JP4716107B2 - コネクタの取付構造及び取付方法 - Google Patents

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Description

本発明は、コネクタを機器等に取り付ける構造及び方法に関する。
例えば、オートマチックトランスミッションに装備される中継コネクタの取付構造並びに取付方法の一例として、以下のようなものが知られている。まず、ミッションケースの蓋板には嵌合孔が開口されるとともに、蓋板の下面にはソレノイドバルブのボディが取り付けられるようになっている。中継コネクタは縦向きで用いられ、その下端側には、バルブボディの下面に当てられる被締結部が横向きに突設されて、この被締結部にボルトの挿通孔が上下方向に貫通して形成されるとともに、上端にシールリングが嵌着される。そして、バルブボディの下面にコネクタの被締結部を当てて、挿通孔に下方から通したボルトをバルブボディの下面に切られたボルト孔にねじ込んで締結したのち、コネクタの上端を蓋板の嵌合孔に水密に嵌合し、最後にバルブボディを蓋板の下面に別のボルト等で固定するようになっている。
なお、このようにボルトを用いてコネクタを機器等に取り付けるものは、例えば特許文献1に記載されている。
特開2003−31323公報
ところで上記のような取付構造の場合、ミッションケースの蓋板の嵌合孔と、バルブボディのボルト孔(挿通孔)の間隔が正規寸法にあって初めて、中継コネクタの上端部が嵌合孔内に芯出して嵌合されると言える。
しかるに、コネクタ、ミッションケースの蓋板、並びにバルブボディの成形上の寸法公差、さらには蓋板とバルブボディとの取付公差等が積み重なると、嵌合孔とボルト孔との間に位置的なずれが生じるおそれがある。また例えばコネクタが長くなると反り等の変形が生じやすく、軸線からの挿通孔の位置が大きく外れるおそれもある。
このような状態から、上記のようにコネクタが取り付けられると、コネクタの軸線が振れた姿勢でその上端部が嵌合孔に嵌合され、コネクタに対して応力が掛かったり、シールの洩れが生じるおそれがあった。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、その目的は、コネクタを相手の嵌合孔に対して自然状態で嵌合できるようにした取付構造並びに取付方法を提供するところにある。
求項1の発明は、コネクタにおける軸線方向の一端側が、第1部材に開口された嵌合孔に嵌合されるとともに、他端側には被締結部が前記軸線と交差する方向に突設されて前記軸線と平行方向にねじの挿通孔が形成され、この挿通孔に挿通されたねじが前記第1部材に固定される第2部材のねじ孔にねじ込まれて締結されるコネクタの取付構造において、前記第2部材と前記コネクタの他端側との間には、前記コネクタが軸線方向に移動することは規制する反面、前記コネクタが軸線と交差する方向に移動することは許容するクリアランスを有する仮係止機構が設けられており、この仮係止機構は、前記コネクタの前記他端側の外面に、周方向に沿った被係止溝が形成されるとともに、前記第2部材に、前記被係止溝に対して前記軸線と交差する方向から差し込まれて係止する係止板が突設され、この係止板と前記被係止溝との間に、前記コネクタが前記軸線と交差する方向に移動することを許容する前記クリアランスが設けられていることで形成されている構成としたところに特徴を有する。
請求項2の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記被締結部の前記挿通孔が、前記ねじをクリアランスを持って挿通可能となっているところに特徴を有する
請求項の発明は、コネクタにおける軸線方向の一端側が、第1部材に開口された嵌合孔に嵌合されるとともに、他端側には被締結部が前記軸線と交差する方向に突設されて前記軸線と平行方向にねじの挿通孔が形成され、この挿通孔に挿通されたねじが前記第1部材に固定される第2部材のねじ孔にねじ込まれて締結されるコネクタの取付方法において、前記第2部材と前記コネクタの他端側との間には、いずれか一方に設けられた係止部が他方に設けられた被係止部と係合することにより、前記コネクタが軸線方向に移動することは規制する反面、前記コネクタが軸線と交差する方向に移動することは許容するクリアランスを有する仮係止機構が設けられており、前記仮係止機構の前記係止部と前記被係止部とを互いに係合させる工程と、前記コネクタの前記一端側が前記第1部材の嵌合孔に嵌合される工程と、前記第2部材を前記第1部材に固定する工程と、前記被締結部の前記挿通孔に前記ねじを通して前記第2部材の前記ねじ孔にねじ込む工程と、を順次に行うところに特徴を有する。
<請求項1の発明>
コネクタの取り付けは、以下のような手順で行われる。第2部材から突設された係止板が、コネクタの他端側の外面に周設された被係止溝にコネクタの軸線と交差する方向から差し込まれることにより、コネクタが第2部材に対して、軸線方向の移動は規制されるものの、軸線とは交差する方向の移動は許容される状態で仮係止される。次に、第2部材に仮係止されたコネクタの一端側が第1部材の嵌合孔に嵌合される。続いて、第2部材が第1部材に固定され、最後に、コネクタの被締結部の挿通孔にねじを通して第2部材のねじ孔にねじ込むことで、被締結部が第2部材に固定される。
ここで、コネクタ、第1部材、並びに第2部材の成形上の寸法公差、さらには第1部材と第2部材との取付公差等が積み重なると、嵌合孔とねじ孔との間隔にずれが生じたり、あるいは、コネクタの変形に起因して被締結部の挿通孔の位置が軸線から大きく外れるおそれがある。
この発明では、被締結部が第2部材にねじ止めされるのが最後の作業になっており、その場合、被締結部の挿通孔と第2部材のねじ孔とを整合させる必要があるが、仮係止機構におけるクリアランスを利用してコネクタを軸線と交差する方向に移動させつつ、挿通孔とねじ孔とを整合させ、その後にねじ止めすることが可能である。言い換えると、コネクタは軸線が振れていない真直姿勢でその一端側を第1部材の嵌合孔に嵌合した状態において、他端側を第2部材にねじ止めすることができ、コネクタに対して曲げ応力が生じることが回避され、またコネクタの一端側が嵌合孔内でこじた状態となることが防止される。
<請求項2の発明>
被締結部の挿通孔内に設けられたクリアランスを利用することにより、嵌合孔とねじ孔との間のずれや、挿通孔の位置の外れを、より広範囲にわたって吸収することができる
<実施形態>
以下、本発明の一実施形態を図1ないし図9によって説明する。この実施形態では、オートマチックトランスミッションに中継コネクタ30を取り付ける場合を例示している。
ミッションケース10は、図6に示すように、パン状をなす金属製のケース本体11の上面開口に、合成樹脂製の蓋板12が被着された構造である。蓋板12は、一側のほぼ2/3の領域が低位部13で、残りが高位部14となっている。低位部13は厚肉に形成されており、その下面側にバルブボディ20が取り付けられるようになっている。
バルブボディ20は、合成樹脂材によってブロック状に形成され、低位部13のほぼ全域から高位部14の形成領域に少し入った位置にわたって配される大きさを持っている。バルブボディ20は、低位部13の下面に当てられたのち、複数本の通しボルト21が下面側から挿通孔22に貫通され、低位部13の下面に切られたボルト孔15にねじ込まれることで固定されるようになっている。
一方の高位部14には、後記する中継コネクタ30の上端部を嵌合する嵌合孔17が形成されている。この嵌合孔17は詳細には、図3に示すように、高位部14に開口した円形孔17Aの裏面側の口縁に、所定高さの円筒部17Bが連設された形状となっている。
蓋板12の下面開口には、外向きのフランジ12Aが全周にわたって形成されているとともに、ケース本体11の上面開口にも、ほぼ同幅のフランジ11Aが全周にわたって形成されている。そして、蓋板12のフランジ12Aがケース本体11のフランジ11A上に載せられ、周方向に適宜間隔を開けた複数箇所においてねじ18等で締結されることにより、上記したように、ケース本体11の上面に蓋板12が被着されるようになっている。
中継コネクタ30は、図1に示すように、合成樹脂製になる縦長のコネクタハウジング31(以下、単にハウジング31という)を有している。このハウジング31の上端部が、上記したミッションケース10の蓋板12の嵌合孔17に嵌合可能となっている。ハウジング31の上端面には、外部に配されたコネクタ(図示せず)と嵌合される外部コネクタ部32が、上向きに形成されている。この外部コネクタ部32の下方の外周面には、シール装着溝34が全周に形成されてシールリング35が嵌着され、このシールリング35が弾縮されて嵌合孔17内に嵌合されることで、シールが取られるようになっている。
ハウジング31における上端部に寄った位置には、図1の手前側に向けて第1内部コネクタ部37が突設され、バルブボディ20側から引き出された相手のコネクタ24(図2参照)が、図1の右側から嵌合されるようになっているとともに、下端部に寄った位置にも、図1の手前側に向けて第2内部コネクタ部38が突設され、バルブボディ20側から引き出された他のコネクタ25(図2参照)が、下方から嵌合されるようになっている。
ハウジング31の下端側は、バルブボディ20に対して固定されるようになっている。そのため、ハウジング31に設けられた第2内部コネクタ部38から、被締結部40が水平方向に突設されている。この被締結部40は厚肉の板状であって、図1の右側に突出するようにして形成されている。
一方、バルブボディ20における図1の左端面には、その上部側から取付部26が突設されており、この取付部26の下面は、手前側が高く、奥側が低くなった段差状に形成されており、手前の高い方の取付面27(以下、高取付面27という)には、ハウジング31の被締結部40が当てられるようになっている。なお、奥側の低い方の取付面28(以下、低取付面28という)には、後記するブラケット50が取り付けられるようになっている。
ハウジング31の被締結部40には、図6及び図7に示すように、ボルト41を挿通する挿通孔42が上下方向に貫通して形成されている一方、バルブボディ20の高取付面27には、ボルト41が螺合されるボルト孔27Aが形成されている。ハウジング31が軸線を鉛直方向に向けた真直姿勢を取って、その上端部が蓋板12の嵌合孔17に嵌合された場合に、被締結部40がバルブボディ20の高取付面27に密着して当てられ、かつボルト41の挿通孔42とボルト孔27Aとが同心に整合する設定となっている。
また、図7に詳細に示すように、ボルト41の挿通孔42は、ボルト41の軸部よりも所定寸法大きい径寸法を有しており、すなわちボルト41は、挿通孔42に対して所定のクリアランスC2を持って挿通可能となっている。
上記のように、ハウジング31の被締結部40がバルブボディ20に対して固定される前に、ハウジング31の下端側が、バルブボディ20に対して仮係止されるようになっている。
そのため、ハウジング31の下端部は、図8に示すように、ほぼ方形断面に形成されており、上記した被締結部40の直下位置で3方の側面にわたり、所定深さでかつ所定の溝幅の被係止溝45が切り込み形成されている。被係止溝45が切られた3方の側面は、図1の右側並びに手前側と奥側であり、被締結部40が高取付面27に当てられた際には、被係止溝45が切られていない側面がバルブボディ20とは反対側に位置するようになっている。
一方、バルブボディ20側には、ブラケット50が取り付けられるようになっている。このブラケット50は、合成樹脂製の基体51における一面の上端部から、金属製の係止板52がインサート成形等によって突設された構造となっている。係止板52は、図8に示すように、方形の枠の一辺を除去したような門形に形成されており、ハウジング31の被係止溝45に対して差し込み可能となっている。
ブラケット50は、基体51がバルブボディ20の低取付面28に当てられてボルト54で固定されるようになっており、そのため、基体51にはボルト54の挿通孔56が形成されているとともに、低取付面28にボルト孔28Aが切られている。ブラケット50は、係止板52の開口が図1の左側を向いた姿勢で固定されるようになっている。そして、ハウジング31が鉛直姿勢で嵌合孔17に嵌合された状態において、ブラケット50の係止板52が、ハウジング31の被係止溝45に対して同図の右側から差し込まれるようになっている。
係止板52の板厚は、被係止溝45の溝幅より若干薄く形成され、したがってハウジング31の軸線方向(上下方向)については、係止板52が被係止溝45にほぼ緊密に差し込まれ、ハウジング31は軸線方向の移動が規制されるようになっている。一方、ハウジング31の軸線と直角方向については、図9に示すように、係止板52の3辺の内縁と、被係止溝45の対向する3辺の溝底との間に所定のクリアランスC1が設定され、したがって係止板52が被係止溝45に差し込まれた状態において、ハウジング31は軸線と直角方向への移動が許容されるようになっている。
ブラケット50の係止板52と、ハウジング31に切られた被係止溝45とによって、本発明の仮係止機構が構成されるようになっている。
続いて、中継コネクタ30の取付手順について説明する。
まず図1に示すように、バルブボディ20の低取付面28にブラケット50の基体51が当てられ、下面からボルト54を通してボルト孔28Aに締め付けることにより、係止板52が同図の左側を向いた姿勢で固定される。次に、同図並びに図8の矢線に示すように、ハウジング31の下端部の被係止溝45が、係止板52の内側に差し込まれ、併せて図2に示すように、被締結部40がバルブボディ20の高取付面27に沿って当てられる。
これによりハウジング31が、ブラケット50すなわちバルブボディ20に対して軸線方向の移動を規制された状態に仮係止される。なおこのとき、ハウジング31は軸線と直角方向の移動は許容される状態にある。この仮係止状態において、ハウジング31の内部コネクタ部37,38に対して、バルブボディ20側から引き出された相手のコネクタ24,25がそれぞれ嵌合される。
次に、図3に示すように、ハウジング31の上端部が、シールリング35を弾縮させつつ、蓋板12の嵌合孔17内に嵌合され、併せてバルブボディ20が、蓋板12の低位部13の下面に当てられる。
そののち、図4に示すように、バルブボディ20の挿通孔22にそれぞれ下側から通しボルト21が通され、低位部13の下面に切られたボルト孔15にねじ込まれることで、低位部13の下面にバルブボディ20が固定される。
最後に、図5に示すように、ハウジング31の被締結部40における挿通孔42と、高取付面27のボルト孔27Aとが整合されたのち、挿通孔42に対して下面側からボルト41が挿通され、ボルト孔27Aにねじ込まれることで固定される。
そののち、図6に示すように、バルブボディ20とハウジング31とを取り付けた蓋板12のフランジ12Aが、ケース本体11のフランジ11A上に載せられ、複数箇所をねじ18で止めることによってケース本体11の上面に蓋板12が被着され、ミッションケース10の組み付けが完了する。
ここで、ハウジング31の上端部が蓋板12の嵌合孔17に嵌合されるとともに、下端部が蓋板12に固定されたバルブボディ20にボルト41で固定される部分において、特に合成樹脂製のハウジング31、蓋板12、並びにバルブボディ20の成形上の寸法公差、さらには蓋板12とバルブボディ20との取付公差等が積み重なると、蓋板12の嵌合孔17と、バルブボディ20の高取付面27のボルト孔27Aとの配置関係にずれが生じたり、あるいは、ハウジング31が長尺であることから反る等の変形を来して、被締結部40の挿通孔42の位置がハウジング31の軸線から大きく外れるおそれがある。
本実施形態では、被締結部40がバルブボディ20に対してボルト41で締め付けられるのが最後の作業になっており、その場合、被締結部40の挿通孔42と、バルブボディ20の高取付面27のボルト孔27Aとを同心に整合させる必要があるが、仮係止機構すなわち係止板52と被係止溝45との間に設けられたクリアランスC1を利用して、図9の矢線に示すように、ハウジング31を軸線と交差する方向に移動させつつ、挿通孔42とボルト孔27Aとを整合させ、その後にボルト41を締結することが可能である。言い換えると、ハウジング31は軸線が振れていない真直姿勢でその上端側を蓋板12の嵌合孔17に嵌合した状態において、下端側をバルブボディ20に締結固定することができる。そのため、ハウジング31に対して曲げ応力が生じることが回避されて、耐久性の向上等が図られ、またシールリング35が嵌着されたハウジング31の上端部が嵌合孔17内でこじた状態となることが避けられ、すなわちシールリング35が嵌合孔17の内面の全周にわたってほぼ均等に弾接され、シール性が確保される。
さらにこの実施形態では、図7に示すように、被締結部40の挿通孔42内にボルト41がクリアランスC2を持って挿通可能となっているから、さらに同クリアランスC2を利用することによって、嵌合孔17とボルト孔27Aとの間の位置ずれや、挿通孔42の位置の外れを、より広範囲にわたって吸収することができる。
また、挿通孔42の軸線とボルト孔27Aの軸線とが互いに傾いてしまった場合にも、対応することが可能となる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)仮係止機構側のクリアランスのみで、蓋板の嵌合孔とバルブボディのボルト孔との間の位置ずれや、被締結部に設けられた挿通孔の位置の外れを吸収できるのであれば、被締結部の挿通孔側にはクリアランスを敢えて設ける必要はなく、そのようなものも本発明の技術的範囲に含まれる。
(2)本発明は、上記実施形態に例示したオートマチックトランスミッションに取り付けられる中継コネクタに限らず、他の機器に取り付けられる中継コネクタや、他の用途のコネクタも含み、要は、コネクタの一端側が第1部材の嵌合孔に嵌合されるとともに、他端側に突設された被締結部が、第1部材に固定される第2部材に対して、ボルトをコネクタの軸線方向と平行な方向にねじ込んで固定する取付構造のもの全般に広く適用することができる。
本発明の一実施形態に係るハウジングの仮係止動作を示す正面図 ハウジングが仮係止された状態の正面図 ハウジングの上端部を蓋板の嵌合孔に嵌合する動作を示す一部切欠正面図 バルブボディを蓋板に固定する動作を示す一部切欠正面図 ハウジングの被締結部をバルブボディに締結する動作を示す一部切欠正面図 トランスミッションの組付完了時の一部切欠正面図 被締結部の締結構造を示す断面図 仮係止動作を示す平断面図 仮係止状態の平断面図
符号の説明
12…蓋板(第1部材)
17…嵌合孔
20…バルブボディ(第2部材)
27…高取付面
27A…ボルト孔(ねじ孔)
30…中継コネクタ(コネクタ)
31…コネクタハウジング
35…シールリング
40…被締結部
41…ボルト(ねじ)
42…挿通孔
45…被係止溝(被係止部:仮係止機構)
50…ブラケット
52…係止板(係止部:仮係止機構)
C1…(仮係止機構側の)クリアランス
C2…(挿通孔42側の)クリアランス

Claims (3)

  1. コネクタにおける軸線方向の一端側が、第1部材に開口された嵌合孔に嵌合されるとともに、他端側には被締結部が前記軸線と交差する方向に突設されて前記軸線と平行方向にねじの挿通孔が形成され、この挿通孔に挿通されたねじが前記第1部材に固定される第2部材のねじ孔にねじ込まれて締結されるコネクタの取付構造において、
    前記第2部材と前記コネクタの他端側との間には、前記コネクタが軸線方向に移動することは規制する反面、前記コネクタが軸線と交差する方向に移動することは許容するクリアランスを有する仮係止機構が設けられており、
    この仮係止機構は、前記コネクタの前記他端側の外面に、周方向に沿った被係止溝が形成されるとともに、前記第2部材に、前記被係止溝に対して前記軸線と交差する方向から差し込まれて係止する係止板が突設され、この係止板と前記被係止溝との間に、前記コネクタが前記軸線と交差する方向に移動することを許容する前記クリアランスが設けられていることで形成されていることを特徴とするコネクタの取付構造。
  2. 前記被締結部の前記挿通孔が、前記ねじをクリアランスを持って挿通可能となっていることを特徴とする請求項1記載のコネクタの取付構造。
  3. コネクタにおける軸線方向の一端側が、第1部材に開口された嵌合孔に嵌合されるとともに、他端側には被締結部が前記軸線と交差する方向に突設されて前記軸線と平行方向にねじの挿通孔が形成され、この挿通孔に挿通されたねじが前記第1部材に固定される第2部材のねじ孔にねじ込まれて締結されるコネクタの取付方法において、
    前記第2部材と前記コネクタの他端側との間には、いずれか一方に設けられた係止部が他方に設けられた被係止部と係合することにより、前記コネクタが軸線方向に移動することは規制する反面、前記コネクタが軸線と交差する方向に移動することは許容するクリアランスを有する仮係止機構が設けられており、
    前記仮係止機構の前記係止部と前記被係止部とを互いに係合させる工程と、
    前記コネクタの前記一端側が前記第1部材の嵌合孔に嵌合される工程と、
    前記第2部材を前記第1部材に固定する工程と、
    前記被締結部の前記挿通孔に前記ねじを通して前記第2部材の前記ねじ孔にねじ込む工程と、
    を順次に行うことを特徴とするコネクタの取付方法。
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