JP4713928B2 - 遊技機 - Google Patents
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[1]始動条件の成立に基づき実行される可変表示遊技の表示結果が予め定められた特別表示結果であった場合に、遊技者にとって有利な特別遊技状態を実行し、前記可変表示遊技の実行過程で、表示内容によって、特別表示結果が導出されることに対する期待感を異なるようにした複数種類の表示演出のうち何れかを実行する遊技機(1)において、
前記可変表示遊技で表示する可変表示態様を定める情報であって、前記特別表示結果が導出される信頼度が各々異なる可変表示情報の中から何れかを決定する可変表示決定手段(3200)と、
遊技機(1)の前面側に設けられ、遊技者が直接入力に関する操作を行うことで増加条件の成立となる操作型数値増加手段(操作型ポイント数増加手段120)と、
遊技者の前記操作型数値増加手段(操作型ポイント数増加手段120)の操作に応じて前記増加条件が成立する度に、所定数の数値を加算して、記憶されている数値を更新する数値更新手段(ポイント数更新手段3100)と、
前記表示演出の種類を定める情報であって、前記可変表示決定手段(3200)により決定された可変表示情報の種類に応じて、前記数値更新手段(ポイント数更新手段3100)により更新された数値が大きいほど、複数種類の表示演出情報の中から、前記特別表示結果が導出されることに対する期待感の高い表示演出情報を決定する表示演出決定手段(3300)と、を備え、
前記表示演出決定手段(3300)は、
前記可変表示遊技の開始時以降に、前記数値更新手段(ポイント数更新手段3100)により更新された数値を判断し、当該可変表示遊技における所定タイミングで、前記更新された数値に対応する表示演出を実行するための表示演出情報を設定し、
前記表示演出は、段階的な変化が進むに連れて前記特別表示結果が導出されることに対する期待感が高まるものとし、
各段階における表示演出は、前段階までに実行された表示演出に順次追加して実行され、
前記段階的な変化は各段階で終了可能とし、該各段階の表示演出の表示後、可変表示遊技の表示結果が導出されることを特徴とする遊技機(1)。
前記指示手段(3500)の指示に応じた操作が行われたか否かを判断する判断手段(3600)と、を備え、
前記数値更新手段(ポイント数更新手段3100)は、
前記判断手段(3600)が前記指示手段(3500)の指示に応じた操作が行われたと判断した場合に、所定数の数値を加算して記憶されている数値を更新し、該更新した数値を次回以降の可変表示遊技に引き継ぐものとし、
前記指示手段(3500)は、前記可変表示遊技の開始から所定の表示態様が表示されるまでの期間に、前記操作型数値増加手段(操作型ポイント数増加手段120)の操作に関する指示をすることを特徴とする[1]に記載の遊技機(1)。
前記[1]に記載の遊技機(1)によれば、可変表示遊技で表示する可変表示態様は、可変表示決定手段(3200)により予め決定された可変表示情報に基づいて定められる。ここで可変表示情報は、特別表示結果が導出される信頼度が各々異なる複数種類がある。また、可変表示遊技の実行過程で表示する表示演出は、表示演出決定手段(3300)により予め決定された表示演出情報に基づいて定められる。ここで表示演出情報も、特別表示結果が導出されることに対する期待感が各々異なる複数種類がある。
このように、前記操作型数値増加手段(操作型ポイント数増加手段120)による遊技者の直接的な操作そのもので、数値が増えることになるから、遊技者の参加意欲をよりいっそう増大させることができる。ここで累積された数値は、前記可変表示決定手段(3200)により決定された可変表示情報の種類と相俟って、前記表示演出決定手段(3300)による表示演出情報の決定に影響を及ぼすことになる。
ここで表示演出決定手段(3300)は、前記可変表示遊技の開始時以降に、前記数値更新手段(ポイント数更新手段3100)により更新された数値を判断し、当該可変表示遊技における所定タイミングで、前記更新された数値に対応する表示演出を実行するための表示演出情報を設定する。ここで表示演出は、段階的な変化が進むに連れて前記特別表示結果が導出されることに対する期待感が高まるものとし、各段階における表示演出は、前段階までに実行された表示演出に順次追加して実行される。前記段階的な変化は各段階で終了可能とし、該各段階の表示演出の表示後、可変表示遊技の表示結果が導出される。
前記指示手段(3500)により、可変表示遊技の開始から所定の表示態様が表示されるまでの期間に、前記操作型数値増加手段(操作型ポイント数増加手段120)の操作に関する指示をする。このように、可変表示遊技が開始した後の操作によって、例えば、特別リーチ表示態様等の所定の表示態様が導出され易くなるので、操作内容によっては、通常は滅多に実行されることがない所定の表示態様を表示させることが可能となる。
これにより、数値が無限に増大することを防止することができ、沢山の数値が貯まっている割には、期待感を高めるための表示演出が導出されない、という印象を遊技者に与えるおそれがなくなる。また、数値を増加させたいという遊技者の意欲が薄れてしまうことを防止することもできる。また、表示結果が特別表示結果ではない外れであった場合に、せっかく貯めた数値が無駄に使われてしまうことへの遊技者の不満を解消することができる。
図1〜図8は、本発明の第1実施の形態に係る遊技機を示している。
本実施の形態に係る遊技機1は、遊技盤2に形成された遊技領域17に遊技球(以下、単に「球」とも称する。)を発射してゲームを行うパチンコ機である。また、遊技機1には、有価価値カードの挿入により遊技球を貸し出すためのカードユニット(CR球貸機)b(図2参照)が付設されている。
図1は、遊技機1全体を示す正面図である。本遊技機1は、遊技球が落下しゲームを進行させる各種部品が取り付けられた遊技盤2と、遊技盤2の正面を覆うガラスを固定するガラス枠11と、特別遊技状態を点灯によって報知する遊技機状態ランプ422等を有している。なお、ガラス枠11には、装飾装置であるランプ・LED等が組み付けられている。
本遊技機1では、遊技者の操作に応じてポイント増加条件が成立する度に、所定数のポイント数が加算されるようになっている。前記遊技球検出型ポイント増加手段110は、遊技者のハンドル5操作により発射された遊技球を検出することで、ポイント増加条件の成立とする。詳しく言えば遊技球検出型ポイント増加手段110は、アウト口29の左斜め上方に配置された風車15aを通過した遊技球を検出する位置に配置され、具体的には光センサ、近接センサ、あるいは磁気センサ等の各種センサにより構成される。
ここで「ノーマルリーチ」は、主に識別情報の可変表示により演出される表示態様であり、「発展型のリーチ表示態様」は、前記ノーマルリーチから表示態様が変化するものであり、例えば、識別情報の変動速度が変化したり、キャラクタ等によるアニメーションを表示して、リーチ表示態様から特別表示結果になるかもしれない、という期待感を増進させる内容となっている。もちろん、リーチ表示態様の種類はこれらに限定されるものではなく、図7中で「ノーマルリーチ」と「リーチA」との間には、図示省略した他の種類のリーチ表示態様も含まれている。
図2は、遊技機1の制御に用いられる各種制御基板およびそれに関連する構成要素を示すブロック図である。図2に示すように、本実施の形態では制御基板として、主基板1100、演出制御基板1300、払出制御基板200、発射制御基板600、電源基板2700等を有している。
主基板1100は、主基板1100内部のクロック回路1110が生成するクロックを基準に動作する。また、クロック回路1110が生成したクロックを内部タイマー1107で分周して得た一定時間間隔の割り込み信号をCPU1102に入力することで、一定時間ごとに該CPU1102でタイマー割り込み処理を実行する。CPU1102は、タイマー設定時間の間隔よりも短い時間で終了するように分割した処理を割り込みごとに実行することで一連の動作を遂行する。
演出制御基板1300は、遊技盤2上に設置された可変表示装置310、遊技機状態ランプ422等の各種LED・ランプの点滅、スピーカ510での音声、効果音、遊技機1の異常状態を知らせるための警告音等に関する制御を行うものである。
図1において遊技者がハンドル5を操作すると、遊技球が1個ずつ遊技領域17上に発射される。発射された遊技球が遊技球検出型ポイント増加手段110によって検出されると、可変表示遊技の実行中/非実行中に関わらずポイント増加条件が成立し、該ポイント増加条件が成立する度に、図5に示すポイント数更新手段3100は1ポイントずつ加算し、主基板1100のRAM1104(図3参照)に記憶されているポイント数を随時更新する。ここで累積されたポイント数は、1ポイントが「1円」に見立てられて、可変表示装置310のポイント数表示部312に累積表示されるので、遊技者が容易に確認することができる。
図9は、遊技機1全体を示す正面図であり、図10は、遊技機1が備える各種機能を示すブロック図である。図11は、可変表示遊技における複数種類の可変表示態様(演出表示であるリーチ表示態様を含む。)を示すタイミングチャートである。図12は、本遊技機1の可変表示遊技に関して、出現率および信頼度が異なる標準可変表示情報ごとに対応した可変表示態様中のリーチ表示態様の種類、および標準可変表示情報においてポイント数別(3ランク)に異なる各種リーチ表示態様A’〜D’の出現割合の振り分けを示す説明図である。
ここでの「ノーマルリーチ」も、主に識別情報の可変表示により演出される表示態様であり、「発展型のリーチ表示態様」は、前記ノーマルリーチから表示態様が変化するものであり、例えば、識別情報の変動速度が変化したり、キャラクタ等によるアニメーションを表示して、リーチ表示態様から特別表示結果になるかもしれない、という期待感を増進させる内容となっている。
2…遊技盤
3…上受け皿
4…下受け皿
5…ハンドル
7…上受け皿球抜きレバー
8…下受け皿球抜きレバー
11…ガラス枠
15…風車
16…誘導レール
21…始動入賞口
22a…右袖入賞口
22b…左袖入賞口
23a…右落とし入賞口
23b…左落とし入賞口
24…大入賞口
26a…右普通図柄作動ゲート
26b…左普通図柄作動ゲート
29…アウト口
110…遊技球検出型ポイント増加手段
120…操作型ポイント数増加手段
121…始動入賞口スイッチ
122a…右袖入賞口スイッチ
122b…左袖入賞口スイッチ
123a…右落とし入賞口スイッチ
123b…左落とし入賞口スイッチ
125…カウントスイッチ
126a…右普通図柄表示装置作動ゲートスイッチ
126b…左普通図柄表示装置作動ゲートスイッチ
130…賞球検出スイッチ
130a…右賞球検出スイッチ
130b…左賞球検出スイッチ
131…シュート球切れスイッチ
132…ガラス枠開放検出スイッチ
133…オーバーフロースイッチ
134…大入賞口ソレノイド
136…普通電動役物ソレノイド
140…普通図柄表示装置
310…可変表示装置
311…液晶ユニット
312…ポイント数表示部
320…特別図柄表示装置
420…特別図柄保留LED
421…普通図柄保留LED
422…遊技機状態ランプ
510…スピーカ
1100…主基板
1101…ワンチップマイコン
1102…CPU
1103…ROM
1104…RAM
1105…NMI
1106…I/Oポート
1107…内部タイマー
1108…リセット
1109…通信
1110…クロック回路
1111…クロック同期・遅延回路
1112…アイソレーション入出力回路
1113…アドレスデコード回路
1114…バッファ
1115a,1115b…入力インターフェイス回路
1116a…ラッチ回路
1116b…ラッチ回路
1116c…ラッチ回路
1116d…ラッチ回路
1116e…ラッチ回路
1117…照合用出力端子
1300…演出制御基板
1301…マイクロコンピュータ
1302…CPU
1303…CRC
1304…タイマー
1305…RAM
1306…PIO
1307…RESET
1308…システムクロック
1310…制御用ROM
1311…制御用RAM
1312…バッファ
1313…バッファ
1314…入出力インターフェイス
1315…スイッチ
1316…クロック発信器
1317…分周器
1320…画像制御IC
1321…画像補正IC
1322…画像データROM
1323…クロック発信器
1324a〜f…電源生成回路
1400a…LED駆動回路a
1400b…LED駆動回路b
1400c…LED駆動回路c
1401…駆動回路
1500…音声制御IC
1501…音声データROM
1502…フィルター
1503…アンプ
3100…ポイント数更新手段
3200…可変表示決定手段
3300…表示演出決定手段
3400…可変表示制御手段
3500…指示手段
3600…判断手段
Claims (3)
- 始動条件の成立に基づき実行される可変表示遊技の表示結果が予め定められた特別表示結果であった場合に、遊技者にとって有利な特別遊技状態を実行し、前記可変表示遊技の実行過程で、表示内容によって、特別表示結果が導出されることに対する期待感を異なるようにした複数種類の表示演出のうち何れかを実行する遊技機において、
前記可変表示遊技で表示する可変表示態様を定める情報であって、前記特別表示結果が導出される信頼度が各々異なる可変表示情報の中から何れかを決定する可変表示決定手段と、
遊技機の前面側に設けられ、遊技者が直接入力に関する操作を行うことで増加条件の成立となる操作型数値増加手段と、
遊技者の前記操作型数値増加手段の操作に応じて前記増加条件が成立する度に、所定数の数値を加算して、記憶されている数値を更新する数値更新手段と、
前記表示演出の種類を定める情報であって、前記可変表示決定手段により決定された可変表示情報の種類に応じて、前記数値更新手段により更新された数値が大きいほど、複数種類の表示演出情報の中から、前記特別表示結果が導出されることに対する期待感の高い表示演出情報を決定する表示演出決定手段と、を備え、
前記表示演出決定手段は、
前記可変表示遊技の開始時以降に、前記数値更新手段により更新された数値を判断し、当該可変表示遊技における所定タイミングで、前記更新された数値に対応する表示演出を実行するための表示演出情報を設定し、
前記表示演出は、段階的な変化が進むに連れて前記特別表示結果が導出されることに対する期待感が高まるものとし、
各段階における表示演出は、前段階までに実行された表示演出に順次追加して実行され、
前記段階的な変化は各段階で終了可能とし、該各段階の表示演出の表示後、可変表示遊技の表示結果が導出されることを特徴とする遊技機。 - 前記操作型数値増加手段の操作に関する指示をする指示手段と、
前記指示手段の指示に応じた操作が行われたか否かを判断する判断手段と、を備え、
前記数値更新手段は、
前記判断手段が前記指示手段の指示に応じた操作が行われたと判断した場合に、所定数の数値を加算して記憶されている数値を更新し、該更新した数値を次回以降の可変表示遊技に引き継ぐものとし、
前記指示手段は、前記可変表示遊技の開始から所定の表示態様が表示されるまでの期間に、前記操作型数値増加手段の操作に関する指示をすることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。 - 前記数値更新手段は、前記表示演出に対応した所定の数値を減算して、記憶されている数値を更新し、該表示演出が実行された可変表示遊技の結果として前記特別表示結果が導出されなかった場合、前記更新後の数値に前記所定の数値を加算して、記憶されている数値を更新することを特徴とする請求項1または2に記載の遊技機。
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