JP4709064B2 - 基地局及び通信方法 - Google Patents

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Description

本発明は、移動局との間で無線通信する複数の基地局と、前記複数の基地局の上位にある制御局とを備える移動通信システムに配置された、基地局、制御局、及び通信方法に関する。
従来、移動通信システムでは、複数の移動局が、無線伝送路を共有して同時に通信を行う多元接続方式として、符号分割多元接続方式(以下、CDMA:Code Division Multiple Access)方式、広帯域・符号分割多元接続方式(W−CDMA:Wideband CDMA)、時分割多元接続方式(以下、TDMA:Time Division Multiple Access)方式、周波数分割多元接続方式(以下、FDMA:Frequency Division Multiple Access)等が知られている。
上述する多元接続方式の中で、例えば、CDMA方式によって、同一周波数帯域を複数の無線通信波で共有する移動通信システムでは、個々の無線通信波が、ランダムな符号系列である拡散コードによって区別するように構成されている。
特に、W−CDMA方式の移動通信システムで用いられる拡散コードには、高い検出特性や識別特性に加え、低送信電力でも高品質な通信を実現するため、異なる拡散コード間の相互干渉を低減できる符号直交性が求められている。このため、割当可能な拡散コード数は、上り回線よりも少ない。また、かかる拡散コードは、有効利用のため全セルで繰り返し使用されるが、基地局間(セル間)での混信を防ぐため、基地局毎に異なるコードを重畳して使用している。
また、W−CDMA方式の移動通信システムでは、ユーザのデータを実際に広帯域拡散する拡散コードが、チャネライゼーションコードとよばれ、基地局(セル)毎に重畳するセル間混信防止用のコードが、下りスクランブリングコードと呼ばれている。
また、かかる移動通信システムにおいて、移動局は、各基地局から、報知される下りスクランブリングコードに基づいて、通信先の基地局を検出している。また、かかる移動通信システムでは、基地局が、自局の周辺に位置する他の基地局で使用されている下りスクランブリングコード等の無線通信用のパラメータ情報を、テーブル(以下、周辺ゾーンテーブルと示す)に予め記憶し、当該下りスクランブリングコードを制御チャネルにより移動局へ報知している。
そして、移動局は、移動により通信先の基地局を切り替える場合(例えば、ハンドオーバ)、移動前に報知された下りスクランブリングコードに基づいて、通信先の基地局の検出をより高速に行っている。
また、上述した移動通信システムでは、例えば、基地局を新設する場合、当該新設基地局(セル)の周辺に位置する他の基地局(セル)を特定すると共に、特定した他の基地局のスクランブリングコードを、新設基地局の周辺ゾーンテーブルに設定する必要がある。さらに、新設基地局に割り当てられた新たなスクランブリングコードを、周辺に位置する他の基地局の周辺ゾーンテーブルに設定する必要がある。
ここで、新設基地局の周辺に位置する他の基地局を特定する際、当該周辺基地局は、新規基地局のトポロジ上の位置関係に基づいて、特定される場合がある。
しかし、実際の基地局の無線範囲は、例えば構造物等の影響によりトポロジ上の無線範囲とは異なることがあり、周辺ゾーンテーブルの設定情報が正確でない場合がある。そこで、周辺ゾーンテーブルをより正確に設定するためには、現地で無線信号を測定する等の方法がとられていた。
平成11−215552号公報
しかしながら、現地での無線信号の測定作業は、広い無線範囲の測定を必要とするため、作業負荷がかかっていた。
そこで、本発明は、上記の問題に鑑みてなされたもので、基地局において、自局が報知する無線通信用のパラメータ情報を高精度に設定するとともに、当該設定時の作業負荷を低減する基地局、制御局、及び通信方法を提供することを課題とする。
上記目的を達成するため、本発明の第1の特徴は、移動局との間で無線通信する複数の基地局と、前記複数の基地局の上位にある制御局とを備える移動通信システムに配置された、前記基地局であって、前記移動局が移動した際に送信するイベント情報を受信する第1受信部と、前記イベント情報を送信した前記移動局との間で以前に通信した他の基地局を識別する基地局IDと、前記他の基地局に設定されている無線通信用のパラメータ情報とを含む基地局情報を要求するための要求情報を、前記他の基地局又は前記制御局へ送信する第1送信部と、前記他の基地局又は前記制御局から送信された前記基地局情報を受信する第2受信部と、前記基地局情報を受信した際、受信した前記基地局情報を記憶部に記憶させる管理部と、前記記憶部に記憶した前記他の基地局に対して、自局の基地局情報を送信する第2送信部とを具備することを要旨とするものである。第1の特徴に係る基地局によれば、移動局が移動する際に送信するイベント情報に基づいて、他の基地局又は上位にある制御局へ、当該移動局と以前に通信した他の基地局に関する基地局情報を要求すると共に、要求した基地局情報を受信し、記憶部に記憶する。よって、かかる発明によれば、移動局が受信する他の基地局の無線範囲に基づいて、周辺に位置する他の基地局を、高精度に特定できると共に、周辺に位置する他の基地局に関する基地局情報を記憶部に記憶することができる。また、記憶部に記憶した他の基地局へも自局の基地局情報を送信するので、当該他の基地局においても、自局の基地局情報を記憶させることが可能になる。また、従来行われていた記憶部に記憶する作業が、自動で行われるので、特に、記憶部に記憶させる作業の多い、基地局を新設する際の作業負荷を低減することができる。
また、本発明の第1の特徴において、前記イベント情報は、前記移動局が存在する位置を示す位置登録エリアの変更を要求する位置登録要求情報であってもよい。かかる発明によれば、基地局において、移動局が移動した際に送信される位置登録要求情報をきっかけとして、当該移動局と以前に通信した他の基地局に関する基地局情報を要求すると共に、要求した基地局情報を受信し、記憶部に記憶する。よって、かかる発明によれば、無線通信範囲が隣接する他の基地局を、移動局から送信される位置登録要求情報によって特定できるので、周辺に位置する他の基地局を、高精度に特定できると共に、周辺に位置する他の基地局に関する基地局情報を記憶部に記憶することができる。
また、本発明の第1の特徴において、前記イベント情報は、前記他の基地局と前記移動局との間の通信が切断された際に、通信の再接続を要求するために前記移動局から送信される再接続要求情報であってもよい。かかる発明によれば、基地局において、移動局が移動によって通信切断した際に送信される再接続要求情報をきっかけとして、当該移動局と以前に通信した他の基地局に関する基地局情報を要求すると共に、要求した基地局情報を受信し、記憶部に記憶する。よって、かかる発明によれば、無線通信範囲が隣接する他の基地局を、移動局から送信される再接続要求情報によって特定できるので、周辺に位置する他の基地局を、高精度に特定できると共に、周辺に位置する他の基地局に関する基地局情報を記憶部に記憶することができる。
また、本発明の第1の特徴において、前記管理部は、前記記憶部に前記基地局情報を記憶させる際、前記記憶部に記憶されていない前記基地局情報のみを記憶させてもよい。
また、本発明の第1の特徴において、前記要求情報には、前記イベント情報を送信した移動局を識別する移動局IDが含まれており、他の基地局から送信された要求情報を受信する第3受信部と、受信した前記要求情報に含まれる移動局IDに基づいて、自局が前記イベント情報を送信した前記移動局との間で以前に通信したか否かを判定する判定部と、前記判定部が以前に通信したと判定した場合、自局の基地局情報を、前記要求情報を送信した前記他の基地局へ送信する第3送信部とを更に具備してもよい。
本発明の第2の特徴は、移動局との間で無線通信する複数の基地局を下位に有する制御局であって、前記基地局を識別する基地局IDと、前記基地局に設定される無線通信用のパラメータ情報とを含む基地局情報を記憶する記憶部と、前記移動局が移動した際に送信するイベント情報を受信した前記基地局から、前記移動局と以前に通信した前記基地局の前記基地局情報を要求する要求情報を受信する第1受信部と、前記記憶部に記憶される前記基地局情報に基づいて、前記要求情報を送信した前記基地局に対して、前記移動局と以前に通信した前記基地局の前記基地局情報を送信する送信部とを具備することを要旨とするものである。
また、本発明の第2の特徴において、前記移動局の存在する位置を管理するための位置登録エリアと前記基地局と対応させて記憶するエリア記憶部と、前記基地局から、新たな位置登録エリアの割当を要求するエリア割当要求情報を受信する第2受信部と、エリア割当要求情報を受信した際、新たな位置登録エリアと、当該エリア割当要求情報を送信した基地局とを一対一で対応させ、前記エリア記憶部に記憶するエリア設定部とを更に具備してもよい。
かかる発明によれば、エリア割当要求情報を送信した基地局に対して、新たな位置登録エリアを割り当てるので、移動局が、当該基地局の無線範囲に移動した際のイベント情報(例えば、位置登録要求情報)を送信する頻度が増えると共に、基地局へ基地局情報を送信する頻度が増える。
よって、かかる発明によれば、基地局へ基地局情報を送信する頻度が増えるので、基地局において他の基地局の基地局情報が、より早く記憶される。
本発明の第3の特徴は、移動局との間で無線通信する複数の基地局と、前記複数の基地局の上位にある制御局とを備える移動通信システムにおける通信方法であって、前記制御局が、前記基地局を識別する基地局IDと、前記基地局に設定される無線通信用のパラメータ情報とを含む基地局情報を記憶するステップと、前記基地局が、前記移動局が移動した際に送信するイベント情報を受信するステップと、基地局が、前記イベント情報を送信した前記移動局との間で以前に通信した他の基地局を識別する基地局IDと、前記他の基地局に設定されている無線通信用のパラメータ情報とを含む基地局情報を要求するための要求情報を、前記制御局へ送信するステップと、前記制御局が、前記移動局が移動した際に送信するイベント情報を受信した前記基地局から、前記移動局と以前に通信した前記基地局の前記基地局情報を要求する要求情報を受信するステップと、前記制御局が、記憶している前記基地局情報に基づいて、前記要求情報を送信した前記基地局に対して、前記移動局と以前に通信した前記基地局の前記基地局情報を送信するステップと、前記基地局が、前記制御局から送信された前記基地局情報を受信するステップと、前記基地局が、前記基地局情報を受信した際、受信した前記基地局情報を記憶するステップと、前記基地局が、記憶した前記基地局情報に対応する他の基地局に対して、自局の基地局情報を送信するステップとを具備することを要旨とするものである。
本発明の第4の特徴は、移動局との間で無線通信する複数の基地局を備える移動通信システムにおける通信方法であって、第1の基地局が、前記移動局が移動した際に送信するイベント情報を受信するステップと、前記第1の基地局が、前記イベント情報を送信した前記移動局との間で以前に通信した基地局を識別する基地局IDと、前記基地局に設定されている無線通信用のパラメータ情報とを含む基地局情報を要求するための要求情報に、前記イベント情報を送信した前記移動局を識別する移動局IDを含めて、第2の基地局へ送信するステップと、前記第2の基地局が、受信した前記要求情報に含まれる移動局IDに基づいて、自局が前記イベント情報を送信した前記移動局との間で以前に通信したか否かを判定するステップと、前記第2の基地局が、前記ステップ4において以前に通信したと判定した場合、自局の基地局情報を、前記要求情報を送信した前記第1の基地局へ送信するステップと、前記第1の基地局が、受信した前記基地局情報を記憶部に記憶させるステップと、前記第1の基地局が、前記記憶部に記憶した前記第2の基地局に対して、自局の基地局情報を送信するステップとを具備することを要旨とするものである。
本発明によると、基地局において、自局が報知する無線通信用のパラメータ情報を高精度に設定するとともに、当該設定時の作業負荷を低減する基地局、制御局、及び通信方法を提供することができる。
図1乃至8を参照して、本発明の実施形態を説明する。なお、以下の説明において参照する各図では、同一の機能を有する部分には同一符号を付し、繰り返しの説明は、省略する。
(移動通信システムの概要)
初めに、図1乃至図4を参照しながら、本実施形態に係る移動通信システム1の概要について説明する。本実施形態では、図1に示すように、集中制御局301と、制御ルータ201乃至202と、基地局101乃至103とを具備する移動通信システム1が、図3に示すように、基地局104を新たに具備する場合を例に挙げて、移動通信システム1が周辺ゾーンテーブル更新処理(後述する)を実施する際の各機能について説明する。
また、本実施形態に係る移動通信システム1では、各基地局101乃至104が形成するセルC101乃至C104おいて、当該各セルに存在する移動局と、基地局101乃至104とが、同一周波数帯を共有して通信を行うCDMA(Code Division Multiple Access)方式が用いられている。なお、本実施形態に係る移動通信システム1は、CDMA方式におけるFDD(Frequency Division Duplex)方式とTDD(Time Division Duplex)方式とを想定しているが、かかる移動通信システム1は、上述したCDMA方式以外に、TDMA(Time Division Multiple Access)方式、FDMA(Frequency Division Multiple Access)方式等を想定してもよい。
また、基地局101乃至104は、当該セルC101乃至セルC104に存在する移動局501乃至502との間で無線通信する。また、各セルを形成する各基地局には、無線通信用のパラメータ情報として、基地局毎に異なる下りスクランブリングコード、即ち、下り回線において使用する拡散符号が設定されている。
また、各基地局101乃至104では、自局が形成するセルC101乃至C104に対して、周辺に位置するセルC101乃至C104を形成する基地局101乃至104を識別する基地局IDと、周辺の基地局101乃至104で用いられているスクランブリングコードとを関連付けて記憶する周辺ゾーンテーブルを具備する。なお、周辺ゾーンテーブルの詳細については、後述する。そして、基地局101乃至104は、自局が形成するセルC101乃至C104に存在する移動局に対して、周辺ゾーンテーブルの情報を報知する。
また、図1に示す移動通信システム1では、基地局101乃至102が、図2(a)に示す周辺ゾーンテーブルT11を具備する。例えば、基地局101の周辺ゾーンテーブルT11には、自局の基地局ID(B101)及び周辺に位置する基地局102を識別する基地局ID(B102)と、各基地局101乃至102に設定されているスクランブリングコード(10と19)とが、関連付けて記憶されている。
また、基地局103は、図2(b)に示す周辺ゾーンテーブルT13を具備する。図1に示すように、基地局103の周辺には基地局101乃至102が、存在しないため、周辺ゾーンテーブルT13には、自局の基地局ID(B103)と、自局に設定されているスクランブリングコード(15)だけが、関連付けて記憶されている。
そして、図3に示すように、基地局104を新設した移動通信システム1では、本発明の各種機能により、基地局101乃至102が、図4(a)に示す周辺ゾーンテーブルT11を具備し、基地局103が、図4(b)に示す周辺ゾーンテーブルT13を具備し、基地局104が、図4(c)に示す周辺ゾーンテーブルT14を具備するようになる。
図4(a)に示すように、基地局101の周辺ゾーンテーブルT11には、自局の基地局ID(B101)及び周辺に位置する基地局102乃至104を識別する基地局ID(B102及びB104)と、各基地局101乃至104に設定されている各スクランブリングコード(10と19と24)とが、関連付けて記憶されている。
また、図4(b)に示すように、基地局103の周辺ゾーンテーブルT13には、自局の基地局ID(B103)及び周辺に位置する基地局104を識別する基地局ID(B104)と、各基地局に設定されているスクランブリングコード(15と24)とが、関連付けて記憶されている。
また、図4(c)に示すように、基地局104の周辺ゾーンテーブルT14には、自局の基地局ID(B104)及び周辺に位置する基地局101乃至103を識別する基地局ID(B101乃至B103)と、各基地局101乃至104に設定されているスクランブリングコード(10と19と15と24)とが、関連付けて記憶されている。
なお、本実施形態では、一つの基地局を識別する基地局IDと、当該基地局で使用されているスクランブリングコード(無線通信用のパラメータ情報)との一組を、基地局情報として説明する。
また、本実施形態に係る移動通信システム1では、基地局101乃至104が形成するセルC101乃至C104を一つ又は複数をまとめて、位置登録エリアが形成されている。ここで、上述した位置登録エリアは、集中制御局301が、移動局501乃至502の位置を管理するためのエリアの単位であり、ページングエリアと呼ばれる場合もある。
なお、本実施形態では、基地局101乃至102が形成するセルC101乃至C102が、位置登録エリア401に属し、基地局103が形成するセルC103が、位置登録エリア402に属し、基地局104が形成するセルC104が、位置登録エリア499に属している場合を例に説明する。
また、本実施形態に係る移動通信システム1では、基地局101乃至102と基地局104とが、上位の制御ルータ201に収容されており、基地局103が、上位の制御ルータ202に収容されている。
また、集中制御局301は、制御ルータ201乃至202を収容すると共に、基地局101乃至104とを収容する。また、集中制御局301は、基地局101乃至104との間で無線通信する移動局501乃至502を収容する。
また、基地局101乃至104は、制御ルータ201乃至202を介して、相互に通信すると共に、当該制御ルータ201乃至202を介して、集中制御局301と通信する。
なお、本実施形態に係る移動通信システム1において、集中制御局301、制御ルータ201乃至202、基地局101乃至104のそれぞれの数は、あくまで一例であって、例えば、処理負荷の分散を行うことを目的に複数の集中制御局301を具備してもよい。また、上述した位置登録エリア401乃至402及び位置登録エリア499に関しても、セルC101乃至C104が、位置登録エリア401乃至402及び位置登録エリア499のいずれに属する関係であってもよい。
(移動通信システムの構成)
次に、図5乃至11を参照しながら、本実施形態に係る移動通信システム1の構成について説明する。まず、基地局101乃至104の構成について説明する。ここで、基地局101乃至104の構成は同様であるため、基地局101の構成について説明する。
基地局101は、図5に示すように、受信部1011と、送信部1012と、エリア割当要求部1013と、エリア設定部1014と、接続履歴記憶部1015と、周辺ゾーンテーブル記憶部1016と、周辺基地局探索部1017と、周辺ゾーンテーブル管理部1018と、制御部1019とを具備する。
受信部1011は、移動局501乃至502から、移動局501乃至502が、移動した際に送信するイベント情報を受信する第1受信部として機能している。また、本実施形態に係るイベント情報は、移動局501乃至502が、存在する位置登録エリア401乃至402及び位置登録エリア499の変更を要求する際に送信する位置登録要求情報、又は、移動局501乃至502が、他の基地局101乃至104との間の通信が切断された際に、通信の再接続を要求するために送信する再接続要求情報である。
また、受信部1011は、集中制御局301及び他の基地局102乃至103から送信される位置登録エリア割当情報と、元位置登録エリア情報と、周辺ゾーンテーブル要求情報(周辺ZT要求情報)と、周辺ゾーンテーブル応答情報(周辺ZT応答情報)と、周辺ゾーンテーブル追加要求情報(周辺ZT追加要求情報)と、通信切断元問い合わせ情報と、通信切断元応答情報とを受信する。
位置登録エリア割当情報は、新たな位置登録エリアを割り当てたことを通知する情報であり、新たな位置登録エリアを識別する位置登録エリアIDが含まれている。また、元位置登録エリア情報は、移動局501乃至502が以前に在圏した位置登録エリア401乃至402を示す情報であり、当該位置登録エリアに属するセルを形成する基地局101乃至104に対応する基地局情報が含まれている。周辺ゾーンテーブル要求情報は、周辺ゾーンテーブルT11乃至T14に記憶される全ての基地局情報を、当該周辺ゾーンテーブル要求情報を送信した送信元の他の基地局101乃至104へ送信するように要求する情報である。周辺ゾーンテーブル応答情報は、周辺ゾーンテーブル要求情報に対して応じる情報であり、一つの周辺ゾーンテーブル応答情報には、一つの周辺ゾーンテーブル(例えば、周辺ゾーンテーブルT11)に記憶される全ての基地局情報が含まれている。周辺ゾーンテーブル追加要求情報は、周辺ゾーンテーブルT11乃至T14に、基地局情報を追加するように要求する情報であり、当該周辺ゾーンテーブル追加要求情報には、他の基地局の基地局情報が含まれている。また、受信部1011は、当該周辺ゾーンテーブル追加要求情報を受信することで、他の基地局102乃至104又は集中制御局301から送信された基地局情報を受信する第2受信部として機能している。また、受信部1011は、他の基地局102乃至104又は集中制御局301から送信された、元位置登録エリア情報及び通信切断元応答情報を受信することで、第3受信部として機能している。通信切断元問い合わせ情報は、再接続要求情報を送信した移動局501乃至502との間の通信が切断した基地局101乃至104に対して、基地局情報を要求するための情報であり、再接続要求情報を送信した移動局501乃至502を識別する移動局IDを含んでいる。通信切断元応答情報は、上述する通信切断問い合わせ情報に応答する情報であり、移動局501乃至502との間の通信が切断した基地局101乃至104の基地局情報を含んでいる。
送信部1012は、集中制御局301又は他の基地局102乃至104に対して、位置登録エリア割当要求情報と、元位置登録エリア要求情報と、周辺ゾーンテーブル要求情報と、周辺ゾーンテーブル応答情報と、周辺ゾーンテーブル追加要求情報と、通信切断元問い合わせ情報と、通信切断元応答情報とを送信する。
位置登録エリア割当要求情報は、自局と一対一に対応させた位置登録エリアを割り当てるように要求する情報であり、送信元の基地局101乃至104の基地局IDが含まれている。元位置登録エリア要求情報は、受信部1011で受信された位置登録要求を送信した移動局501乃至502が、どの位置登録エリアに存在していたかを要求する情報であり、移動局501乃至502を識別する移動局IDが含まれている。
ここで、送信部1012は、通信切断元問い合わせ情報と、元位置登録エリア要求情報を送信する機能により、イベント情報を送信した移動局501乃至502との間で以前に通信した他の基地局101乃至104を識別する基地局IDと、他の基地局102乃至104に設定されているスクランブリングコード(無線通信用のパラメータ情報)とを含む基地局情報を要求するための要求情報を、他の基地局102乃至104又は集中制御局301へ送信する第1送信部として機能している。また、送信部1012は、自局の基地局情報を含む周辺ゾーンテーブル追加要求情報を送信することで、自局の基地局情報を送信する第2送信部として機能している。また、送信部1012は、自局の基地局情報を含む通信切断元応答情報を送信することで、自局の基地局情報を送信する第3送信部として機能している。
エリア割当要求部1013は、基地局101において、起動又は管理者の所定の操作が行われた際、送信部1012を介して、集中制御局301へ位置登録エリア割当要求情報を送信する。
エリア設定部1014は、受信部1011において位置登録エリア割当情報を受信した際、位置登録エリア割当情報に含まれる位置登録エリアIDに基づいて、自局の位置登録エリアを設定する。また、エリア設定部1014は、位置登録エリア設定後、後述する周辺基地局探索部1017へ設定が完了したことを通知する。
接続履歴記憶部1015は、通信切断履歴テーブルT101を備える。通信切断履歴テーブルT101は、図6に示すように、自局が通信していた移動局501乃至502を識別する移動局IDと、通信が切断した年月日及び時刻とを関連付けて記憶する。
周辺ゾーンテーブル記憶部1016は、周辺ゾーンテーブルT11を備えている。かかる周辺ゾーンテーブルT11は、自局及び他の基地局101乃至104を識別する基地局IDと、自局及び他の基地局101乃至104に設定されている無線通信用のパラメータ情報と関連付けて記憶する。
具体的に、本実施形態に係る周辺ゾーンテーブルT11は、図2(a)及び図4(a)に示すように、自局及び他の基地局101乃至104を識別する基地局IDと、無線通信用のパラメータ情報として、自局及び他の基地局101乃至104に設定されているスクランブリングコードとを関連付けて記憶する。
なお、本実施形態では、かかる無線通信用のパラメータ情報が、スクランブリングコードである場合を例に説明するが、かかる無線通信用のパラメータは、TDMA方式の移動通信システムにおける下りタイムスロットであってもよいし、FDMA方式の移動通信システムにおける下り周波数帯域であってもよい。
周辺基地局探索部1017は、エリア設定部1014から、位置登録エリアの設定が完了したことを通知されると、送信部1012を介して、他の基地局102乃至104へ周辺ゾーンテーブル要求情報を送信する。また、周辺基地局探索部1017は、受信部1011において、移動局501乃至502から送信されたイベント情報が受信された場合、イベント情報を送信した移動局501乃至502との間で以前に通信した他の基地局102乃至104を識別する基地局IDと、他の基地局101乃至104の基地局情報を要求するための要求情報を、送信部1012を介して、他の基地局102乃至104又は集中制御局301へ送信する。
具体的に、周辺基地局探索部1017は、受信部1011において、位置登録要求情報が受信された場合、送信部1012を介して、他の基地局102乃至104又は集中制御局301へ、元位置登録エリア要求情報を送信する。また、周辺基地局探索部1017は、受信部1011において、再接続要求情報が受信された場合、送信部1012を介して、他の基地局102乃至104又は集中制御局301へ、通信切断元問い合わせ情報を送信する。また、周辺基地局探索部1017は、受信部1011において、通信切断元問い合わせ情報が受信された場合、当該通信切断元問い合わせ情報に含まれる移動局IDが、自局の通信切断履歴テーブルT101に記憶されているか否かを判定する。そして、周辺基地局探索部1017は、通信切断履歴テーブルT101に記憶されていると判定した場合、自局の基地局IDと、自局に設定されているスクランブリングコードを含む通信切断元応答情報を生成し、送信部1012を介して、生成した通信切断元応答情報を、通信切断元問い合わせ情報を送信した他の基地局102乃至104又へ送信する。
周辺ゾーンテーブル管理部1018は、受信部1011において、基地局情報を受信した際、受信した基地局情報を記憶部に記憶させる管理部として機能する。具体的に、周辺ゾーンテーブル管理部1018は、受信部1011において、周辺ゾーンテーブル追加要求情報と、通信切断元応答情報と、元位置登録エリア情報とを受信した場合、当該受信した情報に含まれる基地局情報が、周辺ゾーンテーブルT11乃至T13に記憶されているか否かを判別し、記憶されていない基地局情報のみ、周辺ゾーンテーブルT11に記憶させる。また、周辺ゾーンテーブル管理部1018は、周辺ゾーンテーブルT11に基地局情報を記憶した際、当該記憶した基地局情報に対応する他の基地局102乃至104に対して、送信部1012を介して、自局の基地局情報を含む周辺ゾーンテーブル追加要求情報を送信する。また、周辺ゾーンテーブル管理部1018は、受信部1011において周辺ゾーンテーブル要求情報が受信された場合、自局の周辺ゾーンテーブルT11に記憶される全ての基地局情報を含む周辺ゾーンテーブル応答情報を生成する。そして、周辺ゾーンテーブル管理部1018は、送信部1012を介して、周辺ゾーンテーブル要求情報を送信した基地局102乃至104へ、生成した周辺ゾーンテーブル応答情報を送信する。また、周辺ゾーンテーブル管理部1018は、受信部1011において周辺ゾーンテーブル応答情報が受信された場合、受信された周辺ゾーンテーブル応答情報に含まれる基地局情報の一つを特定し、自局の周辺ゾーンテーブルT11に記憶させる。
制御部1019は、基地局101に備えられる各種機能を制御する。また、制御部1019は、周辺ゾーンテーブルT11に記憶されているスクランブリングコードを、送信部1012を介して、制御チャネルにより移動局501乃至502へ報知する。
次に制御ルータ201乃至202の構成について説明する。なお、制御ルータ201乃至202の構成は、同様であるため、制御ルータ201の構成について説明する。
制御ルータ201は、図7の例に示すように、受信部2011と、送信部2012と、制御部2013とを具備する。受信部2011は、基地局101乃至104及び集中制御局301から送信される各種情報を受信する。送信部2012は、基地局101乃至104及び集中制御局301へ各種情報を送信する。制御部2013は、制御ルータ201に具備される各種機能を制御し、基地局101乃至104と集中制御局301との間で、各種情報の送受信制御を行う。
次に、集中制御局301の構成について説明する。集中制御局301は、図8の例に示すように、受信部3011と、送信部3012と、エリア割当部3013と、基地局設定記憶部3014と、接続履歴記憶部3015と、周辺基地局探索部3016とを具備する。
受信部3011は、基地局101乃至104から送信された位置登録エリア割当要求情報と、元位置登録エリア要求情報と、通信切断元問い合わせ情報とを受信する。
送信部3012は、基地局101乃至104へ、位置登録エリア割当情報と、元位置登録エリア情報と、通信切断元応答情報とを送信する。
エリア割当部3013は、受信部3011において、位置登録エリア割当要求情報を受信した場合、新たに割り当てる位置登録エリアを決定し、当該位置登録エリア割当要求情報に含まれる基地局IDと、決定した位置登録エリアを識別する位置登録エリアIDとを関連付けて、後述する位置登録エリアテーブルT33に記憶する。また、エリア割当部3013は、割り当てた位置登録エリアIDを含む位置登録エリア割当情報を、送信部3012を介して、位置登録エリア割当要求情報を送信した基地局101乃至104へ送信する。
基地局設定記憶部3014は、無線パラメータテーブルT31を備えている。無線パラメータテーブルT31は、図9の例に示すように、収容している基地局101乃至104を識別する基地局IDと、当該基地局101乃至104で設定されているスクランブリングコードとを関連付けて記憶する。
接続履歴記憶部3015は、位置登録エリア履歴テーブルT32と位置登録エリアテーブルT33とを備えている。位置登録エリア履歴テーブルT32は、図10(a)の例に示すように、移動局501乃至502を識別する移動局IDと、位置登録エリアを識別する位置登録エリアIDとを関連付けて記憶する。また、位置登録エリア履歴テーブルT32は、移動局501乃至502が、位置登録エリアを移動する毎に送信する位置登録要求情報に基づいて、移動局IDと、関連付けられる位置登録エリアIDとが更新される。よって、位置登録エリア履歴テーブルT32には、移動局501乃至502と基地局101乃至104との間で、以前に行われた通信の履歴が示されている。なお、かかる位置登録エリア履歴テーブルT32では、移動局501乃至502が、移動によって位置登録エリアを変更しても、所定の時間(例えば、1時間)だけ以前の位置登録エリアIDを保持してもよい。
位置登録エリアテーブルT33は、図10(b)の例に示すように、位置登録エリアIDと、当該位置登録エリアに属するセルを形成する基地局101乃至104の基地局IDとを、関連付けて記憶する。
周辺基地局探索部3016は、受信部3011において、元位置登録エリア要求情報を受信した場合、位置登録エリア履歴テーブルT32を参照し、当該元位置登録エリア要求情報に含まれる移動局IDに基づいて、位置登録エリアIDを特定する。そして、周辺基地局探索部3016は、位置登録エリアテーブルT33を参照して、特定した位置登録エリアIDに関連付けて記憶されている基地局IDを特定する。また、周辺基地局探索部3016は、特定した基地局IDを含む元位置登録エリア情報を生成し、送信部3012を介して、元位置登録エリア要求情報を送信した基地局101乃至104へ送信する。
次に移動局501乃至502の構成について説明する。なお、移動局501乃至502の構成は、同様であるため、移動局501の構成について説明する。
移動局501は、図11の例に示すように、受信部5011と、送信部5012と、位置登録エリア変更検出部5013と、通信切断検出部5014と、制御部5015とを具備する。
受信部5011は、基地局101乃至104から送信される各種情報を受信する。送信部5012は、基地局101乃至104へ、イベント情報である位置登録要求情報と、再接続要求情報とを送信する。
位置登録エリア変更検出部5013は、自局の移動などにより、自局の在圏する位置登録エリアが変更されたことを検出し、送信部5012を介して、自局と通信している基地局101乃至104へ、自局の移動局IDを含む位置登録情報を送信する。
通信切断検出部5014は、自局と基地局101乃至104との間における通信が切断したことを検出し、セルサーチを実行後に下り回線を受信することのできた基地局101乃至104に対して、自局の移動局IDを含む再接続要求情報を送信する。
制御部5015は、移動局501の各種機能を制御する。
なお、本実施形態では、上述する移動局501は、携帯電話機や、PDA(Personal Degital Assistant)や、ノート型コンピュータなどのモバイル機器を想定している。
(移動通信システムの動作)
次に、本実施形態に係る移動通信システム1の動作について説明する。かかる移動通信システム1では、基地局104の新設する際に、基地局104と集中制御局301とが、位置登録エリア設定処理を実施し、新設後の運用時に、基地局101乃至104と集中制御局301とが、周辺ゾーンテーブル更新処理を実施する。
また、移動通信システム1では、上述した周辺ゾーンテーブル更新処理が、移動局の位置登録エリアを変更する際と、移動局との通信を再接続する際とに実施される。以下に本実施形態に係る移動通信システム1の位置登録エリア設定処理と、周辺ゾーンテーブル更新処理の具体的な動作について説明する。
(位置登録エリア設定処理の動作)
図12を参照し、本実施形態に係る移動通信システム1における位置登録エリア設定処理の動作について説明する。ここで、基地局104は、新たに設置した新設の基地局であり、基地局101乃至103は、既に設置されている既設の基地局である。
図12のステップS101において、基地局104では、起動又は管理者の所定の操作によって、エリア割当要求部1013が、集中制御局301へ位置登録エリア要求情報を送信する。
ステップS102において、集中制御局301では、受信部3011が、位置登録エリア割当要求情報を受信する。また、エリア割当部3013が、受信した位置登録エリア割当要求情報に含まれる基地局ID(B104)と、新たに割り当てる位置登録エリア499を識別する位置登録エリアID(P499)とを関連付けて、位置登録エリアテーブルT33に記憶する。また、エリア割当部3013が、割り当てた位置登録エリアID(P499)を含む位置登録エリア割当情報を、基地局104へ送信する。
ステップS103において、基地局104は、位置登録エリア割当情報を受信し、受信した位置登録エリア割当情報に含まれる位置登録エリアID(B499)に基づいて、自局の位置登録エリア499を設定する。また、基地局104は、基地局101乃至103へ、周辺ゾーンテーブル要求情報(周辺ZT要求情報)を送信する。この時、周辺ゾーンテーブル要求情報を送信する送信先は、集中制御局301に収容される全ての基地局101乃至103であってもよいし、制御ルータ201が収容している基地局101乃至102であってもよい。
ステップS104において、基地局104は、周辺ゾーンテーブル応答情報(周辺ZT応答情報)を受信する。
ステップS105において、基地局104は、受信された周辺ゾーンテーブル応答情報に含まれる基地局情報の一つを特定し、自局の周辺ゾーンテーブルT14に記憶する。ここで、基地局情報の一つを特定する方法は、基地局101乃至103から送信された周辺ゾーンテーブル応答情報に含まれる全ての基地局情報に基づいて、最も多く含まれていた基地局情報を周辺ゾーンテーブルT14に記憶する。また、本実施形態では、基地局104が、基地局101の基地局情報を特定した場合を例に説明する。なお、かかる特定方法は、これに限らず、例えば、最も早く受信した周辺ゾーンテーブル応答情報を送信した基地局の基地局情報を、周辺ゾーンテーブルT14に記憶する基地局情報として、特定してもよい。また、基地局104は、周辺ゾーンテーブルT14への記憶を完了すると、周辺ゾーンテーブルT14に記憶したスクランブリングコードを、制御チャネルにより報知し、基地局104の運用を開始する。
ステップS106において、基地局104は、周辺ゾーンテーブルT14に記憶した基地局情報に対応する基地局101に対して、自局の基地局情報を含む周辺ゾーンテーブル追加要求情報(周辺ZT追加要求情報)を送信する。
ステップS107において、基地局101は、受信した周辺ゾーンテーブル追加要求情報に含まれる基地局104の基地局情報を、周辺ゾーンテーブルT11へ、記憶する。
以上のように、移動通信システム1において、上述する位置登録エリア設定処理が実施されることによって、基地局104には、位置登録エリア499が割り当てられると共に、周辺ゾーンテーブルに特定の基地局(例えば、基地局101)を記憶して、運用を開始する。
(位置登録エリア変更時の第1の周辺ゾーンテーブル更新処理)
図13を参照しながら、第1の周辺ゾーンテーブル更新処理の動作について説明する。まず、新設した基地局104を含む基地局101乃至104が、運用中に、周辺ゾーンテーブルT11乃至T14を更新する周辺ゾーンテーブル更新処理の具体的動作について説明する。
また、集中制御局301の基地局設定記憶部3014には、無線パラメータテーブルT31に基地局IDと、スクランブリングコードが、関連付けて記憶されている。
ステップS201において、移動局501では、新設基地局104とは異なる基地局(例えば、基地局101)が形成するセル(例えば、セルC101)から、基地局104が形成するセルC104へ移動した際、位置登録エリア変更検出部5013は、位置登録エリア499に移動したことを検出する。
ステップS202において、移動局501では、位置登録エリア変更検出部5013が、移動先のセルC104を形成する基地局104へ、自局の移動局IDを含む位置登録情報を送信し、基地局104は、当該位置登録要求情報を受信する。
ステップS203において、基地局104は、集中制御局301へ、元位置登録エリア要求情報を送信する。ここで、元位置登録エリア要求情報には、位置登録要求情報を送信した、移動局501の移動局ID(U501)が含まれている。
ステップS204において、集中制御局301は、受信部3011において、元位置登録エリア要求情報を受信する。また、周辺基地局探索部3016が、位置登録エリア履歴テーブルT32を参照し、受信した元位置登録エリア要求情報に含まれる移動局IDに基づいて、位置登録エリアID(例えば、P499)を特定する。そして、周辺基地局探索部3016は、位置登録エリアテーブルT33を参照して、特定した位置登録エリアIDに関連付けられている基地局ID(B101乃至B102)を特定する。また、周辺基地局探索部3016は、特定した基地局ID(B101乃至B102)を含む元位置登録エリア情報を生成し、基地局104へ送信する。
ステップS205において、基地局104は、集中制御局301から送信された元位置登録エリア情報を受信する。
ステップS206において、基地局104では、受信した情報に含まれる基地局情報が、周辺ゾーンテーブルT14に記憶されているか否かを判別し、記憶されていない基地局情報(例えば、基地局102の基地局情報)のみ、周辺ゾーンテーブルT14に記憶する。
ステップS207において、基地局104は、周辺ゾーンテーブルT14に記憶した基地局情報に対応する基地局102に対して、自局の基地局情報を含む周辺ゾーンテーブル追加要求情報(周辺ZT追加要求情報)を送信する。
ステップS208において、基地局102は、受信した周辺ゾーンテーブル追加要求情報に含まれる基地局104に関する基地局情報を、自局の周辺ゾーンテーブルに記憶する。
(位置登録エリア変更時の第2の周辺ゾーンテーブル更新処理)
図14を参照しながら、第2の周辺ゾーンテーブル更新処理の動作について説明する。ここで、上述する第1の周辺ゾーンテーブル更新処理では、集中制御局301の接続履歴記憶部3015において、位置登録エリア履歴テーブルT32及び位置登録エリアテーブルT33を備える場合を例に説明したが、本例では、基地局101乃至104の接続履歴記憶部1015が、位置登録エリア履歴テーブルT32及び位置登録エリアテーブルT33を備える場合を例に、第2の周辺ゾーンテーブル更新処理の動作について説明する。また、本例では、基地局101乃至104の周辺基地局探索部1017が、集中制御局301の周辺基地局探索部3016の機能を更に有している。
なお、本例では、移動通信システム1が、移動局501の位置登録エリアを変更する位置登録変更処理を行っているが、従来技術であるため、説明を省略する。また、図14に示すステップS211乃至ステップS212の動作は、第1の周辺ゾーンテーブル更新処理のステップS201乃至ステップS202の動作と同様であるため、説明を省略する。
ステップS213において、基地局104は、移動局501から送信された位置登録要求情報を受信する。また、基地局104では、周辺基地局探索部(周辺基地局探索部1017と同機能部)が、位置登録エリア履歴テーブルT32を参照し、受信した位置登録要求情報に含まれる移動局IDに基づいて、元の位置登録エリアID(例えば、P401)を特定する。そして、周辺基地局探索部は、位置登録エリアテーブルT33を参照して、特定した位置登録エリアIDに関連付けられている基地局ID(B101乃至B102)を特定する。また、基地局104では、周辺ゾーンテーブル管理部(周辺ゾーンテーブル管理部1018と同機能部)が、周辺ゾーンテーブルT14に当該特定した基地局ID(B101乃至B102)を記憶しているか否かを判別し、記憶していない基地局IDの基地局(例えば、基地局102)を決定する。
ステップS214において、基地局104では、周辺ゾーンテーブル管理部が、周辺ゾーンテーブルT14に記憶していないと決定した基地局IDの基地局(例えば、基地局102)へ、自局の基地局情報を含む周辺ゾーンテーブル追加要求情報(周辺ZT追加要求情報)を送信する。
ステップS215において、基地局102は、受信した周辺ゾーンテーブル追加要求情報に含まれる基地局104に関する基地局情報を、自局の周辺ゾーンテーブルに記憶する。
ステップS216において、基地局102は、周辺ゾーンテーブル追加要求情報を送信した基地局104へ、自局の基地局情報を含む周辺ゾーンテーブル追加応答情報(周辺ZT追加応答情報)を送信する。
ステップS217において、基地局104は、受信した周辺ゾーンテーブル追加応答情報に含まれる基地局102に関する基地局情報を、自局の周辺ゾーンテーブルに記憶する。
(通信再接続要求時の第3の周辺ゾーンテーブル更新処理)
図15を参照しながら、第3の周辺ゾーンテーブル更新処理の動作について説明する。また、上述する第1乃至第2の周辺ゾーンテーブル更新処理は移動局501が、位置登録エリアを変更する場合を例に説明したが、本例では、移動局502の通信が切断され、移動局502が、再接続要求する際の周辺ゾーンテーブル更新処理について説明する。
図15に示すステップS301において、基地局104(第1の基地局)のスクランブリングコードが基地局103から報知される周辺ゾーンテーブルの情報に含まれていない場合、移動局502は、例えば、基地局103との通信中に、基地局104が形成するセルC104へ移動すると、基地局104へハンドオーバできず、基地局103との通信が切断する。
ステップS302において、移動局502は、基地局104から送信される制御チャネルを受信し、基地局104へ、再接続要求情報を送信する。また、基地局104は、移動局502から送信された再接続要求情報を受信する。
ステップS303において、基地局104は、基地局101乃至103(第2の基地局)へ、移動局502の移動局ID(U502)を含む通信切断元問い合わせ情報を送信する。この時、通信切断元問い合わせ情報の送信先は、集中制御局301が収容する全ての基地局101乃至103であってもよいし、制御ルータ201が収容する基地局101乃至102であってもよい。さらに、かかる送信先は、移動局502が以前に在圏した位置登録エリアを、集中制御局301へ問い合わせて決定してもよい。
また、基地局101乃至103は、通信切断元問い合わせ情報を受信する。また、通信切断元問い合わせ情報を受信した基地局101乃至103では、当該通信切断元問い合わせ情報に含まれる移動局IDが、自局の通信切断履歴テーブルT101に記憶されているか否かを判定する。
ステップS304において、例えば、基地局103において、受信した通信切断元問い合わせ情報に含まれる移動局IDが、自局の通信切断履歴テーブルT101に記憶されていると判定した場合、基地局103では、自局の基地局情報を含む通信切断元応答情報を生成し、基地局104又へ送信する。
ステップS305において、基地局104は、通信切断元応答情報を受信する。
ステップS306において、基地局104は、受信した通信切断元応答情報に含まれる基地局情報を、自局の周辺ゾーンテーブルT14に記憶する。
ステップS307において、基地局104は、基地局103へ、自局の基地局情報を含む周辺ゾーンテーブル追加要求情報(周辺ZT追加要求情報)を送信する。
ステップS308において、基地局103は、受信した周辺ゾーンテーブル追加要求情報に含まれる基地局104の基地局情報を、自局の周辺ゾーンテーブルT13に記憶する。
(通信再接続要求時の第4の周辺ゾーンテーブル更新処理)
図16を参照しながら、第4の周辺ゾーンテーブル更新処理の動作について説明する。ここで、上述する第3の周辺ゾーンテーブル更新処理では、基地局101乃至104の接続履歴記憶部1015が、通信切断履歴テーブルT101を備える場合を例に説明したが、本例では、集中制御局301の接続履歴記憶部1015が、通信切断履歴テーブルT101を備える場合を例に、第4の周辺ゾーンテーブル更新処理の動作について説明する。また、本例では、集中制御局301の周辺基地局探索部3016が、基地局101乃至104の周辺基地局探索部1017の機能を更に有している。
また、図16に示すステップS311乃至ステップS312の動作は、第3の周辺ゾーンテーブル更新処理のステップS301乃至ステップS302の動作と同様であるため、説明を省略する。
ステップS313において、基地局104では、移動局502から送信された再接続要求情報を受信し、集中制御局301へ、移動局502の移動局ID(U502)を含む通信切断元問い合わせ情報を送信する。また、集中制御局301では、受信部3011が、通信切断元問い合わせ情報を受信する。
ステップS314において、集中制御局301では、受信した当該通信切断元問い合わせ情報に含まれる移動局IDが、通信切断履歴テーブルT101に記憶されているか否かを判定する。
また、集中制御局301では、かかる移動局IDが、通信切断履歴テーブルT101に記憶されていると判定した場合、周辺基地局探索部3016が、位置登録エリア履歴テーブルT32を参照し、当該移動局IDに基づいて、位置登録エリアID(例えば、P402)を特定する。続いて、周辺基地局探索部3016は、位置登録エリアテーブルT33を参照して、特定した位置登録エリアIDに関連付けられている基地局ID(B103)を特定する。
ステップS315において、集中制御局301では、周辺基地局探索部3016が、特定した基地局ID(B103)を含む通信切断元応答情報を生成し、基地局104へ送信する。
また、以後のステップS316乃至ステップS318の動作は、第3の周辺ゾーンテーブル更新処理におけるステップS306乃至ステップS308の動作と同様であるため、説明を省略する。
なお、本実施形態では、移動局501乃至502から送信されるイベント情報が、新設された基地局104で受信される場合を例に、周辺ゾーンテーブル更新処理の動作を説明したが、かかるイベント情報は、既設の基地局101乃至103で受信される場合であっても、上述した周辺ゾーンテーブル更新処理の実施は可能である。
(移動通信システムの作用・効果)
本実施形態に係る移動通信システム1によれば、基地局(例えば、基地局104)は、移動局501乃至502が移動する際に送信するイベント情報として、位置登録要求情報又は再接続要求情報を受信した際に、他の基地局(例えば、基地局103)又は集中制御局301へ、当該移動局501乃至502と以前に通信した他の基地局(例えば、基地局103)に関する基地局情報を要求すると共に、他の基地局(例えば、基地局103)の基地局情報を受信し、自局の周辺ゾーンテーブルT14に記憶する。
よって、かかる移動通信システム1によれば、移動局が受信する実際の無線範囲に基づいて、自局(セル)が隣接する他の基地局(セル)を高精度に特定できると共に、周辺に位置する他の基地局に関する基地局情報(無線通信用のパラメータ)を自局の周辺ゾーンテーブルT14に記憶することができる。
また、周辺ゾーンテーブルT14に記憶した他の基地局(例えば、基地局103)へも自局の基地局情報を送信するので、当該他の基地局103においても、自局の基地局情報を記憶させることが可能になる。また、周辺ゾーンテーブルT14に記憶する作業が、高精度にかつ自動で行われるので、特に、記憶部に記憶させる作業の多い、基地局を新設する際の作業負荷を低減することができる。
よって、かかる移動通信システム1によれば、基地局において、自局が報知する無線通信用のパラメータ情報(スクランブリングコード等)を高精度に設定するとともに、当該設定時の作業負荷を低減することができる。
また、かかる移動通信システム1によれば、集中制御局301が、エリア割当要求情報を送信した基地局(例えば、基地局104)に対して、新たな位置登録エリア(位置登録エリア499)を割り当てるので、移動局が、当該基地局104のセルC104に移動した際に送信する、より多くの位置登録要求情報をイベント情報として使用でき、周辺ゾーンテーブル更新処理を実施する頻度を増やすことができる。
よって、かかる移動通信システム1によれば、例えば、新設した基地局などの特定の基地局に備えられる周辺ゾーンテーブルへ、基地局情報をより早く記憶させることができる。
(その他の実施形態)
上述したように本発明の一例を説明したが、具体例を例示したに過ぎず、特に本発明を限定するものではなく、各部の具体的構成等は、適宜設計変更可能である。また、各実施形態及び各変更例の構成はそれぞれ組み合わせることが可能である。また、各実施形態及び各変更例の作用及び効果は、本発明から生じる最も好適な作用及び効果を列挙したに過ぎず、本発明による作用及び効果は、各実施形態及び各変更例に記載されたものに限定されるものではない。
第1の実施形態に係る移動通信システムの構成を示す概略図である。 (a)第1の実施形態に係る周辺ゾーンテーブルを示す図である。(b)第1の実施形態に係る周辺ゾーンテーブルを示す図である。 第1の実施形態に係る移動通信システムにおいて、基地局104を新たに設置した場合の構成を示す概略図である。 (a)第1の実施形態に係る周辺ゾーンテーブルを示す図である。(b)第1の実施形態に係る周辺ゾーンテーブルを示す図である。(c)第1の実施形態に係る周辺ゾーンテーブルを示す図である。 第1の実施形態に係る基地局の構成を示すブロック図である。 第1の実施形態に係る移動通信システムにおける通信切断履歴テーブルを示す図である。 第1の実施形態に係る移動通信システムにおける制御ルータの構成を示すブロック図である。 第1の実施形態に係る移動通信システムにおける集中制御局の構成を示すブロック図である。 第1の実施形態に係る移動通信システムにおける無線パラメータテーブルを示す図である。 (a)第1の実施形態に係る移動通信システムにおける位置登録エリア履歴テーブルを示す図である。(b)第1の実施形態に係る移動通信システムにおける位置登録エリアテーブルを示す図である。 第1の実施形態に係る移動通信システムにおける移動局の構成を示すブロック図である。 第1の実施形態に係る移動通信システムにおける位置登録エリア設定処理の動作を示すシーケンス図である。 第1の実施形態に係る移動通信システムにおける第1の周辺ゾーンテーブル更新処理の動作を示すシーケンス図である。 第1の実施形態に係る移動通信システムにおける第2の周辺ゾーンテーブル更新処理の動作を示すシーケンス図である。 第1の実施形態に係る移動通信システムにおける第3の周辺ゾーンテーブル更新処理の動作を示すシーケンス図である。 第1の実施形態に係る移動通信システムにおける第4の周辺ゾーンテーブル更新処理の動作を示すシーケンス図である。
符号の説明
A乃至H…ステップ、B101乃至B104…基地局ID、C101〜C104…セル、S101乃至S107…ステップ、S201乃至S208…ステップ、S211乃至S217…ステップ、S301乃至S308…ステップ、S311乃至S318…ステップ、T101…通信切断履歴テーブル、T11〜T14…周辺ゾーンテーブル、T31…無線パラメータテーブル、T32…位置登録エリア履歴テーブル、T33…位置登録エリアテーブル、1乃至8…ステップ、1…移動通信システム、101乃至104…基地局、201乃至202…制御ルータ、301…集中制御局、401乃至402…位置登録エリア、499…位置登録エリア、501乃至502…移動局、1011…受信部、1012…送信部、1013…エリア割当要求部、1014…エリア設定部、1015…接続履歴記憶部、1016…周辺ゾーンテーブル記憶部、1017…周辺基地局探索部、1018…周辺ゾーンテーブル管理部、1019…制御部、2011…受信部、2012…送信部、2013…制御部、3011…受信部、3012…送信部、3013…エリア割当部、3014…基地局設定記憶部、3015…接続履歴記憶部、3016…周辺基地局探索部、5011…受信部、5012…送信部、5013…位置登録エリア変更検出部、5014…通信切断検出部、5015…制御部

Claims (5)

  1. 移動局との間で無線通信する複数の基地局と、前記複数の基地局の上位にある制御局とを備える移動通信システムに配置された、前記基地局であって、
    前記移動局が移動した際に送信するイベント情報を受信する第1受信部と、
    前記イベント情報を送信した前記移動局との間で以前に通信した他の基地局を識別する基地局IDと、前記他の基地局に設定されている無線通信用のパラメータ情報とを含む基地局情報を要求するための要求情報を、前記他の基地局又は前記制御局へ送信する第1送信部と、
    前記他の基地局又は前記制御局から送信された前記基地局情報を受信する第2受信部と、
    前記基地局情報を受信した際、受信した前記基地局情報を記憶部に記憶させる管理部と、
    前記記憶部に記憶した前記他の基地局に対して、自局の基地局情報を送信する第2送信部と、
    他の基地局から送信された要求情報を受信する第3受信部と、
    前記第3受信部が受信した前記要求情報に含まれ、前記イベント情報を送信した移動局を識別する移動局IDに基づいて、自局が前記イベント情報を送信した前記移動局との間で以前に通信したか否かを判定する判定部と、
    前記判定部が以前に通信したと判定した場合、自局の基地局情報を、前記要求情報を送信した前記他の基地局へ送信する第3送信部と
    を具備することを特徴とする基地局。
  2. 前記イベント情報は、前記移動局が存在する位置を示す位置登録エリアの変更を要求する位置登録要求情報であることを特徴とする請求項1に記載の基地局。
  3. 前記イベント情報は、前記他の基地局と前記移動局との間の通信が切断された際に、通信の再接続を要求するために前記移動局から送信される再接続要求情報であることを特徴とする請求項1に記載の基地局。
  4. 前記管理部は、前記記憶部に前記基地局情報を記憶させる際、前記記憶部に記憶されていない前記基地局情報のみを記憶させることを特徴とする請求項1に記載の基地局。
  5. 移動局との間で無線通信する複数の基地局と、前記複数の基地局の上位にある制御局とを備える移動通信システムにおける通信方法であって、
    前記制御局が、前記基地局を識別する基地局IDと、前記基地局に設定される無線通信用のパラメータ情報とを含む基地局情報を記憶するステップと、
    前記基地局が、前記移動局が移動した際に送信するイベント情報を受信するステップと、
    基地局が、前記イベント情報を送信した前記移動局との間で以前に通信した他の基地局を識別する基地局IDと、前記他の基地局に設定されている無線通信用のパラメータ情報とを含む基地局情報を要求するための要求情報を、前記制御局へ送信するステップと、
    前記制御局が、前記移動局が移動した際に送信するイベント情報を受信した前記基地局から、前記移動局と以前に通信した前記基地局の前記基地局情報を要求する要求情報を受信するステップと、
    前記制御局が、記憶している前記基地局情報に基づいて、前記要求情報を送信した前記基地局に対して、前記移動局と以前に通信した前記基地局の前記基地局情報を送信するステップと、
    前記基地局が、前記制御局から送信された前記基地局情報を受信するステップと、
    前記基地局が、前記基地局情報を受信した際、受信した前記基地局情報を記憶するステップと、
    前記基地局が、記憶した前記基地局情報に対応する他の基地局に対して、自局の基地局情報を送信するステップと、
    他の基地局から送信された要求情報を受信するステップと、
    受信した前記要求情報に含まれ、前記イベント情報を送信した移動局を識別する移動局IDに基づいて、自局が前記イベント情報を送信した前記移動局との間で以前に通信したか否かを判定するステップと、
    前記判定するステップにおいて、自局が前記イベント情報を送信した前記移動局との間で以前に通信したと判定した場合、自局の基地局情報を、前記要求情報を送信した前記他の基地局へ送信するステップと
    を具備することを特徴とする通信方法。
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