JP4723042B2 - 使い捨てソフトコンタクトレンズ用包装容器 - Google Patents

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Description

本出願は、米国を指定国として2002年8月7日にPCT出願されたPCT/AU02/01105の一部継続出願である2004年2月17日に米国出願された特許出願US CIP 10/781,321の一部継続出願として2004年2月27日に米国出願されたUS CIP 10/789,961に基づく一部継続出願であり、それら全ての出願の内容は、参照して本出願の内容とされるものである。
本発明は、コンタクトレンズの包装容器、特に、無菌性および環境問題上考慮が必要となる廃棄性を含むレンズの包装容器の基準を充たす経済的に改良された形式のコンタクトレンズ用パッケージに関する。本発明の他の側面は、レンズを一定の向きに配置し提供する方法と、パッケージからレンズを取り外す方法とを供するパッケージと、改良された分配、旅行の際の適合性及び/又は分配のために構成されたパッケージとに関する。
使い捨てソフトコンタクトレンズは、通常、使い捨てパッケージに収容されている。包装容器はレンズに係る全体の費用を上昇させるので、包装容器に不可欠な基準を損なうことなくできるだけ経済的なものにしなければならない。これまでの使い捨てレンズ(2週間タイプと1日タイプ)用ブリスターパッケージ(図1−図3)は、ポリエチレン、アルミニウム、接着剤およびポリプロピレンの複数層フィルムで覆われたポリプロピレン製レンズ用容器(以下“ボート”とする)から構成される。ボートは通常、射出成形プラスチックであり、高い剛性とわずかな弾性可撓性を有し、予備成形された凹部を含む。ボートは保存に適した溶液、好ましくは食塩水で充たされ、レンズ1枚をその中に保存する。ブリスターパックは蒸気を使用し加圧処理され最終的に滅菌される。これらブリスターパックは、個々のパックを箱に入れるか(図4、図5)、若しくは複数をストリップに連ねた状態として患者に与えられる。
販売する上での目的は、滅菌性と安定性の両方の法定上の要件を充たしレンズを安全且つ簡単に取り出すことができ、見た目の美しいパッケージでコンタクトレンズを患者に与えることである。包装容器は一度だけしか使用されず、レンズを取り出した後は捨てられる。このことは、レンズとパッケージを合わせた費用に大きく影響する。患者にとってレンズに係る全体の価格を抑えるために、包装容器に係る費用を最低値に抑えなければならない。更に、レンズパッケージの廃棄性は環境保護基準に適合する必要がある。
コンタクトレンズはパッケージの中で、含水状態に保たれなければならない。パッケージは十分に密封されなくてはならず、また、保存期間を極限まで延ばすよう、ボートやラミネート層を通しての水分の透過を最低限に抑え、パッケージ内に収容されたレンズが乾燥するのを防がなければならない。使用する場合は、ラミネート材料を“ボート”に形成されたフランジから剥ぐことで取り除き、保存液に浸されたレンズを現出させる。
様々な種類のコンタクトレンズパッケージ、特に予備成形ブリスターパックを含む使い捨
てコンタクトレンズパッケージが従来技術で知られている。従来技術が典型的に示すとこ
ろでは、コンタクトレンズ業界の通念は、荷重によるレンズのダメージを防ぐために予備
成形の硬性のパッケージを規定してきた。代表的な公知のブリスターパッケージの例は、
米国特許第5704468号、米国特許第4392569号、米国特許第5620088
号、米国特許第4691820号、米国特許第5823327号、米国特許第58530
85号、欧州特許公開EP1092645A1、欧州特許公開EP1092645に開示されている。多くのブリスターパッケージに関する問題は、ブリスターからフィルム層を剥がすのに必要とされる力に高いピークがあり、その後に、密閉部の主要部分を開くのに必要とされる力の量の急激な減少が続くことである。これは結果として、ブリスターを開くのに滑らかでない動きとなり内容物をこぼしてしまうことになりかねない。
柔軟なレトルトパッケージは、コンタクトレンズでの使用以外で知られている。そのようなパッケージの1つが米国特許第4769261号に開示されている。この特許では、ABAフィルム構造から構成される大きなサイズのレトルト袋において使用される密封層について開示しており、A層はそれぞれ少量のエラストマーと多量のポリオレフィンの混
合物から成り、B層は多量のエラストマーと少量のポリオレフィンの混合物から成る。レ
トルト袋は、密封層が衝撃に対する向上した強度を示すのでABAフィルム構造で作られる
。特許第4769261号においては、コンタクトレンズの収容にレトルトパッケージを
使用することは説かれていない。
欧州特許公開EP0129388には、コンタクトレンズと水和溶液とを収容するために光学的に透明な一枚のフィルムを互いに密封係合することで形成された小袋が記述されている。しかしながら、この教えるところは、容器を開けること無しに光学的測定を行うことが出来るようにコンタクトレンズを自然な状態に維持することを目的としている。この教えるところの別の側面では、小袋は、その内部にホルダー即ち支持物が備わっており、レンズを、湾曲の裏面の放射状部が光学的測定されるように固定するようにしている。従って欧州特許公開EP0129388が、コンタクトレンズを平衡状態すなわち自然な状態で維持することを目的としていることは明らかである。
同様に、特開平6−258603は、コンタクトレンズ収容用の樹脂フィルムパックを説明している。そのパッケージは、適した樹脂材料により、4辺の内3辺を密閉し、コンタクトレンズと保存用溶液を入れるのに4番目の辺を密封せずに残して形成される。ひとたびレンズと溶液がパッケージ内に置かれると、その4番目の辺は、熱処理加工により密閉される。この教えるところには、パッケージの開封手段は講じられていない。コンタクトレンズはその開口端部より形成前のパッケージ内に配置されるために、コンタクトレンズが使用者の便利な向きとなるようにする手段は講じられていない。
従って、先行技術のコンタクトレンズパッケージには、以下の点を含むいくつかの不利な点がある。
1. パッケージは、2種類の材料を使用し、そのうちの1種類は予備成形されるもので製造に係る費用を上昇させているため、毎日の使い捨てパッケージとしては比較的高価である。消費者はレンズに係る費用を上昇させる原因となるパッケージには抵抗を示す。これは毎日の使い捨ての市場の成長と市場競争にとって大きな問題となるであろう。
2. 従来技術のパッケージは、伝統的に2つの全く異なる材料から製造される。1つはレンズを収容するボートに使用され、もう1つはカバーに使用される。これは滅菌性の低下というリスクを伴う密封の問題となる可能性がある。時間の経過と共に、密封が粗末なブリスターパックは内容物の水分の蒸発と、パックを役に立たないものとする可能性がある。欠陥の補正は、潜在的欠陥のある商品のリコールを伴うであろうし、製造業者にとっては財政上も、商品の品質に対する世評という点でも潜在的に高価なものとなる。
3. 良好で無い、すなわち、不完全なパッケージの密封による滅菌されていないレンズは、患者の目に感染症を引き起こし、結果として眼の機能低下とこれに伴う訴訟のリスクを生じさせる可能性がある。
4. 包装容器のサイズはレンズ自体のサイズより数倍大きいので、使い捨てレンズの概念としては不利な点である。ポリプロピレン製ブリスターの構成部分であるため、個々のパッケージはレンズ全体としての厚みよりもより若干厚さがあり、そのため使い捨てのような外見にはならず又その形や大きさのため都合良く積み重ねることもできない。もし消費者が旅をすると、レンズはかさばるアイテムであることが分かるだろう。
5. レンズの包装容器に対するこれまでの伝統的取り組みは、パッケージ内でレンズの原形を維持しようとすることにあった。この伝統的取り組みはパッケージの構造に制限を加える。
6. 先行技術に教示されるレトルト方式のパッケージには、更なる不利点が起こりうる。まず、レトルトパッケージを開けるのは、密閉部を剥離するのでなく、パッケージの端部を破り取ることで一般的になされる。このことは、レンズを破くというリスクを明らかに提起する。第2に、開かれたレトルトパッケージからコンタクトレンズを取り出すことは、レンズを取り出すのに指をパッケージに入れるか(これは重ねて損傷に至り得る)、容器の中身を手の中に移すかを必要とする。第3に、コンタクトレンズの配置が患者の便宜の助けとなるような、パッケージ内へのレンズの配置は講じられていない。
使い捨てコンタクトレンズ業界において、レンズの耐久性、滅菌性および有用性を損なうことなく経済的で無駄な空間が無く便利な使い捨てコンタクトレンズパッケージを提供することが長い間求められている。同時に、これらのニーズのうちいくつかは、国際公開番号WO03/016175で公開されている出願人による先行出願PCT/AU02/01105にて開示されている使い捨てコンタクトレンズ用パッケージにより充たされており、ここに更なる改良が考案され開示されている。
本発明は、コンタクトレンズパッケージについての法定上の要件と医療上の要件を損なうことなく上記伝統的なものに取って代わるより経済的なパッケージを提供することで、上述の如き問題を改善することを試みている。
特に、本分割出願に係る本発明は、上記段落0012で述べた、患者の目に感染症を引き起こし、結果として眼の機能低下とこれに伴う訴訟のリスクを生じさせる可能性や、段落0015で述べた、レンズを取り出すのに指をパッケージに入れるか容器の中身を手の中に移すかを必要とするという従来からのレンズ装着方法を考慮し、レンズ装着の際のレンズの保湿及び清浄性等をはかることを可能とするコンタクトレンズのパッケージを提供する。
すなわち、本発明は、
密封された第1空間及び第2空間を画定する少なくとも1つの密封部材と、
第1空間に収納された未使用のコンタクトレンズと、
第2空間に収納された水和媒体と、
第1空間は第2空間から密封されており、第2空間はコンタクトレンズを収納していないことを特徴とするコンタクトレンズのパッケージを提供する
具体的には、第1空間と第2空間とは、前記少なくとも1つの密封部材に形成された連接部によって分離可能に接続することができる。
また、第2空間は、コンタクトレンズを第1空間から取り出す前、後、又は、取り出すときに開封可能とすることができる。
第1空間及び第2空間の間に前記少なくとも1つの密封部材に形成された可撓性を有する連接部を有するようにすることもできる。
この場合、前記可撓性の連接部が、前記第1空間及び第2空間のそれぞれの密封を維持しながら、相互に分離可能に接続するものとすることができる。
また、前記少なくとも1つの密封部材が、相互に密封連結されて前記第1及び第2空間を形成する複数の可撓性密封部材とすることができる。
上述のコンタクトレンズのパッケージが、当該パッケージに接続された第2パッケージユニットのパッケージを有し、該第2のパッケージが、
第3空間及び第4空間を画定する少なくとも1つの密封部材と、
第3空間に収納された未使用のコンタクトレンズと、
第4空間に収納された第2水和媒体と、
を有し、
第3空間は第4空間から密封されたものとすることができる。
上述のコンタクトレンズのパッケージと第2のパッケージとは、破断容易な連接部によって分離可能に接続することができる
上述の水和媒体は、再湿潤液、洗浄液、保存液のうちの1つとすることができる
具体的には、前記水和媒体を食塩水とすることができる
また、第1水和媒体は液体とすることができる
以下、本発明を添付図面に基づき説明する。本発明は、特に図21乃至図42及び図117に典型的例が示されるが、本発明が適用可能であるコンタクトレンズのパッケージの種々の形態も参考のために他の図に示し説明する
“コンタクトレンズ収納空間の深さ”という用語は、コンタクトレンズパッケージが平坦な面にある時に、そのパッケージのコンタクトレンズ保持部分全体の高さから、そのコンタクトレンズ保持部分を成す対向する壁の厚みの合計を減ずることで確定されるコンタクトレンズパッケージ内のコンタクトレンズ保持部分の深さを意味する。
“周縁部に対する湾曲外表面の高さ”という用語は、平坦な面上に撓むなどしていない状態で置かれたコンタクトレンズ全体の高さを意味する。
コンタクトレンズをその“平衡状態”にあると述べることは、コンタクトレンズがその形状や高さに影響を及ぼす如何なる外部からの力の制限を受けない状態を意味する。
明細書中において均質なという用語は、同じ材料の単一層(つまり、ラミネート層ではない)から形成されるパッケージの壁部を指す。均質な単一層材料から成ると説明されるパッケージのうち多くはまた、本文書中に述べられているように適するプラスチックの組合せ若しくは適するプラスチックと金属層の組合せから形成され得る多重層ラミネート材料からも構成され得る。
図1及び図2では、2つの部分から形成される典型的な従来技術の使い捨てブリスターコンタクトレンズパッケージ1が示されている。パッケージ1はブリスターパック部2を有する。ブリスターパック部2はパッケージ1の蓋を形成する薄膜3によって密封されており、中のコンタクトレンズ4を取り出すのに、その薄膜は剥離され得る。図3では、図2のパッケージのコンタクトレンズ4を現出させるよう薄膜3が剥離されている状態が示されている。典型的な場合、部材2は予備成形ブリスターパックであって、レンズが置かれ得る凹部となる特殊形状の凹部5を有する。部材2は典型的には射出成形され、パッケージはフランジ6と番うことで滅菌密封状態をつくり出す密封部材3によって完備される。コンタクトレンズ4は保存液7に浸され、パックから取り出されるまで含水状態に維持される。予備射出成形ではパッケージの製造は高価なものになり、結果として必然的にコンタクトレンズは消費者にとってさらに高価なものとなってしまう。
図4は、2つの同一の従来技術のコンタクトレンズパッケージ10及び11に関する積み重ねの形態を示している。図4から2つのパックは都合よく咬み合っているが、それらはパック2つの厚さ(深さ)よりも厚いことが分かる。コンタクトレンズが比較的小さいことを考慮すると、理想的にはレンズパッケージはできるだけ空間を占めないものとすべきである。空間の節約は、レンズが大量生産されるものなので重要な問題である。既存のブリスターパックはレンズの大きさと比較して不釣合いな大きさの空間を占めており、取り扱い及び保管にかかる費用を増大させている。図5は複数の同様なブリスターパック12が図4の様に積み重ねられ、カートン13に収容された状態を示している。レンズは外部負荷からレンズを隔てる硬い容器以外では積み重ねることができないとされる従来の考えの結果、かさばり不便な、原材料多量消費のレンズパッケージの形となる。
先に言及したように、本発明の好ましい実施例は、その中にコンタクトレンズを有する使い捨てパッケージを供する。そのパッケージは、コンタクトレンズが平衡した形態にある時に、コンタクトレンズの周縁部に対する湾曲外表面の高さより浅いコンタクトレンズ収納空間の深さを有する。幾つかの実施例では、互いに密封係合される、若しくは、それらの間にサポート部材を有して密封係合される2枚の平坦なシート材料を用いており、パッケージのコンタクトレンズ収納空間の深さがコンタクトレンズの周縁部に対する湾曲外表面の高さより浅いという特徴を明確に示している。
図6−9に示される本発明の幾つかの実施例では、使い捨てコンタクトレンズパッケージ18は、積み重ねられたスプーンのように相互に合わされるようにして積み重ねる事ができる。即ち、互いに上に積み重ねられる時は、1つ目のパッケージの凸面が2つ目のパッケージの凹面上に載せられる。この実施例の使い捨てパッケージ18は、第1及び第2のシート14,15を有しており、それら両方が湾曲している。それゆえに、使い捨てパッケージ18が密封された時、凹面と凸面があり、そしてコンタクトレンズがそれらの面の間に保持される。使い捨てパッケージの上側と底側のどちらの面が凸状若しくは凹状でもよい、しかしながら好ましい実施例では、パッケージの上側面が凹状でありパッケージ表面の底側が凸状である。このタイプの使い捨てコンタクトレンズパッケージ18は、本文書中“スプーン形をした(spooning)”と呼ばれ、スペースに関して二次包装で必要とされる大きさ同様に経済的である。この方法で積み重ねられ得る使い捨てパッケージの別の実施例が図165に示されている。このタイプの使い捨てパッケージは、コンタクトレンズを幾分平らに、平衡状態で、且つその連続体の間でそれと平行したどこにでも保持され得る。しかしながら、この実施例の使い捨てパッケージの共通する特徴は、それらのコンタクトレンズ収納空間の深さが0.1から3.0mmの間であり、より好ましくは0.2から1.5mmの間で、最も好ましくは0.2から0.5mmの間であることである。この例では、コンタクトレンズパッケージのコンタクトレンズ収納空間の深さの定義は、パッケージのコンタクトレンズ保持部分を成す対向する壁の間の距離で規定されるコンタクトレンズパッケージ内のコンタクトレンズ保持部の深さを意味すると明確に解釈されるであろう。その距離は、通常コンタクトレンズ保持部分の中央で測定される。パッケージが凹面と、同じ方向に凹状となった対向する面とを有する場合(例えば、図6−9及び165)、“コンタクトレンズ収納空間の深さ”は、レンズがパッケージ内で規定位置にあるときのレンズの中央に対して垂直な線上にあるコンタクトレンズパッケージの壁の間の距離であることは明らかであろう。コンタクトレンズ収納空間の深さは、レンズ面に対しレンズの中心点で垂直であるコンタクトレンズパッケージの中のコンタクトレンズの中央を通る線を引き、そして、パッケージの壁がその引かれた線に交差するところの線の間の距離を計測することで測定することができる。その計測された距離が、コンタクトレンズパッケージのコンタクトレンズ収納空間の深さである。
図6及び8に示される本発明の使い捨てパッケージの1つの実施例では、使い捨てパッケージ18は、コンタクトレンズ収納空間の深さが0.2から0.5mmであり、互いに密封係合される第1のシート材料14と第2のシート材料15とを有する。この実施例では、2枚のシートのうちの1枚のシート15にエンボス加工16がなされており凸状の湾曲面19を有している。エンボス加工16は、図8に示されるように、エンボス加工されたシート15にレンズ4が付着するのを防ぐことでレンズ4の取り出しを助ける。従って、開封された使い捨てパッケージ18上でコンタクトレンズ4が所期の向きであることが可能となる。図7及び9の別の実施例18aに示されるように、エンボス加工をされた面16aは、代わりに上側のシート14a上にあってもよく、この例では、底側シート15aが凸状であるのに対して、凹状の湾曲面19aも有することができる。図9に示されるのは、コンタクトレンズ収納空間の深さを約0.2mmから0.5mmの間とするコンタクトレンズパッケージである。この例のコンタクトレンズは、エンボス加工のなされていない底側シートに付着する。
エンボス加工16は、図10から図12にその例が示されるように、抽象的図柄、格子柄、ロゴと多彩な形状を取り得る。別の方法として、図13及び図14の本発明の実施例では、使い捨てパッケージ18c及び18dはエンボス加工なされていない。シート14、15は、不透明、透明、また白色もしくは薄い緑色などで着色されるなどとされてもよい。シートが着色されている場合、1つの好適な実施例は、コンタクトレンズが容易に見受けられるように、着色はコンタクトレンズに向け内側方向になされるのがよい。更に、シート14、15は、その上に印刷がされ得る。その印刷としては、例えばシンボル(文言、線図、図形など)、処方、使用法、製造情報などが考えられる。この印刷は、パッケージの外側とされ得るが、より好ましくはコンタクトレンズに向け内側方向(パッケージの密封時に)に配される、それによりコンタクトレンズは見受けられやすくなる。
図15から図17及び図19に示される別の実施例では、使い捨てパッケージ156はサポート部材20を有する。サポート部材20は、使い捨てパッケージ156の内部でコンタクトレンズ4を囲んでいる。サポート部材20は可撓性があっても堅くともよく、例えば、ポリプロピレン(PP)、ポリプロピレン共重合体(PPCO)、ポリメチルペンテン(TPX)、ポリカーボネート(PC)、ポリサルフォン(PSF)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、環状オレフィン共重合体(COC)、フッ化エチレンプロピレン(FEP)などの適した重合体か、他の類似の材料から構成され得る。サポート部材20は、使い捨てパッケージ156の平坦な輪郭を変化させない。更に、サポート部材20の厚みは、使い捨てパッケージ156が密封状態である時、なおコンタクトレンズ4の周縁部に対する湾曲外表面の高さより浅いようになされている。サポート部材20はまた、使い捨てパッケージ156の移動や開封の助けとなる取っ手21(図15)を備え得る。取っ手部分21は、随意に図17に示されるよう、使い捨てパッケージ18を掴むのに役立つ切り抜き24を有してもよい。
図18に説明される別の実施例では、サポート部材20aは網目状部分22を有している。網目状部分22は、レンズが使い捨てパッケージ157の内部にある時に、網目状部分22上に載っている様に、コンタクトレンズ4を更に保持する役を果たす。網目状部分22は、例えば、ポリプロピレン(PP)、ポリプロピレン共重合体(PPCO)、ポリメチルペンテン(TPX)、ポリカーボネート(PC)、ポリサルフォン(PSF)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、環状オレフィン共重合体(COC)、フッ化エチレンプロピレン(FEP)などの適した重合材料か、他の類似の材料から構成され得る。
サポート部材20のある使い捨てパッケージ及びサポート部材20の無い使い捨てパッケージは多様な形状をとり得る。例えば使い捨てパッケージは正方形・長方形・楕円形・円形・涙形・8の字形・三角形・それらの組合せ・それらの対称及び非対称形、またそれらの直定規及び角に丸みをもつものなどとすることができる。2つの別のコンタクトレンズパッケージの形状158、159が図20、21に示されている。他の形状は、ソフトコンタクトレンズに適応することが出来さえすれば条件にあう。
図22から図45に示される他の実施例では、使い捨てパッケージはコンタクトレンズ用第1空間34と水和媒体用第2空間32とを有することができる。この組合せは多様な形状を取り得る、それらのうちいくつかにおいては、水和媒体用第2空間は平らな円い形状とされ、随意で取っ手として使用される。図22及び図28は、水和媒体用第2空間32がコンタクトレンズ用第1空間34に取り付けられても良く、その2つの空間は使い捨てパッケージ160を成す2枚のシートの間の連接部31によって切り離され得ることを説明する。連接部31は、撓み容易に折れるものとすることができる。例えば、図34では第2空間32は折り取られ、図22、図28、図35、図36では第1空間34から切り取られる。水和媒体用第2空間32はキャップ30を有しても良い。キャップ30は、引っ張ったり、ひねったり、折り取ったりすることで取り外され得る。また、図24から図25の使い捨てパッケージ161に示されるように、第2空間32は第1空間34に連結されたままでも良い。第1空間34と第2空間32は同時に開封されても、別々に開封されてもよい。1つの例では、コンタクトレンズ用第1空間34は水和媒体用第2空間32に先んじて開封される。別の例では、水和媒体用第2空間32はコンタクトレンズ用第1空間34に先んじて開封され得る。第1空間と第2空間とは、同じ手段若くは異なる手段で開封されてもよい。第1空間と第2空間34、32とはホイル製カバー26(図28)または別のカバーを剥離することで開封され得る。また、第1空間34はホイル製カバー26を剥離されることで開封され得、第2空間32はキャップ30を取り外すことで開封され得る。図26、図27では、第1空間34がホイル製カバー26または別のカバーを剥離されることで開封されており、一方第2空間32は、取り付けられたまま未開封であるところが示されている。
カバーは、基部、サポート部材、若しくは使い捨てパッケージを成すシートの1枚に熱処理密封されてもよい。熱処理密封はパッケージの周囲全てに成されてもよく、又は、コンタクトレンズを収納する第1空間の周りにだけ成されてもよい。第1及び第2空間34,32は、そのどちらかが、また両方が開封される前後のどちらに切り離されてもよい。別の実施例では、水和媒体用第2空間32は、その第2空間32が第1空間34から切り離されることで開封されてもよく、それに伴って、図29−34の使い捨てパッケージ162の実施例に示されるように、水和媒体を排出できる開口部つまり流路36が現れる。他の実施例では、図40に示されるよう、第1及び第2空間は、使い捨てパッケージ163のカバー26を剥離することで開封される。図37から図39に示される実施例では、2つの空間32、34はカバー26をその端から引き剥がすことで開封されてもよく、その両方を同時に開封することも、一方を密封したまま片方の空間を開封することもできる。
水和媒体は、コンタクトレンズ使用に適する如何なる溶液でもよい。例えば、水和媒体は、再湿潤液、洗浄液、他の保存液が可能である。適した水和媒体の1例は、食塩水である。
図41及び図116から図117に示される他の実施例では、1つの使い捨てパッケージ164また182は、他の同一の使い捨てパッケージ164または182に連接可能である。連接された使い捨てパッケージは、ストリップ41の形状としてもよい。連接される使い捨てパッケージ164の数量は、1から90、または、90から180とすることが出来る。連ねられた使い捨てパッケージのストリップ41は、巻き上げても、ジグザグ形に折畳まれてもよい。連接されストリップ41の形を成す使い捨てパッケージ164及び182は、コンタクトレンズ用第1空間34のみ有しても、また、水和媒体用第2空間32を同時に有してもよい。使い捨てパッケージ間の連接部31及び76は、可撓性があり容易に破される。さらに図41の実施例では、使い捨てパッケージ164の開封を補助する破断用切り欠き40が示されている。
使い捨てパッケージのストリップ41、または、複数の同じ使い捨てパッケージは、次のパッケージが現れるタイプのディスペンサーで使用可能である。この実施例では、複数の使い捨てパッケージ164及び182は、容易に破される連接部31,76(図116、図117)を介して互いに連接され、1個の使い捨てパッケージ164が取り外されると別の1個が取り出し部分に来るというように、1度に1個の使い捨てパッケージが取り出される。また、複数の同じ使い捨てパッケージがディスペンサーに収容されており、1個の使い捨てパッケージ164が取り出される時、次の同様な使い捨てパッケージ164に係合し、それにより次のパッケージ164が続いて取り出せるようになるという方法がある。
図44、図67で示される例では、使い捨てパッケージは、その中にコンタクトレンズ4を平らな状態で保持し、パッケージが密封されている間コンタクトレンズが動くのを制限する。図44では、使い捨てパッケージ164は、典型的な従来技術のブリスターパック27で生じるコンタクトレンズ4の問題のある動きを防ぐ。図46から図48で説明されるように、従来技術のブリスターパック27のコンタクトレンズ4は、逆さになる、転位する、側面に付着する、半分に折れるといった可能性がある。しかしながら、本発明のいくつかの実施例における使い捨てパッケージは、コンタクトレンズ4を、パッケージが密封された時最初にレンズが置かれた位置と同じ位置に保持する。更に、コンタクトレンズ4は、使い捨てパッケージが開封された時、常に所期される向きで提供される。このことは、装着の前にレンズを整える必要を軽減し、レンズ損傷のリスクやレンズ及び装着者の眼を汚染するリスクを軽減する。これはまた、装着者へのコンタクトレンズの装着を容易にする。概して、装着者の視力は、コンタクトレンズ装着前は幾分損なわれているであろうから、パッケージが開封された時、見ることが出来なくとも、コンタクトレンズの位置が分かることは有益である。
本発明の好ましい使い捨てパッケージの顕著な特徴は、その中でコンタクトレンズ4が平らな状態に保持されることであるが、使い捨てパッケージそのものは平坦である必要はない。使い捨てパッケージは、多様な形態を取り得るが、薄い輪郭で、コンパクトに積重され収容される使い捨てパッケージが好ましい。
図49Aから図51Bに示されるよう、使い捨てパッケージを作製するのに有効な構造や形態は多様である。図49A、図49Bで、小袋タイプ使い捨てパッケージ165は、3層から形成される。2枚のシート材料外層14、15は通常アルミニウムホイルであり、内方の層はポリプロピレン若しくは他の適した重合体である。このタイプの使い捨てパッケージ165の典型的な厚みは、ほぼ1.0mmであるが、材料やデザインの選択により減ずる事が出来る。アルミニウムホイルとポリプロピレン(または他の適した材料)は、図50Aと図50Bの小袋タイプでない使い捨てパッケージ166にも使い得る、そのパッケージの全体の厚みは、ほぼ1.0mm〜2.0mmであり、好ましくは1.0〜1.8mmである。この実施例では、ホイルは、パッケージのカバーと基部の両方に使用され得る。図51Aと図51Bに示される総ポリプロピレン製使い捨てパッケージ167は、ほぼ2.0mm〜3.0mm、好ましくは2.0〜2.2mmの厚みとされ得る。これらの構造は、スプリングディスク46(図61から図69)やサポート部材20のあるなしにかかわらず使い捨てパッケージに使用可能であり、如何なる形状や色でもよい。例えば、他の適した重合体がポリプロピレンに代わって、またポリプロピレンと組み合わされて使用されうる。
図52は使い捨てパッケージ178の別の実施例を示し、使い捨てパッケージのコンタクトレンズ収納空間の深さ(“ID”)が示されている。このパッケージにおけるコンタクトレンズ収納空間の深さは、パッケージの高さからカバー材料47の厚みと基部49を形成する材料の厚みを減じることで測定される。他のパッケージでは、コンタクトレンズを保持するのに使用されない部分があり得る。これらの部分は、コンタクトレンズ保持部のコンタクトレンズ収納空間の深さを測定する場合、無関係である。本発明の使い捨てパッケージにかかる実施例の幾つかにおけるコンタクトレンズ収納空間の深さは、ほぼ0.1mmから3.5mmであり、更に好ましくは0.1mmから3.0mmである。その大きさに係わらずコンタクトレンズ収納空間の深さは常に、コンタクトレンズが平衡状態にあるときのコンタクトレンズ周縁部に対する湾曲外表面の高さより浅い。平衡状態では、コンタクトレンズ周縁部に対する湾曲外表面の高さは、概して3.8mmより大きく、多くの場合5.0mmである。
図53から図55に示される使い捨てパッケージ168の1つの実施例では、基部50の凹部43に島状の突出部42があり、その上にコンタクトレンズ4が置かれる。コンタクトレンズ4は使い捨てパッケージのカバー26により平らな状態に保持され、突出部42上に固定される。更に、使い捨てパッケージの少なくとも片面には滑らかでない面があり得る。例えば、その滑らかでない面は浮彫りの***やうねでよく、使い捨てパッケージの片面になされても両面になされてもよく、また取っ手にあってもよい。この実施例では、浮彫り44は使い捨てパッケージの片側にあり、使用者がコンタクトレンズ168を容易に把持するのを可能にする、加えて基部の角にある切り抜き24はカバーシート26を取り除くのを容易にする。
別の実施例では、使い捨てパッケージ156は涙形でありサポート部材20に切り抜き24を有しており、使い捨てパッケージ156の扱いを容易にする。図56から図60は、カバー26のある又は無い涙形の使い捨てパッケージ156が、不透明及び透明の両方で示されている。側面図は、使い捨てパッケージ156のカバー26が取り除かれるまで、平らな状態に保持されているコンタクトレンズ4を説明する。
図63、65から68に示されるように、使い捨てパッケージ169が密封される時、使い捨てパッケージ169には、ポリプロピレン製スプリングディスク46cが加えられてもよく、スプリングディスクは、使い捨てパッケージ169が開封された時、コンタクトレンズ4をその平衡状態に戻す補助をする。図61、図62及び図69から図86に示されるよう、スプリングディスク46a〜46tの多彩な実施例は、本発明の幾つかの実施例において考えられている。スプリングディスク46a〜46t全てに共通する特徴は、平衡状態にあるということである。スプリングディスク46a〜46tは平坦ではない。しかしながら、図63及び65から図68に示されるように、それらは、使い捨てパッケージ169に密封されている時、与圧され平らな状態に保持され得る。他の様々な様態も可能であるが、使い捨てパッケージを密封する2種類の異なる方法が図64と図68に示される。図64では、2枚のシート材料14、15は、パッケージ169aを形成するのに一端で互いに封をされ、そして他端でスプリングディスクをその中にして封がされる。また、図68では使い捨てパッケージを構成する2枚のシート材料14、15は、両端で互いに密封係合されている。図65に示されるように、破断用切り欠き40と浮彫り45が備えられうる。
図68は、弛緩した状態で、アーチ状であるスプリングディスク46cはアーチ形を説明している。しかしながら、スプリングディスク46cは、使い捨てパッケージの2枚のシート材料14、15の間に配置され密封された場合、平らにされ、ひいてはその上のコンタクトレンズ4も平らとなる(図67)。使い捨てパッケージ169が開封されると、スプリングディスク46cは持ち上がりそのアーチ状態となり、コンタクトレンズ4は‘即座に装着できる’体勢とされる。言い換えれば、レンズ4は拇指と人差し指に挟まれ取り出され、装着者の眼に装着され得る(図68)。スプリングディスク46e上にあるコンタクトレンズ4の斜視図が図86に示される。見取れるように、平衡状態でスプリングディスク46eは、コンタクトレンズ4に向かって上方に伸びる突出部51を有している。その突出部51がその上にコンタクトレンズ4があるときその中央部を保持する。コンタクトレンズの周縁は、スプリングディスク46eの基部53´の周囲に位置する。
図69はスプリングディスク46dを含む使い捨てパッケージ170の部材一式を図解している。この実施例では、スプリングディスク46dは使い捨てパッケージ170の基部50を形成するモールドされたポリプロピレン製シート上に置かれる。コンタクトレンズ4は、凹面を上にしてスプリングディスク46dに載せられ、使い捨てパッケージ170は、アルミニウムホイル製カバー26により密封される。
好ましくは、コンタクトレンズ4の凹面がスプリングディスク46dの上に載せられる。しかしながら、図87、図88に示される別の実施例ではコンタクトレンズ4の凸面がスプリングディスク46eに載っている。この実施例では、封をされた使い捨てパッケージ191は、レンズ4とスプリングディスク46eを平らな状態に保持し、開封されると、どちらも平衡状態に戻る。
他の実施例が図89Aから図89Eに示されており、その中で、スプリングディスク46eを用いて可能とされる装着手段が図解される。半軟質のポリプロピレン製スプリングディスク46eは、コンタクトレンズ4を装着者の目に直ちに装着できる向きに常に配置する。図では、スプリングディスク46eは、人差し指の先端に載せられる。次に指がスプリングディスク46eの中央を押し通し、コンタクトレンズ4の凸面に接触する。スプリングディスク46eが指の付け根に下り、コンタクトレンズ4が人差し指先端に載るまで、指によるスプリングディスク46eの中央を貫通する移動をつづける。そこで、コンタクトレンズ4は装着者の眼に容易に装着される位置にくる。故に、コンタクトレンズ4の装着に、手の接触は最低限となり、コンタクトレンズ4及び眼を汚染するリスクを軽減する。
他の実施例では、使い捨てパッケージの作成手段が提供される。この実施例では、スプリングディスクはコンタクトレンズの頂部に位置される。次に、スプリングディスクとコンタクトレンズに必要最低量の水和媒体が添加され、続いてシート材料がスプリングディスクとコンタクトレンズの上方に、そしてシート材料がそれらの下方に配置される。これらシート材料はその後、密封される。別の手段では、スプリングディスク及びコンタクトレンズは水和媒体を添加される前に逆さにされ、スプリングディスクより先にコンタクトレンズに水和媒体が接触することとなる。密封された使い捨てパッケージが開封されると、スプリングディスクが持ち上がり、その上のコンタクトレンズが持ち上がる。しかしながら、平衡状態のコンタクトレンズは平衡状態のスプリングディスクのより高い位置に置かれることとなる。
本発明に基づく使い捨てパッケージの好ましい実施例は、密封式の封、典型的にはパッケージの周縁方向に向かう密封式の封、を有する。図6及び図7の様に、パッケージがのこぎり状の刻みを施された場合、2枚のシートの柔軟性は異なるものとでき、封の強度は周縁において多様とされ得る。そのことは、最もコンタクトレンズを容易に取り外す方法でパッケージを開封できるようにする。更に、スプリングディスクを有したパッケージは、規定の仕方で開封されるよう内部に封を有している、それ故、コンタクトレンズは常に一定の向きで現わされる。例えば、図68の使い捨てパッケージ169では周まわりに封を有しうる。また、好ましくはディスク46cの縁は、封により第2のシート15付着され、その封はディスク46cと第1のシート14の間の封より堅固とされる。シート14及び15が把持され引き離されると、周を密封した封がまず開封され、次に第1のシート14がディスク46cからはがれ、ディスク46cが第2のシート15に付着された状態で残る。そして、パッケージが開封された時、スプリングディスクの弾性部分の中央は常にその上のレンズ4と共に持ち上がるようになっている。(もちろん、レンズの向きとスプリングディスクの跳ね返る方向が、パッケージが連接される時、現パッケージから次のパッケージで一定していることを前提とする。)密封式封の形は、使用者が最初に第1と第2のシートを剥離するのに使われるパッケージの部分に向かう先端を有しうる。そのためシート開封の手順は、この先端から始まり、開封に要する力は、この先端における密封式封の開封に注がれる力が全てとなる。シートの内部層とディスクの構成は、一般に知られている熱処理により互いに溶接される方法を選ぶことが好ましい。ディスクは平坦でない面を有して形成され、封がなされる方法とその堅固さに影響を及ぼす、そして、第1のシート14が、最初に開封されるであろうパッケージの部分近くのディスク面から容易に剥離されるように、そしてディスク後部にシート14をより堅固に接合するように、パッケージ内のディスクは配置される。これは、パッケージを適した停止点まで、つまりレンズがパッケージから取り外されるよう現されるところまで、開封するのを容易とする。
スプリングディスクのある使い捨てパッケージ及び無い使い捨てパッケージは、様々な形態を取り得る。図90は、切り欠き40を有する楕円形の使い捨てパッケージ171を示している、その切り欠きはコンタクトレンズ4を取り出すのに、使用者が使い捨てパッケージ171からカバー26の端部を断裂するのを助成する。図91は、図90の使い捨てパッケージ171からカバー26が取り除かれた図であり、スプリングディスク46eとコンタクトレンズ4が見えるようにされている。切り欠き40を有した角に丸みのある長方形のバリエーションが図92に示される。
ヒンジ式カバー26を有する楕円形の使い捨てパッケージ192が図93及び図93Aに示される。この実施例におけるカバー26は、完全に取り除かれることなく剥離されるように周まわりで密封される。言い換えれば、カバーはコンタクトレンズ4を現すのに充分なだけ剥離され、ヒンジ部52で使い捨てパッケージ192との接合を残す。こうして、シールが開かれるとカバー26はドアのように後方に向きを変え、使い捨てパッケージ192の収容物の取り出しを可能とする。
非対称涙形の使い捨てパッケージ173が、図94、図95に示される。この実施例では、2箇所の破断用切り欠き40が幅の狭い側の端部に設けられ、中のコンタクトレンズ4を出すのに使用者が使い捨てパッケージを開封できるようにしている。この形状は、ディスク54上に、2つの使い捨てパッケージ173を相互にはめ込みコンパクトに収納する事を可能にし、旅行中の消費者にとって理想的な選択肢となる。
幾つかの小袋タイプの使い捨てパッケージが図96から図100に示される。図96では、破断用切り欠き40を有した典型的な正方形の使い捨てパッケージ196が見て取れる。より進化した切り取り端部73を有する角に丸みのある正方形の使い捨てパッケージが図97に示される。この実施例では、切取り端部73は2箇所の中部分55のためより目に付きやすくなっている、そこでは、ホイルが切取り端部73と使い捨てパッケージ193の本体の間で切り取られている。図98に示される様態では、周縁から中央に向けの伸びる切り欠き40が設けられており、それにより切取端部73を目視し易くしている。
図99は、一端に指形切取り端部73を有した角に丸みを持った正方形の使い捨てパッケージ175を示す。この切取り端部73は使い捨てパッケージ175を破断開封するための手段であると同時に、図100に示されるように2つの同じ使い捨てパッケージ175を接合する手段でもある。2つの使い捨てパッケージの指形切取り端部73は相互に組み合わされ、2つの使い捨てパッケージ175を繋げて保持する。
他の実施例では、二重曲線形の使い捨てパッケージ176が提示される(図101)。この実施例において、例えばアルミニウムホイルの様な上側のシート14は、底側のポリプロピレンシート15にひだ無しに結合される。上側シート14は、中のコンタクトレンズ4を出すのに後ろに引かれ得る。二重曲線という形状は、図102に示されるように、複数の使い捨てパッケージ176をコンパクトに積重することを可能にする。
図103については、使い捨てパッケージ177はモールドされたポリプロピレン製基部50と透明なポリプロピレン製プルトップタイプカバー58を有している。この実施例では、プルトップタイプカバー58は一端を剥離の起点とする、その一端は、プルトップタイプカバー58の一部であり、そこは基部50に付着されておらず、また容易に把持される。プルトップタイプカバー58が取り除かれると中のコンタクトレンズ4が現される。
図103のプルトップタイプカバー58のバリエーションが、図104及び図105に示される。この実施例では、プルトップカバー58の剥離に助力する一段高くなっている取っ手56が設けられる。図示のように、プルトップタイプカバー58が剥離されると、基部50が曲げられコンタクトレンズ4の取出しが可能となる。取っ手56は、高齢者のような指の力の弱い使用者に容易な開封を提供するのに設けられるが、その取っ手56を把持し易くする為と使い捨てパッケージ178の開封をより容易にする為に、鍵形の先端や他の工夫を使用できる。
他の実施例で、基部50の一部がカバー26と共に後部に折り曲げられる。図106、図107では、細長い半楕円形の使い捨てパッケージ179が、コンタクトレンズ4とアルミニウム製カバーシート26と共に示される。基部50は、内部の細長い半楕円形部分であり、垂直なエッジ255を除いては外周部251に接触していない。使い捨てパッケージ179を開封するのに、外周部251とアルミニウム製カバー26の両方が後方に剥離されるので、その中のコンタクトレンズ4の取り出しは容易となる。
図108、図109の使い捨てパッケージ180のバリエーションでは、基部の内側部分50に尖鋭な端部62が設けられており、カバーシート26の剥離を容易にしている。この実施例に基づく使い捨てパッケージ180は、角に丸みのある長方形とされているが、基部の内側部分50は尖鋭なアーチ形とされている。それ故、外周部251が僅かに下方へ曲げられると、内側部分のアーチの突端62はカバーシート60に入り込み、浮彫りに沿うように、そのシートは規定の道筋にそって後方に引かれる。このような浮彫り45は、容易な開封の為に設けられ、意匠を凝らした切れ目、切取り点線、また半ばまで入った切れ目とされ得る。
図110から図113に示される、ポリプロピレン製スプリングディスク46gを有した使い捨てパッケージ181の実施例では、使い捨てパッケージ181はつまみ64を有している。つまみ64は、ヒンジ127を介してパッケージ本体から折り破断されて使い捨てパッケージ181は開封され得る。つまみ64と本体の間の連接が、つまみを上方向に向けて折ることで断たれると、保護用のカバー26は剥離され、コンタクトレンズ4とポリプロピレン製スプリングディスク46gとが現わされる。保護用カバー26の抑制が取り除かれると、ポリプロピレン製スプリングディスク46gは、平衡状態に、その上のコンタクトレンズ4同様にアーチ形の状態に戻る。次にコンタクトレンズ4は、拇指と人差し指に挟まれ取り出され、装着者の眼に装着され得る。この例では、スプリングディスク46gはポリプロピレン製であるが、スプリングディスク46gは、当業者に知られている他の材料、例えば適したポリオレフィン、シリコーン、ポリアミド、ポリウレタンや他の是認された材料などから作成されうる。
別の実施例では、使い捨てパッケージ182はレトルトタイプのパッケージである。図114を参照すると、本発明の1つの実施例に基づくレトルトタイプ使い捨てパッケージ182の斜視図が示されている。レトルトタイプ使い捨てパッケージ182は、コンタクトレンズ4を保持する層状の可撓性のある包を有している。その包は、1片若しくは2片の、類似の若しくは異なる可撓性の材料で形成され得る。1つの実施例によれば、レトルトタイプ使い捨てパッケージ182は、可撓性のある薄板状の材料1片で形成されており、パッケージに形成される空間内に保持されたレンズを保護するのに充分な丈夫さを持ちながら、曲げたり、折畳まれたり、捩じられたり、丸められたり、押し潰されたりなどで、ただしこれらに限定されないが、及ぼされるさまざまな影響力に耐性をしめす充分な可撓性を有する。パッケージの壁部は、好ましくは均質な材料で構成される、そしてコンタクトレンズの形状に適合されることは必ずしも必要とされず、むしろコンタクトレンズがパッケージの中で浮遊するように成されている。このような“浮遊”は、パッケージの閉ざされた範囲内で流体力により達成される、流体力はコンタクトレンズをパッケージ表面から維持し緩衝物として働く。パッケージ内に空気がほとんど無いか、全く無いので、いかなる内側で起こる動きも最小とされる。
レトルトタイプの使い捨てパッケージ182は、均質な材料それ自体を後ろに折り重ね、その端部を密封することで滅菌状態の封を成すという方法で形成され得る。また、レトルトタイプの使い捨てパッケージ182は、向き合わされた2枚の均質な材料を、その端部を熱処理加工で密封することで形成されても良い。レトルトタイプの使い捨てパッケージ182を、所定の熱処理加工密封された1箇所又はそれ以上の端部沿いに分割することで、中のレンズを取り出すことが出来る。
図114では、レトルトタイプの使い捨てパッケージ182は、第1及び第2のバリア層14、15を有する、バリア層は、1つの層を折り重ねることで、若しくは2つの個別の層を合体させる事で形成されうる。バリア層14、15は端部66、68、70、72の周りを熱処理加工することで密封される。熱処理加工で密封された端部66から72は、レンズ4が収容される内部空間74を画定する境界になる。レンズ4は、所定の最低量の保存液48に浸され、含水状態に保たれる(図115)。レンズを取り出したり現すのに、バリア層15をバリア層14から剥離され得。または、バリア層14をバリア層15から剥離してもよい。バリア層の剥離を始め易くするのに、層の間の結合の係合の一部は軽く密封されている、それは、バリア層の剥離を可能とする角になされるのが好ましい。図115は、図114のレトルトタイプの使い捨てパッケージ182が、レンズを取り出すのに剥離され開かれた状態を示す。
1つの実施例によると、バリア層14、15はレンズパッケージへの制定法上の要件をみたせる材料を有する多重層のラミネートである。例えば、典型的なレトルトタイプの使い捨てパッケージ182の材料は、ポリプロピレンなどのようなポリエチレンテレフタレート(PET)層、アルミニウム層、ポリオレフィン層から成り得る。アルミニウムの薄い層は、固有の柔軟性や酸素透過を抑制する等の特性を有しているので、バリア壁の合成部材として適している。
所定サイズのレトルトタイプの使い捨てパッケージ182は、同じ又は異なった材料のバリア層から形成され得る。1つの実施例に関して、レトルトタイプの使い捨てパッケージ182は、レンズを保持する空間を形成するのに1片の材料を後ろに折畳むことで形成され得る。他の実施例では、向かい合わせに係合された同じ材料2片若しくは異なった材料の2片は、それらの端部を熱処理加工により密封される。1つの実施例によると、バリア材料積層の大略は、10μのPET外層、50μのアルミニウム層、50μのポリプロピレン層とされ得る。
図116を参照すると、レトルトタイプの使い捨てパッケージ182のストリップ41は、破断の容易な接合部分76により互いに接合されている。レトルトタイプの使い捨てパッケージ182は、接合部分76を切り離すことで一度に1枚ずつ取り外される。また、そのストリップは、接合部分76で折畳むこともでき、それは効率のよい収納と梱包に役立つ。従って、従来技術のブリスターパック27でレンズ2枚を収納するのに使われたのと同じ大きさの空間に、6枚から8枚、あるいはそれ以上のレンズが収納できる可能性がある。
図117では、図116のレトルトタイプの使い捨てパッケージ182が連なるストリップが、接合部分76を介してパッケージ182に付着された水和溶液用パック35を有した状態で示されている。水和溶液用パック35は、レンズへの水分補充が必要とされる場合に、レンズを水和する目的で消費者に使用されてもよい。
本発明の使い捨てパッケージ201の他の実施例が図166〜171に示される。この実施例では、パッケージ201は、図67、68に示されるパッケージ169同様、相対的に平らであり、そして2枚のラミネート材料202、204及びスプリングディスク206とから成る。当然ながら、パッケージ201は、またコンタクトレンズ4及び食塩溶液(図示しない)を含み、装飾的な印刷やレンズパラメーターのような他の印刷を上面及び裏面の外面に備えることが出来る。上側シート202と底側シート204の別れた2枚のシートから形成される代わりに、パッケージ201は、1枚のシートを折り返し、示される形状に整えることで形成することが出来る。スプリングディスク206は好ましくは、直径約21mm、外側リング構造を厚さ約0.5mm、中央のリーフバネ部分を厚さ約0.3mmとし、リーフバネ部分は、示されるように約6枚で、それぞれ貫通する多数の小孔を有する。
パッケージ201は、剥がして開封するように考えられており、パッケージの開け始めに要される力が、パッケージを開け続けるのに要される力とほぼ等しくなるような形状とされた簡易開封のピールシールを有して形成される。好ましいパッケージは、長さ約40mm、幅約30mmである。パッケージは、図171が最もよく示すようなラミネート材料203から作られるのが好ましい。パッケージ201に適したラミネートは、日本国、東京の細川洋行株式会社(Hosokawa Yoko CO. LTD.)より市販されているイージーピールフィルムである。ラミネート203の1つの実施例では、層は5層である。内側層205は、好ましくは約35μの厚さのポリプロピレンのような剥離容易な密封材料である。2番目の層207は、好ましくは15μのポリプロピレンフィルムであり、1番目のポリプロピレン層に接着される。3番目の層209は、好ましくは35μのアルミニウム層である。4番目の層211は、好ましくは3μの裏刷された層である。最も外側の層213は、好ましくは12μのPET層である。当然ながら、層は、種種のニーズに合わせて異なる厚さとすることが出来、より多い枚数や少ない枚数とすることも出来る。例えば、共押出し成形のポリウレタンの結合材が、層205と207の間、及び層207と209の間に施され得る。また、35μのアルミニウム層が好ましいが、アルミニウム層は、7μの薄さにも70μの厚さにも出来る。少なくとも15μの厚みで、アルミニウムは、酸素バリアの機能を果たす。他のラミネートは、剥離容易なポリプロピレン35μの第1層、結合材層、12μのPET層、別の結合材層、20μのアルミニウム層、他の結合材層、最後に他のフィルムに貼り合わされる前に印刷を施すことが出来る12μのPET層を有することが出来る。結合材層は、ドライラミネーションとしても良い。剥離容易なポリプロピレン層は、当然ながらパッケージ内側上になる。
パッケージ201内には、2つのシールが形成されている。まず、スプリングディスク206がシール208(図167)で底側シート204に固着されている。このシールは、パッケージが開封された時にディスク206が底側シート204に付着したままであるような強度でつくられている。上側シート202は、ピールシール210で底側シート204に密封されている。ピールシール210は、ディスク206を完全に取り囲みパッケージ201に密封を施している。シール210は、残りのシール210から外側に伸びる尖った部分の形をしている導入部212を有する特殊な形状をしている。尖った部分212は、最初に開かれるパッケージの手前側214に向けられている。図169に示されるように、パッケージ201は2枚のシート202と204とをパッケージの手前側214で分離することで開封される。シートは手前側で互いに密封係合されていないので(つまり、前端部分両方が互いに密封係合されていない)容易に分離される。上側シート202を剥がす際、接触し引き剥がされるシール210の最初の部分が尖った導入部212である。上側シート202が後方に引っ張り続けられてゆくと、シール210は引き剥がされ続けレンズ収納内部に開口が形成される。図169に示されるように、この段階で、ピールシール210は、導入部212の幅全体を分離しているが、シール210の残りの部分は、そのままである。上側シート202は、図170に示される位置に到達するまで引き剥がされ続け、パッケージを完全に開きレンズ4を露呈する。他の実施例と同じように、パッケージ201が開くとスプリングディスク206の中央がポップアップし、レンズを使用者が容易に摘まめる位置に持ち上げる。
図172は、典型的なブリスターパッケージとパッケージ201とを開くのに要する力を、時間関数で示したグラフである。これらのグラフは、パッケージが定速テンションメーターを使って開かれた時に加えられた力を表している。シートを把持する部分が定速で離され、その用いられた力が記録された。線214は、図47に示されるような典型的なブリスターパックのシールが開かれるのに要された力を示す。シールの最初の部分に会うと、その力はピーク216に到達する。その後、パッケージを開き続けるのに要される力は、劇的に減少し、グラフの低領域218に到達する。そして、蓋の付け根が完全に取り除かれた場合、要される力は第2のピーク220に到達する。
ピーク216と220は、典型的ブリスターパックのシールにおいて、シールの形状が輪状(スプリングディスク206を底側シートに密閉するのに使用されるシール208とほぼ同じ形状)であり、リングの全周囲に一定の半径方向の厚みを有することから引き起こされる。蓋材料に可撓性があるので、蓋材料とブリスター基部の間のパッケージ剥離点が、パッケージ上を横断するように移動する線を形成する方法で蓋は後方に引き剥がされる。パッケージを開くのに要される力は、その線が引き剥がし範囲と交じわる部分の長さに比例する。始めに、線はリングの外側に接する。しかしながら、パッケージのシールが開かれ始めると、相交わる線部分の長さは、リングの周方向での長さと半径方向での厚みの関数である最高点にまで急激に増加する。線は、シールを突破した点に移動すると間もなく、次は、シールの同一線上の2つの異なる部分に相交わる。しかしながら、相交わる線部分の長さは、線がシールの中央に近づくと減少するので、開封に要する力は、パッケージが更に開かれるにつれて急速に減少し始める。シールはシールの両側が同時に開封されるので、開封を要するシールの総量は周方向の厚みの丁度2倍である。その後、力は再び増加し始め、シールの分離した線が再びシールの後ろ側に交わる時、ピーク220に到達する。蓋が完全に取り除かれる場合、分離されるシール範囲がだんだん少なくなると、当然ながら力は急速に減少する。
線214の曲線の形状は、使用者が先行技術のブリスターパックを開封しようとする時に直面する本当の問題を示している。彼らは、シールの最初の部分を開けるのに、シールが突破され始めるだけの大きな力を加えなければならず、もし彼らが加えている力を弱めることで迅速に反応しなければ、シールの残り部分は外れて、ブリスターパックは、もし流し台の上にしっかりと押さえ付けていなければひっくり返り、レンズを含水状態にしている溶液や、パッケージに収納されているレンズを投げ出してしまうことになる。使用者にこのことが起こると、彼らは、要する力をより容易に調整出来るように、揺り動かすような方法で蓋を引き外すことで、シールを開封することを身に付ける。
細川洋行のラミネート(Hosokawa laminate)の使用と、パッケージ201のシール導入部212との組合せは、力の曲線222を概して改善する。図172の右側に見られるように、シール210を開封し続けるのに要する力は、ピークの力224の狭い変域に留まる。力のピークは、シールの残りを開くのに必要とされる最小の力の150%を超えないことが好ましい。グラフに描かれるシール開封に要されるピーク圧224が、先行技術のブリスターパックを開封するのに要されるピーク圧216よりかなり少ないことは、留意すべきでる。発明のパッケージにおいて、パッケージのシール範囲の長さがかなり長いので、発明のパッケージのシールを開封するのに要する時間は、先行技術のブリスターパッケージを開封するのに必要な時間より長い。
シールの開封に要する力は、シールの範囲及び形状と、互いに密封係合される材料と、そして、加熱密封加工が用いられる場合、シールの形成に加えられる温度及び圧との関数である。好ましいシールは約6バールの圧力と、約1秒から2.5秒のドエルタイムと、180℃から200℃の間の温度とで形成される。シール範囲208と210の好ましい幅は、どちらも2mmである。
図118は、1つの実施例に基づくカートン84の分解図を示す。カートンは、レトルトタイプの使い捨てパッケージのストリップ41を収容する包82と同じ包を多数収納している。また、その包は複数の個々のレトルトタイプの使い捨てパッケージ182を収容しても良い。この構成では、従来のパッケージに比べ単位当りの空間に多数レンズを収納できることがわかる。梱包密度の程度によるが、以前であればレンズパッケージ2つが収容されていたであろう空間に10枚まで、可能性としては10枚以上のレンズが収容され得る。
記載されるレトルトタイプの使い捨てパッケージ182の形態は、好ましくはそれぞれソフトコンタクトレンズ1枚を有する。適当な挿絵や、制定法上の情報が、現在流布しているパッケージに類似した様式で外部面に施されてもよい。
このレトルトタイプの使い捨てパッケージ182に収容されるレンズの保全性は、それを囲むパッケージ内の保存溶液の緩衝によって保たれる。レンズパッケージが手荒に扱われたり損傷を受けうる取り扱いを受けた場合、保存溶液は安全な緩衝物として作用し得る。現在流布しているブリスターパックは、かたどられた突出部つまり予備形成された堅いボートを使用することでレンズ保護の遮断物としている。しかしながら従来技術のブリスターパックはまつまみリスターパックの開口部を塞ぐのにアルミニウムホイルカバーを有している。その裏のないホイルに特別な保護性はなく、ホイルの側において、受ける荷重に対しより有効に対応する2枚の順応性のあるバリア層を有するレトルトタイプの使い捨てパッケージに比べ保護性は少ない。実際に、ブリスターパックのアルミニウムの外面は、ポリプロピレン製ボートにゆるみなく渡されているためより容易に穴が開けられる可能性がある。レトルトタイプの使い捨てパッケージは、本質的に柔軟であり、穴を開ける原因となる物体に合わせて動くことで穴が開けられる可能性を逸らす。
レトルトパイプの使い捨てパッケージ182では、含水の維持をするのに必要最少量の保存液を備え、従来技術のパッケージと異なりレンズが保存液に浸ることは必要とされない。
レトルトタイプの使い捨てパッケージ182の本発明に基づく1つの実施例では、製造の過程で、レンズを含水状態に維持する保存液やジェルを所定の最少量残して、過剰の含水維持用の流体は排除されうる。レトルトタイプの使い捨てパッケージ182における最善の密封性により内部空間からの蒸発はない。このパッケージバリア層の平坦度は、レンズがいずれかの内側面に付着するのを容易にするという利点となる。層が剥離され内部のレンズが現された時レンズが内側面に付着されるので、開封の際にレンズがこぼれ落ちないことを確実にする。
使い捨てレンズの製造は、レンズの包装に掛かる費用が低減され、密封の有効性とそれに伴う滅菌性が向上することでより費用効率は高まる。本発明の包装において、患者はよりレンズを使い捨て用品とみなすようになるであろう。更に、そのレンズの占める空間は、はるかにいっそう少なくなり、より興味をそそる方法で包装され得る。このタイプの包装の費用構成は消費者にとっても製造業者にとっても魅力的であるので、このタイプの包装は、特に1日使い捨てタイプのレンズに適している。
様々な二次包装の86の形態は、図119から図164に示される使い捨てパッケージで実施されうる。その使い捨てパッケージの長所は、様々な二次包装が選択できることである。更に、複数の使い捨てパッケージの包装に必要な空間は従来のブリスターパックに比べ遥かに少ない。例えば、図119と図120では使い捨てパッケージ187を30枚収容する包装が示されている。カバーシート88、例えば真空形成のPETなどで密封された6つの区画90それぞれに5枚ずつの使い捨てパッケージ187が収容されている。図120に示されるように区画90はカバーシート88によって連接される。86のような包装2個は、30日分のコンタクトレンズ(即ち、総数60枚のレンズ)を供給するよう結合され得る(図121)。この実施例では、30日分の供給は、僅か270×60×12mmの大きさで成される。90日分のレンズの供給(図122)は、僅か270×180×12mmで成され、そして180日分の供給の包装(図123)は、270×240×20mmとされる。30日、90日、180日分のパックの寸法は下記のように変更され得るがそれらに限定されるものではない。30日分を供給する包装は、300×60×12mm、また255×60×13mm、又は250×60×13mm、若しくは245×60×13mm、また240×55×13mmと成り得る。90日分供給のパックは、300×180×12mmまた255×180×13mm、又は250×180×13mm、若しくは245×180×13mm、また240×165×13mmと成り得る。180日分供給のパックは、300×240×20mm、又は255×240×20mm、250×240×20mm若しくは245×240×20mm、また240×220×20mmと成り得る。
別の実施例の図124では、2個の使い捨てコンタクトレンズパッケージ用の二次包装124が図解されている。この実施例では、2個のコンタクトレンズパッケージが、約2インチに約3インチ(約50mmに約90mm)のほぼ名刺サイズの小形な二次包装に収容される。この実施例は特に旅行の際に有用である。
図125A及び図125Bに示される別の実施例は、それぞれに10個の使い捨てパッケージ187を収容する3つの区画90を有する、30個の使い捨てパッケージ187用の二次包装86aである。区画90は1枚のカバーシート88により互いに連結されている。その包装86aは極めて小形でありその寸法は130×60×11mmである。
図126から図133及び図135から図136に示されるように、1つの実施例は、複数の使い捨てパッケージ163を有する手提げ容器且つ旅行用パック91である。その中の使い捨てパッケージは、独立した使い捨てパッケージでもジグザグ形に折畳まれた使い捨てパッケージのストリップでもよい。旅行用パック91は、透明な若しくは不透明な(図131)材料で作られる。旅行用パックは解除ボタン93を押すと蓋89がくるりと返ることで開かれ得る。旅行用パックは内側に鏡94を有してもよく、それにより使用者は旅行中の如何なる場所や如何なる時にもコンタクトレンズを装着することが出来るようになる。更に、例えば旅行用パック91が目の高さになるように、または安全な場所に仕舞うのにフックに掛ける(図130)など、旅行パックを吊るす手段として旅行パック91に取っ手92が備えられている。使い捨てパッケージ163は、図129に示されるように、スライドガイド96が使い捨てパッケージ163の滑り落ちを防止することで旅行パック91内に保持される。旅行パック91aの別の実施例では、使い捨てパッケージ163は図132に示されるように仕切り98内に保持される、仕切りには随意でL(左)・R(右)の印100が表示されてもよい。
別の実施例では図133から図135に示されるように、二次包装は90日分の使い捨てパッケージ163を供給する。図133と図134は90日分容器の正面図、図135と図137は側面図である。90日分容器104は、積み重ねられた使い捨てパッケージ163(独立したものかジグザグ形に折畳まれたストリップのどちらでもよい)と、上述の旅行用パック91(図133)を随意で取付け可能なカバー102とを有している。図133と図135で示されるように、旅行用パック91は90日分容器104のカバー102に滑り嵌めし得る。更に、90日分容器が空になった際、容器104はサングラスケースとして使うこともできる(図136)。旅行用パック91をカバー102に取付けてもよく、そうすると旅行用パック91とサングラスケース104の組合せが供給される。
図137は、取出し可能なインサート108を有する90日分容器104を図解している。カバー102を外した後、インサート108は、備え付けの取っ手109により90日分容器104から引き上げられ得る。図137Aに示されるように、例えば使用者が使い捨てコンタクトレンズパッケージ163を取り外す際などの、使用者が取っ手108を放す時に、滑り止めのゴム製ストッパー110は、インサート108が90日分容器に滑り落ちるのを防止する。図138の実施例では、つまみ112が使い捨てパッケージ163の積重の間に一定の間隔を置いて備えられており、使用者に供給されるレンズが減っていくことを気付かせる。例えば、つまみ112a(図138A)は、90日分容器にコンタクトレンズの残量が僅か30枚であることを知らせ得る。処方上の情報と同様に再注文の為の情報がつまみ112b(図138B)には含まれており、使用者が追加のコンタクトレンズを購入するのを促す。また、つまみ112はコンタクトレンズの残量が僅か10日分であることを知らせ得る。レンズの残量が10日分と30日分という例を用いたが、つまみ112はコンタクトレンズ使用者に有用であればどの間隔で配置されてもよい。
図139に示される別の実施例では、使い捨てパッケージ156用の二次包装容器113は、高さの低い長方形の容器や箱である。二次包装容器113の高さは、その中の使い捨てパッケージ156が薄く嵩張らずに積重される為、さほど高い必要はない。集積された場合にも、容器113は、最小限の空間で複数の使い捨てパッケージ156を確実に収容する。また、二次容器113は、正方形、円形、楕円形やその他の複数の使い捨てパッケージ156の収容に適当な形とされてもよい。
図140から図143に示される他の実施例では、使い捨てパッケージはホルダーシート114に取付けられ、その後、二次包装容器に収容される。複数の使い捨てパッケージ187が1枚のホルダーシート114に取付けられてもよく、同じホルダーシート上の使い捨てパッケージ187は全て単一の処方のレンズを収容する。使い捨てパッケージ187は、図140、図141に示されるように、円形の配置で取付けられてもよい。また、図142、図143のように使い捨てパッケージ187は、平行した列に配置されてもよい。製造、処方、規制や使用法など裏面116に随意で載せられ得る情報に加えて、ホルダーシートの表面115には随意で様々な挿絵が載せられてもよい。
別の実施例では、図144から図148に示されるように、使い捨てパッケージ183はブリスタータイプのパッケージであり、積重され円形の二次包装に円形の配置で収容され得る。ブリスタータイプの使い捨てパッケージ183は適切にモールドされたプラスチック材料から成る。各ブリスタータイプの使い捨てパッケージは高さが薄く、その中のコンタクトレンズは平衡状態のコンタクトレンズ周縁部に対する湾曲外表面の高さより平らな状態で保持される。積重の際、ブリスタータイプの使い捨てパッケージはコンパクトに積重され占める空間は最小限となる。積重された使い捨てパッケージは、使い捨てパッケージの取り出しを容易にする開口した中央部120を有する二次包装容器の基部118に円形に配置され得る。この配置では、使用者にとって中央部開口120に指を掛け円形の二次包装容器118より1つまたは複数の使い捨てパッケージ183を取出すことは容易である。円形の二次包装は、確実に使い捨てパッケージ183をその中に収容するため基部118及び蓋122を有している。
円形の二次包装118は、30日分または90日分のコンタクトレンズを収容し得る。あるいは(図149)、円形の二次包装118は、30日から90日の間分のコンタクトレンズかまたは、90日から180日の間分のコンタクトレンズを収容し得る。
別の実施例では、図150に示されるように、使い捨てパッケージ184は1つ以上の切欠きを有する角にまるみのある非対称な三角形である。この特殊な使い捨てパッケージ184は、図151に示されるように6つ以上が一対とされ円形の配置で円板223に収容され小さなつまみ126により保持され得る。
図152から図154に示される他の実施例では、使い捨てパッケージ185は、ギターピックの形に似た角に丸みのある三角形である。使い捨てパッケージ185は留め具128によって円形の二次包装ホルダーシート124上に保持されている。従って、個々の使い捨てパケージ185は、シート124から滑らせることで容易に取り出され得る。複数の使い捨てパッケージホルダーシート124は、収納ケース123に収容され得る、収納ケースは10個以上の使い捨てパッケージホルダーシート124を保持する。更に好ましくは、収納ケース123は20個、30個またはそれ以上の使い捨てパッケージホルダーシート124を保持できる。複数の使い捨てパッケージホルダーシート124を有する収納ケース123は、シート124の長穴130に組み合う細幅に開口するガイド131を有する。収納ケース123の蓋122もまた長穴133を有している。この長穴の溝133は、収納ケースの中央から周縁部に伸びているが、外周線上にまでは達していない。収納ケース123の蓋122は、基部121に取付けられた収納ケース123を差渡した蝶着部分132を有している。この蝶着部分は外周から中央に向けて持ち上げられる。また、スタンド136(図154)を備え、使い捨てパッケージホルダーシート124を有する収容ケース123が複数収容され得る。図示のように、スタンド136は、中央の延長部134を有する基部で、その延長部分は使い捨てパッケージホルダーシート124の長穴130と収納ケース123の開口ガイド131に差し入れられるようになっている。使い捨てパッケージホルダーシート124を有する1つ以上の収容ケース123がスタンド136に置かれた場合に、収容ケース123はガイド131の長さ沿いに水平にスライドされ得る。従って、図示のように、他の同種な収納ケース123の下に位置する収納ケース123は、スタンド136から取り外されなくとも引き出され得る。収納ケース123の収容物を取り出すことは、蓋122の蝶着部分132を開くことで容易に成され、その後収納ケース123はもとの状態に戻され得る。右目用と左目用両方のコンタクトレンズが同じスタンド136に収容されてもよい。例えば、左目用のコンタクトレンズを下側の収容ケースに収納し、右目用のコンタクトレンズを上側の収容ケースに収納できる。また、右目用と左目用のコンタクトレンズが交互になるように収納ケースを積んでもよい。1つの実施例では、現在使用中の収容ケースをスタンド136に積まれて収納される収容ケースの一番上にすることが好ましい。それは、各ホルダーシート124が空になったとき、そのシート124を収納ケース123から取り除き、複数の使い捨てパッケージ185を有する次のホルダーシート124を利用するのに、収容ケース123がスタンド136から取り外されなければならないからである。別の実施例では、ホルダーシート124の長穴130はシート124の外周線上まで伸びていてもよく、それによってスタンド136から収納ケース123を取り外す必要なく収納ケース123からシート124を取り出すことができる。
図155に示される他の実施例では、円形の使い捨てパッケージ186はアイマスク様の形状をした二次包装145に保持される。複数の使い捨てパッケージは包装145のそれぞれの区画141、143に保持され得る。この実施例の使い捨てパッケージ186は、半円形の窪み140を有する。この窪み140は使用者が使い捨てパッケージ186を掴む場所とされ、使い捨てパッケージは二次包装145から取り外される。アイマスクの形状の包装145は、透明もしくは不透明とされ得、左・右の印を表示してもよい。
図156、図157は、その上に2つ使い捨てパッケージ185を有する別の実施例のカード142示している。使い捨てパッケージ185は留め具128により使い捨てパッケージ収容カード142上に固定される。この実例では、カード142は角に丸みをもった三角形の使い捨てパッケージ185が2つを保持する。しかしながら、使い捨てパッケージ185の形状及びその数量は変更することが出来る。この例の使い捨てパッケージは使い捨てパッケージ収容カードに留め具を介して取り付けられているが、また例えば接着剤や使い捨てパッケージの角を差し込む差込用の溝のような他の形態によって取り付けられてもよい。
好都合なことに、2つの使い捨てパッケージ185を留めつけられたカード142は、1枚の左目用使い捨てレンズと1枚の右目用使い捨てレンズを保持し得る。従って、カード142がほぼ名刺の大きさであるため、1日分のレンズを小さなバッグや札入れやポケットに入れて容易にかさばらずに持ち運ぶ事が出来る。随意で、2つの使い捨てパッケージを収容したカード142複数は、使用者への配達用の容器に収められてもよい。その容器は、10日分、20日分、30日分、90日分、180日分のレンズを収容し得る。
図158、図159は、使い捨てパッケージ187に実施可能な、図146の二次包装のバリエーションを図解している。使い捨てパッケージ187の変化形は最小限の空間を要する形態に嵩張らずに収容される。図158では、6つの使い捨てパッケージ187が、円形のホルダーシート248に取り付けられている。図159では、6つの使い捨てパッケージ187が長方形のホルダーシート249に取り付けられている。ホルダーシート248と249はどちらも、図146の開口120のような中央開口部を有しており、使用者が1つのパッケージ187をホルダーシートから取り外せるようにしている。
図160を参照すると、二次包装容器250は複数の円形の使い捨てパッケージ188を備える。円形の使い捨てパッケージには、外周が内方向に縮められた部分があり開口146が形成されており、留め具147にはめ込ませるようにでき使い捨てパッケージを定位置に保持できる。図161の収納スタンド144は、基部とその基部にほぼ直角とされる壁状部を有している。複数の円形の使い捨てパッケージは、図160の二次包装容器250から移動されて、90日分のコンタクトレンズの収納用にスタンド144に留めつけられたり嵌め込まれたり出来る。使い捨てパッケージ188は必要に応じてスタンド144から取り外され得る。図示のようにこの実施例では、スタンド144は使い捨てパッケージ188の積重ね2つを有する。そのために、1つの積重ねには左目用に処方されたコンタクトレンズを収納した使い捨てパッケージ188を、もう1つの積重ねには右目用のコンタクトレンズを収納した使い捨てパッケージを収容することが出来る。スタンドは、再利用しても使い捨てとしてもよく、90日分より少ない又は多いレンズを収容し得る。
図162は、配送用容器である。複数の使い捨てパッケージ190は、実際には上述したパッケージの実施例のどれでもが、出荷のために包148に収容され得る。包148は、クッションとなる窒素ガスで満たされ密封されたアルミニウムコーティングの袋であることが好ましい。パッケージ190はシートに付着されても、またはパッケージそのものがパッケージより大きな二次包装シート124上のミシン目を入れられた一部分とされてもよい。
図163、図164には、使い捨てパッケージのディスペンサーが図示される。ディスペンサー150は両端が開き、使い捨てパッケージ189が取り出される。例えば、一方の端からは、左目用のコンタクトレンズを収納する使い捨てパッケージ189が取り出され、反対の端からは、右目用のコンタクトレンズを収納する使い捨てパッケージ189が取り出される。ディスペンサー150は、筒状とされ、その中の使い捨てパッケージ189が、蓋152が開かれた際、取り出し部154に押し出されディスペンサー150から滑り出ることにより取り出しが容易となるような角度をもって積重されている。蓋152には、左及び右の印や処方情報などが表示されてもよい。このディスペンサー150は、補充しての利用も使い捨ても可能である。
複数の使い捨てコンタクトレンズパッケージ258を収容する収納容器252が図165に示される。収納容器252は、蓋254と収納部256とを有する。使い捨てコンタクトレンズパッケージ258は、積み重ねられたスプーンの如く、相互に合わされるように収納部256内に積み重ねられる。すなわち、互いの上に載って重ねられる時、第1の使い捨てコンタクトレンズパッケージ258の凸面260が、第2の使い捨てコンタクトレンズパッケージ264の凹面262に載る。
ここに遍く述べられた本発明は、当業技術者によってその意図や範囲から逸脱することなしに、様々な変更や改良が成され得る。例えば、ここに考察された材料は高圧滅菌に耐えうるものであるが、他の滅菌方法が利用される場合には、その他の材料が使用されることがある。
代表的な従来技術の使い捨てブリスターコンタクトレンズパッケージの平面図である。 中のコンタクトレンズを取り出せるように蓋を剥いだ図1のパッケージの側面図である。 部分的に開けられた図2のパッケージの斜視図である。 2つの同一な従来技術のコンタクトレンズパッケージを積み重ねた状態を示す側面図である。 図4のように複数のブリスターパックを積み重ね、カートンに収容した斜視図である。 本発明の第1の実施例に基づく使い捨てパッケージの斜視図であり、開けられ、底部シートに形成されるエンボス加工された凸状湾曲部が示されている。 本発明の第2の実施例に基づく図6の実施例に類似した使い捨てパッケージの斜視図であるが、エンボス加工された凹状湾曲部は上部シートに形成される。 図6の使い捨てパッケージの横断面図である。 図7の使い捨てパッケージの横断面図である。 図6〜図9の使い捨てパッケージで使用可能なエンボス加工の一例の抽象的図柄である。 図6〜図9の使い捨てパッケージで使用可能なエンボス加工の一例の格子柄である。 図6〜図9の使い捨てパッケージで使用可能なエンボス加工の一例でロゴを柄としたものである。 2つの異なった透明な素材から成る使い捨てパッケージの斜視図であり、コンタクトレンズを収容する凹部を有するパッケージの開け方を示している。 2つの類似した不透明な素材から成る使い捨てパッケージの斜視図であり、コンタクトレンズを収容する凹部を有するパッケージの開け方を示している。 本発明の別の実施例に基づく使い捨てパッケージが部分的に開けられ、サポート部材を有することを示す斜視図である。 図15の使い捨てパッケージの分解側面図である。 図15の使い捨てパッケージの分解斜視図である。 網目状部分を有する図15の別の実施例の分解斜視図である。 涙形の形状とされた図15の使い捨てパッケージの平面図である。 8の字形の形状とされた図15の使い捨てパッケージの平面図である。 非対称な涙形の形状とされた図15の使い捨てパッケージの平面図である。 本発明の別の実施例に基づく使い捨てパッケージの平面図であり、ホイルのカバーを有するコンタクトレンズ用の第1空間と、キャップの付いた水和媒体用の第2空間を示す。 コンタクトレンズを封入するカバーの無い、図22の使い捨てパッケージの平面図である。 ホイルのカバーを有するコンタクトレンズ用の第1空間と、キャップの付いた水和媒体用の第2空間とを有する涙形使い捨てパッケージの平面図である。 コンタクトレンズを封入するカバーの無い、図24の使い捨てパッケージの平面図である。 カバーが剥がされていない状態の、図22の使い捨てパッケージの側面図である。 カバーが部分的に剥がされた状態の、図22の使い捨てパッケージの側面図である。 カバーが剥がされているところを示す、図22の使い捨てパッケージの斜視図である。 本発明の別の実施例に基づくカバーのあるコンタクトレンズ用の第1空間と、溝のある水和媒体用の第2空間とを有する使い捨てパッケージの平面図である。溝は、使い捨てパッケージから水和媒体用の第2空間が分断されると、水和媒体を排出する用途を持つ。 カバーが剥がされた状態の、図29の使い捨てパッケージの平面図である。 カバーが部分的に剥がされているところを示す、図29の使い捨てパッケージの斜視図である。 図29の使い捨てパッケージの側面図である。 カバーが部分的に剥がされた状態の、図29の使い捨てパッケージの側面図である。 図30の使い捨てパッケージの斜視図であり、第1空間と第2空間が切り離され、水和媒体が排出されているところを示している。 本発明の別の実施例に基づく使い捨てパッケージの平面図であり、コンタクトレンズ用の第1空間及び水和媒体用の第2空間を覆うホイルのカバーを有している。 コンタクトレンズを封入するカバーの無い、図35の使い捨てパッケージの平面図である。 カバーが第1空間から剥がされた状態の、図35の使い捨てパッケージの側面図である。 カバーが第1空間及び第2空間から剥がされた状態の、図35の使い捨てパッケージの側面図である。 カバーが第2空間から剥がされ始めた状態の、図35の使い捨てパッケージの側面図である。 図35の使い捨てパッケージの斜視図であり、カバーが第1空間と第2空間のいずれかから剥がされている状態を示す。 第1空間と第2空間を有する2つの使い捨てパッケージが、破断の容易な接合部分で連結されている状態の平面図である。 カバーの無い状態の、図41の使い捨てパッケージの平面図である。 図42の使い捨てパッケージの斜視図であり、コンタクトレンズを収容した第1空間からカバーが剥がされている状態を示す。 コンタクトレンズを収容し、カバーが剥がされていない状態の、図42の使い捨てパッケージの側面図である。 コンタクトレンズが平衡状態にあり、カバーが剥がされた状態の、図42使い捨てパッケージの側面図である。 従来技術のブリスターパックの側面図であり、その中のコンタクトレンズが折り曲がっている状態を示す。 従来技術のブリスターパックの側面図であり、その中のコンタクトレンズが側面に付着した状態を示す。 従来技術のブリスターパックの側面図であり、その中のコンタクトレンズが逆さまになった状態を示す。 小袋タイプの使い捨てパッケージの分解斜視図である。 図49Aの使い捨てパッケージの横断面図である。 ポリプロピレンとホイル製の使い捨てパッケージの分解斜視図である。 図50Aの使い捨てパッケージの横断面図である。 ポリプロピレン製の使い捨てパッケージの分解斜視図である。 図51Aの使い捨てパッケージの横断面図である。 本発明の別の実施例に基づく使い捨てパッケージの側面図であり、パッケージのコンタクトレンズ収納空間の深さを示す。 コンタクトレンズを載せる島状の***を有する使い捨てパッケージの平面図である。 図53の使い捨てパッケージの54−54線断面図であり、コンタクトレンズが島状の***に載っている状態を示す。 図53の使い捨てパッケージの55−55線断面図であり、コンタクトレンズが島状の***に載っている状態を示す。 つまみ部分に切り抜きがされた、涙形のポリプロピレン製サポート部材の平面図である。 サポート部材が不透明な図56の使い捨てパッケージの横断面図である。 図57に類似の横断面図であるが、カバーが剥離している。 図56のサポート部材を有する使い捨てパッケージの平面図である。 図56のサポート部材を有する使い捨てパッケージ裏面の平面図である。 使い捨てパッケージに使用されるポリプロピレン製スプリングディスクの1つの実施例における平面図である。 使い捨てパッケージに使用されるポリプロピレン製スプリングディスクの第2の実施例における平面図である。 第3の実施例のポリプロピレン製スプリングディスクを有し、コンタクトレンズを収容した使い捨てパッケージの内側を示す平面図である。 図63に示されたパッケージに類似の別の使い捨てパッケージの断面図であり、平らな状態とされたポリプロピレン製のスプリングディスクとコンタクトレンズとを示す。 易開封の為にホイルの両側に刻設がなされた図63の使い捨てパッケージの正面の平面図である。 図63の使い捨てパッケージの裏面の平面図である。 図63の使い捨てパッケージの断面図であり、パッケージの中でコンタクトレンズとポリプロピレン製スプリングディスクとが平らな形状とされている状態を示す。 カバーが剥がされ始め、スプリングディスクとコンタクトレンズとが平衡状態にある、図63の使い捨てパッケージの断面図である。 第4の実施例のスプリングディスクを有する使い捨てパッケージの構造を示す分解斜視図である。 第5実施例のスプリングディスクの平面図である。 図70Aの実施例の側面図であり、スプリングディスクとコンタクトレンズが平らな状態にある様を示す。 図70Aの実施例の側面図であり、スプリングディスクとコンタクトレンズが平衡状態にある様を示す。 第6実施例のスプリングディスクの平面図である。 第7実施例のスプリングディスクの平面図である。 第8実施例のスプリングディスクの平面図である。 第9実施例のスプリングディスクの平面図である。 第10実施例のスプリングディスクの平面図である。 第11実施例のスプリングディスクの平面図である。 第12実施例のスプリングディスクの平面図である。 第13実施例のスプリングディスクの平面図である。 第14実施例のスプリングディスクの平面図である。 第15実施例のスプリングディスクの平面図である。 第16実施例のスプリングディスクの平面図である。 第17実施例のスプリングディスクの平面図である。 第18実施例のスプリングディスクの平面図である。 第19実施例のスプリングディスクの平面図である。 第20実施例のスプリングディスクの平面図である。 図70Aの使い捨てパッケージの斜視図であり、スプリングディスクにコンタクトレンズが載っている状態を示す。 密封された使い捨てパッケージの別の実施例で、平らな状態のコンタクトレンズとスプリングディスクの断面図である。 コンタクトレンズとスプリングディスクとが平衡状態にある、カバーを取り外した図87の使い捨てパッケージの断面図である。 コンタクトレンズとスプリングディスクを有した使い捨てパッケージの斜視図であり、コンタクトレンズが人差し指先端に載るように人差し指でスプリングディスクを押し分け、そして、コンタクトレンズを目に装着しうるよう人差し指が開いている使い捨てパッケージを貫通している状態を説明する。 破断用切込を有した楕円形の使い捨てパッケージの平面図である。 スプリングディスクとその中のコンタクトレンズとを示す為、カバーが取り外された図90の使い捨てパッケージの平面図である。 破断用切込を有し、二辺に丸みのついた長方形の使い捨てパッケージの平面図である。 ヒンジ式剥離タイプのカバーを有した楕円形の使い捨てパッケージの平面図である。 ヒンジ式カバーが開かれた状態を示す、図93の使い捨てパッケージの斜視図である。 非対称涙形で、その幅の狭い側の端部に破断用切り欠きを有した使い捨てパッケージの平面図である。 図94の使い捨てパッケージが2つ一緒に収納されている状態をしめす平面図である。 破断用切り欠きを有する角形小袋タイプの使い捨てパッケージの平面図である。 切取り端部と、それを目に付き易くする切り離しタブとを有した、角部に丸みのある角形小袋タイプの使い捨てパッケージの平面図である。 半月形切取り端部を有する、半分を楕円形、半分を角部に丸みのある角形とした小袋タイプの使い捨てパッケージの実施例の平面図である。 指形切取り端部を有し、角部に丸みのある角形をした小袋タイプの使い捨てパッケージの平面図である。 2つの図99の小袋タイプの使い捨てパッケージの平面図であり、互いの指形切取り端部が組み合わさっている状態を示す。 中のコンタクトレンズを見せるためカバーが剥離された、二重曲線形の使い捨てパッケージの斜視図である。 複数調和して積み重ねられた図101の使い捨てパッケージの斜視図である。 成形使い捨てパッケージの斜視図であり、プルトップが剥離され開かれ、中の空間及びコンタクトレンズとが見れる状態を示す。 プルトップタイプの使い捨てパッケージの1つの実施例の斜視図であり、つまみ部の詳細を示す。 図104の使い捨てパッケージの斜視図であり、中のコンタクトレンズを見せる為、頂部が引き剥がされ基部が曲げられている状態を示す。 カバーと基部とが持ち上げられた状態の使い捨てパッケージの分解斜視図である。 カバーと基部とが持ち上げられた状態の図106の使い捨てパッケージの斜視図である。 頂部カバーを開く為の尖りを有する1つの実施例に基づく使い捨てパッケージの斜視図である。 頂部カバーが開かれた状態の、図108の使い捨てパッケージの斜視図である。 ポリプロピレン製スプリングディスクと開封用端部タブとを有した使い捨てパッケージの断面図である。 図110の使い捨てパッケージの断面斜視図であり、開封用端部タブが折られている状態を示す。 図111の実施例に基づくポリプロピレン製スプリングディスクとその上に載ったコンタクトレンズとの斜視図である。 図110の使い捨てパッケージの断面図であり、開封用端部タブが折られホイルカバーが剥離されて、ポリプロピレン製ディスクとコンタクトレンズとが平衡状態に戻った様子を示す。 本発明の1つの実施例に基づくレトルトタイプ使い捨てパッケージの斜視図である。 シートが剥がされコンタクトレンズが見える状態の図114のレトルトタイプ使い捨てパッケージの斜視図である。 レトルトタイプ使い捨てパッケージが連ねられたストリップの平面図である。 水和媒体収容容器を有する図116のレトルトタイプ使い捨てパッケージが連ねられたストリップの平面図である。 複数のレトルトタイプ使い捨てパッケージを収容し、レトルトタイプの使い捨てパッケージのストリップを収容した包みを多数収納した二次包装に包装された包みの分解斜視図である。 別れた6つの区画にそれぞれ5枚ずつ積重された使い捨てパッケージ収納した二次包装の平面図である。 図119の二次包装の断面図である。 図119の二次包装が2箱、それぞれの頂部で積重された状態を示す斜視図であり、両眼に対し30日分の1日使い捨てタイプのコンタクトレンズが収容されていることを示す。 図119の二次包装6箱の斜視図であり、両眼に対し90日分の1日使い捨てタイプのコンタクトレンズが収容されていることを示す。 図119の二次包装12箱の斜視図であり、両眼に対し180日分の1日使い捨てタイプのコンタクトレンズが収容されていることを示す。 2つの使い捨てパッケージを有する旅行用パックの平面図である。 別の実施例に基づく、それぞれに10枚ずつ積重された使い捨てパッケージを収容した3つの区画を有する二次包装の平面図である。 図125Aの二次包装の断面図である。 複数の使い捨てパッケージ仕様の透明な旅行用容器の平面図である。 図126の旅行用容器の前面立面図である。 図126の旅行用容器の側面立面図である。 図126の旅行用容器の平面図であり、複数の使い捨てパッケージとそれらパッケージの滑り落ち防止用のスライドガイドと鏡とを有する内部の様子を示している。 図129の開かれた状態の旅行用容器の側面立面図であり、フックに旅行用容器を吊るす方法を示している。 不透明な素材から成る点を除いて、図126に類似の旅行用容器の平面図である。 別の実施例に基づく図129の旅行用容器の平面図であり、左側に“L”右側に“R”としるされた使い捨てパッケージの滑り落ち防止用の固着ガイドを有している。 両眼に対し90日分となるコンタクトレンズ用使い捨てパッケージを収納可能な容器と、そのパッケージに取り付けられた旅行用容器との正面図である。 旅行用容器が取り付けられていない図133の90日分容器の正面図である。 図133の90日分容器の側面の側面立体図であり、旅行用容器が90日分容器のカバーに滑り嵌められうる事を示している。 図133の旅行用容器を取り付けられた90日分容器の側面立体図であり、全ての使い捨てパッケージが取り除かれた場合に、90日分容器がサングラスケースとして使用可能であることを示している。 図134の90日分容器の側面立体図であり、90日分容器のカバーを外すと、差し入れられている使い捨てパッケージを取っ手の使用で引き上げ、引き出しうる事を示している。 差し入れられている使い捨てパッケージが90日分容器の中に滑り落ちることを防止するためのゴム製ストッパーの分解斜視図である。 90日分容器の背面の側面立面図であり、つまみと引き上げ出されている使い捨てパッケージの連ねられたストリップを示している。 90日分容器で、コンタクトレンズの残数が僅か30枚となった事と、処方と再注文の為の情報とが示されたつまみの平面図である。 90日分容器で、コンタクトレンズの残数が僅か10枚となった事と、処方と再注文の為の情報とが示されたつまみの平面図である。 複数の使い捨てパッケージを収容した二次包装の斜視図である。 複数の使い捨てパッケージが環状に配置されるホルダーシート正面の平面図である。 図140のシート状ホルダー背面の平面図である。 複数の使い捨てパッケージが平行した2列に配置されるホルダーシート正面の平面図である。 図142のホルダーシート背面の平面図である。 本発明の別の実施例に基づく、ブリスタータイプ使い捨てパッケージの平面図である。 積重した図144のブリスタータイプ使い捨てパッケージの側面立面図である。 図144のブリスタータイプ使い捨てパッケージを複数、環状に配置する二次包装の平面図である。 蓋付の図146の二次包装の分解斜視図である。 30日分のコンタクトレンズを収容した図147の二次包装の断面図である。 90日分のコンタクトレンズを収容した図147の類似の別の実施例に基づく二次包装の断面図である。 本発明の別の実施例に基づく、角に丸みのある非対称な三角形をした使い捨てパッケージの平面図である。 環状に配置された図150の使い捨てパッケージ6個の組合せの平面図である。 ドーナツ形の使い捨てパッケージホルダーシートの平面図である。 円筒形の収納ケースに配置された複数のホルダーシートの分解斜視図である。 図153の収納ケースを複数収容するスタンドの斜視図である。 別の実施例に基づく二次包装の斜視図であり、アイマスクの形状と、本発明の使い捨てパッケージを複数収容した状態とを示す。 携帯至便な、シートに留めつけられた2つの使い捨てパッケージの平面図である。 角に丸みのある三角形をした、本発明に基づく別の使い捨てパッケージの平面図である。 本発明の別の実施例の平面図であり、30日分の楕円形使い捨てパッケージが二次包装に環状に配置され収容された状態を示す。 本発明の別の実施例の平面図であり、30日分の楕円形使い捨てパッケージが長方形の二次包装に平行の2列に配置され収容された状態を示す。 複数の使い捨てパッケージを配送する為の二次包装ボックスの斜視図である。 円形の使い捨てパッケージを90日分収容するスタンドの斜視図である。 本発明の1つの実施例に基づく配送用容器の斜視図であり、複数の使い捨てパッケージを収容したアルミニウム塗被の包みから成る。 本発明の1つの実施例に基づく、使い捨てパッケージのディスペンサーの斜視図である。 図163の使い捨てパッケージディスペンサーの斜視図であり、一端が開かれ、使い捨てパッケージが取り出された状態を示す。 本発明の1つの実施例に係る、収納容器と、その中に積重ねられた複数の使い捨てコンタクトレンズパッケージとの側面立面図である。 角に丸みをもった長方形とされた本発明の別の使い捨てパッケージの平面図である。 パッケージ内の密封範囲を示している図166の使い捨てパッケージの平面図である。 配置されているスプリングディスクを示す図166の使い捨てパッケージの平面図であり、パッケージの上側のシートが取除かれている。 パッケージが開かれ始めたところを示す図166の使い捨てパッケージの斜視図である。 パッケージが全開されたところを示す図166の使い捨てパッケージの斜視図である。 図166の使い捨てパッケージを形成するのに使用されるラミネートの図170の171−171線断面図である。 従来技術のブリスターパックと、図166に示されるような典型的使い捨てパッケージとを開封する力の標準的なトレースを示すグラフである。
1 ブリスターコンタクトレンズパッケージ
2 ブリスターパック部
3 薄膜
4 コンタクトレンズ
5 凹部
6 フランジ
7 保存液
10 コンタクトレンズパッケージ
11 コンタクトレンズパッケージ
12 ブリスターパック
13 カートン
14 シート材料
14a 上側シート
15 シート材料
16 エンボス加工
16a エンボス加工面
18 使い捨てパッケージ
19a 湾曲部
20 サポート部材
20a サポート部材
21 取っ手
22 網目状材料
24 切り抜き
26 カバー
27 ブリスターパック
30 キャップ
31 連接部
32 第2空間
34 第1空間
35 保存液用パック
40 破断用切り欠き
41 ストリップ
42 突出部
43 凹部
44 浮彫り
45 浮彫り
46 スプリングディスク
46a−t スプリングディスク
47 カバー材料
48 保存液
50 基部
51 突出部
52 ヒンジ部
53 切り取り端部
53´ 基部
55 中部分
56 取っ手
58 プルトップタイプカバー
60 カバーシート
62 端部
64 タブ
66 端部
68 端部
70 端部
72 端部
74 内部空間
76 連接部
78 使い捨てパッケージ
80 使い捨てパッケージ
82 包
84 カートン
86 二次包装
86a 二次包装
88 カバーシート
89 蓋
90 区画
91 旅行用パック
91a 旅行用パック
92 取っ手
93 解除ボタン
94 鏡
96 スライドガイド
98 仕切り
100 印
102 カバー
104 容器
108 インサート
109 取っ手
110 ゴム製ストッパー
112a−q タブ
113 二次包装
114 ホルダーシート
115 表面
116 裏面
118 使い捨てパッケージ
120 中央部開口
122 蓋
123 収納ケース
124 二次包装
126 タブ
127 ヒンジ
128 留め具
130 長穴
131 開口ガイド
132 蝶着部分
133 長穴の溝
136 スタンド
140 窪み
141 区画
142 カード
143 区画
144 スタンド
145 包装
146 開口
147 留め具
148 包
150 分配用容器
152 蓋
154 取り出し部
156 使い捨てパッケージ
160 使い捨てパッケージ
161 使い捨てパッケージ
162 使い捨てパッケージ
163 使い捨てパッケージ
164 使い捨てパッケージ
165 小袋タイプ使い捨てパッケージ
168 コンタクトレンズ
169 使い捨てパッケージ
170 使い捨てパッケージ
171 使い捨てパッケージ
173 使い捨てパッケージ
175 使い捨てパッケージ
176 使い捨てパッケージ
177 使い捨てパッケージ
178 使い捨てパッケージ
180 使い捨てパッケージ
181 使い捨てパッケージ
182 使い捨てパッケージ
183 使い捨てパッケージ
184 使い捨てパッケージ
185 使い捨てパッケージ
186 使い捨てパッケージ
187 使い捨てパッケージ
188 使い捨てパッケージ
189 使い捨てパッケージ
192 使い捨てパッケージ
193 使い捨てパッケージ
201 使い捨てパッケージ
202 上側シート
203 ラミネート材料
204 底側シート
205 内側層
206 スプリングディスク
207 第2の層
208 シール
209 第3の層
210 ピールシール
211 第4の層
212 導入部
213 最も外側の層
214 手前側
216 ピーク
218 低領域
220 第2のピーク
222 力の曲線
223 円板
224 力のピーク
248 ホルダーシート
249 ホルダーシート
250 二次包装容器
251 外周部
252 収納容器
254 蓋
255 垂直エッジ
256 収納部
258 使い捨てコンタクトレンズパッケージ
260 凸面
262 凹面
264 使い捨てコンタクトレンズパッケージ

Claims (11)

  1. 密封された第1空間及び第2空間を画定する少なくとも1つの密封部材と、
    第1空間に収納された未使用のコンタクトレンズと、
    第2空間に収納された第1水和媒体と、
    を備え
    第1空間は第2空間から密封されており、第2空間はコンタクトレンズを収納していないことを特徴とするコンタクトレンズのパッケージ。
  2. 第1空間第2空間とは、前記少なくとも1つの密封部材に形成された連接部によって分離可能に接続されている請求項1に記載のコンタクトレンズのパッケージ。
  3. 第2空間は、コンタクトレンズを第1空間から取り出す前、後、又は、取り出すときに開封可能とされている請求項1に記載のコンタクトレンズのパッケージ。
  4. 第1空間及び第2空間の間に前記少なくとも1つの密封部材に形成された可撓性を有する連接部を有する請求項1に記載のコンタクトレンズのパッケージ。
  5. 前記可撓性の連接部が、前記第1空間及び第2空間のそれぞれの密封を維持しながら、相互に分離可能に接続している請求項に記載のコンタクトレンズのパッケージ。
  6. 前記少なくとも1つの密封部材が、相互に密封連結されて前記第1及び第2空間を形成する複数の可撓性密封部材とされている請求項1に記載のコンタクトレンズのパッケージ。
  7. 当該コンタクトレンズのパッケージが、該パッケージに連接された第2パッケージユニットのパッケージを有し、該第2のパッケージが、
    3空間及び第4空間を画定する少なくとも1つの密封部材と、
    第3空間に収納された未使用のコンタクトレンズと、
    第4空間に収納された第2水和媒体と、
    を有し、
    第3空間第4空間から密封されている請求項1に記載のコンタクトレンズのパッケージ。
  8. 当該パッケージと第2パッケージとは、破断容易な連接部によって分離可能に接続されている請求項1に記載のコンタクトレンズのパッケージ。
  9. 第1水和媒体は、再湿潤液、洗浄液、保存液の1つを有する請求項1に記載のコンタクトレンズのパッケージ。
  10. 前記水和媒体が食塩水を含む請求項1に記載のコンタクトレンズのパッケージ。
  11. 第1水和媒体は液体とされている請求項1に記載のコンタクトレンズのパッケージ。
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