は、ノズルが6880個あるので、ノズル番号0〜9、ノズル番号10〜19、…(中略)…ノズル番号6870〜6879の688個のノズルグループAに分けられる。
なお、このノズルグループAが、請求項1に記載の第2ノズルグループに相当し、後述のノズルグループBが、請求項1に記載の第1ノズルグループに相当する。また、ノズルグループAは、後述のノズルグループBよりグループ数が多い構成となっている。
次に、ステップ302で、各ノズルグループAの各ノズルに、0〜9のグループ内番号を、ノズル番号が小さい順に付す。ノズル番号0〜9のノズルで構成されるノズルグループBでは、ノズル番号0〜9の順にグループ内番号0〜9が付される。ノズル番号10〜19のノズルで構成されるノズルグループBでは、ノズル番号10〜19の順にグループ内番号0〜9が付される。ノズル番号6870〜6879のノズルで構成されるノズルグループBでは、ノズル番号6870〜6879の順にグループ内番号0〜9が付される。他のノズルグループBのノズルも同様にグループ内番号が付される。
次に、ステップ304で、変数F=0をセットして、第一の駆動パターンの生成をスタートする。
次に、ステップ306で、各ノズルグループAにおいて、グループ内番号Fのノズルで80ドットのラインを形成する。なお、グループ内番号が同じノズルについては、同時に80ドットのラインを形成する。本実施形態におけるインクジェット記録ヘッドにおいて、80ドットのラインは、約3.4mmとなる
次に、ステップ308で、6880個の全ノズルで1ドットの第一の区切りパターン83(請求項9に記載の第2区切り線に相当)を形成する。
次に、ステップ310で、変数Fに1を加えて、ステップ312で、変数Fが10であるか判定する。変数Fが10でない場合は、ステップ304に戻って、上記のステップ304〜310をくり返し、変数Fが10であると判定されると、ステップ314で、第一の駆動パターン80の生成が完了する。
これにより、各ノズルグループAにおいて、ノズル番号の一番小さいノズルからノズル番号の一番大きいノズルまで、順に、80ドットずつのラインが階段状に形成される。これにより、階段状(段数が10段)に形成された斜め線80Aが688行形成され、これが第一の駆動パターン80となる(図15参照)。
なお、この第一の駆動パターン80が、請求項1に記載の第2パターンに相当し、後述の第二の駆動パターン82が、請求項1に記載の第1パターンに相当する。
次に、ステップ316で、100個のノズルで構成される複数のノズルグループBにノズル列を分ける。ステップ316では、ステップ300でノズル列に付された連続番号に基づき、ノズル番号の小さい順に、100個単位でノズルをひとまとまりに分ける。このひとまとまりのノズル群が、ノズルグループBとなる。本実施形態に係るノズル列は、ノズルが6880個あるので、ノズル番号0〜99、ノズル番号100〜199、…(中略)…ノズル番号6700〜6799、ノズル番号6800〜6879の69個のノズルグループBに分けられる。なお、ノズル番号6800〜6879のノズルからなるノズルグループBは、端数となる80個のノズルで構成される。
次に、ステップ318で、各ノズルグループBの各ノズルに、0〜99のグループ内番号を、ノズル番号が小さい順に付す。ノズル番号0〜99のノズルで構成されるノズルグループBでは、ノズル番号0〜99の順にグループ内番号0〜99が付される。ノズル番号100〜199のノズルで構成されるノズルグループBでは、ノズル番号100〜199の順にグループ内番号0〜99が付される。ノズル番号6800〜6879のノズルで構成されるノズルグループBでは、ノズル番号6800〜6879の順にグループ内番号0〜79が付される。他のノズルグループBのノズルも同様にグループ内番号が付される。
次に、ステップ320で、変数G=0をセットして、第二の駆動パターンの生成をスタートする。
次に、ステップ322で、変数Gが10の倍数か判定する。変数Gが10の倍数でない場合は、ステップ326に移行する。変数Gが10の倍数である場合は、ステップ324で、6880個の全ノズルで1ドットの第二の区切りパターン84(請求項6に記載の第1区切り線に相当)を形成する。
次に、ステップ326で、各ノズルグループBにおいて、グループ内番号Gのノズルで8ドットのラインを形成する。本実施形態におけるインクジェット記録ヘッドにおいて、8ドットのラインは、約0.34mmとなる。なお、グループ内番号が同じノズルについては、同時に8ドットのラインを形成する。
次に、ステップ328で、変数Gに1を加えて、ステップ330で、変数Gが100であるか判定する。変数Gが100でない場合は、ステップ322に戻って、上記のステップ322〜328をくり返し、変数Gが100であると判定されると、ステップ332で、第二の駆動パターン82の生成が完了する。
これにより、各ノズルグループBにおいて、ノズル番号の一番小さいノズルからノズル番号の一番大きいノズルまで、順に、8ドットずつのラインが階段状に形成される。これにより、階段状(段数が100段、最終行は80段))に形成された斜め線82Aが69行形成され、これが第二の駆動パターン82となる(図15参照)。
次に、ステップ334で、6880個の全ノズルで5ドットの区切りパターンを形成して、第三の駆動パターン(請求項5に記載のパターン区切り線に相当)88を生成する。
次に、ステップ336で、第二の駆動パターン82、第三の駆動パターン88、第一の駆動パターン80の順で副走査方向に沿って連結する。
次に、ステップ338で、第二の駆動パターン82の各行(各斜め線82A)において、先頭のライン(段)を形成する先頭ノズルのノズル番号、すなわち、ノズルグループBで番号の一番小さいノズル番号の符号を付加するパターンを生成し、第4の駆動パターン85とする。この符号は、第2実施形態で行った演算の「第二の駆動パターンの行目×m×n」に相当する。
図15に示すように、この符号は、本実施形態においては、第二の駆動パターン82の各行の斜め線82Aの端部(図15における左側)の位置に主走査方向に沿って付される。1行目の斜め線82Aの端部には000番が、2行目の斜め線82Aの端部には、100番が付加されている。また、各行の斜め線82Aの先頭ノズルと最終ノズル(1行目であれば、ノズル番号0番のノズルとノズル番号99番のノズル)の間でかつ、第二の駆動パターン82と重ならない位置に付加するものとする。
なお、図16に示すように、符号は、符号の中心が各行の先頭位置に来るように配置してもよく、第二の駆動パターン82の副走査方向端部の位置など、第二の駆動パターン82の各行の先頭の近傍に付されればよい。
次にステップ340で、第二の区切りパターン84内(第二の区切りパターン84で区切られた領域)に、各区切りパターン84内において、先頭のライン(段)を形成する先頭ノズルのノズル番号の下2桁の符号を付加する。この符号は、第2実施形態で行った演算の「第二の駆動パターン×m」に相当する。
例えば「10」の符号がある区間においては、上から1行目の斜め線82Aを形成したノズルが、ノズル番号10〜19であり、2行目の斜め線82Aの場合は、ノズル番号110〜119であり、3行目の斜め線82Aの場合はノズル番号210〜219である。すなわち、第二の区切りパターン84の間にある斜め線82Aを形成する先頭ノズルのノズル番号の下2桁は常に一定である。
この符号は、本実施形態においては、10行に1組の割合で付加している。毎行付加してもかまわないが、毎行付加してしまうと視認性の観点から好ましくない。また、符号は、第二の駆動パターン82と重ならない位置に付される。ラインの欠損が認識できなくなってしまうからである。
次に、ステップ342で、第一の区切りパターン83内に、各区切りパターン内のラインを形成するノズルのノズル番号の下1桁の符号を付加する。この符号は、第2実施形態で行った演算の「第一の駆動パターンの番目」に相当する。
例えば「0」の符号がある区間において、上から1行目の斜め線80Aを形成したノズルは、ノズル番号0であり、2行目の斜め線80Aの場合はノズル番号10であり、3行目の斜め線80Aの場合は、ノズル番号20である。すなわち、第一の区切りパターン83の間にある斜め線80Aを形成するノズルのノズル番号の下1桁は常に一定である。
この符号は、例えば、100行に1組の割合で付加するなど、視認性しやすい範囲で付加するのが好ましい。なお、図15において、この符号は、第一の駆動パターン80と重なってしまっているが、斜め線80Aの一段を構成するラインのすべてに、重なることがなければ、ラインの欠損も符号も良好に視認できる。
なお、ステップ338〜342で付加される記号は、図17に示すように、数字に限られず、例えば、アルファベットを用いてもよい。ステップ338のよる符号000〜6800は、例えば、AA、AB…(中略)…CQと置き換えられる。ステップ340のよる符号00〜90は、例えば、A、B…(中略)…Jと置き換えられる。ステップ342のよる符号0〜9は、例えば、A、B…(中略)…Jと置き換えられる。後述するノズル番号4016であれば、BOBGと特定できる。
次に、ステップ344で、インクジェット記録ヘッド(記録ヘッド)と用紙(記録媒体)を相対的に移動させながら、インクジェット記録ヘッドを、第二の駆動パターン82、第三駆動パターン88、第一の駆動パターン80の順で、順次駆動する。上記の第二の駆動パターン82、第三の駆動パターン88及び第一の駆動パターン80は、コントローラ40で生成される。この生成された第二の駆動パターン82、第三の駆動パターン88及び第一の駆動パターン80の基づき、コントローラ40がインクジェット記録ヘッドの駆動を制御して、図15に示すように、第二の駆動パターン82、第三の駆動パターン88及び第一の駆動パターン80で構成されるノズルチェックパターン13を、同一の記録走査にて、同一の用紙Pに記録して、テスト印刷が終了する。
次に、本実施形態に係るインクジェット記録ヘッドに、不良ノズルが存在する場合のそのノズル番号の特定の方法を説明する。図18は、ノズル番号4016が不吐出となった例である。
ノズル番号の特定を、第二実施形態と同じように、ノズル番号=(第二の駆動パターンの行目×m×n)+(第二の駆動パターンの番目×m)+(第一の駆動パターンの番目)による演算にて行う場合では、第二実施形態と同様に数えると、第二の駆動パターンの40行目、第二の駆動パターンの1番目、第一の駆動パターンの6番目であり、m=n=10であるので、ノズル番号=40×10×10+1×10+6=4016番と特定できる。
しかし、本実施形態においては、符号を付加しているため、欠け位置の符号から即座に
4000+10+6=4016と求めることが可能である。
この際、m=n=10としているため、10進法による計算においては、桁同士の演算を行うのが極めて容易である。また、符号は、ステップ338における符号を下4桁目と3桁目のみとし、ステップ340における符号を下2桁目のみとすれば、それぞれの数字を並べるだけでノズル番号の特定が可能である。(40と1と6で4016番のノズル)
以上のように、本実施形態によれば、ノズルチェックパターンを第一の駆動パターン80と、第二の駆動パターン82にわけ、それぞれのグループ分け数を異なるようにした為、主走査方向に間隔が狭く、一目で不良ノズルを把握可能なパターン(第一の駆動パターン80)と、主走査方向の間隔が広く、不良ノズルの位置の把握のしやすいパターン(第二の駆動パターン82)の記録が可能となる。
これにより、第一の駆動パターン80で、ノズル詰まりや吐出方向の不良が生じたノズル番号に当りを付け、第二の駆動パターン82により、ノズル番号を特定することができるので、目視による確認が容易となる。
また、不良ノズルの数を把握しやすいパターン(第一の駆動パターン80)にて不良ノズルの数を認識し、認識された不良ノズルに対して副走査方向(主走査方向に直交する方向)に視線を移動させ、不良ノズル番号が特定可能なパターン(第二の駆動パターン82)にてノズル番号を特定する作業を繰り返すことにより、不良ノズルを見落としてしまう可能性を低減させながら、不良ノズル番号の特定が可能となる。
また、本実施形態では、第一の駆動パターン80を不良ノズルの有無だけを見るのではなく、上記のように、不良ノズルのノズル番号の特定に使用している。これにより、第二の駆動パターン82において、区切りパターン84で仕切られた領域のどこに、不良ノズルがあるかを把握できれば、第二の駆動パターン82の斜め線82Aのどこの段数に不良ノズルがあるかまで特定する必要がなくなった。このため、不良ノズルのノズル番号の特定が容易になる。また、第二の駆動パターン82の形成する際に、各ノズルが吐出するドット数が少なくてもすむため、ノズル番号の特定可能なノズルチェックパターンがより小さな面積にて記録可能となる。
また、不良のノズルを特定する際に、形成されるラインの行数や段数等を数えることなく、また、数えた数をもとに計算することなく、不良ノズルの特定が容易に行うことが可能となる。
第3実施形態では、第2実施形態におけるm、nを、m=n=10とし、かつノズル番号の表記をm進数(または、n進数)すなわち、10進数で表した。これにより、第一の駆動パターン80及び第二の駆動パターン82上での欠け(パターン不良)位置の番号が、不良ノズルの番号をm進数(またはn進数)で表したときの各桁の数字と一致することになるので、桁同士の演算等の余計な変換処理が不要となり、不良ノズルの特定がより簡単にできる。
なお、このm及びnは10である必要はない。例えば1200npiの記録ヘッドではよりテストパターンは密になる。このような場合、例えば、第2実施形態におけるm及びnを16として、ノズル番号の表記も16進数とすることも可能である。この場合、第2実施形態におけるY、Z(各ノズルが形成するラインのドット数)を、適宜設定してやることにより視認可能な符号を付加できる領域を確保する。また、区切りパターンはある一定数ごとに太さを変えると、より認識しやすいパターンとなる。
なお、上記の第1〜第3実施形態では、ノズルチェックパターンの生成手順を示しているが、ノズルチェックパターンを記録するごとに、必ず生成しなければならないということはない。例えば、不揮発性メモリ48に(図5参照)、上記と等価なパターンを記憶しておき、ノズルチェックパターンの記録を行うときに、不揮発性メモリ48に格納されている画像データを呼び出し、その情報に従ってパターンの記録を行っても同様の効果が得られる。
また、上記の第1〜第3実施形態では、液滴を吐出する液滴吐出装置として、インクを吐出して画像を記録するインクジェット記録装置について説明し、液滴を吐出する液滴吐出ヘッドとして、インクを吐出して画像を記録するインクジェット記録ヘッドについて説明した。しかし、本発明に係る液滴吐出装置としては、記録用紙上へ画像を記録するものに限定されるものではなく、また、吐出する液体もインクに限定されるものではない。
例えば、高分子フィルムやガラス上にインクを吐出してディスプレイ用カラーフィルターを作成する装置、溶接状態の半田を基板上に吐出して部品実装用のバンプを形成する装置など、工業的に用いられる液滴吐出装置及びその液滴吐出装置に用いられる液滴吐出ヘッド全般に対して、本発明を適用することができる。本発明は、上記の実施形態に限るものではなく、本発明の要旨を逸脱しない限りにおいて、種々の変形、変更、改良が可能である。
図1は、第1実施形態に係るインクジェット記録装置の全体構成を示す図である。 図2は、第1実施形態に係るインクジェット記録装置において、メンテナンス状態を示す図である。 図3は、第1本実施形態に係るインクジェット記録装置において、インクジェット記録ヘッドのノズル配列を示した図である。 図4は、第1本実施形態に係るインクジェット記録装置において、インクジェット記録ヘッドのノズル配列の変形例を示した図である。 図5は、第1実施形態に係るインクジェット記録装置を制御する制御系を示す図である。 図6は、第1実施形態に係るインクジェット記録装置において、ノズルチェックパターンを記録する手順を示す制御フローである。 図7は、第1実施形態に係るノズルチェックパターンを示す図である。 図8は、第1実施形態に係る第一の駆動パターンを示す図である。 図9(A)は、第1実施形態に係る第二の駆動パターンを示す図である。図9(B)は、第1実施形態に係る第二の駆動パターンの一部を拡大する拡大図である。 図10は、第2実施形態に係るインクジェット記録装置において、ノズルチェックパターンを記録する手順を示す制御フローである。 図11は、第2実施形態に係るノズルチェックパターンを示す図である。 図12は、第2実施形態に係るノズルチェックパターンにおいて、不良ノズルが存在する場合を示す図である。 図13は、従来のノズルチェックパターンを示す図である。 図14は、第3実施形態に係るインクジェット記録装置において、ノズルチェックパターンを記録する手順を示す制御フローである。 図15は、第3実施形態に係るノズルチェックパターンを示す図である。 図16は、第3実施形態に係るノズルチェックパターンの変形例を示す図である。 図17は、第3実施形態に係るノズルチェックパターンの変形例を示す図である。 図18は、第3実施形態に係るノズルチェックパターンにおいて、不良ノズルが存在する場合を示す図である。
符号の説明
10 ノズルチェックパターン
11 ノズルチェックパターン
12 インクジェット記録装置(液滴吐出装置)
13 ノズルチェックパターン
32A ノズル
60 第一の駆動パターン(第2パターン)
62 第二の駆動パターン(第1パターン)
70 第一の駆動パターン(第2パターン)
72 第二の駆動パターン(第1パターン)
74 区切りパターン(第1区切り線)
78 第三の駆動パターン(パターン区切り線)
80 第一の駆動パターン(第2パターン)
82 第二の駆動パターン(第1パターン)
83 第一の区切りパターン(第2区切り線)
84 第二の区切りパターン(第1区切り線)
88 第三駆動パターン(パターン区切り線)

Claims (8)

  1. ノズル列が形成された液滴吐出ヘッドに対して記録媒体を相対的に移動させ、前記ノズル列から液滴を前記記録媒体上へ吐出して形成するノズルチェックパターンであって、
    前記ノズル列のノズルへ順に連続番号を付し、該ノズル列から当該連続番号順に第1ノズル数のノズルで構成される複数の第1ノズルグループを設定して、各第1ノズルグループで番号が一番小さいノズルから吐出されるドットどうしが前記移動の方向と直交する方向に前記第1ノズル数分の間隔をあけて並び、かつ各第1ノズルグループで番号の一番小さいノズルから番号の一番大きいノズルまで、前記記録媒体上に所定ドットを順に吐出して形成された第1パターンと、
    該ノズル列から当該連続番号順に、前記第1ノズル数よりも少ない第2ノズル数のノズルで構成される複数の第2ノズルグループを設定して、各第2ノズルグループで番号が一番小さいノズルから吐出されるドットどうしが前記移動の方向と直交する方向に前記第2ノズル数分の間隔をあけて並び、かつ各第2ノズルグループで番号の一番小さいノズルから番号の一番大きいノズルまで、前記記録媒体上に所定ドットを順に吐出して形成された第2パターンと、
    を備え、
    前記第1ノズル数は、前記第2ノズル数の2倍以上の倍数であり、
    前記第1パターンを、前記第2ノズル数に相当するノズルが所定数のドットを吐出するごとに区切る第1区切り線が形成されたことを特徴とするノズルチェックパターン。
  2. 前記第1ノズル数は、前記第2ノズル数を2乗して得られる数である請求項1に記載のノズルチェックパターン。
  3. 前記第1ノズル数は100であり、前記第2ノズル数は10である請求項2に記載のノズルチェックパターン。
  4. 前記第2パターンを、前記記録媒体の移動方向と直交する方向に所定の間隔で区切る第2区切り線が形成されたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のノズルチェックパターン。
  5. 前記第2区切り線は、1ノズルが所定ドットを吐出するごとに形成されることを特徴とする請求項4に記載のノズルチェックパターン。
  6. 各前記第1ノズルグループで番号の一番小さいノズル番号が、前記記録媒体の移動方向と直交する方向に沿って記録されたことを特徴とする請求項1〜5のいずれ1項に記載のノズルチェックパターン。
  7. 前記第1パターンにおいて吐出される所定ドット数は、前記第2パターンにおいて吐出される所定ドット数よりも、少ないことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載のノズルチェックパターン。
  8. 液滴を吐出して、請求項1〜7のいずれか1項に記載のノズルチェックパターンを形成することを特徴とする液滴吐出装置。
JP2005366580A 2005-12-20 2005-12-20 ノズルチェックパターン及び液滴吐出装置 Expired - Fee Related JP4735236B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005366580A JP4735236B2 (ja) 2005-12-20 2005-12-20 ノズルチェックパターン及び液滴吐出装置
US11/471,860 US7571976B2 (en) 2005-12-20 2006-06-21 Nozzle check pattern and liquid droplet ejection apparatus
KR1020060123674A KR100907734B1 (ko) 2005-12-20 2006-12-07 액적 토출 장치의 노즐을 테스트하는 방법 및 액적 토출 장치
KR1020080121850A KR20090015010A (ko) 2005-12-20 2008-12-03 액적 토출 장치

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005366580A JP4735236B2 (ja) 2005-12-20 2005-12-20 ノズルチェックパターン及び液滴吐出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007168173A JP2007168173A (ja) 2007-07-05
JP4735236B2 true JP4735236B2 (ja) 2011-07-27

Family

ID=38172924

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005366580A Expired - Fee Related JP4735236B2 (ja) 2005-12-20 2005-12-20 ノズルチェックパターン及び液滴吐出装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US7571976B2 (ja)
JP (1) JP4735236B2 (ja)
KR (2) KR100907734B1 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7543904B2 (en) * 2005-12-08 2009-06-09 Seiko Epson Corporation Print head inspection method, print head inspection device and a printing device
JP2010069637A (ja) * 2008-09-16 2010-04-02 Seiko Epson Corp 液体噴射装置、及び、ノズル検査パターン形成方法
CN103097141A (zh) * 2010-07-22 2013-05-08 迅捷有限公司 打印头喷嘴评价
JP2012179842A (ja) * 2011-03-02 2012-09-20 Ricoh Co Ltd 画像形成装置、画像補正方法、画像補正プログラムおよび画像形成システム
JP6080373B2 (ja) * 2012-04-04 2017-02-15 株式会社ミマキエンジニアリング インクジェット記録方法および記録装置
JP6300699B2 (ja) * 2014-10-08 2018-03-28 富士フイルム株式会社 テスト画像、テスト画像形成システム、テスト画像形成方法、テスト画像形成プログラム、記憶媒体、記憶媒体、異常記録素子検出システム、異常記録素子検出方法、異常記録素子検出プログラム、及び記憶媒体
WO2016169602A1 (en) * 2015-04-23 2016-10-27 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Printing systems

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001260339A (ja) * 2000-03-22 2001-09-25 Sharp Corp プリント装置
JP2005246650A (ja) * 2004-03-01 2005-09-15 Sony Corp 印刷装置、情報処理装置、印刷制御方法、プログラム、テストパターンデータ及び記録媒体

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0678020B2 (ja) 1985-05-15 1994-10-05 キヤノン株式会社 テストパターン印字方法
JP2728436B2 (ja) * 1988-06-23 1998-03-18 キヤノン株式会社 インクジェット記録装置
JPH0994950A (ja) 1995-09-29 1997-04-08 Brother Ind Ltd プリンタおよびテストパターン印字方法
KR100529328B1 (ko) 2003-06-27 2005-11-17 삼성전자주식회사 잉크젯 프린터의 미싱 노즐 검출방법
KR100553895B1 (ko) * 2003-10-25 2006-02-24 삼성전자주식회사 잉크젯 프린터의 미싱 노즐 검출 및 보정 방법
JP4543703B2 (ja) 2004-03-01 2010-09-15 ソニー株式会社 印刷装置、情報処理装置、印刷制御方法、プログラム、テストパターンデータ及び記録媒体

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001260339A (ja) * 2000-03-22 2001-09-25 Sharp Corp プリント装置
JP2005246650A (ja) * 2004-03-01 2005-09-15 Sony Corp 印刷装置、情報処理装置、印刷制御方法、プログラム、テストパターンデータ及び記録媒体

Also Published As

Publication number Publication date
US20070139460A1 (en) 2007-06-21
US7571976B2 (en) 2009-08-11
KR100907734B1 (ko) 2009-07-14
JP2007168173A (ja) 2007-07-05
KR20090015010A (ko) 2009-02-11
KR20070065793A (ko) 2007-06-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4735236B2 (ja) ノズルチェックパターン及び液滴吐出装置
JP4968040B2 (ja) 液滴吐出ユニット、液滴吐出ヘッド、及びこれを備えた画像形成装置
JP3359211B2 (ja) 記録方法および記録装置
US20060274100A1 (en) Ink jet printing apparatus, ink jet print head, ink jet printing method, and method and program for setting print conditions
JP2007245425A (ja) 液体吐出ヘッド、液体吐出装置、画像形成装置
US7461913B2 (en) Liquid droplet ejection apparatus
US20100079527A1 (en) Image recording apparatus and image recording method
US8336980B2 (en) Image recording apparatus and image recording method
JP4604343B2 (ja) インクジェット記録装置
JP2005067049A (ja) インクジェット記録装置
JP2015020303A (ja) 記録装置及び記録方法
JP4434714B2 (ja) 記録装置および記録方法
JP5943710B2 (ja) 記録装置およびテストパターンの記録方法
JP2008143129A (ja) 液滴吐出装置及び画像形成装置
JP3624757B2 (ja) 複数のノズル列を有する印刷ヘッドの検査と印刷装置の製造
US20060061610A1 (en) Image forming apparatus
JP2007144786A (ja) 記録ヘッドの傾き補正
JP2004209977A (ja) テストパターンの描画方法、および画像形成装置、並びにテストパターンが形成された記録媒体。
JP3794587B2 (ja) 画像形成装置およびインク吐出駆動方法
JP2010228264A (ja) 液体噴射装置及び飛翔曲がり検査方法
JP6759906B2 (ja) インクジェット記録装置
JP2010247512A (ja) 液体噴射装置
JP2008074061A (ja) インクジェット記録装置
US7364278B2 (en) Inkjet recording apparatus
JP2005169987A (ja) インクジェット記録装置及び記録方法及びデータ取得方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20081120

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110111

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110314

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110329

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110411

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4735236

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140513

Year of fee payment: 3

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees