JP4733972B2 - マンドレル - Google Patents
マンドレル Download PDFInfo
- Publication number
- JP4733972B2 JP4733972B2 JP2004357433A JP2004357433A JP4733972B2 JP 4733972 B2 JP4733972 B2 JP 4733972B2 JP 2004357433 A JP2004357433 A JP 2004357433A JP 2004357433 A JP2004357433 A JP 2004357433A JP 4733972 B2 JP4733972 B2 JP 4733972B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mandrel
- hose
- outer peripheral
- peripheral side
- release agent
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
Description
(1)その外周側面が樹脂に導電性を有する高分子で構成された帯電防止剤を樹脂100重量部当たり5〜30重量部配合した樹脂組成物からなるマンドレルであって、外周側面の表面抵抗が1×10 11 Ω(25℃、50%RH)以下であることを特徴とするホース製造用マンドレル、
(2)樹脂がポリアミド、ポリエステルエラストマー及びポリ(4−メチル−1−ペンテン)から選ばれる1種または2種以上である、上記(1)記載のマンドレル、
(3)上記(1)又は(2)に記載のマンドレルを使用し、ホース成形前に該マンドレルの外周側面に離型剤を塗布してホース成形を行うことを特徴とする、ホースの製造方法、及び
(4)離型剤が揮発性溶媒に離型性粒子を分散させた分散液タイプの離型剤である、上記(3)記載の方法、に関する。
本発明のホース製造用マンドレルは、その外周側面を樹脂に帯電防止剤を配合した樹脂組成物(以下、「帯電防止剤含有樹脂組成物」ともいう。)で形成したことが特徴である。
ここで、「マンドレルの外周側面」とは、マンドレルの外周面のうちのその上でホースの成形がなされるマンドレルの軸線と平行な側部の外周面を指す。
本発明において、樹脂は1種であっても2種以上を用いてもよい。
TPX MX001(ポリ(4−メチル−1−ペンテン):三井化学社製)100重量部にペレスタット303(三洋化成社製の永久帯電防止剤)を20重量部をドライブレンドし、該混合物を混練し、押出成形して直径9.4mm、全長50mの円柱状成形体(マンドレル)を作製した。この円柱状成形体(マンドレル)の外周側面の表面抵抗を測定したところ、3×1010 Ω(25℃、50%RH)であった。
次に、この円柱状成形体(マンドレル)の外周側面に水分散液型の離型剤(ニューエイドXL−2(精工化学株式会社製))を0.5g/m2塗布し、塗布から10秒経過後の外周側面における離型剤の状態を目視観察したところ、塊状の凝集部はなく、均一に拡がって保持されていた。
次に、エチレン−プロピレン−ジエン共重合ゴムと加硫剤(ジクミルパーオキサイド)とを含むゴムホース用原料混練物を、円柱状成形体(マンドレル)の外周側面上に肉厚4mmに押出し、それから190℃の加硫装置内で2分加硫してホースを成形した。そして、ホースから円柱状成形体(マンドレル)を引抜き、その際の離型性(引抜き性)を下記の方法で評価した。
TPX MX001(ポリ(4−メチル−1−ペンテン):三井化学社製)をそのまま押出成形して直径9.4mm、全長50mの円柱状成形体(マンドレル)を作製した。この円柱状成形体(マンドレル)の外周側面の表面抵抗を測定したところ、1×1011 Ω(25℃、50%RH)を超え、測定不能であった。
次に、この円柱状成形体(マンドレル)の外周側面に実施例1で使用した水分散液型の離型剤を0.5g/m2塗布し、塗布から10秒経過後の外周側面における離型剤の状態を、目視観察したところ、部分的に塊状の凝集部(大きさ(直径)が約5mm)が形成されていた。
次に、実施例1で用いたゴムホース用原料混練物と同じものを使用し、実施例1と同様にして押出し、加硫を行い、ホースを成形した。そして、ホースから円柱状成形体(マンドレル)を引抜き、その際の離型性(引抜き性)を下記の方法で評価した。
ハイトレル4777(ポリエステル系エラストマー:東レ・デュポン社製)100重量部にペレスタット6500(三洋化成社製の永久帯電防止剤)25重量部をドライブレンドし、該混合物を混練し、押出成形して、直径9.4mm、全長50mの円柱状成形体(マンドレル)を作製した。この円柱状成形体(マンドレル)の外周側面の表面抵抗を測定したところ、5×108 Ω(25℃、50%RH)であった。
次に、この円柱状成形体(マンドレル)の外周側面に実施例1で使用した水分散液型の離型剤を0.5g/m2塗布し、塗布から10秒経過後の該外周側面における離型剤の状態を、目視観察したところ、塊状の凝集部はなく、均一に拡がって保持されていた。
次に、実施例1で使用したゴムホース用原料混練物と同じものを使用し、円柱状成形体(マンドレル)の外周側面上に肉厚4mmに押出し、それから190℃の加硫装置内で2分加硫してホースを成形した。そして、ホースから円柱状成形体(マンドレル)を引抜き、その際の離型性(引抜き性)を下記の方法で評価した。
ハイトレル4777(ポリエステル系エラストマー:東レ・デュポン社製)をそのまま射出成形して直径9.4mm、全長50mの円柱状成形体(マンドレル)を作製した。この円柱状成形体(マンドレル)の外周側面の表面抵抗を測定したところ、1×1011 Ω(25℃、50%RH)を超え、測定不能であった。
次に、この円柱状成形体(マンドレル)の外周側面に実施例1で使用した水分散液型の離型剤を0.5g/m2塗布し、塗布から10秒経過後の該外周側面における離型剤の状態を、目視観察したところ、部分的に塊状の凝集部(大きさ(直径)が約5mm)が形成されていた。
次に、実施例1で用いたゴムホース用原料混練物と同じものを使用し、実施例1と同様にして押出し、加硫を行い、ホースを成形した。そして、ホースから円柱状成形体(マンドレル)を引抜き、その際の離型性(引抜き性)を下記の方法で評価した。
図1に示すように、成形後のマンドレル1が挿入されたままのホース2を50cmに切断し、マンドレル1の片端にフック3を取り付け、治具4でホースを押さえ、この状態で、オートグラフでホース2からマンドレル1を引き抜いたときの、引抜き力が30N以下であれば合格とし、30Nより大きい場合は不合格とした。
2 ホース
3 フック
4 治具
Claims (4)
- その外周側面が樹脂に導電性を有する高分子で構成された帯電防止剤を樹脂100重量部当たり5〜30重量部配合した樹脂組成物からなるマンドレルであって、外周側面の表面抵抗が1×10 11 Ω(25℃、50%RH)以下であることを特徴とするホース製造用マンドレル。
- 樹脂がポリアミド、ポリエステルエラストマー及びポリ(4−メチル−1−ペンテン)から選ばれる1種または2種以上である、請求項1記載のマンドレル。
- 請求項1又は2に記載のマンドレルを使用し、ホース成形前に該マンドレルの外周側面に離型剤を塗布してホース成形を行うことを特徴とする、ホースの製造方法。
- 離型剤が揮発性溶媒に離型性粒子を分散させた分散液タイプの離型剤である、請求項3記載の方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004357433A JP4733972B2 (ja) | 2004-12-09 | 2004-12-09 | マンドレル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004357433A JP4733972B2 (ja) | 2004-12-09 | 2004-12-09 | マンドレル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006159795A JP2006159795A (ja) | 2006-06-22 |
JP4733972B2 true JP4733972B2 (ja) | 2011-07-27 |
Family
ID=36662305
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004357433A Expired - Fee Related JP4733972B2 (ja) | 2004-12-09 | 2004-12-09 | マンドレル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4733972B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011032320A (ja) * | 2009-07-30 | 2011-02-17 | Toyobo Co Ltd | ポリアミド系導電性樹脂組成物 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6127213A (ja) * | 1984-07-18 | 1986-02-06 | Mitsui Petrochem Ind Ltd | ゴムホ−ス製造用マンドレル |
JP2000094452A (ja) * | 1998-09-22 | 2000-04-04 | Toyobo Co Ltd | マンドレル |
-
2004
- 2004-12-09 JP JP2004357433A patent/JP4733972B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2006159795A (ja) | 2006-06-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4869806B2 (ja) | ホース製造用マンドレル | |
JP5241470B2 (ja) | コンデンサ用フィルムの製造方法及びコンデンサ用フィルム | |
JP5582877B2 (ja) | フィルムキャパシタ用フィルムの製造方法及びフィルムキャパシタ用フィルム | |
JP5328626B2 (ja) | フィルムキャパシタ用フィルムの製造方法及びフィルムキャパシタ用フィルム | |
WO2006121141A1 (ja) | 熱可塑性エラストマー組成物 | |
JP3936556B2 (ja) | 可燃性流体用帯電防止フッ素樹脂チューブ | |
JP4733972B2 (ja) | マンドレル | |
JP2018008242A (ja) | 管洗浄用ピグ | |
JP6671259B2 (ja) | 非晶性熱可塑性樹脂フィルムの製造方法 | |
JP2007176227A (ja) | 電動パワーステアリング装置用減速ギア | |
JP5340210B2 (ja) | フィルムキャパシタ用フィルム及びその製造方法 | |
JP6174541B2 (ja) | 非晶性熱可塑性樹脂フィルムの製造方法 | |
JP4070707B2 (ja) | フッ素樹脂組成物 | |
JP2017109859A (ja) | 紙送りローラおよびその製造方法 | |
JP2011161639A (ja) | 多孔体の製造方法 | |
JP2012040789A (ja) | 押出機用ストランドダイスおよび樹脂ペレットの製造方法 | |
JP2007015321A (ja) | ウェザーストリップの製造方法 | |
JP2006321138A (ja) | ゴムローラ押出し成形方法及び押出し製造装置 | |
JP5731282B2 (ja) | 止水リングの製造方法 | |
KR102411396B1 (ko) | 열전도성 시트의 제조 방법 | |
JP6102769B2 (ja) | ウォーターアシスト成形品 | |
WO2023112525A1 (ja) | 可撓管 | |
JP2017032088A (ja) | 複合管 | |
WO2005042636A1 (ja) | フッ素樹脂組成物 | |
JP2006063268A (ja) | 燃料ホース |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20070928 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20100218 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100302 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100430 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20110412 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20110425 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140428 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |