JP4711399B2 - 水素ガス流通路形成部材接続用ジョイントおよび可搬型水素炎イオン化式ガス検知器 - Google Patents

水素ガス流通路形成部材接続用ジョイントおよび可搬型水素炎イオン化式ガス検知器 Download PDF

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Description

本発明は、水素ガス流通路形成部材接続用ジョイントおよびこの水素ガス流通路形成部材接続用ジョイントが用いられて水素ガス流通路が形成されてなる可搬型水素炎イオン化式ガス検知器に関するものである。
従来から、例えば炭化水素ガスの濃度を検知する方法の一として、例えば炭化水素ガスの気体分子を水素炎中でイオン化してイオン電流を検出し、その検出結果に基づいて炭化水素ガスの濃度を検知する方式が利用されている。
このような検知方式を利用した水素炎イオン化式ガス検知器としては、種々の構成のものが提案されており(例えば特許文献1参照。)、例えば地中に埋設された導管および供給管からのガス漏洩検査などにおいては、可搬型のものが用いられている。
可搬型の水素炎イオン化式ガス検知器においては、水素炎イオン化式ガス検知器を構成する外匣内の限られたスペース内に必要なすべての構成部材を配置することが必要であることから、水素ガス供給源からセンサー部に至る水素ガス流通路を一の管部材により構成することは、実質的に不可能であるため、複数の水素ガス流通路形成部材をジョイントによって接続して配管することにより水素ガス流通路を形成することが行われている。
而して、水素ガス流通路を形成するに際して用いられるジョイントとしては、例えばメンテナンスの必要性などの理由から、少なくとも一方の水素ガス流通路形成部材がジョイントに対して取り外し可能に接続される構成のものであることが望ましい。
一般に、このような接続方法としては、例えば水素ガス流通路形成部材をジョイントに螺合させる方法が多く利用されているが、水素ガス流通路を形成する場合には、水素ガスはその原子が極めて小さいものであるため、螺合による接続部から水素ガスがリークすることがあり、その結果、引火や爆発等が生ずる危険性がある。
このような問題に対して、従来における水素ガス流通路形成部材接続用のジョイントにおいては、接続部からの水素ガスのリークを防止するための措置が講じられている。
しかしながら、このようなジョイントは、概して大型のものとなりやすく、可搬型の水素炎イオン化式ガス検知器における水素ガス流通路を形成する場合には、利用しにくいものであり、ガス検知器全体が大型化してしまうおそれがある。
本発明は、以上のような事情に基づいてなされたものであって、その目的は、水素ガスのリークが確実に防止されるものでありながら、十分に小型のものとして構成することができる水素ガス流通路形成部材接続用ジョイントを提供することにある。
また、本発明の他の目的は、外匣内における水素ガス流通路の占有空間を小さいものとして構成することができ、しかも、水素ガスのリークが防止されて高い安全性の得られる可搬型水素炎イオン化式ガス検知器を提供することにある。
本発明の水素ガス流通路形成部材接続用ジョイントは、二つの水素ガス流通路形成部材が接続されるものであって、
円筒状の金属製基体を有し、この金属製基体の両端の開口縁部の各々に弾性体よりなるリング状のシール部材が配設されて、大径ロッド状部分およびこの大径ロッド状部分に連続する小径ロッド状部分を有し、当該小径ロッド状部分の周面に開口する水素ガス噴出口が形成されてなる一方の水素ガス流通路形成部材が取り外し可能に接続される接続部が形成されてなり、
当該接続部においては、前記一方の水素ガス流通路形成部材が、前記小径ロッド状部分が前記水素ガス噴出口が金属製基体の内部空間内に位置されるよう当該金属製基体に挿通された状態で、当該金属製基体の端面より外方に突出する小径ロッド状部分の先端部分に締結用部材が装着されることによって当該金属製基体に固定され、この状態において、当該一方の水素ガス流通路形成部材の外周面に密着する前記シール部材の各々が前記大径ロッド状部分および前記締結用部材によって圧潰されることにより前記金属製基体の内部空間が気密にシールされて水素ガス噴出用空間が形成され、当該水素ガス流通路形成部材との接続が達成されることを特徴とする。
本発明の可搬型水素炎イオン化式ガス検知器は、水素ガス流通路形成部材接続用ジョイントが用いられて水素ガス流通路が形成されてなるものにおいて、
前記水素ガス流通路形成部材接続用ジョイントは、二つの水素ガス流通路形成部材が接続されるものであって、円筒状の金属製基体を有し、この金属製基体の両端の開口縁部の各々に弾性体よりなるリング状のシール部材が配設されて、大径ロッド状部分およびこの大径ロッド状部分に連続する小径ロッド状部分を有し、当該小径ロッド状部分の周面に開口する水素ガス噴出口が形成されてなる一方の水素ガス流通路形成部材が取り外し可能に接続される接続部が形成されてなり、
当該接続部においては、前記一方の水素ガス流通路形成部材が、前記小径ロッド状部分が前記水素ガス噴出口が金属製基体の内部空間内に位置されるよう当該金属製基体に挿通された状態で、当該金属製基体の端面より外方に突出する小径ロッド状部分の先端部分に締結用部材が装着されることによって当該金属製基体に固定され、この状態において、当該一方の水素ガス流通路形成部材の外周面に密着する前記シール部材の各々が前記大径ロッド状部分および前記締結用部材によって圧潰されることにより前記金属製基体の内部空間が気密にシールされて水素ガス噴出用空間が形成され、当該水素ガス流通路形成部材との接続が達成されることを特徴とする
本発明の水素ガス流通路形成部材接続用ジョイント(以下、単に「ジョイント」という。)によれば、取り外し可能に接続される一方の水素ガス流通路形成部材が水素ガス噴出用空間を形成する金属製基体の内壁に対して直接的に接触しない状態で固定され、この状態において、水素ガス噴出用空間の開口縁部における水素ガス流通路形成部材と金属製基体との間の空隙がシール部材によって気密にシールされることにより、一方の水素ガス流通路形成部材との接続が達成されるので、水素ガスが接続部からリークすることを確実に防止することができると共に、金属製基体の開口縁部にシール部材を配設した極めて簡単な構造であるので、ジョイントそれ自体を十分に小型のものとして構成することができる。
このようなジョイントが利用されて水素ガス流通路が形成されてなる本発明の可搬型水素炎イオン化式ガス検知器によれば、ジョイントそれ自体が小型のものであることにより、外匣内における水素ガス流通路の占有空間が大きくなることを防止することができると共に、限られたスペースを有効に利用して配管することができるので、可搬型水素炎イオン化式ガス検知器が大型化することを防止することができ、しかも、水素ガスのリークが確実に防止されるので、引火や爆発等の生ずるおそれがなく、極めて高い安全性を有するものとなる。
以下、本発明について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の可搬型水素炎イオン化式ガス検知器の一構成例における、ガス検知器本体の外観を示す正面図、図2は、図1に示すガス検知器本体の上面図、図3は、図1に示すガス検知器本体の右側面図、図4は、図1に示すガス検知器本体の内部の構成を概略的に示す説明図である。以下、本明細書において定義する方向は、立っている人が当該ガス検知器本体を背負ったときの状態に基づくものである。
このガス検知器本体10は、人が背負って携行することのできる、薄型の箱状の外匣11を備えており、この外匣11の両側面には、各々、板状ゴムの内部に金属板が埋設された板状弾性カバーよりなる側壁13A、13Bが設けられている。
外匣11の正面における上方部には、表示部18および操作部19が設けられている。
各側壁13A、13Bには、上端部に外匣11の上面板の側縁部に臨む横方向内方に突出する舌片部14が形成されており、この舌片部14が外匣11の上面板における側縁部の上面に係止されることにより、外匣11に装着されている。
外匣11の内部における上方部には、2本の棒状の可充電型電池20が各々上下方向に延びるよう並んで配置されてなる電池室12が形成されていると共に、電池室12の一側(図4において右側)に、信号処理回路基板および電源供給回路基板を備えた制御部55、並びに水素炎イオン化式センサー部(以下、「センサー部」という。)50が配置され、電池室12の他側(図4において左側)に、燃焼ガスである水素ガスをセンサー部50に供給するための水素ガス供給手段である水素ガスボンベが装填されるガスボンベ装填室17が形成されている。
また、外匣11の内部における下方部には、水素ガスの供給量を調整する流量調整バルブ30およびサンプルガス吸引ポンプ32が配置されている。
流量調整バルブ30は、水素ガスボンベにおけるガスボンベ本体42と並行に上下方向に延びる水素ガス流通路形成部材31Aを介してガスボンベ本体42に接続されると共に、外匣11の側壁に向かって横方向外方に延び、センサー部50の下方位置より上方に向かって延びる水素ガス流通路形成部材31Bを介してセンサー部50に接続されている。 サンプルガス吸引ポンプ32は、ガス検知器本体10の一側に設けられたサンプルガス導入用コネクター部34に接続されると共にサンプルガス供給管33を介してセンサー部50に接続されている。
このガス検知器本体10においては、燃焼ガスである水素ガスとサンプルガスとが分離された状態でセンサー部50に供給される構造とされている。
可充電型電池20としては、例えば、電池電圧がDC3.6Vである、型式「VP110」(BLACK&DECKER社製)が用いられており、下端面の中央位置に内方にくぼんだ形態の給電端子21を有する。
各可充電型電池20は、外匣11の上面から屈曲して裏面側に連続する電池室カバー蓋12Aを回動することによって電池室12の上部を開放した状態において、上方から挿入されることにより装着される。
具体的には、各可充電型電池20は電池挿入用ガイド板22の電池挿入ガイド孔22A内に挿通されて下端が弾性案内部材としての機能を有するマイナス側接片端子23に案内され、このマイナス側接片端子23によって側方に押圧された状態において、電池室12の下端面に突出して設けられたプラス側突出端子24が可充電型電池20の下端面の給電端子21に嵌合されて装着される。
水素ガスボンベは、ガスボンベ本体42と、このガスボンベ本体42における水素ガス噴出部を保護するキャップ45とにより構成されている。
ガスボンベ本体42は、頚部41Aを形成する筒状部分と、この頚部41Aに連続する当該頚部41Aより大径の胴部41Bを形成する有底筒状部分とにより構成された耐圧容器41を備え、耐圧容器41の頚部41Aに、水素ガス供給用ガス流路を開閉して水素ガスの供給をON−OFFする水素ガス供給用バルブ機構を備えた水素ガス噴出部が、頚部41Aの内周面に形成された例えばネジ溝に螺合されることにより一体的に装着されて、構成されている。
耐圧容器41内には、水素ガス供給源である例えば粉末状(粒状)の水素吸蔵合金(図示せず)が充填されており、ガスボンベ本体42内の水素ガス圧は、通常の条件すなわち常温常圧環境下において、例えば1MPa程度とされている。
この水素ガスボンベは、水素ガス供給用ガス流路を開閉する機能部が耐圧容器41の頚部41A内に収容された状態とされており、これにより、水素ガス供給用バルブ機構が十分に保護されて高い防爆性が得られるので、引火や爆発等が生ずる危険性が低く、高い安全性が得られる。
このガスボンベ本体42における耐圧容器41の頚部41Aには、非装着時において水素ガス噴出部を保護するキャップ45が、変形自在な連結材44によって連結されており、キャップ45が外匣11の内部に設けられた、図示しないキャップ保持部によって保持されている。
このガス検知器本体10においては、ガスボンベ本体42から噴出された1MPa程度の高圧状態の水素ガスを適正な大きさのガス圧、例えば0.05〜0.3MPaに減圧した状態で供給するための圧力調整器35が配置されている。
圧力調整器35の出口部分には、二次圧力計36が接続されており、水素ガスのセンサー部50に対するガス供給圧力の監視が行われ、その監視結果に基づいて流量調整バルブ30の開閉状態の制御が行われる。
図2および図4において、48は、ガスボンベ本体42に一体的に装着された水素ガス供給用バルブ機構を開閉する水素ガス供給用バルブ機構開閉用ノブであって、この水素ガス供給用バルブ機構開閉用ノブ48が検出者によって押しまわされることにより水素ガス供給用バルブ機構が開状態とされて水素ガスがガスボンベ本体42より噴出される。
このガス検知器においては、圧力調整器35から流量調整バルブ30に至る水素ガス供給源側ガス流通路DAと、流量調整バルブ30からセンサー部50に至るセンサー部側水素ガス流通路DBとを有する水素ガス流通路が形成されており、水素ガス供給源側ガス流通路DAは、圧力調整器35から延びる一方の水素ガス流通路形成部材95と、他端が流量調整バルブ30に接続された他方の水素ガス流通路形成部材31Aとが、以下に示す特定の水素ガス流通路形成部材接続用ジョイント(以下、単に、「ジョイント」という。)90によって互いに接続されて、構成されている。
ジョイント90は、図5に示すように、円筒状の金属製基体91を有し、この金属製基体91の中央貫通孔92における両端開口縁部に形成された凹所92A、92Bに、弾性体よりなるリング状のシール部材例えばOリング94A、94Bが配設されて、構成されている。
この金属製基体91の軸方向に対する中央部付近には、中央貫通孔92の内部空間から径方向外方に向かって延び、外周面に開口する側孔93が形成されており、一方の水素ガス流通路形成部材95および他方の水素ガス流通路形成部材31Aが接続されることにより、中央貫通孔92の内部空間によって水素ガス噴出用空間Sが形成される。なお、図5において、二次圧力計36が接続されるガス流路は、便宜上、省略されている。
この例においては、一方の水素ガス流通路形成部材95として、圧力調整器35に接続される大径ロッド状部分96およびこの大径ロッド状部分96に連続する小径ロッド状部分97を有するものが用いられており、この一方の水素ガス流通路形成部材95におけるガス流路Rは、大径ロッド状部分96を貫通して小径ロッド状部分97の軸方向における中央部付近まで延びると共に、その先端部から小径ロッド状部分97の径方向外方に向かって延び、ガス噴出口が小径ロッド状部分97の周面に開口する状態で、形成されている。
大径ロッド状部分96は、例えばジョイント90における金属製基体91と同等の外径寸法を有し、軸方向における基端側部分の外周面には、圧力調整器35に螺合されて接続される装着部(図示せず)が形成されている。
小径ロッド状部分97は、ジョイント90における金属製基体91の中央貫通孔92の開口径の大きさより小さい外径寸法を有すると共に、金属製基体91より軸方向長さが大きいものであり、先端部分の外周面には、締結部材が螺合される螺合用ネジ部(図示せず)が形成されている。
一方の水素ガス流通路形成部材95は、例えばステンレス鋼により構成されている。
このような構成を有する一方の水素ガス流通路形成部材95は、次のようにしてジョイント90に接続される。すなわち、小径ロッド状部分97が、その先端部分が金属製基体91の他端から突出して延びる状態で、Oリング94Aを介して金属製基体91の中央貫通孔92内に挿通され、この状態において、小径ロッド状部分97の先端部分における螺合用ネジ部に、例えば平座金98Cおよびバネ座金98Bを介してナット98Aが螺合され、このナット98Aが所定の締め付け量で締め付けられることにより、一方の水素ガス流通路形成部材95がジョイント90に対して固定されると共に、各Oリング94A、94Bが大径ロッド状部分96および平座金98Cによって圧潰されてガス噴出用空間Sが気密にシールされ、これにより、一方の水素ガス流通路形成部材95がジョイント90に対して取り外し可能に接続される。
他方の水素ガス流通路形成部材31Aは、ジョイント90における金属製基体91の側孔93に挿入され、例えばロウ付けなどにより一体に固定されて接続される。この水素ガス流通路形成部材31Aは、例えばステンレス鋼により構成されている。
このジョイント90の構成に係る一数値例を示すと、金属製基体91の外径の大きさがφ10mm、内径(中央貫通孔92の径)の大きさが例えばφ4.2mm、凹所92A、92Bの深さが例えば1.4mm、開口径の大きさが例えば6.8mmであり、Oリング94A、94Bの太さが例えば1.9mm、内径が例えばφ2.9mmであり、一方の水素ガス流通路形成部材95における小径ロッド状部分97の外径が例えばφ3mmである。
上記構成の可搬型水素炎イオン化式ガス検知器は、例えば測定個所におけるサンプルガス(測定ガス)を導入するためのサンプルガス採取用ノズル(図示せず)をガス検知器本体10のサンプルガス導入用コネクター部34に接続した後、検出者がガス検知器本体10を背負い、サンプルガス採取用ノズルを持った状態で、測定個所において検出者に携行されて使用される。
ガス測定を開始するに際しては、先ず、検出者によって、水素ガス供給用バルブ機構開閉用ノブ48が押し回されることにより、水素ガス供給用バルブ機構が開状態とされて水素ガスが水素ガス流通路形成部材31A、31Bを介して所定の供給量でセンサー部50に供給されると共に、ガス検知器本体10の電源スイッチがONとされ、サンプルガスがサンプルガス吸引ポンプ32によって吸引されてセンサー部50に所定の供給量で供給される。
センサー部50においては、ガスボンベ本体42から供給された水素ガスが点火されて水素炎が発生された状態において、水素ガスと分離された状態で供給されたサンプルガスが水素炎に接触されることによって当該サンプルガス中に含まれる炭化水素が熱分解され、これにより発生する陽イオンの量が電流値として検出され、その検出結果に基づいてサンプルガス中に含まれる炭化水素ガス濃度が検知され、その結果が表示部18に表示される。
而して、上記構成の可搬型水素炎イオン化式ガス検知器において用いられるジョイント90によれば、取り外し可能に接続される一方の水素ガス流通路形成部材95における小径ロッド状部分97がOリング94AおよびOリング94Bを介して金属製基体91の中央貫通孔92内挿通された状態において、小径ロッド状部分97の先端部分にナット98Aを含む締結用部材が螺合されることにより、一方の水素ガス流通路形成部材95がジョイント90における水素ガス噴出用空間Sを形成する金属製基体91の内壁に対して直接的に接触しない状態で固定され、この状態において、ナット98Aが所定の締め付け量で締め付けられることにより、Oリング94A、94Bが大径ロッド状部分96および平座金98Cによって圧潰されて水素ガス噴出用空間Sの開口縁部における一方の水素ガス流通路形成部材95と金属製基体91との間の空隙が気密にシールされ、これにより、一方の水素ガス流通路形成部材95がジョイントに接続されると共に、他方の水素ガス流通路形成部材31Aが一体に固定されて接続されるので、水素ガスが接続部からリークすることを確実に防止することができると共に、金属製基体91の開口縁部にOリング94A、94Bを配設した極めて簡単な構造であるので、ジョイント90それ自体を小型のものとして構成することができる。
従って、このようなジョイント90が利用されて水素ガス流通路が形成されてなる本発明の可搬型水素炎イオン化式ガス検知器によれば、ジョイント90それ自体が小型のものであることにより、外匣11内における水素ガス流通路の占有空間が大きくなることを防止することができると共に、限られたスペースを有効に利用して配管することができるので、可搬型水素炎イオン化式ガス検知器が大型化することを防止することができ、しかも、水素ガスのリークが確実に防止されるので、引火や爆発等の生ずるおそれがなく、極めて高い安全性を有するものとして構成することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、種々の変更を加えることができる。
例えば、一方の水素ガス流通路形成部材のジョイントに対する接続方法は、上記のような方法に限定されるものではなく、水素ガス流通路形成部材をジョイントに対して直接的に接合させない状態で、固定することができると共に、リング状のシール部材を軸方向に対して均一に押圧することができる方法であればよい。
また、本発明の水素ガス流通路形成部材接続用ジョイントにおいては、他方の水素ガス流通路形成部材の接続方向、すなわち他方の水素ガス流通路形成部材の管軸の、金属製基体の筒軸に対する傾斜角の大きさは、特に制限されるものではなく、形成すべき配管構造に応じて適宜に設計変更することができる。
さらに、本発明の水素ガス流通路形成部材接続用ジョイントは、水素炎イオン化式ガス検知器だけでなく、水素ガス流通路が必要とされる機器、特に小型のものに用いることができる。
本発明の可搬型水素炎イオン化式ガス検知器においては、測定中において水素炎が消炎したこと、あるいは、測定個所における雰囲気が危険な状態にあることなどを報知するための警報報知機構が設けられた構成とすることができる。
また、本発明の可搬型水素炎イオン化式ガス検知器は、水素ガスとサンプルガスとが分離された状態でガス供給部に供給される構成のものであっても、水素ガスとサンプルガスとが混合された状態でガス供給部に供給される構成のものであっても、いずれの構成であってもよい。
さらに、上記実施形態においては、ガス検知器本体が検出者によって背負われて使用される場合について説明したが、適宜の装着具によってガス検知器本体を肩に吊り下げた状態で使用しても、あるいは、例えばガス検知器本体載置用の手押し車を用い、地上を走行させて使用してもよい。
本発明の可搬型水素炎イオン化式ガス検知器の一構成例における、ガス検知器本体の外観を示す正面図である。 図1に示すガス検知器本体の上面図である。 図1に示すガス検知器本体の右側面図である。 図1に示すガス検知器本体の内部の構成の概略を示す説明図である。 本発明の水素ガス流通路形成用ジョイントの一構成例を、ガス流通路形成部材が接続された状態で示す説明用断面図である。
符号の説明
10 ガス検知器本体
11 外匣
12 電池室
12A 電池室カバー蓋
13A、13B 側壁
14 舌片部
17 ガスボンベ装填室
18 表示部
19 操作部
20 可充電型電池
21 給電端子
22 電池挿入用ガイド板
22A 電池挿入ガイド孔
23 マイナス側接片端子
24 プラス側突出端子
30 流量調整バルブ
31A、31B 水素ガス流通路形成部材
32 サンプルガス吸引ポンプ
33サンプルガス供給管
34 サンプルガス導入用コネクター部
35 圧力調整器
36 二次圧力計
41 耐圧容器
41A 頚部
41B 胴部
42 ガスボンベ本体
44 連結材
45 キャップ
48 水素ガス供給用バルブ機構開閉用ノブ
50 水素炎イオン化式センサー部
55 制御部
90 水素ガス流通路形成部材接続用ジョイント
91 金属製基体
92 中央貫通孔
92A、92B 凹所
93 側孔
94A、94B Oリング
95 一方の水素ガス流通路形成部材
96 大径ロッド状部分
97 小径ロッド状部分
98A ナット
98B バネ座金
98C 平座金
DA 水素ガス供給源側ガス流通路
DB センサー部側水素ガス流通路
S 水素ガス噴出用空間
R ガス流路

Claims (2)

  1. 二つの水素ガス流通路形成部材が接続される水素ガス流通路形成部材接続用ジョイントであって、
    円筒状の金属製基体を有し、この金属製基体の両端の開口縁部の各々に弾性体よりなるリング状のシール部材が配設されて、大径ロッド状部分およびこの大径ロッド状部分に連続する小径ロッド状部分を有し、当該小径ロッド状部分の周面に開口する水素ガス噴出口が形成されてなる一方の水素ガス流通路形成部材が取り外し可能に接続される接続部が形成されてなり、
    当該接続部においては、前記一方の水素ガス流通路形成部材が、前記小径ロッド状部分が前記水素ガス噴出口が金属製基体の内部空間内に位置されるよう当該金属製基体に挿通された状態で、当該金属製基体の端面より外方に突出する小径ロッド状部分の先端部分に締結用部材が装着されることによって当該金属製基体に固定され、この状態において、当該一方の水素ガス流通路形成部材の外周面に密着する前記シール部材の各々が前記大径ロッド状部分および前記締結用部材によって圧潰されることにより前記金属製基体の内部空間が気密にシールされて水素ガス噴出用空間が形成され、当該水素ガス流通路形成部材との接続が達成されることを特徴とする水素ガス流通路形成部材接続用ジョイント。
  2. 水素ガス流通路形成部材接続用ジョイントが用いられて水素ガス流通路が形成されてなる可搬型水素炎イオン化式ガス検知器において、
    前記水素ガス流通路形成部材接続用ジョイントは、二つの水素ガス流通路形成部材が接続されるものであって、円筒状の金属製基体を有し、この金属製基体の両端の開口縁部の各々に弾性体よりなるリング状のシール部材が配設されて、大径ロッド状部分およびこの大径ロッド状部分に連続する小径ロッド状部分を有し、当該小径ロッド状部分の周面に開口する水素ガス噴出口が形成されてなる一方の水素ガス流通路形成部材が取り外し可能に接続される接続部が形成されてなり、
    当該接続部においては、前記一方の水素ガス流通路形成部材が、前記小径ロッド状部分が前記水素ガス噴出口が金属製基体の内部空間内に位置されるよう当該金属製基体に挿通された状態で、当該金属製基体の端面より外方に突出する小径ロッド状部分の先端部分に締結用部材が装着されることによって当該金属製基体に固定され、この状態において、当該一方の水素ガス流通路形成部材の外周面に密着する前記シール部材の各々が前記大径ロッド状部分および前記締結用部材によって圧潰されることにより前記金属製基体の内部空間が気密にシールされて水素ガス噴出用空間が形成され、当該水素ガス流通路形成部材との接続が達成されることを特徴とする可搬型水素炎イオン化式ガス検知器。
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