JP4713529B2 - ゴルフクラブ用シャフト及びゴルフクラブ - Google Patents

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Description

本発明は、ゴルフクラブ用シャフト及びゴルフクラブに関する。
近年、ゴルフクラブ用シャフトとして、いわゆるカーボンシャフトが多用されている。カーボンシャフトには、比強度及び比剛性の高いカーボン繊維が用いられている。カーボン繊維の比強度や比剛性が高くなるにつれ、軽量化されたゴルフクラブ用シャフトの製造が可能となっている。
スイング中において、シャフトは撓んだり捩れたりする。スイング中におけるシャフトの挙動は、シャフトの剛性分布によって変化しうる。特開2003−169871号公報及び特開2005−34550号公報は、剛性分布が考慮されたシャフトを開示する。特開2003−169871号公報に記載の発明は、シャフト先端部における剛性を規定している。特開2005−34550号公報は、曲げ剛性が最小となる位置を規定している。
特開2003−169871号公報 特開2005−34550号公報
上記従来技術の発明によっても、飛距離、打球方向性等は不十分であった。本発明者は、従来技術が潜在的に有していた新たな技術的課題を見出した。本発明は、上記従来技術とは全く異なる技術思想により、この新たな技術的課題を解決するものである。本発明により、飛距離や打球方向性を改善しうるシャフトが提供されうる。本発明は、上記従来技術とは異なり、スイング中におけるシャフト挙動を詳細に考慮してなされたものである。本発明により、従来では考えられなかった新たな作用効果が生じうる。
本発明の目的は、飛距離性能や打球方向性に優れたゴルフクラブ用シャフト及びゴルフクラブの提供にある。
本発明に係るゴルフクラブ用シャフトは、シャフトのヘッド側端から130mmの位置が第一位置とされ、シャフトのグリップ側端から130mmの位置が第十位置とされ、上記第一位置と上記第十位置との間を9等分する位置がヘッド側から順に第二位置、第三位置、・・・、第八位置及び第九位置とされ、上記第一位置から第十位置までの10カ所で測定された曲げ剛性EIのそれぞれが、ヘッド側から順にEI(1)、EI(2)、・・・、EI(9)及びEI(10)とされ、測定位置のヘッド端側からの距離(mm)がX軸とされ且つ曲げ剛性EIの値(N・m)がY軸とされたXY座標平面に、上記10カ所の位置における測定値をプロットして得られた点のそれぞれが、ヘッド側から順にT(1)、T(2)、・・・、T(9)及びT(10)とされ、上記XY座標平面上において、上記T(1)と上記T(10)とを通る直線Kの式が、[Y=aX+b1]とされ、上記直線Kと平行で且つ上記点T(2)、T(3)、・・・、T(8)及びT(9)のそれぞれを通る直線におけるY切片の値(N・m)が、それぞれb2、b3、・・・、b8及びb9とされ、上記Y切片の値b2からb9のうちの最小値がbminとされたとき、以下のように規定される。
上記直線Kの傾きaは、0.04以上0.06以下である。上記b3、b4、b5、b6、b7及びb8は、いずれもb1よりも小さい。上記bminは、b4、b5、b6又はb7のうちのいずれかである。(b1−bmin)が、24(N・m)以上35(N・m)以下である。(b9−b1)が、0以上10(N・m)以下である。
好ましくは、EI(1)からEI(10)までのうちの最小値がE1とされ、EI(1)からEI(7)までのうちの最大値がE2とされたとき、以下のように規定される。E1は、EI(2)、EI(3)、EI(4)又はEI(5)である。E1は、16(N・m)以上25(N・m)以下である。(E2−E1)は、20(N・m)以下である。上記EI(10)が、60(N・m)以上90(N・m)以下である。
好ましくは、シャフト全長は43インチ以上とされる。好ましくは、シャフトの順式フレックスは、95mm以上120mm以下とされる。
スイング中におけるシャフトの挙動が改善され、打球方向性及び飛距離性能に優れたゴルフクラブ用シャフトとなる。
以下、適宜図面が参照されつつ、好ましい実施形態に基づいて本発明が詳細に説明される。
図1は、本発明の一実施形態に係るゴルフクラブ用シャフト1の全体図である。ゴルフクラブ用シャフト1は、管状である。シャフト1は、全体として略テーパー状である。シャフト1は、ヘッド側端Tと、グリップ側端Bとを有する。ヘッド側端Tは、細径側の端である。グリップ側端Bは、太径側の端である。図示されないが、ヘッド側端T近傍には、ゴルフクラブヘッドが装着され、グリップ側端B近傍にはグリップが装着される。シャフト1の材質は特に限定されない。典型的なシャフト1は、カーボンシャフト又はスチールシャフトである。カーボンシャフトは、CFRP(炭素繊維強化プラスチック)よりなる。スチールシャフトは、鋼よりなる。
本発明においては、10カ所の位置における曲げ剛性EIが規定される。本発明における位置とは、シャフト軸方向における位置である。以下のように規定されたシャフトは、飛距離性能及び打球方向性に優れる。これについての説明は、後述される。
曲げ剛性EIの測定位置として、第一位置から第十位置までの10カ所の位置が定義される。図1が示すように、シャフト1のヘッド側端Tから130mmの位置が第一位置p1である。シャフト1のグリップ側端Bから130mmの位置が第十位置p10である。第一位置p1と第十位置p10との間を9等分する位置が、ヘッド側から順に第二位置p2、第三位置p3、第四位置p4、第五位置p5、第六位置p6、第七位置p7、第八位置p8及び第九位置p9とされる。
第一位置p1から第十位置p10までは、シャフト軸方向において等間隔で配置される。図1においてL1で示されるのは、隣接する位置同士の間隔である。シャフト全長をL(mm)とすると、隣接する位置同士の間隔L1(mm)は以下の式で表される。
L1=(L−260)/9
第一位置p1から第十位置p10までの10カ所で測定された曲げ剛性EIのそれぞれが、ヘッド側から順にEI(1)、EI(2)、・・・、EI(9)及びEI(10)とされる。即ち、以下の通りである。
・第一位置p1で測定された曲げ剛性EIが、EI(1)である。
・第二位置p2で測定された曲げ剛性EIが、EI(2)である。
・第三位置p3で測定された曲げ剛性EIが、EI(3)である。
・第四位置p4で測定された曲げ剛性EIが、EI(4)である。
・第五位置p5で測定された曲げ剛性EIが、EI(5)である。
・第六位置p6で測定された曲げ剛性EIが、EI(6)である。
・第七位置p7で測定された曲げ剛性EIが、EI(7)である。
・第八位置p8で測定された曲げ剛性EIが、EI(8)である。
・第九位置p9で測定された曲げ剛性EIが、EI(9)である。
・第十位置p10で測定された曲げ剛性EIが、EI(10)である。
これらの測定値に基づいて、XY座標平面にグラフが作製される。このグラフの一例が、図2である。このXY座標平面において、測定位置のヘッド側端Tからの距離(mm)がX軸とされる。曲げ剛性EIの値(N・m)がY軸とされる。このXY座標平面に、上記10カ所の位置における測定値をプロットして得られた点のそれぞれが、ヘッド側から順にT(1)、T(2)、・・・、T(9)及びT(10)とされる。即ち、以下の通りである。
・T(1)のX座標は130であり、T(1)のY座標はEI(1)である。
・T(2)のX座標は(L1×1+130)であり、T(2)のY座標はEI(2)である。
・T(3)のX座標は(L1×2+130)であり、T(3)のY座標はEI(3)である。
・T(4)のX座標は(L1×3+130)であり、T(4)のY座標はEI(4)である。
・T(5)のX座標は(L1×4+130)であり、T(5)のY座標はEI(5)である。
・T(6)のX座標は(L1×5+130)であり、T(6)のY座標はEI(6)である。
・T(7)のX座標は(L1×6+130)であり、T(7)のY座標はEI(7)である。
・T(8)のX座標は(L1×7+130)であり、T(8)のY座標はEI(8)である。
・T(9)のX座標は(L1×8+130)であり、T(9)のY座標はEI(9)である。
・T(10)のX座標は(L1×9+130)であり、T(10)のY座標はEI(10)である。
上記XY座標平面上において、上記T(1)と上記T(10)とを通る直線Kの式が、[Y=aX+b1]とされる。つまり、直線Kの傾きがaであり、直線KのY切片(N・m)がb1である。
上記直線Kと平行で且つ上記点T(2)、T(3)、・・・、T(8)及びT(9)のそれぞれを通る直線におけるY切片の値が、それぞれb2、b3、・・・、b8及びb9とされる。即ち、以下の通りである。
・T2は、直線[Y=aX+b2]上の点である。
・T3は、直線[Y=aX+b3]上の点である。
・T4は、直線[Y=aX+b4]上の点である。
・T5は、直線[Y=aX+b5]上の点である。
・T6は、直線[Y=aX+b6]上の点である。
・T7は、直線[Y=aX+b7]上の点である。
・T8は、直線[Y=aX+b8]上の点である。
・T9は、直線[Y=aX+b9]上の点である。
図2は、10カ所の測定値がプロットされたグラフの例である。図2の実線の直線は、上記直線Kを示す。破線は、T2からT9のそれぞれを通る直線の一例として、T8を通る直線[Y=aX+b8]を示している。図2は、後述される実施例1のグラフである。
上記Y切片の値b2からb9のうちの最小値がbminとされる。即ち、b2、b3、b4、b5、b6、b7、b8及びb9のうちの最小値が、bminである。
以上のように定義されたシャフト1において、上記直線Kの傾きaは、0.04以上が好ましく、0.05以上が好ましい。直線Kの傾きaは、0.06以下が好ましい。上記b3、b4、b5、b6、b7及びb8は、いずれもb1よりも小さいのが好ましい。上記bminは、b4、b5、b6又はb7のうちのいずれかであるのが好ましい。(b1−bmin)が、24(N・m)以上35(N・m)以下であるのが好ましい。(b9−b1)が、0以上10(N・m)以下であるのが好ましい。
次に、このようなシャフト1の作用効果及びその前提となるシャフト挙動について説明する。
ゴルフクラブにおいて、シャフトのヘッド側端Tには、ヘッドが装着される。このヘッドは、比較的大きな質量を有する。このヘッドの慣性等に起因して、スイング中におけるシャフト挙動は、次の通りとなる。
スイング開始時、即ち振り上げ(テークバック)開始時には、シャフトはヘッド側が遅れる方向にしなる。この反動で、振り上げ終了時には、シャフトはヘッド側が振り上げ方向に先行するようにしなる。このしなりは、ダウンスイング開始時において更に大きくなる。即ち、ダウンスイング開始時には、シャフトは、そのヘッド側がダウンスイング方向に対して遅れるようにしなる。このしなりの反動で、ダウンスイング開始時からインパクトまでの間に、シャフトは、そのヘッド側がスイング方向に先行するようにしなろうとする。このシャフトの挙動は、インパクトの際のヘッドスピードに影響を与える。シャフトのしなりが、ヘッド側が遅れた状態からヘッド側が遅れていない状態へと戻ることにより、インパクトの際のヘッドスピードが加速されうる。
このように、インパクト時におけるヘッドスピードSiは、シャフト全体のスイングスピードS1と、しなりに起因するヘッドスピードS2との合算となる。即ち、[Si=S1+S2]の関係が成り立つ。スイングスピードS1は、シャフト全体の移動に起因するヘッドスピードである。
ヘッドスピードS2は、インパクト時におけるシャフトの状態によって変化しうる。ヘッドスピードS2は、シャフトのしなり挙動と、インパクトとのタイミングによって変化しうる。シャフト挙動とインパクトとのタイミングが悪い場合、ヘッドスピードS2は、マイナスとなる場合もありうる。しなりの戻りにより、ヘッドは加速されうるし、減速もされうる。ヘッド側が遅れるようにしなった状態でインパクトを迎えると、しなりに起因する加速が十分になされず、ヘッドスピードS2は小さくなる。ヘッド側が遅れる方向のしなりが戻った瞬間にインパクトを迎える場合に、ヘッドスピードS2は最大となりうる。換言すれば、ヘッド側が遅れる方向のしなりが戻りシャフトがほぼ真っ直ぐになった瞬間と、インパクトの瞬間とが略一致することにより、ヘッドスピードS2が最大となりうる。ヘッドスピードS2が最大となることにより、インパクト時におけるヘッドスピードSiが最大となりうる。
シャフトのしなりに起因するヘッドスピードS2を増加させるには、スイング中におけるシャフトのしなりを大きくする必要がある。スイング中におけるシャフトのしなりを大きくするためには、シャフト中間部の曲げ剛性EIを小さくするのがよい。しかし、単にシャフト中間部の曲げ剛性EIを小さくすると、シャフトがヘッド側に遅れた状態のままインパクトを迎える傾向となる。この傾向は、初心者のゴルファーにおいて特に顕著となる。この傾向を改善するためには、シャフトのグリップ側における曲げ剛性EIを大きくするのが効果的である。即ち、中間部の曲げ剛性EIを小さくし且つグリップ側の曲げ剛性EIを大きくすることにより、ヘッドが遅れる方向のしなりが大きくなり、且つ、このしなりがほぼ無くなった瞬間がインパクトとされうる。
インパクト時におけるシャフトのしなりは、打球方向性にも影響する。なぜなら、インパクト時におけるシャフトのしなりにより、インパクト時におけるフェースの向き変化しうるからである。例えば、ヘッド側が遅れた方向へのしなりは、フェースを開きやすくする。開いたフェースにより、打球がスライスとなりやすい。逆に、ヘッド側が先行した方向へのしなりは、フェースを閉じやすくする。閉じたフェースにより、打球がフックとなりやすい。シャフトのしなりがほぼ解消された状態でのインパクトは、打球方向性を改善しうる。
インパクト時におけるシャフトのしなりは、打出角にも影響する。ヘッド側が遅れた方向へのしなりは、インパクト時のロフト角を減少させうる。インパクト時のロフト角が小さいと、打出角が小さくなり、低い打球を生む。シャフトのしなりがほぼ解消された状態でのインパクトは、ヘッド側が遅れた状態でのインパクトに比べて、インパクト時のロフト角を大きくしうる。インパクト時のロフト角の増大は、打出角を大きくする。打出角が大きくなることは、飛距離の増大に寄与しうる。
ダウンスイング開始時におけるシャフトのしなりを大きくしてヘッドスピードS2を増大させる観点から、前述したように、上記b3、b4、b5、b6、b7及びb8は、いずれもb1よりも小さいのが好ましい。ダウンスイング開始時におけるシャフトのしなりを大きくしてヘッドスピードS2を増大させる観点から、上記bminは、b4、b5、b6又はb7のうちのいずれかであるのが好ましく、bminがb5又はb6であるのがより好ましい。
ダウンスイング開始時におけるシャフトのしなりを大きくしてヘッドスピードS2を増大させる観点から、(b1−bmin)は、24(N・m)以上が好ましく、25(N・m)以上がより好ましく、26(N・m)が特に好ましい。シャフトのしなりが戻りきらないままインパクトを迎えることを抑制する観点から、(b1−bmin)は35(N・m)以下が好ましく、34(N・m)以下がより好ましく、33(N・m)以下が特に好ましい。
(b9−b1)の値は、しなったシャフトの戻りやすさに関係する。(b9−b1)の値が大きいほど、しなりが戻りやすい傾向となる。しなりの戻りを適正とし、ヘッドが遅れた状態でのインパクトを抑制する観点から、(b9−b1)は、0(N・m)以上が好ましく、1(N・m)以上がより好ましく、2(N・m)以上が特に好ましい。しなりが戻りすぎると、ヘッドが先行した状態でのインパクトが生じやすい。ヘッドが先行した状態でのインパクトを抑制し、フックボールを抑制する観点から、(b9−b1)は、10(N・m)以下が好ましく、9(N・m)以下がより好ましく、8(N・m)以下であるのが好ましい。
シャフト中央部を軟らかくしながら、打球感や打球タイミングを向上させる観点からは、シャフト後端部をシャフト先端部に比べて硬くする必要がある。打球感や打球タイミングを向上させる観点から直線Kの傾きaは、0.04以上が好ましく、0.05以上が好ましい。打球感が過度に硬くなることを抑制する観点から、直線Kの傾きaは、0.06以下が好ましい。
本願においては、EI(1)からEI(10)までのうちの最小値がE1とされ、EI(1)からEI(7)までのうちの最大値がE2とされる。シャフトの中間部を軟らかくして、ヘッドスピードS2を増大させる観点から、E1が、EI(2)、EI(3)、EI(4)又はEI(5)であるのが好ましい。
ダウンスイング開始時における過度のしなりを抑制して、しなりが戻りきらない状態でのインパクトを抑制する観点から、E1は16(N・m)以上が好ましく、17(N・m)以上がより好ましく、18(N・m)以上が特に好ましい。ダウンスイング開始時におけるシャフトのしなりを大きくしてヘッドスピードS2を増大させる観点から、E1は25(N・m)以下が好ましく、24(N・m)以下がより好ましく、23(N・m)以下が特に好ましい。
シャフトのしなり挙動とインパクトとのタイミングを適正化するとともに、シャフトのしなり量を適正化する観点から、(E2−E1)の下限は12(N・m)以上が好ましく、15(N・m)以上がより好ましく、(E2−E1)の上限は23(N・m)以下が好ましく、20(N・m)以下がより好ましく、19(N・m)以下が特に好ましい。
しなりの戻りを適正とし、ヘッドが遅れた状態でのインパクトを抑制する観点から、EI(10)は、60(N・m)以上とされるのが好ましい。ヘッドが先行した状態でのインパクトを抑制し、フックボールを抑制する観点から、EI(10)は90(N・m)以下が好ましい。
シャフトの軽量化に伴い、使用される炭素繊維の量が削減される傾向にある。例えばシートワインディング製法により製造されるシャフトの場合、プリプレグ目付量の削減を行うことにより軽量化が達成されうる。炭素繊維量が削減されることにより、シャフトフレックスは柔らかめとなり、トルクは大きめとなる。
シャフトに加えてヘッドも軽量化されることにより、ゴルフクラブが軽量化される傾向にある。軽量化されたゴルフクラブにより、ヘッドスピードが増大しやすい。軟らかいシャフトを速いヘッドスピードでスイングすると、ダウンスイング開始時においてシャフトが過度にしなる場合がある。このしなりが戻りきらない状態でのインパクトは、前述したように好ましくない。よって、本発明は、比較的軽量のシャフトにおいて特に効果的である。また、シャフトが過度に重すぎると、ゴルフクラブとしての操作性が悪くなる。これらの観点から、シャフト重量は、1169mm換算値において70g以下が好ましく、68g以下がより好ましく、66g以下が特に好ましい。シャフトの強度を大きくし且つ順式フレックスを適切とする観点から、シャフト重量は、1169mm換算値において、40g以上が好ましく、50g以上がより好ましく、52g以上が更に好ましく、54g以上が特に好ましい。全長がL(mm)であり、重量がW(g)であるシャフトの1169mm換算値W1(g)は、以下の式により算出される。
W1=W×1169/L
本発明は、シャフトのしなりやそのしなりの戻りに関連する。シャフト全長Lが長いほど、しなりの影響が大きい。シャフト全長Lが長いほど、本発明の効果は顕在化しやすい。この観点から、シャフト全長Lは、41インチ(1041mm)以上とされるのが好ましく、43インチ(1092mm)以上とされるのがより好ましく、44インチ(1117mm)以上とされるのがより好ましく、45インチ(1143mm)以上とされるのが特に好ましい。シャフトの強度を確保する観点から、シャフト全長Lは52インチ(1321mm)以下が好ましく、50インチ(1270mm)以下がより好ましく、48インチ(1219mm)以下とされるのが特に好ましい。
軟らかすぎるフィーリングを抑制するとともに、ヘッド側が遅れた状態でのインパクトを抑制する観点から、シャフトの順式フレックスfは、95mm以上が好ましく、96mm以上がより好ましく、97mm以上が特に好ましい。硬すぎるフィーリングを抑制するとともに、シャフトのしなりに起因するヘッドスピードS2を大きくする観点から、順式フレックスfは、120mm以下が好ましく、119mm以下がより好ましく、118mm以下が特に好ましい。
シャフトの製造方法は、特に限定されない。前述したように、シャフトは、いわゆるスチールシャフトでもよいし、カーボンシャフトでもよい。曲げ剛性EIの設計自由度の観点から、カーボンシャフトが好ましい。カーボンシャフトの製造方法としては、シートワインディング製法や、フィラメントワインディング製法などが用いられ得る。曲げ剛性EIの設計自由度及び軽量化の観点から、シートワインディング製法が好ましい。カーボンシャフトに用いられ得るCFRP(炭素繊維強化プラスチック)は、カーボン繊維よりなる強化繊維にエポキシ樹脂を含浸してなる。マトリックス樹脂としては、エポキシ樹脂の他、エポキシ樹脂以外の熱硬化性樹脂や熱可塑性樹脂等も用いられ得る。
以下、実施例によって本発明の効果が明らかにされるが、この実施例の記載に基づいて本発明が限定的に解釈されるべきではない。
測定方法については、次の通りである。
[曲げ剛性EIの測定方法]
図3は、曲げ剛性EIの測定方法を説明するための図である。曲げ剛性EIは、インテスコ製2020型(最大荷重500kg)を用いて測定した。図3に示すように、2つの支持点3、5においてシャフト1を下方から支えつつ、測定点Pに上方から荷重Fを加えたときのたわみ量αを測定した。測定点Pは、前述したp1からp10までのいずれかである。支持点3と支持点5との間の距離(スパン)は、200mmとされた。測定点Pは、支持点3と支持点5との間を2等分する位置とされた。上方から荷重Fを加える圧子7の先端は、丸められている。圧子7の先端の断面形状は、シャフト軸方向に対して平行な断面において、10mmの曲率半径を有する。シャフト軸方向に対して垂直な方向な断面において、圧子7の先端の断面形状は、直線であり、この直線の長さは45mmである。
支持体9は、支持点3においてシャフト1を下方から支持する。支持体9の先端は、凸状の丸みを有する。支持体9の先端の断面形状は、シャフト軸方向に対して平行な断面において、15mmの曲率半径を有する。シャフト軸方向に対して垂直な断面において、支持体9の先端の断面形状は、直線であり、この直線の長さは50mmである。支持体11の形状は、支持体9と同一である。支持体11は、支持点5においてシャフト1を下方から支持する。支持体11の先端は、凸状の丸みを有する。支持体11の先端の断面形状は、シャフト軸方向に対して平行な断面において、15mmの曲率半径を有する。シャフト軸方向に対して垂直な方向な断面において、支持体11の先端の断面形状は、直線であり、この直線の長さは50mmである。
支持体9及び支持体11を固定しつつ、5mm/minの速度で圧子7を下方へと移動させた。荷重Fが20kgに達した時点で圧子7の移動を終了した。圧子7の移動を終了した瞬間におけるシャフト1のたわみ量α(mm)が測定された。曲げ剛性EI(N・m)は、次の式により計算した。
EI(N・m)=32.7/α
[順式フレックスfの測定]
図4(a)は、順式フレックスfの測定方法を説明するための図である。図4が示すように、グリップ側端Bから75mmの位置に、第一支持点13を設定した。更に、グリップ側端Bから215mmの位置に、第二支持点15を設定した。第一支持点13には、シャフト1をを上方から支持する支持体17を設けた。第二支持点15には、シャフト1を下方から支持する支持体19を設けた。荷重のない状態において、シャフト1のシャフト軸線は略水平とされた。グリップ側端Bから1039mmである荷重点mに、2.7kgの荷重を鉛直下向きに作用させた。荷重のない状態から、荷重をかけた状態までの荷重点mの移動距離(mm)が、順式フレックスfとされた。この移動距離は、鉛直方向に沿った移動距離である。
なお、支持体17の、シャフトと当接する部分(以下、当接部分という)の断面形状は、次の通りである。シャフト軸方向に対して平行な断面において、支持体17の当接部分の断面形状は、凸状の丸みを有する。この丸みの曲率半径は、15mmである。シャフト軸方向に対して垂直な断面において、支持体17の当接部分の断面形状は、凹状の丸みを有する。この凹状の丸みの曲率半径は、40mmである。シャフト軸方向に対して垂直な断面において、支持体17の当接部分の水平方向長さ(図4における奥行き方向長さ)は、15mmである。支持体19の当接部分の断面形状は、支持体17のそれと同一である。点mにおいて2.7kgの荷重を与える荷重圧子(図示省略)の当接部分の断面形状は、シャフト軸方向に対して平行な断面において、凸状の丸みを有する。この丸みの曲率半径は、10mmである。点mにおいて2.7kgの荷重を与える荷重圧子(図示省略)の当接部分の断面形状は、シャフト軸方向に対して垂直な断面において、直線である。この直線の長さは、18mmである。このようにして、順式フレックスfが測定された。
[実施例1]
シートワインディング製法により、シャフトを作製した。金属製のマンドレルに複数枚のプリプレグを巻き付けて積層した。積層されたプリプレグの展開図が、図5で示される。図示しないマンドレルに、プリプレグs1、プリプレグs2、・・・プリプレグs8の順で、8枚のプリプレグを巻き付けた。図5において上側に示されているプリプレグほど、内側に積層されている。
プリプレグs1は、先端部を補強する層である。プリプレグs1において、繊維の配向角度は、シャフト軸線に対して実質的に0度である。即ち、プリプレグs1は、ストレート層を構成する。プリプレグs2は、シャフトの全長に亘って設けられている。プリプレグs2は、いわゆるバイアス層である。プリプレグs2において、繊維の配向角度は、シャフト軸線に対して実質的に−45度である。プリプレグs3も、シャフトの全長に亘って設けられている。プリプレグs3は、いわゆるバイアス層である。プリプレグs3において、繊維の配向角度は、シャフト軸線に対して実質的に+45度である。なお、プリプレグs3とプリプレグs4とは、互いに重ねられた状態とされ、この状態で巻き付けられる。プリプレグs3とプリプレグs4とを重なる際に、プリプレグs3は、図5の状態から裏返される。この裏返しにより、プリプレグs2の繊維配向角度とプリプレグs3のそれとが互いに逆向きとなる。プリプレグs4は、先端部を補強する補強層である。プリプレグs4において、繊維の配向角度は、シャフト軸線に対して実質的に0度である。即ち、プリプレグs4は、ストレート層を構成する。プリプレグs5は、後端部を補強する層である。プリプレグs5において、繊維の配向角度は、シャフト軸線に対して実質的に0度である。即ち、プリプレグs5は、ストレート層を構成する。プリプレグs6は、シャフトの全長に亘って設けられている。プリプレグs6において、繊維の配向角度は、シャフト軸線に対して実質的に0度である。即ち、プリプレグs6は、ストレート層を構成する。プリプレグs7は、シャフトの全長に亘って設けられている。プリプレグs7において、繊維の配向角度は、シャフト軸線に対して実質的に0度である。即ち、プリプレグs7は、ストレート層を構成する。プリプレグs8は、先端部を補強する補強層である。プリプレグs8において、繊維の配向角度は、シャフト軸線に対して実質的に0度である。即ち、プリプレグs8は、ストレート層を構成する。各プリプレグs1からs8の寸法は、図5で示された通りである。この寸法の単位は、mmである。
プリプレグs1からプリプレグs8までに用いられたプリプレグの品種名(製品名)及びその炭素繊維の弾性率が、下記の表1により示される。表1で示された品種は、いずれも東レ社製のプリプレグである。プリプレグの品名の末尾に付与された「−7」等は、プリプレグの厚みを示している。具体的には、「−7」は、厚みが0.0570mmであることを示している。「−10」は、厚みが0.0840mmであることを示している。「−11」は、厚みが0.0820mmであることを示している。「−12」は、厚みが0.1030mmであることを示している。「−15」は、厚みが0.1450mmであることを示している。例えば、「3255G−12」は、使用されているカーボン繊維の引張弾性率が24t/mm であり、厚みが0.1030mmである。表1でしめされた全品種において、マトリックス樹脂はエポキシ樹脂である。
このように積層されたプリプレグs1〜s8の外側に、ポリプロピレン製のテープを巻き付けた。これをオーブン中で加熱及び加圧することにより、樹脂を硬化させつつ成形した。オーブンから取り出だされた成形体からマンドレルを引き抜いた。長さを揃えるため両端部をカットし、表面研磨を行い、実施例1に係るシャフトを得た。このシャフトに、ヘッド及びグリップを装着して、シャフト1に係るゴルフクラブを得た。ヘッドとしては、SRIスポーツ株式会社製の、「SRIXON W−505 ロフト10.5度」が用いられた。
[実施例2]
プリプレグs1からs8の品種及び構成が表1で示されるようにされた以外は実施例1と同様にして、実施例2に係るシャフト及びゴルフクラブを得た。
[比較例1から3]
プリプレグs1からs8の品種及び構成が表1で示されるようにされた以外は実施例1と同様にして、比較例1から3に係るシャフト及びゴルフクラブを得た。比較例2では、プリプレグs4、プリプレグs5及びプリプレグs8が用いられなかった。
実施例及び比較例の仕様と評価結果が、下記の表2から表4で示される。曲げ剛性EIの測定方法は、前述した通りである。順式フレックスfの測定方法は、前述した通りである。逆式フレックスの測定方法は、第一支持点13がヘッド側端Tから12mmの位置とされ、第二支持点15がヘッド側端Tから152mmの位置とされ、荷重点mがヘッド側端Tから932mmとされ、荷重が1.3kgとされた以外は順式フレックスfと同様に測定した。この逆式フレックスの測定方法が、図4(b)で示される。
図6は、実施例1、2及び比較例1から3のそれぞれにおいて、T1からT10をプロットして直線で結んだ折れ線グラフである。
実打による評価結果について説明する。表2が示すように、実打による評価の項目は、[ヘット゛スヒ゜ート゛]、[打出角]、[飛距離]及び[フィーリング]の4項目である。
20名のテスターが、各ゴルフクラブでゴルフボールを10球ずつ打ち、これらの全データを平均することにより、[ヘット゛スヒ゜ート゛]、[打出角]、[飛距離]及び[フィーリング]のデータを得た。20名のテスターのハンディキャップは、20以上35以下である。これらのデータが、下記の表2で示される。ゴルフボールは、市販の3ピースボールであるSRIスポーツ社製の「HI−BRID Everio」(登録商標)を用いた。[飛距離]は、打球位置と目標位置とを結ぶ方向における距離とした。各テスターが下記の基準で評価点を付し、10名のゴルファーの評価点の平均値が、[フィーリング]の評価値とされた。評価値が3点に近いほど、良好な結果である。
・シャフトが非常に硬く感じる ・・・1点
・シャフトがやや硬く感じる。 ・・・2点
・シャフトの硬さがちょうど良い。 ・・・3点
・シャフトがやや軟らかく感じる。 ・・・4点
・シャフトが非常に軟らかく感じる。・・・5点
Figure 0004713529
Figure 0004713529
Figure 0004713529
Figure 0004713529
表に示されるように、実施例は、比較例に比べて評価が高い。実施例1、2は、シャフトの中央部が軟らかいため、ヘッドスピードが向上している。比較例1は、シャフト中央部が過度に軟らかいため、ヘッドスピードが実施例よりも小さく、打出角も低い。比較例2、3は、中央部が硬く、ヘッドスピードが小さい。この評価結果から、本発明の優位性は明らかである。
本発明は、ウッド型ゴルフクラブ、アイアン型ゴルフクラブなど、あらゆるタイプのゴルフクラブ及びそれらのシャフトに適用されうる。
図1は、本発明に係るシャフトにおいて、曲げ剛性EIが測定される位置を説明するための図である。 図2は、10カ所における曲げ剛性EIの測定値がXY座標平面上にプロットされたグラフの一例である。 図3は、曲げ剛性EIの測定方法を説明するための図である。 図4(a)は、順式フレックスfの測定方法を説明するための図である。図4(b)は、逆式フレックスの測定方法を示す図である。 図5は、実施例等のシャフトにおけるプリプレグの展開図である。 図6は、実施例1、2及び比較例1から3のグラフである。
符号の説明
1・・・シャフト
T・・・ヘッド側端
B・・・グリップ側端
p1・・・第一位置
p2・・・第二位置
p3・・・第三位置
p4・・・第四位置
p5・・・第五位置
p6・・・第六位置
p7・・・第七位置
p8・・・第八位置
p9・・・第九位置
p10・・・第十位置
L・・・シャフト全長

Claims (5)

  1. シャフトのヘッド側端から130mmの位置が第一位置とされ、シャフトのグリップ側端から130mmの位置が第十位置とされ、上記第一位置と上記第十位置との間を9等分する位置がヘッド側から順に第二位置、第三位置、・・・、第八位置及び第九位置とされ、
    上記第一位置から第十位置までの10カ所で測定された曲げ剛性EIのそれぞれが、ヘッド側から順にEI(1)、EI(2)、・・・、EI(9)及びEI(10)とされ、
    測定位置のヘッド端側からの距離(mm)がX軸とされ且つ曲げ剛性EIの値(N・m)がY軸とされたXY座標平面に、上記10カ所の位置における測定値をプロットして得られた点のそれぞれが、ヘッド側から順にT(1)、T(2)、・・・、T(9)及びT(10)とされ、
    上記XY座標平面上において、上記T(1)と上記T(10)とを通る直線Kの式が、[Y=aX+b1]とされ、
    上記直線Kと平行で且つ上記点T(2)、T(3)、・・・、T(8)及びT(9)のそれぞれを通る直線におけるY切片の値(N・m)が、それぞれb2、b3、・・・、b8及びb9とされ、
    上記Y切片の値b2からb9のうちの最小値がbminとされたとき、
    上記直線Kの傾きaが、0.04以上0.06以下であり、
    上記b3、b4、b5、b6、b7及びb8は、いずれもb1よりも小さく、
    上記bminは、b4、b5、b6又はb7のうちのいずれかであり、
    (b1−bmin)が、24(N・m)以上35(N・m)以下であり、
    (b9−b1)が、0以上10(N・m)以下であるゴルフクラブ用カーボンシャフト。
  2. EI(1)からEI(10)までのうちの最小値がE1とされ、
    EI(1)からEI(7)までのうちの最大値がE2とされたとき、
    E1が、EI(2)、EI(3)、EI(4)又はEI(5)であり、
    E1が、16(N・m)以上25(N・m)以下であり、
    (E2−E1)が20(N・m)以下であり、
    上記EI(10)が、60(N・m)以上90(N・m)以下である請求項1に記載のゴルフクラブ用シャフト。
  3. シャフト全長が43インチ以上である請求項1又は2に記載のゴルフクラブ用シャフト。
  4. 順式フレックスが95mm以上120mm以下である請求項1から3のいずれかに記載のゴルフクラブ用シャフト。
  5. ヘッドと、カーボンシャフトと、グリップとを備え、
    このシャフトは、
    シャフトのヘッド側端から130mmの位置が第一位置とされ、シャフトのグリップ側端から130mmの位置が第十位置とされ、上記第一位置と上記第十位置との間を9等分する位置がヘッド側から順に第二位置、第三位置、・・・、第八位置及び第九位置とされ、
    上記第一位置から第十位置までの10カ所で測定された曲げ剛性EIのそれぞれが、ヘッド側から順にEI(1)、EI(2)、・・・、EI(9)及びEI(10)とされ、
    測定位置のヘッド端側からの距離(mm)がX軸とされ且つ曲げ剛性EIの値(N・m)がY軸とされたXY座標平面に、上記10カ所の位置における測定値をプロットして得られた点のそれぞれが、ヘッド側から順にT(1)、T(2)、・・・、T(9)及びT(10)とされ、
    上記XY座標平面上において、上記T(1)と上記T(10)とを通る直線Kの式が、[Y=aX+b1]とされ、
    上記直線Kと平行で且つ上記点T(2)、T(3)、・・・、T(8)及びT(9)のそれぞれを通る直線におけるY切片の値(N・m)が、それぞれb2、b3、・・・、b8及びb9とされ、
    上記Y切片の値b2からb9のうちの最小値がbminとされたとき、
    上記直線Kの傾きaが、0.04以上0.06以下であり、
    上記b3、b4、b5、b6、b7及びb8は、いずれもb1よりも小さく、
    上記bminは、b4、b5、b6又はb7のうちのいずれかであり、
    (b1−bmin)が、24(N・m)以上35(N・m)以下であり、
    (b9−b1)が、0以上10(N・m)以下であるゴルフクラブ。
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