JP4713172B2 - 遮音パネル - Google Patents

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本発明は、建築内部に設けられる界壁や間仕切壁を形成する遮音パネルに関する。
パネル工法における界壁や間仕切壁は遮音パネルによって形成されることがある。この遮音パネルは、芯材によって組み立てられた枠体に遮音材である石膏ボード等を貼着し、この石膏ボードが貼着された枠体内にグラスウール等の吸音材を充填するものが知られている(特許文献1参照)。
ところで、遮音性能は周波数域によって異なっており、グラスウール等の吸音材は、高周波数域の音波は効率的に吸音できるが、低周波数域の音波に対しては効果が小さい。この低周波数域の音を遮音するには、質量則により壁パネルの面密度を大きくする必要があるため、遮音パネルの石膏ボードは複数枚重ねて貼着されたり、通常よりも厚い石膏ボードを貼着していた。
特開平7−158179号公報
しかしながら、遮音パネルの石膏ボードを厚くしたり石膏ボードを複数枚重ねると、パネルの総厚さが他のパネルよりも厚くなり、現場での施工が煩雑になるという問題があった。また、遮音パネルの石膏ボードの厚さを変えずに枠体を形成する芯材の幅を変えると、他のパネルで使用する芯材ではサイズが合わないため新たな種類の芯材を製造しなければならない。よって、工場で生産する創作部材の種類が増え、製造コストが上がるという問題があった。
本発明の課題は、建築内部に設けられる界壁や間仕切壁を形成する遮音パネルにおいて、製造コストを抑えかつ施工を容易にすることである。
以上の課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、例えば図1に示すように、縦框材2a及び横框材2bを矩形枠状に組み立ててなる枠体2と、この枠体2の両面に設けられた面材(例えば、合板4)と、を備え、
前記枠体2内には補強桟材3が縦横に設けられており、前記面材4は前記枠体2と前記補強桟材3に固定されており、
前記両面材(例えば、合板4)のうち少なくとも一方の面材(例えば、合板4)に、前記補強桟材3と前記枠体2と前記面材(例えば、合板4)とで囲まれる中空部ごとに、当該中空部に連通する1つの孔5が前記縦框材側2aに近付けて設けられていることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、面材(例えば、合板4)には、縦框材2a及び横框材2bを矩形枠状に組み立ててなる枠体2と、この枠体2に設けられた面材(例えば、合板4)と、補強桟材3とで囲まれる中空部に連通する一つの孔5が前記縦框材側2aに近付けて設けられている。ここで、音源から出る音波は、空気中を進み面材(例えば、合板4)へと伝達され、振動波となる。このとき、振動波は縦框材2a及び横框材2bを伝わるものの他は、面材(例えば、合板4)の枠体2および補強桟材3が固定されていない部分を伝わり、枠体2および補強桟材3が固定されている部分が固定端となって振動波の一部が反射する。よって、面材(例えば、合板4)の枠体2が固定されていない部分が矩形の場合は、同じ距離を進む振動波が多くなる。従って、振動波の波長が等しくなり、面材(例えば、合板4)から発生する音が増幅されて大きくなる。しかし、面材(例えば、合板4)に孔5を設けることで、孔5が自由端の役割を果たし、面材(例えば、合板4)を伝わる振動波が様々な距離を進んで反射されるため、振動波同士の波長が合いにくくなり、面材(例えば、合板4)から発生する音を抑えることができる。従って、遮音パネル1の遮音性能が向上する。
また、遮音パネル1を従来のように厚くする必要はないため、遮音パネル1の総厚さを他のパネルの総厚さに合わせることができ、現場での施工が容易になる。さらに、遮音パネル1の枠体2を形成する縦框材2a及び横框材2bは、他のパネルに使用するものを転用できるため、製造コストを抑えることができる。
また、枠体2内には補強桟材3が縦横に設けられ、補強桟材3と枠体2と面材(例えば、合板4)とで囲まれる中空部ごとに面材(例えば、合板4)に孔5が設けられている。よって、遮音パネル1にかかる荷重に対する強度を上げることができ、遮音パネル1が荷重によって変形したり破壊されるのを防ぐことができる。
請求項に記載の発明は、例えば図1に示すように、請求項1に記載の遮音パネル1において、前記面材(例えば、合板4)は合板4であることを特徴としている。
請求項に記載の発明によれば、面材(例えば、合板4)は合板4であるため、遮音パネル1の遮音性が向上する。また、合板4は安価であるため、遮音パネル1の製造コストを抑えることができる。
請求項に記載の発明は、例えば図1に示すように、請求項1又は2に記載の遮音パネル1において、前記枠体2内には、吸音材(例えば、グラスウール6)が充填されていることを特徴としている。
請求項に記載の発明によれば、遮音パネル1の枠体2内には吸音材(例えば、グラスウール6)が充填されているため、面材(例えば、合板4)によって遮音されなかった音が吸音材(例えば、グラスウール6)によって吸音される。よって、遮音パネル1の遮音性能が向上する。
請求項に記載の発明は、例えば図1に示すように、請求項に記載の遮音パネル1において、前記吸音材(例えば、グラスウール6)はグラスウール6であることを特徴としている。
請求項に記載の発明によれば、吸音材(例えば、グラスウール6)は断熱性を有するグラスウール6であるため、遮音パネル1の遮音性能が向上するとともに、断熱性能が向上する。
本発明によれば、面材に、枠体2とこの枠体2に設けられた面材と補強桟材とで囲まれる中空部に連通する一つの孔5を縦框材側に近付けて設けることで、孔が自由端の役割を果たし、面材を伝わる振動波が様々な距離で進んで反射されるため、振動波同士の波長が合わなくなり、面材から発生する音を抑えることができる。従って、遮音パネル1の遮音性能が向上する。また、遮音パネルの総厚さを他のパネルの総厚さに合わせることができ、現場での施工が容易になる。さらに、遮音パネルの枠体を形成する縦框材及び横框材は、他のパネルに使用するものを転用できるため、製造コストを抑えることができる。
以下、図を参照して本発明を実施するための最良の形態を詳細に説明する。
図1は、本発明に係る遮音パネル1である。この遮音パネル1は、縦框材2a及び横框材2bを矩形枠状に組み立ててなる枠体2と、この枠体2の両面に設けられた合板4と、を備えている。
図1に示すように、枠体2を形成する縦框材2a及び横框材2bはともに長尺の部材であり、これらの縦框材2a及び横框材2bは同じ幅を有している。また、枠体2の内部には、複数の長尺な部材である補強桟材3が縦横にかつ格子状に組み付けられており、これら補強桟材3の端面は枠体2に固定されている。
枠体2の両面にはビス等の止着材によって合板4が固定されている。これらの合板4には、枠体2と合板4と補強桟材3とで囲まれる中空部に連通する孔5がそれぞれ設けられている。
合板4は、図2に示すように、枠体2又補強桟材3に固定されている部分と、固定されていない部分とを有し、固定されていない部分ごとに孔5が設けられている。枠体2又は補強桟材3に固定されていない部分は振動波が伝播し易く、固定されている部分では固定端のように振動波が反射し、孔5では自由端のように振動波が反射する。
図1に示すように、枠体2と合板4と補強桟材3とで囲まれる中空部にはグラスウール6が充填されている。また、合板4の外側には、石膏ボード等の下地材(図示せず)が貼着されている。
次に、以上のように構成される遮音パネル1の製造手順について説明する。
まず、縦框材2a及び横框材2bを矩形に枠組みして枠体2を形成し、この枠体2内に複数の補強桟材3を組み付ける。
次に、2枚の合板4に複数の孔5を設ける。なお、合板4を枠体2に固定したときに、枠体2と補強桟材3と合板4とで囲まれる中空部にそれぞれ連通するように孔5を設ける。
そして、枠体2の一方の面に合板4を止着材によって固定し、合板4と枠体2と補強桟材3とで囲まれる中空部にグラスウール6を充填する。その後、枠体2の他方の面に合板4を止着材によって固定する。さらに、これら合板4の外側に、石膏ボード等の下地材(図示せず)を貼着する。
以上のように構成される遮音パネル1によれば、合板4には、縦框材2a及び横框材2bを矩形枠状に組み立ててなる枠体2と、この枠体2に設けられた合板4と、補強桟材3と、で囲まれる中空部に連通する孔5がそれぞれ設けられている。ここで、音源から出る音波は、空気中を進み合板4へと伝達され、振動波となる。このとき、振動波は縦框材2a及び横框材2bを伝わるものの他は、合板4の枠体2又は補強桟材3が固定されていない部分を伝わり、枠体2又は補強桟材3が固定されている部分が固定端となって振動波の一部が反射する。よって、合板4の枠体2又は補強桟材3が固定されていない部分が矩形の場合は、同じ距離を進む振動波が多くなる。従って、それらの振動波の波長が等しくなり、合板4から発生する音が増幅されて大きくなる。しかし、図2に示すように、合板4に孔5を設けることで、孔5が自由端の役割を果たし、合板4を伝わる振動波が様々な距離を進んで反射されるため、振動波同士の波長が合わなくなり、合板4から発生する音を抑えることができる。従って、遮音パネル1の遮音性能が向上する。
また、遮音パネル1の総厚さは他のパネルの総厚さと等しくすることができ、現場での施工が容易になる。さらに、遮音パネル1に使用される枠体2は、他のパネルに使用するものを転用できるため、製造コストを抑えることができる。
さらに、枠体2内には補強桟材3が縦横に設けられている。よって、遮音パネル1にかかる荷重に対する強度を上げることができ、遮音パネル1が荷重によって変形したり破壊されるのを防ぐことができる。
また、枠体2には合板4が固定されているため、遮音パネル1の遮音性が向上する。さらに、合板4は安価であるため、遮音パネル1の製造コストを抑えることができる。
また、遮音パネル1の枠体2内にはグラスウール6が充填されているため、合板4によって遮音されなかった音がグラスウール6によって吸音される。よって、遮音パネル1の遮音性能が向上する。また、グラスウール6は断熱性を有するため、遮音パネル1の断熱性能が向上する。
なお、以上の実施形態においては、面材を合板としたが、本発明はこれに限定されるものではなく、石膏ボード等でも良い。また、吸音材をグラスウールとしたが、ロックウールなどでも良い。
本発明を適用した遮音パネルの実施形態の構成を示す分解斜視図である。 本発明を適用した遮音パネルの実施形態の構成を示す正面図である。
符号の説明
1 遮音パネル
2 枠体
2a 縦框材
2b 横框材
3 補強桟材
4 合板
5 孔
6 グラスウール

Claims (4)

  1. 縦框材及び横框材を矩形枠状に組み立ててなる枠体と、この枠体の両面に設けられた面材と、を備え、
    前記枠体内には補強桟材が縦横に設けられており、前記面材は前記枠体と前記補強桟材に固定されており、
    前記両面材のうち少なくとも一方の面材に、前記補強桟材と前記枠体と前記面材とで囲まれる中空部ごとに、当該中空部に連通する1つの孔が前記縦框材側に近付けて設けられていることを特徴とする遮音パネル。
  2. 前記面材は合板であることを特徴とする請求項1に記載の遮音パネル。
  3. 前記枠体内には、吸音材が充填されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の遮音パネル。
  4. 前記吸音材はグラスウールであることを特徴とする請求項に記載の遮音パネル。
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