JP4715328B2 - ナビゲーション装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ナビゲーション装置に関するものである。
従来、自動車等の車両に搭載されたナビゲーション装置においては、道路地図データに基づいて、設定された出発地から目的地までの最適な経路を探索して、表示手段に表示するようになっている。この場合、前記出発地から目的地までの距離が最短となるように経路を探索したり、所要時間が最短となるように経路を探索するようになっている。
また、実際の交通量や渋滞情報を考慮して適切な経路を探索することができるように、地図を複数に分割することで得られるメッシュ領域毎に、出発地から当該メッシュ領域までの距離に応じて定まる基準到着時刻に対応する時間帯の統計交通情報を取得し、当該メッシュ領域内のリンクについての統計交通情報を利用して経路を探索する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2004−301677号公報
しかしながら、前記従来のナビゲーション装置においては、出発地から当該メッシュ領域までの距離に応じて所要時間を定めるようになっているので、メッシュ領域毎の特性が考慮されておらず、適切な時間帯の統計交通情報を利用することができず、適切な経路を探索することができなかった。
本発明は、前記従来のナビゲーション装置の問題点を解決して、適切な経路を探索することができるナビゲーション装置を提供することを目的とする。
そのために、本発明のナビゲーション装置においては、地図を分割した複数のエリアと該エリアに含まれる各リンクのリンクデータとを対応付けて記憶する地図データ記憶部と、前記各リンクの統計交通情報を時間帯に対応付けて記憶する統計交通情報記憶部と、前記複数のエリア毎に、エリアを通過するために要する通過時間を平均車速に基づいて算出するエリア通過時間算出部と、前記複数のエリア毎のエリアを通過するために要する通過時間に基づいて、自車エリアから各エリアに至るまでに経由するエリアの通過時間の累積値のうちの最小の累積値を到着所要時間として各エリアへの到着時刻を算出するエリア到着時刻算出部と、算出されたエリアへの到着時刻が該当する時間帯における当該エリアに含まれる各リンクの統計交通情報を検索する統計交通情報検索部と、検索された各リンクの統計交通情報に基づいて経路を探索する経路探索部とを有し、前記エリアの大きさは、当該エリアの渋滞度に応じて変更される。
本発明によれば、エリアを通過するために要する通過時間に基づいて、自車エリアから各エリアに至るまでに経由するエリアの通過時間の累積値のうちの最小の累積値を到着所要時間として各エリアへの到着時刻を算出し、算出された各エリアへの到着時刻に対応する統計交通情報に基づいて経路を探索するようになっている。そのため、適切な経路を探索することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は本発明の実施の形態におけるエリア毎のエリア通過時間の例を示す図、図2は本発明の実施の形態における各リンクの統計交通情報の例を示す図である。
本実施の形態において、ナビゲーション装置は、乗用車、トラック、バス、オートバイ等の車両に搭載された車両用ナビゲーション装置であり、CPU、MPU等の演算手段、半導体メモリ、磁気ディスク、光ディスク等の記憶手段、通信インターフェイス等を備える一種のコンピュータである。前記ナビゲーション装置は、GPS(Global Positioning System)、地磁気センサ、距離センサ、ステアリングセンサ、ビーコンセンサ、ジャイロセンサ等によって現在位置を検出する現在位置検出処理部、道路データ、探索データ等を含む地図データ等を記憶する記憶手段としてのデータ記録部、入力された情報に基づいて、設定された目的地までの経路を探索する経路探索処理、経路の走行案内処理、地点や施設の検索を行うPOI(Point of Interest)検索処理等のナビゲーション処理等の各種の演算処理を行うナビゲーション処理部、入力部、表示部、音声入力部、音声出力部及び通信部を有し、設定された目的地までの経路を探索して案内を行うようになっている。
そして、前記データ記録部は、探索に使用する情報としての地図データを記憶する。すなわち、前記データ記録部は、各種のデータファイルから成るデータベースを備え、経路を探索するための探索データの他、前記表示部に、探索された経路に沿って案内図を表示したり、他の案内情報を表示したりするために、施設データ等の各種のデータを記録する。なお、前記データ記録部には、道路を構成する単位であるリンクに関する情報も含まれている。また、前記データ記録部には、所定の情報を音声出力部によって音声出力するための各種のデータも記録される。
また、前記入力部は、走行開始時の位置を修正したり、目的地を入力したりするためのものであり、前記ナビゲーション装置本体に配設された操作キー、押しボタン、ジョグダイヤル、十字キー等から成るものであるが、リモートコントローラであってもよい。なお、表示部がタッチパネルである場合には、前記表示部の表示画面に表示された操作キー、操作メニュー等の操作スイッチから成るものであることが望ましい。この場合、通常のタッチパネルのように前記操作スイッチを押す、すなわち、タッチすることによって、入力を行うことができる。
そして、前記表示部には、操作案内、操作メニュー、操作キーの案内、現在位置から目的地までの経路、該経路に沿った案内情報等が表示される。前記表示部としては、CRT、液晶ディスプレイ、LED(Light Emitting Diode)ディスプレイ、プラズマディスプレイ、フロントガラスにホログラムを投影するホログラム装置等を使用することができる。
本実施の形態において、ナビゲーション装置は、機能の観点から、地図を分割した複数のエリアと該エリアに含まれる各リンクのリンクデータとを対応付けて記憶する地図データ記憶部と、前記各リンクの統計交通情報を時間帯に対応付けて記憶する統計交通情報記憶部と、前記エリアの平均車速に基づいて当該エリアを通過するために要するエリア通過時間を算出するエリア通過時間算出部と、算出されたエリア通過時間に基づいて各エリアへの到着時刻を算出するエリア到着時刻算出部と、前記各リンクの、当該リンクが含まれるエリアへの到着時刻に対応する統計交通情報を検索する統計交通情報検索部と、検索された統計交通情報に基づいて経路を探索する経路探索部とを有する。この場合、エリアの平均車速は、当該エリアに含まれる各リンクの統計交通情報に基づいて算出されてもよい。また、エリアの平均車速は、当該エリアの種類に応じて設定されてもよい。さらに、エリアの平均車速は、天候に応じて変更されてもよい。さらに、ナビゲーション装置は、算出された各エリアへの到着時刻を案内する案内部と、目的地を設定する設定部とを有していてもよい。この場合、案内部は、設定された目的地が存在するエリアへの到着時刻を前記目的地への到着時刻として案内してもよい。また、案内部は、地図をエリア毎に分割して表示し、地図上に各エリアへの到着時刻を表示させてもよい。
ここで、地図データ記憶部は、データ記録部に含まれるものであり、エリアを記憶する。該エリアは、例えば、「JIS X 0410−1976 地域メッシュコード」に規定される統合地域メッシュにおける10倍地域メッシュとしての二次メッシュである。そして、該二次メッシュは、一辺が10〔km〕程度の矩(く)形領域であり、財団法人日本デジタル道路地図協会によって作成された「全国デジタル道路地図データベース」では、日本全国が4713枚の二次メッシュによって構成される。なお、前記エリアは、都道府県単位、市町村単位に基づいて分割されたものであってもよいし、一辺が1〔km〕程度の矩形領域に分割されたものであってもよい。また、各エリアに含まれる道路のデータには、道路の分岐点(交差点、T字路等を含む)、少なくとも道路の屈曲点の位置を示すノード、及び、各ノード間を連結するリンクに関するデータとしてのリンクデータが含まれている。該リンクデータには、リンクに付与された識別番号であるリンクID、リンクにおける始点及び終点の座標、始点から終点までの距離等の情報が含まれている。
そして、統計交通情報記憶部もデータ記録部に含まれるものであり、過去の交通情報、実走行データとしての自車や他車の走行履歴情報等を蓄積して統計的に処理された統計交通情報を記憶する。該統計交通情報は、例えば、過去に作成されたVICS(R)(道路交通情報通信システム:Vehicle Information & Communication System)情報、警察、日本道路公団等の交通管制システムの情報を収集して作成されたものであり、リンクに対応付けられている。また、国土交通省が実施する全国道路・街路交通情勢調査、すなわち、道路交通センサスのデータを統計交通情報の一部として記憶してもよい。
本実施の形態において、前記統計交通情報は、図2に示されるようにして統計交通情報記憶部に記憶されている。この場合、前記統計交通情報は、所要時間及び渋滞度の形態で、リンク毎に、かつ、時間帯毎に記憶されている。なお、図2に示される例において、時間帯は15分毎に設定されているが、30分毎であってもよいし、1時間毎であってもよいし、任意に設定することができる。そして、前記統計交通情報は、現在以降の時刻であって車両が該当するリンクを通過するであろう時間帯における予測交通情報として使用される。
また、エリア通過時間算出部は、ナビゲーション処理部に含まれるものであり、エリアの平均車速に基づいて当該エリアを通過するために要するエリア通過時間を算出する。なお、エリアの平均車速は、例えば、当該エリアに含まれる各リンクのVICS(R)情報、警察、日本道路公団等の交通管制システムの情報、プローブカーの走行履歴情報等に基づいて算出することもできるし、図2に示されるような統計交通情報からも算出することができる。そして、前記エリアの平均車速で走行した場合にエリアを通過するために要するエリア通過時間を算出する。例えば、エリアが二次メッシュのように矩形領域である場合、対角線の長さをエリアを通過するための走行距離であるとして、該走行距離を平均車速で除することによってエリア通過時間が算出される。前記対角線の長さは、エリアの縦寸法又は横寸法にルート2を乗じることによって得ることができる。
図1には算出されたエリア毎のエリア通過時間の例が示されている。図1において、各矩形は各エリアを示し、左側に付与された1〜6の番号は行を識別し、上側に付与されたa〜fの文字は列を識別する。そして、各矩形内の3分、5分等の数値はエリア通過時間を示している。なお、図1のその他の点については後述される。
なお、前記エリアの平均車速は、当該エリアの種類に応じて設定されるようにしてもよい。ここで、エリアの種類とは、例えば、都市部に属するエリア、郊外部に属するエリア等の種類である。一般に、都市部に属するエリアでは信号や歩行者の数が多いので、郊外部に属するエリアよりも平均車速が低くなると考えることができる。
この場合、都市部は、例えば、DID(Densely Inhabited District)のように人口密度が高いエリア、政令指定都市における市街地エリア、道路本数が所定本数以上のエリア等であるが、任意に設定することができる。また、郊外部は、前記都市部以外のエリアである。なお、DIDとは、人口集中地区のことであり、総務省統計局では、次の条件(1)及び(2)をともに満たす市街地をDIDと定義している。
(1)市区町村の境界内において人口密度の高い(約4000人/〔Km2 〕以上の)国勢調査区が集合している地域
(2)人口5000人以上を数える地域
前記DIDの人口と面積は、5年に一度行われている国勢調査で得られた結果を用いて算出される。
さらに、前記エリアの平均車速は天候に応じて変更されてもよい。一般に、雨天の場合は、視界が悪く、路面が滑りやすいので、平均車速が低くなると考えることができる。また、濃霧の場合も、視界が悪いので、平均車速が低くなると考えることができる。さらに、降雪の場合は、雨天の場合より更に平均車速が低くなると考えることができる。
また、エリア到着時刻算出部は、ナビゲーション処理部に含まれるものであり、エリア通過時間に基づいて各エリアへの到着時刻を算出する。図1において、各矩形内における括弧内の15min、20min等の数値は、当該エリアへの到着所要時間を示している。したがって、現在時刻に前記到着所要時間を加えた時刻が各エリアへの到着時刻となる。
ここで、図1に示される例に基づいて、エリア到着時刻算出部が各エリアへの到着時刻を算出する方法について説明する。この場合、車両の現在位置は、現在位置マーク▲が示されているエリア4−c内である。そのため、エリア4−cは、現在位置に対応するエリアなので、到着所要時間は示されていない。
そして、エリア到着時刻算出部は、現在位置に対応するエリアから出発して、目的地に対応するエリアに到着するまでに通過する経路上のエリアのエリア通過時間を累積することによって、前記目的地に対応するエリアへの到着所要時間を算出する。まず、現在位置に対応するエリアの周囲に位置するエリア、すなわち、エリア4−cの八方向において隣接するエリア3−b、3−c、3−d、4−b、4−d、5−b、5−c及び5−dを目的地に対応するエリアとすると、これらのエリアに到着するまでに通過する経路上のエリアはエリア4−cだけである。そのため、エリア3−b、3−c、3−d、4−b、4−d、5−b、5−c及び5−dへの到着所要時間は、エリア4−cのエリア通過時間、すなわち、15分である。
続いて、現在位置に対応するエリアの周囲に位置するエリアの更に周囲に位置するエリア、例えば、エリア3−eを目的地に対応するエリアとする場合について説明する。この場合、エリア3−eまでのエリア通過時間の累積値が最も小さくなるように通過する経路を設定する。これは、経路を探索する際には所要時間が最も短くなるような経路を探索するからである。なお、エリア通過時間の累積値が平均値となるように経路を必要に応じて設定することもできる。
図1に示される例においては、エリア4−cからエリア3−dを経由してエリア3−eに到着する経路を採用した場合にエリア通過時間の累積値が最も小さくなることが分かる。この場合、エリア4−cのエリア通過時間(15分)にエリア3−dのエリア通過時間(5分)を加算した値である20分がエリア3−eへの到着所要時間となる。以降、前述の動作を繰り返すことによって、図1に示されるように、すべてのエリアについて当該エリアへの到着所要時間を算出することができる。
また、統計交通情報検索部は、ナビゲーション処理部に含まれるものであり、エリア毎に、当該エリアに含まれる各リンクについて、到着時刻に対応する統計交通情報を検索する。この場合、統計交通情報は、図2に示されるように、時間帯毎に記憶されている。そのため、統計交通情報検索部は、各エリアへの到着時刻がどの時間帯に該当するかを判断し、該当する時間帯に対応する統計交通情報を検索する。
さらに、経路探索部は、ナビゲーション処理部に含まれるものであり、検索された統計交通情報に基づいて経路を探索する。この場合、各リンクへの到着時刻が該当する時間帯における統計交通情報を利用し、ダイクストラ等の方法によって経路を探索することができるので、適切な経路を探索することができる。
例えば、図1に示されるように、車両の現在位置は、現在位置マーク▲が示されているエリア4−c内であり、現在時刻が9:00であるとする。そして、エリア4−dに含まれるリンク1001を例に採ると、エリア4−dへの到着時刻は9:15となるので、図2に示されるような統計交通情報において、リンク1001の時間帯9:15〜9:30における渋滞度「混雑」が統計交通情報検索部によって検索される。そして、経路探索部は、リンク1001については「混雑」を探索コストとして利用し、経路を探索する。また、エリア4−fに含まれるリンク1013を例に採ると、エリア4−fへの到着時刻は9:33となるので、図2に示されるような統計交通情報において、リンク1013の時間帯9:30〜9:45における渋滞度「渋滞なし」が統計交通情報検索部によって検索される。そして、経路探索部は、リンク1013については「渋滞なし」を探索コストとして利用し、経路を探索する。
また、リンクの統計交通情報として、渋滞度に代えて所要時間を利用し、経路を探索することもできる。この場合、所要時間を探索コストに変換して経路を探索することもできるし、所要時間を累積して、最短時間となる経路を探索することもできる。
なお、経路に一般道と高速道路とが含まれる場合、高速道路の範囲に関しては、高速道路を対象にして設定されたエリアへの到着時刻に対応する統計交通情報を使用する。この場合、高速道路は一般道よりも車速が高いので、高速道路を対象にするエリアは、通常のエリアより大きく設定することが望ましい。例えば、通常のエリアの一辺が10〔km〕程度の矩形領域である場合、高速道路を対象にするエリアは一辺が40〔km〕程度の矩形領域とすることが望ましい。また、高速道路を対象にするエリアを、通常のエリアと同じ大きさに設定することもできる。この場合には、エリア通過時間を、通常のエリアよりも短くなるように設定することが望ましい。
そして、一般道の範囲に関しては、通常のエリアへの到着時刻に対応する統計交通情報に基づいて経路を探索し、高速道路の範囲に関しては、高速道路を対象にするエリアへの到着時刻に対応する統計交通情報に基づいて経路を探索する。これにより、経路に一般道と高速道路とが含まれる場合であっても、適切な経路を探索することができる。
ここで、図1に示される例における各エリアへの到着時刻が該当する時間帯は、各エリアに付与された模様に応じて区別される。模様が付与されていないエリア4−cの場合、到着時刻が該当する時間帯が現在時刻から15分未満の時間帯に該当する。そして、エリア1−d〜1−f等と同様の模様が付与されているエリアの場合、到着時刻が該当する時間帯が現在時刻から15分以上30分未満の時間帯に該当する。また、エリア1−a〜1−c等と同様の模様が付与されているエリアの場合、到着時刻が該当する時間帯が現在時刻から30分以上45分未満の時間帯に該当する。さらに、エリア6−fの場合、到着時刻が該当する時間帯が現在時刻から45分以上60分未満の時間帯に該当する。
また、本実施の形態においては、経路の探索を省略することもできる。この場合、案内部は、エリア到着時刻算出部によって算出された各エリアへの到着時刻を案内する。なお、前記案内部は、表示部及び音声出力部を含むものである。
そして、前記案内部は、例えば、表示部に表示される地図をエリア毎に分割して表示し、地図上に各エリアへの到着時刻を表示させることによって、各エリアへの到着時刻を案内する。すなわち、地図上に図1に示されるような図を重ね合わせて表示することによって、各エリアへの到着時刻を案内する。この場合、エリアへの到着所要時間に代えて、該到着所要時間を現在時刻に加えた時刻を到着時刻として表示させることが望ましい。また、エリア通過時間は必要に応じて表示を停止することができる。これにより、ナビゲーション装置のユーザは、現在位置周辺の各エリアへの到着時刻を把握することができる。
また、設定部によって目的地が設定された場合、案内部は、目的地が存在するエリアへの到着予測時刻を表示部に表示させたり、音声出力部から音声出力することによって、目的地への到着予測時刻として案内する。
さらに、各エリアへの到着予測時刻に代えて、各エリアへの到着所要時間を案内することもできる。この場合、前記案内部は、表示部に表示される地図上に図1に示されるような図をそのまま重ね合わせて表示することによって、各エリアへの到着所要時間を案内することができる。
このように、経路の探索を省略することによって、ナビゲーション装置の処理負担を軽減することができる。
次に、前記ナビゲーション装置の動作全体について説明する。ここでは、経路を探索する場合の動作について説明する。
図3は本発明の実施の形態におけるナビゲーション装置の動作を示すフローチャートである。
まず、ナビゲーション装置は、現在時刻を取得する。続いて、自車位置から自車エリアを取得する。この場合、現在位置検出処理部が検出した現在位置に基づき、地図データ記憶部に記憶されているエリアの中から、車両の現在位置が存在するエリアを自車エリアとして特定する。
そして、前記ナビゲーション装置は、ループをスタートして、自車エリアの周囲のn×nエリア分繰り返すようになっている。すなわち、自車エリアの周囲に存在する所定数のエリアについて、後述する動作を繰り返し行う。なお、前記所定数、すなわち、n×n又はnの数は、任意に設定することができる。
ここで、前記ナビゲーション装置はエリアを指定する。なお、最初は自車エリアを指定する。そして、前記ナビゲーション装置は、指定されたエリアの周囲の各エリアについて、指定されたエリアからの通過時刻を推定する。この場合、図1を参照して前述したように、エリア到着時刻算出部が車両の現在位置が存在するエリアから各エリアへの到着時刻を算出し、算出された到着時刻を推定された通過時刻とする。
そして、前記ナビゲーション装置は、自車エリアの周囲のn×nエリア分前述の動作を繰り返すと、ループをエンドとする。続いて、前記ナビゲーション装置は、推定された通過時刻を用い、経路を探索して処理を終了する。この場合、前述したように、統計交通情報検索部は、推定された通過時刻としての各エリアへの到着時刻に対応する統計交通情報を、エリア毎に、当該エリアに含まれる各リンクについて検索する。そして、経路探索部は、経路に含まれる各リンクへの到着時刻が該当する時間帯における統計交通情報を利用して、経路を探索する。
次に、フローチャートについて説明する。
ステップS1 現在時刻を取得する。
ステップS2 自車位置から自車エリアを取得する。
ステップS3 ループをスタートして、自車エリアの周囲のn×nエリア分繰り返す。
ステップS4 エリアを指定する。なお、最初は自車エリアを指定する。
ステップS5 指定されたエリアの周囲の各エリアについて、指定されたエリアからの通過時刻を推定する。
ステップS6 自車エリアの周囲のn×nエリア分繰り返し、ループをエンドとする。
ステップS7 推定された通過時刻を用い、経路を探索して処理を終了する。
このように、本実施の形態においては、エリアの平均車速に基づいて当該エリアを通過するために要するエリア通過時間を算出し、該エリア通過時間に基づいて算出された各エリアへの到着時刻に対応する統計交通情報に基づいて経路を探索するようになっている。そのため、適切な統計交通情報を利用することができ、適切な経路を探索することができる。
なお、本実施の形態においては、ナビゲーション装置が処理を行って、経路を探索したり、到着時刻等を案内したりする場合について説明したが、前記処理はパーソナルコンピュータ等が行って、ドライブ等に出掛ける前に経路を探索したり、到着時刻等を案内したりするようにしてもよい。また、情報センタ等に配設されたサーバが前記処理を行い、処理結果をクライアントとしてのナビゲーション装置、パーソナルコンピュータ等に送信するようにしてもよい。
さらに、地図データに基づいて目的地までの経路を探索し、探索された経路に含まれるリンクについて、各エリアへの到着時刻に対応する統計交通情報を使用して前記目的地の到着時刻を算出することもできる。
また、前記エリアの大きさを時間帯に応じて変更することもできる。例えば、時間帯がいわゆるラッシュ時(例、午前7:00〜9:00及び午後5:00〜7:00)である場合には、各エリアの大きさを小さくする。この場合、通常の時間帯におけるエリアの大きさが10〔km〕四方であれば、ラッシュ時には5〔km〕四方とする。一方、、時間帯が深夜等の空いている時間帯である場合には、各エリアの大きさを大きく(例、20〔km〕四方)する。
さらに、前記エリアの大きさを渋滞度に応じて変更することもできる。例えば、当初は各エリアの大きさを10〔km〕四方としてエリア通過時間を算出し、全体的にエリア通過時間が長い場合(例、エリア通過時間の平均値を算出し、該平均値が所定値より大きい場合)には渋滞度が高いと考えられるので、各エリアの大きさを小さく(例、5〔km〕四方)する。一方、全体的にエリア通過時間が短い場合(例、エリア通過時間の平均値を算出し、該平均値が所定値より小さい場合)には渋滞度が低いと考えられるので、各エリアの大きさを大きく(例、20〔km〕四方)する。
また、すべてのエリアの大きさを変更するのではなく、一部のエリアの大きさだけを変更することもできる。例えば、図1に示される例において、エリア4−dだけ渋滞度が高い場合には、エリア4−dだけ大きさを小さく(例、5〔km〕四方)する。さらに、エリアの大きさを変更するのではなく、複数のエリアをまとめて単一のエリアにすることもできる。例えば、エリア1−a、1−b、1−c、2−a、2−b、2−c、3−a、3−b及び3−cの9つのエリアの渋滞度が低い場合、これら9つのエリアをまとめて1つのエリアとし、該エリアのエリア通過時間を算出する。
なお、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
本発明の実施の形態におけるエリア毎のエリア通過時間の例を示す図である。 本発明の実施の形態における各リンクの統計交通情報の例を示す図である。 本発明の実施の形態におけるナビゲーション装置の動作を示すフローチャートである。

Claims (4)

  1. (a)地図を分割した複数のエリアと該エリアに含まれる各リンクのリンクデータとを対応付けて記憶する地図データ記憶部と、
    (b)前記各リンクの統計交通情報を時間帯に対応付けて記憶する統計交通情報記憶部と、
    (c)前記複数のエリア毎に、エリアを通過するために要する通過時間を平均車速に基づいて算出するエリア通過時間算出部と、
    )前記複数のエリア毎のエリアを通過するために要する通過時間に基づいて、自車エリアから各エリアに至るまでに経由するエリアの通過時間の累積値のうちの最小の累積値を到着所要時間として各エリアへの到着時刻を算出するエリア到着時刻算出部と、
    )算出されたエリアへの到着時刻が該当する時間帯における当該エリアに含まれる各リンクの統計交通情報を検索する統計交通情報検索部と、
    )検索された各リンクの統計交通情報に基づいて経路を探索する経路探索部とを有し、
    (g)前記エリアの大きさは、当該エリアの渋滞度に応じて変更されることを特徴とするナビゲーション装置。
  2. 前記エリアの平均車速は、当該エリアに含まれる各リンクの統計交通情報に基づいて算出される請求項に記載のナビゲーション装置。
  3. 前記エリアの平均車速は、当該エリアの種類に応じて設定される請求項に記載のナビゲーション装置。
  4. 前記エリアの平均車速は、天候に応じて変更される請求項又はに記載のナビゲーション装置。
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