JP4711850B2 - 脚柱の構造 - Google Patents
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Description
部材同士は、脚柱本体を貫通する貫通部材によって連結されていてもよい。このような構
成によれば、互いに対向する外側面の補強部材それぞれに対して連結部材の引っ張り応力
を作用させることができるので、両外側面に対して効果的に補強部材を押し当てることが
できる。
また、補強部材は水平に延在しており、補強部材の上端は、段落し部で途中定着された鉄筋の上端と同じ高さに位置していることとしてもよい。
また、脚柱は既存の脚柱であり、補強部材は既存の脚柱の外側面に取り付けられて当該既存の脚柱を補強する部材であり、補強部材は、外側面を押圧する押圧面を有する鋼材を備え、押圧面は、外側面に沿って外側面の全体に亘って連続して延在する平面をなすこととしてもよい。
また、脚柱は既存の脚柱であり、補強部材は既存の脚柱の外側面に取り付けられて当該既存の脚柱を補強する部材であり、補強部材は水平に延在しており、既存の脚柱の外側面のうち、補強部材よりも上方の部分と補強部材よりも下方の部分とが露出していることとしてもよい。
図1及び図2に示すように、橋梁100は、複数の鉄筋コンクリート製の橋脚(脚柱)1と、それらの橋脚1に支持され水平方向に延在する橋桁3とを備えている。この橋脚1は、地盤5に固定されたフーチング7とフーチング7から鉛直上方向に延びる橋脚本体(脚柱本体)9とを備えている。更に、橋脚1は、橋脚本体9の上方に設けられ橋桁3を支持する支持部11を備えている。
図8を参照し、本発明の第2実施形態に係る橋脚51について説明する。この橋脚51の段落し部53においては、上記橋脚1におけるアンカー部材25に代えて、外側面9aから他方の外側面9aまで橋脚本体を貫通する3本の貫通鋼材(貫通部材)55を備えている。この貫通鋼材55としては、ネジ溝が形成されたPC綱棒やネジ鉄筋等の棒綱を採用することができる。3本の貫通鋼材55は、橋脚本体9を貫通する3つの貫通孔にそれぞれ挿通されており、各貫通鋼材55の両端には、ナット29が装着されている。
図9〜図11を参照し、本発明の第3実施形態に係る橋脚61について説明する。この橋脚61の段落し部63においては、両側の外側面9aの補強板21に沿って更に外側に、補強板21と同等の構成を有する第2補強板65がそれぞれ設けられている。2つの第2補強板65は、外側面9aの水平幅よりもわずかに長く形成されており、第2補強板65の互いの両端同士が、外側面9bに沿って延びる連結鋼材67及びナット68によって連結されている。この連結鋼材67としては、ネジ溝が形成されたPC綱棒やネジ鉄筋等の棒綱を採用することができる。
図12を参照し、本発明の第4実施形態に係る橋脚71について説明する。この橋脚71の段落し部73においては、橋脚1における補強板21に代えて、両側の外側面9aに補強板75がそれぞれ取り付けられている。各補強板75は、断面コ字型をなし、延在方向における中央が外側面9aに向かうように湾曲した鋼材である。これらの各補強板75は、湾曲した状態から外側面9aに押し当てられることで、外側面9aに沿うように直線状に弾性変形し、各補強板75の押圧面75aがゴム板23を介して外側面9aに密着する。そして、このように弾性変形した状態で、両側の補強板75の互いの両端部同士が、外側面9bに沿って延びる連結鋼材77及びナット78によって連結される。この連結鋼材77としては、ネジ溝が形成されたPC綱棒やネジ鉄筋等の棒綱を採用することができる。
Claims (9)
- 脚柱本体の軸方向に延在する鉄筋が段落しされた段落し部を有する鉄筋コンクリート製の脚柱の構造において、
前記脚柱本体の外側面には、前記段落し部における前記鉄筋の途中定着部の位置に沿って前記鉄筋の配列方向に延在する補強部材が固定されており、
前記鉄筋の延在方向に測った前記補強部材の幅は、前記鉄筋の直径の5〜25倍であることを特徴とする脚柱の構造。 - 前記脚柱本体は、長辺と短辺とで形成される断面形状を有し、
前記補強部材は、前記断面形状における前記長辺に対応する外側面に固定されていることを特徴とする請求項1に記載の脚柱の構造。 - 前記補強部材は、前記脚柱本体の前記鉄筋の位置よりも深い位置まで挿入されたアンカー部材によって固定されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の脚柱の構造。
- 前記補強部材は、互いに対向する前記外側面に対として設けられており、前記補強部材同士は、前記脚柱本体を貫通する貫通部材によって連結されていることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の脚柱の構造。
- 前記補強部材は水平に延在しており、
前記補強部材の上端は、前記段落し部で途中定着された前記鉄筋の上端と同じ高さに位置していることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の脚柱の構造。 - 前記脚柱は既存の脚柱であり、前記補強部材は前記既存の脚柱の外側面に取り付けられて当該既存の脚柱を補強する部材であり、
前記補強部材は、前記外側面を押圧する押圧面を有する鋼材を備え、
前記押圧面は、前記外側面に沿って前記外側面の全体に亘って連続して延在する平面をなすことを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載の脚柱の構造。 - 前記脚柱は既存の脚柱であり、前記補強部材は前記既存の脚柱の外側面に取り付けられて当該既存の脚柱を補強する部材であり、
前記補強部材は水平に延在しており、
前記既存の脚柱の前記外側面のうち、前記補強部材よりも上方の部分と前記補強部材よりも下方の部分とが露出していることを特徴とする請求項1〜6に記載の脚柱の構造。 - 脚柱本体の軸方向に延在する鉄筋が段落しされた段落し部を有する鉄筋コンクリート製の脚柱の構造において、
前記脚柱本体の外側面には、前記段落し部における前記鉄筋の途中定着部の位置に沿って前記鉄筋の配列方向に延在する補強部材が固定されており、
前記補強部材を前記外側面に押し当てるように付勢する付勢手段を更に備えたことを特徴とする脚柱の構造。 - 脚柱本体の軸方向に延在する鉄筋が段落しされた段落し部を有する鉄筋コンクリート製の脚柱の構造において、
前記脚柱本体の外側面には、前記段落し部における前記鉄筋の途中定着部の位置に沿って前記鉄筋の配列方向に延在する補強部材が固定されており、
前記補強部材は、延在方向における中央が前記脚柱本体側に向かうように湾曲した状態から前記外側面に押し当てられて当該外側面に密着していることを特徴とする脚柱の構造。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110629661A (zh) * | 2019-09-25 | 2019-12-31 | 广州大学 | 一种抗震性能梯度墩柱及其建造方法 |
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---|---|---|---|---|
JP6144031B2 (ja) * | 2012-10-29 | 2017-06-07 | 公益財団法人鉄道総合技術研究所 | 鉄筋コンクリート構造物の補強構造 |
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JPH09209580A (ja) * | 1996-02-02 | 1997-08-12 | Ohbayashi Corp | 壁構造物の補強工法 |
JP2000096521A (ja) * | 1998-09-21 | 2000-04-04 | Fudo Constr Co Ltd | 段落とし配筋既製壁式橋脚の耐震補強工法 |
JP2004285760A (ja) * | 2003-03-24 | 2004-10-14 | Taisei Corp | 補強パネル及び既設構造物の補強方法 |
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2006
- 2006-02-22 JP JP2006045597A patent/JP4711850B2/ja active Active
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