JP4718708B2 - ウォルシュコードの割当方法および割当装置 - Google Patents

ウォルシュコードの割当方法および割当装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、Walsh(ウォルシュ)コードの割当方法および割当装置に関し、特に、次数の異なるウォルシュコードを通信チャネルの拡散符号として混在して用いる通信システムに用いて好適な、ウォルシュコードの割当方法および割当装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
現在、CDMA(Code Division Multiple Access)術を用いた通信システムとして、「IS-95」と呼ばれる第2世代のシステムがある。なお、この「IS-95」システムとは、日本国内において「cdmaOne」として採用されているシステムのITU-R(International Telecommunication Union - Radio communication sector)における正式名称である。この「IS-95」システムでは、変調方式として、Walsh(ウォルシュ)系列直交変調が用いられる。即ち、「IS-95」では、拡散符号として通信チャネル毎に与えられる(割り当てられる)Walshコードが相互に直交性を保つ(相関をもたない)ことにより、各チャネルの識別を可能にしている。なお、ここでいう「通信チャネル」には、制御チャネル(パイロットチャネルや同期捕捉用の同期チャネル,報知情報送信用のページングチャネルなどを含むものとする)と、それ以外のトラフィックチャネルとが含まれるものとする。
【0003】
ここで、「IS-95」システムでは、チャネルに割り当てられるWalshコードの次数(ビット数;以下、Walsh次数ともいう)は“64”の固定であり、次数の異なるWalshコードは混在しない。このため、「IS-95」システムでは、Walshコードの割当方法に依存して割り当てが不可能に陥るような現象は発生せず、その割り当ては任意に行なわれている。
【0004】
これに対し、「IS-95」の次期(第3世代)システムとして、近々、正式運用される予定である「IS-2000」(日本国内では「cdma2000」と呼ばれる)システムでは、「IS-95」システムよりも非常に高いデータレートをサポートすることになっており、トラフィックチャネルのデータレート毎にWalsh次数(最大次数は“spreading rate 1”では“128”、“spreading rate 3”では“384”になる予定である)が定められている。例えば、データレートの高いトラフィックチャネルほど次数の小さいWalshコードが割り当てられることになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
このように複数のデータレートの混在を許容する「IS-2000」システムでは、異なるWalsh次数のコードが混在する。このため、Walsh次数の異なるコードを多重した場合、Walsh関数の規則性により直交分離不可能なコードが現れる。
ここで、Walsh関数の規則性により異なるWalsh次数間で直交分離不可能となるイメージを図18に示す。なお、この図18において、Wx_yはWalshコード番号=x,Walsh次数=yのコードを表し、最大次数は“16”、最小次数は“2”の場合である。そして、この図18中に斜線部で示すように、例えば、コード「W2_4」を割り当てることにより、そのコード「W2_4」から派生している2つのコード「W2_8」,「W6_8」、さらに、これらから派生している4つのコード「W2_16」,「W10_16」,「W6_16」,「W14_16」が全て互いに相関をもつことになるので直交分離不可能となる。つまり、コード「W2_4」を割り当てるためには、そのコード「W2 _4」から派生する全てのコードが未使用でなければならない。
【0006】
このため、「IS-2000」システムでは、Walshコードの割り当てを従来の「IS-95」システムの場合と同様に任意に行なってしまうと、データレートの低いチャネル用の次数の大きいWalshコードには十分な数だけ空きコードが残っているにも関わらず、データレートの高いチャネル用の次数の小さいWalshコードには直交分離可能な空きコードが無くなり、それ以上の割り当てが不可能な状態に陥りやすい。
【0007】
例えば図19に示すように、「W0_16」,「W1_16」,「W2_16」,「W3_16」の4コードが既に割り当てられているとすると、次数“16”のコードであれば新たに12コード分、次数“8”のコードであれば新たに4コード分の割り当てがそれぞれ可能であるが、次数“4”及び次数“2”のコードは1コードも割り当てることができなくなる。
【0008】
本発明は、このような課題に鑑み創案されたもので、異なる次数のWalshコードを混在して使用する通信システムにおいて、Walshコードの割当順序を制御することで、どの次数のWalshコードについてもその割当を効率良く行なえるようにした、ウォルシュコードの割当方法および割当装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明のウォルシュコードの割当方法は、複数の通信チャネルの拡散コードとして異なる次数のウォルシュ(Walsh)コードを混在して使用するに当たって、ウォルシュコードの割当順序をその次数が小さくなるにつれて順次直交分離不可能となる順序に設定した割当順序情報を設定しておき、その割当順序情報において、割当要求の生じた通信チャネルに割り当てるべき次数(以下、割当要求次数という)の空きウォルシュコード(以下、単に「空きコード」という)を上記の割当順序に従って検索する際該割当順序情報における該空きコードの検索開始位置を該次数毎に個別に設定しておき、該割当要求次数に対応する検索開始位置から該空きコードの検索を行ない、この検索により得られた空きコードを上記割当要求の生じた通信チャネルの拡散コードとして割り当てることを特徴としている。
【0010】
また、本発明のウォルシュコードの割当方法は複数の通信チャネルの拡散コードとして異なる次数のウォルシュコードを混在して使用するに当たって、該ウォルシュコードの割当順序を該ウォルシュコードの次数が小さくなるにつれて順次直交分離不可能となる順序に設定した割当順序情報を設定しておき、該割当順序情報において、割当要求次数の空きコードを該割当順序に従って検索する際、上記の割当順序情報における空きコードの検索開始位置と検索方向とをそれぞれ上記の次数毎に個別に設定しておき、上記の割当要求次数に対応する検索開始位置及び検索方向に従って空きコードの検索を行ない、該検索により得られた空きコードを該割当要求の生じた通信チャネルの拡散コードとして割り当てることを特徴としている
【0011】
さらに、上記の割当順序情報について複数のエリアを設定しておき、上記通信チャネルの種別毎に、空きコードの検索開始エリアをそれら複数のエリアのいずれかに設定するようにしてもよい。この場合は、さらに、上記通信チャネルの種別毎に、空きコードの検索対象エリアを該複数のエリアの一部に限定設定してもよい。
【0012】
次に、本発明のウォルシュコードの割当装置は、ウォルシュコードの割当順序をその次数が小さくなるにつれて順次直交分離不可能となる順序に設定した割当順序情報を保持する割当順序情報保持手段をそなえるとともに、この割当順序情報保持手段に保持された割当順序情報において、割当要求次数の空きコードを上記の割当順序に従って検索する検索手段と、この検索手段により得られた空きコードを上記割当要求の生じた通信チャネルの拡散コードとして割り当てるウォルシュコード割当手段とを含むウォルシュコード割当制御手段をそなえ、該ウォルシュコード割当制御手段が、該割当順序情報保持手段に保持された該割当順序情報における該空きコードの検索開始位置を該次数毎に個別に設定するウォルシュ次数別検索開始位置設定手段をさらにそなえ、該検索手段が、該ウォルシュ次数別検索開始位置設定手段によって設定された、該割当要求次数に対応する検索開始位置から該空きコードの検索を行なうように構成されたことを特徴としている。
【0014】
また、本発明のウォルシュコードの割当装置は、ウォルシュコードの割当順序をその次数が小さくなるにつれて順次直交分離不可能となる順序に設定した割当順序情報を保持する割当順序情報保持手段をそなえるとともに、この割当順序情報保持手段に保持された割当順序情報において、割当要求次数の空きコードを上記の割当順序に従って検索する検索手段と、この検索手段により得られた空きコードを上記割当要求の生じた通信チャネルの拡散コードとして割り当てるウォルシュコード割当手段とを含むウォルシュコード割当制御手段をそなえ、上記のウォルシュコード割当制御手段は、上記の割当順序情報保持手段に保持された割当順序情報における空きコードの検索開始位置と検索方向とをそれぞれ上記の次数毎に個別に設定するウォルシュ次数別検索開始位置・方向設定手段をさらにそなえ、上記の検索手段は、このウォルシュ次数別検索開始位置・方向設定手段によって設定された、上記割当要求次数に対応する検索開始位置及び検索方向に従って空きコードの検索を行なうように構成されたことを特徴としている
【0015】
さらに、上記のウォルシュコード割当制御手段は、上記の割当順序情報保持手段における割当順序情報について複数のエリアを設定するエリア設定手段と、上記通信チャネルの種別毎に、上記の検索手段による空きコードの検索開始エリアを、上記複数のエリアのいずれかに設定する検索エリア制御手段とをさらにそなえていてもよい。
【0016】
この場合、上記の検索エリア制御手段は、上記通信チャネルの種別毎に、空きコードの検索対象エリアを、上記複数のエリアの一部に限定設定するように構成されていてもよい。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
(A)一実施形態の説明
図1は、本発明の一実施形態に係るウォルシュコードの割当装置(割当方法)が適用される、CDMA通信システム(IS-2000)用の基地局装置に着目したシステム構成を示すブロック図である。即ち、この図1において、1がCDMA対応の基地局装置を表し、2は携帯電話などのCDMA対応の端末、3は基地局制御装置、4はATM(Asynchronous Transfer Mode)網やパケット網,インターネットなどの所要の公衆網を表す。
【0018】
なお、この図1において、端末2は1台しか図示されていないが、勿論、複数台の端末2が基地局装置1(以下、単に「基地局1」と略記する)にアクセスすることができる。また、上記のネットワーク4は、一般に、ATM交換機やパケット交換機,ルータなどの交換機能を有する装置が複数接続されることによって構築されている。
【0019】
ここで、上記の基地局制御装置3は、ネットワーク4から受信される端末2宛の信号をその端末2が存在するエリア(一般に、在圏セルと呼ばれる)の基地局1へ振り分ける一方、基地局1からの信号(端末2の送信信号)をネットワーク4へ送信する機能を装備するものである。なお、端末2の現在位置(在圏セル)は、公知の定期的な位置登録手順により、基地局制御装置3において逐次把握されている。
【0020】
また、基地局1は、基本的に、在圏セルの端末2と通信して、端末2からの信号を基地局制御装置3経由でネットワーク4へ送信する一方、基地局制御装置3にて振り分けられて受信されるネットワーク4からの信号を端末2に送信する機能を装備するもので、その他に、CDMAの信号処理機能も装備している。
このため、基地局1には、その要部に着目すると、無線部11,変復調部12,ATM送受信部13及び基地局制御部14などがそなえられている。ここで、無線部11は、端末2からの無線信号〔RF(Radio Frequency)信号〕を受信して、受信RF信号をIF(Intermediate Frequency)信号にダウンコンバートする一方、変復調部12で変調(端末毎に割り当てられる拡散コードによるスペクトラム拡散変調)された端末2宛の送信IF信号を送信RF信号にアップコンバートするための機能を装備するものである。
【0021】
また、変復調部12は、無線部11からの受信IF信号(上り信号)について上記の拡散コードによるスペクトラム逆拡散処理を施すことにより受信IF信号を復調する一方、無線部11への端末2宛の送信IF信号(下り信号)について拡散コードによるスペクトラム拡散処理を施すことにより送信IF信号を変調する機能を装備するものである。なお、「IS-2000」システムでは、上り信号と下り信号とで異なる拡散コードが使用される。また、この変復調部12には、一般に、マルチパスフェージング耐性を向上することのできるレイク(RAKE)合成器なども装備される。
【0022】
さらに、ATM送受信部13は、変復調部12で復調された信号(ベースバンド信号)をATMセル化〔信号データをペイロード(48バイト)に格納するとともに、宛先情報などを表すオーバヘッド(5バイト)を付加〕して基地局制御装置3へ送信する一方、基地局制御装置3から受信されるATMセルを分解して変復調部12で変調すべき信号データを取り出すための機能を装備するものである。
【0023】
つまり、この場合、基地局1と基地局制御装置3との間の信号送受信はATMセルベースで行なわれるのである。ただし、基地局1と基地局制御装置3との間の信号送受信は、必ずしも、このようにATMセルベースである必要はなく、それ以外の信号フォーマット(プロトコル)で信号送受信が行なわれてもよく、基地局1には、それに応じたプロトコル変換機能が装備されていればよい。
【0024】
次に、上記の基地局制御部14は、基地局1全体の動作を統括制御するためのもので、例えば、変復調部12でのスペクトラム拡散/逆拡散処理やATM送受信部13でのATMセルの組み立て/分解処理などを所定のソフトウェアによって集中管理(制御)することができるようになっている。
具体的には、基地局制御部14に実装されているCPU15がメモリ(ROMやRAMなど)に記憶されたソフトウェア16を読み取って動作することにより、その機能が実現される。ここで、ソフトウェア16には、CPU15を、例えば、OS(Operation System)部17,初期化部18,入出力管理部19,制御部20,保守管理部21,呼制御部22(状態管理制御部23,リソース管理部24,電力制御部25)などとして機能させるためのプログラムが記述されており、これらによって、基地局制御部14は、基地局立ち上げ時や障害復旧時における初期化処理や呼制御処理,保守管理などを適切に行なえるようになっている。
【0025】
なお、上記の呼制御部22において、状態管理制御部23は、呼の状態(呼無し/制御チャネルメッセージ処理中/トラフィックチャネルリソース獲得完了など)をチャネルの接続状態に応じて管理するためのものであり、リソース管理部24は、チャネル容量の管理や送信パワー管理,拡散コード(ウォルシュコード)の割当/QOF(Quality of Orthogonal Function)管理などのリソース管理を行なうためのもので、このために、図1中に示すように、チャネル容量管理部31,送信パワー管理部32,ウォルシュコード/QOF管理部33などがそなえられている。電力制御部25は、基地局装置自身の電力制御を行なうためのものである。
【0026】
そして、本実施形態では、上記のウォルシュコード/QOF管理部33に、ウォルシュコードの割当順序を制御する機能が実装されて、前述したように、次数の小さいウォルシュコード(データレートの高いチャネル用)の割り当てが不可能な状態に陥りやすい現象を回避できるようになっている。
即ち、例えば図18又は図19において、コード「W0_16」を始めに割り当てた場合、ウォルシュ関数の規則性から、コード「W0_8」が割り当て不可になり、次に、次数“16”のコードの割り当て要求があったときに、コード「W8_16」を割り当てれば新たに他の次数“8”のコードの影響にならずに済む。同様に、コード「W0_4」も既に割り当て不可能であるので、コード「W4_16」,「W12_16」の順序で割り当てれば、新たに次数“4”のコードの影響にならずに済む。
【0027】
従って、コード「W0_16」を始めに割り当てた場合は、その後の割り当て順序を、「W8_16」,「W4_16」,「W12_16」,「W2_16」,「W10_16」,「W6_16」,「W14_16」とすれば、次数の大きいコードの割り当てによるそれよりも次数の小さいコードに対する影響を最小限に抑制することができる。ただし、このとき、(「W4_16」⇔「W12_16」),(「W2_16」⇔「W10_16」),(「W6_16」⇔「W14_16」)のそれぞれの順序はどちらが先になってもよく、{(「W2_16」⇔「W10_16」)⇔(「W6_16」⇔「W14_16」)}の順序もどちらが先になってもよい。
【0028】
そこで、本実施形態では、1番目に割り当てたウォルシュコードの次数(以下、ウォルシュ次数ともいう)が1/2になったときに直交分離不可能となる1つのコードが2番目、ウォルシュ次数が1/4になったときに、新たに直交分離不可能となる2つのコードが3,4番目という具合に、ウォルシュ次数が小さくなるにつれて順次直交分離不可能となる順序にウォルシュコードの割当順序をソート〔割当順序テーブル330(図3参照)を設定〕しておく。
【0029】
そして、その割当順序(テーブル330)において、割当要求コードの次数(割当要求次数)が最大次数の1/2であれば、空きコードを2つ単位で検索し、割当要求次数が最大次数の1/4であれば空きコードを4つ単位で検索し、割当要求次数が最大次数の1/N倍であれば空きコードをN個単位で検索するという具合に、空きコードの割り当てにより直交分離不可能となるコード(群)をブロックとみなして、その単位(コードブロック)で空きコードの検索を行ない、そのブロック内のコードを1つでも割り当てた場合はそのブロック内のコード全てを使用中とする。
【0030】
このような割当方法を採ることで、次数の小さいコードの割り当てが不可能な状態に陥りやすい現象を最小限に抑制しながら効率の良いコード割当が可能になるのである。このため、本実施形態のウォルシュコード/QOF管理部(ウォルシュコードの割当装置)33には、その要部の機能に着目すると、例えば図2に示すように、テーブルメモリ33Aと、テーブル検索部331,ウォルシュコード割当部332及び検索動作設定部333を含むウォルシュコード割当制御部33Bとがそなえられている。
【0031】
ここで、テーブルメモリ(割当順序情報保持部)33Aは、上述した割当順序テーブル(割当順序情報)330を保持するためのもので、最大ウォルシュ次数が“16”、最小ウォルシュ次数が“2”の場合であれば、例えば図3に示すように、「W0_16」,「W8_16」,「W4_16」,「W12_16」,「W2_16」,「W10_16」,「W6_16」,「W14_16」,「W1_16」,「W9_16」,「W5_16」,「W13_16」,「W3_16」,「W11_16」,「W15_16」,「W14_16」の順序に割当順序が設定された割当順序テーブル330を保持する。
【0032】
なお、この図3では、コード「Wx_y」の“x”(コード番号)部分のみを表示し、“y”(ウォルシュ次数)部分の表示は省略しており、以降で参照する図面においても同様の表記を行なっている。また、この場合の割当順序テーブル330におけるウォルシュコードの並びは、図18又は図19に示すウォルシュコードの並び(縦方向)と同じになっている。
【0033】
そして、テーブル検索部331は、割当順序テーブル330において、上述したように割当要求コードの次数が1/N倍のときに空きコードを割当順序テーブル330の割当順序に従って(先頭から)N個単位で検索することにより、割当要求の生じたチャネルに割り当てるべき次数の空きコードを検索するためのものである。
【0034】
また、ウォルシュコード割当部332は、このテーブル検索部331によって得られた空きコードを、割当要求の生じた通信チャネルの拡散コードとして割り当てるとともに、その割当により直交分離不可能となるコード群(ブロック)を全て使用中(占有状態)にする機能を有するものであり、検索動作設定部333は、テーブル検索部331による割当順序テーブル330に対する検索動作(検索開始位置や検索ブロック単位など)を設定するためのものである。
【0035】
以下、上述のごとく構成された本実施形態のウォルシュコードの割当装置33によるウォルシュコードの割当方法について、図4及び図5(A)〜図5(D)を参照しながら詳述する。なお、図4において、「Lmax」は最大ウォルシュ次数〔図5(A)〜図5(D)の場合は“16”〕、「L」は割当要求コードのウォルシュ次数(割当要求次数)、「m」は占有チャネルコード数(検索ブロック単位)、「k」は割当順序テーブル330における割当順序番号、N[k,m]は上記の割当順序番号kからm個分のウォルシュコードの配列(コードブロック)をそれぞれ表す。
【0036】
まず、呼の発生により或るチャネルのウォルシュコード割当要求〔ウォルシュ次数Lのコードの割当要求〕が呼制御部22において生じたとすると、まず、図6に示すように、検索動作設定部333が、占有チャネルコード数mをLmax/Lに設定し(ステップA1)、割当順序番号kを“1”に設定する(つまり、検索開始位置を割当順序テーブル330の先頭に設定する;ステップA2)。
【0037】
これにより、テーブル検索部331は、配列N[k,m]のウォルシュコードが全て空きコード(All available)であるコードブロックが見つかるまで(ステップA4でYESと判定されるまで)、kをmずつ増やしてゆく(k=k+m)ことで、割当順序テーブル330の先頭(k=1)から順番にm個単位で空きコードを検索してゆく(ステップA3のYESルート,ステップA4のNOルートからステップA5)。
【0038】
そして、空きコード(コードブロック)が見つかれば、ウォルシュコード割当部332が、そのコードブロックN[k,m]を予約し(ステップA4のYESルートからステップA6)、割当順序番号kのウォルシュコードを割当要求のあったチャネルの拡散符号として割り当てる(ステップA7)。
なお、割当順序テーブル330内の全エリアを検索しても割当要求次数Lの空きコードが見つからなかった場合は、割り当て不可の旨が呼制御部22に返される(この場合、呼損が発生することになる;ステップA3のNOルートからステップA8)。
【0039】
つまり、上記のアルゴリズムは、例えば、最大ウォルシュ次数Lmaxが“16”の場合で、割当要求次数Lが“8”であればm=Lmax/L=16/8=2個単位、割当要求次数Lが“4”であればm=16/4=4個単位、割当要求次数Lが“16”(最大次数)であればm=16/16=1個単位、割当要求次数Lが“2”であればm=16/2=8個単位で、それぞれ、割当順序テーブル330の先頭から空きコードを検索してゆき、それぞれ空きコードが見つかれば、その空きコードを割当要求のあったチャネルの拡散コードとして割り当てるとともに、そのコードを含むコードブロックN[k,m]を使用中にしてゆくのである。
【0040】
従って、例えば、どの次数のコードも割り当てられていない状態で、割当要求次数L=8,4,16,2の順番に割当要求が発生したとすると、まず、割当要求次数L=8に対しては、図5(A)に示すように、2個単位の検索が行なわれて、最初の空きコード(割当順序番号k=1のコード「W0_16」)が拡散コードとして割り当てられるとともに、そのコード「W0_16」を含むコードブロックN[1,2](斜線部41参照)が使用中状態となる。
【0041】
そして、次の割当要求次数L=4に対しては、図5(B)に示すように、4個単位の検索が行なわれて、最初の空きコード(割当順序番号k=5のコード「W2_16」)が拡散コードとして割り当てられるとともに、そのコード「W2_16」を含むコードブロックN[2,4](斜線部42参照)が使用中状態となる。
以下、同様にして、割当要求次数L=16に対しては、図5(C)に示すように、1個単位の検索が行なわれて、最初の空きコード(割当順序番号k=3のコード「W4_16」)が拡散コードとして割り当てられるとともに、そのコード「W4_16」を含むコードブロックN[3,1](斜線部43参照)が使用中状態となり、次の割当要求次数L=4に対しては、図5(D)に示すように、8個単位の検索が行なわれて、最初の空きコード(割当順序番号k=9のコード「W1_16」)が拡散コードとして割り当てられるとともに、そのコード「W1_16」を含むコードブロックN[9,8](斜線部44参照)が全て使用中状態となる。
【0042】
なお、上記の例では、斜線部41〜44で示す各コードブロックのうち最初の(割当順序番号kが最も小さい)空きコードを割り当てているが、勿論、同じコードブロックの他の空きコードを割り当てるようにしてもよい。
以上のように、本実施形態のウォルシュコードの割当方法(割当装置33)では、割当順序テーブル330において、空きコードの割り当てにより直交分離不可能となるコードブロック単位で空きコードの検索を行なうことにより、くずれたブロックを埋めていくようなイメージで空きコードの割り当てが行なわれてゆくことになる。
【0043】
従って、従来のように、次数の大きいコードには十分な数だけ空きコードが残っているにも関わらず、次数の小さいコードには直交分離可能な空きコードが無くなり、それ以上の割り当てが不可能な状態に陥りやすいという現象の発生率を大幅に低減して、どのウォルシュ次数のコードについてもその割当を効率良く行なうことが可能になる。特に、この場合は、割当順序テーブル330の前方に割当が集中し、後方に大きな未使用のコードブロックが残ることになるので、次数の小さいコード(データレートの高いチャネル用)の割当成功率が向上する(つまり、呼損の発生率が低減される)ことになる。
【0044】
(B)第1変形例の説明
図6は上述したウォルシュコードの割当装置33の第1変形例を示すブロック図で、この図6に示す割当装置33は、図2に示すものに比して、テーブルメモリ33Aに、図7(A)〜図7(D)に示すように、ウォルシュ次数毎に個別の割当順序テーブル(以下、個別テーブルという)A〜Dが保持されるとともに、ウォルシュコード割当制御部33Bの検索動作設定部333に、テーブル選択部333aがそなえられている点が異なる。なお、以下において、既述の符号を付して説明するものは、特に断らない限り、既述のものと同様のものである。
【0045】
ここで、上記の個別テーブルAには、ウォルシュ次数“16”についてのコード割当順序情報、個別テーブルBには、ウォルシュ次数“8”についてのコード割当順序情報、個別テーブルCには、ウォルシュ次数“4”についてのコード割当順序情報、個別テーブルDには、ウォルシュ次数“2”についてのコード割当順序情報がそれぞれ設定されている。
【0046】
なお、図7(A)〜図7(D)には、最大ウォルシュ次数(Lmax)が“16”の場合のテーブル内容が一例として示されており、各個別テーブルA〜Dに示すコード割当順序は、それぞれ、個別テーブルA〜D内において適宜変更してもよい。
そして、上記のテーブル選択部333aは、これらの個別テーブルA〜Dの中から割当要求次数(L)に対応するテーブルを、テーブル検索部331による検索対象のテーブルとして選択・設定するためのものである。
【0047】
つまり、本変形例では、ウォルシュ次数毎に、検索順序が重ならないように個別に個別テーブルA〜Dを設定しておき、テーブル検索部331は、それぞれの次数での個別テーブルA〜D内の割当順序に従って、空きコードの検索を行なうのである。なお、この場合、テーブル検索部331は、選択された個別テーブルA,B,C又はDの全エリアを検索するものとする。
【0048】
これは、図3により前述した割当順序テーブル330に対するテーブル検索部331による検索開始位置をウォルシュ次数毎に個別に設定していることと等価である。つまり、この場合の上記検索動作設定部333は、テーブルメモリ33Aに保持された割当順序情報における空きコードの検索開始位置をウォルシュ次数毎に個別に設定するウォルシュ次数別検索開始位置設定部として機能し、テーブル検索部331が、この検索動作設定部333によって設定された、割当要求次数(L)に対応する検索開始位置から空きコードの検索を行なうのである。
【0049】
以下、本第1変形例におけるウォルシュコードの割当方法について説明する。ウォルシュコードの割当要求が発生すると、図8に示すように、まず、ウォルシュコード割当制御部33Bでは、テーブル選択部333aが、テーブル検索部331による検索対象のテーブルとして、割当要求次数Lに対応する個別テーブルA,B,C又はDを選択する(ステップB1)。
【0050】
そして、検索動作設定部333は、占有チャネルコード数mをLmax/Lに設定し(ステップB2)、割当順序番号kを“1”に設定する(つまり、検索開始位置を選択された個別テーブルA,B,C又はDの先頭に設定する;ステップB3)。
これにより、テーブル検索部331は、空きコードが見つかるまで(ステップB5でYESと判定されるまで)、kを1ずつ増やしてゆく(k=k+1)ことで、選択された個別テーブルA,B,C又はDの先頭(k=1)から順番に1個単位で空きコードを検索してゆく(ステップB4のYESルート,ステップB5のNOルートからステップB6)。
【0051】
そして、空きコードが見つかれば、ウォルシュコード割当部332が、参照中の個別テーブルにおける割当順序k番目のウォルシュコードNkを予約し(ステップB5のYESルートからステップB7)、このウォルシュコードN割当順序番号kのウォルシュコードNkを割り当てることにより割り当て不可となる他のテーブルのウォルシュコードNk′を全て予約し(ステップB8)、割当要求のあったチャネルの拡散符号として割り当てる(ステップB9)。
【0052】
なお、選択された個別テーブルA,B,C又はD内の全エリアを検索しても割当要求次数Lの空きコードが見つからなかった場合は、割り当て不可の旨が呼制御部22に返される(呼損が発生することになる;ステップB4のNOルートからステップB10)。
このように、本変形例の割当方法では、ウォルシュ次数別に空きコードの検索を行なうので、割当が特定のエリア(コードブロック)に集中せずに、全体に分散する。また、コードブロックの大きさ(Walsh次数の大きさ)が均一化されるので、割当が単純化する。従って、上述した実施形態と同様の利点が得られるほか、本変形例では、上述した実施形態よりも検索ループ回数が少なくて済む、つまり、空きコードを見つけるまでの時間を短縮してコード割当を高速に行なえるという利点が得られる。また、個別テーブルA〜D内の割当順序は適宜変更してもよいので、割当順序を自由に設定することも可能である。
【0053】
(C)第2変形例の説明
次に、図9は図2により上述したウォルシュコードの割当装置33の第2変形例を示すブロック図で、この図9に示す割当装置部33は、図2に示すものに比して、ウォルシュコード割当制御部33Bの検索動作設定部333に、検索開始位置設定部333bがそなえられている点が異なる。なお、以下においても、既述の符号を付して説明するものは、特に断らない限り、既述のものと同様のものである。
【0054】
ここで、上記の検索開始位置設定部333bは、図3に示す割当順序テーブル330におけるテーブル検索部331による検索開始位置(kn)を、ウォルシュ次数毎(n=1〜Lmax)に個別に設定するためのものである。つまり、本変形例では、上述した個別テーブルA〜Dによる検索開始位置設定と同等の設定を、パラメータknの設定によって行なうようになっているのである。
【0055】
以下、この場合のコード割当方法について、図10に示すフローチャートを参照しながら詳述する。なお、この図10において、「r」は検索ループ回数を表し、その他のパラメータは既述のパラメータと同じものである。
まず、呼の発生により割当要求次数Lの割当要求が呼制御部22において生じたとすると、検索動作設定部333が、占有チャネルコード数mをLmax/Lに設定するとともに(ステップC1)、検索ループ回数rを“1”に設定し、検索開始位置設定部333bが、割当順序番号kを割当要求次数Lに応じた検索開始位置knに設定する(ステップC2)。
【0056】
これにより、テーブル検索部331は、割当順序テーブル330において、配列N[k,m]のウォルシュコードが全て空きコード(All available)であるコードブロックが見つかるまで(ステップC4でYESと判定されるまで)、設定された検索開始位置knから割当順序番号kをmずつ増やす(k=k+m)とともに検索ループ回数rを1ずつ増やしてゆく(r=r+1)ことで、設定された検索開始位置knから順番にm個単位で空きコードを検索してゆく(ステップC3のYESルート,ステップC4のNOルートからステップC5)。
【0057】
なお、割当順序番号kをmずつ増やした結果、k>Lmaxとなった場合、テーブル検索部331は、k=k−Lmaxにより割当順序番号knを割当順序テーブル330内の番号に戻して(ステップC5′)、引き続き空きコード(コードブロック)の検索を行なう。
そして、空きコード(コードブロック)が見つかれば、ウォルシュコード割当部332が、そのコードブロックN[k,m]を予約し(ステップC4のYESルートからステップC6)、割当順序番号kのウォルシュコードを割当要求のあったチャネルの拡散符号として割り当てる(ステップC7)。
【0058】
なお、この場合も、割当順序テーブル330の全エリアを検索しても割当要求次数Lの空きコードが見つからなかった場合は、割り当て不可の旨が呼制御部22に返される(呼損が発生することになる;ステップC3のNOルートからステップC8)。
以上のように、本変形例のコード割当方法では、ウォルシュ次数毎に、割当順序テーブル330の検索開始位置を個別に設定して、空きコードの検索・割当を行なうので、この場合も、割当が或る割当順序テーブル330の特定エリアに集中せず、全体に分散させることができる。
【0059】
従って、前述した実施形態と同様の利点が得られるほか、この場合も、前述した実施形態(常に割当順序テーブル330の先頭から検索を開始する場合)に比して、検索ループ回数が少なくて済み、コード割当までの時間を短縮することができる。また、本変形例の場合は、検索開始位置の設定を1つのパラメータ(kn)の変更のみで行なえるので、上述した第1変形例に比して、複数テーブルをもたなくてもよく(大きなメモリ領域を必要とせず)、また、処理も単純である。
【0060】
(D)第3変形例の説明
次に、図11は図2により上述したウォルシュコードの割当装置33の第3変形例を示すブロック図で、この図11に示す割当装置33は、図2に示すものに比して、ウォルシュコード割当制御部33Bの検索動作設定部333に、検索開始位置・方向設定部333cがそなえられている点が異なる。なお、以下においても、既述の符号を付して説明するものは、特に断らない限り、既述のものと同様のものである。
【0061】
ここで、上記の検索開始位置・方向設定部333cは、上述した第2変形例における検索開始位置設定部333bと同様に、割当順序テーブル330における検索開始位置をウォルシュ次数毎に設定するとともに、その検索方向(順方向/逆方向)をもウォルシュ次数毎に個別に設定することができるものである。これにより、テーブル検索部331は、この検索開始位置・方向設定部333cによって設定された検索開始位置及び検索方向に従って、割当順序テーブル330において空きコード(コードブロック)を検索することになる。
【0062】
以下、この場合のコード割当方法について、図12に示すフローチャートを参照しながら詳述する。なお、この図12において、「d」は検索方向、「dn」はウォルシュ次数毎の個別検索方向〔dn=+1(順方向)/−1(逆方向)〕を表し、その他のパラメータは既述のパラメータと同じものである。
まず、呼の発生により割当要求次数Lの割当要求が呼制御部22において生じたとすると、検索動作設定部333が、占有チャネルコード数mをLmax/Lに設定するとともに(ステップD1)、検索ループ回数rを“1”に設定し、検索開始位置・方向設定部333cが、割当順序番号k及び検索方向dをそれぞれ割当要求次数Lに応じた検索開始位置kn及び検索方向dnに設定する(ステップD2)。
【0063】
これにより、テーブル検索部331は、割当順序テーブル330において、配列N[k,m]のウォルシュコードが全て空きコード(All available)であるコードブロックが見つかるまで(ステップD4でYESと判定されるまで)、設定された検索開始位置knから割当順序番号kをmずつ増やす、あるいは、減らす(k=k+d*m)とともに検索ループ回数rを1ずつ増やしてゆく(r=r+1)ことで、設定された検索開始位置knから設定された検索方向へ順番にm個単位で空きコードを検索してゆく(ステップD3のYESルート,ステップD4のNOルートからステップD5)。
【0064】
なお、割当順序番号kをmずつ増やした(あるいは、減らした)結果、k>Lmax(あるいは、k≦0)となった場合、テーブル検索部331は、k=k−Lmax(あるいは、k=k+Lmax)により割当順序番号knを割当順序テーブル330内の番号に戻して(ステップD5′)、引き続き空きコード(コードブロック)の検索を行なう。
【0065】
そして、空きコード(コードブロック)が見つかれば、ウォルシュコード割当部332が、そのコードブロックN[k,m]を予約し(ステップD4のYESルートからステップD6)、割当順序番号kのウォルシュコードを割当要求のあったチャネルの拡散符号として割り当てる(ステップD7)。
なお、この場合も、割当順序テーブル330の全エリアを検索しても割当要求次数Lの空きコードが見つからなかった場合は、割り当て不可の旨が呼制御部22に返される(呼損が発生することになる;ステップD3のNOルートからステップD8)。
【0066】
このように、本変形例のコード割当方法では、ウォルシュ次数毎に、割当順序テーブル330の検索開始位置と検索方向(順方向/逆方向)とを個別に設定しておき、その設定に従って、割当可能な空きコードが見つかるまで全エリアを検索するので、この場合も、前述した実施形態と同様の利点が得られるほか、割当があるエリアに集中せず、全体に分散させることができ、特に、この場合は、検索ループ回数が少なくて済むだけでなく、検索順序の組み合わせが増えるので、より詳細な割当順序設定が可能になり、特に、ウォルシュ次数の種類が多いときに有効である。
【0067】
なお、本変形例の割当方法(アルゴリズム)において、上記の検索方向d(dn)を“+1”に固定にしたものが、図10により前述した第2変形例の割当方法(アルゴリズム)に相当し、検索方向d(dn)を“+1”固定、検索開始位置kの初期値を“1”固定にしたものが、図4により前述した割当方法(アルゴリズム)に相当する。
【0068】
(E)第4変形例の説明
さて、ここで、「IS-2000」など、チャネル識別のためにウォルシュコードを拡散コードとして利用するシステムでは、コード占有時間が長いチャネルと、コード占有時間が短く頻繁に割当/解放が繰り返されるようなチャネルとが存在する。例えば、「IS-2000」システムにおいては、コード占有時間が長いチャネルとして、制御チャネルなど端末2で共通に使用されるチャネル(以下、共通チャネルという;開局中は常時占有)や個別低速データ通信用トラフィックチャネル(回線,パケットを含む;以下、「低速データ通信チャネル」と略称する)などがあり、コード占有時間が短いチャネルとして、個別音声用トラフィックチャネル(音声通話中の接続;以下、「音声チャネル」と略称する)や個別高速パケットデータ通信用トラフィックチャネル(データ送受信時のみの接続;以下、「高速データ通信チャネル」と略称する)などがある(図15参照)。
【0069】
そこで、本変形例では、図14に示すように、割当順序テーブル330(この場合は全部で128コード存在している)をエリアA〜Dの4つのエリアに分割(グループ化)し、上述したようなチャネルの種別(この場合は、ウォルシュコードの予想占有時間の違いによって規定される;以下、チャネル種別もしくは割当コード種別という)毎に、空きコードの検索開始エリアを個別に設定できるようにする。
【0070】
即ち、図15の「割当順序例1」に示すように、共通チャネルについては、エリアA→B→C→Dの順に検索を行ない、低速チャネルについては、エリアB→C→D→Aの順に検索を行ない、音声チャネルについては、エリアC→D→A→Bの順に検索を行ない、高速チャネルについては、エリアD→A→B→Cの順に検索を行なうといった具合である。
【0071】
このような機能は、例えば図13に示すように、前述した検索動作設定部333に、上記の割当順序テーブル330を複数エリア(A〜D)に分割する検索エリア分割部333dと、発生した呼に割り当てるべきチャネル種別(コードの予想占有時間)を識別するチャネル種別識別部333eと、識別されたチャネル種別毎に、テーブル検索部331による空きコードの検索開始エリアを、検索エリア分割部333dによって分割された複数エリア(A〜D)のいずれかに設定する検索エリア制御部333fとをそなえることで実現できる。
【0072】
なお、上記の例の場合、検索エリア制御部333fは、チャネル種別毎に、検索開始エリア(検索エリア順序)をそれぞれ異なるエリア(順序)に設定することになる。ただし、勿論、一部が重複する順序になることを排除するものではない。また、各エリアA〜D内での空きコードの検索(割当)手順(アルゴリズム)には、上述した実施形態(図4参照),第1変形例(図8参照),第2変形例(図10参照),第3変形例(図12参照)のいずれのアルゴリズムを適用してもよい。
【0073】
これにより、本変形例では、割当順序テーブル330におけるコード割当エリアが特定のエリアA,B,C又はDに集中せず、全体に分散するとともに、全エリアA〜Dでコード割当の頻度が平均化される(頻繁に割当/解放が繰り返されるエリアと割当が長時間続くエリアとに分かれる)。従って、前述した実施形態又はその各変形例と同様の利点が得られるほか、割当成功率が向上し、呼損の発生を低減することができるという利点がある。
【0074】
なお、上記の「チャネル種別」は、他にも、チャネル自体の優先度(要求サービスの優先度)の違いや、ウォルシュ次数(つまり、チャネルのデータレート)の違いによって規定することも可能である。
即ち、前者の場合、110番通報や119番通報などの優先コールに割り当てられるチャネルは、通常の音声チャネルや高速チャネルなどよりも優先度(緊急度)が高いので、このような優先度の違いによって、検索開始エリアを個別に設定することが可能である(図16に示す「割当順序例1」参照)。これにより、優先コールに割り当てるべきコードの割当失敗率を低減することができて、優先コールに対して呼損が発生してしまうことを極力回避することができる。
【0075】
一方、後者の場合は、チャネルのデータレート毎に検索開始エリアを個別に設定することが可能である(図17に示す「割当順序例1」参照)。この場合は、割当順序テーブル330におけるコード割当エリアがデータレート毎に平均化されるので、特定のデータレートのチャネルに呼損が発生しやすくなったりすることを回避することができる。
【0076】
また、上記のいずれの場合(「チャネル種別」が予想占有時間,優先度,データレートのいずれで規定される場合)も、検索対象エリアは、必ずしも、エリアA〜Dの全エリアである必要はなく、その一部のエリアに限定することもできる。例えば、図15及び図16の「割当順序例2」に示すように、共通チャネルについての検索対象エリアはエリアAのみ、低速チャネル又は優先コールについての検索対象エリアはエリアBのみ、音声チャネルについての検索対象エリアはエリアCのみ、高速チャネルについての検索対象エリアはエリアDのみという具合に、それぞれ1つのエリアに限定してもよいし、共通チャネルについての検索対象エリアはエリアA→B、低速チャネルについての検索対象エリアはエリアB→C→Dという具合に、それぞれ部分的に限定するようにしてもよい。
【0077】
同様に、チャネルのデータレート毎にエリア設定を行なう場合にも、例えば図17の「割当順序例2」に示すように、チャネル種別毎の検索対象エリアはそれぞれ1つのエリアに限定してもよいし、それぞれ部分的に限定するようにしてもよい。
なお、以上のようなエリア限定制御は、上述した検索エリア制御部333fの制御によって実現される。このようにして、チャネル種別(コードの予想占有時間,要求サービスの優先度,データレートなど)によって空きコードの検索対象エリアを個別に限定設定することにより、お互いのエリアが侵害されないので、各チャネル種別での割当可能チャネル数を保証することができる。
【0078】
例えば、データレート毎に検索対象エリアを限定する場合であれば、音声サービス用のチャネルは最低30チャネル、144.4kbps(キロビット毎秒)のデータ通信用のチャネルは最低1チャネル以上保証するといった設定が自由に行なえることになる。
これは、逆にいえば、このようなエリア限定を行なわなければ、エリアの検索順序が異なっていても、割当順序テーブル330全体がテーブル検索部331による検索対象になるので、空きコードが存在する限り、割り当てが可能であることを意味する。
【0079】
なお、上述した例では、1つの割当順序テーブル330を複数のエリアA〜Dに分割しているが、勿論、エリアA〜Dのテーブルを個別に設定することも可能である。つまり、割当順序テーブル330における情報について上述したような複数のエリアが設定できればよい。
(F)その他
上述した実施形態及びその各変形例では、本発明を「IS-2000」のCDMAシステムに適用した場合を例にしたが、勿論、本発明はこれに限定されず、異なる次数のウォルシュコードを混在してチャネルに割り当てることが要求されるシステムであれば、同様に適用され、上述した場合と同様の作用効果が得られる。
【0080】
そして、本発明は、上述した実施形態及びその各変形例に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
(G)付記
(付記1) 複数の通信チャネルの拡散コードとして異なる次数のウォルシュ(Walsh)コードを混在して使用するに当たって、
該ウォルシュコードの割当順序を該ウォルシュコードの次数が小さくなるにつれて順次直交分離不可能となる順序に設定した割当順序情報を設定しておき、
該割当順序情報において、割当要求の生じた通信チャネルに割り当てるべき次数(以下、割当要求次数という)の空きウォルシュコード(以下、単に「空きコード」という)を該割当順序に従って検索し、
該検索により得られた空きコードを該割当要求の生じた通信チャネルの拡散コードとして割り当てることを特徴とする、ウォルシュコードの割当方法。
【0081】
(付記2) 該割当順序情報における該空きコードの検索開始位置を該次数毎に個別に設定しておき、
該割当要求次数に対応する検索開始位置から該空きコードの検索を行なうことを特徴とする、付記1記載のウォルシュコードの割当方法。
(付記3) 該割当順序情報における該空きコードの検索開始位置と検索方向とをそれぞれ該次数毎に個別に設定しておき、
該割当要求次数に対応する検索開始位置及び検索方向に従って該空きコードの検索を行なうことを特徴とする、付記1記載のウォルシュコードの割当方法。
【0082】
(付記4) 該割当順序情報について複数のエリアを設定しておき、
該通信チャネルの種別毎に、該空きコードの検索開始エリアを該複数のエリアのいずれかに設定することを特徴とする、付記1〜3のいずれか1項に記載のウォルシュコードの割当方法。
(付記5) 該検索開始エリアを、該通信チャネルの種別毎に、異なるエリアに設定することを特徴とする、付記4記載のウォルシュコードの割当方法。
【0083】
(付記6) 該通信チャネルの種別毎に、該空きコードの検索対象エリアを該複数のエリアの一部に限定設定することを特徴とする、付記4又は5に記載のウォルシュコードの割当方法。
(付記7) 該通信チャネルの種別が、該通信チャネルによる該ウォルシュコードの予想占有時間の違いによって規定されることを特徴とする、付記4〜6のいずれか1項に記載のウォルシュコードの割当方法。
【0084】
(付記8) 該通信チャネルの種別が、該通信チャネルの優先度の違いによって規定されることを特徴とする、付記4〜6のいずれか1項に記載のウォルシュコードの割当方法。
(付記9) 該通信チャネルの種別が、該通信チャネルのデータレートの違いによって規定されることを特徴とする、付記4〜6のいずれか1項に記載のウォルシュコードの割当方法。
【0085】
(付記10) 複数の通信チャネルの拡散コードとして異なる次数のウォルシュ(Walsh)コードを混在して使用する通信システムに使用される、ウォルシュコードの割当装置であって、
該ウォルシュコードの割当順序を該ウォルシュコードの次数が小さくなるにつれて順次直交分離不可能となる順序に設定した割当順序情報を保持する割当順序情報保持手段をそなえるとともに、
該割当順序情報保持手段に保持された該割当順序情報において、割当要求の生じた通信チャネルに割り当てるべき次数(以下、割当要求次数という)の空きウォルシュコード(以下、単に「空きコード」という)を該割当順序に従って検索する検索手段と、当該検索手段により得られた空きコードを該割当要求の生じた通信チャネルの拡散コードとして割り当てるウォルシュコード割当手段とを含むウォルシュコード割当制御手段をそなえたことを特徴とする、ウォルシュコードの割当装置。
【0086】
(付記11) 該ウォルシュコード割当制御手段が、
該割当順序情報保持手段に保持された該割当順序情報における該空きコードの検索開始位置を該次数毎に個別に設定するウォルシュ次数別検索開始位置設定手段をさらにそなえ、
該検索手段が、
該ウォルシュ次数別検索開始位置設定手段によって設定された、該割当要求次数に対応する検索開始位置から該空きコードの検索を行なうように構成されたことを特徴とする、付記10記載のウォルシュコードの割当装置。
【0087】
(付記12) 該ウォルシュコード割当制御手段が、
該割当順序情報保持手段に保持された該割当順序情報における該空きコードの検索開始位置と検索方向とをそれぞれ該次数毎に個別に設定するウォルシュ次数別検索開始位置・方向設定手段をさらにそなえ、
該検索手段が、
該ウォルシュ次数別検索開始位置・方向設定手段によって設定された、該割当要求次数に対応する検索開始位置及び検索方向に従って該空きコードの検索を行なうように構成されたことを特徴とする、付記10記載のウォルシュコードの割当装置。
【0088】
(付記13) 該ウォルシュコード割当制御手段が、
該割当順序情報保持手段における該割当順序情報について複数のエリアを設定するエリア設定手段と、
該通信チャネルの種別毎に、該検索手段による該空きコードの検索開始エリアを、該複数のエリアのいずれかに設定する検索エリア制御手段とをさらにそなえたことを特徴とする、付記10〜12のいずれか1項に記載のウォルシュコードの割当装置。
【0089】
(付記14) 該検索エリア制御手段が、
該通信チャネルの種別毎に、該検索開始エリアを異なるエリアに設定するように構成されたことを特徴とする、付記13記載のウォルシュコードの割当装置。
(付記15) 該検索エリア制御手段が、
該通信チャネルの種別毎に、該空きコードの検索対象エリアを、該複数のエリアの一部に限定設定するように構成されたことを特徴とする、付記13又は14に記載のウォルシュコードの割当装置。
【0090】
(付記16) 該通信チャネルの種別が、該通信チャネルによる該ウォルシュコードの予想占有時間の違いによって規定されることを特徴とする、付記13〜15のいずれか1項に記載のウォルシュコードの割当装置。
(付記17) 該通信チャネルの種別が、該通信チャネルの優先度の違いによって規定されることを特徴とする、付記13〜15のいずれか1項に記載のウォルシュコードの割当装置。
【0091】
(付記18) 該通信チャネルの種別が、該通信チャネルのデータレートの違いによって規定されることを特徴とする、付記13〜15のいずれか1項に記載のウォルシュコードの割当装置。
【0092】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明によれば、次のような利点が得られる。
(1)ウォルシュコードの割当順序をその次数が小さくなるにつれて順次直交分離不可能となる順序に設定した割当順序情報において、割当要求次数の空きコードを上記割当順序に従って検索して、空きコードを割当要求の生じた通信チャネルの拡散コードとして割り当てるので、割当を任意に行なった場合に次数の小さいコードの割り当てが不可能な状態に陥りやすいという現象の発生を大幅に低減して、どのウォルシュ次数のコードについてもその割当を効率良く行なうことができる。その結果、呼損の発生率を大幅に低減することができる。
【0093】
(2)また、上記の割当順序情報における空きコードの検索開始位置をウォルシュコードの次数毎に個別に設定しておき、割当要求次数に対応する検索開始位置から空きコードの検索を行なうこともできるので、上記割当順序情報におけるコード割当エリアを分散化することができ、割当成功率が向上し、より呼損発生率を低減することができる。
【0094】
(3)さらに、上記の割当順序情報における空きコードの検索開始位置と検索方向とをそれぞれウォルシュコードの次数毎に個別に設定しておき、割当要求次数に対応する検索開始位置及び検索方向に従って空きコードの検索を行なうこともできるので、検索開始位置のみを設定する場合に比して、検索(割当)順序の組み合わせが増加し、より詳細な割当順序設定が行なえる。
【0095】
(4)また、上記の割当順序情報について複数のエリアを設定しておき、通信チャネルの種別毎に、空きコードの検索開始エリアをそれら複数のエリアのいずれか(異なるエリア)に設定することもできるので、上記割当順序情報におけるコード割当エリアの分散化及び均等化を図ることができ、さらに、コードの割当成功率が向上する。
【0096】
(5)このとき、通信チャネルの種別毎に、空きコードの検索対象エリアを上記複数のエリアの一部に限定設定することもでき、このようにすれば、通信チャネルの種別毎に、コード割当エリアが互いに独立する(相互のコード割当エリアを侵害しない)ので、通信チャネルの種別毎に、最低限必要なチャネル数を保証する設定が可能となる。
【0097】
(6)ここで、上記の通信チャネルの種別を、通信チャネルによるウォルシュコードの予想占有時間の違いによって規定した場合は、全エリアでコード割当の頻度を平均化することができるので、割当成功率がさらに向上し、呼損の発生を低減することができる。
(7)また、上記の通信チャネルの種別を、その優先度の違いによって規定した場合は、コード割当エリアを分散(平均化)することができるので、優先すべきチャネルに割り当てるべきコードの割当失敗率を低減することができて、優先コールに対して呼損が発生してしまうことを極力回避することができる。
【0098】
(8)さらに、上記の通信チャネルの種別を、そのデータレートの違いによって規定した場合は、上記割当順序情報におけるコード割当エリアをデータレート毎に平均化することができるので、特定のデータレートのチャネルに呼損が発生しやすくなったりすることを回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るウォルシュコードの割当装置(割当方法)が適用される、CDMA通信システム(IS-2000)用の基地局装置に着目したシステム構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示すウォルシュコード/QOF管理部(ウォルシュコードの割当装置)の構成を示すブロック図である。
【図3】本実施形態に係る割当順序テーブルの一例を示す図である。
【図4】本実施形態に係るウォルシュコードの割当方法(アルゴリズム)を説明するためのフローチャートである。
【図5】(A)〜(D)はいずれも本実施形態に係るウォルシュコードの割当方法
【図6】本実施形態の第1変形例に係るウォルシュコード/QOF管理部(ウォルシュコードの割当装置)の構成を示すブロック図である。
【図7】(A)〜(D)はいずれも本実施形態の第1変形例に係る割当順序(個別)テーブルの一例を示す図である。
【図8】本実施形態の第1変形例に係るウォルシュコードの割当方法(アルゴリズム)を説明するためのフローチャートである。
【図9】本実施形態の第2変形例に係るウォルシュコード/QOF管理部(ウォルシュコードの割当装置)の構成を示すブロック図である。
【図10】本実施形態の第2変形例に係るウォルシュコードの割当方法(アルゴリズム)を説明するためのフローチャートである。
【図11】本実施形態の第3変形例に係るウォルシュコード/QOF管理部(ウォルシュコードの割当装置)の構成を示すブロック図である。
【図12】本実施形態の第3変形例に係るウォルシュコードの割当方法(アルゴリズム)を説明するためのフローチャートである。
【図13】本実施形態の第4変形例に係るウォルシュコード/QOF管理部(ウォルシュコードの割当装置)の構成を示すブロック図である。
【図14】本実施形態の第4変形例に係る割当順序テーブルの一例を示す図である。
【図15】本実施形態の第4変形例に係るチャネル種別(割当コード種別:予想占有時間)毎の検索(割当)エリア順序例を示す図である。
【図16】本実施形態の第4変形例に係るチャネル種別(割当コード種別:優先度)毎の検索(割当)エリア順序例を示す図である。
【図17】本実施形態の第4変形例に係るチャネル種別(割当コード種別:データレート)毎の検索(割当)エリア順序例を示す図である。
【図18】従来の課題を説明すべくWalsh関数の規則性により異なるWalsh次数間で直交分離不可能となるイメージを示す図である。
【図19】従来の課題を説明すべくWalsh関数の規則性により異なるWalsh次数間で直交分離不可能となるイメージを示す図である。
【符号の説明】
1 基地局装置
2 端末
3 基地局制御装置
4 ネットワーク
11 無線部
12 変復調部
13 ATM送受信部
14 基地局制御部
15 CPU
16 ソフトウェア
17 OS部
18 初期化部
19 入出力管理部
20 制御部
21 保守管理部
22 呼制御部
23 状態管理制御部
24 リソース管理部
25 電力制御部
31 チャネル容量管理部
32 送信パワー管理部
33 ウォルシュコード/QOF管理部
33A テーブルメモリ(割当順序情報保持部)
33B ウォルシュ(Walsh)コード割当制御部
331 テーブル検索部
332 ウォルシュコード割当部
333 検索動作設定部
333a テーブル選択部
333b 検索開始位置設定部
333c 検索開始位置・方向設定部
333d 検索エリア分割部
333e チャネル種別識別部
333f 検索エリア制御部

Claims (8)

  1. 複数の通信チャネルの拡散コードとして異なる次数のウォルシュ(Walsh)コードを混在して使用するに当たって、
    該ウォルシュコードの割当順序を該ウォルシュコードの次数が小さくなるにつれて順次直交分離不可能となる順序に設定した割当順序情報を設定しておき、
    該割当順序情報において、割当要求の生じた通信チャネルに割り当てるべき次数(以下、割当要求次数という)の空きウォルシュコード(以下、単に「空きコード」という)を該割当順序に従って検索する際、
    該割当順序情報における該空きコードの検索開始位置を該次数毎に個別に設定しておき、
    該割当要求次数に対応する検索開始位置から該空きコードの検索を行ない、
    該検索により得られた空きコードを該割当要求の生じた通信チャネルの拡散コードとして割り当てることを特徴とする、ウォルシュコードの割当方法。
  2. 複数の通信チャネルの拡散コードとして異なる次数のウォルシュ(Walsh)コードを混在して使用するに当たって、
    該ウォルシュコードの割当順序を該ウォルシュコードの次数が小さくなるにつれて順次直交分離不可能となる順序に設定した割当順序情報を設定しておき、
    該割当順序情報において、割当要求の生じた通信チャネルに割り当てるべき次数(以下、割当要求次数という)の空きウォルシュコード(以下、単に「空きコード」という)を該割当順序に従って検索する際、
    該割当順序情報における該空きコードの検索開始位置と検索方向とをそれぞれ該次数毎に個別に設定しておき、
    該割当要求次数に対応する検索開始位置及び検索方向に従って該空きコードの検索を行ない、
    該検索により得られた空きコードを該割当要求の生じた通信チャネルの拡散コードとして割り当てることを特徴とする、ウォルシュコードの割当方法。
  3. 該割当順序情報について複数のエリアを設定しておき、
    該通信チャネルの種別毎に、該空きコードの検索開始エリアを該複数のエリアのいずれかに設定することを特徴とする、請求項1又は2に記載のウォルシュコードの割当方法。
  4. 該通信チャネルの種別毎に、該空きコードの検索対象エリアを該複数のエリアの一部に限定設定することを特徴とする、請求項記載のウォルシュコードの割当方法
  5. 複数の通信チャネルの拡散コードとして異なる次数のウォルシュ(Walsh)コードを混在して使用する通信システムに使用される、ウォルシュコードの割当装置であって、
    該ウォルシュコードの割当順序を該ウォルシュコードの次数が小さくなるにつれて順次直交分離不可能となる順序に設定した割当順序情報を保持する割当順序情報保持手段をそなえるとともに、
    該割当順序情報保持手段に保持された該割当順序情報において、割当要求の生じた通信チャネルに割り当てるべき次数(以下、割当要求次数という)の空きウォルシュコード(以下、単に「空きコード」という)を該割当順序に従って検索する検索手段と、当該検索手段に得られた空きコードを該割当要求の生じた通信チャネルの拡散コードとして割り当てるウォルシュコード割当手段とを含むウォルシュコード割当制御手段をそなえ、
    該ウォルシュコード割当制御手段が、
    該割当順序情報保持手段に保持された該割当順序情報における該空きコードの検索開始位置を該次数毎に個別に設定するウォルシュ次数別検索開始位置設定手段をさらにそなえ、
    該検索手段が、
    該ウォルシュ次数別検索開始位置設定手段によって設定された、該割当要求次数に対応する検索開始位置から該空きコードの検索を行なうように構成されたことを特徴とする、ウォルシュコードの割当装置。
  6. 複数の通信チャネルの拡散コードとして異なる次数のウォルシュ(Walsh)コードを混在して使用する通信システムに使用される、ウォルシュコードの割当装置であって、
    該ウォルシュコードの割当順序を該ウォルシュコードの次数が小さくなるにつれて順次直交分離不可能となる順序に設定した割当順序情報を保持する割当順序情報保持手段をそなえるとともに、
    該割当順序情報保持手段に保持された該割当順序情報において、割当要求の生じた通信チャネルに割り当てるべき次数(以下、割当要求次数という)の空きウォルシュコード(以下、単に「空きコード」という)を該割当順序に従って検索する検索手段と、当該検索手段に得られた空きコードを該割当要求の生じた通信チャネルの拡散コードとして割り当てるウォルシュコード割当手段とを含むウォルシュコード割当制御手段をそなえ、
    該ウォルシュコード割当制御手段が、
    該割当順序情報保持手段に保持された該割当順序情報における該空きコードの検索開始位置と検索方向とをそれぞれ該次数毎に個別に設定するウォルシュ次数別検索開始位置・方向設定手段をさらにそなえ、
    該検索手段が、
    該ウォルシュ次数別検索開始位置・方向設定手段によって設定された、該割当要求次数に対応する検索開始位置及び検索方向に従って該空きコードの検索を行なうように構成されたことを特徴とする、ウォルシュコードの割当装置。
  7. 該ウォルシュコード割当制御手段が、
    該割当順序情報保持手段における該割当順序情報について複数のエリアを設定するエリア設定手段と、
    該通信チャネルの種別毎に、該検索手段による該空きコードの検索開始エリアを、該複数のエリアのいずれかに設定する検索エリア制御手段とをさらにそなえたことを特徴とする、請求項5又は6に記載のウォルシュコードの割当装置。
  8. 該検索エリア制御手段が、
    該通信チャネルの種別毎に、該空きコードの検索対象エリアを、該複数のエリアの一部に限定設定するように構成されたことを特徴とする、請求項記載のウォルシュコードの割当装置。
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