JP4730721B1 - 盗難防止用ボルト及び盗難防止用ボルトに用いられる治具 - Google Patents

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Abstract

【課題】盗難防止用としての役割りを十分に果たせ、作業が面倒でなく行え、取扱い易く、ボルト頭体を連繋ネジ体から取外せ、治具用第一係止部に第二治具の第二係止部を容易に係止でき、ボルト基体を緩めることができる盗難防止用ボルトを提供する。
【解決手段】ボルト基体Aとボルト頭体Eと軸体Bと弾発スプリングCと連繋ネジ体Dとを備え、弾発スプリングCによりボルト頭体Eの第二セレーション32がボルト基体Aの第一セレーション3に係止状態となり、ボルト頭体Eの回転時には回転力を伝達でき、逆回転時には回転力がボルト基体Aに伝達できず、第一セレーション3に治具用第一係止部8を設け、連繋ネジ体Dに治具用第二係止部22を設け、第一係止部40が治具用第二係止部22に係止してボルト頭体Eを連繋ネジ体Dから取外せ、治具用第一係止部8に係止する第二治具F2の第二係止部41により、ボルト基体Aを逆回転できるよう構成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば、ナンバープレート等を固定するのに最適な盗難防止用ボルトに係り、通常の工具を用いることにより螺着させることができ、一旦螺着させた後では緩めることができず、しかも、非常時には緩めることが可能となるように工夫された盗難防止用ボルト及び盗難防止用ボルトに用いられる治具に関するものである。
従来、この種の盗難防止用ボルトにあっては、例えば、特許文献1に示すようなボルトが開示されている。
これは、特殊な工具を用いることなく締め付けることができ、締め付けた後では緩めることができず、しかし、非常時には緩めることができるボルトである。
具体的には、中心に凹部を有する第一ボルト軸からなる第一ボルトと、前記第一ボルト軸に設けた前記凹部に下半身が摺動自在に挿入される第二ボルト軸と、該第二ボルト軸の先端部に設けた第二セレーションとからなる第二ボルトと、前記第二ボルトの第二セレーションとは反対側の第二ボルト軸後端に設けたロック部とからなり、前記第一ボルトの頭部上には、一方方向の回転時には係止部となり、逆方向の回転時には係止部とならない第一係止部が形成され、前記第二セレーションの前記第一ボルトの頭部と対峙する面には、前記第一ボルトに設けた第一係止部に係止して該第一ボルトを一方方向にのみ回動する第二係止部が形成され、前記第一ボルトに設けた凹部の開口端部は、前記第二ボルト軸を挿通し、且つ該凹部に収納される前記ロック部を係止する狭部に構成されたものである。
特開2009−275714号公報
ところが、前述の如きボルトにあっては、非常時にボルトを緩めなければならなくなった場合に於いて、第二ボルトを上方へ引き上げて、第一ボルトと第二セレーションとの間に隙間を設け、この隙間を利用して第二ボルト軸を切断しなければならない。しかしながら、第二ボルト軸の切断作業自体は、専用の工具を利用したとしてもおいそれとはできないものであった。すなわち、盗難防止用としてはその役割りを十分に果たすことができるものとなっているが、非常時にボルトを緩めなければならない場合も多く、現実的な取扱いの上では、かなり不便でもあった。
そこで、本発明は、前述の如き難点等を解消することにより、盗難防止用としての役割りを十分に果たすことができると共に、非常時に於いてボルトを緩める作業がそれ程面倒でなく、より取扱い易くなるように工夫された盗難防止用ボルト及び盗難防止用ボルトに用いられる治具を提供すべく創出されたものである。
しかして、前述の如き課題を達成できるように、請求項1記載の盗難防止用ボルトにあっては、通常の工具Gを用いることにより螺着させることができ、一旦螺着させた後では緩めることができず、しかし、非常時には専用の治具Fによって緩めることが可能となるように構成した盗難防止用ボルトであって、外周部に雄ネジ部4を有すると共に、一端がわに第一セレーション3を有するボルト基体Aと、工具用係止部34を外がわに有すると共に、第二セレーション32を内がわに有するボルト頭体Eと、ボルト基体A及びボルト頭体Eに跨るように内装されると共に、ボルト基体Aに対して回動且つ摺動自在に装着される軸体Bと、この軸体Bに摺動方向に沿った弾発力を付勢させる弾発スプリングCと、軸体Bの一端に装着されると共に、ボルト頭体Eの内がわに螺着自在な連繋ネジ体Dとを備え、弾発スプリングCの弾発力により、ボルト頭体Eの第二セレーション32がボルト基体Aの第一セレーション3に接近して係止状態となるように形成し、ボルト頭体Eを所定向きに回転せしめたときには、ボルト頭体Eの回転力がボルト基体Aに伝達されるように形成すると共に、ボルト頭体Eを所定向きに対して逆回転せしめたときには、ボルト頭体Eが空回りして、ボルト頭体Eの回転力がボルト基体Aに伝達されないように形成し、前記ボルト基体Aの第一セレーション3の内がわには、治具用第一係止部8を形成し、前記連繋ネジ体Dには、治具用第二係止部22を形成し、弾発スプリングCの弾発力に抗してボルト基体Aからボルト頭体Eを離したときに第一セレーション3と第二セレーション32との間に隙間空間ができるように形成し、この隙間空間から差込み可能な第一治具F1の第一係止部40が連繋ネジ体Dの治具用第二係止部22に係止できるよう形成して、ボルト頭体Eを連繋ネジ体Dから取外せるように形成し、ボルト基体Aの治具用第一係止部8に係止される第二治具F2の第二係止部41によって、ボルト基体Aを逆回転できるように構成する手段を採用した。
また、請求項2記載の盗難防止用ボルトに用いられる治具にあっては、一つの治具Fの一端に第一治具F1の第一係止部40を設け、他端に第二治具F2の第二係止部41を設ける手段を採用した。
従って、請求項1記載の盗難防止用ボルトによれば、例えば、ナンバープレート等の盗難を抑制できるようになると共に、盗難防止用としての役割りを十分に果たすことができるものとなる。しかも、非常時に於いて盗難防止用ボルトを緩める場合は、その作業がそれ程面倒でなく行えるようになり、より取扱い易い盗難防止用ボルトとなる。
更に、ボルト頭体Eに工具用係止部34を設けてあるので、通常の工具Gによってボルト頭体Eを回転させることができ、盗難防止用ボルトを螺着させることができるようになる。
特に、連繋ネジ体Dには治具用第二係止部22を形成し、隙間空間から差込み可能な第一治具F1の第一係止部40が治具用第二係止部22に係止できるよう形成してあるので、第一治具F1と工具Gを利用することにより、連繋ネジ体Dに螺着してあるボルト頭体Eを連繋ネジ体Dから取外すことができるようになる。すると、ボルト基体Aの治具用第一係止部8に第二治具F2の第二係止部41を容易に係止できるようになり、第二治具F2によって、ボルト基体Aを逆回転せしめて緩めることができるようになる。
また、請求項2記載の盗難防止用ボルトに用いられる治具によれば、盗難防止用ボルトを緩める作業が一つの治具Fの一端に設けた第一治具F1の第一係止部40と、他端に設けた第二治具F2の第二係止部41とで行えるようになり、より使い勝手の良いものとなる。
本発明の盗難防止用ボルトを例示する一部切欠分解正面図である。 本発明の盗難防止用ボルトを例示する一部切欠正面図である。 本発明の盗難防止用ボルトを例示する一部切欠正面図である。 本発明の盗難防止用ボルトのボルト基体を例示するもので、(I)は平面図、(II)は側面図である。 本発明の盗難防止用ボルトに於ける第一治具の使用例を示す一部切欠正面図である。 本発明の盗難防止用ボルトに於ける第一治具の使用例を示すもので、(I)は一部切欠側面図、(II)は一部切欠底面図である。 本発明の盗難防止用ボルトに於ける第二治具の使用例を示すもので、(I)は一部切欠正面図、(II)は一部切欠平面図である。
以下、本発明を図示例に基づいて説明すると、次の通りである。
本発明は、例えば、ナンバープレートや、その他盗難にあっては困るもの等を固定するための盗難防止用ボルトに係り、この盗難防止用ボルトは、通常の工具G(例えば、ボックスレンチ、レンチ、スパナ、棒レンチ等)を用いることにより、その雄ネジ部4を利用して螺着させることができ、また、一旦螺着させた後では緩めることができず(盗難防止のため)、しかも、非常時(例えば、取替えのときや、修理のときや、誤操作のとき等)には専用の治具Fによって緩めることが可能となるものである。
具体的には、外周部に雄ネジ部4を有すると共に、一端がわに第一セレーション3を有するボルト基体Aと、工具用係止部34を外がわに有すると共に、第二セレーション32を内がわに有するボルト頭体Eと、ボルト基体A及びボルト頭体Eに跨るように内装されると共に、ボルト基体Aに対して回動且つ摺動自在に装着される軸体Bと、この軸体Bに摺動方向に沿った弾発力を付勢させる弾発スプリングCと、軸体Bの一端に装着されると共に、ボルト頭体Eの内がわに螺着自在な連繋ネジ体Dとを備えたものである。
そして、弾発スプリングCの弾発力により、ボルト頭体Eの第二セレーション32がボルト基体Aの第一セレーション3に接近して係止状態となるように形成し、ボルト頭体Eを所定向きに回転(例えば、右回転)せしめたときには、ボルト頭体Eの回転力がボルト基体Aに伝達されるように形成すると共に、ボルト頭体Eを所定向きに対して逆回転(例えば、左回転)せしめたときには、ボルト頭体Eが空回りして、ボルト頭体Eの回転力がボルト基体Aに伝達されないように形成してある。
また、前記ボルト基体Aの第一セレーション3の内がわには、治具用第一係止部8を形成し、前記連繋ネジ体Dには、治具用第二係止部22を形成してある。
更に、弾発スプリングCの弾発力に抗してボルト基体Aからボルト頭体Eを離したときに第一セレーション3と第二セレーション32との間に隙間空間ができるように形成してある。
しかも、前記隙間空間から差込み可能な第一治具F1の第一係止部40が、連繋ネジ体Dの治具用第二係止部22に係止できるよう形成して、ボルト頭体Eを連繋ネジ体Dから取外せるように形成してある。
それから、ボルト基体Aの治具用第一係止部8に係止される第二治具F2の第二係止部41によって、ボルト基体Aを逆回転(例えば、左回転)できるよう構成することにより、前記課題を達成する。
前記ボルト基体Aは、例えば、金属材や合成樹脂材や適宜複合材等によって一体的に形成されており、具体的には、円筒状の基筒部1と、この基筒部1の一端外周に連設される円環状のフランジ部2と、このフランジ部2の一端表面の外周寄りに(上方に向って)突設される第一セレーション3と、基筒部1の外周表面に形成される雄ネジ部4と、基筒部1の内周面他端がわに形成されるスプリング収容凹部5と、このスプリング収容凹部5より僅かに小径な貫通孔6とで構成されている。
そして、前記第一セレーション3は、複数(例えば、二個〜四個、或いは、それ以上でも良い)の傾斜突起7を回転方向で揃えるように構成されており、この傾斜突起7は、円周方向に沿って全体が湾曲するように形成されていると共に、フランジ部2の一端表面から漸次その高さが増し、最大高さ部分が略鉛直面で構成されている。しかも、第一セレーション3及びフランジ部2の外周側面は、連繋ネジ体Dがわに行くに従って漸次窄まるような円錐面状となっており、この部分をスパナ等で挟圧して逆回転させようとしても、滑って挟圧できないように形成してある。
また、前記治具用第一係止部8は、第一セレーション3の内周面がわに設けられており、例えば、傾斜突起7の内周面に平坦面を夫々設けることによって構成されている。すなわち、複数の傾斜突起7の内周面夫々に平坦面状の治具用第一係止部8を設けることにより、複数の治具用第一係止部8に接触する第二治具F2の第二係止部41によって、ボルト基体Aに正逆の回転力を付与できるよう構成されている(図7の(II)及び図4の(I)参照)。
前記軸体Bは、例えば、金属材や適宜複合材等によって一体的に形成されており、具体的には、ボルト基体Aの貫通孔6に回動且つ摺動自在に挿通できるよう形成され、他端には抜止め突部10が形成され、一端にはストッパー13(例えば、EリングやCリング等)が装着可能なストッパー取付溝11が形成され、一端がわ部分には連繋ネジ体Dが取付け可能なネジ体取付部12が形成されている。
しかも、前記抜止め突部10は、例えば、ボルト基体Aのスプリング収容凹部5の内径より小径で、貫通孔6の内径より稍大径で、且つ弾発スプリングCの他端部分に係止できるように形成されている。
前記弾発スプリングCは、例えば、コイルスプリング状に形成されており、ボルト基体Aの貫通孔6の他端開口周縁部分と、軸体Bの抜止め突部10との間に縮装されて、軸体Bを軸心方向に於いて、他端がわに引き戻すような弾発力を常時付勢できるように構成されている。
前記連繋ネジ体Dは、例えば、金属材や適宜複合材等によって一体的に形成されており、具体的には、中央の挿通孔20によって軸体Bのネジ体取付部12に回動自在に装着されると共に、ストッパー13によって軸体Bから抜け出さないように取付けられている。しかも、連繋ネジ体Dの外周部分には雄ネジ部21が形成され、この雄ネジ部21の他端がわには、治具用第二係止部22が形成されている。
尚、前記治具用第二係止部22は、例えば、一対の平行な平坦面によって形成されている(図6の(II)参照)。
前記ボルト頭体Eは、例えば、金属材や合成樹脂材や適宜複合材等によって一体的に形成されており、具体的には、袋ナット状を呈し、その他端面がわに凹部30が形成され、この凹部30内の中央部分に、連繋ネジ体Dの雄ネジ部21が螺着可能となる雌ネジ部31が凹設され、凹部30内の内周寄り部分に第二セレーション32が形成され、ボルト頭体Eの外周表面には通常の工具Gが係止可能となる工具用係止部34が形成されている。尚、工具用係止部34は、例えば、図示例のような六角ナット形状であっても良いし、或いは、六角穴であっても良いし(図示せず)、或いは、その他適宜自由に設定できるものである。
そして、前記第二セレーション32は、複数(例えば、二個〜四個、或いは、それ以上でも良い)の傾斜突起33を回転方向で揃えるように構成されており、この傾斜突起33は、円周方向に沿って全体が湾曲するように形成されていると共に、凹部30の奥壁表面から漸次その高さが増し、最大高さ部分が略鉛直面で構成されている。しかも、ボルト頭体Eを所定向きに回転(例えば、右回転)せしめたときには、第一セレーション3の傾斜突起7に噛み合って、ボルト頭体Eの回転力をボルト基体Aに伝達できるように形成されているが、ボルト頭体Eを逆回転(例えば、左回転)せしめたときには、第一セレーション3の傾斜突起7に噛み合わずに、ボルト頭体Eの回転力をボルト基体Aに伝達できないように形成されている。すなわち、ボルト頭体Eを所定向きに回転(例えば、右回転)せしめたときには、第一セレーション3の傾斜突起7の鉛直面部分と、第二セレーション32の傾斜突起33の鉛直面部分とが確実に噛み合うようになり、ボルト頭体Eの回転力をボルト基体Aに確実に伝達できるようになり、ボルト頭体Eを逆回転(例えば、左回転)せしめたときには、第一セレーション3の傾斜突起7の傾斜面部分を第二セレーション32の傾斜突起33の傾斜面部分が弾発スプリングCの弾発力に抗して繰返し滑動するようになり、ボルト頭体Eの回転力をボルト基体Aに伝達できないようになる。
ところで、第一セレーション3の傾斜突起7と第二セレーション32の傾斜突起33は、弾発スプリングCの引き戻し弾発力によって、傾斜突起7の鉛直面と傾斜突起33の鉛直面とが接触した状態で安定するように形成されており、ボルト基体Aに対してボルト頭体Eがガタつくことなく係止された状態を維持できるように構成されている。しかも、この状態にあっては、前記凹部30内に、ボルト基体Aの第一セレーション3が収まるように形成してあり、外方から見て第一セレーション3が露出せず、外観上の体裁が良くなるように形成してある。
前記治具Fは、例えば、金属材や合成樹脂材や適宜複合材等によって一体的に形成されており、その一端には第一治具F1が形成され、その他端には第二治具F2が形成されている。すなわち、二つの作業が一つの治具Fで行えるように形成されている。尚、治具Fは、第一治具F1用のものと第二治具F2用のものとを個別に形成してあっても良い。
前記第一治具F1は、例えば、ボルト頭体Eを弾発スプリングCの弾発力に抗してボルト基体Aから離れるように引っ張って、第一セレーション3と第二セレーション32を離したときにできる隙間空間から差し込み可能となるように形成されている。しかも、連繋ネジ体Dの治具用第二係止部22に合致する一対の第一係止部40が形成されており、連繋ネジ体Dの治具用第二係止部22部分を一対の第一係止部40で確実に挟んで、連繋ネジ体Dを回転不能に保持できるように形成されている。すなわち、連繋ネジ体Dを回転不能に保持してから、通常の工具Gでボルト頭体Eを逆回転(左回転)させることにより、連繋ネジ体Dからボルト頭体Eを取外せるようになる。
尚、第一治具F1に於いて、一対の第一係止部40の間部分は、軸体Bが収まると共にその奥部で当接するようなU字溝状に形成されており、一対の第一係止部40を治具用第二係止部22に係止させるときのガイドとして利用でき、一対の第一係止部40が治具用第二係止部22にスムーズに係止できるように形成してある。
前記第二治具F2は、例えば、一端がわから見て(平面から見て)第一セレーション3の内周面と連繋ネジ体Dの外周面との間に形成される隙間部分に差し込み可能で、且つ第一セレーション3の治具用第一係止部8に当接するような平面となる複数の第二係止部41を備えた構成となっている。すなわち、ボルト頭体Eを取外すことによって、第一セレーション3の内周面と連繋ネジ体Dの外周面との間の隙間部分が露出することとなり、この隙間部分に一端がわから第二治具F2を差し込み、第二係止部41が治具用第一係止部8に係止され、第二治具F2によってダイレクトにボルト基体Aを逆回転(左回転)させることができて、ボルト基体Aを取外せるようになる。
本発明の盗難防止用ボルトは、以上に述べた実施形態に限られるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲内で各種の変更が可能なものである。
しかして、本発明の盗難防止用ボルトは、通常の工具を用いることにより螺着させることができ、一旦螺着させた後では緩めることができず、しかも、非常時には緩めることが可能となり、ナンバープレート等の盗難を抑制できる盗難防止用ボルトとなる。
A ボルト基体
1 基筒部
2 フランジ部
3 第一セレーション
4 雄ネジ部
5 スプリング収容凹部
6 貫通孔
7 傾斜突起
8 治具用第一係止部
B 軸体
10 抜止め突部
11 ストッパー取付溝
12 ネジ体取付部
13 ストッパー
C 弾発スプリング
D 連繋ネジ体
20 挿通孔
21 雄ネジ部
22 治具用第二係止部
E ボルト頭体
30 凹部
31 雌ネジ部
32 第二セレーション
33 傾斜突起
34 工具用係止部
F 治具
F1 第一治具
40 第一係止部
F2 第二治具
41 第二係止部
G 工具

Claims (2)

  1. 通常の工具を用いることにより螺着させることができ、一旦螺着させた後では緩めることができず、しかし、非常時には専用の治具によって緩めることが可能となるように構成した盗難防止用ボルトであって、外周部に雄ネジ部を有すると共に、一端がわに第一セレーションを有するボルト基体と、工具用係止部を外がわに有すると共に、第二セレーションを内がわに有するボルト頭体と、ボルト基体及びボルト頭体に跨るように内装されると共に、ボルト基体に対して回動且つ摺動自在に装着される軸体と、この軸体に摺動方向に沿った弾発力を付勢させる弾発スプリングと、軸体の一端に装着されると共に、ボルト頭体の内がわに螺着自在な連繋ネジ体とを備え、弾発スプリングの弾発力により、ボルト頭体の第二セレーションがボルト基体の第一セレーションに接近して係止状態となるように形成し、ボルト頭体を所定向きに回転せしめたときには、ボルト頭体の回転力がボルト基体に伝達されるように形成すると共に、ボルト頭体を所定向きに対して逆回転せしめたときには、ボルト頭体が空回りして、ボルト頭体の回転力がボルト基体に伝達されないように形成し、前記ボルト基体の第一セレーションの内がわには、治具用第一係止部を形成し、前記連繋ネジ体には、治具用第二係止部を形成し、弾発スプリングの弾発力に抗してボルト基体からボルト頭体を離したときに第一セレーションと第二セレーションとの間に隙間空間ができるように形成し、この隙間空間から差込み可能な第一治具の第一係止部が連繋ネジ体の治具用第二係止部に係止できるよう形成して、ボルト頭体を連繋ネジ体から取外せるように形成し、ボルト基体の治具用第一係止部に係止される第二治具の第二係止部によって、ボルト基体を逆回転できるように構成したことを特徴とする盗難防止用ボルト。
  2. 一つの治具の一端に第一治具の第一係止部を設け、他端に第二治具の第二係止部を設けたことを特徴とする請求項1記載の盗難防止用ボルトに用いられる治具
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