JP4712610B2 - データ放送受信機 - Google Patents

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Description

本発明は、データ放送記録再生機能をもつ受信機、データ放送記録方法およびデータ放送再生方法に関する。
図12は、デジタル放送のトランスポートストリーム(TS)の概要を示す図である。
図示されるようにデジタル放送では、映像V、音声AおよびデータコンテンツDが全てパケット単位に分割され、ISO/IEC13818−1規格で定義されるMPEG2に準拠した多重化ストリーム形式で伝送される。
トランスポートストリーム(TS)にてデータ放送されるデータコンテンツDは、字幕や文字スーパーなどの番組に連動するコンテンツの場合には、映像Vや音声Aと同様に、符号化ビットストリームESに圧縮符号化した後に表示時刻情報などが付与されるPES(Packetized Elementary Stream)形式でパケット化されるが、天気予報やニュースなどの蓄積型サービスコンテンツであれば、DMC−CC(Digital Storage Media-Command and Control)セクションでパケット化される。
DMC−CCセクションでパケット化されるデータコンテンツDは、データカルーセル伝送方式でデータ放送される。データカルーセル伝送方式とは、データコンテンツDを繰り返し伝送させ、受信側が放送の途中からでも必要なデータコンテンツDを取得できるようにする方式である。
図13は、データカルーセル構造の一例を示す図である。
図示されるように、データ放送の送信局では、データコンテンツDを、各データモジュール(静止画データ、図形データおよび文字データ)の属性を表すDII(Download Information Indication)セクションと、各データモジュールを伝送サイズ単位で分割したDDB(Download Data Bloack)セクションとに変換し、これら一連のモジュールを所定周期毎に繰り返し伝送する。データコンテンツDに対応するこれら一連のモジュールをカルーセルと称す。
データカルーセル伝送方式のデータ放送を含むデジタル放送は、デジタル放送に対応したTV装置で受信・再生が可能なのはもちろんのこと、2006年4月1日より始まる地上デジタル放送の移動端末向けサービス(以下ワンセグ放送)に対応した携帯電話端末でも視聴が可能となる予定である。ワンセグ放送について簡単に説明すると、放送局から放送される6Mhzの帯域(従来のアナログ放送の1チャンネルに相当)は、13個のサブバンドに分割されて運用されるのが特徴である。ここで、各サブバンドはセグメントと呼ばれる。13セグメントのうちの1セグメントは、移動体放送向けに予約されており、この1セグメントを使用して、携帯電話やPDA向けの簡易動画放送などを提供するのが1セグメント放送(ワンセグ放送)である。
また、データカルーセル伝送方式のデータ放送を含むデジタル放送を記録再生する機能をもつ装置も開発されている。このような記録・再生装置は、例えば、特許文献1に記載されている。特許文献1の技術では、データ放送のデータコンテンツと、映像・音声ストリームとを分離して記録する際に、繰り返し伝送されるデータコンテンツの1つだけを媒体記録し、次に伝送されてくるデータコンテンツが媒体記録したものと同一である場合にはそのデータコンテンツの送出終了時刻だけをタイムスタンプとして媒体記録することで、繰り返し伝送されるデータコンテンツの重複記録を回避している。
また、記録したデータ放送をn倍速で高速再生する方法については、特許文献2に記載されている。特許文献2に記載される技術では、再生時に、データ放送用のプログラムに記載された、カウント時間を指示する定数やそれに類するもの(beitem、time_value)の数値を1/nに書き換えることによって、n倍速のデータ放送再生を実現している。
特開2002−152688号公報 特開2003−143522号公報
ビデオデッキ等による映像情報の再生の場合は、ノーマル再生の他、早送り、頭出し等の特殊再生モードを自在に利用可能であるが、記録されたデータ放送の再生では、例えば、頭出し再生(任意の時点から再生を開始させること)ができない。
デジタルテレビ放送番組におけるデータ放送データ(画像データ、音データ、およびこれらのデータを表示出力するためのプログラムなどで構成される)は、プログラムが所定の処理(データ放送データに含まれる制御信号、視聴者からの入力信号、あるいはプログラム自身がある時間を経過したことを検出する検出信号)を受け付けたタイミングで表示出力される。データ放送は、そもそも映像データの再生とは異なり、プログラム(スクリプト)がある処理を実行することによって表示出力するものであるため、予め録画しておいたデジタルテレビ放送番組のデータ放送データを早送り再生するためには、プログラム(スクリプト)がオンエア時と同じように動作する必要があり、これが特殊再生の実現をを阻む、大きな要因となる。
つまり、データ放送は、表示コンテンツが一意ではなく動的に変化するため、ある時点を特定してもその時点には表示コンテンツに複数の候補があり、コンテンツが不定となる。表示コンテンツは、スクリプトにより変化するため、結局、記録されているデータ放送コンテンツを最初から再生し、オンエア時と同様の手順でスクリプトを動作させて、表示画面を決定しながら再生を行うしかない。
任意の時点からの頭出し再生ができないと、所望時点のコンテンツをすぐに再生して視聴することができないため、所望時点の画像が出現するまで視聴者が待つ必要が生じ、使い勝手が悪いという問題が生じる。
本発明はこのような考察に基づいてなされたものであり、その目的は、データ放送コンテンツの頭出し再生を可能とすることにある。
本発明のデータ放送受信機は、放送局から送信されるデータ放送コンテンツを受信し、BML(Broadcast Markup Language)文書を含むモジュールを取得し、BMLブラウザによってBML文書を解釈して、前記BML文書に従った内容の表示を行い、その表示内容をイベントを契機として変更すると共に、前記BML文書ならびにBML文書が参照するモノメディアデータの情報を含むデータを記録媒体に記録し、また、その記録媒体から記録されているデータを読み出して再生する機能をもつ、データ放送記録再生機能をもつ受信機であって、前記BMLブラウザが受け付けた前記イベントの情報と、そのイベントが生じた時点を示す時刻情報と、を記録するイベント記録部と、前記BMLブラウザによって一つの前記BML文書を解釈している際に、前記イベントが生じると、前記一つのBML文書をそのイベントが生じた時点の前後で分割すると共に、その分割された、イベント発生後のBML文書には、そのイベントが契機となって生じたスクリプト処理の結果として表示が切り替わった直後の状態を示すコード値を含める処理をし、これによって記録用のデータコンテンツを作成する記録コンテンツ作成部と、前記イベント記録部が記録した前記イベントの情報および時刻情報と、前記記録コンテンツ作成部が作成した記録用コンテンツと、を含むデータを、前記記録媒体に記録する記録処理部と、再生時点を指定した再生処理命令を受けた場合に、前記記録媒体に記録されている、前記イベントの情報と前記時刻情報とを参照して、指定された再生時点に対応したBML文書の先頭から再生を開始する頭出し再生処理を行うことが可能な再生処理部と、を有する。
データ放送受信中にイベント(放送イベント、ユーザイベントならびにタイマイベント)が生じると、BML文書に従ったスクリプト処理がなされ、スクリプト実行関数(ユーザ定義関数)が呼び出され、スクリプトが実行されて画面が切り替わる。このとき、イベントが発生した時点の前後で、一つのBML文書を分割し、その時点を記録すると共に、画面が切り替わった直後のBML文書の状態(イベントを契機として生じたスクリプト処理の内容が反映されたコード値を含む状態)を記録しておくものである。これにより、後に再生処理を行う場合に、イベント発生前のBML文書をスキップして、イベント発生直後のBML文書の実行にジャンプすることができ、これによって、指定された再生時点に対応したコンテンツの先頭からの頭出しが可能となる。
再生処理部は、再生時点を指定した再生指示があった場合、例えば、イベントの情報と時刻情報をインデックス情報としたサーチを行い、分割されている複数のBML文書の中から指定された時点に対応するBML文書を検出し、そのBML文書の先頭から頭出しを開始する。再生処理部がこのような機能を備えることによって、データ放送の頭出し再生が可能となり、ユーザの使い勝手が向上する。
本発明によれば、データ放送コンテンツの頭出し再生が可能となり、データ放送の受信機(データ放送視聴可能なTVや移動体端末等)の性能が向上し、ユーザの使い勝手が向上する。
次に、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明のデータ放送記録再生機能をもつ受信機の構成を示すブロック図である。
放送局から送信されるデータ放送コンテンツを含む放送データは、アンテナ(AN)を経由してチューナ10により受信される。
ここで、データ放送コンテンツとは、主に、BML文書と、BML文書が参照する、動画、静止画等のモノメディアデータ、スタイルシート、外部スクリプト、バイナリーテーブルである。
チューナ10は、受信した高周波ディジタル変調信号の中から特定周波数の信号を取り出す。また、チューナ10は、復調回路、逆インタリーブ回路、誤り訂正回路など(いずれも不図示)を備えることにより、選択したディジタル変調信号を復調してトランスポートストリーム(TS)を出力する。
PID(パケットID)フィルタ11は、チューナ10から受け取ったトランスポートストリーム(TS)を、例えば、MPEG2(MovingPicture Experts Group2)のビデオストリームやオーディオストリームなどのAV系のストリームと、データ放送系のストリーム(セクションデータ)に分離する。セクションデータは、さらに、セクションフィルタ(不図示)によって、セクションデータをPSI/SI(ProgramSpecific Information/Service Information)とデータカルーセルとに分離する。
AVデコーダ12は、PIDフィルタ11から出力された音声系の符号化信号を復号し更にD/A変換して音声信号を生成し、この音声信号をスピーカ(不図示)に供給し、また、映像系の符号化信号を復号して量子化係数や動きベクトルを求め、逆DCT変換や動きベクトルに基づく動き補償制御などを行って映像データを出力する。また、映像データの画像の大きさや解像度などを調整する。
データ放送デコーダ13は、トランスポートストリーム(TS)からデータ放送コンテンツを構成するモジュールデータを抽出すると共に、放送局からのメッセージ情報である放送イベントメッセージ(以下、単に、放送イベントという)を受信処理する。
表示・操作制御部15は、ハードウエア構成ではCPU(不図示)ならびにフレームメモリ19に相当する部分であり、ソフトウエアの構成では、モノメディアデコーダ16、コンテンツマネージャ17、BMLブラウザ18に相当する部分である。
モノメディアデコーダ16は、コンテンツを構成する各種モノメディアデータ(JPEG、PNG、8単位文字符号等)の復号処理を行う。
コンテンツマネージャ17は、データ放送デコーダ13で受信されたモジュールをバッファメモリ(不図示)上に保存し、管理する。
BMLブラウザ18は、BML文書を解釈して描画すると共に、ユーザ操作のためのインタフェースを提供する。すなわち、BMLブラウザ18は、ユーザPが、入力装置(入力キー、リモートコントロール端末等)22を操作することによって生じる要求を受け付け、割り込みを発生させる機能をもつ。
フレームメモリは、1画面を描画するのに必要なフレームデータを一時的に保持し、フレームデータに基づいて表示装置20上に画像が表示される。
放送記録制御部30は、イベント記録部32と、記録コンテンツ作成部34と、録画処理部36と、を有する。イベント記録部32および記録コンテンツ作成部34は、本発明の特徴的な機能を担当する機能ブロックである。
イベント記録部32は、BMLブラウザ18が受け付けたイベント(放送イベント、ユーザイベント、タイマイベント)の情報と、そのイベントが生じた時点を示す時刻情報と、を記録する。
また、記録コンテンツ作成部34は、BMLブラウザ18によって一つのBML文書を解釈している際にイベントが生じると、一つのBML文書をそのイベントが生じた時点の前後で分割すると共に、その分割された、イベント発生後のBML文書には、そのイベントが契機となって生じたスクリプト処理の結果として表示が切り替わった直後の状態を示すコード値を含める処理をし、これによって、記録用のデータコンテンツを作成する。
また、録画処理部36は、イベント記録部32が記録したイベントの情報および時刻情報と、記録コンテンツ作成部34が作成した記録用コンテンツと、を含むデータを多重化する。そして、そのデータを、マルチプレクサ40によって映像情報にさらに多重化し、記録媒体42に記録する。
また、デマルチプレクサ44、映像・音声デコーダ46ならびにデータ再生処理部48は、再生処理部を構成する。これらの機能ブロックは、記録時と逆の動作を実行して、AVコンテンツとデータ放送コンテンツを再生する。
データ再生処理部48は、頭出し再生機能を有している。すなわち、再生時点を指定した再生指示があった場合、例えば、イベントの情報と時刻情報をインデックス情報としたサーチを行い、分割されている複数のBML文書の中から指定された時点に対応するBML文書を検出し、そのBML文書の先頭から頭出しを開始する。データ再生処理部48がこのような機能を備えることによって、データ放送の頭出し再生が可能となる。
図2は、放送局から送信されるデータ放送コンテンツの内容を説明するための図である。
データ放送コンテンツは、ARIB STD−B24で規定されるDSM−CCデータカルーセル伝送方式によって伝送され、映像・音声などのストリーム型の伝送方式とは異なり、同一データを一定期間繰り返し送ることにより、受信機が任意のタイミングでデータを取得することを可能にしている。繰り返し伝送されるデータの集合がデータカルーセルであり、個々のデータがモジュールである。
また、従来のアナログ放送におけるチャンネルに相当するものはサービスと呼ばれ、各サービスは複数のコンポーネントを含み、各コンポーネントは複数のモジュールを含んで構成される。
各サービスはサービス識別(service_id)によって一意に識別され、各コンポーネントは、サービス内において、コンポーネント識別(component_tag)によって一意に識別され、各モジュールは、コンポーネント内において、モジュール識別(module_id)によって一意に識別される(すなわち、モジュールはservice_id/component_tag/module_idによって一意に識別される)。
図2では、映像・音声チャネルには番組1と番組2が含まれている。また、コンポーネント(TS中のエレメンタリストリームに対応付けられる)A、Bは共に複数のローカルコンテンツを含む。
データカルーセルで伝送されるコンテンツは時間的に更新されることがあり、一定時間で伝送される意味のあるひとかたまりのコンテンツをローカルコンテンツと呼ぶ。ローカルコンテンツが切り替わった場合、切り替え前に伝送されていた全てのモジュールは不要となる。データイベント識別(data_event_id)はローカルコンテンツを識別し、ローカルコンテンツが切り替わる際に更新される。この時、データイベント更新が発行される。
コンポーネントBの場合、ローカルコンテンツ100には、カルーセル100が含まれ、カルーセル100には、モジュール110が含まれる。ローカルコンテンツ102には、カルーセル200、210、220が含まれ、各カルーセルには、モジュール202、204および206、モジュール208が含まれる。各モジュールは、module_idとmodule_versionで管理され、モジュールの生成や消滅、module_versionが変化すると、モジュール更新イベントが発行される。
また、コンポーネントA、Bとは別に、表示を変更させる目的などで、任意のタイミングで汎用イベントメッセージ150を送出することができる。
次に、表示変更の契機となるイベントの種類について説明する。図3は、表示変更の契機となるイベントの種類について説明するための図である。
データ放送のコンテンツ変更は、イベントを契機として行われる。イベントの種類としては、図2に示されるように、放送イベント(番組中のあるタイミングで、データ放送コンテンツの表示を変更させる目的で放送局が挿入するものやモジュールの更新、ローカルコンテンツの更新を通知するもの)と、タイマイベント(タイマをセットし、所定時間が経過した時点でデータ放送コンテンツの表示を変更させるもの)、ならびに、ユーザイベント(ユーザのキー操作等に起因するもの)に大別される。
ユーザPが、入力装置22を操作して、ユーザイベントが生じると、表示操作制御部15内のBMLブラウザ18(図1参照)がイベント発生を検出する。また、放送イベントが存在する場合には、データ放送デコーダ13から表示操作制御部15内のBMLブラウザ18に通知され、これによって、放送イベントの発生が検出される。
また、図1に示されるように、BMLブラウザ18およびデータ放送でコーダ13から、放送記録制御部30内のイベント記録部32に対してイベント発生が通知されるようになっている。イベント記録部32は、イベント発生時刻とイベントの種類を対応付けて記憶する。
次に、図1の記録コンテンツ作成部34の機能について説明する。図4は、図1に示される記録コンテンツ作成部の特徴的な機能を説明するための図である。
図示されるように、一つのBML文書300の解釈・描画を実行している途中においてイベントが発生すると、画面を移行させるためのスクリプトが実行されて、画面302から画面304に切り替わる。画面変更に伴い、BML文書中のコード値(関数値)が書き換えられるが、従来は、一つのBML文書300において、コード値が変更されるのみであった。
これに対して本発明では、図4の下側に示すように、イベント発生の前後でBML文書300を分割する。BML文書BML1は分割前のBML文書であり(参照符号304)、イベントが発生すると、BML文書BML2(参照符号306)を新たに作成、すなわち分割する。図1の記録コンテンツ作成部34は、このように、イベントの前後で、一つのBML文書を分割する機能をもつ。本発明によるBML文書300の具体的な分割方法の一例を図5に示す。
図5は、図5(a)がスクリプト処理の実行前のBML文書(図4のBML1)を、図5(b)がスクリプト処理の実行後のBML文書(図4のBML2)を、それぞれ示したものである。なお、図5(b)の点線で囲まれた2つの記述(定数「i」に関する記述と、属性値「src」に関する記述)が、スクリプト処理の実行前のBML文書(BML1)から書き換えられた箇所に相当する。図4の画面遷移を参照して説明すると、図5(b)のように書き換えられたBML文書(BML2)ではそのスクリプト処理を実行すると、図5(a)のBML文書(BML1)の記載に従ってスクリプト処理を実行する場合のように画面302を経て画面304に切り替わるのではなく、実行直後に画面304が表示されることになる。このように、本発明では、あるイベントが発生することによって生じるスクリプト処理を反映したBML文書を、イベントが発生する都度、分割して作成することになる。
また、この記録コンテンツ作成部34は、イベント発生時点後のBML文書には、少なくとも、そのイベントが契機となって生じたスクリプト処理の結果として表示が切り替わった直後の状態を示すコード値を少なくとも含める処理を行う。「直後の状態を示すコード値を記録する」という表現が意図するところは、画面を移行させるためのスクリプトの履歴は必ずしも記録する必要はないが、切り替わった直後の状態を示すスクリプトの内容は必ず記録される、という意味である。
図6は、図1のデータ放送記録再生機能をもつ受信機における、データ放送コンテンツに含まれるBML文書の記録形態を説明するための図である。なお、図中、キーイベントと記載されるものは、ユーザのキー操作によって発生するイベントを意味している。
図示されるように、9時から9時20分にかけて4つのイベントE1〜E4が、順次、発生している。このとき、放送されたコンテンツに含まれる一つのBML文書(bml1)は、イベントを境界として、4つのBML文書(bml1−1)〜(bml−4)に分割されて記録される。bml1−1〜4の各々は、bml1のコードを分割しているのではなく、bml1のコードの一部を編集したものである。例えば、bml1−2のコードは、そのキーイベントによって表示するよう指示された表示態様に関する記述がコードに反映されており、その記述箇所においてbml1のコードとは異なる。
換言すると、イベントが発生するタイミング毎に、データ放送を表示出力するためのプログラム(BML文書)が逐次作成されるということである。従って、タイミングの数だけプログラムができることになり、そして、上記のとおり、作成したプログラムは、そのタイミングに処理した内容をプログラム中に反映させたものである。
作成したプログラム(BML文書)の例としては、次のようなものが考えられる。すなわち、10秒経過後に画像1を表示するタイマイベントの場合、経過時間を計時する関数count_timeが返す現在の計時値(本来は変数)を10(s)と定数にしておくことにより、当該プログラム実行時には10秒経過を待つこと無く、すぐに画像1が表示されることになる。
また、複数の選択肢からユーザによって選ばれた1つの選択肢に応じて、異なる画像を表示する処理の場合、ユーザによる選択を受け付ける関数user_selectが返す、選択肢に対応する数値(本来は変数)をある定数にしておくことにより、当該プログラム実行時に再度複数の選択肢を表示させユーザによる選択を受け付けること無く、その定数に応じた画像が表示されることになる。
図7は、図1のデータ放送記録再生機能をもつ受信機の、データ放送コンテンツの受信から記録に至るまでの動作手順を示すフロー図である。
図示されるように、すなわち、受信されたTS(トランスポートストリーム)を取得し(ステップS400)、コンテンツを取得し(ステップS401)、イベント発生を監視し(ステップS402)、イベント情報を記録する(ステップS403)と共に、BML文書を分割して作成されたコンテンツを保存し(ステップS404)、この後、新たなTSを作成する(ステップS405)。
また、イベントの種類とイベント発生時刻を、分割されたBML文書に対応付けて保存する際には、例えば、図10に示されるようなイベントリストを生成すると便利である。図10のリストは、番号と、イベントが生じた時刻と、イベントの種別と、タイトルと、ファイル名(BML文書の名前)が表形式で記述されている。
図8は、図1のデータ放送記録再生機能をもつ受信機における、データ放送コンテンツの再生処理について説明するための図である。
図示されるように、9時から9時20分にかけて4つのイベントE1〜E4が、順次、発生している。そして、ユーザが、9時2分頃のコンテンツから9時17分頃のコンテンツにジャンプして頭出し再生を望んだ場合であっても、従来は、図8の中段に示されるとおり、イベントハンドラを順次、処理するしかなかった。
これに対し、図1の本発明の受信機では、下段に示されるとおり、分割保存したbml1−1からbml1−4に直接的に遷移して頭出し再生を行うことが可能である。
図9(a)、(b)は、データ放送記録再生機能をもつ受信機の、データ放送コンテンツの再生時の動作手順を示すフロー図であり、(a)は対比例としての従来例の手順を示すフロー図であり、(b)は本発明の処理手順を示すフロー図である。
(a)に示されるように、従来は、記録媒体からデータを読み出してTS(トランスポートストリーム)を取得し(ステップS500)、コンテンツを取得し(ステップS501)、順次、コンテンツの表示を行う(ステップS502)、というものであった。
これに対し、図1の本発明の受信機では、(b)に示すように、TS取得を行い(ステップS600)、頭出し再生か否かの判断を行う(ステップS601)。通常再生ならばステップS603に移行し、頭出し再生ならば、図10に示されるようなイベントリストからコンテンツ名を取得し(ステップS602)、コンテンツを取得し(ステップS603)、そして、コンテンツの表示を行う(ステップS604)。
(第2の実施形態)
本実施形態では、ワンセグ放送を視聴可能な携帯電話端末に本発明を適用した場合の、頭出し再生のためのユーザインタフェースについて説明する。
図11は、ワンセグ放送を視聴可能な携帯電話端末における、頭出し再生のためのユーザインタフェースの一例(画面遷移例)を説明するための図である。
図11の左側に示されるように、携帯電話端末上の液晶ディスプレイには、画面G1が表示されている。ユーザが頭出しキー(不図示)を押下すると(ステップS1、S2)、図11の中央の中段あるいは上段に示されるような画面G2、G3に遷移する。
すなわち、記録されているイベントリスト(図10で示したデータの一部)が表示されることになる。画面G2では、イベントリストがデータ放送領域に表示され、画面G3ではポップアップ表示がなされる。
次に、ユーザがイベントリストから再生したいデータを選択すると(ステップS3、S4)、その選択に従った次の画面G4が表示される。
また、画面G1が表示されている状態で、ユーザが矢印キー(不図示)を押下すると、直接的に画面G4に遷移することもできる(ステップS5)。
このように、携帯電話端末の既存のキーや表示画面上のリスト表示等を活用することによって、ユーザが快適に、データ放送の頭出し再生を行えるようになる。
以上説明したように本発明によれば、データ放送コンテンツの頭出し再生が可能となり、データ放送の受信機(データ放送視聴可能なTVや移動体端末等)の性能が向上し、ユーザの使い勝手が向上する。
本発明は、データ放送コンテンツの頭出し再生を可能とするという効果を奏し、したがって、データ放送記録再生機能をもつ受信機(TV受信機の他、携帯電話端末やPDA等の携帯端末を含む)に用いて好適である。
本発明のデータ放送記録再生機能をもつ受信機の構成を示すブロック図 放送局から送信されるデータ放送コンテンツの内容を説明するための図 表示変更の契機となるイベントの種類について説明するための図 図1に示される記録コンテンツ作成部の特徴的な機能を説明するための図 本発明のデータ放送記録再生機能をもつ受信機によるBML文書の具体的な分割方法の一例 (a)はスクリプト処理の実行前のBML文書を示す図 (b)はスクリプト処理の実行後のBML文書を示す図 図1のデータ放送記録再生機能をもつ受信機における、データ放送コンテンツに含まれるBML文書の記録形態を説明するための図 図1のデータ放送記録再生機能をもつ受信機の、データ放送コンテンツの受信から記録に至るまでの動作手順を示すフロー図 図1のデータ放送記録再生機能をもつ受信機における、データ放送コンテンツの再生処理について説明するための図 (a)、(b)は、データ放送記録再生機能をもつ受信機の、データ放送コンテンツの再生時の動作手順を示すフロー図であり、(a)は対比例としての従来例の手順を示すフロー図であり、(b)は本発明の処理手順を示すフロー図 イベントリストの一例を示す図 ワンセグ放送を視聴可能な携帯電話端末における、頭出し再生のためのユーザインタフェースの一例(画面遷移例)を説明するための図 デジタル放送のトランスポートストリーム(TS)の概要を示す図 データカルーセル構造の一例を示す図
符号の説明
AN アンテナ
10 チューナ
11 PIDフィルタ
12 AVデコーダ
13 データ放送デコーダ
15 表示・操作制御部
16 モノメディアデコーダ
17 コンテンツマネージャ
18 BMLブラウザ
19 フレームメモリ
20 表示装置
22 入力装置
30 放送記録制御部
32 イベント記録部
34 記録コンテンツ作成部
36 録画処理部
40 マルチプレクサ
42 記録媒体
44 デマルチプレクサ
46 映像・音声デコーダ
48 データ再生処理部

Claims (2)

  1. 放送局から送信されるデータ放送コンテンツを受信し、BML(Broadcast Markup Language)文書を含むモジュールを取得し、BMLブラウザによってBML文書を解釈して、前記BML文書に従った内容の表示を行い、その表示内容をイベントを契機として変更すると共に、前記BML文書ならびにBML文書が参照するモノメディアデータの情報を含むデータを記録媒体に記録し、また、その記録媒体から記録されているデータを読み出して再生する、データ放送記録再生機能をもつ受信機であって、
    前記BMLブラウザが受け付けた前記イベントの情報と、そのイベントが生じた時点を示す時刻情報と、を記録するイベント記録部と、
    前記BMLブラウザによって一つの前記BML文書を解釈している際に、前記イベントが生じると、前記一つのBML文書をそのイベントが生じた時点の前後で分割すると共に、その分割されたイベント発生後のBML文書に、そのイベントが契機となって生じたスクリプト処理の結果として表示が切り替わった直後の状態を示すコード値を記録し、これによって記録用のデータコンテンツを作成する記録コンテンツ作成部と、
    前記イベント記録部が記録した前記イベントの情報および時刻情報と、前記記録コンテンツ作成部が作成した記録用コンテンツと、を含むデータを、前記記録媒体に記録する記録処理部と、
    再生時点を指定した再生処理命令を受けた場合に、前記記録媒体に記録されている、前記イベントの情報と前記時刻情報とを参照して、指定された再生時点に対応したBML文書の先頭から再生を開始する頭出し再生処理を行う再生処理部と、
    を有することを特徴とするデータ放送受信機。
  2. 前記再生処理部は、再生時点を指定した再生処理命令を受けた場合に、前記イベントの情報と前記時刻情報をインデックス情報としたサーチを行い、分割されている複数の前記BML文書の中から前記指定された再生時点に対応するBML文書を検出し、そのBML文書の先頭から再生を開始する頭出し再生処理を行うことを特徴とする請求項1記載のデータ放送受信機。
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