JP4711780B2 - 洗濯機 - Google Patents

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Description

本発明は洗濯機に関し、更に詳しくは、有底筒形状の洗濯槽の内底部に回転自在のパルセータを配設した縦型(渦巻き式)の洗濯機における脱水行程時等、洗濯脱水槽を高速回転させる際の制御に関する。
縦型の全自動洗濯機では、洗濯物が収容された洗濯脱水槽を垂直又は傾斜した軸を中心に高速回転させることで遠心力によって洗濯物の脱水を行う。このような脱水時など洗濯脱水槽が高速回転しているときに使用者が上蓋を開けると安全上問題があるため、従来、上蓋の開放に伴って洗濯脱水槽が急停止するような安全対策が施されている。しかしながら、場合によっては洗濯脱水槽が完全に停止するまでに少し時間が掛かることがある。そこで、より安全性を高めるために、従来、洗濯脱水槽の高速回転時には上蓋をロック機構により施錠し、使用者が把手を掴んで上蓋を開けようとしても上蓋の開放が阻止されるような構成の洗濯機が知られている。
例えば特許文献1に記載の洗濯機では、洗濯脱水槽の高速回転時に上蓋にロックが掛けられ、脱水運転の終了時などに洗濯脱水槽を回転駆動するモータをオフしてから所定時間が経過するのを待って上蓋のロックを解除する。モータをオフしてから洗濯脱水槽が完全に停止するまでに要する時間を予め見積もり、或る程度の余裕を見込んで所定時間を設定しておけば、上蓋のロックが解除されて使用者が上蓋を開放可能な状態となるときに洗濯脱水槽は完全に停止している筈である。
しかしながら、上記構成の洗濯機では次のような問題がある。即ち、洗濯脱水槽の回転を強制的に停止させるためには、例えばバンドブレーキを用いたブレーキ機構が用いられるが、ブレーキ機構が故障した場合やバンドブレーキが摩耗したような場合にはブレーキの制動力が落ちることがある。ブレーキの制動力が低下すると、ブレーキを動作させてから洗濯脱水槽が停止するまでの所要時間が予め想定したよりもかなり長くなる。そのため、ブレーキ動作後に所定時間が経過してから上蓋のロックを解除する構成では、洗濯脱水槽が停止する前に、最悪の場合には洗濯脱水槽がかなり速い速度で回転している状態でも上蓋のロックが解除されてしまうことがあり得る。
そのため、安全上、好ましくは、洗濯脱水槽の回転状態を監視し、ブレーキ機構を動作させて洗濯脱水槽が停止したことを検知したときに上蓋のロックを解除するほうがよい。ところが、例えば特許文献2に記載のように、洗濯脱水槽とパルセータとの連結及びその連結解除を行うクラッチの動作とブレーキ機構による洗濯脱水槽の制動とを連動させる構成では、ブレーキを作動させるとほぼ同時にクラッチにより洗濯脱水槽とパルセータとの連結が解除され、それに伴ってモータと洗濯脱水槽とは切り離されてしまう。一般に、モータには速度制御等のために回転検知手段が付設されているが、上記のように洗濯脱水槽と主モータとが切り離されると、モータに付設された回転検知手段では洗濯脱水槽が停止しているのか否かを判断することができない。
そのため、上記のような構成の洗濯機では、洗濯脱水槽の停止を検知して上蓋のロックを解除するような制御を行うことはできず、結局のところ、例えば特許文献1に記載のような方法を採用せざるを得ず、ブレーキ機構に異常が生じたときの安全性の確保に問題がある。また、上記のような好ましい制御を行うためには、モータに付設された回転検知手段とは別に洗濯脱水槽自体の回転速度を検知する手段を追加して設ける必要があり、大きなコスト上昇が避けられない。
特開平11−70288号公報 特公平5−84199号公報
本発明はこうした課題を解決するために成されたものであり、その目的とするところは、ブレーキ機構の不具合があって制動力が低下している場合でも、洗濯脱水槽が確実に停止してから、或いは安全上問題がない程度にその速度が低下してから上蓋のロックを解除することにより、高い安全性を確保することができる洗濯機を提供することにある。
上記課題を解決するために成された発明は、外箱内に配置された外槽内に脱水軸を中心に回転自在に設けられた洗濯脱水槽と、該洗濯脱水槽の内底部に翼軸を中心に回転自在に設けられた回転翼と、これら洗濯脱水槽や回転翼を回転駆動させるための駆動軸を駆動する駆動源と、該駆動源の回転速度を検知する速度検知手段と、前記駆動源による駆動力を前記回転翼のみに伝達する場合と前記回転翼と前記洗濯脱水槽との両方に伝達する場合とを切り換えるために前記駆動軸と前記脱水軸との連結及びその連結の解除を行う切り換え手段と、前記洗濯脱水槽の回転を停止させる制動手段と、前記切り換え手段による前記駆動軸と前記脱水軸との連結の解除動作と前記制動手段による制動動作とを連動して実行させる切り換え駆動手段と、前記外箱の上面に設けられた前記洗濯脱水槽内に洗濯物を出し入れするための洗濯物投入口を開閉する上蓋と、該上蓋が閉鎖された状態で該上蓋を施錠する施錠手段と、前記切り換え手段により前記駆動軸と前記脱水軸とを連結させた状態で前記駆動源の駆動力により前記洗濯脱水槽を高速で回転させている状態を終了する又は中断する際に、前記駆動源による駆動を停止し、前記切り換え駆動手段により前記駆動軸と前記脱水軸の連結の解除動作と制動動作とを行わせることにより前記洗濯脱水槽の回転を停止させる運転制御手段と、を備え、 該運転制御手段は、前記制動動作の実行開始から所定時間経過後に、前記切り換え駆動手段により前記駆動軸と前記脱水軸の連結及び制動除を実行、その状態で前記洗濯脱水槽の回転に従動する前記駆動源の回転速度を前記速度検知手段により検知し、その検知された回転速度が所定値未満であった場合には、直ちに前記切り換え駆動手段により前記脱水軸の連結の解除動作と制動動作とを行う一方、前記検知された回転速度が前記所定値以上であった場合には、前記制動動作を行わない状態のまま前記速度検知手段により検知される回転速度がゼロ又は回転が停止しているとみなせる速度に下がるまで待ってから前記切り換え駆動手段により前記脱水軸の連結の解除動作と制動動作とを行い、いずれの場合にも、その脱水軸の連結の解除動作及び制動動作の時点から所定時間が経過した後に前記施錠手段による上蓋の施錠解除を実行することを特徴としている。
発明に係る洗濯機において、「前記切り換え手段により前記駆動軸と前記脱水軸とを連結させた状態で前記駆動源の駆動力により前記洗濯脱水槽を高速で回転させている状態」とは、典型的には、脱水運転(中間脱水と最終脱水とを含む)である。
発明に係る洗濯機では、運転制御手段は、例えば脱水運転時に洗濯脱水槽を高速で回転させている状態を終了する又は中断する際に、まず駆動源による駆動を停止し、その後に、切り換え駆動手段により駆動軸と脱水軸との連結を解除させるとともに制動手段の制動動作を行わせる。これにより、駆動源と洗濯脱水槽とは切り離され、洗濯脱水槽には制動力が作用する。この制動力が十分であれば、洗濯脱水槽の回転速度は急速に下がるが、何らかの理由により制動力が不十分である場合や制動力が作用しない場合には、洗濯脱水槽が慣性力によって回り続け、その回転速度の低下の度合いは緩慢である。
運転制御手段は、その制動動作の実行開始から所定時間が経過したときに、切り換え駆動手段により切り換え手段を作動させて駆動軸と脱水軸とを再び連結させるとともに、制動手段による洗濯脱水槽の制動を解除させる。すると、駆動源と洗濯脱水槽とが再び接続されるから、駆動源は洗濯脱水槽の回転に従動する。そこで、このときに速度検知手段により駆動源の回転速度を検知すれば、その時点での洗濯脱水槽の回転速度をモニタすることができる。
なお、切り換え手段が特許文献2に記載のようなクラッチスプリングの作用により駆動軸と脱水軸の連結及び連結解除を達成する構成である場合には、切り換え駆動手段により切り換え手段を作動させただけでは洗濯脱水槽と駆動源とは接続されず、その切り換え駆動手段による切り換え動作の後に駆動源を駆動して駆動軸が回転し始めたときにクラッチスプリングが十分に締まって洗濯脱水槽と駆動源とが接続される。したがって、こうした構成の場合には、回転速度を検知する前に一旦、駆動源を短時間駆動させて上記のような洗濯脱水槽と駆動源との接続を確実に行う必要がある。もちろん、切り換え手段の構成によっては、駆動源の駆動を行うことなく洗濯脱水槽と駆動源とを接続させて回転速度を検知することができる。
上述したように制動手段の制動力が十分に高かった場合には、速度検知時点で洗濯脱水槽の回転速度は十分に下がっているのに対し、制動手段の制動力が不十分であったり制動力が作用していなかったりした場合には、速度検知時点で洗濯脱水槽の回転速度は未だかなり高い。そこで、運転制御手段は、そのときの回転速度の検知結果に基づいて制動手段の制動状態を推定し、施錠手段による上蓋の施錠の解除のタイミングを判断する。
体的には、運転制御手段は、速度検知手段により検知された回転速度が所定値未満であった場合には、制動手段による制動力が十分に作用していると判断し、直ちに切り換え駆動手段により駆動軸と脱水軸との連結の解除動作と制動動作とを行わせ、その後に施錠手段による上蓋の施錠解除を実行させる。この場合には、速やかに洗濯脱水槽の回転は停止し、上蓋の施錠が解除されて上蓋は使用者により開放可能な状態となる。
一方、運転制御手段は、速度検知手段により検知された回転速度が上記所定値以上であった場合には、制動手段による制動力が不足していると判断し、速度検知手段により検知された回転速度がゼロ又は回転が停止しているとみなせる速度に下がるまで待ち、それから切り換え駆動手段により駆動軸と脱水軸との連結の解除動作と制動動作とを行わせ、その後に施錠手段による上蓋の施錠解除を実行させる。
この場合には、洗濯脱水槽の回転速度の下がり方は遅いが、洗濯脱水槽の回転が停止した後に或いは少なくとも安全上問題がない程度まで回転速度が下がった時点で、上蓋の施錠が解除されて上蓋は使用者により開放可能な状態となる。但し、このように洗濯脱水槽の回転速度の下がり方が遅い場合、必ずしも制動手段が異常であるとは限らない。例えば洗濯脱水槽内の洗濯物の量が非常に多い場合などには洗濯脱水槽に作用する慣性力が大きく、相対的に制動力が作用しにくく回転速度の低下が緩慢になる傾向にある。
そこで、本発明に係る洗濯機ではさらに、運転制御手段は、速度検知手段により検知された回転速度が上記所定値以上であった場合で、且つ、所定時間内に、速度検知手段により検知された回転速度がゼロ又は回転が停止しているとみなせる程度の速度まで下がらない場合に、引き続いて該検知速度がゼロ又は回転が停止しているとみなせる程度の速度に下がるまで待ち、それから切り換え駆動手段により駆動軸と脱水軸との連結の解除動作と制動動作とを行わせ、異常報知手段により異常を報知する構成とするとよい。
この場合、速度検知手段により検知された回転速度が上記所定値以上であった場合で、且つ、所定時間内に、速度検知手段により検知された回転速度がゼロ又は回転が停止しているとみなせる程度の速度まで下がったならば、上記のような異常報知は行わない。
この構成によれば、制動手段に何らかの異常があって制動力が作用しない又は極端に小さいような場合に使用者に対して異常が報知されるので、使用者はこうした異常によって上蓋の施錠が解除されるまでの時間が異常に長いことを認識するとともに、必要に応じて販売店に修理を依頼する等の適切な対応を迅速にとることができる。一方、制動手段の異常でなく洗濯脱水槽の停止までの時間が長引いている場合には、異常報知はされず、上蓋の施錠が解除されたときには、洗濯脱水槽の回転が停止しているか又は少なくとも安全上問題がない程度まで回転速度が下がった状態になる。
切り換え駆動手段により駆動軸と脱水軸との連結の解除動作と制動動作とを行った後に施錠手段による上蓋の施錠解除を実行するまでの所定時間を適宜に設定しておくことにより、上蓋の施錠が解除される時点で洗濯脱水槽の回転が確実に停止しているようにすることができる。
以上のように発明に係る洗濯機によれば、制動手段、具体的にはブレーキ機構が故障していたりバンドブレーキの摩耗が酷かったりした場合でも、洗濯脱水槽が停止した状態か或いは少なくとも安全上問題がない程度に回転速度が下がってから上蓋の施錠を解除することができる。それによって、従来の洗濯機に比べて安全性を向上させることができる。また、洗濯脱水槽の回転速度を検知するために、駆動源に付設されている回転検知手段を利用することができ、洗濯脱水槽の回転速度を直接的に検知する手段を別途追加して設ける必要がないので、上記のように高い安全性を確保しながらコストの上昇を回避することができる。
以下、本発明に係る洗濯機の一実施例である洗濯乾燥機を図面に基づいて説明する。図1は本実施例による洗濯乾燥機の外観斜視図、図2は本実施例の洗濯乾燥機の後部化粧カバー及び上蓋を取り外した状態を示す上面平面図、図3は本実施例の洗濯乾燥機の内部構成を示す概略側面断面図である。
まず本実施例の洗濯乾燥機の全体的な構成を説明する。図1に示すように、本洗濯乾燥機の外形を成す外箱1は全体として略直方体形状の箱形状とされ、底面の四隅に脚部が形成された台座部2と、両側面と前面とが一体に成形された断面コ字形状の前側面板3と、前側面板3の上面開口を閉塞するように装着された上面板4と、前側面板3の背面側を被覆する後面板5と、を含む。
図2に示すように上面板4は前後方向に三つ、即ち、前部区画4a、中央区画4b、及び後部区画4cに区画され、中央区画4bには洗濯物投入口6が設けられ、この洗濯物投入口6を開閉するために横方向に水平な軸を中心に回動する二つ折り起立自在の上蓋7が取り付けられている。上蓋7は上面板4の右前部に配置された上蓋ロック機構(本発明における施錠手段に相当)16により、閉鎖状態でのロックが可能となっている。上蓋ロック機構16としては例えばソレノイドなどの電磁的な駆動機構を用いてもよいが、ここではトルクモータを用いた駆動機構としている。一方、前部区画4a及び後部区画4cにはそれぞれ所定の部品を収納するための凹所が形成されており、前部区画4aの凹所の上面は操作パネルが印字された前部化粧カバー10で被覆され、後部区画4cの凹所の上面及び背面は後部化粧カバー11で被覆されている。
後部化粧カバー11の後部の中央やや右方には、一段窪んで給水ホースを接続する給水ホース接続口12が設けられ、その前方には風呂水吸水ホース接続口13が設けられている。給水ホース接続口12の左方には、別の衣類乾燥機を設置台を用いて本洗濯乾燥機の上部空間に設置した場合にその衣類乾燥機の除湿水排出ホースを接続する除湿水ドレイン口14が設けられている。
図3に示すように、外箱1の内部には、有底円筒形状の外槽20が図示しない複数のばねにより適度に揺動自在に吊支されており、この外槽20の内側には、乾燥槽を兼ねた有底円筒形状の洗濯脱水槽21が脱水軸22を中心に回転自在に軸支されている。洗濯脱水槽21の内底部には洗濯物を撹拌するためのパルセータ(回転翼)23が配設され、パルセータ23は脱水軸22内に挿通された翼軸24により回転自在である。外槽20の底面下方には、ダイレクトドライブ用の主モータ(本発明における駆動源に相当)25と、動力切換え用のクラッチ(本発明における切り換え手段に相当)261や減速機構、バンドブレーキなどのブレーキ機構(本発明における制動手段に相当)262を含む動力伝達機構26とが設置されている
クラッチ261はトルクモータ(本発明における切り換え駆動手段に相当)27の動作により、主として洗い運転、及びすすぎ運転はパルセータ23のみを回転させるべく翼軸24に結合された駆動軸251と脱水軸22との連結を解除し、脱水運転時には洗濯脱水槽21とパルセータ23とを一体に回転させるべく翼軸24に結合された駆動軸251と脱水軸22とが連結するように機械的な切換えを行う。但し、この洗濯乾燥機では、クラッチ261はクラッチスプリングの締め付けを利用して駆動軸251と脱水軸22とを連結させる構造であり、駆動軸251が停止した状態でトルクモータ27によりクラッチ261が動作しても、駆動軸251と脱水軸22とは完全には連結せず、その後に駆動軸251が駆動されたときにクラッチスプリングが強く締結されて脱水軸22を駆動軸251に係合させる。駆動軸251と脱水軸22との連結が解除されるとき、駆動軸251はブレーキ機構262により回転が拘束され(つまりは洗濯脱水槽21が制動され)、それ故に洗濯脱水槽21は回転せずにパルセータ23のみが回転可能となる。なお、ダイレクトドライブとベルトドライブという駆動方式の相違はあるものの、この実施例における動力伝達機構26の基本的な構成は特許文献2に記載のものとほぼ同じである。
外槽20の底部には排水開口30が形成され、排水開口30には排水管31の一端が接続されており、排水管31は排水バルブ32により開閉される。排水管31の他端は図示しない起立自在な排水ホースを介して外部の排水溝に連なる。排水バルブ32の開閉動作は上記クラッチ261の連結切り換え動作と同様にトルクモータ27の動作に連動している。即ち、トルクモータ27を駆動させることで、クラッチ261により洗濯脱水槽21とパルセータ23とが一体に回転するように接続されたときには排水バルブ32は開放状態となり、クラッチ261により洗濯脱水槽21とパルセータ23との連結を解除してパルセータ23のみが回転するようにしたときには排水バルブ32は閉鎖状態となる。
外槽20の上面開口は、開閉自在の内蓋35を有する外槽カバー34で被覆されており、内蓋35が閉鎖された状態では外槽20はほぼ密閉される。外槽カバー34には、左右に並んで二本の管路、即ち、洗濯脱水槽21内に給水を行うための給水ダクト36と乾燥運転時に洗濯脱水槽21内に高温の空気を導入するための温風ダクト37とが接続されている。また、内蓋35には排気のための排気口38が形成されている。この両ダクト36、37は蛇腹状であり、外槽20が揺動しても管路は適宜に屈曲自在である。
洗濯脱水槽21の上縁部には高速回転時の大きな首振り振動を抑制するためのバランスリング40が取り付けられている。洗濯脱水槽21の内周面には洗濯脱水槽21の底部からバランスリング40の下まで縦方向に延びる循環水路41が形成され、循環水路41には洗濯脱水槽21の内方を向いて縦に細長い吐水口42が設けられ、吐水口42にはリントフィルタ43が着脱可能に取り付けられている。外槽20内に適宜の水が貯留された状態でパルセータ23が回転駆動されると、パルセータ23の下面の裏羽根のポンプ作用により、外槽20底面と洗濯脱水槽21底面との間の水が洗濯脱水槽21の底面に形成されている通水穴44を通して洗濯脱水槽21内に吸い上げられ、周囲に押し出されて循環水路41の下端開口に送り込まれる。そして、循環水路41内に水が押し上げれ、吐水口42から洗濯脱水槽21内に吐き出される。その際に水に混入している糸屑等のゴミはリントフィルタ43に捕集される。
一方、パルセータ23を挟んで循環水路41と相対する洗濯脱水槽21の内壁面には、洗剤投入用ダクト45が洗濯脱水槽21の底部から縦に延設されている。この洗剤投入用ダクト45の上端の洗剤投入口46は、略水平な軸を中心に洗濯脱水槽21内方に倒れ込むように回動することで開放する洗剤投入口カバー47により開閉自在である。使用者は洗濯運転に先立ってこの洗剤投入口カバー47を開けてその内面に洗剤を収容してカバー47を閉じる。すると、洗剤は洗剤投入用ダクト45内を落下して洗濯脱水槽21の底部に落下する。その後、洗濯脱水槽21内に注水が行われ、パルセータ23が回転駆動されると、上述したようにパルセータ23の裏羽根のポンプ作用により洗剤投入用ダクト45に送り込まれた水とともに洗剤が通水孔48から洗濯脱水槽21内に供給される。
図2に示すように、上面板4の後部区画4cの内部には、ほぼ中央に前後方向に細長い略直方体形状の注水口部50が設けられ、その左方に、ファン521、ファンモータ522、ヒータ523を含む温風供給ユニット52が配置されている。一方、注水口部50の右方には、奥行き方向に薄型である風呂水ポンプ53が手前に、給水バルブ54がその後方に並べて配置され、さらに給水バルブ54の下方には洗濯脱水槽21内に貯留された水の水位を検知する水位センサ55が配置されている。図示しないが外槽20の底部にはエアトラップが形成され、エアトラップに接続されたエアホースの他端が水位センサ55に接続されている。
注水口部50は柔軟仕上げ剤容器となっているトレイ51を前方に引き出し可能に備える。給水バルブ54は二連バルブであって、外部からの制御信号に応じて、給水ホース接続口12に供給された水を、注水口部50内のトレイ51を介して流す流路と、トレイ51を介さずに流す流路とのいずれかに流すか、或いはその流れを遮断する。一般に、洗いの給水時や最終すすぎ以外のすすぎの給水時にはトレイ51を介さずに水を流し、給水ダクト36を通して洗濯脱水槽21内に水を供給する。一方、最終すすぎの給水時にはトレイ51を介するように水を流し、トレイ51内に予め収容されている柔軟仕上げ剤を伴って給水ダクト36を通して洗濯脱水槽21内に水を供給する。風呂水ポンプ53は、風呂水吸水ホース接続口13を介して外部から風呂の残り湯などを吸い込み、注水口部50に水を吐出する。
温風供給ユニット52においては、ファンモータ522によりファン521が回転駆動されると、後部化粧カバー11の後面に設けられた吸気フィルタを脱着自在に備える吸気口15を通して外気を吸い込み、その外気を鉛直下方に延びる温風ダクト37を通して外槽20内に送り込む。ヒータ523はPTCヒータ(半導体ヒータ)であって、上記のようなファン521による送風時にヒータ523に通電がなされると、ヒータ523で加熱された外気、つまり温風が外槽20内に供給される。ヒータ523への通電がなされていなければ、加熱されない外気、つまり冷風が外槽20内に供給される。
なお、本実施例の洗濯乾燥機では、図面には現れていないが、外槽20の底部に外槽20内の貯留水(例えば食塩水の加えられた水)を電気分解する電解装置を備えており、電解装置により貯留水を電気分解して漂白作用を有する次亜塩素イオン等の含塩素物質を生成し、これを用いて洗剤を利用しない洗濯(洗剤ゼロコース)が行えるようになっている。
図4は本実施例の洗濯乾燥機の要部の電気系構成図である。制御の中心には、CPU、RAM、ROM、タイマなどを含んで構成される制御部70が本発明における運転制御手段として据えられている。制御部70には、コース選択キーやスタートキー等の複数の操作キーを備える操作部72からキー信号が、水位センサ55から外槽20内に貯留された水の水位に応じた水位検知信号が、上蓋スイッチ74から上蓋7の開閉に連動する蓋開閉信号が、上蓋ロック機構16に内蔵されたロック検知スイッチ161からロック検知信号がそれぞれ入力される。また、主モータ25に付設された回転センサ(本発明における速度検知手段及び信号生成手段に相当)252からは主モータ25の回転に同期して発生するパルス信号が制御部70に供給される。
制御部70は、負荷駆動部71を介して主モータ25の回転、給水バルブ54の開閉動作、トルクモータ27の動作、風呂水ポンプ53の動作、温風供給ユニット52内のヒータ523の加熱動作、ファンモータ522の動作、上蓋ロック機構16の動作などをそれぞれ制御する。上述したようにトルクモータ27により、クラッチ261による駆動軸2251と脱水軸22との連結・離脱動作と、排水バルブ32の開閉動作とが達成され、同時にブレーキ機構262による洗濯脱水槽21の制動・その解除動作がなされる。さらにまた、制御部70は、操作部72のキー入力の受付状態や洗濯の進行状況などを表示部(本発明における異常報知手段に相当)73に表示させる。
制御部70のROMには予め各種のコースに応じた運転プログラムが格納されており、使用者が操作部72のコース選択キーにより選択したコースなどに応じた運転プログラムに従って制御部70が各部を制御することで、各コースに対応した洗濯運転や乾燥運転などが遂行される。
本実施例の洗濯乾燥機では、洗い、すすぎ、脱水という洗濯行程の開始から乾燥行程の終了までを自動で遂行することができるし、また脱水行程のみなど、特定の行程のみを選択的に行うことも可能であるが、いずれにしても、特にその脱水行程を行う際の制御にその特徴を有している。脱水行程は、洗い運転や最終すすぎ以外のすすぎ運転の後に実行される中間脱水と、最終すすぎ運転の後に実行される最終脱水運転を含む。以下、制御部70が中心になって実行される脱水行程時の特徴的な制御について図5、図6を参照して詳細に説明する。
図5は本実施例の洗濯乾燥機における脱水行程時の概略フローチャート、図6は脱水行程時の要部の概略タイミングチャートである。
例えばすすぎ運転後の濡れた洗濯物が洗濯脱水槽21内に収容された状態で脱水行程が開始されると、制御部70は負荷駆動部71を介して上蓋ロック機構16を駆動し、上蓋7が開かないように施錠を実行する(ステップS11)。ロック検知スイッチ161からの検知信号により施錠が完了したことが検知されると(ステップS12でYES)、制御部70はトルクモータ27をオンさせてクラッチ261により駆動軸251と脱水軸22とを連結させ、同時にブレーキ機構262による洗濯脱水槽21の制動を解除する(ステップS13)。これにより、洗濯脱水槽とパルセータ23とは一体に回転可能な状態となる。
その後、制御部70は時刻t0において主モータ25をオンさせて洗濯脱水槽21の回転速度を上昇させる(ステップS14)。脱水行程時に洗濯脱水槽21を回転させる際には、急に回転速度を上げると大きな振動が発生するおそれがあるため、図6(a)に示すように段階的に回転速度を上昇させてゆき、最終的には例えば900rpm程度の回転速度で洗濯脱水槽21を回転させることで、洗濯物に大きな遠心力を作用させ、洗濯物に染み込んでいる水を吐き出させて外槽20側に飛散させて取り除く。もちろん、脱水運転時の回転速度については一例であり、これに限るものではない。
上述したように洗濯脱水槽21の高速回転を開始した後、制御部70は例えば使用者のキー操作による一時停止の指示が有ったか否かを判定し(ステップS15)、一時停止指示がなければ所定の脱水運転時間が経過したか否かを判定する(ステップS16)。所定の脱水運転時間が未だ経過していなければステップS15に戻る。一時停止の指示が為されることなく所定の脱水運転時間が経過した場合には、ステップS16からS17へと進み、時刻t1において主モータ25をオフさせる。
洗濯脱水槽21内に収容されている洗濯物の量が多いほど洗濯脱水槽21には大きな慣性力が作用し、洗濯脱水槽21は惰性で回転しながら徐々に回転速度が低下してゆく。そして、主モータ25のオフ時点から所定時間が経過するまで待ち(ステップS18)、所定時間が経過した時刻t2の時点でトルクモータ27をオフすることでクラッチ261により洗濯脱水槽21とパルセータ23との連結を解除させ、それとともにブレーキ機構262を作動させて洗濯脱水槽21を制動する(ステップS20)。
ブレーキ機構262のバンドブレーキが摩耗していない等ブレーキ機構262が正常に動作している場合には、ブレーキ機構262の動作後に洗濯脱水槽21の回転速度は急速に下がる。これは図6(a)中に示した通りである。
上記ステップS15にて一時停止の指示が有ったと判定された場合には、上記ステップS16→S17→S18の処理とは異なり、主モータ25をオフした後(ステップS19)にすぐにステップS20の処理を実行することで、洗濯脱水槽21の回転を停止させることを試みる。したがって、この場合には、図6(a)で示す時刻t1〜t2の間の回転速度の漸減する期間はなくなり、脱水の最高回転速度から急に速度が下がることになる。
いずれにしても、トルクモータ27をオフした時点から所定時間、例えば10秒が経過するまで待つ(ステップS21)。ブレーキ機構262による制動は強力であるため、ブレーキ機構262が正常に動作していれば、この10秒間の間に洗濯脱水槽21の回転速度は停止状態に近い程度まで下がる。そして10秒が経過した時刻t3において、先にオフしたトルクモータ27を再びオンすることでクラッチ261により洗濯脱水槽21とパルセータ23との連結を試み、ブレーキ機構262による制動も解除する(ステップS22)。これにより、ブレーキ機構262による洗濯脱水槽21の制動は無くなる。
上述したようにトルクモータ27によりクラッチ261を作動させただけでは駆動軸251と脱水軸22との連結は不十分であるが、トルクモータ27をオンしてから例えば10秒が経過したときに、制御部70は主モータ25を短時間、例えば0.5秒だけオンすると(ステップS23)、駆動軸251が回転駆動されて駆動軸251と脱水軸22とが完全に連結する。これにより洗濯脱水槽21と主モータ25とが接続されると、洗濯脱水槽21が惰性で回転しているその駆動力によって主モータ25が洗濯脱水槽21と同一回転速度で回転し始める。そのときに主モータ25の回転速度を回転センサ252により検知する(ステップS24)。
主モータ25をオンする直前に洗濯脱水槽21の回転速度が殆ど停止する程度まで下がっている場合には、主モータ25をオンした後に検知される回転速度はかなり低いものとなる。なお、上述したように主モータ25は洗濯脱水槽21と連結されているため、0.5秒だけ主モータ25をオンしても、殆ど停止状態にある洗濯脱水槽21が負荷となって主モータ25の回転速度はあまり上がらずその影響は小さい。
これに対し、ブレーキ機構262に何らかの問題があって洗濯脱水槽21の制動が十分でない場合には、主モータ25をオンする直前に洗濯脱水槽21の回転速度は未だかなり高い状態となっているため、洗濯脱水槽21と主モータ25とが接続されたときの主モータ25の回転速度は高くなる。こうしたことから、ステップS24において検知された回転速度は、ブレーキ機構262の制動の状態を反映したものとなり、制動が正常であれば回転速度は低く、制動が異常であれば高くなる。例えば図6(a)において時刻t4の直後に実線で示す状態が制動が正常であるときであり、点線で示す状態が制動が異常であるときである。
そこで、まず検知した回転速度が50rpm未満であるか否かを判定し(ステップS25)、50rpm未満であればブレーキ機構262の制動が正常であると判断する。その場合には、ステップS22でオンさせたトルクモータ27をオフすることでクラッチ261により洗濯脱水槽21とパルセータ23との連結を解除させ、それとともにブレーキ機構262を再び作動させて洗濯脱水槽21を制動する(ステップS26)。
そして、その時点から所定時間、例えば5秒が経過したか否かを判定し(ステップS27)、5秒が経過した時点で上蓋ロック機構16により上蓋7のロックを解除する(ステップS28)。ブレーキ機構262による制動が十分に機能している状態では5秒間の間に洗濯脱水槽21の回転はほぼ確実に停止するから、上蓋7のロックが解除されて使用者が上蓋7を開放できる状態になったときには洗濯脱水槽21は確実に停止していて高い安全性を確保できる。
一方、ステップS25において、回転速度が50rpm以上であると判定された場合には次に回転速度検知時点から所定時間、例えば60秒が経過したか否かを判定する(ステップS29)。60秒が経過していなければ回転停止しているとみなせるか否か、具体的には回転速度が15rpm未満であるか否かを判定し(ステップS30)、60秒が経過するまでに回転速度が15rpm未満になったならばステップS30からS26へと進んで、上述したようにブレーキ機構262を作動させて洗濯脱水槽21が確実に停止したときに上蓋7のロックを解除する。
これに対し、ステップS29において60秒が経過してしまった場合には、その後には時間の制限を設けずに回転停止しているとみなせるか否か、具体的には回転速度が15rpm未満であるか否かを繰り返し判定し(ステップS31)、回転停止と判断された時点で表示部73による表示及びブザーの鳴動によって異常報知を行った上で(ステップS32)、さらに所定時間が経過したときに上蓋7のロックを解除する。ブレーキ機構262が異常であっても必ず洗濯脱水槽21の回転は停止するから、停止した時点で異常報知がなされる。このとき、エラー表示としてブレーキ異常であることを示すようにしておけば、これを見た使用者は販売店等に連絡して修理等を依頼することができる。
以上説明したように本実施例による洗濯乾燥機によれば、バンドブレーキの摩耗やブレーキ機構262自体の故障などブレーキ機構262の動作に異常がある場合に、洗濯脱水槽21の回転速度が高い間は上蓋7がロックされていて開かず、時間が経って洗濯脱水槽21が停止したとき又は問題ない程度まで回転速度が下がった時点で上蓋7のロックが解除されるとともに異常報知がなされる。これにより、ブレーキ機構262に異常が発生した場合でも洗濯脱水槽21の回転速度が高い状態で上蓋7のロックが解除されてしまうことがなく、高い安全性が確保される。
なお、上記実施例は一例であって、本発明の趣旨の範囲で適宜変更や修正、追加を行っても本願特許請求の範囲に包含されることは明らかである。
本発明の第1実施例による洗濯乾燥機の外観斜視図。 第1実施例の洗濯乾燥機の後部化粧カバー及び上蓋を取り外した状態を示す上面平面図。 第1実施例の洗濯乾燥機の内部構成を示す概略側面断面図。 第1実施例の洗濯乾燥機の要部の電気系構成図。 第1実施例の洗濯乾燥機における脱水行程時の概略フローチャート。 第1実施例の洗濯乾燥機における脱水行程時の要部の概略タイミングチャート
符号の説明
1…外箱
6…洗濯物投入口
7…上蓋
16…上蓋ロック機構
161…ロック検知スイッチ
20…外槽
21…洗濯脱水槽
22…主軸
23…パルセータ
24…脱水軸
25…主モータ
251…駆動軸
252…回転センサ
26…動力伝達機構
261…クラッチ
262…ブレーキ機構
27…トルクモータ
30…排水開口
31…排水管
32…排水バルブ
70…制御部
71…負荷駆動部
72…操作部
73…表示部
74…上蓋スイッチ

Claims (2)

  1. 外箱内に配置された外槽内に脱水軸を中心に回転自在に設けられた洗濯脱水槽と、該洗濯脱水槽の内底部に翼軸を中心に回転自在に設けられた回転翼と、これら洗濯脱水槽や回転翼を回転駆動させるための駆動軸を駆動する駆動源と、該駆動源の回転速度を検知する速度検知手段と、前記駆動源による駆動力を前記回転翼のみに伝達する場合と前記回転翼と前記洗濯脱水槽との両方に伝達する場合とを切り換えるために前記駆動軸と前記脱水軸との連結及びその連結の解除を行う切り換え手段と、前記洗濯脱水槽の回転を停止させる制動手段と、前記切り換え手段による前記駆動軸と前記脱水軸との連結の解除動作と前記制動手段による制動動作とを連動して実行させる切り換え駆動手段と、前記外箱の上面に設けられた前記洗濯脱水槽内に洗濯物を出し入れするための洗濯物投入口を開閉する上蓋と、該上蓋が閉鎖された状態で該上蓋を施錠する施錠手段と、前記切り換え手段により前記駆動軸と前記脱水軸とを連結させた状態で前記駆動源の駆動力により前記洗濯脱水槽を高速で回転させている状態を終了する又は中断する際に、前記駆動源による駆動を停止し、前記切り換え駆動手段により前記駆動軸と前記脱水軸の連結の解除動作と制動動作とを行わせることにより前記洗濯脱水槽の回転を停止させる運転制御手段と、を備え、
    該運転制御手段は、前記制動動作の実行開始から所定時間経過後に、前記切り換え駆動手段により前記駆動軸と前記脱水軸の連結及び制動除を実行、その状態で前記洗濯脱水槽の回転に従動する前記駆動源の回転速度を前記速度検知手段により検知し、その検知された回転速度が所定値未満であった場合には、直ちに前記切り換え駆動手段により前記脱水軸の連結の解除動作と制動動作とを行う一方、前記検知された回転速度が前記所定値以上であった場合には、前記制動動作を行わない状態のまま前記速度検知手段により検知される回転速度がゼロ又は回転が停止しているとみなせる速度に下がるまで待ってから前記切り換え駆動手段により前記脱水軸の連結の解除動作と制動動作とを行い、いずれの場合にも、その脱水軸の連結の解除動作及び制動動作の時点から所定時間が経過した後に前記施錠手段による上蓋の施錠解除を実行することを特徴とする洗濯機。
  2. 前記運転制御手段は、前記速度検知手段により検知された回転速度が前記所定値以上であった場合で、且つ、所定時間内に、前記速度検知手段により検知された回転速度がゼロ又は回転が停止しているとみなせる速度まで下がらない場合に、引き続いて該検知速度がゼロ又は回転が停止しているとみなせる速度に下がるまで待ち、それから前記切り換え駆動手段により前記脱水軸の連結の解除動作と制動動作とを行、異常報知手段により異常を報知することを特徴とする請求項に記載の洗濯機。
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