JP4711718B2 - 心電計および電極パッド - Google Patents

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Description

この発明は、心電計および、その心電計に用い得る心電計用電極パッドに関し、特に、被検体の体動により発生する分極ノイズや筋電ノイズを除去して明確な心電信号を計測し得る心電計および電極パッドに関するものである。
従来の心電計としては、たとえば特許文献1記載のものが知られており、この心電計は、ケースに互いに同一の二つの電極を露出させ、被験者が両手でそれらの電極に触れながら前記ケースを持った状態で作動させると、両手から電極を介して検出される心電信号をアンプでそれぞれ増幅した後、差動増幅器でそれらの信号の差分を求めて出力信号とし、それを増幅した後デジタル信号に変換し、それをマイクロコンピュータで処理して心電図データとし、その心電図データを上記ケースの表面の表示器で表示する。患者等の体である被検体の心臓付近に装着した複数の電極パッドが検出した電気信号から心電信号を検出する場合も、従来の心電計は同様の信号処理を行っている。
特開平9−117420
しかしながら、図5(a),(b)の断面図および電極ゲルを除いた裏面を示す斜視図並びに同図(c)の電極のみの裏面を示す斜視図に示すように、従来の電極パッド11は、背面に接続端子11aを突設された円盤状の一個の電極11bをカバーシート11cで覆うとともに、その電極11bを電極ゲル11dを介して被検体の皮膚に接触させるものであり、従来の心電計はその一個の電極11bを具える電極パッド11を複数用いて、それらの電極11bからの信号の差分を求めているだけであるため、被検体の体動により、電極パッド11がゆれて体動ノイズが混入したり、筋電ノイズが混入したりして、明確な心電信号を計測することができないという問題があった。
すなわち、被検体の皮膚とそこに接触する電極パッド11の電極11bとの間には通常、それらの間の通電を良くするために、電解液や上記電極ゲル11dを介在させており、これにより微視的に見ると、皮膚と電解液や電極ゲル11dとの間および、電解液や電極ゲル11dと電極11bとの間にそれぞれ分極電位が発生し、この分極電位は、皮膚への電極11bの接触圧の変化によって変動する。従って、電極バッド11がゆれて接触圧が変化すると、分極電位が変動して体動ノイズが発生する。
また、電極バッド11がゆれて接触圧が変化すると、皮膚と電解液や電極ゲル11dとの間および、電解液や電極ゲル11dと電極11bとの間の電気容量が変動してインピーダンスも変動し、このインピーダンス変動も体動ノイズの原因になる。
さらに、被検体の体動は筋肉を動かす筋電信号の発生を伴っており、この筋電信号は筋電ノイズとなる。
この発明は、上記従来の心電計の課題を有利に解決することを目的とするものであり、請求項1記載のこの発明の心電計は、被検体に接触する電極を具える複数の電極パッドを用いて検出した電気信号を処理して心電信号を計測する心電計において、前記複数の電極パッドが各々、被検体に接触する面積の異なる複数の電極を具え、前記心電計が、前記複数の電極パッドのうちの二つの電極パッドのそれぞれの、何れか一つの電極からの信号同士の差分をとって原心電信号を求める第1の差分回路と、前記二つの電極パッドのそれぞれについて、相対的に面積の小さい方の電極と面積の大きい方の電極とからの信号同士の差分をとって体動ノイズ信号を求める第2の差分回路と、前記二つの電極パッドのそれぞれの体動ノイズ信号の低周波成分を前記原心電信号から除去する体動ノイズ除去回路と、を具えてなることを特徴としている。
また、請求項2記載のこの発明の心電計は、被検体に接触する電極を具える複数の電極パッドを用いて検出した電気信号を処理して心電信号を計測する心電計において、前記複数の電極パッドが各々、被検体に接触する面積の異なる複数の電極を具え、前記心電計が、前記複数の電極パッドのうちの二つの電極パッドのそれぞれの、何れか一つの電極からの信号同士の差分をとって原心電信号を求める第1の差分回路と、前記二つの電極パッドのそれぞれについて、相対的に面積の小さい方の電極と面積の大きい方の電極とからの信号同士の差分をとって体動ノイズ信号を求める第2の差分回路と、前記二つの電極パッドのそれぞれの体動ノイズ信号の高周波成分を前記原心電信号から除去する電極近傍筋電波形除去回路と、を具えてなることを特徴としている。
さらに、請求項3記載のこの発明の電極パッドは、請求項1または2記載の心電計用の電極パッドであって、被検体に接触する電極を具える電極パッドにおいて、前記電極が、被検体に接触する面積が互いに異なる複数の電極であることを特徴としている。
請求項1,2記載のこの発明の心電計にあっては、複数の電極パッドが各々、被検体に接触する面積の異なる複数の電極を具えており、一つの電極パッドの複数の電極からの信号は、基本的に波形は同じだが電極の面積に応じた電位(大きさ)のものとなる。それゆえ、一つの電極パッドの相対的に面積の小さい方の電極と面積の大きい方の電極とからの信号の差を取ると、心電信号が除かれて、体動による電極の接触圧の変化に起因する分極電位変動およびインピーダンス変動による、電極のゆれに起因するゆえ比較的周波数の低い体動ノイズと、一般に比較的周波数の高い筋電ノイズとが残ることになる。
しかして、請求項1記載のこの発明の心電計では、第1の差分回路が、前記複数の電極パッドのうちの二つの電極パッドのそれぞれの、何れか一つの電極からの信号同士の差分をとって原心電信号を求め、また第2の差分回路が、前記二つの電極パッドのそれぞれについて、相対的に面積の小さい方の電極と面積の大きい方の電極とからの信号同士の差分をとって上記のように体動ノイズ信号を求める。そして体動ノイズ除去回路が、前記二つの電極パッドのそれぞれの体動ノイズ信号の低周波成分を前記原心電信号から除去する。
従って、この発明の心電計によれば、原心電信号から比較的周波数の低い体動ノイズ信号を有効に除去し得て、明確な心電信号を得ることができる。
また請求項2記載のこの発明の心電計では、第1の差分回路が、前記複数の電極パッドのうちの二つの電極パッドのそれぞれの、何れか一つの電極からの信号同士の差分をとって原心電信号を求め、また第2の差分回路が、前記二つの電極パッドのそれぞれについて、相対的に面積の小さい方の電極と面積の大きい方の電極とからの信号同士の差分をとって上記のように体動ノイズ信号を求める。そして体動ノイズ除去回路が、前記二つの電極パッドのそれぞれの体動ノイズ信号の高周波成分を前記原心電信号から除去する。
従って、この発明の心電計によれば、原心電信号から比較的周波数の高い筋電ノイズ信号を有効に除去し得て、明確な心電信号を得ることができる。なお、請求項1記載の筋電計と請求項2記載の筋電計とを組合せても良い。このようにすれば、体動ノイズ信号と筋電ノイズ信号とを原心電信号から有効に除去し得て、より明確な心電信号を得ることができる。
一方、請求項3記載のこの発明の電極パッドにあっては、被検体に接触する電極を具える電極パッドにおいて、一つの電極パッドの前記電極が、被検体に接触する面積が互いに異なる複数の電極であることから、その一つの電極パッドの相対的に面積の小さい方の電極と面積の大きい方の電極とからの信号の差を取ることで、心電信号が除かれて、体動による電極の接触圧の変化に起因する分極電位変動およびインピーダンス変動による、電極のゆれに起因するゆえ比較的周波数の低い体動ノイズと、一般に比較的周波数の高い筋電ノイズとが残ることになる。
従って、請求項3記載のこの発明の電極パッドによれば、体動による電極の接触圧の変化に起因する分極電位変動およびインピーダンス変動による、電極のゆれに起因するゆえ比較的周波数の低い体動ノイズと、一般に比較的周波数の高い筋電ノイズとを含むが心電信号を含まない電気信号を取り出すことができる。しかも、二つの当該電極パッドのそれぞれの相対的に面積の小さい、電気容量の少ない方の電極からの信号を取ることで、体動によるインピーダンスの変動を小さくし得て、インピーダンス変動によるノイズの少ない心電信号を得ることができる。
なお、この発明の電極パッドにおいては、請求項4に記載のように、前記複数の電極のうちの少なくとも一つの電極が、環状をなしており、前記複数の電極のうちの他の少なくとも一つの電極が、前記環状の電極の内側に位置している(すなわち、少なくとも一つの電極が、他の少なくとも一つの電極を囲んでいる)と好ましい。このようにすれば、電極チップのゆれに対して接触圧の変化が小さい中央寄りの位置に、例えば相対的に面積が小さいため接触圧の変化によるインピーダンスの変動が小さい電極を配置できるので、より小さい電極パッドで、より体動ノイズの少ない心電信号を得ることができる。
また、この発明の電極パッドにおいては、請求項5に記載のように、前記環状の電極と前記内側に位置している電極とが、同心円状に位置していると好ましい。このようにすれば、複数の電極が同心円状に位置するので、より小さい電極パッドで、より体動ノイズの少ない心電信号を得ることができる。
さらに、この発明の電極パッドにおいては、請求項6に記載のように、前記環状の電極と前記内側に位置している電極とが、前記環状の電極の中心に対して放射状に延在する部分を有していると好ましい。このようにすれば、環状の電極とその内側に位置している電極とで体動による接触圧の変化がほぼ同じになるので、相対的に面積の小さい方の電極と面積の大きい方の電極とからの信号同士の差分をとって体動ノイズ信号を求める際に、パッド上の電極の位置の相違で接触圧の変化が異なって体動ノイズ信号に違いが生ずるのを防止することができる。
さらに、この発明の電極パッドにおいては、請求項7に記載のように、前記複数の電極が、互いに間隔をあけて周方向に整列して全体として環状をなしていても好ましい。このようにすれば、被検体に接触する面積が互いに異なる複数の電極で、環状の中心からの距離が概ね等しくなるため、体動による接触圧の変化がほぼ同じになるので、相対的に面積の小さい方の電極と面積の大きい方の電極とからの信号同士の差分をとって体動ノイズ信号を求める際に、パッド上の電極の位置の相違で接触圧の変化が異なって体動ノイズ信号に違いが生ずるのを防止することができる。
さらに、この発明の電極パッドにおいては、請求項8に記載のように、前記複数の電極が、被検体に接触する面積が互いに異なる複数の電極となるように、周方向に分散するとともに互いに電気的に接続されていると好ましい。このようにすれば、被検体に接触する面積が互いに異なる複数の電極が周方向に分散して、それら被検体に接触する面積が互いに異なる複数の電極で体動による接触圧の変化がほぼ同じになるので、相対的に面積の小さい方の電極と面積の大きい方の電極とからの信号同士の差分をとって体動ノイズ信号を求める際に、パッド上の電極の位置の相違で接触圧の変化が異なって体動ノイズ信号に違いが生ずるのを防止することができる。
さらに、この発明の電極パッドにおいては、請求項9に記載のように、前記複数の電極が、絶縁基板の外周縁から離間した内側に位置していると好ましい。このようにすれば、電極パッドの絶縁基板の外周縁付近は電極パッドのゆれによる接触圧の変動が最も大きくなるのに対し、絶縁基板の外周縁から離間した内側では接触圧の変動が外周縁付近よりも小さくなるので、電極からより体動ノイズの少ない電気信号を得ることができる。
以下、本発明の実施の形態を実施例によって、図面に基づき詳細に説明する。ここに、図1は、この発明の電極パッドの一実施例を用いた、この発明の心電計の一実施例の構成を機能的に示す構成図、図2(a),(b)は、その実施例の電極パッドの具体的構成を示す断面図および電極ゲルを除いた裏面を示す斜視図、同図(c),(d)は、その実施例の電極パッドの電極および絶縁基板のみの裏面を示す斜視図および表面を示す斜視図、図3(a),(b)は、上記実施例の電極パッドを押した時および引いた時の接触圧の分布状態をそれぞれ示す説明図、そして図4(a),(b)および(c)は、上記実施例の電極パッドと上記実施例の心電計の第2の差動アンプとの接続状態を示す回路図、その電極パッドの二つの電極の出力信号の相違を示す特性線図、およびそれらの出力信号の差をとって増幅した第2の差動アンプ出力信号を示す特性線図である。
上記実施例の心電計は、図1に示すように、各々、被検体に接触する面積が電極同士で相対的に小さい電極1bと、被検体に接触する面積が電極同士で相対的に大きい電極1dとを具える二つの、上記実施例の電極パッド1を用いるもので、それら二つの電極パッド1のそれぞれの、相対的に面積の小さい方の電極1bからの信号同士の差分をとって増幅してそれを出力回路2aに原心電信号として出力する、第1の差分回路としての第1の差動アンプ2と、それら二つの電極パッド1のそれぞれについて、相対的に面積の小さい方の電極1bと面積の大きい方の電極1dとからの信号同士の差分をとって増幅してそれを出力回路3aに体動ノイズ信号として出力する二つの、第2の差分回路としての第2の差動アンプ3と、それら二つの第2の差動アンプ3の出力回路3aに出力される上記二つの電極パッド1のそれぞれの体動ノイズ信号の低周波成分を取り出す二つのローパスフィルタ(例えばカットオフ周波数40Hzのもの)4およびそれらの体動ノイズ信号の低周波成分をそれぞれ上記原心電信号から除去したものを増幅して出力回路5aに出力する二つの差動アンプ5からなる体動ノイズ除去回路とを具えている。
さらに上記実施例の心電計は、図1に示すように、上記二つの第2の差動アンプ3の出力回路3aに出力される上記二つの電極パッド1のそれぞれの体動ノイズ信号の高周波成分を取り出す二つのハイパスフィルタ(例えばカットオフ周波数40Hzのもの)6と、体動ノイズ信号の低周波成分を除去した上記原心電信号からそれらの体動ノイズ信号の高周波成分をそれぞれ除去したものを増幅して出力回路7aから最終的に出力端子8に心電信号として出力する二つの差動アンプ7とからなる筋電ノイズ除去回路を具えている。なお、上記実施例の心電計は、通常の心電計と同様にグラウンド回路に接続される、図示しない不関電極も用いている。
上記実施例の心電計に用いる上記実施例の電極パッド1は、具体的には、図2(a)〜図2(d)に示すように、背面に接続端子1aを突設された円盤状の相対的に小さい方の一個の電極1bと、接続端子1aを絶縁体を介して囲む筒状の接続端子1cを複数本のリード片を介して背面に突設された、電極1bよりも大きい円環状でその電極1bを囲繞する相対的に大きい方の一個の電極1dとを、電極1dよりも大きい円盤状の絶縁基板1eに固定して、その絶縁基板1eの表面側を接続端子1a,1cを露出させつつこれも円盤状のカバーシート1fで覆うとともに、それらの電極1b,1dをこれも円盤状の電極ゲル1gで覆って、その電極ゲル1gを介して被検体の皮膚に粘着接触させるものである。
この実施例の電極パッド1は、図2に示すように、電極1b,1dが、絶縁基板1eの外周縁から離間した内側に位置しており、電極パッド1のゆれによる押し引きでの接触圧の変動は、図3(a),(b)に矢印でその押し引きでの皮膚Sに対する電極パッド1の接触圧の分布を示すように、電極パッド1の絶縁基板1eの外周縁付近で最も大きくなるのに対し、絶縁基板1eの外周縁から離間した内側では外周縁付近よりも小さくなるので、この実施例の電極パッド1によれば、電極1b,1dから、より体動ノイズの少ない電気信号を得ることができる。
また、この実施例の電極パッド1は、図2に示すように、一つの電極パッド1に、被検体の皮膚に接触する面積が互いに異なる二つの電極1b,1dを具えていることから、その一つの電極パッド1を被検体の心臓付近の皮膚に接触させて、図4(a)に示すように、その一つの電極パッド1の相対的に面積の小さい方の電極1bから得られる電気信号Bと面積の大きい方の電極1dから得られる電気信号Aとの差を差動アンプ3で取ることで、それらの信号A,Bは図4(b)に示すように電極パッド1のゆれによる波形は同じでレベルが異なることから、差動アンプ3の出力回路3aではそれらの電気信号から心電信号が除かれて、図4(c)に示す如き、体動による電極1b,1dの皮膚への接触圧の変化に起因する分極電位変動およびインピーダンス変動による、電極1b,1dのゆれに起因するゆえ比較的周波数の低い体動ノイズと、図示しないが一般に比較的周波数の高い筋電ノイズとが残ることになる。
従って、この実施例の電極パッド1によれば、体動による電極1b,1dの接触圧の変化に起因する分極電位変動およびインピーダンス変動による、電極1b,1dのゆれに起因するゆえ比較的周波数の低い体動ノイズと、一般に比較的周波数の高い筋電ノイズとを含むが心電信号を含まない電気信号を取り出すことができる。しかも、二つの当該電極パッド1のそれぞれの、相対的に面積の小さい、電気容量の少ない方の電極1bからの電気信号を検出することで、体動によるインピーダンスの変動を小さくし得て、体動ノイズの少ない心電信号を得ることができる。
さらに、この実施例の電極パッド1によれば、二つの電極のうちの相対的に面積の大きいほうの電極1dが環状をなしており、相対的に面積の小さいほうの電極1bが、その環状の相対的に面積の大きい方の電極1dの内側に位置している(すなわち、相対的に面積の大きい方の電極1dが、相対的に面積の小さいほうの電極1bを囲んでいる)ことから、電極チップ1のゆれに対して接触圧の変化がより小さい中央寄りの位置に、相対的に面積が小さいため接触圧の変化によるインピーダンスの変動が小さい電極1bを配置できるので、より小さい電極パッド1で、より体動ノイズの少ない心電信号を得ることができる。
さらに、この実施例の電極パッド1によれば、相対的に面積の小さいほうの電極1bと、相対的に面積の大きい方の電極1dとが同心円状に位置していることから、より小さい電極パッド1で、より体動ノイズの少ない心電信号を得ることができる。
しかして、上記実施例の心電計にあっては、第1の差動アンプ2が、上記実施例の二つの電極パッド1のそれぞれの、相対的に面積の小さい方の電極1bからの信号同士の差分をとって原心電信号を求め、また第2の差動アンプ3が、上記実施例の二つの電極パッド1のそれぞれについて、相対的に面積の小さい方の電極1bと面積の大きい方の電極1dとからの信号同士の差分をとって上記のように体動ノイズ信号を求める。そして二つのローパスフィルタ4および二つの差動アンプ5からなる体動ノイズ除去回路が、上記実施例の二つの電極パッド1のそれぞれの体動ノイズ信号の低周波成分を原心電信号から除去するとともに、二つのハイパスフィルタ6および二つの差動アンプ7からなる筋電ノイズ除去回路が、上記実施例の二つの電極パッド1のそれぞれの体動ノイズ信号の高周波成分を原心電信号から除去する。
従って、この実施例の心電計によれば、原心電信号から比較的周波数の低い体動ノイズ信号と比較的周波数の高い筋電ノイズ信号とを何れも有効に除去し得て、きわめて明確な心電信号を得ることができる。
図5は、この発明の電極パッドの他の一実施例の裏面(底面)の電極の配置を電極ゲルを除いて示す底面図であり、この実施例の電極パッド1は、絶縁基板1eの、被検体の心臓付近の皮膚に接触する裏面に、一個の電極1bと、絶縁基板1eの外周縁から離間した内側に位置して電極1bを囲繞する、相対的に電極1bより面積が大きい一個の環状の電極1dとを固定してあり、それらの電極1b,1dが、互いにスリット状の隙間を空けて離間すると共に、それぞれ環状の電極1dの中心に対して放射状に延在する部分を有している点で先に実施例と異なり、その他の点では先の実施例と同様に構成されている。
この実施例の電極パッド1によれば、環状の電極1dとその内側に位置している電極1bとで体動による接触圧の変化がほぼ同じになるので、相対的に面積の小さい方の電極1bと面積の大きい方の電極1dとからの信号同士の差分をとって体動ノイズ信号を求める際に、パッド1上の電極の位置の相違で接触圧の変化が異なって体動ノイズ信号に違いが生ずるのを防止することができる。
図6は、この発明の電極パッドのさらに他の一実施例の裏面(底面)の電極の配置を電極ゲルを除いて示す底面図であり、この実施例の電極パッド1は、絶縁基板1eの、被検体の心臓付近の皮膚に接触する裏面にその中心周りに、大小二種類の大きさの何れも扇状の複数の電極1b、1dを、互いに間隔をあけて周方向に整列して全体として絶縁基板1eの外周縁から離間した内側に位置して環状をなすように、かつ大小二種類の電極が交互に位置するように配置して固定し、図では6個の小さい方の電極1b同士およびこれも図では6個の大きい方の電極1d同士をそれぞれ絶縁基板1eの背面側に設けたリード線で互いに電気的に接続している点で先に実施例と異なり、その他の点では先の実施例と同様に構成されている。
この実施例の電極パッド1によれば、被検体に接触する面積が互いに異なる二種類の電極1b、1dがそれぞれ周方向に分散して、それら被検体に接触する面積が互いに異なる二種類の電極1b、1dで体動による接触圧の変化がほぼ同じになるので、相対的に面積の小さい方の電極1bと面積の大きい方の電極1dとからの信号同士の差分をとって体動ノイズ信号を求める際に、パッド上の電極の位置の相違で接触圧の変化が異なって体動ノイズ信号に違いが生ずるのを防止することができる。
以上、図示例に基づき説明したが、この発明は上述の例に限定されるものでなく、例えば、この発明の心電計は、3つ以上の電極パッドからの電気信号を受けてそれらの二つずつの電気信号を処理するものでも良い。また、この発明の構成は心電計以外に、例えば筋電センサ等にも用いることができ、その場合には、体動ノイズを有効に除去し得て、明確な筋電信号を得ることができる。
一方、この発明の一つの電極パッドの電極の数は3個以上でも良い。また、電極パッドの複数の電極は互いに同心円状でなく並んでいても良い。さらに、電極パッドの、面積の大きい方の電極が面積の小さい方の電極を囲んでいる場合に、それらの電極は円環状でなく矩形等をなしていても良い。さらに、この発明の電極パッドは、電極ゲルでなくクランプ等で被検体の手足等の皮膚に固定されて電解液を介し電極を皮膚に接触させるものでも良い。この発明の電極パッドは、心電計以外に、例えば筋電センサ等にも用いることができ、その場合には体動ノイズを有効に除去し得て、明確な筋電信号を得ることができる。
かくしてこの発明の心電計によれば、原心電信号から比較的周波数の低い体動ノイズ信号を有効に除去し得て、明確な心電信号を得ることができる。また、原心電信号から比較的周波数の高い筋電ノイズ信号を有効に除去し得て、明確な心電信号を得ることができる。
そしてこの発明の電極パッドによれば、体動による電極の接触圧の変化に起因する分極電位変動およびインピーダンス変動による体動ノイズと、筋電ノイズとを含むが、心電信号を含まない電気信号を取り出すことができる。しかも、二つの当該電極パッドのそれぞれの相対的に面積の小さい電極からの信号を取ることで、体動ノイズの少ない心電信号を得ることができる。
この発明の電極パッドの一実施例を用いた、この発明の心電計の一実施例の構成を機能的に示す構成図である。 (a),(b)は、上記実施例の電極パッドの具体的構成を示す断面図および電極ゲルを除いた裏面を示す斜視図、(c),(d)は、その実施例の電極パッドの電極および絶縁基板のみの裏面を示す斜視図および表面を示す斜視図である。 (a),(b)は、上記実施例の電極パッドを押した時および引いた時の接触圧の分布状態をそれぞれ示す説明図である。 (a),(b)および(c)は、上記実施例の電極パッドと上記実施例の心電計の第2の差動アンプとの接続状態を示す回路図、その電極パッドの二つの電極の出力信号の相違を示す特性線図、およびそれらの出力信号の差をとって増幅した第2の差動アンプ出力信号を示す特性線図である。 この発明の電極パッドの他の一実施例の裏面(底面)の電極の配置を電極ゲルを除いて示す底面図である。 この発明の電極パッドのさらに他の一実施例の裏面(底面)の電極の配置を電極ゲルを除いて示す底面図である。 (a),(b)は、従来の電極パッドの断面図および電極ゲルを除いた裏面を示す斜視図、(c)は、その従来の電極パッドの電極のみの裏面を示す斜視図である。
符号の説明
1 電極パッド
1a,1c 接続端子
1b 相対的に面積の小さい方の電極
1d 相対的に面積の大きい方の電極
1e 絶縁基板
1f カバーシート
1g 電極ゲル
2 第1の差動アンプ
2a,3a,5a,7a 出力回路
3 第2の差動アンプ
4 ローパスフィルタ
5,7 差動アンプ
6 ハイパスフィルタ
8 出力端子
S 皮膚

Claims (9)

  1. 被検体に接触する電極を具える複数の電極パッドを用いて検出した電気信号を処理して心電信号を計測する心電計において、
    前記複数の電極パッドが各々、被検体に接触する面積の異なる複数の電極を具え、
    前記心電計が、
    前記複数の電極パッドのうちの二つの電極パッドのそれぞれの、何れか一つの電極からの信号同士の差分をとって原心電信号を求める第1の差分回路と、
    前記二つの電極パッドのそれぞれについて、相対的に面積の小さい方の電極と面積の大きい方の電極とからの信号同士の差分をとって体動ノイズ信号を求める第2の差分回路と、
    前記二つの電極パッドのそれぞれの体動ノイズ信号の低周波成分を前記原心電信号から除去する体動ノイズ除去回路と、
    を具えてなる、心電計。
  2. 被検体に接触する電極を具える複数の電極パッドを用いて検出した電気信号を処理して心電信号を計測する心電計において、
    前記複数の電極パッドが各々、被検体に接触する面積の異なる複数の電極を具え、
    前記心電計が、
    前記複数の電極パッドのうちの二つの電極パッドのそれぞれの、何れか一つの電極からの信号同士の差分をとって原心電信号を求める第1の差分回路と、
    前記二つの電極パッドのそれぞれについて、相対的に面積の小さい方の電極と面積の大きい方の電極とからの信号同士の差分をとって体動ノイズ信号を求める第2の差分回路と、
    前記二つの電極パッドのそれぞれの体動ノイズ信号の高周波成分を前記原心電信号から除去する電極近傍筋電波形除去回路と、
    を具えてなる、心電計。
  3. 被検体に接触する電極を具える電極パッドにおいて、
    一つの電極パッドの前記電極が、被検体に接触する面積が互いに異なる複数の電極であることを特徴とする、請求項1または2記載の心電計用の電極パッド。
  4. 前記複数の電極のうちの少なくとも一つの電極は、環状をなしており、
    前記複数の電極のうちの他の少なくとも一つの電極は、前記環状の電極の内側に位置していることを特長とする、請求項3記載の電極パッド。
  5. 前記環状の電極と前記内側に位置している電極とは、同心円状に位置していることを特長とする、請求項4記載の電極パッド。
  6. 前記環状の電極と前記内側に位置している電極とは、前記環状の電極の中心に対して放射状に延在する部分を有することを特長とする、請求項4記載の電極パッド。
  7. 前記複数の電極は、互いに間隔をあけて周方向に整列して全体として環状をなしていることを特長とする、請求項3記載の電極パッド。
  8. 前記複数の電極は、被検体に接触する面積が互いに異なる複数の電極となるように、周方向に分散するとともに互いに電気的に接続されていることを特長とする、請求項7記載の電極パッド。
  9. 前記複数の電極は、絶縁基板の外周縁から離間した内側に位置していることを特徴とする、請求項3から8までの何れか記載の電極パッド。
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